特許第6083417号(P6083417)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6083417
(24)【登録日】2017年2月3日
(45)【発行日】2017年2月22日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20170213BHJP
【FI】
   A63F7/02 320
【請求項の数】1
【全頁数】65
(21)【出願番号】特願2014-122501(P2014-122501)
(22)【出願日】2014年6月13日
(65)【公開番号】特開2016-2127(P2016-2127A)
(43)【公開日】2016年1月12日
【審査請求日】2016年1月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000204262
【氏名又は名称】タイヨーエレック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105315
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 温
(72)【発明者】
【氏名】赤尾 秀明
(72)【発明者】
【氏名】藤盛 幸治
(72)【発明者】
【氏名】本村 剛
【審査官】 上田 正樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−010844(JP,A)
【文献】 特開2014−104199(JP,A)
【文献】 特開2014−094149(JP,A)
【文献】 特開2012−019995(JP,A)
【文献】 特開2011−152320(JP,A)
【文献】 特開2011−255041(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技球を検知することに基づいて取得される取得情報を記憶する取得情報記憶手段と、
前記取得情報記憶手段に記憶された取得情報が特定情報であるか否かを当否判定する当否判定手段と、
前記当否判定の結果に基づいて、識別情報を変動表示する識別情報表示手段と、
表示態様が変化する特定表示手段と、
前記取得情報記憶手段に記憶された取得情報特定情報であるか否かを、前記当否判定を行う前に事前判定する事前判定手段と、
前記事前判定の結果に基づいて、複数の変動表示を用いて先読み演出を実行可能な先読み演出実行手段と、
を有し、
前記特定表示手段の表示態様によって、前記先読み演出の実行中であることを報知するよう構成されており、
前記識別情報の変動表示態様として、前記識別情報を変動表示した後に仮停止させ、再度変動表示させる複数回変動演出を有し、
前記特定表示手段の表示態様によって、前記複数回変動演出の実行中であることを報知する
ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関し、いわゆるセブン機、羽根物、権利物又はアレンジボール等の弾球式の遊技機や、スロットマシン(若しくはパチスロ)と称される回胴式の遊技機に対して適用することができる。
【背景技術】
【0002】
弾球式の遊技機(パチンコ機)は、通常、始動口に遊技球が入球することに基づいて取得される取得情報(判定用乱数値)を取得情報記憶手段(判定用乱数値記憶手段)に記憶する。そして、所定の処理条件(例えば、変動開始条件、当否判定開始条件)が成立した取得情報を取得情報記憶手段から読み出し、特定情報であるかを当否判定する。かかる当否判定が実行されると、識別情報を用いた変動表示が開始され、この変動表示の実行時間が経過すると、当否判定の結果が表示される。ここで、取得情報の処理条件とは、入球情報に基づいて当否判定や変動表示等の処理を開始する条件を指す。
【0003】
また、この種の遊技機の中には、所謂「疑似連続演出」と称する連続演出(疑似演出)や、所謂「連続予告演出」と称する連続演出を実行可能なものがある。つまり、前者の連続演出としては、1回の識別情報の変動表示が開始されてから当否判定の結果が確定表示されるまでの間に、識別情報の変動表示を一旦仮停止させた後、識別情報を再変動させることを1回又は複数回行うことで、あたかも複数回の変動表示を行っているように見せるもの(以下、複数回変動演出という。)を例示できる(特許文献1を参照)。また、後者の連続演出としては、取得情報記憶手段に記憶された取得情報について特定情報であるか否かを、当否判定を行う前に事前判定し、この事前判定の結果に基づく先読み演出を複数回の変動表示に亘って実行するものを例示できる(特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−24807号
【特許文献2】特開2003−265712号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、これらの連続演出では、遊技者がその演出の区切りを明確に理解することが困難なため、演出態様は多様であるものの、遊技者に不信感を抱かせ、遊技興趣を低下させる恐れがあるという問題を有している。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、遊技演出の多様化を図ると共に、遊技者が連続演出の区切りを明確に理解することができ、遊技興趣を高めることが容易な遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の遊技機は、
遊技球を検知することに基づいて取得される取得情報を記憶する取得情報記憶手段と、
前記取得情報記憶手段に記憶された取得情報が特定情報であるか否かを当否判定する当否判定手段と、
前記当否判定の結果に基づいて、識別情報を変動表示する識別情報表示手段と、
表示態様が変化する特定表示手段と、
前記取得情報記憶手段に記憶された取得情報特定情報であるか否かを、前記当否判定を行う前に事前判定する事前判定手段と、
前記事前判定の結果に基づいて、複数の変動表示を用いて先読み演出を実行可能な先読み演出実行手段と、
を有し、
前記特定表示手段の表示態様によって、前記先読み演出の実行中であることを報知するよう構成されており、
前記識別情報の変動表示態様として、前記識別情報を変動表示した後に仮停止させ、再度変動表示させる複数回変動演出を有し、
前記特定表示手段の表示態様によって、前記複数回変動演出の実行中であることを報知する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
以上記述したように本発明によると、遊技者が連続演出の区切りを明確に理解することができ、遊技興趣を高めることが容易な遊技機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の各実施例に係る遊技機を示す斜視図である。
図2】本発明の各実施例に係る遊技機の遊技盤を示す正面図である。
図3】本発明の各実施例に係る遊技機の遊技盤において盤部品等を取り外した状態を示す正面図である。
図4】上部発光装置および下部発光装置の装着状態を説明するための説明図(遊技盤本体等縦断する縦断面図)である。
図5】(a)は演出表示装置の表示画面を概略的に示す正面図であり、(b)は特別図柄表示部で実行される変動表示の態様を示す説明図であり、(c)は情報表示装置の詳細を示す説明図である。
図6】下部発光装置の分解斜視図である。
図7図2の1−1断面図である。
図8】上部発光装置を構成する前部材および下部発光装置を構成する前部材の正面図である。
図9】下部発光装置を構成する前部材と側部基板の後方から視た解斜視図である。
図10】上部発光装置を構成する前部材の側部基板を装着した状態を示す背面図と、下部発光装置を構成する前部材の側部基板を装着した状態を示す背面図である。
図11】(a)は図10の2−2断面図であり、(b)は図11(a)の要部拡大図である。
図12】上部発光装置を構成する絵柄本体および下部発光装置を構成する絵柄本体の正面図である。
図13】(a)は下部発光装置の背面図であり、(b)は裏樋部を説明するための説明図である。
図14】導光部の機能を説明するための説明図である。
図15】上部発光装置および下部発光装置の正面図である。
図16】本発明の各実施例に係る電子制御装置を示すブロック図である。
図17】当否判定用乱数値を説明するための説明図である。
図18】特図1大当り抽選(第1の大当り抽選)で使用するデータテーブルおよび特図2大当り抽選(第2の大当り抽選)で使用するデータテーブル等を説明するための説明図である。
図19】(a)〜(c)は図柄変動演出を示す説明図である。
図20】(a)は図柄変動演出を説明するための説明図であり、(b)は図柄変動演出を説明するための説明図である。
図21】(a)は図柄変動演出を説明するための説明図であり、(b)は発光装置の発光態様を説明するための説明図である。
図22】図柄変動演出を示す説明図である。
図23】図柄変動演出を示す説明図である。
図24】(a)および(b)は発光装置を用いた演出態様を説明するための説明図である。
図25】遊技制御処理を示すフロー図である。
図26】特別図柄遊技処理を示すフロー図である。
図27】特別図柄遊技処理を示すフロー図である。
図28】特別図柄遊技処理を示すフロー図である。
図29】図柄変動開始処理を示すフロー図である。
図30】変動パターンテーブル等を説明するための説明図である。
図31】変動パターンテーブル等を説明するための説明図である。
図32】変動パターンテーブル等を説明するための説明図である。
図33】演出制御処理を説明するためのフロー図である。
図34】(a)は保留発生時処理を説明するためのフロー図であり、(b)は保留消化時処理を説明するためのフロー図である。
図35】図柄変動演出処理を示すフロー図である。
図36】図柄変動演出を示す説明図である。
図37】図柄変動演出を示す説明図である。
図38】図柄変動演出を示す説明図である。
図39】図柄変動演出を示す説明図である。
図40】図柄変動演出を示す説明図である。
図41】変動パターンテーブル等を説明するための説明図である。
図42】(a)および(b)は変動パターンテーブル等を説明するための説明図である。
図43】図柄変動演出を示す説明図である。
図44】図柄変動演出を示す説明図である。
図45】図柄変動演出を示す説明図である。
図46】図柄変動演出を示す説明図である。
図47】図柄変動演出を示す説明図である。
図48】保留発生時処理を説明するためのフロー図である。
図49】(a)は大当り用の連続予告演出抽選テーブルを説明するための説明図であり、(b)は外れ用の連続予告演出抽選テーブルを説明するための説明図であり、(c)は変形例1を説明するための説明図である。
図50】演出パターン設定処理を示すフロー図である。
図51】変形例2を説明するための説明図である。
図52】(a)は変形例3を説明するための説明図であり、(b)は変形例4を説明するための説明図である。
図53】(a)は変形例5を説明するための説明図であり、(b)は変形例6を説明するための説明図である。
図54】変形例6を説明するための説明図である。
図55】(a)は変形例7を説明するための説明図であり、(b)は変形例8を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、発明を実施するための形態を示す実施例について図面に基づいて説明する。以下に示す各実施例では、本発明を「セブン機」と称する遊技機(パチンコ機)1に適用した各具体例について説明する。
【実施例1】
【0025】
(1)機械的な構造
a.遊技機の全体構造
先ず、この遊技機1の全体構造について、図1を参照して説明する。この遊技機1は外枠2と、外枠2に装着された遊技機本体Hとを備える。この遊技機本体Hは、外枠2の左端側上下のヒンジH1、H2を用いて、外枠2の左端側に回動自在に組み付けられている。
【0026】
また、遊技機本体Hは、遊技機1のうち外枠2を除く部分であって、本体枠3と、前面枠4と、前面枠4に一体化された皿部材5Aと、遊技盤10(図2を参照)と、裏機構盤102等を主要部としている。
【0027】
本体枠3は遊技盤10を保持可能な枠状体によって構成され、外枠2に嵌めこまれ、外枠2に対して開閉可能に軸支されている。そして、この本体枠3が遊技盤10(図2を参照)を保持したとき、「遊技盤10の盤面(表面)に構成される遊技領域11」が、本体枠3の前方から視認可能とされる。
【0028】
前面枠4は、本体枠3の前面側に配置され、本体枠3の左端に開閉可能に支持されている。この前面枠4は、前後に貫通する視認窓41aを具備する枠本体41と、視認窓41aに填め込まれたガラス板43とを備える。そして、遊技盤10に形成された遊技領域11が前面枠4を閉じたときにその背後に位置するため、遊技領域11は視認窓41aを介して前面枠4の前方から視認可能とされる。また、「上皿部材5および下皿部材6を一体化した皿部材5A」は前面枠4に一体化され、本体枠3に対して前面枠4と一体で開閉可能とされている。
【0029】
本遊技機1では、前面部の上方側および下方側の左右にスピーカSP1〜SP4を内蔵し、これらのスピーカSP1〜SP4を用いて遊技状態に応じた効果音や、その他の音(音声)を発生させる。また、前面枠4の前面部において、上皿部材5の配置位置を構成する箇所には、遊技機1から排出される遊技球を受け入れるための受入口5bを備える。更に、上皿部材5の裏側には、球貸表示基板410(図16を参照)および演出ボタン基板228(図16を参照)が設けられ、上皿部材5の上面部には「演出ボタンSW」が配置されている。
【0030】
上皿部材5の下方の部位には下皿部材6が設けられ、この下皿部材6の略中央には、その略容器形状とされる内部に上皿部材5から排出される遊技球を受け入れるための受入口6aを備えている。また、下皿部材6の右端側には発射ハンドル9が設けられている。そして、本体枠3の前面部裏側であって、遊技盤10よりも下方の左端側に位置する部位には、発射ハンドル9が接続された発射装置ユニット90(図2を参照)が配設されている。なお、発射ハンドル9には、遊技者が触れていることを検知するタッチスイッチ(タッチセンサ)9aが装着されており、その近傍には、遊技球の発射を一時的に停止するための発射停止スイッチ9bが装着されている。
【0031】
b.遊技盤10の構成
次に、遊技盤10の構成について図2等を用いて説明する。この遊技盤10は前後(肉厚方向)に光を透過可能な透明の遊技盤本体10Aを備える。この遊技盤本体10Aは、図3に示すように正面視で略矩形状で無色透明なアクリル板を用いて構成され、多数の貫通孔A1〜A8を肉厚に貫通する状態に備える。また、図2に示すように遊技盤本体10Aの前面部には樹脂製若しくは金属性の帯状体で構成される外側レール12及び内側レール13が配設され、遊技盤本体10Aの前面部のうち、外側レール12および内側レール13が形成する略円形若しくは略楕円形の周壁で略包囲された部位によって遊技領域11が構成されている。
【0032】
遊技盤本体10Aの前面部であって遊技領域11内の部位には、中央装置20と、第1始動口17aと、第2始動口17bと、大入賞口31aと、一般入賞口45、46、47と、普通図柄作動ゲート16と、風車19と、上部発光装置70Aと、下部発光装置70B等が設けられ、遊技領域11外の部位には情報表示装置60が設けられている。ここで、大入賞口31aは大入賞装置31の入口部分によって構成され、第2始動口17bは可変式始動入賞装置17Bの入口部分によって構成されている。これらの盤部品は、その後方側を、遊技盤本体10Aに設けられた対応する貫通孔A1〜A7(図3参照)に挿入し、盤部品の前方側を遊技盤本体10Aの盤面から露呈させている。そして、盤面から露呈する部分の周縁部(フランジ部等)を遊技盤本体10Aの盤面等にビス止めすることで遊技盤本体10Aに一体化されている。
【0033】
ここで、中央装置20は貫通孔A1、第1始動口17aは貫通孔A2、第2始動口17b(可変式始動入賞装置17B)は貫通孔A3、普通図柄作動ゲート16は貫通孔A4、大入賞口31(大入賞装置31)は貫通孔A5、上部発光装置70Aは貫通孔A6、下部発光装置70Bは貫通孔A7をそれぞれ用いて遊技盤本体10Aに装着されている。更に、一般入賞口45、46、47は下部発光装置70Bの前面部に配置されている。なお、最下部の貫通孔A8には、アウト口10を形成するためのアウト口形成体18Aが装着されている。また、多数の障害釘(図示を省略)は各盤部品との位置バランスを考慮して、遊技領域11にパチンコ遊技に適するべく配設されている。
【0034】
図2に示すように、内側レール13は略U字形状に配置されつつ、左端部が遊技盤10の左上部に配設され、その左側方に位置する「外側レール12の左上部」との間に「遊技球が通過可能な隙間」を設け、球進入口11Sを形成している。また、外側レール12の左端部は、発射装置ユニット90の球出口96jの斜め左上に近接配置されている。そして、発射装置ユニット90から発射され、外側レール12の内側を転動しつつ上昇する遊技球(符号Yを参照)は球進入口11Sを通じて遊技領域11に放出される。
【0035】
中央装置20は、図2に示すように枠部材21と演出表示装置27とを備えている。このうち、枠部材21は貫通孔A1に嵌め込まれており(図2および図3を参照)、演出表示装置27の外縁を囲む盤面装飾用の部材を構成している。この枠部材21には、正面視で略矩形状の開口部が前後に貫通する状態に設けられ、この開口部によって演出表示装置27の表示画面27a(後述する。)を遊技盤10の前方から視認可能とするための表示窓21eを構成している。
【0036】
ここで、図4に示すように遊技盤10の裏面部には上下に収納ボックス90が装着されている。この収納ボックス90はステーおよびスペーサとして機能する部材であり、略箱形状に構成され、略矩形状の開口部91kを前方に向けた状態で配置されている。また、収納ボックス90は正面視で略矩形板に構成されつつ立設配置される背板部91aと、背板部91aの外周縁から前方に突出する周壁部91bと、開口部91kの周縁から突出するフランジ91cとを備える。そして、背板部91aには正面視で略矩形状とされつつ背板部91aの肉厚方向を貫通する装着部91dが設けられている。この装着部91dには演出表示装置27を構成する液晶パネル27Pが装着されている。なお、後述する上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BにはステーK1、K2を用いて収納ボックス90の内壁に固定されている。また、このステーK1、K2には所定の装飾が施されている。
【0037】
演出表示装置27は液晶表示装置(液晶パネル27P)を用いて構成され、情報表示装置60における特別図柄の変動表示および停止表示に合わせて図柄変動演出を実行する。また、演出表示装置27の表示画面27aは、図5(a)に示すように、その略全体が表示領域となり、この表示領域に背景を示す図柄(背景図柄)や背景色(青、赤等の画面の地色)等を表示可能である。そして、この背景図柄や背景色の前面に重ね合わせた状態で3つ(3桁)の演出図柄を表示する演出図柄表示領域27bが、表示画面27a上に設けられる。
【0038】
図5(a)に示すように、表示画面27aの縁部側には第1保留表示領域27Dと、第2保留表示領域27Eが設けられる。このうち、第1保留表示領域27Dでは、第1始動口17aへの入球に基づいて生ずる「第1特別図柄」に関する取得情報(第1保留情報)の数(以下、「第1保留数」という。)が、「4個」を上限個数として表示され、第2保留表示領域27Eでは、第2始動口17bへの入球に基づいて生ずる「第2特別図柄」に関する取得情報(第2保留情報)の数(以下、「第1保留数」という。)が「4個」を上限個数として表示される。ここで、以下の説明において、第1始動口17aに遊技球が入球することを「第1始動入賞(第1始動入球)」と称し、第2始動口17bに遊技球が入球することを「第2始動入賞(第2始動入球)」と称することがある。また、特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)に関する未消化の取得情報(乱数、変動に関する情報)とは、始動口(17a、17b)に入球したが、当該入球に伴う当否判定(後述する第1当否判定若しくは第2当否判定)と、特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)の変動表示とがなされていない情報であり、始動入賞時(第1始動入賞時若しくは第2始動入賞時)に取得した取得情報であって、未だ消化(当否判定、変動表示)が保留されているものを指す。そして、何れの保留表示領域27D、27Eも、始動口17a、17bへの入球に基づき取得されたが、未消化の取得情報(乱数、変動に関する情報)の数が「保留図柄の表示数」によって示され、未消化の取得情報が消化される毎に「保留図柄の表示数」が順次、デクリメントして表示される。
【0039】
図2に戻って更に説明すると、第1始動口17aは非可変式の始動口であり、大きさが不変の開口部(遊技球受入口)を上方に開口させている。また、第1始動口17aの開口部の大きさは、1球の遊技球の通過を許容する大きさとされ、その大きさが拡大されたり縮小されたりすることはない。そして、第1始動口17aに入球した遊技球は、遊技盤本体10Aの後面に装着された通路部材(図示を省略)の第1始動口通路に流入し、この第1始動口通路に配置された第1始動口入球検知スイッチ17s(図16参照)によって検知される。
【0040】
第2始動口17bは第1始動口17aの下方に配置されている。この第2始動口17bは普通電動役物として設けられるものであり、いわゆるチューリップ式で左右に一対の可動翼片17e、17eが開閉するべく形成され、一対の可動翼片17e、17eを作動させるための普通電動役物ソレノイド17c(図16参照)を備える。また、第2始動口17bの内部には、当該第2始動口17bに入球した遊技球を検知するための第2始動口入球検知スイッチ17tが配置されている(図16参照)。
【0041】
普通電動役物ソレノイド17cに通電を行わないと、一対の可動翼片17e、17eが立設状態(図2の実線を参照)とされ、一対の可動翼片17e、17e間に1球の遊技球の通過を許容する大きさの遊技球受入口が設けられ、第2始動口17bへの遊技球の入球可能性が低い閉鎖状態(第1の態様)となる。一方、普通電動役物ソレノイド17cに通電を行うと、一対の可動翼片17e、17eが、下端部側を支点として互いの上端部間の間隔を拡大するように傾動し(図2の破線を参照)、遊技球の入球可能性が高くなる開放状態(第2の態様)となる。ここで、本遊技機1で開放延長機能を備え、遊技状態が、開放延長機能が作動する開放延長状態である場合、第2始動口17bが開放状態(第2の態様)となる時間が長くなる(例えば、「5秒」)。一方、開放延長機能が作動しない非開放延長状態である場合には、第2始動口17bが開放状態(第2の態様)となる時間が短くなる(例えば、「0.2秒」)。
【0042】
第2始動口17bの右斜め上方には大入賞装置31が配置されている。この大入賞装置31は、遊技盤10の前面部で開口する大入賞口31aと、この大入賞口31aを開放・閉鎖するための開閉板31bと、この開閉板31bを駆動するための大入賞口ソレノイド31c(図16参照)と、大入賞装置31に入球した遊技球を検知するための大入賞口入球検知スイッチ31s(図16参照)とを備えている。この大入賞装置31は、開閉板31bが起立姿勢となると、開閉板31bによって大入賞口31aが閉鎖され、大入賞口31aへの遊技球の入球が不可能となり、開閉板31bが前傾姿勢となると、大入賞口31aが開放され、大入賞口31aへの遊技球の入球が可能となる。
【0043】
遊技領域11において第1始動口17aの左側方には、一般入賞口45、46、47が設けられている。そして、何れの一般入賞口45、46、47に入球した遊技球は、後述する裏樋部79に流入し、当該裏樋部79に設けられた一般入球検知スイッチ45s(図16参照)で検知される。また、中央装置26の右側方には普通図柄作動ゲート16が設けられている。この普通図柄作動ゲート16は、遊技盤本体10Aの前面部から突出する状態に配置され、通過検知スイッチ16s(図16を参照)を備え、普通図柄作動ゲート16を上方から下方に通過する遊技球を検知可能である。なお、前述のように一般入賞口45、46、47は、下部発光装置70Bの前面部に配置されているが、この点に関しては後述する。
【0044】
情報表示装置60は、遊技盤10の表面部であって、遊技領域11の外側(遊技盤10の表面外縁)に該当する外縁部10Bのうち左下部位(左下外縁部)に配置されている。この外縁部10Bの左下部位は視認窓41aの左下方側を介して前方から視認可能な部位であるため、情報表示装置60は前面枠4の前方からガラス板43を通じて視認可能とされている(図1を参照)。この情報表示装置60は、図5(c)に示すように基板60Aを備え、この基板60Aに対して、第1特別図柄表示部62aと、第2特別図柄表示部62bと、普通図柄表示部63と、第1特別図柄保留表示部64aと、第2特別図柄保留表示部64bと、普通図柄保留表示部65等が設けられている。
【0045】
第1特別図柄表示部62a、第2特別図柄表示部62bおよび普通図柄表示部63は、何れも「7セグメント表示体」を用いて構成されている。このうち、第1特別図柄表示部62aでは、「第1始動入賞」に基づいて第1特別図柄の変動表示を行い、変動表示の実行時間が経過すると、第1特別図柄に関する当否判定の結果が一定時間(例えば0.6秒)表示される。また、第2特別図柄表示部62bでは「第2始動入賞」に基づいて第2特別図柄の変動表示を行い、変動表示の実行時間が経過すると、第2特別図柄に関する当否判定の結果が一定時間(例えば0.6秒)表示される。そして、特別図柄に関する当否判定の結果が「外れ」である場合には、特別図柄表示部(62a若しくは62b)に外れ図柄が表示され、特別図柄に関する当否判定の結果が「大当り」である場合には、大当り図柄が表示される。
【0046】
普通図柄表示部63も、図5(c)に示すように「7セグメント表示体」によって構成され、普通図柄作動ゲート16を遊技球が通過することに基づいて図柄変動開始条件が成立すると普通図柄の変動表示を開始する。この普通図柄の変動表示は、普通図柄表示部63において「0」〜「9」までの算用数字をこの順で表示した後、再び、「0」〜「9」までの算用数字をこの順で表示することを繰り返す「循環表示」によって構成される。そして、普通図柄の変動表示の実行時間が経過すると、普通図柄の変動表示の結果(普通図柄に関する当否判定の結果)が一定時間(例えば、0.5秒)表示される。このとき、停止表示された普通図柄が「奇数数字」である場合、その図柄が普通図柄の当り図柄に該当し、停止図柄が「偶数数字」である場合、その図柄が普通図柄の外れ図柄に該当する。
【0047】
第1特別図柄保留表示部64a、第2特別図柄保留表示部64bおよび普通図柄保留表示部65は何れも2個のLEDを備え、対応する図柄(第1特別図柄、第2特別図柄、普通図柄)に関する保留数をLEDの点灯数、駆動態様によって表示する。例えば、消灯状態のLEDは「ゼロ」を表示し、点灯状態のLEDは「1」を表示し、点滅状態のLEDは「2」を表示することとすれば、2個のLEDを用いて「ゼロ」〜「4」の整数を表示できる。
【0048】
次に、下部発光装置70Bについて説明する。この下部発光装置70Bは、図6に示すように、ハーフミラー体71と、前部材72と、側部基板73と、絵柄本体75と、ベース部材76と、後部基板77と、後部材78と、裏樋部79とを備える。ここで、前部材72と、ベース部材76と、後部材78と、裏樋部79とはアクリル樹脂を用いて整形され、無色透明に構成されている。
【0049】
前部材72は、図7図9に示すように、後方に開口する略容器体形状に構成され、前面部に窪み部72aを備える。また、前部材72は、天板を構成する導光部72bと、導光部72bの周縁から後方に突出する周壁部72cとを備える。また、導光部72bは無色透明な略板状に構成され、遊技球を通過させるための3個の通過部72d、72e、72fが導光部72bを前後に貫通する略筒状に設けられている。なお、通過部72dは一般入賞口45に入球した遊技球を裏樋部79に向かって通過させ、通過部72eは一般入賞口46に入球した遊技球を裏樋部79に向かって通過させ、通過部72fは一般入賞口47に入球した遊技球を裏樋部79に向かって通過させる。
【0050】
導光部72bは「被照射部」の具体例を構成し、その前面側には断面略V字状の溝M1(経路方向に直交する断面が略V字状、つまり、V溝)が形成されている。また、導光部72bの前面を前方から視認すると、この溝M1は導光部72bの前面側で所定の経路を描くように形成され、帽子を被った蝶の輪郭(形状)を描いている。また、この溝M1の幅d(経路方向に直交する幅)は、導光部72bの前面部から遠ざかるほど狭く、前面部に近づくほど広くなるように形成されている(図11を参照)。更に、周壁部72cにはメッキが施され、導光部72bに導光された光が、前部材72の外方に漏れ出ることを抑制している。
【0051】
また、図8図10を用いて示すように、導光部72bは、内側レール13に沿わせて配置される円弧状の縁部72gと、縁部72gの両端に掛け渡される縁部72hを備える。また、図10および図11に示すように、前部材72の内部であって、導光部72bの縁部72gと周壁部72cにおいて縁部72gと対向する部位72jとの間には隙間部S1が設けられている。つまり、当該部位72jと、縁部72gとは略平行に配置され、部位72jと縁部72とによって長尺な経路を描きつつ後方に開口する装着溝M2を構成している。
【0052】
図9に示すように、側部基板73は、長尺でフレキシブルな基板用基材73aと、基板用基材73aの一方の面(以下、搭載面という。)73dに搭載されたLED(チップLED)73bと、基板用基材73aの搭載面73dに搭載された抵抗73cとを備える。このうち、LED73bは基板用基材73aの長手方向に沿った1方の縁部(長尺な縁部)L1に沿って所定間隔で多数連続的に配置されている。また、抵抗73cは基板用基材73aの長手方向に沿った他方の縁部(長尺な縁部)L2に沿って多数連続的に配置されている。なお、図11に示すように、LED73bに付された黒丸印Nは、LED73bにおいて輝度(照度)が一番高くなる部分である。また、LED(チップLED)73bおよび後述するLED(チップLED)73Bは導光部72bを側方から照らすものであり、第1発光手段の具体例を構成する。
【0053】
この側部基板73の長手幅は、装着溝M2の長手幅と略等しくされ、側部基板73の短手幅(厚みであって、LED73bを含めた厚み)が装着溝M2の短手幅よりも若干小さくされている。そして、側部基板73は、基板用基材73aの搭載面73dを縁部72gの曲率中心に側(縁部72hの側)に向けた状態で、1方の縁部L1を先頭に装着溝M2に装着される(図9および図10を参照)。
【0054】
このように側部基板73を装着溝M2に装着すると、図11(b)に示すように、LED73bのうち、基板用基材73aの1方の縁部L1側の一部が装着溝M2に嵌り込み、LED73bの残りの部分が装着溝M2からはみ出た状態となる。このとき、LED73bにおいて輝度(照度)が一番高くなる部分(黒丸印Nの部分)は、導光部72bの端面(縁部72gを構成する端面)71tと対向する状態となる。つまり、LED73bにおいて輝度(照度)が一番高くなる部分(黒丸印Nの部分)は、導光部72bの対向する端面71tのうち導光部72bの厚み方向に沿って中央に位置する部位と対向する。
【0055】
ハーフミラー体71は、「透光性反射部材」の具体例を構成するものであり、図6および図7に示すように、略板状体に構成され、前面部に窪み部72aに填め込まれている。また、ハーフミラー体71には、通過部72d、72e、72fの前端部が挿通される挿通孔71d、71e、71fが設けられている。このハーフミラー体71は、略板状の基材部(ガラス、透明な樹脂等で構成)と、基材部の前面に設けられた金属膜とを備えている。この金属膜は、基材部の前面に、クロム等の金属を蒸着したり、クロム等の金属のメッキ層を形成したり、誘電多層膜を形成することで設けることができる。そして、ハーフミラー体71の前面(つまり、金属膜が形成された面)によって、反射面71aを構成する。なお、この「ハーフミラー部材」の光透過率は、約50%(反射率:透過率が50:50)とされている。なお、「30%(反射率:透過率が70:30)」〜「70%(反射率:透過率が30:70)」の範囲が選択される何れかの値とすることもできる。また、本実施例と異なり、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bからハーフミラー体71を排除することもできる。
【0056】
絵柄本体75は、透光性を備える光を樹脂製の薄体で構成され、図12に示すように、前述の溝M1が構成する輪郭(形状)の対応する絵柄(キャラクタ絵柄W)が印刷を用いて形成されている。また、絵柄本体75には、通過部72d、72e、72fが挿通される挿通孔75d、75e、75fが設けられている。
【0057】
ベース部材76は、図6および図7に示すように、前板部76aと前板部76aの周縁から後方に突出する周壁部76bとを備える。また、この前板部76aには通過部72d、72e、72fがそれぞれ挿通される3個の挿通孔76gが設けられている。また、このベース部材76が下部発光装置70Bに組み込まれると、前板部76aと導光部72bとによって絵柄本体75を挟持する。
【0058】
後部基板77は、図6および図7に示すように、基板用基材77aと、基板用基材77aの一方の面(搭載面)77dに搭載されたLED(チップLED)77bとを備える。このうち、LED77bは基板用基材77aの搭載面77dに多数散点状に配置されている。この後部基板77は搭載面77dを前方に向けつつ、ベース部材76の後端(周壁部76bの後端)に取り付けられている。つまり、これらのLED77bは絵柄本体75をその後方から照らすものであるが、絵柄本体75とLED77bとの間にはベース部材76の前後幅に相当する距離が設けられ、ベース部材76はスペーサとしての機能を有する。また、この後部基板77には通過部72d、72e、72fがそれぞれ挿通される3個の挿通孔77gが設けられている。なお、LED(チップLED)77bおよび後述するLED(チップLED)77bは第2発光手段の具体例を構成する。
【0059】
後部材78は後部基板77の後方に配置される部材である。この後部材78と、ベース部材76の後端(周壁部76bの後端)とによって後部基板77を挟持している。また、後部材78には、通過部72d、72e、72fの後端側がそれぞれ挿通される3個の挿通孔78gが設けられている。
【0060】
図6および図7に示すように、裏樋部79は略樋形状を構成され、前面部に開口する略容器形状に構成されている。この裏樋部79には、図13(a)および(b)に示すように、前方から見て右方向に下る樋状通路79aと、樋状通路79aの下端から垂下する排出通路79bとが設けられている。また、排出通路79bを上端には、一般入球検知スイッチ45s(図16を参照)が装着されている。
【0061】
また、図2および図7に示すように、遊技盤本体10Aの前面部であってアウト口18の左側には複合部品45Aが装着されている。この複合部品45Aはベース板45Bと、ベース板45Bの表面部から一体的に突出する3個の一般入賞口45、46、47を備えている。また、ベース板45Bにおいて一般入賞口45、46、47の後端に位置する部位は貫通孔となっているため、一般入賞口45の後端は通過部72dの前端と連絡され、一般入賞口46の後端は通過部72eの前端と連絡され、一般入賞口47の後端は通過部72fの前端と連絡されている。このため、一般入賞口45に入球した遊技球は通過部72dを通過して樋状通路79aに流入し、一般入賞口46に入球した遊技球は通過部72eを通過して樋状通路79aに流入し、一般入賞口47に入球した遊技球は通過部72fを通過して樋状通路79aに流入する。これの樋状通路79aに流入した遊技球は排出通路79bに流入し、一般入球検知スイッチ45s(図16を参照)によって検知された後、遊技機1外に排出される。
【0062】
次に、上部発光装置70Aについて説明する。ここで、上部発光装置70Aは、一般入賞口45、46、47に入球した遊技球を処理する構成を備えない点と、異なる絵柄(キャラクタ絵柄V)を備える点が下部発光装置70Bと異なるが、その他の構成に関しては下部発光装置70Bが同様である。つまり、上部発光装置70Aも、ハーフミラー体(図示を省略)と、前部材(図8の符号72Uを参照)と、側部基板(図10の符号73Vを参照)と、絵柄本体(図12の符号75Uを参照)と、ベース部材と、後部基板と、後部材とを備えるが、裏樋部を備えない。また、導光部には通過部が設けられていないとともに、ハーフミラー体と、側部基板と、絵柄本体と、ベース部材と、後部基板には、通過部に対応する貫通孔が設けられていない。ここで、図8および図10に示すように、上部発光装置70Aを構成する前部材の導光部72Vには溝M5が設けられ、帽子を脱いだ蝶の輪郭(形状)を描いている。また、この溝M5前述の溝M1と同様に、幅d(経路方向に直交する幅)は、導光部72Vの前面部から遠ざかるほど狭く、前面部に近づくほど広くなるように形成されている(図11を参照)。
【0063】
更に、周壁部72Wにはメッキが施され、導光部72Vに導光された光が、前部材の外方に漏れ出ることを抑制している。また、図10に示すように、導光部72Vと円弧状の縁部72Gの間には長尺な経路を描きつつ後方に開口する装着溝M6が設けられ、側部基板73と同様な側部基板73Vが、多数連続的に配置されたLED73Bが、その輝度が最も高くなる部位を導光部72Vの端面に対向させつつ、縁部72Gの曲率中心に向いて配置されている。また、図12に示すように、上部発光装置70Aを構成する絵柄本体75Uも、透光性を備える光を樹脂製の薄体で構成され、溝M5が構成する輪郭(形状)の対応する絵柄(キャラクタ絵柄V)が印刷を用いて形成され、絵柄本体75Uの後方に配置される後部基板のLED77B(図15を参照)が発光すると、絵柄本体75Uの色彩が視認容易となる。その他に点に関しては、下部発光装置70Bと同様である。
【0064】
次に、図14を用いて上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bの原理を簡単に説明する。前述のように、LED73b(73B)において輝度(照度)が一番高くなる部分Nは、導光部72b(72V)の端面(側面)と対向している。そして、LED73b(73B)を発光させると、部分Nが照射する光は導光部72b(72V)を直進するか(光線P1を参照)、導光部72b(72V)の内部を全反射しつつ進行する(光線P2を参照)確率が高くなる。ところが、溝M1(M5)が設けられる部位では、導光体72b(72V)と外気との境界で屈折したり、この境界で屈折と反射を行い導光部72b(72V)の前方に出光するもの(光線P3を参照)が多く存在する。この導光部72b(72V)から上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bの前面部を観察すると、溝M1(M5)の軌跡に相当する光を観察でき、絵柄(キャラクタ絵柄V、W)の形状を認識することができる。また、LED73b(73B)を消灯させ、LED77b(77B)を発光させると、絵柄本体75(75U)がその後方から照射されるため、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bの前面部を観察すると、絵柄本体75(75U)に描かれた絵柄W(V)の色彩を認識することができる(図12を参照)。更に、LED73b(73B)およびLED77b(77B)を発光させると、絵柄本体75(75U)に描かれた絵柄W(V)の色彩に絵柄の形状を重ね合わせた状態で認識することができる(図15を参照)。ここで、キャラクタ絵柄V、Wは後述する演出図柄(キャラクタ識別情報)F2、F8のキャラクタG2、G8に対応するものである(後述する)。
【0065】
(2)制御回路の構成
次に、図16を用いて本実施例の遊技機1の制御回路の構成について説明する。本遊技機1の制御回路は、主制御基板200を用いて構成されるとともに遊技の基本的な進行や賞球に関わる当否についての制御を司る主制御部200Aと、複数の副制御部(220A、222A、240A、260A)を備える。また、副制御部としては、(a)サブ制御基板220を用いて構成され、遊技上の演出の制御を司るサブ制御部220Aと、(b)演出表示制御基板222を用いて構成され、演出表示装置27の制御を司る演出表示制御部222Aと、(c)払出制御基板240を用いて構成され、貸球や賞球を払い出す動作の制御を司る払出制御部240Aと、(d)発射制御基板260を用いて構成され、遊技球の発射に関する制御を司る発射制御部260Aを備える。
【0066】
これらの制御部(200A、220A、222A、240A、260A)を構成する制御基板(200、220、222、240、260)は、各種論理演算および算出演算を実行するCPUや、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM、周辺機器とのデータのやり取りを行うための周辺機器インターフェース(PIO)、CPUが演算を行うためのクロックを出力する発振器、CPUの暴走を監視するウォッチドッグタイマなど、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。尚、図16中の矢印の向きは、データあるいは信号を入出力する方向を表している。
【0067】
主制御部200Aは、通過検知スイッチ16s、第1始動口入球検知スイッチ17s、第2始動口入球検知スイッチ17t、一般入賞口入球検知スイッチ45s、大入賞口入球検知スイッチ31s等から遊技球の検知信号を受け取って、遊技の基本的な進行や賞球に関わる当否を決定した後、サブ制御部220Aや、払出制御部240A、発射制御部260A等に向かって、後述する各種の信号(コマンド)を出力する。また、主制御部200A(主制御基板200)を構成するCPU201により決定された所定の信号(コマンド)は、サブ制御基板220や払出制御基板240に対してそれぞれ送信される。なお、主制御部200Aは「当否判定手段(判定手段)」および「取得情報憶手段」の具体例を構成する。
【0068】
サブ制御部220A(サブ制御基板220)は、主制御部200A(主制御基板200)からの各種信号(コマンド)を受け取ると、信号(コマンド)の内容を解析して、その結果に応じた遊技の演出を行う。つまり、サブ制御部220A(サブ制御基板220)は、主制御部200A(主制御基板200)からの制御信号に基づいて遊技の演出の制御を司るものである。このサブ制御部220A(サブ制御基板220)には、演出表示制御部222A(演出表示制御基板222)と、アンプ基板224と、装飾駆動基板226と、演出ボタン基板228と、にそれぞれ電気的に接続され、演出表示制御部222A(演出表示制御基板222)には演出表示装置27が電気的に接続されている。また、サブ制御基板220は、CPU220aと、RAM220bと、ROM220cとを備えている。また、サブ制御部220A(サブ制御基板220)は「先読み演出実行手段」の具体例を構成する。
【0069】
サブ制御基板220のCPU220aは、主制御基板200からの制御信号を受けて演出表示制御基板222、アンプ基板224、装飾駆動基板226及び演出ボタン基板228などの各基板を制御する。また、ROM220bには、各基板の制御に必要なデータ(特に遊技の装飾に関する情報)が記憶されている。また、CPU220aは、主制御部200A(主制御基板200)から送出された表示制御コマンド(つまり、表示制御信号)を受信すると共に、ROM220bに記憶されたプログラムに従って解析する。そして、サブ制御部220A(サブ制御基板220)を構成するCPU220aは、このCPU220aにより決定された所定の表示制御コマンドや、主制御部200A(主制御基板200)から送信されたままの表示制御コマンドを演出表示制御部222A(演出表示制御基板222)に対して送信する。
【0070】
次に、サブ制御部220A(サブ制御基板220)に対する信号或いはコマンドの入出力関係について説明する。前述のように、サブ制御部220A(サブ制御基板220)には、演出表示制御基板222と、アンプ基板224、装飾駆動基板226、演出ボタン基板228などの各種基板が接続されている。また、サブ制御部220Aは、前述のように、主制御部200Aから各種の演出用のコマンド(表示制御コマンドなど)を受け取ると、コマンドの内容を解釈して、(a)演出表示装置27の具体的な表示内容、(b)上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bの具体的な駆動内容、(c)スピーカSP1〜4で出力する効果音、更には、(d)各種LED基板4b〜4h等に搭載された各種LEDや、その他のランプ類の点灯若しくは点滅の具体的な態様を決定する。
【0071】
次いで、演出表示装置27の駆動信号(各種の図柄制御コマンド)を演出表示制御部222Aに出力して、演出図柄の変動表示及び停止表示や背景図柄、キャラクタ図柄の表示等を行う。このとき、表示される演出用の各種図柄(演出図柄、背景図柄、キャラクタ図柄、実写映像等)の表示データ(静止画像データ、動画像データなど)については、演出表示装置27、或いは、演出表示制御基板222に内蔵された表示用ROM(図示を省略)に格納されているデータを使用する。
【0072】
演出図柄の変動表示及び停止表示に合わせて、音声信号をアンプ基板224に出力することによって、スピーカSP1〜SP4から効果音を出力する。加えて、装飾駆動基板226に信号を供給し、装飾駆動基板226から、各種LEDランプの駆動信号を出力することによって、各LEDランプの点灯・点滅動作等を制御する。また、演出ボタンSWを遊技者が操作すると(指示入力を行うと)、この操作信号(指示入力信号)がサブ制御部220Aに供給される。そして、サブ制御部220Aは、供給された操作信号に基づいて、演出表示装置27を初めとする各種の演出内容に操作結果を反映させることが可能に構成されている。なお、供給された操作信号に基づいて、発光装置(上部発光装置70A、上部発光装置70B)の駆動態様を変化させることとしてもよい。
【0073】
次に、図17を用いて「取得情報記憶手段」等について説明する。主制御基板200に搭載されたRAM202には、第1判定用乱数値メモリ202aと、第2判定用乱数値メモリ202bと、第1保留数メモリ202cと、第2保留数メモリ202dと、第1事前判定結果メモリ(図示を省略)と、第2事前判定結果メモリ(図示を省略)とが設けられている。また、サブ制御基板220に搭載されたRAM220bには、第1事前判定結果情報メモリ221bと、第2事前判定結果情報メモリ222bと、第1保留数情報メモリ223bと、第2保留数情報メモリ224bとが設けられている。以下、「有効な始動入賞」とは、対応する保留数(第1保留数若しくは第2保留数)が上限個数でない状態で生じた始動入賞を指す。
【0074】
第1始動口17aに対する有効な始動入賞を生ずると、これに対応する判定用乱数値(以下、「第1判定用乱数値」ということがある。)が取得され、第1判定用乱数値メモリ202aにシフトメモリ形式で記憶されるとともに、第1保留数を示す値が第1保留数メモリ202cに累積的に記憶(加算記憶)される。ここで、「第1判定用乱数値」には「大当りか否かを当否判定するための当否判定用乱数値(大当り抽選乱数値)」、「大当り図柄(特別図柄)を決定するための図柄決定乱数値」等が含まれる。
【0075】
また、第1判定用乱数が第1判定用乱数値メモリ202aに記憶されると、主制御基板200を構成するCPU201が、当否判定に関する事前判定および大当り図柄(特別図柄)に関する事前判定(大当りを発生する旨の事前判定の結果を得た場合)を行うとともに、これらの事前判定(以下、「第1事前判定」という。)の結果を第1事前判定結果(図示を省略)にシフトメモリ形式で記憶する。これに伴い、第1始動入賞時コマンドが主制御基板200からサブ制御基板220に送信される。
【0076】
ここで、第1始動口17aに対する始動入賞に基づく第1始動入賞時コマンドは、「第1事前判定の結果を特定可能な情報(以下、「第1事前判定結果情報」という。)」、「当該始動入賞後の第1保留数を特定可能な情報(以下、「第1保留数情報」という。)」等を示すコマンドである。そして、サブ制御基板220は、第1始動入賞時コマンドを受信すると、「第1事前判定結果情報」を第1事前判定結果情報メモリ221bにシフトメモリ形式で記憶するとともに、第1保留数情報メモリ223bに記憶されている第1保留数の値を「+1」する。そして、サブ制御基板220のCPU220aは、第1事前判定結果情報メモリ221bに記憶された第1事前判定結果情報に基づいて、第1判定用乱数値メモリ202a(取得情報記憶手段)に「第1当否判定の結果が、大当りとなる当否判定用乱数値」が記憶されているか否かを判断する。以下、当否判定(第1当否判定、第2当否判定)の結果が大当りとなると事前判定(第1事前判定、第2事前判定)される当否判定用乱数値を「当り保留」と称し、当否判定(第1当否判定、第2当否判定)の結果が外れとなると事前判定(第1事前判定、第2事前判定)される当否判定用乱数値を「外れ保留」と称する。
【0077】
第2始動口17bに対する有効な始動入賞を生ずると、これに対応する判定用乱数値(以下、「第2判定用乱数値」ということがある。)が取得され、第2判定用乱数値メモリ202bにシフトメモリ形式で記憶されるとともに、第2保留数を示す値が第2保留数メモリ202dに累積的に記憶(加算記憶)される。ここで、「第2判定用乱数値」には、第1判定用乱数値と同様に「大当りか否かを当否判定するための当否判定乱数値(大当り抽選乱数値)」、「大当り図柄(特別図柄)を決定するための図柄決定乱数値」等が含まれる。
【0078】
また、第2判定用乱数値が第2判定用乱数値メモリ202bに記憶されると、主制御基板200を構成するCPU201が、当否判定に関する事前判定および大当り図柄(特別図柄)に関する事前判定(大当りを発生する旨の事前判定の結果を得た場合)を行うとともに、これらの事前判定(以下、「第2事前判定」という。)の結果を第2事前判定結果メモリ(図示を省略)にシフトメモリ形式で記憶する。これに伴い、第2始動入賞時コマンドが主制御基板200からサブ制御基板220に送信される。
【0079】
ここで、第2始動口17bに対する始動入賞に基づく第2始動入賞時コマンドは、「第2事前判定の結果を特定可能な情報(以下、「第2事前判定結果情報」という。)」、「当該始動入賞後の第2保留数を特定可能な情報(以下、「第2保留数情報」という。)」等を示すコマンドである。そして、サブ制御基板220は、第2始動入賞時コマンドを受信すると、第2事前判定の結果を示す情報(第2事前判定結果情報)を第2事前判定結果情報メモリ222bにシフトメモリ形式で記憶するとともに、第2保留数情報メモリ224bに記憶されている第2保留数の値を「+1」する。そして、サブ制御基板220のCPU220aは、第2事前判定結果情報メモリ222bに記憶された第2事前判定結果情報に基づいて、第2判定用乱数値メモリ202b(保留記憶手段)に当り保留(第2当否判定の結果が、大当りとなる当否判定用乱数値)が記憶されているか否かを判定することができる。
【0080】
なお、第1判定用乱数値メモリ202aおよび第2判定用乱数値メモリ202bは、始動入賞に基づき取得される判定用乱数値(取得情報)を記憶する「取得情報記憶手段」の具体例を構成する。また、「第1判定用乱数値」は第1始動口17aに対する有効な始動入賞に基づき取得される判定用乱数値(取得情報)の総称であり、「第2判定用乱数値」は第2始口17bに対する有効な始動入賞に基づき取得される判定用乱数値(取得情報)の総称である。また、第1判定用乱数値メモリ202aと、第2判定用乱数値メモリ202bと、第1事前判定結果メモリ(図示を省略)と、第2事前判定結果メモリ(図示を省略)と、第1事前判定結果情報メモリ221bと、第2事前判定結果情報メモリ222bには、有効な始動入賞(有効な第1始動入賞、有効な第2始動入賞)を生ずる毎に、対応するデータがシフトメモリ形式で記憶される。そして、対応する判定用乱数値(第1判定用乱数値メモリ202a、第2判定用乱数値メモリ202b)に記憶されている判定用乱数値を最先に記憶されたものから順に読み出し、その読み出した判定用乱数を基に当否判定やこの当否判定に基づく図柄変動遊技を行うことを「判定用乱数値を消化する」と称する。
【0081】
(3)遊技機1による遊技の流れ
前述のように、本遊技機1では、始動入賞(第1始動入賞若しくは第2始動入賞)に基づいて行われる当否判定の結果を示す図柄の停止表示と、この停止表示の前段階に行われる変動表示とを情報表示装置60および演出表示装置27の2種類の図柄表示装置で実行する。ここで、情報表示装置60の第1特別図柄表示部62aで表示される第1特別図柄と、情報表示装置60の第2特別図柄表示部62bで表示される第2特別図柄は「本図柄」であり、主制御部200Aによって「停止表示させる図柄(停止図柄)」と「変動時間(変動パターン)」が決定される。但し、本実施例では、始動入賞(第1始動入賞若しくは第2始動入賞)に基づく、判定用乱数値(入球情報)を取得した時点で当否判定の結果等が事前判定される。
【0082】
一方、演出表示装置27の表示画面27aにおいては「演出図柄」が表示され、主制御部200Aの制御の下で遊技上の演出を制御するサブ制御部220Aによって、その変動態様と停止図柄とが決定される。そして、通常、これらの「演出図柄」の図柄変動は「本図柄」と同一の時間だけ実行され、これらの「演出図柄」の停止図柄の表示内容(大当り、外れ)は、第1特別図柄表示部62a若しくは第2特別図柄表示部62bにおける「本図柄」の表示内容(大当り、外れ等)と矛盾を生じないものとされる。
【0083】
ここで、本遊技機1では第1始動入賞に基づいて第1特別図柄表示部62aにおいて「第1特別図柄に係る図柄変動遊技」が実行され、第2始動入賞に基づいて第2特別図柄表示部62bにおいて「第2特別図柄に係る図柄変動遊技」が実行される。また、「第1特別図柄に係る図柄変動遊技」若しくは「第2特別図柄に係る図柄変動遊技」の実行に伴って演出表示装置27において図柄変動演出が実行される。以下、「図柄変動遊技」と「図柄変動演出」の概要について説明する。なお、本図柄および演出図柄は何れも「識別情報」の具体例を構成するが、本遊技機1において使用する「識別情報」を本図柄および演出図柄のうち何れか一方に一本化してもよい。また、演出表示装置27は識別情報表示手段の具体例を構成する。
【0084】
a.図柄変動遊技
第1特別図柄に係る図柄変動遊技(変動表示)と、第2特別図柄に係る図柄変動遊技(変動表示)は、図5(b)に示すように、対応する特別図柄表示部(62a若しくは62b)を構成する7セグメント表示体によって、算用数字を構成できない不完全な図柄(以下、不完全図柄という。)の「循環表示」を行うことを内容とする。具体的には、算用数字に比べて遊技者にとって馴染みが無く、識別や記憶が困難な不完全図柄を「循環表示」することを内容とする。ここで、第1特別図柄および第2特別図柄は識別情報の具体例を構成する。
【0085】
そして、第1特別図柄に係る変動表示における停止表示態様によって「第1始動入賞」に基づいて実行される特別図柄に関する当否判定(以下、「第1当否判定」という。)の結果が表示され、第2特別図柄に係る変動表示における停止表示態様によって「第2始動入賞」に基づいて実行される特別図柄に関する当否判定(以下、「第2当否判定」という。)の結果が表示される。
【0086】
図18に示すように、遊技機1の確率状態が通常確率状態(低確率状態)である場合には、第1当否判定および第2当否判定の何れにおいても大当りを示す判定結果が導出される確率は約「1/315」とされ、遊技機1の確率状態が高確率状態である場合には、第1当否判定および第2当否判定の何れにおいても、大当りを示す判定結果が導出される確率は約「1/31.5」とされる。そして、何れかの特別図柄表示部62a、62bに大当りを示す判定結果が停止表示されると「大当り」が発生し、大当り遊技実行手段(つまり、特定遊技実行手段)が駆動して大当り遊技が実行される。ここで、「大当り」は「特定結果」の具体例を構成し、「大当り遊技」は「特定遊技」の具体例を構成する。
【0087】
本実施例では、当否判定の結果が大当りの場合、特別図柄表示部62a(62a若しくは62b)に停止表示される大当り図柄が乱数抽選を用いて決定される。具体的には、第2当否判定の結果が大当りの場合、乱数抽選(振分抽選)によって、大当り図柄が「16R確変大当りの発生を示す大当り図柄(以下、確変図柄Aという。)」若しくは「16R通常大当りの発生を示す大当り図柄(以下、通常図柄Aという。)」に決定される。また、第1当否判定の結果が大当りの場合、乱数抽選によって、大当り図柄が「通常図柄A」、「4R確変大当りの発生を示す大当り図柄(以下、確変図柄Bという。)」および「4R通常大当りの発生を示す大当り図柄(以下、通常図柄Bという。)」のうち何れかに決定される。なお、第1特別図柄表示部62a若しくは第2特別図柄表示部62bを構成する「7セグメント表示体」のうち、2個のセグメントを発光させたものが「通常大当り(後述する)」を示し、「通常大当り」の種類(16R通常大当り、4R通常大当り)を発光させるセグメントの組合わせ態様で特定する。また、3個のセグメントを発光させたものが「確変大当り(後述する)」を示し、「確変大当り」の種類(16R確変大当り、4R確変大当り等)を発光させるセグメントの組合わせ態様で特定する。但し、本明細書では、説明を簡略化するため、大当り図柄を「通常A」、「通常B」、「確変A」、「確変B」のように「アルファべット」を用いて表現する。
【0088】
大当り遊技を開始すると、主制御部200Aが大入賞口ソレノイド31cの駆動及び駆動停止を行うことで「大入賞口31aを開閉する開閉動作」が実行される。そして、大当り遊技中の各ラウンド遊技においては、大入賞装置31に対して、大入賞口31aを1回だけ開放状態(入球可能状態)に変化させる開閉動作が施される。なお、大入賞口31aに規定入賞数(10個)の遊技球が入球するか、或いは、大入賞口31aの開放時間が開放限度時間(30秒)に到達すると、ラウンド終了条件が成立して、実行中のラウンド遊技(大当りラウンド)を終了する。そして、大入賞装置31の開閉動作が、所定のインターバルを挟みつつ複数回繰り返されると大当り遊技を終了する。
【0089】
図18に示すように、「16R確変大当り」若しくは「16R通常大当り」を生ずると「ラウンド遊技」の実行回数が「16回」の大当り遊技Aが実行され、「4R確変大当り」若しくは「4R通常大当り」を生ずると「ラウンド遊技」の実行回数が「4回」の大当り遊技Bが実行される。また、「16R確変大当り」若しくは「4R確変大当り」を生ずると、対応する大当り遊技の終了後には確率変動手段(後述する。)が作動し、当否判定の結果が大当りとなる確率(大当り確率)が高確率とされる状態(高確率状態)となる。また、「16R確変大当り」若しくは「4R確変大当り」を生ずると大当り遊技の終了後には開放延長手段(後述する。)が作動し、第2始動口17bの開放時間が延長される状態(開放延長状態)となる。この高確率状態および開放延長状態は、大当り遊技の終了後に大当りを生ずることなく実行される特別図柄変動遊技の累積回数が「10,000回」になるまで(実質的に、次回の大当りを生ずるまで)継続される。
【0090】
「16R通常大当り」若しくは「4R通常大当り」を生ずると、対応する大当り遊技の終了後には、確率変動手段が作動を開始しないため、遊技機1の確率状態が通常確率状態(低確率状態)とされる。また、当該大当り遊技の終了後に開放延長手段(後述する。)が作動し、第2始動口17bの開放時間が延長される状態(開放延長状態)となる。この開放延長状態は、大当り遊技の終了後に大当りを生ずることなく実行される特別図柄変動遊技の累積回数が「100回」になるまで継続される。以上、図18を用いて説明したように、第2当否判定の結果が「大当り」である場合の「振分抽選」においては、第1当否判定の結果が「大当り」である場合の「振分抽選」に比べて遊技者にとってより有利な振り分けがなされる。
【0091】
b.図柄変動演出
図柄変動演出も、第1始動入賞若しくは第2始動入賞に基づいて開始される。そして、図柄変動演出の実行時間(変動時間)も、図柄変動遊技(図柄変動演出)の開始時に決定される変動パターン(後述する。)によって特定される。また、図柄変動演出には、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)を用いたステップアップ演出を伴わない図柄変動演出(以下、「第1図柄変動演出」という。)と、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)を用いたステップアップ演出を伴う図柄変動演出(以下、「第2図柄変動演出」という。)とがあるが、以下、「第1図柄変動演出」について説明した後、「第2図柄変動演出」について説明する。
【0092】
b−1.第1図柄変動演出
この図柄変動演出では、図19(a)〜(c)に示すように、演出表示装置27の表示画面27aの所定の部位において演出図柄表示領域27bが出現し、演出図柄の変動表示(演出図柄を用いた図柄変動演出)を開始する。そして、演出図柄の変動表示の実行時間(変動時間)が経過すると、演出図柄の停止表示が一定時間(約0.6秒間)実行される。この演出図柄の停止表示は、前述の下部表示装置60(特別図柄表示部(62a若しくは62b))による停止表示と同様に、当否判定の結果を表示するものである。
【0093】
図19(a)〜(c)に示すように、演出表示装置27の表示画面27aでは、演出図柄表示領域27bに3つ(3桁)の演出図柄を表示しつつ演出図柄の変動表示と停止表示がなされる。この演出図柄の変動表示は、算用数字の「1」を示す演出図柄と、算用数字の「2」を示す演出図柄と、算用数字の「3」を示す演出図柄と、算用数字の「4」を示す演出図柄と、算用数字の「5」を示す演出図柄と、算用数字の「6」を示す演出図柄と、算用数字の「7」を示す演出図柄と、算用数字の「8」を示す演出図柄と、算用数字の「9」を示す演出図柄とを、この順で表示することを繰り返す「循環表示(スクロール変動表示)」によって構成される。その際、当該変動表示を盛り上げるために、演出表示装置27の表示画面27aに「背景図柄」や「キャラクタ図柄」が表示されたり、スピーカSP1〜SP4から効果音が発声されたり、電飾が行われることで、図柄変動演出が実現される。なお、演出図柄の詳細に関しては後述する。
【0094】
また、図18に示すように、演出図柄の停止図柄には「大当りを示す図柄(大当り図柄)」と「外れを示す図柄(外れ図柄)」とがある。そのうち、「16R確変大当り」若しくは「4R確変大当り」の発生を示す図柄は3つの演出図柄がすべて同一の奇数数字を表示する組み合わせ(同一の奇数数字を特定する演出図柄の組み合わせ)によって構成され、「16R通常大当り」若しくは「4R通常大当り」の発生を示す図柄は3つの演出図柄がすべて同一の偶数数字を表示する組み合わせ(同一の偶数数字を特定する演出図柄の組み合わせ)によって構成される。なお、図19(c)に示すように、演出表示装置27において「大当り図柄」を表示する場合、その前提となる変動表示の途中にリーチ表示を行うが、「外れ図柄」を表示する場合(以下、リーチ外れという。)、図19(b)に示すように、その前提となる変動表示の途中にリーチ表示を行う場合と、図19(a)に示すように、その前提となる変動表示の途中にリーチ表示を行わない場合(以下、単純外れという。)がある。なお、後述するように、本実施例では、演出図柄としてキャラクタに算用数字を重ね合わせたものを用いるが、図18および図19では、図示の便宜のため、演出図柄を算用数字(個々の演出図柄が特定する算用数字)のみで示している。
【0095】
ここで、図21(b)に示すように、第1図柄変動演出において、変動表示の途中にリーチ表示を行わない場合(単純外れの場合)には、当該図柄変動演出を開始する際に(演出図柄の変動表示を開始する際に)、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B・73bを一瞬点灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すことを1回行うのが原則である。この場合、演出図柄の変動表示を開始時に絵柄(キャラクタ絵柄V、W)の形状のみが1回視認容易となるため、遊技者は今回の図柄変動演出においてリーチ表示が行われないことを認識できる。また、図21(b)に示すように、第1図柄変動演出であるか、後述する第2図柄変動演出であるかを問わず、変動表示の途中にリーチ表示を行う場合(大当りの場合と、リーチ外れの場合)には、当該図柄変動演出を開始する際に(演出図柄の変動表示を開始する際に)、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B・73bを一瞬点灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すこと2回を行う。この場合、演出図柄の変動表示を開始時に絵柄(キャラクタ絵柄V、W)の形状が2回連続して視認容易となるため、遊技者は今回の図柄変動演出においてリーチ表示が行わることを認識できる。但し、変動表示の途中にリーチ表示を行わない場合(単純外れの場合)にも、演出図柄の変動表示を開始する際に、所定の確率(5%の確率)で、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B・73bを灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すことを2回行うが、これは、偽りのリーチ予告(ガセリーチ予告)である。
【0096】
また、第1図柄変動演出の中には、図柄変動演出の変動中に当該図柄変動演出の結果に関する予告(以下、変動中予告という。)がなされることがある。この場合、演出図柄の変動表示中(図柄変動演出中)に上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B・73bを一瞬点灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すことを1回行う。この場合、演出図柄の変動表示を開始時に絵柄(キャラクタ絵柄V、W)の形状のみが1回視認容易となるが、この変動中予告が出現しても、当該図柄変動演出の結果が大当りとなる確率は「10%」である。
【0097】
ここで、本遊技機1では、演出表示装置27の表示画面27aに種々の態様の演出図柄表示領域27bを出現させることができる。つまり、表示画面27aの種々の位置(略全域、略中央、縁部寄り等)に種々の大きさで演出図柄表示領域27bを出現させることができるが、以下、図20(a)に示す具体的態様(3つの演出図柄を横方向に並べる態様)を例にとって説明する。この具体的態様に係る演出図柄表示領域27bは、左側に位置する演出図柄(以下、「左演出図柄」という。)の循環表示を行う左循環表示領域27Lと、中央に位置する演出図柄(以下、「中演出図柄」という。)の循環表示を行う中循環表示領域27Cと、右側に位置する演出図柄(以下、「右演出図柄」という。)の循環表示を行う右循環表示領域27Rとで構成されている。
【0098】
左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rは、演出図柄F1〜F9を上方から下方に向かって変動させる領域であり、何れも上下方向に長尺な略帯状に表示される。以下、本実施例および後述する実施例2、実施例3で用いる演出図柄F1〜F9について具体的に説明する。つまり、各実施例では、図20(b)に示すように、演出図柄F1〜F9として、キャラクタG1〜G9を示す部分に算用数字を重ね合わせたキャラクタ識別情報を用いている。更に具体的に説明すると、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rでは、『頭部を正面から見て左方向に向けたハチのキャラクタG1に算用数字の「1」を重ね合わせた演出図柄F1』と、『帽子を脱いだ蝶のキャラクタG2に算用数字の「2」を重ね合わせた演出図柄F2』と、『羽根を閉じたてんとう虫のキャラクタG3に算用数字の「3」を重ね合わせた演出図柄F3』と、『ぼたんの花のキャラクタG4に算用数字の「4」を重ね合わせた演出図柄F4』と、『葉っぱのキャラクタG5に算用数字の「5」を重ね合わせた演出図柄F5』と、『桜の花のキャラクタG6に算用数字の「6」を重ね合わせた演出図柄F6』と、『羽根を開いたてんとう虫のキャラクタG7に算用数字の「7」を重ね合わせた演出図柄F7』と、『帽子を被った蝶のキャラクタG8に算用数字の「8」を重ね合わせた演出図柄F8』と、『頭部を正面から見て右方向に向けたハチのキャラクタG9に算用数字の「9」を重ね合わせた演出図柄F9』とを、この順に表示することを繰り返すことで、演出図柄F1〜F9(キャラクタ識別情報D1〜D9)を用いた変動表示(循環表示)を実行する。なお、各循環表示領域27L、27C、27Rは半透明若しくは透明に表示されるため{図19を参照}、遊技者は、各循環表示領域27L、27C、27Rの後方に演出背景要素を透かした状態で視認することになる。
【0099】
図20(a)に示すように、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rは、上下方向の略中央に位置する停止表示領域LH、CH、RHと、各停止表示領域LH、CH、RHの上方に位置する上方表示領域LU、CU、RUと、各停止表示領域LH、CH、RHの下方に位置する下方表示領域LD、CD、RDとを備える。そして、演出図柄F1〜F9に表示された各算用数字(「1」〜「9」の順)が、上方表示領域LU、CU、RU、停止表示領域LH、CH、RH、下方表示領域LD、CD、RDの順に移動するように表示されることで、演出図柄の変動表示(循環表示)が実現される。例えば、図21(a)に示すように、第1所定タイミングで左循環表示領域27Lの上方表示領域LUに「8(算用数字の8を示す演出図柄F8)」、停止表示領域LHに「7(算用数字の7を示す演出図柄F7)」、下方表示領域LDに「6(算用数字の6を示す演出図柄F6)」が表示されている場合において、第2所定タイミングで、上方表示領域LUに表示されている「8(算用数字の8を示す演出図柄F8)」を停止表示領域LHに表示し、停止表示領域LHに表示されている「7(算用数字の7を示す演出図柄F7)」を下方表示領域LDに表示すること等によって、演出図柄の変動表示が実現される。
【0100】
左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rの何れにおいても、演出図柄が変動する速度は高速とされる。例えば、演出図柄が上方表示領域LU、CU、RUから停止表示領域LH、CH、RHに移動(例えば、30mm)したり、停止表示領域LH、CH、RHから下方表示領域LD、CD、RDに移動(例えば、30mm)することを「60〜100ms」の時間で行う速度とされる。このため、遊技者は、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rにおいて「循環表示(スクロール変動表示)」されている演出図柄を認識することは困難若しくは不可能となっている。なお、本遊技機1においては、演出図柄が停止表示される直前に「演出図柄の変動速度」を徐々に低速とすることで、演出図柄を徐々に認識容易とする表示制御を行ってもよいし、演出図柄の停止タイミングとなると変動表示(循環表示)を直ちに停止させ、演出図柄直ちに認識可能とする表示制御を行ってもよい。
【0101】
本遊技機1では、演出図柄の変動表示の実行時間(変動時間)が経過する前において、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rで、演出図柄が停止表示される。つまり、左循環表示領域27Lの停止表示領域LHに「左演出図柄」が停止表示され、右循環表示領域27Rの停止表示領域RHに「右演出図柄」が停止表示される。更に、演出図柄の変動表示の実行時間(変動時間)が経過すると、中循環表示領域27Cの停止表示領域CHに「中演出図柄」が停止表示される。そして、「左演出図柄」、「右演出図柄」および「中演出図柄」を用いた組み合わせ図柄によって、当否判定の結果を示す「確定図柄」が構成される。
【0102】
b−2.第2図柄変動演出
第2図柄変動演出について第1図柄変動演出との相違点を中心に説明する。この第2図柄変動演出においても、図22に示すように、演出表示装置27の表示画面27aの所定の部位において演出図柄表示領域27bが出現し、演出図柄の変動表示(演出図柄を用いた図柄変動演出)を開始する(a1)。この第2図柄変動演出においては、演出図柄の変動表示を開始した後、所定時間が経過すると、リーチ表示がされる(a2)。そして、リーチ表示がなされた後、所定タイミングで発展演出が開始される(a3)。この発展演出としては、例えば、図24(a)に示すように、「遊技者の味方である味方キャラクタと遊技者の敵である敵キャラクタとが決闘を行う決闘バトル」、「味方キャラクタと敵キャラクタとがカーチェイスを行うチェイスバトル」、「所定のキャラクタが世界旅行を行う旅行演出」、「所定のキャラクタが宇宙旅行を行う旅行演出」、「所定のキャラクタが野球を行う野球演出」、「所定のキャラクタがサッカーを行うサッカー演出」等を例示できる。
【0103】
第2図柄変動演出では、図柄変動演出の結果(当否判定の結果)が導出される直前まで発展演出を実行する(a3〜a7)。但し、第2図柄変動演出では、この発展演出が行われているとき、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)を用いたステップアップ演出を行う。ここで、本遊技機1では、図24(b)に示すように、ステップアップ演出として、基準となる状態(ステップゼロ)から「1ステップ」のみアップする「1ステップアップ態様」と、基準となる状態から「1ステップ」、「2ステップ」の順にアップする「2ステップアップ態様」と、基準となる状態から「1ステップ」、「2ステップ」、「3ステップ」の順にアップする「3ステップアップ態様」と、基準となる状態から「1ステップ」、「2ステップ」、「3ステップ」、「4ステップ」の順にアップする「4ステップアップ態様」とを備える。ここで、図24(b)は発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)駆動パターンを示しており、この駆動パターンはサブ制御基板220に搭載されたROM220bの所定領域(駆動パターン記憶手段)に記憶されている。そして、これらの駆動パターンの信頼度(大当り信頼度)は、「4ステップアップ態様」を実現するための駆動パターンが最も高く、「3ステップアップ態様」を実現するための駆動パターン、「2ステップアップ態様」を実現するための駆動パターンの順に低くなり、「1ステップアップ態様」を実現するための駆動パターンが最も低くなる。
【0104】
具体的には、図24(b)に示すように、「1ステップアップ態様」が出現したときに、表示画面27aに大当り図柄が表示される確率は「3%」で、表示画面27aに外れ図柄が表示される確率は「97%」である。また、「2ステップアップ態様」が出現したときに、表示画面27aに大当り図柄が表示される確率は「10%」で、表示画面27aに外れ図柄が表示される確率は「90%」である。更に、「3ステップアップ態様」が出現したときに、表示画面27aに大当り図柄が表示される確率は「50%」で、表示画面27aに外れ図柄が表示される確率は「50%」である。また、「4ステップアップ態様」が出現したときに、表示画面27aに大当り図柄が表示される確率は「80%」で、表示画面27aに外れ図柄が表示される確率は「20%」である。このように、本実施例では、報知(報知演出)の対象となる遊技利益として「大当りの発生(大当り図柄の表示)という利益」を例示するが、当該遊技利益として他の利益(確変大当り等の有利な大当りが発生するという利益等)であってもよい。また、本実施例では、「大当りの発生(大当り図柄の表示)」の付与の可能性を示す駆動パターン(上部発光装置70A、下部発光装置70Bの駆動パターン)を4段階に設定し、後の段階(後の順序)まで進行する駆動パターンが実行される程、信頼度(遊技利益が付与される可能性)が高いものとされる(例えば、第4ステップの状態まで進行する場合には、第3ステップの状態まで進行するが第4ステップの状態まで進行しない場合に比べて信頼度が高い)。このため、遊技者を発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)の発光態様の変化に期待させ、遊技興趣を高めることができる。
【0105】
本遊技機1では、ステップアップ演出を実行していないとき(基準の状態のとき)、上部発光装置70AのLED73BおよびLED77Bは消灯状態とされ、下部発光装置70BのLED73bおよび77bも消灯状態となる(図22のa1、a2を参照)。このため、遊技者は、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bの何れにおいても、絵柄(キャラクタ絵柄V、W)の形状および色彩(模様も)を認識することは困難である。
【0106】
第1ステップの状態になると、上部発光装置70AのLED73BおよびLED77Bは消灯状態とされるが、下部発光装置70BにおいてはLED73bが点灯状態とされ、LED77bは消灯状態となる(図22のa3)。このため、遊技者は、上部発光装置70Aにおいては絵柄(キャラクタ絵柄V)の形状および色彩(模様も)を認識することは困難であるが、下部発光装置70Bにおいては絵柄(キャラクタ絵柄W)の色彩(模様も)を認識することは困難であるが、形状を認識することが容易となる。
【0107】
第2ステップの状態になると、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bの双方においてLED73B、73bが点灯状態とされ、LED77B、77bは消灯状態となる(図23のa4)。このため、遊技者は、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bの双方において、絵柄(キャラクタ絵柄V、W)の形状を認識することが容易で、色彩(模様も)を認識することは困難となる。
【0108】
第3ステップの状態になると、上部発光装置70AにおいてLED73Bが点灯状態とされ、LED77Bは消灯状態とされ、下部発光装置70BにおいてはLED73bおよびLED77bが点灯状態とされる(図23のa5)。このため、遊技者は、上部発光装置70Aにおいて、絵柄(キャラクタ絵柄V)の形状を認識することが容易で、色彩(模様も)を認識することは困難となるが、下部発光装置70Bにおいては、絵柄(キャラクタ絵柄W)の形状、色彩(模様も)を認識することが容易である。
【0109】
第4ステップの状態になると、上部発光装置70Aと下部発光装置70BにおいてはLED73B、73bおよびLED77B、77bが点灯状態とされる(図23のa6)。このため、遊技者は、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bにおいて、絵柄(キャラクタ絵柄V、W)の形状、色彩(模様も)を認識することが容易である。そして、第2図柄変動演出では、アップするステップ数(第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ、第4ステップ)にかかわらず、図柄変動演出の実行時間が経過すると、図柄変動演出の結果(当否判定の結果)が導出される(図23のa7)。
【0110】
本実施例では、上部発光装置70Aと下部発光装置70Bにおいて、点灯すべきLED(LED73b、77b)を選択することで、ステップアップ演出を実行することができる。なお、1変動中(一回の図柄変動演出)に行うステップアップ演出を例示したが、複数回の図柄変動演出を用いてステップアップ演出を行ってもよい。例えば、第2図柄変動演出が「第2図柄変動演出1」、「第2図柄変動演出2」、「第2図柄変動演出3」、「第2図柄変動演出4」の順に4回連続して実行される場合には、「第2図柄変動演出1」で第1ステップ、「第2図柄変動演出2」で第2ステップ、「第2図柄変動演出3」で第3ステップ、「第2図柄変動演出4」で第4ステップを実行することとしてもよい。
【0111】
(4)主制御部200Aによる遊技制御の概要
図25は、主制御基板200に搭載されたCPU201が実行する遊技制御処理の大まかな流れを示すフローチャートである。この遊技制御処理では、賞球払出処理(S80)、普通図柄遊技処理(S100)、普通電動役物遊技処理(S200)、特別図柄遊技処理(S300)、大当り遊技処理(S600)等の各処理が繰り返し実行されている。尚、本実施例の主制御基板200に搭載されたCPU201は、電源投入後、4msec周期のタイマ割込みが発生する毎に、図25のS80〜S600の処理を実行するように構成されている。
【0112】
但し、本実施例では図25に図示する遊技制御処理を構成する各処理のうちで、特別図柄遊技処理(S300)について詳しく説明する。なお、賞球払出処理(S80)は入賞口(17a、17b、31a、45〜47)に遊技球が入球したときの賞球払出に関する処理であり、普通図柄遊技処理(S100)は、普通図柄表示部63において普通図柄の変動表示と、普通図柄の停止表示(当り図柄若しくは外れ図柄の停止表示)とを行うための処理である。また、普通電動役物遊技処理(S200)は第2始動口17bの開閉に関する処理であり、大当り遊技処理(S600)は大当り遊技を行うための処理である。
【0113】
特別図柄遊技処理(S300)が起動すると、図26に示すように、先ず、第1始動入賞若しくは第2始動入賞が発生したか否かが判断される(S301a、S301b)。そして、S301aの処理及びS301bの処理において否定的な判断がなされる場合(S301a;NO、S301b;NO)、そのまま図26に示すS308以降の処理に移行する。
【0114】
CPU201によって第1始動入賞が発生したと判断されると(S301a;YES)、第1保留数が所定数未満(本実施例は4未満)であるか否かが判断される(S302a)。このS302aの処理において所定数未満と判断されると(S302a;YES)、これに応じて判定用乱数値を取得する(S303a)。この第1始動入賞に基づき取得される判定用乱数値は、主制御基板200に搭載されたRAM202の所定アドレス(図17に示す第1判定用乱数値メモリ202a)にシフトメモリ形式で記憶されるとともに、第1保留数が図17に示す第1保留数メモリ202cに累積的に記憶(加算記憶)される(S303a)。
【0115】
ここで、S303aの処理で取得される判定用乱数値としては、(a)第1始動入賞に基づいて実行される第1当否判定に際して用いる当否判定乱数値、(b)第1特別図柄表示部62aに停止表示される当り図柄を決定するための図柄決定乱数値、(c)「図柄変動演出においてリーチを演出するか否かを決定するためのリーチ乱数値」等が含まれる。
【0116】
CPU201は、S303aの処理に続いて、S303aの処理で取得した当否判定用乱数値(特図1大当り抽選乱数値)を用いて、第1当否判定(特図1大当り抽選)に関する事前判定(第1事前判定)を行い、その結果を示す情報を第1事前判定結果メモリ202e(図17を参照)に記憶する(S304a)。そして、第1始動入賞時コマンドをサブ制御基板220に送信した後(S305a)、図27のS308の処理に移行する。ここで、第1始動入賞時コマンドは前述のように、第1事前判定の結果を特定可能な情報と、第1始動入賞後の第1保留数等を示すコマンドである。但し、本実施例と異なり、第1始動入賞後の第1保留数を特定するコマンドと、その他の情報を特定するコマンドとを別コマンドとしてもよい。また、第1事前判定において第1当否判定の結果が大当りとなる場合には、この第1事前判定において、「特図1図柄決定乱数値」を用いた「大当り図柄に関する事前判定」も実行する。この大当り図柄に関する事前判定の結果を特定可能な情報も第1始動入賞時コマンドに含まれる。
【0117】
ここで、第1始動入賞に基づいて取得される判定用乱数値と、第2始動入賞に基づいて取得される判定用乱数値とが記憶された状況の下では後者が優先的に処理される(後述する。)。また、図26図29においては、CPU201によって行われる処理のうち、第1始動入賞に基づいて実行される各処理(以下、特図1に関する処理という。)と、第2始動入賞に基づいて実行される各処理(以下、特図2に関する処理という。)のうち同様な処理に関しては、同一のステップ数(算用数字)を付している。そして、この同一のステップ数を付した処理は基本的には同一の処理であるため、以下の説明においては「特図1に関する処理」及び「特図2に関する処理」のうちの一方を説明し、他方の説明を省略することがある。なお、「特図1に関する処理」については「ステップ数」にアルファベットの「a」を付し、「特図2に関する処理」について「ステップ数」にアルファベットの「b」を付して区別することがある。
【0118】
また、CPU201によって第2始動入賞が発生したと判断されると(S301b;YES)、第2始動入賞に対応する第2特別図柄の保留数(第2保留数)が所定数未満(本実施例は4未満)であるか否かが判断される(S302b)。このS302bの処理において所定数未満と判断されると(S302b;YES)、これに応じて判定用乱数値を取得する(S303b)。この第2始動入賞に基づき取得される判定用乱数値は、主制御基板200に搭載されたRAM202の所定アドレス(図17に示す第2判定用乱数値メモリ202b)にシフトメモリ形式で記憶されるとともに、第2保留数が、図7に示す第2保留数メモリ202dに累積的に記憶(加算記憶)される(S303b)。ここで、S303bの処理で取得される判定用乱数値としては、(a)第2始動入賞に基づいて実行される第1当否判定に際して用いる当否判定乱数値、(b)第2特別図柄表示部62bに停止表示される当り図柄を決定するための図柄決定乱数値、(c)「図柄変動演出においてリーチを演出するか否かを決定するためのリーチ乱数値」等が含まれる。
【0119】
CPU201は、S303bの処理に続いて、S303bの処理で取得した当否判定用乱数値(特図2大当り抽選乱数値)を用いて、第2当否判定(特図2大当り抽選)に関する事前判定(第2事前判定)を行い、その結果を示す情報を第2事前判定結果メモリ202f(図17を参照)に記憶する(S304b)。そして、第2始動入賞時コマンドをサブ制御基板220に送信した後(S305b)、図27のS308の処理に移行する。ここで、第2始動入賞時コマンドは前述のように、第2事前判定の結果を特定可能な情報と、変動パターン乱数値を特定可能な情報と、第2始動口17bへの始動入賞後の第2保留数等を示すコマンドである。但し、本実施例と異なり、第2始動口17bへの始動入賞後の第2保留数を特定するコマンドと、その他の情報を特定するコマンドとを別コマンドとしてもよい。また、第2事前判定において第2当否判定(特図2大当り抽選)の結果が大当り(当選)となる場合には、この第2事前判定において、「特図2図柄決定乱数値」を用いた「大当り図柄に関する事前判定」も実行する。
【0120】
S308の処理では、図27に示すように、大当り遊技を実行しているか否かが判断される(S308)。具体的には、大当り遊技フラグ(図28のS378の処理を参照)がセット(ONに設定)されていると、S308の処理において肯定的な判断がなされる。そして、CPU201は、大当り遊技を実行中であると判断すると(S308;YES)、特別図柄遊技処理を終了して図25の遊技制御処理に復帰する。
【0121】
一方、S308の処理で、大当り遊技を実行中でないと判断すると(S308;NO)、特別図柄が変動中か否か(第1特別図柄および第2特別図柄のうちの何れかが変動中であるか否か)を判断する(S310)。そして、特別図柄が変動中でない場合は(S310;NO)、特別図柄が未だ変動していないか、若しくは変動表示後に停止図柄で停止表示されているかの、いずれかであると考えられる。そこで、特別図柄の停止図柄を表示させる停止表示時間中であるか否かを判断する(S312)。そして、特別図柄が変動表示されておらず(S310;NO)、且つ、特別図柄の停止図柄を表示している停止表示時間中でもない場合は(S312;NO)、変動表示を開始できるか否かを判断する(S314a、S314b)。なお、本実施例では、特別図柄の停止図柄を表示させる停止表示時間を0.6秒とする。
【0122】
この「特別図柄の変動表示を開始できる条件」は「第1保留数」と「第2保留数」とのうちの何れかが「ゼロ」でないことである。そして、本実施例のCPU201は、「第2保留数」が「ゼロ」であるか否かを優先して判断する(S314b)。つまり、「第2保留数」が「ゼロ」でない場合、前述の第2判定用乱数値メモリから、最も古い判定用乱数値を読み出し(S316b)、第2特別図柄に関する当否判定処理(第2当否判定処理)を行う(S320b)。なお、S316bで読み出す判定用乱数値はS303bで取得したものであって、当否判定乱数値、図柄決定乱数値等が含まれる。
【0123】
この第2当否判定処理(S320b)では、第2当否判定に関する処理が行われる。この第2当否判定処理(S320b)では遊技機1の確率状態が高確率状態であるか否か(確変フラグがセットされているか否か)が判断され、高確率状態であるときには、「高確率用のデータテーブル」と「S316bの処理で読み出した判定用乱数値(大当り用判定乱数値)」とを用いて「大当り判定」が行われ、通常確率状態(低確率状態)であるときには、「通常確率用のデータテーブル」と「S316bの処理で読み出した判定用乱数値(大当り用判定乱数値)」とを用いて「大当り判定」が行われる。なお、第2当否判定処理(S320b)と後述する第1当否判定処理(S320a)は主制御基板200に搭載されたCPU201が「判定手段」として行う処理の具体例を構成する。
【0124】
CPU201は、第2当否判定処理(S320b)を行うと特図2図柄変動開始処理(S500b)に移行する。この特図2図柄変動開始処理(S500b)が起動すると、図29に示すように、第2当否判定(S320b)の結果が「大当り」であるか否かが判断され、「大当り」であると判断されると(S502;YES)、S510に移行して「大当り変動設定処理」を行う。この大当り変動設定処理(S510)では、前述のS316の処理で読み出した判定用乱数値に含まれる図柄決定乱数値を用いた乱数抽選の結果に基づき特別図柄表示部62aに停止表示される図柄(大当り図柄)を決定(選択)する処理を行った後、遊技機1の遊技状態等に基づいて、特別図柄の変動パターンを決定するための変動パターンテーブルを選択する。そして、その選択された変動パターンテーブルを用いて、乱数抽選によって変動パターンを設定(決定)する処理を行う。
【0125】
ここで、変動パターンの決定(選択)に際し、大当り確率が低確率であって通常変動を行う遊技状態では、図30に示す「低確率通常変動状態」用の変動パターンテーブルが用いられ、大当り確率が低確率であって短縮変動を行う遊技状態では、「低確率短縮変動状態」用の変動パターンテーブル(図示を省略)が用いられ、大当り確率が高確率であって短縮変動を行う遊技状態では、「高確率短縮変動状態」用の変動パターンテーブル(図示を省略)が用いられる。
【0126】
一方、S502の処理にて、当否判定の結果が「大当り」でないと判断されると(S502;NO)、S540に移行して「外れ変動設定処理」を行う。この外れ変動設定処理(S540)では、「遊技機1の遊技状態に応じて選択される変動パターンテーブル」を用いて、乱数抽選によって変動パターンを設定(決定)する処理を行う。この後、図柄決定乱数値を取得し、停止図柄を設定する処理を行う。なお、S303の処理において取得される判定用乱数値にはリーチ乱数値が含まれ、S540の処理ではこのリーチ乱数値を読み出し、この読み出したリーチ乱数値に基づいてリーチ演出の実行の有無が決定される。そして、S540の処理において用いる変動パターンテーブルは以下のように選択される。つまり、遊技機1の遊技状態が「低確率通常変動状態」であってリーチ演出を行わない場合には、図32の「リーチ演出なし」と表記された各変動パターンテーブルのうち、変動開始時の保留数に対応する変動パターンテーブルがセットされ、リーチ演出を行う場合には、図31の「リーチ演出あり」と表記された変動パターンテーブルがセットされる。また、図示省略するが、遊技機1の遊技状態が「低確率短縮変動状態」若しくは「高確率短縮変動状態」である場合にも、「リーチ演出の有無」、「変動開始時の保留数」を考慮した変動パターンテーブルがセットされる。
【0127】
ここで、S510若しくはS540の処理で決定される変動パターンのうち、変動短縮機能が作用しているときに選択される変動パターンによって特定される変動時間は、変動短縮機能が作用していないときに選択される変動パターンによって特定される変動時間に比べて短くされる可能性が高い。また、当否判定の結果が「外れ」である場合、特別図柄に関する保留数と、リーチ演出の有無を考慮して変動時間の長短が決定され、リーチ演出を行わないと判断される場合に選択される変動パターンで特定される変動時間は、リーチ演出を行うと判断される場合に選択される変動パターンで特定される変動時間に比べて短くされる。また、特別図柄の保留数が少ない場合には、長めの変動時間を特定する変動パターンが選択され、保留数が多い場合には短めの変動時間を特定する変動パターンが選択される。なお、本遊技機1において、主制御基板200に搭載されたROM203には、図30図32に表記した変動パターンテーブルの他に、「低確率短縮変動状態」用の変動パターンテーブルおよび「高確率短縮変動状態」用の変動パターンテーブルが記憶されている。
【0128】
図29に戻って更に説明すると、S510若しくはS540の処理の後、CPU201は第2特別図柄表示部62bにて第2特別図柄の変動表示を開始するとともに(S590)、サブ制御部200A(サブ制御基板220)に向かって特図2の変動表示の開始を示すコマンド(図柄変動開始時コマンド)を送信する(S592)。つまり、CPU201は、サブ制御基板220に向かって第2特別図柄に係る「変動パターン指定コマンド」、「特別図柄停止情報指定コマンド」などを送信する。更に、CPU201は、「第2保留数」を「1」減算する処理と、減算された後の保留数を特定するための保留数指定コマンドをサブ制御基板220に送信する処理とを行った後(S595)、特図2図柄変動開始処理(S500b)を終了し、更に特別図柄遊技処理(S300)を終了して図23の遊技制御処理に復帰する。
【0129】
ここで、変動パターン指定コマンドおよび特別図柄停止情報指定コマンドは、ストローブ信号とともにサブ制御基板220に向かって出力される。このストローブ信号は、サブ制御基板220に搭載されたCPU220aの割り込み端子に接続されており、サブ制御基板220側のCPU220aは、ストローブ信号が入力されると直ちに各指定信号を受け取って、指定信号の内容を解析する。詳細な説明は省略するが、変動パターンは、リーチ演出を行うか否か、停止表示される特別図柄(停止図柄)が大当り図柄であるか否か等の種々の条件を考慮して決定されており、変動パターンが分かれば、特別図柄が変動表示する時間を決定することができる。また、特別図柄停止情報指定コマンドを解析すれば、特別図柄が大当り図柄で確定停止するのか外れ図柄で確定停止するのか、更には大当り図柄で確定停止する場合、その大当り図柄が「通常大当り図柄」、「確変大当り図柄」の何れであるかを知ることができる。
【0130】
サブ制御基板220に搭載されたCPU220aは、これらの情報に基づいて、第1演出表示装置27および第2演出表示装置28での演出態様を決定した後、演出表示制御基板222に対して演出図柄の表示制御信号を出力し、演出図柄の変動表示・確定停止等を行う。また、特別図柄の変動時間(変動パターン指定コマンド)に基づいて、演出表示装置27でいわゆるリーチ演出を行うか否か、更にはどのような種類のリーチ演出とするかも決定する。そして、サブ制御基板220は、こうして決定した演出内容に従って、演出表示制御基板222や、アンプ基板224、装飾駆動基板226などを制御することにより、決定した内容の演出を行うことになる。
【0131】
図27に戻り、「第2保留数」が「ゼロ」であるとともに(S314b;YES)、「第1保留数」が「ゼロ」でない場合(S314a;NO)には、第1判定用乱数値メモリから最も古い判定用乱数値を読み出し(S316a)、第1当否判定処理を行う(S320a)。そして、特図1図柄変動開始処理(S500a)を行った後、特別図柄遊技処理(S300)を終了して、図25の遊技制御処理に復帰する。ここで、S320aの処理として行われる第1当否判定処理もS320bと同様に行われ、S500aの処理として行われる特図1図柄変動開始処理(S500a)もS500bの処理として行われる特図2図柄変動開始処理(S500b)と同様に行われる。この特図1図柄変動開始処理(S500a)においてCPU201は、第1当否判定処理(S320a)の結果に基づいて第1特別図柄の停止図柄(大当りの大当り図柄、外れの場合は外れ図柄)を決定する処理と、変動パターンを乱数抽選によって決定する処理を行う。そして、第1特別図柄の変動表示を開始させた後、サブ制御基板220に向かって所定のコマンドを送信することで、特図1図柄変動開始処理(S500a)が終了するため、CPU201は一旦特別図柄遊技処理(S300)を終了して図25の遊技制御処理に復帰する。
【0132】
次に、特別図柄遊技処理(S300)のS310の処理(図27参照)で、第1特別図柄又は第2特別図柄が変動中であると判断された場合は(S310;YES)、既に、特別図柄の変動パターンと停止図柄とが決定されて、特別図柄の変動が開始されていることとなる。そこで、特別図柄変動時間が経過したか否かを判断する(S341)。その際、特別図柄の変動時間は変動パターンに応じて予め定められているので、特別図柄の変動を開始すると同時にタイマをセットすることにより、所定の変動時間が経過したかを判断するのである。そして、未だ変動時間が経過していない場合は(S341;NO)、そのまま特別図柄遊技処理(S300)を終了して図25の遊技制御処理に復帰する。
【0133】
これに対して、変動時間が経過したと判断された場合は(S341;YES)、変動している第1特別図柄又は第2特別図柄を停止させ(S344)、停止図柄を表示するとともに、図柄停止コマンドをサブ制御基板220に向かって出力する(S346)。なお、図柄停止コマンドは、サブ制御基板220を介して演出表示制御基板222に転送される。そして、特別図柄を停止表示させる停止表示時間を設定した後(S348)、設定した停止表示時間が経過したか否かを判断する(S350)。
【0134】
S350の処理で、特別図柄の停止表示時間が経過していないと判断されれば(S350;NO)、そのまま特別図柄遊技処理(S300)を終了して、図25の遊技制御処理に復帰する。一方、特別図柄の停止表示時間が経過した場合は(S350;YES)、特別図柄表示部(62a若しくは62b)に大当り図柄が停止表示されたか否かを判断する(図28のS352)。
【0135】
図28のS352の処理で肯定的な判断がなされると、主制御基板200のCPU201は、後述する「大当り遊技」の終了時に参照するためのバッファに、現在の遊技進行状況を示す情報をセット(記憶)する(S354)。具体的には、「大当りの種類(確変大当り、通常大当り)」、「遊技状態フラグの状態」をセット(記憶)する(S354)。また、主制御基板200に搭載されたRAM202の特定領域がS354の処理で用いるバッファとして機能する。ここで、「遊技状態フラグ」とは「遊技機1の遊技状態」を示すフラグ、具体的には「確変フラグ」、「変動短縮フラグ」、「開放延長フラグ」などであり、S354の処理においては、これらのフラグが「ON」「OFF」の何れに設定されているかを示すデータ(現在の遊技状態を示すデータ)がセットされる。
【0136】
なお、「確変フラグ」は特別図柄の当否判定の結果が大当りとなる確率が高確率に設定される状態(高確率状態)にあること(確率変動機能が作動していること)を示すフラグであり、「変動短縮フラグ」は特別図柄および普通図柄の変動時間が短縮される状態(短縮変動状態)にあること(時短機能が作動していること)を示すフラグである。また、「開放延長フラグ」は第2始動口17b(普通電動役物17d)の開放時間が延長される状態にあること(開放延長機能が作動していること)を示すフラグである。なお、本実施例では、「変動短縮フラグ」および「開放延長フラグ」のON/OFF切り換わりタイミングが同一となっており、両フラグは一体的に扱われるものである。このように短縮変動状態であるときは開放延長状態でもあり、短縮変動状態が終了すると、それとともに開放延長状態も終了する。
【0137】
主制御基板200のCPU201はS354の処理に続いて、発生させる大当りの種類に応じて大入賞装置31の開閉パターンをセットする処理を行う(S370)。具体的には「16R確変大当り」若しくは「16R通常大当り」を発生させる場合、大入賞口31aの開放限度時間を「30秒」とするラウンド遊技を「16ラウンド」行う開閉パターンがセットされ、「4R確変大当り」若しくは「4R通常大当り」を発生させる場合、大入賞口31aの開放限度時間を「30秒」とするラウンド遊技を「4ラウンド」行う開閉パターンがセットされる。そして、S370の処理に続いて、大当り遊技フラグをセット(ONに設定)する処理を行う(S378)。この「大当り遊技フラグ」のセットにより、大当り遊技実行手段が作動を開始して遊技機1の遊技状態は「大当り遊技状態」に移行する。
【0138】
S378の処理に続いてS380以降の処理に移行する。ここで、S378の処理で「大当り遊技フラグ」がセットされると、大当り遊技実行手段が作動を開始して遊技機1の遊技状態は「大当り遊技状態」に移行するが、本遊技機1では、「大当り遊技フラグ」の設定中(大当り遊技実行手段の作動中)は、確変機能、時短機能、開放延長機能は働かないこととしている。このため、S380以降の一連の処理を以下のように行った後、特別図柄遊技処理(S300)を終了する。具体的には、S380の処理において、確変フラグがセット(ONに設定)されているか否かを判断し(S380)、セットされていない場合は(S380;NO)、そのままS384の処理に移行し、セットされている場合は(S380;YES)、確変フラグを解除(OFFに設定)する処理(S382)を行った後、S384の処理に移行する。なお、S382の処理によって大当り確率が通常確率に設定される。
【0139】
S384の処理においては、変動短縮フラグがセット(ONに設定)されているか否かを判断し、セットされていない場合は(S384;NO)、そのまま特別図柄遊技処理(S300)を抜けて図25の遊技制御処理に復帰する。一方、S384の処理において、変動短縮フラグがセット(ONに設定)されていると判断される場合は(S384;YES)、変動短縮フラグと開放延長フラグとを解除(OFFに設定)した後(S386、S387)、特別図柄遊技処理(S300)を抜けて図25の遊技制御処理に復帰する。そして、図25の遊技制御処理に復帰すると後述する大当り遊技処理を行う。
【0140】
なお、大当り遊技を終了するときに、前述の「大当り遊技終了時参照用バッファ(図28のS354を参照)」を参照することによって、今回の大当り遊技の前提となった大当り図柄(以下、「今回の大当り図柄」という。)の種類(通常大当り図柄、確変大当り図柄)に関する情報を取得し、この情報に基づいて、大当り遊技終了後の遊技状態等を設定する処理を行う。つまり、「今回の大当り図柄」が「通常大当り図柄」であった場合には、変動短縮カウンタに「100」をセットする処理と、変動短縮フラグをセットする処理と、開放延長フラグをセットする処理とを行う。また、今回の大当り図柄が「確変大当り図柄」である場合は、確変フラグをセット(ONに設定)する処理と、変動短縮カウンタに「10,000」をセットする処理と、変動短縮フラグをセットする処理と、開放延長フラグをセットする処理とを行う。
【0141】
次に、図28のS352の処理で否定的な判断がなされる場合の処理について説明する。つまり、第1特別図柄表示部62a若しくは第2特別図柄表示部62bにおいて停止表示された特別図柄が「外れ図柄」の場合には(S352;NO)、変動短縮フラグがセット(ONに設定)されているか否かが判断される(S398)。そして、変動短縮フラグがセットされていない(OFFに設定されている)場合には(S398;NO)、そのまま特別図柄遊技処理(S300)を抜けて図25の遊技制御処理に復帰する。一方、変動短縮フラグがセット(ONに設定)されている場合(S398;YES)、変動短縮カウンタの値を「−1」した後(S400)、変動短縮カウンタの値が「ゼロ」になったか否かを判断する(S404)。そして、「ゼロ」になっていない場合には(S404;NO)、そのまま特別図柄遊技処理(S300)を抜けて図25の遊技制御処理に復帰する。
【0142】
これに対して、S404の処理で変動短縮カウンタの値が「ゼロ」になったと判断される場合には(S404;YES)、遊技機1の遊技状態が短縮変動状態から通常変動状態に切り換わることになる。このため、変動短縮フラグを解除(OFFに設定)する処理(S410)と、開放延長フラグを解除(OFFに設定)する処理(S416)とを行った後、特別図柄遊技処理(S300)を抜けて図25の遊技制御処理に復帰する。ここで、「変動短縮カウンタ」は変動短縮状態で行われる特別図柄の変動表示の上限実行回数を示すものであり、その値が「ゼロ」になると、今回の特別図柄の変動表示で短縮変動状態が終了して、次回の変動表示から通常変動状態に切り換わり、次回以降の特別図柄の変動表示は通常変動状態で行われる。
【0143】
(5)演出制御処理(S980)
次に、図33を用いて、サブ制御部220A(サブ制御基板220のCPU220a)が、演出表示制御部222Aと協働して行う「演出制御処理(S980)」の概要について説明する。なお、図33には、演出制御処理を構成する各処理のうちで主要な処理のみを図示している。この演出制御処理(S980)では、保留発生時処理(S1000)、図柄変動演出処理(S1100)、保留消化時処理(S1600)、大当り遊技演出処理(S1800)などの主要な処理が繰り返し実行される。また、図33の一周の処理に要する時間は、ほぼ2msecとなっているため、これらの処理は約2msec毎に繰り返し実行される。以下、図33のフロー図に示す処理のうち、大当り遊技演出処理についての説明は省略する。
【0144】
a.保留発生時処理(S1000)
保留発生時処理(S1000)においては、図34(a)に示すように、サブ制御基板220のCPU220aが始動入賞時コマンドを受信すると(S1005;YES)、この始動入賞時コマンドによって特定される事前判定(第1事前判定若しくは第2事前判定)の結果を示す情報と、保留数に関する情報等を記憶し(S1010)、保留図柄を表示する処理を行った後(S1020)、保留発生時処理(S1000)を終了する。
【0145】
ここで、S1010の処理において、第1始動入賞に基づく始動入賞時コマンドを受信すると(S1005;YES)、「第1事前判定の結果に関する情報」を第1事前判定結果情報メモリ221bにシフトメモリ形式で記憶し、第1保留数情報メモリ223bに記憶されている第1保留数の値を「+1」する。また、第2始動入賞に基づく始動入賞時コマンドを受信すると(S1005;YES)、「第2事前判定の結果に関する情報」を第2事前判定結果情報メモリ222bに記憶し、第2保留数情報メモリ224bに記憶されている第2保留数の値を「+1」する。
【0146】
b.図柄変動演出処理(S1100)
図柄変動演出処理(S1100)においては、図35に示すように、サブ制御基板220のCPU220aが、図柄変動開始時のコマンドを受信すると(S1105;YES)、S1110以降の処理が実行される。
【0147】
CPU220aは、受信した「特別図柄停止情報指定コマンド」に基づき、主制御部200Aにおいて実行された当否判定の結果を判断することができる。そして、当否判定の結果が大当りである場合には(S1110;YES)、受信した変動パターン指定コマンドに基づき、大当り用の演出パターンを設定する処理を行い(S1200)、当否判定の結果が外れである場合には(S1110;NO)、受信した変動パターン指定コマンドに基づき、外用の演出パターンを設定する処理を行う(S1200B)。
【0148】
S1200およびS1200Bの処理では、受信した変動パターン指定コマンドに基づいて設定される演出パターンテーブルを用いて図柄変動演出の演出パターンを決定する。ここで、前述の図30図32に示すように、本実施例では、各演出パターンテーブルに決定用乱数値に対応づけた状態で複数の演出パターンが記憶されており、受信した変動パターン指定コマンドに基づいて設定される演出パターンテーブルを用いた乱数抽選によって演出パターンを決定する。
【0149】
例えば、主制御基板200に搭載されたCPU201が、変動パターンを「A2」に決定している場合には、サブ制御基板220のCPU220aはS1200の処理において「演出パターンa21と、演出パターンa22を記憶した演出パターンテーブル」がセットされる。そして、今回の図柄変動演出の演出パターンとして、演出パターンa21若しくは演出パターンa22が選択される。この場合、当該図柄変動演出において、4ステップまでステップアップするステップアップ演出が実行される。
【0150】
また、CPU201が、変動パターンを「D1」に決定している場合には、CPU220aはS1200Bの処理において「演出パターンd11と、演出パターンd12を記憶した演出パターンテーブル」がセットされ、今回の図柄変動演出の演出パターンとして、演出パターンd11若しくは演出パターンd12が選択される。この場合、当該図柄変動演出においてステップアップ演出が実行されない。
【0151】
更に、CPU201が、変動パターンを「A5」に決定している場合には、CPU220aはS1200の処理において「演出パターンa51と、演出パターンd52を記憶した演出パターンテーブル」がセットされ、今回の図柄変動演出の演出パターンとして、演出パターンa51若しくは演出パターンa52が選択される。この場合、当該図柄変動演出において図柄変動演出の実行中に変動中予告演出が実行される。具体的には、演出図柄の変動表示中(図柄変動演出中)に上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B、73bを一瞬点灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すことを1回行う。なお、本実施例と異なり、各演出パターンテーブルに単一の演出パターンが記憶されている場合には、CPU201が、一の変動パターンに対応する一の演出パターンが一義的に決定される。
【0152】
また、1200の処理で決定された演出パターンによって、演出表示装置27の表示画面27aで実行される演出表示の態様やリーチ演出の態様、演出図柄の変動表示の開始から終了(確定表示)までの表示パターンが決定される。また、S1200Bの処理で決定された演出パターンによって、演出表示装置27の表示画面27aで実行される演出表示の態様、リーチ演出の実行有無、リーチ演出を実行する場合のリーチ演出態様等、演出図柄の変動表示の開始から終了(確定表示)までの表示パターンが決定される。
【0153】
CPU220aはS1200の処理若しくはS1200Bの処理を行うと、演出図柄の停止図柄(確定表示する図柄)をセットする処理を行った後(S1345)、S1350の処理に移行する。ここで、S1200の処理を経て実行されるS1345の処理では、「大当り停止図柄」として「大当りを確定表示する演出図柄」の具体的な態様等が選択・セットされ、S1200Bの処理経て実行されるS1345の処理では、「外れ停止図柄」として「外れを確定表示する演出図柄」の具体的な態様等が選択・セットされる。
【0154】
S1350の処理では、S1200の処理若しくはS1200Bの処理で決定した「演出パターン」と、S1345の処理で決定した「演出図柄の停止図柄」を指定するコマンド(演出表示詳細コマンド)を演出表示制御部222A(演出表示制御基板222)に送信し、演出図柄の変動表示を開始させる(S1350)。このとき、開始される図柄変動演出においてリーチ表示を行わない場合(単純外れの場合)には、演出図柄の変動表示を開始する際に、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B、73bを一瞬点灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すことを1回行うのが原則である。また、開始される図柄変動演出においてリーチ表示を行う場合(大当りの場合と、リーチ外れの場合)には、演出図柄の変動表示を開始する際に、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B、73bを一瞬点灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すこと2回を行う。但し、開始される図柄変動演出においてリーチ表示を行わない場合(単純外れの場合)においても、所定の確率(5%の確率)で、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B、73bの灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すことを2回行うが、これは偽りのリーチ予告(ガセリーチ予告)である。
【0155】
この後、S1390の処理において、CPU220aは、主制御部200A(主制御基板200)から送信される図柄停止コマンドを受信したと判断すると(S1390;YES)、受信した図柄停止コマンドを演出表示制御部222Aに転送し、演出表示装置27における演出図柄の変動表示を停止させ(S1395)、図柄変動演出を終了させる。
【0156】
c.保留消化時処理(S1600)
保留消化時処理(S1600)においては、図34(b)に示すように、サブ制御基板220のCPU220aが図柄変動開始時コマンドを受信すると(S1605;YES)、保留図柄によって示す保留数を「−1」する処理(S1630)を行い、S1650の処理に移行する。そして、S1650の処理では、当該消化される保留に対応する事前判定(第1事前判定若しくは第2事前判定)の結果を示す情報を対応する事前判定結果情報メモリ(221b、222b)から消去するとともに当該事前判定結果情報メモリの下位の記憶領域に記憶されている事前判定の結果に関する情報を1個上位の記憶領域にシフトさせる処理を行う。また、対応する保留数情報メモリ(223b、224b)に記憶されている保留数の値を「−1」する処理を行い、保留消化時処理(S1600)を終了する。
【0157】
(6)実施例の効果
本遊技機1では、キャラクタ絵柄V、Wの形状を認識容易な状態とするための第1発光手段(LED73B、LED73b)と、キャラクタ絵柄V、Wの色彩を認識容易な状態とするための第2発光手段(LED77B、LED77b)とを備えるため、多様な装飾演出(発光態様)を実現することが可能である。具体的には、第1発光手段(LED73B、LED73b)のみを発光状態とすることで、キャラクタ絵柄V、Wの形状を認識容易とすること、第2発光手段(LED77B、LED77b)のみを発光状態とすることで、キャラクタ絵柄V、Wの色彩を認識容易とすること、若しくは、第1発光手段(LED73B、LED73b)および第2発光手段(LED77B、LED77b)の双方を発光状態とすることで、キャラクタ絵柄V、Wの形状および色彩を認識容易とすること等ができるため、多様な装飾演出(発光態様)を実現することができる。このように、本遊技機1によると、発光によって実現される装飾効果が異なる複数の発光手段(LED73B、LED73b、LED77B、LED77b)を使用して、多様な装飾演出(発光態様)を実現することができるため、遊技興趣を高めることが容易である。
【0158】
また、演出図柄(識別情報)の変動表示の変動態様(リーチ表示を行う変動態様であるか否か、発展演出を変動態様であるか否か等)に応じて、第1発光手段(LED73B、LED73b)および第2発光手段(LED77B、LED77b)の駆動パターンが選択されるため、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)によって演出図柄(識別情報)の変動表示を盛り上げることができる。
【0159】
また、本遊技機1では、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)を複数備え、演出図柄(識別情報)の変動態様に応じて発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)の駆動パターンを選択するため、更に多様な装飾演出(発光態様)を実現することができる。しかも、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)によってステップアップ演出を実行するため、これらの点からも、遊技興趣を高めることができる。特に、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)の発光態様(発光又は非発光のパターン)が、予め定められた順序で、順番に変化していくものとされ、後の順序まで進行する駆動パターンが実行される程、信頼度(遊技利益が付与される可能性)が高いものとされる。これにより、遊技者を発光装置の発光態様の変化に期待させ、遊技興趣を高めることができる。
【0160】
更に、本遊技機1では、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)の前面部にハーフミラー体71が設けられ、第1発光手段(LED73B、LED73b)および第2発光手段(LED77B、LED77b)の発光・非発光を選択することで、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)に設けられた絵柄(キャラクタ絵柄V、W)が全く見えない状態と、当該絵柄(キャラクタ絵柄V、W)が視認容易な状態を実現できる。つまり、第1発光手段(LED73B、LED73b)および第2発光手段(LED77B、LED77b)の発光・非発光を選択することで、より変化に富んだ演出を実行することが可能となるため、この点からも、遊技興趣を高めることが容易である。なお、本遊技機1では、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)からハーフミラー体71を排除し、第1発光手段(LED73B、LED73b)および第2発光手段(LED77B、LED77b)が非発光状態であるとき、(上部発光装置70A、下部発光装置70B)に設けられた絵柄(キャラクタ絵柄V、W)が見難く、発光状態であるとき、(上部発光装置70A、下部発光装置70B)に設けられた絵柄(キャラクタ絵柄V、W)が見易くなってもよい。
【実施例2】
【0161】
次に、実施例2の遊技機について説明する。この実施例2の遊技機では、図柄変動演出の演出態様に疑似連続予告演出を付加されている点が実施例1と異なる。この実施例2では、図36〜40が付加されている点と、図30図32図41および図42に示す事項が追加されている点が実施例1と異なる。
【0162】
先ず、図36〜40の具体例1を用いて、実施例2の疑似連続予告演出の概要を説明する。ここで、図36〜40には、第1特別図柄表示部62aと第2特別図柄表示部62bを併記している。この第1特別図柄表示部62aと第2特別図柄表示部62bにおいては、下向き矢印は対応する特別図柄(第1特別図柄表示部62aでは第1特別図柄、第2特別図柄表示部62bでは第2特別図柄)が変動中であることを示し、ハッチング表示は対応する特別図柄が変動を停止していることを示す。そして、疑似連続予告演出は、対応する特別図柄が1回の変動表示を行っている間に行われるため、演出図柄が仮停止(後述する)を行っても、対応する特別図柄が当該1回の変動表示を継続中である。
【0163】
この疑似連続予告演出を伴う図柄変動演出の開始タイミングが到来すると、演出表示装置27の表示画面27aに演出図柄表示領域27bを出現させ、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rにおいて演出図柄(左演出図柄、中演出図柄、右演出図柄)の循環表示(スクロール変動表示)を開始する。ここで、図柄変動演出を開始する際には、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B、73bを一瞬点灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すことを1回若しくは2回行うが、その後、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bは駆動を停止した状態とされる。
【0164】
図柄変動演出を開始すると、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rの何れにおいても、演出図柄が変動する速度は高速とされ、遊技者は、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rにおいて「循環表示(スクロール変動表示)」されている演出図柄を認識することは困難若しくは不可能となる。そして、図柄変動演出を開始してから所定時間を経過すると、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、左循環表示領域27Lから帽子を脱いだ蝶のキャラクタG2が飛び立つ表示がなされる(c2)。つまり、今回の図柄変動演出を開始する前には、図36の「c1」の欄等に示すように、左循環表示領域27Lに、帽子を脱いだ蝶のキャラクタG2を示す部分に算用数字「2」を重ね合わせた演出図柄F2(キャラクタ識別情報F2)が表示可能とされていたが、今回の図柄変動演出を開始してから所定時間を経過すると、演出図柄F2(キャラクタ識別情報F2)を構成するキャラクタG2が飛び立つ表示がなされる(c2)。このように、演出図柄(キャラクタ識別情報)が循環表示(スクロール変動表示)している最中に、演出図柄(キャラクタ識別情報)F2の一部(キャラクタG2)が非表示となるが、左循環表示領域27Lで演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9が高速で変動するため、遊技者は循環表示されている演出図柄F2の変化(一部が非表示とされたこと)を認識することは困難若しくは不可能である。
【0165】
このように、キャラクタ図柄G2が飛び立つ表示がなされると、このキャラクタ図柄G2が表示画面27aから消えるところで、上部発光装置70AにおいてLED73B、LED77Bが点灯状態となる(c3)。これにより、表示画面27aに表示されていたキャラクタG2が、上部発光装置70Aに移行したような演出がなされる。つまり、上部発光装置70AにおいてLED73B、LED77Bが点灯状態となることで、上部発光装置70Aに設けられたキャラクタ絵柄Vが認識容易となり、これにより、表示画面27aに表示されていたキャラクタG2が、上部発光装置70Aに移行したような演出がなされる(c3)。ここで、キャラクタ絵柄Vは演出図柄F2(キャラクタ識別情報F2)のキャラクタG2に対応するものである。なお、実施例2では、キャラクタG2が上部発光装置70Aに移行する演出を行ったとき、左循環表示領域27Lにおいて、全ての演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9のうち、演出図柄F2のみが一部(キャラクタG2)非表示とされてもよいし、全ての演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9において一部(キャラクタG1〜9)非表示とされてもよい。
【0166】
次いで、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、右循環表示領域27Rから帽子を被った蝶のキャラクタG8が飛び立つ表示がなされる(c4)。つまり、今回の図柄変動演出を開始する前には、図36の「c1」の欄等に示すように、右循環表示領域27Rに帽子を被った蝶のキャラクタG8を示す部分に算用数字を重ね合わせた演出図柄F8(キャラクタ識別情報F8)が表示可能とされていたが、演出図柄F8(キャラクタ識別情報F8)を構成するキャラクタG8が飛び立つ表示がなされる(c4)。この場合においても、右循環表示領域27Rで演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9が高速で変動するため、遊技者は循環表示されている演出図柄F8の変化(一部が非表示とされたこと)を認識することは困難若しくは不可能である。そして、このように、キャラクタG8が飛び立つ表示がなされると、このキャラクタG8が表示画面27aから消えるところで、下部発光装置70BにおいてLED73b、LED77bが点灯状態となる(c5)。これにより、表示画面27aに表示されていたキャラクタG8が、下部発光装置70Bに移行したような演出がなされる。つまり、下部発光装置70BにおいてLED73b、LED77bが点灯状態となることで、下部発光装置70Bに設けられたキャラクタ絵柄Wが認識容易となり、これにより、表示画面27aに表示されていたキャラクタG8が、下部発光装置70Bに移行したような演出がなされる(c5)。ここで、キャラクタ絵柄Wは演出図柄(キャラクタ識別情報)F8のキャラクタG8に対応するものである。なお、実施例2では、キャラクタG8が下部発光装置70Bに移行する演出を行ったとき、右循環表示領域27Rにおいて、全ての演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9のうち、演出図柄F8のみが一部(キャラクタG8)非表示とされてもよいし、全ての演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9において一部(キャラクタG1〜9)非表示とされてもよい。
【0167】
そして、「左演出図柄」を仮停止させるタイミングが到来すると「左演出図柄」を停止表示領域LHに仮停止する。続いて、「右演出図柄」を仮停止させるタイミングが到来すると、「右演出図柄」を停止表示領域RHで仮停止させる。その後、「中演出図柄」を仮停止するタイミングが到来すると、先に仮停止している「左演出図柄」および「右演出図柄」とのうちの少なくとも一方と異なる算用数字を示す「中演出図柄(実施例2では演出図柄F5)」を停止表示領域CHに仮停止させ、演出図柄の仮停止を完成する(c6)。つまり、「左演出図柄」および「右演出図柄」とともに所定の外れ図柄を構成するように中演出図柄を仮停止させる。なお、仮停止とは一の図柄変動演出の中間において行う停止であり、この仮停止がなされると所定時間を経過した後(例えば、0.3秒を経過した後)、演出図柄は再度変動を開始する(再変動を開始する)。一方、確定停止とは、一の図柄変動演出を終了するときに行う停止であり、この確定停止によって当否判定の結果が報知される。
【0168】
このように、表示画面27aに演出図柄が仮停止するとき、左循環表示領域27L(停止表示領域LH)および右循環表示領域27R(停止表示領域RH)には、キャラクタG2、G8を取り除いた状態の識別情報(演出図柄)が表示される。具体的には、左循環表示領域27Lには算用数字「2」のみで構成される識別情報(演出図柄)が表示され、右循環表示領域27Rには算用数字「8」のみで構成される識別情報(演出図柄)が表示され、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bに対応するキャラクタ絵柄V、Wが表示されたままの状態とされる(c6)。このため、遊技者は、今回の仮停止によって疑似連続予告演出を終了していないこと(継続中であること)を理解することができる。特に、「右演出図柄」および「左演出図柄」が仮停止する前には、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rでは識別情報(演出図柄)が高速で変動しており、変動している識別情報(演出図柄)の内容(キャラクタG2、G8が一体で変動しているのか、或いは、算用数字のみで構成される識別情報が変動しているのか)を理解することが困難である。ところが、「右演出図柄」および「左演出図柄」が仮停止すると、キャラクタG2、G8を取り除いた状態の識別情報(演出図柄)が変動表示していたことを瞬時に理解できるため、今回の仮停止によって疑似連続予告演出を終了していないことを理解することが容易である。
【0169】
なお、実施例2では、疑似連続予告演出(複数回変動演出)中の仮停止図柄(疑似連図柄)を、算用数字「2」を示す演出図柄(キャラクタG2を非表示)と、算用数字「5」を示す演出図柄(キャラクタG5を表示)と、算用数字「8」を示す演出図柄(キャラクタG8を非表示)とを左から右に向かって並べて構成する。そして、疑似連続予告演出(複数回変動演出)中に複数回の仮停止を行う場合においても、仮停止図柄(疑似連図柄)は毎回同じ図柄(算用数字「2」、「5」、「8」を左から右に向かって並べて構成される図柄)とされる。但し、仮停止図柄(疑似連図柄)は、これに限定されず、他の組み合わせ図柄であってもよい。例えば、算用数字「7」を示す演出図柄(キャラクタG7を非表示)と、算用数字「5」を示す演出図柄(キャラクタG5を表示)と、算用数字「7」を示す演出図柄(キャラクタG7を非表示)とを左から右に向かって並べて構成される仮停止図柄等のように、外れリーチの態様に構成される仮停止図柄であってもよく、この場合、疑似連続予告演出(複数回変動演出)中において、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)には、キャラクタG7に対応するキャラクタ絵柄を表示可能とすることが望ましい。また、実施例2では、仮停止時において「左演出図柄」、「中演出図柄」および「右演出図柄」のうちの2図柄において、その一部を非表示としたが、「左演出図柄」、「中演出図柄」および「右演出図柄」のうちの1図柄若しくは3図柄においてその一部を非表示としてもよい。
【0170】
この仮停止が所定時間(0.3秒)に亘って継続されたところで、仮停止していた演出図柄を変動表示させる再変動(1回目)を実行する(c7)。この場合、左演出図柄、中演出図柄および右演出図柄の3つが再変動するが(c7)、左演出図柄、中演出図柄および右演出図柄のうちの1若しくは2の演出図柄のみを再変動することとしてもよい。
再変動を開始した後、再び仮停止するタイミングが到来すると、左演出図柄、中演出図柄および右演出図柄を仮停止させて、演出図柄の仮停止を行う(c8)。この場合も、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rには、キャラクタG2、G8を取り除いた状態の識別情報(演出図柄)が表示され、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bにキャラクタ絵柄V、Wが表示されたままの状態とされる。このため、遊技者は、今回の仮停止によって疑似連続予告演出が継続中であることを理解することができる。
【0171】
更に、この仮停止が所定時間(0.3秒)に亘って継続されると、左演出図柄、中演出図柄および右演出図柄の3つが再変動する(c9)。そして、再変動を開始してから所定時間を経過すると、上部発光装置70AにおいてLED73b、LED77bを消灯状態とした後、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、左循環表示領域27Lに帽子を脱いだ蝶を示すキャラクタG2が戻って来る表示がなされる(c10)。また、下部発光装置70BにおいてLED73b、LED77bを消灯状態とした後、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、左循環表示領域27Lに帽子を被った蝶を示すキャラクタG8が戻って来る表示がなされる(c10)。これにより、上部発光装置70Aに移行していたキャラクタG2が表示画面27aに戻り、下部発光装置70Bに移行していたキャラクタG8が表示画面27aに戻る演出がなされる。
【0172】
そして、「左演出図柄」を停止させるタイミングが到来すると「左演出図柄」を停止表示領域LHに停止させる。続いて、「右演出図柄」を停止させるタイミングが到来すると、「右演出図柄」を停止表示領域RHで停止させる(c11)。このとき、停止表示領域LH、RHには、キャラクタG1〜9に算用数字を重ね合わせた演出図柄F1〜F9を表示することが可能となる。例えば、「左演出図柄」および「右演出図柄」でリーチ表示を行う場合には、停止表示領域LH、RHに帽子を脱いだ蝶のキャラクタG2に算用数字を重ね合わせた演出図柄F2(キャラクタ識別情報F)を表示したり、帽子を被った蝶のキャラクタG8に算用数字を重ね合わせた演出図柄F8(キャラクタ識別情報F8)を表示することができる。或いは、両停止表示領域LH、RHに、キャラクタを表示した状態の他の演出図柄F1、F3〜F7、F9を表示することで、リーチ表示を行うこともできる。そして、「中演出図柄」を停止するタイミングが到来すると、「中演出図柄(キャラクタを表示した状態の演出図柄)」を停止表示領域CHに確定停止させ、演出図柄の確定表示を完成する(c12)。
【0173】
このように、疑似連続予告演出が終了し、演出図柄の確定表示を行う場合には、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rには、キャラクタ(G2等)に算用数字を重ね合わせた演出図柄(F2等)が表示される。このため、遊技者は、今回の確定停止によって疑似連続予告演出が終了したことを理解することができる。なお、実施例2では、疑似連続予告演出(複数回変動演出)中の仮停止を行う度に、停止表示領域LHに、算用数字「2」を示す演出図柄(キャラクタG2を非表示)を仮停止し、停止表示領域RHに、算用数字「8」を示す演出図柄(キャラクタG8を非表示)を仮停止したが、仮停止図柄(疑似連図柄)の態様は種々選択可能である。つまり、停止表示領域LH、RHに、その他の演出図柄(キャラクタが非表示とされたもの)を仮停止し、停止表示領域CHに、何れの演出図柄(キャラクタの表示・非表示を問わない)を仮停止することで仮停止図柄(疑似連図柄)を構成してもよい。また、仮停止の際には、全ての停止表示領域LH、CH、RHに「キャラクタが非表示とされた演出図柄」を仮停止してもよいし、全ての停止表示領域LH、CH、RHのうちの1の停止表示領域のみに「キャラクタが非表示とされた演出図柄」を仮停止し、残りの停止表示領域に「キャラクタが表示された演出図柄」を仮停止してもよい。
【0174】
図30図32図41および図42に示す事項が追加されている点が実施例1と異なる。この実施例2においては、大当りの変動パターンと、外れ用の変動パターンに対応する演出パターンテーブルとして、疑似連続予告演出を行うための演出パターンを記憶したものを備えている。具体的には、主制御基板200に搭載されたCPU201が、図41に示す変動パターンを「A8」に決定している場合には、サブ制御基板220のCPU220aはS1200の処理において「演出パターンa81と、演出パターンa82を記憶した演出パターンテーブル」がセットされる。そして、今回の図柄変動演出の演出パターンとして、演出パターンa81若しくは演出パターンa82が選択される。この場合、当該図柄変動演出において、再変動を4回行う疑似連続予告演出が実行される。また、CPU201が、図41に示す変動パターンを「A13」に決定している場合には、CPU220aはS1200の処理において「演出パターンa131と、演出パターンa132を記憶した演出パターンテーブル」がセットされる。そして、今回の図柄変動演出の演出パターンとして、演出パターンa131若しくは演出パターンa132が選択され、当該図柄変動演出において、再変動を3回行う疑似連続予告演出が実行される。
【0175】
また、CPU201が、図42(a)に示す変動パターンを「D10」に決定している場合には、CPU220aはS1200Bの処理において「演出パターンd101と、演出パターンa102を記憶した演出パターンテーブル」がセットされる。そして、今回の図柄変動演出の演出パターンとして、演出パターンa101若しくは演出パターンd102が選択される。この場合、当該図柄変動演出において、再変動を2回行う疑似連続予告演出が実行される。また、CPU201が、図42(b)に示す変動パターンを「E12」に決定している場合には、CPU220aはS1200Bの処理において「演出パターンe121と、演出パターンe122を記憶した演出パターンテーブル」がセットされる。そして、今回の図柄変動演出の演出パターンとして、演出パターンe121若しくは演出パターンe122が選択され、当該図柄変動演出において、再変動を1回行う疑似連続予告演出が実行される。
【0176】
実施例2によると、実施例1の効果に加えて以下の効果を得ることができる。つまり、実施例2の遊技機では、疑似連続予告演出(複数回変動演出)を実行した場合において、識別情報を停止表示したとき、当該停止表示が確定表示であって当該停止表示によってそのまま疑似連続予告演出(複数回変動演出)を終了することになるのか、当該停止表示が仮停止であって疑似連続予告演出(複数回変動演出)を更に継続することになるのかを、発光装置(特定表示手段)70A、70Bの表示態様によって理解できる。例えば、疑似連続予告演出(複数回変動演出)を行うと、識別情報を仮停止させた後に再変動させると、当該再変動を、識別情報の変動表示が新たに開始したように感ずることがある。逆に、疑似連続予告演出(複数回変動演出)が終了し、新たな(次の)変動表示が開始したことが分かり難く、複数回変動演出が継続していると感ずることがある。特に、疑似連続予告演出(複数回変動演出)において実行される再変動の回数が増えると、当該複数回変動演出が継続するのか、終了するのかを理解することは困難な場合がある。これに対して、本遊技機によると、疑似連続予告演出(複数回変動演出)が継続するか否かを、発光装置(特定表示手段)70A、70Bの表示態様によって明確に理解できるため、遊技興趣を高めることが容易である。
【0177】
また、実施例2の遊技機では、発光装置(特定表示手段)70A、70Bがキャラクタ絵柄V、Wを見難く(若しくは見えなく)する態様(第1表示態様)と、キャラクタ絵柄V、Wを見易くする態様(第2表示態様)とに変化可能である。そして、識別情報の変動表示開始後に、キャラクタ絵柄V、Wを見易くする態様(第2表示態様)に変化することで疑似連続予告演出(複数回変動演出)を継続することを示し、キャラクタ絵柄V、Wを見難く(若しくは見えなく)する態様(第1表示態様)に戻すことで、疑似連続予告演出(複数回変動演出)が終了することが示される。このように、疑似連続予告演出(複数回変動演出)を継続するか、終了するかによって、発光装置(特定表示手段)70A、70Bの表示態様が大きく異なるため、疑似連続予告演出(複数回変動演出)を継続するか、終了するかを特に明確に理解できる。
【0178】
このように、本遊技機では、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rに表示されていたキャラクタ(G2、G8)が非表示となり、当該非表示となったキャラクタ識別情報(G2、G8)に対応するキャラクタ絵柄V、Wが発光装置(特定表示手段)70A、70Bで表示された後、発光装置(特定表示手段)70A、70Bに表示されていたキャラクタ絵柄V、Wが非表示となり、当該キャラクタ絵柄V、Wに対応するキャラクタG2、G8を含む演出図柄(キャラクタ識別情報)F2、F8が演出表示装置27に再度表示されることによって、複数回変動演出が終了することが報知される。つまり、演出表示装置27に表示されていた演出図柄(キャラクタ識別情報)F2、F8のうちのキャラクタG2、G8が演出表示装置27から消えて、発光装置(特定表示手段)70A、70Bに表示され、更に発光装置(特定表示手段)70A、70Bでの当該表示が終了することで、疑似連続予告演出(複数回変動演出)が終了することが報知されるため、疑似連続予告演出(複数回変動演出)を継続するのか、終了するのかを更に明確に理解できる。例えば、一の変動表示中において、発光装置(特定表示手段)70A、70Bにキャラクタ絵柄V、Wが表示されている間は、演出図柄が停止表示されても、仮停止であって再変動が行われる。また演出図柄の変動表示が行われても、それは再変動であり、新たな変動表示の実行ではない。これに対して、発光装置(特定表示手段)70A、70Bにキャラクタ絵柄V、Wが非表示とされると、疑似連続予告演出(複数回変動演出)は終了し、次の識別情報の変動表示に移行することを明確に理解できる。なお、発光装置(特定表示手段)70A、70Bがキャラクタ絵柄V、Wを表示しているかどうかを見ることで、疑似連続予告演出(複数回変動演出)が終了するのかどうか、一の識別情報の変動表示が継続しているか否かを判断できるため、保留数の残数を把握しながら遊技を行うことができ、止め打ちを行う場合等の参考(例えば、保留上限に達した状態で一の識別情報の変動表示が継続している場合には止め打ちを行う)にできる。
【実施例3】
【0179】
次に、実施例3の遊技機について説明する。この実施例3の遊技機では、図柄変動演出の演出態様に連続予告演出を付加されている点が実施例1と異なる。この実施例3では、図43〜47が付加されている点と、図34(a)の代わりに図48を用いる点と、図49(a)および(b)が付加されている点と、図50が付加されている点が実施例1と異なる。このように、実施例3は実施例1の変形例を構成するため、ステップアップ演出と、複数回の図柄変動演出に跨って行う連続予告演出(以下、「連続予告演出」という。)を実行可能である。
【0180】
先ず、図43〜47の具体例2を用いて、実施例3の連続予告演出の概要を説明する。ここで、図43〜47においても、第1特別図柄表示部62aと第2特別図柄表示部62bを併記している。この第1特別図柄表示部62aと第2特別図柄表示部62bにおいては、下向き矢印は対応する特別図柄(第1特別図柄表示部62aでは第1特別図柄、第2特別図柄表示部62bでは第2特別図柄)が変動中であることを示し、ハッチング表示は対応する特別図柄が変動を停止していることを示す。そして、連続予告演出は、対応する特別図柄が複数回変動表示を行うことに伴って実行され、1回の変動表示を終了して演出図柄が停止する度に、対応する特別図柄が当該1回の変動表示を停止する。
【0181】
この具体例3では、外れ保留を2個記憶した状態で図柄変動演出(以下、前提となる図柄変動演出という。)を実行しているとき、当り保留を発生したケースを示している(d1)。この具体例2では、当り保留を発生したときに、乱数抽選で連続予告演出を実行することが決定され、当該当り保留と、これに先行する2個の外れ保留を用いて、連続予告演出を実行することが決定されたものとする。なお、具体例2では、当り保留の発生に基づいて連続予告演出の実行を決定するケースを例示するが、実施例3では外れ保留の発生に基づいて連続予告演出の実行を決定する場合(所謂「ガセ連続予告演出」)も予定している。また、具体例2では、当り保留の発生時に記憶されていた2個の外れ保留のうち、先に処理されるものを「第1外れ保留」と称し、後に処理されるものを「第2外れ保留」と称する。
【0182】
前提となる図柄変動演出において「左演出図柄」を停止させるタイミングが到来すると「左演出図柄」を停止表示領域LHに停止する。続いて、「右演出図柄」を停止させるタイミングが到来すると「右演出図柄」を停止表示領域RHで停止させ、更に、「中演出図柄」を停止させるタイミングが到来すると「中演出図柄」を停止表示領域CHで停止させる(d2)。このとき、左循環表示領域27Lや右循環表示領域27Rには、キャラクタ(G1〜G9)を表示された状態の演出図柄を表示可能である。例えば、停止表示領域LH、RHに帽子を脱いだ蝶のキャラクタG2に算用数字を重ね合わせた演出図柄F2(キャラクタ識別情報F)を表示したり、帽子を被った蝶のキャラクタG8に算用数字を重ね合わせた演出図柄F8(キャラクタ識別情報F8)を表示することができる。また、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bは駆動を停止した状態とされる。
【0183】
「第1外れ保留」を消化して図柄変動演出を開始するタイミングが到来すると、演出表示装置27の表示画面27aに演出図柄表示領域27bを出現させ、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rにおいて演出図柄(左演出図柄、中演出図柄、右演出図柄)の循環表示(スクロール変動表示)を開始する。ここで、図柄変動演出を開始する際には、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B、73bを一瞬点灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すことを1回若しくは2回行うが、その後、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bは駆動を停止した状態とされる。
【0184】
図柄変動演出を開始すると、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rの何れにおいても、演出図柄が変動する速度は高速とされ、遊技者は、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rにおいて「循環表示(スクロール変動表示)」されている演出図柄を認識することは困難若しくは不可能となる。そして、図柄変動演出を開始して所定時間を経過すると、演出表示装置27の表示画面27aに「稲光」が表示され、連続予告演出の実行化中であることが表示される(d3)。
【0185】
更に一定時間を経過すると、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、左循環表示領域27Lから帽子を脱いだ蝶を示すキャラクタG2が飛び立つ表示がなされる(d4)。つまり、今回の図柄変動演出を開始する前には、図43の「d2」の欄等に示すように、左循環表示領域27Lに、帽子を脱いだ蝶のキャラクタG2を示す部分に算用数字を重ね合わせた演出図柄F2(キャラクタ識別情報F2)が表示可能とされていたが、今回の図柄変動演出を開始してから所定時間を経過すると、演出図柄F2(キャラクタ識別情報F2)を構成するキャラクタG2が飛び立つ表示がなされる(d4)。この場合、演出図柄(キャラクタ識別情報)が循環表示(スクロール変動表示)している最中に、演出図柄(キャラクタ識別情報)F2の一部(キャラクタG2)が非表示となるが、演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9が高速で変動するため、遊技者は循環表示されている演出図柄F2の変化(一部が非表示とされたこと)を認識することは困難若しくは不可能である。そして、このように、キャラクタG2が飛び立つ表示がなされると、このキャラクタG2が表示画面27aから消えるところで、上部発光装置70AにおいてLED73B、LED77Bが点灯状態となる(d5)。これにより、表示画面27aに表示されていたキャラクタG2が、上部発光装置70Aに移行したような演出がなされる。つまり、上部発光装置70AにおいてLED73B、LED77Bが点灯状態となることで、上部発光装置70Aに設けられたキャラクタ絵柄Vが認識容易となり、これにより、表示画面27aに表示されていたキャラクタG2が、上部発光装置70Aに移行したような演出がなされる(d5)。ここで、キャラクタ絵柄Vは演出図柄F2(キャラクタ識別情報F2)のキャラクタG2に対応するものである。なお、実施例3では、キャラクタG2が上部発光装置70Aに移行する演出を行ったとき、左循環表示領域27Lにおいて、全ての演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9のうち、演出図柄F2のみが一部(キャラクタG2)非表示とされてもよいし、全ての演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9において一部(キャラクタG1〜9)非表示とされてもよい。
【0186】
次いで、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、右循環表示領域27Rから帽子を被った蝶のキャラクタG8が飛び立つ表示がなされる(d6)。この場合においても、演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9が高速で変動するため、遊技者は循環表示されている演出図柄F8の変化(一部が非表示とされたこと)を認識することは困難若しくは不可能である。そして、このように、キャラクタG8が飛び立つ表示がなされると、このキャラクタG8が表示画面27aから消えるところで、下部発光装置70BにおいてLED73b、LED77bが点灯状態となる(d7)。これにより、表示画面27aに表示されていたキャラクタG8が、下部発光装置70Bに移行したような演出がなされる。つまり、下部発光装置70BにおいてLED73b、LED77bが点灯状態となることで、下部発光装置70Bに設けられたキャラクタ絵柄Wが認識容易となり、これにより、表示画面27aに表示されていたキャラクタG8が、下部発光装置70Bに移行したような演出がなされる(d7)。ここで、キャラクタ絵柄Wは演出図柄(キャラクタ識別情報)F8のキャラクタG8に対応するものである。なお、実施例3では、キャラクタG8が下部発光装置70Bに移行する演出を行ったとき、右循環表示領域27Rにおいて、全ての演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9のうち、演出図柄F8のみが一部(キャラクタG8)非表示とされてもよいし、全ての演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9において一部(キャラクタG1〜9)非表示とされてもよい。
【0187】
そして、「左演出図柄」を確定停止させるタイミングが到来すると「左演出図柄」を停止表示領域LHに確定停止する。続いて、「右演出図柄」を確定停止させるタイミングが到来すると、「右演出図柄」を停止表示領域RHで確定停止させる。その後、「中演出図柄」を確定停止するタイミングが到来すると、「中演出図柄」を停止表示領域CHに確定停止させ、演出図柄の確定表示を終了し、「第1外れ保留」を消化して開始した図柄変動演出を完了する(d8)。このように、表示画面27aに演出図柄が確定表示されると、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rには、キャラクタ(G2、G8)を取り除いた状態の識別情報(演出図柄)が表示される。具体的には、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rには、算用数字のみで構成される識別情報(演出図柄)が表示され、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bにキャラクタ絵柄V、Wが表示されたままの状態とされる。このため、今回の確定表示が行われても未だ連続予告演出が継続中であることを理解することができる。特に、「右演出図柄」および「左演出図柄」が確定停止する前には、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rでは識別情報(演出図柄)が高速で変動しており、変動している識別情報(演出図柄)の内容(キャラクタG2、G8が一体で変動しているのか、或いは、算用数字のみで構成される識別情報が変動しているのか)を理解することが困難である。ところが、「右演出図柄」および「左演出図柄」が確定停止すると、キャラクタG2、G8を取り除いた状態の識別情報(演出図柄)が変動表示していたことを瞬時に理解できるため、今回の仮停止によって連続予告演出を終了していないことを理解することが容易である。なお、実施例3では、連続予告演出中の確定停止図柄を、算用数字「2」を示す演出図柄(キャラクタG2を非表示)と、算用数字「5」を示す演出図柄(キャラクタG5を表示)と、算用数字「8」を示す演出図柄(キャラクタG8を非表示)とを左から右に向かって並べて構成する。そして、連続予告演出中に複数回の確定停止を行う場合においても、確定停止図柄は毎回同じ図柄(算用数字「2」、「5」、「8」を左から右に向かって構成される図柄)とされる。但し、確定停止図柄は、これに限定されず、他の組み合わせ図柄であってもよい。例えば、算用数字「7」を示す演出図柄(キャラクタG7を非表示)と、算用数字「5」を示す演出図柄(キャラクタG5を表示)と、算用数字「7」を示す演出図柄(キャラクタG7を非表示)とを左から右に向かって並べて構成する確定停止図柄等のように、外れリーチの態様に構成される確定停止図柄であってもよく、この場合、連続予告演出中において、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)には、キャラクタG7に対応するキャラクタ絵柄を表示することが好ましい。また、本実施例では、連続予告演出中の確定停止時において「左演出図柄」、「中演出図柄」および「右演出図柄」のうちの2図柄において、その一部を非表示としたが、「左演出図柄」、「中演出図柄」および「右演出図柄」のうちの1図柄若しくは3図柄においてその一部を非表示としてもよい。
【0188】
この確定表示が所定時間(0.5秒)に亘って継続されたところで、「第2外れ保留」を消化して図柄変動演出を開始するタイミングが到来する。このため、演出表示装置27の表示画面27aに演出図柄表示領域27bを出現させ、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rにおいて演出図柄の循環表示を開始する。この場合も、当該図柄変動演出を開始する際には、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B、73bを一瞬点灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すことを1回若しくは2回行うが、その後、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bは駆動を停止した状態とされる。
【0189】
当該図柄変動演出を開始すると、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rの何れにおいても、演出図柄が変動する速度は高速とされ、遊技者は、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rにおいて「循環表示(スクロール変動表示)」されている演出図柄を認識することは困難若しくは不可能となる。そして、図柄変動演出を開始して所定時間を経過すると、演出表示装置27の表示画面27aに「稲光」が表示され、連続予告演出の実行化中であることが表示される(d9)。
【0190】
そして、「左演出図柄」を確定停止させるタイミングが到来すると「左演出図柄」を停止表示領域LHに確定停止する。続いて、「右演出図柄」を確定停止させるタイミングが到来すると、「右演出図柄」を停止表示領域RHで確定停止させる。その後、「中演出図柄」を確定停止するタイミングが到来すると、「中演出図柄」を停止表示領域CHに確定停止させ、演出図柄の確定表示を終了し、「第2外れ保留」を消化して開始した図柄変動演出を完了する(d10)。このように、表示画面27aに演出図柄が確定表示されると、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rには、キャラクタ(G2、G8)を取り除いた状態の識別情報(演出図柄)が表示される。また、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bに対応するキャラクタ絵柄V、Wが表示されたままの状態とされるため、今回の確定表示によって連続予告演出が継続中であることを理解することができる。
【0191】
この確定表示が所定時間(0.5秒)に亘って継続されたところで、「当り保留」を消化して図柄変動演出を開始するタイミングが到来する。このため、演出表示装置27の表示画面27aに演出図柄表示領域27bを出現させ、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rにおいて演出図柄の循環表示を開始する。この場合も、当該図柄変動演出を開始する際には、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLED73B、LED73bを一瞬点灯状態(0.2秒)とし、消灯状態に戻すことを1回若しくは2回行うが、その後、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bは駆動を停止した状態とされる。
【0192】
当該図柄変動演出を開始すると、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rの何れにおいても、演出図柄が変動する速度は高速とされ、遊技者は、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rにおいて「循環表示(スクロール変動表示)」されている演出図柄を認識することは困難若しくは不可能となる。そして、図柄変動演出を開始して所定時間を経過すると、演出表示装置27の表示画面27aに「稲光」が表示され、連続予告演出の実行化中であることが表示される(d11)。
【0193】
この後、所定時間を経過すると、上部発光装置70AにおいてLED73B、LED77Bを消灯状態とした後、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、左循環表示領域27Lに帽子を脱いだ蝶を示すキャラクタG2が戻って来る表示がなされる(d12)。また、下部発光装置70BにおいてLED73b、LED77bを消灯状態とした後、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、左循環表示領域27Lに帽子を被った蝶を示すキャラクタG8が戻って来る表示がなされる(d12)。
【0194】
これにより、上部発光装置70Aに移行していたキャラクタG2が表示画面27aに戻り、下部発光装置70Bに移行していたキャラクタG8が表示画面27aに戻る演出がなされる。これにより、遊技者は第1外れ保留、第2外れ保留および当該当り保留を消化して実行されている連続予告演出が、今回の図柄変動演出(当該当り保留を消化して実行されている図柄変動演出)の結果を示唆するためになされたものであることを理解できる。
【0195】
この後、当該当り保留を消化して開始された図柄変動演出が継続される(d13)。そして、「左演出図柄」を停止させるタイミングが到来すると「左演出図柄」を停止表示領域LHに確定停止する。続いて、「右演出図柄」を停止させるタイミングが到来すると、「右演出図柄」を停止表示領域RHで確定停止させる。このとき、停止表示領域LH、RHには、キャラクタG1〜G9に算用数字を重ね合わせた演出図柄F1〜F9を表示することが可能となる。例えば、停止表示領域LHに、帽子を脱いだ蝶のキャラクタG2に算用数字を重ね合わせた演出図柄F2(キャラクタ識別情報F2)を表示し、停止表示領域RHに、帽子を被った蝶のキャラクタG8に算用数字を重ね合わせた演出図柄F8(キャラクタ識別情報F8)を表示することができる(d14)。また、「左演出図柄」および「右演出図柄」でリーチ表示を行う場合には、停止表示領域LH、RHに帽子を脱いだ蝶のキャラクタG2に算用数字を重ね合わせた演出図柄F2(キャラクタ識別情報F2)を表示したり、帽子を被った蝶のキャラクタG8に算用数字を重ね合わせた演出図柄F8(キャラクタ識別情報F8)を表示することもできる。或いは、両停止表示領域LH、RHに、キャラクタを表示した状態の他の演出図柄F1、F3〜F7、F9を表示することで、リーチ表示を行うこともできる。そして、「左演出図柄」および「右演出図柄」を停止させ、更に「中演出図柄」を停止するタイミングが到来すると、「中演出図柄」を停止表示領域CHに確定停止させ、演出図柄の確定表示を完成する(d15)。
【0196】
なお、実施例3では、連続予告演出中の確定停止を行う度に、停止表示領域LHに、算用数字「2」を示す演出図柄(キャラクタG2を非表示)の確定停止し、停止表示領域RHに、算用数字「8」を示す演出図柄(キャラクタG8を非表示)を確定停止したが、連続予告演出中の確定停止図柄の態様は種々選択可能である。つまり、停止表示領域LH、RHに、その他の演出図柄(キャラクタが非表示とされたもの)を確定停止し、停止表示領域CHに、何れの演出図柄(キャラクタの表示・非表示を問わない)を確定停止することで当該確定停止図柄を構成してもよい。また、当該確定停止の際には、全ての停止表示領域LH、CH、RHに「キャラクタが非表示とされた演出図柄」を確定停止してもよいし、全ての停止表示領域LH、CH、RHのうちの1の停止表示領域のみに「キャラクタが非表示とされた演出図柄」を確定停止し、残りの停止表示領域に「キャラクタが表示された演出図柄」を確定停止してもよい。
【0197】
次に、実施例3の保留発生時処理(S1000)について説明する。実施例3の保留発生時処理(S1000)においては、図48に示すように、サブ制御基板220のCPU220aが始動入賞時コマンドを受信すると(S1005;YES)、この始動入賞時コマンドによって特定される事前判定(第1事前判定若しくは第2事前判定)の結果を示す情報と、保留数に関する情報等を記憶する(S1010)。そして、保留図柄を表示する処理を行った後(S1013)、S1015行以降の処理に移行する。ここで、S1010の処理において、第1始動入賞に基づく始動入賞時コマンドを受信すると(S1005;YES)、「第1事前判定の結果に関する情報」を第1事前判定結果情報メモリ221bにシフトメモリ形式で記憶し、第1保留数情報メモリ223bに記憶されている第1保留数の値を「+1」する。また、第2始動入賞に基づく始動入賞時コマンドを受信すると(S1005;YES)、「第2事前判定の結果に関する情報」を第2事前判定結果情報メモリ222bに記憶し、第2保留数情報メモリ224bに記憶されている第2保留数の値を「+1」する。
【0198】
S1015の処理ではS1010の処理で、現在、図柄変動演出(特別図柄の変動表示)の対象となっている保留数(第1保留数若しくは第2保留数)が複数(2以上)になったか否かを判断する(S1015)。これは連続予告演出を行うためには、当該保留発生時処理(S1000)において取得された取得情報(保留状態)に先行する取得情報(保留状態)が取得情報記憶手段(第1判定用乱数値メモリ202a、第2判定用乱数値メモリ202b)に記憶されており、前提となる図柄変動演出が終了した後に、複数回の図柄変動演出を実行可能であることが必要となるからである。なお、以下の説明において、現在(その時点で)変動表示が実行される状態にある特別図柄(第1特別図柄若しくは第2特別図柄)に関する保留数(第2保留数が「ゼロ」で第1保留数が「正数」の場合は第1保留数、第2保留数が「正数」である場合は第2保留数)を、「現在対象となっている保留数」と称することとする。
【0199】
S1015の処理で否定的に判断される場合には(S1015;NO)、そのまま保留発生時処理(S1000)を終了する。一方、S1015の処理で肯定的に判断される場合には(S1015;YES)、連続予告開始フラグおよび連続予告継続フラグが解除(OFFに設定)されているか否かを判断し(S1017)、連続予告開始フラグおよび連続予告継続フラグのうちの一方がセット(ONに設定)されている場合には(S1017;NO)、そのまま保留発生時処理(S1000)を終了する。これは、既に連続予告演出を開始したり、連続予告演出を継続中の場合には、連続予告演出を重ねて実行しないための処理である。なお、連続予告開始フラグは連続予告演出が開始されることを示すフラグであり、連続予告継続フラグは連続予告演出を構成する初回以降の図柄変動演出を実行することを示すフラグであるため、連続予告開始フラグが解除(OFFに設定)されると、連続予告継続フラグがセット(ONに設定)される(図50のS1215の処理を参照)。
【0200】
連続予告開始フラグおよび連続予告継続フラグが解除(OFFに設定)されている場合には(S1017;YES)、今回受信した始動入賞時コマンドによって特定される事前判定(第1事前判定若しくは第2事前判定)の結果を示す情報に基づいて、今回発生した保留が当り保留であるか否かを判断する(S1022)。そして、当り保留であれば(S1022;YES)、当り用抽選(乱数抽選)を、現在対象となっている保留数を考慮しつつ行う(S1025)。この場合、図49(a)に示すように、保留数が多くなるほど、当選確率が高くなる。ここで、図49(a)に示す「前保留数」とは当該「当り保留」に先行する保留数であり、連続回数とは当り用抽選(乱数抽選)に当選した場合において連続予告演出として実行される図柄変動演出の回数を示している。
【0201】
S1030の当り用抽選(乱数抽選)に落選すると(S1030;NO)、そのまま保留発生時処理(S1000)を終了する。これに対して、S1030の当り用抽選(乱数抽選)に当選すると(S1030;YES)、現在対象となっている保留数を考慮しつつ当り用の連続演出を設定する処理を行う(S1040)。この場合、保留数が多くなるほど、連続予告演出として実行する図柄変動演出の回数が多くなる。そして、連続予告開始フラグをセット(ONに設定)する処理と、対象となる保留数(前保留の数に、今回発生した保留の数1を加算したもの)を予告カウンタにセットした後(S1048)、保留発生時処理(S1000)を終了する。
【0202】
S1022の処理で今回発生した保留が外れ保留であると判断すると(S1022;NO)、外れ用抽選(乱数抽選)を、現在対象となっている保留数を考慮しつつ行う(S1060)。この場合も、図49(b)に示すように、保留数が多くなるほど、当選確率が高くなる。ここで、S1060の外れ用抽選は、外れ保留が発生した場合における保留予告演出を行うか否かの抽選である。ここで、図49(b)に示す「前保留数」とは「今回発生した外れ保留」に先行する保留数であり、連続回数とは外れ用抽選(乱数抽選)に当選した場合において連続予告演出として実行される図柄変動演出の回数を示している。そして、外れ用抽選(乱数抽選)に落選すると(S1065;NO)、そのまま保留発生時処理(S1000)を終了する。これに対して、外れ用抽選(乱数抽選)に当選すると(S1065;YES)、現在対象となっている保留数を考慮しつつ外れ用の連続予告演出を設定する処理を行う(S1070)。そして、連続予告開始フラグをセット(ONに設定)する処理と、対象となる保留数(前保留の数に今回発生した外れ保留の数1を加算したもの)を予告カウンタにセットした後(S1048)、保留発生時処理(S1000)を終了する。
【0203】
次に実施例3の図柄変動演出処理(S1100)について説明する。実施例3の図柄変動演出処理(S1100)おいても、図35に示すように、サブ制御基板220のCPU220aが、図柄変動開始時のコマンドを受信すると(S1105;YES)、受信した「特別図柄停止情報指定コマンド」に基づき、当否判定の結果を判断する。そして、当否判定の結果が大当りである場合には(S1110;YES)、受信した変動パターン指定コマンドに基づき、大当り用の演出パターンを設定する処理を行い(S1200)、当否判定の結果が外れである場合には(S1110;NO)、受信した変動パターン指定コマンドに基づき、外れ用の演出パターンを設定する処理を行う(S1200B)。但し、実施例3においてはS1200およびS1200Bの処理を図50に基づいて実行する。但し、大当り用の演出パターンを設定する処理(S1200)と、外れ用の演出パターンを設定する処理(S1200B)は同一内容であるため、同一のステップ数を付して説明する。
【0204】
大当り用の演出パターンを設定する処理(S1200)若しくは外れ用の演出パターンを設定する処理(S1200B)が起動すると、連続予告開始フラグがセット(ONに設定)されているか否か判断する(S1205)。そして、連続予告開始フラグが解除(OFFに設定)されている場合には(S1205;NO)、連続予告継続フラグがセット(ONに設定)されているか否かを判断し(S1220)、連続予告継続フラグが解除(OFFに設定)されている場合には(S1220;NO)、実施例1と同様に、受信した変動パターン指定コマンドに基づいて設定される演出パターンテーブルを用いて図柄変動演出の演出パターンを決定する(S1205)。つまり、前述の図30図32に示すように、各演出パターンテーブルに決定用乱数値に対応づけた状態で複数の演出パターンが記憶されており、受信した変動パターン指定コマンドに基づいて設定される演出パターンテーブルを用いた乱数抽選によって演出パターンを決定する。
【0205】
これに対して、連続予告開始フラグがセット(ONに設定)されている場合には(S1205;YES)、受信した変動パターン指定コマンドに基づいて特定される変動時間を考慮しつつ、移行演出付き連続予告用演出パターンを設定する(S1210)。ここで、移行演出付き連続予告用演出パターンとは、連続予告演出として複数回連続して実行される図柄変動演出のうち、最初の図柄変動演出の演出パターンである。この移行演出付き連続予告用演出パターンによると、演出表示装置27の表示画面27aに「稲光」を表示することと、左循環表示領域27Lから帽子を脱いだ蝶を示すキャラクタG2が飛び立つ表示を行うことと、上部発光装置70AにおいてLED73B、LED77Bを点灯状態とすることと、右循環表示領域27Rから帽子を被った蝶を示すキャラクタG8が飛び立つ表示を行うことと、下部発光装置70BにおいてLED73b、LED77bを点灯状態とすることが実行される。
【0206】
このS1210の処理を行うと、連続予告開始フラグを解除(OFFに設定)する処理と、連続予告継続フラグがセット(ONに設定)する処理を行った後(S1215)、予告カウンタを「−1」する処理を行う(S1240)。次いで、予告カウンタがゼロになったか否かを判断するが(S1245)、連続予告開始フラグがセット(ONに設定)された状態でS1210以降の処理に移行した場合には、予告カウンタの値は「2以上」である。このため、S1245の否定的な判断を経て、演出パターンを設定する処理(S1200若しくはS1200B)を終了する。
【0207】
連続予告開始フラグが解除(OFFに設定)されているが、連続予告継続フラグがセット(ONに設定)されている場合には(S1205;NO、S1220;YES)、予告カウンタの数が「1」であるか否かを判断する(S1225)。ここで、予告カウンタの数が「1」でない場合(2以上である場合)には(S1225;NO)、連続予告演出を構成する最終の図柄変動演出の開始時ではないことになる。このため、予告カウンタの値に基づいて連続予告用の図柄変動演出の演出パターンを決定する(S1235)。この連続予告用演出パターンによると、演出表示装置27の表示画面27aに「稲光」を表示することと、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BにおいてLED73B、73b、77B、77bを終始点灯状態とすることと、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rにキャラクタ(G2、G8)を取り除いた状態の識別情報を表示することが行われる。
【0208】
このS1235の処理を行うと、予告カウンタを「−1」する処理を行う(S1240)。次いで、予告カウンタがゼロになったか否かを判断するが(S1245)、連続予告継続フラグがセット(ONに設定)された状態でS1235の処理に移行した場合には、予告カウンタの値は「1」若しくは「2以上」である。このため、S1245の否定的な判断を経て、演出パターンを設定する処理(S1200若しくはS1200B)を終了する。
【0209】
連続予告開始フラグが解除(OFFに設定)され、連続予告継続フラグがセット(ONに設定)されている場合であって(S1205;NO、S1220;YES)、予告カウンタの数が「1」である場合には(S1225;YES)、連続予告演出を構成する最終の図柄変動演出の開始時ということになる。このため、返還演出付き連続予告用の図柄変動演出の演出パターンを決定する(S1230)。この連続予告用演出パターンによると、演出表示装置27の表示画面27aに「稲光」を表示することと、上部発光装置70AにおいてLED73B、LED77Bを消灯状態とし、左循環表示領域27Lに帽子を脱いだ蝶を示すキャラクタG2が戻って来る表示を行うことと、下部発光装置70BにおいてLED73b、LED77bを消灯状態とし、左循環表示領域27Lに帽子を被った蝶を示すキャラクタG8が戻って来る表示を行うことと、左循環表示領域27Lに帽子を脱いだキャラクタ図柄G2に算用数字を重ね合わせた演出図柄F2を表示することと、右循環表示領域27Rに帽子を被った蝶のキャラクタG8に算用数字を重ね合わせた演出図柄F8を表示することが行われる。
【0210】
このS1230の処理を行うと、予告カウンタを「−1」する処理を行い(S1240)、更に予告カウンタがゼロになったか否かを判断するが(S1245)、この場合、予告カウンタがゼロになる(S1245;YES)。このため、連続予告継続フラグを解除(OFFに設定)する処理を行った後(S1250)、演出パターンを設定する処理(S1200若しくはS1200B)を終了する。
【0211】
実施例3によると、実施例1の効果に加えて以下の効果を得ることができる。つまり、実施例3の遊技機によると、複数回の変動表示が行われるときに、発光装置(特定表示手段)70A、70Bの表示態様によって現在、先読み演出の実行中であるか否かを理解できる。また、現在の進行中の変動表示において予告演出が出現しているが、この予告演出が当該変動表示(現在実行中)に関するものであるのか、当該変動表示に後続する変動表示に関するものであるのかを、発光装置(特定表示手段)70A、70Bの表示態様に基づいて理解することができる。更に、複数の変動表示を用いて先読み演出を実行しているとき、発光装置(特定表示手段)70A、70Bの表示態様が、先読み演出開始前の態様に戻ることに基づいて、先読み演出が以後の変動表示に継続しないことを理解することができる。つまり、先読み演出が予告するのは、発光装置(特定表示手段)70A、70Bの表示態様が変化したときに実行されている変動表示の結果である。このように、本遊技機によると、遊技者が連続演出の区切りを明確に理解することができるため、遊技者がどの変動表示の結果に対して期待すればよいのかを把握することができる。これにより、遊技興趣を高めることが容易である。
【0212】
また、実施例3の遊技機では、発光装置(特定表示手段)70A、70Bがキャラクタ絵柄V、Wを見難く(若しくは見えなく)する態様(第1表示態様)と、キャラクタ絵柄V、Wを見易くする態様(第2表示態様)とに変化可能である。そして、識別情報の変動表示開始後に、キャラクタ絵柄V、Wを見易くする態様(第2表示態様)に変化することで連続予告演出を継続することを示し、キャラクタ絵柄V、Wを見難く(若しくは見えなく)する態様(第1表示態様)に戻すことで、連続予告演出が終了することを示す。このように、連続予告演出を継続するのか、若しくは、終了するのかを更に明確に理解できる。
【0213】
また、本遊技機では、演出表示装置27の表示画面27aに表示されていたキャラクタ(G2、G8)が非表示となり、このキャラクタ(G2、G8)に対応するキャラクタ絵柄V、Wが発光装置(特定表示手段)70A、70Bで表示された後、発光装置(特定表示手段)70A、70Bに表示されていたキャラクタ絵柄V、Wが非表示となり、表示画面27aに表示されることで、1連の連続予告演出が終了することが報知される。つまり、演出表示装置27の表示画面27aに表示されていたキャラクタ(G2、G8)が表示画面27aから消えて、このキャラクタ(G2、G8)に対応するキャラクタ絵柄V、Wが発光装置(特定表示手段)70A、70Bに点灯表されると、当該点灯表示が終了することにより1連の連続演出が終了することが報知されるため、連続予告演出を継続するのか否かを更に明確に理解できる。
【0214】
なお、実施例3を実施例1の変形例として説明したが、実施例3を実施例2の変形例としてもよい。つまり、ステップアップ演出と疑似連続予告演出の他に、連続予告演出を実行可能としてもよい。この場合、図49(c)に示す変形例1に示すように、疑似連続予告演出を行う場合と、連続予告演出を行う場合とで、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)の駆動態様が異なり、疑似連続予告演出を実行中であるか、連続予告演出が実行中であるかが区別容易とされることが望ましい。
【0215】
例えば、疑似連続予告演出を実行する場合には、左循環表示領域27Lから帽子を脱いだ蝶のキャラクタG2が飛び立つ表示を行うことと、上部発光装置70AにおいてLED73B、LED77Bを点灯状態とすることを行い、連続予告演出を実行する場合には、右循環表示領域27Rから帽子を被った蝶のキャラクタG8)が飛び立つ表示を行うことと、下部発光装置70BにおいてLED73b、LED77bを点灯状態とすることを行ってもよい。この場合、連続演出として、先読み演出ばかりか、複数回変動演出をも実行可能な遊技機において、遊技者が複数回変動演出(一の変動表示)の区切りを明確に理解することができるため、遊技興趣を高めることが更に容易である。尚、「一の変動表示」とは、1回の変動表示の開始から終了までを指し、特別図柄の1回の変動表示をいう。
【0216】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限り、特許請求の範囲において本発明を特定するための記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
【0217】
すなわち、実施例2および3においては、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)が、第1表示態様から第2表示態様に変化することで、連続演出(疑似連続演出、連続予告演出)が開始され、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)が、第2表示態様から第1表示態様に変化することで、連続演出(疑似連続予告演出、連続予告演出)が終了することを示す態様を例示した。但し、図51に示す変形例2のように、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)が、第1表示態様から第2表示態様(e1)に変化することで、連続演出(疑似連続予告演出、連続予告演出)が開始され、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)が、第2表示態様(e1)から第3表示態様(e2)に変化することで、連続演出(疑似連続予告演出、連続予告演出)が終了することを示す態様を例示することもできる。
【0218】
この変形例2では、連続演出(疑似連続演出、連続予告演出)が終了することを示すときに、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BにおいてLED73B、LED73bを点灯状態に維持し、LED77B、77bを消灯状態とする(e2)。つまり、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bに設けられた絵柄の形状のみが視認可能な状態、つまり第3表示態様となり、連続演出(疑似連続予告演出、連続予告演出)が終了することが示される(e2)。この後、図柄変動演出を終了するタイミングで、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BにおいてLED73B、LED73bを消灯状態とされ、第1態様に戻される(e3)。
【0219】
各実施例では特定表示手段(発光装置)として上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bを備える態様を例示したが、発光装置の数は1個であってもよいし、3個以上であってもよい。また、特定表示手段として、発光装置以外の特定表示手段を備えてもよい。
【0220】
例えば、図52(a)に示す変形例3のように、特定表示手段として、演出表示手段27(主表示手段)以外の第2演出表示装置28(副表示手段)を備えてもよい。この変形例3では、連続演出(疑似連続予告演出、連続予告演出)を開始する際に、演出表示手段27の表示画面27aからキャラクタJ1が飛び出す(飛び立つ表示)を行った後、第2演出表示装置28の表示画面28aにキャラクタ絵柄J2を表示する。また、図示を省略するが、連続演出(疑似連続予告演出、連続予告演出)を終了することを、第2演出表示装置28の表示画面28aにキャラクタ絵柄J2を消去し、更に演出表示手段27の表示画面27aにキャラクタJ1を表示することによって報知する。この場合、第2演出表示装置28の表示態様によって、連続演出(複数回変動演出、先読み演出)の実行中であることを報知するため、演出表示装置27(主表示手段)上では、連続演出(複数回変動演出、先読み演出)を実行し、変動演出の回数で遊技者の期待感を高める等、変動演出を多様化すると共に、連続演出(複数回変動演出、先読み演出)の継続又は終了を第2演出表示装置28の表示態様によって理解することができる。
【0221】
また、図52(b)に示す変形例4のように、特定表示手段として、可動物80を備えてもよい。ここで、可動物80は、遊技盤本体10Aの後方に配置され、可動物80の周囲に配置されたLED81を発光すると、遊技盤本体10Aの前方から可動物80が視認容易となる。また、可動物80は所定の駆動機構と、アクチュエータ(モータ、ソレノイド等)を用いて動作するが、この可動物80の代わりに動作しないフィギアを備える変形例を備えてもよい。
【0222】
この変形例4では、連続演出(疑似連続予告演出、連続予告演出)を開始する際に、演出表示手段27の表示画面27aからキャラクタG2が飛び出す表示(飛び立つ表示)を行ったところで、LED81を消灯状態から発光状態にする。この場合、表示画面27aに表示されているキャラクタG2と、可動物80の形状を揃えている(似せている)ため、遊技者には、キャラクタG2が遊技盤本体10Aの後方に移動したような印象を与えることができる。また、図示を省略するが、連続演出(疑似連続予告演出、連続予告演出)を終了することを、LED81を発光状態から消灯状態としたところで、演出表示手段27の表示画面27aにキャラクタ(G2)を表示することによって報知する。この変形例3および変形例4によっても、実施例2や実施例3と同様な効果を得ることができる。
【0223】
実施例1では、所定の遊技利益を付与するか否か(大当り遊技を実行するか否か)の判定(当否判定)を行う判定手段(当否判定手段)を備え、
識別状態の変動表示の結果によって判定(当否判定)の結果が報知され、
識別状態の変動表示の結果が表示される前に、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)によって判定の結果(当否判定)を示唆する演出を実行可能な遊技機1を例示した。
また、実施例1の遊技機1では、駆動パターンとして、
前記変動表示の結果によって遊技利益を付与する旨(大当り遊技を実行する旨)が報知される場合に選択されるものであって、遊技利益を付与する可能性として、所定の可能性を示す第1駆動パターンと、
前記変動表示の結果によって遊技利益を付与する旨(大当り遊技を実行する旨)が報知される場合に選択されるものであって、遊技利益を付与する可能性として、第1駆動パターンよりも高い可能性を示す第2駆動パターン(実施例1では、信頼度が異なる複数の第2駆動パターンを例示)とを備える。
そして、発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)の状態を変化する回数が多くなるほど、遊技利益を付与する可能性が高い駆動パターンとされ、状態を変化する回数が少なくなるほど、遊技利益を付与する可能性が低い駆動パターンとする態様を例示した{図24(b)を参照)。
【0224】
但し、本発明においては、駆動パターンを発光装置(上部発光装置70A、下部発光装置70B)が行う状態変化の回数とは無関係に信頼度を設定してもよい。例えば、「上部発光装置70AのLED73B、77Bおよび下部発光装置70BのLED73b、77bの全てを消灯状態に維持する第1駆動パターン」と、「上部発光装置70AのLED73B、77Bおよび下部発光装置70BのLED77bを消灯状態に維持し、下部発光装置70BのLED73bを点灯状態とする第2駆動パターン」と、「上部発光装置70Aおよび下部発光装置のLED77B、77bを消灯状態に維持し、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70BのLEDの73B、73b同時に点灯状態とする第3駆動パターン」と、「上部発光装置70AのLED77Bを消灯状態に維持し、上部発光装置70Aおよび下部発光装置のLED73B、73b、77bを同時に点灯状態とする第4駆動パターン」と、「上部発光装置70AのLED73B、77Bおよび下部発光装置70BのLED73b、77bの全てを同時に点灯状態にする第5駆動パターン」とを備える場合、第1駆動パターンを最も信頼度が低い駆動パターンとし、第2駆動パターン、第3駆動パターン、第4駆動パターンの順に信頼度が高くし、第5駆動パターンを最も信頼度が高い駆動パターンとしてもよい。このように、信頼度を示す駆動パターンは、状態をステップアップさせるものに限定されない。
【0225】
また、各実施例では、上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bの何れにおいても、第1発光手段を構成するLED73B、73bの個数を複数個とし、第2発光手段を構成するLED77B、77bの個数を複数個とする態様を例示したが、少なくとも一方の発光装置70A、70BでLED73B、73b、77B、77bを構成する発光源(LED、電球)の個数を単数としたり、第1発光手段および第2発光手段のうちの少なくとも一方で発光源(LED、電球)の個数を単数とすることもできる。また、各実施例では、複数個の第1発光手段(LED73B、73b)や複数個の第2発光手段(LED77B、77b)を同時に消灯状態としたり、点灯状態とする態様を例示したが、駆動パターン毎に消灯状態から点灯状態になる発光手段(LED73B、73b、77B、77b)の個数が異なったり、駆動パターン毎に消灯状態から点灯状態になる発光手段(LED73B、73b、77B、77b)が異なっても(例えば、上方のLEDのみを発光させる、下方のLEDのみを発光させる、複数のLEDを一個おきの間隔で発光される、複数のLEDを二個おきの間隔で発光される、等)よい。この場合、例えば、消灯状態から点灯状態になる発光手段(LED73B、73b、77B、77b)の個数が少ない(ゼロも含む)ほど、信頼度が低い駆動パターンとし、個数が多い)ほど、信頼度が高い駆動パターンとすることができる。
【0226】
更に、実施例2および3では、連続演出(複数回変動演出、先読み演出)を行う場合に、演出表示装置27(識別情報表示手段)に表示する演出図柄(キャラクタ識別情報)を構成するキャラクタ(G2、G8)と、特定表示手段(上部発光装置70Aおよび下部発光装置70B)に表示されるキャラクタ絵柄V、Wとが、同一の表示態様のキャラクタ(例えば、キャラクタ絵柄Vが帽子を脱いだ蝶とされ、キャラクタ絵柄Wが帽子を被った蝶とされるように、キャラクタ絵柄V、WによってキャラクタG2、G8が直接的に示される態様)を示す場合を例示したが、両者が異なる表示態様のキャラクタ(キャラクタ絵柄V、WによってキャラクタG、Hが間接的若しくは観念的に示される態様)を示してもよい。例えば、「演出図柄を構成するキャラクタ」によって「キャラクタ絵柄が示すキャラクタ」を観念したり、想起する場合等であってもよい。
【0227】
具体的に説明すると、図53(a)に示す変形例5のように、演出図柄を構成するキャラクタに「熊のキャラクタC1、C2」を含む場合に、特定表示手段(上部発光装置70Aおよび下部発光装置70B)に表示されるキャラクタ絵柄を、熊の好物を示す絵柄(「蜂蜜の絵柄CV」、「鮭の絵柄CW」)とする場合(熊から想起される物とする場合)を例示できる。また、演出図柄を構成するキャラクタが特定の人物(例えば、居合いの達人)を想起するキャラクタである場合に、特定表示手段(上部発光装置70Aおよび下部発光装置70B)に表示されるキャラクタ絵柄を、当該特定の人物から想起する物(当該特定の人物が所持することが相応しい物)を示す絵柄(例えば、刀を示す絵柄)とする場合を例示できる。更に、演出図柄を構成するキャラクタが「金太郎のキャラクタ」である場合に、キャラクタ絵柄を「まさかりの絵柄」とする態様、演出図柄を構成するキャラクタが「猫のキャラクタ」である場合に、キャラクタ絵柄を「小判の絵柄」とする態様等、演出図柄を構成するキャラクタに基づいて観念的に想起できる関係のキャラクタ絵柄を種々選択できる。
【0228】
また、各実施例では、キャラクタ絵柄V、Wを固定部材上に設ける(上部発光装置70Aおよび下部発光装置70Bに固定的に設ける)態様を例示したが、可変式の表示部(液晶表示装置の表示画面、プラズマディスプレイの表示画面、7セグメントLED表示体、ドットLED表示体)に設けるものであってもよい。このように、キャラクタ絵柄を可変式の表示部に設けることとすると、当該表示部に多彩なキャラクタ絵柄を表示することができるため、演出効果を更に高めることができる。また、実施例2では、疑似連続予告演出(複数回変動演出)中の仮停止図柄(疑似連図柄)を同一図柄とし、実施例3では、連続予告演出中の確定停止図柄を同一図柄としたが、キャラクタ絵柄を可変式の表示部に設ける態様によれば、疑似連続予告演出(複数回変動演出)や連続予告演出を開始する度に、仮停止図柄(疑似連図柄)や確定停止図柄を選択することができる。例えば、当該仮停止図柄(疑似連図柄)や当該確定停止図柄として、算用数字の「1」、「3」、「6」を左から右に向かって並べて構成される図柄を選択した場合には、一方の可変式の表示部に『頭部を正面から見て左方向に向けたハチのキャラクタ絵柄』を表示し、他方の可変式の表示部に『桜の花のキャラクタのキャラクタ絵柄』を表示するればよい。また、当該仮停止図柄(疑似連図柄)や当該確定停止図柄として、算用数字の「3」、「5」、「9」を左から右に向かって並べて構成される図柄を選択した場合には、一方の可変式の表示部に『羽根を閉じたてんとう虫のキャラクタ絵柄』を表示し、他方の可変式の表示部に『頭部を正面から見て右方向に向けたハチのキャラクタ絵柄』を表示すればよい。そして、このように、キャラクタ絵柄を可変式の表示部に設ける態様によれば、疑似連続予告演出(複数回変動演出)や連続予告演出を開始する度に乱数抽選等を行って、仮停止図柄(疑似連図柄)や確定停止図柄を選択することとしても、可変式の表示部に対応するキャラクタ絵柄を的確に表示することもできる。
【0229】
更に、各実施例では、キャラクタG1〜G9に算用数字を重ね合わせた演出図柄F1〜F9(キャラクタ識別情報F1〜F9)を例示したが、図54に示す変形例6のように、キャラクタZ1〜Z9(複数のキャラクタZ1〜Z9)のみで構成された演出図柄(数字やアルファベット等の文字を備えないキャラクタ識別情報)であってもよい。この場合、左循環表示領域27L、中循環表示領域27Cおよび右循環表示領域27Rの何れにおいても、キャラクタZ1〜Z9が「循環表示(スクロール変動表示)」され、停止表示領域LH、CH、RHに同一のキャラクタ(例えば、Z1)が確定停止すると、大当り図柄が表示されたこととしてもよい。
【0230】
更に、実施例2および3では、連続演出(複数回変動演出、先読み演出)を行う場合に、演出表示装置27(識別情報表示手段)に表示する演出図柄(キャラクタ識別情報)を構成するキャラクタ(G2、G8)を、演出表示装置27(識別情報表示手段)で非表示とする。そして、当該キャラクタ(G2、G8)に対応するキャラクタ絵柄V、Wを特定表示手段(上部発光装置70Aおよび下部発光装置70B)で表示し、その後、当該特定表示手段のキャラクタ絵柄V、Wを非表示として、演出表示装置27(識別情報表示手段)に表示(キャラクタG1〜G9を含む、完全なキャラクタ識別情報として表示)して、当該連続演出(複数回変動演出、先読み演出)を終了することを示すこととした。
【0231】
但し、当該連続演出(複数回変動演出、先読み演出)を行う場合に、演出表示装置27(識別情報表示手段)に表示する演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9の全体(数字を含む全体)を非表示とし、演出図柄(キャラクタ識別情報)F1〜F9のキャラクタG1〜G9に対応するキャラクタ絵柄V、Wを特定表示手段(上部発光装置70Aおよび下部発光装置70B)で表示してもよい。この場合、図55(a)に示す変形例7のように、仮停止時や先読み演出継続中の確定表示時において、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rに、非表示となる演出図柄(キャラクタ識別情報)の外形を破線Q1、Q2で示してもよいし、図55(b)に示す変形例8のように、左循環表示領域27Lおよび右循環表示領域27Rに、当該演出図柄(キャラクタ識別情報)と異なる図柄であって、連続演出(複数回変動演出、先読み演出)の継続を示す図柄(例えば、星型の特殊図柄)R1、R2を表示してもよい。
【0232】
更に、実施例2および3では、連続演出(複数回変動演出、先読み演出)を行う場合に、演出表示装置27(識別情報表示手段)に表示する演出図柄(キャラクタ識別情報)を構成するキャラクタ(G2、G8)の全体を、演出表示装置27(識別情報表示手段)で非表示としたが、当該連続演出を行う場合に、演出表示装置27に表示する演出図柄を構成するキャラクタ(G2、G8)の一部のみを非表示としてもよい。例えば、帽子を被った蝶のうちの帽子のみを非表示としてもよい。
【0233】
更に、上述した各実施例および変形例では、遊技ホールの島設備から供給される遊技球を「貸球」や「賞球」として利用し、遊技盤に設けられた各種入賞口(第1始動口、第2始動口、大入賞口等)への遊技球の入球に応じて所定数の賞球を払い出すことによって、遊技の結果としての利益(遊技価値)を遊技者に付与する遊技機1に本発明を適用した例を説明したが、「賞球の払い出し」とは異なる形態で遊技上の利益(遊技価値)を付与するタイプの遊技機にも、本発明を適用することができる。そのようなタイプの遊技機として、各種入賞口への遊技球の入球が発生することで、その入球に対応する利益の量(遊技価値の大きさ)を示すデータを主制御部あるいは払出制御部のRAMに記憶することによって、遊技上の利益(遊技価値)を遊技者に付与する遊技機を例示でき、この場合にも、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0234】
なお、遊技上の利益(遊技価値)をデータ化して遊技者に付与するタイプの遊技機としては、遊技機に内蔵された複数個の遊技球を循環させて使用する遊技機、具体的には、各種入賞口あるいはアウト口を経て遊技盤の裏面に排出された遊技球を、再度、発射位置に戻して発射するように構成された遊技機(いわゆる封入式遊技機)を例示できる。この種の遊技機(いわゆる封入式遊技機)においては、例えば、入賞口に遊技球が入球する毎に、例えば、入球した入賞口毎に定められた賞球量を示すデータを記憶することによって、遊技の結果としての遊技価値を遊技者に付与することができる。
【産業上の利用可能性】
【0235】
本発明は、遊技機を製造、販売等する分野において利用できる。
【符号の説明】
【0236】
1;遊技機(弾球遊技機)、
17a;第1始動口、
17b;第2始動口、
27;演出表示装置(識別情報表示手段)、
31a;大入賞口、
73B、73b;LED(第1発光手段)、
77B、77b;LED(第2発光手段)、
200;主制御部(判定手段、当否判定手段、特定遊技実行手段、事前判定手段、入球情報記憶手段)、
220;サブ制御部(先読み演出実行手段)
220b;ROM(駆動パターン記憶手段)。
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