(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
撮像手段により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像手段による撮像動作を停止し前記撮像手段により撮像された前記被写体を表示手段で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替手段と、
前記被写体を前記表示手段で表示する場合に、前記表示手段のバックライトの輝度を設定するバックライト制御手段と、
を備え、
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像手段により所定のタイミングで撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記再生モードが設定されている期間における前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする撮像装置。
前記撮像手段により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報と、前記バックライト制御手段により設定される前記表示手段のバックライトの輝度と、の対応関係が予め規定されている、
ことを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の撮像装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す平面図である。
詳しくは、
図1(A)は、撮像面と表示面とを対向する面にそれぞれ配置させた場合の撮像装置の外観構成を示す平面図である。
図1(B)は、撮像面と表示面とを同一面に配置させた場合の撮像装置の外観構成を示す平面図である。
【0012】
撮像装置1は、例えばデジタルカメラにより構成され、その動作モードとしては、撮像部(本実施形態では後述の
図4の撮像部22)に被写体の撮像画像を撮像させるモード(以下、「撮影モード」と呼ぶ)と、撮像部による撮像動作を停止した状態で撮像部により過去に撮像された撮像画像の被写体を表示部に表示させる再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードを有している。
そして、撮像装置1は、撮影モード時には、ユーザによるシャッタタイミングを指示する所定の操作に基づいて、当該ユーザを被写体として撮像して、その結果得られる撮像画像のデータを記録することができる。このように、撮像画像のデータの記録は、ユーザによる所定の操作が行われたことがトリガとなって行われる。そこで、以下、このような記録のトリガとなる操作を、「撮像記録指示」と呼ぶ。
ここで、本実施形態では、表示部21として液晶型表示装置が採用されており、その背面(表示面との対向面)にはバックライト(本実施形態では後述の
図4のバックライト部50)が配置されている。このバックライトの明るさ(輝度)は、撮像部22により撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて設定される。そこで、このようなバックライトの明るさ(輝度)の設定を行う一連の処理を、以下、「バックライト制御処理」と呼ぶ。
なお、ここで言うバックライトの明るさ(輝度)とは、表示対象となる表示対象データ(画像データ)で指定される色や明るさの情報に基づいて決定される表示部の明るさ(輝度)とは別に、個々の表示対象データ(画像データ)で指定される色や明るさの情報とは独立して決定される全ての表示対象データ(画像データ)に共通した表示部の明るさ(輝度)のことである。本実施形態では、表示部21として液晶型表示装置が採用された例で説明しているが、例えば、有機ELディスプレイ等の、表示素子そのものが発光するためにバックライト部を必要としない表示デバイスを用いる場合であっても、このような表示素子を用いて上記のようなバックライトの明るさ(輝度)の設定を機能的に実現することができる。
【0013】
撮像装置1は、バックライト制御処理を実行すべく、カメラ本体11と、表示部本体12と、フレーム本体13と、を備えている。
カメラ本体11は、平面形状五角形の短柱状に形成され、
図1(A)に示すように、カメラ本体11の裏面は、平坦に形成され、
図1(B)に示すように、カメラ本体11の表面は、撮像部22の撮像面(撮像レンズ側の面)が配置されている。即ち、カメラ本体11は、撮像部22を内蔵する筐体である。
カメラ本体11は、貫通して配置された回動軸Aを回動中心として表示部本体12に対し回動可能に軸支される。
また、カメラ本体11は、回動軸Aに対し直交方向に配置され貫通して配置された回動軸Bを回動中心としてフレーム本体13に対し回動可能に軸支される。
より具体的には、カメラ本体11は、カメラ本体11の五角形の外形のうちの一の辺を表示部本体12に摺接しながら、回動軸Aを中心として回動し得るように構成される。
【0014】
なお、以下、撮像装置1のうち、カメラ本体11が設置されている側(
図1の左側)を「カメラ側」と呼び、表示部本体12が設置されている側(
図1の右側、即ち、特にカメラ本体11に対向する側と反対側)を「表示部側」と呼ぶ。
【0015】
表示部本体12は、平面形状略矩形に形成され、その表面の中央には矩形状の表示部21の表示面が配置されている。即ち、表示部本体12は、表示部21を内蔵する筐体である。
【0016】
フレーム本体13は、底辺と、該底辺部の両端において該底辺部に対し略直交方向に延設された平行する2本の腕と、により平面形状略コ字状に形成されている。
フレーム本体13の底辺は、フレーム本体13を構成する2本の腕が延設されている方向とは逆方向(表示部側)にV字状に突出して形成されている。
【0017】
フレーム本体13は、カメラ本体11と、回動軸Bを回動中心として回動可能に接続されている。換言すると、カメラ本体11は、フレーム本体13の2本の腕の先端間に配置された回動軸Bを回動中心として、回動可能に軸支される。
従って、カメラ本体11は、その五角形の外形のうち対向する2辺をフレーム本体13の2本の腕に当接した状態でフレーム本体13と軸支している。このため、カメラ本体11は、該対向する2辺をフレーム本体13の2本の腕にそれぞれ摺接させながら回動することができる。
【0018】
このように、カメラ本体11は、フレーム本体13に対し回動可能に軸支されているため、撮像部22の撮像面が配置されている表面の向きを自在に変えることができる。即ち、ユーザは、カメラ本体11を回動させることで、
図1(A)に示すように撮像部22の撮像面を紙面に対し奥側に配置させたり、
図1(B)に示すように撮像部22の撮像面を紙面に対し手前側に配置させることができる。
従って、ユーザは、被写体が奥側に存在する場合には、回動軸Bを中心としてカメラ本体11を回動して
図1(A)の状態することで、奥側の被写体を撮像部22に撮像させることができる。
これに対して、ユーザは、自己を被写体として撮像する(以下、適宜「自分撮り」と呼ぶ)場合等、被写体が手前側に存在する場合には、回動軸Bを中心としてカメラ本体11を回動して
図1(B)の状態にすることで、手前側の被写体を撮像部22に撮像させることができる。
【0019】
図2は、撮影モード時における、机上等に立設された撮像装置1の外観構成を示す斜視図である。
ユーザUは、自分撮りをする場合等には、先ず、
図2に示すように、表示部21による表示方向と撮像部22による撮像方向とを略一致させた状態で、カメラ本体11とフレーム本体13とが所定角度拡開するように変形した状態の撮像装置1を、机上等に立設させる。
ここで、表示部21による表示方向とは、表示部21の表示面の法線の方向であって、当該表示面から光(各画素から発光される光)が射出される方向をいう。撮像部22による撮像方向とは、撮像部22の撮像面の法線の方向(即ち光軸の方向)であって、当該撮像面から被写体に向かう方向をいう。
【0020】
このように、フレーム本体13を構成する突出したV字状の底辺の先端と、表示部本体12の端部とが、本実施形態の撮像装置1における台座として機能する。この台座が机上の面に当接され、フレーム本体13と表示部本体12とが回動軸Bを介して互いに軸支されることにより、撮像装置1は机上等に立設する。
ユーザUは、このように撮像装置1を机上等に立設させると、次に、撮像部22の撮像面と対向し、表示部21全体を視認できる程度まで離間した位置に移動する。
すると、
図2に示すように、ユーザUが撮像部22により逐次撮像され、そのライブビュー画像GUが表示部21に表示される。
【0021】
ここで、撮像装置1の動作モードが撮影モードに切り替えられている場合に表示されるライブビュー画像GUについて説明する。
撮像装置1は、動作モードが撮影モードに切り替えられると、先ず、撮像部22による被写体(
図2の例ではユーザU)の撮像動作を継続させる。そして、撮像装置1は、撮像部22による被写体の撮像動作が継続されている間、当該撮像部22から順次出力される撮像画像(フレーム)のデータを、メモリ(本実施形態では後述の
図4の記憶部47)に一時的に記憶させる。このような一連の制御処理を、以下「ライブビュー撮像処理」と呼ぶ。
また、撮像装置1は、ライブビュー撮像処理時にメモリに一時的に記録された各データを順次読み出して、各々に対応する撮像画像(フレーム)を表示部21に順次表示させる。このような一連の制御処理を、以下「ライブビュー表示処理」と呼ぶ。
このようなライブビュー撮像処理及びライブビュー表示処理の結果として、表示部21に表示される撮像画像が、ライブビュー画像GUである。
【0022】
ユーザUは、このようなライブビュー画像GUを見ながら、シャッタイミングをはかる。そして、ユーザは、所望のシャッタタイミングで撮像記録指示を出す。
撮像装置1は、撮像記録指示の直後に撮像部22から出力された撮像画像(フレーム)のデータを、保存用のメモリ(本実施形態では後述の
図4のリムーバブルメディア61)に記録させる。
なお、撮像記録指示がなされた後の撮像装置1の撮影の動作、即ち保存用の撮影の動作を、ライブビュー画像の撮影の時と明確に区別すべく、以下、「本撮影」と呼ぶ。
【0023】
図3は、再生モード時における、机上等に立設された撮像装置1の外観構成を示す斜視図である。
表示部21による被写体の表示は、ユーザによる所定の操作が行われ、撮像装置1の動作モードが再生モードに切り替えられたことがトリガとなって行われる。そこで、以下、このような表示のトリガとなる操作を、「再生指示」と呼ぶ。
ユーザUは、このように撮像装置1を机上等に立設させ、表示部21全体を視認できる程度まで離間した位置に位置する。そして、ユーザは、所定の操作をして、再生対象の撮像画像を選択して、その再生指示を行う。すると、
図3に示すように、再生対象として選択された撮像画像GBが表示部21に表示される。
【0024】
本実施形態では、撮像装置1は、バックライト制御処理を実行するに際し、動作モードが撮影モードである場合には、撮像部22により撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、表示部21のバックライトの輝度を設定する。即ち、撮影モード時には、露出の調整に用いられる撮像画像のデータに含まれる明るさ情報に基づいて、表示部21のバックライトの輝度が設定される。
一方、撮像装置1は、バックライト制御処理を実行するに際し、動作モードが再生モードである場合には、撮影モード時に撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、表示部21のバックライトの輝度を設定する。即ち、再生モード時には、撮影モード時に露出の調整に用いられた撮像画像のデータに含まれる明るさ情報に基づいて、表示部21のバックライトの輝度が設定される。
本実施形態では、このようにして、バックライト制御処理が撮像装置1により実行される。
【0025】
図4は、このようなバックライト制御処理を実行可能な撮像装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0026】
撮像装置1は、上述した表示部21及び撮像部22に加えてさらに、CPU(Central Processing Unit)41と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、バス44と、入出力インターフェース45と、操作部46と、記憶部47と、通信部48と、ドライブ49と、バックライト部50とを備えている。
【0027】
CPU41は、ROM42に記録されているプログラム、又は、記憶部47からRAM43にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
【0028】
RAM43には、CPU41が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0029】
CPU41、ROM42、及びRAM43は、バス44を介して相互に接続されている。このバス44にはまた、入出力インターフェース45も接続されている。入出力インターフェース45には、表示部21、撮像部22、操作部46、記憶部47、通信部48、ドライブ49、及びバックライト部50が接続されている。
【0030】
表示部21は、本実施形態では、撮像画像を含め各種画像を表示可能な液晶型表示装置により構成される。
【0031】
撮像部22は、図示はしないが、光学レンズ部と、イメージセンサと、を備えている。
【0032】
光学レンズ部は、被写体を撮影するために、光を集光するレンズ、例えばフォーカスレンズやズームレンズ等で構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
【0033】
イメージセンサは、光電変換素子や、AFE(Analog Front End)等から構成される。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部22の出力信号として出力される。
このような撮像部22の出力信号が、撮像画像のデータであり、CPU41等に適宜供給される。
【0034】
操作部46は、例えば、図示せぬシャッタボタン等の各種釦により構成され、撮像装置1の動作モードの切り換えを含むユーザの指示操作を受け付ける。
記憶部47は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、ライブビュー画像等の各種画像のデータを記憶する。また、記憶部47は、撮像装置1(被写体)の明るさと、バックライト部50の明るさ(輝度)との対応関係を示すデータを記憶する。
通信部48は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置との間で行う通信を制御する。
【0035】
ドライブ49には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア61が適宜装着される。ドライブ49によってリムーバブルメディア61から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部47にインストールされる。また、リムーバブルメディア61は、記憶部47に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部47と同様に記憶することができる。
なお、本撮影時の撮像画像のデータは、記憶部47に当然記憶され得るが、ライブビュー画像のデータの一次的な記憶と明確に区別すべく、本実施形態ではリムーバブルメディア61に記憶されるものとする。
【0036】
バックライト部50は、例えば本実施形態では、LED(Light Emitting Diode)を光源として、導光板を介して表示部21の液晶を背面から照明する。
バックライト部50からの光の輝度は、上述したように、自在に可変設定ができるものとされている。
なお、バックライト部50は、光の輝度が可変設定できるものであれば足り、光源もLEDに限定されずその他冷極陰管が採用されてもよいし、また、方式もエッジライト方式に限定されずその他直下型方式が採用されてもよい。
ただし、本実施形態では、バックライト部50の光源として、RGBの各LEDが採用されおり、バックライト部50からの光の輝度に加えてさらに、色合いも自在に可変設定ができるものとされている。
【0037】
図5は、このようなハードウェア構成の撮像装置1が有する機能のうち、バックライト制御処理の実行機能を発揮させる機能的構成を示す機能ブロック図である。
【0038】
バックライト制御処理が実行される場合、CPU41においては、主制御部71と、撮像制御部72と、スイッチ73と、表示制御部74と、記録/再生制御部75と、モード切替部76と、明るさ検出部77と、バックライト制御部78とが機能する。
【0039】
主制御部71は、撮像装置1全体の動作、特にバックライト制御処理の実行時の動作を制御する。
撮像制御部72は、撮像部22による撮像の動作を制御する。即ち、撮像部22は、撮像制御部72の制御に基づいて、被写体を撮像(露光)して、その撮像画像のデータを出力する。
【0040】
スイッチ73は、モード切替部76により動作モードを切り替えるスイッチである。スイッチ73は、モード切替部76により撮像装置1の動作モードが撮影モードに切り替えられている場合、撮像部22により撮像された撮像画像のデータを、ライブビュー画像のデータとして表示制御部74に供給する。一方で、スイッチ73は、モード切替部76により撮像装置1の動作モードが再生モードに切り替えられている場合、リムーバブルメディア61に記録されている画像(主に過去に撮像された撮像画像)のデータを表示制御部74に供給する。
【0041】
表示制御部74は、スイッチ73からデータとして供給された画像を表示部21に表示させる制御を実行する。即ち、表示制御部74は、撮像装置1の動作モードが撮影モードに切り替えられている場合、ライブビュー画像を表示部21に表示させる制御を実行する。一方で、表示制御部74は、撮像装置1の動作モードが再生モードに切り替えられている場合、リムーバブルメディア61に記録されていた画像を表示部21に表示させる制御を実行する。
上述の実施形態では、再生モード時に表示部21に表示される画像は、リムーバブルメディア61に記録されていた画像とされているが、特にこれに限定されない。例えば、表示制御部74は、記憶部47に記憶されている画像や、通信部48を介して接続される図示せぬサーバに記憶されている画像を表示部21に表示させる制御を実行することができる。
【0042】
記録/再生制御部75は、動作モードが撮影モードである場合には、撮像記録指示がなされると機能し、当該撮像記録指示の後に撮像部22から出力された撮像画像のデータ、即ち本撮影時の撮像画像のデータを、保存用のデータとしてリムーバブルメディア61に記録させる制御を実行する。また、記録/再生制御部75は、動作モードが再生モードである場合には、再生指示がなされると機能し、リムーバブルメディア61に記憶されている画像のデータを再生用のデータとしてスイッチ73を介して表示制御部74へ供給する。
【0043】
モード切替部76は、ユーザの操作部46に対する所定の操作により、撮影モードと再生モードとを少なくとも含む複数の動作モードの中から、所定の動作モードに自在に切り替える。モード切替部76は、ユーザの操作部46に対する所定の操作により撮影モードが選択された場合には、動作モードを撮影モードに切り替えると共に、スイッチ73の出力を撮像部22側に切り替える。一方で、モード切替部76は、ユーザの操作部46に対する所定の操作により再生モードが選択された場合には、動作モードを再生モードに切り替えると共に、スイッチ73の出力をリムーバブルメディア61側に切り替える。
【0044】
明るさ検出部77は、動作モードが撮影モードである場合には、撮像部22により撮像された撮像画像(ライブビュー画像)を構成する各画素のデータ(輝度値)を積分することで、外部光又は被写体光の明るさ(輝度)を検出(計測)する。そして、明るさ検出部77は、検出(計測)した明るさ(輝度)を撮像装置1(被写体)の周囲の明るさを示す明るさ情報として特定する。明るさ検出部は、動作モードが撮影モードである場合には、特定された明るさ情報を撮像制御部72及びバックライト制御部78へ供給する。
また、明るさ検出部77は、動作モードが再生モードである場合には、リムーバブルメディア61に記憶されている画像を構成する各画素のデータ(輝度値)を積分することで、外部光又は被写体光の明るさ(輝度)を検出(計測)する。そして、明るさ検出部77は、検出(計測)した明るさ(輝度)を明るさ情報として特定する。明るさ検出部は、動作モードが再生モードである場合には、特定された明るさ情報をバックライト制御部78へ供給する。
【0045】
バックライト制御部78は、撮像装置1(被写体)の周囲の光が表示部21に表示される際に与える影響を考慮して、表示部21に表示される画像の表示状態を制御すべく、バックライト部50の輝度(明るさ)を設定する。具体的には、バックライト制御部78は、モード切替部76により動作モードが再生モードに切り替えられた場合には、撮像部22により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、バックライト部50の輝度(明るさ)を設定する。この場合、バックライト制御部78は、モード切替部76により再び撮影モードに切り替えられるまでの間、表示部21のバックライト部50の輝度を維持させる。
バックライト制御部78は、バックライト部50の輝度(明るさ)を設定する場合、記憶部47に記憶されている輝度情報対応テーブルを用いる。輝度情報対応テーブルには、撮像装置1(被写体)の明るさと、バックライト部50の明るさ(輝度)との対応関係が略比例関係となるように予め規定されている。
バックライト制御部78は、明るさ検出部77により検出された明るさ情報が明るいことを示している場合には、輝度情報対応テーブルに基づいて、バックライト部50の明るさ(輝度)を上げる制御を実行する。これにより、明るい環境下においてもユーザの視認性を高くすることができる。
これに対して、バックライト制御部78は、明るさ検出部77により検出された明るさ情報が暗いことを示している場合には、輝度情報テーブルに基づいて、バックライト部50の明るさ(輝度)を下げる制御を実行する。これにより、暗い環境下においても、ユーザが眩しく感じるようなことは防止できる。
ここで、バックライト部50の設定としては、上述したように、主に輝度の設定がある。さらに本実施形態では、バックライト部50の光源として、RGBの各LEDが採用されている。従って、色合いの設定も、バックライト部50の設定に含まれる。即ち本実施形態では、バックライト制御部78は、バックライト部50の設定として、輝度と色合いの可変設定を相互に独立して自在に行うことができる。
【0046】
次に、
図6を参照して、
図5の機能的構成を有する撮像装置1の動作について説明する。
図6は、
図5の機能的構成を有する撮像装置1が実行する、第1実施形態に係るバックライト制御処理の流れを説明するフローチャートである。
なお、
図6の例では、説明の便宜上、撮影モードと再生モードとの2種類の動作モードのみが存在するものとされている。
第1実施形態に係る撮像記録指示によるバックライト制御処理は、例えば撮像装置1の電源が投入されて所定の条件を満たすと開始され、次のような一連の処理が実行される。
【0047】
ステップS1において、
図5の主制御部71は、何れの動作モードであるかを判定する。
動作モードが再生モードの場合、処理はステップS21に進む。ただし、ステップS21以降の処理については後述する。
これに対して、動作モードが撮影モードの場合、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、撮像制御部72は、撮像時の露出条件を初期設定(仮設定)する。
【0048】
ステップS3において、バックライト制御部78は、表示部21のバックライト輝度(バックライト部50の輝度)を初期設定(仮設定)する。具体的には例えば、バックライト制御部78は、バックライト部50の明るさ(輝度)を、予め設定されている所定の初期値に設定する。
【0049】
ステップS4において、撮像制御部72は、ライブビュー表示用の撮像を行うべく、上述したライブビュー撮像処理及びライブビュー表示処理を実行する。
【0050】
ステップS5において、明るさ検出部77は、ステップS4において撮像された撮像画像(ライブビュー画像)の明るさと、ステップS2において初期設定された露出条件とに基づいて、被写体の明るさ(明るさ情報)を特定する。
【0051】
ステップS6において、明るさ検出部77は、ステップS5において特定された被写体の明るさ(明るさ情報)で、最後に計測した被写体の明るさ情報を更新する。
具体的には例えば、明るさ検出部77は、ライブビュー撮像処理により順次出力される複数の撮像画像(フレーム)のうち、最後に出力された撮像画像(フレーム)に基づき検出された明るさ情報を、現在の明るさ情報として更新する。そして、明るさ検出部77は、更新した明るさ情報を記憶部47に記憶(上書き保存)する。
【0052】
ステップS7において、撮像制御部72は、ステップS5において特定された被写体の明るさ(明るさ情報)に基づいて、露出条件(撮像条件)を適正な露出条件に更新する。
ステップS8において、バックライト制御部78は、ステップS5において特定された被写体の明るさを撮像装置1周囲の明るさとみなして、バックライト輝度(バックライト部50の輝度)を適正な輝度に更新する。
このように、モード切替部76により操作モードが撮影モードに切り替えられた場合には、ステップS5において特定された被写体の明るさ(明るさ情報)に基づいて、撮像部22の撮像条件と、表示部21のバックライト部50の輝度の両方が変化される。
【0053】
ステップS9において、主制御部71は、動作モードの切り替え操作があるか否かを判定する。
動作モードの切り替え操作がある場合には、ステップS9においてYESであると判定されて、処理はステップS1に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、動作モードが再生モードに切り替えられた場合には、処理はステップS1に戻された後、処理はステップS21に進み、後述する一連の処理が実行される。
これに対して、動作モードの切り換え操作がない場合には、即ち動作モードとして撮影モードが維持されている場合には、ステップS9においてNOであると判定されて、処理はステップS10に進む。
【0054】
ステップS10において、撮像制御部72は、本撮影(記録)の指示があるか否かを判定する。
本撮影(記録)の指示がない場合には、ステップS10においてNOであると判定されて、処理はステップS4に戻される。即ち、本撮影(記録)の指示があるまでの間、動作モードが撮影モードを維持している限り、ステップS4乃至10の処理が繰り返し行実行される。
これに対して、本撮影(記録)の指示がある場合には、ステップS10においてYESであると判定されて、処理はステップS11に進む。
ステップS11において、撮像制御部72は、本撮影を行って撮像画像を記録する。この処理が終了すると、処理はステップS4に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
【0055】
以上、動作モードが撮影モードの場合におけるバックライト制御処理について説明した。次に、動作モードが再生モードの場合におけるバックライト制御処理について説明する。この場合、ステップS1において、動作モードが再生モードであると判定されて、処理はステップS21に進み、以下のような一連の処理が実行される。
即ち、ステップS21において、バックライト制御部78は、最後に計測(検出)した被写体の明るさ情報に基づいて、バックライト輝度を設定する。具体的には例えば、バックライト制御部78は、ステップS6において更新された「最後に計測した被写体の明るさ情報」に基づいて、バックライト輝度を設定する。このようにして、バックライト制御部78は、動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前に撮像された撮像画像から特定される、撮像装置1(被写体)の明るさに基づいて、バックライト部50の輝度(明るさ)を設定することができる。
【0056】
ステップS22において、主制御部71は、ユーザの操作部46の操作に基づき選択された再生対象となる撮像画像を選択する。
ステップS23において、表示制御部74は、ステップS22において選択された撮像画像を再生表示する。
ステップS24において、主制御部71は、動作モードの切り替え操作があるか否かを判定する。
動作モードの切り替え操作がある場合には、ステップS24においてYESであると判定されて、処理はステップS1に戻される。即ち、動作モードが撮影モードに切り替えられた場合には、ステップS1に戻された後、処理はS21乃至24の処理が繰り返し行われる。
これに対して、動作モードの切り替え操作がない場合、即ち再生モードが維持されている場合、ステップS24においてNOであると判定されて、処理はステップS22に戻され、その結果として、ステップS22乃至24の処理が繰り返し行われる。
なお、電源がオフされる等して動作モードの終了が選択された場合、ステップS1において終了であると判定されて、バックライト制御処理は終了となる。
【0057】
以上説明したように、第1実施形態の撮像装置1は、モード切替部76と、バックライト制御部78と、を備える。
モード切替部76は、撮像部22により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、撮像部22による撮像動作を停止し撮像部22により撮像された撮像画像の被写体を表示部21で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替える。
バックライト制御部78は、被写体を表示部21で表示する場合に、表示部21のバックライト部50の輝度を設定する。そして、バックライト制御部78は、モード切替部76により動作モードが再生モードに切り替えられた場合には、撮像部22により所定のタイミングで撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、再生モードが設定されている期間における表示部21のバックライト部50の輝度を設定する。
これにより、撮像画像の再生時において、より効果的に撮像装置1の表示部21のバックライトの輝度を設定することができる。
【0058】
第1実施形態の撮像装置1のバックライト制御部78は、モード切替部76により動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前に撮像部22により撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、表示部21のバックライト部50の輝度を設定する。
これにより、撮像動作を停止した直後の撮像装置1の周囲の環境に適したバックライトの輝度に設定することができる。
【0059】
第1実施形態の撮像装置1のバックライト制御部78は、モード切替部76により再び撮影モードに切り替えるまでの間、表示部21のバックライト部50の輝度を維持する。
これにより、被写体の撮像画像を撮像していない間であっても、撮像装置1の周囲の環境に適したバックライトの輝度に設定することができる。
【0060】
第1実施形態の撮像装置1は、モード切替部76により撮影モードに切り替えられた場合に、ライブビュー表示用に逐次撮像される撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、撮像部22により撮像される撮像条件と、表示部21のバックライト部50の輝度の両方を変化させる。
これにより、ライブビュー表示用の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、撮像条件のみならずバックライト部50の輝度を変化することができ、別途輝度センサ等を必要とせず部品コストの低減を図ることができる。
【0061】
第1実施形態の撮像装置1は、撮像部22により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報と、バックライト制御部78により設定される表示部21のバックライト部50の輝度と、の対応関係を予め規定する。
これにより、様々な明るさの被写体の撮像画像に対応してバックライト部50の輝度を設定することができる。
以上、第1実施形態について説明した。次に、第2実施形態について説明する。
【0062】
[第2実施形態]
第2実施形態に係る撮像装置1は、第1実施形態に係るものと基本的に同様のハードウェア構成を取ることができる。従って、
図4は、第2実施形態に係る撮像装置1のハードウェアの構成を示すブロック図でもある。
また、第2実施形態に係る撮像装置1は、第1実施形態に係るものと基本的に同様の機能的構成を取ることができる。従って、
図5は、第2実施形態に係る撮像装置1の機能的構成を示す機能ブロック図でもある。
このため、ここでは、
図4と
図5の説明及び第1実施形態と同様な個所については説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
【0063】
上述した第1実施形態では、動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前に撮像された撮像画像から特定される撮像装置1(被写体)の明るさに基づいてバックライト部50の輝度が設定された。
これに対して、第2実施形態では、動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前の所定時間内に撮像される撮像画像から特定される撮像装置1(被写体)の周囲の明るさの変化の範囲(以下、「明るさ範囲」と呼ぶ)を特定し、この特定された明るさ範囲内で対応するバックライト部50の輝度が設定される。
従って、第2実施形態のバックライト制御部78は、動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前の所定時間内に撮像される撮像画像から特定される撮像装置1(被写体)の周囲の明るさ範囲を特定し、この特定された明るさ範囲内で対応するバックライト部50の輝度が設定する。
より詳細には、バックライト制御部78は、動作モードが再生モードに切り替えられる直前に撮像された所定数分の撮像画像の被写体を、再生モードに切り替えられる直前の所定時間内に撮像された撮像画像の被写体として、この複数の被写体の明るさ情報の明るさ範囲を特定する。この所定数分の撮像画像の被写体の明るさ情報は、FIFO(First In,First Out)メモリに記憶されている。
バックライト制御部78は、特定した明るさ範囲が所定以上であると判定した場合には、最後に撮像された撮像画像の被写体、即ち、FIFOメモリ内の最後に記憶された被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。この場合、再生モードに切り替えられる直前の所定時間内(より正確には、直前に撮像された所定数分の撮像画像の被写体が撮像されていた時間内)では、撮像装置1(被写体)の周囲の明るさの変化量は少ないと考えられる。したがって、撮像装置1は、最後に撮像された撮像画像の被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定することができ、撮像装置1(被写体)の周囲の明るさに近い明るさに設定することができる。
これに対し、バックライト制御部78は、特定した明るさ範囲が所定以上であると判定した場合には、直前に撮像された所定数分の撮像画像の被写体のうち最も明るい被写体、即ち、FIFOメモリ内の最も明るい被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。この場合、再生モードに切り替えられる直前の所定時間内(より正確には、直前に撮像された所定数分の撮像画像の被写体が撮像されていた時間内)では、撮像装置1(被写体)の周囲の明るさの変化量は大きいと考えられる。したがって、撮像装置1は、最も明るい撮像画像の被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定することができ、明るさの変化量が多い環境下においても、ユーザの視認性を高めた明るさに設定することができる。
なお、バックライト制御部78は、所定の動作モードの設定状態に応じてバックライト部50の輝度を設定する。より詳細には、バックライト制御部78は、撮像装置1の電力を消費を抑える省電力モードが設定されている場合には、再生モードに切り替える直前に撮像された所定数分の撮像画像の被写体のうち最も暗い被写体、即ち、FIFOメモリ内の最も暗い被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。これにより、撮像装置1は、最も暗い撮像画像の被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定することができ、消費電力を抑えつつ、ユーザの視認性を確保した明るさに設定することができる。
【0064】
次に、
図7を参照して、このような第2実施形態の撮像装置1の動作の詳細として、第2実施形態に係るバックライト制御処理について説明する。
図7は、
図4の機能的構成を有する撮像装置1が実行する、第2実施形態に係るバックライト制御処理の流れを説明するフローチャートである。
第2実施形態に係るバックライト制御処理は、例えば撮像装置1の電源が投入されて所定の条件を満たすと開始され、動作モードが撮影モードである場合には、第1実施形態とのステップS1乃至S5の処理(
図6参照)と同様の処理としてステップS41乃至S45の処理が実行された後、次のような一連の処理が実行される。
【0065】
ステップS46において、明るさ検出部77は、ステップS45において特定した被写体の明るさ情報を所定数のFIFOメモリ(本実施形態においては、
図4の記憶部47)に追加して記憶する。この処理が終了すると、第1実施形態のステップS6乃至S11の処理(
図6参照)と同様のステップS47乃至S51の処理が実行される。
【0066】
以上、動作モードが撮影モードの場合におけるバックライト制御処理について説明した。次に、動作モードが再生モードの場合におけるバックライト制御処理について説明する。この場合、ステップS41において、動作モードが再生モードであると判定されて、処理はステップS61に進み、以下のような一連の処理が実行される。
ステップS61において、バックライト制御部78は、FIFOメモリ内に所定数分記憶されている明るさ情報の明るさ範囲を特定する。
【0067】
ステップS62において、バックライト制御部78は、ステップS61において特定された明るさ範囲は所定以上であるか否かを判定する。
特定された明るさ範囲は所定以上である場合にはステップS62においてYESであると判定されて、処理はステップS64に進む。ステップS64以降の処理については、後述する。
これに対して、特定された明るさ範囲が所定未満の場合、ステップS62においてNOであると判定されて、処理はステップS63に進む。
【0068】
ステップS63において、バックライト制御部78は、FIFOメモリ内に最後に記憶された被写体の明るさ情報に基づいて、バックライト輝度を設定する。この処理が終了すると、処理はステップS67に進む。ステップS67以降の処理については、後述する。
【0069】
ここで、上述したように、特定された明るさ範囲は所定以上である場合にはステップS62においてYESであると判定されて、処理はステップS64に進む。
ステップS64において、バックライト制御部78は、省電力モードが選択されているか否かを判定する。
省電力モードが選択されていない場合には、ステップS64においてNOであると判定されて、処理はステップS66に進む。ステップS66以降の処理については、後述する。
これに対して、省電力モードが選択されている場合には、ステップS64においてYESであると判定されて、処理はステップS65に進む。
【0070】
ステップS65において、バックライト制御部78は、FIFOメモリ内の最も暗い被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。この処理が終了すると、処理はステップS67に進む。ステップS67以降の処理については、後述する。
【0071】
ここで、上述したように、省電力モードが選択されていない場合には、ステップS64においてNOであると判定されて、処理はステップS66に進む。ステップS66において、バックライト制御部78は、FIFOメモリ内の最も明るい被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。
【0072】
上述したように、ステップS63、S65又はS67の処理が終了すると、処理はステップS67に進む。ステップS67において、主制御部71は、ユーザの操作部46の操作に基づき選択された再生対象となる撮像画像を選択する。
ステップS68において、表示制御部74は、ステップS67において選択された撮像画像を再生表示する。
【0073】
ステップS69において、主制御部71は、動作モードの切り替え操作があるか否かを判定する。
動作モードの切り替え操作がある場合には、ステップS69においてYESであると判定されて、処理はステップS41に戻される。即ち、動作モードが撮影モードに切り替えられた場合には、ステップS41に戻された後、処理はS42乃至51の処理が繰り返し行われる。
これに対して、動作モードの切り替え操作がない場合、即ち再生モードが維持されている場合、ステップS69においてNOであると判定されて、処理はステップS67に戻され、その結果として、ステップS67乃至69の処理が繰り返し行われる。
なお、電源がオフされる等して動作モードの終了が選択された場合、ステップS41において終了であると判定されて、バックライト制御処理は終了となる。
【0074】
以上説明したように、第2実施形態の撮像装置1のバックライト制御部78は、モード切替部76により撮影モードから再生モードに切り替えられる直前の所定時間内に撮像された撮像画像から特定される明るさ情報に基づき明るさの変化の範囲を特定し、この特定された明るさの変化の範囲内で対応する表示部21のバックライト部50の輝度を設定する。
これにより、最後に撮像された撮像画像の被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定することができ、撮像装置1(被写体)の周囲の明るさに近い明るさに設定することができる。
【0075】
第2実施形態の撮像装置1のバックライト制御部78は、特定された明るさの変化の範囲に対応するバックライト部50の輝度の範囲内から、所定の動作モードの設定状態に応じてバックライト部50の輝度を選択する。
これにより、各種動作モードの設定状態にかかわらず、バックライト部50の輝度を最適な明るさに設定することができる。
【0076】
第2実施形態の撮像装置1のバックライト制御部78は、撮像装置1の消費電力を抑える省電力モードが設定されている場合は、特定された明るさの変化の範囲に対応するバックライト部50の輝度の範囲内から、最も暗いバックライドの輝度を選択する。
これにより、最も暗い撮像画像の被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定することができ、消費電力を抑えつつ、ユーザの視認性を確保した明るさに設定することができる。
【0077】
第2実施形態の撮像装置1のバックライト制御部78は、特定された明るさの変化の範囲が所定未満である場合には、所定時間内の最後に撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいてバックライト部50の輝度を設定し、特定された明るさの変化の範囲が所定以上である場合には、所定時間内に撮像された撮像画像のデータから特定される明るさの変化の範囲に対応するバックライト部50の輝度の範囲内から、所定の基準に基づいてバックライト部50の輝度を設定する。
これにより、明るさの変化量が多い環境下においても、ユーザの視認性を高めた明るさに設定することができる。
以上、第2実施形態について説明した。次に、第3実施形態について説明する。
【0078】
[第3実施形態]
第3実施形態に係る撮像装置1は、第1実施形態に係るものと基本的に同様のハードウェア構成を取ることができる。従って、
図4は、第3実施形態に係る撮像装置1のハードウェアの構成を示すブロック図でもある。
また、第3実施形態に係る撮像装置1は、第1実施形態に係るものと基本的に同様の機能的構成を取ることができる。従って、
図5は、第3実施形態に係る撮像装置1の機能的構成を示す機能ブロック図でもある。
このため、ここでは、
図4と
図5の説明及び第1実施形態と同様な個所については説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
【0079】
上述した第1実施形態では、動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前に撮像された撮像画像から特定される撮像装置1(被写体)の明るさに基づいてバックライト部50の輝度が設定された。
これに対して、第3実施形態では、再生モード時に選択された撮像画像に被写体の明るさ(又は露出条件)情報に基づいてバックライト部50の輝度が設定される。
従って、第3実施形態の記録/再生制御部75は、本撮影時の被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報(以下、「明るさ付加情報」と呼ぶ)を撮像画像のデータに対しExif(Exchangeable Image File Format)形式の所定のファイルとして、付加してリムーバブルメディア61に記憶する。
そして、第3実施形態のバックライト制御部78は、ユーザの操作部46の操作に基づき選択された撮像画像に、明るさ付加情報が付加されている場合には、第1の輝度設定方法により、付加されている明るさ付加情報に基づいてバックライト輝度を設定する。一方で、バックライト制御部78は、ユーザの操作部46の操作に基づき選択された撮像画像に、明るさ付加情報が付加されていない場合には、第2の輝度設定方法により、最後に計測した被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。したがって、撮像装置1は、再生対象となる画像に付加された明るさ付加情報に基づいてバックライト輝度を設定するができ、様々な明るさの撮像画像の被写体に合わせた明るさに設定することができる。
【0080】
次に、
図8を参照して、このような第3実施形態の撮像装置1の動作の詳細として、第3実施形態に係るバックライト制御処理について説明する。
図8は、
図4の機能的構成を有する撮像装置1が実行する、第3実施形態に係るバックライト制御処理の流れを説明するフローチャートである。
第3実施形態に係るバックライト制御処理は、例えば撮像装置1の電源が投入されて所定の条件を満たすと開始され、動作モードが撮影モードである場合には、第1実施形態のステップS1乃至S10の処理(
図6参照)と同様のステップS101乃至S110の処理が実行された後、次のような一連の処理が実行される。
【0081】
ステップS111において、撮像制御部72は、本撮影を行って撮像画像を取得する。
ステップS112において、記録/再生制御部75は、本撮影時の被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報を撮像画像に付加して記録する。具体的には例えば、記録/再生制御部75は、ステップS111において取得した撮像画像に含まれる被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報を撮像画像のデータに対しExif(Exchangeable Image File Format)形式の所定のファイルとして、リムーバブルメディア61に記憶する。この処理が終了すると、処理はステップS104に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
【0082】
以上、動作モードが撮影モードの場合におけるバックライト制御処理について説明した。次に、動作モードが再生モードの場合におけるバックライト制御処理について説明する。この場合、ステップS101において、動作モードが再生モードであると判定されて、処理はステップS113に進み、以下のような一連の処理が実行される。
ステップS113において、バックライト制御部78は、最後に計測(検出)した被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。具体的には例えば、バックライト制御部78は、ステップS106において複数のライブビュー画像の中から最後に出力されたライブビュー画像に基づき検出された被写体の明るさ情報、即ち、記憶部47に記憶されている「更新された明るさ情報」に基づいて、バックライト輝度を設定する。このようにして、バックライト制御部78は、動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前に撮像された撮像画像から特定される撮像装置1(被写体)の明るさに基づいてバックライト部50の輝度(明るさ)を設定することができる。
【0083】
ステップS114において、主制御部71は、ユーザの操作部46の操作に基づき選択された再生対象となる撮像画像を選択する。
ステップS115において、バックライト制御部78は、選択された撮像画像に被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報が付加されているか否かを判定する。
選択された撮像画像に被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報が付加されていない場合には、ステップS115においてNOであると判定されて、処理はステップS118に進む。ステップS118以降の処理については、後述する。
これに対し、選択された撮像画像に被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報が付加されている場合には、ステップS115においてYESであると判定されて、処理はステップS116に進む。
【0084】
ステップS116において、バックライト制御部78は、動作モードは、バックライト輝度の個別設定モードであるか否かを判定する。バックライト輝度の個別設定モードとは、ユーザの操作部46の操作に基づき選択される動作モードの一種である。
バックライト輝度の個別設定モードでない場合には、ステップS116においてNOであると判定されて、処理はステップS118に進む。ステップS118以降の処理については、
図6の第1実施形態のステップS23以降の処理と同様であるため説明を省略する。
これに対して、バックライト輝度の個別設定モードである場合には、ステップS116において、YESであると判定されて、処理はステップS117に進む。
【0085】
ステップS117において、バックライト制御部78は、選択された撮像画像に付加された被写体の明るさ(又は露出条件)情報に基づいて、バックライト輝度を設定する。この処理が終了すると、処理はステップS118に進む。ステップS118以降の処理については、
図6の第1実施形態のステップS23以降の処理と同様であるため説明を省略する。
【0086】
以上説明したように、第3実施形態のバックライト制御部78は、再生モードにおけるバックライト部50の輝度の設定方法を、撮影モードから再生モードに切り替えられたタイミングで撮像される撮像画像のデータから特定される明るさ情報に対応するバックライト部50の輝度を設定する第1の輝度設定方法と、表示部21により表示される対象として選択された各々の撮像画像のデータの撮像時における明るさ情報を特定し、この特定された明るさ情報に対応するバックライト部50の輝度を設定する第2の輝度設定方法と、を含む複数の輝度設定方法の中から1の輝度設定方法を選択できる。
これにより、ユーザが使用する様々な環境に合わせて輝度設定方法を選択できることで、様々な明るさの撮像画像の被写体に合わせた明るさに設定することができる。
【0087】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0088】
例えば、上述の実施形態においては、明るさ検出部77は、特定した被写体の明るさ情報を所定数のFIFOメモリに追加して記憶しているがこれに限られるものではない。例えば、明るさ検出部77は、特定した被写体の明るさ情報を所定時間毎に記憶したり、明るさの変化量が大きい場合においてのみ記憶することができる。また、明るさ検出部77がFIFOメモリに記憶する明るさ情報の数は、ユーザの操作部46の操作に基づきユーザが任意に設定することができる。
【0089】
例えば上述の実施形態では、表示部21は液晶型の表示装置として構成されていたが、特にこれに限定されない。表示部21として、有機EL(Electro−Luminescence)等自発光素子型の表示装置を採用することができる。
この場合、表示部21により表示される画像の表示内容や表示状態の制御は、自発光素子を制御対象として行われる。
【0090】
例えば上述の実施形態では、自分撮りがなされる場合には、撮像方向と表示方向とが一致していたが、必ずしも一致する必要はない。即ち、表示部21は、撮像部22により撮像される被写体に対して射出光が届く範囲内に設置可能であれば足りる。
【0091】
例えば表示部21により表示される画像の表示内容や表示状態の制御のタイミングは、上述の実施形態に限定されず任意でよい。具体的には例えば、ビューティ機能が選択されているときのみ、顔が検出されているときのみ、被写体が女性であるときのみ、被写体の顔の大きさがある一定以上のときのみ等、各種各様の条件が成立したときのみ、上述の制御が実行されてもよい。
【0092】
また、上述の実施形態では、本発明が適用される撮像装置1は、デジタルカメラを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、撮像機能及び表示機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、スマートフォン、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
【0093】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、
図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に
図5の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0094】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
【0095】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される
図3のリムーバブルメディア61により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア61は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている
図4のROM42や、
図4の記憶部47に含まれるハードディスク等で構成される。
【0096】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
【0097】
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0098】
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
撮像手段により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像手段による撮像動作を停止し前記撮像手段により撮像された前記被写体を表示手段で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替手段と、
前記被写体を前記表示手段で表示する場合に、前記表示手段のバックライトの輝度を設定するバックライト制御手段と、
を備え、
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像手段により所定のタイミングで撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記再生モードが設定されている期間における前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする撮像装置。
[付記2]
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により前記動作モードが前記撮影モードから前記再生モードに切り替えられる直前に前記撮像手段により撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする付記1に記載の撮像装置。
[付記3]
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により再び前記撮影モードに切り替えられるまでの間、前記表示手段のバックライトの輝度を維持するように設定する、
ことを特徴とする付記2に記載の撮像装置。
[付記4]
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により前記撮影モードに切り替えられた場合に、
ライブビュー表示用に逐次撮像される撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記撮像手段により撮像される撮像条件と、前記表示手段のバックライトの輝度の両方を変化させる、
ことを特徴とする付記1乃至3のうち何れか1つに記載の撮像装置。
[付記5]
前記撮像手段により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報と、前記バックライト制御手段により設定される前記表示手段のバックライトの輝度と、の対応関係が予め規定されている、
ことを特徴とする付記1乃至4のうち何れか1つに記載の撮像装置。
[付記6]
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により前記撮影モードから前記再生モードに切り替えられる直前の所定時間内に撮像された前記撮像画像から特定される明るさ情報に基づき明るさの変化の範囲を特定し、この特定された明るさの変化の範囲内で対応する前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする付記5に記載の撮像装置。
[付記7]
前記バックライト制御手段は、
前記特定された明るさの変化の範囲に対応する前記バックライトの輝度の範囲内から、所定の動作モードの設定状態に応じて前記バックライトの輝度を選択する、
ことを特徴とする付記6に記載の撮像装置。
[付記8]
前記バックライト制御手段は、
前記撮像装置の消費電力を抑える省電力モードが設定されている場合は、前記特定された明るさの変化の範囲に対応する前記バックライトの輝度の範囲内から、最も暗いバックライドの輝度を選択する、
ことを特徴とする付記7に記載の撮像装置。
[付記9]
前記バックライト制御手段は、
前記特定された明るさの変化の範囲が所定未満である場合には、前記所定時間内の最後に撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて前記バックライトの輝度を設定し、
前記特定された明るさの変化の範囲が所定以上である場合には、前記所定時間内に撮像された撮像画像のデータから特定される明るさの変化の範囲に対応する前記バックライトの輝度の範囲内から、所定の基準に基づいて前記バックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする付記6に記載の撮像装置。
[付記10]
前記バックライト制御手段は、
前記再生モードにおける前記バックライトの輝度の設定方法を、
前記撮影モードから前記再生モードに切り替えられたタイミングで撮像される撮像画像のデータから特定される明るさ情報に対応する前記バックライトの輝度を設定する第1の輝度設定方法と、
前記表示手段により表示される対象として選択された各々の撮像画像のデータの撮像時における明るさ情報を特定し、この特定された明るさ情報に対応する前記バックライトの輝度を設定する第2の輝度設定方法と、
を含む複数の輝度設定方法の中から1の輝度設定方法を選択して設定する、
ことを特徴とする付記1乃至9のうち何れか1つに記載の撮像装置。
[付記11]
表示部のバックライトの輝度を設定する撮像装置が実行するバックライト設定方法であって、
撮像部により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像部による撮像動作を停止し前記撮像部により撮像された前記被写体を表示部で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替ステップと、
前記被写体を前記表示部で表示する場合に、前記表示部のバックライトの輝度を設定するバックライト制御ステップと、
を含み、
前記バックライト制御ステップは、
前記モード切替ステップにより動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像部により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記表示部のバックライトの輝度を設定する
ステップを含むことを特徴とするバックライト設定方法。
[付記12]
表示部のバックライトの輝度を設定するコンピュータを、
撮像手段により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像手段による撮像動作を停止し前記撮像手段により撮像された前記被写体を表示手段で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替手段、
前記被写体を前記表示手段で表示する場合に、前記表示手段のバックライトの輝度を設定するバックライト制御手段、
として機能させ、
前記バックライト制御手段として、
前記モード切替手段により動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像手段により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記表示手段のバックライトの輝度を設定する
ように機能させることを特徴とするプログラム。