(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6091260
(24)【登録日】2017年2月17日
(45)【発行日】2017年3月8日
(54)【発明の名称】レーザ加工方法及び装置
(51)【国際特許分類】
B23K 26/10 20060101AFI20170227BHJP
B23K 26/14 20140101ALI20170227BHJP
【FI】
B23K26/10
B23K26/14
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-43902(P2013-43902)
(22)【出願日】2013年3月6日
(65)【公開番号】特開2014-172049(P2014-172049A)
(43)【公開日】2014年9月22日
【審査請求日】2015年12月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】390014672
【氏名又は名称】株式会社アマダホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】山泉 洋平
(72)【発明者】
【氏名】平澤 泰介
【審査官】
岩瀬 昌治
(56)【参考文献】
【文献】
特開平11−245075(JP,A)
【文献】
特開2000−237891(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23K 26/10
B23K 26/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを支持するワーク支持部材を上面に備えたワークテーブルと、前記ワークに対してX、Y、Z軸方向へ相対的に移動自在なレーザ加工ヘッドとを備えたレーザ加工機であって、前記レーザ加工ヘッドに対応して前記ワークテーブルに開口部を備え、この開口部近傍のワーク支持部材の焼損を防止するために、当該ワーク支持部材に近接した位置へ不活性ガスを噴出するための不活性ガス噴出口を前記ワークテーブルに備え、前記開口部近傍のワーク支持部材の焼損を防止するために、ワークのレーザ加工位置から飛散するスパッタ等からワーク支持部材を保護するための立上り部を備えた保護カバーを、前記開口部の内周縁に備えていることを特徴とするレーザ加工機。
【請求項2】
請求項1に記載のレーザ加工機において、前記レーザ加工ヘッドを、X軸方向又はY軸方向の一方向へ往復動自在に備え、上記レーザ加工ヘッドの往復動領域に対応して前記ワークテーブルに備えた前記開口部を前記一方向に長く備え、この開口部の周囲においてワークを支持するワーク支持部材の焼損を防止するために、前記開口部近傍のワークの支持部材に近接した位置へ不活性ガスを噴出する不活性ガス噴出口を備えていることを特徴とするレーザ加工機。
【請求項3】
請求項2に記載のレーザ加工機において、前記レーザ加工ヘッドの移動位置に対応して不活性ガスを噴出するために、不活性ガスを別個に噴出可能な複数の不活性ガス噴出口を前記開口部に沿って備えていることを特徴とするレーザ加工機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークテーブルの上面に備えたブラシなどのごときワーク支持部材に支持された板状のワークのレーザ加工を行う方法及び装置に係り、さらに詳細には、前記ワーク支持部材の焼損を防止するために、前記ワーク支持部材に近接した位置へ、例えば窒素ガスなどのごとき不活性ガスを噴出してレーザ加工を行う方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ワークテーブル上の板状のワークのレーザ加工を行うレーザ加工機には、種々の形式のレーザ加工機がある。すなわち、レーザ加工機には、定位置に位置するレーザ加工ヘッドに対して、ワークを、ワークテーブル上においてX、Y軸方向へ移動位置決めする構成や、ワークがX軸方向(又はY軸方向)の一方向へ往復動し、レーザ加工ヘッドが
Y軸方向(又はX軸方向)へ往復動する構成がある。また、レーザ加工機には、パンチ加工とレーザ加工とを複合化したパンチ、レーザ複合加工機がある。
【0003】
従来の各種形式のレーザ加工機においては、ワークの裏面(下面)に擦傷が生じることを防止するために、また下向き成形部の潰れ防止のために、ワークを移動可能に支持するワークテーブルの上面には、例えばブラシなどのごときワーク支持部材を備えているのが一般的である(例えば特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−209503号公報
【特許文献2】特開2005−81409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1に記載されているように、ワークテーブルの上面に備えたブラシによってワークを支持してワークのレーザ加工を行うと、ブラシが焼損し易いものである。そこで、特許文献1に記載の構成においては、パンチング加工時にはブラシを備えたブラシテーブルを使用し、レーザ加工時には、スパッタの影響や火災の危険のない金属ローラを備えたテーブルを使用するものであり、パンチング加工時とレーザ加工時に対応してテーブルを交換する構成である。
【0006】
前記特許文献2に記載の構成においては、上下に反転自在な回転軸の反対側にフリーベアとブラシを備え、前記フリーベアとブラシとを使い分けるものである。
【0007】
いずれにしても、従来の構成においては、常にブラシでもってワークを支持する状態に保持することが難しい、という問題があると共に、構成が複雑である、という問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、ワークを支持するワーク支持部材を上面に備えたワークテーブルと、前記ワークに対してX、Y、Z軸方向へ相対的に移動自在なレーザ加工ヘッドとを備えたレーザ加工機であって、前記レーザ加工ヘッドに対応して前記ワークテーブルに開口部を備え、この開口部近傍のワーク支持部材の焼損を防止するために、当該ワーク支持部材に近接した位置へ不活性ガスを噴出するための不活性ガス噴出口を前記ワークテーブルに備え、
前記開口部近傍のワーク支持部材の焼損を防止するために、ワークのレーザ加工位置から飛散するスパッタ等からワーク支持部材を保護するための立上り部を備えた保護カバーを、前記開口部の内周縁に備えていることを特徴とするものである。
【0011】
また、前記レーザ加工機において、前記レーザ加工ヘッドを、X軸方向又はY軸方向の一方向へ往復動自在に備え、上記レーザ加工ヘッドの往復動領域に対応して前記ワークテーブルに備えた前記開口部を前記一方向に長く備え、この開口部の周囲においてワークを支持するワーク支持部材の焼損を防止するために、前記開口部近傍のワークの支持部材に近接した位置へ不活性ガスを噴出する不活性ガス噴出口を備えていることを特徴とするものである。
【0012】
また、前記レーザ加工機において、前記レーザ加工ヘッドの移動位置に対応して不活性ガスを噴出するために、不活性ガスを別個に噴出可能な複数の不活性ガス噴出口を前記開口部に沿って備えていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ワークテーブルの上面に備えた、例えばブラシ等のワーク支持部材によってワークを支持してレーザ加工を行う際、前記ワーク支持部材の焼損を防止するために、ワーク支持部材に近接した位置へ不活性ガスを噴出してレーザ加工を行うものであるから、前記ワーク支持部材は不活性ガスの雰囲気中に位置することとなり、ワーク支持部材の焼損を効果的に防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】レーザ加工機の全体的構成を概念的、概略的に示した正面説明図である。
【
図2】上記レーザ加工機におけるワークテーブル部分を示す平面説明図である。
【
図3】本発明の実施形態に係るレーザ加工機におけるワークテーブルの主要部を示す平面説明図である。
【
図5】ワークテーブルにおける主要部の構成を示す側断面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係るレーザ加工機について説明するに、前述したように、レーザ加工機能を有するレーザ加工機には、レーザ加工機単体やパンチプレスと複合化したパンチ・レーザ複合加工機など種々の形式がある。なお、本明細書においてレーザ加工機とは、レーザ加工機能を備えた加工機のことである。
【0017】
理解を容易にするために、レーザ加工機の全体的構成について説明するが、本発明の実施形態に係るレーザ加工機の基本的構成は、前述した特許文献1,2に記載のレーザ加工機と同様の構成であるから、全体的構成については概念的、概略的に説明することとする。
【0018】
図1,2に概略的に示すように、本発明の実施形態に係るレーザ加工機1は、従来の一般的なレーザ加工機と同様に、フレーム本体3を備えており、このフレーム本体3には、パンチP、ダイDを備えた上下のタレット5U,5Lが上下に対向して回転可能に備えられている。また、前記フレーム本体3には、パンチング加工位置に割出し位置決めされたパンチPを打圧自在なストライカ7が上下動自在に備えられている。さらに、前記フレーム本体3には、板状のワークWを載置支持するワークテーブル9が備えられており、このワークテーブル9上の前記ワークWを、前記パンチング加工位置に対してX、Y軸方向へ移動位置決め自在なワーク移動位置決め装置11が備えられている。
【0019】
また、前記フレーム本体3には、前記ワーク移動位置決め装置11によってX、Y軸方向へ移動位置決めされる前記ワークWのレーザ加工を行うためのレーザ加工ヘッド13がY軸方向へ移動位置決め自在に備えられている。すなわちレーザ加工ヘッド13は、ワークWに対してX、Y、Z軸方向へ相対的に移動自在に備えられている。
【0020】
前記ワークテーブル9の上面には、ワークWを支持するワーク支持部材の1例としてのブラシ15(
図1には図示省略)が備えられている。そして、前記レーザ加工ヘッド13のY軸方向の移動領域の下方位置には、シュータテーブル(傾斜テーブル)17が傾斜自在に備えられている。すなわち、ワークテーブル9はシュータテーブル17を備えた構成であり、シュータテーブル17は、ワークテーブル9の一部を構成するものである。
【0021】
前記構成により、パンチング加工位置に対してワークWをX、Y軸方向へ移動位置決めして、パンチP、ダイDにより打抜き加工を行うことにより、ワークWにパンチング加工を行うことができる。また、ワーク移動位置決め装置11によってワークWのX軸方向の移動位置決めを行い、レーザ加工ヘッド13をY軸方向に移動位置決めしつつレーザ切断加工を行うことにより、ワークWに所望形状の切断加工を行うことができる。そして、前記シュータテーブル17を傾斜することにより、ワークWから切断分離された製品等の切断分離片を下方向へ落下することができるものである。
【0022】
前述のごとく、ワークテーブル(シュータテーブル17をも含む)9の上面に備えたブラシ15によってワークWを支持するので、ワークWの下面に擦り傷等が生じることを防止できる。しかし、レーザ加工時に発生したスパッタ等の飛散によって前記ブラシ15が焼損することがある。そこで、ブラシ15の焼損を抑制するために、ブラシ15の材質として難燃樹脂や炭素繊維等が使用されている。しかし、ワークWに付着した油等がブラシ15に付着し、ブラシ15が焼損することがある。また、レーザ加工時のアシストガスとして酸素ガスを使用したときにも、酸素ガスの一部によってブラシ15が焼損することがある。
【0023】
そこで、本実施形態においては、レーザ加工時に発生したスパッタ等が飛散して付着した場合や、ワークWのレーザ加工直後の高温の加工部がブラシ15に接触したような場合であっても、ブラシ15の焼損を防止することのできる構成が採用されている。
【0024】
すなわち、
図3,4に示すように、本実施形態に係るワークテーブル19は、ヒンジ部21を介してレーザ加工機1におけるフレームに上下に回動可能に備えられている。このワークテーブル19にはY軸方向に長いテーブルフレーム23(
図4参照)が備えられている。このテーブルフレーム23が、X軸方向の一側に備えた前記ヒンジ部21を介して上下に回動(揺動)可能に備えられている。
【0025】
前記テーブルフレーム23上には複数の支柱25を介してY軸方向に長いベースプレート27が支持されている。そして、上記ベースプレート27がレーザ加工ヘッド13のY軸方向への往復移動領域に対応した位置にはY軸方向に長いスリット状の開口部29が形成してある。上記開口部29のX軸方向の両側縁(両側部)には、ワーク支持部材の1例としてのブラシ31を上面に備えたカッティングブラシプレート33がY軸方向に長く備えられている。なお、上記カッティングブラシプレート33はY軸方向に複数に分割してあり、それぞれのカッティングブラシプレート33はY軸方向に長く接続してある。
【0026】
前記カッティングブラシプレート33におけるY軸方向の両端には、前記ベースプレート27の上面にボルトなどのごとき複数の固定具によって一体的に固定した端部カッティングプレート35が当接接続してある。そして、ワークWのレーザ加工時に飛散したスパッタ等による焼損を防止するために、前記端部カッティングプレート35には、例えば窒素ガスなどのごとき不活性ガスのガス供給源(図示省略)に接続した不活性ガス導入口37が備えられている。
【0027】
また、前記各カッティングブラシプレート33には、前記開口部29に沿ってY軸方向に貫通した連通孔39が備えられており、この連通孔39は、前記不活性ガス導入口37に接続してある。そして、前記連通孔39には、当該カッティングブラシプレート33に備えたブラシ31に近接した位置へ不活性ガスを噴出するための複数の不活性ガス噴出口41がY軸方向に適宜間隔に備えられている。また、前記各カッティングブラシプレート33には、ワークWのレーザ加工位置から飛散するスパッタ等からワーク支持部材としてのブラシ31を保護するために、立上り部43Sを備えた保護カバー43(
図5参照)が備えられている。
【0028】
より詳細には、保護カバー43は、前記開口部29の内周縁に備えられており、前記ベースプレート27と前記カッティングブラシプレート33との間に挟み込まれることによって、カッティングブラシプレート33と一体的に備えられている。前記カッティングブラシプレート33における前記立上り部43Sは、
図5に示すように、X軸方向に対向した各立がり部43Sの上部側が互に離反するように傾斜してある。すなわち、開口部29のX軸方向の両側に位置する各保護カバー43における対向した各立上り部43Sは、上部側のX軸方向の間隔幅よりも下部側の間隔幅が狭くなるように傾斜してある。
【0029】
したがって、レーザ加工ヘッド13からワークWへレーザ光を照射すると共にアシストガスを噴射して、ワークWのレーザ切断加工を行うとき、ワークWを下方向へ通過したアシストガスが前記保護カバー43における各立上り部43Sの間隔の狭い部分を通過する。このとき、アシストガスの速度が増速される態様となり、ワークWの下面と各立上り部43Sの上部との間から空気を吸引する形態となる。よって、ワークWのレーザ加工位置から飛散する傾向にあるスパッタ等を下方向へ効果的に排出することができるものである。すなわち、スパッタ等が前記立上り部43Sを飛び越えてブラシ31に付着することを防止することができるものである。
【0030】
なお、前記ベースプレート27の下面には、集塵機(図示省略)に適宜に接続した集塵ダクト45(
図4参照)が備えられている。また、前記ベースプレート27の上面であって、前記ヒンジ部21に近接した側には、例えばSUSなどのカバー47が一方のカッティングブラシプレート33に近接して備えられている。さらに、前記ベースプレート27の上面であって、前記ヒンジ部21から離反した側には、ワーク支持部材としてのブラシ31を備えた第1のブラシプレート49が、他方のカッティングブラシプレート33に近接して、ボルト等のごとき適宜の固定具によって一体的に取付けてある。また、前記テーブルフレーム23には、前記第1のブラシプレート49に近接して第2のブラシプレート51が固定具によって一体的に備えられている。
【0031】
前記構成において、ワークテーブル19におけるブラシ31によって板状のワークWをX、Y軸方向へ移動自在に支持し、レーザ加工ヘッド13からレーザ光をワークWへ照射すると共に、レーザ加工ヘッド13からアシストガスを噴出してレーザ加工を行う。この際、端部カッティングプレート35に備えた不活性ガス導入口37を経て、ガス供給源から各カッティングブラシプレート33に備えた連通孔39へ窒素ガスなどのごとき不活性ガスを供給する。したがって、上記連通孔39に連通した複数の不活性ガス噴出口41から、開口部29の周縁に備えられているブラシ31に近接した位置へ不活性ガスが噴出される。
【0032】
したがって、前記開口部29の周囲に備えられたブラシ31は、不活性ガスの雰囲気中に位置することとなる。よって、ワークWのレーザ加工位置からスパッタ等が飛散してブラシ31に付着したような場合であっても、ブラシ31の焼損を防止できるものである。また、前述したように、ベースプレート27の開口部29におけるX軸方向の両内周縁には、下側の間隔幅が狭くなるように傾斜した立上り部43Sを備えた保護カバー43が備えられているので、前述したように、ブラシ31に対するスパッタ等の付着をより効果的に防止することができるものである。すなわち、ブラシ31に対するスパッタ等の付着を防止することができると共に、ブラシ31にスパッタ等が付着した場合であっても、不活性ガスの存在により、ブラシ31の焼損を防止することができるものである。
【0033】
ところで、本発明は、前述したごとき実施形態に限ることなく、適宜の変更を行うことにより、その他の形態でもって実施可能なものである。すなわち、各カッティングブラシプレート33に、複数の不活性ガス噴出口41をX、Y軸方向に面的な広がりを有するように配置することも可能である。
【0034】
また、前記開口部29の長手方向に沿って備えた複数の不活性ガス噴出口41を、上記長手方向に長いスリット状に形成することも可能である。そして、レーザ加工ヘッド13のY軸方向への移動位置に対応して不活性ガスを噴出するために、不活性ガスを別個に噴出可能な複数の不活性ガス噴出口又は複数の不活性ガス噴出口をグループ化して個別に不活性ガスを噴出可能な複数の不活性ガス噴出口グループを、前記開口部29に沿って配置した構成とすることも可能である。
【0035】
なお、上記構成は、不活性ガスを個別に噴出可能な不活性ガス噴出口と不活性ガス供給源とを、それぞれ配管を介して接続する。そして、各配管に備えた開閉弁(ソレノイドバルブ)を、レーザ加工ヘッド13の移動位置に対応して開動作することにより容易に実施可能なものである。なお、この構成によれば、レーザ加工ヘッド13の移動位置に対応した不活性ガス噴出口のみから不活性ガスを噴出することとなり、不活性ガスの消費を抑制することができるものである。
【符号の説明】
【0036】
13 レーザ加工ヘッド
19 ワークテーブル
23 テーブルフレーム
27 ベースプレート
29 開口部
31 ブラシ
33 カッティングブラシプレート
35 端部カッティングプレート
37 不活性ガス導入口
39 連通孔
41 不活性ガス噴出口