特許第6088196号(P6088196)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6088196
(24)【登録日】2017年2月10日
(45)【発行日】2017年3月1日
(54)【発明の名称】グリッパ
(51)【国際特許分類】
   B25J 15/08 20060101AFI20170220BHJP
   B67C 3/24 20060101ALI20170220BHJP
   B65G 47/86 20060101ALI20170220BHJP
【FI】
   B25J15/08 D
   B67C3/24
   B65G47/86 B
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-225683(P2012-225683)
(22)【出願日】2012年10月11日
(65)【公開番号】特開2014-76518(P2014-76518A)
(43)【公開日】2014年5月1日
【審査請求日】2015年8月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】505193313
【氏名又は名称】三菱重工食品包装機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(72)【発明者】
【氏名】竹内 靖恵
(72)【発明者】
【氏名】田中 大輔
(72)【発明者】
【氏名】杉山 茂広
(72)【発明者】
【氏名】津尾 篤志
【審査官】 臼井 卓巳
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭63−171397(JP,U)
【文献】 特開2006−089059(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/106852(WO,A1)
【文献】 特開平11−314752(JP,A)
【文献】 特開2005−271096(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25J 15/08
B65G 47/86
B67C 3/20− 3/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
相対的な移動により開閉自在に配設される一対の可動ホルダからなり、開放時には、ボトル容器の首部が出し入れ自在になると共に、閉鎖時には、前記首部に形成されたつばを表裏から挟んで前記首部を把持するグリッパであって、
前記可動ホルダは、
前記つばの表側に対向して配置される円弧状の第一把持壁と、
前記つばの裏側に対向して配置される円弧状の第二把持壁と、
前記第一把持壁と前記第二把持の間に設けられ、前記首部が把持されると前記つばが挿入される円弧状の把持溝と、
前記把持溝に設けられ、前記つばが挿入されると、前記第一把持壁又は前記第二把持壁に向けて前記つばを弾性力により押し付ける押圧体と、を備え
前記押圧体は、板状ばねからなり、前記把持溝の開口側から奥側に向けて傾斜をなすように、前記把持溝の内部に配置され、
前記把持溝は、前記板状ばねが設けられている部分が、前記奥側の幅が前記つばの厚さよりも狭くなっていることを特徴とするグリッパ。
【請求項2】
複数の前記板状ばねが、周方向に間隔を隔てて前記把持溝に設けられる、
請求項に記載のグリッパ。
【請求項3】
単一の前記板状ばねが、周方向に沿って前記把持溝に配置される、
請求項に記載のグリッパ。
【請求項4】
前記押圧体は、重力の向きに沿って、前記第一把持壁又は前記第二把持壁に前記つばを押し付ける、
請求項1〜のいずれか一項に記載のグリッパ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料充填システムにおいて、ボトル容器の受け渡しに用いられるグリッパに関する。
【背景技術】
【0002】
ペットボトル等のボトル容器(以下、単に容器と言うことがある)に飲料を充填する設備におけるボトル容器搬送装置として、回転自在な回転体の外周に複数のグリッパを取り付け、このグリッパでボトル容器の胴部を把持して回転搬送するものが知られている。このようなボトル容器搬送装置では、ボトル容器のサイズや形状が異なると、グリッパの把持位置におけるボトル容器の太さが変化してしまうため、グリッパの交換や調整を行わなければならなくなるという問題があった。そこで、胴部と比較してボトル容器間の寸法、形状の差が小さい首部(または、ネック)を把持することにより、このような煩雑さを解消するようにしたものが種々提案されている(例えば、特許文献1)。また、首部の径の異なる容器であっても安定して確実に把持できるグリッパも提案されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−314752号公報
【特許文献2】特開2005−271096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし現在、材料コストやエコロジーの観点から、容器が肉薄化する傾向にあり、首部に設けられているつばの厚みが薄肉化している。グリッパはつばを上下から挟持することで容器の上下方向の固定を担っているが、つばが薄肉化すると、現在のグリッパではつばとの間にクリアランスが生じ、確実につばを挟持することが難しくなる。そうすると、容器が鉛直方向に対して傾斜し、あるいは、特に受け渡し時に容器がその軸線周りに回転してしまう。容器の内部には、飲料が充填される前に、倒立の状態で下向きに開口している口部から処理液を噴射させることで、殺菌、リンスが行なわれるが、容器が傾斜、回転してしまうと、容器内部に処理液が十分に当たらない領域がでてくる。そうすると、殺菌性能が落ちるという問題が生じうる。外形が円形の容器よりも、特に軸線周りに形状の方向性を有する外形が角形の容器の場合に、処理液が十分に当たらない領域が生じやすい。
飲料が充填される容器のつばの厚さに応じたグリッパを用意すればよいが、飲料充填ラインには数百個単位のグリッパが使用されているため、グリッパを交換する作業の負担は大きい。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、薄肉のつばを有する容器であっても、傾斜及び回転させることなく安定して把持できるグリッパを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的のもとなされた本発明は、相対的な移動により開閉自在に配設される一対の可動ホルダからなり、開放時には、ボトル容器の首部が出し入れ自在になると共に、閉鎖時には、首部に形成されたつばを表裏から挟んで首部を把持するグリッパに関する。
本願発明のグリッパは、可動ホルダが、つばの表側に対向して配置される円弧状の第一把持壁と、つばの裏側に対向して配置される円弧状の第二把持壁と、第一把持壁と第二把持部の間に設けられ、首部が把持されるとつばが挿入される円弧状の把持溝と、を備えることを前提としており、つばが挿入されると、第一把持壁又は第二把持壁に向けてつばを弾性力により押し付ける押圧体が、把持溝に設けられていることを特徴とする。また、押圧体は、板状ばねからなり、把持溝の開口側から奥側に向けて傾斜をなすように、把持溝の内部に配置され、把持溝は、板状ばねが設けられている部分が、奥側の幅がつばの厚さよりも狭くなっていることを特徴とする。
本発明のグリッパは、薄肉のつばが挿入されても、押圧体が第一把持壁又は第二把持壁に向けてつばを弾性力により押し付けることにより、傾斜及び回転の要因となるクリアランスをなくすことができるので、グリッパを交換することなく、ボトル容器を安定して把持することができる。
【0006】
本発明において、押圧体は、板状ばねにより弾性力が生じるものにする。このばねを可動ホルダに設けることは、つばの厚さに応じたグリッパを用意するのに比べて、著しく低いコストで足りる利点がある。
板状ばねを弾性力の発生要素として用いる場合には、複数の板状ばねを、周方向に間隔を隔てて把持溝に設けることが好ましい。そうすることで、容器に傾斜及び回転が生じるのをより確実に防止できる。
また、複数の板状ばねを設けるのに代えて、単一の板状ばねを、周方向に沿って把持溝に設けることもできる。複数の板状ばね用いるのに比べて、把持溝に取り付ける手間が省ける利点がある
【0007】
本発明において、押圧体は、重力の向きに沿って、第一把持壁又は第二把持壁につばを押し付けるように設けられていることが好ましい。押圧体による弾性力に加えて、ボトル容器の自重がつばを第一把持壁又は第二把持壁に押し付ける力となるため、傾斜及び回転をより確実に防止することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、薄肉のつばが挿入されても、押圧体が第一把持壁又は第二把持壁に向けてつばを弾性力により押し付けるので、傾斜及び回転の要因となるクリアランスがなくなり、グリッパを交換することなく、ボトル容器を安定して把持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施の形態におけるグリッパを示す斜視図である。
図2】本実施の形態におけるグリッパを示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
図3】本実施の形態に係るネックリング挟持手段を組付けた状態を示した断面図である。
図4】本実施の形態におけるグリッパに正立状態のボトルを受け入れる過程を示し、(a)は受け入れ前を示し、(b)は受け入れ後を示す。
図5】本実施の形態におけるグリッパに倒立状態のボトルを受け入れる過程を示し、(a)は受け入れ前を示し、(b)は受け入れ後を示す。
図6】単一の板状ばねを用いた場合のグリッパの平面図を示す。
図7】コイルばねを用いた場合のグリッパを示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
図8】本実施の形態に係るグリッパが適用されるボトル充填装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図8に示すように、飲料充填機1は、容器100を殺菌する殺菌装置2、容器100をすすぐすすぎ装置3、容器100に製品液を充填する充填装置4、製品液が充填された容器100にキャップを装着するキャッパ(図示省略)を主たる構成要素として備えている。
これらの殺菌装置2、すすぎ装置3、充填装置4、キャッパ間には、搬送スターホイール5が設けられ、これによって、各々の搬送スターホイール5の外周には、容器100の首部を把持する複数のグリッパ10(図8には省略)が設けられており、隣接する一方の搬送スターホイール5のグリッパ10から他方の搬送スターホイール5のグリッパ10により容器100の受け渡しが行われるようになっている。このような飲料充填機1は、その全体が所定以上のクリーン度に維持されたクリーンチャンバー内に配置される。なお、飲料充填機1の構成要素はあくまで一例である。
【0011】
グリッパ10は、図1及び図2に示すように、一対の対称形の可動ホルダ20,21を備えている。可動ホルダ20,21は、開放時には、容器100の首部101が出し入れ自在になるとともに、閉鎖時には、首部101に形成されたつば102を表裏から挟んで首部101を把持する。
可動ホルダ20,21は、中間部に支点孔20a,21aを、先端部に円弧状の切欠き部22を、また、後端部に角柱状のスプリング支持棒20b,21bを備えている。そして、それらの可動ホルダ20,21は、図3に示すように、ブロック19の下面に形成された凹状の溝19cに植設された2本の支点ピン23,24に支点孔20a,21aを嵌合させて溝19c内に収容されるとともに、溝19cを覆うように配置され、ボルト25によってブロック19に固定される保持板26によって溝19c内に回動自在に拘束される。この保持板26には位置決めピン27が植設されており、位置決めピン27が両可動ホルダ20,21の半円形の凹部20c,21cの間に挿入される。また、両可動ホルダ20,21のスプリング支持棒20b,21bには、座金28,28を介してスプリング29の端部が嵌合される。このようにしてブロック19に配設されたグリッパ10は、スプリング29の付勢力によって支点ピン23,24を中心として各々回動され、それらの先端が互いに近接または当接される。また、両可動ホルダ20,21はその凹部20c,21cが位置決めピン27に当接して、その回動が規制される。
【0012】
次に、可動ホルダ20,21について詳細に説明する。なお、可動ホルダ20と可動ホルダ21は対称形状であるので、可動ホルダ20の形状を説明するが可動ホルダ21の説明は省略する。なお、可動ホルダ20と同様の部分には、可動ホルダ20と同様の符号を可動ホルダ21に付している。
可動ホルダ20には、開閉作動するための支点となる支点孔20aが中間部に形成され、その中心線上に半円形の凹部20cが形成される。凹部20cは対をなす可動ホルダ21の凹部21cとともに円形の貫通孔を形成する。この貫通孔には位置決めピン27が挿入される。
【0013】
可動ホルダ20の前部には、容器100の首部101を挟持するために設けられる円弧状の切欠き部22が形成されている。この切欠き部22には、首部101に形成されるつば(ネックリング)102をその上側(つばの表側)Aから対向する上把持壁22aと、つば102を下側(つばの裏側)Bから対向する下把持壁22bとが夫々設けられている。そして、上把持壁22aの方が下把持壁22bよりも、つば102の周長を覆う長さが長く設定されている。前述したように容器100の受け渡しがなされる飲料充填機1においては、例えば、一方の搬送スターホイール5にグリッパ10を図1に示す上下の向きで設ける一方、他方の搬送スターホイール5にはグリッパ10を図1とは上下を反転した向きで設けることで、グリッパ10同士で容器100を受け渡すことができる。ただし、受け渡し時に、互いのグリッパ10が干渉しないようにするために、上把持壁22aと下把持壁22bの長さを調整する必要がある。上把持壁22a及び下把持壁22bの円弧状の縁面は、容器100の首部101に相当する半径とされている。上把持壁22aと下把持壁22bの間には後端に向けて窪む把持溝22cが形成されている。グリッパ10が容器100を把持すると、つば102が把持溝22cに受け入れられる。把持溝22cは、飲料充填機1で飲料が充填される容器100の中で、最大の厚さを有するつば102の厚さよりも、幅が大きく設定されている。
【0014】
本実施形態による可動ホルダ20は、平面視した形状が矩形の板状ばねからなる押圧体30が把持溝22cに設けられている。押圧体30は、把持溝22cの開口側から奥側に向けて昇る傾斜をなすように、把持溝22cの内部に配置され、固定具35によって下把持壁22bの側壁に固定されている。したがって、把持溝22cは、押圧体30が設けられている部分は、見かけ上、奥側の幅がつば102の厚さよりも狭くなっている。押圧体30は、開口側で下把持壁22bに固定されているので、この固定端を支点とする片持ち梁状の弾性体として機能する。押圧体30は、周方向に間隔をあけて把持溝22cの3箇所に設けられている。なお、押圧体30は、後述するように、上把持壁22aに設けても良い。
【0015】
次に、グリッパ10により容器100を把持するときの動作を説明する。はじめに、図4を参照して、正立状態の容器100を把持する場合について説明する。図4(a)は、容器100が上述したグリッパ10に把持される前の状態を表している。容器100がグリッパ10に挿入されると(図4(b))、つば102が把持溝22cに挿入され、つば102により押圧体30が収縮する。収縮した押圧体30は、つば102を弾性力により上把持壁22aに押し付けので、つば102がグリッパ10に把持される。押圧体30は、把持溝22cに複数箇所設けることが好ましい。例えば、図4(a)に示したように、等間隔に3箇所設ける。そうすることにより、つば102は押圧体30から、把持溝22cの周方向に亘って等しい力を受けるため、傾斜及び回転の要因となる局所的なクリアランスがなくなり、容器100を安定して把持することができる。
以上より、つば102の厚さが薄い容器100の場合であっても、グリッパ10を交換しなくても、把持溝22cに押圧体30を設けることにより、傾斜及び回転をすることなく正立状態の容器100を把持することができる。もちろん、厚いつば102を有する容器100にも傾斜及び回転を生じさせないことは言うまでもない。
【0016】
次に、図5を参照して、倒立状態の容器100を把持する場合について説明する。
図5(a)は、倒立状態の容器100がグリッパ10に把持される前の状態を示している。なお、グリッパ10は、図4で示した正立状態と上下が反転されている。
容器100がグリッパ10に挿入されると、つば102は押圧体30を収縮させ、下把持壁22bに接して倒立状態を維持する。収縮した押圧体30は、弾性力によりつば102を下把持壁22bに押し付ける。この場合、押圧体30からの弾性力に加え、容器100にかかる重力により、つば102を下把持壁22bに押し付ける力が働く。これにより、より確実に容器100を把持することができる。なお、正立状態の場合と同様、押圧体30は、把持溝22cに複数箇所設けることが好ましい。
【0017】
以上では、幅の狭い板状ばねからなる押圧体30を複数個所(3箇所)に設けたが、図6に示すように、把持溝22cの周長に等しい長さの板状ばねを押圧体31として用いることができる。この押圧体31は、周方向に繋がったリング状の皿ばねを例えば半割に分割すれば容易に得ることができる。本願発明では、このようにばねを分割した形態のばねをも板状ばねの概念に含める。
押圧体31によれば、単一の板状ばねを把持溝22cに設けるだけで、複数の板状ばねを設けるのと同様の効果が得られる利点がある。
【0018】
本願発明では、板状ばねに限らず、つるまきばねを利用した押圧体32を用いることもできる。その一例を、図7を参照して説明する。
押圧体32は、つるまきばねからなるばね部33と、ばね部33の一端側に固定される球状の当接部34と、からなる。ばね部33は、可動ホルダ20の上把持壁22aの厚さ方向に沿って形成されるばね収容キャビティ20dに収容される。ばね部33の他端側(当接部34が設けられていない側)は蓋部20eに接続され、ばね収容キャビティ20dの図中上端に固定されている。
ばね部33が無負荷(つば102が未挿入)の状態では、先端の当接部34はばね収容キャビティ20dを貫通して把持溝22cに配置される。しかし、つば102が把持溝22cに挿入されると、つば102が当接部34に接触することで、当接部34は上方に押される。当接部34には、収縮したばね部33の弾性力により、図中、下向きの力が加わるので、つば102が下把持壁22bに向けて押し付けられる。こうして、容器100は、傾斜及び回転することなく、安定してグリッパ10で把持される。
【0019】
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
例えば、グリッパの具体的な形態は任意であり、相対的な移動により開閉自在に配設される一対の可動ホルダを備え、各々の可動ホルダが、つば102の表・裏に対向して配置される一対の把持壁と、一対の把持壁の間に設けられ把持溝と、を備えるグリッパに広く適用することができる。
また、以上の実施形態では板状ばねとして表面が偏平なばねを用いた例を示したが、本願発明は、断面が波形、あるいは他の形態に湾曲した板状ばねを用いることができる。
【符号の説明】
【0020】
1 飲料充填機
2 殺菌装置
3 すすぎ装置
4 充填装置
5 搬送スターホイール
10 グリッパ
19 ブロック
19c 溝
20,21 可動ホルダ
20a,21a 支点孔
20b,21b スプリング支持棒
20c,21c 凹部
20d 収容キャビティ
20e 蓋部
22 切欠き部
22a 上把持壁
22b 下把持壁
22c 把持溝
23,24 支点ピン
25 ボルト
26 保持板
27 ピン
28 座金
29 スプリング
30,31,32 押圧体
33 ばね部
34 当接部
35 固定具
100 容器
101 首部
102 つば
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8