特許第6083842号(P6083842)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6083842-甘み菓子を内蔵した箸置き 図000002
  • 特許6083842-甘み菓子を内蔵した箸置き 図000003
  • 特許6083842-甘み菓子を内蔵した箸置き 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6083842
(24)【登録日】2017年2月3日
(45)【発行日】2017年2月22日
(54)【発明の名称】甘み菓子を内蔵した箸置き
(51)【国際特許分類】
   A47G 21/00 20060101AFI20170213BHJP
   A23G 3/34 20060101ALI20170213BHJP
   A23G 3/48 20060101ALI20170213BHJP
【FI】
   A47G21/00 P
   A23G3/00 107
【請求項の数】1
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2016-138947(P2016-138947)
(22)【出願日】2016年6月27日
【審査請求日】2016年7月28日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】593212183
【氏名又は名称】宇佐美 忠男
(72)【発明者】
【氏名】宇佐美 忠男
【審査官】 川合 理恵
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭63−166081(JP,U)
【文献】 特表2002−527297(JP,A)
【文献】 米国特許第04893768(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 21/00
A23G 3/00−3/56
B65D 85/72
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
日経テレコン
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中間に箸を置くための窪み(5)を持たせ、内部周辺に抜き勾配をつけて底部を開放した略長方形の容器本体(1)に羊羹(2)を充填し、抓み部(4)を持つシール(3)を本体の底部に接着密閉した、甘み菓子を内蔵した箸置き。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
箸置きであって、箸枕とも云う。
【背景技術】
【0002】
箸使いを休める時に、テーブルに直かに箸を置かずに、箸先をテーブルから浮かせて衛生的にする箸置きであって、箸袋を折って箸置きにしたり陶器製の物で作ったり色々各自で工夫しながら食事をたのしんでいたのである。
【先行技術文献】
【0003】
実用新案登録第3071383等がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
主にお膳料理に使う箸置きであるが、栄養価は勿論、美観とか体裁も大事であるお膳に於いて、単に箸置きはどちらかと言うと装飾的なものになってしまう。そのため美観を求めて陶器であるとか、紙製であるとか衛生に留意した物で作られていた。
【発明が解決するための手段】
【0005】
本発明は、狭いお膳の空間において必需品である箸置きに甘み菓子機能を持たせたものである。それは美味しい物をたくさんたべた後に、もう一口、たったひとくち甘いものが欲しいという欲求が生まれるからである。
【0006】
そのため、別に干菓子や、生菓子や、甘みの強い果物がデザートとして用意されていた。
【0007】
それを解決するために、狭いお膳の空間に甘みの菓子が一品増えるのであるから、それを増やさないで、必需品である箸置きでそれが行えるので、お膳の空間が非常に節約できる。それは味覚として羊羹とかゼリーが、甘みの程度が、ちょうどよいと云うことが判ったのである。
【0008】
そこで、羊羹の容器があって、その容器そのものが箸置きになって居て、その中に羊羹とかゼリーを入れ、丁度、箸置きの底辺にシールを蓋のように接着密閉し、お膳に出すまで衛生的に保存するように作られている。
【発明の効果】
【0009】
工場にて作られた容器に入った羊羹を、それぞれのお膳に配分し最後に容器のシールをめくると羊羹を取り出せて、食べる事が出来て、満足するのである。その外、このものは単独で商品になって、表面に寿とか、お祝いとか文字を入れても良い。また(羊羹de食べてネ)とかユーモアのある文字を入れても良い。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】は本発明の全体斜視図
図2】は断面図
図3】は従来の箸置きの1例を示す
【発明を実施する為の形態】
【0011】
固形の羊羹そのものではなく、プラスチックで出来た容器に入れて、シールの蓋を接着し密閉する。そのシールをめくりやすくするために、本体の大きさよりはみ出した抓み部を作る、その羊羹を食べるときは天地を逆にして、抓み部を持ってシールをはがす、そして箸とか、つま楊枝で羊羹をたべるのである。
【0012】
その容器は次の様な構成になっている、内側の周囲は全体に適当な抜き勾配が付いている、この勾配は中身を取り出しやすくする為である、中身の羊羹を食べ終わったら、容器を天地を逆にして元の所に置けば、その空の容器がまた箸置きになるのである。
【0013】
またこの発明品は使用者にとって箸置き、箸枕を、食べられるということもあり意外性もあって喜ばれること請け合いである。
【符号の説明】
【0014】
符号1は本体
符号2は羊羹またはゼリー
符号3はシールの蓋
符号4はシールの抓み部
符号5は箸を置くための窪み
【要約】      (修正有)
【課題】主にお膳に置く箸置きに関するものであって、ちょっと気のきいた箸置きを提供するものである。
【解決手段】お膳の狭い空間に、箸置き又は箸枕として役に立つ、甘み菓子を内蔵した箸置きを作り、食べられる箸置きとした。天地を逆さにして箸置きとして使い、羊羹を食べる時には開放部がわのシールをはがして、羊羹を食べてから、又箸置きとして使える物である、
【選択図】図2
図1
図2
図3