特許第6086688号(P6086688)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6086688情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6086688
(24)【登録日】2017年2月10日
(45)【発行日】2017年3月1日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20170220BHJP
【FI】
   G06Q50/10
【請求項の数】5
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2012-213964(P2012-213964)
(22)【出願日】2012年9月27日
(65)【公開番号】特開2014-67363(P2014-67363A)
(43)【公開日】2014年4月17日
【審査請求日】2015年8月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】506201518
【氏名又は名称】トーマツイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(72)【発明者】
【氏名】真崎 大輔
(72)【発明者】
【氏名】新谷 健司
【審査官】 大野 朋也
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2007/063605(WO,A1)
【文献】 特開2007−026429(JP,A)
【文献】 国際公開第99/042974(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
目標の大分類毎に複数の小分類を、ユーザにより設定される目標の候補として提示する情報処理装置において、
ユーザが受けた心理検査の結果を取得する心理検査結果取得手段と、
前記心理検査の結果と、過去に目標に到達した複数の人毎に、心理検査の結果と設定目標とが対応付けられて記憶されている過去ログデータベースの内容とに基づいて、小分類の提示形態を設定する提示形態設定手段と、
複数の大分類毎に複数の小分類を、前記提示形態設定手段により設定された前記提示形態で提示する制御を実行する提示制御手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記提示形態設定手段は、
前記過去ログデータベースを参照して、ユーザと同一又は類似の心理検査の結果を有する人を特定し、
当該人の設定目標を前記過去ログデータベースから抽出し、
当該設定目標に基づいて前記小分類の提示形態を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提示形態設定手段は、
複数の大分類毎に、複数の小分類の中で設定対象として推薦すべき小分類の提示形態を、他の小分類とは異なる提示形態で設定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
目標の大分類毎に複数の小分類を、ユーザにより設定される目標の候補として提示する情報処理装置において、
ユーザが受けた心理検査の結果を取得する心理検査結果取得ステップと、
前記心理検査の結果と、過去に目標に到達した複数の人毎に、心理検査の結果と設定目標とが対応付けられて記憶されている過去ログデータベースの内容とに基づいて、小分類の提示形態を設定する提示形態設定ステップと、
複数の大分類毎に複数の小分類を、前記提示形態設定手段により設定された前記提示形態で提示する制御を実行する提示制御ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
目標の大分類毎に複数の小分類を、ユーザにより設定される目標の候補として提示する情報処理装置において、
ユーザが受けた心理検査の結果を取得する心理検査結果取得ステップと、
前記心理検査の結果と、過去に目標に到達した複数の人毎に、心理検査の結果と設定目標とが対応付けられて記憶されている過去ログデータベースの内容とに基づいて、小分類の提示形態を設定する提示形態設定ステップと、
複数の大分類毎に複数の小分類を、前記提示形態設定手段により設定された前記提示形態で提示する制御を実行する提示制御ステップと、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、設問毎に選択肢をそれぞれ選択することにより人の特性を複数項目にわたって観察可能になるチェックシートの選択内容と、標本集団を形成する基準統計量と、を比較することにより、ユーザの持つ特性を評価する評価装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ユーザのチェックシート等に対する適正検査結果等に基づいて、ユーザの行動パターンを予測する支援装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
このような装置では、ユーザの端末に対して、選択内容を表す各項目をチェックシート等を提示することにより、ユーザに対しチェック項目に対するチェックを促すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−312579号公報
【特許文献2】特開2001−318585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1を含め従来の装置では、誰がチェックする場合であっても、チェックシートに提示される項目は、一律に同じ項目が提示されることになる。即ち、人は個性を有するため、人毎にチェックしなければならない項目は、異なるはずであるところ、チェック項目は全ての人に対し一律であるため、不必要な項目が提示されたり、必要以上に多くの項目が提示されたりしていた。したがって、従来の装置を使用して、目標をチェックするチェックシートが提示された場合には、ユーザは適切な目標の項目を選択できない場合があった。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、目標設定のためのチェックシート等として、ユーザ毎に好適なものを提供することができ、その結果、個々のユーザに対し適切な目標設定の支援をすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
目標の大分類毎に複数の小分類を、ユーザにより設定される目標の候補として提示する情報処理装置において、
ユーザが受けた心理検査の結果を取得する心理検査結果取得手段と、
前記心理検査の結果に応じて、前記小分類の提示形態を設定する提示形態設定手段と、
複数の大分類毎に複数の小分類を、前記提示形態設定手段により設定された前記提示形態で提示する制御を実行する提示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
ここで、心理検査とは、知能検査、発達検査、性格検査の他、行動・社会性検査(業務習熟度検査も含む)、職業適性検査、進路適性検査、その他人間の心理の検査をいう。
この構成によれば、各ユーザの心理検査の結果に応じて目標の小分類の提示形態を設定することができる。したがって、設定された提示形態の形式でチェックシートを提示することにより、心理検査の結果が示すユーザの心理にとって好適な目標設定の候補を提示するチェックシートを、ユーザ毎に提供することができる。その結果、個々のユーザに対し適切な目標設定の支援をすることができる。
【0008】
また、本発明の別の態様の情報処理装置において、
前記提示形態設定手段は、
過去に目標に到達した複数の人毎に、心理検査の結果と設定目標とが対応付けられて記憶されている過去ログデータベースを参照して、ユーザと同一又は類似の心理検査の結果を有する人を特定し、
当該人の設定目標を前記過去ログデータベースから抽出し、
当該設定目標に基づいて前記小分類の提示形態を設定する、
ことを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、過去のユーザの心理検査の結果と目標とに基づいて目標の小分類の提示形態を設定することができる。したがって、設定された提示形態の形式でチェックシートを提示することにより、ユーザの心理にとって好適な目標設定の候補を提示するチェックシートを、過去のユーザの心理結果とその心理結果に対応する目標と、に基づいてユーザ毎に提供することができる。これにより、過去に目標を到達した人の中で、心理検査の結果が類似している人を参考にすることで、より適切なチェックシートの提供を行うことができる。その結果、個々のユーザに対し適切な目標設定の支援をすることができる。
【0010】
また、本発明の別の態様の情報処理装置において、
前記提示形態設定手段は、
複数の大分類毎に、複数の小分類の中で設定対象として推薦すべき小分類の提示形態を、他の小分類とは異なる提示形態で設定する、
ことを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、ユーザに推薦すべき目標の小分類の提示形態を設定することができる。したがって、設定された提示形態の形式でチェックシートを提示することにより、ユーザの心理にとって好適な目標設定の候補を提示するチェックシートを、推薦すべき提示形態で、ユーザ毎に提供することができる。その結果、個々のユーザに対し適切な目標設定の支援をすることができる。
【0012】
本発明の一態様の情報処理方法およびプログラムは、上述の本発明の一態様の情報処理装置に対応する方法およびプログラムである。従って、本発明の一態様の情報処理方法およびプログラムは、上述の本発明の一態様の情報処理装置と基本的に同様の作用効果を奏する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、心理検査の結果が示すユーザの心理にとって好適な目標設定のためのチェックシートを、ユーザ毎に提供することができ、その結果、個々のユーザに対し適切な目標設定の支援をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係る目標設定アシストシステムの構成を示す図である。
図2図1の目標設定アシストシステムのうち情報処理装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。
図3図1の目標設定アシストシステムのうちユーザ端末のハードウェアの構成を示すブロック図である。
図4図2の情報処理装置および図3のユーザ端末の機能的構成のうち、目標設定アシスト処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
図5】チェックシートに提示する目標の中分類のチェック項目の提示形態を示す図である。
図6】チェックシートに提示する小目標のチェック項目の提示形態を示す図である。
図7】順位順に提示された小目標の提示形態を示す図である。
図8図1の目標設定アシストシステムを構成する情報処理装置およびユーザ端末が目標設定アシスト処理をそれぞれ実行する場合における相互の処理の関係について説明するアローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係る目標設定アシストシステム10の構成を示す図である。
本実施形態の目標設定アシストシステム10は、1人又は複数人のユーザに対して、複数の目標の候補により構成されたチェックシートを提示することにより、当該ユーザの目標設定を補助する目的で使用される。本実施形態においては、チェックシートに提示される複数の目標の候補として、例えば、複数のチェック項目が提示される。チェック項目は、目標と当該目標に対するチェックボックスにより構成される。チェックボックスは、空白の四角により構成されたGUI(Graphical User Interface)の構成要素の一種であり、空白の四角の中にレ点などのチェックマークを付すことにより、1以上の項目から所望の項目を選択するのに使用される。
【0017】
図1に示すように、本実施形態に係る目標設定アシストシステム10は、情報処理装置11と、n人(nは1以上の整数値)の各ユーザの各々に使用されるn台のユーザ端末12―1〜12―nと、を有している。情報処理装置11と、ユーザ端末12―1〜12―nとのそれぞれは、インターネット(Internet)回線等のネットワーク13を介して相互に接続されている。
以下、ユーザ端末12―1〜12―nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「ユーザ端末12」と単に呼ぶ。また、ユーザ端末12と呼んでいる場合には、その構成要素の符号についても、1〜nを省略して説明する。
【0018】
情報処理装置11は、本実施形態では例えばサーバ用のコンピュータで構成されている。情報処理装置11は、目標の大分類毎に複数の小分類を、ユーザにより設定される目標の候補として予め記憶する。
ユーザ端末12は、本実施形態では例えば、所定のユーザにより携帯されるスマートフォンで構成されている。所定のユーザが使用するユーザ端末12−k(kは、1〜nのうちの任意の整数値)は、当該ユーザの心理検査の結果を示す心理検査結果の内容を示す情報(以下、「心理検査結果情報」と呼ぶ)を生成して、情報処理装置11に送信する。心理検査の結果、例えば、Aさんは、「他人の意見を聞かない傾向がある」、「理解力に欠ける傾向がある」「他人の意見を聞かない傾向がある」、「文章作成能力に劣る傾向がある」という判断が行われる。
情報処理装置11は、ユーザ端末12−kから送信された心理検査結果情報を取得する。そして、情報処理装置11は、取得した心理検査結果情報に応じて、目標の大分類毎に設定される小分類のチェック項目の提示形態を設定する。情報処理装置11は、小分類のチェック項目の提示形態として、チェック項目の内容、個数および順番等を可変して設定する。そして、情報処理装置11は、設定した提示形態で構成したチェックシートをユーザ端末12−kで提示する制御を実行する。情報処理装置11は、設定したチェック項目の提示形態で提示する制御の実行を行うために、設定したチェック項目の提示形態でチェックシートを構成し、構成したチェックシートの構成の情報(以下、「チェックシート構成情報」と呼ぶ)をユーザ端末に送信する。ユーザ端末12−kは、情報処理装置11から送信されたチェックシート構成情報に基づいて、設定されたチェック項目の提示形態により構成されたチェックシートをディスプレイを通じてユーザに提示する。
【0019】
さらに以下、目標設定アシストシステム10の各構成要素、即ち情報処理装置11およびユーザ端末12の各々の詳細について説明する。
【0020】
図2は、図1の目標設定アシストシステム10のうち情報処理装置11のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0021】
情報処理装置11は、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、バス24と、入出力インターフェース25と、出力部26と、入力部27と、記憶部28と、通信部29と、ドライブ30と、を備えている。
【0022】
CPU21は、ROM22に記録されているプログラム、又は、記憶部28からRAM23にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
【0023】
RAM23には、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0024】
CPU21、ROM22およびRAM23は、バス24を介して相互に接続されている。このバス24にはまた、入出力インターフェース25も接続されている。入出力インターフェース25には、出力部26、入力部27、記憶部28、通信部29およびドライブ30が接続されている。
【0025】
出力部26は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
入力部27は、電源ボタン、操作ボタン等各種ボタン等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
記憶部28は、ハードディスクあるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、ユーザにより設定される目標の候補の情報等の各種情報のデータを記憶する。
【0026】
通信部29は、インターネットを含むネットワーク13を介してユーザ端末12との間で行う通信を制御する。
【0027】
ドライブ30には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア41が適宜装着される。ドライブ30によってリムーバブルメディア41から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部28にインストールされる。また、リムーバブルメディア41は、記憶部28に記憶されている目標の候補の情報等の各種データも、記憶部28と同様に記憶することができる。
【0028】
図3は、図1の目標設定アシストシステム10のうちユーザ端末12のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0029】
ユーザ端末12は、CPU51〜ドライブ60を備えている。CPU51〜ドライブ60の各々は、上述した図2のCPU21〜ドライブ30の各々と基本的に同様の機能と構成を有している。したがって、CPU51〜ドライブ60の個々の説明は、ここでは省略する。
なお、ユーザ端末12は本実施形態ではスマートフォンで構成されているので、入力部57に含まれる各種ボタン等には、ハードウェアボタンのみならず、出力部56の画面に表示されるソフトウェアボタンも含まれる。即ち、入力部57は、出力部56のディスプレイに積層されるタッチパネルも含むように構成されている。
また、通信部59は、インターネットを含むネットワーク13を介して情報処理装置11との間で行う通信を制御する。
【0030】
図4は、図2の情報処理装置11および図3のユーザ端末12の機能的構成のうち、目標設定アシスト処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
目標設定アシスト処理とは、次のような一連の処理をいう。即ち、ユーザ端末12は、ユーザの入力操作により受け付けられた心理検査の結果に基づいて心理検査結果情報を生成して情報処理装置11に送信する。情報処理装置11は、当該心理検査結果情報を受信すると、記憶部28に記憶する。情報処理装置11は、記憶部28に記憶されている心理検査結果情報を取得し、取得した心理検査結果情報に応じて、チェック項目の提示形態を可変設定してチェックシートを構成する。情報処理装置11は、構成したチェックシートの提示形態の情報をユーザ端末12に送信する。ユーザ端末12は、受信したチェックシートの提示形態の情報に基づきチェックシートをディスプレイに提示する。
【0031】
初めに、図4を参照して、情報処理装置11の機能的構成について説明する。
CPU21においては、目標設定アシスト処理の実行が制御される場合、心理検査結果取得部111と、提示形態設定部112と、提示制御部113と、が機能する。
また、記憶部28の一領域には、心理検査結果記憶部131と、過去ログデータベース132(以下、「過去ログDB132」と略記する)と、目標項目データベース133(以下、「目標項目DB133」と略記する)と、が格納されている。心理検査結果記憶部131には、ユーザ端末12から送信された心理検査結果情報が記憶される。過去ログDB132には、過去に目標に到達した複数の人毎に、心理検査の結果と設定目標とが対応付けられて記憶されている。目標項目DB133には、大目標毎に設定された小目標が対応付けられて記憶されている。
【0032】
心理検査結果取得部111は、ユーザ端末12から適宜送信された、ユーザが受けた心理検査の結果を示す心理検査結果情報を受信して、心理検査結果記憶部131に記憶する。そして、心理検査結果取得部111は、心理検査結果記憶部131に記憶された心理検査結果情報を取得する。心理検査結果取得部111は、取得した心理検査結果情報を提示形態設定部112に送信する。
【0033】
提示形態設定部112は、心理検査の結果に応じて、チェックシートに提示するチェック項目の提示形態を可変設定する。具体的には、提示形態設定部112は、設定するチェック項目の提示形態として、チェック項目の内容、チェック項目の個数、チェック項目を提示する順番等の提示形態を可変して設定する。
具体的には、提示形態設定部112は、過去ログDB132を参照して、ユーザと同一又は類似の心理検査の結果を有する人を特定する。そして、提示形態設定部112は、当該人の設定目標を過去ログDB132から抽出し、当該設定目標に基づいて小分類の提示形態を設定する。
また、提示形態設定部112は、複数の大分類毎に、複数の小分類の中で設定対象として推薦すべき小分類の提示形態を、他の小分類とは異なる提示形態で設定する。
提示形態設定部112は、設定した提示形態の情報を提示制御部113へ供給する。次に、図5図7を参照して、チェックシートに提示する目標の提示形態について説明する。
【0034】
図5図7は、チェックシートに提示する目標のチェック項目を示す図である。
図5は、チェックシートに提示する目標の中分類のチェック項目の提示形態を示す図である。
図5に示すように、チェックシートの列には、ユーザの地位等の立場を示す複数の階層が設定され、チェックシートの行には、目標の大分類として複数の大目標の項目が設定されている。
チェックシートに設定されている、ユーザの地位等の立場を示す複数の階層として、それぞれ「新人」、「中堅」、「管理職」、「営業」、「その他」が設定されている。また、チェックシートに設定されている複数の大目標としては、それぞれ「土台」、「ビジネススキル」、「マネジメントスキル」、「その他」が設定されている。
各階層の各大目標毎に、目標の小分類として複数の中目標の項目が設定されている。各中目標の項目には、チェックボックスが設定されている。例えば、ユーザがユーザ端末12の入力部57を介して、中目標として「聞く力」を選択した場合には、「聞く力」の中目標に対応するチェックボックスにチェックマーク(レ点)が付される。
本実施形態において、小分類とは、大分類と比較して相対的に小さい分類をいう。したがって、中目標は、大目標に対して小分類となるが、小目標もまた、大目標と比較して小さい分類であるので、大目標に対して小分類となる。さらに、小目標は、中目標と比較しても小さい分類であるので、中目標に対して小分類となる。
図5の例では、「新人」の階層のうち、「ビジネススキル」の大目標に対応する欄には、各中目標の提示形態が設定されている。
【0035】
ここで、ユーザの心理検査の結果に応じて、各中目標の提示形態が設定される具体例について説明する。
ユーザの心理検査の結果が、「他人の意見を聞かない傾向がある」、「理解力に欠ける傾向がある」と判断された場合について説明する。この場合、情報処理装置11の提示形態設定部112は、「他人の意見を聞かない傾向がある」という欠点を克服する目標として、「聞く力」を中目標の提示形態として設定する。同様に、情報処理装置11の提示形態設定部112は、「理解力に欠ける傾向がある」という欠点を克服する目標として、「考える力」を中目標の提示形態として設定する。
上記とは別の例としてさらに、ユーザの心理検査の結果が、「他人の意見を聞かない傾向がある」、「文章作成能力に劣る傾向がある」と判断された場合について説明する。この場合、情報処理装置11の提示形態設定部112は、「他人の意見を聞かない傾向がある」という欠点を克服する目標として、「聞く力」を中目標の提示形態として設定する。同様に、情報処理装置11の提示形態設定部112は、「文章作成能力に劣る傾向がある」という欠点を克服する目標として、「書く力」を中目標の提示形態として設定する。
このように、ユーザの心理検査の結果に応じて、中目標の提示形態が可変する。
ユーザが、ユーザ端末12の入力部57を介して各中目標に対応するチェックボックスに対し、チェックマーク(レ点)を付したり、クリック操作を行うと、各中目標に対する小目標がウィンドウとしてポップアップする。次に、図6を参照して、チェックシートに提示する小目標のチェック項目の提示形態について説明する。
【0036】
図6は、チェックシートに提示する小目標のチェック項目の提示形態を示す図である。
図6に示すように、中目標の項目名と、当該中目標の項目名に対応した、複数の小目標のチェック項目が設定されている。
本実施形態においては、中目標「マナー」に対応する小目標として、「あいさつ」、「××××」のチェック項目が設定されている。そして、各小目標のチェック項目には、チェックボックスと、「未完了/完了」を示す項目と、が設定されている。例えば、ユーザがユーザ端末12の入力部57を介して、小目標として「あいさつ」を選択した場合には、「あいさつ」の小目標のチェック項目に対応するチェックボックスにチェックマーク(レ点)が付される。
ユーザが、ユーザ端末12の入力部57を介して各小目標に対応するチェックボックスに対し、チェックマーク(レ点)を付したり、クリック操作を行うと、中目標に対する小目標が順位順にウィンドウとしてポップアップする。次に、図7を参照して、順位順に提示された小目標の提示形態について説明する。
【0037】
図7は、順位順に提示された小目標の提示形態を示す図である。図7に示すように、中目標に対応した各小目標と、各小目標に対応した順位と、が提示されている。
小目標に対応した順位は、他のユーザにより、当該小目標が目標の候補として選択された回数の累計の順番により決定される。小目標の順位が提示されることにより、他のユーザが何れの目標を選択したかを明示され、ユーザの適切な目標設定の支援をすることができる。
【0038】
図4に戻り、提示制御部113は、複数の大分類毎に複数の小分類を、提示形態設定部により設定された提示形態で提示する制御を実行する。具体的には、提示制御部113は、提示形態設定部112において設定された提示形態でチェックシートを構成する。そして、提示制御部113は、構成したチェックシートをユーザ端末12において提示する制御を実行するために、構成したチェックシートの情報をユーザ端末12に送信する。
【0039】
引き続き図4を参照しつつ、目標設定アシストシステム10のうち、ユーザ端末12の機能的構成について説明する。
ユーザ端末12のCPU51においては、目標設定アシスト処理の実行が制御される場合、ユーザ情報生成部121と、情報送受信部122と、情報提示部123と、が機能する。
【0040】
ユーザ情報生成部121は、ユーザの心理検査に対する解答を入力部57(図3参照)を介して受け付ける。ユーザ情報生成部121は、受け付けたユーザの心理検査の解答結果に基づいて、心理検査結果情報を生成する。ユーザ情報生成部121は、生成した心理検査結果情報を情報送受信部122へ供給する。
【0041】
情報送受信部122は、ユーザ情報生成部121により心理検査結果情報が生成された場合には、生成された心理検査結果情報を通信部59(図3参照)を介して情報処理装置11へ送信する。
また、情報送受信部122は、情報処理装置11からチェックシート構成情報が送信された場合には、通信部59(図3参照)を介して改善情報を受信する。
【0042】
情報提示部123は、情報処理装置11から送信されてきたチェックシート構成情報に基づいたチェックシートを、出力部56のディスプレイに提示する制御を実行する。
【0043】
以上、目標設定アシストシステム10を構成する情報処理装置11およびユーザ端末12の各機能的構成について説明した。次に、目標設定アシストシステム10を構成する情報処理装置11およびユーザ端末12が目標設定アシスト処理をそれぞれ実行する場合における相互の処理の関係について、図8を参照して説明する。
図8は、図1の目標設定アシストシステム10を構成する情報処理装置11およびユーザ端末12が目標設定アシスト処理をそれぞれ実行する場合における相互の処理の関係について説明するアローチャートである。
【0044】
ステップS11において、ユーザ端末12のユーザ情報生成部121は、ユーザの心理検査の解答を入力部57を介して受け付け、受け付けた心理検査の結果に基づいて心理検査結果情報を生成する。そして、情報送受信部122は、生成した心理検査結果情報を情報処理装置11へ送信する。
【0045】
ステップS12において、情報処理装置11の心理検査結果取得部111は、ユーザ端末12から送信された心理検査結果情報を受信して心理検査結果記憶部131に記憶する。
【0046】
ステップS13において、情報処理装置11の心理検査結果取得部111は、心理検査結果記憶部131から心理検査結果情報を取得する。
【0047】
ステップS14において、情報処理装置11の提示形態設定部112は、過去ログDB132を参照して、ユーザと同一又は類似の心理検査の結果を有する人を特定する。
【0048】
ステップS15において、情報処理装置11の提示形態設定部112は、過去ログDB132を参照して、ステップS14において特定した人の設定目標を抽出する。
【0049】
ステップS16において、情報処理装置11の提示形態設定部112は、目標項目DB133を参照して、ステップS15において抽出した設定目標に基づいて、チェック項目の提示形態を設定する。
【0050】
ステップS17において、情報処理装置11の提示形態設定部112は、ステップS16において設定した提示形態でチェックシートを構成する。
【0051】
ステップS18において、情報処理装置11の提示制御部113は、ステップS17において構成されたチェックシート構成情報をユーザ端末12へ送信する。
【0052】
ステップS19において、ユーザ端末12の情報送受信部122は、情報処理装置11から送信されたチェックシート構成情報を受信する。
【0053】
ステップS20において、ユーザ端末12の情報提示部123は、ステップS19において受信されたチェックシート構成情報に基づくチェックシートを出力部56から出力して提示する。この処理が終了すると、目標設定アシスト処理は終了となる。
【0054】
以上説明したように、大目標毎に複数の中目標又は小目標を、ユーザにより設定されるチェック項目として提示する情報処理装置11は、心理検査結果取得部111と、提示形態設定部112と、提示制御部113と、を備える。
心理検査結果取得部111は、ユーザが受けた心理検査の結果を取得する。提示形態設定部112は、心理検査の結果に応じて、チェックシートに提示する中目標又は小目標のチェック項目の提示形態を設定する。提示制御部113は、複数の大目標毎に複数の中目標又は小目標のチェック項目を、提示形態設定部112により設定された提示形態で提示する制御を実行する。
これにより、各ユーザの心理検査の結果に応じて中目標又は小目標のチェック項目の提示形態を設定することができる。したがって、設定された提示形態の形式でチェックシートを提示することにより、心理検査の結果が示すユーザの心理にとって好適な目標設定の候補を提示するチェックシートを、ユーザ毎に提供することができる。その結果、個々のユーザに対し適切な目標設定の支援をすることができる。
【0055】
さらに、本実施形態の情報処理装置11の提示形態設定部112は、過去に目標に到達した複数の人毎に、心理検査の結果と設定目標とが対応付けられて記憶されている過去ログDB132を参照して、ユーザと同一又は類似の心理検査の結果を有する人を特定し、当該人の設定目標を過去ログDB132から抽出し、当該設定目標に基づいて中目標又は小目標のチェック項目の提示形態を設定する。
これにより、過去のユーザの心理検査の結果と目標とに基づいて中目標又は小目標の提示形態を設定することができる。したがって、設定されたチェック項目の提示形態の形式でチェックシートを提示することにより、ユーザの心理にとって好適な目標設定の候補を提示するチェックシートを、過去のユーザの心理結果とその心理結果に対応する目標と、に基づいてユーザ毎に提供することができる。その結果、個々のユーザに対し適切な目標設定の支援をすることができる。
【0056】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0057】
上述の実施形態では、提示形態設定部112は、心理検査の結果に応じて、チェックシートに提示する中目標又は小目標のチェック項目の提示形態を設定しているがこれに限られるものではない。例えば、提示形態設定部112は、複数の大目標毎に、複数の中目標又は小目標の中で設定対象として推薦すべき中目標又は小目標のチェック項目の提示形態を、他の中目標又は小目標のチェック項目とは異なる提示形態で設定することができる。
推薦すべき中目標又は小目標とは、複数の中目標や小目標のうち、当該目標が選択されることにより、ユーザにとって有益であると考えられる目標である。推薦すべき中目標や小目標は1つでもよいし、複数設定することもできる。推薦すべき中目標又は小目標の情報は、予め目標項目DB133に記憶してもよいし、ユーザが任意に設定することもできる。
他の中目標又は小目標のチェック項目とは異なる提示形態とは、例えば、中目標や小目標のチェック項目を構成するチェックボックスに予め、チェックマーク(レ点)を付したり、当該チェック項目を他のチェック項目と比較して上方に配置したり、他のチェック項目と比較して目立つように発光、着色、太字にしたりする提示形態をいう。
これにより、ユーザに推薦すべき中目標又は小目標の提示形態を設定することができる。したがって、設定されたチェック項目の提示形態の形式でチェックシートを提示することにより、ユーザの心理にとって好適な目標設定の候補を提示するチェックシートを、推薦すべき提示形態で、ユーザ毎に提供することができる。その結果、個々のユーザに対し適切な目標設定の支援をすることができる。また、予めチェックマーク(レ点)を付しておくことにより、ユーザが特に変更しない場合には、ユーザのチェック項目の選択操作が省略でき、ユーザの手間を省くことができる。
【0058】
また、上述の実施形態では、提示形態設定部112は、心理検査の結果に応じて、チェックシートに提示する小分類の提示形態を可変設定しているが、提示形態を可変設定するためのものは、これに限られるものではない。
例えば、提示形態設定部112は、業務や会社等のパラメータに応じて、小分類の提示形態を可変して設定することができる。
例えば、受付の業務を行うユーザが使用する場合には、提示形態設定部112は、大目標の「土台」の小分類のチェック項目を増加して設定する。
また、例えば、経営戦略の業務を行うユーザが使用する場合には、提示形態設定部112は、大目標の「マネジメントスキル」の小分類のチェック項目を増加して設定する。
これにより、業種や規模等で分類される分野の企業にとって好適なチェックシートを提供することができる。
【0059】
また、上述の実施形態では、提示形態設定部112は、心理検査の結果に応じて、チェックシートに提示する小分類の提示形態を設定しているがこれに限られるものではない。例えば、提示形態設定部112は、複数の大分類を相互に関連させて、小分類の提示形態を設定することができる。
例えば、ユーザが、目標の第1大分類(土台)、目標の第2大分類(ビジネススキル)の順に目標設定する場合について説明する。
この場合、提示形態設定部112は、最初は目標の第1大分類(土台)のみに、複数の小分類(マナー、積極性等)をチェック項目として設定する。そして、提示制御部113は、設定したチェック項目に基づくチェックシートをユーザに提示する制御を実行する。ユーザは、提示された第1大分類(土台)に対応する複数の小分類の中から1以上の小分類を選択する。
そして、提示形態設定部112は、ユーザの選択結果に応じて、目標の第2大分類(ビジネススキル)についての複数の小分類の提示形態(内容、数、順番)を可変して設定する。
例えば、複数の小分類の中からユーザにより「マナー」のチェック項目が選択された場合、提示形態設定部112は、「マナー」と関連の深い「ビジネススキル」の小分類の提示形態として「聞く力」を設定する。
また、例えば、複数の小分類の中からユーザにより「積極性」のチェック項目が選択された場合、提示形態設定部112は、「積極性」と関連の深い「ビジネススキル」の小分類の提示形態として「書く力」を設定する。
これにより、各分類が相互に関連した提示形態で提供することができる。したがって、ユーザが目標を設定する際の効率を向上させることができる。
【0060】
また、上述の実施形態では、心理検査の結果に応じて、提示する中目標の項目の内容を設定しているがこれに限られるものではなく、心理検査の結果に応じて、提示する中目標の項目の順番を設定することができる。例えば、ユーザの心理検査の結果として、「他人の意見を聞かない傾向がある」、と強く判断された場合には、提示形態設定部112は、「聞く力」を中目標の一番上方に提示する提示形態として設定することができる。
【0061】
また、上述の実施形態では、心理検査の結果に応じて、提示する中目標の項目の内容を設定しているがこれに限られるものではなく、心理検査の結果に応じて、提示する中目標の項目の個数を設定することができる。例えば、ユーザの心理検査の結果として、欠点が多いと判断された場合には、提示形態設定部112は、提示する中目標の数が多い提示形態を設定することができる。これに対して、ユーザの心理検査の結果として、欠点が少ないと判断された場合には、提示形態設定部112は、提示する中目標の数が少ない提示形態を設定することができる。
【0062】
また、上述の実施形態では、心理検査の結果に応じて、小分類の提示形態を設定しているがこれに限られるものではない。例えば、提示形態設定部112は、過去ログDB132を参照して、ユーザと同一又は類似の心理検査の結果を有する人を特定する。そして、提示形態設定部112は、当該人の設定目標を過去ログDB132から抽出し、当該設定目標に基づいて小分類の提示形態を設定することができる。
【0063】
また、上述の実施形態では、心理検査の結果に応じて、小分類の提示形態を設定しているがこれに限られるものではない。例えば、提示形態設定部112は、複数の大分類毎に、複数の小分類の中で設定対象として推薦すべき小分類の提示形態を、他の小分類とは異なる提示形態で設定することができる。
【0064】
また、上述の実施形態では、心理検査結果取得部111は、心理検査結果記憶部131に記憶された心理検査結果情報を取得しているがこれに限られるものではない。例えば、心理検査結果取得部111は、ユーザ端末12から適宜送信された心理検査結果情報を直接取得することができる。
【0065】
また、上述の実施形態では、チェックシートの列には、ユーザの地位を示す複数の階層として、それぞれ「新人」、「中堅」、「管理職」、「営業」、「その他」が設定されているがこれに限られるものではない。例えば、ユーザの役職、キャリア、資格、運動能力、レースのタイム、性別、年齢、人種、使用言語等、様々な類別を設定することができる。
【0066】
また、上述の実施形態では、本発明が適用される情報処理装置11は、パーソナルコンピュータを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、送受信機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
【0067】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0068】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
【0069】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア41により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア41は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM22や、図2の記憶部28に含まれるハードディスク等で構成される。
【0070】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0071】
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0072】
10・・・目標設定アシストシステム、11・・・情報処理装置、12・・・ユーザ端末、21・・・CPU、22・・・ROM、23・・・RAM、24・・・バス、25・・・入出力インターフェース、26・・・出力部、27・・・入力部、28・・・記憶部、29・・・通信部、30・・・ドライブ、41・・・リムーバブルメディア、111・・・心理検査結果取得部、112・・・提示形態設定部、113・・・提示制御部、121・・・ユーザ情報生成部、122・・・情報提示部、123・・・情報送受信部、131・・・心理検査結果記憶部、132・・・過去ログDB、133・・・目標項目DB
図1
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図8