(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記募集表示手段は、贈答状況に応じて変化する、対象に贈答される2種類以上の花のデザインを表示するデザイン表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の共同贈答システム。
前記募集表示手段は、対象へ贈答可能な2種類以上の花を表示し、ユーザから対象へ贈答する花を決定する為の投票を受け付ける投票手段を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の共同贈答システム。
前記募集表示手段は、ユーザより、対象へ贈答する花のデザイン情報を受け付けるデザイン受付手段を備えることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の共同贈答システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、イベントやコンサート、スポーツの試合といった興行や、パーティー、セレモニー等において、複数の主体が共同して、いわゆる会場花、スタンド花と呼ばれる花を対象に贈答することが行われている。また特に、アーティスト、スポーツ選手、タレント、団体等といった対象に対して、ファン一同から花を贈答し、会場に配送、設置することが行われている。
【0006】
このような花の贈答は、代表者によって管理され行われてきた。しかし、代表者に多大な作業負担が生じること、贈答品の金額が集められた集計額と見合ったものなのか、贈答の参加者に不透明なことから、より明瞭かつ効率的に花の贈答を行うことが可能な方法が求められていた。
【0007】
しかしながら、前述した従来の技術には、つぎのような改善すべき問題点が残されており、上述した花の贈答には適用することができない。
【0008】
特許文献1に記載の贈答方法では、対象へ贈答する1以上の物品が予めプレゼント企画として決定されている。そのため、複数のユーザから集まった負担金額の合計額に応じて、最終的に購入を行う商品を決定することができない。そのため、合計額に応じて、より豪華な花や、より多くの花を贈答することは出来ない。
【0009】
また、共同でプレゼントを行う複数のユーザが、ソーシャルネットワーキングサービス上で関係性を有するユーザである。そのため、プレゼントを行うユーザとソーシャルネットワーキングサービス上の関係性が無いことによって、花の贈答を行いたくても行うことができないユーザが発生してしまう。
【0010】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、複数のユーザによって共同で行われる対象への花の贈答を、効率的に行う為の共同贈答方法を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、本発明は、対象情報に基づいて贈答に参加するユーザを募り、複数のユーザが共同して特定の会場への花の配送を行う為の共同贈答システムであって、
贈答に参加するユーザを募る為の募集画面を表示する募集表示手段と、
前記募集画面を介して、ユーザ情報及び該ユーザによって購入される
口数を含む贈答量を受付情報として受け取る受付手段と、
前記受付情報に基づいてユーザによる決済情報を生成する決済手段と、
ユーザの購入情報に基づいて、対象への贈答状況を集計する集計手段と、を備え、
前記募集表示手段は、前記贈答状況に応じて集計した贈答量を表示する相対表示手段を備え、
前記決済手段は、前記贈答状況
として集計された口数と、前記ユーザが購入する口数及び当該贈答に設定された購入可能な上限口数に基づいて購入の可否を判断し、購入可能な場合に前記決済情報を生成することを特徴とする。
【0012】
このような構成とすることで、複数のユーザが共同して対象に花を贈答する為の共同贈答システムを提供することができる。
【0013】
また、これまで人づてに行われていた花の贈答を、インターネットを介して複数のユーザで行うことが可能となり、これまで人脈が無く贈答に参加できなかったユーザも、贈答に参加することが可能となる。
【0014】
本発明の好ましい形態では、前記相対表示手段
は、前記贈答量に応じて絵柄が変化する相対画像を用いて、贈答量を視覚的に表示することを特徴とする。
このような構成とすることで、現在どの程度贈答が行われているのかをユーザが把握することが可能となり、ユーザによる贈答の動機づけが生じる。
【0015】
本発明の好ましい形態では、贈答に参加したユーザの一覧を出力する一覧出力手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の好ましい形態では、前記一覧出力手段で出力される一覧は、贈答量に応じてソートされることを特徴とする。
このような構成とすることで、贈答に参加したユーザの一覧を取得し、利用を行うことが可能となる。また、贈答量順にソートして一覧を出力することで、ユーザによる贈答の動機付けが生じる。
【0016】
本発明の好ましい形態では、贈答の対象となる対象情報を登録する登録手段を備え、
前記登録手段は、前記受付手段を介してユーザに入力される前記ユーザ情報を指定可能であることを特徴とする。
このような構成とすることで、任意の項目についてユーザの情報を取得することができ、取得したユーザ情報を好適に活用することができる。
【0017】
本発明の好ましい形態では、前記募集表示手段は、贈答状況に応じて変化する、対象に贈答される2種類以上の花のデザインを表示するデザイン表示手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の好ましい形態では、前記募集表示手段は、対象へ贈答可能な2種類以上の花を表示し、ユーザから対象へ贈答する花を決定する為の投票を受け付ける投票手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の好ましい形態では、前記受付情報を入力したユーザに対して、前記贈答情報に基づいて特典を提供する特典提供手段を備えることを特徴とする。
このような構成とすることで、ユーザによる贈答の動機づけが生じる。
【0018】
本発明の好ましい形態では、ユーザより、対象へ贈答する花のデザイン情報を受け付けるデザイン受付手段を備えることを特徴とする。
このような構成とすることで、ユーザよるデザインに基づいて、花の贈答を行うことができる。
【0019】
本発明は、対象情報に基づいて贈答に参加するユーザを募り、複数のユーザが共同して特定の会場への花の配送を行う為の共同贈答サーバであって、
贈答に参加するユーザを募る為の募集画面を表示する募集表示手段と、
前記募集画面を介して、ユーザ情報及び該ユーザによって購入される
口数を含む贈答量を受付情報として受け取る受付手段と、
前記受付情報に基づいてユーザによる決済情報を生成する決済手段と、
ユーザの購入情報に基づいて、対象への贈答状況を集計する集計手段と、を備え、
前記募集表示手段は、前記贈答状況に応じて集計した贈答量を表示する相対表示手段を備え、
前記決済手段は、前記贈答状況
として集計された口数と、前記ユーザが購入する口数及び当該贈答に設定された購入可能な上限口数に基づいて購入の可否を判断し、購入可能な場合に前記決済情報を生成することを特徴とする。
【0020】
本発明は、対象情報に基づいて贈答に参加するユーザを募り、複数のユーザが共同して特定の会場への花の配送を行う為の共同贈答プログラムであって、
コンピュータを、贈答に参加するユーザを募る為の募集画面を表示する募集表示手段と、
前記募集画面を介して、ユーザ情報及び該ユーザによって購入される
口数を含む贈答量を受付情報として受け取る受付手段と、
前記受付情報に基づいてユーザによる決済情報を生成する決済手段と、
ユーザの購入情報に基づいて、対象への贈答状況を集計する集計手段と、として機能させ、
前記募集表示手段は、前記贈答状況に応じて集計した贈答量を表示し、
前記決済手段は、前記贈答状況
として集計された口数と、前記ユーザが購入する口数及び当該贈答に設定された購入可能な上限口数に基づいて購入の可否を判断し、購入可能な場合に前記決済情報を生成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、複数のユーザによって共同で行われる対象への花の贈答を、効率的に行う為の共同贈答方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に関る共同贈答システムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
【0024】
例えば、本実施形態では共同贈答システムの構成、動作などについて説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム、記録媒体なども、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータに前記プログラムをインストールすることができる。ここで、前記プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD−ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
【0025】
本実施形態では、アーティストの公演のチケット販売を行うウェブサイトにおいて、ファンによる花の贈答を受け付ける際の例について説明する。また、対象としては、例えば、スポーツ選手、タレント等の特定の人物、特定の団体であってもよく、それらが行うコンサート、スポーツの試合、興行、パーティー、セレモニー等(以下イベントとする)に対して、複数のユーザが共同して花の贈答を行う。
【0026】
ここで、実際に対象に贈答される贈答品である花とは、生花や造花、ブリザードフラワー等であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。加えて、花を保持する為のスタンド、鉢等の保持体や、デザイン性を高めるためのラッピング、生地、風船、置物、文字を記載するプレート等の装飾体等を含んでいてもよい。
【0027】
図1は、本発明の実施形態に関る共同贈答システムの概要を示す図である。符号1は共同贈答サーバを示し、符号2は共同贈答サービスを行う為に必要な情報を記憶する記憶部を示し、符号3は花の贈答を行うユーザが所持するユーザ端末を示し、符号4は花の贈答を行うユーザを募るためのイベント情報(対象情報)の登録等を行う管理者端末を示し、符号5はクレジットカード決済や決済代行サービス等、決済サービスを行う決済会社サーバを示している。
【0028】
共同贈答サーバ1及びユーザ端末3、管理者端末4、決済会社サーバ5は、ネットワークNを介して通信可能になされている。ユーザ端末3では、共同贈答サーバ1に要求を行うことで、対象への贈答を行う為の画面(募集画面)を表示させることができる。図示例では、1又は複数の記憶部2が共同贈答サーバ1の外部に設けられているが、サーバ1は、1又は複数の記憶部2を備えてもよい。また、後述する共同贈答サーバ1の機能構成が、複数のサーバ装置によって実現可能に成されていても構わない。
【0029】
図2は、本発明の実施形態に係る共同贈答サーバ1のハードウェア構成の一例を示す図である。共同贈答サーバ1は、演算装置(CPU101)と、主記憶装置(RAM102)と、HDDやSSD、フラッシュメモリなどの補助記憶装置(記憶部103)と、外部の装置とネットワークNを介して通信を行うためのインタフェースである通信部104と、キーボードやマウス等の入力部105と、ディスプレイ等の出力部106と、を備えている。また、記憶部103は、オペレーティングシステム107と、オペレーティングシステム107と協調してその機能を発揮する共同贈答プログラム108等が記録されている。
【0030】
ユーザ端末3は、演算装置(CPU)、主記憶装置(RAM)、HDDやSSD、フラッシュメモリなどの補助記憶装置、ネットワークNへの接続手段を含む各種の入出力装置など、そして、ウェブサイトの閲覧を行うためのブラウザソフトウェアを備える。ユーザ端末3として、パーソナルコンピュータやスマートフォン端末、携帯電話などの各種のコンピュータ装置を用いることができる。
【0031】
管理者端末4は、演算装置(CPU)、主記憶装置(RAM)、HDDやSSD、フラッシュメモリなどの補助記憶装置、ネットワークNへの接続手段を含む各種の入出力装置など、そして、管理画面の閲覧を行うための管理ソフトウェアを備える。管理者端末4として、ユーザ端末3と同様、パーソナルコンピュータやスマートフォン端末、携帯電話などの各種のコンピュータ装置を用いることができる。
【0032】
図3は、記憶部2に記憶された情報の一例を示す図である。
図3(a)に示すように、イベント情報21は、イベントID21aと、イベント名やイベントの開催場所、開催日時等を有するイベント詳細情報21bと、表示する画像(表示画像21c)と、イベントの説明文や説明画像、メール送信時や購入完了後の文章を有する詳細文情報21dと、購入可能な口数の総数や一人あたりが購入可能な口数、一口当たりの単価を示す口数情報21eと、受付時に取得する顧客情報を決定する顧客取得情報21fと、利用可能な支払方法21gと、花の発注を実施する為に最低限必要な実施可能口数21hと、受付の募集期間21iと、贈答する花に関する贈答品情報21jと、を有する。
【0033】
図3(b)に示すように、ユーザ情報22は、ユーザID22aを有している。また、顧客取得情報に応じて設定された、ユーザのニックネームや氏名等の名称情報22bと、ユーザのメールアドレスや電話番号等の連絡先情報22cと、生年月日22dと、住所22eと、の何れか選択された情報を有する。
【0034】
図3(c)に示すように、購入情報23は、購入ID23aと、贈答の対象となったイベントID23bと、贈答を行ったユーザのユーザID23cと、購入された口数23dと、購入金額23eと、決済会社サーバ5より受け取った決済方式や決済会社、決済番号等を有する決済関連情報23fと、を有する。
【0035】
図3(d)に示すように、発注先情報24は、発注先ID24aと、発注先の名称情報24bと、発注先の住所24cと、発注先のメールアドレスや電話番号等の連絡先情報24dと、発注先の担当者情報24eと、を有する。
【0036】
図3(e)に示すように、発注履歴情報25は、発注履歴ID25aと、発注した花が贈られるイベントのイベントID25bと、花の発注を行った発注先ID25cと、発注金額25dと、発注したデザインなどの発注情報25eと、注文日25fと、花の送付先や送付日時等を有する送付先情報25gと、を有する。
【0037】
図3(f)に示すように、特典情報26は、特典ID26aと、イベントID26bと、特典名称26cと、画像や音楽、動画、物品、等の特典形式26dと、を有している。また、ネットワークNを介して配布される特典については、特典データを記憶した特典DB(図示せず)のパス26eと、特典の提供期間26f(ダウンロード可能期間)と、を有している。
【0038】
図3(g)に示すように、特典履歴情報27は、特典履歴ID27aと、特典ID27bと、購入ID27cと、を有している。ネットワークNを介してユーザ端末3に配布される特典については、ユーザごとに生成された特典の配布ページへのリンクや、配布ページで入力するアクセスコードなどのアクセス情報27dを有している。また、特典が物品の場合は、特典の発送状況などを有していてもよい。
【0039】
図4は、本発明の実施形態に関る共同贈答システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。共同贈答サーバ1は、登録手段10を介して、管理者端末4からのイベント(対象情報)の登録を受け付ける。
【0040】
図5は、登録手段10によってイベントを登録する際の画面表示例である。イベントは、管理者端末4よりイベント登録画面にアクセスし、登録手段10を介して登録される。本実施形態において、イベント情報21及び、ユーザ情報22の項目(
図3(a)における顧客取得情報、
図5における取得情報)が登録手段10により登録される。
【0041】
図示例では、イベント詳細情報21bとしてアーティスト名、イベント名、日程、会場名、などが入力され、相対画像タイプとして表示画像21cが入力され、詳細文や詳細文内使用画像、受付完了後に表示される完了画面文言、購入時や購入完了時などのメール送信時に表示されるメール送信文言として詳細文情報21dが入力される。
【0042】
また、贈答品情報21jとして贈答される花と、投票の有無が設定され、口数情報21eとして一口当たりの購入単価や口数設定が入力され、実施可能口数21hとして最低限必要な購入口数(購入金額)が入力され、顧客取得情報21fとして取得情報が入力され、支払方法21gとして利用可能な決済の方法が入力され、募集期間21iとして募集画面の公開期間が入力される。
【0043】
なお、本例では、表示画像21cとして、集計した金額や口数(贈答状況)に応じて変化する積上型又はパーセント達成型等の相対画像と、集計した金額や口数に応じて変化しない(贈答状況を表示させない)固定画像と、が選択可能になされている。
【0044】
また、顧客取得情報21fとして、贈答への参加(購入)を行ったユーザからどのような情報を取得するか、支払方法21gとしてユーザが利用可能な決済方法を選択可能に構成されている。
【0045】
加えて、贈答される花の量やデザインが贈答状況に応じて変化するような2以上のセットが贈答品情報(図示せず)として予め登録されており、贈答品情報21jとして登録されたセットを選択するようになされている。指定した金額や口数の範囲で贈答される花のデザインを、イベント登録画面より任意に設定できるような構成を備えていてもよい。
【0046】
投票が設定された場合には、複数種類のデザイン(贈答状況に応じて変化するセットの場合を含む)を提示し、投票手段113を介してユーザからの投票を受け付ける。投票は、贈答に参加(購入)する際や、購入後、任意のウェブページなどで実施される。購入した口数に応じて、投票手段113により投票可能な票数を変化させるように構成してもよい。
【0047】
募集表示手段11は、登録されたイベント情報21に基づいて、ユーザ端末3に備えられたウェブブラウザからイベントに関する情報を閲覧可能に提供する。
図6〜8は、ユーザ端末3(スマートフォン)において、登録されたイベントに関する情報を閲覧する際の募集画面の画面表示例である。
【0048】
図6(a)は、イベントの一覧ページ(図示せず)から移動したり、イベントを検索することで表示されるイベントページ(募集画面)の画面表示例である。イベントページでは、イベント詳細情報21b等が表示され、公演のチケット購入ページに移動可能なリンク(
図6(a)におけるTicket)と、花購入ページ(募集画面)に移動可能なリンク(
図6(a)におけるFlower)が設けられている。そこから、花購入ページに移動可能なリンクを選択し、
図6(b)に示す花購入ページに移動する。
【0049】
ユーザは、イベントが募集期間内であるか(募集期間21i)や、購入可能な口数上限に達していないか(口数情報21e)等の条件に適合した場合、贈答に参加することができる。花購入ページでは、相対表示手段111により相対画像(表示画像21c)が表示されており、他のユーザによってこれまでどの程度花が購入されているのか(どの程度贈答が行われているか)を確認することができる。また、口数情報21eとして、一口当たりの金額と、購入を希望する口数が表示されている。ユーザは購入する口数を選択して決定(
図6(b)における選択をクリック)することで、
図6(c)に示すような、注文内容確認ページ(募集画面)に移動する。
【0050】
なお、本例では、どの程度の口数が集まっているのかを確認する為の相対画像として、積上型とパーセント表示型の2種類を例示している。
図8(a)及び
図8(b)は、積上型の相対画像を表示した際の画面表示例である。この場合、相対画像は、購入された口数が増えるほど、表示される花の量が増加するようになされている。
図8(c)は、パーセント表示型の相対画像を表示した際の画面表示例である。この場合、口数情報として、全体で購入可能な口数上限が設定されており、相対画像は、その口数上限に対してどの程度の口数が購入されているかを示すようになされている。
【0051】
集まった口数を開示したくない対象については、購入された口数に応じて変化しない固定画像を表示したり、画像そのものを表示しないようにすることができる。また、共同贈答サーバ1は、募集期間内に実行可能口数に達さなかった対象に対して、対象に追加金額の請求を行う対象請求手段を備えていていもよい。
【0052】
また、デザイン表示手段112を介して、贈答される花のデザインをイベントページや花購入ページ等で表示するように構成してもよい。更に投票設定がなされている場合は、花購入ページやその他任意のウェブページにおいて、贈答される花のデザイン(セットの場合を含む)を複数提示し、ユーザからの投票を受け付けるように構成してもよい。
【0053】
更に、デザイン受付手段114を介して、贈答される花のデザインのイラストや画像等をユーザより受け付け、そのデザインに基づいて花を発注するように構成してもよい。また、デザイン表示手段112を介して、ユーザより受け取ったデザインを複数提示し、投票手段113を介して、ユーザからの投票を受け付けるように構成してもよい。
【0054】
また、ユーザは、共有手段115により、SNSでの投稿やメール、メッセージアプリケーション等を介して、任意の人物に、イベントページや花の購入ページ等の募集画面等を共有することができる。
【0055】
図6(c)に示す注文内容確認ページでは、購入対象であるイベント並びに、単価及び口数に基づいて決定される贈答量の確認に併せて、イベント情報21として登録された顧客取得情報21fについて入力を促すように構成されている。顧客取得情報21fが入力されたならば、ユーザはリンクを選択し(
図6(c)における注文)、
図7(a)に示す、支払方法選択ページ(募集画面)に移動する。
【0056】
支払方法選択ページでは、イベント情報21として登録された支払方法21gに基づいて、ユーザが支払方法を選択可能に構成されている。ユーザが支払方法を選択すると、受付手段12によって購入が受け付けられ、顧客取得情報21fとして入力された情報に基づいて、注文内容やユーザ情報22が記録される。
【0057】
また、決済手段13によって決済情報が生成され、ユーザに出力される。本実施形態では、
図7(b)に示すように、ユーザ情報22として記録されたメールアドレスに対して、決済のためのリンクを出力するように構成されている。支払方法選択ページなどからそのままウェブブラウザ上で決済ページに移動するように構成してもよい。
【0058】
ユーザが決済を行うと、決済会社サーバ5より決済に関する決済関連情報23fが出力される。決済受付手段14は、この決済関連情報23fを受け取り、購入情報23として記憶する。この購入情報23から、集計手段15によって贈答状況が集計され、相対表示手段111による画像の変化や、花の発注等に利用される。
【0059】
発注情報生成手段16は、購入情報23から集計された贈答量及び発注先情報24に基づいて、花の発注情報を生成する。発注情報とは、例えば、花を贈答する為に集まった合計金額や口数、発注する花のデザイン、花を送付する送付先情報(イベントの実施場所や実施日時等)、イベント実施場所付近の発注先情報などである。
【0060】
発注情報は、必要に応じて情報を付加され、発注手段17によって発注先に出力される。発注が行われた発注情報は、注文日25f等を付加され、発注履歴情報25として記録される。
【0061】
一覧出力手段18は、ある対象やイベントに対して購入を行ったユーザの一覧を出力する。本例では、購入情報23より所定のイベントについて購入を行ったユーザを一覧で出力する。また、一覧を出力する際に、購入を行った口数や贈答を行った順番に応じて、ユーザを並べるように構成してもよい。
【0062】
特典提供手段19は、贈答に参加したユーザに特典を提供する。本例では、特典提供手段19は、特典情報26に登録されたイベントID26b及び購入情報23、ユーザ情報22に基づいて、ユーザに特典を提供する。例えば、連絡先情報22cとして記憶されたユーザのメールアドレスに対して、特典をダウンロードする為のダウンロードページへのリンクや、特典ページを閲覧する為のアクセスコード等のアクセス情報27dを送付することで、特典が配布される。特典が物品に関る場合には、特典をユーザに発送する為の発送リストに贈答に参加したユーザを追加したり、ユーザに発送フラグを設定することで、特典の発送が管理される。
【0063】
次いで、
図9を用いて、イベント情報21を登録する際の処理を説明する。まず、管理者端末4に、イベント情報の一覧が表示される(ステップS1)。新規イベントを登録する場合(ステップS2でYes)、ステップS5に進む。イベント情報の一覧から任意のイベント情報を編集する場合(ステップS2でNo)、ステップS3に進み、イベント情報の呼び出しを行う(ステップS4)。
【0064】
ステップS5では、
図5に示すようなイベント登録画面から、イベント情報21の入力(または編集)を行う。イベント情報が入力されたならば、入力された内容を確認し(ステップS6)、イベント情報21を更新する(ステップS7)。
【0065】
次いで、
図10を用いて、ユーザが贈答を行う際の処理を説明する。まず、ユーザ端末3に、イベントページが表示される(ステップS11)。ユーザはイベントページから花購入ページに移動し、贈答への参加を行う。イベント情報21において口数設定がなされている場合(ステップS12でYes)、ユーザは、購入する口数を選択して(ステップS13)、注文を行う。イベント情報21において口数設定がなされていない場合(ステップS12でNo)、ステップS14に進む。
【0066】
ステップS14では、購入口数の上限に達しているか否かを判断する。既に購入可能な上限口数に達している、又はステップS13で入力した口数が、残りの購入可能な口数より多い場合(ステップS14でYes)、処理を終了する。購入可能な上限口数に達していない、又はステップS13で入力した口数が、残りの購入可能な口数以下の場合(ステップS14でNo)、ユーザ情報及び決済方法を入力して、ステップS16にすすむ(ステップS15)。ステップS16では、受付手段12によりユーザ情報及び注文内容を受け付ける。
【0067】
ユーザは決済手段13により生成された決済情報から決済ページに移動し、決済処理を行う(ステップS17)。そして、購入情報を決済会社サーバ5より受け取り(ステップS18)、購入情報23を記憶する(ステップS19)
【0068】
次いで、
図11を用いて、特典(電子コンテンツ)を受け取る際の処理を説明する。まず、ユーザ端末3から特典のダウンロードページに移動し、特典の配信要求を行う(ステップS21)。特典の配信要求は、贈答の参加者に送付されるリンク先に移動したり、特典をダウンロードする為のコード(アクセス情報27d)を入力することで行われる。特典履歴情報27に該当するコードが登録されている場合(ステップS22でYes)、特典をユーザに提供する(ステップS23)。
【0069】
本発明によればこのような構成とすることで、複数のユーザが共同して対象に花を贈答する為の共同贈答システムを提供することができる。また、これまで人づてに行われていた花の贈答を、インターネットを介して複数のユーザで行うことが可能となり、これまで人脈が無く贈答に参加できなかったユーザも、贈答に参加することが可能となる。
【0070】
また、受付手段によって任意の項目についてユーザの情報を取得することができ、取得したユーザ情報を好適に活用することができる。
【0071】
また、贈答に参加したユーザの一覧を取得し、利用を行うことが可能となる。また、ユーザによる贈答の動機づけが生じ、より花の贈答を活性化することができる。
【解決手段】対象情報に基づいて贈答に参加するユーザを募り、複数のユーザが共同で対象への花の贈答を行う為の共同贈答システムであって、贈答に参加するユーザを募る為の募集画面を表示する募集表示手段と、前記募集画面を介して、ユーザ情報及び該ユーザによって購入される贈答量を受付情報として受け取る受付手段と、前記受付情報に基づいてユーザによる決済情報を生成する決済手段と、ユーザの購入情報に基づいて、対象への贈答状況を集計する集計手段と、を備えることを特徴とする。