(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
装置本体内の下位に、第一のバーナと第二のバーナとが並設されると共に、前記装置本体内で第一の熱交換器が前記第一のバーナの上位に、前記装置本体内で第二の熱交換器が前記第二のバーナの上位にそれぞれ配設されて、前記第一のバーナの燃焼熱により前記第一の熱交換器が加熱され、前記第二のバーナの燃焼熱により前記第二の熱交換器が加熱されるようにして、前記第一のバーナと前記第二のバーナとの間を仕切るバーナ仕切部材と、前記第一の熱交換器と前記第二の熱交換器との間を仕切る熱交換器仕切部材と、を備えた燃焼装置であって、
前記バーナ仕切部材と前記熱交換器仕切部材との内の一方には、他方へ突出する挿入部が形成され、該他方には、前記挿入部が受け入れられる凹状の受入部が形成されて、
前記第一の熱交換器と前記第二の熱交換器との双方は、前記受入部に対する前記挿入部の受け入れ方向に沿って形成されて、該挿入部が該受入部に誘導される誘導部を有することを特徴とする燃焼装置。
前記一方には、前記挿入部の基端部側において前記受入部の外面の幅寸法と略同一の幅寸法を有する幅広部を形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の燃焼装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1の燃焼装置では、例えばバーナ仕切部材が、缶体内に正規の位置からずれた位置で固定されていたり、燃焼装置の組み立て作業時に、熱交換器仕切部材が、正規の位置に配置されないことがあると、バーナ仕切部材と熱交換器仕切部材とを密接させることができず、バーナ仕切部材と熱交換器仕切部材との間に隙間が形成されることがある。これを防止するためには、高い精度でバーナ仕切部材と熱交換器仕切部材とを当接させる必要がある。ところが、一般に燃焼装置の組み立て作業時には、缶体内に予め第一の熱交換器と第二の熱交換器とを組み込んだ状態で、燃焼装置の外部から両熱交換器の間に熱交換器仕切部材を差し込むことがなされており、組み立て作業時には、缶体内でバーナ仕切部材と熱交換器仕切部材とが当接しているか否かを目視で直接確認できなかった。そこで、高い精度でバーナ仕切部材と熱交換器仕切部材とを当接させるためには、燃焼装置の組み立て作業に多くの時間を要することになって、燃焼装置の生産性が低下することが懸念されていた。
【0005】
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、生産性を向上させながら、バーナ仕切部材と熱交換器仕切部材との間に隙間が生じることを抑制する燃焼装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、装置本体内の下位に、第一のバーナと第二のバーナとが並設されると共に、装置本体内で第一の熱交換器が第一のバーナの上位に、装置本体内で第二の熱交換器が第二のバーナの上位にそれぞれ配設されて、第一のバーナの燃焼熱により第一の熱交換器が加熱され、第二のバーナの燃焼熱により第二の熱交換器が加熱されるようにして、第一のバーナと第二のバーナとの間を仕切るバーナ仕切部材と、第一の熱交換器と第二の熱交換器との間を仕切る熱交換器仕切部材と、を備えた燃焼装置であって、バーナ仕切部材と熱交換器仕切部材との内の一方には、他方へ突出する挿入部
が形成され、該他方には、挿入部が受け入れられる凹状の受入部が形成されて、他方には、挿入部を受け入れる凹状の受入部を形成して、第一の熱交換器と第二の熱交換器との双方は、受入部に対する挿入部の受け入れ方向に沿って形成されて、
挿入部が受入部に誘導される誘導部を有することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、挿入部の外面の幅寸法を、受入部の内面の幅寸法よりも小さくしたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、挿入部を、他方に向けて幅寸法が小さくなる楔状としたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3の構成において、一方には、挿入部の基端部側において受入部の外面の幅寸法と略同一の幅寸法を有する幅広部を形成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、誘導部によって挿入部を受入部に誘導することで、挿入部が受入部に受け入れられて、簡単かつ確実にバーナ仕切部材と熱交換器仕切部材とを組み合わせることができるため、燃焼装置の生産性を向上させることができる。これに加えて、バーナ仕切部材と熱交換器仕切部材とを確実に組み合わせることで、バーナ仕切部材と熱交換器仕切部材との間に隙間が生じることを抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、挿入部の外面の幅寸法を、受入部の内面の幅寸法よりも小さくしたため、挿入部が受入部に挿入され易くなる。よって、バーナ仕切部材と熱交換器仕切部材とを簡単に組み合わせることができる。
請求項3の発明によれば、挿入部を、他方に向けて幅寸法が小さくなる楔状としたことから、挿入部を受入部に容易に挿入させることができる。よって、バーナ仕切部材と熱交換器仕切部材との組み合わせ作業を効率的に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、挿入部が受入部に受け入れられた状態では、受入部の外面と幅広部の外面とを面一にすることができる。これにより、受入部に受け入れられた挿入部の付近に凹凸が形成されることが抑えられるため、当該付近で燃焼ガスの渦流が生じることが抑えられて、燃焼ガスの流れが円滑になる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態を
図1ないし
図5を参照しつつ説明する。
図1には本発明の実施形態の一缶多水路式の燃焼装置1の要部の内部構造を示した。この燃焼装置1では、該燃焼装置1の上下方向(
図1の上下方向)の下段から上段に向けて、バーナ用缶体3と、熱交換器用缶体4と、排気用缶体5とを順次固定して積み上げることで缶体2が形成されている。本実施形態では、
図1の下側を缶体2の下位とし、
図1の上側を缶体2の上位とする。なお缶体2は本発明の装置本体の一例である。
【0010】
バーナ用缶体3は、内部に第1バーナ群8と第2バーナ群7とバーナ仕切部材9とを配設するものである。
図1に示すようにバーナ用缶体3の内部には、複数のバーナを燃焼装置1の左右方向(
図1の左右方向)に並べてそれぞれ構成した第1バーナ群8と第2バーナ群7とが、前記左右方向に間隔をおいて並設されている。このバーナ用缶体3の下側(
図1の下側)には、図示しない送風ファンが取り付けられており、この送風ファンによって、両バーナ群7,8の燃焼に必要な空気がバーナ用缶体3の内部に供給される。本実施形態では、第1バーナ群8の燃焼能力を第2バーナ群7の燃焼能力よりも大きくして、第1バーナ群8を給湯に、第2バーナ群7を風呂の追い焚きにそれぞれ用いることとした。なお第1バーナ群8は本発明の第一のバーナの一例であり、第2バーナ群7は本発明の第二のバーナの一例である。
【0011】
さらに
図1に示すようにバーナ仕切部材9は、バーナ用缶体3の内面に固定されている。このバーナ仕切部材9は、第1バーナ群8と第2バーナ群7との間でバーナ用缶体2の底面に燃焼装置1の上下方向へ立設されて、バーナ仕切部材9の第1バーナ群8側の側面は第1バーナ群8と当接し、バーナ仕切部材9の第2バーナ群7側の側面は第2バーナ群7と当接する。このようにすることで、バーナ仕切部材9は、バーナ用缶体2の内部を燃焼装置1の左右方向で第1バーナ群8の配設側と第2バーナ群7の配設側とに仕切っている。そして
図1に示すようにバーナ仕切部材9の上端は、バーナ用缶体3の上端部(
図1の上側)を越えて熱交換器用缶体4の内部に突出する。さらにバーナ仕切部材9の上端には、開放された上部を除く5つの面が閉鎖されて断面が略U字形で凹状の受入空間11を有する受入部12が設けられている。この受入空間11は、燃焼装置1の上下方向に形成されている。なお、受入部12は、5つの面を閉鎖して設ける以外にも、例えば、受入部12の長さ方向(
図1の左右方向と直交する方向)の両端に当たる2面を除く3面を設けた上で、前記2面を、熱交換器用缶体4の内面を前記両端に近接させるようにして設けてもよい。
【0012】
また熱交換器用缶体4は、内部に風呂追い焚き用熱交換器14と給湯用熱交換器15と熱交換器仕切部材26とを配設するものである。
図1に示すように熱交換器用缶体4の内部には、風呂追い焚き用熱交換器14と給湯用熱交換器15とが、燃焼装置1の左右方向に間隔をおいて互いに対向するように並設されている。この風呂追い焚き用熱交換器14は、図示するように缶体2の内部で第2バーナ群7の上方側に配設されている。この第2バーナ群7の上方側は、第2バーナ群7で発生する燃焼ガスの流れの下流側に当たる。加えて風呂追い焚き用熱交換器14の外周面には、フィン16が該風呂追い焚き用熱交換器14の左右方向(
図1の左右方向)と直交する前後方向に複数配列されている。そして、各フィン16に、一続きの管で構成された受熱管17を貫通させている。この受熱管17の内部には、風呂内の湯水が供給されて、この湯水は第2バーナ群7で発生する燃焼ガスが持つ熱によって加熱されて風呂に戻される。なお風呂追い焚き用熱交換器14は本発明の第二の熱交換器の一例であり、第2バーナ群7の上方側は本発明の第二のバーナの上位の一例である。
【0013】
さらに
図1に示すように、風呂追い焚き用熱交換器14の各フィン16の外面であって、燃焼装置1の左右方向で給湯用熱交換器15の各フィン21と対向する部分に、燃焼装置1の上下方向に延びる縦ガイド部18が設けられている。加えて各フィン16は、風呂追い焚き用熱交換器14の中央側から斜め下方に位置する縦ガイド部18の上端に向けて各フィン21との接近方向へ斜めに切り欠いた切り欠き部19を備えている。この切り欠き部19の縦ガイド部18側の端部には、燃焼装置1の上下方向に沿って突出する状態に切り起こされた切り起こし部を設け、この切り起こし部は、該上下方向に沿って形成されて側板28と当接可能な当接部20を有する。
【0014】
一方、給湯用熱交換器15は、
図1に示すように缶体2の内部で第1バーナ群8の上方側に配設されている。第1バーナ群8の上方側は、第1バーナ群8で発生する燃焼ガスの流れの下流側に当たる。加えて給湯用熱交換器15の外周面にも、風呂追い焚き用熱交換器14と同様に、フィン21が該給湯用熱交換器15の左右方向(
図1の左右方向)と直交する前後方向に複数配列されている。そして、各フィン21に、一続きの管で構成された受熱管22を貫通させている。この受熱管22の内部には、給水源(図示せず。)から水が供給されて、この水は前記燃焼ガスが持つ熱によって加熱されて出湯管(図示せず。)に供給される。なお給湯用熱交換器15は本発明の第一の熱交換器の一例であり、第1バーナ群8の上方側は本発明の第一のバーナの上位の一例である。
【0015】
さらに
図1に示すように、給湯用熱交換器15の各フィン21の外面であって、燃焼装置1の左右方向で風呂追い焚き用熱交換器14の各フィン16と互いに対向する部分に、燃焼装置1の上下方向に延びる縦ガイド部23が設けられている。この縦ガイド部23は、前記左右方向に間隔をおいて縦ガイド部18(
図1参照。)と対向すると共に該縦ガイド部18と平行に前記上下方向に延びている。加えて各フィン21は、給湯用熱交換器15の中央側から斜め下方に位置する縦ガイド部23の上端に向けて各フィン16との接近方向へ斜めに切り欠いた切り欠き部24を備えている。この切り欠き部24の縦ガイド部23側の端部にも、燃焼装置1の上下方向に沿って突出する状態に切り起こされた切り起こし部を設け、この切り起こし部は、該上下方向に沿って形成されて側板27と当接可能な当接部25を有する。
【0016】
図2ないし
図5に示す熱交換器仕切部材26は、
図1に示す如く風呂追い焚き用熱交換器14と給湯用熱交換器15との間に燃焼装置1の上下方向へ延びるように収容する。これにより熱交換器仕切部材26は、熱交換器用缶体4の内部を燃焼装置1の左右方向で風呂追い焚き用熱交換器14の配設側と給湯用熱交換器15の配設側とに仕切る。
図2及び
図3に示すように、ステンレス製で互いに対向させた一対の側板27,28の各下端側同士を、ステンレス製で側板27の下端側から側板28の下端側へ向かうように折り返された折り返し部31を介して連設させることで、熱交換器仕切部材26は略V字状の二股となるように形成されている。ここでは、一対の側板27,28が、該側板27,28の接離方向(
図3の左右方向)へ弾性変形可能に折り返し部31と連設されている。
【0017】
そして
図3に示すように側板27の下端には、該側板27の下端側を該側板27の内側へ水平方向に折り曲げることで該側板27の長さ方向(
図5の左右方向)に延びる第1平板部32が形成されている。加えて側板28の下端には、該側板28の下端側を該側板28の内側へ水平方向に折り曲げることで該側板28の長さ方向(
図4及び
図5の左右方向)に延びる第2平板部33が形成されている。また、両平板部32,33の先端面に、上記の折り返し部31を、両平板部32,33から下側へ行く程幅寸法(
図3の左右方向の寸法)が小さくなる楔状に突設している。
図1に示すように受入部12は、燃焼装置1の上下方向の下側で、風呂追い焚き用熱交換器14と給湯用熱交換器15との間の隙間と対向して配置されている。このようにすることで折り返し部31は、両平板部32,33の先端面から受入部12に向けて突出することになる。この折り返し部31は、後述するように缶体2の内部でバーナ仕切部材9(
図1参照。)と熱交換器仕切部材26とを組み合わせるために、バーナ仕切部材9の受入部12(
図1参照。)に挿入される。本実施形態では、折り返し部31の基端部の幅寸法を、受入空間11の幅寸法(
図1の左右方向の寸法)よりも小さくした。また、
図2、
図4及び
図5に示すように折り返し部31の底部には、スリット35が、側板27,28の長さ方向と同方向に複数(ここでは10個)開口している。なお、折り返し部31は本発明の挿入部の一例であり、折り返し部31の基端部の幅寸法は本発明の挿入部の外面の幅寸法の一例である。また、受入空間11の幅寸法は本発明の受入部の内面の幅寸法の一例である。
【0018】
図3に示すように各平板部32,33は、折り返し部31の基端部に対して折り返し部31の幅方向で該折り返し部31の外側へ延びるように連設されているため、該幅方向における第1平板部32の基端側の端面と第2平板部33の基端側の端面との間の寸法Aは、折り返し部31の幅寸法よりも大きくなる。本実施形態では、この幅寸法Aを受入部12の外面の幅寸法と略同一にした。なお、折り返し部31の基端部は本発明の挿入部の基端部側の一例であり、各平板部32,33は本発明の幅広部の一例である。
【0019】
さらに
図2に示すように側板27には補強部36,37が設けられている。この補強部36,37は、側板27の長さ方向の両端部を該側板27の内側へ側板27と略直角に折り曲げることで形成されている。この補強部36,37によって、側板27が上下方向に撓むことを抑制できる。側板28にも、側板27と同様の補強部38,39が設けられている。加えて側板17の上端面に、受け止め部40が該上端面と一体に設けられている。この受け止め部40は、前記上端面から側板27の内側へ横向きに突出しかつ側板27の長さ方向で該側板27の外側へ突出する平板状とされている。後述するように受け止め部40は、排気用缶体5の押え部43によって燃焼装置1の下方向へ押えられる。
【0020】
図1に示すように排気用缶体5は、風呂追い焚き用熱交換器14を通過した燃焼ガスや給湯用熱交換器15を通過した燃焼ガスを導入するものである。この排気用缶体5の前面左側には第2排気口(図示せず。)が形成され、排気用缶体5の前方右側には第2排気口(図示せず。)が形成されている。本実施形態では後述するように、風呂追い焚き用熱交換器14を通過した燃焼ガスは、前記第2排気口を通じて排気用缶体5の外部に排出される。一方、給湯用熱交換器15を通過した燃焼ガスは、前記第1排気口を通じて排気用缶体5の外部に排出される。そして排気用缶体5の内面であって、排気用缶体5の左右方向(
図1の左右方向)で前記第1排気口と第2排気口との間には、排気用缶体仕切部材42(以下「仕切部材42」という。)が固定されている。この仕切部材42は、燃焼装置1の上下方向に延設されて、排気用缶体5の内部を燃焼装置1の左右方向で第1排気口の形成側と第2排気口の形成側とに仕切っている。また仕切部材42には押え部43が設けられている。この押え部43は、仕切部材42の下端部を該仕切部材42と略直角に折り曲げることで形成されている。熱交換器仕切部材26を風呂追い焚き用熱交換器14と給湯用熱交換器15との間に収容した上で、排気用缶体5を熱交換器用缶体4に積んで固定すると、押え部43は、熱交換器仕切部材26の受け止め部40(
図2及び
図3参照。)を燃焼装置1の下方向へ押えるようになっている。
【0021】
次に、バーナ仕切部材9と熱交換器仕切部材26とを組み合わせる動作等を説明する。バーナ用缶体3の上端フランジと熱交換器用缶体4の下端フランジとにねじを締め付けることで、
図1に示すように熱交換器用缶体4をバーナ用缶体3に積んで固定する。その後、
図2ないし
図5に示す熱交換器仕切部材26を、熱交換器用缶体4の上方から燃焼装置1の下方に向けて、風呂追い焚き用熱交換器14と給湯用熱交換器15との間に押し込む。その際には、一対の側板27,28は、折り返し部31を支点として互いに接近する方向に弾性変形しながら、フィン16の縦ガイド部18とフィン21の縦ガイド部23とに沿って風呂追い焚き用熱交換器14と給湯用熱交換器15との間を熱交換器用缶体4の下方へ進む。このとき、両縦ガイド部18,23の形成方向(燃焼装置1の上下方向)は、バーナ仕切部材9に設けた受入部12の受入空間11の形成方向と同じであることから、一対の側板27,28に連設させた折り返し部31は、受入空間11に向けて誘導される。しかも、この折り返し部31の形状を楔状にしたことから、熱交換器仕切部材26を、風呂追い焚き用熱交換器14と給湯用熱交換器15との間を前記熱交換器用缶体4の下方に向けて順次押し込むと、折り返し部31を受入空間11に容易に挿入させることができる。さらに、折り返し部31の基端部の幅寸法も受入空間11の幅寸法よりも小さいため、折り返し部31が受入空間11に挿入され易くなる。このようなことから、バーナ仕切部材9と熱交換器仕切部材26とを簡単かつ確実に組み合わせることができる。なお、縦ガイド部18,23は本発明の誘導部の一例であり、燃焼装置1の上下方向は、本発明の受入部に対する挿入部の受け入れ方向の一例である。
【0022】
さらに
図2、
図4及び
図5に示すように、折り返し部31にスリット35を複数開口させたことで、折り返し部31の剛性が低下して、一対の側板27,28が折り返し部31を支点として互いの接離方向へ弾性変形し易くなる。これにより、
図1に示すように折り返し部31が受入空間11に挿入された後には、側板27が弾性復帰力によって縦ガイド部23(フィン21)に圧接し、側板27と縦ガイド部23とが密接し易くなる。したがって、側板27と縦ガイド部23との間に隙間が生じることを抑制できる。加えて、側板28も弾性復帰力によって縦ガイド部18(フィン16)に圧接し、側板28と縦ガイド部18との間に隙間が生じることを抑制できる。その上、側板27は弾性復帰力によって切り欠き部24の当接部25に押し付けられて、側板27を前記当接部25にがたつくことなく密接させることができる。よって、側板27と前記当接部25との間に隙間が生じることも抑制できる。側板28についても弾性復帰力によって切り欠き部19の当接部20に押し付けられるため、側板28と前記当接部20との間に隙間が生じることを抑制できる。
【0023】
続いて排気用缶体5を熱交換器用缶体4の上端フランジにねじで締め付けることで、排気用缶体5を熱交換器用缶体4に積んで固定する。これにより、
図1に示すように、押え部43が熱交換器仕切部材26の受け止め部40(
図2及び
図3参照。)を燃焼装置1の下方向へ押える。以上のようにした結果、押え部43が熱交換器仕切部材26に密接した状態で、熱交換器仕切部材26とバーナ仕切部材9とが組み合わされる。よって、缶体2の内部を、燃焼装置1の左右方向で風呂追い焚き用空間45と給湯用空間46とに仕切ることができる。この風呂追い焚き用空間45では、側板28と縦ガイド部18との間や側板28と切り欠き部19の当接部20との間に隙間が生じ難いため、第2バーナ群7で発生する燃焼ガスが該隙間から漏れることが抑制される。その結果風呂追い焚き用熱交換器14は、当該燃焼ガスが持つ熱を安定して受けることができる。この風呂追い焚き用空間45では、第2バーナ群7で発生する燃焼ガスが風呂追い焚き用熱交換器14を通過した後に第2排気口に導かれる。そしてこの燃焼ガスは第2排気口を通じて排気用缶体5の外部に排出される。
【0024】
一方、給湯用空間46では、側板27と縦ガイド部23との間や側板27と切り欠き部24の当接部25との間に隙間が生じ難いため、第1バーナ群8で発生する燃焼ガスが該隙間から漏れることが抑制される。その結果給湯用熱交換器15は、当該燃焼ガスが持つ熱を安定して受けることができる。給湯用空間46では、第1バーナ群8で発生する燃焼ガスが給湯用熱交換器15を通過した後に第1排気口に導かれる。そしてこの燃焼ガスは第2排気口を通じて排気用缶体5の外部に排出される。その際には、
図3に示した幅寸法Aを受入部12の外面の幅寸法と略同一にしたことから、受入部12の外面と、一対の側板27,28の各外面とをほぼ面一にすることができる。これにより、受入空間11に挿入された折り返し部31の付近に凹凸が形成されることが抑えられる。よって、当該付近では各バーナ群7,8で発生させた燃焼ガスの渦流が生じることが抑えられる。
【0025】
<本実施形態の効果>
本実施形態の燃焼装置1では、両縦ガイド部18,23によって、熱交換器仕切部材26の折り返し部31を、バーナ仕切部材9の受入空間11に誘導することで、折り返し部31が受入空間11に挿入されて、簡単かつ確実にバーナ仕切部材9と熱交換器仕切部材26とを組み合わせることができるため、燃焼装置1の生産性を向上させることができる。これに加えて、バーナ仕切部材9と熱交換器仕切部材26とを確実に組み合わせることで、バーナ仕切部材9と熱交換器仕切部材26との間に隙間が生じることを抑制できる。
【0026】
また、折り返し部31の基端部の幅寸法を受入空間11の幅寸法よりも小さくしたため、折り返し部31が受入空間11に挿入され易くなる。よって、バーナ仕切部材9と熱交換器仕切部材26とを簡単に組み合わせることができる。
【0027】
さらに、折り返し部31を、受入空間11に向けて幅寸法が小さくなる楔状としたことから、折り返し部31を受入空間11に容易に挿入させることができる。よって、バーナ仕切部材9と熱交換器仕切部材26との組み合わせ作業を効率的に行うことができる。
【0028】
加えて、折り返し部31が受入空間11に挿入された状態では、受入部12の外面と、一対の側板27,28の各外面とをほぼ面一にすることができる。これにより、受入空間11に挿入された折り返し部31の付近に凹凸が形成されることが抑えられる。よって、当該付近では各バーナ群7,8で発生させた燃焼ガスの渦流が生じることが抑えられて、風呂追い焚き用空間45や給湯用空間46における燃焼ガスの流れが円滑になる。
【0029】
本実施形態の燃焼装置1では、熱交換器仕切部材26を構成する側板28が、風呂追い焚き用熱交換器14の縦ガイド部18に圧接すると、側板28が縦ガイド部18に密接するため、側板28と縦ガイド部18との間に隙間が生じることを抑制できる。これにより、第2バーナ群7で発生する燃焼ガスが該隙間から漏れることが抑制されるため、風呂追い焚き用熱交換器14は、当該燃焼ガスが持つ熱を安定して受けることができる。よって、風呂追い焚き用熱交換器14の熱効率を向上させることができる。加えて、熱交換器仕切部材26を構成する側板27が、給湯用熱交換器15の縦ガイド部23に圧接すると、側板27が縦ガイド部23に密接するため、側板27と縦ガイド部23との間に隙間が生じることを抑制できる。これにより、第1バーナ群8で発生する燃焼ガスが該隙間から漏れることが抑制されるため、給湯用熱交換器15は、当該燃焼ガスが持つ熱を安定して受けることができる。よって、給湯用熱交換器15の熱効率を向上させることができる。
【0030】
また、折り返し部31にスリット35を複数開口させたことで、折り返し部31の剛性が低下して、一対の側板27,28が互いの接離方向へ弾性変形し易くなる。よって、側板27が、弾性復帰力によって給湯用熱交換器15の縦ガイド部23に圧接し、側板27と縦ガイド部23とが密接し易くなる。加えて側板28についても、弾性復帰力によって風呂追い焚き用熱交換器14の縦ガイド部18に圧接し、側板28と縦ガイド部18とが密接し易くなる。
【0031】
さらに、側板27は、弾性復帰力によって給湯用熱交換器15の切り欠き部24の当接部25に押し付けられて、側板27を前記当接部25にがたつくことなく密接させることができる。よって、側板27と前記当接部25との間に隙間が生じることも抑制できる。側板28についても弾性復帰力によって風呂追い焚き用熱交換器14の切り欠き部19の当接部20に押し付けられるため、側板28と前記当接部20との間に隙間が生じることを抑制できる。
【0032】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施できる。上述した実施形態では、バーナ仕切部材9に受入部12を設け、熱交換器仕切部材26に折り返し部31を設けた例を示したが、これに代えて、バーナ仕切部材9に折り返し部を設け、熱交換器仕切部材26に、該折り返し部が挿入される受入部を設けてもよい。
【0033】
また上述した実施形態とは異なり、バーナ用缶体、熱交換器用缶体及び排気用缶体を横置きに配置した状態で連結することで、缶体を形成してもよい。さらに上述した実施形態とは異なり、スリット35を設けることなく折り返し部31を形成したり、各補強部36〜39を設けていない一対の側板を用いて熱交換器仕切部材を形成してもよい。さらには、折り返し部31の基端部の幅寸法を受入空間11の幅寸法と略同一にすることで、折り返し部31を受入空間11に挿入したときに、受入空間11と折り返し部31との間に隙間が生じ難くなるようにしてもよい。