【文献】
Samsung,Discussion on Downlink Control Channel Enhancement,3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #65 R1-111471,[online],2011年 5月 3日,p1-p4,[検索日 2015.11.16],URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_65/Docs/R1-111471.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記指示情報が前記CCEに積載されるとき、前記指示情報を連続的なCCEに積載し、前記指示情報の初期位置は、事前に定義した少なくとも1つのCCE番号の中1つであり、前記所定のCCEは前記指示情報を積載するCCEの数の整数倍である請求項1に記載の方法。
前記指示情報が前記CCEに積載されるとき、前記指示情報を連続的なCCEに積載し、前記指示情報の初期位置のCCE番号は前記指示情報を積載するCCEの数の整数倍であり、事前に定義した少なくとも1つの可能な位置から1つの位置を選択する請求項1に記載の方法。
前記アンテナポートにマッピングした前記指示情報のデ−タを前記PDSCHエリアにおける所定の位置にマッピングすることは、マッピング待ちの符号をグルーピングして、それぞれのグループにm3個の符号を含み、1つのグループの符号がそれぞれ1つの近接リソース単位に対応するようにマッピングすることを含み、前記m3は所定の数で、前記マッピング待ちの符号をマッピングする前記近接リソース単位間の間隔は所定の間隔である請求項1に記載の方法。
前記処理モジュールは、さらに、前記指示情報がCCEに積載されるとき、前記指示情報を連続的なCCEに積載し、前記指示情報の初期位置は事前に定義した少なくとも1つのCCE番号の中1つであり、前記事前に定義したCCEは前記指示情報を積載するCCEの数の整数倍であるように配置される請求項14に記載の装置。
前記処理モジュールは、さらにマッピング待ち符号をグルーピングして、それぞれのグループにm3個の符号を含み、1つのグループの符号がそれぞれ1つの近接リソース単位に対応するようにマッピングするように配置され、前記m3は事前に定義した数であり、前記マッピング待ち符号の前記近接リソース単位間の間隔は所定の間隔である請求項14に記載の装置。
【背景技術】
【0002】
長期的進化(Long Term Evolution、LTE)システムには、2種類のフレーム構成があり、フレーム構成のタイプ(Type)1は周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)と周波数分割半複信に適用する。それぞれの無線フレームの長さは10msであり、20個のスロット(slot)からなり、それぞれのスロットは0.5msであり、0から19まで番号が付けられている。その中、例えば、サブフレームiが連続的なスロット2iと2i +1からなるというように、一つのサブフレーム(subframe)は2つの連続的なスロットからなる。半復信FDDと復信FDDとはいずれも、上がり・下りがそれぞれ異なる周波数にて伝送されるが、半復信FDDに対して、UEがデ−タの受送信を同時に行うことができないことに対して、復信FDDは当該制限がなく、すなわち、10msごとの間隔に下りサブフレームと上がりサブフレームがそれぞれ10個有してもよい。
【0003】
フレーム構造Tpye2は時分割複信(Time Division Duplex、TDD)に適用する。1つの無線フレームの長さは10msで、2つの長さ5msのハーフフレーム(half-frame)からなる。1つのハーフフレームは、5つの長さ1msのサブフレームからなる。サポートするアップリンク・ダウンリンクの配置は表1に示すとおりであり、表には、「D」で当該サブフレームが下りサブフレーム、「U」で当該サブフレームが上げりサブフレーム、「S」で当該サブフレームが特殊サブフレーム(special subframe)であることを示す。特殊サブフレームは下り特殊サブフレーム(DwPTS)、ガードインターバル(GP)及び上がり特殊サブフレーム(UwPTS)からなり、総長さは1msである。それぞれのサブフレームiは2つの長さ0.5ms(15360×Ts)のスロット2iと2i+1からなる。
【0004】
【表1】
【0005】
フレーム構造Tpye2は5msと10msという2種類の下り−上がり転換周期をサポートする。5msの上がり・下り転換周期において、2つのハーフフレームのいずれも特殊サブフレームがある。10msの上がり・下り転換周期において、最初のハーフフレームしか特殊サブフレームがない。サブフレーム0、5及びDwPTSは、通常下り伝送として予約されている。UpPTSと特殊サブフレームに続く次のサブフレームは往々として上がり伝送として予約されている。従って、5msの上がり・下り転換周期について、UpPTS、サブフレーム2及びサブフレーム7が上がり伝送として予約され、10msの上がり・下り転換周期について、UpPTSとサブフレーム2が上がり伝送として予約されている。
【0006】
LTEにおいて以下のような3種類の下り物理制御チャネルが定義され、即ち、物理下り制御フォーマット指示チャネル(Physical Control Format Indicator Channel、PCFICH)、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(Physical Hybrid Automatic Retransmission Request Indicator Channel、PHICH)、物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)である。
【0007】
その中、PCFICHの積載する情報は、1つのサブフレームにてPDCCH伝送用の直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)符号の数を指示することに用いられ、サブフレームの最初のOFDM符号にて送信され、その周波数位置はシステム下り帯域幅とセルアイデンティティ(Identity、IDと略称)によって決定される。
【0008】
PHICHは上がり伝送デ−タの肯定応答/否定応答(ACK/NACK)のフィードバック情報を積載することに用いる。PHICHの数と時間周波数位置は、PHICHのある下りキャリアの物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel、PBCH)におけるシステムメッセージとセルIDによって決定される。
【0009】
PDCCHは、物理上り共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)のディスパッチ情報、物理下り共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)のディスパッチ情報及び上り電力制御情報を含む下り制御情報(Downlink Control Information、DCI)を積載することに用いる。
【0010】
FDDに対して、UEがサブフレームnにて当該UEに属するPUSCHが積載されたディスパッチ情報のPDCCHチャネルを検出した、或いは当該UEがサブフレームnにて当該UEに属するPUSCHの対応するPHICHを受信した場合には、場合によって、UEがサブフレームn+4にてPUSCHのデ−タを送信することになる。
【0011】
TDDに対して、アップリンク・ダウンリンクが1〜6と配置され、UEがサブフレームnにて当該UEに属するPUSCHのディスパッチ情報が積載されたPDCCHチャネルを検出した、或いは当該UEがサブフレームnにて当該UEに属するPUSCHの対応するPHICHを受信した場合には、場合によって、UEがサブフレームn+KにてPUSCHのデ−タを送信することになる。TDDに対して、アップリンク・ダウンリンクが0と配置され、UEがサブフレームnにて当該UEに属するPUSCHのディスパッチ情報が積載されたPDCCHチャネルを検出し、且つディスパッチ情報における上りインデックスUL Indexシグナリングの高位が1である場合、或いは当該UEがサブフレーム0とサブフレーム5にて当該UEに属するPUSCHの対応するPHICHを受信し、且つIPHICH=0である場合には、場合によって、UEがサブフレームn+kにてPUSCHのデ−タを送信することになる。UEがサブフレームnにて当該UEに属するPUSCHのディスパッチ情報が積載されたPDCCHチャネルを検出し、且つディスパッチ情報における上りUL Indexシグナリングの低位が1である場合、或いは当該UEがサブフレーム0とサブフレーム5にて当該UEに属するPUSCHの対応するPHICHを受信し、且つIPHICH=1である場合には、場合によって、UEがサブフレームn+7にてPUSCHのデ−タを送信することになる。上述k値は表2に示すとおりである。
【0012】
【表2】
【0013】
LTEシステムのリリース(Release、R)8/9において、チャネルの品質に対する測定、及び受信したデ−タ符号に対する復調をするために、共通基準信号(Common Reference Signal、CRS)を設定した。ユーザ装置(US Equipment、UE)は、CRSによりチャネルの測定をすることで、UEのセル再選や目標セルへの切り替えがサポートされ、UEのアクセス状態にてチャネル品質の測定が行われる。干渉レベルが高い時、物理層が高層の関連無線リンクを介して失敗シグナリングに接続し、アクセスを切断することができる。LTER10において、セルの平均スペクトルの利用率とセルエッジのスペクトルの利用率、及び各UEのスループット率をさらに向上するために、チャネル情報基準信号(CSI〜RS)と復調基準信号(DMRS)という2種類の基準信号をそれぞれ定義し、その中、CSI〜RSはチャネルの測定に用いられ、CSI〜RSに対する測定によりUEの基地局eNBにフィードバックすべくプリコーディング行列インデックス(Precoding Matrix Indicator、PMI)、チャネル品質情報指示(Channel Quality Indicator、CQI)及びランク指示(Rank Indicator、RI)を算出する。DMRSは下り共有チャネルの復調に用いられ、DMRS復調を利用して、ビームによって異なる受信側や異なるセル間の干渉を減少し、コードブックの粒度による性能低下を軽減して、下り制御シグナリングのオーバーヘッドをある程度削減することができる。
【0014】
LTER8、R9とR10において、物理下り制御チャネルは、主に1つのサブフレームの前から1番目、2番目又は3番目のOFDMに分布し、実際の分布は、表3に示すように、異なるサブフレームのタイプとCRSのポート数によって配置することになる。
【0015】
【表3】
【0016】
実行する際に、それぞれの受信側は、受信した符号の前から3つの符号に対して盲検し、盲検の初期位置と制御チャネルの元素数は、受信側に割り当てた無線ネットワークの仮のアイデンティティや様々な制御情報によるものである。通常、制御情報は、公共の制御情報と独自の制御情報とがあり、公共の制御情報が、物理下り制御チャネルの共用検索空間に配置され、独自の制御情報がすべての共用空間と独自の検索空間に配置される。受信側は盲検の後、現在サブフレームには、共用システムメッセージ、下りディスパッチ又は上りディスパッチ情報があるか否かを決定する。このような下り制御情報は、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat、HARQ)フィードバックがないので、検出した符号誤り率がなるべく低いことを確保する必要がある。
【0017】
より大きな動作スペクトルとシステム帯域幅を取得するために、一つの解決案として、異なるバンドに分布された幾つかの継続的コンポーネントキャリア(スペクトル)(Component Carrier)がキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)技術によって集まれ、例えば100MHzのようなLTE−Advancedの使用可能な帯域幅が形成されることが挙げられる。集まれたスペクトルに対して、n個のコンポーネントキャリア(スペクトル)に区割され、それぞれのコンポーネントキャリア(スペクトル)内のスペクトルは連続的なものである。スペクトルは、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)とサブコンポーネントキャリア(SCC)(プライマリセルとサブセルともいう)という2種類に区割される。
【0018】
LTE R10異種ネットワークにおいて、異なるタイプの基地局間に強い干渉があるので、マクロ基地局(Macro eNodeB)がピコ基地局(Pico)に対する干渉、及びホーム基地局(Home eNodeB)がマクロ基地局(Macro eNodeB)に対する干渉という課題に対して、リソースミューティングの方法によって、異なるタイプの基地局間の相互干渉を解決することが提案され、具体的には、リソースミューティング方法は、デ−タ空白サブレー無(Almost Blank Subframe、ABS)のようなサブフレームに基づくミューティング(Muting)方法と、CRSミューティングのようなリソース要素に基づく方法がある。
【0019】
しかし、上記方法は、リソースの無駄遣いになるのみならず、ディスパッチには大きな制限をもたらすことになり、特にMacro eNodeBのABS配置を考慮する時、Picoの分布が多いと、Macro eNodeBの配置するABSが多くなるので、Macro eNodeBに大きな影響を与え、リソースの無駄遣いを増やしたとともに、ディスパッチの遅延になり、そしてCRSリソースとデ−タリソースとの干渉を解決できないし、ミューティングCRSの方法に対してもデ−タリソース間の干渉を解決することができない。また、上記方法の後方互換性が悪く、アクセス遅延を増すとともに、より多くの標準化に関する工夫が必要とされる。
【0020】
LTE R11段階でより多くのユーザのPDSCHエリアにてデ−タを送信することを導入して考える場合、現在配置した最大4つのOFDM符号の容量が需要に応えないことがあるので、経済的で容量が大きい制御チャネルを提供するために、強化した制御チャネルエリアを設計する、又はPDSCHリソースにて新しい伝送制御情報のリソースを開拓することが必要とされる。しかし、現在、新しいリソースにおける制御情報の伝送方式についての規定がなく、古いリリースの制御情報の伝送方式は新しいリソースにおける制御の伝送の正確性を確保することができない。
【0021】
現在、関連技術において、新しいリソースにおける制御情報の伝送方式についての規定がなく、古いリリースの制御情報の伝送方式は新しいリソースにおける制御の伝送の正確性を確保することができないという課題について、いままで効果的な解決案が提出されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0022】
本発明は、現在新しいリソースにおける制御情報の伝送方式についての規定がなく、古いリリースの制御情報の伝送方式では新しいリソースにおける制御情報の伝送の正確性を確保することができないという課題を少なくとも解決するために、制御チャネルを指示する方法及び装置を提供することをその主な目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明の一つの方面によると、制御チャネルを指示する指示情報に対してチャネル化処理をして、処理後の指示情報をユーザ装置(UE)に送信するこ
とを含む制御チャネルの指示方法を提供し、前記制御チャネルとは、新たに増加した制御チャネルエリア、又は物理下り共有チャネル(PDSCH)リソースにて開拓した新しい伝送制御情報のリソースにおける制御チャネルである。
【0024】
前記処理後の指示情報をUEに送信してから、前記UEが前記指示情報を受信し、前記指示情報により前記制御チャネルを検出することをさらに含むことが好ましい。
【0025】
前記指示情報は、制御チャネル
のエリアの時間領域位置、前記制御チャネル
のエリアの周波数領域位置、前記制御チャネル
のエリアを指示する方法の種類、前記制御チャネル
のエリアにおける前記制御チャネルのリソース割り当て方式、前記制御チャネルに積載した制御シグナリングとそのディスパッチのデ−タとの時間的なマッピング関係の少なくとも1つを含むことが好ましい。
【0026】
前記チャネル化処理は
、コーディング、変調、レイヤマッピング、アンテナポートマッピングのチャネル化工程を含むことが好ましい。
【0027】
前記指示情報は所定の物理又は論理リソースに積載されることが好ましい。
【0028】
前記指示情報が所定の物理又は論理リソースに積載されることは、前記指示情報が独自で前記物理又は論理リソースに積載されることと、前記指示情報が巡回チェックサム(CRC)付で前記物理又は論理リソースに積載されること、及び前記指示情報が他の制御情報とともに前記CRC付で前記物理又は論理リソースに積載されることを含むことが好ましい。
【0029】
前記物理又は論理リソースは、制御情報を伝送する物理下り制御チャネル(PDCCH)の論理リソース(CCE)、又は前記PDSCH上のリソースを含むことが好ましい。
【0030】
前記PDSCH上のリソースは、前記PDCCHが占用する直交周波数分割多重(OFDM)符号以外の他のOFDM符号リソースを含むことが好ましい。
【0031】
前記指示情報が前記CCEに積載されるとき、前記指示情報を連続的なCCEに積載し、前記指示情報の初期位置は、事前に定義した少なくとも1つのCCE番号の中の1つであり、前記所定のCCEは前記指示情報を積載するCCEの数の整数倍であることが好ましい。
【0032】
1つのCCE番号しか予約しない場合、前記指示情報の初期位置は、前記CCE番号の最初、前記CCE番号の最後、所定のアルゴリズムにより算出した一つの指定位置のいずれか1つであることが好ましい。
【0033】
前記UEが前記指示情報を受信することは、前記指示情報が独自で前記物理又は論理リソースに積載される場合、前記UEが前記CCE上のデ−タを取得し、指定位置から前記チャネル化処理した指示情報デ−タを取り出し、デコードしてから前記指示情報を取得することと、前記指示情報が巡回チェックサム(CRC)付で前記物理又は論理リソースに積載される場合、前記UEが前記CCE上のデ−タを取得して、所定の位置から前記チャネル化処理した指示情報デ−タを取り出し、デコードしてから前記CRCチェックで取得した情報によりチェックにパスした情報が前記指示情報であることを確定することと、前記指示情報と他の制御情報とともに前記CRC付で前記物理又は論理リソースに積載される場合、前記UEが前記CCE上のデ−タを取得し、所定の位置から前記チャネル化処理した指示情報と前記他の制御情報デ−タを取り出し、デコードしてから前記CRCチェックで取得した情報により、チェックにパスした情報が前記指示情報と前記制御情報との共通情報であることを確定し、前記共通情報から前記指示情報を取得することを含むことが好ましい。
【0034】
前記指示情報が前記CCEに積載されるとき、前記指示情報を連続的なCCEに積載し、前記指示情報の初期位置のCCE番号は前記指示情報を積載するCCEの数の整数倍であり、事前に定義した少なくとも1つの可能な位置から1つの位置を選択することが好ましい。
【0035】
前記UEが前記指示情報を受信することは、前記指示情報がCRC付で前記物理又は論理リソースに積載される場合、前記UEが前記CCE上のデ−タを取得して、事前に定義した少なくとも1つの位置から前記チャネル化処理した指示情報デ−タを取り出す試みをして、デコードしてから前記CRCチェックで取得した情報によりチェックにパスした情報が前記指示情報であることを確定することと、前記指示情報が他の制御情報とともに前記CRC付で前記物理又は論理リソースに積載される場合、前記UEが前記CCE上のデ−タを取得して、事前に定義した少なくとも1つの位置から前記チャネル化処理した指示情報と前記他の制御情報のデ−タを取り出す試みをして、デコードしてから前記CRCチェックで取得した情報によりチェックにパスした情報が前記指示情報と前記制御情報の共通情報であることを確定し、前記共通情報から前記指示情報を取得することと、を含むことが好ましい。
【0036】
前記指示情報が前記PDSCH上のリソースに積載される場合、アンテナポートにマッピングした前記指示情報のデ−タを前記PDSCHエリアにおける所定の位置にマッピングして、前記所定の位置は現在システムの帯域幅及びセルのアイデンティティ(ID)により決定されることが好ましい。
【0037】
前記アンテナポートにマッピングした前記指示情報のデ−タを前記PDSCHエリアにおける所定の位置にマッピングすることは、マッピング待ちの符号をグルーピングして、それぞれのグループにm3個の符号を含み、1つのグループの符号が1つの近接リソース単位に対応するようにマッピングして、前記m3は所定の数で、前記マッピング待ち符号をマッピングする前記近接リソース単位間の間隔は所定の間隔であることが好ましい。
【0038】
前記PDSCH上のリソースは、前記PDCCHが占用するOFDM符号以外の他のOFDM符号リソースを含むことが好ましい。
本発明のもう一つの方面によると、制御チャネルを指示する指示情報に対してチャネル化処理をする処理モジュールと、処理後の指示情報をユーザ装置UEに送信する送信モジュールとを含む制御チャネルを指示する装置を提供し、前記制御チャネルとは、新たに増加した制御チャネルエリア又は物理下り共有チャネルPDSCHリソースにて開拓した新しい伝送制御情報のリソースにおける制御チャネルである。
【0039】
前記処理モジュールは、さらに指示情報が所定の物理又は論理リソースに積載されるように配置されることが好ましい。
【0040】
前記処理モジュールは、さらに前記指示情報が、独自で前記物理又は論理リソースに積載されることと、前記指示情報が巡回チェックサム(CRC)付で前記物理又は論理リソースに積載されること、及び前記指示情報が他の制御情報とともに前記CRC付で前記物理又は論理リソースに積載されることの少なくとも1つの所定の物理又は論理リソースに積載されるように配置されることが好ましい。
【0041】
前記処理モジュールは、さらに、前記指示情報が前記CCEに積載されるとき、前記指示情報を連続的なCCEに積載し、前記指示情報の初期位置は事前に定義した少なくとも1つのCCE番号の中の1つであり、前記事前に定義したCCEは前記指示情報を積載するCCEの数の整数倍であるように配置されることが好ましい。
【0042】
前記処理モジュールは、さらに、前記指示情報が前記PDSCH上のリソースに積載される場合、アンテナポートにマッピングした前記指示情報のデ−タを前記PDSCHエリアにおける所定の位置にマッピングして、前記所定の位置は現在システムの帯域幅及びセルのアイデンティティ(ID)により決定されるように配置されることが好ましい。
【0043】
前記処理モジュールは、さらにマッピング待ち符号をグルーピングして、それぞれのグループにm3個の符号を含み、1つのグループにおける符号が1つの近接リソース単位に対応するようにマッピングして、前記m3は事前に定義した数であり、前記マッピング待ち符号の前記近接リソース単位間の間隔は所定の間隔であるように配置されることが好ましい。
【0044】
本発明の実施例において、UEが新しい制御リソースにおける情報を正確且つ便利に受信することを確保するために、新しい指示情報を設定し、新しい指示情報で制御情報を指示し、後続のUEが指示情報により、制御情報を検出することができ、新しいリソースにおける情報の正確且つ便利な受信が実現される。
【発明を実施するための形態】
【0047】
以下、図面を参照し、実施例を結び合わせて、本発明を詳しく説明する。なお、本願の実施例および実施例の特徴は、衝突がない場合には、互いに組み合わせることが可能である。
【0048】
関連技術において、LTE R11段階でより多くのユーザのPDSCHエリアにてデ−タを送信することを導入して考える場合、現在配置した最大4つのOFDM符号の容量が需要に応えないことがあるので、経済的で容量が大きい制御チャネルを提供するために、強化した制御チャネルエリアを設計する、又はPDSCHリソースにて新しい伝送制御情報のリソースを開拓することが必要とされることが提出されている。しかし、現在、新しいリソースにおける制御情報の伝送方式についての規定がなく、古いリリースの制御情報の伝送方式では新しいリソースにおける制御の伝送の正確性を確保することができない。
【0049】
UEが新しい制御リソースにおける情報を正確且つ便利に受信できることを確保するために、新しいリソースにて制御情報を伝送する方式に対してある必要な指示を行う。上述技術課題を解決するために、本発明の実施例において、制御チャネルを指示する方法を提供し、その処理プロセスは
図1に示すように、S102〜S104を含む。
【0050】
ステップ102について、制御チャネルを指示する指示情報をチャネル化処理をする。
ただし、ステップS102に係る制御チャネルは、新しく増加した制御チャネルエリア、又はPDSCHリソースにて開拓された新しい伝送制御情報のリソースおける制御チャネルである。
【0051】
ステップS104について、処理後の指示情報をユーザ装置UEに送信する。
【0052】
本発明の実施例において、UEが新しい制御リソースにおける情報を正確且つ便利に受信することを確保するために、新しい指示情報を設定し、新しい指示情報で制御情報を指示し、後続のUEが指示情報により、制御情報を検出することができ、新しいリソースにおける情報の正確且つ便利な受信が実現される。
【0053】
実行する際に、処理後の指示情報をUEに送信してから、UEが指示情報を受信し、さらに指示情報により制御チャネルを検出することができる。指示情報に制御チャネルがない旨が指示された場合、リソース節約のため、UEがUEに対する検出を不要とし、指示情報に制御チャネルが存在する旨が指示された場合、UEが指示情報により制御チャネルの位置を探し、それに対して検出するようにして、指向性が強く、一つずつの検出や、他の方式によりすべてのリソースに対する検索が不要になり、同じくリソースを節約する目的を実現でき、ディスパッチUEの容量を増加することができる。
【0054】
指示情報の目的は、制御チャネルを指示するように配置することであるため、指示情報は、制御チャネルエリアの時間領域位置や、制御チャネルエリアの周波数領域位置、前記制御チャネルエリアを指示する方法の種類(どんな方法で制御チャネルエリアを指示するかを説明する)、制御チャネルエリアにおけるリソース割り当ての方式、前記制御チャネルに積載した制御シグナリングとそのディスパッチのデ−タとの時間的なマッピング関係を支持することなどを含む、制御チャネルを指示する複数の情報である。実際に実行する際に、上述各種情報におけるいずれか一種類を指示情報としてもよいし、その中の任意の何種類かの組み合わせを指示情報としてもよく、その単独の情報又は組み合わせた情報により制御チャネルを指示する目的を実現できればよい。
【0055】
以下は幾つかの実施例によって指示情報のタイプ及び対応する配置を詳しく説明する。
【0056】
実施例1:本実施例において、指示情報は制御チャネルエリアの時間領域位置情報のみを含む。
【0057】
例1、制御チャネルエリアは1番目のスロットにある場合
【0058】
方法1
制御チャネルエリアは第1のスロットのS個目のOFDM符号から連続的なk個目のOFDM符号である。
応用1:S、Kは指示情報により提供;
応用2:Sは事前定義、Kは指示情報により提供;
応用3:Sは指示情報により提供、Kは事前定義。
【0059】
方法2
制御チャネルエリアは第1のスロットの1番目のOFDM符号から連続的なk個目のOFDM符号で、kは指示情報により提供される。
【0060】
例2: 制御チャネルエリアは2番目のスロットにある
【0061】
方法1
制御チャネルエリアは2番目のスロットのS番目のOFDM符号から連続的なk個のOFDM符号である。
応用1:S、Kは指示情報により提供
応用2:Sは事前定義、Kは指示情報により提供
応用3:Sは指示情報により提供、Kは事前定義。
【0062】
方法2
制御チャネルエリアは、2番目のスロットの1番目のOFDM符号から連続的なk個のOFDM符号であり、kは指示情報により提供。
【0063】
例3、制御チャネルエリアは1番目、又は2番目のスロットにある。
【0064】
指示情報により制御チャネルエリアのあるスロットを提供する。
【0065】
実施例2:本実施例において指示情報は、制御チャネルエリアの周波数領域位置情報のみを含む。
【0066】
例1、周波数領域エリアはk2個のこのようなサブ領域の和で、ここでは、いずれか1つのサブエリアとは、所定の初期位置から、昇順で連続的なm2×P2個資源ブロック(RB)で、P2は所定のもので、k2個の初期位置は事前定義され、m2は指示情報により提供される。その模式図は
図2に示す通りである。
【0067】
例2、ドキュメント3GPP TS 36.213においてのリソース割り当て(Resource allocation)で採用したTpye0/1/2に係わる方法を用いる。
【0068】
実施例3:本実施例において、指示情報は制御チャネルエリアの周波数領域位置情報+制御チャネルエリアの指示方法である。
【0069】
指示情報は周波数領域位置の指示を提供するとともに、周波数領域位置を指示する方法を提供する。
【0070】
実際の応用について、基地局には様々な周波数領域位置を指示する方法が配置され、UEが正確的な方法で基地局から提供された周波数領域位置の指示を理解する。こうすると、周波数領域位置に関する情報が得られる。
【0071】
さらに、制御チャネルエリアを指示する方法は、bitの0、1の組み合わせにより、UEに、現在制御エリアを指示するには採用する方法を明確に知らせる。表4に示すとおりである。
【0073】
実施例4:本実施例において、指示情報は制御チャネルエリアの周波数領域位置情報+制御チャネルエリアにおける制御チャネルのリソース割り当て方式である。
【0074】
実際の応用について、1つの制御チャネルが、制御チャネルエリアにて割り当てられた周波数領域リソースは、連続的なものでもよいし、分離したものでもよく、また、仮想分布式や他の制御チャネルリソースと織り合わせられたものでもよいので、多種類の配置があり、且つ予約がない場合、制御チャネルが制御チャネルエリアにおけるリソース割り当て方式を提示するべきである。
【0075】
実施例5:本実施例において、指示情報は、制御チャネルエリアの周波数領域位置情報+制御チャネルエリアにおける制御チャネルのリソース割り当て方式である。
【0076】
実施例6:本実施例において、指示情報は制御チャネルエリアの周波数領域位置情報+制御チャネルエリアを指示する方法+制御チャネルエリアにおける制御チャネルのリソース割り当て方式である。
【0077】
実施例7:本実施例において、指示情報は制御チャネルエリアの時間領域位置情報+制御チャネルエリアを指示する方法+制御チャネルエリアにおける制御チャネルのリソース割り当て方式である。
【0078】
実施例8:本実施例において、指示情報は制御チャネルエリアの時間領域位置情報+制御チャネルの積載された制御シグナリングとそれがディスパッチするデ−タとの時間的関係である。
【0079】
実施例9:本実施例において、指示情報は制御チャネルエリアの周波数領域位置情報+制御チャネルの積載された制御シグナリングとそれがディスパッチするデ−タとの時間的関係である。
【0080】
制御チャネルが第nのサブフレームにて送信し、制御チャネルから送信されたデ−タにより、第n+kのフレームにて送信する。その中、kは指示情報により提供される。
【0081】
さらに、指示情報は、0、1bitの情報ストリングを形成する中で、所定のbit数を得るために、プレースホルダbitを増やすことができる。プレースホルダbitは、0の形で、情報ストリングの最後にある。その模式図は
図3を参照すること。
【0082】
図1に示すプロセスにおいて、指示チャネルに対するシャネル化処理があり、そのうちの指示チャネルにおいて、下記のようなコーディング、変調、レイヤマッピング、アンテナポートマッピングのチャネル化工程を含んでもよい。指示情報は単独で存在することができないので、所定の物理又は論理リソースに積載される必要がある。指示情報を積載するリソースによって、対応する処理プロセスが異なる。例えば、指示情報がデ−タ化処理されるプロセスは
図4Aに示すように、制御チャネル指示情報を含むデ−タがコーディングされてから論理リソースに積載され、他のチャネル化処理を経て送信される。或いは
図4Bに示すように、制御チャネル指示情報を含むデ−タがチャネル化処理されてから、物理リソースに積載し、処理されてから送信される。
【0083】
実行する際に、指示情報が所定の物理又は論理リソースに積載されることは、様々な積載形式があってもよく、例えば、指示情報が独自で前記物理又は論理リソースに積載されてもよいし、指示情報の正確性を確保するために、指示情報が巡回チェックサムCRC付で物理又は論理リソースに積載されてもよく、さらにリソースを十分に利用し、リソースの無駄を防止するために、指示情報が他の制御情報とともに前記CRC付で前記物理又は論理リソースに積載されてもよい。
【0084】
好適な実施例において、物理又は論理リソースは、制御情報を伝送する物理下り制御チャネルPDCCHの論理リソースCCE、又は物理下り共有チャネルPDSCH上のリソースから選ぶことができる。実行する際に、指示情報を積載し、UEに送信できれば、他のリソースを採用してもよい。
【0085】
その中、上記PDSCH上のリソースは、OFDM符号リソースを採用することが好ましく、具体的には、PDCCHが占用するOFDM符号以外の他のOFDM符号リソースである。実行する際に、指示情報を積載し、UEに送信できれば、他のリソースを採用してもよい。
【0086】
その中、上記PDSCH上のリソースは、OFDM符号リソースを採用することが好ましく、具体的には、PDCCHが占用するOFDM符号以外の他のOFDM符号リソースである。実際に応用する際に、指示情報を任意の使用可能なOFDM符号に積載することができ、1つに限らず、例えば2つ、3つというように、使用可能なOFDM符号の数を超えなければよい。
【0087】
指示情報がCCEに積載されるとき、指示情報が連続的なCCEに積載され、前記指示情報の初期位置は事前定義した少なくとも1つのCCE番号の中の1つであり、事前定義したCCEは指示情報を積載するCCEの数の整数倍である。その中、事前定義した初期位置が1つしかない場合、指示情報の初期位置は、CCE番号の最初、CCE番号の最後、所定のアルゴリズムにより算出した所定の位置のいずれか1つであることが好ましい。所定のアルゴリズムは、3GPP TS 36.213においてPDCCHの公共検索空間位置アルゴリズム、又は他の位置アルゴリズムが好ましく、実際の状況によって適切に選択することができる。また、指示情報の事前定義した初期位置は1つを超えた場合、事前定義の限られた数の可能なCCE番号は所定のアルゴリズムにより算出し、所定のアルゴリズムは、3GPP TS 36.213においてのPDCCHの公共検索空間位置アルゴリズム、又は他の位置アルゴリズムが好ましく、実際の状況によって適切に選択することができる。
【0088】
指示情報の物理又は論理リソースにおける積載方式によって、後続のUEが指示情報を受信後の処理方式が異なり、具体的には、以下のような状況を含む。
【0089】
状況A、指示情報が単独で物理又は論理リソースに積載されるとき、UEがCCEにおけるデ−タを取得して、所定の位置からチャネル化処理された情報デ−タを取り出し、デコードしてから指示情報を取得する。
【0090】
状況B、指示情報がCRC付きで物理又は論理リソースに積載されるとき、UEがCCEにおけるデ−タを取得して、所定の位置からチャネル化処理された情報デ−タを取り出し、デコードしてからCRCチェックで取得した情報により、チェックにパスした情報が指示情報であると決定する。
【0091】
状況C、前記指示情報と他の制御情報とともに前記CRC付で前記物理又は論理リソースに積載される場合、前記UEが前記CCE上のデ−タを取得し、所定の位置から前記チャネル化処理した指示情報と前記他の制御情報デ−タを取り出し、デコードしてから前記CRCチェックで取得した情報により、チェックにパスした情報が前記指示情報と前記制御情報との共通情報であると決定し、前記共通情報から前記指示情報を取得する。
【0092】
上記状況A〜Cは、事前定義した指示情報の初期位置が1つのCCE番号しかない場合について説明したものであるが、実際の応用において事前定義した指示情報の初期位置は1つのCCE番号を超えることもあり、このとき、情報の正確性が確保されるようにCRCで情報をチェックしなければならない。具体的には、以下のような状況がある。
【0093】
状況D、指示情報がCRC付きで物理又は論理リソースに積載されるとき、UEがCCEにおけるデ−タを取得して、所定の少なくとも1つの可能な位置からチャネル化処理されたあらゆる可能な情報デ−タを取り出す試みをして、デコードしてからCRCチェックで取得した情報により、チェックにパスした情報が指示情報であると決定する。
【0094】
状況E、指示情報と他の制御情報とともに前記CRC付で前記物理又は論理リソースに積載される場合、前記UEが前記CCE上のデ−タを取得し、所定の少なくとも1つの可能な位置から前記チャネル化処理した指示情報と前記他の制御情報デ−タを取り出す試みをして、デコードしてから前記CRCチェックで取得した情報により、チェックにパスした情報が前記指示情報と前記制御情報との共通情報であると決定し、前記共通情報から前記指示情報を取得する。
【0095】
実行する際に、指示情報がPDSCH上のリソースに積載される場合、アンテナポートにマッピングした指示情報のデ−タをPDSCHエリアにおける所定の位置にマッピングして、前記所定の位置は現在システムの帯域幅及びセルのアイデンティティIDにより決定される。マッピングする符号をグルーピングして、それぞれのグループにm3個の符号を含み、各グループの符号がそれぞれ1つの近接リソース単位に対応するようにマッピングする。その中、m3は所定の数で、符号がマッピングされた近接リソース単位間の間隔は所定の間隔である。後続処理において所定のルールに従う。
【0096】
以下それぞれの場面を結合して、実施例を詳しく説明する。
場面1:UEが検出した制御チャネルに関する指示情報をPDCCHの使用する論理リソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。
【0097】
実施例10:本例において指示情報にCRCが追加されない。
UEが制御チャネルの指示情報にCRCが追加されていないと検出し、コーディングしてから、PDCCHの使用する論理リソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。具体的な処理は、
図5に示すように、制御チャネル指示情報がチャネルの誤り訂正符号化され、PDCCHの論理リソースCCEに積載され、CCE上のデ−タをスクランブリング、変調、レイヤマッピング、及びアンテナポートへのデ−タマッピング、並びにアンテナポートにおけるデ−タより物理リソースへのマッピングをしてから、UEに送信する。
【0098】
その中、指示情報初期位置は事前定義のCCE番号で、指示情報が連続的なCCEに積載され、且つ指示情報初期位置のCCE番号は使用されるCCEの数の整数倍である。その模式図について
図6を参照する。本実施例において、指示情報の初期位置は以下のような配置方式があってもよい。
【0099】
方法1、指示情報の初期位置はCCE番号の最初に位置する。
方法2、指示情報の初期位置はCCE番号の最後に位置する。
方法3、指示情報の初期位置は、3GPP TS 36.213におけるPDCCHの公共検索空間位置アルゴリズムにより、算出した所定の位置のいずれか1つを事前に定義する。
【0100】
実際の応用について、UEがCCEにおけるデ−タを取得し、事前定義された位置から符号化された指示情報デ−タを取り出し、デコードしてから指示情報を取得する。
【0101】
実施例11:本例において指示情報にCRCが追加されている。
UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報にCRCが追加され、コーディングしてから、PDCCHの使用する論理リソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。具体的な処理プロセスは
図7に示すように、以下のようなステップを含む。
【0102】
制御チャネル指示情報は制御チャネル指示情報のみによりCRCを計算し、制御チャネル指示情報の後ろに追加する。
制御チャネル指示情報+CRCをチャネル化処理をする。
CCE上のデ−タをスクランブリングする。
さらに変調、レイヤマッピング、及びアンテナポートにおけるデ−タへのマッピング、並びにアンテナポートにおけるデ−タから物理リソースへのマッピングをしてから、UEに送信する。
【0103】
本実施例において、指示情報が連続的なCCEに積載され、且つ指示情報の初期位置のCCE番号は使用されるCCEの数の整数倍である。指示情報の初期位置は事前定義された少なくとも1つのCCE番号における1つである。その模式図は
図8に示す通りである。
【0104】
本実施例において、如何にして指示情報の位置を決定するかは、以下のように、2種類の処理方式がある。
【0105】
方法1、UEが制御チャネルを検出する旨の指示情報によりCRCを算出し、UEが制御チャネルを検出する旨の指示情報にCRCが追加され、符号化してから、PDCCHの使用する論理リソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。指示情報が連続的なCCEに積載し、且つ指示情報初期位置のCCE番号は使用されるCCEの数の整数倍である。指示情報初期位置は事前定義したCCE番号で、事前定義した指示情報初期位置は1つのCCE番号のみであり、指示情報の初期位置がCCE番号の最初、又は指示情報の初期位置がCCE番号の最後、或いは指示情報の初期位置は3GPP TS 36.213におけるPDCCHの公共検索空間位置算法アルゴリズムにより算出した所定の位置のいずれか1つを事前に定義する。
【0106】
方法2、UEが制御チャネルを検出する旨の指示情報により計算しCRCが得られ、UEにより制御チャネル検出する旨の指示情報にCRCが追加され、符号化してから、PDCCHの使用する論理リソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。指示情報が連続的なCCEに積載し、且つ指示情報初期位置のCCE番号は使用されるCCEの数の整数倍である。指示情報初期位置は事前定義された少なくとも1つのCCE位置における1つで、事前定義した指示情報初期位置は1つのCCE番号を超えるもので、UEは基地局がどの位置を使用するかを事前決定せず、事前定義した指示情報初期位置は3GPP TS 36.213におけるPDCCHの公共検索空間位置アルゴリズムにより計算する。
【0107】
実際の応用について、UEがCCEにおけるデ−タを取得し、可能な幾つかの位置から符号化された指示情報デ−タを順番に取り出し、デコードしてからCRCにより指示情報デ−タをチェックし、チェックにパスした指示情報デ−タは、目標となる指示情報デ−タである。
【0108】
実施例12:本例において指示情報と他の制御情報とともにCRCが追加されない。
【0109】
UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報と他の制御情報とともにCRCが追加され、符号化してから、PDCCHの使用する論理リソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。具体的な処理プロセスは
図9に示すように、以下のようなステップを含む。
他の情報+制御チャネル指示情報によりCRCを計算し、CRCを他の情報+制御チャネル指示情報の後ろに追加する。
他の情報+制御チャネル指示情報+CRCをチャネル誤り訂正符号化をする。
それをPDCCHの論理ユニットCCEに積載する。
CCE上のデ−タをスクランブリングする。
さらに変調、レイヤマッピング、及びアンテナポートにおけるデ−タへのマッピング、並びにアンテナポートにおけるデ−タから物理リソースへのマッピングをしてから、UEに送信する。
【0110】
指示情報が連続的なCCEに積載し、且つ指示情報初期位置のCCE番号は使用されるCCEの数の整数倍である。指示情報の初期位置は事前定義された少なくとも1つのCCE番号における1つである。その模式図は
図10に示す通りである。
【0111】
本実施例において、如何にして指示情報の位置を決定するかは、以下のように、2種類の処理方式がある。
【0112】
方法1、UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報及び他の制御情報によりCRCを算出し、UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報と他の制御情報にCRCが追加され、符号化してから、PDCCHの使用する論理リソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。指示情報が連続的なCCEに積載し、且つ指示情報初期位置のCCE番号は使用されるCCEの数の整数倍である。指示情報初期位置は事前定義したCCE番号で、事前定義した指示情報初期位置は1つのCCE番号のみであり、指示情報の初期位置がCCE番号の最初に位置する、又は指示情報の初期位置がCCE番号の最後に位置する、或いは指示情報の初期位置は3GPP TS 36.213におけるPDCCHの公共検索空間位置算法アルゴリズムにより、算出した位置のいずれか1つを事前に定義する。
【0113】
方法2、UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報及び他の制御情報によりCRCを算出し、UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報と他の制御情報にCRCが追加され、符号化してから、PDCCHの使用する論理リソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。指示情報が連続的なCCEに積載し、且つ指示情報初期位置のCCE番号は使用されるCCEの数の整数倍である。指示情報初期位置は事前定義された少なくとも1つのCCE位置における1つで、事前定義した指示情報初期位置は1つのCCE番号を超えるもので、UEは基地局がどの位置を使用するかを事前決定せず、事前定義した指示情報初期位置は3GPP TS 36.213におけるPDCCHの公共検索空間位置アルゴリズムにより計算する。
【0114】
実際の応用について、UEがCCEにおけるデ−タを取得し、可能な幾つかの位置から符号化された指示情報と他の制御情報との共通デ−タを順番に取り出し、デコードしてからCRCにより指示情報と他の制御情報との共通デ−タをチェックし、チェックにパスした指示情報デ−タは、目標となる指示情報と他の制御情報との共通デ−タであり、さらに共通デ−タから制御チャネルの指示情報を取得する。
【0115】
場面2:UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報をPDSCHにおけるリソース(PDCCHの占用するOFDM符号以外の、他の余りのOFDM符号リソース)に積載し、チャネル化処理されてから、送信する。
【0116】
実施例13:本例において、指示情報がPDSCHにおけるリソースに積載される。
【0117】
UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報をPDSCHにおけるリソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。アンテナポートにマッピングされたデ−タをPDSCHエリアにおける所定の位置にマッピングする。当該所定の位置はシステムの帯域幅、及びセルIDに関係付けるものである。
【0118】
アンテナポートにマッピングされたデ−タをPDSCHエリアにおける所定の位置にマッピングすることの詳しいマッピング方法は以下のとおりである。
UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報をPDSCHにおけるリソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。アンテナポートにマッピングされたデ−タをPDSCHエリアにおける所定の位置にマッピングする。当該所定の位置はシステムの帯域幅、及びセルIDに関係付けるものである。近接リソースの割り当て単位にm3個の符号を含み(このm3個の符号は近接のリソースに積載し、分離できない、または大きく間隔してはならないことを意味する)、P(マッピングする符号の単位)とし、近接リソース単位(リソース単位:1つの単位にて提供されるマッピング可能なリソースは近接なものである)をQとし、m3個の符号に対するマッピングを提供可能である。アンテナポートにおけるマッピング待ちの符号はn3個のPで、PDSCHにて制限した提供可能なマッピングのリソースはn4個のQで、その中n4≧n3、n3個のPがn4個のQにてならべて等間隔でマッピングするべきである。その中、m3は、事前に定義したものである。マッピング後のリソース模式図は
図11に示す通りである。
【0119】
実施例14
UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報をPDSCHにおけるリソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。制御チャネル指示情報は2bitで、(3,2)ブロック符号によりチャネル符号化をして、さらにk回繰り返して、符号化された指示情報デ−タが得られる。ただし、kの値は関連プロトコル或いは他の状況により決定されるもので、10〜20の整数であることが好ましく、プロトコル又はリソースが異なる場合、kの上限は30、40、50、60、さらにこれ以上になり、その下限は例えば0〜9のいずれかの数値というような10未満の整数になる場合もある。
【0120】
実施例15
UEにより制御チャネルを検出する旨の指示情報をPDSCHにおけるリソースCCEに積載し、チャネル化処理されてから、送信する。制御チャネル指示情報は3bitで、(4,3)ブロック符号によりチャネル符号化をして、さらにk回繰り返して、符号化された指示情報デ−タが得られる。kの値は10〜20の整数である。
【0121】
同一の発明構想に基づき、本発明の実施例において、さらに制御チャネルを指示する装置を提供し、その構造を示す図は
図12に示すように、処理モジュール1201と送信モジュール1202を含む。
処理モジュール1201は、制御チャネルエリア又は制御チャネルを指示する指示情報に対してチャネル化処理するように設置され、前記制御チャネルは、新たに増加した制御チャネルエリア又は物理下り共有チャネルPDSCHリソースにて開拓した新しい伝送制御情報のリソースにおける制御チャネルである。
送信モジュール1202は、処理モジュール1201に接続し、処理後の指示情報をユーザ装置UEに送信するように設置される。
【0122】
1つの実施例において、処理モジュール1201は、さらに指示情報を所定の物理又は論理リソースに積載するように配置されることが好ましい。
【0123】
1つの実施例において、処理モジュール1201は、さらに指示情報を下記少なくとも1つの物理又は論理リソースに積載されるように配置されることが好ましい。
【0124】
指示情報は単独で物理又は論理リソースに積載される。
指示情報は巡回チェックサムCRC付きで物理或いは論理リソースに積載される。
指示情報と他の制御情報とともにCRC付きで物理或いは論理リソースも積載される。
【0125】
1つの実施例において、処理モジュール1201は、さらに、指示情報がCCEに積載されるとき、指示情報を連続的なCCEに積載し、指示情報の初期位置は事前に定義した少なくとも1つのCCE番号の中の1つであり、事前に定義したCCEは前記指示情報を積載するCCEの数の整数倍であるように配置されることが好ましい。
1つの実施例において、処理モジュール1201は、指示情報がPDSCH上のリソースに積載される場合、アンテナポートにマッピングした指示情報のデ−タをPDSCHエリアにおける所定の位置にマッピングして、前記所定の位置は現在システムの帯域幅及びセルのアイデンティティIDにより決定されるように配置されることが好ましい。
【0126】
1つの実施例において、前記処理モジュール1201は、さらにマッピング待ちの符号をグルーピングして、それぞれのグループにm3個の符号を含み、それぞれのグループ符号ごとが1つの近接リソース単位に対応するようにマッピングして、m3は所定の数で、前記マッピング待ち符号をマッピングする近接リソース単位間の間隔は所定の間隔であるように配置されることが好ましい。
【0127】
以上の説明から明らかなように、本発明は以下のような技術効果を実現できる。
【0128】
本発明の実施例において、UEが新しい制御リソースにおける情報を正確且つ便利に受信することを確保するために、新しい指示情報を設定し、新しい指示情報で制御情報を指示し、後続のUEが指示情報により、制御情報を検出することができ、新しいリソースにおける情報の正確且つ便利な受信が実現できる。
【0129】
言うまでもなく、上述した本発明の各モジュールまたはステップは、汎用のコンピュータ装置により実現することができ、単一のコンピュータ装置に集成してもよいし、複数のコンピュータ装置からなるネットワークに配置してもよい。また、コンピュータ装置が実行可能なプログラムコードにより実現されてもよい。これにより、記憶装置に記憶されてコンピュータ装置により実行されることができる。そして、ある状況で、前記と違う順番で実行ことにより示す又は記載するステップにより、それぞれ各々の集積回路モジュールに作成したり、それらの中の複数のモジュールまたはステップを単一の集積回路モジュールに作成したりして実現することができる。このように、本発明は、いずれの特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせにも限定されない。
【0130】
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば、本発明の様々な変更や変形が可能である。本発明の精神や原則を逸脱しないいずれの変更、置換、改良なども本発明の保護範囲内に含まれる。