(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6087249
(24)【登録日】2017年2月10日
(45)【発行日】2017年3月1日
(54)【発明の名称】乗客コンベアの欄干照明器具
(51)【国際特許分類】
B66B 23/22 20060101AFI20170220BHJP
B66B 31/00 20060101ALI20170220BHJP
【FI】
B66B23/22 H
B66B31/00 E
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-194289(P2013-194289)
(22)【出願日】2013年9月19日
(65)【公開番号】特開2015-59024(P2015-59024A)
(43)【公開日】2015年3月30日
【審査請求日】2016年1月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000232955
【氏名又は名称】株式会社日立ビルシステム
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】特許業務法人 武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】永埜 禎暢
【審査官】
三宅 達
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−154998(JP,A)
【文献】
特許第5012137(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 21/00−31/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明欄干パネルと、前記透明欄干パネルを取り付けるフレームと、前記フレームに取り付けられ、蛍光灯ランプの端部を保持するための蛍光灯ランプソケットと、前記フレームに取り付けられ、前記蛍光灯ランプの端部以外の部分を保持するための蛍光灯ランプホルダーと、前記フレームに取り付けられ、前記蛍光灯ランプソケット及び前記蛍光灯ランプホルダーを覆う蛍光灯ランプカバーと、を備えた乗客コンベアの欄干照明器具であって、
前記蛍光灯ランプカバーの内部に、LEDランプを載置する凹部が形成された支持部が少なくとも2つ設けられ、
前記蛍光灯ランプカバーは、前記蛍光灯ランプが前記蛍光灯ランプソケット及び前記蛍光灯ランプホルダーに保持されていない状態、かつ前記LEDランプが前記凹部に載置された状態で、前記蛍光灯ランプソケット及び前記蛍光灯ランプホルダーと干渉することなく前記フレームに取り付けられている
ことを特徴とする乗客コンベアの欄干照明器具。
【請求項2】
請求項1において、
前記2つの支持部の間隔と前記LEDランプの長さが前記蛍光灯ランプの長さよりも短くされ、さらに、前記LEDランプの直径寸法が前記蛍光灯ランプの直径寸法以下とされている、
ことを特徴とする乗客コンベアの欄干照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、既設の蛍光灯ランプを有する乗客コンベアの欄干照明器具において、LEDランプに更新するために好適な乗客コンベアの欄干照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
乗客コンベアの欄干照明器具を蛍光灯ランプに代えてLEDランプを採用し、LEDランプ用に改造する場合、構造及び構成上の相違から透明欄干パネルの上端外側に配置されたフレーム内から、既設の蛍光灯ランプソケットと蛍光灯ランプホルダーと蛍光灯ランプと蛍光灯ランプカバー11とを現地にて取り外し、新たにLEDランプ用に設計されたLEDランプホルダーとLEDランプとを現地にて位置を調整しながら適宜の間隔でフレーム内に複数個取付け、外側を当初使用されていた蛍光灯ランプカバーで覆う改造構造が、従来から良く知られている。
【0003】
ここで、上述の改造構造においては、透明欄干パネルに沿って多数のLEDランプ(蛍光灯ランプも同様)が配置され、隣接するLEDランプ同士はLEDランプのコネクタから出ているリード線同士を結び合わせ、さらに、多数連結したLEDランプの両端側ではコネクタからのリード線を外部電源に結線して電気系統を完成させている。
【0004】
また、LEDを光源とする欄干照明機器を取り付ける従来技術として、例えば特許文献1によれば、4個のLED光源を一単位としたLED装置本体を、高さ位置を調整しながら所定の位置へ複数個取付け、その外側を透明カバーで覆う構造が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第5012137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、蛍光灯ランプを備えた乗客コンベアにおいて、省エネ環境志向の高まりによって蛍光灯ランプからLEDランプへのリニューアル要望が増加傾向にある。店舗や交通機関などでは、改造期間中いかに乗客コンベアを稼動停止させないかが重要なポイントであり、さらに、誰でも簡単で素早く交換できるLEDランプの改造構造が強く望まれている。
【0007】
しかし、既に据え付けられた乗客コンベアの中には、透明欄干パネルと建屋壁の狭い場所に蛍光灯ランプが配置されているケースが多々あり、その狭い限られた作業スペース内で既設の蛍光灯ソケットと蛍光灯ランプホルダーと蛍光灯ランプと蛍光灯ランプカバーとを現地にて取り外し、新たなLEDランプホルダーとLEDランプ(LEDランプソケットは上述のごとくリード線結線で済ませることができるので必ずしも必須要素ではない)を位置調整しながら、踏み段の移動方向に沿って適宜の間隔でフレーム内に複数個取付け、外側を蛍光灯ランプカバーで覆う作業を行なわなければならず、熟練した専門の作業者であっても非常に面倒で手間を要する課題を抱えていた。
【0008】
また、透明欄干パネル越しに体半分を外側に乗り出し、首を下側から上方向に傾けて覗き込まないと取付け先が見えない作業状況も発生し、作業姿勢の観点からも苦しく長時間作業が継続できないという課題も抱えていた。
【0009】
上記の特許文献1を含めた従来技術においては、LEDランプ部品の取付け位置の調整等を現地作業で実施するため、例えば店舗の閉店中や鉄道設備の終電から始発までの限られた時間に施工を完了するためには、熟練した専門の作業者が必要となり、誰でも簡単にLEDランプ部品を取り付けできるとは云えないという事情があった。さらに、上記の特許文献1に示されたLED取付板ユニットを位置調整しながら取付けを行なう際に、LEDランプホルダーやLED部品を落下させて乗客コンベアの下側を通行する人に危害を与える危険性も潜んでいた。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
透明欄干パネルと、前記透明欄干パネルを取り付けるフレームと、前記フレームに取り付けられ、蛍光灯ランプの端部を保持するための蛍光灯ランプソケットと、前記フレームに取り付けられ、前記蛍光灯ランプの端部以外の部分を保持するための蛍光灯ランプホルダーと、前記フレームに取り付けられ、前記蛍光灯ランプソケット及び前記蛍光灯ランプホルダーを覆う蛍光灯ランプカバーと、を備えた乗客コンベアの欄干照明器具であって、前記蛍光灯ランプカバーの内部に、LEDランプを載置する凹部が形成された支持部が少なくとも2つ設けられ、前記蛍光灯ランプカバーは、前記蛍光灯ランプが前記蛍光灯ランプソケット及び前記蛍光灯ランプホルダーに保持されていない状態、かつ前記LEDランプが前記凹部に載置された状態で、前記蛍光灯ランプソケット及び前記蛍光灯ランプホルダーと干渉することなく前記フレームに取り付けられている構成とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、蛍光灯ランプを備えた乗客コンベアのLEDランプへのリニューアル作業を容易かつ短時間で済ませることができる。また、乗客コンベア以外の他の広い場所で既設の蛍光灯カバーにLEDランプを外段取りで設置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】欄干照明器具を有する既設の乗客コンベアの全体構造を示す斜視図である。
【
図2】
図1に示すa−a線の断面を示す図であり、既設の蛍光灯ランプを有する欄干照明器具を示す横断面図である。
【
図3】
図2に示すb−b線の断面を示す図であり、既設の蛍光灯ランプを有する欄干照明器具を示す縦断面図である。
【
図4】蛍光灯ランプに代えてLEDランプを取り替えるための従来のLEDランプ改造構造を示す横断面図である。
【
図5】
図4に示すc−c線の断面を示す図であり、蛍光灯ランプに代えてLEDランプを取り替えるための従来のLEDランプ改造構造を示す縦断面図である。
【
図6】本発明の実施形態に関するLEDランプを有する欄干照明器具を示す横断面図である。
【
図7】
図6に示すd−d線の断面を示す図であり、本発明の実施形態に関するLEDランプを有する欄干照明器具を示す縦断面図である。
【
図8】本発明の実施形態に関するLEDランプを有する欄干照明器具の他の構成例のを示す縦断面図であり、
図6に示すd−d線の断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態に係る乗客コンベアの欄干照明器具について、
図1〜
図8を参照しながら以下説明する。本実施形態に係る乗客コンベアの欄干照明器具は、概略的に云えば、蛍光灯ランプをLEDランプに更新するための欄干照明器具の改良構成に特徴を有するものであるが、まず、既設の蛍光灯ランプの欄干照明器具について、
図1〜
図3を用いて説明する。
【0014】
図1〜
図3において、1は踏み段、2は透明欄干パネル、3は移動手すり、4は欄干照明、5は乗客コンベア、6はフレーム、7は蛍光灯ランプソケット、8は蛍光灯ランプホルダー、9は蛍光灯ランプ、10は蛍光灯ランプホルダー用固定ボルト、11は蛍光灯ランプカバー、20は蛍光灯ランプソケット用固定ボルト、をそれぞれ表す。
【0015】
図1に示すように、既設の乗客コンベア5は、無端状に連結されて移動する複数個の踏み段1と、踏み段1の左右両側に立設された透明欄干パネル2と、透明欄干パネル2の上端全域に沿って設けられた移動手すり3と、移動手すり3の下方全域に沿って設けられた欄干照明4と、を備えている。
【0016】
図2は
図1の欄干照明4のa−a線断面を示す図である。また、
図3は
図2のb−b線断面図である。
図2と
図3において、透明欄干パネル2の上端に取付けられたフレーム6内に、蛍光灯ランプソケット7と、蛍光灯ランプホルダー8と、蛍光灯ランプ9と、が設置されており、これらの照明器具は蛍光灯ランプカバー11により覆われている。
【0017】
次に、
図4は蛍光灯ランプに代えてLEDランプを取り替えるための従来のLEDランプ改造構造(従来から採用されているLEDランプ用の改造構造)を示す横断面図であり、
図5は
図4に示すc−c線の断面を示す図であり、蛍光灯ランプに代えてLEDランプを取り替えるための従来のLEDランプ改造構造(従来から採用されているLEDランプ用の改造構造)を示す縦断面図である。
【0018】
従来、蛍光灯ランプ9からLEDランプ12(
図4と
図5を参照)へ更新、改造する場合は、蛍光灯関連器具とLEDランプ関連器具との構造及び構成が相違していたため、透明欄干パネル2の上端外側に配置されたフレーム6から蛍光灯ランプカバー11を取り外し、蛍光灯ランプ9を取り外した後に、ボルト20(
図3を参照)でフレーム6に固定されている蛍光灯ランプソケット7と、ボルト10(
図3を参照)でフレーム6に固定されている蛍光灯ランプホルダー8と、を現地にて取り外していた。
【0019】
図4と
図5には、蛍光灯ランプソケット7と蛍光灯ランプホルダー8とを取外した部位に新たにLEDランプ12用に設計されたLEDランプホルダー13a,13bとLEDランプ12とを配置した従来の構造を示す。ここで、LEDランプホルダー13aはLEDランプ12の長さ方向の略中央部を保持するものであり、LEDランプホルダー13bはLEDランプ12の長さ方向の両端部を保持するものであり、隣り合うLEDランプ12の左・右端部を保持するためにホルダー13aよりも略2倍の長さを有している。LEDランプホルダー13a,13bはともに固定ボルト10でフレーム6に固定されている。
【0020】
従来、作業員は、
図5に示すように現地にてLEDランプホルダー13を適宜な間隔LlとL2のような寸法になるように、取付け位置を調整しながらフレーム6内に蛍光灯ランプ部品を取外した際の手順と逆の手順にしたがって、LEDランプホルダー13a,13bにLEDランプ12を取り付け、隣り合うLEDランプ12,12…のリード線の配線を行うとともに、多数連結されたLEDランプの両端側のLEDランプのリード線を外部の電源線と結線を行なった後に、蛍光灯ランプカバー11を取付けて覆う作業を行なっていた。このため、LEDランプ各種部品を取付けるためには、現地にて寸法間隔の調整作業を伴うことから、熟練した専門の作業者が必要となり、誰でも簡単にLEDランプの取り付けを行なうことが難しいという事情があった。
【0021】
次に、本発明の実施形態に係る乗客コンベアの欄干照明器具について、
図6と
図7を参照しながら以下説明する。
図6は本発明の実施形態に関するLEDランプを有する欄干照明器具を示す横断面図であり、
図7は
図6に示すd−d線の断面を示す図であり、本発明の実施形態に関するLEDランプを有する欄干照明器具を示す縦断面図である。
【0022】
ここで、
図4と
図5に示す従来の改造構造においては、蛍光灯ランプカバー11は、単に蛍光灯ランプ9の外側を覆う保護と光源の拡散機能を目的としたものであったが、本発明の実施形態においては、保護機能と光源拡散機能に加えて、LEDランプ12の簡易な取付・支持機能をも兼用させるようにしたものである。すなわち、本実施形態においては、蛍光灯ランプカバー11の内側に、LEDランプ12からの光の拡散に影響しない材質と形状、例えば透明な樹脂または光沢若しくは半光沢の金属板若しくは針金、等で構成したLEDランプ支持部14を、
図7に示すような適宜な寸法L3とL4で配置して蛍光灯ランプカバー11の内側に接着固定し、各LEDランプ支持部14の上辺部に設けられたLED載置溝15にLEDランプ12を設置又は挟み込むように載置する構成としている。ここにおいて、既設の蛍光灯ランプと蛍光灯ランプホルダーと蛍光灯ランプソケットと蛍光灯ランプカバーとは取り外すこととなる。
【0023】
このような構成を採用することによって、フレーム6内にLEDランプホルダー13(
図4と
図5を参照)を設けることなくLEDランプ12を蛍光灯ランプカバーに設置可能とすることができる。ここで、LEDランプ12は、金属又は樹脂の図示しないホルダーにより、両端を支持した状態で中央部がたわまない程度の剛性を持っている部品を使用することを可能とする。
【0024】
以上説明したように、本実施形態におけるLEDランプによる欄干照明器具は、蛍光灯ランプカバー11の単位でのユニット化が実現でき、ユニット化したことにより、狭い限られた設置スペースでも蛍光灯ランプカバー11を交換する作業のみで簡単に脱着できる。
【0025】
また、現地の蛍光灯ランプカバー11に対して各LEDランプ支持部14を配置する代りに、新規の蛍光灯ランプカバー11を使用して、予め環境の整った工場又は広い場所での外段取りによる各LEDランプ支持部14の配置作業とLEDランプ12の載置作業を実施できるため、LEDランプ支持部14とLEDランプ12を精度良く配置すること可能となる。
【0026】
さらに、
図4と
図5に示す従来の構造において面倒であった複数個のLEDホルダー13a,13bとLEDランプ12のフレーム6への現地取り付け作業が一切省ける。さらに、従来構造の場合、現地にて取付け調整作業を行うため熟練者を必要としていたが、誰でも簡単に素早く作業ができ作業のバラツキも排除できる。
【0027】
次に、本発明の他の実施形態に係る乗客コンベアの欄干照明器具について、
図8を参照しながら以下説明する。
図8に示す他の実施形態においては、蛍光灯ランプカバー11に設けた各LEDランプ支持部14の間隔とLEDランプ12の寸法上の形状を特定するものである。この特定によって、既設の蛍光灯ランプソケット7と既設の蛍光灯ランプホルダー8とを取り外すことなく、LEDランプに取り替えることができる。
【0028】
すなわち、
図8に示すように、蛍光灯ランプカバー11に設けたLEDランプ支持部14の間隔L6とLEDランプ12の長さL5を蛍光灯ランプソケットの間隔L7よりも短くしている。さらに、LEDランプ12の直径は蛍光灯ランプ9の直径と同一又は蛍光灯ランプ9の直径より小さくしている。このような寸法と配置とすることにより、
図8に示すように、蛍光灯ランプカバー11内に配置された各LEDランプ支持部14の間隔とLEDランプ12は、既設の蛍光灯ランプソケット7の間に設置することが可能となり、また、LEDランプ12は既設の蛍光灯ランプホルダー8で保持した状態で設置することが可能となる。
【0029】
上述した寸法と配置を採用することにより、現地で蛍光灯ランプカバー11を取り外して蛍光灯ランプ9を取り外し、予め蛍光灯ランプ9があった位置に対して、各LEDランプ支持部14とLEDランプ12とを設置済の蛍光灯ランプカバー11を取り付けて、その後LEDランプ12同士の配線と外部電源との結線を行なうことにより、蛍光灯ランプソケット7と蛍光灯ランプホルダー8とをまったく取り外すことなく、乗客コンベアの欄干照明をLEDランプへリニューアルする作業を行なうことが可能となり、
図6と
図7に示す本実施形態の構造よりもさらに短時間でリニューアル作業を完了することが可能となる。
【0030】
以上説明したように、本発明の特徴を取り纏めると、蛍光灯による欄干照明を供えた乗客コンベアの欄干照明をLED照明に更新するための乗客コンベアの欄干照明器具であって、既設蛍光灯カバーの内部に支持部を少なくとも2つ設け、支持部の上辺凹部にLEDランプを載置したことを特徴とする。この特徴により、LEDランプを位置調整しながら適宜の間隔でフレーム内に設置する作業が不要となる。また、蛍光灯による欄干照明の既設蛍光灯カバーを取り外し、乗客コンベア以外の予め環境の整った工場や広い場所での外段取りによって既設蛍光灯カバーにLED照明を設置する作業を行なうことが可能となる。
【0031】
また、本発明の特徴として、LEDランプの支持部同士の間隔とLEDランプの長さは、既設蛍光灯ランプの長さよりも短いことを特徴とする。さらに、LEDランプの直径寸法は、既設蛍光灯ランプの直径寸法と同じ又は蛍光灯ランプの直径寸法より小さいことを特徴とする。これらの特徴により、LEDランプ支持部とLEDランプとを設置する際には、蛍光灯を取り外し、その蛍光灯が設置してあった蛍光灯ランプソケットの間にLEDランプ支持部とLEDランプとが配置されるようにでき、また、LEDランプを既設の蛍光灯ホルダーで保持できるため、既存の蛍光灯ランプソケットと蛍光灯ランプホルダーの撤去を行なうことなく、LEDランプを設置することが可能となる。
【符号の説明】
【0032】
1 踏み段
2 透明欄干パネル
3 移動手すり
4 欄干照明
5 乗客コンベア
6 フレーム
7 蛍光灯ランプソケット
8 蛍光灯ランプホルダー
9 蛍光灯ランプ
10 蛍光灯ランプホルダー用固定ボルト
11 蛍光灯ランプカバー
12 LEDランプ
13a,13b LEDランプホルダー
14 LEDランプ支持部
15 LED載置溝
20 蛍光灯ランプソケット用固定ボルト
T 建屋壁
Ll,L2 LEDランプホルダー間隔
L3,L4 LEDランプ支持部間隔
L5 LEDランプ長さ
L6 LEDランプ支持部間隔
L7 蛍光灯ランプソケット間隔