特許第6085669号(P6085669)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6085669フレキシブルホース用の分離可能な接続ユニット用の形状及び大きさが異なりかつ閉速度が異なる複数対のペタルを有する制御弁
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6085669
(24)【登録日】2017年2月3日
(45)【発行日】2017年2月22日
(54)【発明の名称】フレキシブルホース用の分離可能な接続ユニット用の形状及び大きさが異なりかつ閉速度が異なる複数対のペタルを有する制御弁
(51)【国際特許分類】
   F16L 55/10 20060101AFI20170213BHJP
【FI】
   F16L55/10
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-507644(P2015-507644)
(86)(22)【出願日】2013年4月24日
(65)【公表番号】特表2015-520831(P2015-520831A)
(43)【公表日】2015年7月23日
(86)【国際出願番号】IB2013053225
(87)【国際公開番号】WO2013160838
(87)【国際公開日】20131031
【審査請求日】2016年4月18日
(31)【優先権主張番号】MI2012A000693
(32)【優先日】2012年4月26日
(33)【優先権主張国】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】513137695
【氏名又は名称】エンメイビ イタリアーナ エッセ.ピ.ア.
【氏名又は名称原語表記】MIB ITALIANA S.p.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001368
【氏名又は名称】清流国際特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100129252
【弁理士】
【氏名又は名称】昼間 孝良
(74)【代理人】
【識別番号】100155033
【弁理士】
【氏名又は名称】境澤 正夫
(74)【代理人】
【識別番号】100117938
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 謙二
(74)【代理人】
【識別番号】100138287
【弁理士】
【氏名又は名称】平井 功
(72)【発明者】
【氏名】ボルミオリ、ロレンゾ
【審査官】 黒石 孝志
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭54−114820(JP,A)
【文献】 特開2000−329289(JP,A)
【文献】 特表昭57−500944(JP,A)
【文献】 米国特許第3887158(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 55/10
F16K 1/16 − 1/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
完全な開位置と完全な閉位置との間を回転可能な複数のペタル(セグメント又はセクター)(6、6’;7、7’)を備え、前記複数の回転可能なペタル(6、6’;7、7’)は、接続ユニットの外周に沿って交互に配置された形状及び大きさが互いに異なる複数対のペタル(6、6’;7、7’)から構成されるとともに、それぞれの横方向縁部の接触位置に達するまで、小型のペタル(6、6’)が大型のペタル(7、7’)よりもゆっくりと閉じるように制御されるフレキシブルホース用の接続ユニット用の制御弁(5、5’)において、
小型のペタル(6、6’)の上流側表面(57)には、その表面から横方向に突出する一対のフィン(59)が、大型のペタル(7、7’)が小型のペタル(6、6’)よりも先に閉じさせるために、大型のペタル(7、7’)の上流側表面(56)上に載るように設けられているとともに、大型のペタル(7、7’)の上流側表面(56)には、一対の突起(53)が、ペタル(6、6’;7、7’)の閉移動の終了時に、密な閉位置において隣接するペタル(6、6’;7、7’)を正確にかつ安定して連結するためのフィン(49)の対向する面の対応する凹部(60)に挿入されるように設けられていることを特徴とする制御弁。
【請求項2】
大型のペタル(7、7’)が、側部(32)が隣接する他の大型のペタル(7、7’)の対応する側部に対して流密に当接するようになっているV字状端部(31)を有し、
また、弁(5、5’)が閉じられたときに、2つの大型のペタル(7、7’)間に介装された小型のペタル(6、6’)の側部が載る段部(35)を備えた湾曲端部(34)をもつ横側部(33)も有するとともに、
前記小型のペタル(6、6’)が、弁(5、5’)が閉じられたときに2つの隣接するペタル(7、7’)の湾曲端部(34)と密に係合する段部(37)を有する丸い端部(36)と、
弁(5、5’)が閉じられたときに、2つの隣接するペタル(7、7’)の横側部(33)と密に係合する段部(37)に連なる直線側部(38)とを有する請求項1に記載の制御弁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体製品、特に石油製品を移送するためのホース用の分離可能な接続ユニット用のペタル制御弁に関する。
【背景技術】
【0002】
石油製品の石油化学設備からの海上移送、プラットフォームからの海上移送、タンカーからタンカーへの海上移送、タンカーから陸上設備への海上移送及びそれらの逆を、フレキシブルホースと、2つの分離可能な部分から構成される接続ユニットとを用いて行うことが知られている。接続ユニットの分離可能な部分のそれぞれには、分離させると自動的に閉じて製品の海中への漏出を制限することによって海の汚染を低減する制御弁が設けられる。これらの接続ユニットは、海中に位置付けられたフレキシブルホースの部分に設置され、その主な目的は、ホース、より広く言えば接続ラインを、そのホースに過剰な引っ張り力がかかったりラインに過剰な圧力がかかったりする異常事態において保護することである。そのような異常事態としては、タンカー、より広く言えば石油設備(FPSO)が破壊されたり流されたりしてフレキシブルホースが引き伸ばされる場合や、荒海により限度を超えた牽引力がホースにかかる場合、ボートがホースにぶつかりそれを引きずることにより過剰な荷重がホースにかかる場合、流れの下流側の弁を急速に閉じる等の理由により、過剰な軸方向荷重及び/又は圧力増加が起こる場合等がある。
【0003】
現在利用可能な接続ユニットは、上述の事態において、その接続ユニットの2つの部分が分離されると制御弁が自動的に、すなわちオペレータの制御無しに、閉じるように作られている。
【0004】
ペタル型の流体制御弁も知られている。すなわち、複数の回転可能なセグメント又はセクターから構成され、それらのセグメント又はセクターが、ペタルが石油製品の流れ方向に対して実質的に平行となる開位置と、ペタルがユニットの軸方向を横断するように収束して製品の流れを完全に遮断する閉位置との間を回転するものである。開位置から閉位置への移動は、例えば、軸方向に取り外し可能な内側スリーブによりかけられる保持作用が、接続ユニットにかかる軸方向の牽引応力によって停止したときに、弾性手段の付勢によって起こる。流動ブレーキが、上流側弁の閉速度を適切に減速して、水撃作用と呼ばれる過剰な圧力を回避する。水撃作用は、弾性手段及び加圧流体の複合作用によって生じ、制御弁及び接続ユニット自体に対して破壊的な影響を及ぼし得る。
【0005】
特定のペタル制御弁が、2010年12月6日付で出願された特許文献1に記載されている。このペタル制御弁は、接続ユニットの外周に沿って交互に対をなして配置される形状及び大きさの異なる回転可能なペタル(又はセグメント、セクター)を備え、流体の流れ方向における上流側の制御弁に使用される場合には、小型のセクターが大型のセクターよりもゆっくり閉じるように制御される。
【0006】
これにより、ペタルの形状及び大きさを適切に選択しかつ流動ブレーキを適切に調節することによって、閉プロセス中の水撃作用及び対応する設備に対する悪影響を回避できる。
【0007】
設計プロセス時に最大限の注意を払っても、石油製品の流れに関連する様々な理由や不適切なメンテナンス等の原因により、同一の弁において1つ以上の小型のペタルが大型のペタルよりも速く閉じてしまう場合がある。これが起こると、隣接するペタルの接近不良が生じ、制御弁の要求される密閉性が確保できなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】伊国特許出願第MI2010A002248号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、小型のペタルが大型のペタルよりも先に閉位置に接近するのを防止することにより上述の欠点を回避することによって、ペタルの接近が設計プロセス中に想定したように常に正確となるのを確実にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成する本発明の制御弁は、完全な開位置と完全な閉位置との間を回転可能な複数のペタル(セグメント又はセクター)(6、6’;7、7’)を備え、前記複数の回転可能なペタル(6、6’;7、7’)は、接続ユニットの外周に沿って交互に配置された形状及び大きさが互いに異なる複数対のペタル(6、6’;7、7’)から構成されるとともに、それぞれの横方向縁部の接触位置に達するまで、小型のペタル(6、6’)が大型のペタル(7、7’)よりもゆっくりと閉じるように制御されるフレキシブルホース用の接続ユニット用の制御弁(5、5’)において、小型のペタル(6、6’)の上流側表面(57)には、その表面から横方向に突出する一対のフィン(59)が、大型のペタル(7、7’)が小型のペタル(6、6’)よりも先に閉じさせるために、大型のペタル(7、7’)の上流側表面(56)上に載るように設けられているとともに、大型のペタル(7、7’)の上流側表面(56)には、一対の突起(53)が、ペタル(6、6’;7、7’)の閉移動の終了時に、密な閉位置において隣接するペタル(6、6’;7、7’)を正確にかつ安定して連結するためのフィン(49)の対向する面の対応する凹部(60)に挿入されるように設けられていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、そのような目的は、小型のペタルの(製品の流れにおける)上流側表面に、その表面から横方向に突出する一対のフィンを設け、それら一対のフィンが、大型のペタルの上流側表面上に載ることにより小型のペタルよりも先に大型のペタルが閉じるように強制するようになっており、大型のペタルの上流側表面に、一対の突起を設け、それら一対の突起が、密閉位置において隣接するペタルが正確にかつ安定して連結するようにペタルの閉移動の終了時にフィンの対向面の対応する凹部に挿入されるようになっている構成によって達成できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明に係るペタル制御弁を有するフレキシブルホース用の接続ユニットの側面図である。
図2図1に示すII−II線に沿った軸方向断面図である。
図3】制御弁が既に閉じた状態での2部分の分離プロセス中である図1の接続ユニットの軸方向断面図である。
図4図3に示すIV−IV線に沿った接続ユニットの断面図である。
図5】流体製品の流れ方向における上流側の制御弁の1つの小型のペタルの例を示す斜視図である。
図6図5のペタルの平面図である。
図7図6に示すVII−VII線に沿った図6のペタルの断面図である。
図8図5のペタルの側面図である。
図9】石油製品の流れ方向における上流側の制御弁の1つの大型のペタルの例を示す斜視図である。
図10図9のペタルの平面図である。
図11図9のペタルの側面図である。
図12】突起の1つを図9〜11のペタルの表面に固定するプロセスの詳細拡大図である。
図13図12に示すXIII−XIII線に沿った詳細断面図である。
図14】小型のペタルが、そのペタルが属する弁の閉位置において大型のペタルにどのように重なるかを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の特徴は、添付の図面に非限定の例として示される本発明の実施例についての以下の詳細な説明から更に明らかとなろう。
【0014】
図1は、フレキシブルホース用の接続ユニットを示す。この接続ユニットは、図2において矢印Fで示す搬送される流体製品の流れ方向における上流側及び下流側にそれぞれ、2つの分離可能な弁部分又は弁本体1及び2を備える。
【0015】
2つの部分1及び2は、バーストネジ3によって接続されている。バーストネジ3は、強い牽引応力(設定荷重以上)がかかると、分断されて2つの部分を分離可能にする。
【0016】
円筒状の摺動スリーブ4(図2)が接続ユニット内部に配置されている。このスリーブは、ユニットの2つの部分が分離されたときに接続ユニットから自動的に軸方向に取り外し可能である。
【0017】
円筒状スリーブ4は、石油製品の流れ方向における上流側及び下流側にそれぞれ設置された2つの回転可能なセクター弁5−5’の通常の開位置を維持する。
【0018】
スリーブ4の機能及び動作モードは、例えば、本出願人により2009年12月4日付で出願された伊国特許出願第MI2009A002146号明細書に記載されている。
【0019】
それぞれの弁5−5’は、形状及び大きさの異なる2種類の連続するペタル又はセグメント6−7及び6’−7’から構成され、これらのペタル又はセグメント6−7及び6’−7’は、周方向に交互に配置されて、図2の開位置と図3及び4の閉位置との間をそれぞれの軸線8−8’周りに回転可能である。
【0020】
図5〜14は、例として、本発明に従って作られた上流側制御弁5のペタル6及び7の形状及び機能を詳細に示す。
【0021】
大型のペタル7を図9〜13に示す。ここで、このペタル7が略三角形状の本体51から構成されることが分かる。本体51には、V字状端部31が設けられており、この端部31の側部32は、隣接する他のペタル7の対応する側部に対して流密に当接するようになっている。ペタル7は、湾曲端部34をもつ横側部33を有する。湾曲端部34は段部35を備え、その段部35上には、弁5を閉じたときに、2つの大型のペタル7間に介装された小型のペタル6の側部が載る。2つの斜め状の突起53が、弁を閉じたときに石油製品の流れに対向する本体51の上流側表面56に対する固定点54及び55に重なって拘束される。ペタル7は、回動点61及び制御ヒール62も備える。
【0022】
次に、小型のペタル6を図5〜8に示す。ここで、このペタル6が略三角形状の本体52から構成されることが分かる。本体52には、弁5を閉じたときに2つの隣接するセクター7の湾曲部34と密に係合する段部37(図8)を有する丸い端部36と、弁5を閉じたときに2つの隣接するペタル7の横側部33と密に係合する直線側部38とが設けられている。2つのフィン59が、側部38から横方向に突出し、弁を閉じたときに隣接するペタル7の対応する突起53を収容するようになっている湾曲凹部60が設けられている(以下により詳細に示す)。フィン59は、弁を閉じたときに石油製品の流れに対向する本体52の上流側表面57に対する固定点58に重なって拘束される。ペタル6は、回動点63及び制御ヒール64も備える。
【0023】
図4及び14は、制御弁5のペタル7及び6の閉構成を示す。
【0024】
個々のペタル7及び6の開位置から閉位置への移動は、2010年12月6日付で出願された伊国特許出願第MI2010A002248号明細書に記載された種類の自動閉装置9によって制御される。この自動閉装置9は、伊国特許出願第MI2009A002146号明細書において説明されている形態に係るスリーブ4が、弁5の内部から軸方向に引き出されることによって、弁自体の回転可能なペタル6及び7の保持作用を停止したときに、コイルバネ17の付勢によってヒール62及び64に対して作用する。
【0025】
ペタル7及び6の閉移動は、螺旋状の外側溝を有する流速調節カートリッジ21が挿入されたリーケージパイプ19を介した、粘性型の制動流体の収容チャンバ18からバネ17の収容チャンバ14へのその流体の制御された漏出によって制動される。
【0026】
制動流体の漏出速度は、弁5の個々のペタルの異なる回転速度、ひいては異なる閉速度を決めるように、溝が異ならせて設けられたカートリッジ21を用いて調節される。より具体的には、大型のペタル7の閉速度が小型のペタル6の閉速度よりも速くなるように設定され、その結果、小型のペタル6が、隣接するペタル7の縁部に重なり部分的にその上に載るようになっている。これによって、図4の閉構成が達成される。これにより、制御弁5を閉じるときに製品の放出を最大限制限する閉鎖が実現でき、これによって、石油製品の水撃作用によって生じる圧力ピークを許容可能なレベルまで制限できる。
【0027】
小型のペタル6のフィン59が、大型のペタル7が先に閉じるのを防止し、それらの凹部60内にペタル7の突起53を収容するときに図14に示すような密閉位置へのペタルの正確な載置を可能にする。
【0028】
流体製品の流れ方向における下流側の制御弁5’のペタル6’−7’にも同様に、ペタル6−7のフィン59及び突起53と同様のフィン及び突起が設けられ、また、伊国特許出願第MI2010A002248号明細書に記載された自動閉装置が設けられる。適切なバネによってこの自動閉装置がペタル6’及び7’のヒールに作用して、スリーブ4が引き出されたときにペタル6’及び7’の回転及び自動閉弁を決める(図3)。ここで制動効果は接合部分2内部の加圧流体によって決められる。
【0029】
流れが一方向のユニットの場合、下流側の弁には、制動システムを設けずにバネにより付勢される自動閉装置のみを設けてもよい。
【符号の説明】
【0030】
5、5’ 制御弁
6、6’ ペタル
7、7’ ペタル
31 端部
33 直線横側部
34 湾曲部
35 段部
36 端部
38 直線横側部
53 突起
56 上流側表面
57 上流側表面
59 フィン
60 凹部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14