【実施例】
【0020】
まず、本実施例に係る遊技媒体と景品との交換に関する管理方法の概念について説明する。
図1は、本実施例に係る遊技媒体と景品との交換に関する管理方法の概念を説明する為の説明図である。本実施例では店舗管理装置40による景品マスタ更新処理により景品マスタを更新し、景品管理装置60では店舗管理装置40から取得した景品マスタを利用して景品交換処理を実施する。
【0021】
店舗管理装置40による景品マスタ更新処理では、景品マスタの更新内容に関して次の3つのチェックを実施することによって、景品マスタが一物一価に反するような設定になることを防止することができる。1つめは、景品マスタ上のそれぞれの景品に対して設定されている、複数の遊技種毎に設定されている交換媒体数が、すべての遊技種に対して等価であるかのチェックである。具体的には、一般景品の場合は交換媒体数×貸出レート、特殊景品の場合は交換媒体数×交換レートで算出した景品価値が、すべての遊技種に対して等価であることをチェックする。なお、特殊景品の景品交換にも貸出レートを使用する場合には、特殊景品についても交換媒体数×貸出レートで景品価値を算出する。2つめは、景品マスタの中に同一な景品が存在しないことのチェックである。3つめは、景品交換に必要な媒体数が整数になっていることのチェックである。すべてのチェックに反しなかった場合には指定した内容で景品マスタの更新処理を実行する。しかしいずれかのチェック内容に反する設定が指示された場合には、エラー内容のメッセージを表示して、景品マスタの更新処理の続行か否かの判断を求め、そこで明示的に処理続行を選択された場合のみ、指定した内容で景品マスタの更新処理を実行する。
【0022】
1つめのチェックでは、遊技種によって交換媒体数×貸出レート(特殊景品の場合には交換媒体数×交換レート)で求められる景品価値が同一であることで一物一価であることをチェックしているが、景品の市場価格が貸出レート(特殊景品の場合には交換レート)で割り切れない場合などで丸め誤差などが発生するケースもあり、ある程度の誤差の範囲内であれば許容するようにすることも可能である。
【0023】
2つめのチェックでは、景品マスタ上に同一名または類似名の景品で景品価値が同じもしくは近い値である場合には、同一商品である可能性が高いとして、メッセージを表示し遊技店店員に判断をゆだねる。
【0024】
3つめのチェックは、景品交換時に景品1個当たりの交換媒体数が小数となる場合には、交換する景品数によっては、景品1個当たりの景品価値が微妙に変わってしまうことがあることから、不必要に景品1個当たりの交換媒体数が小数にならないようにすることを目的としたものである。ただし景品の市場価値と貸出レート(特殊景品の場合には交換レート)によっては、小数になることもやむを得ないケースがあり、やむを得ず交換媒体数が小数となる場合には、景品マスタには当該景品との交換の遊技媒体数が整数になるような景品の交換単位数を算出して入れておくものとする。
【0025】
このようにして設定された景品マスタは、店舗管理装置40の景品マスタ配布部と景品管理マスタの景品マスタ取得部を通して、景品管理装置60に配布される。景品管理装置60では、景品交換処理において景品の種類と個数を指定される都度、景品マスタに含まれている交換単位数になっているのかをチェックする。指定した景品数が景品マスタ上にある当該景品の交換単位数で割り切れない数を指定した場合には、指定した景品/個数の組み合わせでは交換に必要な遊技媒体数が小数になってしまうことを示すメッセージを表示し、その指定で誤りがないのかを判断させて、入力誤りではない場合には、指定した景品/個数を有効として景品交換を進める。
【0026】
次に、本実施例に係る遊技システムのシステム構成について説明する。
図2は、本実施例に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。同図に示すように、この遊技システムは、1玉4円で貸し出されたパチンコ玉を使用するパチンコ遊技機20aを複数配置した4円パチンコ区画と、1玉2円で貸し出されたパチンコ玉を使用するパチンコ遊技機20bを複数配置した2円パチンコ区画と、1玉1円で貸し出されたパチンコ玉を使用するパチンコ遊技機20cを複数配置した1円パチンコ区画とを有する。
【0027】
複数のパチンコ遊技機20aには、それぞれ台間カード処理機10aが対応して設けられている。台間カード処理機10aは、遊技種名「玉1(4パチ)」に関連付けられており、パチンコ遊技機20aに対して1玉4円のレートでパチンコ玉を貸し出す処理を行う。また、台間カード処理機10aは、店舗管理装置40が管理する遊技種名「玉1」の貯玉口座の残高を減算し、減算した値に対応する数のパチンコ玉をパチンコ遊技機20aに払い出す。また、台間カード処理機10aは、店舗管理装置40が管理する遊技種名「玉1」の持玉口座の残高を取得し、取得した残高を減算して対応する数のパチンコ玉をパチンコ遊技機20aに払い出す。また、台間カード処理機10aは、パチンコ遊技機20aから獲得されたパチンコ玉を計数する各台計数機能を有する。計数されたパチンコ玉は、遊技種名「玉1」の持玉としてカードに関連付けられる。
【0028】
複数のパチンコ遊技機20bには、それぞれ台間カード処理機10bが対応して設けられている。台間カード処理機10bは、遊技種「玉2(2パチ)」に関連付けられており、パチンコ遊技機20bに対して1玉2円のレートでパチンコ玉を貸し出す処理を行う。また、台間カード処理機10bは、店舗管理装置40が管理する遊技種名「玉2」の貯玉口座の残高を減算し、減算した値に対応する数のパチンコ玉をパチンコ遊技機20bに払い出す。また、台間カード処理機10bは、店舗管理装置40が管理する遊技種名「玉2」の持玉口座の残高を取得し、取得した残高を減算して対応する数のパチンコ玉をパチンコ遊技機20bに払い出す。また、台間カード処理機10bは、パチンコ遊技機20bから獲得されたパチンコ玉を計数する各台計数機能を有する。計数されたパチンコ玉は、遊技種名「玉2」の持玉としてカードに関連付けられる。
【0029】
複数のパチンコ遊技機20cには、それぞれ台間カード処理機10cが対応して設けられている。台間カード処理機10cは、遊技種「玉3(1パチ)」に関連付けられており、パチンコ遊技機20cに対して1玉1円のレートでパチンコ玉を貸し出す処理を行う。また、台間カード処理機10cは、店舗管理装置40が管理する遊技種名「玉3」の貯玉口座の残高を減算し、減算した値に対応する数のパチンコ玉をパチンコ遊技機20cに払い出す。また、台間カード処理機10cは、店舗管理装置40が管理する遊技種名「玉3」の持玉口座の残高を取得し、取得した残高を減算して対応する数のパチンコ玉をパチンコ遊技機20cに払い出す。また、台間カード処理機10cは、パチンコ遊技機20cから獲得されたパチンコ玉を計数する各台計数機能を有する。計数されたパチンコ玉は、遊技種名「玉3」の持玉としてカードに関連付けられる。
【0030】
台間カード処理機10a〜10cは、通信回線90を介して店舗管理装置40及び景品管理装置60と接続されている。店舗管理装置40は、カードの管理、会員の管理並びに景品マスタの管理を行なう装置である。
【0031】
店舗管理装置40は、カードIDにプリペイド価値及び持玉数を対応づけたカード管理データによりカードを管理する。店舗管理装置40は、台間カード処理機10a〜10cからカード排出時にカードID及び持玉数を受信したならばカード管理データを更新する。また、店舗管理装置40は、台間カード処理機10a〜10cからカード挿入時にカードIDを受信したならば、該カードIDに対応付けられたプリペイド価値及び持玉数を台間カード処理機10に通知する。また、店舗管理装置40は、景品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに対応づけられた持玉数を景品管理装置60に対して通知する。
【0032】
また、店舗管理装置40は、遊技店に会員登録された会員に関する情報を会員管理データにより管理する。会員管理データは、会員に対して発行した会員カードのカードIDに関連づけて、貯玉、ポイント、来店回数、遊技履歴、暗証番号及び氏名等を関連付けたデータである。店舗管理装置40は、台間カード処理機10a〜10cからカード挿入時に会員カードのカードIDを受信したならば、該カードIDに対応付けられた貯玉数を台間カード処理機10a〜10cに通知する。また、店舗管理装置40は、台間カード処理機10a〜10cから会員カードのカードIDとともに貯玉再プレイ要求を受信したならば、対応する貯玉口座の残高を減算して会員管理データを更新する。また、店舗管理装置40は、景品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに対応づけられた貯玉数を景品管理装置60に対して通知する。また、店舗管理装置40は、景品管理装置60からカードID及び貯玉数を受信したならば会員データを更新する。
【0033】
景品管理装置60は、遊技店内の景品交換カウンタに併設された景品交換用の端末装置であり、貯玉及び持玉の景品交換処理を行う。景品管理装置60には、カードからカードIDを読み取るリーダライタ並びに景品を払い出す景品払出装置が接続されている。景品管理装置60は、リーダライタがカードを受け付けた場合には、リーダライタで読み出したカードのカードIDを店舗管理装置40に送信して、該カードIDに対応付けられた持玉数及び貯玉数を要求する。
【0034】
次に、
図2に示した店舗管理装置40の内部構成について説明する。
図3は、
図2に示した店舗管理装置40の内部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、店舗管理装置40は、表示部41及び入力部42と接続され、店舗ネットワーク通信部44、記憶部45及び制御部46を有する。
【0035】
表示部41は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部42は、キーボードやマウス等である。店舗ネットワーク通信部44は、通信回線90を介して景品管理装置60、台間カード処理機10a〜10c及びパチンコ遊技機20a〜20c等とデータ通信するためのインタフェース部である。
【0036】
記憶部45は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カード管理データ45a、会員管理データ45b、遊技種設定データ45c、景品マスタ45d及び景品マスタ番号45eを記憶する。
【0037】
カード管理データ45aは、カードIDにプリペイド価値の残高と持玉数とを対応付けたデータである。会員管理データ45bは、会員に対して発行した会員カードのカードIDに関連づけて、貯玉、ポイント、来店回数、遊技履歴、暗証番号及び氏名等を関連付けたデータである。
【0038】
遊技種設定データ45cは、上述したように、遊技種名、貸出レート、交換レート、表示名などの項目を有する。景品マスタ45dは、上述したように、パチンコ玉を景品に交換する際に使用するデータであり、景品コード、景品名、景品価値、交換数のデータを有する。景品マスタ番号45eは、景品マスタ45dが変更された場合に更新される設定番号である。
【0039】
制御部46は、店舗管理装置40を全体制御する制御部であり、カード管理部46a、会員管理部46b、遊技種管理部46c及び景品マスタ管理部46dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、店舗管理装置40を全体制御する制御部であり、カード管理部46a、会員管理部46b、遊技種管理部46c及び景品マスタ管理部46dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
【0040】
カード管理部46aは、カード管理データ45aの管理を行う処理部である。カード管理部46aは、台間カード処理機10a〜10c及び景品管理装置60と通信して、カードIDに対応付けられたプリペイド価値及び持玉数を更新する。
【0041】
会員管理部46bは、会員管理データ45bの管理を行なう処理部である。会員管理部46bは、台間カード処理機10a〜10c及び景品管理装置60と通信して、カードIDに対応付けられた貯玉数を更新する。
【0042】
遊技種管理部46cは、遊技種設定データ45cの管理を行なう処理部である。遊技種管理部46cは、店員による操作に基づいて遊技種設定データ45cの内容を変更する。具体的には、遊技種の追加、変更、削除を行うことができる。遊技種の変更を行う場合には、その項目の一部のみを変更することもできる。また、メダルにて複数の遊技種を運用する場合は、メダルの真贋判別情報(遊技種に対応付けた正規メダルの画像情報等)を遊技種の追加時に同時に入力できるようにしてもよい。
【0043】
景品マスタ管理部46dは、景品マスタ45dの管理を行なう処理部である。景品マスタ管理部46dは、交換数設定部46d1、景品マスタ更新部46d2、一致判定部46d3、重複判定部46d4及び小数検知部46d5を有する。
【0044】
交換数設定部46d1は、表示部41や入力部42を使用して、景品に対する遊技種ごとの交換数を指定する処理部である。景品マスタ更新部46d2は、交換数設定部46d1で指定された交換数によって景品マスタ45dを更新する処理部である。景品マスタ更新部46d2は、景品マスタ45dを更新する際に、更新の進捗状況を管理し、更新が全て正常に終了したかを判定する。
【0045】
一致判定部46d3は、同一の景品に設定された複数の交換数が一物一価条件を満たすか否かを判定する処理部である。具体的には、景品が特殊景品であるならば、遊技種の交換レートと交換数を乗算した値が、遊技種間で一致する場合に一物一価条件を満たすこととなる。また、景品が一般景品であるならば、遊技種の貸出レートと交換数を乗算した値が、遊技種間で一致する場合に一物一価条件を満たすこととなる。一物一価条件を満たさない場合には、一致判定部46d3は、更新に関するエラーメッセージ表示を行う。
【0046】
重複判定部46d4は、景品マスタ45dにおける景品の重複を判定する処理部である。景品は一定数(たとえば500品目)以上用意しておくことが求められるが、同一の景品を重複して景品マスタ45dに登録すると、実際の景品が500品目未満であるにも関わらず、景品マスタ45d上では500品目以上の景品が登録されている状態となる。そこで、重複判定部46d4は、景品マスタ45dに景品名が同一の景品が複数登録されているか否かを判定し、景品名が同一の景品が複数登録されているならば、エラーメッセージ表示を行う。また、重複判定部46d4は、景品が500品目以上であるかを判定し、500品目未満であれば警告を行なう。この判定は、遊技種ごとに行う事が好ましい。この場合、当該遊技種について交換不能(交換数「0」)となっている景品は景品の種類数として算入せずに景品の種類数の判定を行う。
【0047】
景品マスタ管理部46dは、景品マスタ45dに変更を行なう度に景品マスタ番号45eを更新する。景品マスタ管理部46dは、景品管理装置60からの問い合わせを受信した場合に、景品管理装置60に対して景品マスタ45d及び景品マスタ番号45eを配信する。
【0048】
小数検知部46d5は、景品マスタ45dにおける景品の遊技種別ごとの交換玉数に小数が含まれるかどうかを判定する処理部である。交換玉数は貸出レートもしくは交換レートと景品価値との関係で小数が含まれることがある。その場合には景品交換時に指定する景品数によっては、交換に必要な玉数が小数となるケースが発生し、この場合にその小数を含む数値を超える最小の整数値で景品との交換を実施した場合には、景品マスタ45d上の小数を含む交換玉数とは、景品1個当たりの交換玉数が不一致となり、厳密には一物一価ではなくなってしまう。このことから、なるべく景品マスタ上の交換玉数に小数は設定すべきではないことから、もし小数が設定された場合には、交換玉数に小数を設定しようとしている旨のメッセージを表示させる。
【0049】
次に、
図3に示した遊技種設定データ及び景品マスタについて説明する。
図4は、
図3に示した遊技種設定データ及び景品マスタについて説明するための説明図である。
図4(a)に示すように、遊技種設定データ45cは、遊技種名、貸出レート、交換レート及び表示名の項目を有する。遊技種名は、遊技種を一意に特定するデータである。貸出レートは、該遊技種を用いてパチンコ玉を貸し出す場合に、1玉を何円で貸し出すかを規定するデータである。交換レートは、該遊技種を用いてパチンコ玉を特殊景品に交換する場合に、1玉何円相当で景品交換を行なうかを規定するデータである。特殊景品とは、一定の手続きを経て所定の価値で譲渡可能な景品である。また、特殊景品以外の景品は、一般景品と呼ばれ、一般景品との景品交換では、交換レートではなく貸出レートが用いられる。表示名は、該遊技種に関するデータを表示する場合に使用される名称である。
【0050】
具体的には、遊技種名「玉1」の遊技種は、貸出レートが「4円」であり、交換レートが「2.5円」であり、表示名が「4パチ」である。また、遊技種名「玉2」の遊技種は、貸出レートが「2円」であり、交換レートが「1.6円」であり、表示名が「2パチ」である。また、遊技種名「玉3」の遊技種は、貸出レートが「1円」であり、交換レートが「0.5円」であり、表示名が「1パチ」である。
【0051】
図4(b)に示す景品マスタ45dは、パチンコ玉を景品に交換する際に使用するデータであり、景品コード、景品名、群コード、景品価値、交換条件のデータを有する。景品コードは、景品を一意に識別するコードである。景品名は該景品の名称であり、群コードは、該景品の分類を示す。景品価値は該景品の市場での価値を示す。交換条件は、該景品とパチンコ玉とを交換する際に必要なパチンコ玉の数であり、遊技種毎に定められている。また交換玉数が整数でなく小数になる場合には、交換単位数として交換玉数が整数となるような推奨の景品の交換単位となる数値を保持している。
【0052】
具体的には、景品コード「0001」の景品は、景品名「大景品」であり、景品価値は「1000」であり、遊技種「玉1(4パチ)」の交換玉数は「400」交換単位数は「1」であり、遊技種「玉2(2パチ)」の交換玉数は「625」交換単位数は「1」であり、遊技種「玉3(1パチ)」の交換玉数は「2000」交換単位数は「1」である。
【0053】
また、景品コード「0002」の景品は、景品名「小景品」であり、景品価値は「100」であり、遊技種「玉1(4パチ)」の交換玉数は「40」交換単位数は「1」であり、遊技種「玉2(2パチ)」の交換玉数は「62.5」交換単位数は「2」であり、遊技種「玉3(1パチ)」の交換玉数は「200」交換単位数は「1」である。
【0054】
また、景品コード「0100」の景品は、景品名「Mセブン」であり、景品価値は「410」であり、遊技種「玉1(4パチ)」の交換玉数は「102.5」交換単位数は「2」であり、遊技種「玉2(2パチ)」の交換玉数は「205」交換単位数は「1」であり、遊技種「玉3(1パチ)」の交換玉数は「410」交換単位数は「1」である。
【0055】
また、景品コード「0101」の景品は、景品名「ラック」であり、景品価値は「420」であり、遊技種「玉1(4パチ)」の交換玉数は「105」交換単位数は「1」であり、遊技種「玉2(2パチ)」の交換玉数は「210」交換単位数は「1」であり、遊技種「玉3(1パチ)」の交換玉数は「420」交換単位数は「1」である。
【0056】
また、景品コード「0600」の景品は、景品名「端玉 飴」であり、景品価値は「10」であり、遊技種「玉1(4パチ)」の交換玉数は「2.5」交換単位数は「2」であり、遊技種「玉2(2パチ)」の交換玉数は「5」交換単位数は「1」であり、遊技種「玉3(1パチ)」の交換玉数は「10」交換単位数は「1」である。
【0057】
ここで、景品コード「0001」の「大景品」及び景品コード「0002」の「小景品」は、一定の手続きを経て所定の価値で譲渡可能な特殊景品である。特殊景品の交換玉数は、景品価値を遊技種の交換レートで除算することで算定することができる。
【0058】
景品コード「0100」の「Mセブン」、景品コード「0101」の「ラック」及び景品コード「600」の「端玉 飴」は、一般景品である。一般景品の交換玉数は、景品価値を遊技種の貸出レートで除算することで算定することができる。
【0059】
次に、店舗管理装置40による景品マスタの更新処理の処理手順について説明する。
図5は、店舗管理装置40による、景品マスタの更新処理手順を説明するためのフローチャートである。
【0060】
店舗管理装置40の交換数設定部46d1は、表示部41と入力部42を使用して、景品マスタの交換条件部分の更新内容の指示処理を実施する(ステップS101)。交換数設定部46d1で全ての遊技種の交換玉数の数値が指定されたならば、一致判定部46d3は全ての遊技種における交換玉数で遊技種間に価値の差異がないのかをチェックする(ステップS102)。
【0061】
具体的には、特殊景品の場合には遊技種ごとに、(交換玉数)×(交換レート)を算出して、それが全ての遊技種で同じ値となっているかどうかをチェックする。一般景品の場合には遊技種ごとに、(交換玉数)×(貸出レート)を算出して、それが全ての遊技種で同じ値となっているかどうかをチェックする。この場合に景品価値と交換レートや貸出レートの関係で交換玉数が無限小数となるケースなどのケースを想定して、完全に一致でなくとも、ある程度の範囲は一致とみなすとしてもよい。
【0062】
交換数設定部46d1で指定した全ての遊技種における交換玉数で遊技種間に価値の差異がない場合には(ステップS102:Yes)、続いて重複判定部46d4にて設定した景品が景品マスタ45dのなかに重複して存在していないのかを確認する処理(ステップS104)に移行する。交換数設定部46d1で指定した全ての遊技種における交換玉数で遊技種間に価値の差異があると判定した場合には(ステップS102:No)、当該景品に関する交換玉数の設定が一物一価にはなっていない旨のメッセージを表示して(ステップS103)、景品マスタの更新処理は行わずに終了する。
【0063】
重複判定部46d4では、設定した景品が景品マスタ45dのなかに重複していないのかを確認する処理(ステップS104)にて、景品名や景品価値が同じものが景品マスタ中に存在しないことを確認し、同一の景品がないと判定した場合には(ステップS104:Yes)、小数検知部46d5による指定した交換玉数の整数であることのチェック処理(ステップS107)に移行し、同一の景品があると判定した場合には(ステップS104:No)、どの景品と同一と判定されたかを伝えるメッセージを表示する(ステップS105)。操作者はそのメッセージを確認して、同一の景品が重複して登録されていると判断した場合には(ステップS106:No)景品マスタの更新処理は行わずに終了し、重複ではないと判断した場合には(ステップS106:Yes)、小数検知部46d5による指定した交換玉数の整数であることのチェック処理(ステップS107)に移行する。
【0064】
小数検知部46d5は、交換数設定部46d1で指定した全ての遊技種における交換玉数に小数値が存在しないのかをチェックして(ステップS107)、小数値の設定があると判定した場合には(ステップS107:No)、指定した交換玉数に小数値が含まれる旨のメッセージを表示(ステップS108)して、小数値が含まれることに対して誤りであるとの判断をした場合(ステップS109:No)には、景品マスタの更新処理は行わずに終了し、小数値が含まれることに対して問題ないとの判断をした場合(ステップS109:Yes)には、交換数設定部46d1で指定した更新内容で、景品マスタ更新部46d2は景品マスタの更新処理を実施する(ステップS110)。また小数検知部46d5により交換数設定部46d1で指定した全ての遊技種における交換玉数に小数値が存在しないことを確認した場合も(ステップS107:Yes)、景品マスタ更新部46d2は景品マスタの更新処理を実施する(ステップS110)。
【0065】
次に、
図2に示した景品管理装置60の外観構成について説明する。
図6は、
図2に示した景品管理装置60の外観構成を示す図である。同図(a)には正面上方(景品カウンタの店員側)から見た景品管理装置60の斜視図を示し、同図(b)には景品管理装置60の背面図(景品カウンタの遊技客側)を示している。
【0066】
図6(a)に示すように、景品管理装置60の前面には、店側表示部61、操作部62、レシート発行部63及びバーコードリーダ67が設けられている。ここでは、説明の便宜上図示省略したが、電源スイッチやメモリカード差込口なども設けられる。また、景品管理装置60には、リーダライタ70が接続されている。
【0067】
店員は、計数機等で発行された計数レシートを遊技客から受け取ったならば、バーコードリーダ67で計数レシートに印字されたバーコードを読み取り、遊技客が獲得した獲得玉数を特定する。また、リーダライタ70のカード挿入口73にカードが挿入された場合には、該カードに対応付けられた持玉数及び貯玉数を特定する。このように特定した玉数は、特殊景品又は一般景品との景品交換に使用される。
【0068】
店側表示部61は、操作者である遊技店の店員用の表示部兼操作部であり、タッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。この店側表示部61には、景品交換内容や操作ガイダンスなどが表示される。操作部62は、テンキー、専用キー及びモードキー等の複数のキーからなり、景品交換操作入力などを行う際に使用される。
【0069】
レシート発行部63は、登録リスト及び集計リスト等の各種レシートを発行処理する発行部であり、感熱式プリンタ等からなる。バーコードリーダ67は、計数レシートに印字されたバーコードを読み取って、情報内容を特定する。
【0070】
図6(b)に示すように、景品管理装置60の背面には、遊技客用の客側表示部64が設けられている。この客側表示部64は、蛍光表示管やタッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。遊技客は、この客側表示部64の表示内容を確認することにより、カードに対応付けられる持玉数や貯玉数を確認することができる。さらに、客側表示部64は、上位の装置(例えば店舗管理装置40)からイベント情報などを設定データとして通知された場合には、該イベント情報を表示することができる。
【0071】
また、この景品管理装置60にはリーダライタ70が接続されている。このリーダライタ70には、表示操作部71、かざし部72、カード挿入口73及び扉カギ74が設けられている。表示操作部71は、タッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなり、カードの読み取り状況等が表示される。なお、会員カードの場合には、この表示操作部71を用いて暗証番号が入力される。かざし部72は、非接触ICカード又はICチップ内蔵の携帯電話機との間で非接触のデータ送受信を行うためのかざし部である。カード挿入口73は、会員カード及び一般カードを挿入する挿入口である。
【0072】
次に、
図2に示した景品管理装置60の内部構成について説明する。
図7は、
図2に示した景品管理装置60の内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、この景品管理装置60は、通信回線及びリーダライタ70に接続されている。景品管理装置60は、すでに説明した店側表示部61、操作部62、レシート発行部63及び客側表示部64と、記憶部65と、制御部66と、バーコードリーダ67と、通信部68とを有する。通信部68は、景品管理装置60が通信回線と通信するためのインタフェース部である。
【0073】
記憶部65は、フラッシュメモリ又はハードディスク装置等からなる記憶デバイスであり、景品マスタ65a、景品マスタ番号65b、計数レシートデータ65c、カードID65d、貯玉データ65e、持玉データ65f及び残玉数65gを記憶する。
【0074】
景品マスタ65aは、上述したように、パチンコ玉を景品に交換する際に使用するデータであり、会員管理装置50から受信して記憶したデータである。また、景品マスタ番号65bは、景品マスタ65aに対応する景品マスタ番号である。計数レシートデータ65cは遊技客から受け取った計数機等で発行された計数レシートをバーコードリーダ67で読み取ったデータであり、遊技種や獲得玉数の情報を記憶したデータである。また、カードID65dはリーダライタ70で読み込んだカードもしくは携帯のカードIDを記憶しているデータである。また、貯玉データ65eはリーダライタ70で読み込んだカードIDが会員IDである場合に、店舗管理装置40から通知された貯玉数を記憶しているデータである。また持玉データ65fはリーダライタ70で読み込んだカードIDが会員IDではない場合に、店舗管理装置40から通知された持玉数を記憶しているデータである。残玉数65gは遊技客から受け取った計数レシートの獲得玉数とカードや携帯読み取りによる貯玉数や待玉数の合計数値から、店員による景品交換操作により指定した景品に対応する玉数を差し引いた数値である。
【0075】
制御部66は、景品管理装置を全体制御する制御部であり、景品管理部66a、景品マスタ取得部66b、玉数管理部66c、景品交換処理部66d、端数検知部66e、端数交換推奨部66f及び取り込み処理部66gを有する。景品管理部66aは、記憶部65に記憶した景品マスタ65aを用いて景品管理装置60の取扱対象となる特殊景品、一般景品の交換玉数等を管理する管理部である。景品マスタ取得部66bは店舗管理装置40から景品マスタ及び景品マスタ番号を取得し、記憶部65に景品マスタ65a及び景品マスタ番号65bとして格納する処理部である。
【0076】
玉数管理部66cは遊技客から受け取った計数レシートをバーコードリーダ67で読み取って得られたデータを計数レシートデータ65cに書き込むとともに、得られた獲得玉数を残玉数65gに加算更新する。また玉数管理部66cは遊技客がリーダライタ70で会員カードもしくは携帯の会員IDを読み込ませ、店舗管理装置40から取得した貯玉情報を貯玉データ65eに書き込むとともに、取得した貯玉数を残玉数65gに加算更新する。また玉数管理部66cは遊技客がリーダライタ70で一般カードを読み込ませ、店舗管理装置40から取得した持玉情報を持玉データ65fに書き込むとともに、取得した持玉数を残玉数65gに加算更新する。
【0077】
景品交換処理部66dは、残玉数65gの範囲内で、景品マスタ65aに基づいて特殊景品及び一般景品の景品交換処理を行う。特殊景品の交換処理を行う場合には、景品交換処理部66dは、残玉数65gで交換可能な特殊景品の種類及び数の組み合わせを求め、交換に必要な玉数を残玉数65gより減算する。特殊景品以外の一般景品の交換処理を行う場合には、操作部62の操作により指定された景品を交換景品として、交換に必要な玉数を残玉数65gより減算する。
【0078】
端数検知部66eは、交換する景品の種類と個数を指定する都度、当該景品交換に必要な交換玉数を算出し、その算出した玉数が小数値となるか否かを判定する。具体的に指定した景品の個数が、景品マスタ65aの対応する景品の対応する遊技種の交換単為数の倍数になっているのか否かで判断することが可能である。
【0079】
また、このチェックにて指定した景品及びその個数の組み合わせで交換玉数が整数値にならない場合には、端数交換推奨部66fはその旨のメッセージと景品マスタ65aにある推奨となる交換単位数を表示して、操作者もしくは遊技客に確認を要求する。
【0080】
景品交換処理において、残玉数65gが最小景品玉数より小さくなった場合に、取り込み処理部66gは遊技客に残玉数を取り込むことを確認して取り込み処理を実施する。また会員カードが読み込まれていて貯玉とする場合でも、残玉数65gが小数部分がある場合には小数部分を貯玉化はできないので、取り込み処理部66gは遊技客に残玉数の小数部分を取り込むことを確認して取り込み処理を実施する。
【0081】
なお、取り込み可能な玉数に対して上限を設定してもよい。この上限は「終了可能玉数」として予め設定された値であり、残玉数が終了可能玉数以下であることを条件として、取り込み処理にて景品交換が終了可能となる。終了可能玉数は、レート毎に異なる値を設定可能である。また、終了可能玉数を0とした場合には、取り込み処理を行うことができず、残玉数が0となるまで景品交換を行うこととなる。
【0082】
次に、景品管理装置60による景品交換処理の処理手順について説明する。
図8は、景品管理装置60による、景品交換処理手順を説明するためのフローチャートである。
【0083】
景品管理装置60の景品交換処理部66dは、店側表示部61や操作部62を使用して交換する景品の種類と個数を指定する(ステップS201)。次に景品マスタ45dを参照して指定された景品の種類と個数で必要な交換玉数が整数となるのかを判定する処理を実施し(ステップS202)、交換玉数が整数になる場合(ステップS203:No)には交換景品は決定として、交換する景品に対応する玉数を残玉数65gから減算する残玉数更新処理(ステップS206)へ移行する。交換玉数が整数とならない場合には(ステップS203:Yes)、指定した景品および個数で景品及びその個数の組み合わせで交換玉数が整数値にならない旨と、景品マスタ45dにある推奨となる交換単位数を表示して、操作者もしくは遊技客に確認を要求する(ステップS204)。このメッセージを見て操作者もしくは遊技客の判断で、指定した内容で処理継続する場合には(ステップS205:No)には、交換する景品に対応する玉数を残玉数65gから減算する残玉数更新処理(ステップS206)へ移行し、指定した内容を見直す場合には(ステップS205:Yes)、交換景品指定操作(ステップS201)に戻る。
【0084】
指定した景品分の玉数を残玉数45gから減算(ステップS206)に引き続き、残玉数45gがゼロとなっているか否かを判定する(ステップS207)。残玉数45gがゼロになっている場合には(ステップS207:Yes)、指定した景品により景品交換の内容を確定して(ステップS218)、景品交換処理は終了する。残玉数45gがゼロでない場合には(ステップS207:No)、つづいて残玉数45gが最小景品玉数以上あるのか否かを判定する(ステップS208)処理に移行する。
【0085】
残玉数45gが最小景品玉数以上の場合(ステップS208:Yes)で、会員カードが読み込まれていない場合(ステップS209:No)には、次の景品の指定のために、交換景品指定操作(ステップS201)に戻る。残玉数45gが最小景品玉数以上の場合(ステップS208:Yes)で会員カードが読み込まれている場合(ステップS209:Yes)であるけれども、貯玉操作がされなかった場合(ステップS210:No)にも、次の景品の指定のために、交換景品指定操作(ステップS201)に戻る。残玉数45gが最小景品玉数以上の場合(ステップS208:Yes)で会員カードが読み込まれていて(ステップS209:Yes)、貯玉操作もされた場合(ステップS210:Yes)には、貯玉処理の事前処理である、残玉数45gが小数であるか否かの判定処理(ステップS214)に移行する。
【0086】
残玉数45gが最小景品玉数未満の場合(ステップS208:No)で、会員カードが読み込まれていない場合(ステップS211:No)には、残玉数45gにある玉数の取り込み処理を行う旨のメッセージを表示し(ステップS212)、残玉数45gにある玉数の取り込み処理(ステップS213)を実施して、景品交換の内容を確定して(ステップS218)、処理終了となる。残玉数45gが最小景品玉数未満の場合(ステップS208:No)で、会員カードが読み込まれている場合(ステップS211:Yes)には、残玉数45gが小数であるか否かの判定処理(ステップS214)に移行する。
【0087】
残玉数45gが小数であるか否かの判定処理(ステップS214)にて、小数部分が有ると判定された場合(ステップS214:Yes)には、残玉数45gの玉数のうちの小数部分の玉数を取り込む旨のメッセージ表示を行い(ステップS215)、残玉数45gの玉数のうちの小数部分の玉数の取り込み処理を実施する(ステップS216)。この小数玉の取り込み処理(ステップS216)終了後、もしくは残玉数45gが小数であるか否かの判定処理(ステップS214)にて、小数部分が無いと判定された場合(ステップS214:No)には、残玉数45gの整数部分の玉数を貯玉として店舗管理装置に通知して(ステップS217)、指定した景品により景品交換の内容を確定し(ステップS218)、景品交換処理を終了する。
【0088】
上述してきたように、本実施例では、店舗管理装置の景品マスタ更新処理において、一つの景品に対して異なる遊技種間で交換時の景品価値が一致することを確認できるようにしたり、景品マスタ中に同一の景品が存在しないことを確認できるようにしたり、景品管理装置の景品交換処理では、景品交換の玉数が小数となるようなケースでは、指定した景品およびその個数の確認のためのメッセージの表示処理や、やむをえず小数部分の処置不可能な玉数が残った場合に遊技客に確認のうえでの取り込み処理を設けるよう構成したので、一物一価の条件を満たして景品交換を実施することができる。
【0089】
なお、上述の実施例では、パチンコ玉を景品に交換する場合を例に説明を行なったが、遊技媒体はパチンコ玉に限定されるものではなく、メダル等の任意の遊技媒体を景品に交換する場合に適用可能である。
【0090】
また、遊技店内でパチンコ玉とメダル等、異なる遊技媒体が併用されている場合には、メダル用の特殊景品とパチンコ玉用の特殊景品が存在する可能性がある。この場合には、特殊景品の重複チェックは、警告の対象外としてもよい。
【0091】
また、上述の実施例では、景品マスタの変更時に、遊技種間で価値が異なる場合(一物一価条件不適合)と、重複した景品がある場合(重複条件不適合)に警告メッセージを表示し、景品マスタの更新を行わないよう構成した場合について説明したが、警告メッセージを表示した上で、景品マスタの更新を許容するよう構成してもよい。この場合には、エラーを検出した項目の表示態様を他の項目とは異ならせ、エラー箇所を後から確認可能とすることが望ましい。さらに、上述の実施例では、景品マスタの変更時に景品マスタの満たすべき条件をチェックする例を示したが、条件のチェックのタイミングはこれに限らず、店舗管理装置にて開店処理指示が行われたことに基づいてチェックを行なう処理、或いは景品管理装置へ店舗管理装置から景品マスタを配信する通信が行われたことに基づいてチェック行なう処理を加えてもよい。開店処理指示が行われたことに基づいてチェックを行なう場合、チェック結果に不適合があるときには、店舗管理装置の表示部にその旨を認識可能に表示することが好ましい。また、景品管理装置へ店舗管理装置から景品マスタを配信する通信が行われたことに基づいてチェックを行なう場合、チェック結果に不適合があるときには景品管理装置の表示部にその旨を認識可能に表示することが好ましい。このことにより、景品の満たすべき条件が満たされていないまま営業が行なわれることを抑止することができる。
【0092】
また、遊技種間で価値が異なる場合や重複した景品がある場合に、入力された数値の近傍で、一物一価を満たす数値の候補を表示するよう構成してもよい。この場合、警告は表示しても良いし、表示しなくともよい。そして、表示した候補が選択された場合には、選択された数値を用いて複数遊技種間で一括設定する。なお、候補の数値は、入力された数値よりも玉数が多くなるように算定することが望ましい。
【0093】
また、遊技種間で価値が異なるような入力自体を受け付けないように構成してもよい。例えば、数値の入力処理が行われた場合に、予め入力されている他の遊技種に対応した数値との間で不適合が生じる場合には、入力処理された数値を強制的に削除し、エラーを表示することができる。
【0094】
また、遊技種間で価値が異なる場合の制限と、重複した景品がある場合の制限とを異ならせてもよい。例えば、遊技種間で価値が異なるという判定結果は、該結果によって修正を必要とする可能性が極めて高いので、景品マスタの更新を許可しない等の高い制限を課し、重複した景品があるとの判定結果は、該結果が修正を必要としない可能性があるため、警告を表示した上で景品マスタの更新を許可するように構成してもよい。このような制御により、店舗の景品が満たすべき条件の確認と、景品マスタデータ更新の円滑な運用を両立することができる。
【0095】
また、一物一価条件不適合や重複条件不適合の可能性の高さに応じて、警告の度合いや制限の度合いなどを異ならせても良い。警告の度合いは、表示色・警告回数・文字の大きさ等により異ならせることができる。例えば、5つの遊技種を運用していて4つの遊技種間は同一の価値になっているが残り1つの遊技種が同一の価値になっていない場合と、2つの遊技種間は同一の価値になっているが残り3つの遊技種は同一の価値になっていない場合とで異なる警告表示を行うことができる。また、同一の価値になっていないレートが運用に使用していないレートである場合には、使用しているレートであるときに比べて警告の度合いを下げるあるいは警告を表示しないようにしても良い。このことにより、対処する必要のないエラーによる運用の混乱を避けることができる。
【0096】
さらに、上述の実施例では、一つの店舗内での景品の満たすべき条件をチェックする例を示しているが、本発明はこれに限らず、複数の店舗を一括して管理する場合に、複数の店舗の遊技種間で景品の価値が異なる場合、複数の店舗間で重複した景品がある場合(例えば、同一の景品を店舗ごとに異なる景品名で登録している場合など)をチェックする構成を採用することもできる。例えば、複数のチェーン店の売上を本店が管理・比較する場合に、本店からチェーン店に向けて景品の満たすべき条件の遵守を促すことや、同一景品についての複数店舗の売上を同一尺度で比較することができるようになる。
【0097】
また、上述の実施例では、遊技媒体数を関連づける媒体であるカードの形態についての詳細な説明を省略したが、かかるカードには、磁気カード、ICカード等が含まれる。また、ここでは説明の便宜上「カード」を例にとって説明したが、かかるカード以外に、チップ、スティック、携帯端末等を用いる場合に本発明を適用することもできる。特に、ICチップ付携帯端末を媒体として用いる場合は、当該携帯端末のICチップから非接触にて取得可能な識別情報を用いて携帯端末を一意に識別できるため、当該識別情報に関連付けて遊技媒体数を管理することができる。
【0098】
また、上述の実施例では、景品の満たすべき条件(一物一価条件、重複条件)の複数を判定する例を示したが、本発明は上記条件のチェックを円滑にできるものであればよいため、これに限らず、実施例に記載された条件のうちの一つのみを判定する場合や、設定によってどの条件を判定するかを変更できるものも含まれる。
【0099】
また、本実施例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0100】
例えば、本実施例では、店舗管理装置40がカード管理データと会員管理データの双方を管理する構成を例示したが、カード管理データを管理するカード管理装置と、会員管理データを管理する会員管理装置とを別装置として設けてもよい。