特許第6091657号(P6091657)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6091657Diameterルーティングエージェント(DRA)を使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたインターネットプロトコル(IP)アドレスとの間のマッピングを取得するとともに、マッピングをアプリケーションへアクセス可能とするための方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体
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  • 特許6091657-Diameterルーティングエージェント(DRA)を使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたインターネットプロトコル(IP)アドレスとの間のマッピングを取得するとともに、マッピングをアプリケーションへアクセス可能とするための方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6091657
(24)【登録日】2017年2月17日
(45)【発行日】2017年3月8日
(54)【発明の名称】Diameterルーティングエージェント(DRA)を使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたインターネットプロトコル(IP)アドレスとの間のマッピングを取得するとともに、マッピングをアプリケーションへアクセス可能とするための方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/26 20090101AFI20170227BHJP
   H04W 8/20 20090101ALI20170227BHJP
   H04W 80/04 20090101ALI20170227BHJP
【FI】
   H04W8/26
   H04W8/20
   H04W80/04
【請求項の数】13
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-553784(P2015-553784)
(86)(22)【出願日】2014年1月14日
(65)【公表番号】特表2016-510542(P2016-510542A)
(43)【公表日】2016年4月7日
(86)【国際出願番号】US2014011548
(87)【国際公開番号】WO2014116464
(87)【国際公開日】20140731
【審査請求日】2015年11月20日
(31)【優先権主張番号】13/748,547
(32)【優先日】2013年1月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513219898
【氏名又は名称】テケレック・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】TEKELEC, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マッキャン,トーマス・マシュー
【審査官】 羽岡 さやか
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2012/0202550(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0260816(US,A1)
【文献】 国際公開第2011/082035(WO,A2)
【文献】 特表2011−509610(JP,A)
【文献】 特表2003−503803(JP,A)
【文献】 特表2007−502584(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/119147(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/082895(WO,A1)
【文献】 特表2012−532525(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0211574(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
Diameterルーティングエージェント(DRA)を使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたインターネットプロトコル(IP)アドレスとの間のマッピングを取得するとともに前記マッピングをアプリケーションへアクセス可能とする方法であって、
DRAにより、動的に割り当てられたインターネットプロトコル(IP)アドレスとモバイル加入者識別情報とを含むDiameterメッセージを受け取るステップと、
前記DRAにより、前記受け取ったDiameterメッセージをルーティングするステップと、
前記DRAにより、前記Diameterメッセージから前記IPアドレスおよび前記モバイル加入者識別情報をコピーするステップと、
前記動的に割り当てられたIPアドレスと前記加入者識別情報との間のマッピングをアプリケーションへアクセス可能とするステップとを備え、前記動的に割り当てられたIPアドレスおよび前記モバイル加入者識別情報をアプリケーションへアクセス可能とするステップは、前記Diameterメッセージを受け取った時に前記動的に割り当てられたIPアドレスと前記モバイル加入者識別情報との間のマッピングをデータベースに記憶するステップを含む、方法。
【請求項2】
Diameterルーティングエージェントを使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたインターネットプロトコル(IP)アドレスとの間のマッピングを取得するとともにマッピングをアプリケーションへアクセス可能とするシステムであって、
DRAを備え、DRAは、
動的に割り当てられたインターネットプロトコル(IP)アドレスとモバイル加入者識別情報とを含むDiameterメッセージを受け取るDiameterメッセージプロセッサと、
前記受け取ったDiameterメッセージをルーティングするDiameterルーティングモジュールと、
前記Diameterメッセージから前記IPアドレスおよび前記モバイル加入者識別情報をコピーし、前記動的に割り当てられたIPアドレスと前記加入者識別情報との間のマッピングをアプリケーションへアクセス可能とするDiameterメッセージコピーモジュールとを含み、前記動的に割り当てられたIPアドレスおよび前記モバイル加入
者識別情報をアプリケーションへアクセス可能とすることは、前記Diameterメッセージを受け取った時に前記動的に割り当てられたIPアドレスと前記モバイル加入者識別情報との間のマッピングをデータベースに記憶することを含む、システム。
【請求項3】
Diameterメッセージを受け取ることは、クレジット制御要求初期(CCR−I)メッセージをポリシー課金および施行機能(PCEF)から受け取ることを含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記データベースは、動的IPアドレスとモバイル加入者識別情報とのマッピングデータベースを含み、前記DRAは、前記DRA内の前記データベースに前記動的に割り当てられたIPアドレスおよび前記モバイル加入者識別情報を記憶するように構成され、前記DRAは前記アプリケーションを前記データベースにアクセスさせる、請求項2または3に記載のシステム。
【請求項5】
前記データベースは、前記DRAの外部の動的IPアドレスとモバイル加入者識別情報とのマッピングデータベースを含み、メッセージコピーモジュールは、前記コピーされたIPアドレスおよびモバイル加入者識別情報を外部のデータベースへ送るように構成され、前記外部のデータベースは前記アプリケーションへアクセス可能である、請求項2〜4のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項6】
前記メッセージコピーモジュールは、前記動的に割り当てられたIPアドレスおよび前記モバイル加入者識別情報を、前記受け取ったDiameterメッセージにおいて識別されたアプリケーションへ押すように構成される、請求項2〜5のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項7】
前記データベースは、アプリケーションからクエリを受け取る動的IPアドレスとモバイル加入者識別情報とのデータベースを含み、前記クエリは前記動的に割り当てられたIPアドレスを含み、前記クエリに応答して前記加入者識別を提供する、請求項2〜6のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項8】
動的IPアドレスとモバイル加入者識別情報とのデータベースは前記DRAの内部にある、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
動的IPアドレスとモバイル加入者識別情報とのデータベースは前記DRAの外部にある、請求項7に記載のシステム。
【請求項10】
前記メッセージコピーモジュールは、前記Diameterメッセージが前記動的に割り当てられたIPアドレスと前記モバイル識別情報とを含むタイプであるかを判定するように構成される、請求項7に記載のシステム。
【請求項11】
前記DRAは、
前記Diameterメッセージからコピーされた第1のモバイル加入者識別子と第2のモバイル加入者識別子との間のマッピングを維持し、
前記第2のモバイル加入者識別子を含むアプリケーションからクエリを受け取り、
前記第1のモバイル加入者識別子を用いて前記アプリケーションに応答するように構成される、請求項2〜10のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項12】
前記第1のモバイル加入者識別子は国際移動局識別子(IMSI)を含み、前記第2のモバイル加入者識別子はモバイル加入者統合サービスデジタル網(ISDN)番号を含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
コンピュータ読取可能なプログラムであって、コンピュータによって実行されると、前記コンピュータに
Diameterルーティングエージェント(DRA)により、動的に割り当てられたインターネットプロトコル(IP)アドレスとモバイル加入者識別情報とを含むDiameterメッセージを受け取るステップと、
前記DRAにより、前記受け取ったDiameterメッセージをルーティングするステップと、
前記DRAにより、前記Diameterメッセージから前記IPアドレスおよび前記モバイル加入者識別情報をコピーするステップと、
動的に割り当てられたIPアドレスと加入者識別情報との間のマッピングをアプリケーションへアクセス可能とするステップとを実行させ、前記動的に割り当てられたIPアドレスおよび前記モバイル加入者識別情報をアプリケーションへアクセス可能とするステップは、前記Diameterメッセージを受け取った時に前記動的に割り当てられたIPアドレスと前記モバイル加入者識別情報との間のマッピングをデータベースに記憶するステップを含む、コンピュータ読取可能なプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権主張
この出願は、2013年1月23日に出願された米国特許出願第13/748,547号の利益を主張するものであり、その開示の全体が引用によりここに援用される。
【0002】
技術分野
ここに記載される主題は、モバイル加入者識別情報をアプリケーションへアクセス可能とすることに関する。より特定的には、ここに記載される主題は、DRAを使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたIPアドレスとの間のマッピングを取得するとともに、マッピングをアプリケーションへアクセス可能とする方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
モバイルハンドセットなどのモバイル装置がネットワークへアクセスする時、モバイル装置がインターネットを介してアプリケーションと通信することができるように、モバイル装置にはIPアドレスが動的に割り当てられ得る。モバイルインターネット空間におけるアプリケーションサーバについての1つの問題は、アプリケーションサーバが加入者のための新しいデータセッションを受け取る時に、アプリケーションサーバがモバイル加入者統合サービスデジタル網(MSISDN)番号または国際移動局識別子(IMSI)などの加入者の識別情報を受け取らない場合があるということである。アプリケーションサーバは、データセッションのために動的に割り当てられたIPv4もしくはv6アドレスのみを受け取り得て、たとえば請求目的で加入者の同一性を判定する必要があり得る。
【0004】
このため、DRAを使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたIPアドレスとの間のマッピングを取得するとともに、マッピングをアプリケーションへアクセス可能とする方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体のための方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体が必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
概要
ここに記載の主題は、DRAを使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたIPアドレスとの間のマッピングを取得するとともに、マッピングをアプリケーションへアクセス可能とする方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体を含む。1つの例示的な方法は、動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者識別情報とを含むDiameterメッセージをDRAにおいて受け取ることを含む。方法はさらに、受け取ったDiameter信号メッセージをルーティングすることを含む。方法はさらに、DRAによって、IPアドレスおよびモバイル加入者識別情報をメッセージからコピーすることを含む。方法はさらに、動的に割り当てられたIPアドレスと加入者識別情報との間のマッピングをアプリケーションへアクセス可能とすることを含む。
【0006】
ここに記載の主題は、ハードウェアおよび/またはファームウェアと組み合わせてソフトウェアによって実施することができる。たとえば、ここに記載の主題は、プロセッサによってソフトウェアで実行することができる。1つの例示的な実施において、ここに記載の主題は、コンピュータのプロセッサによって実行された時にステップを行うようにコンピュータを制御するコンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ読取可能媒体を使用して実施することができる。ここに記載の主題を実施するのに適した例示的なコンピュータ読取可能媒体としては、ディスクメモリデバイス、チップメモリデバイス、プログラマブルロジックデバイス、および特定用途向けICなどの非一時的コンピュータ読取可能媒体が含まれる。加えて、ここに記載の主題を実施するコンピュータ読取可能媒体は、単一の装置もしくはコンピューティングプラットフォーム上に配置され得る、または複数の装置もしくはコンピューティングプラットフォームにわたって分布され得る。
【0007】
主題の好ましい実施形態は、添付の図面を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】ここに記載の主題の実施形態に係る、DRAを使用して動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者情報との間のマッピングを取得するとともにマッピングをアプリケーションへアクセス可能とする例示的なシステムを示すネットワーク図である。
図2】ここに記載の主題の実施形態に係る、DRAを使用して動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者情報との間のマッピングを取得するとともにマッピングをアプリケーションへアクセス可能とする例示的なシステムを示すネットワーク図である。
図3】ここに記載の主題の実施形態に係る、DRAを使用して動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者情報との間のマッピングを取得するとともにマッピングをアプリケーションへアクセス可能とする例示的なシステムを示すネットワーク図である。
図4】ここに記載の主題の実施形態に係る、DRAを使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたIPアドレスとの間のマッピングを取得するとともにマッピングをアプリケーションへ利用可能とする例示的な内部アーキテクチャおよびメッセージフローを示すブロック図である。
図5】ここに記載の主題の実施形態に係る、DRAを使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたIPアドレスとの間のマッピングを取得するとともにマッピングをアプリケーションへ利用可能とする例示的な内部アーキテクチャを示すブロック図である。
図6】ここに記載の主題の実施形態に係る、DRAを使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたIPアドレスとの間のマッピングを取得するとともにマッピングをアプリケーションへ利用可能とする例示的なアーキテクチャおよびメッセージフローを示すブロック図である。
図7】ここに記載の主題の実施形態に係る、DRAを使用して動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者識別情報との間のマッピングを取得するとともにマッピングをアプリケーションへアクセス可能とする例示的な処理を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
詳細な説明
ここに記載の主題は、DRAを使用してモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたIPアドレスとの間のマッピングを取得するとともにマッピングをアプリケーションへアクセス可能とする方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体を含む。図1は、モバイル装置へのサービスの提供に関連付けられたDRAおよび他のノードを示すネットワーク図である。図1を参照すると、DRA100は、受け取ったDiameter信号メッセージをルーティングする。DRA100は、Diameter信号ルータまたはDSRとも言われ得る。受け取ったDiameter信号メッセージをルーティングすることに加え、DRA100は、モバイル加入者識別情報を取得するために、特定のDiameter信号メッセージを、モバイルインターネットアプリケーション104などのアプリケーションによってアクセス可能であり得る動的IPとモバイル加入者IDとのマッピングデータベース102へコピーするメッセージコピー機能を含み得る。DRA100は、モバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたIPアドレスとの間のマッピングを、ポリシー課金および施行機能(PCEF)で構成されたゲートウェイGPRS支援ノード(GGSN)間のGxインターフェイス上で受け取られたDiameter信号メッセージから、またはPCEFで構成されたパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)108から取得し得る。DRA100は、Gxインターフェイス上で受け取られたメッセージをポリシーおよび課金規則機能(PCRF)110へルーティングする。PCRF110は、PCEFからの要求に応答して所与のセッションに適用する適切なポリシーおよび課金規則を判定し得る。
【0010】
図1に示される例において、ステップ1において、DRA100は、クレジット制御要求−初期(CCR−I)メッセージをPGW108から受け取る。CCR−Iメッセージは、PGW108のPCEF機能によって生成され、モバイル加入者によって要求されたデータセッションに適用する適切な課金およびポリシー規則を判定し得る。ステップ2において、DRA100は、CCR−Iメッセージを受け取り、CCR−IメッセージをPCRF110へルーティングし、セッションに適用する適切なポリシーおよび課金規則を判定する。
【0011】
ステップ3において、DRA100は、CCR−Iメッセージ、または少なくともCCR−Iメッセージからの動的に割り当てられたIPアドレスおよびモバイル加入者識別情報を、動的IPとモバイル加入者IDとのマッピングデータベース102へコピーする。CCR−Iメッセージを受け取ると、データベース102は、動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者識別子との間のマッピングを記憶し得る。ステップ4において、アプリケーション104は、動的に割り当てられたIPアドレスを用いて動的IPとモバイル加入者IDとのマッピングデータベース102へ問い合わせを行ない、ステップ5において、データベース102はモバイル加入者識別情報を用いて応答する。
【0012】
図1において、動的IPとモバイル加入者識別情報とのマッピングデータベース102はDRA100の外部にある。代替的な実施において、データベース102はDRA100の内部にあり得る。図2は、このような実施形態を例示する。図2のメッセージフローを参照すると、ステップ1において、PGW108はCCR−IメッセージをPCRF110へ送り、新しいセッションへ適用する適切なポリシーおよび課金規則を判定する。ステップ2において、DRA100は、CCR−IメッセージをPCRF110へルーティングする。ステップ3において、DRA100は、CCR−Iメッセージ、または少なくとも新しいセッションに関連付けられたモバイル加入者識別情報と動的に割り当てられたIPアドレスとの間のマッピングをコピーし、内部の動的IPとモバイル加入者IDとのマッピングデータベース102に情報を記憶する。ステップ4において、モバイルインターネットアプリケーション104はDRA100に問い合わせを行ない、モバイル加入者識別情報を判定する。クエリは、動的に割り当てられたIPアドレスを含み得る。クエリに応答して、DRA100は、その内部の動的IPとモバイル加入者IDとのマッピングデータベース102にアクセスし、モバイル加入者情報を取得する。ステップ5において、DRA100は、IMSIもしくはMSISDNなどのモバイル加入者識別情報を用いてアプリケーション104に応答する。
【0013】
さらに他の実施において、DRA100は、動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者識別子との間のマッピングを維持せず、代わりに、CCR−Iメッセージからアプリケーションを識別し得る、またはアプリケーションについての事前に構成された情報を有し、アプリケーションからのクエリを必要とすることなくアプリケーションへマッピングを押し得る。このシナリオは図3に示される。図3のメッセージフローを参照すると、ステップ1において、PGW108は、PCRF110へCCR−Iメッセージを送り、新しいセッションに適用する適切なポリシーおよび課金規則を判定する。ステップ2において、DRA100は、CCR−IメッセージをPCRF110へルーティングする。ステップ3において、DRA100は、CCR−Iメッセージから新しいセッションに関連付けられたアプリケーションを識別し、CCR−Iメッセージ、または少なくとも動的に割り当てられたIPアドレスへのモバイル加入者識別子のマッピングをコピーし、コピーされたメッセージをアプリケーション104へ送る。図3に例示される実施形態は、モバイル加入者識別情報を取得するためにアプリケーション104がデータベースに問い合わせを行う必要が無い点において有利である。
【0014】
図4は、動的IPとモバイル加入者識別情報とのデータベースがDRA100の外部にある図1に示されるシナリオについて、DRA100内の例示的な内部アーキテクチャおよびメッセージフローを例示する。図4において、DRA100は、複数のメッセージプロセッサ400およびアプリケーションプロセッサ402を含む。メッセージプロセッサ400およびアプリケーションプロセッサ402は、各々が、1つ以上のマイクロプロセッサおよびそこに配置されるメモリを有するプリント回路基板を含み得る。各マイクロプロセッサは、Diameter信号メッセージをルーティングまたは処理するための1つ以上のDiameter関連モジュールを実行し得る。示される例において、メッセージプロセッサ400は、Diameterルーティングモジュール403とメッセージコピーモジュール404とを含む。Diameterルーティングモジュール403は、受け取ったDiameter信号メッセージをルーティングする。メッセージコピーモジュール404は、動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者識別子との間のマッピングなどの情報を、受け取った信号メッセージからコピーする。アプリケーションプロセッサ402は、1つ以上のDiameterアプリケーション405をホスティングし得て、Diameterルーティングモジュール403も含み得る。
【0015】
図4に示されるメッセージフローにおいて、ステップ1において、メッセージプロセッサ400のうちの1つによってCCR−Iメッセージが受け取られる。ステップ2において、進入(ingress)メッセージプロセッサ400上のDiameterルーティングモジュール403は、CCR−Iメッセージを退出(egress)メッセージプロセッサ400へルーティングする。ステップ3において、退出メッセージプロセッサ400は、CCR−Iメッセージをネットワークを通じて宛先へ送る。元のCCR−IメッセージがDiameterメッセージプロセッサによって受け取られた時、メッセージコピーモジュール404は、MSISDNもしくはIMSIなどのモバイル加入者識別子へのセッションのための動的に割り当てられたIPアドレスをマッピングする情報を含むタイプであるとしてCCR−Iメッセージを識別し得る。これにより、ステップ4において、進入メッセージプロセッサ400上のメッセージコピーモジュール404は、CCR−Iのコピー、または少なくとも動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者識別情報との間のマッピングのコピーを作成し、外部の動的IPとモバイル加入者IDとのマッピングデータベース102と関連付けられた退出メッセ―ジプロセッサ400へそのコピーを送る。ステップ5において、退出メッセージプロセッサ402は、コピーされた情報を、アプリケーションによる後続のアクセスのためのマッピング情報を記憶するデータベース102へ送る。
【0016】
図5は、動的IPとモバイル加入者識別とのデータベースがDRA100の内部にある図2に示されるシナリオに対応するDRA100の例示的な内部アーキテクチャを示す。図5を参照すると、各アプリケーションプロセッサ402は、動的IPとモバイル加入者IDとのマッピングデータベース102をホスティングする。アプリケーションプロセッサ402によってホスティングされる動的IPとモバイル加入者IDとのマッピングデータベース102は、同等に規定され、メッセージプロセッサ400は、異なるアプリケーションプロセッサ402によってホスティングされたデータベース間での共有クエリをロードし得る。図5に示されるメッセージフローを参照すると、図2に示されるメッセージフローと同様に、ステップ1から3において、CCR−Iメッセージは、DRA100によって受け取られ、PCRF110に関連付けられた退出Diameterメッセージプロセッサ400へルーティングされる。ステップ4において、進入メッセージプロセッサ400上のメッセージコピーモジュール404は、CCR−Iメッセージ、または少なくともCCR−Iメッセージからの動的に割り当てられたIPアドレスおよびモバイル加入者識別情報をコピーし、内部データベース102に情報を記憶するアプリケーションプロセッサ402へそのコピーを送る。ステップ5において、アプリケーション104は、加入者識別情報についてDRA100に問い合わせる。クエリは、ステップ6においてアプリケーションプロセッサ402のうちの1つへ送られる。ステップ7において、受け取るアプリケーションプロセッサ402は、その内部データベース102にアクセスし、加入者識別情報を用いて応答する。ステップ8において、加入者識別情報は、問い合わせを行うアプリケーション104に提供される。
【0017】
図6は、アプリケーションからのクエリを必要とすることなくDRA100が加入者情報をアプリケーション104へ押す図3に示されるシナリオについての例示的なアーキテクチャを示すブロック図およびメッセージフローである。図6のメッセージフローを参照すると、ステップ1において、CCR−Iメッセージが侵入メッセージプロセッサ400によって受け取られ、ステップ2においてCCR−Iメッセージが退出メッセージプロセッサ400へルーティングされる。ステップ3において、退出メッセージプロセッサ400は、CCR−Iメッセージを意図した宛先へルーティングする。この宛先は、この例ではPCRF110である。
【0018】
ステップ4において、進入メッセージプロセッサ400上のメッセージコピーモジュール404は、CCR−Iメッセージからアプリケーション104を識別し、CCR−Iメッセージをコピーし、(ステップ5において)アプリ―ケーションに関連付けられた退出メッセージプロセッサ400へメッセージのコピーを提供する。アプリケーションは、CCR−Iメッセージにおけるアクセスポイント名(APN)または他のパラメータから識別され得る、または事前に構成され得る。ステップ6において、退出メッセージプロセッサ400は、アプリケーションからのクエリを要求する必要なくして直接的にマッピング情報を識別されたアプリケーションへ押す。
【0019】
図7は、ここに記載の主題の実施形態に係る、DRAを使用して動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者識別子との間のマッピングを取得するとともにマッピングをアプリケーションへアクセス可能とする例示的なステップを示すフローチャートである。図7を参照すると、ステップ700において、Diameter信号メッセージが受け取られる。たとえば、DRA100は、PGWまたは他の要素からCCR−Iメッセージを受け取り得る。ステップ702において、DRAは、受け取ったDiameter信号メッセージをルーティングする。たとえば、DRA100は、CCR−IをPCRF110へルーティングし得る。ステップ704において、メッセージがモバイル加入者識別子をIPアドレスへマッピングするために使用され得る情報を含むタイプであるかどうかが判定される。1つの例において、DRA100は、CCR−Iメッセージを、モバイル加入者識別子マッピング情報に対する動的IPアドレスを含むタイプのものであると識別し得る。他のDiameterメッセージタイプは、メッセージタイプに応じてDRA100によってルーティングまたは処理され得る。メッセージがマッピング情報を含むタイプではないと判定された場合、次のメッセージが処理されるステップ700へ制御が戻される。メッセージがマッピング情報を含むタイプであると判定された場合、ステップ706において、メッセージにおける動的IPアドレスとモバイル加入者識別情報との間のマッピングがコピーされる。たとえば、DRA100におけるメッセージコピーモジュール404は、メッセージからの動的に割り当てられたIPアドレスならびにMSISDNおよび/またはIMSIをコピーし得る。ステップ706において、動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者識別情報との間のマッピングは、アプリケーションへアクセス可能とされる。たとえば、DRA100は、マッピングをアプリケーションへ押し得る、アプリケーションへアクセス可能な内部データベースにマッピングを記憶し得る、またはアプリケーションへアクセス可能な外部データベースにマッピングを提供し得る。
【0020】
受け取ったDiameter信号メッセージからコピーされた動的に割り当てられたIPアドレスとモバイル加入者情報との間のマッピングを維持することに加え、ここに記載の主題の実施形態に係るDRAは、異なるモバイル加入者識別子間のマッピングを維持し、マッピングをアプリケーションへ利用可能とし得る。たとえば、上記の例のいずれのDRA100も、Gx信号メッセージなどの受け取られたDiameter信号メッセージから、IMSIおよび動的に割り当てられたIPアドレスなどの第1のモバイル加入者識別子をコピーし得る。DRA100は、第1のモバイル加入者識別子とMSISDN番号などの第2のモバイル加入者識別子との間のマッピングを用いて事前に構成され得る。アプリケーション104などのアプリケーションは、MSISDN番号を用いてDRA100に問い合わせを行ない、IMSIを受け取り得る。
【0021】
現時点で開示されている主題は、現時点で開示されている主題の範囲から逸脱することなく変更され得ることが理解される。さらに、上の記載は例示のみを目的としており、限定を目的としていない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7