特許第6082148号(P6082148)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6082148
(24)【登録日】2017年1月27日
(45)【発行日】2017年2月15日
(54)【発明の名称】表示方法、プログラム、および記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06T 13/20 20110101AFI20170206BHJP
   G06T 17/05 20110101ALI20170206BHJP
   A63F 13/52 20140101ALI20170206BHJP
   A63F 13/812 20140101ALI20170206BHJP
   G06T 15/00 20110101ALN20170206BHJP
【FI】
   G06T13/20
   G06T17/05
   A63F13/52
   A63F13/812 C
   !G06T15/00 501
【請求項の数】8
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-107919(P2016-107919)
(22)【出願日】2016年5月30日
【審査請求日】2016年8月18日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509070463
【氏名又は名称】株式会社コロプラ
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】山本 順也
【審査官】 真木 健彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−038298(JP,A)
【文献】 特開2003−077008(JP,A)
【文献】 特開2005−103117(JP,A)
【文献】 青山 一朗,ヴァーチャル・ゴルフ・シミュレーション,I/O 第23巻 第3号,日本,株式会社工学社,1998年 3月 1日,第23巻 第3号,P.144-148,ISSN 0387-6675
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 17/05
A63F 9/24
A63F 13/00 − 13/98
G06F 3/01
G06F 3/048 − 3/0489
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサおよびディスプレイを備えるコンピュータにおいて実行される表示方法であって、
傾斜が規定される地形オブジェクト画像を前記ディスプレイに表示させるステップと、
前記地形オブジェクト画像上にグリッド線を割り当てるステップと、
第1画像と、前記第1画像とは異なる第2画像とを合成することによって、交互に配置される前記第1画像および前記第2画像を含む動画テクスチャを生成するステップと、
前記グリッド線上に前記動画テクスチャを配置するステップと、
前記第1画像が前記グリッド線上を移動するように、前記傾斜に応じた態様で前記動画テクスチャを再生し、前記動画テクスチャに対応するアニメーション画像を前記ディスプレイに表示させるステップとを含む、表示方法。
【請求項2】
前記生成するステップにおいて、前記傾斜の程度が大きいほど、前記動画テクスチャに含まれる前記第1画像をより長くする、請求項1に記載の表示方法。
【請求項3】
前記グリッド線内の一定領域を特定するステップと、
前記一定領域内の各位置に、前記傾斜の程度および当該位置に応じた値のパラメータを設定するステップと、
前記一定領域内において前記パラメータの値が閾値以上である各位置を含む第1範囲と、前記一定領域内において前記パラメータの値が前記閾値未満である各位置を含む第2範囲とをそれぞれ決定するステップとをさらに含み、
前記生成するステップにおいて、前記第1画像の長さを前記第1範囲に基づき決定すると共に、前記第2画像の長さを前記第2範囲に基づき決定する、請求項1に記載の表示方法。
【請求項4】
前記生成するステップにおいて、前記動画テクスチャに含まれる前記第2画像を、前記動画テクスチャが前記グリッド線上に配置された場合の前記第2画像の表示位置に対応する前記地形オブジェクト画像の位置の高さに応じた表示態様にする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示方法。
【請求項5】
前記アニメーション画像を前記ディスプレイに表示させるステップにおいて、前記傾斜の程度がより大きいほど前記動画テクスチャの再生速度をより速くする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示方法。
【請求項6】
プロセッサおよびディスプレイを備えるコンピュータにおいて実行される表示方法であって、
傾斜が規定される地形オブジェクト画像を前記ディスプレイに表示させるステップと、
前記地形オブジェクト画像上にグリッド線を割り当てるステップと、
前記グリッド線上に交互に配置される第1画像と第2画像とを前記ディスプレイに表示させるステップであって、前記傾斜の程度がより大きいほどより長い前記第1画像を前記ディスプレイに表示させると共に、前記傾斜の程度に関わらず同一数の前記第1画像を前記ディスプレイに表示させるステップとを含む、表示方法。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示方法の各ステップを、前記コンピュータに実行させるプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示方法、プログラム、および記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
三次元の地形をコンピュータ上で俯瞰的に表示する場合、ユーザが地形の起伏を視覚的に把握しやすくするために、地形の上にグリッド状の線(グリッド線)を重ねて表示することがよく行われる。このような技術の例が、特許文献1および2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−77008号公報(2003年3月14日公開)
【特許文献2】特開2005−38298号公報(2005年2月10日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、移動オブジェクトをグリッド線上で移動させるための描画処理を行う必要がある。オブジェクト表面上に非常に多くに移動オブジェクトが表示されることから、各移動オブジェクトを移動表示させるための描画処理には、処理負荷が非常に大きいという問題がある。
【0005】
特許文献2の技術では、単位画像を含むグリッド線テクスチャをアニメーション表示することによって、単位画像が移動するようにユーザに視認させているので、特許文献1の技術に比べて処理負荷は小さくて済む。一方で、グリッド線テクスチャを生成する際に、背景画像と単位画像とが一体化された基準テクスチャを傾斜に応じた数だけ合成するので、グリッド線テクスチャを生成する際の柔軟性に欠けるという問題がある。
【0006】
本開示は、グリッド線テクスチャの表示態様を柔軟に変化させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題を解決するために、本開示に係る第1の表示方法は、プロセッサおよびディスプレイを備えるコンピュータにおいて実行される表示方法であって、傾斜が規定される地形オブジェクト画像を前記ディスプレイに表示させるステップと、地形オブジェクト画像上にグリッド線を割り当てるステップと、第1画像と、第1画像とは異なる第2画像とを合成することによって、交互に配置される第1画像および第2画像を含む動画テクスチャを生成するステップと、グリッド線上に動画テクスチャを配置するステップと、第1画像がグリッド線上を移動するように、傾斜に応じた態様で動画テクスチャを再生し、動画テクスチャに対応するアニメーション画像を前記ディスプレイに表示させるステップとを含む。
【0008】
また、本開示に係る第2の表示方法は、プロセッサおよびディスプレイを備えるコンピュータにおいて実行される表示方法であって、傾斜が規定される地形オブジェクト画像を前記ディスプレイに表示させるステップと、地形オブジェクト画像上にグリッド線を割り当てるステップと、グリッド線上に交互に配置される第1画像と第2画像とをディスプレイに表示させるステップであって、傾斜の程度がより大きいほどより長い第1画像をディスプレイに表示させると共に、傾斜の程度に関わらず同一数の第1画像をディスプレイに表示させるステップとを含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、グリッド線テクスチャの表示態様を柔軟に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】端末装置の要部構成を示すブロック図である。
図2】端末装置のディスプレイに表示されるゴルフゲームのプレイ画面例を示す図である。
図3】グリッドの構成を説明する図である。
図4】動画テクスチャの生成手順を説明する図である。
図5】傾斜がより急な場合の動画テクスチャの生成手順を説明する図である。
図6】動画テクスチャの生成手順を説明する図である。
図7】着色された背景画像を含む動画テクスチャの生成を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る表示方法、および、プログラムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が本発明に含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を繰り返さない。
【0012】
図1は、端末装置1の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、端末装置1は、入力デバイス11、ディスプレイ12、および制御部13を備えている。端末装置1は、コンピュータゲームを含む各種のアプリケーションを実行可能な装置である。端末装置1は、たとえば、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット型コンピュータ、ゲーム用コンソール、または汎用のPC(Personal Computer)等であればよい。
【0013】
入力デバイス11は、ユーザが端末装置1に情報を入力したりまたは端末装置1を操作するための入力を行ったりするための装置であり、たとえばタッチパネルである。ディスプレイ12は、テキストおよび画像等の各種の情報を表示する装置であり、たとえば液晶ディスプレイ等のスクリーンデバイスである。制御部13はプロセッサおよびメモリを備えて構成され、端末装置1の動作および処理を統括的に制御する。制御部13は、メモリに記憶されたゲームプログラム等のアプリケーションプログラム、各種ゲーム画像およびオブジェクトデータ、ならびに入力デバイス11によって受け付けられたユーザの操作入力に基づき、ディスプレイ12に表示される画像を生成する。制御部13は、地形オブジェクト画像表示部21、動画テクスチャ生成部23、および動画テクスチャ再生部24を備えている。地形オブジェクト画像表示部21は、地形オブジェクトデータに基づく地形オブジェクト画像をディスプレイ12に表示させる。グリッド線割り当て部22は、地形オブジェクト画像にグリッド線を割り当てる。動画テクスチャ生成部23は、グリッド線上に表示される動画テクスチャを生成する。動画テクスチャ再生部24は、グリッド線上に配置された動画テクスチャを再生し、動画テクスチャに対応するアニメーション画像ををディスプレイ12に表示させる。
【0014】
地形オブジェクト画像の表示を伴うアプリケーションとして、たとえばゴルフゲームが挙げられる。以下では、端末装置1がゴルフゲームを実行するゲーム装置である場合を説明する。しかし端末装置1は、ゴルフゲームに限らず、地形オブジェクト画像の表示を伴う任意のアプリケーション(ゲームでも、ゲーム以外でもよい)を実行することが可能な装置として実現される。
【0015】
図2は、端末装置1のディスプレイ12に表示されるゴルフゲームのプレイ画面例を示す図である。端末装置1は、ゴルフゲームの実行時、たとえば図2に示すようなプレイ画面をディスプレイ12に表示させる。図2の例は、プレイヤキャラクタデータに基づくプレイヤキャラクタ画像31が仮想のゴルフコースのグリーン上でパッティングする前の準備段階にある場面を示している。ディスプレイ12には、ゴルフコースを構成する地形オブジェクト画像32が表示され、地形オブジェクト画像32上にはグリッド33が配置されている。端末装置1は、ゴルフゲームの実行時、地形オブジェクト画像32に規定される傾斜に応じた態様で複数の模様がグリッド33上を動くように見せる表示演出を行う。ユーザは模様の移動を視認することによって、地形オブジェクト画像32の傾斜の程度を把握することができる。本実施形態では、グリッド33上の模様の移動は、模様オブジェクト画像の移動処理ではなく、模様を含む動画テクスチャの再生(アニメーション画像の表示)によって実現される。
【0016】
図3は、グリッド33の構成を説明する図である。グリッド33は、複数のグリッド線41によって構成されている。図3の(a)に示すように、地形オブジェクト画像32上に、グリッド状に配置される複数のグリッド線41が割り当てられる。図3の例では、個々のグリッド線41は、グリッド33内のいずれかの区画を取り囲む4辺のうちいずれかの一片に相当する。すなわち、4つのグリッド線41によって、地形オブジェクト画像32上の1つの区画が形成される。図3の(b)に示すように、グリッド線41は、2つの三角形ポリゴン42および三角形ポリゴン43を組み合わせた1つの板ポリゴンである。板ポリゴンは、厚みを有さないが二次元上の広がりを有するポリゴンである。三角形ポリゴン42および三角形ポリゴン43はいずれも直角三角形の形状を有している。グリッド線41では、三角形ポリゴン42の斜辺と三角形ポリゴン43の斜辺とが接している。
【0017】
端末装置1は、個々のグリッド線41上に、グリッド33上の模様の移動を表現するための動画テクスチャを配置する。さらに端末装置1は、グリッド線41上に配置された動画テクスチャ(グリッド線テクスチャ)を再生し、動画テクスチャに対応するアニメーション画像をディスプレイ12に表示させることによって、図2に示すような画面表示を実現する。
【0018】
端末装置1は、ゴルフゲームの実行時、地形オブジェクト画像32上に配置される動画テクスチャを、配置位置の傾斜に応じた態様で動的に生成してから、配置する。図4は、動画テクスチャの生成手順を説明する図である。動画テクスチャ生成部23は、傾斜が規定される地形オブジェクト画像32をディスプレイ12に表示させる。グリッド線割り当て部22は、地形オブジェクト画像32にグリッド線41を割り当てる。図4の例では、地形オブジェクト画像32においてグリッド線41が割り当てられる位置と、当該位置における地形の傾斜角度θ(傾斜の程度)とが、いずれも地形オブジェクト画像32に規定されている。
【0019】
端末装置1のメモリには、動画テクスチャの生成に用いられる模様画像61(第1画像)および背景画像62(第2画像)が予め用意されている。模様画像61は、動画テクスチャに含まれる模様に相当し、背景画像62は、動画テクスチャに含まれる背景に相当する。模様画像61は、前方および後方などの方向性を定義することが可能な画像であり、図4の例ではハート型の画像である。背景画像62は、前方および後方などの方向性を有さない画像であり、白色(または無色)といった色調によって構成される画像であったり、あるいは模様等によって構成される画像であったりする。このように模様画像61および背景画像62は互いに異なる画像である。動画テクスチャ生成部23は、地形オブジェクト画像32においてグリッド線41が割り当てられる位置の傾斜角度θに応じた態様で模様画像61および背景画像62を合成することによって、グリッド線41に配置される動画テクスチャ63を生成する。
【0020】
まず動画テクスチャ生成部23は、グリッド線41を複数(本実施形態では3つ)の均等な部分領域(一定領域)に分割すると共に、この分割によって得られる部分領域51〜53をそれぞれ特定する。次に動画テクスチャ生成部23は、特定した部分領域51〜53内の各位置に、傾斜角度θおよび当該位置に応じた値のパラメータを設定する。図4には、代表として、部分領域52に、画像の透過度を表す数値であるα値を設定する例を示す。
【0021】
動画テクスチャ生成部23は、部分領域52における地形オブジェクト画像32の高さが一番低い位置(左端)に、α値として「0」を設定する。さらに、部分領域52における位置が左端から右端に向かって移動するにつれて、各位置におけるα値が、地形オブジェクト画像32の傾斜角度θに応じた角度θで右肩上がりの直線状に変動するように、各位置にα値を設定する。動画テクスチャ生成部23は、最大でも「1」のα値を設定する。図4では、部分領域52の右端におけるα値がほぼ1になっている。
【0022】
動画テクスチャ生成部23は、部分領域52においてα値が所定の閾値(たとえば0.3〜0.5程度)以上である各位置を第1範囲と定義し、一方、部分領域52においてα値が所定閾値未満である各位置を第2範囲と定義する。そして、模様画像61の長さを第1範囲の長さに基づき決定する(たとえば同一にする)と共に、背景画像62の長さを第2範囲の長さに基づき決定する(たとえば同一にする)。ここでいう模様画像61の長さおよび背景画像62の長さとは、グリッド線41の延びる方向における長さのことである。動画テクスチャ生成部23は、決定したそれぞれの長さに基づき、メモリに格納される模様画像61および背景画像62に対応する画像データに対し、長さ方向における拡大率(または縮小率)をそれぞれ決定する。
【0023】
動画テクスチャ生成部23は、部分領域52および部分領域53についても、対応する模様画像61の長さおよび背景画像62の長さを同様に決定する。そして動画テクスチャ生成部23は、各部分領域51〜53に対応する3つの模様画像61および3つの背景画像62を、グリッド線41における各部分領域51〜53の順序通りに互いに繋ぎ合わせるように合成することによって、傾斜角度θに応じた長さを有する模様画像61および背景画像62が互い違いに3つずつ配置される動画テクスチャ63を生成する。
【0024】
動画テクスチャ再生部24は、生成された動画テクスチャ63をグリッド線41上に配置し、それから動画テクスチャ63の再生を開始する。動画テクスチャ再生部24は、一定の再生速度で動画テクスチャ63を再生する。再生手順はたとえば次の通りである。動画テクスチャ生成部23は、あるフレームにおいて動画テクスチャ63をグリッド線41上に配置した後、その動画テクスチャ63から、次のフレームにおいてグリッド線41上に配置する次の動画テクスチャ63を生成する。その際、あるフレームにおける動画テクスチャ63における、対応する地形オブジェクト画像32の高さがより低い一端部の一定範囲(オフセット)を切り取り、切り取った一定範囲を動画テクスチャ63の他端部に繋ぎ合わせる。動画テクスチャ再生部24は、こうして生成した次の動画テクスチャ63を、次にフレームにおいてグリッド線41上に配置する。これにより、次のフレームにおいて表示される動画テクスチャ63内の各模様画像61の位置が、その前のフレームにおいて表示される動画テクスチャ63内の各模様画像61の位置よりも、地形オブジェクト画像32の高さがより低い側にずれる。これを繰り返すことによって、背景画像62が地形オブジェクト画像32上をより高い位置からより低い位置に移動するように、動画テクスチャ63が再生される。その結果、動画テクスチャ63に対応するアニメーション画像がディスプレイ12に表示される。なお、動画テクスチャ63の再生速度は、地形オブジェクト画像32における動画テクスチャ63が配置される位置に規定される傾斜角度θに関わらず同一にする。
【0025】
なお、本実施形態においては、傾斜角度θおよびグリッド線41の位置に応じた値のパラメータとして、α値が設定されている。ここで、α値が所定の閾値を下回る等の所定条件を満足する場合に、背景画像62全体のα値が所定値となるように設定することが好ましい。たとえば、背景画像62全体のα値が0となるように設定しておけば、グリッド線41の第2範囲に相当する部分をディスプレイ12に透明に表示させることができ、模様画像61のみをグリッド線41に沿って演出することができる。これによりユーザは、模様画像61の長さおよび動画テクスチャ63の再生速度を視覚的に容易に把握できる。また、背景画像62全体のα値が1となるように設定しておけば、グリッド線41における第2範囲に相当する部分を色調または模様によって表現できるので、背景画像62に相当する部分をグリッド線41として視覚的にディスプレイ12に表示させることもできる。
【0026】
図5は、傾斜角度θがより大きい場合の動画テクスチャ63の生成手順を説明する図である。この図の例では、地形オブジェクト画像32においてグリッド線41が割り当てられる位置に規定される傾斜角度θが、図4に示す傾斜角度θよりも大きい。すなわち、グリッド線41の割り当て位置の傾斜の程度がより大きい。グリッド線41の3分割は図4と同一である。動画テクスチャ生成部23は、部分領域51〜53内の各位置に、傾斜角度θおよび当該位置に応じたα値を設定する。図5には、代表として、部分領域52にα値を設定する例を示す。
【0027】
図4と同様に、動画テクスチャ生成部23は、部分領域52における地形オブジェクト画像32の高さが一番低い位置(左端)に、α値として「0」を設定する。さらに、部分領域52における位置が左端から右端に向かって移動するにつれて、各位置におけるα値が、地形オブジェクト画像32の傾斜角度θに応じた角度θで右肩上がりの直線状に変動するように、各位置にα値を設定する。動画テクスチャ生成部23は、最大でも「1」のα値を設定する。図5に示すように、部分領域52のある位置に対して「1」のα値を設定した後、それより右側の位置にはすべて「1」のα値を設定する。
【0028】
α値に基づく背景画像62および模様画像61の長さの決定方法は、図4と同一である。図5では傾斜角度θが図4よりも大きいので、部分領域52においてα値が所定の閾値以上である第1範囲は図4よりも長く、逆に、部分領域52においてα値が所定の閾値未満である第2範囲は図4よりも短い。したがって動画テクスチャ生成部23は、より長い第1範囲およびより短い第2範囲をそれぞれ定義する。
【0029】
なお、α値を設定するための角度θは、基本的に傾斜角度θと同一であるが、一方でその上限値を設定しておいてもよい。傾斜角度θが上限値を超えた場合、傾斜角度θに関わらず、α値を設定するための角度θは上限値である。これにより、動画テクスチャ63に含まれる模様画像61の長さの上限を設けることができるので、傾斜角度θが非常に大きい場合に動画テクスチャ63のほとんどすべてが模様画像61によって占められることを防止できる。
【0030】
本実施形態では、図4および図5に示すように、動画テクスチャ63に含まれる模様画像61の数は、動画テクスチャ63が配置される地形オブジェクト画像32に規定される傾斜角度θに関わらず同一である。なお、特に図示しないが、動画テクスチャ63の再生速度は、傾斜角度θに関わらず一定である。一方、図4および図5に示すように、動画テクスチャ63に含まれる模様画像61の長さは、傾斜角度θに応じて変化する。具体的には、傾斜角度θがより大きいほど模様画像61がより長くなる。ユーザは、プレイ画面における地形オブジェクト画像32上を移動する各模様画像61の長さを通じて、地形オブジェクト画像32において模様画像61が移動する位置の傾斜の程度を把握する。したがってユーザは、地形オブジェクト画像32の各位置の傾斜の程度を直感的かつ容易に把握することができる。
【0031】
また、端末装置1は、背景および模様が一体化された複数の単位画像を合成するのではなく、互いに別々に分かれた背景画像62および模様画像61の双方を合成することによって、動画テクスチャ63を生成する。これにより、動画テクスチャ63に含まれる背景画像62と模様画像61との関係を、傾斜に応じた態様に容易に変化させることができる。たとえば図5に示すように、傾斜角度θがより大きいほど模様画像61をより長くしかつ背景画像62をより短くすることができる。したがって端末装置1は、動画テクスチャ63の表示態様を柔軟に変化させることができる。
【0032】
また、図4および図5に示すように、端末装置1は、グリッド線41上に交互に配置される模様画像61および背景画像62を、ディスプレイ12に表示させる。さらには、端末装置1は、傾斜の程度(たとえば傾斜角度θ)がより大きいほどより長い模様画像61をディスプレイ12に表示させると共に、傾斜の程度に関わらず同一数の模様画像61をディスプレイ12に表示させる。これによりユーザは、模様画像61の長さを通じて地形オブジェクト画像32の傾斜の程度を直観的かつ容易に把握することができる。
【0033】
〔実施形態2〕
本発明に係る実施形態2について、図6を参照して以下に説明する。本実施形態に係る端末装置1の構成は、実施形態1と同一である。一方、本実施形態に係る動画テクスチャ63の生成方法および再生方法は実施形態1と異なる。
【0034】
図6は、動画テクスチャ63の生成手順を説明する図である。この図の例では、地形オブジェクト画像32の表示、グリッド線41の割り当て、およびグリッド線41の3分割までは、実施形態1と同一である。しかし動画テクスチャ生成部23は、グリッド線41の分割後、部分領域51〜53にα値を設定しない。言い換えると、α値を用いることなく動画テクスチャ63を生成する。
【0035】
具体的には、動画テクスチャ生成部23は、地形オブジェクト画像32に規定される傾斜角度θに関わらず、部分領域51における左側の所定範囲(たとえば半分)の長さに基づき背景画像62の長さを決定する。さらに、部分領域51における右側の所定範囲(たとえば半分)の長さに基づき模様画像61の長さを決定する。動画テクスチャ生成部23は、部分領域52および部分領域53についても、対応する模様画像61の長さおよび背景画像62の長さを同様に決定する。動画テクスチャ生成部23は、各部分領域51〜53に対応する3つの模様画像61および3つの背景画像62を、グリッド線41における各部分領域51〜53の順序通りに互いに繋ぎ合わせるように合成する。これにより、模様画像61および背景画像62が互い違いに3つずつ配置される動画テクスチャ63を生成する。
【0036】
動画テクスチャ再生部24は、生成された動画テクスチャ63をグリッド線41上に配置し、動画テクスチャ63の再生を開始する。実施形態1と異なり、動画テクスチャ再生部24は、動画テクスチャ63の再生速度を、地形オブジェクト画像32における動画テクスチャ63(またはグリッド線41)が配置される位置に規定される傾斜角度θに応じて変化させる。具体的には、傾斜角度θがより大きいほど再生速度をより速くする。なお、動画テクスチャ再生部24は、実施形態1と同様に、模様画像61が地形オブジェクト画像32におけるより高い位置からより低い位置に移動するように、動画テクスチャ63を再生する。
【0037】
これによりユーザは、プレイ画面上の各模様画像61の移動速度を通じて、地形オブジェクト画像32の傾斜の程度を把握することができる。したがってユーザは、地形オブジェクト画像32の各位置の傾斜を直感的かつ容易には把握することができる。
【0038】
〔好ましい形態〕
本発明の好ましい形態について、図7を参照して以下に説明する。本形態では、動画テクスチャ生成部23が、動画テクスチャ63に含まれる背景画像62を、動画テクスチャ63が配置される位置の高さに応じた表示形態にする点に特徴がある。以下では、背景画像62の表示形態の一例として、背景画像62が高さに応じた色に着色される態様を説明する。本形態は、実施形態1および2の双方に適用可能である。
【0039】
図7は、着色された背景画像62を含む動画テクスチャ63の生成手順を説明する図である。動画テクスチャ生成部23は、まず、実施形態1または2の手順によって、模様画像61および背景画像62が交互に配置された動画テクスチャ63を生成する。さらに、各背景画像62を、動画テクスチャ63がグリッド線41上に配置された場合の背景画像62の表示位置に対応する地形オブジェクト画像32の位置の高さに応じた色に着色する。本形態では、動画テクスチャ生成部23は、傾斜に応じた所定の着色ルール71を設定し、その着色ルール71に基づき、動画テクスチャ63に含まれる各背景画像62を着色する。
【0040】
着色ルール71の設定手順は次の通りである。まず動画テクスチャ生成部23は、三角形ポリゴン42の3辺のうちグリッド線41の短辺に相当する辺における頂点42aおよび頂点42bをそれぞれ特定する。そして、地形オブジェクト画像32におけるこれらの頂点42aおよび頂点42bに対応する各位置の高さを特定する。さらに、特定した頂点42aの高さおよび頂点42bの高さを平均することによって、地形オブジェクト画像32における頂点42aと頂点42bとの中点42cに対応する位置の高さを算出する。以下、この位置の高さを、グリッド線41の一端部における高さと表記する。
【0041】
動画テクスチャ生成部23は、三角形ポリゴン43の3辺のうちグリッド線41の短辺に相当する辺における頂点43aおよび頂点43bをそれぞれ特定する。そして、地形オブジェクト画像32におけるこれらの頂点43aおよび頂点43bに対応する各位置の高さを特定する。さらに、特定したこれらの高さの平均することによって、地形オブジェクト画像32における頂点43aと頂点43bとの中点43cに対応する位置の高さを算出する。以下、この位置の高さを、グリッド線41の一端部における高さと表記する。
【0042】
動画テクスチャ生成部23は、次に、地形オブジェクト画像32においてプレイヤキャラクタ画像31が配置される位置の高さを特定する。そして、グリッド線41の一端部と、グリッド線41の他端部とのうち、プレイヤキャラクタ画像31の配置位置よりも高い方に赤色を設定し、低い方に青色を設定する。さらに動画テクスチャ生成部23は、グリッド線41の一端部から他端部まで、設定してそれぞれの色のグラデーションを設定する。これらの処理によって、グリッド線41に対する着色ルール71を設定する。着色ルール71は、実際にはグリッド線41ではなく、グリッド線41に配置される動画テクスチャ63に対して適用される。
【0043】
図7では、動画テクスチャ生成部23は、6段階のグラデーションを構成する一定範囲の色81〜色86を含む着色ルール71を設定する。色81は青色であり、色86は赤色である。色81から色86に向かって、徐々に段階的に青みが減少すると共に、赤みが上昇する。図7では説明の便宜上、6段階のグラデーションを示しているが、これに限らず、動画テクスチャ生成部23は任意に段階のグラデーションの着色ルール71を設定することができる。各背景画像62内に色のグラデーションが施されていてもよい。
【0044】
動画テクスチャ生成部23は、設定した着色ルール71に基づき、動画テクスチャ63に含まれる各背景画像62を着色する。具体的には、各背景画像62を、着色ルール71おいて対応する位置に配置される色に着色する。図7の例では、動画テクスチャ63における左端の背景画像62を色81で着色し、動画テクスチャ63における中央の背景画像62を色83で着色し、動画テクスチャ63における中央の背景画像62を色85で着色する。これにより、動画テクスチャ63において、各背景画像62の色が、動画テクスチャ63の一端部から他端部に向かって段階的に変化する。
【0045】
動画テクスチャ再生部24は、背景画像62が着色された動画テクスチャ63を再生する。本形態では、動画テクスチャ生成部23は、背景画像62が着色される前の動画テクスチャ63の一端部からオフセットを切り取り、背景画像62が着色される前の動画テクスチャ63の他端部にオフセットをつなぎ合わせることによって、背景画像62が着色されない次の動画テクスチャ63をまず生成する。そして、背景画像62が着色されない次の動画テクスチャ63に含まれる各背景画像62を着色ルール71に基づき着色することによって、次にフレームにおいて再生される次の動画テクスチャ63を完成させる。すなわち、いずれのフレームにおいても、動画テクスチャ63における同じ位置に配置される背景画像62は、着色ルール71において対応する同じ色に着色される。
【0046】
これにより、動画テクスチャ63の再生時、模様画像61は動くように表示されると共に、着色された背景画像62は動かないように表示される。したがって、あたかも着色ルール71に基づき段階的に着色された線上を模様画像61が動いているかのように、ユーザに視認させることができる。また、ゲーム画面内の視点がユーザの操作入力によって変更された場合には、変更後の視点から見た地形オブジェクト画像32に沿って、動画テクスチャ63を同様に生成しかつグリッド線41上に表示させることができる。その際、上記の処理がフレームごとに行われることによって、視点が切り替えられた場合にも、地形の傾斜および高さをユーザに容易に把握させることが可能な動画テクスチャ63を、柔軟に生成することができる。
【0047】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることによって、新しい技術的特徴を形成することもできる。
【0048】
〔ソフトウェアによる実現例〕
端末装置1の制御ブロック(制御部13)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
【0049】
後者の場合、制御ブロックは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、前記プログラムおよび各種データがコンピュータ(又はCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、前記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)等を備えている。そして、コンピュータ(又はCPU)が前記プログラムを前記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。前記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、たとえば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、前記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して前記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、前記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0050】
〔付記事項〕
本発明の一側面に係る内容を列記すると以下の通りである。
【0051】
(項目1)プロセッサおよびディスプレイを備えるコンピュータにおいて実行される表示方法であって、傾斜が規定される地形オブジェクト画像を前記ディスプレイに表示させるステップと、前記地形オブジェクト画像上にグリッド線を割り当てるステップと、第1画像と、前記第1画像とは異なる第2画像とを合成することによって、交互に配置される前記第1画像および前記第2画像を含む動画テクスチャを生成するステップと、前記グリッド線上に前記動画テクスチャを配置するステップと、前記第1画像が前記グリッド線上を移動するように、前記傾斜に応じた態様で前記動画テクスチャを再生し、前記動画テクスチャに対応するアニメーション画像を前記ディスプレイに表示させるステップとを含む、表示方法。グリッド線テクスチャの表示態様を柔軟に変化させることができる。
【0052】
(項目2)前記生成するステップにおいて、前記傾斜の程度がより大きいほど前記動画テクスチャに含まれる前記第1画像をより長くする、項目1の表示方法。ユーザは、地形オブジェクト画像の各位置の傾斜の程度を直感的かつ容易に把握することができる。
【0053】
(項目3)前記グリッド線内の一定領域を特定するステップと、前記一定領域内の各位置に、前記傾斜の程度および当該位置に応じた値のパラメータを設定するステップと、前記一定領域内において前記パラメータの値が閾値以上である各位置を第1範囲と定義すると共に、前記一定領域内において前記パラメータの値が前記閾値未満である各位置を第2範囲と定義するステップとをさらに含み、前記生成するステップにおいて、前記第1画像の長さを前記第1範囲に基づき決定すると共に、前記第2画像の長さを前記第2範囲に基づき決定する、項目1の表示方法。傾斜の程度に応じた長さの第1画像および第2画像を含む動画テクスチャを生成することができる。
【0054】
(項目4)前記生成するステップにおいて、前記動画テクスチャに含まれる前記第2画像を、前記動画テクスチャが前記グリッド線上に配置された場合の前記第2画像の表示位置に対応する前記地形オブジェクト画像の位置の高さに応じた表示態様にする、項目1〜3のいずれか1つの表示方法。ユーザは、第2画像の表示態様を通じて、傾斜の程度をより正確に把握することができる。
【0055】
(項目5)前記アニメーション画像を前記ディスプレイに表示させるステップにおいて、前記傾斜の程度がより大きいほど前記動画テクスチャの再生速度をより速くする、項目1〜4のいずれか1つの表示方法。ユーザは、第1画像の移動速度を通じて、傾斜の程度を直観的かつ容易に把握することができる。
【0056】
(項目6)プロセッサおよびディスプレイを備えるコンピュータにおいて実行される表示方法であって、傾斜が規定される地形オブジェクト画像を前記ディスプレイに表示させるステップと、前記地形オブジェクト画像上にグリッド線を割り当てるステップと、前記グリッド線上に交互に配置される第1画像と第2画像とを前記ディスプレイに表示させるステップであって、前記傾斜の程度がより大きいほどより長い前記第1画像を前記ディスプレイに表示させると共に、前記傾斜の程度に関わらず同一数の前記第1画像を前記ディスプレイに表示させるステップとを含む、表示方法。ユーザは、第1画像の長さを通じて地形オブジェクト画像の傾斜の程度を直観的かつ容易に把握することができる。
【0057】
(項目7)項目1〜6のいずれかの表示方法の各ステップを、コンピュータに実行させるプログラム。
【0058】
(項目8)項目7のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【符号の説明】
【0059】
1 端末装置、11 入力デバイス、12 ディスプレイ、13 制御部、21 地形オブジェクト画像表示部、22 グリッド線割り当て部、23 動画テクスチャ生成部、24 動画テクスチャ再生部、31 プレイヤキャラクタ画像、32 地形オブジェクト画像、33 グリッド、41 グリッド線、42、43 三角形ポリゴン、51、52、53 部分領域、61 模様画像(第1画像)、62 背景画像(第2画像)、63 動画テクスチャ、71 着色ルール、81〜86 色
【要約】
【課題】グリッド線テクスチャの表示形態を柔軟に変化させる。
【解決手段】動画テクスチャ生成部(23)は、模様画像と、模様画像とは異なる背景画像とを合成することによって、交互に配置される模様画像および背景画像を含む動画テクスチャを生成する。動画テクスチャ再生部(24)は、模様画像がグリッド線上を移動するように、地形オブジェクト画像の傾斜に応じた態様で動画テクスチャを再生し、ディスプレイ12に表示させる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7