【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によってこの目的は、請求項1に記載の回転ドリル工具、及び請求項13に記載の回転ドリル工具用本体部によって達成される。本発明によれば、チップ除去機械加工にための回転ドリル工具は、本体部と、その本体部に着脱可能なインサートヘッドとを有する。インサートヘッドは、チップ除去能力を有する前方挿入端部と後方結合端部との間で長手軸線に沿う軸線方向延長部を有し、その前方挿入端部は、関連断面において、長手軸線を中心とする切削円を規定するような切削直径を有する。この本体部は、前方結合端部と後方固定端部との間で長手軸線に沿う軸線方向延長部を備えると共に、少なくとも1つのチップ溝を有する。少なくとも1つのチップ溝の夫々は、結合端部から固定端部に向かって延び、インサートヘッドが本体部に接続された際には
前方挿入端部によって取り除かれたチップが少なくとも1つのチップ溝のいずれかによって受け取られて前記固定端部に向かって運ばれるように形成される。インサートヘッドは、その結合端部において、前記結合端部から軸線方向外側に延びる雄部分を有し、本体部は、その結合端部において、本体部において前記結合端部から軸線方向内側に延びる雌部分を有し、前記インサートヘッドが前記本体部に接続された際には、前記雌部分はインサートヘッドの前記雄部分を受容するように形成される。少なくとも1つのチップ溝の夫々は、本体部の長手軸線に沿った各断面において、前記切削円の半径と、前記長手軸線を中心とすると共に問題となる断面において各チップ溝の界線に接する最大限の芯円の半径と、の間の差に等しい深さを有する。前記本体部は、長手方向において本体部の結合端部から軸線方向後方に延びる結合セグメントと、その結合セグメントより軸線方向後方に位置して本体部の固定端部に向かって後方に延びかつ結合セグメントよりも長い搬送セグメントと、に分割され、少なくとも1つのチップ溝の夫々は前記結合セグメントと前記搬送セグメントの双方を通って延びる。少なくとも実質上、雌部分全体が結合セグメントに位置し、少なくとも1つのチップ溝夫々の前記結合セグメントにおける深さは、前記搬送セグメントにおけるその深さよりも小さくなる。
【0008】
このようにして、ドリル工具の本体部を複数のセグメントに分割でき、各セグメントにおいては異なる特性を最適化するためにチップ溝が異なって形成されるという事実を理解することが本発明の根底を成す。本発明によれば、本体部は結合セグメントと搬送セグメントを有し、チップ溝の結合セグメントにおける深さは搬送セグメントのそれよりも小さくなる。このことは、本体部の結合セグメントにおけるウエブ幅が搬送セグメントにおけるそれよりもより幅広になるということを意味している。言い換えれば、結合セグメントのウエブを広くすることで、インサートヘッドの雄部分をより大きな断面積を以て形成することができ、更に/又はチップ溝と結合セグメントの雌部分との間の壁部分の材料厚さをより厚く作ることが可能となる。同時に、結合セグメントのそれよりも長い搬送セグメントのチップ溝深さを大きくすればするほど、仮に搬送セグメントのチップ溝が結合セグメントのチップ溝と同じ深さであった場合に起こり得るものよりもより良いチップ排出が可能となる。本発明によれば、より浅いチップ溝を持つことでインサートヘッドと本体部との間に一層強固な結合を達成する本体部前方の短いセグメント、即ち結合セグメントが設けられるほか、より深いチップ溝を持つことで良好なチップ排出を達成する後方の長いセグメントが設けられる。
【0009】
本発明による回転ドリル工具は、例えば鋼、鋳鉄、アルミ、チタン、金などの金属からなるワークのチップ除去又は切削機械加工に適している。そのドリル工具は又、異なる種類の複合材料の機械加工に使用することも可能である。ドリル工具は、その工具に回転をもたらすマシンツールに据え付けるようにしても良い。通常、工具は、軸線方向に送られてワークに穴を開けたり、ワークに既存の穴をボーリングしたりする。とはいえ、工具が軸線方向に対し横断する方向に送られるような用途もあるかもしれない。
【0010】
本発明によるドリル工具は、序文で説明した類いのものであって、即ち軸線方向部品からなる工具を指している。ドリル工具は、本体部と、これに着脱可能であってそれ故に交換可能なヘッドとを有し、ヘッドはインサートヘッドの形態をとる。本発明による工具は又、例えば連結ピースや異なるマシンツールに適応させるためのアダプタのような、追加の軸線方向部品を有することもあるかもしれない。
【0011】
工具の長手軸線は通常、同工具の回転軸線に一致する。同じことが工具に含まれる軸線方向部品に当てはまる。
【0012】
“前方”及び“後方”の表現については、本願明細書では、工具の長手軸線に沿う方向を参照するものであり、“前方”は機械加工時におけるインサートヘッドの軸送り方向のための方向、“後方”はその反対方向を指すものである。
【0013】
インサートヘッドは適当な機械加工を果たす工具部分である。通常、インサートヘッドはまさに工具の先端部であり、通常は軸線方向に限られた延長部を有する。インサートヘッドには工具の切削エッジが含まれ、それらはインサートヘッドに統合され一体となったり、或いはインサートヘッドに取り付けられる切削インサート上に置かれるかもしれない。時としてインサートヘッドは、切削エッジを収容するのに必要な長さ分にほぼ相当する軸線方向長さを有するが、工具の本体部にインサートヘッドを結合する目的を持つような結合部品の長さ分は余分なものとなるかもしれない。
【0014】
インサートヘッドには1つ以上の切削エッジが設けられるかもしれず、それらは半径方向及び/又は円周方向に分散して配置されるかもしれない。その切削エッジはチップ除去機械加工に効果があり、また適用可能なら、例えば切り出し孔の壁面研削のような摩擦機械加工にも効果がある。
【0015】
工具はその長手軸線周りに回転され、軸線方向だけに送り込まれるとインサートヘッドの切削エッジは円形の穴を切り出す。本出願においては、前記穴の径を“切削直径”という表現で表わし、穴の断面を“インサートヘッドの切削円”と命名することにする。インサートヘッドによる切削直径は又、最も外側にある切削エッジの最外点と回転軸線の間の半径を測定することによっても計測可能である。前記半径を有する円は切削円を成す。
【0016】
工具の本体部は後方固定端部を有し、それはワーク機械加工時、工具の作動や送りのためにマシンツール等に適合するように形成されるかもしれない。ワークを機械加工する上で、本体部はその前方端部においてインサートヘッドに結合される。このため、本体部は、目的とする機械加工のためにマシンツールからインサートヘッドに対し回転や送りを伝えることができるように十分な剛性と強度を以て形成されなければならない。
【0017】
本体部は又、チップ溝を設けることでインサートヘッドによりワークから削り取られたチップを運ぶように形成される。機械加工時、削り取られたチップはワークから離れてチップ溝を通り、本体部の固定端部に向かって移動する。
【0018】
本体部は又、例えばインサートヘッドのストッパ面に当接し得るドライバのような、本体部からインサートヘッドに回転トルクを伝達する部品を有するかもしれない。
【0019】
本体部は1つ又はそれ以上のチップ溝を有するかもしれない。通常、本体部は、インサートヘッドの円周方向に隔てられた位置に設けられる切削エッジの数と同数のチップ溝を有する。従って、仮にインサートヘッドがその円周の直径方向に2つの切削エッジを配するならば、付属の本体部は、夫々の切削エッジからチップを削り取ってこれらを受け取るための、直径方向に配置された2つのチップ溝を有する。しかしながら、異なる外周位置の複数の切削エッジからのチップを同一のチップ溝で受け取ることも可能である。
【0020】
本体部のチップ溝は、本体部に沿って螺旋状に延びても、或いは長手軸線に実質上平行に延びても良い。
【0021】
本体部のチップ溝は、1つの湾曲した陥凹面から成るものでも、或いは複数の陥凹分割面から成るものでも良い。任意断面において、チップ溝は一定、又は変化する曲率半径の界線を有する。複数の分割面を有する発明実施形態では、チップ溝の分割面は、任意断面において同一又は異なる曲率を有するかもしれない。
【0022】
本体部に沿った各断面において、チップ溝は深さを持ったものであり、換言すれば各断面においてチップ溝は切削円の内側に界線を持っている。本願では、チップ溝の深さは切削円の半径と最大限の芯円半径との差として定義される。また、芯円自体は長手軸線を中心とし、チップ溝の界線に接する最大限の円として規定される。言い換えれば、この芯円は、問題になっている断面において長手軸線を中心とし、かつチップ溝の界線と交差することなく描くことができる最大円である。発明の一実施形態によって、仮に本体部が直径方向に対称配置された2つのチップ溝を有するならば、この最大芯円の直径は、本体部の該当断面における最少ウエブ厚さに相当する。他の実施形態、例えばチップ溝が非対称であったり、複数の分割面から構成されるような実施形態では、前記最少ウエブ厚さは前記最大芯円の直径とは異なる場合もある。
【0023】
本発明によれば、インサートヘッドは、インサートヘッドの結合端部から突出する雄部分を有する。本体部は、付属のインサートヘッドに相互補完的であってかつ本体部の結合端部から軸線方向内側に延びる雌部分を有する。本発明によれば、雌部分は前記雄部分の少なくとも一部が雌部分内に受容できるような寸法を有する。
【0024】
雄部分と雌部分の双方は、本体部に対してインサートヘッドを中央に置き、更に/或いはインサートヘッドを本体部にロックするか、あるいはロックする一部分となるように形成配置されるかもしれない。
【0025】
雄部分は雌部分に対し、遊びを以て適合したり、実質上遊びのない状態で適合したり、摩擦した状態で適合したり、更に/或いは雄部分及び/又は雌部分が変形することで適合することが可能である。その雄・雌部分は、相互連結された際にはインサートヘッド・本体部間のロッキングを成したり、或いはその一部となるようにしても良い。これは共に摩擦結合を成す雄・雌部分によって達成することができる。この雄・雌部分に追加する形、或いはこれに代わる形で、例えばバヨネット結合などの形状固定結合又はロッキングを提供する形状固定部品を有することも可能である。
【0026】
雄部分は、1つ又はそれ以上の凹部、穿孔の形態なる1つ以上の雌部分に受容されるようになっている、任意の適当な突出部品を有するかもしれない。雄部分は、その任意な断面が、例えば円形、楕円、他の丸い曲線形状、矩形、又は多角形形状の突出ピンであるかもしれない。雌部分はこれに対応する形状となるかもしれない。また、雄・雌部分は例えば円錐形のような変化する断面を有するものでも良い。雄部分としては、雌部分に完全に収納されたり、或いはその一部が収納されるものでも良く、また雌部分の底に突き当たるものでも良い。また、雌部分内に雄部分を収容した際に雄部分と雌部分の底との間に間隙が存在するものでも良い。
【0027】
雄・雌部分は夫々、インサートヘッドと本体部の長手軸線を中心をとして配置しても良く、その場合には、より簡単な構造となるという利点がある。しかしながら、それらを敢えて中心配置せず、互いに結合された際にはインサートヘッドと本体部が互いに所望位置を得るように配置することも可能である。
【0028】
本発明によれば、本体部は前方にある結合セグメントと後方にある搬送セグメントとに分割される。セグメントは本体部の各部分に相当し、その長さの一部にわたって本体部の半径方向延長部全体を包含する。発明の実施形態によっては、本体部は更なるセグメントへと分割されるかもしれない。
【0029】
本発明によれば、本体部のチップ溝は、結合セグメントにおけるその深さが搬送セグメントにおけるその深さより小さくなる。換言すれば、チップ溝は本体部の前方端部における深さが、さらに後ろに距離をおいた所の深さよりも小さくなる。発明によれば、結合セグメントは本体部の前方端部から、少なくとも実質的に雌部全体の長さにわたって延びる。このため、チップ溝は実質上、雌部分が位置することになる本体部の部分長さにわたりより小さい深さを有する。このセグメントにおいてチップ溝の深さはより小さいことで、チップ溝の最大芯円の大きさは、チップ溝の深さがより大きくなる搬送セグメントよりも、この結合セグメントの方が大きくなる。このようにして、結合部品から成る雄・雌部分にとっては大きなスペースが得られる。一定のチップ溝深さを有する公知ドリル工具と比較して、雌部分は、より大きな断面によって強固に作られた雄部分を受容するべくより大きな断面を有して形成することができ、ここでは雌部分とチップ溝との間の壁部分の厚みは、そのような公知ドリル工具と同一にすることができる。また、雄・雌部分の断面サイズに関してもそのような公知ドリル工具のそれと同じサイズにすることも可能であるが、その際に従来よりも厚くして、チップ溝・雌部分間の壁部分の強度を高めるようにしても良い。また、本発明の請求の範囲内でこれらを組合せることも可能である。
【0030】
本発明によれば、より小さい部分からなる雌部分を結合セグメントの外側に配置することも可能であるが、そのような部分は、結合セグメントの強度を改善するというプラス効果が損なわれないようにして小さくあるべきである。
【0031】
更に、本発明によるドリル工具のチップ溝の深さは、搬送セグメントの方が結合セグメントよりも大きい。その搬送セグメントにおけるより大きな深さは、公知ドリル工具のチップ溝がチップ送り機能のために通常持つような深さに対応する。結合セグメントにおけるチップ溝の深さが浅ければそれだけこの部分におけるチップ送り機能が貧弱となることは事実だが、結合セグメントはドリル工具の前方端部に位置して比較的小さいため、この作用は小さくなるであろう。従って、小さな深さの結合セグメントは雌部分の底を超えて距離延長しても良いが、チップ送りへの影響を最小限に抑えるためには出来るだけ短く作られるべきである。通常、搬送セグメントは、はるばる本体部の固定端部の近くまで、或いは本体部の固定を目的とした本体部のセグメント近くまで延びる。チップ溝の長さに関しては、搬送セグメントにおける部分の長さが、結合セグメントのそれよりも大きい。
【0032】
本発明によれば、チップ溝は実質上、結合セグメント全体及び/又は搬送セグメントに沿って一定の深さを有しても良い。しかしながら、セグメント同士の深さを変えることも可能である。ただし、結合セグメントの最大深さは搬送セグメントの最少深さよりも小さい。
【0033】
ドリル工具の一実施形態によれば、本体部は又、マシンツールに固定するためのセグメントに分割しても良い。このセグメントは搬送セグメントよりも長くても良いが、通常は搬送セグメントの方が本体部にあって最も長いセグメントである。
【0034】
本発明の一実施形態によれば、本体部は、結合セグメントと搬送セグメントの間に位置する移行セグメントにも分割される。移行セグメントでは、チップ溝の深さは結合セグメントにおけるより小さい深さから、搬送セグメントにおけるより大きな深さへと変化する。その移行セグメントは非常に短くても良く、深さは肩状或いは階段状に変化するかもしれない。これを設けることの利点は、チップを搬送するにあたって一層好適な深さをチップ溝が即座に獲得することにある。その移行セグメントは深さがより緩慢に変化するように若干長いものであっても良い。この場合の利点は、チップの搬送度合がより均一化することと、チップのチップ溝表面に対する摩耗を少なくすることがある。
【0035】
発明の一実施形態によれば、搬送セグメントと結合セグメントの間における少なくとも1つのチップ溝の各々の深さの差は、最大で切削円の直径の3%であって、かつ/又は最少で切削円の直径の0.5%となる。これよりも大きな差の場合、ドリルは特定の用途に対しては脆弱すぎることになる可能性がある。これより少ない差の場合、本発明の組合せによってもたらされる、インサートヘッド・本体部間の強固な結合と良好なチップ搬送を伴ったプラス効果が減少する。好ましくは、搬送セグメントと結合セグメントの間における少なくとも1つのチップ溝の各々の深さの差は、最大で切削円の直径の5%であって、かつ/又は最少で切削円の直径の0.7%である。前記区間内に収まる深さの差は、最も普遍的に存在する用途に効果を発揮する、結合セグメントにおける良好な強度と搬送セグメントにおける良好な搬送能力の好ましい組み合わせを提供する。
【0036】
発明の一実施形態によれば、結合セグメントのチップ溝は互いに接続した2つの陥凹分割面を有する。2つの分割面は断面において2つの窪みを持つ曲線を形成する。1つの陥凹面を有するチップ溝の対応曲線が1つの窪みを有し、それは殆どの場合、本体部の長手軸線近くで終わる。チップ溝が2つの陥凹分割面を有する場合、分割面からなる窪みを、本体部の長手軸線を通る対称面の夫々の側に配置するようにしても良い。或いは、換言すれば、一方の窪みが回転方向に位置され、他方の窪みがそれとは反対の回転方向にされることで、本体部のウエブが長手軸線において厚くなる。このようにして、2つの分割面を有するチップ溝が1つだけの分割面を有するチップ溝の容積と等しい容積をもつことで、より大きな最大芯円を好適に順応させることが可能となる。それにより、雄・雌部分にとってより大きな空間が確保される。
【0037】
対応する効果は、4つの陥凹分割面、又はそれより大きい偶数の分割面を有するチップ溝にもある。
【0038】
そのような本発明実施形態においては、チップ溝の全てが2つの分割面や1つだけの面、或いは数個の分割面を有するかもしれない。
【0039】
発明の一実施形態によれば、ドリル工具には冷却媒体のためのダクトが設けられる。そのダクトは、冷却媒体が本体部の後部からインサートヘッドの切削エッジに向かって運ばれるように形成される。冷却ダクトは中心ダクトを有することができ、その中心ダクトは1つ又はそれ以上の枝部において、インサートヘッドの外周切削インサートに向けて偏向する前に、搬送セグメントの少なくとも主要部を通って延びる。複数のチップ溝を有する実施形態によっては、搬送セグメントに、チップ溝間を延びるようにして複数の冷却ダクトを設けるようにしても良い。チップ溝が螺旋形であるような実施形態では、冷却ダクトも又螺旋形のチップ溝の側を通るようにしても良い。
【0040】
搬送セグメントに中央冷却ダクトを備えるような実施形態では、搬送セグメントにおける中央冷却ダクトとチップ溝との間の最少材料厚さが、結合セグメントにおける同じチップ溝と雌部分との間の最少材料厚さと等しい大きさか、或いはほぼ等しくなるかもしれない。これに伴う利点としては、本体の強度と剛性がこれら両セグメントにわたって、即ちその全長の大部分にわたって実質的に等しくなるということである。
【0041】
本発明の第1実施形態によれば、ドリル工具は本体部にインサートヘッドをロッキングするロック手段を有する。その雄・雌部分はこのロッキングの全体又はその一部を成すものでも良いが、例えば半径方向止めネジにように他の部品が含まれるようにしても良い。
【0042】
以下、本発明を、実施形態例によって添付概略図を参照しながら詳細に説明する。尚、異なる実施形態間において、同一の参照番号は同一又は対応部品に対して用いられている。