特許第6078209号(P6078209)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6078209
(24)【登録日】2017年1月20日
(45)【発行日】2017年2月8日
(54)【発明の名称】美容マスク
(51)【国際特許分類】
   A45D 44/22 20060101AFI20170130BHJP
   A61H 33/12 20060101ALI20170130BHJP
【FI】
   A45D44/22 F
   A61H33/12 S
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-536965(P2016-536965)
(86)(22)【出願日】2014年10月21日
(86)【国際出願番号】KR2014009888
(87)【国際公開番号】WO2015083938
(87)【国際公開日】20150611
【審査請求日】2016年6月2日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0151588
(32)【優先日】2013年12月6日
(33)【優先権主張国】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516162674
【氏名又は名称】ヤン,イン サン
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,イン サン
【審査官】 大瀬 円
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭49−121762(JP,U)
【文献】 実開昭59−122816(JP,U)
【文献】 特表2012−527908(JP,A)
【文献】 韓国登録特許第10−0985955(KR,B1)
【文献】 特開2009−213849(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 44/22
A61H 33/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の顔面に着用され、美容液供給口及び呼吸口が貫通して設けられたマスク本体と、
前記美容液供給口と連結されるように上記マスク本体に装着され、前記美容液供給口を通じて前記マスク本体と前記顔面の間の空間に美容液を噴射させるミスト噴射機と、
前記呼吸口と連結されるように前記マスク本体に装着された状態で前記使用者の鼻部分を包むように配置され、前記使用者の呼吸を可能にする呼吸連結部と、
を備えており、
前記呼吸連結部は、
前記マスク本体の呼吸口に前後方向に摺動可能に挿設される管構造の連結台と、
前記マスク本体の後方に突出された前記連結台の一端に連通結合された蓋本体と、
を含んでおり、
前記マスク本体の前方に突出された前記連結台の他端の外側には、離脱防止突起が突設され、前記マスク本体の内側に配置された前記連結台の一端の外側には、弾性バネが挿入して設けられている、ことを特徴とする美容マスク。
【請求項2】
前記使用者の顔面と接触される前記マスク本体の縁部には、柔軟性を有する封止部が結合して設けられている請求項1に記載の美容マスク。
【請求項3】
前記マスク本体の縁部には、前記使用者の頭や耳に掛けられる係止バンドがさらに結合して設けられている請求項1または請求項2に記載の美容マスク。
【請求項4】
前記マスク本体には、前記ミスト噴射機の一側を着脱自在に挿着されるようにする装着ブラケットが結合して設けられている請求項1に記載の美容マスク。
【請求項5】
前記装着ブラケットは、一側を開放させたリング状断面を有する請求項4に記載の美容マスク。
【請求項6】
前記蓋本体は、使用者の鼻部分を覆うように凹断面形状を有している、請求項1に記載の美容マスク。
【請求項7】
前記使用者の顔面と接触される前記蓋本体の縁部には、柔軟性を有する接触部が結合して設けられている請求項1または請求項6に記載の美容マスク。
【請求項8】
前記連結台は波付管構造を有する請求項1に記載の美容マスク。
【請求項9】
前記連結台の外側には、前記弾性バネを包むように保護蓋がさらに挿設されている請求項1に記載の美容マスク。
【請求項10】
前記保護蓋は波付管構造を有する請求項9に記載の美容マスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、美容マスクに関するもので、さらに詳しくは美容目的の美容液のような液体を顔に供給する美容マスクに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に顔の肌に美容液のような液体を供給するとき用いられる美容用具は、化粧用シート体であるフェイスマスクが用いられる。
【0003】
このような上記フェイスマスクは、一枚のシート体で構成され、目に対応する部分、鼻に対応する部分、口に対応する部分に切り取り部や孔部が設けられ、化粧水などの液体を含浸させ、顔面にのせる。
【0004】
しかしながら、従来のフェイスマスクは、一枚のシート体で構成され3次元に曲げられた形状を有する顔面全体に配置するとき、部分的にしわやたるみが発生し顔面全体に均一に密着されず、美容液が顔全体に均一に供給できない問題があった。
【0005】
また、フェイスマスクのシート体自体に美容液が吸収されることによって顔の肌への美容液の吸収効率が落ちる問題があった。
【0006】
このような従来のフェイスマスクは、日本公開特許公報第2002−172022号に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−172022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本願発明は、美容液を顔全体に均一に供給させると共に、顔の肌への美容液の吸収効率を増大させることのできる美容マスクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、使用者の顔面に着用され、美容液供給口及び呼吸口が貫通して設けられたマスク本体と、上記美容液供給口と連結されるように上記マスク本体に装着され、上記美容液供給口を通じて上記マスク本体と上記顔面の間の空間に美容液を噴射させるミスト噴射機と、上記呼吸口と連結されるように上記マスク本体に装着された状態で上記使用者の鼻部分を包むように配置され、上記使用者の呼吸を可能にする呼吸連結部と、を備えており、
前記呼吸連結部は、前記マスク本体の呼吸口に前後方向に摺動可能に挿設される管構造の連結台と、前記マスク本体の後方に突出された前記連結台の一端に連通結合された蓋本体と、を含んでおり、
前記マスク本体の前方に突出された前記連結台の他端の外側には、離脱防止突起が突設され、前記マスク本体の内側に配置された前記連結台の一端の外側には、弾性バネが挿入して設けられている、美容マスクを提供する。
【0010】
また、上記使用者の顔面と接触される上記マスク本体の縁部には、軟性を有する封止部が結合して設けられても良い。
【0011】
また、上記マスク本体の縁部には、さらに上記使用者の頭や耳に掛けられる係止バンドが結合して設けられても良い。
【0012】
また、上記マスク本体には、上記ミスト噴射機の一側を着脱自在に挿着される装着ブラケットが結合して設けられても良い。
【0013】
また、上記装着ブラケットは一側を開放させたリング状断面を有しても良い。
【0014】
また、前記蓋本体は、上記使用者の鼻部分を覆うように凹断面形状を有しても良い。
【0015】
また、上記使用者の顔面と接触される上記蓋本体の縁部には軟性を有する接触部が結合して設けられても良い。
【0017】
また、上記連結台は、波付管構造(ベローズ構造)を有しても良い。
【0018】
また、上記連結台の外側には、上記弾性バネを包むように保護蓋がさらに挿設されても良い。
【0019】
また、上記保護蓋は、波付管構造(ベローズ構造)を有しても良い。
【発明の効果】
【0020】
本発明に係る美容マスクは、呼吸連結部によって呼吸が可能な状態でマスク本体を使用者の顔面に着用すれば、ミスト噴射機を通じて噴射される美容液がマスク本体の美容液供給口を通じて使用者の顔面の肌にすぐ接触されるため、使用者の顔面の肌への美容液の吸収効率が増大する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、本発明の一実施例に係る美容マスクの斜視図である。
図2図2は、図1の分解斜視図である。
図3図3は、図1のIII−III線による断面図である。
図4図4は、図3の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施例に係る美容マスクの斜視図であり、図2は、図1の分解斜視図であり、図3は、図1のIII−III線での断面図であり、図4は、図3の部分拡大図である。図1ないし図4を参照すると、上記美容マスクは、マスク本体100と、ミスト噴射機200と、呼吸連結部300とを備えている。
【0024】
上記マスク本体100は、使用者の顔面(図示しない)に着用される部分である。このような上記マスク本体100は、上記使用者の顔面に対向される面が上記顔面に隣接して配置されるように上記使用者の顔面に対向される面が凹構造を有するように形成されている。このとき、上記マスク本体100の上記顔面に対向される面と上記使用者の顔面は、互いに離隔するように配置されることで、後述するミスト噴射機200から噴射される美容液が上記使用者の顔面と接触できるようになる。このように、上記マスク本体100は縁部が上記顔面に密着されるように着用され、後述するミスト噴射機200から噴射された美容液が上記顔面に隣接して分布するようにしつつ、上記顔面の肌に效率よく吸収されるようにする。このような上記マスク本体100は、全体を透明な材質で形成するか、または上記使用者の目部分に対向される位置のみを透明に形成することができる。また、上記マスク本体100は軟性(柔軟性)を有するゴムや合成樹脂材質で形成してもよいが、これに限られるものではなく、硬質のプラスチックや合成樹脂材質で形成してもよいことは言うまでもない。このとき、上記マスク本体100の上記使用者の顔面の中の額部分に対応される部分は、前方に突出されるように形成され、上記マスク本体100の背面が上記使用者の顔面に安定した着用状態になるようにすることもできる。
【0025】
ここで、上記マスク本体100の縁端部、すなわち上記使用者の顔面と接触される端部には軟性(柔軟性)を有する封止部130が結合して設けられる。このような上記封止部130は、上記マスク本体100を上記使用者の顔面に着用した状態で、上記マスク本体100と上記使用者の顔面が密封状態で触れ合うようにし、その後、上記マスク本体100と上記使用者の顔面の間に噴射される美容液が上記マスク本体100の外部に漏れてしまうことを防止する。このとき、上記封止部130は、上記マスク本体100の外側及び内側にそれぞれ延びるように形成され、上記マスク本体100を着用する上記使用者の顔の大きさにかかわらず安定した密封状態で着用することができる。ここで、上記封止部130は軟性(柔軟性)を有するゴムや合成樹脂材質により形成しても良い。
【0026】
このような上記マスク本体100の一側には、後述するミスト噴射機200から噴射される美容液が上記マスク本体100と上記使用者の顔面の間に噴射されることができるように、上記ミスト噴射機200と連結される美容液供給口110が貫通して設けられている。このような美容液供給口110は、ミスト噴射機200の排出口(図示しない)と連結される。
【0027】
また、上記マスク本体100の一側、より好ましくは、上記使用者の鼻前方に位置する上記マスク本体100の部分には、呼吸口120が貫通して設けられる。このような上記呼吸口120には、後述する呼吸連結部300の一端を挿入状態で連設する。そのため、上記呼吸口120は上記マスク本体100を上記使用者の顔面に装着した状態で後述するミスト噴射機200によって美容液が噴射されても上記使用者が呼吸連結部300を通じて上記美容液を吸入せず、鼻を通じて外部の空気を呼吸することができるようになる。
【0028】
また、上記マスク本体100の縁部には上記使用者の顔面に安定した着用状態を維持させる係止バンド140が結合して設けられる。このような上記係止バンド140は、上記使用者の頭を包んだ状態で掛けられるか、上記使用者の耳を包んだ状態で掛けられるように設けられている。
【0029】
また、上記マスク本体100の一側、より好ましくは、上記美容液供給口110に隣接する上記マスク本体100の前面には、後述するミスト噴射機200の一側を着脱自在に設置できるように装着ブラケット150が結合して設けられても良い。このような上記装着ブラケット150は、ミスト噴射機200の一側を内側に挿入配置できるようにリング断面形状を有するように形成され、より好ましくは、一側を開放させたリング断面形状を有するように形成するため、変更(変形)が柔軟に行われ、ミスト噴射機200の一側を強引にはめ込むように挿入結合するときも容易に挿設することができるようになる。
【0030】
上記ミスト噴射機200は、上記美容液を蓄えた状態で、上記マスク本体100の美容液供給口110に上記美容液が噴射されるようにする。このような上記ミスト噴射機200は、上記マスク本体100の一側、より好ましくは、上記装着ブラケット150に挿着された状態で上記美容液が噴射される排出口(図示しない)が上記美容液供給口110と連結される。そのため、上記ミスト噴射機200は上記美容液供給口110を通じて上記マスク本体100の背面と上記顔面の間の空間に美容液を噴射することになる。ここで、上記ミスト噴射機200は上記美容液を超音波で気化させたミスト状態で自動噴射する公知の構造を有することが好ましいが、これに限られるものではなく、機械式構造を有する公知のスプレー噴射構造を有することもできることは言うまでもない。
【0031】
上記呼吸連結部300は、上記マスク本体100を上記使用者の顔面に着用させた状態で、上記ミスト噴射機200を通じて上記マスク本体100の背面と上記使用者の顔面の間の空間に上記美容液が噴射されても上記使用者が上記呼吸口120を通じて呼吸を可能にする部分である。このような上記呼吸連結部300は、上記マスク本体100の呼吸口120に連結されるように上記マスク本体100に装着された状態で上記使用者の鼻部分を包むように配置される。すなわち、上記呼吸連結部300の一端は上記マスク本体100の呼吸口120に挿入状態で連結され、他端は上記使用者の鼻部分を包むように配置される。ここで、上記呼吸連結部300は連結台310と、蓋本体320とを含む。
【0032】
上記連結台310は上記マスク本体100の呼吸口120に前後方向に摺動可能に挿設される。ここで、上記連結台310は長手方向の両端を開放させた管構造を有する。このような上記連結台310の一端は、上記マスク本体100の背面後方に突出されるように配置された状態で蓋本体320と連結結合され、他端は上記マスク本体100の前面前方に突出されるように配置される。このとき、上記連結台310の他端の外側、すなわち上記マスク本体100の前面前方に突出された端部の外側には離脱防止突起311が突設される。このような上記離脱防止突起311は、上記連結台310を上記マスク本体100の呼吸口120に挿設した状態で上記マスク本体100の背面後方に離脱されないように掛ける役割をする。ここで、上記離脱防止突起311は上記連結台310の他端の外側に形成された溝部に挿設されるようにリング形状を有するが、これに限られるものではなく、上記連結台310の他端の外側に一体状態に突出するように形成されることもできることは言うまでもない。
【0033】
ここで、上記連結台310は、上記マスク本体100の呼吸口120に挿設された状態で上下及び左右方向への変形が可能になるように軟性(柔軟性)を有する材質に形成されることが好ましいが、これに限られるものではなく、波付管構造(ベローズ構造)を有するように形成され、材質自体の組職変形による損傷を最小化しながら、上下及び左右方向への変形が容易に行われるようにすることもできる。
【0034】
上記蓋本体320は、上記使用者の鼻部分、より好ましくは、上記使用者の鼻の穴部分を覆った状態で上記連結台310と連結され、上記使用者が上記マスク本体100を着用した状態で、鼻を通じて呼吸を可能にする。すなわち上記蓋本体320は、上記使用者の鼻を覆うことができるように凹断面形状を有する状態で、一側が上記マスク本体100の背面後方に突出された上記連結台310の一端に連通結合されている。
【0035】
ここで、上記蓋本体320の縁部、すなわち上記使用者の顔面と接触される端部には軟性(柔軟性)を有する接触部321が結合して設けられても良い。このような上記接触部321は、上記蓋本体320の縁部を上記使用者の顔面と密封状態で触れ合うようにし、その後、上記マスク本体100と上記使用者の顔面の間に噴射される美容液が上記使用者の鼻を通じて吸入されることを防止する。ここで、上記接触部321は軟性(柔軟性)を有するゴムや合成樹脂材質により形成しても良い。
【0036】
このような呼吸連結部300には、上記マスク本体100を上記使用者が着用した状態で上記蓋本体320を上記使用者の顔面に安定して密着されるようにする弾性バネ330をさらに設けても良い。すなわち、上記弾性バネ330は、上記蓋本体320を使用者の顔面方向に加圧するように弾性支持することになる。このような上記弾性バネ330は、上記呼吸連結部300の連結台310の外側に挿設(外挿)される。このとき、上記弾性バネ330の長手方向の一端は上記マスク本体100の背面に連結配置され、長手方向の他端は上記蓋本体320に連結されるように配置される。
【0037】
このように、上記弾性バネ330が上記呼吸連結部300の連結台310の外側に挿設される場合には、上記ミスト噴射機200から噴射される美容液が上記弾性バネ330と接触することを防止し、かつ上記弾性バネ330の腐食を防止する保護蓋340を設けても良い。すなわち、上記保護蓋340は上記弾性バネ330を包むように管構造を有する状態で上記呼吸連結部300の連結台310の外側に挿設(外挿)される。このとき、上記保護蓋340の長手方向の一端の縁部は上記呼吸連結部300の連結台310の外側に密着配置され、長手方向の他端の縁部は上記呼吸連結部300の蓋本体320の外側に密着配置される。
【0038】
ここで、上記保護蓋340は上記呼吸連結部300の連結台310の外側に挿入配置された状態で、上下及び左右方向、また前後方向への変形が可能になるように軟性(柔軟性)を有する材質で形成されることが好ましいが、これに限られるものではなく、波付管構造(ベローズ構造)を有するように形成され、材質自体の組職変形による損傷を最小化しながら、上下、左右、及び前後方向への変形が容易に行われるようにすることもできる。
【0039】
このように構成される一実施例の上記美容マスクを用いた顔面美容方法を説明する。まず、上記マスク本体100を使用者の顔面に密着されるように着用する。このとき、上記マスク本体100は上記使用者の手による加圧を通じて上記使用者の顔面に密着されるか、または、上記係止バンド140を上記使用者の耳や頭にかけて上記使用者の顔面に密着状態に着用されるようにする。
【0040】
このとき、上記呼吸連結部300の蓋本体320が上記使用者の鼻部分を包むように配置する。ここで上記蓋本体320は、上述したように上記使用者の手によって上記連結台310を上記使用者の顔面方向に押して、上記使用者の顔面に密着状態に配置されるようにするか、または、上記弾性バネ330の弾性力によって上記使用者の顔面に密着状態に配置されるようにする。
【0041】
その後、上記ミスト噴射機200が作動されると、上記マスク本体100の美容液供給口110を通じて上記マスク本体100の背面と上記使用者の顔面の間の空間に美容液が噴射供給され、このような上記美容液は、上記使用者の顔面の肌にすぐ接触されながら肌への吸収が行われる。
【0042】
このように、一実施例の上記美容マスクは、上記呼吸連結部300によって呼吸が可能な状態で上記マスク本体100を上記使用者の顔面に着用すると、上記ミスト噴射機200を通じて噴射される美容液が上記マスク本体100の美容液供給口110を通じて上記使用者の顔面の肌にすぐ接触されるため、上記使用者の顔面の肌への上記美容液の吸収効率が増大される。
【0043】
本発明は、図面に示された実施例を参照して説明したが、これは例示的なものに過ぎず、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、これらの様々な変更、及び均等な他の実施例が可能である点は理解される。したがって、本発明の真正な技術的保護範囲は添付した特許請求の範囲の技術的思想によって決められるものである。
【符号の説明】
【0044】
100 マスク本体
110 美容液供給口
120 呼吸口
130 封止部
140 係止バンド
150 装着ブラケット
200 ミスト噴射機
300 呼吸連結部
310 連結台
311 離脱防止突起
320 蓋本体
321 接触部
330 弾性バネ
340 保護蓋
【要約】
本発明は、使用者の顔面に着用され、美容液供給口及び呼吸口が貫通して設けられたマスク本体(100)と、美容液供給口と連結されるようにマスク本体に装着され、美容液供給口を通じてマスク本体と顔面の間の空間に美容液を噴射させるミスト噴射機(200)と、呼吸口と連結されるようにマスク本体に装着された状態で使用者の鼻部分を包むように配置され、使用者の呼吸を可能にする呼吸連結部(300)と、を含む美容マスクを提供する。このような美容マスクは、呼吸連結部によって呼吸が可能な状態でマスク本体を使用者の顔面に着用すれば、ミスト噴射機を通じて噴射される美容液がマスク本体の美容液供給口を通じて使用者の顔面の肌にすぐ接触されるため、使用者の顔面の肌への美容液の吸収効率が増大する。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4