【実施例1】
【0018】
<構成>以下、構成について説明する。
上記した車両用照明装置11は、
図3〜
図5(主に、
図4の分解斜視図参照)に示すように、光源12と、この光源12からの光によって線状に発光する線状導光体13と、この線状導光体13を収容可能な導光体収容部14を有する照明装置本体15と、上記導光体収容部14内に収容された上記線状導光体13を覆うように上記照明装置本体15の表面に被着される
有色透明または半透明の発光面を有するカバー部材16と、を有するものとされる。
【0019】
ここで、上記した「車両用照明装置11」は、文字通り、車両の照明を行うための装置である。この場合には、特に、車室内に設けられるものとされている。車室内に設けられる車両用照明装置11には、室内灯や計器照明装置などの機能的なものが存在しているが、この場合には、上記した線状導光体13によって、車内の各部を縁取るように光らせる演出照明を行う意匠的なものなどとされている。そして、シフトレバー5(やトレー4)の周囲を縁取るように光らせるものとされているが、上記以外に、例えば、車室の天井部を光らせたり、インストルメントパネル1の表面などを光らせたりするようにしても良い。
【0020】
上記した「光源12」は、文字通り、車両用照明装置11に照明を行わせるための光を発生するものである。この光源12には、例えば、発光ダイオードなどの点光源が用いられる。この光源12は、ホルダ部材21の内部に収容設置された状態で照明装置本体15に設置される。
【0021】
上記した「線状導光体13」は、文字通り、内部に光を通すことによって、延設方向へ光を導くと共に、その側面から光の一部を出射するように構成された、透明または半透明な線形状の導光材料である。この線状導光体13は、必要な長さに切って使うことができるので、様々な使い方ができる利便性の良い照明用素材である。
【0022】
この線状導光体13には、例えば、3M社製のライトストリング(レイミルキーフレックス35)などを使用することができる。この線状導光体13は、透明な特殊アクリル樹脂製の芯部の外周を、乳白色のフッ素系樹脂の皮膜で覆った二重構造を有する単芯光ファイバーなどとされている。
【0023】
そして、上記したような線状導光体13の端部は、上記したホルダ部材21に対して取付けられる。そのために、ホルダ部材21には、線状導光体13の端部を挿入配置するための導光体挿入口部22が設けられる。
【0024】
このホルダ部材21は、線状導光体13の両端部にそれぞれ対応させて一対設けられる。そして、照明装置本体15には、上記導光体収容部14の端部の位置またはその近傍に、各ホルダ部材21を取付けるためのホルダ取付部23が設けられる。なお、上記した光源12は、両方のホルダ部材21に対して設けることもできるが、どちらか一方のホルダ部材21に対して設けるようにすれば充分である。
【0025】
上記した「導光体収容部14」は、例えば、
図5の断面図に示すように、その手前側部分(線状導光体13の入口側部分(図中上側部分))に、線状導光体13を収容可能な開放部14aを有すると共に、その奥側部分(図中下側部分)に、線状導光体13とほぼ同じ断面形状の底部14bを有する凹溝などとすることができる。この導光体収容部14は、照明装置本体15に対し、線状導光体13の配索方向に沿うように延設形成される。
【0026】
図4に戻って、上記した「照明装置本体15」は、車両用照明装置11の中核となる部品または部材であり、線状導光体13を収容する樹脂製のケースとして構成される。照明装置本体15には、上記した導光体収容部14が一体に形成される。また、照明装置本体15の表面側には、上記した導光体収容部14を覆うように、上記したカバー部材16を取付けるためのカバー取付部15a(
図5参照)が形成される。
【0027】
この場合、照明装置本体15は、上記したセンターコンソール2の前側に設置されたシフトレバー5やトレー4などの周囲を覆うように、上記したフィニッシャ部材9の内周部分に沿って照明を行うものとして設けられている。この照明装置本体15は、枠状部材などとして構成されている。これにより、上記した導光体収容部14やカバー部材16は、シフトレバー5やトレー4の周囲の少なくとも、一部を取り囲むような屈曲形状(この場合には、平面視ほぼU字形状)を有するものなどとされる。特に、この例の場合には、照明装置本体15は、前部にトレー4を一体に有するものとされている。
【0028】
この枠状をした照明装置本体15の前部には、上記したホルダ部材21に対して、線状導光体13の端部を位置決めするための、導光体位置規定部24(
図4に位置のみ示している)が一体に形成されている。
【0029】
また、照明装置本体15には、上記したセンターコンソール2などに取付けるための車体取付部25が設けられる。この車体取付部25は、ネジ止め部などとされると共に、所定の間隔を有して複数箇所設けられる。
【0030】
上記した「カバー部材16」は、アクリルなどの樹脂製の無色透明または有色透明な透光部材または半透光部材(の発光部)とされる。この場合には、カバー部材16は、(乳白色の)線状導光体13が、表面側から直接見えないようなものとされる。そのために、カバー部材16は、所要の色彩や色の濃さを有する有色透明のものとしたり、表面にシボ模様や曇模様(スモーク調模様)などの微細凹凸形状部を有する半透光性のものとしたり、これらを組み合わせたものとしたりすることができる。例えば、カバー部材16は、薄い青や、薄いグレーや、薄いブラウンなどの色彩や色の濃さを有する暗色系のものなどとすることができる。
【0031】
このカバー部材16は、
図5に示すように、照明装置本体15の表面側に形成されたカバー取付部15aに(この場合には、上方から)被着される。カバー部材16と照明装置本体15との間には、固定部として、係止爪や、爪受け部や、位置決めピンや、ピン穴などが、適宜設けられる。
【0032】
また、カバー取付部15aに被着されたカバー部材16は、その一部(例えば、外側縁部など)を、上記したフィニッシャ部材9によって(この場合には、上方から)覆うことができる。
【0033】
そして、カバー部材16の車室用内装パネルによって覆われていない部分の外面には、発光部の発光面となる光の出射部16aが設けられる。また、カバー部材16の内面側には、出射部16aと対向させて光の入射部16bが設けられる。これらの出射部16aと入射部16bとは、内部を通過する光の光路長さが全域に対してほぼ等しくなるように(即ち、輝度にバラ付きが生じ難いように)、ほぼ平行でほぼ長さの等しいものなどとされている。
【0034】
また、照明装置本体15のカバー取付部15aと、上記したカバー部材16との間には、導光体収容部14内への水(例えば、雨水など)や飲み物などの液体の侵入を防止するための防水部26を設けるようにしても良い。
【0035】
この防水部26は、例えば、照明装置本体15のカバー取付部15aの少なくとも一方の縁部に沿って設けられたシール用突出縁部27を有するものなどとすることができる。そして、このシール用突出縁部27とカバー部材16との間で、後述するクロームメッキなどのメッキによるバリを潰すことによって、潰されたバリがシール材として機能されるようにする。更に、照明装置本体15のカバー取付部15aにおける、シール用突出縁部27の近傍に、メッキ溜め用の小凹部28などを設けるようにしても良い。
【0036】
そして、以上のような基本構成に対し、この実施例のものでは、以下のような構成を備えるようにしている。
【0037】
(構成1)
上記照明装置本体15
は、少なくとも上記導光体収容部14の部分
に、面発光用反射層31を設けるようにする。
そして、上記線状導光体13から出た光を上記面発光用反射層31で乱反射させ、上記カバー部材16を面発光させて車室内を面発光状態で直接照明し得るようにする。
一方、
上記照明装置本体15とは別体に設けられて、上記照明装置本体15に対し
上記線状導光体13を数カ所の位置で固定
する導光体固定部32を、
更に備えるようにする。
【0038】
(補足説明1)
ここで、上記した「乱反射」は、この場合、線状導光体13の側面などから外部へ出射された光を、ランダムな方向へ反射させつつ、最終的にカバー部材16の出射部16aから出射させるようにすることである。
【0039】
上記した「面発光」は、文字通り、カバー部材16の面(この場合には出射部16a)全体が、あたかも(自ら)発光しているかのように見えることである。
【0040】
上記した「面発光用反射層31」は、カバー部材16に、上記した面発光を生じさせるために設けられる特別な反射部のことである。カバー部材16を面発光しているように見せるには、面発光用反射層31が、樹脂部材の表面よりも格段に高い反射率を有することが必要になる。面発光用反射層31については、後述する。
【0041】
上記した「導光体固定部32」は、文字通り、照明装置本体15に対して線状導光体13を固定する部分のことである。例えば、上記した導光体収容部14が、単純に水平面または同一の平坦面上に形成されているような場合には、照明装置本体15に対して線状導光体13を特別に固定する必要性は少ないものと考えられるが、車両に設置される様々な部品は、一般に、複雑且つ微妙な曲線を駆使して構成される意匠性の高いものが多いので、このような意匠性が高く複雑な形状を有する部分に沿って線状導光体13をうまく設置するためには、何らかの導光体固定部32によって複雑な形状に適合させるようにすることが必要になる。なお、導光体固定部32については、後述する。
【0042】
上記した「別体」は、文字通り、導光体固定部32が、照明装置本体15とは別の物(即ち、別部品)として、構成されることである。
【0043】
(構成2)
上記において、上記導光体固定部32が、透光性または半透光性の部材によって構成された爪部材33とされる。
【0044】
(補足説明2)
ここで、上記した「透光性または半透光性の部材」は、無色透明のものとしたり、上記したカバー部材16と同様に、有色透明のものとしたり、表面にシボ模様や曇模様(スモーク調模様)などを有する半透光性のものとしたり、これらを組み合わせたものとしたりすることができる。特に、導光体固定部32を有色透明や半透光性のものとした場合には、光を調節する機能を持たせることができる。
【0045】
上記した「爪部材33」は、
図5に示すように、線状導光体13を係止可能な爪形状部分33aと、照明装置本体15に対して取付け可能なケース取付部33bとを有する樹脂製のものとされている。この場合、爪形状部分33aと、ケース取付部33bとは、側面視ほぼL字状のものなどとされている。ケース取付部33bは、ネジなどの締結部材34によって照明装置本体15に取付けられる。
【0046】
更に、爪形状部分33aとケース取付部33bとの間の部分には、必要に応じて、照明装置本体15に対して、爪部材33を、線状導光体13の押さえ付け方向に位置決め可能な凹凸嵌合形状をした押さえ方向位置規定部33cなどが形成される。この押さえ方向位置規定部33cには、爪部材33を押さえ付け方向へ向けて案内可能なガイドテーパ部33dなどを形成することができる。これに対し、照明装置本体15には、押さえ方向位置規定部33cやガイドテーパ部33dと対応する凹凸嵌合形状やテーパ形状をした部分が設けられる。
【0047】
このような爪部材33は、照明装置本体15の外周部分に対して複数個取付けられる。
【0048】
(構成3)
上記において、
図4に示すように、上記線状導光体13に、屈曲部35が設けられる。
そして、上記導光体固定部32が、少なくとも、上記屈曲部35の位置に対して設けられるようにする。
【0049】
(補足説明3)
ここで、上記した「屈曲部35」は、車両用照明装置11の意匠的な形状に応じて線状導光体13の各部に与えられるものである。特に、上記した屈曲部35は、角形状の部分(コーナー部)や、曲率半径の小さい曲線部(アール部)などのように、線状導光体13内部での光の屈折状態が急激に変わることによって、線状導光体13の側面から出射される光の量に人間が感知できる程度の変化が生じる(例えば、光量が他の部分よりも多くなる)ような部分のことである。
【0050】
この場合、上記した線状導光体13は、平面視、ほぼ多角型のU字状となるように配設されており、上記した屈曲部35は、例えば、多角型のU字を構成する複数の直線部のつなぎ目部分などに形成されている。
【0051】
上記した「屈曲部35の位置」は、屈曲部35、または、屈曲部35の近傍を指すものとされる。
【0052】
なお、導光体固定部32は、屈曲部35以外の位置(例えば、直線部)に対しても設けることができるのは勿論である。
【0053】
ここで、上記した直線部は、線状導光体13における、側面から出射される光の量に人間が感知できる程度の変化が生じない部分であり、この直線部には、線状導光体13の側面から出射される光の量に変化がほとんど生じない程度の、曲率半径の大きい曲線部分が含まれるものとする。
【0054】
そして、好ましくは、上記した直線部には、比較的幅の狭い導光体固定部32(通常導光体固定部)を用いるようにし、上記した屈曲部35には、直線部のものよりも幅の広い導光体固定部32(幅広導光体固定部32a)を用いるようにする。
【0055】
(構成4)
上記において、上記面発光用反射層31が、メッキによる金属光沢部37とされる。
【0056】
(補足説明4)
ここで、上記した「メッキ」は、表面に金属光沢をもたせるための表面処理である。この場合には、クロームメッキが好適に用いられる。クロームメッキは、クロムを使ったメッキのことである。クロームメッキは、反射率が高いため光沢が大変美しく且つ重厚で、しかも、物理的特性に優れていると共に、耐久性が高いという優れた特徴を有するものである。このようなクロームメッキは、図示しないメッキ槽に照明装置本体15の全体または少なくとも導光体収容部14の周辺部分を浸漬することよって、照明装置本体15の全体または浸漬部分にほぼ均一の厚さに形成されるものとなる。よって、上記した導光体固定部32を、照明装置本体15に対して一体に形成してしまうと、導光体固定部32に対してもクロームメッキが施されてしまうことになるので、クロームメッキの影響によって導光体固定部32がもろくなり、折れ易いものとなってしまう。以下、クロームメッキとして説明するが、クロームメッキ以外のメッキとしても良い。
【0057】
上記した「金属光沢部37」は、面発光用反射層31として照明装置本体15に施したクロームメッキによって形成される、反射率の極めて高い鏡面反射部である。そのために、少なくとも導光体収容部14の表面は、滑らかな形状を有するものとされる。
【0058】
なお、構造的には、例えば、上記した面発光用反射層31は、強い光沢を有する(別体の)部品(例えば、金属部材やメッキ処理部材)などを、導光体収容部14へ嵌め込むようにして形成することも可能である。但し、このようにした場合には、導光体収容部14に対する上記した金属部材やメッキ処理部材の取付けに高い精度が必要となる。
【0059】
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
光源12を発光させると、光源12からの光は、線状導光体13の内部を通るように導かれると共に、線状導光体13の側面から一部が出射される。線状導光体13の側面から出射された光は、直接カバー部材16を透過したり、面発光用反射層31で反射された後にカバー部材16を透過したりすることによって、カバー部材16を光らせる。
【0060】
この際、少なくとも、導光体収容部14に面発光用反射層31を設けることにより、線状導光体13からの直接光に対する、導光体収容部14での反射光の割合を多くすることができるので、即ち、直接光と反射光との光量差を少なくすることができるので、線状導光体13を外部から目立ないようにすることができる。
【0061】
また、カバー部材16を、有色透明のものとしたり、表面にシボ模様や曇模様(スモーク調模様)などを有する半透光性のものとしたり、これらを組み合わせたものとしたりすることによって、線状導光体13を更に外部から目立ないようにすることができる。
【0062】
以上により、カバー部材16を、あたかも面発光しているかのように照明させることができる。
【0063】
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)
すでに上記したように、導光体収容部14に、面発光用反射層31を設けることにより、面発光用反射層31が線状導光体13から出た光を効率的に乱反射させるように機能するので、
線状導光体13の形が直接見えないように有色透明または半透明の発光面を有するカバー部材16をあたかも面発光しているかのように見せ
て車室内を面発光状態で直接照明することができる。
そして、
照明装置本体15とは別体に設けられ、照明装置本体15に対して線状導光体13を
数カ所の位置で固定
する導光体固定部32を
更に備えることにより、導光体固定部32を照明装置本体15とは異なる材質によって形成することができるようになるため、導光体固定部32が、照明に影響を与えないようにしたり、或いは、導光体固定部32によって、照明の効果を調節したりすることができるようになり、また、導光体固定部32の配置も自由となる。
また、照明装置本体15とは別体に導光体固定部32を設けることにより、照明装置本体15に面発光用反射層31を設けることによる影響を導光体固定部32が受け難くなるので、例えば、照明装置本体15と共に導光体固定部32に面発光用反射層31(後述するようなクロームメッキなど)が形成されてしまうようなことがなくなり、(面発光用反射層31によって導光体固定部32の表面硬度が高くなり、)導光体固定部32がもろくなって折れ易くなってしまうような不具合を防止することができる。
しかも、導光体固定部32を照明装置本体15と一体に設ける場合には、導光体固定部32を成形する際に型抜き穴が必然的に形成されてしまうので、型抜き穴からの光漏れに対する面倒な対策が必要になるが、導光体固定部32を照明装置本体15と別体に設けるようにすれば、型抜き穴が発生しなくなるので、面倒な光漏れ対策をなくすことができる。
【0064】
(効果2)
導光体固定部32を、透光性または半透光性の部材によって構成された爪部材33とすることにより、カバー部材16に、導光体固定部32による陰などが生じるのを防止したり、光源12などからの光を導光体固定部32が反射して目立ったりするようなことが防止されるので、カバー部材16全体をムラなく面発光させることができるようになる。
また、導光体固定部32を有色透明のものとしたり、表面にシボ模様や曇模様などを有する半透光性のものとしたり、これらを組み合わせたものとしたりすることにより、光源12などからの光を部分的に調整して、発光状態の均一化を図ることができる。
【0065】
(効果3)
導光体固定部32が、少なくとも、線状導光体13の屈曲部35の位置に対して設けられることにより、導光体固定部32を用いて線状導光体13を安定して保持することができる。これにより、カバー部材16をより安定して面発光させることができる。
また、屈曲部35に導光体固定部32を設置することにより、導光体固定部32を用いて、屈曲部35で変化された出射光の光量を調整し、カバー部材16の面発光の均一化を図るようなこともできるようになる。
なお、特に、屈曲部35に他の部分よりも幅の広い導光体固定部32を用いるようにすることにより、屈曲部35で、線状導光体13をより効果的に固定することができるようになると共に、幅の広い導光体固定部32によって、屈曲部35で変化された出射光の光量をより有効に調整することができるようになり、カバー部材16の面発光を均一化する機能をより向上させることが可能となる。
【0066】
(効果4)
面発光用反射層31を、クロームメッキなどのメッキによる金属光沢部37とすることによって、メッキによる金属光沢部37は、線状導光体13から出射した光を強く乱反射させることができるので、カバー部材16の面発光をより均一なものとすることができる。特に、クロームメッキは、自動車用のメッキとして実績があり、設備も整っているので、面発光用反射層31に利用するのには最適である。
【0067】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。