【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一態様によると、3次元画像情報を生成する装置が提供される。装置は、レンズの開口面にレンズの視野内で捕捉された光を案内するように動作可能である単一の画像化経路を有するレンズと、単一の画像化経路の第1の部分を通して第1の偏光状態を有する光を伝達するように配置された第1の部分、および単一の画像化経路の第2の部分を通して第2の偏光状態を有する光を伝達するように配置された第2の部分を備えた、開口面に近接して配置された偏光子であって、単一の画像化経路の第1および第2の部分は、レンズの視野内に第1および第2の斜視視点をそれぞれ与える偏光子とを備えている。この装置はまた、単一の画像化経路内に配置された変調器を備えており、変調器は、単一の画像化経路の第1の部分を通して第1の画像を形成することと、単一の画像化経路の第2の部分を通して第2の画像を形成することの間で交番するように、変調器を通過する光の偏光状態を選択的に変更するように動作可能であり、第1の画像は第1の斜視視点からの視野内のオブジェクトを示しており、第2の画像は第2の斜視視点からのオブジェクトを示しており、第1および第2の画像は共に、オブジェクトの3次元空間属性を示すように動作可能である。装置は第1および第2の画像受け取るように単一の画像化経路中に配置された画像センサを含んでいる。
【0005】
開口面の位置は、レンズの物理的開口の位置、または物理的開口の複合体の位置の一方によって画定することができる。
【0006】
偏光子の第1の部分は、第1の直線偏光配向を有する直線偏光子を備えることができ、偏光子の第2の部分は、第2の直線偏光配向を有する直線偏光子を備えることができ、第1の直線偏光配向は、第2の直線偏光配向と垂直である。
【0007】
第1の直線偏光配向は、45度に配向させることができる。
【0008】
変調器は、偏光子の後に単一の画像化経路内に配置することができ、変調器は、第1の直線偏光状態を有する光を伝達することと、第2の直線偏光状態を有する光を伝達することの間で交番するように動作可能に構成することができる。
【0009】
4分の1波長板が、変調器の後に単一の画像化経路内に配置可能である。
【0010】
変調器は、偏光子の前に単一の画像化経路内に配置することができ、変調器は、伝達のために第1および第2の直線偏光状態の一方を選択し、選択した直線偏光状態を伝達することと、選択した直線偏光状態の偏光配向の90°の変化を生じさせることの間で交番するように動作可能に構成されている。
【0011】
4分の1波長板が、変調器の前に単一の画像化経路内に配置可能である。
【0012】
偏光子の第1の部分は、左手側の楕円形偏光配向を有する偏光子を備えることができ、偏光子の第2の部分は、右手側の楕円形偏光配向を有する偏光子を備えることができる。
【0013】
変調器を、偏光子の後に単一の画像化経路内に配置することができ、変調器は、左手側の楕円形偏光配向を有する光を伝達することと、右手側の楕円形偏光配向を有する光を伝達することの間で交番するように動作可能に構成することができる。
【0014】
変調器は、偏光子の前に単一の画像化経路内に配置することができ、変調器は、伝達するために左手側および右手側の楕円形偏光配向の一方を選択し、選択した偏光配向を伝達することと、選択した偏光配向に左手側の偏光配向と右手側の偏光配向の間の変更をさせることの間で交番するように動作可能に構成することができる。
【0015】
左手側の楕円形偏光配向は、左手側の円形偏光配向を含むことができ、右手側の楕円形偏光配向は、右手側の円形偏光配向を含むことができる。
【0016】
変調器は、レンズの前に配置することができる。
【0017】
画像センサは、第1および第2の画像を別に記録するように動作可能に構成されている。
【0018】
変調器は、レンズと画像センサの間に配置することができる。
【0019】
変調器は、液晶材料を含むことができる。
【0020】
変調器は、ファラデー回転子を含むことができる。
【0021】
変調器は、単一の画像経路内に第1の偏光配向を有する変調器の第1の領域を案内することと、単一の画像経路内に第2の偏光配向を有する変調器の第2の領域を案内することの間で交番するように移動するために動作可能な空間変調器を備えることができる。
【0022】
変調器は、捕捉された光の収束または発散角が変調器に関連する許容基準の角度より小さい、単一の画像化経路内の位置に配置することができる。
【0023】
偏光子は、開口面に近接して配置されたレンズ要素の表面に塗布された偏光コーディングを含むことができる。
【0024】
偏光子と開口面の間の変位は、偏光子の第1および第2の部分による口径食による第1および第2の画像の強度変化が、人間の眼によって検出可能な閾値より小さくなり得るように十分小さい可能性がある。
【0025】
変位は、第1および第2の画像に関連する画像面にわたって30%より下に強度変化を小さくするように十分小さい可能性がある。
【0026】
レンズは、ほぼ円形断面の単一の画像化経路を画定する複数のほぼ円形レンズ要素を備えることができ、偏光子は左半分および右半分を備えることができ、偏光子の左右半分はそれぞれ、単一の画像化経路の左右半円部をそれぞれ画定する。
【0027】
レンズは、ほぼ円形断面の単一の画像化経路を画定する複数のほぼ円形レンズ要素を備えることができ、偏光子は左側セクタおよび右側セクタを備えることができ、偏光子の左右側セクタはそれぞれ、レンズの垂直中心線の周りに配置された単一の画像化経路の左右側セクタそれぞれを画定することができる。
【0028】
偏光子の第1および第2の部分は、第1および第2の画像を形成しながら、第1および第2の斜視視点に位置を変えさせる範囲で変わるように動作可能であってもよく、それぞれの視点位置の変更は、3次元空間属性の表示の対応する変化を与える。
【0029】
装置は偏光子に結合されたアクチュエータを備えることができ、アクチュエータは、風景配向および肖像画配向の一方に画像を生成するように装置を選択的に構成することを容易にするために、偏光子の配向を90度だけ回転させるように動作可能に構成されている。
【0030】
装置は、偏光子に近接して単一の画像化経路の第1の部分内に配置された第1の可変式絞りと、偏光子に近接して単一の画像化経路の第2の部分内に配置された第2の可変式絞りとをさらに備えることができる。
【0031】
絞りは、虹彩とすることができ、偏光子の前方に配置可能である。
【0032】
画像センサはその表面にわたって碁盤目状に配列された単位セルを有するカラーフィルタアレイを通して前記第1および第2の画像を受け取るように構成されていると良く、単位セルは、複数の赤フィルタ素子を有し、各ユニットにおける少なくとも一つの赤フィルタ素子はsRGB色空間の外に帰着する異なる伝達スペクトルを有している。
【0033】
単位セルは緑フィルタ素子、青フィルタ素子、第1の赤フィルタ素子および第2の赤フィルタ素子を含むことができ、第2の赤フィルタ素子はある波長範囲の赤色光を伝達し、その波長範囲は第1の赤フィルタの周波数範囲とは大きく異なり、約660nmの波長を含む。
【0034】
装置は緑フィルタ素子、青フィルタ素子、第1の赤フィルタ素子および第2の赤フィルタ素子を含むことができ、この第2の赤フィルタは酸素で処理しないヘモグロビンと比較し酸素で処理したヘモグロビンによって測定可能な程度に異なった程度まで伝達された光の波長を伝達する。
【0035】
装置は、青光または緑光を伝達するフィルタ素子以外の単位セル中のフィルタ素子の少なくとも一つによりフィルタリングされたセンサ画素からの信号に基づいた擬似カラー信号を発生するようにユーザ選択により構成可能な画像表示システムを含むことができる。
【0036】
画像センサは、当該画像センサの表面にわたって碁盤目状に配列された単位セルを有するカラーフィルタアレイを通して前記第1および第2の画像を受け取るように構成されており、前記単位セルは、異なる伝達スペクトルを有する複数のカラーフィルタ素子を有し、前記複数のフィルタ素子の少なくとも第1番目のフィルタ素子は、約700から1000nmの範囲にわたる不可視波長を有することができる。
【0037】
複数のカラーフィルタ素子のうち少なくともその第1番目のカラーフィルタは約700nmから約800nの間、および約800nmから約1000nmの間の波長範囲にわたる不可視波長範囲を有することができる。
【0038】
複数のカラーフィルタ素子の他のカラーフィルタ素子は約700nmから約800nの間、および約800nmから約1000nmの間の波長範囲にわたる不可視波長範囲を有することができる。
【0039】
本発明の他の態様によると、単一の画像化経路および関連する視野を有するレンズを使用して、3次元画像情報を生成する方法が提供される。この方法は、
前記レンズの開口面に前記レンズの前記視野内で捕捉された光を案内すること、
前記開口面に近接して配置された偏光子で前記捕捉された光を受けることであって、前記偏光子は、前記単一の画像化経路の第1の部分を通して第1の偏光状態を有する光を伝達するように配置された第1の部分、および前記単一の画像化経路の第2の部分を通して第2の偏光状態を有する光を伝達するように配置された第2の部分を備えており、前記単一の画像化経路の前記第1および第2の部分は、前記レンズの前記視野内の第1および第2の斜視視点それぞれを与えることを含んでいる。この方法は、また、前記単一の画像化経路の前記第1の部分を通して第1の画像を画像センサ上に形成することと、前記単一の画像化経路の前記第2の部分を通して第2の画像を前記画像センサ上に形成することの間で交番するように、変調器を通過する光の偏光状態を選択的に変更するように前記単一の画像化経路に配置された前記変調器を制御することであって、前記第1の画像は前記第1の斜視視点からの前記視野内のオブジェクトを示しており、前記第2の画像は前記第2の斜視視点からの前記オブジェクトを示しており、前記第1および第2の画像は共に、前記オブジェクトの3次元空間属性を示すように動作可能であることを含んでいる。
【0040】
レンズの開口面に光を案内することは、レンズの物理的開口の位置、または物理的開口の複合体の位置の一方に配置されたレンズの開口面にレンズの視野内で捕捉された光を案内することを含むことができる。
【0041】
捕捉された光を受けることは、偏光子の第1の部分を通して第1の直線偏光配向を有する光を受けることと、偏光子の第2の部分を通して第2の直線偏光配向を有する光を受けることを含むことができ、第1の直線偏光配向は、第2の直線偏光配向と垂直に配向されている。
【0042】
第1の直線偏光配向は、45度に配向させることができる。
【0043】
変調器は、偏光子の後に単一の画像化経路内に配置することができ、変調器の偏光状態を制御することは、第1の直線偏光状態を有する光を伝達することと、第2の直線偏光状態を有する光を伝達することの間で交番することを含むことができる。
【0044】
変調器によって伝達された直線的に偏光した光は、4分の1波長板を通して案内され、それによって、4分の1波長板によって伝達された光を円形に偏光させることができる。
【0045】
変調器は、偏光子の前に単一の画像化経路内に配置することができ、変調器の偏光状態を制御することは、伝達するために第1および第2の直線偏光状態の一方を選択すること、および選択された直線偏光された状態を送信することと選択された直線偏光状態の偏光配向を90°変化させることとの間で交番することを選択することを含むことができる。レンズの開口面に光を案内することは、変調器の前方に配置された4分の1波長板を通してレンズの視野内で補捉された光を案内し、それによって、オブジェクトからの円形に偏光した光および楕円形に偏光した光のうちの少なくとも一方を直線的に偏光させることを含むことができる。
【0046】
直線的に偏光させることは、円形に偏光した光および楕円形に偏光した光のうちの一方を第1の偏光状態および第2の偏光状態のうちの一方に偏光させることを含むことができる。
【0047】
捕捉された光を受けることは、偏光子の第1の部分を通して左手側の楕円形偏光状態を有する光を受けること、および偏光子の第2の部分を通して右手側の楕円形偏光状態を有する光を受けることを含むことができる。
【0048】
変調器は、偏光子の後に単一の画像化経路内に配置することができ、変調器の偏光状態を制御することは、左手側の楕円形偏光状態を有する光を伝達することと、右手側の楕円形偏光状態を有する光を伝達することの間で交番することを含むことができる。
【0049】
変調器は、偏光子の前に単一の画像化経路内に配置することができ、変調器の偏光状態を制御することは、伝達するために左手側および右手側の楕円形偏光状態の一方を選択し、選択した偏光状態を伝達することと、選択した偏光状態に左手側の偏光状態と右手側の偏光状態の間の変更をさせることの間で交番することを含むことができる。
【0050】
左手側の楕円形偏光状態は、左手側の円形偏光配向状態を含むことができ、右手側の楕円形偏光状態は、右手側の円形偏光配向状態を含むことができる。
【0051】
変調器の偏光状態を制御することは、レンズの前に配置された変調器の偏光状態を制御することを含むことができる。
【0052】
変調器の偏光状態を制御することは、液晶材料の状態を制御することを含むことができる。
【0053】
変調器の偏光状態を制御することは、ファラデー回転子の状態を制御することを含むことができる。
【0054】
変調器の偏光状態を制御することは、単一の画像経路内に第1の偏光状態を有する変調器の第1の領域を案内することと、単一の画像経路内に第2の偏光状態を有する変調器の第2の領域を案内することの間で交番するように変調器を移動させることを含むことができる。
【0055】
変調器の偏光状態を制御することは、捕捉された光の収束角または発散角が変調器に関連する許容基準の角度より小さい、単一の画像化経路内の位置、に配置された変調器の偏光状態を制御することを含むことができる。
【0056】
偏光子で捕捉された光を受けることは、開口面に近接して配置されたレンズ要素の表面に塗布された偏光コーディングで捕捉された光を受けることを含むことができる。
【0057】
偏光子で捕捉された光を受けることは、偏光子の第1および第2の部分による口径食による第1および第2の画像の強度変化が、人間の眼によって検出可能な閾値より小さくなり得るように十分小さい変位によって開口面から変位された偏光子で捕捉された光を受けることを含むことができる。
【0058】
変位は、第1および第2の画像に関連する画像面にわたって30%より下に強度変化を小さくするように十分小さい可能性がある。
【0059】
レンズは、ほぼ円形断面の単一の画像化経路を画定する複数のほぼ円形レンズ要素を備えることができ、捕捉された光を受けることは、偏光子の左半分を通して第1の偏光状態を有する光を伝達すること、および偏光子の右半分を通して第2の偏光状態を有する光を伝達することを含むことができ、偏光子の左右半分はそれぞれ、単一の画像化経路の左右半円部をそれぞれ画定する。
【0060】
レンズは、ほぼ円形断面の単一の画像化経路を画定する複数のほぼ円形レンズ要素を備えることができ、捕捉された光を受けることは、偏光子の左側セクタ部を通して第1の偏光状態を有する光を伝達すること、および偏光子の右側セクタ部を通して第2の偏光状態を有する光を伝達することを含むことができ、偏光子の左右側セクタ部は、レンズの垂直中心線周りに配置されている。
【0061】
この方法は、第1および第2の画像を形成しながら、第1および第2の斜視視点に位置を変えさせるように、画像経路の第1および第2の部分の範囲を変更することを含むことができ、斜視視点位置の変更は、3次元空間属性の表示の対応する変化を与える。
【0062】
この方法は、風景配向および肖像画配向の一方に画像を生成するように、90度だけ偏光子を選択的に回転させることを含むことができる。
【0063】
偏光子を通して補捉された光を受けることは、第1の可変式絞りを通して単一の画像化経路の第1の部分に関連する補捉された光を受けることと、第2の可変式絞りを通して単一の画像化経路の第2の部分に関連する補捉された光を受けることとを含むことができる。
【0064】
可変式絞りは、虹彩とすることができる。
【0065】
単一の画像化経路の第1の部分に関連する補捉された光は、第1の可変式絞りを通して偏光子に案内可能であり、単一の画像化経路の第2の部分に関連する補捉された光は、第2の可変式絞りを通して偏光子に案内可能である。
【0066】
方法は、第1の可変式絞りを調節することによって画像化経路の第1の部分に沿って装置の焦点の深さを調節することと、第2の可変式絞りを調節することによって画像化経路の第2の部分に沿って装置の焦点の深さを調節することとを含むことができる。
【0067】
画像上に第1および第2の画像を形成することは、カラーフィルタアレイを通して第1および第2の画像を受け取ることを含むことができ、カラーフィルタアレイは画像センサのセンサの表面上を碁盤目上に横切る単位セルを有し、その単位セルは異なる伝達スペクトルを有する複数の赤フィルタ素子を含んでいる。
【0068】
各単位セル中の少なくとも一つの赤フィルタ素子はsRGBカラー空間の外に位置する伝達スペクトルを有することができる。
【0069】
単位セルは、緑フィルタ素子、青フィルタ素子、第1の赤フィルタ素子および第2の赤フィルタ素子を含むことができ、第2の赤フィルタ素子は、第1の赤フィルタ素子の波長範囲と大きく異なるとともに約660nm波長を含む波長範囲の光を伝達するように構成されている。
【0070】
単位セルは、緑フィルタ素子、青フィルタ素子、第1の赤フィルタ素子および第2の赤フィルタ素子を含むことができ、第2の赤フィルタ素子は、酸素で処理しないヘモグロビンと比較し酸素で処理したヘモグロビンによって測定可能な程度に異なった程度まで伝達された光の波長を伝達するように構成されている。
【0071】
その方法は、画像表示システムの表面で第1および第2の画像を受け取ること、および、画像表示システムによって擬似カラー複数の赤色フィルタ素子の一つと関連するセンサ素子に、第1および第2の画像の部分を生じさせることを含む。
【0072】
複数の赤色フィルタ素子の一つと関連するセンサ素子に対応する第1および第2の画像の部分を擬似カラーで生じさせることは、ユーザの選択に応答して複数の赤色フィルタ素子の一つと関連するセンサ素子に対応する第1および第2の画像の部分を生じさせることを含む
【0073】
画像センサ上に第1および第2の画像を形成することは、画像センサの表面に碁盤目状に配列された単位セルを有するカラーフィルタアレイを通して前記第1および第2の画像を受け取ることを含み、単位セルは異なる透過スペクトルを有する複数のカラー複数のカラーフィルタ要素を含み、複数の複数のフィルタ素子の少なくとも一つは約700nmから約1000nmの範囲の不可視波長範囲を有している。
【0074】
複数のフィルタ素子の少なくともその第1番目のカラーフィルタ素子は約700nmから約800nの間、および約800nmから約1000nmの間の波長範囲にわたる不可視波長範囲を有することを特徴とする。
【0075】
複数のフィルタ素子の他のものは他の約700nmから約800nの間、および約800nmから約1000nmの間の波長範囲にわたる不可視波長範囲を有する
【0076】
本発明の別の態様によると、単一の画像化経路および関連する視野を有するレンズを使用して、3次元画像情報を生成する装置が提供される。この装置は、レンズの開口面にレンズの視野内で捕捉された光を案内すること、単一の画像経路の第1の部分を通して第1の偏光状態を有する光を伝達すること、および単一の画像経路の第2の部分を通して第2の偏光状態を有する光を伝達することを含んでおり、単一の画像化経路の第1および第2の部分は、レンズの視野内の第1および第2の斜視視点それぞれを与える。この装置はまた、単一の画像化経路の第1の部分を通して第1の画像を形成することと、単一の画像化経路の第2の部分を通して第2の画像を形成することの間で交番するように、単一の画像経路を通過する光の偏光状態を選択的に変更することを含んでおり、第1の画像は第1の斜視視点からの視野内のオブジェクトを示しており、第2の画像は第2の斜視視点からのオブジェクトを示しており、第1および第2の画像は共に、オブジェクトの3次元空間属性を示すように動作可能である。この装置は、第1および第2の画像のディジタル表現を発生させる画像センス手段をさらに含む。
【0077】
本発明の別の態様によると、3次元画像情報を生成する装置が提供される。装置は、レンズの開口面にレンズの視野内で捕捉された光を案内するように動作可能である単一の画像化経路を有するレンズと、単一の画像化経路の第1の部分を通して第1の状態を有する光を伝達するように配置された第1の部分、および単一の画像化経路の第2の部分を通して第2の状態を有する光を伝達するように配置された第2の部分を備えた、開口面に近接して配置された光学要素であって、単一の画像化経路の第1および第2の部分は、レンズの視野内に第1および第2の斜視視点をそれぞれ与える光学要素とを備えている。この装置はまた、単一の画像化経路内に配置された変調器を備えており、変調器は、単一の画像化経路の第1の部分を通して第1の画像を形成することと、単一の画像化経路の第2の部分を通して第2の画像を形成することの間で交番するように、変調器を通過する光の状態を選択的に変更するように動作可能であり、第1の画像は第1の斜視視点からの視野内のオブジェクトを示しており、第2の画像は第2の斜視視点からのオブジェクトを示しており、第1および第2の画像は共に、オブジェクトの3次元空間属性を示すように動作可能である。この装置は、単一の画像化経路内に配置された画像センサをも含む。
【0078】
光学要素の第1の部分は、単一の画像化経路の第1の部分を通して第1の偏光状態を有する光を伝達するように配置された偏光子を備えることができ、光学要素の第2の部分は、単一の画像化経路の第2の部分を通して第2の偏光状態を有する光を伝達するように配置された偏光子を備えることができ、変調器は、第1の偏光状態と第2の偏光状態の間で交番するように、変調器を通過する光の偏光状態を選択的に変更するように動作可能である。
【0079】
本発明の他の態様および特性は、添付の図面と合わせて、本発明の特定の実施形態の以下の説明を検討すれば当業者には明らかになるであろう。
【0080】
以下の図では、本発明の実施形態が示されている。