(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
1フレーム期間が、入力映像データが入力されるバーチカルアクティブ時間と、前記入力映像データが入力されないバーチカルブランク時間とに分割される表示装置であって、
ピクセルに共通に接続された共通電極を含む表示パネルと、
前記バーチカルアクティブ時間の間、前記ピクセルにデータ電圧を書き込むディスプレイ駆動回路と、
前記バーチカルブランク時間の間のみに前記共通電極にジェスチャーセンシング駆動信号を印加して、ジェスチャー入力をセンシングするセンサ駆動回路と、
を有し、
前記バーチカルブランク時間はジェスチャーセンシング期間であって、該ジェスチャーセンシング期間の間、前記ジェスチャーセンシング駆動信号が連続的に印加され、該ジェスチャーセンシング期間が、1フレーム期間の開始点を示す垂直同期信号の垂直同期パルスの幅よりも長い
ことを特徴とする表示装置。
ピクセルに共通に接続された共通電極を含み、1フレーム期間が、入力映像データが入力されるバーチカルアクティブ時間と、前記入力映像データが入力されないバーチカルブランク時間とに分割される表示装置の駆動方法であって、
前記バーチカルアクティブ時間の間、前記ピクセルにデータ電圧を書き込むステップと、
前記バーチカルブランク時間の間のみに前記共通電極にジェスチャーセンシング駆動信号を印加して、ジェスチャー入力をセンシングするステップと、
を有し、
前記バーチカルブランク時間はジェスチャーセンシング期間であって、該ジェスチャーセンシング期間の間、前記ジェスチャーセンシング駆動信号が連続的に印加され、該ジェスチャーセンシング期間が、1フレーム期間の開始点を示す垂直同期信号の垂直同期パルスの幅よりも長い
ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態による表示装置は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード表示装置(Organic Light Emitting Diode Display、OLEDディスプレイ)などの平板パネル表示装置に実現することができる。
【0011】
本発明の一実施形態による表示装置は、表示パネルのピクセルを駆動する要素を用いてジェスチャーセンサを実現し、別のジェスチャーセンサを追加しない。本発明の一実施形態による表示装置では、表示駆動期間を減らし或いはディスプレイの駆動に影響を与えないように、映像データが入力されないブランク期間内でジェスチャーをセンシングを行う。
【0012】
本発明の一実施形態によるジェスチャーセンサは、静電容量センサで実現することができる。静電容量センサは、自己静電容量(Self Capacitance)センサ又は相互静電容量(Mutual Capacitance)センサによって実現することができる。自己静電容量センサは、一つの方向に沿って、センサの配線に1対1で接続される。相互静電容量センサは、誘電層を挟んで直交する二センサの配線の交差部に形成される。
【0013】
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。明細書全体に渡り同一の参照番号は実質的に同一の構成要素を意味する。以下の説明において、本発明に関する公知の機能や構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不必要に不明確にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
【0014】
図1〜
図4を参照すると、本発明の一実施形態による表示装置は、表示パネル100、ディスプレイ駆動回路、センサ駆動回路300などを含む。
【0015】
表示パネル100のピクセルアレイは、データライン(D1〜Dm、mは正の整数)とゲートライン(G1〜Gn、nは正の整数)により定義されたピクセル領域に形成された複数のピクセル(PIX)を含む。ピクセル(PIX)のそれぞれは、
図2に示すようなLCDのピクセルや、
図3に示すようなOLEDディスプレイのピクセルで実現することができる。
【0016】
LCDのピクセル(PIX)は、
図2に示すように、データライン(D1〜Dm)とゲートライン(G1〜Gn)との交差部に形成された薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)、データ電圧を充電するピクセル電極、共通電圧(Vcom)が供給される共通電極、ピクセル電極に接続されて液晶セルの電圧を維持するためのストレージキャパシタ(Storage Capacitor、Cst)などを含む。
【0017】
OLEDのピクセル(PIX)は、
図3に示すように、スイッチングTFT(ST)、スイッチングTFT(ST)に接続された駆動TFT(DT)、駆動TFT(DT)に接続されたOLED及びストレージキャパシタ(Cst)、高電位/低電位ピクセル電源電圧(VDD、VSS)が供給される電極等を含む。ピクセル(PIX)のそれぞれは、駆動TFT(DT)のしきい値電圧と移動度をセンシングし補償する補償回路をさらに含むことができる。
【0018】
表示パネル100は、カラーフィルターとブラックマトリックスとをさらに含むことができる。LCDの場合、表示パネル100の背面下には、バックライトユニットを配置することができる。
【0019】
表示パネル100のピクセル(PIX)は、ディスプレイ駆動回路によって駆動される。ディスプレイ駆動回路は、バーチカルアクティブ時間(Vertical Active Time、AT)の間に、入力映像のデータをピクセル(PIX)に書き込む。ディスプレイ駆動回路は、データ駆動回路202、ゲート駆動回路(又はスキャン駆動回路)204、タイミングコントローラ206などを含む。
【0020】
入力映像のデジタルビデオデータ(RGB)は、バーチカルアクティブ時間(AT)の間にタイミング信号(Vsync、Hsync、DE、MCLK)と同期してタイミングコントローラ206に入力される。データ駆動回路202は、バーチカルアクティブ時間(AT)の間にタイミングコントローラ206から入力されるデジタルビデオデータ(RGB)をガンマ補正電圧に変換して、データ電圧を出力する。データ駆動回路202から出力されたデータ電圧は、データライン(D1〜Dm)を介してピクセル(PIX)に供給される。バーチカルブランク時間(VB)の間には、データ駆動回路202に新たな入力映像のデータは入力されない。
【0021】
ゲート駆動回路204は、バーチカルアクティブ時間(AT)の間に駆動され、データ電圧に同期するゲートパルス(又はスキャンパルス)をゲートライン(G1〜Gn)に順次供給し、データ電圧が印加される表示パネル100のラインを選択する。ゲートパルスは、ゲートハイ電圧(VGH)とゲートロー電圧(VGL)の間でスイング(swing)する。ゲート駆動回路202は、バーチカルブランク時間(VB)の間には、ゲートパルスを発生しない。したがって、データ駆動回路202及びゲート駆動回路204は、タイミングコントローラ206の制御の下、バーチカルブランク時間(VB)の間に新たな出力を発生しない。
【0022】
タイミングコントローラ206は、タイミング信号(Vsync、Hsync、DE、MCLK)などのタイミング信号と同期して、図示しないホスト・システムから入力される入力映像のデジタルビデオデータをデータ駆動回路202に伝送する。入力映像のデータは、データイネーブル信号(DE)と同期して、バーチカルアクティブ時間(AT)の間にタイミングコントローラ206に入力される。一方、入力映像のデータと、データイネーブル信号(DE)は、バーチカルブランク時間(VB)の間にタイミングコントローラ206に入力されない。
【0023】
ホスト・システムは、テレビシステム、セットトップボックス、ナビゲーションシステム、DVDプレーヤー、ブルーレイプレーヤー、パーソナルコンピュータ(PC)、ホームシアターシステム、携帯電話システム(Phone system)のいずれかで実現することができる。ホスト・システムは、スケーラ(scaler)を内蔵したSoC(System on chip)を含み、入力映像のデジタルビデオデータを表示パネル100に表示するのに適したフォーマットに変換する。ホスト・システムは、デジタルビデオデータとともにタイミング信号(Vsync、Hsync、DE、MCLK)をタイミングコントローラ206に伝送する。ホスト・システムは、センサ駆動回路300から入力されたタッチ入力またはジェスチャー入力の座標情報(XY)と連携したアプリケーションを実行する。
【0024】
タイミングコントローラ206に入力されるタイミング信号(Vsync、Hsync、DE、MCLK)は、垂直同期信号(Vsync)、水平同期信号(Hsync)、データイネーブル信号(Data Enable、DE)、メインクロック(MCLK)などを含む。タイミングコントローラ206は、入力タイミング信号(Vsync、Hsync、DE、MCLK)を用いて、データ駆動回路202とゲート駆動回路204の動作タイミングを制御するためのタイミング制御信号を発生する。
【0025】
タイミングコントローラ206は、ピクセルに新たなデータを書き込むためのバーチカルアクティブ時間(AT)を減らさずに、一般的な表示装置と同様の制御を行う。換言すれば、タイミングコントローラ206は、タイミング信号(Vsync、Hsync、DE、MCLK)を変調してバーチカルアクティブ時間(AT)を削減してタッチセンシング期間やジェスチャーセンシング期間を確保することはしない。したがって、本発明の一実施形態による表示装置は、タッチセンシングやジェスチャーセンシング時間を確保するために、ピクセルのデータ充電時間を減らすことはない。
【0026】
センサ駆動回路300は、入力映像データがないバーチカルブランク時間(VB)の間、ジェスチャーセンシング駆動信号を表示パネル100の共通電極に印加し、そのジェスチャーセンシング駆動信号の変化量を分析し、ジェスチャー入力を判定する。ジェスチャー入力は、表示パネル100の画面には接触せずその画面の前の空間に位置するオブジェクトによる位置入力である。一方、タッチ入力は、表示パネル100の画面と接触するオブジェクトによる位置入力である。本発明の一実施形態による表示装置は、タッチ入力をセンシングせず、バーチカルブランク時間(VB)にジェスチャー入力をセンシングする。
【0027】
センサ駆動回路300は、あらかじめ設定されたジェスチャー認識アルゴリズムで分析を行い、ジェスチャー駆動信号(SP)の変化量が所定の閾値以上の時、ジェスチャー入力が発生したと判断する。ジェスチャー認識アルゴリズムは、公知のアルゴリズムを利用することができる。
【0028】
共通電極とは、表示パネルの画面(
図4、Display area)内のすべてのピクセルに共通に接続された電極を意味する。例えば、共通電極は、
図2に示すようなLCDでは共通電圧(Vcom)が供給される共通電極であり、又は、
図3に示すようなOLEDディスプレイでは高電位/低電位ピクセル電源電圧(VDD、VSS)が供給される共通電極であり得る。共通電極には、バーチカルアクティブ時間(AT)の間、ピクセルの共通電圧(Vcom、VDD、VSS)が供給される。一方、共通電極には、バーチカルブランク時間(VB)の間、ジェスチャーセンシング駆動信号(SP)が入力される。
【0029】
共通電極が表示パネル内で分割されず、表示パネルの画面(
図4、Display area)内のすべてのピクセルに接続されている場合は、センサ駆動回路300は、バーチカルブランク期間の間、ジェスチャー入力の方向や距離などを判断せずに、ジェスチャー入力の有無だけを判断することができる。この場合は、ホスト・システムは、ジェスチャー入力がある場合とそうでない場合とを判断することができるので、電源のオン/オフなどの簡単な機能の切り替えに利用することができる。
【0030】
ジェスチャーセンシング駆動信号(SP)の電圧は、センシング可能な高さや電界強度を考慮して適宜設定することができる。ジェスチャーセンシング駆動信号(SP)は、LCDの場合には、
図2及び
図4に示すように、共通電圧(Vcom)よりも高い電圧で発生される。ジェスチャーセンシング駆動信号(SP)は、タッチ入力センシング用のタッチセンシング駆動信号と同じ電圧、或いは、そのタッチセンシング駆動信号に比べてさらに高い電圧で発生することができる。また、ジェスチャーセンシング駆動信号は、初期電圧を高くするマルチステップ波形の信号で発生することができる。
【0031】
図4は、VESA(Video Electronic Standards Association)標準のディスプレイタイミング(Display timing)において、本発明のジェスチャーセンシングタイミングを示す図である。
【0032】
図4を参照すると、データイネーブル信号(DE)は、入力映像のデータと同期される。データイネーブル信号(DE)の1パルス周期は、1水平期間であり、データイネーブル信号(DE)のハイロジック(high logic)の区間は、1ラインデータの入力タイミングを示す。1水平期間は、表示パネル100で1ラインのピクセルにデータを書き込むのに必要な時間(Horizontal address time)である。
【0033】
データイネーブル信号(DE)と入力映像のデータは、バーチカルアクティブ時間(AT)の間に入力され、バーチカルブランク時間(VB)の間には入力されない。バーチカルアクティブ時間(AT)は、表示パネル100で映像が表示される画面(Display area)のすべてのピクセルに1フレーム分のデータを表示するのにかかる時間(Vertical address time)である。1フレーム期間は、1フレームデータを表示パネル100に表示するのに必要な時間として、1バーチカルアクティブ時間(AT)と1バーチカルブランク時間(VB)とを合わせた時間である。
【0034】
バーチカルブランク時間(VB)は、垂直同期時間(Vertical sync time、VS)、バーチカルフロントポーチ(Vertical Front Porch、FP)、及びバーチカルバックポーチ(Vertical Back Porch、BP)を含む。垂直同期時間(VS)は、Vsyncのフォーリングエッジからライジングエッジまでの時間として、一画面の開始(または終了)のタイミングを示す。
【0035】
バーチカルブランク時間(VB)は、FHD(Full High Definition)解像度で約475μs以上である。この時間であれば、数十〜数百回のジェスチャーセンシングが可能である。
【0036】
バーチカルフロントポーチ(FP)は、1フレームのデータの最後のラインのデータのタイミングを示す最後のDEのフォーリングエッジから垂直同期時間(VS)の開始までの時間である。バーチカルバックポーチ(BP)は、垂直同期時間(VS)の終わりから1フレームのデータの第1ラインのデータのタイミングを示す第1DEのライジングエッジまでの時間である。
【0037】
ディスプレイ駆動回路には、バーチカルアクティブ時間(AT)の間、ピクセルに入力映像のデータを書き込む。センサ駆動回路300は、バーチカルブランク時間(VB)の間、ジェスチャーセンシング駆動信号(SP)を表示パネル100の共通電極に印加して、ジェスチャー入力をセンシングする。
【0038】
図5は、センサ駆動回路300を詳細に示すブロック図である。
【0039】
図5を参照すると、センサ駆動回路300は、マルチプレクサ302、ジェスチャーセンシング駆動部304、アルゴリズム実行部306などを含む。
【0040】
マルチプレクサ302は、バーチカルアクティブ時間(AT)の間、表示パネル100の共通電極に共通電圧(Vcom、VDD、VSS)を供給する一方、バーチカルブランク時間(VB)の間ジェスチャーセンシング駆動信号(SP)を共通電極に供給する。
【0041】
ジェスチャーセンシング駆動部304は、バーチカルブランク時間(VB)の間、ジェスチャーセンシング駆動信号(SP)を発生してマルチプレクサ302に供給し、アナログ−デジタル変換器(Analog to digital converter、以下、「ADC」と称する)を用いて、マルチプレクサ302を介して受信されたジェスチャーセンシング駆動信号(SP)の変化量をデジタルデータに変換して、アルゴリズム実行部306に伝送する。
【0042】
アルゴリズム実行部306は、ジェスチャーセンシング駆動部304から入力されるデジタルデータを所定の閾値と比較して、ジェスチャーセンシング駆動信号の変化量が大きいとき、ジェスチャー入力が発生したと判定して、割り込み(interrupt)信号を発生する。共通電極が複数に分割され、ジェスチャー入力の方向と空間座標センシングが可能であると、アルゴリズム実行部306は、ジェスチャー入力がセンシングされるとき、そのジェスチャー入力位置の空間座標をホスト・システムに伝送する。アルゴリズム実行部306は、MCU(Micro Controller Unit)とメモリとにより実現することができる。
【0043】
表示パネル100の共通電極は、様々な動作の認識を可能にするために、
図6〜
図8に示すように分割することができる。
【0044】
図6は、表示パネルの共通電極を分割して相互静電容量センサのマトリックスを実現した例を示す等価回路図である。
図7は、相互静電容量センサのマトリックスの一部を拡大した平面図である。
【0045】
図6及び
図7を参照すると、相互静電容量センサのマトリックスは、Txライン(Tx1〜TxN)と、誘電層を挟んでTxライン(Tx1〜TxN)と直交するRxライン(Rx1〜RxM)とを含む。
【0046】
表示パネル100の共通電極は、Txライン(Tx1〜TxN)に分割したり、Txライン(Tx1〜TxN)とRxライン(Rx1〜RxM)とに分割したりすることができる。したがって、共通電極は、バーチカルアクティブ時間(AT)の間はピクセルに共通電圧(Vcom、VDD、VSS)が供給される一方、バーチカルブランク時間(VB)には複数に分割されたセンサ電極として用いられる。
【0047】
Txライン(Tx1〜TxN)とRxライン(Rx1〜RxM)は、ピクセル(PIX)のより大きなサイズで形成され、複数のピクセルに接続される。Txライン(Tx1〜TxN)とRxライン(Rx1〜RxM)の交差部ごとに相互静電容量(Cm)が形成される。
【0048】
センサ駆動回路300は、バーチカルブランク時間(VB)の間、共通電極から分割されたTxライン(Tx1〜TxN)にジェスチャーセンシング駆動信号(SP)を印加し、Rxライン(Rx1〜RxM)を介してジェスチャーセンシング駆動信号(SP)を受信する。Rxライン(Rx1〜RxM)は、分割した共通電極や、ピクセルに接続されたデータライン(D1〜Dm)やゲートライン(G1〜Gn)によって実現される。ピクセルがバーチカルブランク時間(VB)の間に以前のデータを保持するために、データライン(D1〜Dm)やゲートライン(G1〜Gn)は、バーチカルブランク時間(VB)の間、Rxライン(Rx1〜RxM)として用いられる。したがって、本発明の表示装置において、ジェスチャーセンシングのための相互静電容量センサを用いる場合、別のTxライン(Tx1〜TxN)とRxライン(Rx1〜RxM)とを追加形成せずに、ピクセルアレイ要素でTxライン(Tx1〜TxN)とRxライン(Rx1〜RxM)とを実現することができる。
【0049】
図8は、表示パネルの共通電極を分割して、自己静電容量センサマトリックスを実現した例を示す等価回路図である。
【0050】
図8を参照すると、自己静電容量センサマトリックスは、マトリックスの形に配置されたセンサの電極(TE1〜TEi)と、センサ電極(TE1〜TEi)のそれぞれに1対1で接続されたセンサの配線とを含む。
【0051】
表示パネル100の共通電極は、センサ電極(TE1〜TEi)とセンサの配線とに分割することができる。したがって、共通電極は、バーチカルアクティブ時間(AT)の間にはピクセルに共通電圧(Vcom、VDD、VSS)を供給する一方、バーチカルブランク時間(VB)には複数に分割されたセンサ電極として使用される。
【0052】
センサ駆動回路300は、バーチカルブランク時間(VB)の間に共通電極で分割されたセンサの電極(TE1〜TEi)にジェスチャーセンシング駆動信号(SP)を印加し、センサの配線を介してジェスチャーセンシング駆動信号(SP)を受信する。
【0053】
前述したように、本発明の一実施形態では、表示装置の1フレーム期間でバーチカルアクティブ時間を減らさないため、ディスプレイの駆動に影響を与えることはない。また、本発明の一実施形態では、表示パネルにジェスチャーセンシングのためのセンサを別途追加せずに、ピクセルに共通に接続された共通電極を用いてバーチカルブランク時間にジェスチャーをセンシングすることができる。