特許第6086460号(P6086460)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6086460-時短爪やすり 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6086460
(24)【登録日】2017年2月10日
(45)【発行日】2017年3月1日
(54)【発明の名称】時短爪やすり
(51)【国際特許分類】
   A45D 29/04 20060101AFI20170220BHJP
【FI】
   A45D29/04
【請求項の数】2
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2016-161593(P2016-161593)
(22)【出願日】2016年8月21日
【審査請求日】2016年8月21日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】714007540
【氏名又は名称】蔭山 次郎
(72)【発明者】
【氏名】蔭山 次郎
【審査官】 梶本 直樹
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3104492(JP,U)
【文献】 実開昭50−024378(JP,U)
【文献】 実開平07−030905(JP,U)
【文献】 特開平07−008318(JP,A)
【文献】 特開2008−228856(JP,A)
【文献】 特開平06−209819(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 29/04
A45D 29/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
手指5本が全部入るお椀型の本体内壁に、指爪のバリを処理する目的で粗目の粒子状の研磨剤を中心部に、細目の研磨剤を外周部に固着させた爪やすり。
【請求項2】
本体を保持しやすく、回転運動が容易にできるように、本体外側に把手を設けた請求項1記載の爪やすり。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
爪やすりの設計に関する技術分野
【背景技術】
【0002】
従来の指爪のバリ処理は指爪ごとに作業するのが一般的であるため、爪やすりも平板型を基本としていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特になし
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】特になし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
家事に追われる主婦など、忙しい日常を送る人にとって爪切り後のバリ処理は必ずしも入念に作業する必要はなく、最低限の処理を短時間で済ませたい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
お椀型の本体内壁の中心部に粗目のやすりと外周面に細目のやすりを形成し、その中にバリ処理をする手指5本全部を入れ、もう一方の手で本体を回転させることで短時間に全ての指爪のバリを処理する。
【発明の効果】
【0007】
従来の爪やすりでは指爪ごとに処理する必要があって時間がかかり面倒であるが、本発明では五本の指爪を一度に処理できるので時短効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】正面図と断面図、立体図および使用法
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1−1に正面図と断面図を示す。本体1は、お椀型の成型品であり、内壁には中心部分に粗目やすり3が、外周部分には細目やすり2が形成される。やすりの形成には、接着剤に溶かした粒子状の研磨剤を吹き付けて固着させてもよいが、この限りではなく、目的が達せられれば他の方法でも構わない。
【0010】
本体1には把手4が取り付けられており、もう一方の手指でつまんで操作するか、又は手指を通して手のひらで保持してもよい。
【0011】
図1−2に立体図を示す。矢印で示すように、もう一方の手で自在に回転させて指爪のバリを処理する。
【0012】
図1−3に指爪との関係を示す。まず図1−3aのように粗目やすり3にて指爪のバリを手早く落とし、次に図1−3bのように細目やすりで仕上げる。急ぐ場合は図1−3aの手順を省いてもよく、10秒程度で作業を終えることも可能である。
【実施例】
【0013】
本発明は、これまでにない発想のアイデア商品となり得るので、新製品キャンペーンが打ちやすく、100円ショップなどでの目玉商品とすることなどが考えられる。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明は、毎日家事に忙しく時間に追われる主婦などにとって便利な日用品であり、且つ安価に製品化が可能なため、100円ショップなどで大量に販売できる価格帯に納めることができるので、供給者側にも産業上・商業上の利用価値がある。
【符号の説明】
【0015】
図面下段に符号説明あり
【要約】
【課題】家事に追われる主婦など、忙しい日常を送る人にとって爪切り後のバリ処理は必ずしも入念に作業する必要はなく、最低限の処理を短時間で済ませたい。
【解決手段】お椀型の本体内壁の中心部に粗目のやすりと外周面に細目のやすりを形成し、その中にバリ処理をする手指5本全部を入れ、もう一方の手で本体を回転させることで短時間に全ての指爪のバリを処理する。
【選択図】図1
図1