(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明に係るランドセル収納構造を備える収納家具を示す斜視図解図であり、
図2は、本発明に係るランドセル収納構造を備える収納家具を示す斜視図解図であり、
図3は、本発明に係るランドセル収納構造を備える収納家具を示す正面図解図であり、
図4は、本発明に係るランドセル収納構造を備える収納家具を示す縦断面図解図であり、
図5は、本発明に係るランドセル収納構造を備える収納家具を示す縦断面図解図である。
【0011】
鞄の収納構造を備える収納家具10は、主として、小学生が家庭でランドセル1を保管すると共に教科書や学校で使用する道具を収納するためのものである。
ランドセル1は、鞄本体2の上部の中央部に設けられた一対の第1連結体3a及び第2連結体3bに、それぞれ第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bが第1連結環5a及び第2連結環5bを介して取り付けられている。
第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bの下端には、鞄本体2の底部6eの固定具(図示せず)に固着された第1下帯7a及び第2下帯7bに連結されている。
鞄本体2は、正面部6aと、正面部6aと対向する背面部6bと、正面部6aの右端と背面部6bの右端との間に跨る右側面部6cと、正面部6aの左端と背面部6bの左端との間に跨る左側面部6dと、正面部6a,背面部6b,右側面部6c及び左側面部6dの下端に連設された底部6eと、正面部6a,背面部6b,右側面部6c及び左側面部6dの上端に開設された開口部6fとを備える。
鞄本体2の正面側の正面部6aには、蓋片8が鞄本体2の背面部6bに連設され、蓋片8は、鞄本体2の上部の開口部6fを覆うとともに、鞄本体2の正面の正面部6aをも覆うように構成されている。
【0012】
収納家具10は、主として、左右一対の第1側板12及び第2側板14と、第1側板12と第2側板14との間に介在する中板16と、第1側板12,第2側板14及び中板16を連結する底板18と、第1側板12,第2側板14及び中板16の間に架け渡された背板20と、ブックスタンド部22と、引き出し部24と、棚板部26と、フック部28等から構成されている。
【0013】
収納家具10は、縦型の収納ラック状で、平面視長方形の底板18の両側面に立設体を構成する第1側板12及び第2側板14が起立すると共に、背面側には立設体を構成する背板20が起立し、第1側板12と第2側板14との間に所定間隔をおいて、立設体を構成する中板16が第1側板12及び第2側板14と平行に起立し固定されている。
収納家具10は、正面が開放された状態で縦長の収納ラック状になっている。このような状態に並列された第1側板12と中板16との間に、第1ランドセル保管部30及び第2ランドセル保管部32が形成される。
【0014】
上方の第1ランドセル保管部30は、下方の第2ランドセル保管部32の上部に配置されている。第1ランドセル保管部30及び第2ランドセル保管部32は、第1ランドセル保管部30及び第2ランドセル保管部32にランドセル1を保管する必要性がなくなったときに、第1ランドセル保管部30及び第2ランドセル保管部32の空間を、衣類等保管部34に変えることができるように、構成されている。
【0015】
第1ランドセル保管部30の近傍には、教科書等のランドセル1に収納される物品を収納するランドセル収納物品保管部36が形成されている。
【0016】
背板20の背後には、ランドセル1以外の小学生が使用する楽器類等を収納した袋物等を保管するための物品収納空間部38が形成されている。
【0017】
第1ランドセル保管部30は、ランドセル1の第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bを、第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bの内側に接して支持するための第1突出体50及び第2突出体52が、立設体を構成する第1側板12及び中板16の表面に第1突出体50及び第2突出体52の軸心を直交させて突き出し設けられるとともに、ランドセル1の鞄本体2の底部6eないしは底部6eの近傍に接して支持するための第1支持体60及び第2支持体62が、前記第1突出体50及び第2突出体52の下方において立設体を構成する第1側板12及び中板16の表面に設けられている。
前記第1突出体50及び第2突出体52に第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bを支持された鞄本体2の高さ方向が、前記第1支持体60及び第2支持体62の上方において、前記第1突出体50及び第2突出体52と第1支持体60及び第2支持体62との間に跨る状態にて、保管される。
ランドセル1は、開口部6fを上にして、正面部6aを正面に、背面部6bを向こう側に、右側面部6cを中板16側に、左側面部6dを第1側板12側にして、第1背負い帯4aを第1突出体50に、第2背負い帯4bを第2突出体52に架けて、第1ランドセル保管部30に保管される。
【0018】
第2ランドセル保管部32も、第1ランドセル保管部30と同様な幅を備えている。
第2ランドセル保管部32は、ランドセル1の第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bを、第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bの内側に接して支持するための第3突出体70及び第4突出体72が、立設体を構成する第1側板12及び中板16の表面に第3突出体70及び第4突出体72の軸心を直交させて突き出し設けられるとともに、ランドセル1の鞄本体2の底部6eないしは底部6eの近傍に接して支持するための第1支持体にかわる底板18及び第2支持体にかわる底板18が、前記第3突出体70及び第4突出体72の下方において立設体を構成する第1側板12及び中板16の間に設けられている。
前記第3突出体70及び第4突出体72に第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bを支持された鞄本体2の高さ方向が、前記底板18の上方において、前記第3突出体70及び第4突出体72と底板18との間に跨る状態にて、保管される。
そして、ランドセル1は、開口部6fを上にして、正面部6aを正面に、背面部6bを向こう側に、右側面部6cを中板16側に、左側面部6dを第1側板12側にして、第1背負い帯4aを第3突出体70に、第2背負い帯4bを第4突出体72に架けて、第2ランドセル保管部32に保管される。
【0019】
前記第1突出体50及び第2突出体52は、鞄本体2の両側に立設された、対向する立設体を構成する第1側板12及び中板16の対向する面において、一対の第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bのそれぞれの外側より内方に向けて、突き出し設けられている。
対向する第1突出体50及び第2突出体52は、一対の第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bの間において、その軸心が水平で水平線上に並びその先端が向き合うように、第1側板12と中板16とに垂設されるととともに、一方の第1背負い帯4aが一方の第1突出体50に支持され且つ他方の第2背負い帯4bが他方の第2突出体52に支持される。
【0020】
第2側板14と中板16との間には、第1ランドセル保管部30に近接した位置において、ランドセル収納物品保管部36を構成するブックスタンド部22が設けられている。
ブックスタンド部22は、第1ランドセル保管部30に保管されたランドセル1に収納される教科書等を主として保管するものであって、階段式に手前から向こうに向かうに従って高くなるように、複数並列されている。このブックスタンド部22は、教科書類の下端を支持して立て掛けられるように構成された断面L字形の薄板状の冊子棚80を備える。
【0021】
第2側板14と中板16との間には、ランドセル収納物品保管部36の下方において、引き出し部24が設けられている。この引き出し部24は、体操服や給食袋やハンカチ等の衣料類を収納するものである。
【0022】
第2側板14と中板16との間には、引き出し部24の下方において、棚板部26が設けられている。
【0023】
収納家具10の高さは、小学生が第1ランドセル保管部30及びランドセル1を保管することが可能な高さで、例えば、約800mmである。また、第1ランドセル保管部30の大きさは、正面の幅が約270〜290mmで奥行きが約280〜300mmである。この第1ランドセル保管部30及び第2ランドセル保管部32の大きさは、ランドセル1を立てた状態(鞄本体2の開口部6fを上に、鞄本体2の底部6eを下にした状態)で背面部6bを背板20に向けて保管可能な大きさであればよい。
【0024】
収納家具10は、構成する部品をそのままで移送し、販売地又は使用地で組み立てるノックダウン方式のものである。
以下、収納家具10について構成部品を説明し、更に収納家具10を組み立てる方法について説明する。
組み立て方式の収納家具10は、左右一対の第1側板12及び第2側板14と、前記第1側板12と第2側板14との間に介在する中板16と、前記第1側板12,第2側板14及び中板16を連結する底板18と、前記第1側板12,第2側板14及び中板16の間に架け渡された背板20と、ブックスタンド部22と、引き出し部24と、棚板部26と、フック部28等を備えている。
【0025】
第1側板12と第2側板14とは、側面視略五角形で、その前端縁の上部が面取りされて、ランドセル1の鞄本体2及び蓋片8の前側の円弧状の形状に合わせた円弧状の隅を備える。
第1側板12及び第2側板14の高さは、第1ランドセル保管部30及び第2ランドセル保管部32を構成できるように第1ランドセル保管部30と第2ランドセル保管部32とを合わせた高さに構成されている。第1側板12及び第2側板14の幅は、第1側板12及び第2側板14の背後(向こう側)の領域に物品収納空間部38を構成することができるように、第2ランドセル保管部32と物品収納空間部38とを合わせた長さの幅に構成されている。
第1側板12と第2側板14とは、前端縁及び後端縁が直線状であり、平行に形成されている。第1側板12と第2側板14とは、下端縁が直線状であり、前端縁及び後端縁に直交している。第1側板12と第2側板14とは、対称形である。
【0026】
中板16は、側面視略五角形で、その前端縁の上部が面取りされて、ランドセル1の鞄本体2及び蓋片8の前側の円弧状の形状に合わせた円弧状の隅を備える。
中板16の高さは、第1ランドセル保管部30及び第2ランドセル保管部32を構成できるように第1ランドセル保管部30と第2ランドセル保管部32とを合わせた高さに構成されている。
中板16は、第1側板12及び第2側板14と同じ高さを備える。
中板16は、第1側板12及び第2側板14の幅より短い幅を備え、第1ランドセル保管部30及び第2ランドセル保管部32の幅に沿って構成されている。
中板16は、前端縁及び後端縁は直線状であり、平行に形成されている。中板16は、下端縁が直線状であり、前端縁及び後端縁と直交している。
【0027】
底板18は、平面視長方形であり、その長さが、第1ランドセル保管部30及びランドセル収納物品保管部36を構成できるように、第1ランドセル保管部30の幅とランドセル収納物品保管部36の幅とを合わせた長さを備える。
底板18は、その幅が、背後(向こう側)の領域に物品収納空間部38を構成できるように、第1ランドセル保管部30の奥行きと背板20の厚さと物品収納空間部38の幅とを合わせた距離を有する。
【0028】
底板18は、起立した第1側板12の下端縁の内側面に当接するために、左側端縁が直線状であり、起立した第2側板14の下端縁の内側面に当接するために、右側端縁が直線状である。
底板18は、起立した中板16の下端縁に当接できるように、その上面が平面状であり、その下面が、上面と平行な平面状である。
【0029】
底板18は、第1側板12と接合する左端縁に、その中央においてダボ300が突設され、中央のダボ300を挟んで手前側に雌螺子孔312が穿設され及び向こう側に雌螺子孔314が穿設されている。
底板18は、第2側板14と接合する右端縁に、その中央においてダボ316が突設され、中央のダボ316を挟んで手前側に雌螺子孔318が穿設され及び向こう側に雌螺子孔320が穿設されている。
更に、底板18は、中板16を固定するために、長さ方向における中央において、手前側縁と向こう側縁との間の略中間にダボ穴322が穿設され、該ダボ穴322を挟んで手前側に雌螺子孔324が穿設され及び向こう側に雌螺子孔326が穿設されている。
【0030】
底板18の下面の四隅及び中央には、収納家具10を容易に移動させることができるようにキャスタ190が設けられているが、キャスタ190を設けるか否かは任意である。
【0031】
第1側板12は、底板18に固定するために、下端縁の中央にダボ穴210が穿設されるとともに、中央のダボ穴210を挟んで手前側に雌螺子孔212が穿設され且つ向こう側に雌螺子孔214が穿設されている。
第1側板12は、背板20に固定するために、高さ方向における中央において、ダボ穴220を穿設され、且つ雌螺子孔222を穿設されている。
【0032】
第2側板14は、底板18に固定するために、下端縁の中央にダボ穴240が穿設されるとともに、中央のダボ穴240を挟んで手前側に雌螺子孔242が穿設され且つ向こう側に雌螺子孔244が穿設されている。
第2側板14は、背板20に固定するために、高さ方向における中央において、ダボ穴250を穿設され、且つ雌螺子孔252を穿設されている。
【0033】
中板16は、底板18に固定するために、底板18と接合する下端縁の中央にダボ270が突設され、中央のダボ270を挟んで手前側の雌螺子孔272及び向こう側の雌螺子孔274が穿設されている。
中板16は、背板20と接合するために、背板20と接合する向こう側端縁の中央に雌螺子孔276が穿設され、中央の該雌螺子孔276を挟んで、上側の雌螺子孔278が穿設され及び下側の雌螺子孔280が穿設されている。
【0034】
第1側板12と第2側板14と中板16とは、それぞれの主面が略々平行になるように且つ底板18の幅方向にのびるように、底板18に立設され、第1側板12,第2側板14及び中板16は、それぞれの主面が底板18に直交する。
背板20は、その主面が底板18の長さ方向にのびるように且つ底板18と直交するように、底板18に立設され、その主面が第1側板12,第2側板14及び中板16のそれぞれの主面と直交する。
【0035】
背板20は、全体的に大概平板状であり、背板20を構成する部品が組み合わされて大概一枚の板状体を構成する、ノックダウン方式のものである。
背板20は、起立した第1側板12と第2側板14との間において、第1側板12及び第2側板14の高さ方向における最も上部に架け渡される第1桟材120と、第1側板12及び第2側板14の高さ方向における中間に架け渡される第2桟材122と、第1側板12及び第2側板14の高さ方向における最も下部に架け渡される第3桟材124とを備える。第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124は、第1側板12と第2側板14との間に架け渡されるための長さを備えている。
更に、背板20は、起立した第1側板12と第2側板14との間において架設された、第1桟材120と第2桟材122との間に架け渡され張設される第1背面板126と、第2桟材122と第3桟材124との間に架け渡され張設される第2背面板128とを備える。
第1背面板126及び第2背面板128は、正面視長方形状の板状体である。第1背面板126及び第2背面板128は、第1側板12と第2側板14との間に架け渡されるための長さを備えている。
第1桟材120及び第2桟材122は、断面長方形の直方体状であり、第1桟材120と第2桟材122とが対向する面に、第1背面板126を嵌め込むための、嵌入溝120aと嵌入溝122aとが穿設されている。
第2桟材122及び第3桟材124は、第2桟材122と第3桟材124とが対向する面に、第2背面板128を嵌め込むための、嵌入溝122bと嵌入溝124aとが穿設されている。
【0036】
第1桟材120の嵌入溝120aと第2桟材122の嵌入溝122aとは、向き合うように形成された、直線状である。第1桟材120の嵌入溝120aは、第1桟材120の長さ方向にのびて、平板状の第1背面板126の上端縁を嵌め込むように、溝幅及び深さを形成され、且つ第2桟材122の嵌入溝122aは、第2桟材122の長さ方向にのびて、平板状の第1背面板126の下端縁を嵌め込むように、溝幅及び深さを形成されている。
第2桟材122の嵌入溝122bと第3桟材124の嵌入溝124aとは、向き合うように形成された、直線状である。第2桟材122の嵌入溝122bは、第2桟材122の長さ方向にのびて、平板状の第2背面板128の上端縁を嵌め込むように、溝幅及び深さを形成され、且つ第3桟材124の嵌入溝124aは、第3桟材124の長さ方向にのびて、平板状の第2背面板128の下端縁を嵌め込むように、溝幅及び深さを形成されている。
【0037】
第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124の左端縁は平面状であり、第1側板12の平板状内側面に当接されその主面が第1側板12の主面と直交して固定され垂設され、且つ、第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124の右端縁は平面状であり、第2側板14の平板状内側面に当接されその主面が第2側板14の主面と直交して固定され垂設される。
第1桟材120の左端縁には、第1桟材120の長手方向に、ダボ340が突設され且つ雌螺子孔342が穿設されている。
第1桟材120の右端縁には、第1桟材120の長手方向に、ダボ360が突設され且つ雌螺子孔362が穿設されている。
第2桟材122の左端縁には、第2桟材122の長手方向に、ダボ344が突設され且つ雌螺子孔346が穿設されている。
第2桟材122の右端縁には、第2桟材122の長手方向に、ダボ364が突設され且つ雌螺子孔366が穿設されている。
第3桟材124の左端縁には、第3桟材124の長手方向に、雌螺子孔348が穿設され且つダボ350が突設されている。
第3桟材124の右端縁には、第3桟材124の長手方向に、雌螺子孔368が穿設され且つダボ370が突設されている。
第1背面板126及び第2背面板128の左端縁は、直線状であり、起立した第1側板12の平板状内側面に当接されその主面が第1側板12の主面と直交して固定され垂設され、且つ、第1背面板126及び第2背面板128の右端縁は、直線状であり、起立した第2側板14の平板状内側面に当接されその主面が第2側板14の主面と直交して固定され垂設されている。
第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124の手前側面の中央は、平面状であり、起立した中板16の平面状向こう側面に当接されて固定される。
【0038】
第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124並びに第1背面板126及び第2背面板128は、その主面が垂直に起立し、第1側板12,第2側板14及び中板16の垂直状に起立した主面と直交し、且つ、その主面が垂直に起立し、底板18の水平状の主面と直交する。
【0039】
第1側板12は、その下端縁近傍の内側面(中板16と対向する面)において底板18の左端縁と接合され、ダボ穴210に底板18のダボ300が嵌入されるとともに、雌螺子孔212と底板18の雌螺子孔312と合わされ、且つ雌螺子孔214と底板18の雌螺子孔314とを合わされて、ボルト910を、雌螺子孔212と雌螺子孔312とに挿入され螺合され及びボルト912を、雌螺子孔214と雌螺子孔314とに挿入され螺合され、その主面が底板18の主面と直交して、底板18に固定され垂設される(
図12参照)。
第2側板14は、その下端縁近傍の内側面(中板16と対向する面)において底板18の右端縁と接合され、ダボ穴240に底板18のダボ316が嵌入され、雌螺子孔242と底板18の雌螺子孔318と合わされ、且つ雌螺子孔244と底板18の雌螺子孔320とを合わされて、ボルト914を、雌螺子孔242と雌螺子孔318とに挿入され螺合され及びボルト916を、雌螺子孔244と雌螺子孔320とに挿入され螺合され、その主面が底板18の主面と直交して、底板18に固定され垂設される(
図7参照)。
【0040】
中板16は、その下端縁において底板18の上面の中央に接合され、ダボ270を底板18のダボ穴322に嵌入され、雌螺子孔272と底板18の雌螺子孔324とを合わされ且つ雌螺子孔274と底板18の雌螺子孔326とを合わされて、ボルト918を雌螺子孔272と雌螺子孔324とに挿入され螺合され及びボルト920を、雌螺子孔274と雌螺子孔326とに挿入され螺合されて、底板18に固定される(
図6参照)。
【0041】
第1側板12は、その内側面(中板16と対向する面)を背板20を構成する第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124の左端縁に接合させ、第1桟材120のダボ340を第1側板12のダボ穴216に、第2桟材122のダボ344を第1側板12のダボ穴220に及び第3桟材124のダボ350を第1側板12のダボ穴226に嵌入させて、背板20に固定される(
図12参照)。
更に、第1側板12は、その内側面(中板16と対向する面)を背板20を構成する第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124の左端縁に接合させ、第1側板12の雌螺子孔218と第1桟材120の雌螺子孔342とを合わせ、第1側板12の雌螺子孔222と第2桟材122の雌螺子孔346とを合わせ、第1側板12の雌螺子孔224と第3桟材124の雌螺子孔348とを合わせ、雌螺子孔218と雌螺子孔342とにボルト922を嵌入させ、雌螺子孔222と雌螺子孔346とにボルト924を嵌入させ、雌螺子孔224と雌螺子孔348とにボルト926を嵌入させ、螺合させて、背板20に固定される。
第2側板14は、その内側面(中板16と対向する面)を背板20を構成する第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124の右端縁に接合させ、第1桟材120のダボ360を第2側板14のダボ穴246に、第2桟材122のダボ364を第2側板14のダボ穴250に及び第3桟材124のダボ370を第2側板14のダボ穴256に嵌入させて、背板20に固定される(
図10参照)。
更に、第2側板14は、その内側面(中板16と対向する面)を背板20を構成する第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124の右端縁に接合させ、第2側板14の雌螺子孔248と第1桟材120の雌螺子孔362とを合わせ、第2側板14の雌螺子孔252と第2桟材122の雌螺子孔366とを合わせ、第2側板14の雌螺子孔254と第3桟材124の雌螺子孔368とを合わせ、雌螺子孔248と雌螺子孔362とにボルト928を嵌入させ、雌螺子孔252と雌螺子孔366とにボルト930を嵌入させ、雌螺子孔254と雌螺子孔368とにボルト932を嵌入させ、螺合させて、背板20に固定される。
【0042】
中板16は、向こう側端縁において、背板20と接し合わされ、中板16の雌螺子孔276と第1桟材120の雌螺子孔380とを合わせ、中板16の雌螺子孔278と第2桟材122の雌螺子孔382とを合わせ、中板16の雌螺子孔280と第3桟材124の雌螺子孔384とを合わせ、雌螺子孔276と雌螺子孔380とにボルト934を嵌入させ、雌螺子孔278と雌螺子孔382とにボルト936を嵌入させ、雌螺子孔280と雌螺子孔384とにボルト938を嵌入させ、ボルト934,936及び938を螺合させて、背板20に固定される(
図11参照)。
【0043】
第1ランドセル保管部30は、起立した第1側板12と中板16及び背板20とによって囲繞された領域に形成されている。
物品収納空間部38又は第2ランドセル保管部32は、第1ランドセル保管部30の下段において、起立した第1側板12と中板16及び背板20とによって囲繞された領域に形成されている。
第1ランドセル保管部30を構成する第1突出体50は、ランドセル1の第1背負い帯4aをわん曲した状態で、その周囲に掛けるために、円錐状ないしは円柱状の引っ掛け部50aを備え、引っ掛け部50aの自由端側に落下防止のための膨大部50bを有する。
第1突出体50は、引っ掛け部50aにおける第1側板12に固定する側に、連設された固定円柱状部50cを備え、固定円柱状部50cの先端に、雄螺子棒50dを突設されている。
第1ランドセル保管部30を構成する第2突出体52は、ランドセル1の第2背負い帯4bをわん曲した状態で、その周囲に掛けるために、円錐状ないしは円柱状の引っ掛け部52aを備え、引っ掛け部52aの自由端側に落下防止のための膨大部52bを有する。
第2突出体52は、引っ掛け部52aにおける第2側板14に固定する側に、連設された固定円柱状部52cを備え、固定円柱状部52cの先端に、雌螺子孔52dを穿設されている。
第1突出体50は、雄螺子棒50dを、第1側板12の内側面(第2側板14との対向面)に穿設された雌螺子孔54に螺合させ、第1突出体50の軸心を第1側板12の内側面に直交させて、第1側板12に固定される。
第2突出体52は、雌螺子孔52dに、第2側板14の内側面(第1側板12との対向面)から外側面に貫設された貫挿孔56を通して第2側板14に嵌挿された雄螺子棒58を螺合させ、第2突出体52の軸心を第2側板14の内側面に直交させて、第2側板14に固定される。雄螺子棒58は、ボルトにより形成されている。
【0044】
第2ランドセル保管部32は、第1ランドセル保管部30の下段において、起立した第1側板12と中板16及び背板20とによって囲繞された領域に形成されている。
第2ランドセル保管部32を構成する第3突出体70は、
図15において示すように、ランドセル1の第1背負い帯4aをわん曲した状態で、その周囲に掛けるために、円錐状ないしは円柱状の引っ掛け部70aを備え、引っ掛け部70aの自由端側に落下防止のための膨大部70bを有する。
第3突出体70は、引っ掛け部70aにおける第1側板12に固定する側に、連設された固定円柱状部70cを備え、固定円柱状部70cの先端に、雌螺子孔70dを穿設されている。
第2ランドセル保管部32を構成する第4突出体72は、
図16において示すように、第2背負い帯4bをわん曲した状態で、その周囲に掛けるために、円錐状ないしは円柱状の引っ掛け部72aを備え、引っ掛け部72aの自由端側に落下防止のための膨大部72bを有する。
第4突出体72は、引っ掛け部72aにおける第2側板14に固定する側に、連設された固定円柱状部72cを備え、固定円柱状部72cの先端に、雌螺子孔72dを穿設されている。
第3突出体70は、雌螺子孔70dに、第1側板12の内側面(第2側板14との対向面)から外側面に貫設された貫挿孔76を通して第1側板12に嵌挿された雄螺子棒78(第1フック28Aのボルト970)を螺合させ、第3突出体70の軸心を第1側板12の内側面に直交させて、第1側板12に固定される(
図15参照)。
第4突出体72は、雌螺子孔72dを、第2側板14の内側面(第1側板12との対向面)に穿設された雌螺子孔74に合わせて、雄螺子棒78を雌螺子孔72d及び雌螺子孔74に嵌挿させ螺合させ、第4突出体72の軸心を第2側板14の内側面に直交させて、第2側板14に固定される(
図16参照)。
【0045】
第1ランドセル保管部30は、下部において、第1突出体50及び第2突出体52に第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bを引っ掛けた状態のランドセル1の底部6eを支持するための第1支持体60を備える。
第1支持体60は、平面視方形状の板体で、対向する第1側板12の内側面と中板16の内側面との間に架設される。
第1支持体60は、対向する第1側板12の内側面と中板16の内側面との間の距離に等しい幅を備え、第1側板12及び中板16の前端縁と背板20の手前側面との間の距離に等しい奥行きを備える。
第1支持体60は、第1側板12に穿設された第1ダボ穴810に嵌入された第1ダボ片814及び中板16の内面に穿設された第2ダボ穴812に嵌入された第2ダボ片816に係止されて、第1側板12と中板16との間で第1突出体50及び第2突出体52の下方に固定される(
図17参照)。
第1支持体60は、その下面に、第1ダボ片814及び第2ダボ片816を嵌入するダボ嵌入溝60a及びダボ嵌入溝60bが穿設されている。第1側板12の内側面に固定された第1ダボ片814に第1支持体60の左端縁に穿設されたダボ嵌入溝60aを嵌入させ且つ中板16の内側面に固定された第2ダボ片816を、第1支持体60の右端縁に穿設されたダボ嵌入溝60bに嵌入させて、第1側板12と中板16との間に係止される。
【0046】
第2ランドセル保管部32は、下部において、第3突出体70及び第4突出体72に第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bを引っ掛けた状態のランドセル1の底部6eを支持するための第2支持体62を備える。
この実施の形態においては、第2支持体62は、底板18の第1側板12と中板16との間の領域によって構成されている。
底板18の上面は、第3突出体70及び第4突出体72に第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bを引っ掛けた状態のランドセル1の底部6eを支持する。
【0047】
第1ランドセル保管部30は、第1突出体50及び第2突出体52並びに第1支持体60を第1側板12及び中板16から取り外すことにより、衣類等保管部34として用いることができる。第1ランドセル保管部30を衣類等保管部34として用いるときは、第2ランドセル保管部32を構成する第3突出体70及び第4突出体72も第1側板12及び中板16から取り外す。
衣類等保管部34として用いるときは、
図21に示すように、ハンガー等の衣服を保管する用品を引っ掛けるための引っ掛け体130を第1側板12と中板16との間に架設して、衣類等保管部34は、衣類等を保管するための空間を構成する。
【0048】
ブックスタンド部22は、第2側板14及び中板16の上部において、手前側が最も低く、向こう側に向かうに従って段々と高くなるように、対向する第2側板14の内側面と中板16の内側面との間に、水平に架設された冊子棚80を備える。
冊子棚80は、最も手前側の第1の冊子棚80Aと、中間の第2の冊子棚80Bと、最も向こう側(奥側)の第3の冊子棚80Cとを備える。
第1の冊子棚80Aは、最も低い位置に設けられ、第3の冊子棚80Cは、最も高い位置に設けられ、第2の冊子棚80Bは、第1の冊子棚80Aと第3の冊子棚80Cとの間で中間の高さに設けられている。
ブックスタンド部22は、手前側が低く向こう側が高いために、収納された教科書類を手前から見渡して必要なものを取り出し易くしている。
【0049】
冊子棚80は、教科書類の下端を載置するための平面視長方形板状の冊子載置部82と、冊子載置部82の前面において冊子載置部82の上面より上方に向けて突き出た正面視長方形の板状の冊子受け部84とを備える。
冊子載置部82と冊子受け部84とは、横断面L字形で、対向する第2側板14の内側面と中板16の内側面との間の距離と同一の長さを備える。
【0050】
第1の冊子棚80Aの冊子載置部82は、第2側板14及び中板16の手前側端縁と背板20の手前側面との間の距離に等しい幅を備えており、第2の冊子棚80B及び第3の冊子棚80Cの冊子載置部82は、載置される教科書類の厚さ以上の幅を備えている。
第2の冊子棚80B及び第3の冊子棚80Cの冊子載置部82は、第1の冊子棚80Aの冊子載置部82より幅(奥行き)は狭い。
冊子棚80は、最も手前側の第1の冊子棚80Aと、中間の第2の冊子棚80Bと、最も向こう側(奥側)の第3の冊子棚80Cとを備える。
冊子受け部84は、教科書類の下部の一部を覆う高さを備え、教科書類の上端部が向こう側に位置するように傾斜して冊子棚80に載置されたときに、教科書類の下端部が冊子棚80からずり落ちないように停止させるためのストッパーの機能を備える。
【0051】
ランドセル収納物品保管部36を構成するブックスタンド部22は、冊子棚80の上方において、対向する中板16の内側面と第2側板14の内側面との間に、水平に架け渡された、断面円形の棒状の冊子係止部86を備える。
冊子係止部86は、階段状に手前側から向こう側に向かうに従って高くなる冊子棚80の冊子受け部84の上方に設けられており、第1の冊子棚80A,第2の冊子棚80B及び第3の冊子棚80Cの高さの変化に合わせて手前側から向こう側に向かうに従って高くなる。
最も手前の第1の冊子係止部86Aは、第1の冊子棚80Aに載置された教科書類を落下することがないように、第1の冊子棚80Aに載置された教科書類の高さ方向における略々中央に位置している。
中間の第2の冊子係止部86Bは、第2の冊子棚80Bに載置された教科書類を落下することがないように、第2の冊子棚80Bに載置された教科書類の高さ方向における略々中央に位置している。
また、第2の冊子係止部86Bは、第1の冊子棚80Aに載置された教科書類を持たせ掛ける機能をも備える。
最も向こう側の第3の冊子係止部86Cは、第3の冊子棚80Cに載置された教科書類を落下することがないように、第3の冊子棚80Cに載置された教科書類の高さ方向における略々中央に位置している。
また、第3の冊子係止部86Cは、第2の冊子棚80Bに載置された教科書類を持たせ掛ける機能をも備える。
【0052】
第1の冊子棚80Aの冊子載置部82は、第2側板14と接合する右端縁の手前側に雌螺子孔82a
1が穿設され、且つ向こう側にダボ82b
1が突設されているとともに、中板16と接合する左端縁の手前側に雌螺子孔82a
2が穿設され、且つ向こう側にダボ82b
2が突設されている(
図6及び
図7図示)。
第2の冊子棚80Bの冊子載置部82及び第3の冊子棚80Cの冊子載置部82は、第2側板14と接合する右端縁の手前側にダボ82c
1が突設され且つ向こう側にダボ82d
1が突設されているとともに、中板16と接合する左端縁の手前側にダボ82c
2が突設され且つ向こう側にダボ82d
2が突設されている(
図6及び
図7図示)。
第1の冊子棚80Aの冊子受け部84は、第2側板14と接合する右端縁の中央にダボ84e
1が突設されるとともに、中板16と接合する左端縁の中央にダボ84e
2が突設されている(
図6及び
図7図示)。
第2の冊子棚80Bの冊子受け部84及び第3の冊子棚80Cの冊子受け部84は、第2側板14と接合する右端縁の中央にダボ84e
3が突設されるとともに、中板16と接合する左端縁の中央にダボ84e
4が突設されている(
図6及び
図7図示)。
【0053】
冊子係止部86は、第2側板14の冊子係止部孔860A,冊子係止部孔860B及び冊子係止部孔860Cに嵌合する右端縁に雌螺子孔86aが穿設され、且つ中板16の冊子係止部孔860A,冊子係止部孔860B及び冊子係止部孔860Cに嵌合する左端縁に雌螺子孔86bが穿設されてもよい(
図6図示)。
【0054】
第1の冊子棚80Aは、その冊子載置部82の右端に形成された雌螺子孔82a
1に、第2側板14の外側面(中板16と対向する面とは反対側の面)より、ボルト950を差し込んで雌螺子孔82a
1に螺合させ、第2側板14の主面に直交させて、第2側板14に水平に固定され垂設されるとともに、ダボ82e
1及びダボ82b
1を第2側板14の外側面(中板16と対向する面とは反対側の面)に形成された第3ダボ穴820に嵌合させ、第2側板14の主面に直交させて、第2側板14に水平に固定され垂設される。
第2の冊子棚80B及び第3の冊子棚80Cは、第2の冊子棚80B及び第3の冊子棚80Cの右端縁を第2側板14の内側面(中板16と対向する面)に接合させ、第2側板14の内側面に形成された第4ダボ穴822及び第5ダボ穴824に、ダボ82c
1及びダボ82d
1並びにダボ82e
3を嵌入させ、第2側板14の主面に直交させて、第2側板14に水平に固定され垂設される。
【0055】
第1の冊子棚80Aは、その冊子載置部82の左端に形成された雌螺子孔82a
2に、中板16の外側面(第2側板14と対向する面とは反対側の面)より、ボルト952を差し込んで雌螺子孔82a
2に螺合させて、中板16に固定されるとともに、ダボ82e
2及びダボ82b
2を中板16の外側面(第2側板14と対向する面とは反対側の面)に形成された第6ダボ穴830に嵌合させて、中板16に固定される。
第2の冊子棚80B及び第3の冊子棚80Cは、第2の冊子棚80B及び第3の冊子棚80Cの左端縁を中板16の内側面(第2側板14と対向する面)に接合させ、中板16の内側面に形成された第7ダボ穴832及び第8ダボ穴834に、ダボ82c
2及びダボ82d
2並びにダボ82e
4を嵌入させて、中板16に固定される。
【0056】
冊子係止部86は、第1の冊子係止部86A,第2の冊子係止部86B及び第3の冊子係止部86Cの右端縁を、第2側板14の内側面(中板16と対向する面)に形成された冊子係止部孔860A,冊子係止部孔860B及び冊子係止部孔860Cに嵌合させ、その軸心を第2側板14の主面に直交させて、水平に固定される。
更に、冊子係止部86は、第1の冊子係止部86A,第2の冊子係止部86B及び第3の冊子係止部86Cの左端縁を、中板16の内側面(第2側板14と対向する面)に形成された冊子係止部孔862A,冊子係止部孔862B及び冊子係止部孔862Cに嵌合させ、その軸心を中板16の主面に直交させて、水平に固定される。
第1の冊子係止部86Aは、その右端縁を第2側板14の冊子係止部孔860Aに、その左端縁を中板16の冊子係止部孔862Aに、それぞれ固定される。
第2の冊子係止部86Bは、その右端縁を第2側板14の冊子係止部孔860Bに、その左端縁を中板16の冊子係止部孔862Bに、それぞれ固定される。
第3の冊子係止部86Cは、その右端縁を第2側板14の冊子係止部孔860Cに、その左端縁を中板16の冊子係止部孔862Cに、それぞれ固定される。
冊子係止部86は、第1の冊子係止部86A,第2の冊子係止部86B及び第3の冊子係止部86Cの右端縁に形成された雌螺子孔86aに、第2側板14の外側面(中板16と対向する面とは反対側の面)より、ボルト(
図6図示ボルト954,ボルト956)を差し込んで雌螺子孔86aに螺合させて、第2側板14に固定してもよい。
冊子係止部86は、第1の冊子係止部86A,第2の冊子係止部86B及び第3の冊子係止部86Cの左端縁に形成された雌螺子孔86bに、中板16の外側面(第2側板14と対向する面とは反対側の面)より、ボルト(
図6図示ボルト954,ボルト956)を差し込んで雌螺子孔86bに螺合させて、中板16に固定してもよい。
【0057】
棚板112は、平面視方形板状体で構成されており、その主面を第2側板14及び中板16の主面と直交させて、第2側板14と中板16との間に架設される。
棚板112は、第2側板14の内表面(中板16との対向面)及び中板16の内表面(第2側板14との対向面)に突設された第3ダボ片850の上に嵌め込み固定するための手前側のダボ用凹部852a及び向こう側のダボ用凹部852bが穿設されている(
図4,
図17及び
図18参照)。
手前側のダボ用凹部852a及び向こう側のダボ用凹部852bは、棚板112における下面であって、第2側板14と中板16との間に架け渡されたときに接合する右側端縁及び左側端縁において、該接合する右側端縁及び左側端縁のそれぞれに手前側と向こう側との2箇所に分かれて設けられている。
第2側板14の内側面に突設される、第3ダボ片850は、着脱自在に第2側板14に固定されるように、第2側板14のダボ穴854a及びダボ穴854bに嵌合されて固定される。
中板16の内側面に突設される、第3ダボ片850は、着脱自在に中板16に固定されるように、中板16の手前側のダボ穴856a及び向こう側のダボ穴856bに嵌合されて固定される。
第2側板14のダボ穴854a及びダボ穴854bと中板16のダボ穴856a及びダボ穴856bとは、同じ高さに設けられ、手前側のダボ穴854a及びダボ穴856aと向こう側のダボ穴854b及びダボ穴856bとは水平に設けられている。
棚板112は、
図20において示すように、第1ランドセル保管部30の下方において、背板20の手前であって第1側板12と中板16との間に、水平に架設してもよい。そのときは、第2ランドセル保管部32は、物品収納空間部38に変わる。
棚板112は、中板16の内表面(第2側板14との対向面)及び第2側板14の内表面(中板16との対向面)に突設された第3ダボ片850の上に、手前側のダボ用凹部852a及び向こう側のダボ用凹部852bを嵌め込み固定されている(
図4及び
図18参照)。
ダボ穴854a,ダボ穴854b,ダボ穴856a及びダボ穴856bは、棚板112を第2側板14と中板16との間に架け渡されたときに、3段階に高さを変えるように、上下方向に3箇所に分かれて設けられている。
なお、第1側板12の内表面(中板16との対向面)及び中板16の内表面(第1側板12との対向面)にも、第3ダボ片850を嵌合するためのダボ穴854a及びダボ穴854b並びにダボ穴856a及びダボ穴856bを形成して、棚板112を第1側板12と中板16との間に固定するようにしてもよい。
【0058】
ランドセル1の第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bが第1突出体50及び第2突出体52に掛け渡されて第1ランドセル保管部30に収納されたランドセル1の底部6eを支持する位置において、第1支持体60は、第1側板12と中板16との間に設けられる。
而して、第1支持体60で支持されたランドセル1の重みは、第1突出体50及び第2突出体52に掛け渡された第1背負い帯4a及び第2背負い帯4に掛かることなく、第1支持体60によって支持される。
【0059】
衣類等保管部34を構成する収納箱90は、中板16を構成する第1の冊子棚80Aの冊子載置部82の下方において、抜き差し自在に第2側板14を中板16との間に架け渡された収納箱支持板110の上に設けられている(
図3,
図4及び
図18参照)。
収納箱90は、正面視方形の箱前面板92と、箱前面板92と対向して向こう側に設けられた正面視方形の箱後面板96と、平行な箱前面板92と箱後面板96との間に架け渡された右側の箱側面板94及び左側の箱側面板94と、箱前面板92,箱後面板96及び箱側面板94によって囲繞された平面視方形の箱底面板98とを備える。
収納箱90は、箱前面板92の前に、コルク板100を付設され、ピン等を突き差して、時間割表やカレンダー等の紙片等をとめることができる。
【0060】
収納箱支持板110は、平面視方形板状体で構成されており、第1側板12と中板16との間に水平に架け渡され、棚板112及び底板18と平行に架け渡されている。
収納箱支持板110は、第2側板14の内表面(中板16との対向面)に接合される右端縁に、ダボ110b
1が突設され、且つ雌螺子孔110a
1が穿設されている。
収納箱支持板110は、中板16の内表面(第2側板14との対向面)に接合される左端縁に、ダボ110b
2が突設され、且つ雌螺子孔110a
2が穿設されている。
【0061】
収納箱支持板110は、冊子棚80の下方において、背板20の手前であって第2側板14と中板16との間に、その主面を第2側板14及び中板16の主面と直交させて、水平に架設される。
第2側板14は、第2側板14の高さ方向における中央より若干下方において、手前側と向こう側とに水平に並んで、ダボ穴390及び雌螺子孔392を穿設されている。
中板16は、中板16の高さ方向における中央より若干下方において、手前側と向こう側とに水平に並んで、ダボ穴394及び雌螺子孔396を穿設されている。
収納箱支持板110は、その右端縁を第2側板14の内表面(中板16との対向面)に接し合わせ、ダボ110b
1をダボ穴390に嵌合させる。
そして、収納箱支持板110は、雌螺子孔110a
1と第2側板14の雌螺子孔392とを合わせ、ボルト960を雌螺子孔110a
1と雌螺子孔392とに挿通し、螺合させて、第2側板14に固定される。
収納箱支持板110は、その左端縁を中板16の内表面(第2側板14との対向面)に接し合わせ、ダボ110b
2をダボ穴394に嵌合させる。
そして、収納箱支持板110は、雌螺子孔110a
2と中板16の雌螺子孔396とを合わせ、ボルト962を雌螺子孔110a
2と雌螺子孔396とに挿通し、螺合させて、中板16に固定される。
【0062】
第1の冊子棚80Aの冊子載置部82の下部に、収納箱90を手前に引いたときに、収納箱支持板110から落下しないように、収納箱90の移動を停止させるための中間止めビス102が突設されている。
収納箱90の箱後面板96は、収納箱90を手前に引き出したときに、その上部の内側において、中間止めビス102に係止する。
【0063】
収納箱90を揺動自在に保持する収納箱支持板110の下方であって底板18との間において、第2側板14と中板16との間に、棚板部26を構成する棚板112が、架け渡されている。
【0064】
背板20の向こう側には、物品収納空間部38を構成する、正面視長方形板状の物品係止板140が、背板20と平行して且つ底板18と直交して、底板18に垂設されている。
物品係止板140は、底板18の向こう側端縁の上部において、第1側板12の向こう側端縁の内側と第2側板14の向こう側端縁の内側との間に架け渡され、底板18から起立している。
そして、並列した物品係止板140と背板20との間には、空間が設けられており、第1側板12及び第2側板14と物品係止板140及び背板20との間に形成された空間に、ランドセル1以外の小学生が使用する楽器等を保管することができる。
【0065】
物品係止板140は、第1側板12に接し合わされる左側端縁に、ダボ142a
1と雌螺子孔142b
1が設けられている。
物品係止板140は、第2側板14に接し合わされる右側端縁に、ダボ142a
2と雌螺子孔142b
2が設けられている。
そして、物品係止板140は、第1側板12に穿設されたダボ穴400に左端縁のダボ142a
1を嵌入させ且つ第1側板12に穿設された雌螺子孔402に雌螺子孔142b
1を合わせて、ボルト966を螺合し、その主面を第1側板12の主面に直交させて、第1側板12に固定され垂設される(
図12図示)。
そして、物品係止板140は、第2側板14に穿設されたダボ穴404に右端縁のダボ142a
1を嵌入させ且つ第2側板14に穿設された雌螺子孔406に雌螺子孔142b
1を合わせて、ボルト968を螺合し、その主面を第2側板14の主面に直交させて、第2側板14に固定され垂設される(
図8図示)。
物品係止板140は、底板18に穿設された雌螺子孔408に下端縁のダボ142cを嵌入させ、その主面を底板18の主面に直交させて、底板18の上面より起立して固定され垂設される(
図6,
図7及び
図8図示)。
【0066】
第1ランドセル保管部30及び第2ランドセル保管部32にランドセル1を保管する必要がなくなったときに、第1ランドセル保管部30及び第2ランドセル保管部32の空間を衣類等保管部34に変えるために、第1ランドセル保管部30の第1突出体50及び第2突出体52並びに第2ランドセル保管部32の第3突出体70及び第4突出体72を第1側板12及び中板16から取り去る。
そして、衣類等保管部34を構成するために、
図21ないし
図23において示すように、第1側板12の内側面(中板16との対向面)に雌螺子孔710が設けられ、且つ中板16の内側面(第1側板12との対向面)に、雌螺子孔712が設けられている。衣類等保管部34を構成するために、ハンガーを係止する引っ掛け体130が、その左端の雌螺子孔132aを第1側板12の雌螺子孔710に接し合わせ且つ右端の雌螺子孔132bを、中板16の雌螺子孔712に接し合わせる。
そして、ハンガーを係止する引っ掛け体130は、引っ掛け体130の左端の雌螺子孔132aと第1側板12の雌螺子孔710とに(第1フック28Aの)ボルト970を挿入し螺合し、その軸心を第1側板12の主面に直交させて、水平に固定される。引っ掛け体130は、引っ掛け体130の右端の雌螺子孔132bと中板16の雌螺子孔712とにボルト972を挿入し螺合し、その軸心を中板16の主面に直交させて、水平に固定される。
引っ掛け体130は、第1側板12と中板16との間に水平に架け渡される。
第1側板12の雌螺子孔710と中板16の雌螺子孔712とは、第1側板12及び中板16の上方において、同じ高さ位置に設けられる。
従って、比較的背丈の長いコート等を掛けたハンガーを引っ掛け体130に係止させて、衣類等を保管することができる。
【0067】
フック部28は、物品係止部40を構成するものである。フック部28は、3種のフックがあり、その一つは、第3突出体70及び引っ掛け体130を第1側板12及び中板16に固定するための固定部材を兼ねるタイプの第1フック28Aである。
あとの2つは、第1側板12,第2側板14及び中板16に固定されて、物品係止部40を構成するものであって、ボルトを突設されたタイプの第2フック28Bと、雌螺子孔28cを穿設されたタイプの第3フック28Cとである。
【0068】
第1フック28Aは、円柱状の引っ掛け部28aと引っ掛け部28aの自由端たる先端に設けられた膨出部28bとを備え、引っ掛け部28aの膨出部28bが形成された端と反対の固定側端部に、ボルト970が固定されている(
図15図示)。
第2フック28Bは、円柱状の引っ掛け部28aと引っ掛け部28aの自由端たる先端に設けられた膨出部28bとを備え、引っ掛け部28aの膨出部28bが形成された端と反対の固定側端部に、ボルト976が突設されている(
図15図示)。
第3フック28Cは、円柱状の引っ掛け部28aと引っ掛け部28aの自由端たる先端に設けられた膨出部28bとを備え、引っ掛け部28aの膨出部28bが形成された端と反対の固定側端部に、雌螺子孔28cが穿設されている(
図15図示)。
【0069】
第1フック28Aは、第3突出体70を第1側板12に固定するために、第1側板12の外側面よりボルト970を雌螺子孔76に貫通し且つ第1側板12の内側面に接し合わされた第3突出体70の雌螺子孔70dに螺合し、その軸心を第1側板12の主面に直交させ、第1側板12の外側面に、水平に固定される(
図15参照)。
第2フック28Bは、第1側板12の雌螺子孔730及び第2側板14の雌螺子孔732にボルト974を螺合し、その軸心を第1側板12及び第2側板14の主面に直交させ、第1側板12及び第2側板14の外側面に、水平に固定される(
図13参照)。
第3フック28Cは、第1側板12の雌螺子孔734に接し合わせ、第1側板12の内側面より貫通されたボルト976を雌螺子孔28cに螺合し、その軸心を第1側板12の主面に直交させ、第1側板12の外側面に、水平に固定される(
図15参照)。
【0070】
次に、収納家具10の組み立て手順について説明する。
まず、中板16の下端を底板18の上面に接し合わせ、中板16を起立させ固定して、底板18の中央において、中板16を底板18の幅方向にのびるように立設する(
図6参照)。
次に、冊子棚80及び収納箱支持板110の左端縁を、中板16の内側面に接し合わせ、中板16に固定して、中板16の表面に冊子棚80及び収納箱支持板110を垂設する(
図6及び
図7参照)。
次に、物品係止板140の下端面を底板18の向こう側端縁の上面に接し合わせ、物品係止板140を起立させ、物品係止板140を底板18の長さ方向にのびるように底板18に固定して、底板18の表面に物品係止板140を垂設する(
図7及び
図8参照)。
次に、第2側板14の左端面を、冊子棚80及び収納箱支持板110の右端縁に接し合わせ、直交させ固定するとともに、底板18の上面に接し合わせ、第2側板14を起立させ底板18の右端縁において、固定して、第2側板14を底板18の幅方向にのびるように立設する(
図7及び
図8参照)。
次に、背板20を、第1側板12,第2側板14及び中板16に架け渡して、背板20の向こう側端縁との間に一定の間隔をあけて、背板20を第1側板12,第2側板14及び中板16に固定する(
図10,
図11及び
図12参照)。
第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124の右端縁を第2側板14の内側面に接し合わせ、第2側板14と直交させ、第2側板14の表面に第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124を垂設させる(
図10参照)。
第1背面板126の上端縁を第1桟材120の下端縁に固定し且つ第1背面板126の下端縁を、第2桟材122の上端縁に固定して、第1背面板126を第1桟材120と第2桟材122との間に架け渡すとともに、第2背面板128の上端縁を第2桟材122の下端縁とに固定し且つ第2背面板128の下端縁を第3桟材124の上端縁に固定して、第2背面板128を第2桟材122と第3桟材124との間に架け渡す(
図11参照)。
第1側板12の内側面を、第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124の左端縁に接し合わせ、第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124を第1側板12に直交させ、第1側板12の表面に第1桟材120,第2桟材122及び第3桟材124を垂設させる(
図12参照)。
次に、第1突出体50及び第3突出体70を第1側板12と中板16との内側面に、ボルト及び第1フック28Aで固定する(
図15及び
図16参照)。第3突出体70及び第4突出体72を第2側板14と中板16との内側面に、ボルトで固定する(
図16参照)。
第1突出体50と第2突出体52とは、同一の高さで向き合うように一直線状に並んで設けられ、第3突出体70と第4突出体72とは、同一の高さで向き合うように一直線状に並んで設けられる。
最後に、フック部28を第1側板12及び第2側板14の外側に固定する(
図15参照)。
【0071】
この発明は、前記実施の形態に限定されることなく、この発明の思想に基づき、種々変更することができる。例えば、次のような構成もこの発明に含まれる。
【0072】
第1支持体60は、板状体ではなく、例えば
図24ないし
図27に示すように、第1側板12側と中板16側とに分かれて形成された、平面視半円弧状支持台150ないし平面視方形状支持台といった断片であってもよい。また、支持台150は、第1側板12の手前側と向こう側及び中板16の手前側と向こう側とに分かれて、第1側板12側に前後一対と中板16側に前後一対とを形成してもよい。
【0073】
平面視方形状支持台150は、
図25に示すように、ランドセル1の鞄本体2の底部6eを載置するためのランドセル底部載置部152と、該ランドセル底部載置部152を補助するための補助部154とを備える。
ランドセル底部載置部152は、平面視半円弧状で、その弦部分を第1側板12及び中板16の内側面に接し合わせるように構成されており、弦部分にはダボ156が手前側と向こう側との2箇所に突設されている。
補助部154は、第1側板12及び中板16の内側面に接し合わされる面に向けて貫設された雌螺子孔158が穿設されている。
補助部154が接し合わされる第1側板12及び中板16は、雌螺子孔700及び雌螺子孔702並びにダボ穴704及びダボ穴706が穿設されている。
一方の支持台150の補助部154は、
図26(A)に示すように、雌螺子孔158を第1側板12の雌螺子孔700と接し合わせ且つダボ156を第1側板12のダボ穴704に嵌合させる。更に、他方の支持台150の補助部154は、
図26(B)に示すように、雌螺子孔158を中板16の雌螺子孔702と接し合わせ且つダボ156を中板16のダボ穴706に嵌合させる。
そして、一方の支持台150は、補助部154の雌螺子孔158から挿通されて第1側板12の雌螺子孔700に貫通されたボルト980を螺合することによって、第1側板12に固定され、他方の支持台150は、補助部154の雌螺子孔158から挿通されて中板16の雌螺子孔702に貫通されたボルト982を螺合することによって、中板16に固定される。
【0074】
支持台150は、第2ランドセル保管部32に保管されたランドセル1の底部6eを支持するために、第1側板12の下側と中板16の下側に設けられてもよい。
支持台150は、底板18と適宜な間隔をおいて、底板18の上面より上方であって、第2ランドセル保管部32を構成する第3突出体70及び第4突出体72の下方に設けられる。
【0075】
第1ランドセル保管部30を構成する第1突出体50及び第2突出体52は、ランドセル1の第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bを引っ掛けるために、別の構成を備えてもよい。
例えば、
図28ないし
図30に示すように、前記突出体550は、鞄本体2に設けられた第1背負い帯4a及び第2背負い帯4b側に立設された立設体を構成する背板20より突き出し設けられ、一対の第1背負い帯4aと第2背負い帯4bとが向き合う内側より外側に向けて、突き出し設けられ、反対側に向けて突き出し設けられた突出体550は、一方の第1背負い帯4aが一方の突出体550に支持され且つ他方の第2背負い帯4bが他方の突出体550に支持されてもよい。
【0076】
具体的には、第1側板12と中板16との間の背板20の内面に、突設体550を設けられる。
突出体550は、ランドセル1の一方の第1背負い帯4aを引っ掛ける一方の引っ掛け部550a及び他方の第2背負い帯4bを引っ掛ける他方の引っ掛け部550bと、引っ掛け部550a及び引っ掛け部550bを背板20の内面に固定するための固定柱状部550cとを備えている。
引っ掛け部550a及び引っ掛け部550bは、左右対称に、一枚の中央がくびれた円板ないしはハート状に連接されたものである。引っ掛け部550aと引っ掛け部550bとは、円弧状面を備えており、ランドセル1の第1背負い帯4a及び第2背負い帯4bの内側面にやわらかく接するように形成されている。
固定柱状部550cは、引っ掛け部550aを背板20の内面と平行に固定するために、突出体550の背面に直交して、引っ掛け部550a及び引っ掛け部550bの背面と固定柱状部550cの前面とを固定されている。
固定柱状部550cは、向こう側端縁にダボ550dと雌螺子孔550eとが設けられており、ダボ550dを背板20の内面の雌螺子孔710に嵌入させ、雌螺子孔550eを背板20の内面の雌螺子孔720に合わせ、ボルト990を貫入されて、突出体550は背板20に固定される。
而して、引っ掛け部550aの左側からランドセル1の第1背負い帯4aを内方に向けて引っ掛け且つ引っ掛け部550aの右側からランドセル1の第2背負い帯4bを内方に向けて引っ掛けるための空間が、背板20の前面と引っ掛け部550a及び引っ掛け部550bの向こう側との間に設けられる。