【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、加熱された時に流動可能である材料を押出すステップと、このようにして形成された押出物をノズルに通して該押出物を実質的に均一に成形された複数のエレメント(構成要素)、例えば、ミニ球体又はミニカプセル、にするステップと、を有する押出プロセスが提供される。
【0012】
1実施態様において、押出物がノズルを通過せしめられる時、力がノズルに適用される。この力は、振動力であってもよい。
【0013】
それに代わるものとして、或いは、付加的に、切断力が、押出物に適用される。この切断力は、押出物がノズルを出る時に、該ノズルに適用されることができる。この切断力は、回転せん断力、フライホイール・カッター、固定刃、及び可動刃から選択される1つ以上のものによって、作用せしめられることができる。
【0014】
1例において、ノズルは、複数の通路を有している。複数の通路の少なくとも幾つかは、同心であることができる。
【0015】
1実施態様において、ノズルは、1つ以上の複数の入口(入口ポート)を有し、該ノズルの複数の入口(入口ポート)の少なくとも1つに溶融押出物が供給される。1例では、別の媒体が、ノズルの複数の入口のうちの1つに供給される。異なるノズル入口に入った媒体は、異なる温度又は圧力であることができる。
【0016】
この媒体は、封入媒体、被膜、及び/又は薬剤等の活性成分を含有するものであってもよい。
【0017】
1実施態様において、上記プロセスは、成形されたエレメント(成分、構成要素)を冷却するステップを含む。該成形されたエレメントは、空気等の冷却気体(冷却ガス)中で、冷却されることができる。該成形されたエレメントは、冷却液中で冷却されてもよい。
【0018】
1実施態様において、押出される材料は、薬剤、生物薬剤、及び/又は栄養補給剤を含む。
【0019】
1実施態様において、溶融押出されるべき材料の成分(要素、組成、constituents)は、混合され、温度調節されたフィーダーを通して供給される。
【0020】
1例において、第1の媒体が、第1の押出機(押出成型機)からノズルの第1の入口に供給され、第2の媒体が、第2の押出機(押出成型機)からノズルの第2の入口に供給される。
【0021】
1実施態様において、第1の媒体が、第1の押出機からノズルの第1の入口に供給され、第2の媒体が、ポンプ手段によって、ノズルの第2の入口に送り込まれる。
【0022】
溶融押出の材料は、非治療用の化合物(混合物、合成物、compounds)と共に、1つ以上の活性医薬用の化合物(混合物、合成物、compounds)を含むものであってもよい。その非治療用の化合物は、溶融可能なポリマー、可塑剤、溶解性促進剤、浸透性促進剤、粘性調整剤(粘度調整剤)、pH調整剤、界面活性剤、ヒドロゲル、イオン交換樹脂、及び徐放性ポリマー(制御された遊離ポリマー、controlled release polymers)のうちの1つ若しくはそれ以上のものから選択されることができる。
【0023】
その材料は、結晶形態の薬剤、安定化された非晶形態の薬剤、安定化された微粉化形態の薬剤、安定化されたナノ製剤化形態の薬剤、非共有結合型の薬剤、又は共有結合型の薬剤を含むことができる。
【0024】
本発明は、又、本発明のプロセス(方法、製法、工程)によって作られた時、実質的に均一に成形されたエレメントを提供する。このエレメントは、ミニ球体又はミニカプセルであることができる。そのエレメントは、1層、2層、又はそれ以上の層を有するものであってもよい。
【0025】
別のアスペクト(観点)において、本発明は、押出材料を溶融するための押出機と、溶融押出物(溶融された押出物)が送られる出口ノズルと、該ノズルを出る材料がミニ球体又はミニカプセル等の実質的に均一に成形されたエレメントに形作られるように力を作用させる(適用する)ための手段と、を有する押出装置を提供する。
【0026】
1例において、当該装置は、ノズルに力を適用するためのバイブレーターを有する。
【0027】
それに代えて、又は付加的に、当該装置は、切断力を適用するための切断手段を有する。この切断手段は、ノズルの出口に隣接して位置することができる。当該切断手段は、回転せん断力、フライホイール・カッター、固定刃、及び可動刃から選択される、1つ、又はそれ以上のものを有することができる。
【0028】
1実施態様において、ノズルは、単一の出口を有する。ノズルは、少なくとも2つの出口を有することができる。当該出口は、内側出口と、該内側出口を囲む外側出口とを有するものであってもよい。
【0029】
1例において、これらの出口は同心である。
【0030】
1実施態様において、ノズルは、押出機からの押出物が供給される第1の入口と、材料をノズル内に供給するための少なくとも1つの更なる入口と、を有する。その装置は、更なるノズルの入口を通して材料を送るためのポンプ手段を有することができる。
【0031】
1実施態様において、装置は、ノズルを出た材料を冷却するための冷却手段を有する。
【0032】
本発明は、又、単層溶融押出ミニ球体を提供する。
【0033】
本発明は、更に、溶融押出された芯部(コア)と、外側層(外層)とを有する、2層生成物(2層製品、2層プロダクト、two-layer product)を提供する。1例において、この外層は、溶融押出層(溶融され押出された層)である。
【0034】
本発明の1つのアスペクトは、従来の熱溶融押出技術とミニカプセル加工技術とを組み合わせるプロセスであり、このプロセスにより、(溶融押出可能なポリマー、可塑剤、及び/又は医薬用化合物を用いて)均一又は略均一な形状のプロダクツ(生成物)であって徐放製剤(controlled release formulations)を示すプロダクツが製造される。
【0035】
熱溶融押出(HME)プロセスは、医薬産業において、知られたものである。プラスチック工業(産業)からの知識に基づき、製剤製造者(formulators)は、薬剤(薬物、drugs)、ポリマー、可塑剤、及びその他の機能的賦形剤の混合物を押出成形して、種々の最終的な形状(形態)にすることで、所望の薬剤放出特性を実現することができる。従来の加工技術に対してHMEを用いることの利点として、単位操作がより少ないこと、含有物の均一性がより優れていること、無水処理であること、溶解性の低い薬剤を分散させる機構であること、高せん断造粒の代わりになる低エネルギー代替手段であること、従来の湿式造粒法に比較して処理時間が短いことが挙げられる。しかしながら、公知技術に関する問題の1つは、最終生成物(最終製品、final products)のサイズ及び形状が不均一であるという点である。一般的に、最終生成物は、不規則なエッジ(縁)を有する、棒状又は円筒形状である。形が不規則である点を解決するために、円筒形状又は棒状の生成物は、球形化処理が施され、粗いエッジを滑らかにして、より容易に後処理することが可能であるよりいっそう球形となった最終生成物を製造する。更なる問題は、そのプロセスが、しばしば、強い処理及び組み合わせ力を必要とすることであり、これは、ある種の薬剤と、まさにポリマーとを変性させる可能性があることである。
【0036】
従来の溶融押出処理においては、熱押出混合物は、リング状のノズル・プレートに通され、回転ナイフを用いて同様のサイズの小片(粒子、particle)に切断される。本発明の1つのアスペクトにおいては、改良(修正、変更、modified)された振動ノズルが用いられ、熱せられた押出物をこのノズルに通して該ノズルから滴下させることで、継ぎ目のない球形の球を形成するようにしている。ノズルは、非円形であることができ、これにより、概ね正四角形、長方形、或いはその他の形状を有する、単一又は多数のストリップ形状の押出物の製造が可能になる。本発明の生成物は、サイズ及び形状が均一又は略均一であり、これは、単一又は同心円のノズルを通過する溶融押出物の流速と、ノズルがその状態に置かれる振動数との組合せの結果である。その結果として生じる生成物の球状性は、その押出物複合体の表面張力に起因する。そのプロセスは、連続した液滴を重力によって流すことを含むものであり、これらの液滴は、空気によって冷却又は液体中で冷却され、これにより、大変規則正しい形状でサイズが調整可能であるミニ球体及びミニカプセルが製造される。
【0037】
1つのアスペクトにおいて、本発明は、1つのプロセスを提供するものであり、当該プロセスによって、継ぎ目のないミニカプセル・プロセスは、溶融押出フィーダーを含むように改良(修正、変更)され、これにより、その熱押出物は混合されて均質化され、適切な温度で適切な振動ノズル構造を通して供給され、適切な粘性が与えられ、そして、適切な圧力で、不可欠(必要)な流速を与えるものであり、又、ノズルが適切な振動数に置かれることで、結果として、所望の継ぎ目のない球体の直径及び形状(フォーム)が得られるようになっている。
【0038】
本発明は、1つのプロセスを提供するものであり、該プロセスにおいて、ノズルは、単一のノズル、又は多芯(複数のセンターを有する、polycentric)のノズル(例えば、2芯、3芯、又はそれ以上の芯)から構成されるものであり、当該多芯ノズルは、多数の異なる押出物が各同心ノズルを通して流動することを許容する。そのような形状(フォーム、形態)の押出物は、単層である場合には、一旦、冷却されることで、固体又は半固体になり、或いは、多層の場合には、一旦、冷却されることで、液体、半固体、又は固体の形状(フォーム、形態)うちの何れかになり得る。
【0039】
本発明は、1つのプロセスを提供するものであり、該プロセスにより、結果として形成されるミニ球体又はミニカプセルは、液体、固体、又は半固体の芯部(コア)を有する。該芯部は、徐放性ポリマーを取り込むことで、徐放性ポリマー・コーティング(被覆)の適用に対する必要条件を不要とする。封入材料(カプセル化材料、encapsulating material)は、全体的に、又は部分的に、徐放性ポリマーを含むものであってもよい。
【0040】
本発明は、又、ゼラチン等のゲル化剤含有の有無にかかわらず、製造されるべき、単層、2層、又は多層のミニカプセルの開発を可能にする。これによって、ゼラチン等のゲル化剤と、種々のエマルジョン又は液体をベースとする薬剤の製剤との固有の配合禁忌に関連した問題を克服することができ、このような配合禁忌は、表面張力、又は他の製剤ベースの要因に関連している。このように、当該プロセスは、広範囲の活性医薬用化合物が求めるものに適合(適応)するものである。
【0041】
他の溶融押出可能な徐放性材料の有無にかかわらず、ゲル化剤を含有させることによって、より均一な球状ミニカプセル又はミニ球体の製造が可能になる。又、このような球状ミニカプセル又はミニ球体は、一旦、種々の水(性)環境に曝されると溶解し、結果とし、外側の層又は複数の層に穴が開く。これは、残存する溶融押出材料の分解を、高め或いは更に制御、し得る。ゲル化剤及び溶融押出物の一方又は両方は、1つ、若しくはそれ以上の、活性成分又は付加的機能賦形剤を含むものであってもよい。
【0042】
結果として生ずる押出球状ミニカプセル又はミニ球体は、空気冷却され、或いは、冷却液槽に滴下されて、回収され、必要に応じて、表面から残留冷却液体を取り除くように処理され、そして、更に、必要に応じて、高温で硬化(cured)せしめられる。
【0043】
結果として生ずる球状ミニカプセル又はミニ球体は、付加的な薬物層、徐放性ポリマー、粘性又は生体(バイオ)接着ポリマー、或いは、全体的な機能性又は薬物療法的能力を高めるような他のコーティングによって、被覆してもよい。
【0044】
振動力を用いて製造した押出球状ミニカプセル又はミニ球体にとって代わるものとして、又はそれに加えて、押出された単層又は同心的多層の円筒状押出物は、該押出物が1つのノズル又は複数のノズルを通過して冷却された時に、刃(ブレード)又は他の切断具を用いて、成形されることができる。その切断具は、液体に漬けておいてもよい。その結果(物)は、1つ以上の層を有する円筒状又は擬似球状の生成物(製品)であることができ、各層は、1つ以上の活性医薬成分又は他の成分を含む。
【0045】
本発明は、2つ以上の活性医薬用化合物を含む併用製品(combination product)を提供し、これらのものは、即時若しくは徐放的に同時に放出されるか、又は、即時若しくは徐放的に連続して放出されることで、より良い疾病管理(例えば、近位ループ利尿薬の初期放出に続く、遠位ループ利尿薬の放出)又は時間治療学を提供する。
【0046】
本発明は、有効量の活性医薬製剤と共に、広範囲の押出可能又は熱溶融可能なポリマー、可塑剤、ゲル化剤、浸透性促進剤、溶解性促進剤、pH調節剤、崩壊剤、及び/又は安定剤の含有を可能にするものであり、これらは適切な温度に加熱されることで、或る範囲の球状形態をなす。
【0047】
医薬製剤は、或る範囲の周知の方法のいずれか1つによって、患者に投与することが可能である。幾つかの実施態様において、そのような製剤は、少量の形態で老年科又は小児科において投与するのに適した、硬いゼラチン・カプセル又はサッシェ(小袋)に複数のミニカプセル又はミニ球体を含有させることで、経口送達用に設計されている。別の実施態様において、製剤は、膣又は直腸に投与するために、坐剤(座薬)の形態に設計される。
【0048】
医薬製剤は、他の成分を含むものであってもよい。
【0049】
本発明の幾つかの観点において提供される方法は、医薬製剤を調製するための単一のステップ又は複数のステップを含むことができる。
【0050】
これに限定されるものではないが、例えば、溶融押出可能なポリマー、可塑剤、溶解性促進剤、浸透性促進剤、徐放性ポリマー、ゲル化剤又は他の物質(entity)を含むところの、1つ又はそれ以上の非治療用化合物成分(コンポーネント)と共に、活性医薬用化合物のいずれか1つを含む異なった組合せは、結果として、或る範囲の製剤をもたらすものであり、該製剤の各々は、特定の配列の特性を備えている。或る処理条件又は組合せは、活性医薬用化合物の特定のタイプ又はクラスに対して、よりよく適し得る一方で、他の組み合わせは、活性医薬用化合物の他のタイプ又はクラスに対して、よりよく適し得る。適切な押出可能又は溶融可能なポリマーを有する特定の活性医薬用化合物を選択する方法は、本発明の一部として、提供される。
【0051】
本発明において、処理成分とパラメータは、容易に選択することが出来る。例えば、特定の活性医薬用化合物又はその他の非治療用化合物の熱感受性に適合し得る溶融温度を有する押出可能又は溶融可能なポリマーを選択することが可能である。
【0052】
本発明は、又、異なる温度感度を有する活性医薬用化合物と、相補的な溶融点を有する押出可能又は溶融可能なポリマーとを、単一の球状ミニカプセル又はミニ球体の中で組み合わせることを容易化すると共に、同じ処理ではあっても異なる適切な温度でそれぞれを処理することを容易化する。
【0053】
本発明を実施するために使用される押出機は、乾燥した原材料(feed)を扱うために、固体運搬ゾーンと、1つ又は複数の加熱ゾーンと、1つまたはそれ以上の入口及び1つ又はそれ以上の出口とを有する振動ノズルと、を有するところの、あらゆる適切な市販されているモデルであることができる。押出機スクリューは、シングル又はツインであることができ、複数の分離した温度制御可能な加熱ゾーンを有することができる。ノズルの形状と振動力は、入口の流速と同様に、結果として得られる粒子の形状及びサイズを変更(修正)するために、変化させることができる。振動力の代わりとして、或いはそれに加えて、刃又はその他の切断具を用いることも可能であり、これによって、金型の構造や形状に応じて、略均一な球状又は円筒状又はその他の形状のペレットを形成が可能になる。
【0054】
必要とされる生成物(製品)の形態に応じ、処理条件を変更することで、プロセス(処理)の変更が可能になる。そのような条件は、例として挙げれば、製剤組成、供給速度、操作温度、押出機スクリュー速度、滞留時間、加熱ゾーンの長さ、押出機トルク、及び/又は圧力のみならず、ノズル若しくは金型の構成、ノズル入口速度、ノズル振動力、或いは切断具速度を含む。結果として、数多くの製剤形態が得られる。
【0055】
芯部の製剤は、それが半固体であっても、液体であっても、内部浸透圧を発生させるように働く膨張可能なマトリックスを含んでいてもよく、これにより、一旦、外側の殻部又はコーティング(被膜)が腸又は結腸の環境に曝されると、芯部の含有物の放出が促進される。
【0056】
本発明は、又、必要に応じて、放出されるべき微粒化又はナノ製剤化された活性成分又は賦形剤の取り込みを容易化する。ナノ製剤(nanoformulations)は、親水性及び脂溶性(脂肪親和性)の物質の吸収を高めるために、脂質ナノ粒子を含むものであってもよい。
【0057】
本発明は、吸収性、安定性、又は免疫原性を変更するために、或いは、受動的又は能動的薬物送達を行うために、共有結合的又は非共有結合的に改良(修正、変更)された活性成分の取り込みを可能にする。
【0058】
本発明は、又、生物学的利用能促進剤(エンハンサー)の取り込みを許容するものであり、該生物学的利用能促進剤として、これに限定されるものではないが、浸透性促進剤、プロテオグリカンポンプ(PgP)抑制剤、及びシトクロムP450酵素の抑制剤が挙げられる。
【0059】
本発明は、更に、胃腸管系ルーメンにおいて、又は全身的に、タンパク質分解酵素又は他の分解酵素を含むことを許容する。
【0060】
加えて、本発明は、これに限定されるものではないが、リパーゼ阻害剤を含む酵素阻害剤の含有を許容する。
【0061】
本発明において、pH調整剤(そのような調整剤は、溶解性を高めることが可能である)を含有し、pH感受性物質を保護し、及び/又はミニカプセル若しくはミニ球体からの放出を改良(変更、修正)することが可能である。
【0062】
又、これに限定されるものではないが、脂質成分、炭水化物成分、タンパク質成分等を含む、或る種の栄養物又は腸からの代謝サブユニット、の腸からの吸収を防止するために、例えば、吸収調整剤を含むことも可能である。そのようなものとして、胆汁酸金属イオン封鎖剤を挙げることができる。
【0063】
更に、免疫調整剤を含むことが可能であり、当該免疫調整剤として、これに限定されるものではないが、ワクチン・アジュバント(補助剤)、アレルゲン、抗アレルギー物質、経口免疫寛容誘導物質(inducers of oral tolerance)等が挙げられる。
【0064】
本発明は、又、リンパ系吸収又は肝臓系吸収を高める賦形剤の取り込みを可能にするものであり、当該賦形剤として、これに限定されるものではないが、脂質賦形剤、シクロデキストリン、及び改良(修正、変更)されたシクロデキストリンが挙げられる。
【0065】
本発明は、更に、例えば、解毒剤、刺激剤、抗体、又は経口投与された場合は効果を示さないが、異物混入の場合に活性医薬の効果を中和するするそのような他の物質と、活性医薬物質と、の組み合わせを可能にすることを通して、ある種の添加物質等の異物混入防止製剤(tamper-proof formulations)の開発を可能にする。
【0066】
本発明は、更に、小腸内での滞留時間が増加する抗生物質製剤の開発や、結腸細菌の叢害(colonic bacterial flora damage)を減じるために結腸上皮細胞において局部放出する抗生物質製剤の開発、を可能にする。
【0067】
医薬製剤は、特に多層(複数層)フォーマットに対して、適切な溶剤(水、水性、非水性、イオン性(極性)、非イオン性(非極性)、水滴性(hydropic)、親水性、及び/又はそれらの組合せ等)を含んだワックス、エマルジョン、ペースト、クリーム又は軟膏であることができ、任意に、その他の化合物(安定剤、香料、抗菌剤、抗酸化物質、pH調整剤、接着剤、味遮蔽剤、着色剤、防腐剤、抗酸化物質、界面活性剤、及び/又はバイオアベイラビリティ(生物学的利用能)調整剤)を含むことができる。アルコール等の生物学的利用能促進剤、或いは、医薬製剤から治療用化合物の浸透を高める他の化合物が、含有され得ることが考えられる。
【0068】
経口、口腔(口内)、及び、舌下投与のために、医薬製剤は、ゲル・キャップ、カプレット、錠剤、カプセル、懸濁液、又は粉末の形態であることができる。直腸に投与するために、医薬製剤は、化合物を腸、S字結腸曲がり、及び/又は直腸に放出するべく、坐剤(座薬)、軟膏、浣腸、錠剤、又はクリームの形態であることができる。
【0069】
固体の単位投薬フォーム(形態)において、化合物は、従来の担体と組み合わせることができる。該担体としては、例えば、結合剤(例えば、アカシア、コーンスターチ又はゼラチン)、崩壊剤(例えば、コーンスターチ、グアーガム、ジャガイモでんぷん又はアルギン酸)、潤滑剤(例えば、ステアリン酸又はステアリン酸マグネシウム)、及び不活性充填剤(例えば、ラクトース、蔗糖、又はコーンスターチ)等が挙げられる。
【0070】
更に、活性成分は、部分的にカプセル化されてもよく、完全にカプセル化されてもよく、部分的に吸収され合成化されてもよく、完全に吸収され合成化されてもよく、或いは、それらの組み合わせでもよい。そのようなカプセル化は、従来の手順を用いて達成することが可能であり、不水溶性又は水溶性の薬剤(エージェント)を用いることができる。
【0071】
懸濁剤の調製(準備)に関して、医薬製剤は、オイル、例えば、固定油(例えば、落花生油、ゴマ油、綿実油、トウモロコシ油、及びオリーブ油等)、脂肪酸(例えば、オレイン酸、ステアリン酸、及びイソステアリン酸等)、及び、脂肪酸エステル(例えば、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、脂肪酸グリセリド、アセチル化脂肪酸グリセリド等)を含むことができる。これらは、又、薬学的に適切な界面活性剤、懸濁化剤、又は乳化剤の添加の有無にかかわらず、アルコール(例えば、エタノール、イソプロパノール、ヘキサデシルアルコール、グリセロール、及びプロピレングリコール等)、グリセロール・ケタール(例えば、2,2−ジメチル−l,3−ジオキソラン−4−メタノール等)、エーテル(例えば、ポリ(エチレングリコール)450等)、石油炭化水素(例えば、鉱油及びワセリン等)、水、又はそれらの混合物と混合されてもよい。
【0072】
ソフト・ゼラチン型の製剤及び坐剤の製剤の調製に、オイルを用いることもできる。水、生理的食塩水、含水デキストロース(含水ブドウ糖、aqueous dextrose)、関係する糖溶液、及びグリセロールは、懸濁製剤の調製に用いられることが可能である。この懸濁製剤は、懸濁化剤(例えば、ペクチン、カルボマー、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、又はカルボキシメチルセルロース)のみならず、緩衝剤及び防腐剤を適切に含有するものであってもよい。石鹸及び合成洗剤は、界面活性剤として用いられることができ、又洗剤組成用賦形剤として用いられることができる。適切な石鹸は、脂肪酸アルカリ金属、アンモニウム、及びトリエタノールアミン塩類を含む。適切な洗剤は、陽イオン洗剤(例えば、ジメチルジアルキルハロゲン化アンモニウム、アルキルハロゲン化ピリジニウム、及びアルキルアミン酢酸塩等)と、陰イオン洗剤(例えば、アルキル、アリール及びオレフィンスルホン酸塩、アルキル、オレフィン、エーテル及びモノグリセリド硫酸塩、及びスルホサクシネート)と、非イオン系洗剤(例えば、脂肪アミンオキシド、脂肪酸アルカノールアミド、及びポリ(オキシエチレン)・ブロック・ポリ(オキシプロピレン)共重合体等)と、両性洗剤(例えば、アルキル・ベータ・アミノプロピオネート及び2−アルキルイミダゾリン第四級(4番目)アンモニウム塩等)と、それらの混合物とを含む。
【0073】
多くの溶融可能疎水性結合剤(バインダー)を用いることが可能であり、該結合剤は、これに限定されるものではないが、ビーズワックス、カルナウバワックス、パルミチン酸セチル、グリセリル・ベヘネート、グリセリル・モノステアレート、パルミトステアリン酸グリセリン(Glyceryl palmitostearate)、ステアリン酸グリセリル、水素化キャスター油、微結晶ワックス、パラフィンワックス、ステアリン酸、ゲルシア44/01、ゲルシア35/10、及びステアリン酸アルコールを含む。
【0074】
多くの溶融可能親水性結合剤を用いることが可能であり、該結合剤は、これに限定されるものではないが、ゲルシア50/13、ゲルシア44/10、ポロクサマー188、ポリエチレングリコール2000、ポリエチレングリコール3000、ポリエチレングリコール6000、ポリエチレングリコール8000、ポリエチレングリコール10000、ポリエチレングリコール20000、及びステアレート6000 WL1644を含む。
【0075】
本発明の幾つかの実施形態は、水溶性薬剤(エージェント)を必要とする。そのような水溶性ゲル化剤は、これに限定されるものではないが、ゼラチン、タンパク質、多糖類、澱粉、セルロース、及びそれらの混合物を含む。他の水溶性被覆材料は、これに限定されるものではないが、アルブミン、ペクチン、グアーガム、カルボキシメチル澱粉、カルボキシメチルセルロース、カラゲナン、寒天及び同様のヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、プルラン、及びこれらの組み合わせから構成されることが可能である。
【0076】
即時放出性、促進放出性、長時間作用性、持続的放出性、徐放性、緩放出性の投薬形態のいずれか1つ、又はその組み合わせは、本発明で用いられることが可能である、と考えられる。本発明の製剤のクール(一定期間に飲むべき一連の薬、course)、投与期間、及び投薬必要条件は、処置を受けている患者、投与される化合物、使用される製剤、使用される投与方法、処置されている徴候の重症度及びタイプ、他の薬剤との同時投与、及び他の要因によって、変化するだろう。
【0077】
製剤に含まれる治療用化合物は、それらの医薬的に許容し得る塩類として処方(調剤)されることが可能である。ここで用いているような「医薬的に許容し得る塩類」とは、酸又は塩基をその塩類にすることにより治療用の親化合物が改良(変更、修正)されるところの、開示された化合物の誘導体(誘導薬、誘導剤、derivatives)を指している。医薬的に許容し得る塩類の例は、これに限定されるものではないが、アミン等の塩基性残基の無機又は有機の酸性塩類、カルボン酸等の酸性残基のアルカリ又は有機塩類、その他のものを含む。この医薬的に許容し得る塩類は、従来の無毒性の塩類、或いは、無毒性の無機又は有機酸から形成される、たとえば、親化合物の第四級アンモニウム塩を含む。例えば、そのような従来の無毒性の塩類は、塩化水素、臭化水素、硫黄、スルホン基、スルファミン、リン、窒素等の無機酸に由来する塩類と、アミノ酸、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パモン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル乳酸、グルタミン酸、ベンゾイン酸、サリチル酸、スルファニル酸、2−アセトキシベンゾイン酸、フルナル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シュウ酸、イセチオン酸等の有機酸から調製(準備)された塩類と、を含む。
【0078】
本発明の医薬的に許容し得る塩類は、従来の化学的方法によって、塩基性又は酸性の部分を含む治療用親化合物から合成されることができる。一般に、そのような塩類は、遊離酸又は塩基の形態のこれらの化合物を、所定量の適切な塩基又は酸と、水、有機溶媒、又はこれら2つの混合液中で反応させることによって、調製されることができる。一般に、非水性の媒体が好まれる。適切な塩類のリストは、ラミングトンズ・ファーマシューティカル・サイエンシズ、第17版、マック・パブリッシング・カンパニー、イーストン・ピーエー、1985, p.1418(Remington's Pharmaceutical Sciences, 17th ed., Mack Publishing Company, Easton, Pa., 1985, p.1418)に見出され、その開示内容は、本明細書に取り込まれる。更に、製剤に含まれる治療用化合物は、共有結合的に変更(修正、改良)されたバリアント(異形、異形体)を含むように、処方(調剤)されることができ、ここでは、浸透性促進成分(物質、entity)、安定性促進成分、免疫改質成分、又は、酸化窒素若しくは酸化窒素供与体(ドナー)等を含む他の成分が、調製されている小分子又は治療用生物医薬化合物と結合せしめられる。
【0079】
本発明は、上に述べられた実施形態に限定されるものではなく、細部において変形せしめられることができる。
また、本発明は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
加熱された時に流動可能である材料を押し出すステップと、
これにより形成された押出物をノズルに通して該押出物を実質的に均一に成形された複数のエレメント、例えば、ミニ球体又はミニカプセル、にするステップと、を有する押出プロセス。
(項目2)
上記押出物が上記ノズルを通過する時に、上記ノズルに力が作用せしめられる、項目1記載のプロセス。
(項目3)
上記力は、振動力である、項目2記載のプロセス。
(項目4)
上記押出物に、切断力が作用せしめられる、項目2又は3記載のプロセス。
(項目5)
上記切断力は、押出物が上記ノズルを出る時に該押出物に作用せしめられる、項目4記載のプロセス。
(項目6)
上記切断力は、回転せん断力、フライホイール・カッター、固定刃、及び可動刃から選択される1つ以上のものによって、作用せしめられる、項目4又は5記載のプロセス。
(項目7)
上記ノズルは、1つ以上の通路を有する、項目1乃至6のいずれかに記載のプロセス。
(項目8)
上記通路の少なくとも一部は、同心的である、項目7記載のプロセス。
(項目9)
上記ノズルは、1つ以上の入口ポートを有し、
溶融された上記押出物は、ノズルの入口ポートの少なくとも1つに送られる、項目1〜8のいずれかに記載のプロセス。
(項目10)
別の媒体が、上記ノズルの入口ポートの1つに送られる、項目9記載のプロセス。
(項目11)
異なったノズルの入口に入る上記媒体は、異なる温度又は圧力にある、項目10記載のプロセス。
(項目12)
上記媒体は、封入剤である、項目10又は11記載のプロセス。
(項目13)
上記媒体は、被膜である、項目10又は11記載のプロセス。
(項目14)
上記媒体は、活性成分、例えば薬剤、を含む、項目10〜13のいずれかに記載のプロセス。
(項目15)
更に、上記成形されたエレメントを冷却するステップを有する、項目1〜14のいずれかに記載のプロセス。
(項目16)
上記成形されたエレメントは、冷却用の気体、例えば、空気、の中で冷却される、項目15記載のプロセス。
(項目17)
上記成形されたエレメントは、冷却用の液体の中で冷却される、項目15又は16記載のプロセス。
(項目18)
押出される上記材料は、薬剤を含んでいる、項目1〜17のいずれかに記載のプロセス。
(項目19)
押出される上記材料は、生物薬剤を含んでいる、項目1〜18のいずれかに記載のプロセス。
(項目20)
押出される上記材料は、栄養補給剤を含んでいる、項目1〜19のいずれかに記載のプロセス。
(項目21)
溶融押出されるべき上記材料の成分は、混合されて、温度調節されたフィーダーを通して供給される、項目1〜20のいずれかに記載のプロセス。
(項目22)
第1の媒体が、第1の押出機から上記ノズルの第1の入口に供給され、
第2の媒体が、第2の押出機から上記ノズルの第2の入口に供給される、項目7〜21のいずれかに記載のプロセス。
(項目23)
第1の媒体が、第1の押出機から上記ノズルの第1の入口に供給され、
第2の媒体が、ポンプ手段によって、上記ノズルの第2の入口に供給される、項目7〜22のいずれかに記載のプロセス。
(項目24)
溶融押出のための材料は、非治療用化合物と共に1つ以上の活性医薬用化合物を含む、項目1〜23のいずれかに記載のプロセス。
(項目25)
上記非治療用成分は、溶融可能なポリマー、可塑剤、溶解性促進剤、浸透性促進剤、粘性調整剤、pH調整剤、界面活性剤、ヒドロゲル、イオン交換樹脂、及び徐放性ポリマーのうちの1つ以上から選択される、項目24記載のプロセス。
(項目26)
上記材料は、結晶状の薬剤を含む、項目1〜25のいずれかに記載のプロセス。
(項目27)
上記材料は、安定化された非晶形態の薬剤を含む、項目1〜25のいずれかに記載のプロセス。
(項目28)
上記材料は、安定化された微粉化形態の薬剤を含む、項目1〜25のいずれかに記載のプロセス。
(項目29)
上記材料は、安定化されたナノ製剤化形態の薬剤を含む、項目1〜25のいずれかに記載のプロセス。
(項目30)
上記活性材料は、非共有結合型の薬剤を含む、項目1〜25のいずれかに記載のプロセス。
(項目31)
上記活性材料は、共有結合型の薬剤を含む、項目1〜25のいずれかに記載のプロセス。
(項目32)
項目1〜31のいずれかに記載のプロセスによって形成される場合の、実質的に均一に成形されたエレメント。
(項目33)
上記エレメントは、ミニ球体である、項目32記載の均一に成形されたエレメント。
(項目34)
上記エレメントは、ミニカプセルである、項目32記載の均一に成形されたエレメント。
(項目35)
1層から構成される、項目32〜34のいずれかに記載のエレメント。
(項目36)
2層以上から構成される、項目32〜34のいずれかに記載のエレメント。
(項目37)
押出材料を溶融するための押出機と、
溶融された押出物が供給される出口ノズルと、
該出口ノズルを出てくる材料が実質的に均一に成形されたエレメント、例えば、ミニ球体又はミニカプセル、に形成されるように、力を作用させるための手段と、を有する押出装置。
(項目38)
上記出口ノズルに力を作用させるためのバイブレーターを有する、項目37記載の装置。
(項目39)
切断力を作用させるための切断手段を有する、項目37又は38記載の装置。
(項目40)
上記切断手段は、上記ノズルの出口に隣接して位置する、項目39記載の装置。
(項目41)
上記切断手段は、回転せん断力、フライホイール・カッター、固定刃、及び可動刃から選択される1つ以上のものを含む、項目39又は40記載の装置。
(項目42)
上記ノズルは、単一の出口を有する、項目37〜41のいずれかに記載の装置。
(項目43)
上記ノズルは、少なくとも2つの出口を有する、項目37〜41のいずれかに記載の装置。
(項目44)
上記出口は、内側出口と、該内側出口を囲む外側出口と、を有する、項目43記載の装置。
(項目45)
上記出口は、同心である、項目44記載の装置。
(項目46)
上記ノズルは、上記押出機からの押出物が供給される第1の入口と、
材料を上記ノズル内に供給するための少なくとも1つの更なる入口と、を有する、項目37〜45のいずれかに記載の装置。
(項目47)
材料を上記更なる入口を通して供給するためのポンプ手段を有する、項目46記載の装置。
(項目48)
上記ノズルを出た材料を冷却するための冷却手段を有する、項目37〜47のいずれかに記載の装置。
(項目49)
単層溶融押出されたミニ球体。
(項目50)
溶融押出芯部と外側層とを有する、2層生成物。
(項目51)
上記外側層は、溶融押出層である、項目50記載の生成物。
(項目52)
加熱された時に流動可能である材料を押し出すステップと、
これにより形成された押出物をノズルに通して、該押出物を複数のミニ球体又はミニカプセルに形成するステップと、を有し、
上記ノズルは、単一の出口と1つ以上の入口ポートとを有し、
押出物は、ノズルの入口ポートの少なくとも1つに送られ、
別の媒体が、上記ノズルの異なる入口ポートに送られ、
上記入口ポートに入る他の媒体は、上記入口ポートに入る上記押出物に対して異なる温度であり、上記他の媒体は、ゲル化剤を含む、押出方法。
(項目53)
上記ゲル化剤は、ゼラチン、アルギン酸塩、及びペクチンから選択される、項目52に記載の方法。
(項目54)
上記ゲル化剤は、ゼラチンである、項目52に記載の方法。
(項目55)
上記流動可能な材料は、薬剤を含んでいる、項目52〜54のいずれか1つに記載の方法。
(項目56)
上記流動可能な材料は、生物薬剤を含んでいる、項目52〜54のいずれか1つに記載の方法。
(項目57)
上記流動可能な材料は、免疫調整剤を含んでいる、項目52〜54のいずれか1つに記載の方法。
(項目58)
上記加熱された時に流動可能である材料は、タンパク質、タンパク質分解酵素、分解酵素、核酸、抗原、ペプチド薬剤、及び1つ以上の非治療用化合物から選択される活性剤を含む、項目52〜54のいずれか1つに記載の方法。
(項目59)
上記1つ以上の非治療用化合物は、界面活性剤を含む、項目58に記載の方法。
(項目60)
上記1つ以上の非治療用化合物は、オイルを含む、項目58に記載の方法。
(項目61)
上記1つ以上の非治療用化合物は、脂肪酸を含む、項目58に記載の方法。
(項目62)
上記1つ以上の非治療用化合物は、脂肪酸エステルを含む、項目58に記載の方法。
(項目63)
上記1つ以上の非治療用化合物は、脂肪酸グリセリドを含む、項目58に記載の方法。
(項目64)
薬剤であり、ミニ球体又はミニカプセルである製品は、上記薬剤を結腸に経口送達するように構成されている、項目52〜63のいずれか1つに記載の方法。
(項目65)
更に、上記ミニカプセル又はミニ球体を被覆するステップを有する、項目52〜64のいずれか1つに記載の方法。
(項目66)
上記被覆するステップは、遅延放出及び/又は延長放出ポリマー材料が、上記ミニ球体又はミニカプセルに塗布されることを含む、項目65に記載の方法。
【0080】
本発明の記載に使用されているような「有効量」という用語は、体外(in vitro)又は生内(in vivo)での生理学的反応を引き出すのに十分な量又は投与量(用量)として、定義される。
【0081】
本発明は、例示に過ぎない以下の記載から、明確に理解されるであろう。