特許第6085691号(P6085691)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6085691情報をプッシュするための方法、デバイス、および、システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6085691
(24)【登録日】2017年2月3日
(45)【発行日】2017年2月22日
(54)【発明の名称】情報をプッシュするための方法、デバイス、および、システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20170213BHJP
   H04L 12/70 20130101ALI20170213BHJP
【FI】
   G06F13/00 540P
   G06F13/00 650B
   H04L12/70 A
【請求項の数】24
【全頁数】40
(21)【出願番号】特願2015-552679(P2015-552679)
(86)(22)【出願日】2014年1月15日
(65)【公表番号】特表2016-510457(P2016-510457A)
(43)【公表日】2016年4月7日
(86)【国際出願番号】US2014011691
(87)【国際公開番号】WO2014113476
(87)【国際公開日】20140724
【審査請求日】2015年8月5日
(31)【優先権主張番号】14/155,077
(32)【優先日】2014年1月14日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】201310016651.5
(32)【優先日】2013年1月16日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】特許業務法人明成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リウ・ジリー
【審査官】 木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−171315(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0168054(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0162432(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0037755(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
H04L 12/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報をプッシュするための方法であって、
ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ結果を前記ターゲットデータベースから受信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、前記データ情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定することであって、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と他のユーザに関連付けられている他のインスタントメッセージング識別子との対応関係を特定することを含み、前記他のインスタントメッセージング識別子は前記インスタントメッセージングクライアントと関連付けられており、前記他のユーザは前記ユーザとは異なり、
決定された前記インスタントメッセージングクライアントに対して前記データ情報をプッシュすること
を備え、
前記データ情報は、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に基づいて、前記ターゲットデータベース内でルックアップされる、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、さらに、
前記クエリ要求を送信する前に、
前記ユーザによって送信された、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むログイン要求を受信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が有効であるか否かを判定し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が有効であった場合に、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たすか否かを判定し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が前記所定の優先レベル条件を満たす場合に、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を第1のインスタントメッセージング識別子として判定し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が前記所定の優先条件を満たさない場合に、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を第2のインスタントメッセージング識別子として判定すること、
を備える、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を第1のインスタントメッセージング識別子として判定することは、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の格納されている対応関係に基づいて、前記受信された第1のインスタントメッセージング識別子が、対応するターゲットデータベースを有するか否かを判定し、
前記受信された第1のインスタントメッセージング識別子が前記対応するターゲットデータベースを有する場合に、
記第1のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記受信された第1のインスタントメッセージング識別子が前記対応するターゲットデータベースを有していない場合に、
追加データ情報を要求するために前記ユーザに要求を送信すること、
を備える、方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、さらに、
前記追加データ情報を要求するために前記ユーザに前記要求を送信した後に、
前記ユーザによって送り返された、前記追加データ情報および前記第1のインスタントメッセージング識別子を含む応答を受信し、
前記含まれている追加データ情報および第1のインスタントメッセージング識別子を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記対応関係を格納すること、
を備える、方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、さらに、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記対応関係を格納した後に、
記第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報を情報公開グループに設定することを備える、方法。
【請求項6】
請求項4に記載の方法であって、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信することは、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記格納されている対応関係に基づいて、前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記ターゲットデータベースを決定し、
記第1のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記決定されたターゲットデータベースに送信すること、
を備える、方法。
【請求項7】
請求項2に記載の方法であって、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を第2のインスタントメッセージング識別子と判定することは、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記第2のインスタントメッセージング識別子との間の前記格納されている対応関係に基づいて、前記第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定し、
記第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有していない場合に、前記ユーザにログインを許可すること、
を備える、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、前記第2のインスタントメッセージング識別子が前記対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定することは、
記第2のインスタントメッセージング識別子が第1のインスタントメッセージング識別子を有する場合に、
記第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループであるか否かを判定し、
記第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の前記属性情報が前記情報公開グループである場合に、
前記第1のインスタントメッセージング識別子および第2のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信し、
記第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の前記属性情報が前記情報公開グループではない場合に、
前記ユーザにログインを許可すること、
を備える、方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報を含む前記クエリ結果を前記ターゲットデータベースから受信することは、
前記ターゲットデータベースによって送信された前記クエリ結果を受信し、前記クエリ結果は、前記第2のインスタントメッセージング識別子と、前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報とを含み、
前記ユーザの前記含まれているインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定すること、
を備え、
前記情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定することは、
前記含まれている第2のインスタントメッセージング識別子に基づいて、前記情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントが前記第2のインスタントメッセージング識別子のログインしたインスタントメッセージングクライアントであると決定し、
前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記受信したデータ情報を、前記第2のインスタントメッセージング識別子のログインした前記決定されたインスタントメッセージングクライアントにプッシュすることを含む、前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに前記データ情報をプッシュすること、
を備える、方法。
【請求項10】
情報をプッシュするための方法であって、
ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信し、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ結果を前記ターゲットデータベースから受信し、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定することであって、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子と他のユーザに関連付けられている他のインスタントメッセージング識別子との対応関係を特定することを含み、前記他のインスタントメッセージング識別子は前記インスタントメッセージングクライアントと関連付けられており、前記他のユーザは前記ユーザとは異なり、
前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに前記データ情報をプッシュすること、
を備え、
前記データ情報は、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に従って、前記ターゲットデータベース内でルックアップされる、方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、さらに、
前記クエリ要求を送信する前に、
ユーザによって送信された、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含むログイン要求を受信し、
前記受信されたインスタントメッセージング識別子が有効であるか否かを判定し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が有効であった場合に、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たすか否かを判定し、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子が前記所定の優先レベル条件を満たす場合に、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信すること、
を備える、方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子が前記所定の優先レベル条件を満たすか否かを判定することは、
前記第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間の格納されている対応関係に基づいて、前記受信された第1のインスタントメッセージング識別子が対応するターゲットデータベースを有するか否かを判定し、
前記受信された第1のインスタントメッセージング識別子が前記対応するターゲットデータベースを有する場合に、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記受信した第1のインスタントメッセージング識別子が前記対応するターゲットデータベースを有していない場合に、
追加データ情報を要求するために前記ユーザに要求を送信すること、
を備える、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、さらに、
前記追加データ情報を要求するために前記要求を送信した後に、
前記ユーザによって送り返された応答メッセージを受信し、前記応答メッセージは、前記追加データ情報および前記第1のインスタントメッセージング識別子を含み、
前記含まれているデータ情報および第1のインスタントメッセージング識別子を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記対応関係を格納すること、
を備える、方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、さらに、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記対応関係を格納した後に、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報を情報公開グループに設定することを備える、方法。
【請求項15】
請求項13に記載の方法であって、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信することは、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記格納されている対応関係に基づいて、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記ターゲットデータベースを決定し、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記決定されたターゲットデータベースに送信すること、
を備える、方法。
【請求項16】
情報をプッシュするための方法であって、
ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子とユーザの第1のインスタントメッセージング識別子とを含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信し、前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子と前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子との間には対応関係が存在し、
前記ターゲットデータベースによって送信されたクエリ結果を受信し、前記クエリ結果は、前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子と、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報とを含み、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定することであって、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子と他のユーザに関連付けられている他のインスタントメッセージング識別子との対応関係を特定することを含み、前記他のインスタントメッセージング識別子は前記インスタントメッセージングクライアントと関連付けられており、前記他のユーザは前記ユーザとは異なり、
前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報を前記決定されたインスタントメッセージングクライアントにプッシュすること、
を備え、
前記データ情報は、前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に基づいて、前記ターゲットデータベース内でルックアップされる、方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法であって、さらに、
前記クエリ要求を送信する前に、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記第2のインスタントメッセージング識別子との間の前記格納されている対応関係に基づいて、前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定し、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が前記対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有していない場合に、
前記ユーザにログインを許可すること、
を備える、方法。
【請求項18】
請求項17に記載の方法であって、前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定することは、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が前記対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有する場合に、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループであるか否かを判定し、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の前記属性情報が前記情報公開グループである場合に、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子および前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の前記属性情報が前記情報公開グループではない場合に、
前記ユーザにログインを許可すること、
を備える、方法。
【請求項19】
請求項18に記載の方法であって、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報を含む前記クエリ結果を受信することは、
前記ターゲットデータベースによって送信された前記クエリ結果を受信し、前記クエリ結果は、前記第2のインスタントメッセージング識別子と、前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報とを含み、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定すること、
を含み、
前記情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定することは、
含まれている前記第2のインスタントメッセージング識別子に基づいて、前記情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントは前記第2のインスタントメッセージング識別子がログインされているインスタントメッセージングクライアントであると決定し、
前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに前記データ情報をプッシュし、前記第2のインスタントメッセージング識別子がログインされている前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに、前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報をプッシュすること、
を備える、方法。
【請求項20】
情報をクエリするための方法であって、
インスタントメッセージングサーバによって送信された、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求を受信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に基づいてルックアップし、
前記ルックアップされたデータ情報とユーザの前記ユーザのインスタントメッセージング識別子とを含むクエリ結果を前記インスタントメッセージングサーバに送信すること、を備え、前記クエリ結果は、前記インスタントメッセージングサーバによってインスタントメッセージングクライアントに転送され、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と他のユーザに関連付けられている他のインスタントメッセージング識別子との対応関係が特定され、前記他のインスタントメッセージング識別子は前記インスタントメッセージングクライアントと関連付けられており、前記他のユーザは前記ユーザとは異なる、方法。
【請求項21】
請求項20に記載の方法であって、さらに、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報をルックアップし、
前記データ情報をルックアップすることは、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の前記格納されている対応関係に基づいて、データ情報に関連するURLアドレス情報を決定して、前記データ情報は、前記URLアドレス情報を含み、
前記決定されたURLアドレス情報に含まれるデータ内容を、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報と見なすこと、
を備える、方法。
【請求項22】
情報をプッシュするためのインスタントメッセージングサーバであって、
少なくとも1つのプロセッサであって、
ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ結果を受信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定することであって、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と他のユーザに関連付けられている他のインスタントメッセージング識別子との対応関係を特定することを含み、前記他のインスタントメッセージング識別子は前記インスタントメッセージングクライアントと関連付けられており、前記他のユーザは前記ユーザとは異なり、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に基づいて前記ターゲットデータベース内でルックアップされた前記データ情報を、前記決定されたインスタントメッセージングクライアントにプッシュするよう構成されている、少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続され、前記少なくとも1つのプロセッサに命令を提供するよう構成されているメモリと、
を備える、インスタントメッセージングサーバ。
【請求項23】
情報をプッシュするためのシステムであって、
少なくとも1つのプロセッサであって、
ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信し、
前記ターゲットデータベースによって送信された前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ結果を受信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定することであって、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と他のユーザに関連付けられている他のインスタントメッセージング識別子との対応関係を特定することを含み、前記他のインスタントメッセージング識別子は前記インスタントメッセージングクライアントと関連付けられており、前記他のユーザは前記ユーザとは異なり、
前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに前記データ情報をプッシュするよう構成されている、少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続され、前記少なくとも1つのプロセッサに命令を提供するよう構成されているメモリと、
を備える、システム。
【請求項24】
情報をプッシュするためのコンピュータプログラムであって、
ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信するための機能と、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ結果を前記ターゲットデータベースから受信するための機能と、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、前記データ情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定するための機能であって、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と他のユーザに関連付けられている他のインスタントメッセージング識別子との対応関係を特定することを含む、決定するための機能と、前記他のインスタントメッセージング識別子は前記インスタントメッセージングクライアントと関連付けられており、前記他のユーザは前記ユーザとは異なり、
前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに前記データ情報をプッシュするための機能と、
をコンピュータによって実現させ、
前記データ情報は、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に基づいて、前記ターゲットデータベース内でルックアップされる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
他の出願の相互参照
本願は、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる、発明の名称を「A METHOD, EQUIPMENT AND SYSTEM FOR PUSHING INFORMATION」とする2013年1月16日出願の中国特許出願第201310016651.5号に基づく優先権を主張する。
【0002】
本願は、情報をプッシュするための方法、デバイス、および、システムに関する。
【背景技術】
【0003】
インターネット技術がさらに発展するにつれ、様々な種類のインスタントメッセージング(インスタントメッセージ)システムが出現してきた。インスタントメッセージングシステムは、通信に用いられ、日々の生活により大きい利便性を提供する。
【0004】
インスタントメッセージングシステムは、インスタントメッセージングクライアントおよびインスタントメッセージングサーバを含む。ユーザは、他のインスタントメッセージングユーザと通信するために、インスタントメッセージングサーバからメッセージからインスタントメッセージングクライアントを取得して、取得したインスタントメッセージングクライアントをローカルにインストールする。
【0005】
図1は、インスタントメッセージングクライアントの視覚インターフェースの図である。通例、インスタントメッセージングクライアントの視覚インターフェースは、4つの領域に分けられている。
【0006】
第1の領域は、インスタントメッセージングサーバによって送信された表示メッセージを受信する動的メッセージ表示領域である。表示メッセージは、送信者のIDとメッセージ内容とを含む。送信者および受信者の間でやり取りされる情報の量が増加すると、動的メッセージ表示領域に表示された情報が、新たに生成された情報によって「埋もれてしまう」。
【0007】
第2の領域は、送信されるメッセージのための編集領域である。編集領域は、ユーザが送信する予定のメッセージを編集することを可能にすると共に、インスタントメッセージングサーバにメッセージ公開要求を送信することを可能にする。メッセージ公開要求は、送信者のID、受信者のID、および、メッセージ内容を含む。
【0008】
第3の領域は、掲示板領域である。インスタントメッセージングサーバは、公開されるべき情報を掲示板領域にプッシュする。プッシュされた情報は、掲示板領域で比較的長期間にわたって公開されるが、情報内容はサイズが制限される。通例、掲示板領域で公開される文字数は、50から100の間に制限される。
【0009】
第4の領域は、グループメンバ情報表示領域または別の情報の表示領域である。第4の領域は比較的変化しない。
【0010】
通常、インスタントメッセージングシステムによって実行される2つの通信モードが存在する。
【0011】
第1の通信モードでは、2人のユーザが、その間でメッセージ交換を行う。換言すると、送信側ユーザが、第2の領域を介してメッセージを、インスタントメッセージングサーバに送信するか、または、送信側ユーザとのリンクを確立した受信側ユーザに直接送信する。受信側ユーザは、インスタントメッセージングサーバからまたは確立したリンク経由で送信側ユーザからメッセージを受信し、自身の第1の領域にメッセージを表示する。この通信モードは、2ユーザ間の情報交換に制限される。また、各ユーザによって送信されるメッセージのデータ量は、比較的小さい。送信されるメッセージのデータ量がより大きくても、2ユーザがオンラインであるので、他方のユーザによって送信されたメッセージをリアルタイムで閲覧することが可能である。
【0012】
第2の通信モードでは、グループ(例えば、特定のゲームに関心のあるユーザのグループ、特定の地域に住むグループなど)内のユーザが、ユーザ間で通信をやり取りする。換言すると、複数のユーザが、グループ通信モードを通して互いに通信できる。グループ通信モードでは、グループのメンバが、グループの他のメンバに1つのメッセージを送信するだけで、他のメンバは、第1の領域でそのメッセージの内容を見る。グループメンバは、このモードで様々な種類のメッセージを公開できる。グループ通信モードは、操作の容易さおよび公開の効率の高さで利点を提供する。グループ通信モードは、情報の散布にも適している。例えば、ユーザがウェブサイト上に電子ショップを持ち、インスタントメッセージングシステムを用いてグループを確立すると仮定する。この例において、そのユーザは、グループホストユーザまたは管理者であり、グループ内の他のユーザが、グループメンバである。グループホストユーザは、確立されたグループを介して商品情報を公開できる。2つの具体的な公開モードが存在する。第1の公開モードは、インスタントメッセージングサーバを介して商品情報をグループメンバのクライアントの第2の領域に公開することを含む。第2の公開モードは、インスタントメッセージングサーバを介して商品情報をグループメンバのクライアントの第3の領域に公開することを含む。
【0013】
第1の公開モードでは、グループホストユーザは、自身のグループIDと、商品情報の一部とを、インスタントメッセージングサーバを介して自分の電子ショップからグループメンバのクライアントの第2の領域に送信する。インスタントメッセージングサーバは、グループホストユーザのグループIDに基づいてグループメンバを決定し、グループメンバが商品情報を閲覧できるように第1の領域に表示するために商品情報をグループメンバのクライアントにプッシュする。グループホストユーザの商品情報は、グループホストユーザの商品の広告を提供するために公開されるだけでなく、第1の公開モードは、さらに、グループメンバによる商品情報の閲覧を容易にする。
【0014】
しかしながら、商品情報が表示のためにインスタントメッセージングクライアントの第1の領域に公開される第1の公開モードは、少なくとも以下の制限を有する:
【0015】
第1に、第1の領域に表示された情報は、「流動的な」状態である。換言すると、最初に公開されたメッセージが、後に公開されたメッセージによって「埋もれる」ことがある。
【0016】
インスタントメッセージングサーバを通して、グループホストユーザは、公開される商品情報を、グループメンバが現在位置するクライアントに送信する。商品情報がグループメンバ間で交換されると、グループホストユーザによって公開された商品情報は、大量の交換された情報内に「埋もれる」ことになる。結果として、大量の交換された情報の受信後にインスタントメッセージングサーバにログインしたグループメンバは、グループホストユーザによって公開された商品情報をすぐに見ることができない。このような商品情報の埋没は、商品情報の宣伝効果を低下させる。また、グループメンバとグループホストユーザとの間で交換される情報の増加により、交換される情報は、インスタントメッセージングサーバによって送信される情報の量を大幅に増加させると共に、インスタントメッセージングサーバおよびユーザクライアントへの負荷を増やす。
【0017】
第2に、第1の公開モードでは、商品情報の公開が、より複雑である。
【0018】
グループホストユーザがインスタントメッセージングサーバを通して商品情報を公開しようとする時、最初のステップは、グループホストユーザがログインしたインスタントメッセージングクライアントの第2の領域内で商品情報を編集することである。編集領域のスペースが限られるため、商品情報は、比較的簡潔になるよう編集される。編集された商品情報は、比較的簡潔なので、元々の商品情報の重要なポイントを強調できない。2つ目のステップは、編集された商品情報およびグループホストユーザIDをインスタントメッセージングサーバに送信することである。インスタントメッセージングサーバは、グループホストユーザIDに基づいてグループメンバIDを決定し、決定されたグループメンバIDに基づいて、第1の領域に表示されるように、グループメンバが位置するクライアントに商品情報を送信する。
【0019】
第2の公開モードでは、グループホストユーザは、公開される商品情報とグループホストユーザIDとをインスタントメッセージングサーバに送信する。インスタントメッセージングサーバは、掲示板領域での表示のために、グループホストユーザIDに対応するグループメンバが位置するクライアントに、受信した商品情報をプッシュする。
【0020】
第2の公開モードを用いた場合、公開される商品情報の内容は、掲示板領域のスペースが限られているために、過度に簡略になる。内容が過度に簡略であるため、その内容では、宣伝活動の存在をグループメンバに気づかせるだけである。グループホストユーザは、インスタントメッセージングソフトウェアの掲示板領域表示要件に従って、宣伝されるべき商品情報を取得し、商品情報を編集して、商品情報をインスタントメッセージングサーバに送信する。商品情報が変更を受けると、変更された商品情報は再編集される。第2の公開モードの結果として、グループホストユーザは、商品情報を非効率的に公開し、商品情報は、比較的大きい労力と乏しい成果をもって第2の公開モードによって公開される。
【0021】
要約すると、従来の公開モードは、インスタントメッセージングクライアントで商品情報を宣伝する方法に制限があり、公開が非効率的であり、ユーザの情報公開目的を達成できない。
【図面の簡単な説明】
【0022】
以下の詳細な説明と添付の図面において、本発明の様々な実施形態を開示する。
【0023】
図1】インスタントメッセージングクライアントの視覚インターフェースの図。
【0024】
図2】情報をプッシュするための方法の第1の実施形態を示すフローチャート。
【0025】
図3A】情報をプッシュするための方法の第2の実施形態を示すフローチャート。
図3B】情報をプッシュするための方法の第2の実施形態を示すフローチャート。
図3C】情報をプッシュするための方法の第2の実施形態を示すフローチャート。
【0026】
図4A】情報をプッシュするための方法の第3の実施形態を示すフローチャート。
図4B】情報をプッシュするための方法の第3の実施形態を示すフローチャート。
【0027】
図5】情報をクエリするための方法の一実施形態を示すフローチャート。
【0028】
図6】情報を表示するための方法の一実施形態を示すフローチャート。
【0029】
図7A】インスタントメッセージングクライアント上に表示されたデータ情報の実施形態を示す図。
図7B】インスタントメッセージングクライアント上に表示されたデータ情報の実施形態を示す図。
【0030】
図8】インスタントメッセージングサーバの一実施形態を示す構造図。
【0031】
図9】情報をプッシュするためのシステムの一実施形態を示す構造図。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明は、処理、装置、システム、物質の組成、コンピュータ読み取り可能な格納媒体上に具現化されたコンピュータプログラム製品、および/または、プロセッサ(プロセッサに接続されたメモリに格納および/またはそのメモリによって提供される命令を実行するよう構成されたプロセッサ)を含め、様々な形態で実装されうる。本明細書では、これらの実装または本発明が取りうる任意の他の形態を、技術と呼ぶ。一般に、開示された処理の工程の順序は、本発明の範囲内で変更されてもよい。特に言及しない限り、タスクを実行するよう構成されるものとして記載されたプロセッサまたはメモリなどの構成要素は、ある時間にタスクを実行するよう一時的に構成された一般的な構成要素として、または、タスクを実行するよう製造された特定の構成要素として実装されてよい。本明細書では、「プロセッサ」という用語は、1または複数のデバイス、回路、および/または、コンピュータプログラム命令などのデータを処理するよう構成された処理コアを指すものとする。
【0033】
以下では、本発明の原理を示す図面を参照しつつ、本発明の1または複数の実施形態の詳細な説明を行う。本発明は、かかる実施形態に関連して説明されているが、どの実施形態にも限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ限定されるものであり、多くの代替物、変形物、および、等価物を含む。以下の説明では、本発明の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細事項が記載されている。これらの詳細事項は、例示を目的としたものであり、本発明は、これらの具体的な詳細事項の一部または全てがなくとも特許請求の範囲に従って実施可能である。簡単のために、本発明に関連する技術分野で周知の技術要素については、本発明が必要以上にわかりにくくならないように、詳細には説明していない。
【0034】
情報を公開する効率を高めるために、情報をプッシュするための方法、デバイス、および、システムを提供する。ユーザインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の対応関係が確立されるインスタントメッセージングサーバがユーザのログイン要求を受信する場合、ユーザのログイン要求は、クエリ要求メッセージに含められるユーザのインスタントメッセージング識別子を含む。ユーザがログインした後、インスタントメッセージングサーバは、クエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する。ターゲットデータベースは、インスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の格納された対応関係に基づいて、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を決定し、リターン結果にデータ情報とユーザのインスタントメッセージング識別子とを含める。ターゲットデータベースは、リターン結果をインスタントメッセージングサーバに送信する。インスタントメッセージングサーバは、リターン結果に含まれるユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定する。その後、インスタントメッセージングサーバは、表示に向けて、決定したインスタントメッセージングクライアントにデータ情報をプッシュする。
【0035】
ユーザが公開するつもりの商品情報は、インスタントメッセージングサーバに格納されるデータ情報として機能する。ユーザがインスタントメッセージングサーバにログインすると、インスタントメッセージングサーバは、ターゲットデータベース内で、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報をルックアップし、見つかったデータ情報をユーザに関連するインスタントメッセージングクライアントにプッシュする。その後、ユーザのインスタントメッセージングクライアントは、データ情報を表示する。公開される商品情報に対してユーザが実行する編集ステップは、単純化されている。さらに、商品情報がユーザによって公開される効率が改善され、インスタントメッセージングソフトウェアを用いてユーザ自身の商品情報を宣伝するユーザの満足度が高くなっている。
【0036】
いくつかの実施形態において、ターゲットデータベースは、ユーザのインスタントメッセージング識別子と、公開されるデータ情報との間の対応関係を格納するデータベースである。ユーザのインスタントメッセージング識別子は、公開されるデータ情報をルックアップするために用いることができる。いくつかの実施形態において、データ情報とは、公開される商品情報、または、公開されるデータ情報のアドレス情報のことである。いくつかの実施形態において、データ情報は、ユーザの電子ショップのための広告情報などに対応する。表1は、ターゲットデータベース内にデータ情報を格納するために用いられるフォーマットの一例である。
【表1】
【0037】
表1に示すように、各ユーザのインスタントメッセージング識別子は、データ情報に対応する。ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報がアドレス情報である場合、ユーザのインスタントメッセージング識別子を用いてルックアップされるデータ情報は、アドレス情報に対応するサイト情報である。例えば、ユーザのインスタントメッセージング識別子「33333333」が「www.ZZZZ.com」に対応するということは、「33333333」を用いてルックアップされるデータ情報がホストアドレス「www.ZZZZ.com」を有するサイトにあるデータ情報の内容であることを意味する。ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報の内容がアドレス情報および設定情報である場合、ユーザのインスタントメッセージング識別子を用いてルックアップされるデータ情報の内容は、アドレス情報に対応するサイト情報内の設定情報に対応するデータ内容である。例えば、11111111が「www.XYZ.com、割引情報」に対応するということは、ユーザのインスタントメッセージング識別子である「111111111」を用いてルックアップされるデータ情報の内容が、ホストアドレス「www.XYZ.com」に対応するサイト情報内の「割引情報」のデータ内容であることを意味する。
【0038】
例えば、テーブル1は、編集され、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するターゲットデータベースに送信される。テーブル1は、さらに、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応する宣伝情報を含み、サーバによって自動的に取得され、ターゲットデータベースに格納されてよい。例えば、ユーザ1111111が、宣伝情報を編集する。宣伝情報は、対応するURL「xyz.com」、割引情報、および、0.5.01〜0.5.03を含み、その後、サーバが、その宣伝情報をターゲットデータベースに送信する。テーブル1は、ユーザ111111によって編集された宣伝情報も含むことができ、サーバは、対応する宣伝情報を取得し、その宣伝情報をターゲットデータベースに送信する。
【0039】
一例として、ターゲットデータベース内のデータ情報項目は、時間情報も含む。いくつかの実施形態において、時間情報は、季節、月、週、日、時間、分などを単位とする。一例として、時間間隔「05.01〜05.03」は、日を単位とし、5月1日から5月3日である。別の例において、時間間隔「09:00〜19:00」は、時間を単位とし、午前9時から午後7時である。時間間隔は、ユーザのインスタントメッセージング識別子を用いてルックアップされた対応するデータ情報の内容の有効期間を表すために用いられる。換言すると、ユーザのインスタントメッセージング識別子を用いてルックアップされたそのユーザのデータ情報の内容は、その時間間隔の範囲内で有効であり、他の時間には無効である。時間情報がないことは、そのデータ情報が時間間隔の制限を受けず、いつでも有効であることを示すと理解されることに注意されたい。
【0040】
一例として、ユーザがグループホストユーザである場合、ターゲットデータベースは、グループホストユーザのインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の対応関係を格納する。ユーザがグループメンバでもある場合、ターゲットデータベースは、データ情報とそのグループメンバに対応するグループホストユーザのインスタントメッセージング識別子との間の対応関係を格納する。いくつかの実施形態において、ターゲットデータベースは、さらに、グループメンバのインスタントメッセージング識別子とグループホストユーザのインスタントメッセージング識別子との間の対応関係、および、グループホストユーザのインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の対応関係を格納する。
【0041】
図2は、情報をプッシュするための方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。いくつかの実施形態において、方法200は、図9のインスタントメッセージングサーバ910によって実施され、以下の工程を備える。
【0042】
工程210では、インスタントメッセージングサーバは、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する。本願は、グループメッセージングに基づいているので、グループホストユーザが、所定の要件セット(例えば、グループホストユーザが電子ショップの販売者である)を満たせば、インスタントメッセージングサーバにログオンする時に、クエリ要求メッセージを送信させることができる。いくつかの実施形態では、グループホストユーザが、クエリ要求を開始する。いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングサーバにログオンするグループメンバが、クエリ要求を開始する。
【0043】
比較的多数のユーザがインスタントメッセージングシステムを利用している場合、インスタントメッセージングシステムを介してメッセージを公開するユーザが比較的多く存在することが想定される。したがって、ユーザのインスタントメッセージング識別子と、公開されるデータ情報との間の対応関係が、ターゲットデータベースに格納される。
【0044】
様々な実施形態において、ターゲットデータベースは、分散型データベース、集中型データベース、または、その他のタイプのデータベースを含む。
【0045】
ターゲットデータベースの数に制限はない。したがって、比較的大量のデータが存在する場合には、データ量が少ない時よりも多くのデータベースが利用されうる。いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングサーバは、ユーザのインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベース識別子との間の対応関係をローカルに格納する。いくつかの実施形態において、それらの対応関係は、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報が格納されたターゲットデータベースを決定するために用いられる。対応関係は、データ情報クエリに対する結果を受信する速度を高める。
【0046】
一例として、インスタントメッセージングサーバは、ユーザのインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベース識別子との間のローカルに格納された対応関係に基づいて、そのユーザの公開予定のデータ情報に対応するターゲットデータベースを決定する。
【0047】
次いで、インスタントメッセージングサーバは、決定されたターゲットデータベースに、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージを送信する。
【0048】
例えば、ユーザのインスタントメッセージング識別子が、「1111111」、「AAAAAAAA」、および、「22222222」であり、それぞれのデータ情報が、ターゲット1、ターゲット2、および、ターゲット3というターゲットデータベース識別子を有する3つのターゲットデータベースにそれぞれ格納される。したがって、インスタントメッセージングサーバは、「1111111」とターゲット1内の対応するエントリとの間の対応関係、「AAAAAAAA」とターゲット2内の対応するエントリとの間の対応関係、および、「22222222」とターゲット3内の対応するエントリとの間の対応関係を、ローカルに格納する。
【0049】
インスタントメッセージングサーバは、ユーザによって送信されたインスタントメッセージング識別子「11111111」を含むログイン要求メッセージを受信すると、まず、そのユーザのログインを認証する。次いで、ユーザの認証に成功した後、インスタントメッセージングサーバは、インスタントメッセージング識別子「1111111」とターゲット1との間のローカルに格納された対応関係に基づいて、そのユーザの公開予定のデータ情報を格納するターゲットデータベースがターゲット1データベースであると決定する。インスタントメッセージングサーバは、インスタントメッセージング識別子「11111111」を含むクエリ要求メッセージを、ターゲット1に対応する決定されたターゲットデータベースに送信する。
【0050】
別の例において、インスタントメッセージングサーバが、決定されたターゲットデータベースにクエリ要求メッセージを送信する時、クエリ要求メッセージは、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含み、ユーザのインスタントメッセージング識別子は、ターゲットデータベースに送信される。さらに別の例において、ターゲットデータベースは、クエリ要求メッセージを受信した後、ユーザのインスタントメッセージング識別子を報告するようインスタントメッセージングサーバに要求できる。要求を受信すると、インスタントメッセージングサーバは、受信したユーザのインスタントメッセージング識別子をターゲットデータベースに報告する。
【0051】
工程220では、インスタントメッセージングサーバは、ターゲットデータベースによって送信されたクエリ結果メッセージを受信する。クエリ結果メッセージは、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含む。
【0052】
いくつかの実施形態において、ターゲットデータベースは、ユーザのインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の格納された対応関係に基づいて、データ情報をルックアップする。
【0053】
ターゲットデータベースは、クエリ要求メッセージをインスタントメッセージングサーバから受信した後、インスタントメッセージング識別子とデータ情報との間のローカルに格納された対応関係に基づいて、クエリ要求メッセージに含まれるユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報をルックアップする。
【0054】
例えば、クエリ要求メッセージに含まれるユーザのインスタントメッセージング識別子が「11111111」であった場合、ターゲットデータベースは、ユーザのインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間のローカルに格納された対応関係に基づいて、「11111111」に対応するデータ情報(すなわち、www.XYZ.com、割引情報、05.01〜05.03)をルックアップする。
【0055】
ターゲットデータベースは、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報をルックアップした後、クエリ結果メッセージをインスタントメッセージングサーバに送り返す。クエリ結果メッセージは、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報(例えば、www.XYZ.com、割引情報など)を含む。
【0056】
工程210に戻ると、いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングサーバは、複数のクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する。受信された各クエリ要求メッセージは、異なるデータ情報に対応する異なるユーザのインスタントメッセージング識別子を含む。さらに、ターゲットデータベースは、各ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を、そのユーザのインスタントメッセージング識別子に対するクエリ結果と見なす。ターゲットデータベースは、各ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報と、そのユーザのインスタントメッセージング識別子とを、クエリ結果メッセージでインスタントメッセージングサーバに送信する。したがって、クエリ結果メッセージを受信すると、インスタントメッセージングサーバは、各ユーザについての公開予定のデータ情報を位置特定することができる。
【0057】
工程230において、インスタントメッセージングサーバは、含まれているユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、データ情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定し、決定したインスタントメッセージングクライアントにデータ情報をプッシュする。
【0058】
インスタントメッセージングサーバは、ターゲットデータベースによって送信されたクエリ結果メッセージを受信すると、クエリ結果メッセージに含まれるユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、そのユーザに対応するインスタントメッセージングクライアントを決定し、決定されたインスタントメッセージングクライアントにクエリ結果メッセージに含まれるデータ情報をプッシュする。
【0059】
一例として、含まれるデータ情報がアドレス情報(例えば、URLリンクアドレス情報)だけを含む場合、インスタントメッセージングサーバは、アドレス情報に基づいて対応するサイトサーバを決定し、アドレス情報に対応するサイトサーバからデータ内容(例えば、ウェブサイト内の商品情報(URLリンクアドレス))を取得する。インスタントメッセージングサーバは、決定したユーザのインスタントメッセージングクライアントに、取得したデータ内容をプッシュする。
【0060】
含まれるデータ情報が電子ショップのテキストおよび画像情報を含む場合、インスタントメッセージングサーバは、電子ショップの受信されたテキストおよび画像情報を、決定したインスタントメッセージングクライアントに直接プッシュする。
【0061】
含まれるデータ情報がアドレス情報(例えば、URLリンクアドレス情報)および設定情報を含む場合、インスタントメッセージングサーバは、アドレス情報に基づいて対応するサイトサーバを決定し、アドレス情報に対応するサイトサーバ内の設定情報(例えば、商品宣伝情報)に関するデータ内容をサイトサーバから取得する。インスタントメッセージングサーバは、決定したインスタントメッセージングクライアントに、取得したデータ内容をプッシュする。
【0062】
別の例において、含まれるデータ情報が時間情報を含む場合、インスタントメッセージングサーバは、クエリ結果メッセージに含まれるデータ情報を、決定されたインスタントメッセージングクライアントに、表示に向けてプッシュする前に、受信したデータ情報内の時間情報をローカル動作時間情報と比較する。ローカル動作時間情報がデータ情報内の時間情報の要件の範囲内であった場合、クエリ結果メッセージに含まれるデータ情報は、表示に向けて、決定されたインスタントメッセージングクライアントにプッシュされる。ローカル動作時間情報がデータ情報内の時間情報の要件の範囲内にない場合(例えば、時間間隔「05.01〜05.03」は、日を単位とし、5月1日から5月3日に関連する。別の例において、時間間隔「09:00〜19:00」は、時間を単位とし、午前9時から午後7時に関連する)、データ情報は、決定されたインスタントメッセージングクライアントにプッシュされない。
【0063】
第1の実施形態において、ユーザが公開する商品情報は、インスタントメッセージングサーバにデータ情報として保存される。ユーザがインスタントメッセージングサーバにログインすると、インスタントメッセージングサーバは、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報をターゲットデータベース内でルックアップし、ユーザによって用いられるインスタントメッセージングクライアントにデータ情報をプッシュし、インスタントメッセージングクライアントでデータ情報を表示する。この方法は、公開される商品情報に対してユーザが実行する編集動作を単純化する。さらに、方法は、ユーザによる商品情報公開の効率を高め、ユーザがインスタントメッセージングシステムを介して商品情報を宣伝するのに役立つ。
【0064】
図3A図3B、および、図3Cは、情報をプッシュするための方法の第2の実施形態を示すフローチャートである。いくつかの実施形態において、方法300は、図9のインスタントメッセージングサーバ910によって実施され、以下の工程を備える。
【0065】
工程305では、インスタントメッセージングサーバは、インスタントメッセージングクライアントを介してユーザによって送信されたログイン要求メッセージを受信する。いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングクライアントによって生成されたログイン要求メッセージは、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含む。
【0066】
いくつかの実施形態において、ユーザのインスタントメッセージング識別子は、第1のインスタントメッセージング識別子および第2のインスタントメッセージング識別子を含む。例えば、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子は、グループホストユーザのインスタントメッセージング識別子であり、第2のインスタントメッセージング識別子は、グループメンバのインスタントメッセージング識別子である。いくつかの実施形態において、第1のインスタントメッセージング識別子は、複数の第2のインスタントメッセージング識別子に対応する。
【0067】
グループ通信技術において、インスタントメッセージングサーバは、インスタントメッセージング識別子を第1のインスタントメッセージング識別子および第2のインスタントメッセージング識別子に分類する。いくつかの実施形態において、ユーザの大多数は、まず、第2のインスタントメッセージング識別子を要求して取得する(例えば、グループメンバ)。いくつかの実施形態において、第2のインスタントメッセージング識別子の要求に成功したユーザは、一般ユーザと呼ばれる。一般ユーザは、インスタントメッセージングサーバによって設定された条件(例えば、一般ユーザが電子商取引プラットフォームに登録された電子ショップを持つか否か)を満たすと、第1のインスタントメッセージング識別子を要求できる。第1のインスタントメッセージング識別子を有するユーザは、グループホストユーザである。この時点で、インスタントメッセージングサーバは、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子と第2のインスタントメッセージング識別子との間の対応関係をローカルに確立する。他のユーザも、グループホストユーザの第1のインスタントメッセージング識別子との対応関係を確立するよう要求できる。換言すると、複数のユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が、第1のインスタントメッセージング識別子を用いて1つのグループにまとめられる。対応関係が、第1のインスタントメッセージング識別子と複数の第2のインスタントメッセージング識別子との間で確立される。
【0068】
例えば、ユーザAが、電子商取引会社(Ali Wangwang(商標)など)によって運営されるインスタントメッセージングサーバにインスタントメッセージング識別子を申し込むとする。Ali Wangwang(商標)のインスタントメッセージングサーバは、ユーザAが電子ショップ情報を登録したか否かを判定する。ユーザAが電子ショップ情報を登録した場合、Ali Wangwang(商標)のインスタントメッセージングサーバは、ユーザAに第1のインスタントメッセージング識別子(例えば、グループホストユーザ識別子)を割り当て、グループを確立する権限をユーザAに与える。ユーザAが電子ショップ情報を登録していない場合、Ali Wangwangのインスタントメッセージングサーバは、第2のインスタントメッセージング識別子(例えば、一般ユーザ識別子)をユーザAに割り当てる。同じく第2のインスタントメッセージング識別子を割り当てられている他のユーザは、ユーザAに対応するグループに、そのグループのグループメンバになることを申し込むことができる。一例では、ユーザAは、ユーザAが電子ショップを有するか否かにかかわらず、第1のインスタントメッセージング識別子を割り当てられる。別の例では、他のユーザは、ユーザAとの間で確立された通信関係(すでに確立された友人関係など)に基づいて、または、友人として互いを追加することなどによって、ユーザAによって確立されたグループに加わることができる。Ali Wangwangのインスタントメッセージングサーバは、ユーザAの第1のインスタントメッセージング識別子と、複数のユーザの第2のインスタントメッセージング識別子との間の対応関係を格納する。
【0069】
工程310では、インスタントメッセージングサーバは、ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たすか否かを判定する。ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たす場合、制御は工程315に移行する。ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たさない場合、制御は工程360に移行する。
【0070】
一例として、ユーザによって送信されたログイン要求メッセージを受信した後、インスタントメッセージングサーバは、受信したログイン要求に含まれるインスタントメッセージング識別子の有効性を検証する。さらに、ユーザのログイン認証後、インスタントメッセージングサーバは、ユーザのインスタントメッセージング識別子の優先レベル条件が所定の閾値を超えるか否かを判定する。
【0071】
いくつかの実施形態では、既存のログイン認証方法が検証のために用いられる。検証は、ユーザのインスタントメッセージング識別子が正規ユーザのインスタントメッセージング識別子であるか否かを判定することを含む。
【0072】
いくつかの実施形態において、所定の優先レベル条件は、ユーザのインスタントメッセージング識別子についてインスタントメッセージングサーバに記録されたサービスレベルに基づいて決定される。サービスレベルの例は、L1、L2、および、L3を含んでおり、サービスレベルL1はVIPサービスに対応する。いくつかの実施形態において、所定の優先レベル条件は、実際の必要性に基づいて決定される。
【0073】
例えば、優先レベルは、インスタントメッセージングサーバがインスタントメッセージング識別子をユーザに割り当てる時にユーザのインスタントメッセージング識別子に対して設定された権限である。いくつかの実施形態において、与えられた権限は、ユーザによって用いられるインスタントメッセージング識別子に関連付けられる。いくつかの実施形態において、権限は、優先レベルとして表現される。例えば、ユーザのインスタントメッセージング識別子が、第1のインスタントメッセージング識別子として分類され、グループを設定する権限または商品情報を公開する権限などを伴う。いくつかの実施形態において、ユーザのインスタントメッセージング識別子は、通常のメッセージング権限を備えた一般ユーザとしてユーザを分類するために、第2のインスタントメッセージング識別子として分類される。
【0074】
かかる実施形態において、グループホストユーザのインスタントメッセージング識別子は、第1のインスタントメッセージング識別子として定義され、一般ユーザのインスタントメッセージング識別子は、第2のインスタントメッセージング識別子として定義される。
【0075】
ユーザのインスタントメッセージング識別子が優先レベル条件を満たす場合、インスタントメッセージングサーバは、ユーザのインスタントメッセージング識別子を第1のインスタントメッセージング識別子と判定する。ユーザのインスタントメッセージング識別子が優先レベル条件を満たさない場合、インスタントメッセージングサーバは、ユーザのインスタントメッセージング識別子を第2のインスタントメッセージング識別子と判定する。
【0076】
工程315では、インスタントメッセージサーバは、ユーザのインスタントメッセージング識別子が第1のインスタントメッセージング識別子であると決定する。
【0077】
工程320では、インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間のローカルに格納された対応関係に基づいて、受信した第1のインスタントメッセージング識別子がターゲットデータベース内に対応するデータ情報を有するか否かを判定する。ローカルに格納された対応関係は、インスタントメッセージングサーバに格納されている。受信した第1のインスタントメッセージング識別子がターゲットデータベース内に対応するデータ情報を有する場合、制御は工程345に移行する。受信した第1のインスタントメッセージング識別子がターゲットデータベース内に対応するデータ情報を有していない場合、制御は工程325に移行する。
【0078】
一例として、インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間のローカルに格納された対応関係に基づいて、受信した第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報がターゲットデータベース内に存在するか否かを判定する。インスタントメッセージングサーバは、受信した第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報がターゲットデータベース内に存在すると判定した場合、第1のインスタントメッセージング識別子についてインスタントメッセージングサーバに格納された公開予定の商品情報が存在すると決定する。インスタントメッセージングサーバは、受信した第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報がターゲットデータベース内に存在しないと判定した場合、公開予定の商品情報が追加されるか否かに関して、追加データ情報要求メッセージをユーザに送信する。
【0079】
工程325では、インスタントメッセージングサーバは、ユーザに対応するインスタントメッセージングクライアントに追加データ情報要求メッセージを送信する。
【0080】
インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子に対応してインスタントメッセージングサーバに格納された公開予定の商品情報が存在しないと判定した場合、ユーザのインスタントメッセージングクライアントに追加データ情報要求メッセージをプッシュする。追加データ情報要求メッセージは、公開予定の商品情報がインスタントメッセージングサーバに追加されるか否かをユーザに尋ねるために用いられる。
【0081】
いくつかの実施形態において、追加データ情報要求メッセージは、ユーザのインスタントメッセージングクライアントにダイアログボックスの形態で提示される。いくつかの実施形態では、トリガボタンが、ユーザのインスタントメッセージングクライアント内の所定の位置に追加される。
【0082】
工程330では、インスタントメッセージングサーバは、ユーザによって送り返された応答メッセージを受信する。
【0083】
応答メッセージは、追加データ情報および第1のインスタントメッセージング識別子を含む。
【0084】
いくつかの実施形態において、追加データ情報要求メッセージがユーザのインスタントメッセージングクライアントにダイアログボックスの形態で提示される場合、ユーザ確認が、追加データ情報取得の同意と見なされ、ダイアログボックスを閉じることが、追加データ情報取得の拒否と見なされる。
【0085】
いくつかの実施形態において、追加データ情報要求メッセージがユーザのインスタントメッセージングクライアント内の確定された場所に追加されたトリガボタンとして提示される場合、ユーザによるトリガボタンの押下が、追加データ情報取得の同意と見なされる。
【0086】
ユーザが追加データ情報に同意した場合、インスタントメッセージングサーバがユーザによって追加されるデータ情報を取得するための方法は、少なくとも以下の方法を含む:
【0087】
データ情報を取得するための第1の方法は、ユーザによる公開予定の商品情報と第1のインスタントメッセージング識別子とを含む応答メッセージを生成して、その応答メッセージをインスタントメッセージングサーバに返すことを含む。
【0088】
データ情報を取得するための第2の方法は、以下を含む:インスタントメッセージングサーバが同意を受信して、ユーザによって送り返された追加データ情報を取得した後、インスタントメッセージングサーバは、インスタントメッセージングサーバでのユーザの登録情報に基づいてユーザの電子ショップ情報を決定する。追加データ情報の一例は、商品情報を含む。インスタントメッセージングサーバは、ユーザに関連する電子ショップ情報のデフォルトを、公開されるデータ情報に設定する。
【0089】
工程335では、決定された追加データ情報応答メッセージを受信した後、インスタントメッセージングサーバは、応答メッセージに含まれるデータ情報および第1のインスタントメッセージング識別子をターゲットデータベースに送信し、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間の対応関係をローカルに格納する。
【0090】
インスタントメッセージングサーバは、ユーザが追加するデータ情報を取得すると、そのデータ情報のためのターゲットデータベースを選択し、第1のインスタントメッセージング識別子と、選択したターゲットデータベースとの間の対応関係をローカルに格納し、第1のインスタントメッセージング識別子およびデータ情報をターゲットデータベースに送信する。ターゲットデータベースは、データ情報を格納し、第1のインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の対応関係を格納する。
【0091】
データ情報が追加されないことを示す応答メッセージをインスタントメッセージングサーバが受信した場合、ユーザは、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子が認証された後にログインを許可される。
【0092】
工程340では、インスタントメッセージングサーバは、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報を情報公開グループに設定する。
【0093】
インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間の対応関係をローカルに格納した後、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループに設定されるか否かに関する更新メッセージを、ユーザのインスタントメッセージングクライアントに送信する。ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループに設定されることをユーザが確認すると、インスタントメッセージングサーバは、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報を情報公開グループにローカルで設定し、第1のインスタントメッセージング識別子に対応する第2のインスタントメッセージング識別子をルックアップする。いくつかの実施形態において、第2のインスタントメッセージング識別子は、ユーザがオンラインか否かを示すオンラインステータスを有する。いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングサーバは、ルックアップされた第2のインスタントメッセージング識別子に対応するインスタントメッセージングクライアントに、第1のインスタントメッセージング識別子を含むグループ更新メッセージを送信する。
【0094】
工程345では、インスタントメッセージングサーバは、決定したターゲットデータベースにクエリ要求メッセージを送信する。
【0095】
クエリ要求メッセージは、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む。
【0096】
ターゲットデータベースは、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージを受信した後、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報をルックアップし、クエリ結果メッセージをインスタントメッセージングサーバに送り返す。
【0097】
ターゲットデータベースは、第1のインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の格納された対応関係に基づいて、第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報をルックアップし、ルックアップしたデータ情報およびユーザの第1のインスタントメッセージング識別子をクエリ結果メッセージとし、そのクエリ結果メッセージをインスタントメッセージングサーバに送信する。
【0098】
工程355では、インスタントメッセージングサーバは、ターゲットデータベースによって送信されたクエリ結果メッセージを受信し、含まれるユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定し、決定したインスタントメッセージングクライアントにデータ情報をプッシュする。
【0099】
工程360では、インスタントメッセージングサーバは、ユーザのインスタントメッセージング識別子が第2のインスタントメッセージング識別子であると決定する。
【0100】
工程365では、インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子と第2のインスタントメッセージング識別子との間のローカルに格納された対応関係に基づいて、受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が、対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定する。受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有すると、インスタントメッセージングサーバが判定した場合、制御は工程370に進む。受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有していないと、インスタントメッセージングサーバが判定した場合、ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子の有効性が検証された後、インスタントメッセージングサーバは、ユーザのログインを許可する。ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有していない場合でも、ユーザは、サーバにログインできる。しかしながら、そのユーザは、商品情報を受信できない。
【0101】
工程370では、インスタントメッセージングサーバは、受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1インスタントメッセージング識別子を有すると判定した場合、受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループに関係するか否かを判定する。受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループに関係する場合、制御は工程375に移行する。受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループに関係しない場合、ユーザは、インスタントメッセージングサーバへのログインを許可される。情報公開グループは、広告または宣伝情報を公開できるグループである。換言すると、グループホストユーザ(ショップオーナー)が、広告または宣伝情報を公開する。
【0102】
工程375では、インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子および第2のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する。
【0103】
インスタントメッセージングサーバは、第2のインスタントメッセージング識別子が複数の第1のインスタントメッセージング識別子に対応すると判定した場合、まず、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間の対応関係に基づいて、複数のターゲットデータベースを決定する。次いで、インスタントメッセージングサーバは、クエリ要求メッセージ内に第1のインスタントメッセージング識別子および第2のインスタントメッセージング識別子を含め、対応するターゲットデータベースにクエリ要求メッセージを送信する。
【0104】
インスタントメッセージングサーバによって送信された検索結果が、1つの第1のインスタントメッセージング識別子に対応する1つの第2のインスタントメッセージング識別子を含む場合、インスタントメッセージングサーバは、まず、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間の対応関係に基づいて、ターゲットデータベースを決定する。次いで、インスタントメッセージングサーバは、クエリ要求メッセージ内に第1のインスタントメッセージング識別子および第2のインスタントメッセージング識別子を含め、対応するターゲットデータベースにクエリ要求メッセージを送信する。
【0105】
工程380では、インスタントメッセージングサーバは、ターゲットデータベースによって送信されたクエリ結果メッセージを受信する。クエリ結果メッセージは、第2のインスタントメッセージング識別子と、第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報とを含む。
【0106】
工程385では、インスタントメッセージングサーバは、含まれている第2のインスタントメッセージング識別子に基づいて、第2のインスタントメッセージング識別子がログインした場所に対応するインスタントメッセージングクライアントを決定する。
【0107】
工程390では、インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子に対応する受信したデータ情報を、決定した第2のインスタントメッセージング識別子がログインしたインスタントメッセージングクライアントにプッシュする。
【0108】
インスタントメッセージングサーバは、2以上のターゲットデータベースが存在すると決定した場合、ターゲットデータベースから2以上のクエリ結果を受信する。2以上のクエリ結果は、同じ第2のインスタントメッセージング識別子を含む。したがって、インスタントメッセージングサーバは、第2のインスタントメッセージング識別子に基づいてインスタントメッセージングクライアントを決定し、決定したインスタントメッセージングクライアントに2以上のクエリ結果内の異なるデータ情報をプッシュする。
【0109】
図4Aおよび図4Bは、情報をプッシュするための方法の第3の実施形態を示すフローチャートである。この例において、インスタントメッセージングサーバは、ユーザAのインスタントメッセージング識別子が第1のインスタントメッセージング識別子であり、ユーザBのインスタントメッセージング識別子が第2のインスタントメッセージング識別子であり、ユーザBおよびユーザAは同じグループに属すると仮定する。いくつかの実施形態において、方法400は、図9のインスタントメッセージングサーバ910によって実施され、以下の工程を備える。
【0110】
工程405では、インスタントメッセージングサーバは、ユーザAによって送信されたログイン要求メッセージを受信し、ログイン要求メッセージは、第1のインスタントメッセージング識別子を含む。
【0111】
インスタントメッセージングサーバは、ログイン要求メッセージを受信した後、ユーザAの第1のインスタントメッセージング識別子を認証する。
【0112】
工程410では、ユーザAの第1のインスタントメッセージング識別子が認証をパスした場合、インスタントメッセージングサーバは、受信した第1のインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベルを満たすか否かを判定する。受信した第1のインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベルを満たす場合、制御は工程415に進む。受信した第1のインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベルを満たさない場合、インスタントメッセージングサーバは、ユーザAがインスタントメッセージングサーバにログインすることを許可する。
【0113】
工程415では、インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間の所定の対応関係に基づいて、ユーザAの第1のインスタントメッセージング識別子に対応するターゲットデータベースがデータ情報を有するか否かを判定する。ユーザAの第1のインスタントメッセージング識別子に対応するターゲットデータベースがデータ情報を有していない場合、制御は工程420に移行する。
【0114】
工程420では、インスタントメッセージングサーバは、ユーザAに対応するインスタントメッセージングクライアントに追加データ情報要求メッセージを送り返し、インスタントメッセージングクライアントから送り返された応答メッセージを受信する。
【0115】
工程425では、インスタントメッセージングサーバは、応答メッセージに含まれるデータ情報に基づいて、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間の対応関係をローカルに格納する。
【0116】
工程430では、インスタントメッセージングサーバは、ユーザAに対応するインスタントメッセージングクライアントによって確立されたグループに関する属性を更新するか否かに関する要求メッセージを送り返し、ユーザAに対応するインスタントメッセージングクライアントから更新応答メッセージを受信する。
【0117】
更新応答メッセージを受信した後、インスタントメッセージングサーバは、ユーザAによって確立されたグループに関する属性を情報公開グループに変更する。
【0118】
工程435では、インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子を含むグループ属性更新メッセージを、オンラインの第2のインスタントメッセージング識別子に送信する。
【0119】
インスタントメッセージングサーバは、まず、第1のインスタントメッセージング識別子と第2のインスタントメッセージング識別子との間の格納された対応関係に基づいて、第1のインスタントメッセージング識別子に対応する第2のインスタントメッセージング識別子を決定する。
【0120】
次いで、インスタントメッセージングサーバは、決定した第2のインスタントメッセージング識別子がオンラインであるか否かを判定し、第1のインスタントメッセージング識別子を含むグループ属性更新メッセージを、オンラインの第2のインスタントメッセージング識別子に送信する。
【0121】
工程440では、インスタントメッセージングサーバは、ユーザBによって送信されたログイン要求メッセージを受信し、ログイン要求メッセージは、第2のインスタントメッセージング識別子を含む。
【0122】
工程445では、インスタントメッセージングサーバは、受信した第2のインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベルを満たすか否かを判定する。受信した第2のインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベルを満たさない場合、制御は工程450に移行する。
【0123】
工程450では、インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子と第2のインスタントメッセージング識別子との間のローカルに格納された対応関係に基づいて、ユーザBの第2のインスタントメッセージング識別子に対応するユーザAの第1のインスタントメッセージング識別子をルックアップする。いくつかの実施形態において、グループホストユーザとグループメンバとの間の対応関係は、グループが確立される時に確立される。
【0124】
工程455では、インスタントメッセージングサーバは、第1のインスタントメッセージング識別子および第2のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する。
【0125】
インスタントメッセージングサーバは、インスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間のローカルに格納された対応関係に基づいて、第1のインスタントメッセージング識別子に対応するターゲットデータベースを決定し、決定したターゲットデータベースにクエリ要求メッセージを送信する。
【0126】
ターゲットデータベースは、受信したクエリ要求メッセージに基づいて、クエリ要求メッセージに含まれる第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報をルックアップし、そのデータ情報をクエリ結果内に含め、そのクエリ結果をインスタントメッセージングサーバに送り返す。
【0127】
いくつかの実施形態において、クエリ結果は、第1のインスタントメッセージング識別子、第2のインスタントメッセージング識別子、および、データ情報を含む。
【0128】
工程465では、インスタントメッセージングサーバは、ターゲットデータベースによって送り返されたクエリ結果を受信した後、クエリ結果に含まれるデータ情報をインスタントメッセージングクライアントにプッシュする。
【0129】
一例として、インスタントメッセージングサーバは、ターゲットデータベースによって送り返されたクエリ結果メッセージを受信すると、まず、クエリ結果内の第2のインスタントメッセージング識別子に基づいて、ユーザBに対応するインスタントメッセージングクライアントを決定する。次いで、インスタントメッセージングサーバは、クエリ結果に含まれるデータ情報を、ユーザBに対応するインスタントメッセージングクライアントにプッシュする。
【0130】
上記の方法は、ユーザBに対応するインスタントメッセージングクライアントでユーザAが公開しようとしている商品情報を表示し、従来の手動での情報の編集および公開に関連する非効率性を排除する。
【0131】
図5は、情報をクエリするための方法の一実施形態を示すフローチャートである。いくつかの実施形態において、方法500は、図9のターゲットデータベース930によって実施され、以下の工程を備える。
【0132】
工程510では、ターゲットデータベースは、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをインスタントメッセージングサーバから受信する。
【0133】
工程520では、ターゲットデータベースは、ユーザのインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の格納された対応関係に基づいて、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報をルックアップする。
【0134】
いくつかの実施形態において、データ情報がURLアドレス情報を含む場合、データ情報のURLアドレス情報は、ユーザのインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の格納された対応関係に基づいて決定され、決定されたURLアドレス情報に含まれるデータ内容が、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報と見なされる。
【0135】
工程530では、ターゲットデータベースは、ルックアップしたデータ情報とユーザのインスタントメッセージング識別子とを含むクエリ結果メッセージをインスタントメッセージングサーバに送信する。
【0136】
いくつかの実施形態において、ユーザがインスタントメッセージングサーバに登録した場合、インスタントメッセージングサーバは、ユーザ登録された電子ショップ情報とユーザのインスタントメッセージング識別子との間の対応関係を確立し、その対応関係をターゲットデータベースに格納する。いくつかの実施形態において、ユーザ登録時の電子ショップ情報は、公開されるデフォルトの商品情報として機能する。
【0137】
図6は、情報を表示するための方法の一実施形態を示すフローチャートである。いくつかの実施形態において、方法600は、図9のインスタントメッセージングクライアント920によって実施され、以下の工程を備える。
【0138】
工程610では、インスタントメッセージングクライアントは、インスタントメッセージングサーバによって送信されたデータ情報を受信する。
【0139】
工程620では、インスタントメッセージングクライアントは、受信したデータ情報を表示する。
【0140】
いくつかの実施形態では、インスタントメッセージングサーバがデータ情報をインスタントメッセージングクライアントに送信すると、第5の表示領域が、インスタントメッセージングクライアントの視覚インターフェース上に生成される。いくつかの実施形態において、第5の表示領域は、インスタントメッセージングクライアントの視覚インターフェースの上部に表示される。いくつかの実施形態において、第5の表示領域は、インスタントメッセージングクライアントの視覚インターフェースの側方に表示される。いくつかの実施形態において、第5の表示のサイズは、表示されるデータ情報の量に従って、または、インスタントメッセージクライアントによって必要に応じて、調節される。図7Aおよび図7Bは、インスタントメッセージングクライアント上に表示されたデータ情報の実施形態を示す図である。
【0141】
インスタントメッセージングサーバによってプッシュされたデータ情報が、第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報だけではない場合、表示形態は、ページに分けた表示方法、分割スクリーン表示、または、その他の形態の表示を含む。
【0142】
図7Aでは、データ情報表示領域が、図1の掲示板領域およびグループメンバ情報表示領域と置き換わっている。
【0143】
図7Bでは、動的メッセージ表示領域が、アリスとボブとの間の標準的なインスタントメッセージングセッションを表示している。ボブは、公開されるデータ情報として彼の電子ショップ(「ボブのアンティーク」)へのURLをリンクしたグループホストユーザである。したがって、視覚インターフェースの右側は、ボブのアンティークに対応するウェブページを表示するデータ情報表示領域を表示しており、そこでは、取り皿、ディナー皿、および、カップに関する商品情報、10%割引を受けるためのボタン、ならびに、今月の特別企画を表示している。
【0144】
図8は、インスタントメッセージングサーバの一実施形態を示す構造図である。いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングサーバ800は、送信モジュール810、受信モジュール820、および、プッシュモジュール830を備える。
【0145】
送信モジュール810は、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する。
【0146】
受信モジュール820は、ターゲットデータベースによって送信されたクエリ結果メッセージを受信し、クエリ結果メッセージは、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含む。
【0147】
プッシュモジュール830は、ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、データ情報をプッシュするために、インスタントメッセージングクライアントを決定し、決定したインスタントメッセージングクライアントにデータ情報をプッシュする。
【0148】
データ情報は、ユーザのインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の格納された対応関係に基づいて、ターゲットデータベース内でルックアップされたものである。
【0149】
いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングサーバ800は、さらに、認証モジュール840および第1の判定モジュール850を備える。
【0150】
ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージがターゲットデータベースに送信される前に、認証モジュール840は、ユーザによって送信されたユーザのインスタントメッセージング識別子を含むログイン要求メッセージを受信し、受信したインスタントメッセージング識別子を認証する。
【0151】
受信したインスタントメッセージング識別子が認証されると、第1の判定モジュール850は、ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たすか否かを判定する。
【0152】
ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たす場合、第1の判定モジュール850は、ユーザのインスタントメッセージング識別子を第1のインスタントメッセージング識別子と判定する。ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先条件を満たさない場合、第1の判定モジュール850は、ユーザのインスタントメッセージング識別子を第2のインスタントメッセージング識別子と判定する。
【0153】
いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングサーバは、さらに、第2の判定モジュール860を備える。
【0154】
第2の判定モジュール860は、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間のローカルに格納された対応関係に基づいて、受信した第1のインスタントメッセージング識別子が、対応するターゲットデータベースを有するか否かを判定する。
【0155】
第1の判定モジュール850は、第1のインスタントメッセージング識別子がターゲットデータベースを有すると判定した場合、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する。第1の判定モジュール850は、第1のインスタントメッセージング識別子がターゲットデータベースを有していないと判定した場合、追加データ情報について、ユーザに関連するインスタントメッセージングクライアントに要求メッセージを送信する。
【0156】
いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングサーバは、さらに、確立モジュール870を備える。
【0157】
確立モジュール870は、追加データ情報要求メッセージがユーザに関連するインスタントメッセージングクライアントに送信された後に、ユーザに関連するインスタントメッセージングクライアントによって送り返された応答メッセージを受信する。応答メッセージは、追加データ情報および第1のインスタントメッセージング識別子を含む。応答メッセージが受信されると、含まれるデータ情報および第1のインスタントメッセージング識別子がターゲットデータベースに送信され、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間の対応関係がローカルに格納される。
【0158】
いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングサーバは、属性情報更新モジュール880を備える。
【0159】
属性情報更新モジュール880は、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報を情報公開グループに設定する。
【0160】
いくつかの実施形態において、受信モジュール820は、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間のローカルに格納された対応関係に基づいて、受信したユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に対応するターゲットデータベースを決定し、決定したターゲットデータベースにクエリ要求メッセージを送信する。いくつかの実施形態において、クエリ要求メッセージは、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む。
【0161】
いくつかの実施形態において、インスタントメッセージングサーバは、第3の判定モジュール890および第4の判定モジュール895を備える。
【0162】
第1の判定モジュール850がユーザのインスタントメッセージング識別子を第2のインスタントメッセージング識別子と判定した場合、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する前に、第3の判定モジュール890は、第1のインスタントメッセージング識別子と第2のインスタントメッセージング識別子との間のローカルに格納された対応関係に基づいて、受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定する。第3の判定モジュール890は、受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有していないと判定した場合、ユーザがインスタントメッセージングサーバ800にログオンすることを許可する。
【0163】
第2の判定モジュール860が第1のインスタントメッセージング識別子が存在すると判定した場合、第4の判定モジュール895は、受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループであるか否かを判定し、第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループである場合には、送信モジュール810がトリガされる。第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループでない場合、ユーザは、インスタントメッセージングサーバへのログオンを許可される。
【0164】
受信モジュール820は、ターゲットデータベースによって送信された、第2のインスタントメッセージング識別子と第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報とを含むクエリ結果メッセージを受信する。
【0165】
プッシュモジュール830は、含まれる第2のインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントが、第2のインスタントメッセージング識別子のログインしたインスタントメッセージングクライアントであるか否かを判定し、第1のインスタントメッセージング識別子に対応する受信したデータ情報を、第2のインスタントメッセージング識別子に対応するインスタントメッセージングクライアントにプッシュする。
【0166】
図9は、情報をプッシュするためのシステムの一実施形態を示す構造図である。いくつかの実施形態において、システム900は、ネットワーク940を介して互いに接続されたインスタントメッセージングサーバ910、インスタントメッセージングクライアント920、および、ターゲットデータベース930を備える。
【0167】
インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信し、ターゲットデータベースによって送信されたユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ要求メッセージを受信する。インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、データ情報をプッシュするためのインスタントメッセージングクライアント920を決定し、決定したインスタントメッセージングクライアント920にデータ情報をプッシュする。
【0168】
ターゲットデータベース930は、ユーザのインスタントメッセージング識別子とデータ情報との間の格納された対応関係に基づいて、ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報をルックアップし、インスタントメッセージングサーバ910にクエリ要求メッセージを送信する。
【0169】
インスタントメッセージングクライアント920は、インスタントメッセージングサーバ910によってプッシュされたデータ情報を受信し、データ情報を表示する。
【0170】
いくつかの実施形態において、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージがターゲットデータベース930に送信される前に、インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザのインスタントメッセージングクライアントによって送信されたユーザのインスタントメッセージング識別子を含むログイン要求メッセージを受信し、受信したユーザのインスタントメッセージング識別子を認証する。
【0171】
受信したユーザのインスタントメッセージング識別子を認証した後、インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たすか否かを判定する。
【0172】
ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たす場合、インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザのインスタントメッセージング識別子を第1のインスタントメッセージング識別子と判定する。 ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たさない場合、インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザのインスタントメッセージング識別子を第2のインスタントメッセージング識別子と判定する。
【0173】
インスタントメッセージングサーバ910は、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間のローカルに格納された対応関係に基づいて、受信した第1のインスタントメッセージング識別子が、対応するターゲットデータベースを有するか否かを判定する。
【0174】
受信した第1のインスタントメッセージング識別子が対応するターゲットデータベースを有する場合、インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する。受信した第1のインスタントメッセージング識別子が対応するターゲットデータベースを有していない場合、インスタントメッセージングサーバ910は、追加データ情報について要求メッセージをユーザに送信する。
【0175】
インスタントメッセージングサーバ910は、追加データ情報クエリメッセージがユーザに関連するインスタントメッセージングクライアントに送信された後に、ユーザに関連するインスタントメッセージングクライアントによって送り返された応答メッセージを受信する。応答メッセージは、追加データ情報および第1のインスタントメッセージング識別子を含んでおり、応答メッセージが受信されると、含まれるデータ情報および第1のインスタントメッセージング識別子がターゲットデータベースに送信され、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間の対応関係がローカルに格納される。
【0176】
インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報を情報公開グループに設定する。
【0177】
一例として、インスタントメッセージングサーバ910は、第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間のローカルに格納された対応関係に基づいて、受信したユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に対応するターゲットデータベースを決定し、決定したターゲットデータベースにクエリ要求メッセージを送信する。クエリ要求メッセージは、ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む。
【0178】
インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザのインスタントメッセージング識別子を第2のインスタントメッセージング識別子と判定した場合、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する前に、第1のインスタントメッセージング識別子と第2のインスタントメッセージング識別子との間のローカルに格納された対応関係に基づいて、受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定する。受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有していない場合、インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザにログインを許可する。
【0179】
インスタントメッセージングサーバ910は、第1のインスタントメッセージング識別子が存在すると判定した場合、受信したユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループであるか否かを判定する。属性情報が情報公開グループである場合、インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求メッセージをターゲットデータベースに送信する。属性情報が情報公開グループではない場合、インスタントメッセージングサーバ910は、ユーザにログインを許可する。
【0180】
インスタントメッセージングサーバ910は、ターゲットデータベースによって送信されたクエリ結果メッセージを受信する。クエリ結果メッセージは、第2のインスタントメッセージング識別子と、第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報とを含む。
【0181】
インスタントメッセージングサーバ910は、含まれる第2のインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントが、第2のインスタントメッセージング識別子のログインしたインスタントメッセージングクライアントであると判定し、第1のインスタントメッセージング識別子に対応する受信したデータ情報を、第2のインスタントメッセージング識別子に対応するインスタントメッセージングクライアントにプッシュする。
【0182】
上述のモジュールは、1または複数の汎用プロセッサ上で実行されるソフトウェアコンポーネントとして、特定の機能を実行するよう設計されたプログラム可能論理デバイスおよび/または特定用途向け集積回路などのハードウェアとして、もしくは、それらの組み合わせとして実装することができる。いくつかの実施形態において、モジュールは、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク装置など)に本発明の実施形態に記載された方法を実行させるための複数の命令など、不揮発性記憶媒体(光学ディスク、フラッシュ記憶装置、携帯用ハードディスクなど)に格納することができるソフトウェア製品の形態で具現化されてよい。モジュールは、単一のデバイス上に実装されてもよいし、複数のデバイスにわたって分散されてもよい。モジュールの機能は、互いに統合されてもよいし、複数のサブモジュールにさらに分割されてもよい。
【0183】
本明細書に開示の実施形態に照らして説明した方法またはアルゴリズム工程は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、または、両方の組み合わせを用いて実施されうる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的プログラム可能ROM、電気的消去可能プログラム可能ROM、レジスタ、ハードドライブ、リムーバブルディスク、CD−ROM、または、任意の他の形態の当業者に周知の記憶媒体内にインストールされてよい。
【0184】
上述の実施形態は、理解しやすいようにいくぶん詳しく説明されているが、本発明は、提供された詳細事項に限定されるものではない。本発明を実施する多くの代替方法が存在する。開示された実施形態は、例示であり、限定を意図するものではない。
適用例1:情報をプッシュするための方法であって、
ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ結果を前記ターゲットデータベースから受信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、前記データ情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定し、
決定された前記インスタントメッセージングクライアントに対して前記データ情報をプッシュし、
を備え、
前記データ情報は、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に基づいて、前記ターゲットデータベース内でルックアップされる、方法。
適用例2:適用例1に記載の方法であって、さらに、
前記クエリ要求を送信する前に、
前記ユーザによって送信された、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むログイン要求を受信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が有効であるか否かを判定し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が有効であった場合に、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たすか否かを判定し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が前記所定の優先レベル条件を満たす場合に、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を第1のインスタントメッセージング識別子として判定し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が前記所定の優先条件を満たさない場合に、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を第2のインスタントメッセージング識別子として判定すること、
を備える、方法。
適用例3:適用例2に記載の方法であって、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を第1のインスタントメッセージング識別子として判定することは、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の格納されている対応関係に基づいて、前記受信された第1のインスタントメッセージング識別子が、対応するターゲットデータベースを有するか否かを判定し、
前記受信された第1のインスタントメッセージング識別子が前記対応するターゲットデータベースを有する場合に、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記受信された第1のインスタントメッセージング識別子が前記対応するターゲットデータベースを有していない場合に、
追加データ情報を要求するために前記ユーザに要求を送信すること、
を備える、方法。
適用例4:適用例3に記載の方法であって、さらに、
前記追加データ情報を要求するために前記ユーザに前記要求を送信した後に、
前記ユーザによって送り返された、前記追加データ情報および前記第1のインスタントメッセージング識別子を含む応答を受信し、
前記含まれている追加データ情報および第1のインスタントメッセージング識別子を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記対応関係を格納すること、
を備える、方法。
適用例5:適用例4に記載の方法であって、さらに、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記対応関係を格納した後に、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報を情報公開グループに設定することを備える、方法。
適用例6:適用例4に記載の方法であって、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信することは、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記格納されている対応関係に基づいて、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記ターゲットデータベースを決定し、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記決定されたターゲットデータベースに送信すること、
を備える、方法。
適用例7:適用例2に記載の方法であって、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子を第2のインスタントメッセージング識別子と判定することは、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記第2のインスタントメッセージング識別子との間の前記格納されている対応関係に基づいて、前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定し、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有していない場合に、前記ユーザにログインを許可すること、
を備える、方法。
適用例8:適用例7に記載の方法であって、前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が前記対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定することは、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が第1のインスタントメッセージング識別子を有する場合に、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループであるか否かを判定し、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の前記属性情報が前記情報公開グループである場合に、
前記第1のインスタントメッセージング識別子および第2のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の前記属性情報が前記情報公開グループではない場合に、
前記ユーザにログインを許可すること、
を備える、方法。
適用例9:適用例8に記載の方法であって、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報を含む前記クエリ結果を前記ターゲットデータベースから受信することは、
前記ターゲットデータベースによって送信された前記クエリ結果を受信し、前記クエリ結果は、前記第2のインスタントメッセージング識別子と、前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報とを含み、
前記ユーザの前記含まれているインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定すること、
を備え、
前記情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定することは、
前記含まれている第2のインスタントメッセージング識別子に基づいて、前記情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントが前記第2のインスタントメッセージング識別子のログインしたインスタントメッセージングクライアントであると決定し、
前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記受信したデータ情報を、前記第2のインスタントメッセージング識別子のログインした前記決定されたインスタントメッセージングクライアントにプッシュすることを含む、前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに前記データ情報をプッシュすること、
を備える、方法。
適用例10:情報をプッシュするための方法であって、
ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信し、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ結果を前記ターゲットデータベースから受信し、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定し、
前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに前記データ情報をプッシュすること、
を備え、
前記データ情報は、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に従って、前記ターゲットデータベース内でルックアップされる、方法。
適用例11:適用例10に記載の方法であって、さらに、
前記クエリ要求を送信する前に、
ユーザによって送信された、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含むログイン要求を受信し、
前記受信されたインスタントメッセージング識別子が有効であるか否かを判定し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子が有効であった場合に、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子が所定の優先レベル条件を満たすか否かを判定し、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子が前記所定の優先レベル条件を満たす場合に、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信すること、
を備える、方法。
適用例12:適用例11に記載の方法であって、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子が前記所定の優先レベル条件を満たすか否かを判定することは、
前記第1のインスタントメッセージング識別子とターゲットデータベースとの間の格納されている対応関係に基づいて、前記受信された第1のインスタントメッセージング識別子が対応するターゲットデータベースを有するか否かを判定し、
前記受信された第1のインスタントメッセージング識別子が前記対応するターゲットデータベースを有する場合に、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記受信した第1のインスタントメッセージング識別子が前記対応するターゲットデータベースを有していない場合に、
追加データ情報を要求するために前記ユーザに要求を送信すること、
を備える、方法。
適用例13:適用例12に記載の方法であって、さらに、
前記追加データ情報を要求するために前記要求を送信した後に、
前記ユーザによって送り返された応答メッセージを受信し、前記応答メッセージは、前記追加データ情報および前記第1のインスタントメッセージング識別子を含み、
前記含まれているデータ情報および第1のインスタントメッセージング識別子を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記対応関係を格納すること、
を備える、方法。
適用例14:適用例13に記載の方法であって、さらに、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記対応関係を格納した後に、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報を情報公開グループに設定することを備える、方法。
適用例15:適用例13に記載の方法であって、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信することは、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記ターゲットデータベースとの間の前記格納されている対応関係に基づいて、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記ターゲットデータベースを決定し、
前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記決定されたターゲットデータベースに送信すること、
を備える、方法。
適用例16:情報をプッシュするための方法であって、
ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子とユーザの第1のインスタントメッセージング識別子とを含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信し、前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子と前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子との間には対応関係が存在し、
前記ターゲットデータベースによって送信されたクエリ結果を受信し、前記クエリ結果は、前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子と、前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報とを含み、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定し、
前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報を前記決定されたインスタントメッセージングクライアントにプッシュすること、
を備え、
前記データ情報は、前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に基づいて、前記ターゲットデータベース内でルックアップされる、方法。
適用例17:適用例16に記載の方法であって、さらに、
前記クエリ要求を送信する前に、
前記第1のインスタントメッセージング識別子と前記第2のインスタントメッセージング識別子との間の前記格納されている対応関係に基づいて、前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定し、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が前記対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有していない場合に、
前記ユーザにログインを許可すること、
を備える、方法。
適用例18:適用例17に記載の方法であって、前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有するか否かを判定することは、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子が前記対応する第1のインスタントメッセージング識別子を有する場合に、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の属性情報が情報公開グループであるか否かを判定し、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の前記属性情報が前記情報公開グループである場合に、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子および前記ユーザの第1のインスタントメッセージング識別子を含む前記クエリ要求を前記ターゲットデータベースに送信し、
前記ユーザの第2のインスタントメッセージング識別子に対応する前記第1のインスタントメッセージング識別子の前記属性情報が前記情報公開グループではない場合に、
前記ユーザにログインを許可すること、
を備える、方法。
適用例19:適用例18に記載の方法であって、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報を含む前記クエリ結果を受信することは、
前記ターゲットデータベースによって送信された前記クエリ結果を受信し、前記クエリ結果は、前記第2のインスタントメッセージング識別子と、前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報とを含み、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定すること、
を含み、
前記情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定することは、
含まれている前記第2のインスタントメッセージング識別子に基づいて、前記情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントは前記第2のインスタントメッセージング識別子がログインされているインスタントメッセージングクライアントであると決定し、
前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに前記データ情報をプッシュし、前記第2のインスタントメッセージング識別子がログインされている前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに、前記第1のインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報をプッシュすること、
を備える、方法。
適用例20:情報をクエリするための方法であって、
インスタントメッセージングサーバによって送信された、ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求を受信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に基づいてルックアップし、
前記ルックアップされたデータ情報とユーザの前記ユーザのインスタントメッセージング識別子とを含むクエリ結果を前記インスタントメッセージングサーバに送信すること、
を備える、方法。
適用例21:適用例20に記載の方法であって、さらに、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報をルックアップし、
前記データ情報をルックアップすることは、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の前記格納されている対応関係に基づいて、データ情報に関連するURLアドレス情報を決定して、前記データ情報は、前記URLアドレス情報を含み、
前記決定されたURLアドレス情報に含まれるデータ内容を、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応する前記データ情報と見なすこと、
を備える、方法。
適用例22:情報をプッシュするためのインスタントメッセージングサーバであって、
少なくとも1つのプロセッサであって、
ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ結果を受信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に基づいて前記ターゲットデータベース内でルックアップされた前記データ情報を、前記決定されたインスタントメッセージングクライアントにプッシュするよう構成されている、少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続され、前記少なくとも1つのプロセッサに命令を提供するよう構成されているメモリと、
を備える、インスタントメッセージングサーバ。
適用例23:情報をプッシュするためのシステムであって、
少なくとも1つのプロセッサであって、
ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信し、
前記ターゲットデータベースによって送信された前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ結果を受信し、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定し、
前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに前記データ情報をプッシュするよう構成されている、少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続され、前記少なくとも1つのプロセッサに命令を提供するよう構成されているメモリと、
を備える、システム。
適用例24:情報をプッシュするためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、有形で持続性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に具現化され、
ユーザのインスタントメッセージング識別子を含むクエリ要求をターゲットデータベースに送信するためのコンピュータ命令と、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に対応するデータ情報を含むクエリ結果を前記ターゲットデータベースから受信するためのコンピュータ命令と、
前記ユーザのインスタントメッセージング識別子に基づいて、前記データ情報をプッシュするインスタントメッセージングクライアントを決定するためのコンピュータ命令と、
前記決定されたインスタントメッセージングクライアントに前記データ情報をプッシュするためのコンピュータ命令と、
を備え、
前記データ情報は、前記ユーザのインスタントメッセージング識別子と前記データ情報との間の格納されている対応関係に基づいて、前記ターゲットデータベース内でルックアップされる、コンピュータプログラム製品。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9