(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る関連情報提供システム100の構成を示すブロック図である。本実施形態の関連情報提供システム100は、操作信号取得手段101と、主情報識別手段102と、関連情報取得手段103と、関連情報蓄積手段104と、関連情報抽出手段105と、関連情報提示手段106、を有する。関連情報提供システム100は、主情報を提示する主情報提示装置1とその操作装置2と共に使用される。
【0016】
主情報提示装置1は、テレビジョン受像機などの放送番組を視聴するための装置である。また、主情報とは、放送番組など主情報提示装置1が提示することを主目的としている情報である。
【0017】
操作装置2は、リモコン装置などの主情報提示装置1を遠隔操作する装置である。また、関連情報提供システム100は、操作装置2から出力されたチャンネルなどの操作信号を受信する。
【0018】
操作信号取得手段101は、主情報提示装置1の操作信号を操作装置2から取得し、主情報識別手段102に出力する。
【0019】
主情報識別手段102は、取得した操作信号に基づいて、主情報提示装置1が提示している主情報を特定し、現在時刻において放送されている主情報を示す信号である主情報識別信号を関連情報抽出手段105に出力する。
【0020】
関連情報取得手段103は、関連情報提供システム100の外部から提供され、主情報に関連する関連情報を取得する。ここで、関連情報とは、放送番組が放送開始される前に放送や通信で提供される放送番組に関するコンテンツデータなどである。
【0021】
関連情報蓄積手段104は、関連情報取得手段103が取得した関連情報を蓄積する。
【0022】
関連情報抽出手段105は、関連情報蓄積手段104に蓄積した関連情報の中から主情報識別信号と対応づけられた提示用関連情報を抽出する。
【0023】
関連情報提示手段106は、関連情報抽出手段105で抽出された提示用関連情報を提示する。
【0024】
次に、本実施形態に係る関連情報提供システム100の動作について、
図2を用いて説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る関連情報提供システム100の動作を説明するためのシーケンス図である。
【0025】
関連情報提供システム100は一連の動作に入る前に、あらかじめチャンネルと放送番組などの操作信号と主情報の関係を取得し、主情報識別手段102に保存する(ステップS0)。操作信号と主情報の関連付けは、例えば次のように行う。主情報提示装置1としてのテレビジョン受像機と主情報識別手段102をHDMI(High−Definition Multimedia Interface)接続し、HDMA−CEC(HDMI−Consumer Electronics Control)機能を用いてチャンネルと対応する放送番組を取得する。また、操作装置2であるリモコンを使用し、手動により放送番組とチャンネルを関連付けることとしてもよい。
【0026】
関連情報提供システム100が一連の動作状態に入ると、まず、関連情報取得手段103が、主情報に関連する関連情報を関連情報提供システム100の外部から取得する(ステップS1)。
【0027】
続いて、関連情報蓄積手段104が、関連情報取得手段103が取得した関連情報を蓄積する(ステップS2)。
【0028】
ここで、主情報提示装置1に主情報を表示させるために、操作装置2が操作信号を出力する(ステップS3)。
【0029】
主情報提示装置1は、この操作信号を受信すると、操作信号に対応した主情報を提示する(ステップS4)。
【0030】
このとき、関連情報提供システム100では、操作信号取得手段101が主情報提示装置1と同時に朱情報の提示動作を制御する操作信号を取得する(ステップS5)。
【0031】
続いて関連情報提供システム100では、主情報識別手段102が操作信号に基づいて、主情報提示装置1が提示している主情報を特定し、特定した主情報を識別するための信号である主情報識別信号を出力する(ステップS6)。関連情報には、放送番組に関するコンテンツデータであるチャンネルの情報や放送局、放送時間などの構造化データと言われる情報データが含まれている。そのため、主情報識別手段102は、操作信号と内部クロックと構造化データを照合することにより、操作信号に基づく主情報を識別するための主情報識別信号を出力することができる。
【0032】
次に、関連情報抽出手段105は、主情報識別装置102から出力された主情報識別信号に基づいて関連情報の中から主情報識別信号と対応づけられた提示用関連情報を抽出する(ステップS7)。
【0033】
そして、関連情報提示手段106が、関連情報抽出手段105が抽出した提示用関連情報を提示する(ステップS8)。
【0034】
以上により、その時刻に視聴している放送番組に関連するコンテンツデータなとの関連情報を利用することができる。
【0035】
なお、放送番組が終了したら、終了した放送番組に関連する関連情報は消去することとしてもよい。
【0036】
また、上記の関連情報提供システムの動作は、データ蓄積や画像や音声へのデータ変換処理であるため、コンピュータに実行させることが可能である。すなわち、コンピュータに、主情報に関連する関連情報を取得する手順と、関連情報を蓄積する手順と、主情報の提示動作を制御する操作信号を取得する手順と、操作信号に基づいて提示されている主情報を特定する手順と、その結果を主情報識別信号として出力する手順と、記関連情報の中から主情報識別信号と対応づけられた提示用関連情報を抽出する手順と、提示用関連情報を提示する手順とを実行させることができる。
【0037】
本実施形態の関連情報提供システム、関連情報提供方法および関連情報提供プログラムでは、操作信号を主情報提示装置1と同時に受信し、この操作信号に基づいて関連情報を抽出し、提示する構成としている。そのため、主情報に関連する情報であって、主情報提示装置では受信できない関連情報であっても、主情報と関連情報を同期して提示することができる
また、リモコンなどの操作装置によって操作信号を主情報提示装置と関連情報提供システムに同時に送信できるため、主情報と関連情報の同期動作をすばやく行うことができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る関連情報提供システム200の構成を示す模式図である。関連情報提供システム200は関連情報提供装置210と情報端末220を備えており、関連情報提供システム200は主情報提示装置1とその操作装置2と共に使用される。
【0038】
図4は、本発明の第2の実施形態に係る関連情報提供システム200の構成を示すブロック図である。
【0039】
関連情報提供システム200の関連情報提供装置210は、操作信号取得手段211と、主情報識別手段212と、関連情報取得手段213と、関連情報蓄積手段214と、関連情報抽出手段215と、提示用関連情報送信手段217とを有する。
【0040】
情報端末220は、提示用関連情報を提示する関連情報提示手段226を有する。
【0041】
第1の実施形態とは、関連情報提供システム200が関連情報提供装置210と情報端末220を備え、関連情報提供装置210が提示用関連情報送信手段217を有する点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
【0042】
関連情報提供装置210における操作信号取得手段211と、主情報識別手段212と、関連情報取得手段213と、関連情報蓄積手段214と、関連情報抽出手段215は、第1の実施形態と同じ構成である。
【0043】
提示用関連情報送信手段217は、関連情報抽出手段215が抽出した提示用関連情報を情報端末220に送信する。
【0044】
一方、情報端末220の関連情報提示手段226は、関連情報提供装置210の提示用関連情報送信手段217から送信される提示用関連情報を提示する。
【0045】
なお、関連情報提供装置210から情報端末220への提示用関連情報の送信には、例えば、有線LAN(Local Area Network)や無線LANなどを用いることができる。
【0046】
次に、本実施形態に係る関連情報提供システムの動作について、
図5を用いて説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る関連情報提供システム200の動作を説明するためのシーケンス図である。
【0047】
関連情報提供システム200は一連の動作に入る前に、あらかじめチャンネルと放送番組などの操作信号と主情報の関係を取得し、主情報識別手段212に保存する(ステップS10)。
【0048】
関連情報提供システム200が一連の動作状態に入ると、まず、関連情報提供装置210が備える関連情報取得手段213は、主情報に関連する関連情報を取得する(ステップS11)。
【0049】
続いて、関連情報蓄積手段214が、関連情報取得手段213が取得した関連情報を蓄積する(ステップS12)。
【0050】
ここで、操作装置2が操作信号を出力すると(ステップS13)、主情報提示装置1がこの操作信号を受信し、操作信号に対応した主情報を提示する(ステップS14)。
【0051】
一方、関連情報提供装置210では、操作信号取得手段211が主情報提示装置1と同時に操作信号を取得する(ステップS15)。
【0052】
続いて、主情報識別手段212は、操作信号取得手段211が取得した操作信号に基づいて、主情報提示装置1が提示している主情報を特定し、主情報識別信号として出力する(ステップS16)。
【0053】
次に、関連情報抽出手段215は、関連情報蓄積手段214が蓄積している関連情報の中から主情報識別信号と対応づけられた提示用関連情報を抽出する(ステップS17)。
【0054】
続いて、提示用関連情報送信手段217は、関連情報抽出手段215が抽出した提示用関連情報を情報端末220に送信する(ステップS18)。
【0055】
そして、情報端末220では、関連情報提示手段226が受信した提示用関連情報を提示する(ステップS19)。
【0056】
以上により、視聴している放送番組に関連するコンテンツデータなどの関連情報を情報端末で同時刻に利用することができる。
【0057】
なお、放送番組の放送が終了したら、終了した放送番組に関連する関連情報は消去してもよい。
【0058】
また、上記の関連情報提供装置の動作は、データ蓄積や画像や音声へのデータ変換処理であるため、コンピュータに実行させることが可能である。
【0059】
本実施形態の関連情報提供装置、関連情報提供システム、関連情報提供方法および関連情報提供プログラムでは、操作信号を主情報提示装置1と同時に受信し、この操作信号に基づいて関連情報を抽出し、提示する構成としている。そのため、主情報に関連する情報であって、主情報提示装置では受信できない関連情報であっても、主情報と関連情報を同期して提示することができる
また、リモコンなどの操作装置によって操作信号を主情報提示装置と関連情報提供システムに同時に送信できるため、主情報と関連情報を提示する際の同期動作をすばやく行うことができる。
【0060】
さらに、関連情報提供システムを関連情報提供装置と情報端末を備えた構成とすることにより、従来のテレビジョン受像機を使用する場合であっても携帯電話やパソコンなどの情報端末で関連情報を利用することができる。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る関連情報提供システム300の構成を示すブロック図である。関連情報提供システム300は関連情報提供装置310と情報端末320を備える。関連情報提供システム300は、主情報提示装置1とその操作装置2と共に使用する。
【0061】
関連情報提供装置310は、操作信号取得手段311と、主情報識別手段312と、関連情報取得手段313と、関連情報送信手段317と、主情報識別信号送信手段318を有する。
【0062】
一方、情報端末320は、主情報識別信号受信手段329と、関連情報蓄積手段324と、関連情報抽出手段325と、関連情報提示手段326を有する。
【0063】
第2の実施形態とは、関連情報提供装置310が主情報識別信号送信手段318を有し、情報端末320が主情報識別信号受信手段329と、関連情報蓄積手段324と、関連情報抽出手段325を有する点が異なる。なお、第2の実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
【0064】
関連情報提供装置310における操作信号取得手段311と、主情報識別手段312と、関連情報取得手段313は、第2の実施形態と同じ構成である。
【0065】
関連情報送信手段317は、関連情報取得手段313が取得した関連情報を情報端末320に送信する。
【0066】
主情報識別信号送信手段318は、主情報識別手段312が操作信号に基づいて生成した主情報識別信号を情報端末320に送信する。
【0067】
情報端末320における主情報識別信号受信手段329は、主情報識別信号を関連情報提供装置310が備える主情報識別信号送信手段318から受信する。
【0068】
関連情報蓄積手段324は、関連情報送信手段317から送信される関連情報を取得し、蓄積する。
【0069】
関連情報抽出手段325は、関連情報蓄積手段324が蓄積している関連情報の中から主情報識別信号と対応づけられた提示用関連情報を抽出する。
【0070】
関連情報提示手段326は、関連情報抽出手段325が抽出した提示用関連情報を提示する。
【0071】
次に、本実施形態に係る関連情報提供システムの動作について、
図7を用いて説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る関連情報提供システム300の動作を説明するためのシーケンス図である。
【0072】
関連情報提供システム300は一連の動作に入る前に、チャンネルと放送番組などの操作信号と主情報の関係を取得し、主情報識別手段312に保存する(ステップS20)。
【0073】
関連情報提供システム300が一連の動作状態に入ると、まず、関連情報取得手段313は、主情報に関連する関連情報を関連情報提供システム300の外部から取得する(ステップS21)。
【0074】
続いて、関連情報送信手段317は、関連情報取得手段313が取得した関連情報を情報端末2に送信する(ステップS22)。
【0075】
このとき、情報端末320の関連情報蓄積手段324は、関連情報送信手段317から送信される関連情報を蓄積する(ステップS23)。
【0076】
ここで、操作装置2が操作信号を出力すると(ステップS24)、主情報提示装置1がこの操作信号を受信し、操作信号に応じた主情報を提示する(ステップS25)。
【0077】
一方、関連情報提供装置310では、操作信号取得手段311が主情報提示装置1と同時に操作装置2が出力した操作信号を取得する(ステップS26)。
【0078】
続いて、主情報識別手段312は、取得した操作信号に基づいて主情報提示装置1が提示している主情報を特定し、主情報識別信号として主情報識別信号送信手段318に出力する(ステップS27)。
【0079】
続いて、主情報識別信号送信手段318は、主情報識別信号を情報端末2に送信する(ステップS28)。
【0080】
このとき、情報端末320の主情報識別信号受信手段329は、主情報識別信号送信手段318から送信される主情報識別信号を受信する(ステップS29)。
【0081】
続いて、情報端末320が備える関連情報抽出手段325は、関連情報蓄積手段324に蓄積された関連情報の中から主情報識別信号と対応づけられた提示用関連情報を抽出する(ステップS30)。
【0082】
そして、情報端末320では、関連情報提示手段326が、関連情報抽出手段325が抽出した提示用関連情報を提示する(ステップS31)。
【0083】
以上により、視聴している放送番組に関連するコンテンツデータなどの関連情報を情報端末で同時刻に利用することができる。
【0084】
なお、放送番組の放送が終了したら、終了した放送番組に関連する関連情報は消去してもよい。
【0085】
また、上記の関連情報提供装置の動作は、データ蓄積や画像や音声へのデータ変換処理であるため、コンピュータに実行させることが可能である。
【0086】
本実施形態の関連情報提供装置、関連情報提供システム、関連情報提供方法および関連情報提供プログラムでは、操作信号を主情報提示装置1と同時に受信し、この操作信号に基づいて関連情報を抽出し、提示する構成としている。そのため、主情報に関連する情報であって、主情報提示装置では受信できない関連情報であっても、主情報と関連情報を同期して提示することができる
また、リモコンなどの操作装置によって操作信号を主情報提示装置と関連情報提供システムに同時に送信できるため、主情報と関連情報の同期動作をすばやく行うことができる。
【0087】
さらに、関連情報提供システムを関連情報提供装置と情報端末を備えた構成とすることにより、従来のテレビジョン受像機を使用する場合であっても携帯電話やパソコンなどの情報端末で関連情報を利用することができる。
【0088】
また、本実施形態では関連情報を情報端末に蓄積する構成としているので、情報端末の記憶手段を利用することができるため、関連情報提供装置の構成を簡略化することができる。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の第4の実施形態に係る関連情報提供システム400の構成を示すブロック図である。関連情報提供システム400は関連情報提供装置410と情報端末420を備えており、関連情報提供システム400は主情報提示装置1とその操作装置2と共に使用される。
【0089】
関連情報提供装置410は、操作信号取得手段411と、主情報識別手段412と、関連情報取得手段413と、関連情報送信手段417と、番組情報識別手段430と、番組情報送信手段431を有する。
【0090】
一方、情報端末220は、番組情報受信手段432と、関連情報蓄積手段424と、関連情報抽出手段と425、関連情報提示手段426を有する。
【0091】
第3の実施形態とは、関連情報提供装置410が番組情報識別手段430と、番組情報送信手段431を有し、情報端末420が番組情報受信手段432を有する点が異なる。なお、第3の実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
【0092】
関連情報提供装置410における操作信号取得手段411と、主情報識別手段412と、関連情報取得手段413と、関連情報送信手段417は、第3の実施形態と同じ構成である。
【0093】
番組情報識別手段430は、主情報識別手段412が識別した主情報識別信号と関連情報取得手段413が取得した関連情報から、現在時刻において放送されている番組の番組情報を識別する。
【0094】
番組情報送信手段431は、番組情報識別手段430が識別した番組情報を情報端末420に送信する。
【0095】
番組情報受信手段432は、関連情報提供装置410が備える番組情報送信手段431から送信される番組情報を受信する。
【0096】
また、情報端末420における関連情報蓄積手段424は、関連情報提供装置410が備える関連情報送信手段424から送信される関連情報を蓄積する。
【0097】
関連情報抽出手段425は、関連情報蓄積手段424が蓄積している関連情報の中から番組情報と対応づけられた提示用関連情報を抽出する。
【0098】
関連情報提示手段426は、関連情報抽出手段425が抽出した提示用関連情報を提示する。
【0099】
次に、本実施形態に係る関連情報提供システムの動作について、
図9を用いて説明する。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る関連情報提供システムの動作を説明するためのシーケンス図である。
【0100】
関連情報提供システム400は一連の動作に入る前に、チャンネルと放送番組などの操作信号と主情報の関係を取得し、主情報識別手段412に保存する(ステップS40)。
【0101】
関連情報提供システム400が一連の動作状態に入ると、まず、関連情報取得手段413が、主情報に関連する関連情報を取得する(ステップS41)。
【0102】
続いて、関連情報送信手段417は、関連情報取得手段413が取得した関連情報を情報端末2が備える関連情報蓄積手段424に送信する(ステップS42)。
【0103】
このとき、情報端末2の関連情報蓄積手段424は、この関連情報を蓄積する(ステップS43)。
【0104】
ここで、操作装置2が操作信号を出力すると(ステップS44)、主情報提示装置1が操作信号を受信し、操作信号に応じた主情報を提示する(ステップS45)。
【0105】
一方、関連情報提供装置410では、操作信号取得手段411が主情報提示装置1と同時に操作信号を取得する(ステップS46)。
【0106】
主情報識別手段412はこの操作信号に基づいて、主情報提示装置1が提示している主情報を特定し、主情報識別信号として番組情報識別手段430に出力する(ステップS47)。
【0107】
番組情報識別手段430は、主情報識別手段412が識別した主情報識別信号と関連情報取得手段413が取得した関連情報とを照合し、現在時刻で放送している放送番組を特定し番組情報として出力する(ステップS48)。番組情報の特定は、関連情報抽出手段425と同様に構造化データを用いて行うことができる。
【0108】
番組情報送信手段431は、識別した番組情報を情報端末420が備える番組情報受信手段432に送信する(ステップS49)。
【0109】
このとき、番組情報受信手段432は、番組情報送信手段431が送信する番組情報を受信する(ステップS50)。
【0110】
次に、関連情報抽出手段425は、関連情報蓄積手段424に蓄積された関連情報の中から番組情報と対応づけられた提示用関連情報を抽出する(ステップS51)。
【0111】
そして、情報端末420では、関連情報提示手段426がこの提示用関連情報を提示する(ステップS52)。
【0112】
以上により、視聴している放送番組に関連するコンテンツデータなどの関連情報を情報端末で同時刻に利用することができる。
【0113】
なお、放送番組の放送が終了したら、終了した放送番組に関連する関連情報は消去してもよい。
【0114】
また、上記の関連情報提供装置の動作は、データ蓄積や画像や音声へのデータ変換処理であるため、コンピュータに実行させることが可能である。
【0115】
本実施形態の関連情報提供装置、関連情報提供システム、関連情報提供方法および関連情報提供プログラムでは、操作信号を主情報提示装置1と同時に受信し、この操作信号に基づいて関連情報を抽出し、提示する構成としている。そのため、主情報に関連する情報であって、主情報提示装置では受信できない関連情報であっても、主情報と関連情報を同期して提示することができる
また、リモコンなどの操作装置によって操作信号を主情報提示装置と関連情報提供システムに同時に送信できるため、主情報と関連情報の同期動作をすばやく行うことができる。
【0116】
さらに、関連情報提供システムを関連情報提供装置と情報端末を備えた構成とすることにより、従来のテレビジョン受像機を使用する場合であっても携帯電話やパソコンなどの情報端末で関連情報を利用することができる。
【0117】
また、本実施形態では関連情報を情報端末に蓄積する構成としているので、情報端末の記憶手段を利用することができるため、関連情報提供装置の構成を簡略化することができる。
【0118】
さらに、番組情報を用いて関連情報を抽出する構成としているので、関連情報抽出手段において番組情報を特定する処理が減り、関連情報抽出手段での処理を簡略化することができる。
【0119】
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。