(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記渋滞施設判定手段は、前記進入交差道路の周辺であって、前記進入交差道路に対して前記移動予定経路から進入した車両が走行する車線側に前記渋滞要因施設があるか否か判定し、
前記検索対象名称取得手段は、前記進入交差道路の周辺であって、前記進入交差道路に対して前記移動予定経路から進入した車両が走行する車線側に前記渋滞要因施設があると判定された場合に、前記進入交差道路の名称又は前記移動予定経路と前記進入交差道路の交差点の名称を、前記検索対象名称として取得することを特徴とする請求項1に記載の投稿文検索システム。
前記渋滞施設判定手段は、前記進入交差道路の周辺であって、前記進入交差道路に対して前記移動予定経路から進入した車両が走行する車線側の反対側に前記渋滞要因施設があるか否か判定し、
前記進入交差道路に転回可能な地点があるか否か判定する転回地点判定手段を有し、
前記検索対象名称取得手段は、前記進入交差道路の周辺であって、前記進入交差道路に対して前記移動予定経路から進入した車両が走行する車線側の反対側に前記渋滞要因施設があり、且つ前記進入交差道路に前記転回可能な地点があると判定された場合に、前記進入交差道路の名称又は前記移動予定経路と前記進入交差道路の交差点の名称を、前記検索対象名称として取得することを特徴とする請求項1に記載の投稿文検索システム。
前記転回地点判定手段は、前記渋滞要因施設よりも前記移動予定経路と前記進入交差道路の交差点から離間した位置に前記転回可能な地点があるか否か判定することを特徴とする請求項3に記載の投稿文検索システム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る投稿文検索システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る投稿文検索システム1の概略構成について
図1及び
図2を用いて説明する。
図1は本実施形態に係る投稿文検索システム1を示した概略構成図である。
図2は本実施形態に係る投稿文検索システム1の構成を示したブロック図である。
【0011】
図1に示すように、本実施形態に係る投稿文検索システム1は、投稿文管理センタ2が有する投稿文検索サーバ(投稿文検索装置)3と、同じく投稿文管理センタ2が有する投稿文情報管理サーバ4と、ユーザ6が所有する通信端末7とから基本的に構成されている。尚、通信端末7としては、車両に搭載された車載器としてのナビゲーション装置、携帯電話機、PDA、タブレット型端末、スマートフォン等がある。また、ユーザ6は車両以外の移動手段(例えば電車、自転車、徒歩等)による移動中であっても良いし、移動していない状態であっても良い。また、投稿文管理センタ2と通信端末7とは通信ネットワーク網8を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。
【0012】
ここで、投稿文検索サーバ3は、通信端末7のユーザ6がコンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の閲覧を要求した場合に、ユーザ6の移動予定経路や周辺の道路形状及び施設情報に基づいて検索条件を設定し、投稿文情報管理サーバ4に記憶された投稿文の内から、情報を要求したユーザ6に関連する内容を投稿した投稿文を抽出するとともに、抽出された投稿文に関する情報を通信端末7に配信することによって投稿文の内容をユーザ6に閲覧可能にするサーバ装置である。尚、投稿文検索サーバ3の詳細については後述する。
【0013】
また、投稿文情報管理サーバ4は、ブログ、SNS(Social Network Service)、Twitter(登録商標)、チャット等(以下、SNS等という)を管理し、SNS等においてコンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の保管及び提供を行うサーバ装置である。尚、ユーザによる投稿文の投稿は、通信端末7以外に、コンピュータネットワークに接続可能なPCやその他の通信装置からも行うことが可能である。
【0014】
そして、投稿文情報管理サーバ4は、記憶媒体として投稿文情報DB9を有し、投稿された投稿文は投稿文情報DB9に順次格納される。また、投稿文情報DB9には、投稿文の文章(文字列)とともに、該投稿文が投稿された投稿時刻、該投稿文が投稿された際の投稿者の位置(以下、投稿位置という)、投稿者のID等についても記憶される。ここで、
図3は、投稿文情報管理サーバ4において収集及び提供される投稿文の一例を示した図である。
図3に示すように投稿文としては、投稿時刻、投稿位置、ユーザID、投稿文の文章等が含まれる。尚、投稿文情報管理サーバ4には、全国のユーザから投稿された投稿文に関する情報が累積的に投稿文情報DB9に格納され、格納されたデータ量が所定量以上となると過去の投稿文に関する情報から順に削除される。また、投稿文情報管理サーバ4は投稿文管理センタ2と異なるセンタに設置しても良い。
【0015】
一方、通信端末7は、GPS等の通信端末7の現在位置(即ちユーザ6の現在位置)を特定する為の機能やユーザ6の現在位置周辺の地図画像を表示する機能を備えた情報通信端末が用いられ、例えばナビゲーション装置、携帯電話機、PDA、タブレット型端末、スマートフォン等が該当する。
【0016】
また、通信端末7は、後述の送受信回路部(RF)33を介して通信ネットワーク網8に接続され、投稿文管理センタ2と双方向通信可能に構成されている。そして、投稿文管理センタ2から投稿文に関する情報を受信した場合には、後述のように受信した投稿文の文章内容を通信端末7のディスプレイに表示し、投稿文の内容をユーザに閲覧可能とする(
図7参照)。尚、通信端末7の詳細については後述する。
【0017】
また、通信ネットワーク網8は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。
ここで、基地局は通信端末7との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網8の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にある通信端末7の通信を投稿文管理センタ2との間で中継する役割を持つ。
【0018】
続いて、投稿文検索システム1を構成する投稿文検索サーバ3の構成について
図2を用いてより詳細に説明する。投稿文検索サーバ3は、
図2に示すように情報管理ECU11と、情報管理ECU11に接続された情報記録手段としての地図情報DB12と、センタ通信装置13とから基本的に構成されている。
【0019】
情報管理ECU11は、
図2に示すように投稿文検索サーバ3における各種制御を行う電子制御ユニットである。そして、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM22、各種制御プログラムの他、後述の投稿文検索処理プログラム(
図6)等が記憶されたROM23等の内部記憶装置を備えている。尚、情報管理ECU11は、通信端末7のECUとともに処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、移動予定経路取得手段は、車両等の移動体の移動予定経路を取得する。交差道路取得手段は、移動予定経路と交差する道路であって、移動予定経路を走行する車両が移動予定経路から進入可能な道路である進入交差道路を取得する。渋滞施設判定手段は、進入交差道路の周辺に渋滞の要因となる施設である渋滞要因施設があるか否か判定する。検索対象名称取得手段は、進入交差道路の周辺に渋滞要因施設があると判定された場合に、進入交差道路の名称又は移動予定経路と進入交差道路の交差点の名称を、検索対象名称として取得する。検索条件設定手段は、検索対象名称取得手段により取得された検索対象名称の文字列から検索ワードを設定する。検索手段は、コンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の内から、検索条件設定手段により設定された検索ワードに該当する投稿文を抽出する。転回地点判定手段は、進入交差道路に転回可能な地点があるか否か判定する。地図情報取得手段は地図情報を取得する。施設特定情報取得手段は、渋滞要因施設を特定する情報である施設特定情報を取得する。
【0020】
また、地図情報DB12は、地図情報が記憶される記憶手段である。ここで、地図情報DB12に格納されている地図情報は、道路網を始めとして経路探索及び地図表示に必要な各種情報が記録されており、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ25、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ26、施設に関する施設データ27、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ、地図を表示するための地図表示データ等から構成されている。尚、地図情報DB12は、定期的に新たな地図情報へと更新される。
【0021】
ここで、リンクデータ25としては、例えば、該リンクを識別するリンクID、該リンクの端部に位置するノードを特定する端部ノード情報、該リンクが構成する道路の道路種別、道路名称等が記憶される。また、交差点データ26としては、該交差点を構成するノードのノードID、交差点名称、転回規制の有無等が記憶される。また、施設データ27は、施設を識別する施設ID、施設名称、ジャンル、施設の位置を特定する情報に加えて、当該施設が渋滞の要因となる施設である渋滞要因施設に該当するか否かを特定する情報について記憶される。ここで、渋滞要因施設は、該施設が原因で周辺の道路に渋滞を生じさせる虞のある施設、より具体的には該施設に進入する為の車両が原因で周辺の道路に渋滞を生じさせる虞のある施設であり、例えば、集客力の高い大規模の商業施設、TVや雑誌等のメディアに紹介されてから間もない施設等が該当する。そして、渋滞要因施設に該当するか否かは、例えば、交通情報センタから取得した過去の周辺道路の渋滞履歴や、外部のサーバから取得したメディアの掲載情報に基づいて判定する。また、施設が渋滞要因施設に該当するか否かの判定は、投稿文検索サーバ3が行っても良いし、他のサーバが行う構成としても良い。
【0022】
ここで、
図4は施設データ27の一例を示した図である。
図4に示すように施設データ27は、施設ID、施設名称と、施設の種別(ジャンル)と、施設の位置を特定する位置情報(緯度経度)と、渋滞要因施設に該当するか否かのフラグ情報が含まれる。例えば、
図4に示す例では“○○ホームセンター”と“××カフェ”の2つの施設が渋滞要因施設であることを示している。そして、情報管理ECU11は、後述のようにユーザ6の移動予定経路と交差し、且つ移動予定経路から進入可能な道路である進入交差道路の周辺に渋滞要因施設がある場合に、移動予定経路から該進入交差道路へと進入する車線が渋滞すると予測し、該進入交差道路の名称や進入交差道路に接続する交差点の名称を検索ワードに設定する。
【0023】
尚、地図情報DB12は投稿文検索サーバ3が有するのではなく、外部のサーバが有する構成とし、施設データ27を外部のサーバから通信により投稿文検索サーバ3が取得する構成としても良い。
【0024】
また、センタ通信装置13は、通信端末7と通信ネットワーク網8を介して通信を行う為の通信装置である。本実施形態では、センタ通信装置13を介して投稿文に関する情報を通信端末7との間で送受信する。
【0025】
次に、ユーザ6が所有する通信端末7の概略構成について
図5を用いて説明する。
図5は本実施形態に係る通信端末7の制御系を模式的に示すブロック図である。
【0026】
図5に示すように通信端末7はデータバスBUSに、CPU31と、通信端末7を所持するユーザ6に関するユーザ情報(ユーザID、氏名等)や地図情報等が記憶されたメモリ32と、通信ネットワーク網8の基地局との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)33と、送受信回路部33において受信したRF(Radio Frequency)信号をベースバンド信号に変換するとともにベースバンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理部34と、マイクロホン35及びスピーカ36等とのインターフェイスである入出力部37と、液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ38と、タッチパネルやキーボード等から構成される入力操作部39と、GPS40とが接続されることにより構成されている。
【0027】
ここで、通信端末7に内蔵されるCPU31は、メモリ32に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行する通信端末7の制御手段であり、メモリ32とともに通信端末ECU41を構成する。また、通信端末ECU41の各種処理内容は必要に応じてディスプレイ38に表示される。
【0028】
また、メモリ32は通信端末7を所持するユーザ6に関するユーザ情報(ユーザID、氏名等)や地図情報の他、インストールされたナビゲーションアプリ等のアプリケーションプログラム、ユーザ6の現在位置履歴、ナビゲーションアプリにおいて設定された案内経路(ユーザ6の移動予定経路)、後述の投稿文検索処理プログラム(
図6)等が記憶された記憶媒体である。
【0029】
ここで、メモリ32に記憶される地図情報は、基本的に投稿文検索サーバ3が有する地図情報と同一の構成を有しており、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、施設に関する施設データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等からなる。尚、地図情報はメモリ32に記憶せずに外部のサーバ(例えば投稿文検索サーバ3)から通信により取得する構成としても良い。また、メモリ32は、ハードディスク、メモリーカード、CDやDVD等の光ディスク等により構成しても良い。
【0030】
また、ディスプレイ38は、筐体の一面に配設されており、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。そして、通信端末7にインストールされている各種アプリケーションを実行する為のトップ画面や、実行されたアプリケーションに係る画面(インターネット画面、メール画面、ナビゲーション画面等)や、画像、動画等の各種情報が表示される。特に、ナビゲーションアプリを実行した場合に表示されるナビゲーション画面では、道路を含む地図画像、交通情報、出発地から目的地までの案内経路(移動予定経路)、案内経路に沿った案内情報等についても表示される。更に本実施形態では、投稿文管理センタ2から受信した投稿文に関する情報(投稿文の文章内容、投稿者のID等)についても表示する。
【0031】
また、入力操作部39は、ディスプレイ38の前面に設けられたタッチパネルによって構成されている。そして、通信端末ECU41は、タッチパネルの押下等により出力される電気信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。特に本実施形態では、各種アプリケーションプログラムの起動及び操作を行う際や、投稿文を投稿する際や、既にコンピュータネットワーク上に投稿されている投稿文を閲覧する際等に用いられる。尚、入力操作部39は、番号/文字入力キー、表示された内容を選択するためのカーソルを動かすカーソルキー、選択を確定する決定キー等の各種キー等により構成することもできる。
【0032】
また、GPS40は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、通信端末7(即ちユーザ6)の現在位置及び現在時刻を検出可能とする。また、GPS40以外にも通信端末7の現在位置や方位を検出する為の他の装置(例えばジャイロセンサ等)を備える構成としても良い。
【0033】
また、送受信回路部33は通信ネットワーク網8を介して投稿文管理センタ2と通信可能に構成されている。そして、図示しない外部の交通情報センタ(例えばVICS(登録商標)センタ)を介して、渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の交通情報を取得することが可能である。また、投稿文管理センタ2との間で投稿文の閲覧要求を送信したり、抽出された投稿文に関する情報を受信するのにも用いられる。
【0034】
続いて、前記構成を有する投稿文検索システム1を構成する通信端末7及び投稿文検索サーバ3において実行する投稿文検索処理プログラムについて
図6に基づき説明する。
図6は本実施形態に係る投稿文検索処理プログラムのフローチャートである。ここで、投稿文検索処理プログラムは通信端末7においてナビゲーションアプリが起動された後に実行され、コンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の内から、投稿文の閲覧を要求したユーザ6に関連する内容を投稿した投稿文を抽出するとともに、抽出された投稿文に関する情報を該ユーザ6に提供するプログラムである。尚、以下の
図6及び
図8にフローチャートで示されるプログラムは、投稿文管理センタ2や通信端末7が備えるRAMやROM等に記憶されており、CPU21やCPU31により実行される。
【0035】
先ず、通信端末7において実行される投稿文検索処理プログラムについて説明する。
ステップ(以下、Sと略記する)1においてCPU31は、ナビゲーションアプリにおいて目的地の設定操作が行われたか否かを判定する。
【0036】
そして、目的地の設定操作が行われたと判定された場合(S1:YES)には、S2へと移行する。それに対して、目的地の設定操作が行われていないと判定された場合(S1:NO)には、当該投稿文検索処理プログラムを終了する。
【0037】
S2においてCPU31は、出発地から設定された目的地までの案内経路を取得する。そして、取得された案内経路はメモリ32等に記憶される。尚、案内経路は通信端末7が探索する構成としても良いし、外部のサーバが探索し、探索された案内経路を通信端末7が該サーバから受信する構成としても良い。尚、案内経路の探索については公知のダイクストラ法が用いられる。また、出発地はユーザの現在位置としても良いし、ユーザにより選択された任意の地点(例えば自宅)としても良い。前記S2で取得された案内経路はユーザ6(ユーザ6が車両に乗車している場合には車両)の移動予定経路となる。また、案内経路は数値からなる位置情報として取得及び記憶される。具体的には、出発地から目的地までの座標(緯度経度)点の連なりによって案内経路が特定される。
【0038】
S3においてCPU31は、投稿文の閲覧要求を投稿文検索サーバ3へと送信する。尚、投稿文の閲覧要求には、閲覧要求の送信元である通信端末7を特定するIDや前記S2で取得した案内経路の位置情報が含まれる。尚、閲覧要求を受信した投稿文検索サーバ3は後述のように、受信した閲覧要求に基づいてコンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の内から、“投稿文の閲覧を要求したユーザ6に関連する内容を投稿した投稿文”を抽出する(S12〜S14)。
【0039】
次に、S4においてCPU31は、投稿文管理センタ2から送信された投稿文に関する情報を受信する。尚、前記S4で受信する投稿文に関する情報は、前記S3で送信した閲覧要求に基づいてコンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の内から抽出された投稿文に関する情報であり、“投稿文の閲覧を要求したユーザ6に関連する内容を投稿した投稿文”に関する情報である。また、投稿文に関する情報としては、投稿文の文章とともに、該投稿文が投稿された投稿時刻、投稿位置、投稿者のID等が含まれる。
【0040】
その後、S5においてCPU31は、前記S2で取得された案内経路とともに、前記S4で受信した投稿文に関する情報をディスプレイ38に表示する。尚、表示する情報は、投稿文の文章、該投稿文が投稿された投稿時刻、投稿位置、投稿者のIDの全てを表示しても良いし、一部のみを表示する構成としても良い。但し、少なくとも投稿文の文章については表示するように構成する。また、前記S4で投稿文を受信できなかった場合には、前記S2で取得された案内経路のみを表示する。
【0041】
ここで、
図7は前記S5においてディスプレイ38に表示される投稿文案内画面51を示した図である。
図7に示すように投稿文案内画面51は、案内経路を表示する左画面52と、投稿文に関する情報を表示する右画面53の2つの表示領域から構成される。
そして、左画面52は、ユーザ周辺の地図画像54と、ユーザの現在位置を示す現在位置マーク55と、案内経路56と、表示された投稿文の投稿位置を示す投稿位置マーク57〜60とから構成される。
また、右画面53には、投稿文に関する情報を表示する情報表示スペース61〜64が設けられている。各情報表示スペース61〜64には、投稿文を投稿した投稿者のIDと。投稿文の文章内容をそれぞれ表示する。また、投稿文が多数ある場合には、スクロール操作によって投稿文を切り替えて表示するように構成することが望ましい。また、投稿文に関する情報を表示する際には、ユーザに近い位置で投稿された投稿文を優先して表示するようにしても良い。更に、後述の検索処理(S13)において検索ワードに対する一致度合が高いと判定された投稿文を優先して表示するようにしても良い。尚、右画面53を表示せずに、左画面52のみを表示する構成とし、左画面52の投稿位置マーク57〜60が選択された後に対応する投稿文の情報表示スペース61〜64を新たに画面上に配置するように構成しても良い。また、投稿位置マーク57〜60を表示しない構成としても良い。
【0042】
そして、ユーザは
図7に示す投稿文案内画面51を視認することによって、ユーザ6に関連する内容を投稿した投稿文の内容を閲覧することが可能となる。特に、本実施形態では後述のように案内経路と交差し、且つ案内経路から進入可能な道路である進入交差道路の周辺に渋滞要因施設がある場合に、該進入交差道路の名称や進入交差道路に接続する交差点の名称を検索ワードに設定するので、案内経路に関連する渋滞情報(より具体的には、案内経路の車両の流れに影響する交差道路の渋滞情報)をより速いタイミングで把握することが可能となる。
【0043】
次に、投稿文検索サーバ3において実行される投稿文検索処理プログラムについて説明する。
先ず、S11においてCPU21は、投稿文の閲覧を要求するユーザ6から送信された閲覧要求を受信する。尚、閲覧要求には、閲覧要求の送信元である通信端末7を特定するIDや通信端末7において設定された案内経路(ユーザ6の移動予定経路)の位置情報が含まれる。また、受信した閲覧要求に含まれる案内経路の位置情報は、RAM22等の記憶媒体に一旦格納される。
【0044】
次に、S12においてCPU21は、後述の検索ワード設定処理(
図8)を実行する。ここで、検索ワード設定処理は、前記S11で受信した閲覧要求に含まれる案内経路の位置情報と渋滞要因施設や周辺の道路形状に関する情報を含む地図情報とに基づいて、コンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の内から、“投稿文の閲覧を要求したユーザ6に関連する内容を投稿した投稿文”を検索する為の検索ワードを設定する処理である。
【0045】
その後、S13においてCPU21は、前記S12で設定された検索ワードを用いて、コンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の内から、“投稿文の閲覧を要求したユーザ6に関連する内容を投稿した投稿文”を検索する検索処理を実行する。具体的には、前記S12で設定された検索ワードを文章中に含む投稿文に関する情報を、投稿文情報管理サーバ4の投稿文情報DB9に格納された投稿文情報(
図3)の中から抽出する。
【0046】
例えば、前記S13において「○×通り」と「渋滞」の組み合わせ、及び「××交差点」と「渋滞」の組み合わせが検索ワードとして設定された場合には、“渋滞 AND ○×通り OR ××交差点”が検索条件として設定され、文章中に「○×通り」と「渋滞」の文字列の両方を含む投稿文及び「××交差点」と「渋滞」の文字列の両方を含む投稿文に関する情報がそれぞれ投稿文情報DB9から抽出される。
【0047】
その後、S14においてCPU21は、前記S13で抽出された投稿文に関する情報を、投稿文の閲覧を要求した通信端末7に対して送信する。その結果、投稿文の閲覧を要求した通信端末7において、ユーザ6に関連する内容を投稿した投稿文に関する情報が表示される(S5)。
【0048】
次に、前記S12において実行される検索ワード設定処理のサブ処理について
図8に基づき説明する。
図8は検索ワード設定処理のサブ処理プログラムのフローチャートである。
【0049】
先ず、S21においてCPU21は、前記S11で受信した閲覧要求に含まれる案内経路(ユーザの移動予定経路)の位置情報をRAM22から読み出す。
【0050】
次に、S22においてCPU21は、前記S21で読み出した案内経路の位置情報と地図情報DB12に記憶された交差点データ26とに基づいて、案内経路に含まれる交差点を特定し、特定された交差点に関する情報(交差点を構成するノードのノードID、交差点名称等)を取得する。
【0051】
続いて、S23においてCPU21は、前記S21で読み出した案内経路の位置情報と地図情報DB12に記憶されたリンクデータ25とに基づいて、前記S22で特定された交差点において案内経路と交差する交差道路を特定し、特定された交差道路に関する情報(交差道路を構成するリンクのリンクID、道路種別、道路名称等)を取得する。
【0052】
その後、S24においてCPU21は、交差点データ26やリンクデータ25に基づいて、前記S23で特定された交差道路の内、案内経路を走行する車両が案内経路から進入可能な道路である進入交差道路を特定する。例えば、
図9に示すように案内経路70に対して交差点71で交差道路72、73が接続され、交差点74で交差道路75、76が接続されている場合について説明する。
図9に示す例では、交差道路72、73は進行方向の規制が無いが、交差道路75、76については一方通行の規制が存在する。従って、案内経路70を走行する車両は、交差道路72、73、76には進入できるが、交差道路75には進入することができない。従って、交差道路72、73、76が進入交差道路として特定されることとなる。尚、前記S24では一方通行の規制以外に、例えば車両進入禁止、歩行者専用等の規制についても考慮して進入交差道路が特定される。
【0053】
次に、S25においてCPU21は、施設データ27(
図4)に基づいて、前記S24で特定された進入交差道路の周辺にある渋滞要因施設を抽出する。特に、前記S24において進入交差道路が複数特定されている場合には、特定された各進入交差道路を対象として前記S25の処理を実行する。
【0054】
尚、渋滞要因施設は、前記したように該施設が原因で周辺の道路に渋滞を生じさせる虞のある施設、より具体的には該施設に進入する為の車両が原因で周辺の道路に渋滞を生じさせる虞のある施設であり、例えば、集客力の高い大規模の商業施設、TVや雑誌等のメディアに紹介されてから間もない施設等が該当する。そして、進入交差道路の周辺にある施設が渋滞要因施設か渋滞要因施設以外の施設であるかは、施設データ27によって特定される。また、進入交差道路の周辺にある渋滞要因施設とは、進入交差道路沿いにある渋滞要因施設に加えて、進入交差道路と交差する道路や並走する道路沿いにある渋滞要因施設も対象とするのが望ましい。例えば、
図10に示すように進入交差道路73沿いにある渋滞要因施設に加えて、進入交差道路73と交差する道路77や並走する道路78沿いにある渋滞要因施設も抽出対象とする。但し、渋滞要因施設が進入交差道路73から所定距離D(例えば100m)以内にあることを条件とする。
【0055】
更に、前記S25において抽出対象となる渋滞要因施設は、案内経路から大きく離れていないことを条件とするのが望ましい。例えば、
図10に示すように案内経路70から所定距離L(例えば1km)以内にあることを条件としても良いし、
図11に示すように進入交差道路73が所定幅以上(例えば一般道以上)の道路79と交差するまでの範囲内にあることを条件としても良い。また、所定幅以上の条件は設けなくても良い。
【0056】
以下のS26〜S28の処理は前記S25で抽出された渋滞要因施設毎に実行する。そして、前記S25で抽出された全ての渋滞要因施設を対象としてS26〜S28の処理が実行された後にS13へと移行する。
【0057】
S26においてCPU21は、前記S25で抽出された渋滞要因施設の位置と進入交差道路の位置とを比較することによって、進入交差道路に対して案内経路から進入した車両が走行する車線側に渋滞要因施設があるか否か判定する。即ち、左側通行の地域では進入交差道路に対して案内経路側から見て左側に渋滞要因施設があるか否か判定され、右側通行の地域では進入交差道路に対して案内経路側から見て右側に渋滞要因施設があるか否か判定されることとなる。例えば、
図12に示すように案内経路70と進入交差道路73が位置する場合には、左側通行の地域では領域Aに渋滞要因施設があるか否か判定され、右側通行の地域では領域Bに渋滞要因施設があるか否か判定される。但し、進入交差道路73が仮に一方通行の道路である場合には、渋滞要因施設が領域Aと領域Bのどちら側にあっても車両が走行する車線側に渋滞要因施設があると判定される。
【0058】
そして、進入交差道路に対して案内経路から進入した車両が走行する車線側に渋滞要因施設があると判定された場合(S26:YES)には、S27へと移行する。その場合にはCPU21は、該進入交差道路の車線の内、少なくとも案内経路から進入した車両が走行する車線については渋滞要因施設へ進入する車両が原因で渋滞している可能性が高いと予測する。
【0059】
それに対して、進入交差道路に対して案内経路から進入した車両が走行する車線側に渋滞要因施設が無いと判定された場合(S26:NO)には、S28へと移行する。
【0060】
S27においてCPU21は、前記S26で車両の走行車線側に渋滞要因施設があると判定された進入交差道路の名称、及び案内経路と該進入交差道路の交差点の名称を、検索対象名称として取得する。そして、取得された進入交差道路の名称の文字列と、文字列『渋滞』の組合せを検索ワードとして設定する。同じく、取得された交差点の名称の文字列と、文字列『渋滞』の組合せを検索ワードとして設定する。例えば、
図13に示すように進入交差道路76の車両の走行車線側に渋滞要因施設80がある場合には、進入交差道路76の名称と交差点74の名称が検索対象名称として取得される。従って、『進入交差道路76の名称』と『渋滞』の組合せ、『交差点74の名称』と『渋滞』の組合せを検索ワードとして設定する。尚、進入交差道路の名称としては、進入交差道路が国道や県道である場合には番号(例えば国道1号)でも良いし、通りの名称(例えば明治通り)でも良いし、略称(例えば環七)でも良い。
その後、設定された検索ワードに基づいて、コンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の内から、検索ワードを含む投稿文を検索する検索処理を実行する(S13)。
【0061】
一方、S28においてCPU21は、前記S25で抽出された渋滞要因施設の位置と地図情報に基づいて、渋滞要因施設(前記S26で車両の走行車線側の反対側にあると判定された渋滞要因施設)よりも案内経路と進入交差道路の交差点から離間した位置に車両が転回可能な地点があるか否か判定する。尚、車両が転回可能な地点とは、例えば転回が禁止されていない交差点が該当する。
【0062】
そして、渋滞要因施設よりも案内経路と進入交差道路の交差点から離間した位置に車両が転回可能な地点があると判定された場合(S28:YES)には、S27へと移行する。その場合にはCPU21は、該進入交差道路の車線の内、少なくとも案内経路から進入した車両が走行する車線については転回して渋滞要因施設へ進入する車両が原因で渋滞している可能性が高いと予測する。
【0063】
そして、S27においてCPU21は、前記S28で車両の転回可能地点があると判定された進入交差道路の名称、及び案内経路と該進入交差道路の交差点の名称を、検索対象名称として取得する。そして、取得された進入交差道路の名称の文字列と、文字列『渋滞』の組合せを検索ワードとして設定する。同じく、取得された交差点の名称の文字列と、文字列『渋滞』の組合せを検索ワードとして設定する。例えば、
図13に示すように進入交差道路72の車両の走行車線側の反対側に渋滞要因施設81があって、且つ交差点71に対して渋滞要因施設81より遠方に転回可能地点82がある場合には、進入交差道路72の名称と交差点71の名称が検索対象名称として取得される。従って、『進入交差道路72の名称』と『渋滞』の組合せ、『交差点71の名称』と『渋滞』の組合せを検索ワードとして設定する。
【0064】
一方、渋滞要因施設よりも案内経路と進入交差道路の交差点から離間した位置に車両が転回可能な地点が無いと判定された場合(S28:NO)には、該進入交差道路の車線の内、少なくとも案内経路から進入した車両が走行する車線については渋滞している可能性が低いと予測する。そして、検索ワードの設定を行うことなくS26へと戻り、次の渋滞要因施設を対象として処理を継続する。
【0065】
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係る投稿文検索システム1、投稿文検索システム1による投稿文検索方法及び投稿文検索システム1において実行されるコンピュータプログラムでは、通信端末7において案内経路が設定された場合に、投稿文の閲覧要求を投稿文検索サーバ3へと送信し(S3)、閲覧要求を受信した投稿文検索サーバ3は、案内経路と交差する道路であって、案内経路を走行する車両が案内経路から進入可能な道路である進入交差道路を取得し(S23)、進入交差道路の周辺に渋滞の要因となる施設である渋滞要因施設があるか否か判定し(S26、S28)、進入交差道路の周辺に渋滞要因施設があると判定された場合に、『進入交差道路の名称』と『渋滞』の組み合わせ、又は『案内経路と進入交差道路の交差点の名称』と『渋滞』の組み合わせを検索ワードに設定し(S27)、コンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の内から、設定された検索ワードを含む投稿文を検索し(S13)、検索された投稿文を提供する(S14)ので、渋滞要因施設と周辺の道路形状に基づいて、ユーザの移動予定経路から進入可能な交差道路の内で渋滞している可能性の高い道路や該道路に接続する交差点の名称を検索ワードに設定することが可能となる。その結果、設定された検索ワードを用いることによってコンピュータネットワーク上に投稿された投稿文の内から、ユーザが必要とする情報が投稿された投稿文のみを適切に抽出することが可能となる。特に、ユーザの移動予定経路に関連する渋滞情報、より具体的には、移動予定経路の車両の流れに影響する交差道路の渋滞情報を、投稿文を介して、より速いタイミングで把握することが可能となる。また、ユーザに検索条件を入力させる作業を行わせる必要がないので、操作性についても向上させることが可能となる。
【0066】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では投稿文検索処理プログラム(
図6)のS11〜S14の処理を投稿文検索サーバ3が実行する構成としているが、投稿文情報管理サーバ4や通信端末7が一部または全部の処理を実行する構成としても良い。
【0067】
また、本実施形態では、投稿の閲覧を要求した通信端末7で設定された案内経路を、ユーザの移動予定経路として通信端末7から投稿文検索サーバ3へと送信する構成としているが、案内経路の代わりに通信端末7において設定されている出発地と目的地を送信する構成としても良い。その場合には、投稿文検索サーバ3が受信した出発地と目的地から案内経路の探索を行う。また、案内経路以外の経路をユーザの移動予定経路としても良い。例えば、ユーザが現在位置から道なりに移動すると仮定した経路を、ユーザの移動予定経路として特定しても良い。また、ユーザの過去の移動履歴からユーザの移動予定経路を特定しても良い。更に、移動予定経路は車両による移動予定経路であっても、車両以外の移動手段(例えば電車、自転車、徒歩等)による移動予定経路であっても良い。
【0068】
また、本実施形態では、『進入交差道路の名称』と『渋滞』の組合せ、及び『交差点の名称』と『渋滞』の組合せをそれぞれ検索ワードとして設定することとしているが、『進入交差道路の名称』と『渋滞』の組合せのみ、又は『交差点の名称』と『渋滞』の組合せのみを検索ワードとして設定しても良い。更に、『渋滞』の代わりに『渋滞』以外の交通状況を示す文字列(例えば、『混雑』等)を検索ワードとして設定しても良い。
【0069】
また、本実施形態では、投稿文情報管理サーバ4において投稿文に関する情報として、投稿文の文章とともに、該投稿文が投稿された投稿時刻、該投稿文が投稿された際の投稿者の位置情報、投稿者のID等について記憶される構成としているが、投稿文の文章のみを記憶する構成としても良い。
【0070】
また、本発明に係る投稿文検索システムを具体化した実施例について上記に説明したが、投稿文検索システムは以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
【0071】
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
渋滞施設判定手段は、進入交差道路の周辺であって、進入交差道路に対して移動予定経路から進入した車両が走行する車線側に渋滞要因施設があるか否か判定し、検索対象名称取得手段は、進入交差道路の周辺であって、進入交差道路に対して移動予定経路から進入した車両が走行する車線側に渋滞要因施設があると判定された場合に、進入交差道路の名称又は移動予定経路と進入交差道路の交差点の名称を、検索対象名称として取得する。
上記構成を有する投稿文検索システムによれば、移動予定経路から進入交差道路へと進入する車線が、渋滞要因施設に進入する車両によって渋滞する可能性が高い場合に、該渋滞に関する情報が投稿された投稿文を適切に抽出することが可能となる。
【0072】
また、第2の構成は以下のとおりである。
渋滞施設判定手段は、進入交差道路の周辺であって、進入交差道路に対して移動予定経路から進入した車両が走行する車線側の反対側に渋滞要因施設があるか否か判定し、進入交差道路に転回可能な地点があるか否か判定する転回地点判定手段を有し、検索対象名称取得手段は、進入交差道路の周辺であって、進入交差道路に対して移動予定経路から進入した車両が走行する車線側の反対側に渋滞要因施設があり、且つ進入交差道路に転回可能な地点があると判定された場合に、進入交差道路の名称又は移動予定経路と進入交差道路の交差点の名称を、検索対象名称として取得する。
上記構成を有する投稿文検索システムによれば、移動予定経路から進入交差道路へと進入する車線が、転回して渋滞要因施設に進入する車両によって渋滞する可能性が高い場合に、該渋滞に関する情報が投稿された投稿文を適切に抽出することが可能となる。
【0073】
また、第3の構成は以下のとおりである。
転回地点判定手段は、渋滞要因施設よりも移動予定経路と進入交差道路の交差点から離間した位置に転回可能な地点があるか否か判定する。
上記構成を有する投稿文検索システムによれば、転回可能な地点と渋滞要因施設との位置関係に基づいて、転回して渋滞要因施設に進入する車両についても考慮して進入交差道路に渋滞が生じるか否かを予測することが可能となる。従って、進入交差道路の渋滞状況について、より正確に予測することが可能となる。
【0074】
また、第4の構成は以下のとおりである。
地図情報を取得する地図情報取得手段と、渋滞要因施設を特定する情報である特定情報を取得する施設特定情報取得手段と、を有し、渋滞施設判定手段は、地図情報と施設特定情報に基づいて、進入交差道路の周辺に渋滞要因施設があるか否か判定する。
上記構成を有する投稿文検索システムによれば、集客力の高い大規模の商業施設、TVや雑誌等のメディアに紹介されてから間もない施設等の該施設が原因で周辺の道路に渋滞を生じさせる虞のある施設を、施設特定情報に基づいて渋滞要因施設として適切に特定することが可能となる。