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特許6089116ANRタスク実行方法、システム及びANRユーザー設備管理方法、装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6089116
(24)【登録日】2017年2月10日
(45)【発行日】2017年3月1日
(54)【発明の名称】ANRタスク実行方法、システム及びANRユーザー設備管理方法、装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20170220BHJP
   H04W 24/02 20090101ALI20170220BHJP
【FI】
   H04W52/02 110
   H04W24/02
【請求項の数】15
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-546818(P2015-546818)
(86)(22)【出願日】2013年10月10日
(65)【公表番号】特表2016-508307(P2016-508307A)
(43)【公表日】2016年3月17日
(86)【国際出願番号】CN2013084980
(87)【国際公開番号】WO2014090030
(87)【国際公開日】20140619
【審査請求日】2015年6月25日
(31)【優先権主張番号】201210538657.4
(32)【優先日】2012年12月13日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511207729
【氏名又は名称】ゼットティーイー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユアン チウホン
(72)【発明者】
【氏名】シア チョンイン
(72)【発明者】
【氏名】チャオ チンユアン
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−526420(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第102761897(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第102761890(CN,A)
【文献】 Ericsson,CGI measurement during DRX,3GPP TSG RAN WG2 adhoc_2008_06_RRC_LTE, R2-082932,2008年 6月 5日
【文献】 Nokia Corporation, Nokia Siemens Networks,UE support for SON Automatic Neighbour Relation Function,3GPP TSG-RAN WG4#46, R4-080277,2008年 2月11日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動近隣関係(ANR)タスク実行方法であって、
ANR機能が起動される時に、対応するユーザー設備を選択することと、
前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる不連続受信配置を配置することと、
前記不連続受信配置に基づいて対応するANRタスクを実行することと、を含む、前記ANRタスク実行方法。
【請求項2】
前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、
前記ANR機能がシステム内のANR機能である場合、前記ユーザー設備のためにシステム内のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置することと、
前記ANR機能がシステム間のANR機能である場合、前記ユーザー設備のためにシステム間のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のANRタスク実行方法。
【請求項3】
前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、
前記ユーザー設備のために前記ANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置した後、前記ユーザー設備を、ANR機能により選択される状態に設定することをさらに含むことを特徴とする
請求項2に記載のANRタスク実行方法。
【請求項4】
前記ユーザー設備へ前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、
前記ユーザー設備のために前記ANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置した後、前記ANRタスクに対応するタイマーを起動させることをさらに含むことを特徴とする
請求項2に記載のANRタスク実行方法。
【請求項5】
前記不連続受信配置に基づいて前記対応するANRタスクを実行することは、
前記ANRタスクが実行完了するか否か又は前記タイマーがタイムアウトするか否かを判断して、肯定の場合、前記ユーザー設備に対して不連続受信配置の除去操作を行うことを含むことを特徴とする
請求項4に記載のANRタスク実行方法。
【請求項6】
前記不連続受信配置に基づいて前記対応するANRタスクを実行することは、
前記ユーザー設備が不連続受信配置の解放リクエストを始動するか否かを判断して、肯定の場合、前記ユーザー設備に対して不連続受信配置の解放操作を行い、又は前記ユーザー設備が不連続受信配置の変更リクエストを始動するか判断して、肯定の場合、サービスに基づいて不連続受信配置を配置することについて、前記ユーザー設備が適合するか否かを判断して、適合する場合、前記ユーザー設備に対して不連続受信配置を再配置し、適合しない場合、不連続受信配置を解放することをさらに含むことを特徴とする
請求項5に記載のANRタスク実行方法。
【請求項7】
自動近隣関係(ANR)ユーザー設備管理方法であって、
ユーザー設備選択モジュールが、ANR機能が起動される時に、対応するユーザー設備を選択することと、
不連続受信配置モジュールが、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる不連続受信配置を配置することを含む、前記ANRユーザー設備管理方法。
【請求項8】
前記不連続受信配置モジュールが、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、
前記ANR機能がシステム内のANR機能である場合、配置サブモジュールが、前記ユーザー設備のためにシステム内のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置することと、
前記ANR機能がシステム間のANR機能である場合、配置サブモジュールが、前記ユーザー設備のためにシステム間のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置することと、を含むことを特徴とする
請求項7に記載のANRユーザー設備管理方法。
【請求項9】
前記不連続受信配置モジュールが、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、
前記配置サブモジュールが、前記ユーザー設備のために前記ANR機能をサポートする前記不連続受信パラメーターを配置した後、状態識別設定サブモジュールが、前記ユーザー設備をANR機能により選択される状態に設定することをさらに含むことを特徴とする
請求項8に記載のANRユーザー設備管理方法。
【請求項10】
前記不連続受信配置モジュールが、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、
前記配置サブモジュールが、前記ユーザー設備のために前記ANR機能をサポートする前記不連続受信パラメーターを配置した後、タイマー起動サブモジュールが、ANRタスクに対応するタイマーを起動させることをさらに含むことを特徴とする
請求項8に記載のANRユーザー設備管理方法。
【請求項11】
前記不連続受信配置モジュールが、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置した後、前記方法は、
不連続受信配置除去モジュールが、ANRタスクが実行完了するか否か又は前記タイマーがタイムアウトするか否かを判断し、肯定の場合、前記ユーザー設備に対して不連続受信配置の除去操作を行うことをさらに含むことを特徴とする
請求項10に記載のANRユーザー設備管理方法。
【請求項12】
自動近隣関係(ANR)ユーザー設備管理装置であって、
ANR機能が起動される時に、対応するユーザー設備を選択するように構成されるユーザー設備選択モジュールと、
前記ユーザー設備選択モジュールにより選択されたユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる不連続受信配置を配置するように構成される不連続受信配置モジュールと、を含む、前記ANRユーザー設備管理装置。
【請求項13】
前記不連続受信配置モジュールは、判断サブモジュールと配置サブモジュールを含み、
前記判断サブモジュールは、前記ANR機能がシステム内のANR機能であるか否か又はシステム間のANR機能であるか否かを判断して、判断結果を前記配置サブモジュールに送信するように構成され、
前記配置サブモジュールは、前記判断結果がシステム内のANR機能である場合、前記ユーザー設備のためにシステム内のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置し、及び前記判断結果がシステム間のANR機能である場合、前記ユーザー設備のためにシステム間のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置するように構成されることを特徴とする
請求項12に記載のANRユーザー設備管理装置。
【請求項14】
前記不連続受信配置モジュールはタイマー起動サブモジュールをさらに含み、
前記タイマー起動サブモジュールは、前記配置サブモジュールが前記ユーザー設備のために前記ANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置した後、対応するANRタスクのタイマーを起動させるように構成されることを特徴とする
請求項13に記載のANRユーザー設備管理装置。
【請求項15】
自動近隣関係(ANR)タスク実行システムであって、
ANRユーザー設備管理装置と少なくとも一つのユーザー設備を含み、前記ANRユーザー設備管理装置は、ユーザー設備選択モジュールと不連続受信配置モジュールを含み、
前記ユーザー設備選択モジュールは、ANR機能が起動される時に、前記少なくとも一つのユーザー設備から対応するユーザー設備を選択するように構成され、
前記不連続受信配置モジュールは、前記ユーザー設備選択モジュールにより選択された前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる不連続受信配置を配置するように構成され、
前記ユーザー設備選択モジュールにより選択されたユーザー設備は、前記不連続受信配置に基づいて対応するANRタスクを実行するように構成される、前記ANRタスク実行システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信分野に関して、具体的に自動近隣関係(ANR、Automatic Neighbor Relation)タスク実行方法、システム及びANRユーザー設備管理方法、装置に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPPのロングタームエボリューションプロジェクトシステムにおいて、無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)接続状態で不連続受信(DRX:Discontinuous Reception)を導入した。DRXというのは、端末がダウンリンクスケジュールとダウンリンクデータを非連続受信し、ダウンリンクデータを受信する必要がない際に、端末が休眠(sleep)状態にあってもよく、端末の無線周波数ユニット、他の処理ユニットがいずれも稼働しなくてもよく、省エネルギーの目的を達することを指す。
【0003】
ANRが自己組織化ネットワーク(SON:Self-Organizing Networks)機能のキー技術の一つであって、隣接セル関係の自己配置と自己組織化を実現し、ネットワーク計画とネットワーク組織化の作業者の作業強度を緩和して、ネットワーク構築への投資と運用コストを削減できる。従来の技術は、ANR測定を実施するUEが必ずLong DRX能力を備え、且つUEがDRXを配置して、DRXのsleep状態だけでANR測定を実施しなければならないと規定している。現在の標準化された9種類のQoSのクラス識別子(QCI:QoS Class Identifier)の時間遅延が最大で300msであることをリクエストし、システムの間のANRはDRX周期の配置が1000ms以上であることをリクエストしていることで、異システムの隣接セルのセルグローバル識別子(CGI: Cell Global Identifier)を測定するリクエストを完成できるので、このような条件に従って検索する場合、条件を満たすユーザー設備(UE:User Equipment)を検出できない可能性があり、且つ条件を満たすUEを検索することはより長い時間をかかって、実行効率及び成功率がいずれもより低い。セルにおけるすべてのUEに配置したDRX周期を1000ms以上に配置する場合、UEのサービス品質(QoS:Quality of Service)がよくなく、セルの重要業績評価(KPI:Key Performance Indicator)指標に影響を与える。
【発明の概要】
【0004】
本発明に係る実施例によって解決しようとする主な課題は、ANRタスク実行方法、システム及びANRユーザー設備管理方法、装置を提供して、従来のANRタスク実行効率及び成功率が低く、及びセル全体ユーザー体験の満足度が低い問題を解決することにある。
【0005】
前記課題を解決するために、本発明の実施例は、自動近隣関係(ANR)タスク実行方法を提供し、当該方法は、ANR機能が起動される時に、対応するユーザー設備を選択することと、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる不連続受信配置を配置することと、前記不連続受信配置に基づいて対応するANRタスクを実行することと、を含む。
【0006】
本発明の一つの実施例において、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、前記ANR機能がシステム内のANR機能である場合、前記ユーザー設備のためにシステム内のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置することと、前記ANR機能がシステム間のANR機能である場合、前記ユーザー設備のためにシステム間のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置することと、を含む。
【0007】
本発明の一つの実施例において、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、前記ユーザー設備のために前記ANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置した後、前記ユーザー設備をANR機能により選択される状態に設定することをさらに含む。
【0008】
本発明の一つの実施例において、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、前記ユーザー設備のために前記ANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置した後、前記ANRタスクに対応するタイマーを起動させることをさらに含む。
【0009】
本発明の一つの実施例において、前記不連続受信配置に基づいて前記対応するANRタスクを実行することは、前記ANRタスクが実行完了するか否か又は前記タイマーがタイムアウトするか否かを判断して、肯定の場合、前記ユーザー設備に対して不連続受信配置の除去操作を行うことを含む。
【0010】
本発明の一つの実施例において、前記不連続受信配置に基づいて前記対応するANRタスクを実行することは、前記ユーザー設備が不連続受信配置の解放リクエストを始動するか否かを判断して、肯定の場合、前記ユーザー設備に対して不連続受信配置の解放操作を行い、又は前記ユーザー設備が不連続受信配置の変更リクエストを始動するか否かを判断して、肯定の場合、サービスに基づいて不連続受信配置を配置することについて、前記ユーザー設備が適合するか否かを判断して、適合する場合、前記ユーザー設備に対して不連続受信配置を再配置し、適合しない場合、不連続受信配置を解放することをさらに含む。
【0011】
前記課題を解決するために、本発明の実施例は、自動近隣関係(ANR)ユーザー設備管理方法をさらに提供し、当該方法は、ANR機能が起動される時に、対応するユーザー設備を選択することと、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる不連続受信配置を配置することと、を含む。
【0012】
本発明の一つの実施例において、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、前記ANR機能がシステム内のANR機能である場合、前記ユーザー設備のためにシステム内のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置することと、前記ANR機能がシステム間のANR機能である場合、前記ユーザー設備のためにシステム間のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置することと、を含む。
【0013】
本発明の一つの実施例において、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、前記ユーザー設備のために前記ANR機能をサポートする前記不連続受信パラメーターを配置した後、前記ユーザー設備をANR機能により選択される状態に設定することをさらに含む。
【0014】
本発明の一つの実施例において、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置することは、前記ユーザー設備のために前記ANR機能をサポートする前記不連続受信パラメーターを配置した後、前記ANRタスクに対応するタイマーを起動させることをさらに含む。
【0015】
本発明の一つの実施例において、前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる前記不連続受信配置を配置した後、前記ANRタスクが実行完了するか否か又は前記タイマーがタイムアウトするか否かを判断して、肯定の場合、前記ユーザー設備に対して不連続受信配置の除去操作を行うことをさらに含む。
【0016】
前記課題を解決するために、本発明の実施例は、自動近隣関係(ANR)ユーザー設備管理装置をさらに提供し、当該装置は、ANR機能が起動される時に、対応するユーザー設備を選択するように構成されるユーザー設備選択モジュールと、前記ユーザー設備選択モジュールにより選択されたユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる不連続受信配置を配置するように構成される不連続受信配置モジュールと、を含む。
【0017】
本発明の一つの実施例において、前記不連続受信配置モジュールは判断サブモジュールと配置サブモジュールを含み、前記判断サブモジュールは、前記ANR機能がシステム内のANR機能であるか否か又はシステム間のANR機能であるか否かを判断して、判断結果を前記配置サブモジュールに送信するように構成され、前記配置サブモジュールは、前記判断結果がシステム内のANR機能である場合、前記ユーザー設備のためにシステム内のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置し、及び、前記判断結果がシステム間のANR機能である場合、前記ユーザー設備のためにシステム間のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置するように構成される。
【0018】
本発明の一つの実施例において、前記不連続受信配置モジュールは、タイマー起動サブモジュールをさらに含み、前記タイマー起動サブモジュールは、前記配置サブモジュールが前記ユーザー設備のために前記ANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置した後、対応する前記ANRタスクのタイマーを起動させるように構成される。
【0019】
前記課題を解決するために、本発明の実施例は、自動近隣関係(ANR)タスク実行システムをさらに提供し、当該システムは、ANRユーザー設備管理装置と少なくとも一つのユーザー設備を含み、前記ANRユーザー設備管理装置は、ユーザー設備選択モジュールと不連続受信配置モジュールを含み、前記ユーザー設備選択モジュールは、ANR機能が起動される時に、前記少なくとも一つのユーザー設備から対応するユーザー設備を選択するように構成され、不連続受信配置モジュールは、前記ユーザー設備選択モジュールにより選択された前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる不連続受信配置を配置するように構成され、前記ユーザー設備選択モジュールにより選択されたユーザー設備は、前記不連続受信配置に基づいて対応するANRタスクを実行するように構成される。
【0020】
本発明に係る実施例により提供されるANRタスク実行方法、システム及びANRユーザー設備管理方法、装置は、ANR機能が起動される時に、起動されたANR機能のために、対応するユーザー設備を選択し、そして選択されたユーザー設備のために、当該ANR機能とマッチングされる不連続受信DRX配置を配置し、即ち、本発明の実施例はANR機能により選択されたUEに対してマッチングされるDRXパラメーターを専門的に配置して、全体セルにおけるUE中でリクエストを満たすUEを検索する必要がなくて、そのため、ANRタスク実行の効率及び成功率を向上させ、同時に、本発明の実施例はANR機能により選択されたUE限って専門的な配置を行われければならず、全体セルにおけるすべてのUEの配置を変更することがないので、セルのKPIに対する影響を大幅に削減させて、セル全体のユーザー体験の満足度を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の実施例一に係るANRユーザー設備管理装置の構造模式図である。
図2図1における不連続受信配置モジュールの構造模式図である。
図3】本発明の実施例一に係るANRタスクを実行するプロセス模式図である。
図4図3におけるUEのためにDRX配置を配置するプロセス模式図である。
図5図3におけるANRタスクを実行するプロセス模式図である。
図6】本発明の実施例一に係る不連続受信配置の解放リクエストに従ってDRXパラメーターを解放するプロセス模式図である。
図7】本発明の実施例一に係る不連続受信配置の変更リクエストに従ってDRXパラメーターを配置するプロセス模式図である。
図8】本発明の実施例一に係るもう一つのANRタスクを実行するプロセス模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
実施例一
図1に示すように、本実施例として提供されるANRユーザー設備管理装置は、ユーザー設備選択モジュール11(即ち、UE選択モジュールである)と不連続受信配置モジュール12(即ち、DRX配置モジュールである)を含み、
UE選択モジュール11は、ANR機能が起動される時に、対応するUEを選択するように構成されて、
DRX配置モジュール12は、UE選択モジュールにより選択されたUEのために前記ANR機能とマッチングされるDRX配置を配置するように構成される。
【0023】
ここで、前記DRX配置モジュールが無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)モジュールであってよい。
【0024】
分かれるのは、本実施例におけるANR機能により選択されたUEに対してマッチングされるDRXパラメーターを専門的に配置して、セル全体のUE中でDRXリクエストを満たすUEを検索する必要がなく、そのため、ANRタスク実行の効率及び成功率を向上させ、同時に、ANR機能により選択されたUEに限って専門的な配置を行われければならず、セル全体におけるすべてのUEの配置を変更することがないので、セルのKPIに対する影響を大幅に削減させて、セル全体のユーザー体験の満足度を向上させる。
【0025】
本実施例において、UE選択モジュールが対応するUEを選択するルールは、実際状況に従って設定でき、例えば、起動されたANR機能がシステム内のANR機能又はシステム間のANR機能である場合、UE選択モジュールは以下の原則に従ってUEを選択できる。
【0026】
(1)現在、UEは非保証ビットレート(NGBR:Non-Guaranteed Bit Rate)サービスのみ有する。
【0027】
(2)UEは現在の状態がセルエッジユーザー(CEU:Cell Edge User)状態であって、即ち、UEがA3-Enterイベントをトリガし、A3-Enterイベントは、セル間干渉コーディネーション(ICIC:Inter-Cell Interference Coordination)のセンター区域/エージ区域判定の測定とワンセットのA3測定制御を共用できる。
【0028】
(3)現在、UEは制御面安定状態にある。
【0029】
(4)UEはLong DRX能力とANR測定能力を備える。
【0030】
UE選択モジュールは、選択された結果をDRX配置モジュールに送信し、DRX配置モジュールは、選択されたUEのために対応するANR機能タイプに対応するDRX配置を配置する。図2に示すように、本実施例におけるDRX配置モジュール12は判断サブモジュール121と配置サブモジュール122を含み、
判断サブモジュール121は、起動されたANR機能がシステム内のANR機能又はシステム間のANR機能であるか否かを判断して、判断結果を配置サブモジュールに送信するように構成され、
配置サブモジュール122は、受信された判断結果がシステム内のANR機能である場合、選択されたUEのためにシステム内のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置し、受信された判断結果がシステム間のANR機能である場合、選択されたUEのためにシステム間のANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置するように構成される。
【0031】
本実施例において、DRX配置モジュールは、タイマー起動サブモジュール及び状態識別設定サブモジュールを含み、
タイマー起動サブモジュールは、配置サブモジュールが選択されたUEのためにANR機能をサポートするDRXパラメーターを配置した後、当該ANRタスクに対応するタイマーを起動し、例えば、起動されたANR機能がシステム内のANR機能である場合、システム内に対応するタイマーを起動し、起動されたANR機能がシステム間のANR機能である場合、システム間に対応するタイマーを起動するように構成される。
【0032】
状態識別設定サブモジュールは、配置サブモジュールが選択されたUEのためにANR機能をサポートする不連続受信パラメーターを配置した後、当該UEをANR機能により選択される状態に設定するように構成される。
【0033】
前記の配置後、UE選択モジュールにより選択されたUEが、前記DRX配置に基づいて対応するANRタスクを実行する。
【0034】
好ましくは、本実施例におけるANRユーザー設備管理装置は不連続受信配置除去モジュールをさらに含み、ANRタスクが実行完了するか否か又は前記タイマーがタイムアウトするか否かを判断して、肯定の場合、このUEに対してDRX配置除去操作を行うように構成される。
【0035】
本発明の技術的解決策をよりよく理解するために、以下でANRタスク実行の具体的なプロセスに組み合わせて本発明の技術的解決策に対してさらに説明する。図3に示すように、以下のステップを含む。
【0036】
ステップ301:ANR機能が起動される時、対応するUEを選択する。
【0037】
ステップ302:選択されるUEのために前記ANR機能とマッチングされるDRX配置を配置する。
【0038】
ステップ303:前記DRX配置に基づいて対応するANRタスクを実行する。
【0039】
ステップ301において、UEを選択するルールは、上述したルールを採用できる。
【0040】
ステップ302において、選択されたUEのために前記ANR機能とマッチングされるDRX配置を配置し、図4に示すように、具体的に、以下のとおりである。
【0041】
ステップ401:UEがシステム内のANR機能により選択されるか否か、システム間のANR機能により選択されるか否かを判断して、システム内のANR機能により選択される場合、ステップ402に移行し、システム間のANR機能により選択される場合、ステップ403に移行する。
【0042】
ステップ402:システム内のANR機能をサポートするDRXパラメーターを取得して、タイマーがシステム内に対応するタイマーを選別して:TANR=TANRintra、ステップ404に移行する。
【0043】
ステップ403:システム間のANR機能をサポートするDRXパラメーターを取得して、タイマーがシステム間に対応するタイマーを選別して:TANR=TANRinter、ステップ404に移行する。
【0044】
ステップ404:選択されるDRXパラメーターに従って、選択されたUEのために配置を行って、同時にUEの状態をANRにより選択されるようにセットして、タイマーTANRを起動する。
【0045】
前記ステップ303において、配置されたDRXパラメーターに基づいて対応するANRタスクを実行するプロセスは、図5を示すように、具体的に、以下のステップを含む。
【0046】
ステップ501:ANRタスクが実行完了するか否か、又はタイマーTANRがタイムアウトするか否かを判断して、肯定の場合、ステップ502に移行し、否定の場合、ステップ503に移行する。
【0047】
ステップ502:UEに対して不連続受信配置除去操作を行う。
【0048】
ステップ503:UEが続いてANRタスクを実行する。
【0049】
同時に、ANRタスクを実行するプロセスにおいて、当該タスクを実行するUEに対するQoS影響を削減させるために、前記ステップ303において、図6図7に示すように、さらに以下のステップを含む。
【0050】
図6を参照する。
【0051】
ステップ601:配置されたDRXパラメーターを基づいて対応するANRタスクを実行するプロセスにおいて、UEが不連続受信配置解放リクエストを始動するか否かを判断して、肯定の場合、ステップ602に移行し、否定の場合、ステップ603に移行する。
【0052】
ステップ602:UEのDRXパラメーターを解放する。
【0053】
ステップ603:UEが続いてANRタスクを実行する。
【0054】
図7を参照する。
【0055】
ステップ701:配置されたDRXパラメーターを基づいて対応するANRタスクを実行するプロセスにおいて、UEが不連続受信配置変更リクエストを始動するか否かを判断し、肯定の場合、ステップ702に移行して、否定の場合、ステップ706に移行する。
【0056】
ステップ702:UEに対してDRXパラメーター除去操作を行う。
【0057】
ステップ703:サービスを基づいてDRXパラメーターを配置することに対して、前記ユーザー設備が適合するか否かを判断して、適合する場合、ステップ704に移行して、適合しない場合、ステップ705に移行する。
【0058】
ステップ704:UEに対して不連続受信配置を再配置する。
【0059】
ステップ705:UEのDRXパラメーターを解放する。
【0060】
ステップ706:UEが続いてANRタスクを実行する。
【0061】
本実施例において、UEがANRタスクを実行完了した又はタイマーTANRがタイムアウトした後、前記ステップ702から705までのステップを直接に実行してもいい。
【0062】
前記ANRタスク実行の全体フローチャートが、図8に示すようである。
【0063】
ステップ801:UEがシステム内のANR機能により選択されるか否か、又はシステム間のANR機能により選択されるか否かを判断して、システム内のANR機能により選択される場合、ステップ802に移行し、システム間のANR機能により選択される場合、ステップ803に移行する。
【0064】
ステップ802:システム内のANR機能をサポートするDRXパラメーターを取得して、タイマーがシステム内に対応するタイマーを選別して:TANR=TANRintra、ステップ804に移行する。
【0065】
ステップ803:システム間のANR機能をサポートするDRXパラメーターを取得して、タイマーがシステム間に対応するタイマーを選別して:TANR=TANRinter、ステップ804に移行する。
【0066】
ステップ804:選択されるDRXパラメーターに従って選択されたUEのために配置を行って、同時にUEの状態をANRに選択されるようにセットして、タイマーTANRを起動させる。
【0067】
ステップ805:配置されるDRXパラメーターを基づいて対応するANRタスクを実行するプロセスにおいて、即ち、TANRがタイムアウトしない時に、UEが不連続受信配置変更リクエストを始動するか否かを判断して、肯定の場合、ステップ806に移行して、否定の場合、ステップ810に移行する。
【0068】
ステップ806:UEに対してDRXパラメーター除去操作を行う。
【0069】
ステップ807:サービスに基づいて不連続受信配置を配置することに対して、前記ユーザー設備が適合するか否かを判断して、適合する場合、ステップ808に移行して、適合しない場合、ステップ809に移行する。
【0070】
ステップ808:UEに対してDRX配置を再配置する。
【0071】
ステップ809:UEのDRXパラメーターを解放する。
【0072】
ステップ810:UEがANRタスクを完成するまで又はTANRがタイムアウトするまで待機して、ステップ806に移行する。
【0073】
分かれるのは、本実施例はANR機能により選択されるUEに対してDRXパラメーターを専門的に配置を行うことは、もっとも少ないUEを影響して、且つUEを影響する時間もっとも短くて、即ち、ANR測定の成功率を向上させて、セル全体のユーザーの体験に影響を与えず、同時にKPI指標に影響を与えず、さらに、UEのサービスに従ってタイムリーでDRXパラメーターを調整して、ANR機能を実行するUEに対するQoS影響を最低限に削減させることもできる。
【0074】
よりよく本発明の技術的解決策を理解するように、以下で幾つかの具体的なUE選択プロセス及びANR実行のプロセスを例として説明を行う。
【0075】
実施例二
LTEセルにおいて、異システムの(即システム間の)ANRスイッチをオープンして、A3-Enterイベントの閾値を-3dBに、TANRinterを3sに設定する。
【0076】
この時に、コードネームBのUEがA3-Enterイベントを報告して、UE選択モジュールにより判定し、コードネームBのUEは、現在のQCI=9のデフォルトベアラサービス、即ち、NGBRサービスのみ有し、同時に、A3-Enterイベントが報告されたことは、UEがセルエージにあることを示すため、CEU状態に進入し、現在のUEが切り替えプロセス等をトリガしなくて、制御面安定状態にあり、同時にUEの能力がLong DRXとANR測定能力を備え、そのため、このコードネームBのUEが専門的にANR測定に用いられるUEとして選択されて、当該UEにシステム間のANR機能により選択されたタグを付け、DRX配置モジュールへ入力し、当該DRX配置モジュールはRRCモジュールであってよく、具体的に、以下のとおりである。
【0077】
ステップ21:コードネームBのUEがシステム間のANR機能により選択されることを判断して、ステップ22に移行する。
【0078】
ステップ22:システム間のANRをサポートするDRXパラメーターを取得して、DRX周期を1280msに設定して、タイマーは、システム間のタイマーを選別して、TANR=TANRinter=3s、ステップ23に移行する。
【0079】
ステップ23:RRCモジュールがDRXパラメーターを配置し、同時にUE状態は、成功にANRにより選択されるようにセットされ、タイマーTANRを起動させて、ステップ24に移行する。
【0080】
ステップ24:タイマーTANRが1sにカウントする時、UEがANRタスクを完成して、セルグローバル識別子(CGI、Cell Global Identifier)は、当該UEがANRタスクを実行完了することを報告して、専門的なDRXパラメーター配置の除去プロセスを実行して、ステップ25に移行する。
【0081】
ステップ25:サービスを基づいてDRXパラメーターを配置することに対して、UEが適合するか否かを判定して、セルのDRXスイッチがオープンしないので、DRXパラメーターを配置しなくて、ステップ26に移行する。
【0082】
ステップ26:サービスを基づいてDRXパラメーターを配置することに対して、UEが適合しなくて、即ち、DRX機能モジュールがDRXパラメーターを出力しない場合、DRXパラメーターを解放する。
【0083】
実施例三
LTEセルにおいて、システム内ANRスイッチをオープンして、A3-Enterイベントの閾値を-3dBに、TANRinterを1sに設定する。
【0084】
この時に、コードネームCのUEがA3-Enterイベントを報告して、UE選択モジュールにより判定し、コードネームCのUEが現在のQCI=9のデフォルトベアラサービス、即ちNGBRサービスのみ有して、同時に、A3-Enterイベントが報告されたことは、UEがセルエージにあることを示すため、CEU状態に進入し、現在のUEが切り替えプロセス等をトリガしなくて、制御面安定状態にあり、同時にUE能力がLong DRXとANR測定能力を備えることを検索し、そのため、当該コードネームCのUEが専門的にANR測定に用いられるUEとして選択され、当該UEにシステム内ANRにより選択されるタグを付け、DRX配置モジュールへ入力し、具体的に、以下のとおりである。
【0085】
ステップ31:コードネームCのUEがシステム内のANR機能により選択されることを判断して、ステップ32に移行する。
【0086】
ステップ32:システム内ANRをサポートするDRXパラメーターを取得して、DRX周期を320msに設定して、タイマーがシステム内のタイマーを選別して、TANR=TANRintra=1s、ステップ33に移行する。
【0087】
ステップ33:RRCがDRXパラメーターを配置して、同時にUE状態が成功にANRに選択されるようにセットされ、タイマーTANRを起動して、ステップ34に移行する。
【0088】
ステップ34:タイマーTANRが0.5sにカウントする時、UEがANRタスクを完成し、システム内CGIは当該UEがANRタスクを実行完了することを報告し、専門的なDRXパラメーター配置の除去プロセスを実行して、ステップ35に移行する。
【0089】
ステップ35:サービスを基づいてDRXパラメーターを配置することに対して、UEが適合するか否かを判定して、セルのDRXスイッチがオープンしないので、DRXパラメーターを配置しなくて、ステップ36に移行する。
【0090】
ステップ36:サービスを基づいてDRXパラメーターを配置することに対して、UEが適合しなくて、即ち、DRX機能モジュールがDRXパラメーターを出力しない場合、DRXパラメーターを解放する。
【0091】
実施例四
LTEセルにおいて、システム内ANRスイッチを開いて、A3-Enterイベントの閾値を-3dBに、TANRinterを1sに設定する。
【0092】
この時にコードネームDのUEがA3-Enterイベントを報告して、UE選択モジュールにより判定して、コードネームDのUEが現在のQCI=9とQCI=6のNGBRベアラサービス、即ちNGBRサービスのみ有して、同時に、A3-Enterイベントが報告されたことは、UEがセルエージにあることを示すため、CEU状態に進入し、現在のUEが切り替えプロセス等をトリガしなくて、制御面安定状態にあり、同時にUE能力がLong DRXとANR測定能力を備えることを検索し、そのため、当該コードネームDのUEが専門的にANR測定に用いられるUEとして選択されて、当該UEにシステム内ANRにより選択されるタグを付け、DRX配置モジュールへ入力し、具体的に、以下のとおりである。
【0093】
ステップ41:コードネームDのUEがシステム内のANR機能により選択されることを判断して、ステップ42に移行する。
【0094】
ステップ42:システム内ANRをサポートするDRXパラメーターを取得して、DRX周期を320msに設定して、タイマーがシステム内のタイマーを選別して、TANR= TANRintra=1s、ステップ43に移行する。
【0095】
ステップ43:RRCがDRXパラメーターを配置して、同時にUE状態が成功にANRに選択されるようにセットされ、タイマーTANRを起動させて、ステップ44に移行する。
【0096】
ステップ44:タイマーTANRが0.5sにカウントする時、UEがQCI=1のオーディオサービスを構築することを始動して、必ずDRXパラメーターを除去することを判定し、そうでない場合はUEのQoSに影響を与える。
【0097】
ステップ45:UEに対して専門的なDRX配置除去のプロセスを実行する。
【0098】
ステップ46:サービスを基づいてDRXパラメーターを配置することに対して、UEが適合するか否かを判定して、セルのDRXスイッチがオープンしないので、DRXパラメーターを配置しなくて、ステップ47に移行する。
【0099】
ステップ47:サービスを基づいてDRXパラメーターを配置することに対して、UEが適合しなくて、即ち、DRX機能モジュールがDRXパラメーターを出力しない場合、DRXパラメーターを解放する。
実施例五
LTEセルにおいて、システム内ANRスイッチをオープンして、A3-Enter イベントの閾値を-3dBに、TANRinterを1sに設定する。
【0100】
この時に、コードネームEのUEがA3-Enterイベントを報告して、UE選択モジュールにより判定して、コードネームEのUEが現在のQCI=9とQCI=1のベアラサービスを有し、QCI=1のサービスがGBRサービスであって、条件a)を満たさないので、ANR機能により選択されることができない。
実施例六
LTEセルにおいて、システム内ANRスイッチをオープンして、A3-Enter イベントの閾値を-3dBに、TANRinterを1sに設定する。
【0101】
この時に、コードネームFのUEがA3-Enterイベントを報告して、UE選択モジュールにより判定して、コードネームFのUEが現在のQCI=9とQCI=6のNGBRベアラサービス、即ち、NGBRサービスのみ有して、同時に、A3-Enterイベントが報告されたことは、UEがセルエージにあることを示すため、CEU状態に進入し、現在のUEが切り替えプロセス等をトリガしなくて、制御面安定状態にあって、同時に、UE能力がLong DRXとANR測定能力を備えることを検索し、そのため、当該コードネームFのUEが専門的にANR測定に用いられるUEとして選択され、当該UEにシステム内ANRに選択されるタグを付け、DRX配置モジュールへ入力し、具体的に、以下のとおりである。
【0102】
ステップ61:コードネームFのUEがシステム内のANR機能により選択されることを判断して、ステップ62に移行する。
【0103】
ステップ62:システム内ANRをサポートするDRXパラメーターを取得して、DRX周期を320msに設定して、タイマーがシステム内のタイマーを選別して、TANR=TANRintra=1s、ステップ63に移行する。
【0104】
ステップ63:RRCがDRXパラメーターを配置し、同時にUE状態が成功にANRに選択されるようにセットされ、タイマーTANRを起動させて、ステップ64に移行する。
【0105】
ステップ64:タイマーTANRが0.5sにカウントする時、UEがQCI=1のオーディオサービスを構築することを始動して、必ず専門のDRXパラメーターを除去することを判定し、そうでない場合はUEのQoSに影響を与えて、ステップ65に移行する、
ステップ65:専門のDRX配置除去プロセスを実行する。
【0106】
ステップ66:サービスを基づいてDRXパラメーターを配置することに対して、UEが適合するか否かを判定し、セルのDRXスイッチがオープンされたので、DRXパラメーターを再配置する。
【0107】
本発明の実施例により提出されたANRユーザー設備管理装置、及びANRユーザー設備管理装置のUE選択モジュール、DRX配置モジュール、及びDRX配置モジュールにおける判断サブモジュール、配置サブモジュール、状態識別設定サブモジュールとタイマー起動サブモジュールが、いずれも基地局におけるプロセッサにより実現でき、もちろん、具体的なロジック回路によりも実現でき、例えば、実際の応用において、前記プロセッサが中央演算処理装置(CPU、Central Processing Unit)、マイクロプロセッサユニット(MPU、Micro Processor Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)又はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA、Field−Programmable Gate Array)等であってよい。
【0108】
前記内容は本発明の好ましい実施例に過ぎなく、本発明の特許請求範囲を制限しなくて、本発明の説明書及び図面の内容を利用した同等構造又は同等プロセス変換、又は直接的に又は間接的にその他の関連の技術分野に運用されたものは、同じ理由で本発明の特許請求範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0109】
本発明の実施例は、(自動近隣関係)ANR機能が起動される時に、対応するユーザー設備を選択し、そして前記ユーザー設備のために前記ANR機能とマッチングされる不連続受信配置を配置することである。分かるように、本発明の実施例は、ANR機能により選択されたUEに対してDRXパラメーター専門的に配置を行うことで、もっとも少ないUEに影響を与え、且つUEに影響を与える時間が最も短いため、ANR測定の成功率を向上させて、セル全体のユーザーの体験に影響を与えず、同時にKPI指標に影響を与えず、さらに、本発明の実施例は、UEのサービスに従ってタイムリーでDRXパラメーターを調整して、ANR機能を実行するUEのQoSに対する影響を最低限に削減させることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8