特許第6079058号(P6079058)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6079058
(24)【登録日】2017年1月27日
(45)【発行日】2017年2月15日
(54)【発明の名称】ターボチャージャー用転がり軸受装置
(51)【国際特許分類】
   F16C 33/66 20060101AFI20170206BHJP
   F16C 19/16 20060101ALI20170206BHJP
   F16C 27/04 20060101ALI20170206BHJP
   F16J 15/44 20060101ALI20170206BHJP
   F04D 29/046 20060101ALI20170206BHJP
【FI】
   F16C33/66 Z
   F16C19/16
   F16C27/04
   F16J15/44 Z
   F04D29/046 D
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-187488(P2012-187488)
(22)【出願日】2012年8月28日
(65)【公開番号】特開2014-43920(P2014-43920A)
(43)【公開日】2014年3月13日
【審査請求日】2015年7月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001247
【氏名又は名称】株式会社ジェイテクト
(72)【発明者】
【氏名】岩田 孝
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 千晃
(72)【発明者】
【氏名】早稲田 義孝
【審査官】 上谷 公治
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭60−043137(JP,U)
【文献】 実開昭59−035728(JP,U)
【文献】 特開2007−009702(JP,A)
【文献】 特開2007−292242(JP,A)
【文献】 特開2009−264526(JP,A)
【文献】 特開2012−057723(JP,A)
【文献】 特公昭49−041227(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16C 33/66
F04D 29/046
F16C 19/16
F16C 27/04
F16J 15/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに軸方向に離れて配置され、ターボチャージャーの回転軸を回転自在に支持する一対の転がり軸受と、
前記一対の軸受の外輪のそれぞれが軸方向の両端部内周面に嵌合される円筒状の軸受ハウジングと、を備え、
前記軸受ハウジングは、前記ターボチャージャーの本体ケース内に装着され、
前記軸受ハウジングの周囲と前記本体ケースの内周面との間の環状の隙間には、潤滑油が満たされてオイルフィルムが形成され、
前記転がり軸受には、その内外輪間に環状の軸受内部空間が形成され、
前記潤滑油は、前記軸受ハウジングの周囲に設けられた油路から前記軸受内部空間に流入して循環するターボチャージャー用転がり軸受装置であって、
前記転がり軸受は、前記軸受内部空間に配置される転動体を保持する円筒状の保持器を有し、
前記軸受ハウジングの軸方向の両端部又はいずれか一方の端部において、前記転がり軸受と前記油路の吐出口との間に配置され、前記軸受内部空間の開口部の一部を塞ぐ円板状のシール部材をさらに備え、
前記シール部材は、前記外輪の軸方向外側端面と前記軸受ハウジングの端部内周面との両方又はいずれか一方に固定される固定部と、この固定部から軸受の軸線に向かって延在する円板部とを有し、
前記シール部材の内径は、前記保持器の外径以上に設定されることを特徴とするターボチャージャー用転がり軸受装置。
【請求項2】
前記シール部材は、外径から内径に向かうにしたがって軸方向の外方となるように傾斜して形成されることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャー用転がり軸受装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ターボチャージャー用転がり軸受装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ターボチャージャーは、エンジンからの排気ガスによってタービンを回転させ、その回転によってコンプレッサを駆動し、エンジンへの吸気用の空気を圧縮する装置である。このようなターボチャージャーの回転軸は、転がり軸受により回転可能に支持されているが、回転数が非常に大きい(例えば毎分20万回転)ので、転がり軸受を潤滑油により潤滑する必要がある。そこで、転がり軸受を保持する軸受ハウジングに給油孔を設けて潤滑油を流し込み、転がり軸受に給油する軸受装置がある。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
このようなターボチャージャー用転がり軸受装置において、図4に示すように、軸受ハウジング110の両端部には、ターボチャージャーの回転軸103を回転可能に支持するタービン側の第1の転がり軸受120と、コンプレッサ側の第2の転がり軸受130とがそれぞれ配設される。
また、軸受ハウジング110には、軸受空間内の第1の転がり軸受120の近傍に位置する部分に、潤滑油を第1の転がり軸受120に向けて噴出するジェット給油孔(ノズル孔)109が形成されている。そして、ジェット給油孔109から噴出される潤滑油によって、第1の転がり軸受120が潤滑され、焼き付きが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−264526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記した従来のターボチャージャー用転がり軸受装置においては、軸受ハウジング110のジェット給油孔109から第1の転がり軸受120に向けて潤滑油が直接的に噴出される構造上、例えば、エンジンが高回転域にあるときの状態において、ジェット給油孔109から第1の転がり軸受120に向けて噴出される潤滑油の噴出量が過大となることが想定される。この場合には、第1の転がり軸受120における潤滑油の攪拌抵抗によるトルク損失が大きくなる恐れがある。
【0006】
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、転がり軸受における潤滑油の攪拌抵抗によるトルク損失を軽減することができるターボチャージャー用転がり軸受装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係るターボチャージャー用転がり軸受装置は、互いに軸方向に離れて配置され、ターボチャージャーの回転軸を回転自在に支持する一対の転がり軸受と、前記一対の軸受の外輪のそれぞれが軸方向の両端部内周面に嵌合される円筒状の軸受ハウジングと、を備え、前記軸受ハウジングは、前記ターボチャージャーの本体ケース内に装着され、前記軸受ハウジングの周囲と前記本体ケースの内周面との間の環状の隙間には、潤滑油が満たされてオイルフィルムが形成され、前記転がり軸受には、その内外輪間に環状の軸受内部空間が形成され、前記潤滑油は、前記軸受ハウジングの周囲に設けられた油路から前記軸受内部空間に流入して循環するターボチャージャー用転がり軸受装置であって、前記転がり軸受は、前記軸受内部空間に配置される転動体を保持する円筒状の保持器を有し、前記軸受ハウジングの軸方向の両端部又はいずれか一方の端部において、前記転がり軸受と前記油路の吐出口との間に配置され、前記軸受内部空間の開口部の一部を塞ぐ円板状のシール部材をさらに備え、前記シール部材は、前記外輪の軸方向外側端面と前記軸受ハウジングの端部内周面との両方又はいずれか一方に固定される固定部と、この固定部から軸受の軸線に向かって延在する円板部とを有し、前記シール部材の内径は、前記保持器の外径以上に設定されることを特徴とする。
【0008】
請求項1のターボチャージャー用転がり軸受装置によれば、軸受ハウジングの周囲の潤滑油が、その軸方向の端部に固定されたシール部材により開口部から軸受内部空間への流入が制限される。また、このターボチャージャー用転がり軸受装置によれば、ターボチャージャーの回転軸が回転することにより、軸受内部空間の潤滑油が径方向外方へ移動して、保持器の外径とシール部材との間から排出されるので、転がり軸受における潤滑油の攪拌抵抗によるトルク損失を軽減することができる。
【0009】
請求項2に係るターボチャージャー用転がり軸受装置は、前記シール部材は、外径から内径に向かうにしたがって軸方向の外方となるように傾斜して形成されることを特徴とする。
【0010】
請求項2のターボチャージャー用転がり軸受装置によれば、シール部材が傾斜しているので、軸受ハウジングの外径側からの潤滑油を軸方向に転がり軸受とは反対側へ導き、軸受内部空間への流入をさらに制限する。これにより、転がり軸受における潤滑油の攪拌抵抗によるトルク損失をさらに軽減することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、転がり軸受における潤滑油の攪拌抵抗によるトルク損失を軽減することができるターボチャージャー用転がり軸受装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態に係るターボチャージャー用転がり軸受装置を備えたターボチャージャーを示す断面図である。
図2図1のターボチャージャー用転がり軸受装置を拡大して示す断面図である。
図3図2の要部拡大図である。
図4】従来のターボチャージャー用転がり軸受装置を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明のターボチャージャー用転がり軸受装置を具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係るターボチャージャー用転がり軸受装置1を備えたターボチャージャーTを示す断面図である。ターボチャージャーTは、排気流路4aを流通する排気により、回転軸3の一端部(図1の右側)に固定されたタービンホイール4を回転させるようになっている。
【0015】
回転軸3の回転は、回転軸3の他端部(図1の左側)に固定されたコンプレッサインペラ5に伝わり、コンプレッサインペラ5が吸気流路5a内で回転する。この結果、吸気流路5aの上流側開口から吸引された空気が圧縮され、これにより、ガソリンや軽油等の燃料と共に圧縮された空気が、図示しないエンジンのシリンダ室内に送り込まれる。
【0016】
ターボチャージャーTの回転軸3は、数万〜十数万回転/分もの高速で回転し、しかも、エンジンの回転状況に応じて回転速度が頻繁に変化する。そのため、回転軸3は、その回転損失を低減すべくターボチャージャー用転がり軸受装置1によって、ターボチャージャーTの本体ケース2に対して小さな回転抵抗で支持されている。具体的には、本体ケース2には、軸受ハウジング組付部2aが形成され、軸受ハウジング組付部2aの内周面には、ターボチャージャー用転がり軸受装置1が組み付けられる。ターボチャージャー用転がり軸受装置1は、タービンホイール4とコンプレッサインペラ5との間において回転軸3の軸方向中間部を回転自在に支持している。
【0017】
図2は、図1のターボチャージャー用転がり軸受装置1を拡大して示す断面図である。ターボチャージャー用転がり軸受装置1は、互いに軸方向に離れて配置されて回転軸3を回転可能に支持する一対の第1の転がり軸受20及び第2の転がり軸受30と、各転がり軸受20,30を保持する軸受ハウジング10と、一対の転がり軸受20,30の間に配置されるスペーサ部材40とを備えている。
【0018】
軸受ハウジング10は、円筒状に形成され、その一端部内周面には、タービン側の第1の転がり軸受20が嵌込まれるハウジング部11が形成され、他端部内周面には、コンプレッサ側の第2の転がり軸受30が嵌込まれるハウジング部12が形成されている。
【0019】
第1の転がり軸受20は、内輪21と、外輪22と、内輪21及び外輪22の間の環状空間である軸受内部空間7に保持器24によって保持された状態で転動可能に配設される複数の転動体(図では玉)23とを備える。
また、第2の転がり軸受30は、第1の転がり軸受20と同一形状大きさに形成された内輪31と、外輪32と、内輪31及び外輪32の間の環状空間である軸受内部空間8に保持器34によって保持された状態で転動可能に配設される複数の転動体33とを備える。
そして、第1、第2の両転がり軸受20,30は、各内輪21,31の間にスペーサ部材40が配設された状態で、各外輪22,32が軸受ハウジング10のハウジング部11,12に嵌挿されて固定される。
【0020】
軸受ハウジング10の一端部には、軸方向断面が略L字形からなる円板状のシール部材6が固定されて、軸受内部空間7の軸方向外側の開口部の一部を塞いでいる。シール部材6は、軸受ハウジング10の一端部内周面に嵌合されて外輪22の軸方向外側端面に当接する円筒状の固定部6aと、固定部6aの軸方向内側端部から軸線50に向かって延在する円板部6bとを有する。円板部6bは、外径から内径に向かうにしたがって軸方向の外方となるように傾斜して形成される。シール部材6の材料としては、例えば、防錆処理された冷延鋼板のSPCCが用いられる。
【0021】
図1に示すように、本体ケース2には、送油ポンプ(図示省略)によって送油される潤滑油を導く給油路17と、潤滑油を排出する排油路19とが形成されている。給油路17は、上流端が本体ケース2の外周面に開口していると共に、下流端が二股に分岐してそれぞれの油路17aが本体ケース2の内周面に開口している。排油路19は、軸受ハウジング組付部2aの軸方向中央部を貫通して形成されている。
【0022】
図1及び図2に示すように、本体ケース2の内周面と軸受ハウジング10の外周面との間には、環状の隙間18が形成されており、給油路17に供給された潤滑油は、隙間18に送り込まれるようになっている。なお、隙間18は、本体ケース2と軸受ハウジング10とをすきま嵌めすることにより形成される。これにより、隙間18を潤滑油で満たすことで、本体ケース2の内周面と軸受ハウジング10の外周面との間に全周に亘って油膜(オイルフィルム)が形成され、軸受ハウジング10の振動を本体ケース2に伝わり難くしている。このように、隙間18に満たされた潤滑油によって、回転軸3の回転に基づく振動を減衰させるオイルフィルムダンパが形成されている。
【0023】
軸受ハウジング10の外周面の軸方向両側には、油路17aの開口部に対応させて、環状溝15が周方向の全周に亘って形成されている。また、軸受ハウジング10の外周面の軸方向中央部には、本体ケース2の排油路19の開口部に対応させて、潤滑油を排出する排油路19aが形成されている。
【0024】
軸受ハウジング10の一端部端面の径方向には、第1の転がり軸受20に対し潤滑油を供給する油路25が形成されている。また、軸受ハウジング10の他端部端面の径方向には、第2の転がり軸受30に対し潤滑油を供給する油路26が形成されている。
【0025】
図3は、図2の要部拡大図である。軸受ハウジング10に嵌合されたシール部材6の内径Aは、第1の転がり軸受20の保持器24の外径B以上に設定されている。
【0026】
本実施形態に係るターボチャージャー用転がり軸受装置1によれば、ターボチャージャーTの作動時において、本体ケースの給油路17に供給される潤滑油は、油路17a、隙間18、及び油路25を経た後、第1の転がり軸受20の開口部から軸受内部空間7に流入する。流入した潤滑油により、第1の転がり軸受20が潤滑及び冷却される。この潤滑油は、排油路19a及び排油路19を経て排出される。そして、排出された潤滑油は、送油ポンプにより送油されて循環する。
【0027】
これにより、ターボチャージャー用転がり軸受装置1では、油路25からの潤滑油は、シール部材6により開口部から軸受内部空間7への流入が制限されるので、第1の転がり軸受20における潤滑油の攪拌抵抗によるトルク損失を軽減することができる。
【0028】
また、ターボチャージャー用転がり軸受装置1では、油路25からの潤滑油は、シール部材6が傾斜しているので、軸方向に第1の転がり軸受20とは反対側へ導き、軸受内部空間7への流入がさらに制限されるので、第1の転がり軸受20における潤滑油の攪拌抵抗によるトルク損失をさらに軽減することができる。
【0029】
また、ターボチャージャー用転がり軸受装置1では、回転軸3が回転することにより、軸受内部空間7の潤滑油が径方向外方へ移動して、保持器24の外径とシール部材6との間から図3に示す矢印Cの方向に排出されるので、転がり軸受における潤滑油の攪拌抵抗によるトルク損失を軽減することができる。
【0030】
ここで、ターボチャージャー用転がり軸受装置1では、回転軸3が高速で回転して第1、第2の両転がり軸受20,30が高速回転する場合、軸受の冷却が必要になるので、保持器24,34が潤滑油を巻き込んで軸受内部空間7,8に流入させることにより、軸受を適正に潤滑している。
【0031】
また、ターボチャージャー用転がり軸受装置1では、ターボチャージャーTの作動時において、本体ケースの給油路17に供給される潤滑油は、油路17a、隙間18、及び油路26を経た後、第1の転がり軸受20に同様、第2の転がり軸受30の開口部から軸受内部空間8に流入する。流入した潤滑油により、第2の転がり軸受30が潤滑及び冷却される。この潤滑油は、排油路19a及び排油路19を経て排出される。そして、排出された潤滑油は、送油ポンプにより送油されて循環する。
【0032】
なお、本発明は本実施形態に限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態で実施することができる。
本実施形態では、シール部材6の円板部6bが外径から内径に向かうにしたがって軸方向の外方となるように傾斜して形成されるとしたが、それに限るものではなく、例えば、円板部6bの側面が外輪22の軸方向外側端面に当接して軸線50に直交する構成に適用しても良い。
【0033】
また、本実施形態では、シール部材6が軸受ハウジング10の一端部内周面に嵌合されるとしたが、それに限るものではなく、例えば、軸受ハウジング10の一端部内周面又は/及び外輪22の軸方向外側端面に接着して固定する構成に適用しても良い。
【0034】
また、本実施形態では、シール部材6が軸受ハウジング10の一端部に固定されるとしたが、それに限るものではなく、例えば、軸受ハウジング10の他端部にも固定される構成、又は、軸受ハウジング10の他端部のみに固定される構成に適用しても良い。
【符号の説明】
【0035】
1:ターボチャージャー用転がり軸受装置、 2:本体ケース、 2a:軸受ハウジング組付部、 3:回転軸、 4:タービンホイール、 4a:排気流路、 5:コンプレッサインペラ、 5a:吸気流路、 6:シール部材、 6a:固定部、 6b:円板部、 7,8:軸受内部空間、 10:軸受ハウジング、 11,12:ハウジング部、 15:環状溝、 17:給油路、 17a:油路、 18:隙間、 19:排油路、 19a:排油路、 20:第1の転がり軸受、 21:内輪、 22:外輪、 23:転動体、 24:保持器、 25,26:油路、 30:第2の転がり軸受、 31:内輪、 32:外輪、 33:転動体、 34:保持器、 40:スペーサ部材、 50:軸線、 T:ターボチャージャー
図1
図2
図3
図4