特許第6076061号(P6076061)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6076061
(24)【登録日】2017年1月20日
(45)【発行日】2017年2月8日
(54)【発明の名称】自立式手すり
(51)【国際特許分類】
   A61G 7/05 20060101AFI20170130BHJP
【FI】
   A61G7/05
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-264709(P2012-264709)
(22)【出願日】2012年12月3日
(65)【公開番号】特開2014-108291(P2014-108291A)
(43)【公開日】2014年6月12日
【審査請求日】2015年11月27日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 [博覧会名] 第39回 国際福祉機器展 H.C.R.2012 [主催者名] 社会福祉法人全国社会福祉協議会/一般財団法人保健福祉広報協会 [開催日] 2012年9月26日から2012年9月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】392030623
【氏名又は名称】株式会社ランダルコーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100110629
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 雄一
(74)【代理人】
【識別番号】100166615
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 大輔
(72)【発明者】
【氏名】箕輪 匡行
【審査官】 山口 賢一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−010853(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3096533(JP,U)
【文献】 特開2005−013443(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3034536(JP,U)
【文献】 特開2000−328750(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 7/05
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
設置面上に設置されるベース部と、
前記ベース部上の一部から上方向に突設された一本の支柱と、
前記支柱の突設方向の先端部に利用者が前方に向かう状態で利用者に把持させる把持部とを備え、
前記把持部は、前記支柱の先端部から上方向へ延設された左右一対の延設フレーム部を備え、
前記各延設フレーム部は、前記支柱の先端部から左右方向へ弧状に漸次膨出しながら相互に離反するように上方に延設され、
前記左右一対の延設フレーム部と前記ベース部との上下間に利用者の脚部を入れ込むための空間部を備えた
ことを特徴とする自立式手すり。
【請求項2】
請求項1記載の自立式手すりであって、
前記把持部は、前記支柱の先端部に環状に形成された、
ことを特徴とする自立式手すり。
【請求項3】
請求項1又は2記載の自立式手すりであって、
前記把持部は、前記延設フレーム部間を結合する把持フレーム部を備えた
ことを特徴とする自立式手すり。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか一項に記載の自立式手すりであって、
前記支柱は、軸方向端部が前記ベース部に着脱可能に締結固定され、
前記ベース部又は前記支柱に設けられた係合ピンが前記支柱又は前記ベース部に設けられた係合穴に係合して回り止めされる、
ことを特徴とする自立式手すり。
【請求項5】
請求項記載の自立式手すりであって、
前記係合ピンは、前記支柱の中心位置と該中心位置に対して偏心した位置に一対配置され
前記係合穴は、前記ベース部に前記係合ピンに対応して一対配置された
ことを特徴とする自立式手すり。
【請求項6】
請求項記載の自立式手すりであって、
前記支柱の前記ベース部に対する締結部分が、前記支柱の中心上の係合ピンを挟む両側に配置され
前記両側の締結部分が前記支柱の中心上の係合ピンを挟む方向と前記一対の係合ピンの配置方向とが交差している
ことを特徴とする自立式手すり。
【請求項7】
請求項1〜の何れか一項に記載の自立式手すりであって、
前記ベース部は、板状のベース部本体と、該ベース部本体の外周縁に沿って取り付けられ外側に向けて漸次板厚が薄くなるテーパ縁部とを備えた、
ことを特徴とする自立式手すり。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベッドから立ち上がる等の利用者が起立動作を行う際に用いられる自立式手すりに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の手すりとしては、例えば非特許文献1に示すように、ベース部から突設された一対の縦フレームを、上端部の横フレームで相互に連結したものがある。
【0003】
この手すりでは、例えばベッドに腰掛けた状態で床面に脚部をつけた利用者に、横フレームを把持させることで起立動作を補助することができる。
【0004】
しかし、かかる従来の手すりでは、ベース部から突設された一対の縦フレーム間に横フレームが位置する関係上、利用者による把持位置が脚部の外側に位置することになる。
【0005】
このため、起立動作に対して手すりの把持による補助力を作用させ難いものとなっていた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】http://lifecare.richell.co.jp/view.html?gid=48140
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、起立動作に対して把持による補助力を作用させ難い点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、起立動作に対して把持による補助力を作用し易くするために、設置面上に設置されるベース部と、前記ベース部上の一部から上方向に突設された一本の支柱と、前記支柱の突設方向の先端部に利用者が前方に向かう状態で利用者に把持させる把持部とを備え、前記把持部は、前記支柱の先端部から上方向へ延設された左右一対の延設フレーム部を備え、前記各延設フレーム部は、前記支柱の先端部から左右方向へ弧状に漸次膨出しながら相互に離反するように上方に延設され、前記左右一対の延設フレーム部と前記ベース部との上下間に利用者の脚部を入れ込むための空間部を備えたことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、把持部の把持位置を利用者の重心に近づけることができ、起立動作に対して把持による補助力を作用し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】自立式手すりを示す正面図である(実施例1)。
図2図1のII−II線矢視に係る断面図である(実施例1)。
図3図1の自立式手すりの平面図である(実施例1)。
図4図1に示すベース部のみを示す平面図である(実施例1)。
図5図1の一部を断面にした自立式手すりの分解正面図である(実施例1)。
図6図5のベース部及び支柱の結合部分を示す拡大断面図である(実施例1)。
図7図1に示す支柱の端部拡大平面図である(実施例1)。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
起立動作に対して把持による補助力を作用し易くするという目的を、支柱の先端部に膨出して設けられた把持部を備え、把持部の膨出部分によって利用者の脚部を入れ込むための空間部を区画することで実現した。
【実施例1】
【0012】
[自立式手すりの構成]
図1は、本発明の実施例1に係る自立式手すりを示す正面図、図2は、同II−II線矢視に係る断面図、図3は、同平面図である。
【0013】
自立式手すり1は、図1図3のように、利用者がベッドや布団から立ち上がる等の起立動作を行う際に用いられるものであり、ベース部3と、支柱5と、把持部7とで構成されている。
【0014】
ベース部3は、床面等の設置面上に設置されるものであり、ベース部本体9を備えている。ベース部本体9は、金属からなる矩形板状に形成され、表面がカーペット11により覆われている。このベース部本体9は、平面視において四隅が面取りされており、その外周縁に可撓性の樹脂材のテーパ縁部13が取り付けられている。
【0015】
テーパ縁部13は、ベース部本体9の外周縁に沿って周回状に形成されている。テーパ縁部13は、外側に向けて漸次板厚が薄くなるテーパ状に形成され、ベース部3と設置面との段差を無くすように構成されている。
【0016】
図4は、ベース部のみを示す平面図である。
【0017】
ベース部3には、図4のように、支柱5を取り付けるための一対の取付部15,17が設けられている。取付部15,17は、ベース部3の中央部及びこの中央部に対して長手方向に変位した位置に設けられ、選択的に用いることで支柱5の位置を変更可能とする。なお、取付部15,17は、90度回転させた形状を有しているが、基本的に同一構成である。
【0018】
各取付部は、一対の係合穴19,21と一対の挿通穴23,25とからなっている。係合穴19,21及び挿通穴23,25は、後述する支柱5の係合ピン35,37及び雌ねじ部39,41に対応した形状及び位置に設けられている。
【0019】
支柱5は、図1図3のように、ベース部3上の一部から突設された一本の柱状体として構成されている。本実施例の支柱5は、金属製の円筒からなる外筒27及び内筒29を備え、これらにより伸縮自在な一本の柱状体となっている。
【0020】
図5は、一部を断面にした自立式手すりの分解正面図、図6は、図5のベース部及び支柱の結合部分を示す拡大断面図、図7は、支柱の端部拡大平面図である。
【0021】
外筒27は、図5のように、その一端部(上端部)に円筒キャップ31が取り付けられ、他端部(下端部)に円板状の端壁部33が一体に設けられている。
【0022】
端壁部33は、外筒27の下端縁に対して隙間Gを空けて配置されている。この端壁部33は、支柱5側の取付部を構成し、図5図7のように、係合ピン35,37及び雌ねじ部39,41が設けられている。
【0023】
係合ピン35,37は、中実円柱状に形成されており、支柱5の軸心及びこの軸心から偏心した位置に設けられている。係合ピン35,37は、外筒27の下端部から突出してベース部3側の係合穴19,21に挿入される。これにより、支柱5の回り止めが行われる。
【0024】
雌ねじ部39,41は、支柱5の軸心上の係合ピン35に対し、支柱5の半径方向両側に配置されている。これらの雌ねじ部39,41は、両者を通る支柱5の直径が係合ピン35,37を通る支柱5の直径と交差するように設定されている。この位置関係により、支柱5をベース部3に対して取り付ける際に周方向の位置を確定できる。
【0025】
雌ねじ部39,41は、ベース部3の挿通穴23,25を挿通するボルト43が螺合され、支柱5の軸方向端部におけるベース部3に対する着脱自在な締結固定を行わせる。このとき、支柱5の外筒27は、その下端縁がギャップGの存在によってベース部3のカーペット11に噛み込み、位置決めや固定を確実に行わせることができる。
【0026】
内筒29は、図1図3のように、外筒27の上端部の円筒キャップ31を介して外筒27内にスライド自在に挿入されている。内筒29のスライドによって支柱5が伸縮する。なお、内筒29は、その外周面が円筒キャップ31に摺接して、スライド移動が案内されるようになっている。
【0027】
この内筒29は、所望のスライド位置において、外筒27にボルト45により締結固定される(図2参照)。ボルト45による締結は、外筒27の挿通穴46,48を介し、内筒29の複数の雌ねじ部47に対して選択的に行われる。
【0028】
内筒29の一端部(内端部)には、他の部分に対して拡径された拡径部49が嵌合固定されている。拡径部49は、その外周面が外筒27の内周面に摺接し、外筒27の円筒キャップ31と共に内筒29のスライドを案内する。内筒29の内端部は、支柱5の最大収縮時に外筒27の端壁部33に突き当たって位置決められる。
【0029】
内筒29の他端部(外端部)は、外筒27の上端部から外部に引き出されている。この内筒29の外端部は、その開口縁部が着脱自在な閉止キャップ51によって閉止された支柱5の先端部となっている。外端部の外周面には、把持部7が一体に設けられている。
【0030】
把持部7は、自立式手すり1の利用者に把持させる部分を構成する。把持部7は、図1及び図2のように、支柱5の先端部に、支柱5の突設方向(以下、「上下方向」と称する)に対する交差方向(以下、「左右方向」と称する)に膨出して設けられている。
【0031】
本実施例の把持部7は、支柱5の先端部に環状に形成されており、一対の延設フレーム部53,55と、複数の把持フレーム部57,59,61とからなっている。
【0032】
延設フレーム部53,55は、例えば金属製の円筒からなり、下端部が支柱5の内筒29の外端部(支柱5の先端部)から離反するように上下方向に一体に延設されている。
【0033】
これらの延設フレーム部53,55は、全体として弧状に形成されている。これにより、延設フレーム部53,55は、内筒29の外端部に対し、上方へ向けて支柱5の左右方向に漸次膨出しながら相互に離反する。離反した延設フレーム部53,55間は、一体の把持フレーム部57,59,61によって相互に結合されている。
【0034】
把持フレーム部57,59,61は、例えば金属製の円筒からなり、左右方向に沿って設けられている。これらの延設フレーム部53,55は、下方側から上方側に向けて所定間隔毎に並行に配置されている。下端を除く把持フレーム部59,61は、その中央部にゴム等の可撓性樹脂からなるグリップ63が取り付けられて把持性の向上が図られている。
【0035】
上端の把持フレーム部61は、延設フレーム部53,55が上下方向及び左右方向に交差する方向(以下、「前後方向」と称する)へ湾曲することにより、支柱5の軸心に対して変位している。なお、他の把持フレーム部57,59は、支柱5の軸心上に位置する。
【0036】
この上端の把持フレーム部61の変位により、自立式手すり1の指向性を利用者に表示することができる。
【0037】
かかる把持部7は、上記膨出形状により、ベース部3との間に利用者の脚部を入れ込むための左右方向で凹状の空間部Sを区画する。具体的には、支柱5に対する把持部7の膨出部分がベース部3と上下方向で対向し、把持部7、支柱5、及びベース部3によって正面視で左右方向に開口する空間部Sが形成される。
[自立式手すりの作用]
本実施例の自立式手すり1は、床面等に直接敷いた布団やベッドからの起立動作を行う際に用いることができる。ただし、以下においては、ベッドからの起立動作時について説明する。
【0038】
自立式手すり1を用いる際は、図1及び図2のように、ベース部3を床面等の設置面上に載置する。このとき、自動式手すり1は、把持部7の上端の把持フレーム部61がベッドBから離反するように指向させる。
【0039】
ベッドBに対する自立式手すり1の位置は、ベース部3をベッドBの下方へ入れ込むことで調整し、把持部7の高さは、ベッドBよりも上方に位置させて空間部Sの一部がベッドB上に臨むようにする。
【0040】
利用者は、こうして設置された自立式手すり1を用い、起立動作を行うことになる。
【0041】
起立動作の際は、利用者がベッドBに腰掛けた状態で脚部Lをベース部3と把持部7との間の空間部Sに左右方向から入れ込む。そして、脚部Lによってベース部3を踏み込みながら、把持部7(例えば把持フレーム部61)を把持して起立する。
【0042】
このとき、脚部Lが空間部Sに入れ込まれることで、脚部Lによる踏み込み位置と把持部7に対する把持位置とが近接することになる。結果として、把持位置を利用者の重心に近づけることができ、起立動作に対する把持部7の把持による補助力を作用させ易くなる。従って、利用者は、円滑に起立動作を行うことができるようになる。
[実施例1の効果]
本実施例の自立式手すり1は、設置面上に設置されるベース部3と、ベース部3上の一部から突設された支柱5と、支柱5の先端部に左右方向(支柱5の突設方向に対する交差方向)に膨出して設けられ利用者に把持させる把持部7とを備え、支柱5に対する把持部7の膨出部分とベース部3との間に利用者の脚部Lを入れ込むための左右方向で凹状の空間部Sを区画する。
【0043】
従って、本実施例では、把持位置を利用者の重心に近づけることができ、起立動作に対する把持部7の把持による補助力を作用させ易く、円滑に起立動作を行わせることができる。
【0044】
また、把持部7は、支柱5の先端部に環状に形成されているので、容易に支柱5に対する膨出部分を備えることができ、空間部Sを容易に区画することができる。
【0045】
把持部7は、支柱の先端部に対し左右方向の両側に膨出して上下方向(突設方向)に延設された一対の延設フレーム部53,55と、延設フレーム部53,55間を結合する把持フレーム部57,59,61とからなる。
【0046】
従って、本実施例の把持部7は、把持フレーム部57,59,61を支柱5の軸心に交差させて位置させることができる。このため、自立式手すり1では、把持フレーム部57,59,61を把持して起立動作を行わせることで、その把持による力を支柱5が軸心方向で受けて、より確実に補助力を作用させることができる。
【0047】
また、本実施例の自立式手すり1は、支柱5が一本の柱状体として構成されることで、より確実に空間部Sを確保することができる。
【0048】
また、本実施例では、一本の柱状体としての支柱5がベース部3に着脱可能に締結固定されるので、支柱が複数本ある場合と比較して着脱作業を簡素化することができる。
【0049】
しかも、支柱5は、ベース部3及び支柱5の一方に設けられた係合ピン35,37が他方に設けられた係合穴19,21に係合して回り止めされるので、着脱作業性を向上することもできる。
【0050】
係合ピン35,37は、支柱5の中心と該中心に対して偏心した位置に一対設けられ、係合穴19,21は、ベース部3に係合ピン35,37に対応して一対設けられている。
【0051】
このため、本実施例では、係合ピン35,37及び係合穴19,21の係合により支柱5の周方向位置を確定することができ、結果として自立式手すり1の指向方向を確定することができる。
【0052】
しかも、本実施例では、支柱5のベース部3に対する締結が、支柱5の軸心上の係合ピン35に対する支柱5の半径方向両側で行われ、締結部分を通る支柱5の直径が係合ピン35,37を通る支柱5の直径と交差するように設定される。
【0053】
従って、支柱5をベース部3に取り付ける際に周方向の位置を確定でき、自立式手すり1の指向方向を確定できる。
【0054】
本実施例の自立式手すり1は、ベース部3が板状のベース部本体9と、該ベース部本体9の外周縁に沿って取り付けられ外側に向けて漸次板厚が薄くなるテーパ縁部13とを備えている。
【0055】
このため、本実施例の自立式手すり1では、ベース部3と設置面との段差を無くして、安全性を向上することができる。
[その他]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0056】
例えば、上記実施例1では、支柱5を内筒29及び外筒27で伸縮自在な構成としていたが、単一の円筒等を用いて伸縮不能な構成としても良い。また、支柱の断面形状は、円形に限られるものではなく、多角形等にすることも可能である。
【0057】
また、実施例1では、把持部7を環状に構成していたが、例えば支柱5から左右方向に片持ち状に伸びる棒状とすることも可能である。
【0058】
また、支柱5は、実質的に一本の内筒29及び外筒27によって一本の柱状体として構成していたが、複数の柱状体を束ねて結果として一本の柱状体として構成してもよい。
【符号の説明】
【0059】
1 自立式手すり
3 ベース部
5 支柱
7 把持部
9 ベース部本体
13 テーパ縁部
19,21 係合穴
35,37 係合ピン
53,55 延接フレーム部
57,59,61 把持フレーム部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7