特許第6091621号(P6091621)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6091621
(24)【登録日】2017年2月17日
(45)【発行日】2017年3月8日
(54)【発明の名称】印象材自動練和装置
(51)【国際特許分類】
   A61C 9/00 20060101AFI20170227BHJP
【FI】
   A61C9/00 Z
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-529433(P2015-529433)
(86)(22)【出願日】2014年6月3日
(86)【国際出願番号】JP2014064772
(87)【国際公開番号】WO2015015896
(87)【国際公開日】20150205
【審査請求日】2015年8月31日
(31)【優先権主張番号】特願2013-157538(P2013-157538)
(32)【優先日】2013年7月30日
(33)【優先権主張国】JP
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000181217
【氏名又は名称】株式会社ジーシー
(74)【代理人】
【識別番号】100129838
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 典輝
(72)【発明者】
【氏名】柏原 和久
【審査官】 増山 慎也
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−276295(JP,A)
【文献】 特開2013−027634(JP,A)
【文献】 特開2013−128740(JP,A)
【文献】 特開2002−191624(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯科用の印象材を形成する少なくとも2種類のペースト状材料を練和して排出する印象材自動練和装置であって、
前記ペースト状材料を内包する袋状の容器であるパッケージを保持するホルダーと、
前記パッケージの開口部に接続して前記ペースト状材料を前記パッケージから吸引して前記少なくとも2種類のペーストを練和する本体と、を有し、
前記ホルダーは、板状の背板と、該背板の一端から該背板の面に対して立設する方向に延びる板状であり、前記パッケージの開口部を保持するスリットを具備する底板と、を有する保持部材、
前記背板に対して前記底板と同じ方向に延びる2つのアームにより前記パッケージの開口部とは反対側の端部を保持し、前記保持部材の前記背板に沿って移動可能に配置される移動部材、及び、
一端が前記保持部材の背板、他端が前記移動部材に取り付けられる弾性部材、を備え、
前記ホルダーは、前記パッケージを前記弾性部材により付勢した状態のまま、前記本体に対して着脱可能である、印象材自動練和装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科分野で用いられる印象材を形成するための印象材自動練和装置に関する。
【背景技術】
【0002】
歯科の分野で用いられる印象材には、例えば粉末状の材料を適量の水と混合して練ることにより作製するものがある。しかし近年では2種類のペースト状材料(以下、単に「ペースト」と記載することがある。)を自動練和装置で適量ずつ混合して印象材を形成することが多い。これによれば印象材の作製が容易で精度もよく、作業効率を向上させることができる。このような2種類のペーストには、いくつかの公知の組み合わせがあるが、例えばアルギン酸を主成分とする基材ペーストと石膏を主成分とする硬化材ペーストとの組み合わせを挙げることができる。これら2種類のペーストは可撓性を有する材料により形成された容器である別々のパッケージに入れられている。
【0003】
自動練和装置は、例えば特許文献1、2に記載のようなものが開示されている。すなわち、自動練和装置は、2種類のペーストをパッケージごと装着することができるように構成されており、それぞれのパッケージから必要なときに適量だけペーストを取得し、取得したこれら2種類のペーストを練和して排出する。このとき、パッケージから無駄なくペーストを排出し、パッケージに含まれたペーストを使い切る観点から、パッケージを引っ張るように付勢して自動練和装置に装着することが有効である。従ってこれら自動練和装置にはパッケージの上端及び下端を保持して引っ張る手段が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−24273号公報
【特許文献2】特開2002−191624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1、2に記載の自動練和装置では、パッケージを装置に取り付ける際に時間がかかることがあった。特にパッケージを付勢するための操作に手間がかかり、煩雑となっていた。パッケージの取り換えは使用者が行うものであり簡易であることが求められる他、例えば治療中にペーストが無くなったときには治療が滞ってしまうことを回避するため素早くパッケージを取り換える必要がある。
【0006】
そこで本発明は上記問題点に鑑み、パッケージの交換を容易に行うことができる印象材自動練和装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0008】
本発明は、歯科用の印象材を形成する少なくとも2種類のペースト状材料を練和して排出する印象材自動練和装置(1)であって、ペースト状材料を内包する袋状の容器であるパッケージ(20)を保持するホルダー(10)と、パッケージの開口部(21)に接続してペースト状材料をパッケージから吸引して少なくとも2種類のペーストを練和する本体(2)と、を有し、ホルダーは、パッケージの開口部を保持する保持部材(11)、パッケージの開口部とは反対側の端部を保持し、保持部材に沿って移動可能に配置される移動部材(15)、及び、一端が保持部材、他端が移動部材に取り付けられる弾性部材(19)、を備え、ホルダーは、パッケージを弾性部材により付勢した状態のまま、本体に対して着脱可能である、印象材自動練和装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、パッケージを保持するホルダーを、パッケージが付勢されたままの状態で本体から着脱することができるので、ペーストを無駄なく排出するためにパッケージを付勢しつつも、パッケージの交換を容易にかつ迅速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】パッケージの説明をするための図である。
図2】印象材自動練和装置1及びパッケージ20の構成を分離して示した斜視図である。
図3】挿入口4に注目した斜視図である。
図4図4(a)は一方から見たホルダー10の斜視図、図4(b)は図4(a)とは反対側から見たホルダー10の斜視図である。
図5】印象材自動練和装置1の斜視図である。
図6】ホルダー10にパッケージ20を装着した場面を説明する斜視図である。
図7】パッケージ20が装着された印象材自動練和装置1の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明の形態から明らかにされる。以下、本発明を図面に示す形態に基づき説明する。ただし本発明はこれら形態に限定されるものではない。
【0012】
1つの形態にかかる印象材自動練和装置1を説明する前に、該印象材自動練和装置1に装着され、ペーストを内包するパッケージの一例について説明する。図1にはペーストが内包されて膨らんだ状態にあるパッケージ20の外観斜視図を示した。図1からわかるように、パッケージ20は可撓性のある部材で形成された袋状の容器であり、その中にペーストが内包されている。
【0013】
パッケージ20はその一端側に円筒状の開口部21を有しており、この開口部21によりパッケージ20の内外を連通させ、ペーストを排出する。
この開口部21には、その円筒状である外周部に2つの環状部21a、21bが、開口部21の円筒の軸方向に所定の間隔で配置されている。これにより後述するように、環状部21a、21bの間に印象材自動連和装置1のホルダー10の開口保持部13aを形成する縁部をスライドして挿入して係合し、パッケージ20の開口部21をホルダー10に固定することができる。
【0014】
一方、パッケージ20のうち開口部21とは反対側には、袋を構成する材料同士の貼り合わせにより袋状とする際に耳部が形成されており、ここに2つの凹部22が設けられている(図1では一方のみしか見えない。)。
【0015】
また、パッケージ20の側面部に注目すると、パッケージ20は、側部のうち広い面を有する2つの側面部23(図1では一方のみしか見えず他方は反対側に配置されている。)を有している。使用によりパッケージ20に内包されたペーストが減少すると、膨らんでいたパッケージ20がつぶれるように変形するが、当該つぶれる際には、2つの側面部23が近づく方向(図1にIaで示した方向)における変形が顕著である。また、これに伴って開口部21側の端部と凹部22側の端部とが離れる方向(図1にIbで示した方向)にもこれが大きくなるように変形する。
そしてペーストを無駄なく効率よくパッケージ20から排出するには、パッケージ20に対して矢印Ibで示した方向に張力を付与しておく(付勢しておく)ことが効果的である。従って、自動練和手段には当該付勢をしておく手段が設けられている。
なお、図1にも表したように、開口部21側の端部と凹部22側の端部とを結ぶ方向を「パッケージ長さ方向」、2つの側面部23同士を結ぶ方向を「パッケージ厚さ方向」、並びにパッケージ長さ方向及びパッケージ厚さ方向に対して直交する方向を「パッケージ幅方向」と記載することがある。
【0016】
ここで、1つのパッケージ20に内包されたペーストは、他のパッケージ20に内包された他のペーストと練和されることにより歯科で用いられる印象材を形成する。具体的な材料は印象材を形成することができれば特に限定されることはなく、公知のものを用いればよい。これには例えば一方のペーストをアルギン酸を主成分とする基材ペーストとし、他方のペーストを石膏を主成分とする硬化材ペーストとする組み合わせを挙げることができる。
【0017】
次に、このようなパッケージ20を装着可能な1つの形態にかかる印象材自動練和装置1について説明する。図2は印象材自動練和装置1及びパッケージ20の斜視図であり、構成を分離して並べて表している。図2及び適宜示す図を参照しつつ印象材自動練和装置1について説明する。
【0018】
印象材自動練和装置1は、本体2及び2つのホルダー10を備えている。
本体2は、後述するホルダー10に保持されたパッケージ20内に含まれるペーストを2つのパッケージ20のそれぞれから取得し、これらを練和して排出する機能を有する部材である。本体2は、該本体2の外郭を形成する筺体3を有し、その内側には、ペーストを吸引して取得する吸引手段、及び吸引した2種類のペーストを練和する練和手段が設けられている(不図示)。吸引手段及び練和手段は公知の形態を用いることができる。
【0019】
また本体2には、挿入されるホルダー10ごとに、該ホルダー10の一端部を挿入可能な凹状の挿入口4が設けられ、ここに吸引手段に連通する流入口4aが設けられている。図3に一方の挿入口4の部位に注目した拡大図を表した。
図3からわかるように、流入口4aはパッケージ20の開口部21が着脱できるように構成されている。従って流入口4aにパッケージ20の開口部21が装着されたときには、パッケージ20内のペーストは開口部21から流入口4aへ流れ込み、本体2へと供給される。
【0020】
さらに、図2からわかるように本体2には、練和されたペーストからなる印象材を排出する排出手段5が設けられている。当該排出手段5も特に限定されることなく公知のものを適用することができる。
【0021】
次にホルダー10について説明する。図4にはホルダー10の斜視図を示した。図4(a)はパッケージ20が取り付けられる側、図4(b)はその反対側から見た斜視図である。図4(a)、図4(b)からわかるように、ホルダー10は、保持部材11、移動部材15、及び弾性部材19を備えて構成されている。
【0022】
保持部材11は、矩形板状である背板12を有するとともに、背板12の一端から該背板12の面に対して立設する方向に延びる板状である底板13が設けられている。従って背板12と底板13とにより略L字状が形成されている。ここで、図4にも表したように背板12と底板13とが形成する稜線が延びる方向を「ホルダー幅方向」、背板12の板厚方向を「ホルダー厚さ方向」、ホルダー幅方向に直交し背板12が延びる方向を「ホルダー長さ方向」と記載することがある。
【0023】
背板12には、ホルダー長さ方向に延びるスリット12aが2つ、所定の間隔を有してホルダー幅方向に並べて配置されている。また、背板12の面のうち底板13が立設する側とは反対側の面のうち、スリット12aよりも底板13とは反対側となる位置に、突起である弾性部材係止突起12bが設けられている。
ここで背板12は、ホルダー幅方向については、パッケージ20のパッケージ幅方向(図1参照)の大きさと概ね同じ又は少し大きく形成されている。また、ホルダー長さ方向については、パッケージ20のパッケージ長さ方向における大きさよりも大きく形成されている。
【0024】
また、底板13には、その先端部(ホルダー厚さ方向端部)においてホルダー幅方向中央に、矩形のスリットである開口保持部13aが形成されている。
ここで底板13はその板厚が、上記したパッケージ20の開口部21に備えられた環状部21aと環状部21bとの間隔と同程度、又は若干薄くされている。また、開口保持部13aは底板13の先端側が開放されたスリットであり、開口保持部13aのホルダー幅方向の大きさは開口部21の円筒状の外径よりは大きく、環状部21a、21bの外径よりは小さい。
【0025】
移動部材15は、背板12のホルダー長さ方向に沿って移動できる部材である。移動部材15は、背板12のホルダー幅方向両側のそれぞれに配置されたガイド16を有し、ガイド16はホルダー長さ方向に延びる板状である。従って2つのガイド16は、背板12をホルダー幅方向に挟むように配置されている。
それぞれのガイド16からは底板13が立設される方向と同じ方向に延びるアーム17が設けられている。さらにアーム17の先端は2つのアーム17が互いに近づく方向に折り曲げられている。
一方、2つのガイド16は図4(b)からかわるように背板12の面うち底板13が立設していない面側で、連結板18により連結されている。また、連結板18には、背板12側とは反対側に突出する弾性部材係止突起18a、及び背板12に向けて突出するガイド突起18bが設けられている。弾性部材係止突起18a、及びガイド突起18bはホルダー幅方向に所定の間隔でそれぞれ2つ設けられている。ガイド突起18bは背板12のスリット12a内に挿入され、該スリット12a内を移動できるように構成されている。また、ガイド突起18bはその先端がスリット12aを通れないように太く形成されており、これにより移動部材15が背板12から離脱してしまうことを防止している。このように先端を太くする手段としては例えばボルトを取り付けること等を挙げることができる。
【0026】
弾性部材19はバネ等の弾性部材であり、本形態でもバネを適用している。図4(b)からわかるように、本形態では弾性部材19は2つ設けられ、いずれもその一端が背板12の弾性部材係止突起12bに係止され、他端が連結板18の弾性部材係止突起18aに係止されている。これにより移動部材15の移動に際して該移動部材15に対して付勢力を与えることができる。移動部材15は後述するようにパッケージ20のうち開口部21とは反対側の端部を保持して、ホルダー長さ方向にパッケージを引っ張る方向に付勢するように弾性部材19が配置されている。より具体的には、図4(b)に矢印IVで示したように移動部材15を底板13に近づけるように移動させると、これとは反対に移動部材15が底板13から離隔する方向に付勢される。
【0027】
以上のように構成された印象材自動練和装置1では、本体2に対してホルダー10を着脱することができるように構成されている。図5には本体2にホルダー10を装着した場面の印象材自動練和装置1の斜視図を示した。本体2にホルダー10を装着した際には、ホルダー10の保持部材11の底板13側端部が本体2の挿入口4に挿入されるように配置される。これによりホルダー10が本体2に保持される。このとき、開口保持部13aを本体2の流入口4aが貫通し、後述するようにパッケージ20の開口部21がこの流入口4aに接続されることによってもホルダー10と本体2とが係合する。
一方、ホルダー10を本体2から離脱するときには、ホルダー10を上方に持ち上げればよい。
【0028】
次に、パッケージ20の装着について説明する。パッケージ20のホルダー10への装着は、ホルダー10を本体2から離脱した状態で行われる。図6には、ホルダー10にパッケージ20が装着された場面の斜視図を示した。また、図7には印象材自動練和装置1にパッケージ20が装着された場面の斜視図を表した。
図6からわかるように、パッケージ20の開口部21に設けられた環状部21aと環状部21bとの間にホルダー10の底板13に形成された開口保持部13aの縁を挿入する。これにより環状部21aと環状部21bとの間に底板13が挟まれ、パッケージ20の開口部21がホルダー10の底板13に係止して保持される。一方、パッケージ20の2つの凹部22のそれぞれにホルダー10の移動部材15に設けられたアーム17の対向するように屈曲した先端を挿入する。このとき、予め移動部材15を底板13に近づけるように弾性部材19の付勢力に抗して移動させておき、その姿勢でアーム17の先端を凹部22に挿入する。従って、移動部材15は弾性部材19により上方に付勢されるように挿入される。これにより、パッケージ20は図6にVIで示したように、パッケージ長さ方向に付勢されつつホルダー10に保持される。すなわち、パッケージ20は装置本体2に装着される前に既に付勢された状態でホルダー10に保持されている。
【0029】
次に、ホルダー10に保持されたパッケージ20を本体2に装着する。これは上記したホルダー10の本体2への装着と同様に行うことができるが、さらにパッケージ20の開口部21を本体2の挿入口4に設けられた流入口4aに接続する。これにより印象材自動練和装置1により印象材の練和及び排出が可能となる。
【0030】
パッケージ20の離脱については、上記を遡ることにより行えばよい。
【0031】
以上のように、印象材自動練和装置1によれば、パッケージ20を保持するホルダー10を本体2から着脱することができるとともに、パッケージ20は本体2から離脱したホルダー10に対して装着すればよい。従って、パッケージ20のホルダー10への取り付けが容易となる。
また、本体2から離脱したホルダー10にパッケージを装着した時点で、弾性部材19によりパッケージ20は既にペーストを無駄なく排出するための付勢がなされている。従って、本体2に取り付ける際に改めてパッケージ20に付勢力を付与する必要がないので、パッケージ20を取り付けたホルダー10の本体2への装着も容易である。
これによれば、例えば予備として予めパッケージ20を装着したホルダー10を準備しておけば、施術中にペーストが不足しても交換を迅速に行うことができる。従って施術をほとんど中断することなく進めることが可能である。故に、施術の途中でペーストが無くなることを回避するため若干ペーストが残っているにもかかわらず交換するという必要がなく、かかる観点からも無駄なくペーストを使用できる。
【0032】
また、このように本体2から離脱したホルダー10にパッケージ20を装着した時点で、弾性部材19によりパッケージ20は既に付勢されているので、本体2に取り付けるに際して改めてパッケージを付勢するための機構が不要であり、特許文献2に開示されているような2つの支持手段をそれぞれ付勢する複雑な機構が必要ないことから、構造を簡素化することが可能である。
【符号の説明】
【0033】
1 印象材自動練和装置
2 本体
3 筺体
4 挿入口
5 排出手段
10 ホルダー
11 保持部材
12 背板
13 底板
15 移動部材
16 ガイド
17 アーム
18 連結板
19 弾性部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7