【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成26年12月16日付けで、株式会社リクルートホールディングスがウェブサイト(https://itunes.apple.com/jp/app/id930795822?mt=8)にて、渡瀬丈弘及び新谷哲功が発明した順番管理システムに関するアプリを公開した。
【文献】
AirWAIT、リクルート、http://cl.airwait.jp/(なお、2014年11月30日のホームページは、http://web.archive.org/web/20141130170433/http://cl.airwait.jp/を参照)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0012】
A.第1実施形態
(1)実施形態の構成
図1は、本実施形態に係る順番管理システム1000の概略構成を示す図である。
同図に示すように、順番管理システム1000は、レストランなどに設けられる順番管理端末100と、順番管理端末100に接続されたプリンタ200と、通信ネットワークNを介して順番管理端末100を統括管理する管理サーバ300とを備えて構成されている。
【0013】
本実施形態では、あるレストランAが提供する飲食サービスに関して、予約者の順番待ちを管理する場合を例に説明するが、これに限る趣旨ではなく、複合アミューズメントシステム、ショッピングモール、デパートの店舗や、病院など、予約の受け付けを行うあらゆる施設に適用可能である。また、説明の便宜上、レストランAに設置された順番管理端末100、店舗Bに設置された順番管理端末100を図示しているが、実際には各店舗や病院ごと設置される多数の順番管理端末100が管理サーバ300によって管理されている。
【0014】
順番管理端末100は、サービスを提供する業者が、サービスの予約を受け付け、予約者の順番を管理するための端末装置であり、タブレット端末などが利用される。サービスを提供する業者は、あらゆる業種・業態の業者が対象となる。もっとも、順番管理端末100は、タブレット端末に限る趣旨ではなく、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、スマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)など、通信ネットワークNを介して管理サーバ300とデータの授受が可能なあらゆる端末装置を利用することができる。
【0015】
プリンタ200は、有線ケーブルまたは無線によって順番管理端末100と接続され、順番待ちの数などをあらわす順番券やクーポンなどを発券する。
【0016】
管理サーバ300は、例えば、演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、そのコンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムが動作することにより、サーバ機能を実現するものである。ここで、管理サーバ300を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。管理サーバ300は、各店舗や病院、レストラン(以下、これらをまとめて「施設」と総称する)ごとに順番管理端末100を管理するための管理データベース310を備えている。管理データベース310は、クライアント管理テーブルTA1及びステータス管理テーブルTA2を備えている。
【0017】
クライアント管理テーブルTA1には、施設ごとに固有のIDとパスコード(アカウント)が対応づけて登録されている。ここでは、「レストランA」で利用される順番管理端末100に対して「ID:A1・・・」、「パスコード:AA2・・・」が設定されている。これら施設ごとのID及びパスコードは、例えば、システム導入の際に各施設で順番待ちの管理を行う管理者(例えば、店舗のオーナーなど)によって設定される。なお、本実施形態では、1施設で1台の順番管理端末100を利用する場合を想定するが、1施設で複数の順番管理端末100を利用しても良い(第2実施形態参照)。1施設で複数の順番管理端末100を利用する場合には、同一のIDとパスコードを利用しても良いが、例えば所定の条件に従い、複数のIDとパスワードを使い分けるようにしても良い。
【0018】
ステータス管理テーブル(データベース)TA2には、各施設での順番待ち状況(ステータス)をあらわす情報(ステータス情報)が登録されている。レストランAについては、順番待ちをしている予約グループが「1組」、受け付け時間は「AM 11:11」、予約人数は「2名」等である。ステータス管理テーブルTA2の登録内容は、順番管理端末100から送信される新たな予約情報、またはステータスの更新情報(詳細は後述)に基づいて変更される。なお、どのような情報をステータス情報とするかは、各施設の管理者等が適宜設定・変更可能となっている。
【0019】
通信ネットワークNは、管理サーバ300と順番管理端末100との間で相互に情報を送受信可能な通信網を含む。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
【0020】
<順番管理端末100>
図2は、順番管理端末100の主要構成を示すブロック図である。
順番管理端末100は、プロセッサ110と、入力装置115と、通信インタフェース120と、記憶資源130とを備える。
【0021】
プロセッサ110は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)および各種レジスタから構成され、記憶資源130に格納されている各種プログラムを実行することで順番管理端末100の各部を中枢的に制御する。各種レジスタは、例えば、プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等である。
【0022】
入力装置(入力部)115は、予約者等による順番待ちの入力を受け付けるための各種操作ボタンやタッチパネル115aを備えている。
【0023】
通信インタフェース120は、通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークN上の他の端末と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース120は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
【0024】
記憶資源130は、例えば、物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。物理デバイスは、例えば、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶資源130は、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。
【0025】
記憶資源130には、オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種データ等が格納される。ドライバプログラムとしては、例えば、通信インタフェース120を制御するための通信インタフェースドライバプログラム等がある。また、記憶資源130には、これら各種プログラムや各種データのほか、予約者の順番待ちを管理するためのコンピュータプログラム(以下、「順番管理アプリケーション」という)AP1が記憶されている。
【0026】
順番管理アプリケーションAP1は、例示的に、モード切換モジュールMM1を有する。以下、モード切換モジュールMM1によって実現される機能について
図3を参照しながら説明する。
【0027】
図3は、タッチパネル115aに表示されるモード切換画面を例示した図である。
モード切換モジュール(切換制御部)MM1は、管理者やレストランの従業者等による順番待ち管理のモード切換操作を受け付ける。
図3に示すように、本実施形態では、お客様モードm1、店舗モードm2、外部ディスプレイモードm3の3種類のモードが予め用意されており、これらのモードの間で切換が可能となっている。
【0028】
モード切換操作は、管理者や従業者など、施設のID、パスコードを知っている管理者や従業者など(以下、「従業者等」と総称する)によって行われる。従業者等によって正しいID、パスコードが入力され、認証に成功すると、モード切換モジュールMM1により、
図3に示すモード切換画面が順番管理端末100に表示される。従業者等は、タッチパネル115aを操作することにより、お客様モードm1、店舗モードm2、外部ディスプレイモードm3の中から最適なモードを選択する。
【0029】
<お客様モード>
図4は、お客様モードm1の操作画面を例示した図である。
お客様モード(第1モード)m1は、予約者(すなわちお客様)が直接タッチパネル115aを操作することで順番待ちの入力指示のみを受け付け可能とするモードである。
図4に示すように、お客様モードm1では、受付番号、予約者の人数、が時系列に並べられて表示されるとともに、順番待ちの入力指示(すなわち、予約の受け付け操作)を促すメッセージや入力ボタン等がタッチパネル115aに表示される。予約者は、メッセージに従ってタッチパネル115aを適宜操作することにより、予約者の人数等を入力する。順番待ちで入力される項目は、予約者の人数のみならず、好みの席タイプ(例えば、テーブルまたはカウンター)などであっても良い。いかなる項目を入力対象とするかは、各施設の管理者等の意向に応じて決定すればよい。
【0030】
入力が終了すると、入力された情報(すなわち、新たな予約情報)は、順番管理端末100から通信ネットワークNを介して管理サーバ300にアップロードされる。管理サーバ300は、ある施設(ここでは、レストランA)から新たな予約情報を受信すると、受信した新たな予約情報に基づき、ステータス管理テーブルTA2を書き換え、当該施設の順番待ち状況(ステータス)を更新する。なお、本実施形態では、お客様モードm1では、予約者が直接タッチパネル115aを操作することを想定するが、予約者に代わって従業者等が、順番待ちの入力を行っても良い。もっとも、お客様モードm1で利用する際には、予約状況を更新するための別の順番管理端末100(具体的には、店舗モードm2に設定された順番管理端末100)が必要となる点に留意されたい。なお、店舗モードm2に設定された順番管理端末100の機能については、以下で詳細に説明する。
【0031】
<店舗モード>
図5は、店舗モードm2の操作画面を例示した図である。
店舗モード(第2モード)m2は、順番待ちの入力指示の受け付けを可能とするとともに、従業者等によって順番待ち状況(ステータス)の更新指示を受け付け可能とするモードである。
図5に示すように、順番待ち状況の更新指示(更新操作)として、「取消」、「変更」、「呼出」、「案内」のいずれかの選択が可能となっている。「取消」は、順番待ちをキャンセルすることを意味し、「変更」は、いったん入力された順番待ちの詳細(予約者の人数など)を変更することを意味する。また、「呼出」は、予約者に対して予約の順番が来たことを電話やメールなどで知らせることを意味し、「案内」は、順番が来た予約者を、実際に案内することを意味する。本実施形態では、受付番号ごとに(すなわちすべての受付について)、順番待ち状況の更新操作が可能となっている。一例を挙げて説明すると、従業者等は、まず、順番待ち状況の更新対象を特定すると、その対象が表示されている行を右から左へとスワイプする。この結果、
図5の左上部分に示すような「取消」、「変更」、「呼出」、「案内」を示す操作ボタン群BGが表示される。従業者は、所望の操作ボタン(例えば「取消」)をタップすることで、順番待ち状況の更新操作を行う。かかる操作がなされると、順番待ち状況の更新指示をあらわすステータスの更新情報が、順番管理端末100から通信ネットワークNを介して管理サーバ300にアップロードされる。管理サーバ(更新部)300は、受信したステータスの更新情報に基づき、ステータス管理テーブルTA2を書き換え、当該施設の順番待ち状況(ステータス)を更新する。
【0032】
このように、店舗モードでは、1台の順番管理端末100で、順番待ちの入力と、順番待ち状況の更新の両方を実現することができる。このため、順番待ちの入力を受け付ける専用端末(あるいは予約シート)と、順番待ち状況の更新を行う専用端末とを別々に設ける必要があった従来技術に比べて、簡易かつ低廉なコストでシステムを運用することが可能となる。なお、上述した順番待ち状況を更新操作について、もとの状況に戻したい場合も生じ得る。例えば、呼出に応じなかったため、「取消」を行ったものの、その予約者が数分後に戻ってきた場合などである。このような場合を想定し、本実施形態では、順番待ち状況の更新操作について、一定数(たとえば過去20操作分)の履歴を残しておき、その履歴をもとに、順番待ち状況の再更新する(復活させる)ことが可能となっている。もちろん、順番待ち状況の更新操作は、「取消」、「変更」、「呼出」、「案内」に限定する趣旨ではなく、施設の業務形態等に応じて、管理者等が適宜設定・変更可能である。
【0033】
<外部ディスプレイモード>
外部ディスプレイモードm3は、施設内等に設置されている大型ディスプレイなどに、順番待ち状況を表示するためのモードである。外部ディスプレイモードm3で利用する場合には、順番管理端末100と外部ディスプレイ(プラズマディスプレイや液晶ディスプレイなど)とをケーブルで接続して利用する。外部ディスプレイモードm3では、順番待ち状況が画面に大きく表示される。予約者等は、大型ディスプレイなどに表示される順番待ち状況を確認することで、おおよその待ち時間等を把握することが可能となる。
【0034】
(2)実施形態の動作
以下、レストランAの従業者等がお客様モードから店舗モードに切換操作を行い、予約者の順番待ち管理を行う場合を例に説明する。
【0035】
2−1.モード切換操作
従業者等は、まず、タッチパネル115aを操作することで、当該レストランAに固有のID、パスコードを入力する。入力されたID、パスコードは、通信ネットワークNを介して順番管理端末100から管理サーバ300に送信される。管理サーバ300は、順番管理端末100から受信したID、パスコードと、クライアント管理テーブルTA1に登録されているID、パスコードとを比較することにより認証を行う。認証に成功すると、管理サーバ300は、順番管理端末100にOKメッセージを返信する一方、認証に失敗した場合にはNGメッセージを返信する。
【0036】
図6は、順番管理端末100によって実行されるモード切換処理を示すフローチャートである。順番管理端末100は、管理サーバ300からNGメッセージを受信した場合には(ステップS1:NO)、以下のステップを実行することなく処理を終了する。一方、順番管理端末100は、管理サーバ300からOKメッセージを受信すると(ステップS1:YES)、設定・管理画面を表示する(ステップS2)。従業者等は、タッチパネル(入力部)115aを操作して、お客様モードm1から店舗モードm2への切換操作(入力)を行う。順番管理端末(切換制御部)100は、モード切換の入力操作に応じて操作入力画面を変更する(ステップS3)。ここでは、お客様モードm1から店舗モードm2への切換操作が行われているため、「取消」、「変更」、「呼出」、「案内」といった順番待ち状況の更新操作を可能とする画面が順番管理端末(表示部)100に表示される(
図5参照)。
【0037】
2−2.順番待ち状況の更新操作
図7は、順番管理端末100によって実行される順番待ち状況の更新処理を示すフローチャートである。店舗モードm2に設定された状態において、新たに予約者を追加する操作、または順番待ち状況の更新操作が必要になったことを検知すると、従業者等は、タッチパネル115aを操作する。順番管理端末100は、従業者等による入力を検知すると(ステップSa1)、新たに予約者を追加する操作(すなわち、新たな予約情報の入力)であるか否かを検知する(ステップSa2)。順番管理端末100は、新たな順番待ちの入力であると判断すると(ステップSa2:YES)、順番待ち予約者を新たに追加する処理を行い(ステップSa3)、処理を終了する。一方、順番管理端末(受付部、更新部)100は、新たな順番待ちの入力ではないと判断すると(ステップSa3:NO)、「取消」、「変更」、「呼出」、「案内」のいずれかの順番待ち状況の更新操作であるか否かを判断する(ステップSa4)。いずれかの順番待ち状況の更新操作でないと判断した場合には(ステップSa4:NO)、処理を終了する一方、いずれかの順番待ち状況の更新操作であると判断すると(ステップSa4:YES)、更新操作に応じて順番待ち状況を更新し(ステップSa5)、処理を終了する。例えば、順番待ちしていた予約者(予約者グループ)を店内に案内すると、従業者等は、タッチパネル115aに表示される複数の予約者の中から、案内を終えた予約者を特定し、この予約者に対応する行をスワイプして「取消」、「変更」、「呼出」、「案内」を示す操作ボタン群BGを表示させる。そして、従業者等は、「案内」を示す操作ボタンをタップすることで順番待ち状況の更新操作を行う。「案内」が選択されると、対応する第1順位の予約者が消去され、後続の予約者が第1順位の予約者として順番管理端末100に表示される。なお、「取消」、「変更」、「呼出」がタップされた場合も同様、それぞれの更新操作に応じた処理が順番管理端末100において実行されることとなる。
【0038】
以上説明したように、本実施形態によれば、順番管理端末100を店舗モードに設定することにより、1台の順番管理端末100で、順番待ちの入力と、順番待ち状況の更新の両方を実現することができる。このため、順番待ちの入力を受け付ける専用端末(あるいは予約シート)と、順番待ち状況の更新を行う専用端末とを別々に設ける必要があった従来技術に比べて、簡易かつ低廉なコストでシステムを運用することが可能となる。
また、本実施形態では、「店舗モード」のほか、順番待ちの入力のみを許可する「お客様モード」、順番待ち状況を大型ディスプレイ等に表示する「外部ディスプレイモード」の間で切換設定することが可能となっている。よって、モードを切り換えるといった簡単な操作で、業務形態や店舗の運営状況などに応じた順番管理端末100の最適な利用が可能となる。
【0039】
B.第2実施形態
上述した第1実施形態では、1施設で1台の順番管理端末100を利用する場合について説明したが、第2実施形態では、1施設で複数の順番管理端末100を利用する場合について説明する。
図8は、第2実施形態に係る順番管理システム1000’の概略構成を示す図である。
図8に示す順番管理システム1000’は、1施設に複数台の順番管理端末100が設けられている点を除けば、
図1と同様である。よって、対応する部分には同一符号を付し、詳細な説明は割愛する。
【0040】
1施設で複数台の順番管理端末100を利用する場合には、各順番管理端末100の間でデータが共有される点において、1台の順番管理端末100のみを利用する場合と異なる。
図9は、3台の順番管理端末100A〜100Cを利用して順番管理を行う場合のシーケンス図である。たとえば、レストランAにおいて特定の順番管理端末100(
図10に示す順番管理端末100A)が操作されると(C1)、その操作内容(ここでは、ステータスの更新情報を想定)は管理サーバ300にアップロードされる(C2)。管理サーバ300は、受信したステータスの更新情報に基づき、ステータス管理テーブルTA2に登録されているレストランAのステータス情報を更新する(C3)。そして、管理サーバ300は、クライアント管理テーブルTA1を参照し、レストランAで利用される順番管理端末100を特定する(C4)。ここでは、レストランAに対して3台の順番管理端末100A〜Cがクライアント管理テーブルTA1に登録されていることから、管理サーバ(送信部)300は、順番管理端末100A以外の端末、すなわち順番管理端末100B及び100Cに対してアップデートされた最新のステータス情報を送信し(C5)、処理を終了する。
【0041】
この結果、最新の情報が、常に同期した状態で各順番管理端末100に反映され、これにより、1施設で複数台の順番管理端末100を利用する場合であっても、順番待ちの更新情報が一部の順番管理端末100において反映されない等の不具合を生ずることなく、最適な順番待ち管理を行うことが可能となる。
【0042】
C.その他
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
【0043】
プリンタ200から発券される順番券について特に言及しなかったが、QRコード(登録商標)を利用して順番待ち管理の効率化を図るようにしても良い。予約者は、順番待ちの入力を行った後、プリンタ200から発券される順番券を受け取る。その後、予約者は、自身のスマートフォン等を利用して順番券に印刷されたQRコードを読み取る。QRコードを読み取ることで、スマートフォン等の液晶パネルには現状の順番待ち状況(現状の待ち人数など)が表示される。そして、自身の順番が近づくと、呼出のためのリマインドメールが届く。これにより、店頭で長時間並ぶことなく入店することができ、“長時間待つ”といった行為のストレスを軽減することができるとともに、従来は“待つ”といった行為に費やしていた時間を有効に活用することが可能となる。
【0044】
なお、リマインドメールを設定する方法としては、たとえばQRコードを読み込んだときに、ページ内にメールアドレスの入力を促すメッセージを表示する方法などがある(「通知を受け取るメールアドレスを下記に入力してください。」など)。予約者は、このメッセージに従ってメールアドレスを入力することで、リマインドメールを受信することが可能となる。
【0045】
また、リマインドメールに代えて(あるいは加えて)電話呼出を行うようにしても良い。順番待ちの入力を終えた後、電話での呼出設定を希望するか、予約者に確認するメッセージを順番管理端末100に表示する(「電話でのお呼出を設定できます。ご希望の方は、下記ボタンを押した後、電話番号を入力してください。」など)。予約者は、電話での呼出設定を希望する場合には、このメッセージに従って電話番号を入力する。この結果、自身の順番が近付くと、自動音声等による呼出が行われ、店頭で長時間並ぶことなく入店することが可能となる。
【0046】
さらにまた、上記各実施形態では、1つの順番管理アプリケーションAP1で3つの異なるモード(すなわち、お客様モード、店舗モード、外部ディスプレイモード)を実現する場合について説明したが、これに限る趣旨ではなく、複数のアプリケーションによって実現しても良い。具体的には、お客様モード、店舗モード、外部モードのそれぞれについて、単独で実現するアプリケーションを用意し、施設のニーズに応じて順番管理端末100に必要なアプリケーションを適宜インストールしても良い。例えば、ある施設では店舗モードm2でしか利用する予定がない場合には(例えば家電量販店など)、この施設で利用する全ての順番管理端末100について、店舗モード専用のアプリケーションをインストールする。詳述すると、お客様モード、店舗モード、外部モードのそれぞれ(あるいは組み合わせ)について専用のアプリケーションを管理サーバ300等に用意し、施設の管理者等が必要に応じて管理サーバ300等にアクセスすることで、順番管理端末100に所望のアプリケーションをインストールする。もちろん、アプリケーションをインストールする方法は、これに限定する趣旨ではなく、予め順番管理端末100にプリインストールする、あるいは記憶媒体を用いてインストールする等の方法であっても良い。