(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6086687
(24)【登録日】2017年2月10日
(45)【発行日】2017年3月1日
(54)【発明の名称】IPアドレス帯域を用いた集団ターゲッティングシステム及びその方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20170220BHJP
【FI】
G06Q30/02 300
【請求項の数】23
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2012-211902(P2012-211902)
(22)【出願日】2012年9月26日
(65)【公開番号】特開2013-73628(P2013-73628A)
(43)【公開日】2013年4月22日
【審査請求日】2015年3月23日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0097473
(32)【優先日】2011年9月27日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】李 建 洙
【審査官】
小原 正信
(56)【参考文献】
【文献】
特開2004−078291(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0015992(US,A1)
【文献】
特表2010−525479(JP,A)
【文献】
特表2005−522098(JP,A)
【文献】
特開2010−117861(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
IPアドレス帯域に対する単位時間当たりの接続回数を用いて集団IPアドレスを抽出するIPアドレス抽出部と、
前記集団IPアドレスを介して前記集団IPアドレスを用いる集団の特性を判断する特性判断部と、
を備え、
前記IPアドレス抽出部は、ブラウザクッキーを用いて前記単位時間当たりの接続回数を算出して前記単位時間当たりの接続回数が設定回数以上であるIPアドレスを前記集団IPアドレスとして判断することを特徴とする集団ターゲッティングシステム。
【請求項2】
前記IPアドレス抽出部は、前記ブラウザクッキーを用いて前記単位時間当たりの接続回数を算出して前記単位時間当たりの接続回数が設定回数以上である前記IPアドレスについて、4セクションから構成されたIPアドレス体系で4番目のセクションのデジット(digit)を除いた残りのアドレスが同一のIPアドレス帯域を前記集団IPアドレスとして判断することを特徴とする請求項1に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項3】
前記特性判断部は、前記集団IPアドレスを用いて前記集団の規模を判断する規模判断部、前記集団の位置を判断する位置判断部、前記集団の業者名を判断する業者名判断部、前記集団の業種を判断する業種判断部のうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項1に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項4】
前記規模判断部は、前記集団IPアドレスの単位時間当たりの接続回数または接続時間帯のうち少なくとも1つを基準にして前記集団の規模を判断することを特徴とする請求項3に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項5】
前記位置判断部は、IPアドレスと地域とがマッピングされて格納されたデータベースを用いて前記集団IPアドレスに対応する地域を前記集団の位置と判断したり、
前記集団に属するユーザが用いるモバイル機器の位置情報を前記集団の位置と判断することを特徴とする請求項3に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項6】
前記位置判断部は、
(i)前記集団IPアドレスを介してログインしたユーザが一定の時間内に前記モバイル機器を介してログインする場合、前記モバイル機器の位置情報を前記集団の位置と判断するか、又は
(ii)前記集団IPアドレスを介して接続された前記モバイル機器を識別して前記モバイル機器の位置情報を前記集団の位置と判断することを特徴とする請求項5に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項7】
前記業者名判断部は、
(i)IPアドレスと業者名とがマッピングされて格納されたデータベースを用いて前記集団IPアドレスに対応する業者名を前記集団の業者名と判断するか、又は
(ii)経度/緯度値と地域アドレスとがマッピングされて格納されたデータベースを用いて前記集団の位置と判断された前記位置情報の経度/緯度値に対応する地域アドレスから前記集団の業者名を判断することを特徴とする請求項3に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項8】
前記業種判断部は、前記集団IPアドレスを用いるユーザによって検索された人気検索語を用いて前記集団の業種を判断することを特徴とする請求項3に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項9】
前記業種判断部は、前記人気検索語から前記IPアドレスの全体ユーザによって検索された人気検索語と重複する検索語を除外させることを特徴とする請求項8に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項10】
前記集団ターゲッティングシステムは、前記集団の特性を前記集団に関連する広告のターゲッティング要素として用いるターゲッティング部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項11】
前記ターゲッティング部は、前記集団IPアドレスを用いるユーザまたは前記集団が属する地域のユーザによって検索された人気検索語にターゲッティングされた広告を提供することを特徴とする請求項10に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項12】
前記集団は、広告入札時に広告主の入札オプション要素として用いられることを特徴とする請求項1に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項13】
前記集団IPアドレスは、広告に対する無効クリック処理対象から除外されることを特徴とする請求項1に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項14】
前記集団IPアドレスの目録または前記集団IPアドレスごとの集団の特性は広告主に提供されることを特徴とする請求項1に記載の集団ターゲッティングシステム。
【請求項15】
IPアドレス抽出部と、特性判断部とを備える集団ターゲッティングシステムにおける集団ターゲッティング方法において、
前記IPアドレス抽出部がブラウザクッキーを用いてIPアドレス帯域に対する単位時間当たりの接続回数を算出して前記単位時間当たりの接続回数が設定回数以上であるIPアドレスを集団IPアドレスとして抽出し、
前記特性判断部が前記集団IPアドレスを介して前記集団IPアドレスを用いる集団の特性を判断すること、
を含むことを特徴とする集団ターゲッティング方法。
【請求項16】
前記IPアドレス抽出部が、前記ブラウザクッキーを用いて前記単位時間当たりの接続回数を算出して前記単位時間当たりの接続回数が設定回数以上である前記IPアドレスについて、4セクションから構成されたIPアドレス体系で4番目のセクションのデジット(digit)を除いた残りのアドレスが同一のIPアドレス帯域を前記集団IPアドレスとして判断すること、をさら含む請求項15に記載の集団ターゲッティング方法。
【請求項17】
前記集団の特性を判断することは、前記特性判断部が前記集団IPアドレスの単位時間当たりの接続回数または接続時間帯のうち少なくとも1つを基準にして前記集団の規模を判断することを含むことを特徴とする請求項15に記載の集団ターゲッティング方法。
【請求項18】
前記集団の特性を判断することは、
前記特性判断部が前記IPアドレスと地域単位とがマッピングされて格納されたデータベースを用いて前記集団IPアドレスに対応する地域を前記集団の位置と判断するか、又は
前記特性判断部が前記集団に属するユーザが用いるモバイル機器の位置情報を前記集団の位置と判断することとを含むことを特徴とする請求項15に記載の集団ターゲッティング方法。
【請求項19】
前記集団の特性を判断することは、前記特性判断部が前記集団IPアドレスを用いるユーザによって検索された人気検索語を用いて前記集団の業種を判断することを含むことを特徴とする請求項15に記載の集団ターゲッティング方法。
【請求項20】
前記集団ターゲッティングシステムはターゲッティング部をさらに備え、
前記集団ターゲッティング方法は、
前記ターゲッティング部が前記集団の特性を前記集団に関連する広告のターゲッティング要素として用いて集団ターゲッティングを行うことをさらに含み、
前記集団ターゲッティングを行うことは、前記集団IPアドレスを用いるユーザまたは前記集団が属する地域のユーザによって検索された人気検索語にターゲッティングされた広告を提供することを特徴とする請求項15に記載の集団ターゲッティング方法。
【請求項21】
前記集団は、広告入札時に広告主の入札オプション要素として用いられることを特徴とする請求項15に記載の集団ターゲッティング方法。
【請求項22】
前記集団IPアドレスは、広告に対する無効クリック処理対象から除外されることを特徴とする請求項15に記載の集団ターゲッティング方法。
【請求項23】
請求項15乃至請求項22のいずれか1項の方法を実行するためのプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータで読み出し可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、IPアドレス帯域を用いて集団特性によるターゲッティングを行う集団ターゲッティングシステム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
IPアドレス(internet protocol address)はTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルを用いて通信するとき、送信者と受信者とを区別するための固有アドレスのことを指す。すなわち、IPアドレスとは、インターネットに接続された全ての通信網とその通信網に接続されたコンピュータとに付与される固有の識別アドレスを意味する。
【0003】
IPアドレスは、インターネットの接続を提供するサービスを行っているインターネット事業体から割り当てているが、実際に、韓国インターネット情報センター(KRNIC)、さらに、アジア太平洋インターネット情報センター(APNIC)の協力および管理下で最終的にはユーザに割り当てられている。
【0004】
韓国公開特許第10−2008−0091410号(公開日2008年10月13日)にはユーザのIPアドレスを含むIPアドレス帯域の地域を判断して該当IPアドレス帯域の地域情報を提供する地域ターゲッティング技術が開示されている。しかし、従来技術の地域ターゲッティング方法は、一人一人のIPアドレスによって行政区域上のアドレス単位を把握し、ユーザが位置する地域の天気予報、地域内に存在する業者の広告を提供することに過ぎない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第10−2008−0091410号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書では、IPアドレス帯域から集団IPアドレスを抽出して集団IPアドレスを使用している集団の具体的な特性を把握することのできる集団ターゲッティング技術が提案される。
【0007】
本発明の目的は、IPアドレス帯域から集団IPアドレスの有無を抽出することのできる集団ターゲッティングシステム及びその方法を提供する。
【0008】
本発明の目的は、IPアドレス帯域を用いて集団IPアドレスの正確な位置を把握することのできる集団ターゲッティングシステム及びその方法を提供する。
【0009】
本発明の目的は、IPアドレス帯域を用いて規模、業種、関心事など集団の特性を把握することのできる集団ターゲッティングシステム及びその方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
IPアドレス帯域に対する単位時間当たりの接続回数を用いて集団IPアドレスを抽出するIPアドレス抽出部と、前記集団IPアドレスから前記集団IPアドレスを用いる集団の特性を判断する特性判断部とを備える集団ターゲッティングシステムが提供される。
【0011】
一実施形態によると、IPアドレス抽出部は、(i)ブラウザクッキーを用いて単位時間当たりの接続回数を算出して前記単位時間当たりの接続回数が設定回数以上であるIPアドレスを集団IPアドレスとして判断してもよく、(ii)4セクションから構成されたIPアドレス体系で4番目のセクションのデジット(digit)を除いた残りのアドレスが同一のIPアドレス帯域を集団IPアドレスとして判断してもよい。
【0012】
他の実施形態によると、特性判断部は、集団IPアドレスを用いて前記集団の規模を判断する規模判断部、前記集団の位置を判断する位置判断部、前記集団の業者名を判断する業者名判断部、前記集団の業種を判断する業種判断部のうち少なくとも1つを備えてもよい。
【0013】
ここで、規模判断部は、集団IPアドレスの単位時間当たりの接続回数または接続時間帯のうち少なくとも1つを基準にして集団の規模を判断してもよい。
【0014】
ここで、位置判断部は、IPアドレスと地域がマッピングされて格納されたデータベースを用いて集団IPアドレスに対応する地域を集団の位置と判断したり、前記集団に属するユーザが用いるモバイル機器の位置情報を集団の位置と判断してもよい。
【0015】
ここで、位置判断部は、(i)集団IPアドレスを介してログインしたユーザが一定の時間内にモバイル機器を介してログインする場合、前記モバイル機器の位置情報を集団の位置と判断してもよく、(ii)集団IPアドレスを介して接続されたモバイル機器を識別して前記モバイル機器の位置情報を集団の位置と判断してもよい。
【0016】
ここで、業者名判断部は、(i)IPアドレスと業者名がマッピングされて格納されたデータベースを用いて前記集団IPアドレスに対応する業者名を集団の業者名と判断してもよく、(ii)経度/緯度値と地域アドレスがマッピングされて格納されたデータベースを用いて集団の位置と判断された位置情報の経度/緯度値に対応する地域アドレスから集団の業者名を判断してもよい。
【0017】
また、業種判断部は、集団IPアドレスを用いるユーザによって検索された人気検索語を用いて集団の業種を判断してもよい。
【0018】
ここで、業種判断部は、人気検索語から前記IPアドレスの全体ユーザによって検索された人気検索語と重複する検索語を除外させてもよい。
【0019】
ここで、集団ターゲッティングシステムは、前記集団の特性を前記集団に関連する広告のターゲッティング要素として用いるターゲッティング部をさらに備えてもよい。
【0020】
ここで、ターゲッティング部は、集団IPアドレスを用いるユーザまたは集団が属する地域のユーザによって検索された人気検索語にターゲッティングされた広告を提供してもよい。
【0021】
前記集団は、広告入札時に広告主の入札オプション要素として用いられてもよい。
【0022】
集団IPアドレスは、広告に対する無効クリック処理対象から除外されてもよい。
【0023】
集団IPアドレスの目録または前記集団IPアドレスごとの集団の特性は広告主に提供されてもよい。
【0024】
本発明の一実施形態に係る集団ターゲッティングシステムにおける集団ターゲッティング方法は、IPアドレスに対する単位時間当たりの接続回数を用いて集団IPアドレスを抽出し、前記集団IPアドレスから前記集団IPアドレスを用いる集団の特性を判断することを含んでもよい。
【発明の効果】
【0025】
本発明によると、IPアドレス帯域から集団IPアドレスを抽出して該当集団を対象にしたターゲッティングを行うことで、新しいターゲッティング構造を提供することができる。
【0026】
本発明によると、集団の地域、規模、業者名、業種など集団の特性を把握して集団ターゲッティングを行うことでターゲッティング効果を極大化することができる。集団IPアドレスに対する正確な位置を把握して効果的な集団ターゲッティングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明の一実施形態に係る広告主、広告プラットフォーム、パブリッシャー及びユーザ間の関係を概括的に示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るIPアドレス帯域から集団IPアドレスを抽出して該当集団を対象にターゲッティングを行う集団ターゲッティングシステムの内部構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る抽出された集団の特性を判断する構成を示すブロック図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係るIPアドレス帯域から集団IPアドレスを抽出して該当集団を対象にターゲッティングを行う集団ターゲッティング方法を示すフローチャートである。
【
図5】本発明の一実施形態に係る抽出された集団の特性を判断する方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。
【0029】
図1は、本発明の一実施形態に係る広告主、広告プラットフォーム、パブリッシャー及びユーザ間の関係を概括的に示す図である。
【0030】
すなわち、
図1は、広告主110、広告プラットフォーム120、パブリッシャー130及びユーザ140を示している。ここで、広告主110とユーザ140とは実質的には広告主110やユーザ140が用いるPC(Personal Computer)、スマートフォンなどの端末を意味する。
図1における矢印は広告主110が用いる端末、広告プラットフォーム120、パブリッシャー130及びユーザ140が用いる端末間に有無線ネットワークを用いてデータが送受信される可能性があることを意味する。
【0031】
広告プラットフォーム120は、広告主110の広告に対する入札、広告と検索語との間のマッチング、広告や広告主の整列、パブリッシャー130への広告提供及び広告の露出による課金などを行なってもよい。広告プラットフォーム120の一般的な技術的事項、すなわち、インターネットによって伝達される検索広告及び/またはバナー広告プラットフォームに関する事項のように従来技術を参照して理解され得る事項に関する説明は省略する。
【0032】
まず、本明細書で「パブリッシャー」という用語は「ウェブサイト」という用語に置換されて用いられてもよい。ただし、「ウェブサイト」という用語を用いた説明がモバイル端末で実行されるアプリケーション画面など、一般的なPCのウェブサイト接続ではない環境において本発明の実施可能性を排除することはない。逆に、「ウェブサイト」という用語は、パブリッシングウェブサイトまたは前述したパブリッシャーという用語に互換して用いてもよい。言い換えると、各ウェブサイトはパブリッシャー130に示す個別のパブリッシャーに対応してもよい。ここで、「ウェブサイト」という用語は、広告の露出が可能で有無線ネットワークを介してユーザに提供可能な全ての種類のウェブサイトを含んでもよく、ウェブサイトを構成する1つのウェブページを含んでもよい。
【0033】
また、広告の「露出」は、ウェブサイト(パブリッシャー)を介してその広告主に関連するテキスト、イメージ、音、動画、ハイパーリンクなどの広報性コンテンツを当該ウェブサイトの訪問者へ提供することを含むように解釈されてもよい。また、露出された広告に対する「選択」は、ユーザ(ウェブサイト訪問者)が提供されたテキスト、イメージなどの広報性コンテンツに対してマウスクリックなどの反応を示すことによって、広告主が広報性コンテンツの伝達によって達成しようとする状況が発生することを意味する。ここで、広告主が誘導した状況は、一例として、広告主に関連するページを広告の選択したユーザに露出することを含んでもよい。
【0034】
パブリッシャー130は、ユーザ140に自身のウェブサイトを提供してもよく、ウェブサイトを介してウェブサイトが含んでいるページを提供したり、入力される検索語を介して検索語の検索結果をユーザ140に提供したりしてもよい。ここで、パブリッシャー130は、広告プラットフォーム120からページを介して露出するための広告が伝達され、ユーザ140に提供してもよい。また、パブリッシャー130は、ユーザ140が入力した検索語を広告プラットフォーム120に伝達してもよく、広告プラットフォーム120から検索語に対する広告が伝達され、検索結果としてユーザ140に提供してもよい。
【0035】
パブリッシャー130は、ユーザ140に広告を直接提供する経路(画面)を提供してもよく、一般的なオンライン環境において、広告はウェブサイトを介して提供されてもよい。ここで、広告プラットフォーム120が含んでいる複数の個別の広告プラットフォーム(第1の広告プラットフォーム、第2の広告プラットフォーム、...)のそれぞれは、パブリッシャー130が含んでいる複数の個別のパブリッシャー(第1のパブリッシャー、第2のパブリッシャー、...)のうち少なくとも1つの個別のパブリッシャーを介して広告を露出してもよい。また、複数の個別のパブリッシャーそれぞれは、ユーザ140に少なくとも1つのウェブサイトを介して前述した広告の露出を含む統合検索、キーワード検索、ブログサービスなどのように有無線ネットワークによって提供可能な様々なサービスのうち少なくとも1つを提供してもよい。
【0036】
すなわち、基本的にユーザ140は、パブリッシャー130に検索語を入力して検索を行なってもよい。ここで、パブリッシャー130は、検索語に関連する検索結果をユーザ100に提供する検索エンジンであるか、または検索語の入力を受けて検索結果を提供するサービス提供ページをユーザに表示する主体であってもよい。
【0037】
図2は、本発明の一実施形態に係るIPアドレス帯域から集団IPアドレスを抽出して該当集団を対象にターゲッティングを行う集団ターゲッティングシステムの内部構成を示すブロック図である。ここで、集団ターゲッティングシステム200は、
図1を参照して説明した広告プラットフォーム120またはパブリッシャー130に含まれて動作してもよく、または、広告プラットフォーム120またはパブリッシャー130と別途のシステムで構成されて相互連動して動作してもよい。また、集団ターゲッティングシステム200が広告プラットフォーム120またはパブリッシャー130と別途のシステムで構成されても、システム実現やサービス形態によって集団ターゲッティングシステム200の一部構成が広告プラットフォーム120またはパブリッシャー130側に常駐して動作してもよい。
【0038】
図2に示すように、一実施形態に係る集団ターゲッティングシステム200は、IPアドレス抽出部210、特性判断部220、ターゲッティング部230を備えて構成されてもよい。ここで、集団ターゲッティングシステム200は、場合に応じて2つ以上の構成が1つの構成に結合されたり、1つ以上の構成要素が省略されてもよい。
【0039】
IPアドレス抽出部210は、IPアドレス帯域に対する単位時間当たりの接続回数を用いて集団IPアドレスを抽出する役割を行う。一般に、集団の場合、個別PCには私設IPアドレスが利用されてNAT(Network Address Ttranslation)によって共通に割り当てられたグローバルIPアドレスにアドレス変換を行ってインターネットに接続することになる。すなわち、単位時間当たりの接続回数を用いてIPアドレス帯域から集団IPアドレスを抽出してもよい。本実施形態において、単位時間当たりの接続回数は、ブラウザクッキー情報を用いてカウントしてもよい。ここで、ブラウザクッキー情報は、接続された個別PCのウェブブラウザを識別するために付与されたクッキーを意味する。IPアドレス抽出部210は、ブラウザクッキーの数を基準にして単位時間当たり接続回数を算出し、算出された単位時間当たり接続回数が設定回数以上であるIPアドレスを集団IPアドレスとして抽出してもよい。さらに、IPアドレス抽出部210は、4セクションに構成されたIPアドレス体系で4番目のセクションのデジットを除いた残りのアドレスが同一のIPアドレス帯域を集団IPアドレスとして判断してもよい。例えば、「215.235.35.xxx」のIPアドレス帯域は同一グループと判断してもよい。
【0040】
特性判断部220は、集団IPアドレスから集団IPアドレスを用いる集団の特性を判断する役割を行う。本実施形態において、特性判断部220は、集団IPアドレスを用いて集団の規模、位置、業者名、業種のうち少なくとも1つの特性を判断してもよい。
【0041】
図3を参照して集団の特性を判断する構成について具体的に説明する。
図3に示すように、特性判断部300は、規模判断部310、位置判断部320、業者名判断部330、業種判断部340のうち少なくとも1つを備えて構成してもよい。ここで、特性判断部300は、実施形態によって1つの構成のみを構成したり、または、1つ以上の構成が関連して構成してもよい。
【0042】
規模判断部310は、集団IPアドレスの単位時間当たりの接続回数または接続時間帯のうち少なくとも1つを基準にして集団の規模を判断してもよい。集団IPアドレスの単位時間当たりの接続回数または接続時間帯に応じて該当IPアドレスが家庭であるか集団であるかを判断し、集団である場合、大規模であるか小規模であるかを判断する。一例として、接続回数が午前9時から午後6時に該当する時間帯に集中する場合、会社のような集団であるという仮定の下で、規模判断部310は、集団IPアドレスの接続集中時間帯に応じて家庭と集団とを区分してもよい。他の例として、単位時間当たりの接続回数と従業員数とが比例するという仮定の下で、規模判断部310は、ブラウザクッキーの数を基準にして単位時間当たりの接続回数を算出し、算出された単位時間当たりの接続回数に応じて集団の規模を判断してもよい。例えば、集団IPアドレスに対して一定期間のブラウザクッキーの数が300を超過すると大企業、それ以下であれば中小企業、あるいは中小企業の基準よりも以下であれば家庭であると判断してもよい。
【0043】
位置判断部320は、集団IPアドレスを用いる集団の位置を判断する役割を行う。一例として、位置判断部320は、IPアドレス帯域と地域単位とがマッピングされて格納されたデータベースを用いて集団IPアドレスに対応する地域を該当集団の位置と判断してもよい。ここで、データベースはインターネット事業者によって構築されたデータベースシステムとして、IPアドレス帯域に対して町単位、市/区単位、広域単位などの行政区域上の地域単位がマッピングされたデータを提供してもよい。このようなデータベースを用いる場合に集団IPアドレスが代表する地域を判断してもよいが、ここで、IPアドレスと地域単位との間のマッピングデータは行政区域上の地域単位に限定され、集団の正確な位置を判断することが難しい。他の例として、位置判断部320は、集団に属するユーザが用いるモバイル機器の位置情報を用いて集団IPアドレスに対する正確な位置を判断することができる。集団の正確な位置を判断するための1つの方法として、位置判断部320は、ユーザのログインクッキーに基づいて集団IPアドレスを介してログインしたユーザが一定の時間内にモバイル機器によってログインする場合、ここで、モバイル機器の位置情報を集団の位置として判断してもよい。言い換えると、集団IPアドレス内でログインしたサービス利用者のログインクッキーと時間的に関連性のある範囲内で該当する利用者がモバイル環境でログインして利用者のGPS(global positioning system)情報を活用するサービスを用いた場合、該当GPSの座標値を集団の位置として判断してもよい。他の1つの方法として、位置判断部320は、集団IPアドレスを介して接続されたモバイル機器を識別してモバイル機器の位置情報を集団の位置として判断してもよい。これは、同一IPアドレスの接続情報を用いることによってIP接続デバイスのうちモバイル機器を識別し(例えば、http header情報を用いてモバイル機器を識別すること)、識別されたモバイル機器でwifi網の接続によって検索サービスなど、利用者の位置情報を活用するサービスを用いた場合に取得された位置情報を集団の位置として判断してもよい。
【0044】
業者名判断部330は、集団IPアドレスを用いる集団の業者名を判断する役割を行う。一例として、業者名判断部330は、IPアドレス帯域と業者名とがマッピングされて格納されたデータベースを用いて集団IPアドレスに対応する業者名を該当集団の業者名と判断してもよい。例えば、IPアドレスと業者名とのマッピングデータを提供する韓国インターネット情報センター(KRNIC)にクエリして集団IPアドレスのオーナー(owner)を照会することで該当集団の業者名を判断してもよい。他の例として、業者名判断部330は、集団の業者名を判断するために規模判断部310で判断された集団の規模を考慮してもよい。例えば、ブラウザクッキーが1万個のカウントされた集団の場合、1人当り2つの端末(個人PCとスマートフォン)を用いていると仮定しても5千人以上の従業員がいる業者であると予想されるため、該当IPアドレスの隣接地域で5千人以上の従業員がいる業者を照会して業者名を予測することができる。他の例として、業者名判断部330は、位置判断部320で取得した位置情報(すなわち、集団に属するユーザが用いるモバイル機器の位置情報)に基づいて該当集団の業者名を判断してもよい。言い換えると、業者名判断部330は、経度/緯度値と地域アドレスがマッピングされて格納された地
図DBを用いて該当集団の位置として判断された位置情報の経度/緯度値に対応する地域アドレスから集団の業者名を判断してもよい。例えば、ユーザがA会社の水原事業場でモバイル機器によってwifi網に接続し、GPSを用いた位置ベースサービスを使用する場合、該当GPS値と最も近いアドレスのA会社の水原事業場のアドレスを探し出したり、地
図DBでA会社の水原事業場という業者名を探し出すことができる。本実施形態において、業者名判断部330で判断された業者名を該当集団IPアドレスにマッピングしたマッピングデータを生成してデータベースを構築することができる。ここで、データベースは、業者名を含む地域アドレスとIPアドレスが1つの対(pair)からなるマッピングデータを格納及び維持してもよい。データベースは、
図1を参照して説明した広告プラットフォーム120と共有してもよく、集団のIPアドレスの変更及び最新性を考慮して周期的にアップデートされてもよい。
【0045】
業種判断部340は、集団IPアドレスを用いるユーザによって検索された人気検索語を用いて該当集団の業種を判断してもよい。言い換えると、業種判断部340は、特定IPアドレスで照会される人気検索語セットを抽出して全体IPアドレスから照会される全体人気検索語セットを抽出した後、特定IPアドレスが経由するプロキシだけで現れる頻度の高い検索語の性格やカテゴリーを基準にして該当集団の業種を判断してもよい。ここで、特定IPアドレスで照会される人気検索語のうち、全体ユーザによって照会される人気検索語、すなわち、共通して多く用いられる検索語を除外させ、該当の集団IPアドレスが経由するプロキシで検索語頻度が高いものの全体的には希少性の高い検索語セットが存在すれば、該当キーワードを抽出してこのキーワードがどのようなカテゴリーに属するかを判断することによって集団の業種を予測することができる。
【0046】
前述した構成の特性判断部220は、集団IPアドレスに対するターゲッティングのために該当集団IPアドレスを用いて集団の規模、位置、業者名、業種のうち少なくとも1つの特性を判断してもよい。
【0047】
再び
図2を参照すると、ターゲッティング部230は、集団の規模、位置、業者名、業種のうち少なくとも1つの特性を該当集団に関連する広告のターゲッティング要素として用いて集団IPアドレスに対するターゲッティングを行なってもよい。一例として、ターゲッティング部230は、集団IPアドレスを用いる集団の規模が家庭であるか集団であるか、あるいは集団である場合、大規模であるか小規模であるかを考慮して広告ターゲッティングを行なってもよい。他の例として、ターゲッティング部230は、集団IPアドレスを用いるユーザまたは集団が属する地域のユーザによって検索された人気検索語にターゲッティングされた広告を提供してもよい。具体的に、ターゲッティング部230は、集団が属する地域単位レベルごとにターゲッティングを行なってもよい。言い換えると、ターゲッティング部230は、町単位、市/区単位、広域単位のうち1つの地域単位ごとに該当地域の人気検索語を抽出するが、全国的に共通の人気検索語を除いて該当地域における頻度が高いが全国的には希少性の低いキーワードを人気検索語セットとして抽出して、該当人気検索語にターゲッティングされた広告を提供してもよい。また、ターゲッティング部230は、業種判断部340で集団単位ごとに抽出された、地域的には頻度が高いが全国的には希少性の高いキーワード(すなわち、集団関心キーワード)にターゲッティングされた広告を提供してもよい。したがって、ターゲッティング部230は集団の特性、すなわち、規模、位置、業者名、業種のうち少なくとも1つの特性を考慮して該当集団に関するターゲッティングを行なってもよい。
【0048】
集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスの目録及び集団IPアドレスごとの集団の特性を、
図1を参照して説明した広告プラットフォーム120に提供してもよい。ここで、広告プラットフォーム120ではIPアドレス帯域から抽出された集団を広告入札するときに広告主の入札オプション要素として用いて個別集団ごとに広告主に入札させてもよい。例えば、集団に対して地域と業者名とを結合したキーワードを地域広告主に販売して広告を提供してもよい。また、広告プラットフォーム120ではIPアドレス帯域から抽出された集団IPアドレスを広告の無効クリック処理対象から除外させてもよい。言い換えると、広告プラットフォーム120は、集団ターゲッティングシステム200によって集団と判断されたIPアドレスを無効クリック除外対象に適用して該当集団IPアドレスでクリックが多くても有効なクリックとして処理してもよい。そして、集団ターゲッティングシステム200は、広告主が集団IPアドレスを広告対象から除外させないように誘導するため、広告プラットフォーム120を介して集団IPアドレスの目録及び集団IPアドレスごとの集団の特性を含むIPアドレス情報を広告主に提供してもよい。
【0049】
図4は、本発明の一実施形態に係るIPアドレス帯域から集団IPアドレスを抽出して該当集団を対象にターゲッティングを行う集団ターゲッティング方法を示すフローチャートである。本実施形態に係る集団ターゲッティング方法は、
図2を参照して説明した集団ターゲッティングシステム200によって行われてもよい。
【0050】
ステップS410において、集団ターゲッティングシステム200は単位時間当たりの接続回数を用いてIPアドレス帯域で集団IPアドレスを抽出してもよい。言い換えると、集団ターゲッティングシステム200は、ブラウザクッキーの数を基準にして単位時間当たりの接続回数を算出し、算出された単位時間当たりの接続回数が設定回数以上であるIPアドレスを集団IPアドレスとして抽出してもよい。さらに、集団ターゲッティングシステム200は、4セクションから構成されたIPアドレス体系で4番目のセクションのデジット(digit)を除いた残りのアドレスが同一のIPアドレス帯域を集団IPアドレスとして判断してもよい。
【0051】
ステップS420において、集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスを用いて集団の規模、位置、業者名、業種のうち少なくとも1つの特性を判断してもよい。
図5を参照すると、(1)集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスの単位時間当たりの接続回数または接続時間帯のうち少なくとも1つを基準にして集団の規模を判断してもよい。ここで、集団ターゲッティングシステム200は、ブラウザクッキーの数を基準にして単位時間当たりの接続回数を算出し、算出された単位時間当たりの接続回数に応じて該当IPアドレスが家庭であるか集団であるかを判断し、さらに集団である場合、大規模であるか小規模であるかを判断してもよい。(2)集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスを用いる集団の位置を判断してもよい。ここで、集団ターゲッティングシステム200は、IPアドレス帯域と地域単位とがマッピングされて格納されたデータベースを用いて集団IPアドレスに対応する地域を該当集団の位置として判断してもよく、集団に属するユーザが用いるモバイル機器の位置情報を該当集団の位置として判断してもよい。詳細に、集団ターゲッティングシステム200は、ユーザのログインクッキーに基づいて集団IPアドレスを介してログインしたユーザが一定の時間内にモバイル機器を介してログインする場合、ここで、モバイル機器の位置情報を集団の位置として判断してもよく、集団IPアドレスを介して接続されたモバイル機器を識別してモバイル機器の位置情報を集団の位置として判断してもよい。(3)集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスを用いる集団の業者名を判断してもよい。ここで、集団ターゲッティングシステム200は、IPアドレス帯域と業者名とがマッピングされて格納されたデータベースを用いて集団IPアドレスに対応する業者名を該当集団の業者名と判断してもよく、経度/緯度値と地域アドレスとがマッピングされて格納された地図データベースを用いて該当集団の位置と判断された位置情報の経度/緯度値((2)方式によって取得した位置情報)に対応する地域アドレスから集団の業者名を判断してもよい。(4)集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスを用いるユーザによって検索された人気検索語を用いて該当集団の業種を判断してもよい。言い換えると、集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスから照会される人気検索語セットを抽出して集団IPアドレスが経由するプロキシでのみ現れる頻度の高い検索語の性格やカテゴリーを基準にして該当集団の業種を判断してもよい。ここで、集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスから照会される人気検索語のうち全体IPアドレスで照会される全体人気検索語と重複する検索語を除外させ、該当の集団IPアドレスが経由するプロキシで検索語の頻度は高いが全体的には希少性の高い検索語がどのようなカテゴリーに属するかを判断することによって集団の業種を予測することができる。したがって、集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスに対するターゲッティングのために該当集団IPアドレスを用いて集団の規模、位置、業者名、業種のうち少なくとも1つの特性を判断してもよい(S501)。
【0052】
再び
図4を参照すると、ステップS430において、集団ターゲッティングシステム200は、集団の規模、位置、業者名、業種のうち少なくとも1つの特性を該当集団に関連する広告のターゲッティング要素として用いて集団IPアドレスに対するターゲッティングを行なってもよい。ここで、集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスを用いるユーザ、または集団が属する地域のユーザによって検索された人気検索語にターゲッティングされた広告を提供してもよい。さらに、集団ターゲッティングシステム200は、集団IPアドレスの目録及び集団IPアドレスごとの集団の特性を広告プラットフォームに提供してもよい。ここで、広告プラットフォームでは、IPアドレス帯域から抽出された集団を広告を入札するとき、広告主の入札オプション要素として用いて個別集団ごとに広告主に入札させてもよく、また、集団IPアドレスを広告に対する無効クリック処理対象から除外させてもよい。そして、集団ターゲッティングシステム200は、広告プラットフォームを介して集団IPアドレスの目録及び集団IPアドレスごとの集団の特性を含むIPアドレス情報を広告主に提供して広告主が広告対象から集団IPアドレスが除外されないように誘導してもよい。
【0053】
このように、本発明の実施形態によると、IPアドレス帯域から集団IPアドレスを抽出して該当集団を対象にしたターゲッティングを行うことで新しいターゲッティング構造を提供することができる。本発明の実施形態によると、集団の規模、位置、業者名、業種など集団の特性を把握して集団ターゲッティングに応用することでターゲッティング効果を高めることができる。また、IPアドレス帯域から抽出された集団IPアドレスの目録と集団IPアドレスごとの集団の特性は、広告に対する入札、報告、課金などの様々な側面の分野にも活用され得る。
【0054】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行することができるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などの単独または組み合わせたものを含んでもよい。媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。
【0055】
上述したように本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から様々な修正及び変形が可能である。
【0056】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定して定められるものではなく、特許請求の範囲だけではなく特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
【符号の説明】
【0057】
200 集団ターゲッティングシステム
210 IPアドレス抽出部
220 特性判断部
230 ターゲッティング部