特許第6075894号(P6075894)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6075894管理装置、管理装置と通信可能な端末装置、サービス提供システム、管理装置の制御方法、及び管理装置のプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6075894
(24)【登録日】2017年1月20日
(45)【発行日】2017年2月8日
(54)【発明の名称】管理装置、管理装置と通信可能な端末装置、サービス提供システム、管理装置の制御方法、及び管理装置のプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20170130BHJP
【FI】
   G06Q50/10
【請求項の数】9
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2014-518367(P2014-518367)
(86)(22)【出願日】2013年5月9日
(86)【国際出願番号】JP2013063065
(87)【国際公開番号】WO2013179867
(87)【国際公開日】20131205
【審査請求日】2015年11月24日
(31)【優先権主張番号】特願2012-123774(P2012-123774)
(32)【優先日】2012年5月30日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】506113602
【氏名又は名称】株式会社コナミデジタルエンタテインメント
(74)【代理人】
【識別番号】100125689
【弁理士】
【氏名又は名称】大林 章
(74)【代理人】
【識別番号】100128598
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 聖一
(74)【代理人】
【識別番号】100121108
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 太朗
(72)【発明者】
【氏名】夏目 恭行
(72)【発明者】
【氏名】篠田 健吾
(72)【発明者】
【氏名】橋本 卓也
(72)【発明者】
【氏名】恒松 勇二
【審査官】 田中 啓介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−061060(JP,A)
【文献】 特開2009−146315(JP,A)
【文献】 特開2011−232836(JP,A)
【文献】 特開2003−030361(JP,A)
【文献】 特開2007−287131(JP,A)
【文献】 特開2008−276414(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F13/00、17/30、19/00
G06Q10/00−10/10
30/00−30/08
50/00−50/20
50/26−99/00
H04M3/00、3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
H04N7/10、7/14−7/173
7/20−7/56
21/00−21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置と通信可能な管理装置であり、かつ、前記第1利用者の端末装置と通信可能で、コンピュータを備えた管理装置のプログラムであって、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
前記第2利用者を一意に識別する第2識別情報のうち所定の利用者の第2識別情報に基づいて、前記外部管理装置で管理する前記第2特定関係情報を取得する取得部と、
前記端末装置からの要求に応じて、前記第2識別情報と、前記第2特定関係情報と、前記第1利用者を一意に識別し、前記第2識別情報と対応関係を有する第1識別情報または前記第1利用者同士の特定の関係を示す第1特定関係情報とに基づいて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定する特定部と、
前記特定部により特定した前記特定外部利用者を前記端末装置の表示部に表示させることが可能な表示制御部と、
前記端末装置からの要求に応じて、前記第1サービスの利用を促す利用案内の送信を、前記端末装置により選択された前記特定外部利用者宛に行う旨の送信要求を、前記外部管理装置に送信する送信要求送信部と、
前記端末装置により選択された前記特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記所定の利用者に関する表示情報として表示する旨の表示要求を前記外部管理装置に送信する表示要求送信部と、
として機能させることを特徴とする管理装置のプログラム。
【請求項2】
前記表示要求送信部は、前記端末装置により選択された特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記端末装置により選択された特定外部利用者に関する表示情報として表示する旨の表示要求を前記外部管理装置に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置のプログラム。
【請求項3】
前記表示要求送信部は、前記所定の利用者を識別する前記第2識別情報を、前記表示要求と共に前記外部管理装置に送信する
ことを特徴する請求項1に記載の管理装置のプログラム。
【請求項4】
第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置と通信可能な管理装置と少なくとも通信可能で、コンピュータを備えた前記第1利用者の端末装置のプログラムであって、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
前記第1利用者のうち所定の利用者の操作に応じて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定することを前記管理装置に対して要求する第1要求部と、
前記管理装置の表示制御部の制御により、前記管理装置において特定された特定外部利用者を示す情報を表示する表示部と、
前記所定の利用者の操作に応じてまたは任意に、前記表示部に表示した前記特定外部利用者を示す情報の中から一または複数の前記特定外部利用者を選択する選択部と、
前記選択部により選択した前記特定外部利用者宛に、前記第1サービスの利用を促す利用案内を送信することを前記管理装置に対して要求する第2要求部と、
として機能させることを特徴とする端末装置のプログラム。
【請求項5】
前記第2要求部は、
前記選択部により選択した特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記所定の利用者に関する表示情報として表示する旨の表示要求を前記管理装置から前記外部管理装置に送信することを前記管理装置にさらに要求する
ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置のプログラム。
【請求項6】
第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置と通信可能な管理装置と、前記管理装置と通信可能な前記第1利用者の端末装置とを備えるサービス提供システムであって、
前記第2利用者を一意に識別する第2識別情報のうち所定の利用者の第2識別情報に基づいて、前記外部管理装置で管理する前記第2特定関係情報を取得する取得部と、
前記第2識別情報と、前記第2特定関係情報と、前記第1利用者を一意に識別し、前記第2識別情報と対応関係を有する第1識別情報または前記第1利用者同士の特定の関係を示す第1特定関係情報とに基づいて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定する特定部と、
前記特定部により特定した前記特定外部利用者を前記端末装置の表示部に表示させる表示制御部と、
前記第1サービスの利用を促す利用案内の送信を、前記所定の利用者による前記端末装置の操作に応じて選択された前記特定外部利用者宛に行う旨の送信要求を、前記外部管理装置に送信する送信要求送信部と、
前記選択された前記特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記所定の利用者に関する表示情報として前記所定の利用者の前記端末装置の表示部に表示する旨の表示要求を前記外部管理装置に送信する表示要求送信部と、を備える、
ことを特徴とするサービス提供システム。
【請求項7】
第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置と通信可能な管理装置であり、かつ、前記第1利用者の端末装置と通信可能な管理装置の制御方法であって、
前記第2利用者を一意に識別する第2識別情報のうち所定の利用者の第2識別情報に基づいて、前記外部管理装置で管理する前記第2特定関係情報を取得し、
前記端末装置からの要求に応じて、前記第2識別情報と、前記第2特定関係情報と、前記第1利用者を一意に識別し、前記第2識別情報と対応関係を有する第1識別情報または前記第1利用者同士の特定の関係を示す第1特定関係情報とに基づいて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定し、
前記特定した前記特定外部利用者を前記端末装置の表示部に表示させ、
前記端末装置からの要求に応じて、前記第1サービスの利用を促す利用案内の送信を、前記端末装置により選択された前記特定外部利用者宛に行う旨の送信要求を、前記外部管理装置に送信し、
前記端末装置により選択された前記特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記所定の利用者に関する表示情報として表示する旨の表示要求を前記外部管理装置に送信する
ことを特徴する管理装置の制御方法。
【請求項8】
第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置と通信可能な管理装置であり、かつ、前記第1利用者の端末装置と通信可能な管理装置であって、
前記第2利用者を一意に識別する第2識別情報のうち所定の利用者の第2識別情報に基づいて、前記外部管理装置で管理する前記第2特定関係情報を取得する取得部と、
前記端末装置からの要求に応じて、前記第2識別情報と、前記第2特定関係情報と、前記第1利用者を一意に識別し、前記第2識別情報と対応関係を有する第1識別情報または前記第1利用者同士の特定の関係を示す第1特定関係情報とに基づいて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定する特定部と、
前記特定部により特定した前記特定外部利用者を前記端末装置の表示部に表示させることが可能な表示制御部と、
前記端末装置からの要求に応じて、前記第1サービスの利用を促す利用案内の送信を、前記端末装置により選択された前記特定外部利用者宛に行う旨の送信要求を、前記外部管理装置に送信する送信要求送信部と、
前記端末装置により選択された前記特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記所定の利用者に関する表示情報として表示する旨の表示要求を前記外部管理装置に送信する表示要求送信部とを備える、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項9】
第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置と通信可能な管理装置と少なくとも通信可能な前記第1利用者の端末装置であって、
前記第1利用者のうち所定の利用者の操作に応じて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定することを前記管理装置に対して要求する第1要求部と、
前記管理装置の表示制御部の制御により、前記管理装置において特定された特定外部利用者を示す情報を表示する表示部と、
前記所定の利用者の操作に応じてまたは任意に、前記表示部に表示した前記特定外部利用者を示す情報の中から一または複数の前記特定外部利用者を選択する選択部と、
前記選択部により選択した前記特定外部利用者宛に、前記第1サービスの利用を促す利用案内を送信することを前記管理装置に対して要求する第2要求部とを備える
ことを特徴とする端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、あるサービスで特定の関係になった特定利用者に対して、他のサービスへの参加を促す技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット上で提供するサービスが急速に普及している。この種のサービスの一つとして、SNS(Social Networking Service)を提供するウェブサイトが知られている。このウェブサイトでは、利用者同士のコミュニケーションを図るため、友達関係を構築できるようになっている。そして、友達同士で投稿、チャット、メールといったコミュニケーションのツールが提供として提供する手段が利用されている。特許文献1には、あるコミュニティに属する利用者を一覧表示させ、ある利用者がその中から友達関係を構築したい他の利用者を特定し、特定した他の利用者に対して前記ある利用者の所定の情報を送信し、友達関係の構築を承認するか否かを前記他の利用者に選択させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2009−520276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1は、前記ある利用者から前記他の利用者に対して友達関係を構築したい旨を申請している段階では、このような申請が行われていることは、申請を行った前記ある利用者と、申請を受けている前記他の利用者しか知ることができず、それ以外の利用者は把握することができない。
したがって、例えば、この友達関係の構築が、SNSで利用可能なアプリケーション上における友達関係の構築であった場合には、このアプリケーションの存在自体が、申請を行った前記ある利用者と申請を受けている前記他の利用者以外の利用者には知られることがない。つまり、仮に、このアプリケーションに興味を持つ可能性がある利用者がいたと想定すると、このアプリケーションへの新たな参加者の獲得の機会が失われる可能性があった。
本発明は、この点に鑑みてなされたものであり、あるサービスへの参加要請を当事者以外にも表示することにより、このサービスへの新たな参加を促すことなどを解決課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために本発明が採用する手段を以下に説明する。なお、本発明の理解を容易にするために以下では図面の参照符号を便宜的に括弧書きで付記するが、本発明を図示の形態に限定する趣旨ではない。
【0006】
上述した課題を解決するため、本発明に係る管理装置のプログラムは、第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置(3)と通信可能な管理装置(1)であり、かつ、前記第1利用者の端末装置(2)と通信可能で、コンピュータを備えた管理装置のプログラムであって、前記プログラムは、前記コンピュータを、前記第2利用者を一意に識別する第2識別情報のうち所定の利用者の第2識別情報に基づいて、前記外部管理装置(3)で管理する前記第2特定関係情報を取得する取得部(11)と、前記端末装置(2)からの要求に応じて前記第2識別情報と、前記第2特定関係情報と、前記第1利用者を一意に識別し、前記第2識別情報と対応関係を有する第1識別情報または前記第1利用者同士の特定の関係を示す第1特定関係情報とに基づいて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定する特定部(13)と、前記特定部(13)により特定した前記特定外部利用者を前記端末装置(2)の表示部(21)に表示させることが可能な表示制御部(14)と、前記端末装置(2)からの要求に応じて、前記第1サービスの利用を促す利用案内の送信を、前記端末装置(2)により選択された前記特定外部利用者宛に行う旨の送信要求を、前記外部管理装置(3)に送信する送信要求送信部(16)と、前記端末装置(2)により選択された前記特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記所定の利用者に関する表示情報として表示する旨の表示要求を前記外部管理装置(3)に送信する表示要求送信部(17)と、として機能させることを特徴とする。
この発明において、特定の関係は、例えば友達関係を挙げることができるが、これに限定されない。要は、一定の規則に基づいて構築される関係であればどのようなものであってもよい。第1サービスの利用を促す利用案内は、第1サービスの利用を開始するためのページへのリンク情報であってもよいし、第1サービスのトップページへのリンク情報であってもよいし、第1サービスを特定可能な名称情報等であってもよい。第1サービスを示唆する示唆情報は、第1サービスに関連のある文言やフレーズであってもよいし、第1サービスの利用を開始するためのページへのリンク情報が貼り付けられたアイコンでもよいし、第1サービスを特定可能な名称情報等であってもよい。特定外部利用者に関する情報は、特定外部利用者の名前や第2サービス上の利用者名、あるいは、特定外部利用者のアイコン等でもよい。所定の利用者に関する表示情報は、第2サービス上における所定の利用者のアクティビティを一覧表示するページの表示情報であってもよいし、第2サービス上における所定の利用者のアクティビティをお知らせとして表示する領域の表示情報であってもよい。
【0007】
上述の管理装置のプログラムにおいて、前記表示要求送信部(17)は、前記端末装置(2)により選択された特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記端末装置(2)により選択された特定外部利用者に関する表示情報として表示する旨の表示要求を前記外部管理装置に送信するようにしてもよい。
この発明において、特定外部利用者に関する表示情報は、第2サービス上における特定外部利用者のアクティビティを一覧表示するページの表示情報であってもよいし、第2サービス上における特定外部利用者のアクティビティをお知らせとして表示する領域の表示情報であってもよい。
【0008】
上述した管理装置のプログラムにおいて、前記表示要求送信部(17)は、前記所定の利用者を識別する前記第2識別情報を、前記表示要求と共に前記外部管理装置に送信するようにしてもよい。
【0009】
本発明に係る端末装置のプログラムは、第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置(3)と通信可能な管理装置(1)と少なくとも通信可能で、コンピュータを備えた前記第1利用者の端末装置のプログラムであって、前記プログラムは、前記コンピュータを、前記所定の利用者の操作に応じて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定することを前記管理装置(1)に対して要求する第1要求部(21)と、前記管理装置(1)の表示制御部(14)の制御により、前記管理装置(1)において特定された特定外部利用者を示す情報を表示する表示部(22)と、前記所定の利用者の操作に応じてまたは任意に、前記表示部(22)に表示した前記特定外部利用者を示す情報の中から一または複数の前記特定外部利用者を選択する選択部(23)と、前記選択部(23)により選択した前記特定外部利用者宛に、前記第1サービスの利用を促す利用案内を送信することを前記管理装置(1)に対して要求する第2要求部と、として機能させることを特徴とする。
この発明において、特定の関係は、例えば友達関係を挙げることができるが、これに限定されない。要は、一定の規則に基づいて構築される関係であればどのようなものであってもよい。第1サービスの利用を促す利用案内は、第1サービスの利用を開始するためのページへのリンク情報であってもよいし、第1サービスのトップページへのリンク情報であってもよいし、第1サービスを特定可能な名称情報等であってもよい。特定外部利用者を示す情報は、特定外部利用者の名前や第2サービス上の利用者名、あるいは、特定外部利用者のアイコン等でもよい。
【0010】
上述した端末装置のプログラムにおいて、前記第2要求部(24)は、前記選択部(23)により選択した特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記所定の利用者に関する表示情報として表示する旨の表示要求を前記管理装置(1)から前記外部管理装置(3)に送信することを前記管理装置(1)にさらに要求するようにしてもよい。
この発明において、特定外部利用者に関する情報は、特定外部利用者の名前や第2サービス上の利用者名、あるいは、特定外部利用者のアイコン等でもよい。第1サービスを示唆する示唆情報は、第1サービスに関連のある文言やフレーズであってもよいし、第1サービスの利用を開始するためのページへのリンク情報が貼り付けられたアイコンでもよいし、第1サービスを特定可能な名称情報等であってもよい。所定の利用者に関する表示情報は、第2サービス上における所定の利用者のアクティビティを一覧表示するページの表示情報であってもよいし、第2サービス上における所定の利用者のアクティビティをお知らせとして表示する領域の表示情報であってもよい。
【0011】
本発明に係るサービス提供システムは、第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置(3)と通信可能な管理装置(1)と、前記管理装置(1)と通信可能な前記第1利用者の端末装置(2)とを備えるサービス提供システムであって、前記第2利用者を一意に識別する第2識別情報のうち所定の利用者の第2識別情報に基づいて、前記外部管理装置(3)で管理する前記第2特定関係情報を取得する取得部(11)と、前記第2識別情報と、前記第2特定関係情報と、前記第1識別情報または前記第1特定関係情報とに基づいて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定する特定部(13)と、前記特定部(13)により特定した前記特定外部利用者を前記端末装置(2)の表示部(22)に表示させる表示制御部(14)と、前記第1サービスの利用を促す利用案内の送信を、前記所定の利用者による前記端末装置(2)の操作に応じて選択された前記特定外部利用者宛に行う旨の送信要求を、前記外部管理装置(3)に送信する送信要求送信部(16)と、前記選択された前記特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記所定の利用者に関する表示情報として前記所定の利用者の前記端末装置の表示部に表示する旨の表示要求を前記外部管理装置(3)に送信する表示要求送信部(17)と、を備える、ことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る管理装置の制御方法は、第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置(3)と通信可能な管理装置(1)であり、かつ、前記第1利用者の端末装置と通信可能な管理装置(1)の制御方法であって、前記第2利用者を一意に識別する第2識別情報のうち所定の利用者の第2識別情報を取得し、前記第1利用者を一意に識別し、前記第2識別情報と対応関係を有する第1識別情報および前記第1利用者同士の特定の関係を示す第1特定関係情報の少なくともいずれか一方を記憶し、前記第2識別情報に基づいて、前記外部管理装置(3)で管理する前記特定関係情報を取得し、前記端末装置(2)からの要求に応じて、前記第2識別情報と、前記第2特定関係情報と、前記記憶した前記第1識別情報または前記第1特定関係情報とに基づいて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定し、前記特定した前記特定外部利用者を前記端末装置(2)の表示部(22)に表示させ、前記端末装置(2)からの要求に応じて、前記第1サービスの利用を促す利用案内の送信を、前記端末装置(2)により選択された前記特定外部利用者宛に行う旨の送信要求を、前記外部管理装置(3)に送信し、前記端末装置(2)により選択された前記特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記所定の利用者に関する表示情報として表示する旨の表示要求を前記外部管理装置(3)に送信することを特徴する。
【0013】
本発明に係る管理装置は、第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置(3)と通信可能な管理装置(1)であり、かつ、前記第1利用者の端末装置(2)と通信可能な管理装置であって、前記第2利用者を一意に識別する第2識別情報のうち所定の利用者の第2識別情報に基づいて、前記外部管理装置(3)で管理する前記第2特定関係情報を取得する取得部(11)と、前記端末装置(2)からの要求に応じて、前記第2識別情報と、前記特定関係情報と、前記第1利用者を一意に識別し、前記第2識別情報と対応関係を有する第1識別情報または前記第1利用者同士の特定の関係を示す第1特定関係情報とに基づいて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定する特定部(13)と、前記特定部(13)により特定した前記特定外部利用者を前記端末装置(2)の表示部(22)に表示させることが可能な表示制御部(14)と、前記端末装置(2)からの要求に応じて、前記第1サービスの利用を促す利用案内の送信を、前記端末装置(2)により選択された前記特定外部利用者宛に行う旨の送信要求を、前記外部管理装置(3)に送信する送信要求送信部(16)と、前記端末装置(2)により選択された前記特定外部利用者に関する情報と、前記第1サービスを示唆する示唆情報とを、前記第2サービスにおける前記所定の利用者に関する表示情報として表示する旨の表示要求を前記外部管理装置(3)に送信する表示要求送信部(17)とを備える、ことを特徴とする。
【0014】
本発明に係る端末装置(2)は、第1サービスの提供を受ける第1利用者を含む第2利用者に対して第2サービスを提供すると共に前記第2利用者同士の特定の関係を示す第2特定関係情報を管理する外部管理装置(3)と通信可能な管理装置(1)と少なくとも通信可能な前記第1利用者の端末装置であって、前記所定の利用者の操作に応じて、前記所定の利用者と前記特定の関係を有する第2利用者である特定第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第1の外部利用者と、前記特定第2利用者と前記特定の関係を有する第2利用者のうち、前記第1利用者に該当しない第2の外部利用者との少なくとも一方を特定外部利用者として特定することを前記管理装置(1)に対して要求する第1要求部(21)と、前記管理装置(1)の表示制御部の制御により、前記管理装置(1)において特定された特定外部利用者を示す情報を表示する表示部(22)と、前記所定の利用者の操作に応じてまたは任意に、前記表示部に表示した前記特定外部利用者を示す情報の中から一または複数の前記特定外部利用者を選択する選択部(23)と、
前記選択部(23)により選択した前記特定外部利用者宛に、前記第1サービスの利用を促す利用案内を送信することを前記管理装置(1)に対して要求する第2要求部(24)とを備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の第1実施形態に係るサービス提供システムのブロック図である。
図2】SNS利用者とゴルフ利用者の関係を示す説明図である。
図3】端末装置の表示画面の一例を示す説明図である。
図4】ゴルフ利用者情報テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。
図5】SNS利用者情報テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。
図6】SNS友達情報テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。
図7】管理サーバの構成を示すブロック図である。
図8】端末装置の構成を示すブロック図である。
図9】表示処理に関するサービス提供システムの動作シーケンスを示すシーケンス図である。
図10】表示処理に関するサービス提供システムの動作シーケンスを示すシーケンス図である。
図11A】直接SNS友達を特定する処理を示す説明図である。
図11B】間接SNS友達を特定する処理を示す説明図である。
図12】直接ゴルフ友達と間接ゴルフ友達の配置を説明するための説明図である。
図13】招待処理に関するサービス提供システムの動作シーケンスを示すシーケンス図である。
図14】ゴルフ友達申請の表示画面の一例を示す説明図である。
図15】ゴルフ友達申請の確認画面の一例を示す説明図である。
図16】ゴルフ友達申請の承認後の画面の一例を示す説明図である。
図17】通知処理及び公開処理に関するサービス提供システムの動作シーケンスを示すシーケンス図である。
図18】ゴルフ友達申請を受けた利用者のSNSのマイページにおける表示画面の一例を示す説明図である。
図19】ゴルフ友達申請を受けた利用者のSNSのマイページにおけるお知らせ表示画面の一例を示す説明図である。
図20】ゴルフ友達申請を承認した利用者のメッセージを含むマイページの一例を示す説明図である。
図21】ゴルフ友達申請を行った利用者のSNSのマイページにおける公開表示画面の一例を示す説明図である。
図22】第2実施形態に係る管理サーバのブロック図である。
図23】ゴルフ友達情報テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。
図24】表示情報生成処理の内容を示すフローチャートである。
図25A】間接SNS友達を特定する処理を示す説明図である。
図25B】直接ゴルフ友達を特定する処理を示す説明図である。
図25C】間接ゴルフ友達を特定する処理を示す説明図である。
図26】第2実施形態に係る招待処理に関するサービス提供システムの動作シーケンスを示すシーケンス図である。
図27A】第2実施形態に係る外部利用者の一例を説明するための説明図である。
図27B】第2実施形態に係る外部利用者の一例を説明するための説明図である。
図28】ゴルフ友達申請を受けた利用者のSNSのマイページに公開表示を行う表示画面の一例を示す説明図である。
図29A】外部利用者の一例を説明するための説明図である。
図29B】外部利用者の一例を説明するための説明図である。
図30】端末装置の表示画面の一例を示す説明図である。
図31】友達を招待する際に端末装置の表示画面の一例を示す説明図である。
図32】本発明の変形例に係るサービス提供システムのブロック図である。
図33】本発明の変形例に係るサービス提供システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、実施形態として、本発明に係る管理サーバを用いたサービス提供システムについて、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
<1.サービス提供システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係るサービス提供システム100のブロック図である。このサービス提供システム100は、インターネットなどの通信網NETを介して、ゴルフ情報アプリケーションを提供する管理サーバ1、利用者の端末装置2、SNSサイトを提供する外部管理サーバ3を備える。以下の説明では、管理サーバ1のゴルフ情報アプリケーションを利用する利用者をゴルフ利用者(「第1利用者」の一例)、外部管理サーバ3のSNSの利用者をSNS利用者(「第2利用者」の一例)と称する。
外部管理サーバ3が提供するSNSサイトは、利用者同士のコミュニケーションツール(すなわち、利用者の間で行われるメッセージ管理情報の授受。例えば、掲示板、メール、チャット等)を提供する。また、SNSサイトにおいて、友達関係は、アクション元のSNS利用者が友達申請を行い、これをアクション先のSNS利用者が承認することによって構築される。外部管理サーバ3は、SNS利用者同士の特定の関係であるSNS友達関係を示す友達情報(「特定関係情報」の一例)を管理する。
【0017】
利用者の端末装置2は、通信網NETを介した通信が可能であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末などが該当する。
管理サーバ1は、特定のサービスを提供する。本実施形態の管理サーバ1は、ゴルフ情報アプリケーションをゴルフ利用者に提供する。本実施形態では、ゴルフ情報アプリケーションの提供を一例と説明するが、管理サーバ1は、ゲームなどのアプリケーションの提供、ホテルの予約などを含む旅行情報の提供、コンサート情報の提供、サービスや物品の販売を提供するものであってもよい。
【0018】
外部管理サーバ3が提供するSNS(「第2サービス」の一例)においては、掲示板、メール、チャット等を利用することができるだけでなく、ゲームや実用的なツールなどのソーシャルアプリケーションを利用することができる。このソーシャルアプリケーションは、前記SNSの提供者以外の提供者によっても提供されることがあり、ソーシャルアプリケーションを利用するか否か、あるいは、どのソーシャルアプリケーションを利用するかは、SNS利用者が任意に決定できるようになっている。SNS利用者がソーシャルアプリケーションの利用を希望する場合には、当該ソーシャルアプリケーションが当該SNS利用者のプロフィール情報やSNS上の前記友達情報にアクセスする機能や、当該ソーシャルアプリケーションが当該SNS利用者の代わりに掲示板等に投稿する機能等についての許可を求める場合がある。ソーシャルアプリケーションによっては、SNS利用者がこれらの機能について許可したことを以って、当該ソーシャルアプリケーションの利用者になる場合がある。このようなソーシャルアプリケーションは、一般に、SNSサイト内に当該ソーシャルアプリケーションの画面が表示されるため、SNS利用者にとっては、あたかもSNSのサービスの一つを利用しているような感覚で、ソーシャルアプリケーションを利用することになる。
本実施形態の管理サーバ1によって提供されるゴルフ情報アプリケーション(「第1サービス」の一例)は、一例として、上述のようなソーシャルアプリケーションにより提供されるサービスである。本実施形態においては、SNS利用者がゴルフ情報アプリケーションの利用者であるゴルフ利用者になるためには、ゴルフ情報アプリケーションが当該SNS利用者のプロフィール情報やSNS上の前記友達情報にアクセスする機能や、ゴルフ情報アプリケーションが当該SNS利用者の代わりに掲示板等に投稿する機能等についての承認を行うようになっている。SNS利用者がこの承認を行うことにより、当該SNS利用者はゴルフ利用者となる。
【0019】
つまり、ゴルフ利用者は、図2に示すようにSNS利用者に含まれる。換言すれば、管理サーバ1は、ゴルフ利用者にゴルフ情報アプリケーションを提供し、外部管理サーバ3のSNS利用者に限って、ゴルフ情報アプリケーションのゴルフ利用者として登録する。一方、外部管理サーバ3は、ゴルフ利用者を含むSNS利用者に対してSNSを提供する。このように、ゴルフ利用者はSNS利用者に含まれ、しかも、上述のようにゴルフ情報アプリケーションがSNS利用者のプロフィール情報やSNS上の友達情報にアクセスする機能や、ゴルフ情報アプリケーションがSNS利用者の代わりに掲示板等に投稿する機能等について、SNS利用者の承認を得ている。したがって、第1実施形態の管理サーバ2は、ゴルフ利用者の友達関係をSNS利用者の友達関係を用いて管理する。本実施形態では、図2に示すように、あるゴルフ利用者(以下、ゴルフ利用者Aと称する。)とSNS上の友達関係にあるSNS利用者を直接SNS友達とし、直接SNS友達とSNS上の友達関係にあるSNS利用者を間接SNS友達として管理する。また、直接SNS友達であり、且つゴルフ利用者である友達を直接ゴルフ友達とし、間接SNS友達であり、且つゴルフ利用者である友達を間接ゴルフ友達として管理する。
【0020】
図1を参照して、管理サーバ1の機能を説明する。管理サーバ1は、ゴルフ利用者情報テーブルTBL11を記憶した記憶部15を備える。また、記憶部15には、管理サーバ1を制御するプログラムが記憶されている。ゴルフ利用者情報テーブルTBL11には、ゴルフ利用者を一意に識別する識別情報UIDなどが格納されている。管理サーバ1は、取得部11と、特定部13と、表示制御部14とを備える。取得部11は、前記ゴルフ利用者A(「所定の利用者」の一例)の端末装置2から当該ゴルフ利用者Aの友達関係を表示する要求を受信すると、記憶部15に記憶された当該ゴルフ利用者Aの識別情報UIDに基づいて、外部管理サーバ3で管理する友達情報を取得可能になっている。特定部13は、記憶部15に記憶されているゴルフ利用者の識別情報UID及び取得部11により取得した友達情報に基づいて、前記ゴルフ利用者Aと友達関係を有するSNS利用者のうちゴルフ利用者に該当する者を直接ゴルフ友達として特定し、前記ゴルフ利用者Aと友達関係を有するSNS利用者と更に友達関係を有するSNS利用者(間接SNS友達)のうちゴルフ利用者に該当する者を間接ゴルフ友達として特定する。表示制御部14は、特定部13で特定した直接ゴルフ友達及び間接ゴルフ友達の関連性を示す関係図を表示するために必要な情報、及び後述する特定外部利用者を表示するために必要な情報を含む応答を前記ゴルフ利用者Aの端末装置2に送信する。
また、本実施形態では、前記ゴルフ利用者Aの直接SNS友達または間接SNS友達ではあるが、まだゴルフ友達にはなっていないSNS利用者を選択し、この選択したSNS利用者(「特定外部利用者」の一例)に対して、ゴルフ情報アプリケーションの利用を促す利用案内を送信するようになっている。管理サーバ1は、このゴルフ情報アプリケーションの利用を促す利用案内を送信する旨を前記ゴルフ利用者Aの端末装置2から要求されると、この利用案内を前記選択したSNS利用者宛てに行う旨の送信要求を外部管理サーバ3に送信する送信要求送信部16を備えている。
さらに、管理サーバ1は、前記選択されたSNS利用者に関する情報と、ゴルフ情報アプリケーションを示唆する示唆情報とを、SNSにおける前記ゴルフ利用者Aに関する表示情報として表示する旨の表示要求を外部管理サーバ3に送信する表示要求送信部17を備えている。
【0021】
図1を参照して、端末装置2の機能を説明する。端末装置2は、前記ゴルフ利用者Aの直接SNS友達ではあるがまだゴルフ友達にはなっていないSNS利用者、及び間接SNS友達ではあるがまだゴルフ友達にはなっていないSNS利用者の少なくともいずれか一方(特定外部利用者)を特定することを管理サーバ1に対して要求する第1要求部21を備える。
また、端末装置2は、管理サーバ1の表示制御部14から送信される直接ゴルフ友達及び間接ゴルフ友達の関連性を示す関係図を表示するために必要な情報、及び、前記特定外部利用者を表示するために必要な情報に基づいて、前記関係図及び特定外部利用者を示す情報を表示する表示部22を備えている。
さらに、端末装置2は、前記ゴルフ利用者Aの操作に応じてまたは任意に、表示部22に表示した特定外部利用者を示す情報の中から、一または複数の特定外部利用者を選択する選択部23を備えている。
そして、端末装置2は、選択部23により選択した特定外部利用者宛に、ゴルフ情報アプリケーションの利用を促す利用案内を送信することを管理サーバ1に対して要求する第2要求部24を備えている。
【0022】
図4にゴルフ利用者情報テーブルTBL11のデータ構造を示す。ゴルフ利用者情報テーブルTBL11には複数のレコードが記録されている。1つのレコードは、ゴルフ利用者を一意に識別する識別情報UID、登録日、プロフィール情報、及びラウンド履歴情報を含む。本実施形態では、ゴルフ利用者の識別情報UIDは、SNS利用者の識別情報UIDと一致するという対応関係を有している。但し、SNS利用者の識別情報とゴルフ利用者の識別情報とは必ずしも一致する必要はなく、相違していてもよい。この場合は、ゴルフ利用者情報テーブルTBL11のレコードにSNS利用者の識別情報とゴルフ利用者の識別情報とを対応づけて記録すればよい。
【0023】
プロフィール情報は、性別、年齢、及びメールアドレスを含む。また、ラウンド履歴情報は、プレイしたゴルフ場名、スコア、及びラウンド日を含む。レコードに、その他の情報を記録してもよい。また、ゴルフ利用者情報テーブルTBL11に記憶すべき情報として、ゴルフ利用者の識別情報UIDは必須であるが、その他の情報は省略してもよい。さらに、ゴルフ利用者情報テーブルTBL11をキーとなる情報(例えば、識別情報UID)で紐づけた複数のテーブルで構成し、リレーショナルデータベースとしてもよい。
【0024】
説明を図1に戻す。外部管理サーバ3は、SNS利用者を一意に識別する識別情報、SNS利用者の氏名、及びプロフィール画像のリンク先を示すリンク情報など格納されたSNS利用者情報テーブルTBL31と、SNS利用者の友達関係を示す友達情報が格納されたSNS友達情報テーブルTBL32を備える。さらに、外部管理サーバ3は、各種のAPI(Application Program Interface)を実行可能であり、管理サーバ1からのパラメータを含む要求を受信すると、SNS利用者情報テーブルTBL31又はSNS友達情報テーブルTBL32から所定の情報を抽出して管理サーバ1に返信するようになっている。
【0025】
管理サーバ1は、各ゴルフ利用者に対してマイページを提供する。マイページには、各種のゴルフに関する情報が集約されて表示される。図3にマイページの一例を示す。同図に示すように領域Xには、前記ゴルフ利用者Aのプロフィール画像が表示され、領域Y1には、前記ゴルフ利用者Aの直接ゴルフ友達のプロフィール画像が表示され、さらに、領域Y2には、間接ゴルフ友達のプロフィール画像が表示される。このように、直接ゴルフ友達と、間接ゴルフ友達とが、異なる領域Y1及びY2に表示されるので、前記ゴルフ利用者Aは、階層的な友達関係を容易に把握することが可能となる。
【0026】
次に、外部管理サーバ3が備えるSNS利用者情報テーブルTBL31とSNS友達情報テーブルTBL32について説明する。図5にSNS利用者情報テーブルTBL31のデータ構造を示す。SNS利用者情報テーブルTBL31には複数のレコードが記録されている。1つのレコードは、氏名、性別、住所、勤務先、SNS利用者を一意に識別する識別情報UID(アカウントとして機能する)、及びメールアドレスを含む。これらの情報は、SNS利用者が登録した個人情報である。
【0027】
図6にSNS友達情報テーブルTBL32のデータ構造を示す。SNS友達情報テーブルTBL32には複数のレコードが記録されている。1つのレコードは、アクション元の識別情報、アクション先の識別情報、ステータス、及び申請日時を含む。アクション元は、友達申請を行ったSNS利用者であり、アクション先は、友達申請されたSNS利用者である。ステータスは、友達申請の状態を示し、申請中が「0」、承諾が「1」で表される。図6に示す例では、UIDが「0zz99x999」のSNS利用者は、UIDが「6zz99x999」のSNS利用者に友達申請を行い、承諾されている。
【0028】
友達関係を記憶する場合に、アクション元(申請元)とアクション先(申請先)を分けて記憶したのは、記憶容量を削減する利点がある。仮に、あるSNS利用者の識別情報UIDと当該SNS利用者と友達関係にある全てのSNS利用者の識別情報UIDとを対応づけて記憶したとすると、2倍の記憶容量が必要となる。例えば、SNS利用者aがアクション元でありSNS利用者bがアクション先であるとする。各SNS利用者ごとに友達関係にあるSNS利用者の識別情報を記憶する場合には、利用者aについて利用者bが友達関係にあることを記憶し、さらに、利用者bについて利用者aが友達関係にあることを記憶する必要がある。これに対して、本実施形態では、アクション先の識別情報とアクション元の識別情報とを対応づけて1つのレコードに記憶するので記憶容量を半分にすることができる。また、ステータスを更新する場合でも半分の処理となる。
【0029】
図7に管理サーバ1の構成を示す。この図に示すように、管理サーバ1は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30、CPU30の作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)31、ブートプログラムなどを記憶したROM(Read Only Memory)32、各種のプログラムやデータを記憶するハードディスクドライブ33、キーボードやマウスなどを含む入力部34、画像を表示するディスプレイ35、通信網NETを介して外部の装置と通信を行う通信インターフェース36、及びコンパクトディスクなどの情報記録媒体を読み取る読取装置37を備える。ハードディスクドライブ33は、上述した記憶部15に相当し、ゴルフ利用者情報テーブルTBL11を格納する。なお、外部管理サーバ3も管理サーバ1と同様に構成されている。但し、ハードディスクドライブ33には、SNS利用者情報テーブルTBL31と、SNS友達情報テーブルTBL32とが格納される。
【0030】
図8に端末装置2の構成を示す。端末装置2は、装置全体を制御するCPU40、CPU40の作業領域として機能するRAM41、ブートプログラムなどを記憶したROM42、各種のプログラムやデータを記憶する記憶装置43、テンキーなどを含む入力部44、画像を表示するディスプレイ45、及び通信網NETを介して外部の装置と通信を行う通信インターフェース46を備える。
【0031】
<2.サービス提供システムの動作>
サービス提供システム100では、ゴルフ利用者の端末装置2において、ゴルフ友達の階層構造を示す関係図を表示させることができ、また、ゴルフ利用者は、ゴルフ利用者とSNSにおいて友達関係にあるSNS利用者(直接SNS友達)をゴルフ情報アプリケーションに招待することができる。以下、関係図を表示させる表示処理と、ゴルフ情報アプリケーションに招待する招待処理について説明する。
【0032】
<2−1:表示処理>
図9及び図10に表示処理に関するサービス提供システムの動作シーケンスを示す。端末装置2のSNS利用者(ゴルフ利用者でもある)が、ウェブブラウザ上で動作したり、端末装置2にインストールされて動作するアプリケーションを起動して、SNSサイトにアクセスすると、端末装置2のCPU40は、ディスプレイ45に、ログイン画面を表示させる。このログイン画面には、識別情報UIDとパスワードとを入力する入力ボックスが表示される。利用者が、入力ボックスに入力して送信ボタンを押すと、端末装置2のCPU40は、入力した識別情報UID及びパスワードを含むログイン要求を外部管理サーバ3に送信する。
【0033】
ログイン要求を外部管理サーバ3のCPUが受信すると、外部管理サーバ3のCPUは認証処理を実行する(S300)。具体的には、外部管理サーバ3のCPUは、識別情報UIDとパスワードとの組みが記憶されているか否かを判定し、判定条件を充足する場合にはログインを許可し、判定条件が充足されない場合にはログインを拒絶する。そして、CPUは判定結果を示すログイン応答を端末装置2に送信する。なお、図9に示す例では、ログインが許可されたものとする。一度、端末装置2で入力された識別情報UIDとパスワードとの組みは、端末装置2に所定期間記憶させ、当該所定期間内であればログインを省略可能としてもよい。
【0034】
この後、SNS利用者がメニューの中からゴルフ情報アプリケーションを選択すると(S200)、端末装置2のCPU40は、マイページ閲覧要求を管理サーバ1に送信する。管理サーバ1のCPU30は、マイページ閲覧要求を受信すると、マイページ閲覧要求に含まれる前記ゴルフ利用者Aの識別情報UIDを取得し、前記ゴルフ利用者Aの識別情報UIDを外部管理サーバ3に送信する(S100)。
【0035】
外部管理サーバ3のCPUが、前記ゴルフ利用者Aの識別情報UIDを受信すると、外部管理サーバ3のCPUは、友達情報テーブルTBLにアクセスし、当該識別情報UIDがアクション元又はアクション先として記録されているレコードを抽出する(S301)。さらに、CPUは、これらのレコードにアクション元又はアクション先として記録されている識別情報UIDをキーとしてSNS利用者情報テーブルTBL31からSNS利用者情報を抽出する(S301)。この後、外部管理サーバ3のCPUは、抽出したSNSの友達情報及びSNS利用者情報を含む友達リストを管理サーバ1に送信する。
【0036】
管理サーバ1のCPU30が、友達リストを受信して、SNSの友達情報及びSNS利用者情報を取得すると(S101)、管理サーバ1のCPU30は、前記ゴルフ利用者Aの直接SNS友達の識別情報UIDを特定する(S102)。具体的には、CPU30は、友達情報のレコードにおいてアクション元又はアクション先として記録されている識別情報UIDのうち、前記ゴルフ利用者Aの識別情報UID及び重複する識別情報UIDを除いた識別情報UIDを前記ゴルフ利用者Aの直接SNS友達の識別情報UIDとして特定する。この結果、図11Aに示すように前記ゴルフ利用者Aと友達関係にある直接SNS友達を特定することができる。この後、管理サーバ1のCPU30は、直接SNS友達の識別情報UIDを外部管理サーバ3に送信する(S103)。
【0037】
外部管理サーバ3のCPUが、直接SNS友達の識別情報UIDを受信すると、外部管理サーバ3のCPUは、SNS友達情報テーブルTBL32にアクセスし、当該識別情報UIDがアクション元又はアクション先として記録されているレコードを抽出する(S302)。この後、外部管理サーバ3のCPUは、抽出したSNSの友達情報を含む友達リストを管理サーバ1に送信する。
【0038】
管理サーバ1のCPU30が、友達リストを受信して、間接SNS友達について友達情報を取得すると(S104)、管理サーバ1のCPU30は、間接SNS友達について識別情報UIDを特定する(S105)。具体的には、CPU30は、友達情報のレコードにおいてアクション元又はアクション先として記録されている識別情報UIDのうち、重複する識別情報UIDを除いた識別情報UIDを間接SNS友達の識別情報UIDとして特定する。この結果、図11Bに示すように前記ゴルフ利用者Aと友達関係にある直接SNS友達及び間接SNS友達を特定することができる。この後、管理サーバ1のCPU30は、間接SNS友達の識別情報UIDを外部管理サーバ3に送信する(S106)。
【0039】
外部管理サーバ3のCPUが、間接SNS友達の識別情報UIDを受信すると、外部管理サーバ3のCPUは、SNS利用者情報テーブルTBL31にアクセスし、当該識別情報UIDが記録されているレコードを抽出する(S303)。この後、外部管理サーバ3のCPUは、抽出したSNS利用者情報を管理サーバ1に送信する。
【0040】
管理サーバ1のCPU30が、SNS利用者情報を受信すると(S107)、図10に示すように、直接SNS友達及び間接SNS友達の識別情報UIDとゴルフ利用者の識別情報UIDに基づいて直接ゴルフ友達及び間接ゴルフ友達を特定する(S108)。具体的には、CPU30は、S102で特定した直接SNS友達の識別情報UIDのうち、ゴルフ利用者の識別情報UIDと一致するものを、直接ゴルフ友達の識別情報UIDとする。また、CPU30は、S105で特定した間接SNS友達の識別情報UIDのうち、ゴルフ利用者の識別情報UIDと一致するものを、間接ゴルフ友達の識別情報UIDとする。このようにして図2示すように直接ゴルフ友達及び間接ゴルフ友達が特定される。
【0041】
次に、管理サーバ1のCPU30は、関係図を表示させる表示情報を生成する(S109)。ここで、CPU30は、ゴルフ利用者のプロフィール画像を画面に配置する表示情報を生成する。送信データ量を削減するため、プロフィール画像は、画像データのアドレスを示すリンク情報として与えられる。なお、リンク情報の替わりにプロフィール画像データを表示情報に含ませてもよい。
【0042】
まず、CPU30は、ゴルフ友達を、「直接ゴルフ友達」と「間接ゴルフ友達」に大別し、仮想的な画面に全ての「直接ゴルフ友達」と「間接ゴルフ友達」とを配置した関係図を生成する。ここで、複数の直接ゴルフ友達がいる場合、それをどのように配置するかにについては、各種の方法がある。例えば、ランダムに配置してもよいし、あるいは、前記ゴルフ利用者Aと直接ゴルフ友達との親密度を算出し、親密度が高い直接ゴルフ友達ほど、前記ゴルフ利用者Aの近くに配置するようにしてもよい。
また、本実施形態では、「直接ゴルフ友達」のプロフィール画像のアイコンは、「間接ゴルフ友達」のプロフィール画像のアイコンよりも大きくする。表示すべき人数が多い場合には、仮想的に画面の大きさは端末装置2のディスプレイ45で表示される画面より大きくなる。この場合には、端末装置2において、仮想的な画面を表示可能な大きさに切り出してディスプレイ45に表示することになる。
【0043】
CPU30は、「直接ゴルフ友達」を仮想的な画面の一番手前から埋め、その後、「間接ゴルフ友達」を埋めていく。例えば、全ての「直接ゴルフ友達」と「間接ゴルフ友達」とを配置した画面が図12に示す画面Wであるとする。CPU30は、「直接ゴルフ友達」を一番手前の画面に配置し、「直接ゴルフ友達」の配置が完了した後、「間接ゴルフ友達」を配置する。この場合、CPU30は、領域r1→領域r2→領域r3…の順に「直接ゴルフ友達」と「間接ゴルフ友達」とを配置する。
【0044】
端末装置2のディスプレイ45において最初に表示されるのが画面領域R1である。この場合、領域r1は図3に示す表示領域Y1に相当し、領域r2は表示領域Y2に相当する。図3に示すボタンB2をクリックすると、CPU30は、ディスプレイ45に画面領域R2を表示させる。この場合、領域r2は図3に示す表示領域Y1に相当し、領域r3は表示領域Y2に相当する。この状態で、ボタンB1をクリックすると、CPU30は、ディスプレイ45に画面領域R1を表示させる。
【0045】
即ち、端末装置2のディスプレイ45は、画面を所定の方向にスライドして画面サイズよりも大きなサイズの関係図を表示できるようになっている。管理サーバ1のCPU30は、ディスプレイ45の画面サイズに「直接ゴルフ友達」と「間接ゴルフ友達」を配置できない場合、画面サイズよりも大きな領域に「直接ゴルフ友達」と「間接ゴルフ友達」とを配置した関係図を表示するために必要な表示情報を生成する。
【0046】
説明を図10に戻す。次に、管理サーバ1のCPU30は、表示情報を含むマイページ閲覧応答を端末装置2に送信する(S110)。端末装置2のCPU40がマイページ閲覧応答を受信すると、CPU40はディスプレイ45に「直接ゴルフ友達」と「間接ゴルフ友達」とを配置した関係図を表示する。本実施形態では、図3及び図12に示すように「直接ゴルフ友達」が手前に配置され、「間接ゴルフ友達」が「直接ゴルフ友達」より奥に配置されるので、ゴルフ利用者は、ゴルフ友達の階層関係を容易に把握することができる。さらに、前記ゴルフ利用者Aとより関係の深い「直接ゴルフ友達」は「間接ゴルフ友達」よりも大きなアイコンで表示されるので、両者の階層関係を一見して把握することができる。くわえて、「間接ゴルフ友達」は、前記ゴルフ利用者Aの直接ゴルフ友達のそれぞれに対して友達関係があるので、「直接ゴルフ友達」よりも人数が多いのが通常である。「間接ゴルフ友達」のアイコンを「直接ゴルフ友達」のアイコンよりも小さくすることによって、効率の良い表示が可能となる。
【0047】
<2−2:招待処理>
図13及び図17に招待処理に関するサービス提供システムの動作シーケンスを示す。この例では、アクション元のゴルフ利用者の端末装置を端末装置2f、アクション先のSNS利用者の端末装置を端末装置2tと称する。
まず、アクション元である端末装置2fのゴルフ利用者が、図3に示すマイページにおいてアイコンAをクリックして「ゴルフ友達を増やす」を選択すると(S210)、端末装置2fのCPU40は、友達申請ページ要求を管理サーバ1に送信する(S211)。管理サーバ1のCPU30は友達申請ページ要求を受信すると、前記ゴルフ利用者Aの識別情報UIDを取得し、前記ゴルフ利用者Aの識別情報UIDを外部管理サーバ3に送信する(S120)。
【0048】
外部管理サーバ3のCPUが、前記ゴルフ利用者Aの識別情報UIDを受信すると、外部管理サーバ3のCPUは、友達情報テーブルTBLにアクセスし、当該識別情報UIDがアクション元又はアクション先として記録されているレコードを抽出する(S320)。さらに、CPUは、これらのレコードにアクション元又はアクション先として記録されている識別情報UIDをキーとしてSNS利用者情報テーブルTBL31からSNS利用者情報を抽出する(S320)。この後、外部管理サーバ3のCPUは、抽出したSNSの友達情報及びSNS利用者情報を含む友達リストを管理サーバ1に送信する(S321)。
【0049】
管理サーバ1のCPU30が、友達リストを受信して、SNSの友達情報及びSNS利用者情報を取得すると(S121)、管理サーバ1のCPU30は、直接SNS友達であり且つゴルフ利用者でない者を抽出し、友達申請ページを生成する(S122)。
より具体的には、第1に、CPU30は、友達情報のステータスが承諾のレコードにアクション元又はアクション先として記録されている識別情報UIDのうち、前記ゴルフ利用者Aの識別情報UID及び重複する識別情報UIDを除いた識別情報UIDを前記ゴルフ利用者Aの直接SNS友達の識別情報UIDとして特定する。
第2に、CPU30は、ゴルフ利用者情報テーブルTBLを参照して、ゴルフ利用者の識別情報UIDを取得する。
第3に、CPU30は、直接SNS友達の識別情報UIDからゴルフ利用者の識別情報UIDを除いた友達候補者の識別情報UIDを特定する。
第4に、CPU30は、友達候補者の識別情報UIDに対応するSNS利用者情報を用いて、友達申請ページを生成する。
【0050】
この後、管理サーバ1のCPU30は、友達申請ページ応答を端末装置2fに送信する(S123)。友達申請ページ応答を受信した端末装置2fのCPU40は、ディスプレイ45に友達申請ページを表示する(S211)。図14に友達申請ページの一例を示す。この例では、領域Cに友達候補者のアイコンが表示される。CPU40は、ボタンB3がクリックされると友達候補者のアイコンを左方向にスクロールさせ、ボタンB4がクリックされと友達候補者のアイコンを右方向にスクロールさせる。また、CPU40は、領域Z1には、「グリーンにSNS友達をドラッグして下さい」というメッセージを表示させる。そして、友達候補者のアイコンを所定の領域Y3(この例では、グリーン)にドラッグすると、CPU40は、図15に示すように領域Z2に確認画面を表示させる。この例では、「山田一郎」をゴルフアプリに招待するか否かが確認される。キャンセルボタンB5がクリックされると、CPU40は、領域Z2に表示させていた確認画面を消し、友達候補者のアイコンを領域Y3にドラッグ可能な状態に表示させる。一方、招待ボタンB6がクリックされると、CPU40は、図16に示すように、その友達候補者のアイコンを領域Cから消し、グリーン上に表示させる。そして、図13に示すように端末装置2fのCPU40はゴルフ友達申請要求(ゴルフ情報アプリケーションへの招待要求)を管理サーバ1に送信する(S212)。ゴルフ友達申請要求にはアクション元(友達申請元)の識別情報UIDとアクション先(友達申請先)の識別情報UIDとが含まれている。
【0051】
管理サーバ1のCPU30がゴルフ友達申請要求を受信すると、管理サーバ1のCPU30はゴルフ友達申請処理を実行する(S124)。ゴルフ友達申請処理では、管理サーバ1のCPU30は、アクション元とアクション先の識別情報UIDを含むゴルフ友達申請通知を外部管理サーバ3に送信する(S125)。
【0052】
外部管理サーバ3のCPUは、ゴルフ友達申請通知を受信すると、アクション元のSNS利用者からアクション先のSNS利用者へゴルフ情報アプリケーションへの招待があったことを通知する通知処理を行う(S323)。この通知処理以降の動作シーケンスを図17に示す。まず、アクション先のSNS利用者が識別情報UIDとパスワードを入力してSNSサイトにログインすると、アクション先のSNS利用者の端末装置2tのCPU40は、外部管理サーバ3に対して前記識別情報UIDとパスワードと共にログイン要求を送信する。ログイン要求を受信した外部管理サーバ3のCPUは、受信した識別情報UIDとパスワードとの組みが記憶されているか否かを判定し、判定条件を充足する場合にはログインを許可し、判定条件が充足されない場合にはログインを拒絶する。そして、CPUは判定結果を示すログイン応答を端末装置2に送信する。なお、図17に示す例では、ログインが許可されたものとする。一度、端末装置2で入力された識別情報UIDとパスワードとの組みは、端末装置2に所定期間記憶させ、当該所定期間内であればログインを省略可能としてもよい。
また、外部管理サーバ3のCPUは、ログイン応答を端末装置2に送信すると共に、当該SNS利用者のマイページにアクション元のSNS利用者からゴルフ情報アプリケーションへの招待(ゴルフ友達申請)があったことを通知する(S325)。その結果、アクション先のSNS利用者のSNSのマイページには、アクション元のSNS利用者からゴルフ情報アプリケーションへの招待があったことが表示される。
【0053】
図18にアクション先のSNS利用者のSNSにおけるマイページの一例を示す。SNSサイトのマイページには、SNS利用者のプロフィール画像を表示する領域F1と、SNS利用者の名前等のプロフィール情報を表示する領域F2と、SNS利用者が近況を報告したり、写真等を投稿するための投稿欄を表示する領域F3と、SNS利用者やその友達のアクティビティ(近況報告、写真投稿、所定のリンクのシェア、所定の場所へのチェックイン等のSNSサイト上で表示できる各種の行動のこと)を表示する領域F4を有している。そして、マイページの左上部には、SNS利用者の友達のアクティビティがあったことを示す領域F5があり、ゴルフ情報アプリケーションへの招待があった場合も、この領域F5に表示される。図18の例では、領域F5に重なる表示領域F6が設けられ、この表示領域F6に「4」と記載されたアイコンが表示される。これは、友達のアクティビティが4件あったことを示している。
表示領域F6に「4」と記載されたアイコンをクリックすると、図19に示すように、領域F5が拡大し、この例では4件のアクティビティのお知らせが表示される。このお知らせの中に、領域F7に表示されているように、「田中 太郎」からゴルフ情報アプリケーションへの招待があったことが表示される。例えば、このゴルフ情報アプリケーションを示す「ゴルフアプリ」の部分は、リンクが貼り付けられており、この「ゴルフアプリ」の表示をクリックすることにより、アクション先のSNS利用者の端末装置2tのCPU40は、外部管理サーバ3に対して承認ページの表示要求を送信する(図17;S221)。承認ページの表示要求を受信した外部管理サーバ3のCPUは、承認ページの表示情報と共に承認ページの表示応答を端末装置2tに対して送信する(S222)。承認ページの表示応答を受信した端末装置2tのCPU40は、ゴルフ情報アプリケーションへの招待を承認するかどうかを選択する承認ページを表示させる(S223)。
【0054】
承認ページにおいては、一例として、ゴルフ情報アプリケーションが、アクション先のSNS利用者のSNS上のプロフィール情報やSNS上の前記友達情報にアクセスする機能や、ゴルフ情報アプリケーションが、アクション先のSNS利用者の代わりに当該SNS利用者やSNS友達のマイページ等に投稿する機能等について承認するかどうかを尋ねるようにする。具体的には、「承認する」及び「キャンセル」等のボタンを表示して、いずれかをクリックできるようにすればよい。
アクション先のSNS利用者が、このようなゴルフ情報アプリケーションの機能について承認しない場合には、「キャンセル」のボタンをクリックする。「承認する」のボタンがクリックされた場合には、アクション先のSNS利用者の端末装置2tのCPU40は、外部管理サーバ3に対して承認についての結果通知を送信する(S224)。また、「承認する」のボタンがクリックされた場合には、外部管理サーバ3のCPUは、当該承認したアクション先のSNS利用者に関する識別情報UIDを管理サーバ1に送信する(S326)。当該識別情報UIDを受信した管理サーバ1のCPU30は、管理サーバ1のゴルフ利用者情報テーブルTBL11に記憶された招待情報のステータスを「承認」とする。なお、アクション先のSNS利用者が承認ページにおいて「キャンセル」ボタンをクリックした場合には、CPU30は、ゴルフ利用者情報テーブルTBL11に記憶された招待情報のステータスを「申請中」のままに維持することになる。
【0055】
アクション先のSNS利用者が「承認する」のボタンをクリックし、ゴルフ情報アプリケーションの上述のような機能について承認する場合には、管理サーバ1のCPU30は、この承認を以って、アクション先のSNS利用者をゴルフ情報アプリケーションの利用者、つまり、ゴルフ利用者として登録する(S126)。
具体的には、管理サーバ1のCPU30はゴルフ利用者情報テーブルTBL11を更新する。この際、CPU30は、ゴルフ利用者情報テーブルTBL11に、アクション先のSNS利用者の識別情報UIDを追加する。そして、管理サーバ1のCPU30は、アクション先のSNS利用者の端末装置2tに、この利用者のゴルフ情報アプリケーションにおけるマイページを表示させるために、マイページ表示情報と共にマイページ表示要求を送信する(S127)。
マイページ表示要求を受信した端末装置2tのCPU40は、ディスプレイ45にゴルフ情報アプリケーションにおけるマイページを表示させる(S225)。このマイページには、アクション元のSNS利用者宛てのメッセージを書き込んで送信できるようにしてもよい。アクション元のSNS利用者宛てのメッセージがある場合には、端末装置2tのCPU40は、管理サーバ1に対してメッセージの送信要求を送信する(S128)。
この後、アクション元のSNS利用者がSNSにログインし、さらにゴルフ情報アプリケーションを選択すると(S231)、アクション元のSNS利用者の端末装置2fのCPU40は、管理サーバ1に対してマイページ閲覧要求を送信する。マイページ閲覧要求を受信した管理サーバ1のCPU30は、図9で説明したような表示情報生成処理を行い(S129)、マイページの表示情報と共にマイページ閲覧応答を端末装置2fに送信する。この際、アクション先のSNS利用者からのメッセージがある場合には、のCPU30は、そのメッセージも送信する。前記マイページ閲覧応答を受信した端末装置2fのCPU40は、ディスプレイ45にマイページを表示させる(S232)。図20に前記メッセージを含むゴルフ情報アプリケーションのマイページの一例を示す。この例では、領域Z3に「ゴルフ友達が増えました!」というメッセージがゴルフ友達への招待を承認したSNS利用者のプロフィール画像と共に表示され、さらに「誘ってくれてありがとう!ゴルフに行こう!」というメッセージが表示される。
このように、直接ゴルフ友達が増加すると、間接ゴルフ友達も増加するので、マイページに表示される友達の人数が急激に増加し、マイページが賑やかになり、ゴルフに関するコミュニケーションを活性化することができる。
【0056】
<2−3:公開処理>
本実施形態においては、以上のような招待処理が行われるが、この招待処理に関連して、アクション元のSNS利用者がアクション先の利用者に対してゴルフ情報アプリケーションへの招待を行ったことを示す情報を、アクション元のSNS利用者のSNSにおけるマイページに表示する公開処理が行われる。
具体的には、図17に示すように、管理サーバ1においてアクション先のSNS利用者についてのゴルフ情報アプリケーションへの登録処理が完了すると(S126)、管理サーバ1のCPU30は、外部管理サーバ3に対して、アクション元のSNS利用者のSNSにおけるマイページのアクティビティの表示欄F4に、ゴルフ情報アプリケーションへの招待が行われたことを示す書き込みを行う旨の要求を送信する(S327)。
上述したように、ゴルフ情報アプリケーションの利用を承認したSNS利用者は、前記承認ページにおいて、ゴルフ情報アプリケーションがSNS利用者に代わってマイページ等に書き込みを行う機能についての承認を行っている。したがって、この承認を受けているゴルフ情報アプリケーションは、SNS利用者としてSNSにログインし、マイページ等への書き込みを行うことができる。
【0057】
図17の例では、ゴルフ情報アプリケーションは、アクション元のSNS利用者としてSNSにログインし、前記書き込み要求を行う。この書き込み要求を受信した外部管理サーバ3のCPUは、アクション元のSNS利用者のSNSにおけるマイページのアクティビティの表示欄F4に、ゴルフ情報アプリケーションへの招待が行われたことを示す書き込みを行う(S327)。
図21に、アクション元のSNS利用者のSNSにおけるマイページの一例を示す。図21に示すように、SNSにおけるマイページには、SNS利用者のプロフィール画像を表示する領域F1と、SNS利用者の名前等のプロフィール情報を表示する領域F2と、SNS利用者が近況を報告したり、写真等を投稿するための投稿欄を表示する領域F3と、SNS利用者やその友達のアクティビティ(近況報告、写真投稿、所定のリンクのシェア、所定の場所へのチェックイン等のSNSサイト上で表示できる各種の行動のこと)を表示する領域F4(表示欄F4)を有している。
【0058】
前記書き込み要求に応じた書き込みも領域F4において行われる。図21においては、領域F8に前記書き込み要求に応じた書き込みが行われる。領域F8には、領域F9乃至領域F13が含まれる。領域F9には、「招待されました!」というゴルフ情報アプリケーションを示唆する文字情報が表示される。領域F10には、アクション元のSNS利用者がゴルフ情報アプリケーションに招待したアクション先のSNS利用者のプロフィール画像が表示される。領域F11には、アクション元のSNS利用者のSNS友達がこの書き込みに対するリアクション(この書き込みを見た、あるいは気に入ったことを示す「いいね!」ボタンのクリック、あるいは、コメントの書き込みをリアクションと称する。)を行うためのアイコンが表示される。領域F12には、ゴルフ情報アプリケーションに招待したSNS利用者の数が多く前記領域F10に全てのアクション先のSNS利用者のプロフィール画像を表示できない時に、他のアクション先のSNS利用者のプロフィール画像を表示させるための「他の紹介を見る」という文字情報を表示させる。領域F13には、ゴルフ情報アプリケーションへのリンク先が貼り付けられたアイコン表示させる。
アクション元のSNS利用者のSNSのマイページは、当該アクション元のSNS利用者のSNS友達が閲覧することができる。したがって、図21に示すマイページを閲覧した当該アクション元のSNS利用者のSNS友達が、ゴルフに興味がある場合には、領域F9に表示された「招待されました!」というフレーズに興味を示し、領域F13に表示されるアイコンをクリックすることが期待される。あるいは、「招待されました!」の表示にもゴルフ情報アプリケーションへのリンク先を貼り付けておけば、この「招待されました!」の表示をクリックすることが期待される。仮に、当該アクション元のSNS利用者のSNS友達が領域F13のアイコンや、領域F9の「招待されました!」の表示に貼り付けられたリンクをクリックすることにより、上述したようなゴルフ情報アプリケーションの承認ページにジャンプさせることができる。その結果、ゴルフに興味があるSNS利用者がゴルフ情報アプリケーションの機能についての承認を行うことにより、新たにゴルフ情報アプリケーションを利用するSNS利用者が増えていくことになる。
【0059】
また、領域F11に表示されたリアクションのコメントを読むことによっても、この書き込みを見たSNS利用者がゴルフ情報アプリケーションに興味を示すことが期待できる。さらに、この書き込みを見たSNS利用者が、この書き込みの内容を理解できない場合には、領域F11に表示されたリアクションのコメントに質問を書き込むことにより、前記アクション元のSNS利用者からのゴルフ情報アプリケーションについての情報を入手し、ゴルフ情報アプリケーションに興味を持つことが期待される。
なお、領域F9の表示は、ゴルフ情報アプリケーションの存在を示唆するものであればよく、「招待されました!」のような表現以外にも「田中太郎さんが友達をゴルフ情報アプリケーションに招待しました」のような表現でもよい。
また、領域F13に表示するアイコンは、ゴルフ動作を象徴するアイコンにすれば、ゴルフに興味を持つSNS利用者に注目されることが期待される。但し、アイコンの形状はこのようなものに限定されるものではない。さらに、アイコンの代わりにゴルフ情報アプリケーションへ誘導する文字等の情報を表示するようにしてもよい。
【0060】
図21に示す招待の書き込みを含むマイページは、勿論、当該アクション元のSNS利用者がSNSにログインし、外部管理サーバ3の認証処理(S328)の後に端末装置2fにおいてSNSのマイページが表示された場合にも表示される(S230)。
【0061】
以上のように本発明によれば、ゴルフ情報アプリケーションへの招待が行われたことを示す情報が、アクション元のSNS利用者のマイページに書き込まれるので、アクション先のSNS利用者以外のSNS友達もゴルフ情報アプリケーションへ誘導することが可能となるので、ゴルフ友達を増加させ、ゴルフ友達のゴルフ友達も増加させることができるので、マイページに表示される友達の人数がより一層急激に増加し、マイページがより一層賑やかになり、ゴルフに関するコミュニケーションを活性化することができる。
【0062】
なお、招待の通知の態様としては、マイページにおける招待の投稿に対して、賛同を表明するボタン(例えば、「いいね!」ボタン)のクリックや、メールの本文記載のURLからのアクセスであってもよい。この場合、賛同を表明するボタンやメールの本文記載のURLにアクション元の識別情報UIDが対応づけられていることが好ましい。そうすれば誰の招待によってゴルフ情報アプリケーションにアクセスされたかを、ゴルフ情報アプリケーションの管理者が容易に把握可能となる。
また、招待候補者は、上述では直接SNS友達であったが、間接SNS友達を招待候補者に含めてもよい。この場合、管理サーバ1の取得部11は、直接SNS友達の識別情報UIDを外部管理サーバ3に送信し、間接SNS友達のSNS利用者情報を取得すればよい。
また、ゴルフ情報アプリケーションへの招待を承認する承認ページは、ゴルフ情報アプリケーションがSNS利用者に代わってSNSにアクセスする機能等を承認するページでなくてもよく、例えば、SNSの識別情報UIDなど、ゴルフ情報アプリケーションの利用に必要となる情報をSNS利用者が入力するようなページでもよい。また、図17の例では、ゴルフ情報アプリケーションがSNS利用者に代わってSNSにアクセスする機能等をSNS利用者が承認しているために、招待の書込み要求(S140)を送信する際には、SNS利用者の識別情報UIDを外部管理サーバ3に送信していないが、SNS利用者の識別情報UIDを外部管理サーバ3に送信するようにしてもよい。
また、SNS友達であって、ゴルフ情報アプリへの招待を受けずに独自に登録した者や、自分とはゴルフ情報アプリケーションへの招待のやり取りはなかったが、別の者からの招待申請によって登録した者(以下、総称して「非招待ゴルフ友達」という)については、ゴルフ友達として、ゴルフ友達を表示する領域(本実施形態では図3の領域Y1)に表示するようにしてもよい。これに伴い、当該非招待ゴルフ友達のゴルフ友達を、ゴルフ友達のゴルフ友達を表示する領域(本実施形態では図3の領域Y2)に表示するようにしてもよい。
【0063】
<第2実施形態>
上述した第1実施形態のサービス提供システム100は、外部管理サーバ3においてSNS利用者の友達情報を管理し、管理サーバ1では友達情報を独自に管理していなかった。これに対して、第2実施形態のサービス提供システム100は、管理サーバ1の替わりに管理サーバ1Aを用いる点を除いて、図1に示す第1実施形態のサービス提供システム100と同様である。
【0064】
図22に管理サーバ1Aのブロック図を示す。管理サーバ1Aは、記憶部15にゴルフ友達情報テーブルTBL12を備える点で、管理サーバ1と相違する。図23にゴルフ友達情報テーブルTBL12のデータ構造を示す。ゴルフ友達情報テーブルTBL12には複数のレコードが記録されている。1つのレコードは、アクション元の識別情報、アクション先の識別情報、ステータス、及び申請日時を含む。アクション元は、ゴルフ友達申請を行ったゴルフ利用者であり、アクション先は、ゴルフ友達申請されたSNS利用者である。ステータスは、ゴルフ友達申請の状態を示し、申請中が「0」、承諾が「1」で表される。
【0065】
次に、第2実施形態に係る表示処理について説明する。第1実施形態では、図9を参照して説明したように、外部管理サーバ3から、前記ゴルフ利用者AのSNS友達及びSNS友達のSNS友達について識別情報UIDとSNS利用者情報を取得する。この処理は、図9を参照して、第1実施形態で説明したものと同一であるので、説明を省略する。
【0066】
管理サーバ1Aは、所定のタイミングで、図9に示すようにして取得した前記ゴルフ利用者A、前記ゴルフ利用者AのSNS友達、及びSNS友達のSNS友達についての識別情報UIDとSNS利用者情報、並びに、記憶部15に記憶したゴルフ利用者情報テーブルTBL11とに基づいて、ゴルフ友達情報テーブルTBL12を作成し、記憶部15に記憶する。
表示処理では、まず、図25Aに示すように前記ゴルフ利用者AのSNS友達とSNS友達のSNS友達とが特定される。図24に管理サーバ1AのCPU30が実行する表示情報生成処理の内容を示す。
【0067】
CPU30は、直接SNS友達又は間接SNS友達、且つゴルフ友達を抽出する(S130)。具体的には、第1に、CPU30は、前記ゴルフ利用者Aの識別情報UIDをキーとして、当該識別情報UIDがアクション元又はアクション先となるレコードをゴルフ友達情報テーブルTBL12から抽出し、直接ゴルフ友達の識別情報UIDを特定する。第2に、CPU30は、図9に示すように外部管理サーバ3から直接SNS友達の識別情報UID又は間接SNS友達の識別情報UIDを取得し、取得した直接SNS友達の識別情報UID又は間接SNS友達の識別情報UIDと、直接ゴルフ友達の識別情報UIDとが一致するものを抽出し、抽出された識別情報UIDを表示対象の直接ゴルフ友達とする。このように管理サーバ1Aで管理する直接ゴルフ友達を、外部管理サーバ3で管理するSNS友達でフィルタリングするのは、ゴルフの友達関係はSNSの友達関係を前提するからである。例えば、ある時点で前記ゴルフ利用者Aと直接SNS友達であったゴルフ友達について、時間が経過した後、前記ゴルフ利用者AとSNS上での友達関係が解消されたとする。この場合、ゴルフの友達関係が必ずしも解消されているとは限らない。そこで、ゴルフ友達をSNS友達でフィルタリングしたのである。この結果、図25Bに示すように表示対象となる直接ゴルフ友達が特定される。なお、同図に示す部分Fxの直接ゴルフ友達は、間接SNS友達でもある。これは、間接SNS友達であり、ゴルフ利用者に該当しないSNS利用者をゴルフ情報アプリケーションに招待することによって、前記ゴルフ利用者Aと直接ゴルフ友達となることがあるからである。
【0068】
この後、CPU30は、直接SNS友達又は間接SNS友達、且つ間接ゴルフ友達を抽出する(S131)。具体的には、第1に、CPU30は、直接ゴルフ友達の識別情報UIDをキーとして、当該識別情報UIDがアクション元又はアクション先となるレコードをゴルフ友達情報テーブルTBL12から抽出し、間接ゴルフ友達の識別情報UIDを特定する。第2に、CPU30は、図9に示すように外部管理サーバ3から直接SNS友達の識別情報UID又は間接SNS友達の識別情報UIDを取得し、取得した直接SNS友達の識別情報UID又は間接SNS友達の識別情報UIDと、間接ゴルフ友達の識別情報UIDとが一致するものを抽出し、抽出された識別情報UIDを表示対象の間接ゴルフ友達とする。この結果、図25Cに示すように表示対象となる間接ゴルフ友達が特定される。なお、同図に示す部分Fyの間接ゴルフ友達は、直接SNS友達でもある。これは、直接ゴルフ友達と友達関係にある間接ゴルフ友達には、直接SNS友達が含まれるからである。
このようにCPU30は、S130及びS131を実行することにより、記憶部15から読み出したゴルフ友達情報(「第1特定関係情報」の一例)と取得部11で取得したSNS友達情報(「第2特定関係情報」の一例)とに基づいて、前記ゴルフ利用者A(「所定の利用者」の一例)と友達関係(「特定の関係」の一例)を有するSNS利用者(「第2利用者」の一例)である直接SNS友達、及び当該SNS利用者と更に友達関係を有するSNS利用者である間接SNS友達を特定SNS利用者としたとき、前記ゴルフ利用者Aと友達関係を有するゴルフ利用者(「第1利用者」の一例)であり、且つ特定SNS利用者である者を直接ゴルフ友達として特定し、ゴルフ友達と友達関係を有するゴルフ利用者であり、且つ特定SNS利用者である者を間接ゴルフ友達として特定する特定部として機能する。
【0069】
次に、CPU30は、関係図を表示させる表示情報を生成し(S132)、表示情報を端末装置2に送信する(S133)。表示情報の生成は、図10を参照して説明したS109の処理と同様である。この結果、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、図3及び図12に示すマイページを端末装置2のディスプレイ25に表示させることができ、ゴルフ利用者は、ゴルフ友達の階層関係を容易に把握することが可能となる。
【0070】
次に、第2実施形態における招待処理について説明する。図26に第2実施形態における招待処理に関するサービス提供システムの動作シーケンスを示す。この例では、アクション元のゴルフ利用者の端末装置を端末装置2f、アクション先のSNS利用者の端末装置を端末装置2tと称する。
まず、アクション元である端末装置2fのゴルフ利用者が、図3に示すマイページにおいてアイコンAをクリックして「ゴルフ友達を増やす」を選択すると(S210)、端末装置2fは、友達申請ページ要求を管理サーバ1Aに送信する(S211)。管理サーバ1Aは友達申請ページ要求を受信すると、前記ゴルフ利用者Aの識別情報UIDを取得する。
【0071】
前記ゴルフ利用者Aの識別情報UIDを取得した管理サーバ1AのCPU30は、前記ゴルフ利用者Aの識別情報UIDをキーとして、当該識別情報UIDがアクション元又はアクション先となるレコードをゴルフ友達情報テーブルTBL12から抽出し、直接ゴルフ友達の識別情報UIDを特定する(S150)。次に、CPU30は、外部管理サーバ3に特定した直接ゴルフ友達の識別情報UIDを送信する(S151)。直接ゴルフ友達の識別情報UIDを受信した外部管理サーバ3のCPUは、友達情報テーブルTBL32にアクセスし、当該識別情報UIDがアクション元又はアクション先として記録されているレコードを抽出する(S320)。さらに、CPUは、これらのレコードにアクション元又はアクション先として記録されている識別情報UIDをキーとしてSNS利用者情報テーブルTBL31からSNS利用者情報を抽出する(S320)。この後、外部管理サーバ3のCPUは、抽出したSNSの友達情報及びSNS利用者情報を含む友達リストを管理サーバ1Aに送信する(S321)。
【0072】
管理サーバ1AのCPU30は、友達リストを受信して、SNSの友達情報及びSNS利用者情報を取得すると(S152)、取得した直接SNS友達の識別情報UID又は間接SNS友達の識別情報UIDと、直接ゴルフ友達の識別情報UIDとが一致しないものを抽出し(S153)、抽出された識別情報UIDを第1の招待対象の直接SNS友達又は間接SNS友達とする。この結果、図27Aに斜線で示されるように第1の招待対象の直接SNS友達又は間接SNS友達が特定される。
【0073】
次に、CPU30は、直接ゴルフ友達の識別情報UIDをキーとして、当該識別情報UIDがアクション元又はアクション先となるレコードをゴルフ友達情報テーブルTBL12から抽出し、間接ゴルフ友達の識別情報UIDを特定する(S154)。そして、CPU30は、前記第1の招待対象の直接SNS友達又は直接SNS友達と、間接ゴルフ友達の識別情報UIDとが一致しないものを抽出し(S155)、抽出された識別情報UIDを第2の招待対象の間接SNS友達とする。この結果、図27Bに斜線で示されるように第2の招待対象の直接SNS友達又は間接SNS友達が特定される。
【0074】
管理サーバ1AのCPU30は、以上のようにして特定された第2の招待対象の直接SNS友達又は間接SNS友達に基づいて、友達申請ページを生成し、友達申請ページ応答を端末装置2fに送信する(S123)。友達申請ページ応答を受信した端末装置2fのCPU40は、ディスプレイ45に友達申請ページを表示させる(S211)。友達申請ページは、第1実施形態と同様に、図14に示すようなページを表示すればよい。これ以降の処理は第1実施形態と同様である。
つまり、第2実施形態においても、友達候補者のアイコンを所定の領域Y3(この例では、グリーン)にドラッグすると、CPU40は、図15に示すように領域Z2に確認画面を表示させる。この例では、「山田一郎」をゴルフ友達に招待するか否かが確認される。キャンセルボタンB5がクリックされると、CPU40は、領域Z2に表示されていた確認画面を消し、友達候補者のアイコンを領域Y3にドラッグ可能な状態に表示させる。一方、招待ボタンB6がクリックされると、CPU40は、図16に示すように、その友達候補者のアイコンは領域Cを消し、グリーン上にドラッグされたように表示させる。そして、図13に示すように端末装置2fのCPU40はゴルフ友達申請要求を管理サーバ1に送信する(S212)。ゴルフ友達申請要求にはアクション元(友達申請元)の識別情報UIDとアクション先(友達申請先)の識別情報UIDとが含まれている。
【0075】
管理サーバ1AのCPU30がゴルフ友達申請要求を受信すると、管理サーバ1AのCPU30はゴルフ友達申請処理を実行する(S124)。ゴルフ友達申請処理では、管理サーバ1のCPU30は、アクション元とアクション先の識別情報UIDを含むゴルフ友達申請通知を外部管理サーバ3に送信する(S125)。外部管理サーバ3のCPUはゴルフ友達申請通知を受信すると、アクション元のSNS利用者からアクション先のSNS利用者へゴルフ情報アプリケーションへの招待があったことを通知する通知処理を行う(S323)。以下、公開処理についても第1実施形態と同様に行えばよい。
【0076】
このように、管理サーバ1Aにおいてゴルフ友達情報を記憶する場合でも、ゴルフ情報アプリケーションへの招待処理と公開処理を行うことができる。
【0077】
<変形例>
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、以下に述べる各種の変形が可能である。また、各変形例及び各実施形態は、適宜、組み合わせてもよいことは勿論である。
【0078】
(1)上述した各実施形態における公開処理では、図21に示すように、アクション元のSNS利用者のSNSのマイページに、ゴルフ情報アプリケーションへの招待があったことを示す情報の書き込みを行ったが、図28に示すように、アクション先のSNS利用者のSNSのマイページに、ゴルフ情報アプリケーションへの招待があったことを示す情報の書き込みを行ってもよい。この場合、図17におけるステップS220の処理が行われると、図28に示すような表示が行われる。図28に示す例では、領域F8にこの書き込みが行われている例である。領域F8内の各領域における表示内容は図21と同様である。
また、ゴルフ情報アプリケーションへの招待があったことを示す情報の書き込みは、アクション元のSNS利用者のSNSのマイページと、アクション先のSNS利用者のSNSのマイページとの双方のSNSのマイページにおいて行ってもよいし、いずれか一方のSNSのマイページにおいて行うようにしてもよい。
なお、ゴルフ情報アプリケーションへの招待があったことを示す情報の表示は、SNSのマイページにおけるアクティビティを表示する欄に限定されるものではなく、SNSの利用者が見ることができる領域であれば、どこの領域であっても構わない。また、SNSが利用者に対してメールによってメッセージを通知する機能を備えている場合には、その機能を利用してメールにゴルフ情報アプリケーションへの招待があったことを示す情報の表示を行ってもよい。さらに、アクション元のSNS利用者のSNSのマイページに表示される文言と、アクション先のSNS利用者のSNSのマイページに表示される文言とを同一にしても良いし、変えて表示させることとしても良い。例えば、図28に示すように、領域F9に表示する文言を「招待されました!」のようにしてもよい。
【0079】
(2)上述した各実施形態及び変形例においては、ゴルフ友達の申請(ゴルフ情報アプリケーションへの招待)を行うことを端末装置2のCPU40から管理サーバ1に要求し(図13;S212)、管理サーバ1のCPU30が外部管理サーバ3に対してゴルフ友達の申請(ゴルフ情報アプリケーションへの招待)をアクション先のSNS利用者に行うように要求した(図13;S125)。また、ゴルフ友達の申請(ゴルフ情報アプリケーションへの招待)が行われたことを示す情報の表示を、アクション元またはアクション先のSNSのマイページにおいて行うことを管理サーバ1のCPU30から外部管理サーバ3に対して要求した(図17;S140)。
しかし、本発明はこのような態様に限定されるものでなく、図13に示すように、ゴルフ友達の申請(ゴルフ情報アプリケーションへの招待)を行うことを端末装置2のCPU40から管理サーバ1に要求すると共に(図13;S212)、ゴルフ友達の申請(ゴルフ情報アプリケーションへの招待)が行われたことを示す情報の表示を、アクション元またはアクション先のSNSのマイページにおいて行うことを管理サーバ1のCPU30から外部管理サーバ3に対して要求するように、管理サーバ1に要求するようにしてもよい。そして、この要求を受けた管理サーバ1のCPU30がゴルフ友達の申請(ゴルフ情報アプリケーションへの招待)が行われたことを示す情報の表示を、アクション元またはアクション先のSNSのマイページにおいて行うことを管理サーバ1のCPU30から外部管理サーバ3に対して要求するようにしても良い(図17;S140)。
【0080】
(3)上述した第1実施形態の管理サーバ1において(図1参照)、特定部13は、前記ゴルフ利用者A(「所定の利用者」の一例)と友達関係(「特定の関係」の一例)を有するSNS利用者(「第2利用者」の一例)のうちゴルフ利用者(「第1利用者」の一例)に該当しないSNS利用者と、ゴルフ友達と友達関係を有するSNS利用者のうちゴルフ利用者に該当しないSNS利用者との少なくとも一方を外部利用者として特定する。ここで、前記ゴルフ利用者Aと友達関係を有するSNS利用者のうちゴルフ利用者に該当しない者は、図29Aに示すSNS利用者K1であり、ゴルフ友達と友達関係を有するSNS利用者のうちゴルフ利用者に該当しないSNS利用者は、図29Aに示すSNS利用者K2である。
そして、表示制御部14は、直接ゴルフ友達及び間接ゴルフ友達と外部利用者とを区別できる関係図を端末装置2の表示部に表示させる。例えば、図30に示すように領域Y5にSNS利用者K1を表示し、領域Y6にSNS利用者K2を表示させても良い。
領域Y5および領域Y6に表示させたSNS利用者をグリーン内にドラッグすることにより、上述した招待処理と公開処理が行われるようにしても良い。
【0081】
(4)また、上述した第2実施形態の管理サーバ1Aにおいて(図22参照)、CPU30は直接SNS友達及び間接SNS友達を特定SNS友達(「特定第2利用者」の一例)としたとき、SNS友達情報及びゴルフ友達情報に基づいて、特定SNS友達のうち、直接ゴルフ友達又は間接ゴルフ友達に該当しない者の一部又は全部を外部利用者として特定する特定部13として機能する。
ここで、特定SNS利用者のうち、直接ゴルフ友達又は間接ゴルフ友達に該当しない者は図29Bに示すSNS利用者Jであり、外部利用者は一部又は全部である。
そして、表示制御部14は、直接ゴルフ友達及び間接ゴルフ友達と外部利用者とを区別できる関係図を端末装置2の表示部に表示させる。例えば、図30に示す領域Y5と領域Y6の少なくとも一方に外部利用者を表示させても良い。
領域Y5および領域Y6を表示させたSNS利用者をグリーン内にドラッグすることにより、上述した招待処理と公開処理が行われるようにしても良い。
【0082】
(5)上述した各実施形態及び各変形例では、招待処理において、既にゴルフ利用者となっているSNS利用者は、招待の候補者から除く処理が実行されたが(図13のS122参照)、本発明はこれに限定されるものではなく、既にゴルフ利用者となっている者を含めてもよい。この場合は、ゴルフ利用者でない候補者と識別できる態様でゴルフ利用者を表示すればよい。例えば、登録済みのゴルフ利用者には印を付加して、リスト後方に表示させるようにしても良い。
【0083】
更に、管理サーバ1において、招待について、アクション元の識別情報UID、アクション先の識別情報UID、及びステータスを対応づけて記憶する招待テーブルを記憶部15に格納してもよい。ステータスを参照することによって、承諾、拒否、申請中の状態が識別可能となる。特定部13は、招待テーブルを参照して、招待申請中のSNS利用者を特定する。そして、招待申請中の招待候補者を他の招待候補者と識別できるように表示させてもよい。例えば、招待申請中の招待候補者には印などを付加してリスト後方に表示させても良いし、あるいは、招待申請中のSNS利用者は招待候補者から除いて非表示としても良い。
【0084】
また、招待テーブルを追加するのではなく、ゴルフ利用者情報テーブルTBL11に招待のアクション元であるゴルフ利用者の識別情報UIDに対応づけて、アクション先であるSNS利用者の識別情報UIDと招待申請中であることを示すステータスを記録しても良い。この場合は、アクション先であるSNS利用者が、ゴルフ利用者として登録すれば、ステータスを変更すればよい。さらに、招待申請日時も記録しておき、所定期間経過しても登録されずステータスに変動がなければ、自動的にステータスをタイムアウト等としたり、SNS利用者の識別情報UIDとステータスを消去しても良い。
【0085】
(6)上述した各実施形態及び各変形例では、直接SNS友達及び間接SNS友達をゴルフアプリケーションへの招待の対象としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、SNS上でのSNS利用者の活動内容に応じて招待候補者を絞り込んでもよい。
具体的には、直接SNS友達及び間接SNS友達が管理するマイページにおいて、これらの者が参照しているニュースなどの記事に、「ゴルフ」や「ラウンド」などの所定のキーワードがあり、且つ未だゴルフ友達になっておらず、招待した履歴もないSNS利用者を特定部13で抽出し、招待候補者に表示するようにしても良い。
直接SNS友達及び間接SNS友達のマイページにおいて、特定の情報欄(例えば趣味(好きなもの)欄)に、「ゴルフ」等の所定のキーワードがあり、且つ未だゴルフ友達になっておらず、招待した履歴もないSNS利用者を特定部13で抽出し、招待候補者に表示するようにしても良い。
これらの抽出処理を実行するためのキーワードは、管理サーバ1又は1Aの記憶部15に記憶しておけば良い。
くわえて、抽出処理で抽出した特定招待候補者と、直接SNS友達及び間接SNS友達を混在させて招待候補者としても良い。この場合には、特定招待候補者を招待候補者と識別可能な態様で表示させることが好ましい。例えば、特定招待候補者のアイコンに印を付加しても良い。
更に、図31に示すように、友達リストを表示するとともに招待リストを表示し、招待したい友達の帯をドラッグし、友達リストからインバイトリストに放り込むようにドロップすることで招待リストに表示されるようにしても良い。
【0086】
(7)
上述した各実施形態及び各変形例においては、管理サーバ1または管理サーバ1Aに記憶部15を備え、記憶部15にゴルフ利用者情報テーブルTBL11、あるいはゴルフ利用者情報テーブルTBL11と共に友達情報テーブルTBL12を格納する例について説明した。しかしながら、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、図32に示すように、通信網NETを介して管理サーバ1と通信可能に接続されたストレージサーバ4を設け、ストレージサーバ4内に記憶部15を設けて、当該記憶部15にゴルフ利用者情報テーブルTBL11を格納するようにしてもよい。この場合には、管理サーバ1のCPU30は、通信網NETを介して、ストレージサーバ4の記憶部15に格納されたゴルフ利用者情報テーブルTBL11にアクセスし、必要な情報を入手し、あるいは、必要情報を書き込むようにすればよい。また、図33に示すように、通信網NETを介して管理サーバ1Aと通信可能に接続されたストレージサーバ4を設け、ストレージサーバ4内に記憶部15を設けて、当該記憶部15にゴルフ利用者情報テーブルTBL11及び友達情報テーブルTBL12を格納するようにしてもよい。この場合には、管理サーバ1AのCPU30は、通信網NETを介して、ストレージサーバ4の記憶部15に格納されたゴルフ利用者情報テーブルTBL11及び友達情報テーブルTBL12にアクセスし、必要な情報を入手し、あるいは、必要情報を書き込むようにすればよい。なお、図32図1に対応する図であり、図33図22に対応する図である。
【0087】
(8))上述した各実施形態及び各変形例において説明した取得部11、特定部13、表示制御部14、送信要求送信部16、及び表示要求送信部17は、管理サーバ1又は1A、あるいは、端末装置2のいずれに備えるようにしてもよい。
【0088】
(9)上述した各実施形態及び各変形例では、管理サーバ1又は1Aが提供するサービスとして、ゴルフ情報の提供サービスを一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理サーバ1又は1Aはどのようなサービスを提供するものであってもよい。例えば、利用者同士の共通のテーマに基づいて、アプリケーション上で特定の関係を構築するすべてのものに適用できる。共通のテーマは、マラソン、バドミントン等のスポーツ、将棋、ゲームなどの趣味的なものであってもよいし、ビジネスに関するものあってもよい。また、特定の関係は、友達関係に限定されない。例えば、上司と部下の関係であってもよいし、問屋と小売の関係であってもよい。要は、一定の規則に基づいて構築される関係であればどのようなものであってもよい。
【0089】
<その他>
なお、本発明における機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することとしてもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。また、本発明における機能またはその一部を実現するためのプログラムを配信する配信サーバ及び当該配信サーバに備えられた記憶媒体、及び当該配信サーバの外部に存在し、当該プログラムを前記配信サーバにより配信するために記憶している記憶媒体も、本発明の範囲に含むものとする。
【0090】
また、本発明は上述の各実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内での変更は本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0091】
NET……通信網、1,1A……管理サーバ、2,2f,2t……端末装置、3……外部管理サーバ、11……取得部、13……特定部、14……表示制御部、15……記憶部、16……送信要求送信部、17……表示要求送信部、21……第1要求部、22……表示部、23……選択部、24……第2要求部。
図1
図2
図3
図4
図5
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図11A
図11B
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