【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 火の国情報シンポジウム2014論文集(発行所:一般社団法人情報処理学会 九州支部 発行日:平成26年3月4日) [刊行物等] ウェブサイトのアドレス:https://www.ipsj−kyushu.jp/page/ronbun/hinokuni/1003/program.htm 掲載日:平成26年3月13日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下図面を参照して、本発明に係るデータ入力システム、情報処理装置、情報処理プログラム及びその方法について説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明との均等物に及ぶ点に留意されたい。以降、異なる図面において同じ参照符号が付されたものは同じ機能を有する構成要素であることを意味する。
【0025】
〔実施形態に係るデータ入力システムの概要〕
図1は、実施形態に係るデータ入力システムの概略斜視図である。
【0026】
データ入力システム1は、上肢障害者100によりデータ入力されるシステムである。データ入力システム1は、パーソナルコンピュータ2と、パーソナルコンピュータ2にWWW(World Wide Web)を介して接続される携帯端末3とを有する。パーソナルコンピュータ2は、情報表示部203と、情報処理部210とを有する。携帯端末3は、タッチパネル304を有する。パーソナルコンピュータ2の情報表示部203にはアプリケーション画像261が表示され、携帯端末3のタッチパネル304には、ソフトウェアキーボード(ソフトキーボードとも称される)のキー配列画像321が表示される。
【0027】
上肢障害者100は、キーボードを使用せずに、ソフトウェアキーボードのキー配列画像321がウェブブラウザを介して表示された携帯端末3のタッチパネル304をタップ等の接触により操作することにより、文字等の情報を入力する。携帯端末3は、タッチパネル304がタップされた位置を示す座標情報を取得する。そして、携帯端末3は、取得した座標情報をパーソナルコンピュータ2の情報処理部210に供給する。情報処理部210は、携帯端末3から供給された座標情報を取得し、取得した座標情報をソフトウェアキーボードへの入力イベントに変換する。次いで、情報処理部210は、ソフトウェアキーボードを使用して入力イベントに応じた処理を実行して、入力イベントを文字データに変換する。そして、パーソナルコンピュータ2は、変換した文字データをアプリケーション画像261に対応するアプリケーションを介して情報表示部203に出力する。パーソナルコンピュータ2の情報表示部203は、入力された文字データが示す文字を表示する。
【0028】
データ入力システム1では、上肢障害者100は、キーボードを使用せずに、携帯端末3のタッチパネル304を使用して情報を入力することができるので、キーボードのキーを押下することなくデータ入力が可能である。また、データ入力システム1では、ソフトウェアキーボードはパーソナルコンピュータ2に搭載されたものを使用し、携帯端末3にはソフトウェアキーボードは搭載されず、ウェブブラウザを搭載するだけでよい。データ入力システム1を使用する上肢障害者100は、自らが所有する携帯端末3にソフトウェアキーボードを搭載することなく、携帯端末3に搭載されたウェブブラウザを使用して、ソフトウェアキーボードを使用できる。また、データ入力システム1では、ソフトウェアキーボードは携帯端末3に搭載されることはないので、携帯端末3に搭載されるOS(Operating System)毎にソフトウェアキーボードを用意する必要がなく、ソフトウェアキーボードの開発コストを抑制できる。
【0029】
〔実施形態に係るデータ入力システムの構成〕
図2は、データ入力システム1の概略構成の一例を示す図である。
【0030】
データ入力システム1では、不図示の交換機が、広域通信回線網である通信ネットワーク5を介して相互に接続される。交換機は、ある地域をカバーする無線通信ネットワークを通信ネットワーク5に接続する。無線通信ネットワークには、地域内をカバーする無線ゾーンを管理するように基地局4が配置される。基地局4は、基地局4が属する不図示の無線ネットワーク制御装置を介して交換機に接続される。そして、その地域内の携帯端末3が、パーソナルコンピュータ2等と通信を行う際に、携帯端末3は、基地局4を介して交換機に接続され、さらに通信ネットワーク5に接続される。
【0031】
また、通信ネットワーク5は、イーサネット(登録商標)等の有線LANにより、不図示のゲートウェイを介して、イントラネット6と接続される。イントラネット6には、パーソナルコンピュータ2がさらに接続される。
【0032】
図3は、パーソナルコンピュータ2の概略構成の一例を示す図である。
【0033】
パーソナルコンピュータ2は、種々の情報処理が可能な情報処理装置であり、情報通信部201と、情報記憶部202と、情報表示部203と、情報入力部204と、情報処理部210とを備える。
【0034】
情報通信部201は、イーサネット(登録商標)などの有線の通信インターフェース回路を有する。情報通信部201は、イントラネット6を介して携帯端末3等と通信を行う。そして、情報通信部201は、携帯端末3等から受信したデータを情報処理部210に供給する。また、情報通信部201は、情報処理部210から供給されたデータを携帯端末3等に送信する。
【0035】
情報記憶部202は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくとも一つを有する。情報記憶部202は、情報処理部210による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、情報記憶部202は、ドライバプログラムとして、情報通信部201を制御する通信デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、情報記憶部202は、オペレーティングシステムプログラムとして、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の通信方式による接続制御プログラム等を記憶する。また、情報記憶部202は、アプリケーションプログラムとして、ソフトウェアキーボードを記憶すると共に、各種データの送受信を行うデータ処理プログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて情報記憶部202にインストールされてもよい。
【0036】
情報処理部210は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。情報処理部210は、パーソナルコンピュータ2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。情報処理部210は、パーソナルコンピュータ2の各種処理が情報記憶部202に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、情報通信部201等の動作を制御する。情報処理部210は、情報記憶部202に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、情報処理部210は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
【0037】
情報処理部210は、通信管制部220と、座標情報変換部230と、イベント変換部240と、画像更新部250と、情報表示アプリケーション260を有する。通信管制部220は、座標情報取得部221と、画像供給部222とを有する。イベント変換部240は、文字データ変換部241と、更新画像生成部242とを有する。情報処理部210が有するこれらの各部は、情報処理部210が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、情報処理部210が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとしてパーソナルコンピュータ2に実装されてもよい。
【0038】
図4は、携帯端末3の概略構成の一例を示す図である。
【0039】
携帯端末3は、端末の一例であり、例えば多機能携帯電話(いわゆる「スマートフォン」)であり、無線通信ネットワークへの接続、近距離無線通信、所定のアプリケーションプログラムの実行等を可能とする。そのために、携帯端末3は、端末通信部301と、近距離端末通信部302と、端末操作部303と、タッチパネル304と、端末記憶部305と、端末処理部310とを備える。なお、携帯端末3は、通信機能を有する通信装置であればよく、例えば携帯端末(Personal Digital Assistant, PDA)、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ、タブレットPC等でもよい。
【0040】
端末通信部301は、主に2.1GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を有し、携帯端末3を通信ネットワーク5に接続する。端末通信部301は、基地局4により割り当てられるチャネルを介して、基地局4との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立し、基地局4との間で無線通信を行う。そして、端末通信部301は、基地局4から受信したデータを端末処理部310に供給する。また、端末通信部301は、端末処理部310から供給されたデータを基地局4に送信する。なお、端末通信部301は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)のプロトコルに従ってパーソナルコンピュータ2との間のデータ通信を行う。また、端末通信部301は、主に2.4GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む通信インターフェース回路を有し、基地局4を介さずにWi−Fi(登録商標)等の無線LANの基地局を介して無線通信を行う。
【0041】
近距離端末通信部302は、Bluetooth LE(Low Energy)(登録商標)等の通信方式に従った近距離無線通信を行うためのインターフェース回路を有し、他の携帯端末3等との間で近距離無線通信を行う。そして、近距離端末通信部302は、他の携帯端末3等から受信したデータを端末処理部310に供給する。また、近距離端末通信部302は、端末処理部310から供給されたデータを他の携帯端末3等に送信する。なお、近距離端末通信部302は、Bluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency IDentification)、ZigBee等の他の通信方式に従った近距離無線通信を行うためのインターフェース回路を有してもよい。
【0042】
端末操作部303は、携帯端末3の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、キーパッド等である。ユーザは、このデバイスを用いて、文字、数字等を入力することができる。端末操作部303は、ユーザの指示を受け付け、受け付けた指示に対応する信号を発生し、端末処理部310に出力する。
【0043】
タッチパネル304は、動画像、静止画像等の出力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の表示装置である。タッチパネル304は、端末処理部310から供給される動画像データに応じた動画像、静止画像データに応じた静止画像等を表示する。タッチパネル304は、タップ、ドラッグ、フリック等の接触により、ユーザの指示を受け付け、受け付けた指示に対応する信号を発生し、端末処理部310に出力する。
【0044】
端末記憶部305は、例えば、半導体メモリを有する。端末記憶部305は、端末処理部310での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、端末記憶部305は、ドライバプログラムとして、端末通信部301を制御する携帯電話通信デバイスドライバプログラム、無線LAN通信デバイスドライバプログラム、近距離端末通信部302を制御する近距離無線通信デバイスドライバプログラム、端末操作部303を制御する入力デバイスドライバプログラム、タッチパネル304を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、端末記憶部305は、オペレーティングシステムプログラムとして、Bluetooth LE(登録商標)規格の近距離無線通信方式を実行する接続制御プログラム、携帯電話及び無線LANの接続制御プログラム等を記憶する。また、端末記憶部305は、アプリケーションプログラムとして、ウェブページの取得及び表示を行うウェブブラウザプログラムを含む種々のプログラムを記憶する。コンピュータプログラムは、例えばフラッシュメモリを含む半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて端末記憶部305にインストールされてもよい。
【0045】
また、端末記憶部305は、データとして、携帯端末3のユーザ識別情報であるユーザID、パーソナルコンピュータ2へアクセスするためのアドレス等を記憶する。さらに、端末記憶部305は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
【0046】
端末処理部310は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。端末処理部310は、携帯端末3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。端末処理部310は、携帯端末3の各種処理が端末記憶部305に記憶されているプログラム、端末操作部303及びタッチパネル304の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、端末通信部301、近距離端末通信部302等の動作を制御する。端末処理部310は、端末記憶部305に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、端末処理部310は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
【0047】
端末処理部310は、画像設定部311と、座標情報生成部312と、座標情報供給部313とを有する。端末処理部310が有するこれらの各部は、端末処理部310が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、端末処理部310が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして携帯端末3に実装されてもよい。
【0048】
〔実施形態に係るデータ入力システムの初期化処理〕
図5は、携帯端末3のタッチパネル304に初期画像を表示する処理の動作シーケンスの一例を示す図である。
【0049】
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
【0050】
まず、携帯端末3の画像設定部311は、タッチパネル304を介した上肢障害者100の指示に従って、ウェブブラウザをタッチパネル304に表示する(S101)。次いで、携帯端末3の画像設定部311は、タッチパネル304のウェブブラウザに上肢障害者100から入力されたパーソナルコンピュータ2のURL(Uniform Resource Locator)を受け付ける。(S102)。次いで、携帯端末3の画像設定部311は、初期画像要求信号を端末通信部301を介してパーソナルコンピュータ2に送信する(S103)。
【0051】
パーソナルコンピュータ2の画像供給部222は、初期画像要求信号に応じて、ソフトウェアキーボードのキー配列の初期画像に対応する初期画像データを携帯端末3に供給する(S104)。次いで、携帯端末3の画像設定部311は、端末通信部301が受信した初期画像データが示す初期画像を取得する。携帯端末3の画像設定部311は、初期画像データが示す初期画像を取得すると、取得した初期画像をタッチパネル304にウェブブラウザを介して表示する(S105)。
【0052】
図6は、タッチパネル304に表示される初期画像の一例を示す図である。
【0053】
初期画像400は、タッチパネル304にウェブブラウザを介して表示される。初期画像400は、複数の文字入力キーを含む文字入力キー群401と、シフトキー402と、スペースキー403と、エンタキー404と、バックスペースキー405と、カーソルキー406とを有する。また、初期画像400は、2つのショートカットキー410と、入力モード切替キー411と、カスタマイズキー412と、ファンクションキー413と、キーサイズ変更キー414とを有する。これらの入力キーは何れも方形の形状を有する。また、初期画像400は、入力内容表示部430を更に有する。
【0054】
文字入力キー群401の「あ」キー〜「は」キー及びエンタキー404は第1入力キー列421を形成し、文字入力キー群401の「ま」キー〜「記号」キー、シフトキー402及びスペースキー403は第2入力キー列422を形成する。カーソルキー406、ショートカットキー410、入力モード切替キー411、カスタマイズキー412及びファンクションキー413は、第3入力キー列423を形成する。第1入力キー列421、第2入力キー列422及び第3入力キー列423のそれぞれは、横方向に沿って配置された複数の入力キーを有する。第1入力キー列421と第2入力キー列422との間隔、及び第1入力キー列421と第3入力キー列423との間隔は、初期画像400に表示される入力キーの辺の長さと同一の長さである。
【0055】
文字入力キー群401に含まれる文字入力キーのそれぞれは、ツータップ入力により入力する文字を決定するときに使用される。文字入力キー群401の「あ」キー〜「わ」キーのそれぞれは、それぞれの行のひらがな文字を入力するときに使用される。文字入力キー群401の「゛゜小」は濁音、半濁音及び小書き文字を入力するときに使用され、「記号」キーは記号を入力するときに使用される。
【0056】
入力内容表示部430は、上肢障害者100がタッチパネル304を操作して入力した文字列を一時的に表示する。入力内容表示部430に表示された文字列は、エンタキー404のタップ又は入力モード切替キー411を使用した入力モードの切替えによりクリアされる。
【0057】
携帯端末3の画像設定部311が画像を表示する領域は、情報表示部203に表示されるマウスポインタを移動するために使用される領域440である。
【0058】
〔実施形態に係るデータ入力システムにおける文字入力処理〕
図7は、携帯端末3のタッチパネル304におけるツータップ入力により入力し、パーソナルコンピュータ2の情報表示部203に文字を表示する処理の動作シーケンスの一例を示す図である。
【0059】
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
【0060】
まず、タッチパネル304は、初期画像400の文字入力キー群401に含まれる文字入力キーのいずれかのタップである第1タップを検出し(S201)、第1タップのタッチパネル304上の座標を座標情報生成部312に供給する。座標情報生成部312は、タッチパネル304から取得した第1タップのタッチパネル304上の座標から第1タップのウェブブラウザ上の座標である第1座標情報を生成する(S202)。座標情報供給部313は、座標情報生成部312が生成した第1座標情報に対応する第1座標情報信号をパーソナルコンピュータ2に送信する(S203)。
【0061】
パーソナルコンピュータ2は、第1座標情報信号を受信すると、受信した第1座標情報信号が示す第1座標情報に応じた更新画像を生成する(S204)。更新画像は、タッチパネル304に表示されているキー配列画像のキー配列を変更した画像である。
【0062】
図8は、S204の更新画像を生成する処理の一例を示すフローチャートである。
【0063】
座標情報取得部221は、受信した第1座標情報信号が示す第1座標情報を取得する(S301)。次いで、座標情報変換部230は、座標情報取得部221が取得した第1座標情報をイベント変換部240が読み取り可能な第1入力イベントに変換する(S302)。座標情報変換部230は、ウェブブラウザの座標を示す第1座標情報から、携帯端末3のタッチパネル304においてイベント変換部240の画像の何れのキーに対応する部分がタップされたかを推定する。座標情報変換部230は、推定されたタップ位置に対応するキーがタップされたことを示す入力イベントを生成する。座標情報変換部230は、生成した第1入力イベントをイベント変換部240に供給する。
【0064】
第1入力イベントが供給されると、イベント変換部240の更新画像生成部242は、供給された第1入力イベントに対応する更新画像を生成する(S303)。次いで、画像供給部222は、更新画像500を情報通信部201に供給する(S304)。
【0065】
図9は、更新画像生成部242が生成する更新画像の一例を示す図である。
図9に示す更新画像は、供給された第1入力イベントが文字入力キー群の「あ」キーがタップされたことを示すときに生成する更新画像である。
【0066】
更新画像500は、選択可能なように展開されたあ行の5つの文字に対応する「あ」キー501〜「お」キー505を有する。「い」キー502及び「う」キー503は、第1入力キー列421と第3入力キー列423との間に、互いに入力キーの辺の長さと同一の長さ離隔するように配置される。また、「え」キー504及び「お」キー505は、第1入力キー列421と第2入力キー列422との間に、互いに入力キーの辺の長さと同一の長さ離隔するように配置される。更新画像500では、「あ」キー501〜「お」キー505が選択可能なように展開されるが、「か」キーがタップされたときは、「か」キー〜「こ」キーが選択可能なように展開される。同様に、「さ」キー〜「わ」キーがタップされたときは、それぞれの行の文字がそれぞれ選択可能なように展開される。「゛゜小」がタップされたときは、濁音、半濁音及び小書き文字のそれぞれが選択可能な入力キーが展開され、「記号」がタップされたときは、例えば、句点、読点、右かっこ及び左かっこのそれぞれが選択可能な入力キーが展開される。
【0067】
情報通信部201は、更新画像500に対応する更新画像データを携帯端末に送信する(S205)。次いで、携帯端末3の画像設定部311は、端末通信部301が受信した更新画像データが示す更新画像500を取得する。携帯端末3の画像設定部311は、更新画像500を取得すると、更新画像500をタッチパネル304にウェブブラウザを介して表示する(S206)。
【0068】
次いで、タッチパネル304は、更新画像500の選択可能に展開された文字入力キーの何れかのタップである第2タップを検出し(S207)、第2タップのタッチパネル304上の座標を座標情報生成部312に供給する。座標情報生成部312は、タッチパネル304から取得した第2タップのタッチパネル304上の座標から第2タップのウェブブラウザ上の座標である第2座標情報を生成する(S208)。座標情報供給部313は、座標情報生成部312が生成した第2座標情報に対応する第2座標情報信号をパーソナルコンピュータ2に送信する(S209)。
【0069】
パーソナルコンピュータ2は、第2座標情報信号を受信すると、受信した第2座標情報信号が示す第2座標情報に応じた文字データを生成する(S210)。
【0070】
図10は、S210の文字データを生成する処理の一例を示すフローチャートである。
【0071】
座標情報取得部221は、受信した第2座標情報信号が示す第2座標情報を取得する(S401)。次いで、座標情報変換部230は、座標情報取得部221が取得した第2座標情報をイベント変換部240が読み取り可能な第2入力イベントに変換する(S402)。座標情報変換部230は、生成した第2入力イベントをイベント変換部240に供給する。第2入力イベントが供給されると、イベント変換部240の文字データ変換部241は、供給された第2入力イベントを文字データに変換する(S403)。例えば、供給された第2入力イベントが更新画像500の選択可能なように展開された「い」キーがタップされたことを示すとき、文字データ変換部241は、第2イベントを、「い」を示す文字データに変換する。次いで、文字データ変換部241は、変換した文字データを情報表示部203に供給する(S404)。
【0072】
次いで、情報表示部203は、供給された文字データが示す文字を表示する(S211)。例えば、供給された文字データが「い」を示す文字データであるとき、文字データ変換部241は、「い」を示す画像を情報表示部203においてアクティブなアプリケーションとして表示されている情報表示アプリケーション260の画像に「い」を表示する。
【0073】
次いで、
図8を参照して説明した処理と同様の処理を実行して、受信した第2座標情報信号が示す第2座標情報に応じた第2更新画像を生成する(S212)。ここでは、イベント変換部240の更新画像生成部242は、供給された第2入力イベントに応じて初期画像400を生成する(S303)。次いで、画像供給部222は、初期画像400を情報通信部201に供給する(S304)。次いで、情報通信部201は、初期画像400に対応する初期画像データを携帯端末に送信する(S213)。そして、携帯端末3の画像設定部311は、初期画像400を取得すると、初期画像400をタッチパネル304にウェブブラウザを介して表示する(S214)。
【0074】
〔実施形態に係るデータ入力システムにおける入力モード切替処理〕
図11は、携帯端末3のタッチパネル304において入力モード切替キー411をタップして入力モードを切替える処理の動作シーケンスの一例を示す図である。
【0075】
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
【0076】
まず、タッチパネル304は、入力モード切替キー411のタップである第1タップを検出し(S501)、第1タップのタッチパネル304上の座標を座標情報生成部312に供給する。座標情報生成部312は、タッチパネル304から取得した第1タップのタッチパネル304上の座標から第1タップのウェブブラウザ上の座標である第1座標情報を生成する(S502)。座標情報供給部313は、座標情報生成部312が生成した第1座標情報に対応する第1座標情報信号をパーソナルコンピュータ2に送信する(S503)。
【0077】
パーソナルコンピュータ2は、第1座標情報信号を受信すると、
図8を参照して説明した処理と同様の処理を実行して、受信した第1座標情報信号が示す第1座標情報に応じた第1更新画像を生成する(S504)。
【0078】
図12は、入力モード切替処理において、更新画像生成部242が生成する第1更新画像の一例を示す図である。
【0079】
第1更新画像600は、選択可能なように展開された入力モード切替キー601と、カタカナ入力キー602と、英字入力キー603と、数字入力キー604とを有する。カタカナ入力キー602は、第3入力キー列423とバックスペースキー405との間に配置される。また、英字入力キー603及び数字入力キー604は、第1入力キー列421と第3入力キー列423との間に、互いに入力キーの辺の長さと同一の長さ離隔するように配置される。
【0080】
情報通信部201は、第1更新画像600に対応する第1更新画像データを携帯端末に送信する(S505)。次いで、携帯端末3の画像設定部311は、端末通信部301が受信した第1更新画像データが示す第1更新画像600を取得する。携帯端末3の画像設定部311は、第1更新画像600を取得すると、第1更新画像600をタッチパネル304にウェブブラウザを介して表示する(S506)。
【0081】
次いで、タッチパネル304は、第1更新画像600の選択可能に展開された入力キー601〜604の何れかのタップである第2タップを検出し(S507)、第2タップのタッチパネル304上の座標を座標情報生成部312に供給する。座標情報生成部312は、タッチパネル304から取得した第2タップのタッチパネル304上の座標から第2タップのウェブブラウザ上の座標である第2座標情報を生成する(S508)。座標情報供給部313は、座標情報生成部312が生成した第2座標情報に対応する第2座標情報信号をパーソナルコンピュータ2に送信する(S509)。
【0082】
パーソナルコンピュータ2は、第2座標情報信号を受信すると、
図8を参照して説明した処理と同様の処理を実行して、受信した第2座標情報信号が示す第2座標情報に応じた第2更新画像を生成する(S510)。次いで、情報通信部201は、第2更新画像に対応する第2更新画像データを携帯端末に送信する(S511)。次いで、携帯端末3の画像設定部311は、端末通信部301が受信した第2更新画像データが示す第2更新画像を取得する。携帯端末3の画像設定部311は、第2更新画像を取得すると、第2更新画像をタッチパネル304にウェブブラウザを介して表示する(S512)。
【0083】
図13は、入力モード切替処理において、更新画像生成部242が生成する第2更新画像の例を示す図である。
図13(a)はカタカナ入力キー602が第2タップされたときの第2更新画像を示し、
図13(b)は英字入力キー603が第2タップされたときの第2更新画像を示し、
図13(c)は数字入力キー604が第2タップされたときの第2更新画像を示す図である。なお、入力モード切替キー601が第2タップされたとき、イベント変換部240の更新画像生成部242は、初期画像400と同一の画像を生成する。
【0084】
図13(a)に示す第2更新画像610は、文字入力キー群611を有する。文字入力キー群611の「ア」キー〜「ワ」キーのそれぞれは、それぞれの行のカタカナ文字を入力するときに使用される。文字入力キー群611の「゛゜小」は濁音、半濁音及び小書き文字を入力するときに使用され、「記号」キーは記号を入力するときに使用される。
【0085】
図13(b)に示す第2更新画像620は、文字入力キー群621を有する。文字入力キー群621の「abc」キー〜「wxyz」キーのそれぞれは、キーに示される英字を入力するときに使用される。例えば、「abc」キーは、a、b及びcを入力するときに使用される。文字入力キー群621の「記号1」キー〜「記号3」キーのそれぞれは、記号を入力するときに使用される。一例では、「記号1」キーは「@」、「#」、「/」、「_」及び「&」を入力するときに使用され、「記号2」キーは「´」、「”」、「(」、及び「)」を入力するときに使用される。また、「記号3」キーは、「.」、「,」、「?」及び「!」を入力するときに使用される。
【0086】
図13(c)に示す第2更新画像630は、文字入力キー群631を有する。文字入力キー群631の「1」キー〜「0」キーのそれぞれは、キーに示される数字を入力するときに使用される。
【0087】
図14は、更新画像生成部242が生成する第1更新画像の他の例を示す図である。
図14(a)は、カタカナ文字を入力するときに使用される文字入力キー群611を有する第2更新画像610がタッチパネル304に表示されているときに
図11に示す入力モード切替処理が実行されたときの第1更新画像の部分拡大図である。
図14(b)は、英文字を入力するときに使用される文字入力キー群621を有する第2更新画像620がタッチパネル304に表示されているときに
図11に示す入力モード切替処理が実行されたときの第1更新画像の部分拡大図である。
図14(c)は、数字を入力するときに使用される文字入力キー群631を有する第2更新画像630がタッチパネル304に表示されているときに
図11に示す入力モード切替処理が実行されたときの第1更新画像の部分拡大図である。
【0088】
図13(a)に示す第2更新画像610が第1タップされたときの更新画像である第1更新画像640は、選択可能なように展開された入力モード切替キー641と、ひらがな入力キー642と、英字入力キー643と、数字入力キー644とを有する。
図13(b)に示す第2更新画像620が第1タップされたときの更新画像である第1更新画像650は、選択可能なように展開された入力モード切替キー651と、ひらがな入力キー652と、全角入力キー653と、数字入力キー654とを有する。
図13(c)に示す第2更新画像630が第1タップされたときの更新画像である第1更新画像660は、選択可能なように展開された入力モード切替キー661と、ひらがな入力キー662と、英字入力キー663と、半角入力キー664とを有する。
【0089】
〔実施形態に係るデータ入力システムにおけるキー配列変更処理〕
図6に示す初期画像400が携帯端末3のタッチパネル304に表示されているときに、カスタマイズキー412が第1タップされると、タッチパネル304にソフトウェアキーボードのキー配列画像をカスタマイズする処理が実行される。キー配列変更処理は、
図11に示す入力モード切替処理と同様の処理により実行される。すなわち、キー配列変更処理は、カスタマイズキー412のタップである第1タップの検出(S501)に応じて、パーソナルコンピュータ2は、第1更新画像を生成する(S504)。そして、携帯端末3の画像設定部311は、パーソナルコンピュータ2が生成した第1更新画像を取得すると、第1更新画像をタッチパネル304にウェブブラウザを介して表示する(S506)。
【0090】
図15は、キー配列変更処理において、更新画像生成部242が生成する第1更新画像の一例を示す図である。
【0091】
第1更新画像700は、選択可能なように展開されたカスタマイズキー701と、横方向配列キー702と、縦方向配列キー703と、自作配列キー704と、カスタムキー705とを有する。横方向配列キー702及び縦方向配列キー703は、第1入力キー列421と第3入力キー列423との間に、互いに入力キーの辺の長さと同一の長さ離隔するように配置される。また、自作配列キー704は第3入力キー列423とバックスペースキー405との間に配置され、カスタムキー705はファンクションキー413に隣接して配置される。自作配列キー704及びカスタムキー705は、互いに入力キーの辺の長さと同一の長さ離隔するように配置される。
【0092】
情報通信部201は、第1更新画像700に対応する第1更新画像データを携帯端末に送信する(S505)。次いで、携帯端末3の画像設定部311は、端末通信部301が受信した第1更新画像データが示す第1更新画像700を取得する。携帯端末3の画像設定部311は、第1更新画像700を取得すると、第1更新画像700をタッチパネル304にウェブブラウザを介して表示する(S506)。
【0093】
次いで、タッチパネル304は、第1更新画像700の選択可能に展開された入力キー701〜704の何れかのタップである第2タップを検出する(S507)。座標情報供給部313は第2タップの位置に対応する第2座標情報に対応する第2座標情報信号をパーソナルコンピュータ2に送信し(S509)、パーソナルコンピュータ2は第2座標情報に応じた第2更新画像を生成する(S510)。そして、パーソナルコンピュータ2は第2更新画像に対応する第2更新画像データを携帯端末に送信し、携帯端末3の画像設定部311は、第2更新画像をタッチパネル304にウェブブラウザを介して表示する(S512)。
【0094】
図16は、キー配列変更処理において、更新画像生成部242が生成する第2更新画像の例を示す図である。
図16(a)は縦方向配列キー703が第2タップされたときの第2更新画像を示し、
図16(b)は自作配列キー704が第2タップされたときの第2更新画像の一例を示す図である。なお、カスタマイズキー701及び横方向配列キー702の何れかが第2タップされたとき、イベント変換部240の更新画像生成部242は、初期画像400と同一の画像を生成する。この場合、第2更新画像が初期画像400と同一の画像となる。
【0095】
図16(a)に示す第2更新画像710は、第1入力キー列711と、第2入力キー列712と、第3入力キー列713とを有する。第1入力キー列711、第2入力キー列712及び第3入力キー列713のそれぞれは、縦方向に沿って配置された複数の入力キーを有する。第1入力キー列711と第2入力キー列712との間隔、及び第2入力キー列712と第3入力キー列713との間隔は、入力キーの辺の長さと同一の長さである。第1入力キー列711は「あ」キー〜「は」キーを有し、第2入力キー列712は「ま」キー〜エンタキーを有し、第3入力キー列713はショートカットキー〜バックスペースキーを有する。
【0096】
図16(b)に示す第2更新画像720は、第1入力キー列721と、第2入力キー列722と、第3入力キー列723とを有する。第1入力キー列721、第2入力キー列722及び第3入力キー列723のそれぞれは、横方向に沿って配置された複数の入力キーを有する。第1入力キー列721と第2入力キー列722との間隔、及び第2入力キー列722と第3入力キー列723との間隔は、入力キーの辺の長さと同一の長さである。第1入力キー列721は「あ」キー〜「は」キーを有し、第2入力キー列722は「ま」キー〜「記号」キーを有し、第3入力キー列723はショートカットキー〜バックスペースキーを有する。
【0097】
〔実施形態に係るデータ入力システムにおけるキー配列カスタマイズ処理〕
図17は、携帯端末3のタッチパネル304に表示されるにソフトウェアキーボードのキー配列画像のキー配列を変更するキー配列カスタマイズ処理の動作シーケンスの一例を示す図である。
【0098】
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
【0099】
S701〜S712の処理は、
図11に示すS501〜S512の処理と同様の処理のため、説明は省略する。S701の第1タップは
図6に示す初期画像400のカスタマイズキー412のタップであり、S707の第2タップは
図15に示す第1更新画像700のカスタムキー705のタップである。
【0100】
図18(a)は、
図15に示す第1更新画像700のカスタムキー705が第2タップされたときの第2更新画像を示す図である。
【0101】
第2更新画像810は、第1入力キー列811と、第2入力キー列812と、第3入力キー列813と、第4入力キー列814と、カスタムキー815とを有する。第1入力キー列811、第2入力キー列812、第3入力キー列813及び第4入力キー列814のそれぞれは、横方向に沿って配置された複数の入力キーを有する。
【0102】
第2更新画像810が表示されているときに、入力キーの何れかが第3タップ及び第4タップがされると、パーソナルコンピュータ2は、第3タップされた入力キーの表示位置を第4タップされた位置へ移動した画像を生成する。次いで、パーソナルコンピュータ2は生成した画像を携帯端末3に供給し、携帯端末3は、供給された画像をタッチパネル304に表示する。
【0103】
すなわち、タッチパネル304は、第2更新画像810の入力キーの何れかのタップである第3タップ及び第3タップに次ぐ第4タップを検出し(S713)、第3タップ及び第4タップのタッチパネル304上の座標を座標情報生成部312に供給する。座標情報生成部312は、タッチパネル304から取得した第3タップ及び第4タップのタッチパネル304上の座標から第3タップ及び第4タップのウェブブラウザ上の座標である第3座標情報及び第4座標情報を生成する(S714)。座標情報供給部313は、座標情報生成部312が生成した第3座標情報及び第4座標情報に対応する第3座標情報信号及び第4座標情報信号をパーソナルコンピュータ2に送信する(S715)。
【0104】
パーソナルコンピュータ2は、第3座標情報信号及び第4座標情報信号を受信すると、
図8を参照して説明した処理と同様の処理を実行して、受信した第2座標情報信号が示す第2座標情報に応じた第2更新画像を生成する(S716)。すなわち、座標情報取得部221は、受信した第3座標情報信号及び第4座標情報信号が示す第3座標情報及び第4座標情報を取得する(S301)。次いで、座標情報変換部230は、座標情報取得部221が取得した第3座標情報及び第4座標情報をイベント変換部240が読み取り可能な第3入力イベント及び第4入力イベントに変換する(S302)。第3入力イベント及び第4入力イベントが供給されると、イベント変換部240の更新画像生成部242は、第3入力イベントが示す入力キーの位置と第4入力イベントが示す位置に移動した第3更新画像を生成する(S303)。
【0105】
図18(b)は、キー配列カスタマイズ処理において、更新画像生成部242が生成する第3更新画像の例を示す図である。
図18(b)に示す第3更新画像820は、第2更新画像810において、「あ」キー816が第3タップされ、「あ」キー826がある位置が第4タップされることにより、「あ」キー816の表示位置が「あ」キー826の表示位置に移動された例である。
【0106】
キー配列カスタマイズ処理が実行される前の初期画像400では、第1入力キー列421に「あ」キーが配置される。一方、第3更新画像820では、第1入力キー列821から外れた位置に「あ」キー826が配置される。
【0107】
次いで、情報通信部201は、第3更新画像に対応する第3更新画像データを携帯端末に送信する(S717)。次いで、携帯端末3の画像設定部311は、端末通信部301が受信した第3更新画像データが示す第3更新画像を取得し、第3更新画像をタッチパネル304にウェブブラウザを介して表示する(S718)。
【0108】
〔実施形態に係るデータ入力システムにおけるマウスポインタ移動処理〕
図19は、携帯端末3のタッチパネル304をドラックすることにより情報表示部203に表示されるマウスポインタを移動するマウスポインタ移動処理の動作シーケンスの一例を示す図である。
【0109】
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
【0110】
まず、タッチパネル304は、ドラックを検出し(S801)、ドラックの始点及び終点のタッチパネル304上の座標を座標情報生成部312に供給する。座標情報生成部312は、タッチパネル304から取得したドラックの始点及び終点のタッチパネル304上の座標からドラックのウェブブラウザ上の座標であるドラック座標情報を生成する(S802)。座標情報供給部313は、座標情報生成部312が生成したドラック座標情報に対応するドラック座標情報信号をパーソナルコンピュータ2に送信する(S803)。
【0111】
パーソナルコンピュータ2は、ドラック座標情報信号を受信すると、受信したドラック座標情報信号が示すドラック座標情報に応じたマウスポインタ移動データを生成する(S804)。
【0112】
図20は、S804のマウスポインタ移動データを生成する処理の一例を示すフローチャートである。
【0113】
座標情報取得部221は、受信したドラック座標情報信号が示すドラック座標情報を取得する(S901)。次いで、座標情報変換部230は、ドラック座標情報をマウスポインタ移動データに変換する(S902)。マウスポインタ移動データは、タッチパネル304へのドラックの方向及び距離に基づいて演算される。例えば、タッチパネル304に横方向に右から左に1cmに亘ってドラックされたとき、現在のマウスポインタの座標から右方向に数センチ移動した座標を示す情報表示部203上の座標を示すデータをマウスポインタ移動データとして演算する。そして、座標情報取得部221は、変換したマウスポインタ移動データを情報表示部203に供給する(S903)。
【0114】
そして、情報表示部203は、供給されたマウスポインタ移動データが示す位置にマウスポインタを移動して表示する(S805)。
【0115】
なお、マウスポインタ移動処理において、ドラックの始点を第1タップとして、
図11に示す入力モード切替処理と同様の処理を実行して、「右クリック」キー及び「左クリック」キーを表示することもできる。
【0116】
また、マウスポインタ移動処理におけるドラッグの始点および終点の検出は一定時間(一例では、1秒以内の短時間)毎に行い、タッチパネル304上でのドラッグと情報表示部203上でのマウスポインタの移動がリアルタイムで連動するようにすることもできる。
【0117】
〔実施形態に係るデータ入力システムにおけるキーサイズ変更処理〕
図21は、携帯端末3のタッチパネル304に表示される初期画像400のキーサイズ変更キー414をタップして、表示されるソフトウェアキーボードのキー配列画像のキーのサイズを変更するキーサイズ変更処理の動作シーケンスの一例を示す図である。
【0118】
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
【0119】
まず、タッチパネル304は、キーサイズ変更キー414の何れかのキーのタップを検出し(S1001)、タップのタッチパネル304上の座標を座標情報生成部312に供給する。座標情報生成部312は、タッチパネル304から取得したタップのタッチパネル304上の座標からタップのウェブブラウザ上の座標であるタップ座標情報を生成する(S1002)。座標情報供給部313は、座標情報生成部312が生成したタップ座標情報に対応するタップ座標情報信号をパーソナルコンピュータ2に送信する(S1003)。パーソナルコンピュータ2は、タップ座標情報信号を受信すると、
図8を参照して説明した処理と同様の処理を実行して、受信したタップ座標情報信号が示すタップ座標情報に応じた更新画像を生成する(S1004)。
【0120】
図22は、キーサイズ変更処理において、更新画像生成部242が生成する更新画像の一例を示す図である。
図22に示す更新画像900は、「size−」キーがタップされたことを示すときの更新画像である。
【0121】
更新画像900は、複数の文字入力キーを含む文字入力キー群901と、シフトキー902と、スペースキー903と、エンタキー904と、バックスペースキー905と、カーソルキー906とを有する。また、更新画像900は、2つのショートカットキー910と、入力モード切替キー911と、カスタマイズキー912と、ファンクションキー913と、キーサイズ変更キー914とを有する。また、更新画像900は、入力内容表示部930を更に有する。
【0122】
更新画像900に表示される入力キーは、初期画像400に表示される入力キーと比較すると、配置ピッチを維持しながら、大きさを小さくするように変更されている。すなわち、更新画像900に表示される入力キーは、縦方向及び横方向に隣接する入力キーの配置ピッチを維持しながら、辺の長さを変更する。例えば、カスタマイズキー912の中心とファンクションキー913の中心との間の距離は、初期画像400のカスタマイズキー412の中心とファンクションキー413の中心の間の距離と等しい。また、カスタマイズキー912の中心と文字入力キー群901の中心の「な」キーとの間の距離は、初期画像400のカスタマイズキー412の中心と文字入力キー群401の「な」キーの中心との間の距離と等しい。
【0123】
〔実施形態に係るデータ入力システムにおける画像監視処理〕
図23は、携帯端末3のタッチパネル304に表示される画像を更新か否かを判定する画像監視処理の一例を示すフローチャートである。
【0124】
図23に示す画像監視処理は、パーソナルコンピュータ2が初期画像要求信号を受信した(S103)後に、開始される。まず、画像更新部250は、所定の時間、待機する(S1101)。次いで、画像更新部250は、画像供給部222が先に供給した画像と、更新画像生成部242が生成した更新画像とを比較して、携帯端末3のタッチパネル304に表示される画像を更新するか否かを判定する(S1102)。画像更新部250は、画像供給部222が先に供給した画像と、更新画像生成部242が生成した更新画像とが一致しないときに、携帯端末3のタッチパネル304に表示される画像を更新すると判定する。画像更新部250が携帯端末3のタッチパネル304に表示される画像を更新すると判定すると、画像供給部222は、更新画像生成部242が生成した更新画像を情報通信部201に供給し(S1103)、処理はS1104に進む。また、画像更新部250は、画像供給部222が先に供給した画像と、更新画像生成部242が生成した更新画像とが一致したときに、携帯端末3のタッチパネル304に表示されるソフトウェアキーボードのキー配列画像を更新しないと判定する。画像更新部250が携帯端末3のタッチパネル304に表示される画像を更新すると判定すると、処理はS1104に進む。
【0125】
処理がS1104に進むと、画像更新部250は、画像監視処理を終了するか否かを判定する。例えば、画像更新部250は、携帯端末3のタッチパネル304にキーボードのキー配列画像を表示していたウェブブラウザが閉じられて、端末処理部310から供給される監視停止指示を取得したとき、画像監視処理を終了すると判定する。画像更新部250が画像監視処理を終了すると判定しないとき、処理はS1101に戻る。
【0126】
画像監視処理は、
図7〜22を参照して説明した実施形態とは別個に動作する処理である。すなわち、画像監視処理は、キー配列画像が表示されるタッチパネル304へのタップ等の接触がないときに、更新画像生成部242が生成した更新画像を携帯端末3に供給することができる。例えば、
図7〜10を参照して説明した文字入力処理において、更新画像生成部242が入力された文字列から次に入力される文字を推定して第1タップを省略するために、更新画像を表示することができる。一例では、文字列「こんにち」が入力されたとき、更新画像生成部242は、次に文字「は」が入力されると推定して、「は」キー〜「ほ」キーが選択可能なように展開された更新画像を生成することができる。他の例では、文字列「こんにち」が入力されたとき、更新画像生成部242は、次に文字「は」が入力されると推定して、入力内容表示部430に文字列「こんにちは」を表示してもよい。また、更新画像生成部242が所定の周期で広告を含むキー配列画像を生成する場合には、広告を含むキー配列画像を携帯端末3のタッチパネル304に表示することが可能になる。
【0127】
データ入力システム1では、パーソナルコンピュータ2に搭載されるソフトウェアキーボードを使用するので、携帯端末3に専用のソフトウェアキーボードをインストールする必要はない。携帯端末3に専用のソフトウェアキーボードをインストールする必要はないので、携帯端末のOS毎にソフトウェアキーボードを開発する必要がなく、コストの低減が可能である。
【0128】
また、データ入力システム1は、ウェブブラウザの座標である座標情報を入力イベントに変換する座標情報変換部230を有するので、イベント変換部240は、入力イベントに応じた画像を生成する他のソフトウェアキーボードに置換可能である。
【0129】
また、データ入力システム1では、入力キー列は、入力キーの一辺の長さと同一の間隔で配置されるので、上肢障害者100が入力キーをタップするときに、誤タップする可能性を低くすることができる。また、データ入力システム1では、ツータップすることにより文字を入力するので、文字が誤入力される可能性を低くすることができる。また、第1タップにより表示される更新画像は、選択可能な入力キーとして、入力キー列の間に配置され且つ互いに入力キーの辺の長さと同一の長さ離隔するように配置された一対の入力キーを含む。互いに入力キーの辺の長さと同一の長さ離隔するように配置された入力キーを選択可能な入力キーとして使用するので、第2タップのときに生じる誤タップの可能性を低くすることができる。
【0130】
また、データ入力システム1では、キーサイズ変更キー414を使用して、複数の入力キーの配置ピッチを維持しがなら、大きさを小さくするように変更できるので、データ入力システム1を使用する上肢障害者の誤タップの可能性を更に低くすることができる。
【0131】
また、データ入力システム1では、入力キー列の配列方向を横方向又は縦方向の何れかに変更できると共にカスタムキー705を使用して入力キーの配置を変更できるので、上肢障害者の障害の態様に応じて、好ましい配列を選択することができる。
【0132】
また、データ入力システム1では、携帯端末3の画像設定部311が画像を表示する領域440は、入力内容表示部430も含めて、全て情報表示部203に表示されたマウスポインタを移動するために使用する領域として使用することにより、どの位置からでも、マウスポインタを移動させられることで、表示領域を有効活用することができる。
【0133】
データ入力システム1では、携帯端末3は、搭載されるウェブブラウザを介してHTTPを使用してパーソナルコンピュータ2と通信しているが、パーソナルコンピュータ2が対応する通信機能を有する場合は、近距離端末通信部302を介して通信してもよい。
【0134】
データ入力システム1では、イベント変換部240を使用するが、入力イベントに応じた画像を生成する他のソフトウェアキーボードを使用してもよい。
【0135】
データ入力システム1では、初期画像400の第1入力キー列421、第2入力キー列422及び第3入力キー列423のそれぞれ間隔は、入力キーの辺の長さと同一の長さであるが、入力キーの辺の長さよりも長くしてもよい。
【0136】
データ入力システム1では、画像供給部222が先に供給した画像と更新画像とを比較して、画像を更新するか否かを判定するが、先に供給した画像の一部と、更新画像の対応する部分とを比較することにより、画像を更新するか否かを判定してもよい。例えば、更新画像生成部242が入力される文字列を推定して入力内容表示部430に表示する機能を有する場合には、先に供給した画像及び更新画像の入力内容表示部430の画像に対応する画像データを比較することにより、画像を更新するか否かを判定してもよい。また、更新画像生成部242が所定の周期で広告を含むキー配列画像を生成する場合には、先に供給した画像及び更新画像の広告が配置される部分に対応する画像データを比較することにより、画像を更新するか否かを判定してもよい。