【実施例】
【0020】
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】
2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の各測定値は、次の方法、測定条件に従った。
例中、特に断らないかぎり%はHPLCにおける溶媒を除き補正した面積百分率値である。分析条件は以下の通りである。
<HPLC測定条件>
装置 :島津 LC−2010A
カラム:SUMIPAX ODS A−211(5μm、4.6mmφ×250mm)
移動相:純水/アセトニトリル(アセトニトリル30%→100%)
流量:1.0ml/min、カラム温度:40℃、検出波長:UV 254nm
〈色相(YI(D1925)値)測定条件〉
装置:色差計(日本電色工業社製,SE6000)
試料:5質量%γ−ブチロラクトン溶液
使用セル:光路長10mm 石英セル
【0022】
(実施例1)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート22.5g(0.256mol)、炭酸カリウム1.6gおよびトルエン32gを仕込み、110℃まで昇温しスラリー状態とした後、110℃で10時間反応した。HPLCで確認した結果、1,1’−ビ−2−ナフトールの残存量は0.1%以下であった。この反応混合液にトルエン416gを加え希釈した後、反応混合液を含む有機溶媒相を10%水酸化ナトリウム水溶液48gで洗浄し、次いで洗浄水が中性となるまで水洗を行った。水洗後、有機溶媒相を還流脱水した後、室温まで冷却し、濾過、乾燥して(RS)−2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の白色結晶を得た(収率83.3%、HPLC純度99.7%、YI値:2.8)。
【0023】
(実施例2)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート20.6g(0.234mol)、炭酸カリウム1.6gおよびトルエン32gを仕込み、110℃まで昇温しスラリー状態とした後、110℃で15時間反応した。HPLCで確認した結果、1,1−ビ−2−ナフトールの残存量は0.1%以下であった。この反応混合液にトルエン416gを加え希釈した後、反応混合液を含む有機溶媒相を10%水酸化ナトリウム水溶液48gで洗浄し、次いで洗浄水が中性となるまで水洗を行った。水洗後、有機溶媒相を還流脱水した後、室温まで冷却し、濾過、乾燥して(RS)−2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の白色結晶を得た(収率77.4%、HPLC純度99.6%、YI値:3.3)。
【0024】
(実施例3)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート22.5g(0.256mol)、炭酸カリウム1.6gおよびキシレン19gを仕込み、110℃まで昇温しスラリー状態とした後、120℃で10時間反応した。HPLCで確認した結果、1,1−ビ−2−ナフトールの残存量は0.1%以下であった。この反応混合液にキシレン429gを加え希釈した後、反応混合液を含む有機溶媒相を10%水酸化ナトリウム水溶液48gで洗浄し、次いで洗浄水が中性となるまで水洗を行った。水洗後、有機溶媒相を還流脱水した後、室温まで冷却し、濾過、乾燥して(RS)−2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の白色結晶を得た(収率81.7%、HPLC純度99.7%、YI値:3.5)。
【0025】
(実施例4)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート22.5g(0.256mol)、炭酸カリウム1.6gおよびトルエン64gを仕込み、90℃まで昇温しスラリー状態とした後、90℃で13時間反応した。HPLCで確認した結果、1,1−ビ−2−ナフトールの残存量は0.1%以下であった。この反応混合液にトルエン384gを加え希釈した後、反応混合液を含む有機溶媒相を10%水酸化ナトリウム水溶液48gで洗浄し、次いで洗浄水が中性となるまで水洗を行った。水洗後、有機溶媒相を還流脱水した後、室温まで冷却し、濾過、乾燥して(RS)−2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の白色結晶を得た(収率80.2%、HPLC純度99.4%、YI値:3.0)。
【0026】
(実施例5)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート23.6g(0.268mol)、炭酸カリウム1.6gおよびトルエン96gを仕込み、130℃まで昇温した後、130℃で16時間反応した。HPLCで確認した結果、1,1−ビ−2−ナフトールの残存量は0.1%以下であった。この反応混合液にトルエン352gを加え希釈した後、反応混合液を含む有機溶媒相を10%水酸化ナトリウム水溶液48gで洗浄し、次いで洗浄水が中性となるまで水洗を行った。水洗後、有機溶媒相を還流脱水した後、室温まで冷却し、濾過、乾燥して(RS)−2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の白色結晶を得た(収率79.1%、HPLC純度99.0%、YI値:4.0)。
【0027】
(実施例6)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート22.5g(0.256mol)、炭酸カリウム2.8gおよびトルエン32gを仕込み、110℃まで昇温した後、110℃で8時間反応した。HPLCで確認した結果、1,1’−ビ−2−ナフトールの残存量は0.1%以下であった。この反応混合液にトルエン416gを加え希釈した後、反応混合液を含む有機溶媒相を10%水酸化ナトリウム水溶液48gで洗浄し、次いで洗浄水が中性となるまで水洗を行った。水洗後、有機溶媒相を還流脱水した後、室温まで冷却し、濾過、乾燥して(RS)−2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の白色結晶を得た(収率82.4%、HPLC純度99.4%、YI値:3.6)。
【0028】
(比較例1)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート20.6g(0.234mol)、炭酸カリウム1.6gおよびトルエン320gを仕込み、110℃まで昇温した後、110℃で24時間反応した。HPLCで確認した結果、1,1’−ビ−2−ナフトールの残存量は0.1%以下であった。この反応混合液にトルエン128gを加え希釈した後、反応混合液を含む有機溶媒相を10%水酸化ナトリウム水溶液48gで洗浄し、次いで洗浄水が中性となるまで水洗を行った。水洗後、有機溶媒相を還流脱水した後、室温まで冷却し、濾過、乾燥して(RS)−2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の白色結晶を得た(収率69.5%、HPLC純度85.4%、YI値:6.2)。
【0029】
(比較例2)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート20.6g(0.234mol)、炭酸カリウム1.6g仕込み、110℃まで昇温したが攪拌が困難で反応は進行しなかった。
【0030】
(比較例3)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート23.6g(0.268mol)、炭酸カリウム1.6gを仕込み、170℃まで昇温した後、170℃で5時間反応した。HPLCで確認した結果、1,1−ビ−2−ナフトールの残存量は0.1%以下であった。この反応混合液にトルエン448gを加え希釈した後、反応混合液を含む有機溶媒相を10%水酸化ナトリウム水溶液48gで洗浄し、次いで洗浄水が中性となるまで水洗を行った。水洗後、有機溶媒相を還流脱水した後、室温まで冷却し、濾過、乾燥して(RS)−2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の白色結晶を得た(収率68.3%、HPLC純度88.5%、YI値:12.2)。
【0031】
(比較例4)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート39.3g(0.448mol)、炭酸カリウム1.6gおよびトルエン32gを仕込み、110℃まで昇温した後、110℃で10時間反応した。HPLCで確認した結果、1,1’−ビ−2−ナフトールの残存量は0.1%以下であった。この反応混合液にトルエン352gを加え希釈した後、反応混合液を含む有機溶媒相を10%水酸化ナトリウム水溶液48gで洗浄し、次いで洗浄水が中性となるまで水洗を行った。水洗後、有機溶媒相を還流脱水した後、室温まで冷却し、濾過、乾燥して(RS)−2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の白色結晶を得た(収率48.2%、HPLC純度78.1%、YI値:4.5)。
【0032】
(比較例5)
攪拌器、冷却器、および温度計を備えたガラス製反応器に、(RS)−1,1’−ビ−2−ナフトール32.0g(0.112mol)、エチレンカーボネート29.5g(0.335mol)、炭酸カリウム1.6gおよびトルエン192gを仕込み、110℃まで昇温した後、110℃で5時間反応した。HPLCで確認した結果、1,1’−ビ−2−ナフトールの残存量は0.1%以下であった。この反応混合液にトルエン256gを加え希釈した後、反応混合液を含む有機溶媒相を10%水酸化ナトリウム水溶液48gで洗浄し、次いで洗浄水が中性となるまで水洗を行った。水洗後、有機溶媒相を還流脱水した後、室温まで冷却し、濾過、乾燥して(RS)−2,2’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフタレン化合物の白色結晶を得た(収率70.4%、HPLC純度87.9%、YI値:9.0)。