(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6086872
(24)【登録日】2017年2月10日
(45)【発行日】2017年3月1日
(54)【発明の名称】フットウェア、および編地の編成方法
(51)【国際特許分類】
A41B 11/00 20060101AFI20170220BHJP
A43B 1/04 20060101ALI20170220BHJP
D04B 1/22 20060101ALI20170220BHJP
【FI】
A41B11/00 A
A43B1/04
A41B11/00 Z
D04B1/22
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-554201(P2013-554201)
(86)(22)【出願日】2012年12月7日
(86)【国際出願番号】JP2012081747
(87)【国際公開番号】WO2013108506
(87)【国際公開日】20130725
【審査請求日】2015年8月17日
(31)【優先権主張番号】特願2012-10202(P2012-10202)
(32)【優先日】2012年1月20日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000151221
【氏名又は名称】株式会社島精機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100100147
【弁理士】
【氏名又は名称】山野 宏
(72)【発明者】
【氏名】高水 達哉
(72)【発明者】
【氏名】木野 高志
(72)【発明者】
【氏名】濱田 陽司
【審査官】
▲高▼辻 将人
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−179907(JP,A)
【文献】
国際公開第2008/139710(WO,A1)
【文献】
実開昭56−160905(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41B11/00−11/14
A43B 1/04
D04B 1/00− 1/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フットウェアにおいて、
前記フットウェアは、少なくとも前後一対の針床を備える横編機で無縫製に編成される編地であり、
第一編糸と、第一編糸に沿って編み込まれる第二編糸とを用いて編成された混成部を有するベース編地部と、前記フットウェアの着用時に前記ベース編地部の内側または外側に配置され、かつ前記フットウェアの履口部の位置で、前記ベース編地部と無縫製で連結される追加編地部とを備え、
前記第一編糸は、熱融着糸ではない編糸であり、
前記第二編糸は、熱融着性および熱収縮性を有する熱融着糸であり、
前記ベース編地部の混成部は、前記第一編糸と前記第二編糸を用いたプレーティング編成により編成されており、
前記混成部の前記第二編糸が配置される面は、前記追加編地部に対向して配置されることを特徴とするフットウェア。
【請求項2】
前記熱融着糸は、熱により収縮する芯部と、その芯部よりも低融点の鞘部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のフットウェア。
【請求項3】
足型に被せた状態で熱処理されることで、前記足型に対応した形状に保形され、
前記混成部において、熱処理されることにより溶融した前記第二編糸が前記第一編糸と一体化していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフットウェア。
【請求項4】
少なくとも前後に対向する一対の針床を備える横編機を用いて無縫製に編地を編成する編地の編成方法において、
前記編地は、フットウェア形状のベース編地部と、そのベース編地部の内側または外側に配置されるフットウェア形状の追加編地部と、で構成されるフットウェアであり、
前記フットウェアの履口部の位置で、前記ベース編地部と前記追加編地部とが無縫製で連結されるように一体に編成し、かつ
前記ベース編地部を編成する際、前記ベース編地部の少なくとも一部を、熱融着糸ではない第一編糸と、熱融着性および熱収縮性を有する熱融着糸である第二編糸とを用いたプレーティング編成によって編成された混成部とし、
前記プレーティング編成は、前記混成部における前記第二編糸が配置される面が、前記追加編地部に対向して配置されるように行なう編地の編成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、横編機で無縫製に編成されたソックスやシューズなどのフットウェア、およびそのフットウェアを作製するための編地の編成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、フットウェアの一種であるシューズが開示されている。このシューズは、アッパー(特許文献1では甲被部と表記)と、アッパーに取り付けられるソールと、を備え、アッパーの一部に合成樹脂の繊維が編込まれた『編込み部分』を有する。このような『編込み部分』をアッパーに形成することで、アッパーを足型(特許文献1では靴型と表記)に被せて熱処理したときに、足型の形状に沿った形状にアッパーを成形することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3865307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシューズには、生産性が芳しくないという問題がある。当該シューズは、複数のパーツを立体的に縫製することで形成されているため、各パーツの用意に手間がかかるし、各パーツを縫製する作業も煩雑であるからである。また、特許文献1のシューズには、当該シューズの『編込み部分』が合成樹脂の繊維のみからなるため、形状保持性が芳しくないという問題もある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、生産性および形状保持性に優れるフットウェアを提供することにある。また、本発明の別の目的は、本発明のフットウェアを製造するための編地の編成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のフットウェアは、少なくとも前後一対の針床を備える横編機で無縫製に編成され、かつ、第一編糸と、第一編糸に沿って編み込まれる第二編糸とを用いて編成された混成部を有するベース編地部を備える。この本発明のフットウェアの混成部に使用される第一編糸は、熱融着糸ではない編糸であり、第二編糸は、熱融着性および熱収縮性を有する熱融着糸であることを特徴とする。
【0007】
本発明のフットウェアとしては、ソックス、足袋、シューズ、あるいはシューズのアッパーなどを挙げることができる。また、本発明のフットウェアにおける混成部は、フットウェア全体に設けられていても良いし、フットウェアの一部に設けられていても良い。さらに、本発明のフットウェアにおける混成部は一様に形成されている必要はない。例えば、フットウェアの或る部分における混成部と、他の部分における混成部とで、編成組織、使用する編糸の種類、あるいは編糸の番手などが異なっていても良い(もちろん、それらが同じでも構わない)。
【0008】
本発明のフットウェアの一形態として、第二編糸を構成する熱融着糸は、熱により収縮する芯部と、その芯部よりも低融点の鞘部と、を備える芯鞘構造の熱融着糸である形態とすることが挙げられる。
【0009】
ここで、芯鞘構造の熱融着糸における芯部および鞘部の融点は、フットウェアの一般的な使用環境の温度よりも高温とする。例えば、芯部と鞘部の融点は、120℃以上とすることが好ましい。
【0010】
本発明のフットウェアの一形態として、フットウェアに備わる混成部は、第一編糸と第二編糸を用いたプレーティング編成により編成される形態とすることが挙げられる。
【0011】
別々の給糸口から第一編糸と第二編糸を給糸させるプレーティング編成(例えば、国際公開第2008/139710号公報、特許第3899269号公報を参照)を行なえば、先行の給糸口から給糸される主糸が混成部の表面側に配置され、後行の給糸口から給糸される添糸が混成部の裏面側に配置される。つまり、混成部がプレーティング編成されたことは、混成部を見れば明らかである。なお、当該混成部は、一つの給糸口から第一編糸と第二編糸を給糸させることで編成しても構わない。この場合、別々の編糸コーンから供給される第一編糸と第二編糸とを一つの給糸口で一纏めにしても良いし、撚り合せ等で予め一纏めにされた第一編糸と第二編糸とを一つの給糸口から給糸しても良い。その他、第一編糸で編成される編目に、第二編糸をタックすることで、第一編糸に沿って第二編糸を編み込んでも良い。
【0012】
本発明のフットウェアの一形態として、フットウェアの着用時に上記ベース編地部の内側または外側に配置される追加編地部を備え、フットウェアの履口部の位置で、ベース編地部と追加編地部とが無縫製で連結されている形態を挙げることができる。なお、追加編地部も、第一編糸と第二編糸とを用いた混成部を有していても良い。
【0013】
ベース編地部の混成部がプレーティング編成により編成され、かつ追加編地部を備える本発明のフットウェアの一形態として、混成部の第二編糸が配置される面は、追加編地部に対向して配置される形態を挙げることができる。
【0014】
既述のようにプレーティング編成を行なった混成部では、熱融着糸である第二編糸が、混成部の表面側、もしくは裏面側のいずれかに配置される。その混成部の第二編糸が配置される面を、上記追加編地部をベース編地部の内側または外側に配置したときに追加編地部に対向して配置されるようにすると、ベース編地部と追加編地部との間に熱融着糸である第二編糸が配置される。ここで、追加編地部も混成部を有する場合、ベース編地部の第二編糸が配置される面と、追加編地部の第二編糸が配置される面とが対向するようにすることが好ましい。
【0015】
本発明のフットウェアの一形態として、足型に被せた状態で熱処理されることで、足型に対応した形状に保形される形態を挙げることができる。その場合、フットウェアの外側編地部の混成部において、熱処理されることにより溶融した第二編糸が第一編糸と一体化している。特に、第二編糸が芯鞘構造の熱融着糸である場合、熱処理によって溶融した第二編糸の鞘部によって、第二編糸の芯部と第一編糸とが引き揃えられた状態で一体化される。
【0016】
上述したフットウェアは、少なくとも前後に対向する一対の針床を備える横編機を用いて無縫製に編地を編成する本発明の編地の編成方法により作製することができる。即ち、本発明の編地の編成方法は、熱融着糸ではない第一編糸と、熱融着性および熱収縮性を有する熱融着糸である第二編糸とを用意し、第一編糸と、この第一編糸に沿って編み込まれる第二編糸とで、フットウェアの少なくとも一部を編成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明のフットウェアは、無縫製で編成されているため、生産性に優れる。また、本発明のフットウェアは、足型に装着された状態で熱処理されることで形状保持性に優れるフットウェアとなる。それは、熱処理によって溶融した第二編糸が第一編糸と一体化するため、混成部において第一編糸が骨格となり、溶融した第二編糸がその骨格を補強したような状態となるからである。さらに、本発明のフットウェアは、優れた見栄えを備える。それは、第一編糸が熱融着糸でないため、本発明のフットウェアを熱処理しても、フットウェアの混成部における第一編糸が溶融せず、混成部の編組織が編成時の状態で保持されるからである。
【0018】
芯鞘構造の第二編糸を用いて編成された本発明のフットウェアは、より優れた形状保持性を発揮する。このフットウェアを足型に装着して熱処理したときに、第二編糸の芯部が収縮してフットウェアが足型に沿った形状になり、さらに第二編糸の鞘部によって芯部と第一編糸とが一体化されるからである。
【0019】
混成部をプレーティング編成により形成した本発明のフットウェアは、優れた見栄えを備える。プレーティング編成によれば、主糸(第一編糸と第二編糸の一方)が混成部の表側に配され、添糸(第一編糸と第二編糸の他方)が混成部の裏側に隠れ、混成部の表側から見え難い状態にできる、即ち、混成部において第一編糸と第二編糸が斑に見える状態とならないからである。なお、第一編糸と第二編糸のどちらを先行の給糸口から給糸される編糸とするかは特に限定されないが、第一編糸を先行の給糸口から給糸される編糸とすることが好ましい。第一編糸が混成部の外観を決定する編糸であるからである。
【0020】
ベース編地部に加え追加編地部を有する本発明のフットウェアは、優れた履き心地を備える。着用者の足に面する追加編地部をベース編地部と異なる質感にすることができるからである。
【0021】
プレーティング編成された混成部の第二編糸が配置される面を追加編地部の側に配置することで、ベース編地部と追加編地部との接着性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】実施形態に示すシューズの概略斜視図である。
【
図2】
図1に示すシューズの熱処理前の状態を示す概略図である。
【
図3】
図2に示すシューズの編成イメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明のフットウェアとして、
図1〜3を参照し、シューズ1を編成する例を説明する。
【0024】
図1に示すシューズ1は、足の甲側を覆うアッパーと、足裏側を覆うソールと、が一体となったシューズである。このシューズ1のソールの外側に、例えば樹脂やゴムなどの補強ソール材(図示せず)を取り付けても良い。ソールに対する補強ソール材の取り付けは、接着剤により行なうと良い。もちろん、ソールに樹脂やゴムなどを含浸させて補強ソール材を形成しても良い。
【0025】
本実施形態のシューズ1は、シューズ1の外側に配置される外側編地部(ベース編地部)2と、シューズ1の内側に配置される内側編地部(追加編地部)3と、を備える。外側編地部2と内側編地部3とは、シューズ1の履口部11の位置で連結されている。このシューズ1の最も特徴とするところは、(1)シューズ1全体が横編機を用いて無縫製に編成された編地であること、(2)シューズ1を構成する外側編地部2の少なくとも一部(混成部20)が、熱融着糸ではない第一編糸と、この第一編糸に沿って編み込まれる熱融着糸である第二編糸とで編成されていること、である。
【0026】
図1に示すシューズ1を作製するには、まず、横編機を用いて
図2に示すように、外側編地部2と内側編地部3とが一続きとなった編地(シューズ1)を編成する。その際、内側編地部3は、後述する足型の形状にほぼ沿った形状で、足型の大きさよりも若干大きめに形成すると共に、外側編地部2は内側編地部3よりも若干大きめに形成しておくことが好ましい。なお、編成に使用する横編機は特に限定されず、例えば2枚ベットの横編機でも良いし、4枚ベットの横編機でも良い。
【0027】
図2に示すシューズ1の編成工程を模式的に示す編成イメージ図を
図3に示す。
図3に示す部位α〜νは、
図2の部位α〜νに対応する。また、
図3の部位α〜νの横の四角囲みは、当該部位を編成する針床(F=前針床、B=後針床)を示す。
【0028】
図3に示すように、まず内側編地部3の甲側であって、足指の付け根に相当する部位αから編成を開始し、足指を包む内側編地部3の部位βを編成する。次いで、減らしと増やしを使いながら足の凹凸に対応するように内側編地部3の部位γ,δ,ε,ζ,ηを形成する(部位γはF,Bを用いた筒状編成、部位δはF,Bを用いたC字状編成)。そして、部位θをリブ組織で編成し、再び増やしと減らしを使いながら足の凹凸に対応するように外側編地部2の部位ι,κ,λ,μを編成し(部位κはF,Bを用いたC字状編成、部位λはF,Bを用いた筒状編成)、足指の付け根に相当する部位νで編成を終了する。
【0029】
ここで、本実施形態では、内側編地部3を編成する編糸と、外側編地部2を編成する編糸とを、異ならせた。内側編地部3は、着用者の足に面して配置されるので、着用者の履き心地を向上させる編糸を用いて編成した。そのような編糸としては、例えば、吸湿性、防臭性、および抗菌性の少なくとも一つの特性を備える編糸を挙げることができる。なお、熱融着糸は、熱処理によって一旦溶融すると、その肌触りが悪くなるので、熱融着糸を内側編地部3の編糸に採用しない方が良い。
【0030】
一方、外側編地部2は、リブ組織部25以外は、熱融着糸でない第一編糸(内側編地部3の編糸とは種類が異なる編糸)と、熱融着糸である第二編糸とを引き揃えて編成された混成部20とした。本実施形態では、先行の給糸口から第一編糸を給糸させ、後行の給糸口から第二編糸を給糸させるプレーティング編成を行ない、熱融着糸ではない第一編糸がシューズ1の外表面に表れるようにした。なお、リブ組織部25の編成には第一編糸のみを用い、シューズ1の履口部11から足を挿入し易くした。
【0031】
第一編糸には、熱融着糸でない編糸を利用する。編糸の素材としてはポリエステルやナイロンなどが好ましいが、これらに限定されない。また、当該編糸は、モノフィラメント糸でも良いし、マルチフィラメント糸でも良い。特に、マルチフィラメント糸が好ましく、本実施形態では第一編糸をマルチフィラメント糸とした。
【0032】
熱融着糸である第二編糸には、熱により収縮する材料からなる芯部と、その芯部よりも低融点の材料からなる鞘部とを備える芯鞘構造の熱融着糸を利用した。この熱融着糸の芯部の収縮開始温度(融点よりも低い)、および鞘部の融点は、例えば120℃以上であることが好ましい。このような熱融着糸としては、例えば、DIAFLORA(東洋紡績株式会社の登録商標)を挙げることができる。
【0033】
なお、第二編糸は、芯鞘構造に限定されるわけではない。例えば、熱融着性を有する編糸と、熱収縮性を有する編糸とをそれぞれ用意し、編成時にこれらの編糸を引き揃えて第二編糸としても良いし、編成前にこれらの編糸を撚り合わせて第二編糸としても良い。
【0034】
以上説明した構成を備える
図2の編地(シューズ1)を編成したら、その編地の内側編地部3を、リブ組織部25を通して外側編地部2の内部に折り込んだ状態で足型に被せ、第二編糸の鞘部の融点以上の温度であって、芯部の収縮開始温度以上、芯部の融点未満の温度で熱処理する。そうすることで、第二編糸の芯部が収縮することに伴って外側編地部2および内側編地部3が足型にぴったりと沿った形状になる。その際、溶融した第二編糸の鞘部が、第一編糸の外周を包み込むと共に、第一編糸の各フィラメントの隙間に入り込んで、第二編糸の芯部と第一編糸とを強固に一体化させる。また、溶融した鞘部は、外側編地部2と内側編地部3とを貼り合わせる役割も果たす。
【0035】
最後に、足型から熱処理後の編地を取り外すことで、
図1に示すシューズ1が得られる。得られたシューズ1は、足型に沿った形状であり、かつ形状保持性に優れる。このシューズ1が形状保持性に優れるのは、外側編地部2において第一編糸と第二編糸の芯部とが骨格をなし、その骨格の形状を溶融した第二編糸の鞘部が保持するからである。また、このシューズ1では、履口部11が熱融着糸でない編糸からなるリブ組織部25となっているため、履口部11が伸び易く、履き易いシューズ1となっている。
【0036】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるわけではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。例えば、実施形態1とは異なり、内側編地部3が無いシューズ1であっても良い。また、外側編地部2の混成部20において、部分的に第一編糸・第二編糸の種類や番手を換えても良い。例えば、踵に相当する部分で第一編糸を太くして、当該部分の強度を向上させたり、土踏まずに相当する部分で第二編糸の収縮性を高くして、当該部分により足の締めつけを強くしても良い。もちろん、シューズ1において、踵に相当する部分や土踏まずに相当する部分など、特定の部分にのみ混成部20を設けても良い。
【符号の説明】
【0037】
1 シューズ(フットウェア) 11 履口部 α〜ν 部位
2 外側編地部(ベース編地部) 20 混成部 25 リブ組織部
3 内側編地部(追加編地部)