(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記識別タグの前記柱は、前記識別タグを前記ヘッダ・コアに対し特定の向きに位置決めし維持するように構成された割り出し機能を備える、請求項5に記載の埋め込み型医療装置。
前記ヘッダ・コアは第1の材料で形成されており、前記ヘッダ・コアは第1の材料で形成されており、前記ヘッダ外殻は第2の材料で形成されており、前記第1の材料は前記第2の材料と異なる、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の埋め込み型医療装置。
前記ヘッダ・コアは、オーバーモールド成形の間に材料を前記第2の細長い穴と前記少なくとも1つの切り抜きとの内部に配備することを可能とさせることによって前記ヘッダ外殻の型成形不良を防止するように構成されている、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の埋め込み型医療装置。
前記第2の細長い穴は前記ヘッダ外殻のオーバーモールド成形の間に前記第1の細長い穴に材料を入れることを可能にする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の埋め込み型医療装置。
【発明を実施するための形態】
【0004】
以下の詳細説明では、添付図を参照して詳細説明の一部とし、本発明が実施されてもよい具体的な実施形態を説明目的で示している。これらの実施形態は、当業者が本発明を実
施することができるように十分詳しく説明される。他の実施形態を用いてもよく、構造的、論理的、及び電気的変更を加えてもよい。
【0005】
図1には本開示の一実施形態による埋め込み型医療装置100の1実施例が示されている。埋め込み型医療装置100の実施例には心拍管理(CRM)機器が含まれ、埋め込み型ペースメーカ、埋め込み型心臓除細動器(ICD)、心臓再同期治療器(CRT)の1つ以上、又は他の装置の1つ以上が含まれる。埋め込み型医療装置100の他の実施例には神経刺激器が含まれ、脊髄刺激器、深部脳刺激器、末梢神経刺激器、又は他の類似の機器が含まれる。埋め込み型医療装置100は金属製の装置筐体102及びヘッダ110を備える。図示した実施例では、ヘッダ110は、リード線のような付加的な構成要素に接続するための複数の電気的接点112を備える。
図1に示した実施形態には3つの電気的接点112があるが、本開示の他の実施形態は、例えば電気的接点112が3つ以上又は3つ未満のような他の構成を備えることができる。ヘッダ110は金属製装置筐体102の表面114に取り付けられている。
【0006】
1実施例では、ヘッダ110はポリマー材料で形成されている。ポリマーには、生体適合性、強度、弾性、及び製造の容易のような多数の望ましい特徴がある。1実施例では、ヘッダ110は金属製装置筐体102とは別に型で成形され、その後で金属製装置筐体102に接着剤を用いて接着される。第2の実施例では、ヘッダ110は、硬化過程中に、金属製装置筐体102の所定位置に型で成形され(オーバーモールド成形)、その表面114に接する。第2の実施例では、ヘッダ110を金属製装置筐体102に取り付けるための追加的な接着剤が不要である。
【0007】
1実施例では、ヘッダ110のポリマー材料には熱硬化性材料が含まれる。1実施例では、ヘッダ110の熱硬化性材料には熱硬化性ポリウレタンが含まれる。1実施例では、熱硬化性ポリウレタンにはポリイソシアネートとポリオールの組み合わせが含まれる。
【0008】
別の実施例では、ヘッダ110の熱硬化性材料にはエポキシ材料が含まれる。エポキシは共ポリマーであり、2種の異なる化学薬品すなわち樹脂と硬化剤で形成される。樹脂は複数の単量体又は片側にエポキシ基がある短鎖ポリマーで構成されていてもよい。硬化剤は複数のポリアミン単量体、例えばトリエチレンテトラミン(TETA)から成ってもよい。これらの化合物は共に混合され、アミン基はエポキシ基と反応して共有結合を形成する。各NH基はエポキシ基と反応することができるため、得られるポリマーは強く架橋しており、したがって固くかつ強い。この重合化の過程は「硬化」と呼ばれ、温度、樹脂と硬化剤化合物の選択、及びその比率によって管理することができる。この過程は数分から数時間を要することがある。エポキシ以外の熱硬化性材料は他のポリマー架橋反応で硬化する場合がある。
【0009】
1実施例では、エポキシは型に注入され、最終の所望の形状に硬化される。上記のように、ある方法では、ヘッダ110は別に型で成形され、その後金属製装置筐体102に接着される。別の方法では、ヘッダ110は、金属製装置筐体102に接触した状態で、型で成形される。1実施例では、樹脂の硬化剤に対する体積比率はほぼ2:1である。1実施例では、型は注入の前に予め約50℃まで加熱される。
【0010】
1実施例では、エポキシの一部又は複数部分の温度を型への注入前に上げる。1実施例では、エポキシを注入前に約50℃まで予熱する。エポキシ要素の温度を上げることによって要素の粘性を下げることができ、それによって、処理時間、型で成形済みのヘッダの品質特性の改善(例えば気泡が少ない、金属製装置筐体102の表面114の表面組織への材料の浸透が良い)が促進される。1実施例では、エポキシの一部又は複数部分を0.034MPa(メガパスカル)未満の圧力で注入する。
【0011】
1実施例では、エポキシを室温(例えば25℃)より高い温度で硬化させる。1実施例では、エポキシを約50℃で硬化させる。1実施例では、エポキシを約85℃で硬化させる。1実施例では、エポキシを室温で硬化させる。1実施例では、1種以上の温度を1回以上用いてエポキシを硬化させる。1実施例では、各成分をある時間だけ型の中に第1の温度で保持し、その後第2の加熱段階で硬化過程を完了させる。一例を示す方法には、約50℃の型内である時間加熱すること、次にその型を約85℃まで加熱して硬化過程を完了させることが含まれる。1実施例では、この方法には型を約50℃に約40分間保持し、次にその型を約85℃まで加熱し、85℃に約10分間保持して硬化過程を完了させることが含まれる。1実施例では、第1の硬化工程には、型を約50℃の炉内に置き、炉の電源を切り、型を約50℃から徐冷して40分で低温にすることが含まれる。硬化中のこの徐冷によって、例えばエポキシ内の気泡の集中が少ない、破壊靱性が大きいというように、材料特性を改善することができる。
【0012】
図2には、ヘッダ110の形成に用いられるエポキシのフーリエ変換赤外線分光法(FTIR)スペクトル210が示されている。1実施例では、スペクトル210を特徴とするエポキシには、高弾性率、高破壊靱性、高硬度、高破損強度のような多数の望ましい特性がある。1実施例では、硬化したエポキシのショアD硬度は75〜90である。1実施例では、硬化したエポキシの引張強度は約55MPaである。1実施例では、硬化したエポキシのガラス転移温度は約70℃である。また、スペクトル210を特徴とするエポキシはほぼ透明である。透明のヘッダ110は、埋め込み型医療装置100の製造及び使用中に接点112のような構成要素を目視で検査することができるため役に立つ。1実施例では、エポキシには、LOCTITE(登録商標)から提供されているM−31CLがある。M−31CLは一般的には接着剤として使用され、一般的には構造要素の型による成形には使用されない。
【0013】
図3Aには、金属製装置筐体102の表面114の、テキスチャ化、すなわち微細凹凸が付けられた面を備える一実施形態が説明されている。1実施例では、表面114の表面荒さを光学式形状測定技術で特徴付けしている。白色光干渉縞を分析して、複数の荒さ性能指数を得ている。これには表面平均(S
a)、表面二乗平均平方根(S
q)、表面最大(S
max)、表面最少(S
min)、範囲(S
y)、及び走査表面積(S3A)が含まれる。
図3Bには、微細凹凸が付けられた表面114の表面荒さ走査の出力の1実施例が示されている。
【0014】
一例を示す表面120のS
qは3.05〜10.2μm(マイクロメートル)である。一例を示す表面114のS
qは3.81〜8.89μmである。一例を示す表面114のS
qは3.30〜3.81μmである。ヘッダ110を取り付ける又はオーバーモールド成形する前に表面114に微細凹凸を付けることにより、ヘッダ110と金属製装置筐体102の間の接合部の強度が増す。
【0015】
図3Aには、第1の直線的特徴302及び第2の直線的特徴304を含む周期的模様が示されている。これら付加的な微細凹凸の特徴302、304によって、金属製装置筐体102の表面114とヘッダ110の間の接合部の接着を強固にすることができる。1実施例では、金属製装置筐体102の縁にある湾曲表面305の周りの表面114に微細凹凸が付けられている。1実施例では、金属製装置筐体102を表面加工中に回転させて、湾曲表面305に吹き付け粒子、レーザ・エネルギのような加工剤を最適に当てることによって、金属製装置筐体102の湾曲表面305に高品質の微細凹凸が付けられる。別の実施例では、金属製装置筐体102は固定されたまま、加工剤供給源(吹き付け粒子、レーザ・エネルギなど)をある入射角付近で回転させて、湾曲表面305に対してほぼ接線方向の入射角を実現する。
【0016】
図3Cには、例示的過程により形成された微細凹凸表面の別の実施例が示されている。
図3Cには、1つ以上の周期模様を示す別の例示的微細凹凸が説明されている。図には頂部306及び谷部308が説明されている。特定の実施形態では、1つの微細凹凸表面は1つ以上の周期模様を含む。例えば
図3Cには、頂部310及び谷部312による第2の周期模様が含まれている。
【0017】
図3Dには、例示的過程により形成された微細凹凸表面の別の実施例が示されている。
図3Dでは、多数の粒子320が形成され、金属の表面に接着されている。これら粒子320は、エポキシ又は他の熱硬化性樹脂製のヘッダを後で接着する際に複数の理由で役立ち、アンダーカット部など、粒子320が金属表面に付着していると、ほぼ球形状の選別粒子320のせいで、球の接点で付着する。1実施例では、
図3Dに示した微細凹凸表面はレーザ処理で形成される。
【0018】
表面114には種々の方法で微細凹凸を付けることができる。例えば、表面114には酸化アルミニウム粒子のような粒子による乾燥表面吹き付け、レーザ処理、又は化学腐食によって微細凹凸を付けることができる。一実施形態では、これらの微細凹凸加工過程の1つ以上を用いて表面114に微細凹凸を付けることができる。微細凹凸を付ける多数の例示的方法を挙げたが、所望の範囲の表面荒さを作る他の方法も本開示の範囲内で考えられる。
【0019】
1実施例では、表面114に周期模様の微細凹凸が付けられている。1実施例では、周期模様は
図3Aに示した頂部304及び谷部302の直線(例えば平行の)模様を含む。1実施例では、レーザ走査処理によって直線状微細凹凸模様が付けられる。いくつかの実施例では、表面114には多方向の微細凹凸模様が付けられる。別の実施例では、多方向の模様は第1の模様314及び第2の模様316を含む。いくつかの実施例では、多方向の1つ以上の模様が腐食によって付けられる。いくつかの実施例では、第1の模様314は金属製装置筐体102の表面114の周辺に配置されている。いくつかの実施例では、第1の模様314は表面114の周辺にほぼ沿って走る頂部の模様を含む。いくつかの実施例では、第1の模様314は金属製装置筐体102の湾曲表面305の少なくとも一部に沿って配置されている。いくつかの実施例では、頂部の模様を含む第2の模様316が、金属製装置筐体102の表面114の第1の模様314の内側に配置され、第1の模様314が第2の模様316の周りの境界を形成している。注意すべきは、
図3Aの多方向模様は第1及び第2の模様314、316のみを示しているが、別の実施例では、多方向模様によって2種以上の模様を含むことができることである。別の実施例では、多方向模様は強度が異なる部分を含むことができ、頂部の高低、頂部の多少、又は表面の単位面積当たりの他の特徴の模様、より明確な又は不明確な頂部又は他の特徴の模様、又はこれらの実施例の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。いくつかの実施例で注意すべきことは、多方向模様はほぼ真っ直ぐ、波打った、又は長さに沿って変化する直線又は頂部を含むことができ、又は直線以外の特徴の模様、例えば凹み、突起などを含むことができることである。多方向模様のそのような実施例によって、オーバーモールド成形されたヘッダの応力集中又は欠陥の伝播を制限し、減衰させ、又は防止することができる。例えば、
図3Aの多方向模様では、表面114の周辺を走る頂部を含む第1の模様314によって境界を設け、たわみ力による境界を横切る応力集中を緩和することができる。
【0020】
図4には、表面114のレーザ走査速度に対して得られたS
q値の線
図402のグラフが示されている。
図4の線
図402は、レーザ走査間の0.1ミリメートル(mm)オフセットと0.068mm直径のレーザ光スポット寸法とを用いて表示されている。
【0021】
図5には、側面負荷破損強度に対するS
qのグラフが示されている。線
図502から、S
q値が大きくなると側面負荷強度が増し、S
q値が120〜150の間で強度の変化率が最大となることがわかる。
【0022】
図6Aには、側面負荷破損強度を測定する試験装置600が示されている。締め具602を用いて金属製装置筐体102を固定したまま押し具(ram)604を用いてヘッダ110を方向606に沿って押圧する。
図6Bには、装置600で破壊試験後の埋め込み型医療装置100の1実施例が示されている。ヘッダ110に破壊602があることがわかる。図示した実施例では、破壊602は金属製装置筐体102の表面614ではなくヘッダ110自身にあり、ヘッダ110と金属製装置筐体102の間の接着強度がヘッダ110全体の強度よりも大きかったことを示している。
【0023】
本明細書で議論したように、破壊モードが
図6Bに示した全体か、又はヘッダ110と表面114の間の接合部かは、金属製装置筐体102の形状によって決まることがある。例えば、金属製装置筐体102が極端に薄い場合、破壊モードはヘッダ110全体からヘッダ110と表面114間の接合部へ変わる場合がある。
【0024】
一方、一部の実施形態では、金属製装置筐体102の厚さが約16〜4mmの場合、ヘッダ110と表面114の間の接合部が破壊する前にヘッダ110全体が破損することがある。別の実施形態では、金属製装置筐体102の厚さが約14〜6mmの形状の場合、ヘッダ110と表面114間の接合部で破壊する前にヘッダ110全体が破損することがある。さらに、金属製装置筐体102の厚さが約12〜8mmの形状の場合、ヘッダ110と表面114の間の接合部で破壊する前にヘッダ110全体が破損することがある。
【0025】
図7には、複数のヘッダ材料の側面負荷破損強度試験のグラフが示されている。試験片A,B,CのS
q値は120〜150であり、最終の側面負荷破損強度は約0.334〜0.489KN(キロニュートン)である。試験片A,B,Cにはエポキシで形成されたヘッダ110を含み、その特性は
図2のFTIRスペクトル210である。試験片D,E,F,G,Hに含まれるエポキシの配合は異なる。
図7のグラフからわかるように、エポキシと表面荒さの選択が相まって、他のエポキシ材料より側面負荷破損強度(S
q)が大きい埋め込み型医療装置100ができる。
【0026】
図8〜12を参照すると、例示的埋め込み型医療装置800が示されている。いくつかの実施例では、埋め込み型医療装置800は装置筐体802を備える。埋め込み型医療装置800は、いくつかの実施例では、装置筐体802に取り付けられたヘッダ810を備える。別の実施例では、ヘッダ810を装置筐体802にいろいろな方法で取り付けることができ、例えば本明細書で説明したように、ヘッダ810を装置筐体802に型で成形することが含まれる。いくつかの実施例では、ヘッダ810を本明細書で説明した材料の1種以上で形成することができる。いくつかの実施例では、本明細書で説明したように接着剤を用いてヘッダ810を装置筐体802に取り付けることができる。いくつかの実施例では、装置筐体802は、本明細書で説明したようにヘッダ810を装置筐体802に取り付けるために、微細凹凸が付けられた表面を備えることができる。
【0027】
ヘッダ810は、種々の実施例において例えば1つ以上の穴812のような1つ以上の電子的接続機能を備える。図示した実施例では、ヘッダ810は3つの異なる種類の穴812A、812B、812Cを備える。いくつかの実施例では、1つ以上の穴812を用いて、リード線のような付加的構成要素に接続することができる。いくつかの実施例では、1つ以上の穴812のそれぞれは1つ以上の電気的接点814を備え、これらが1つ以上のリード線又は穴812に挿入された他の構成要素に電気的に接続されるように構成されている。種々の実施例において、1つ以上の電気的接点814は装置筐体802内の1
つ以上の電子モジュールの1つ以上に電気的に接続されている。例えば、いくつかの実施例では、電気的接点814は電気的接点814と1つ以上の電子モジュールの間に配置されている配線806に接続されている。1実施例では、配線806は装置筐体802のフィードスルー(feedthrough)804を通過している。フィードスルー804は、1本以上の配線806を装置筐体802に入れながら装置筐体802内の封止環境を維持することができるように構成されている。
【0028】
いくつかの実施例では、ヘッダ810はヘッダ・コア820及びその周りに配置されているヘッダ外殻840を備える。別の実施例では、ヘッダ外殻840は装置筐体802に取り付けられている。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア820はヘッダ外殻840及び/又は装置筐体802とは別々に形成されている。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア820及びヘッダ外殻840は別々に型で成形されている。別の実施例では、ヘッダ・コア820は型で成形され、装置筐体802に電気的に接続され、その後、ヘッダ外殻840がヘッダ・コア820及び装置筐体802の周りに型で成形される。いくつかの実施例では、ヘッダ外殻840をヘッダ・コア820及び装置筐体802の周りに型で成形することによって、本明細書で説明したように、ヘッダ外殻840を直接装置筐体802に取り付け、ヘッダ・コア820を装置筐体802に保持するように作用している。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア820は第1の材料で形成され、ヘッダ外殻840は第2の材料で形成され、第1の材料は第2の材料とは異なる。1実施例では、第1の材料又は第2の材料にはポリマー材料が含まれる。ポリマーにより、生体適合性、強度、弾性、製造の容易さのような多くの望ましい特性が得られる。いくつかの実施例では、第1の材料には熱可塑性材料が含まれる。別の実施例では、第1の材料にはポリスルホン、ポリカーボネイト、及び/又はポリウレタンの1種以上が含まれる。さらに別の実施例では、第1の材料には、アイソプラスト(Isoplast)及び/又はテコタン(Tecothane)の1つ以上が含まれる。いくつかの実施例では、第1の材料には、例えばポリウレタンのような熱硬化性材料が含まれる。いくつかの実施例では、第2の材料にはエポキシが含まれる。
【0029】
ヘッダ・コア820をヘッダ外殻840及び/又は装置筐体802と別々に形成することには利点がある。それには多くの理由があり、穴の形状が様々であること、及びヘッダ・コア820に対する方向、及び/又は最終的には装置筐体802に対する方向を検証すること、電気的接点814の1つ以上の場所の検証、ならびに1つ以上の配線806の経路管理の提供があるがこれらに限定されない。さらに、いくつかの実施例では、ヘッダ・コア820を別に形成することによって、ヘッダ・コア820の不良又は他の不適切性がある場合の損失を低減することができる。例えば、ヘッダ・コアに損傷が見つかった場合、ヘッダ・コアを装置筐体に取り付ける前に廃棄することができ、その損失は、少なくとも一部の状況下では、ヘッダに損傷があることがわかって埋め込み型医療装置全体を廃棄しなければならない場合の損失より大幅に少ない。
【0030】
いくつかの実施例では、ヘッダ810は識別タグ818を備え、例えば、埋め込み型医療装置800及び/又は埋め込み型医療装置800が埋め込まれている患者の識別に関する情報を備えることができる。いくつかの実施例では、識別タグ818は、例えばX線、超音波、コンピュータ断層撮影、磁気共鳴撮像などの1つ以上の画像診断法で見ることができる。1実施例では、識別タグ818はX線で読み取り可能に構成されている。1実施例では、識別タグはタングステンを含む。いくつかの実施例では、識別タグ818は無線周波数識別タグを含むことができ、又は無線周波数による問い合わせによって利用できる情報を含むことができる。
【0031】
図8、9、及び11〜13を参照すると、識別タグ818は、種々の実施例において、ヘッダ・コア820のタグ保持器822に係合しているか、又はその中に保持されている
。タグ保持器822は開口824を備えることができ、開口824の寸法及び形状は、識別タグ822の少なくとも一部を開口824内に保持するように構成されている。1実施例では、タグ保持器822は識別タグ818を埋め込み型医療装置800に対して規定の位置及び場所に維持して、例えばある撮像装置を用いて識別タグ818の発見と読み取りが容易になるように構成されている。いくつかの実施例では、ヘッダ外殻840をヘッダ・コア820の上に型で成形中に、タグ保持器822は識別タグ818の場所を維持する。
【0032】
いくつかの実施例では、開口824は細長い穴824Aであり、その寸法は、識別タグ818を受け、摩擦力で細長い穴824A内に保持するように決められている。別の実施例では、開口824は細長い穴824Aの他に第2の部分824Bを備える(
図11,13)。第2の部分824Bは、ヘッダ外殻840のオーバーモールド成形が容易になるように構成されている。すなわち、ヘッダ外殻840をオーバーモールド成形中、第2の部分824Bによって材料は開口824に入ることができ、例えば開口824の中に配置されている識別タグ818の1つ以上の切り抜き818Aの中に入ることができ、さらにヘッダ外殻840の内部の1つ以上の切り抜き818Aの場所の空隙(すなわちヘッダ外殻840のオーバーモールド成形中に成形材料が充填されない領域)を限定することができる。そのような空隙は成形のいろいろな問題又は不良、例えばヘッダ・コア820及び/又は装置筐体802に対するヘッダ外殻840の剥離(すなわち分離)に繋がることがある。いくつかの実施例では、第2の部分824Bは第2の細長い穴であり、細長い穴824Aにほぼ垂直に延びて、端部から見て全体に+の形状をした開口824を形成している。別の実施例では、別の開口形状が考えられ、例えば1つの細長い穴の形状(例えば細長い穴824Aだけ)、一方又は両方の側壁が全体に丸い開口(例えばほぼ楕円形の開口)、一方又は両方の側壁が少なくとも部分的に弓形に飛び出た開口、T字形の開口などが考えられる。
【0033】
図14を参照すると、別の実施例では、識別タグ1418は、ヘッダ・コアによって保持されるように構成されている基部1419を備えることができる。1実施例では、基部1419は基部1419から延びている柱1419Aを備え、柱1419Aはヘッダ・コアのタグ保持器に係合又はタグ保持器に(例えば対応する開口内で)保持されるように構成されている。別の実施例では、柱1419Aは摩擦力によって開口内に嵌合して、ヘッダ外殻のオーバーモールド成形中に識別タグ1418を所望の位置に保持する。別の実施例では、柱1419Aは、識別タグ1418をヘッダ・コアに対し特定の方向に位置決めし維持するように構成されている割り出し機能を備えることができる。いくつかの実施例では、割り出し機能は柱1419Aが開口内で回転しない又は開口内に不適切に挿入されないようにする形状を備える。例えば、柱1419Aは全体に円筒状で平面又はキー溝がある軸を備えることができ、開口の類似の相補的な機能に対応している。別の実施例では、柱1419Aは非対象形状又は他の形状であり、相補的開口に特定の向きで挿入し保持することができる。
【0034】
いくつかの実施例では、本明細書で説明した例示的識別タグ818,1418と類似の識別タグを用いる代わりに、又はそれに加えて、識別タグを埋め込み型医療装置の一部に印刷することができる。いくつかの実施例では、この識別タグをヘッダ・コアの表面に印刷することができる。別の実施例では、識別タグを埋め込み型医療装置の別の部分、例えば装置筐体の表面及び/又は装置筐体内の電池のような構成要素に印刷することができる。いくつかの実施例では、この識別タグを撮像技術で画像化できる材料を用いて印刷することができる。例えば1実施例では、識別タグを埋め込み型医療装置の一部にX線を通さないすなわちX線撮像で見ることができるインク又は他の材料を用いて印刷することができるため、埋め込み型医療装置をX線撮影すれば識別タグをX線画像で見ることができる。別の実施例では、印刷された識別タグを、X線撮影を使用する代わりに又はそれに加え
て他の撮像技術を用いて見ることができるように構成することができる。いくつかの実施例では、識別タグはパッド印刷及び/又はタンポ印刷によって埋め込み型医療装置の一部に印刷される。
【0035】
ここで
図8〜10,12を参照する。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア820はアンテナ取り付け機能826を備える。アンテナ取り付け機能826は、アンテナ808を、ヘッダ・コア820に対して、したがって埋め込み型医療装置800及び埋め込み型医療装置800が最終的に埋め込まれる患者に対して、配置、保持、及び/又は位置決めするように構成されている。いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能826はアンテナ808と患者の距離をほぼ一定に維持するように構成されている。参照中の図面に示された実施例では、アンテナ808はほぼ螺旋形状のアンテナ808であり、アンテナ取り付け機能826の形状はそのようなアンテナを収容するように決められている。別の実施例では、アンテナ取り付け機能は異なる形状、寸法にすることができ、及び/又は異なる形状のアンテナを収容するように構成することができる。
【0036】
アンテナ808は、いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能826に係合し、装置筐体802内の電子モジュールと電気的に接続されている。いくつかの実施例では、配線806がアンテナ808に取り付けられており、アンテナ808と装置筐体802内の電子モジュールの間に配置されていて、アンテナを電子モジュールに電気的に接続している。別の実施例では、アンテナを電子モジュールに直接、電気的に接続することができ、装置筐体802内の電子モジュールからアンテナ取り付け機能826まで延びることができる。
【0037】
いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能826はアンテナ808をヘッダ・コア820に対し特定の位置に配置するように構成されている。この特定の位置によって、種々の実施例で、アンテナ808が通信信号を受信し及び/又は送信することができる。このようにして埋め込み型医療装置800を患者の内又は外の片方に置かれた1つ以上の装置と通信可能に接続することができる。参照中の図面に示された実施例では、アンテナ808はヘッダ・コア820の第1の表面(
図8に示すヘッダ・コア820の左側面)に配置されており、ヘッダ・コア820の隣接表面を覆っている。いくつかの実施例では、ヘッダ外殻840はヘッダ・コア820の周りに配置されており、本明細書で説明したように装置筐体に取り付けられている。別の実施例では、ヘッダ外殻840もアンテナ808の周りに配置されており、ヘッダ外殻840がアンテナ808を少なくとも部分的にヘッダ外殻840内の特定の位置に保持するように働くようになっている。
【0038】
いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能826は突起すなわち頂部828のような隣接機能を備え、アンテナ808をアンテナ取り付け機能826に保持するように構成されている。いくつかの実施例では、この隣接機能は1つ以上のピン、柱のようなものを備えることができる。いくつかの実施例では、頂部828の大きさ及び位置は、アンテナ取り付け機能826部の上にありアンテナ808に接しかつアンテナ808をヘッダ・コア820に対し特定の位置に支持するように決められている。いくつかの実施例では、アンテナ808は頂部828に置かれている。いくつかの実施例では、頂部828は、例えばアンテナ808の少なくとも一部をつかむように構成された保持機能によって、アンテナ808に能動的に係合している。そのような保持機能の実施例は、頂部828から延びている舌状部、突起、又は他の構造を備えて細長い穴を形成し、その中にアンテナ808の一部を保持することができる。別の実施例では、保持機能は、アンテナ808の少なくとも一部を摩擦力で保持するように構成されている。頂部828の寸法と形状は、種々の実施例では、アンテナ808の部分808A、808B(
図9)の間に嵌合するように決められている。1実施例では、アンテナ808の部分808A、808Bは頂部828に摩擦力で係合するように構成されている。
【0039】
いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能826は1つ以上の頂部828を備える。いくつかの実施例では、複数の頂部828は互いに間隔を置いて配置されて、その間にアンテナ808収容する。例えば、アンテナ808の部分808Cが
図8に示されており、2つの頂部828A、828Bの間に配置されている。別の実施例では、頂部828A、828Bは間隔を置いて配置されていて、アンテナ808の部分808Aに摩擦係合している。1実施例では、アンテナ取り付け機能826の1つ以上の頂部828はアンテナ808の部分808A、808Bの間に配置されており、アンテナ808の部分808Aと808Bの間隔を維持するように構成されている。別の実施例では、1つ以上の頂部828はアンテナ808と他の構成要素、例えば配線806、電気的接点814、装置筐体802などとの間隔を維持するように構成されている。このようにして、1つ以上の頂部828はアンテナ808と埋め込み型医療装置800の他の構成要素との短絡を防止するように働く。
【0040】
いくつかの実施例では、複数の頂部828がアンテナ取り付け機能826の複数の側部に配置されている。例えば、参照図面に示した実施例では、アンテナ808はアンテナ取り付け機能826の3つの側部の周りを覆っており、このときアンテナ取り付け機能826の3つの側部のそれぞれにある1つ以上の頂部828でアンテナ取り付け機能826の周りを覆うアンテナ808のいろいろな側面を支持している。別の実施例では、アンテナ取り付け機能826は形状及び構成が異なる頂部又は他の突起を備えて、寸法及び/又は形状が異なるアンテナを収容し保持している。種々の実施例において、アンテナ取り付け機能826はヘッダ外殻840のオーバーモールド成形中の型による成形不良を防止するように構成されている。例えば、アンテナ取り付け機能826の1つ以上の種々の態様は、ヘッダ外殻840をオーバーモールド成形中に、型による成形材料がアンテナ取り付け機能826の1つ以上の態様の周りを流れることができるように形状が決められかつそのように構成されており、型で成形されたヘッダ外殻840に例えばヘッダ・コア820からの剥離のような問題を起こす可能性がある乱流、気泡の巻き込み、空隙の形成、又は他の不良を減らして、又はなくしている。
【0041】
図15を参照すると、いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能1526は、ヘッダ・コアと着脱自在に係合するように構成されているアンテナ取り付け部1527を備えることができる。アンテナ取り付け部1527はいろいろな方法でヘッダ・コアと着脱自在に係合することができる。その方法には、アンテナ取り付け部1527及びヘッダ・コアに配置された相補的係合機能、例えば爪と細長い穴の構成又はピンと穴の構成がある。別の実施例では、ヘッダ・コア及びアンテナ取り付け部1527は、パチンと嵌まる又は摺動させて嵌める嵌合機能を備えることができる。さらに別の実施例では、接着剤を用いてアンテナ取り付け部1527をヘッダ・コアに係合することができる。
【0042】
アンテナ取り付け機能1526は、種々の実施例において、突起、ピン、柱、及び/又は頂部1528のような1つ以上の隣接機能を備える。隣接機能はアンテナ1508をアンテナ取り付け機能1526に対して保持するように構成されている。いくつかの実施例では、1つ以上の頂部1528は本明細書で説明した頂部828と類似である。種々の実施例において、アンテナ取り付け機能1526はヘッダ外殻のオーバーモールド成形中の型による成形不良を防止するように構成されている。例えば、アンテナ取り付け機能1526の1つ以上の種々の態様は、ヘッダ外殻をオーバーモールド成形中に、型成形材料がアンテナ取り付け機能1526の1つ以上の態様の周りを流れることができるように形状が決められかつそのように構成されており、型で成形されたヘッダ外殻に例えばヘッダ・コアからの剥離のような問題を起こす可能性がある乱流、気泡の巻き込み、空隙の形成、又は他の不良を減らして又はなくしている。
【0043】
図16を参照すると、いくつかの実施例では、埋め込み型医療装置1600は装置筐体1602に取り付けられたヘッダ1610を備え、ヘッダ1610はヘッダ・コア1620の周りに配置されたヘッダ外殻1640を備える。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア1620はアンテナ取り付け機能1626を備え、アンテナ取り付け機能1626はアンテナ1608をヘッダ・コア1620に対し特定の位置に配置及び/又は支持するように構成されている。参照中の図に示した実施例では、アンテナ1608は装置筐体1602から延びる配線部材であり、ヘッダ・コア1620の一方の側部に沿って延びており、ヘッダ・コア1620の前部の周りを覆い、ヘッダ・コア1620の他の側部に沿って延びている。別の実施例では、ヘッダ外殻1640もアンテナ1608の周りに配置されているため、ヘッダ外殻1640は少なくとも部分的にアンテナ1608をヘッダ外殻1640内の特定の位置に保持するように働くようになっている。
【0044】
いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能1626は溝1627を備え、溝1627の寸法はアンテナ1608を収容するように決められている。いくつかの実施例では、溝1627はヘッダ・コア1620の1つ以上の側部に沿って延びることができ、所望の構成、位置、及び/又はアンテナ1608のヘッダ・コア1620に対する配置に応じて決まる。別の実施例では、溝1627はヘッダ・コア1620の1つ以上の側部に連続的に又は断続的に延びることができる。アンテナ取り付け機能1626は、いくつかの実施例では、ヘッダ・コア1620に一体的に形成されている。例えば、アンテナ取り付け機能1626は、ヘッダ・コア1620に型で成形する、及び/又は機械加工することができる。別の実施例では、アンテナ取り付け機能1626は、例えば接着剤でヘッダ・コア1620に取り付けることができる。別の実施例では、アンテナ取り付け機能1626は、相補的係合機能のようなものを用いてヘッダ・コア1620に係合することができる。
【0045】
アンテナ取り付け機能1626は、いくつかの実施例では、アンテナ1608を溝1627内に保持するように構成された1つ以上の保持機能1628を備える。いくつかの実施例では、保持機能1628は、溝1627の側部から延びている突起、舌状部、又は他のそのような構造を備えて、少なくとも部分的にアンテナ1608を溝1627内に保持している。1つ以上の保持機能1628は溝1627に沿った1つ以上の種々の場所に配置することができる。このようにして、アンテナ1608を溝1627内に維持して、アンテナ1608をヘッダ・コア1620に対し特定の位置に配置し位置決めすることができる。別の実施例では、アンテナ取り付け機能1626の1つ以上の保持機能1628及び溝1627は、ヘッダ・コア1620の周りにヘッダ外殻1640を形成中、アンテナ1608を特定の位置に維持する。さらに別の実施例では、溝1627及び1つ以上の保持機能1628は、ヘッダ外殻1640をアンテナ取り付け機能1626の周り及び/又はその中に型で成形することを容易にすると同時に、ヘッダ外殻1640のヘッダ・コア1620からの剥離のような型による成形の問題に繋がる型による成形中の空隙を防止するように形成されている。
【0046】
いくつかの実施例では、溝1627はアンテナ1608を収容するように構成されており、アンテナ1608を溝1627内に保持する1つ以上の保持機能1628を用いる代わりに又はそれに加えて、溝1627の1つ以上の部分を押し付けてアンテナ1608をその中に保持するように構成することができる。例えば、溝1627の一部は壁を備えることができる。壁はヘッダ・コア1620の表面から延びていて、例えば押し付け工具がその壁と例えば係合し、壁を押してアンテナ1608を溝1627内に保持することができるようにしている。別の実施例では、溝1627は、1つ以上の箇所を押す及び/又は変形させることによってアンテナ1608を溝1627内に保持することができるように構成された1つ以上の部分を備える。
【0047】
いくつかの実施例では、上記の例示的アンテナ808、1508、1608に類似のア
ンテナを用いる代わりに、又はそれに加えて、アンテナを埋め込み型医療装置の一部に印刷することができる。いくつかの実施例では、アンテナをヘッダ・コアの表面に印刷することができる。別の実施例では、アンテナを埋め込み型医療装置の他の部分に印刷することができる。いくつかの実施例では、アンテナを導電材料又は複数材料の組み合わせを用いて印刷することができる。1実施例では、アンテナを特定の厚さに形成することができるように構成された方法で印刷する。例えば、アンテナを約10μmの厚さに形成することができる。別の実施例では、アンテナが本明細書で説明したように機能する限り、アンテナを10μmより厚く、又は薄く形成することができる。
【0048】
別の実施例では、ヘッダ・コア1620は1つ以上の材料救済機能1635を複数位置、例えばヘッダ・コア1620の1つ以上の空洞1634に備えることができる。いくつかの実施例では、材料救済機能1635によってヘッダ・コア1620とヘッダ外殻1640の間に発生する剥離の可能性が減る。例えば、救済機能1635を剥離がより発生しやすい場所に配置して剥離に対する予防手段を設けることができる。いくつかの実施例では、救済機能1635は頂部又は他の突起を備えることができ、これが表面の連続性を断ち、したがって連続剥離に対する障壁を設けるように働く。例えば、ある場所から剥離が始まると、そのような剥離は表面(例えば頂部)が破断するまで連続的に表面を横断し、そこに剥離が含まれる。そのため、いくつかの実施例では、ヘッダ・コア1620の救済機能1635は、ヘッダ・コア1620の1つ以上の場所又はその近くの頂部、突起、又は他の救済機能を含むことができ、これらの場所は、空洞1634の周りのように、剥離の核形成部位である可能性が高い。別の実施例では、1つ以上の空洞1634以外又はそれに加えて、ヘッダ・コア1620の1つ以上の場所が救済機能を備える。さらに別の実施例では、1つ以上の救済機能1635は、ヘッダ外殻1640のオーバーモールド成形中に、型成形材料が実質的に自由に流れ空気が抜けることができるように構成されており、それによってヘッダ外殻1640の型成形不具合(空隙など)の数を減らすことができるようになっている。
【0049】
いくつかの実施例では、ヘッダ1610を本明細書で説明した材料の1つ以上で形成することができる。いくつかの実施例では、本明細書で説明したように、接着剤を用いてヘッダ1610を装置筐体1602に取り付けることができる。いくつかの実施例では、本明細書で説明したように、装置筐体1602はヘッダ1610を装置筐体1602に取り付けるための微細凹凸が付けられた表面を備えることができる。
【0050】
図17を参照すると、いくつかの実施例では、ヘッダ・コア1720はアンテナ取り付け機能1726を備える。アンテナ取り付け機能1726は、アンテナをヘッダ・コア1720に対し特定の場所に配置及び/又は支持するように構成されている。いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能1726は溝1727を備える。溝1727は少なくとも部分的にアンテナを収容するように構成されている。いくつかの実施例では、溝1727はヘッダ・コア1720の側部の1つ以上に沿って延びることができ、それは所望の構成、位置、及び/又はヘッダ・コア1720に対するアンテナの配置によって決まる。別の実施例では、溝1727はヘッダ・コア1720の1つ以上の側部に連続的に又は断続的に延びることができる。いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能1726はヘッダ・コア1720に一体的に形成されている。例えば、アンテナ取り付け機能1726はヘッダ・コア1720に型で成形することも、及び/又は機械加工することもできる。別の実施例では、アンテナ取り付け機能1726を例えば接着剤でヘッダ・コア1720に取り付けることができる。さらに別の実施例では、アンテナ取り付け機能1726を相補的係合機能のようなものでヘッダ・コア1720に係合することができる。
【0051】
いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能1726は、アンテナを溝1727内に保持するように構成されている1つ以上の保持機能1728を備える。いくつかの実施例
では、保持機能1728は、アンテナの少なくとも一部に摩擦力で係合するように構成されている溝1727の狭い部分を備える。1つ以上の保持機能1728を溝1727に沿って1つ以上の種々の場所に配置することができる。このようにしてアンテナを溝1727内に維持して、アンテナをヘッダ・コア1720に対し特定の位置に配置し位置決めすることができる。別の実施例では、アンテナ取り付け機能1726の1つ以上の保持機能1728及び溝1727によって、ヘッダ・コア1720の周りにヘッダ外殻を形成中に、アンテナが特定の位置に維持される。さらに別の実施例では、溝1727及び1つ以上の保持機能1728は、ヘッダ外殻をアンテナ取り付け機能1726の周り及び/又は中に型で成形するのを容易にすると同時に、ヘッダ外殻のヘッダ・コア1720からの剥離のような型による成形の問題に繋がることがある型成形の空隙を防止するように形成されている。
【0052】
図18を参照すると、いくつかの実施例では、埋め込み型医療装置1800は装置筐体1802に取り付けられたヘッダ1810を備える。ヘッダ1810はヘッダ・コア1820の周りに配置されたヘッダ外殻1840を備える。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア1820は、埋め込み型医療装置1800の1つ以上の配線1806を配置し、及び/又はその経路を決めるための1つ以上の配置機能1830を備える。いくつかの実施例では、1つ以上の配置機能1830は1つ以上の配線1806及び他の配線1806、電気的接点1814、ならびに埋め込み型医療装置1800の他の導電要素の間隔を維持し、1つ以上の配線1806及び他の配線1806、電気的接点1814、ならびに埋め込み型医療装置1800の他の導電要素の間の短絡の可能性を制限するように働く。いくつかの実施例では、1つ以上の配置機能1830はヘッダ・コア1820から外向きに延びる突起である。
図18に示した実施例では、配置機能1830は対で配置されたほぼ円筒状の突起であり、その間に配線1806を収容して配線1806が動かないようにし、配線1806の短絡の可能性を低減している。別の実施例では、1つ以上の配置機能1830を用いて1つ以上の配線1806の検査を容易にすることができる。すなわち、配置機能1830によって、配線1806がどこに配置されることになっているかがわかり、配線の不足がないか、又は配線がヘッダ・コア1820に対して間違っていないか容易に気付くことができるようになる。
【0053】
種々の実施例において、ヘッダ・コア1820が装置筐体1802に対する所定の位置に置かれる前に、1つ以上の配線1806を曲げることができる。例えば、ヘッダ・コア1820を装置筐体1802に取り付ける前に、1つ以上の配線1806の各々を曲げて及び/又は操作して特定の形状にすることができるため、1つ以上の配線1806はヘッダ・コア1820の接続位置に対してほぼ所定の位置にあるようになる。そのためヘッダ・コア1820が一旦所定の位置に置かれると、1つ以上の配線1806は対応する1つ以上の接続点(例えば、1つ以上の電気的接点1814)とほぼ整列する。その後、1つ以上の配線1806を対応する1つ以上の電気的接点1814に例えば点溶接を用いて固定することができる。
【0054】
いくつかの実施例では、
図32〜34を簡単に参照すると、型板3210及び曲げ工具3220を用いて1つ以上の配線1806をヘッダ・コア1820に取り付けるための特定位置に手作業で曲げることができる。いくつかの実施例では、型板3210は装置筐体1802に係合可能であり、1つ以上の配線1806が型板3210から外向きに延びるようになる。型板3210は、いくつかの実施例では、1つ以上の配線1806を特定の形状に容易に曲げるための機能3212(例えば頂部、溝など)を備える。いくつかの実施例では、曲げ工具3220は取手3222を備え、取手3222はそこから外方向に延びる屈曲管3224を有する。いくつかの実施例では、屈曲管3224は配線1806の上に嵌合し(例えば配線1806は屈曲管3224内に嵌合する)、使用者が曲げ工具3220を操作し、配線1806を曲げることができるように構成されている。1つ以上の
配線1806を一旦特定の形状に曲げたら、型板3210を装置筐体1802から外し、特定の形状に曲げた1つ以上の配線1806を残すことができる。いくつかの実施例では、型板3210は分離可能で(例えば型板3210は2つ以上の分離可能部分3210A、3210Bを備えることができる)、1つ以上の配線1806の1つ以上の曲げに影響することなく型板3210を装置筐体1802から外すことができるようになっている。別の実施例では、1つ以上の配線1806は自動処理を用いて曲げることができ、例えば、予めプログラムが組まれたロボット・アームを用いて、1つ以上の配線1806を特定の1つ以上の形状にすることができる。
【0055】
再度
図18を参照すると、別の実施例では、ヘッダ・コア1820を装置筐体1802に適切に配置することができ、ヘッダ・コア1820の配置機能1830を曲げ案内として用いて、1つ以上の配線1806を所定位置へ曲げることができる。すなわち、配線1806を曲げて適切な配置機能1830を通過させ又はその周りを通し、ヘッダ・コア1820の電気的接点1814に到達させることができる。
【0056】
いくつかの実施例では、ヘッダ1810は本明細書で説明した1つ以上の材料で形成することができる。いくつかの実施例では、本明細書で説明したように、接着剤を用いてヘッダ1810を装置筐体1802に取り付けることができる。いくつかの実施例では、本明細書で説明したように、装置筐体1802は、ヘッダ1810を装置筐体1802に取り付けるための微細凹凸が付けられた表面を備えることができる。
【0057】
図19を参照すると、ヘッダ・コア1920は、いくつかの実施例では、本明細書で説明した配置機能1830と全体に類似した1つ以上の配置機能1930を備える。いくつかの実施例では、1つ以上の配置機能1930は全体に角柱状の突起1930A及び/又は全体に円筒状の突起1930Bを備えることができ、それぞれヘッダ・コア1920から外向きに延びている。いくつかの実施例では、角柱状配置機能1930Aを互いに近接して間隔を置いて配置することができ、その間に配線を収容するように構成することができ、円筒状の配置機能1930Bをヘッダ・コア1920に配置して配線の曲げを配置し、及び/又は配線が動いて他の配線と接触しないようにし、不正な電気的接触などがないようにすることができる。
【0058】
図20,21を参照すると、いくつかの実施例では、型装置2000は、ヘッダ外殻をヘッダ・コア及び/又は埋め込み型医療装置の装置筐体の周りに、又はそれらに型で成形するように構成されている。いくつかの実施例では、型装置2000は型穴2002を備え、型穴2002の寸法はヘッダ・コアをその中に収容するように決められていて、ヘッダ外殻のオーバーモールド成形ができるようにしている。別の実施例では、型穴2002の寸法は、その中にヘッダ・コア及び装置筐体の少なくとも一部を収容するように決められていて、ヘッダ外殻のオーバーモールド成形ができるようにしている。いくつかの実施例では、部分的に組み立てられた埋め込み型医療装置(ヘッダ・コア及び装置筐体を含み、ヘッダ・コアの構成要素と装置筐体内の1つ以上のモジュールが電気的に接続されている)が型装置2000の型穴2002に挿入され、型装置2000は部分的に組み立てられた埋め込み型医療装置の周りに閉じられる。いくつかの実施例では、型装置2000は、蝶番2004で1つに結合された第1の部分2000A及び第2の部分2000Bを備えていて、第1の部分2000A及び第2の部分2000Bをヘッダ外殻の型成形のために閉じることができるように、成形済み埋め込み型医療装置の取り出し及び別の部分的に組み立て済み埋め込み型医療装置の挿入のために開放することができるようにしている。別の実施例では、異なる構成を有する他の型装置が考えられ、3つ以上の部分がある型装置及び/又は異なる開放/閉鎖構成を有する型装置などがあり、これらの型装置によってヘッダ外殻をヘッダ・コアの周りに型で成形し、ヘッダ外殻を装置筐体に取り付けることができればよい。
【0059】
いくつかの実施例では、型装置2000は、成形材料を型穴2002内に入れることができるように構成された充填管又は充填口2008を備える。いくつかの実施例では、充填管2008は型穴2002の底で型穴2002に入る開口2008Aを備えて、型穴2002を底から充填することができるようになっている。別の実施例では、充填管2008の開口2008Aの位置によって、ヘッダ外殻の低圧射出成形ができるようになっている。いくつかの実施例では、充填管2008の開口2008Aの位置はヘッダと埋め込み型医療装置の装置筐体の間の接合部からずれたヘッダに配置されている。このようにすることによってヘッダと埋め込み型医療装置装置筐体の間の接合部における応力集中(例えば、湯口又はバリの除去に起因する応力集中)を制限することができる。ヘッダと埋め込み型医療装置装置筐体の間の接合部におけるそのような応力集中は、いくつかの実施例では例えばヘッダの装置筐体からの少なくとも部分的な剥離のようなヘッダの早期不良に繋がる可能性がある。
【0060】
いくつかの実施例では、型装置2000は、型穴2002を成形材料で充填中に型穴2002内から空気を逃がすことができるように構成された排気管又は排気口2010を備える。いくつかの実施例では、排気管2010は型穴2002の上部に配置されていて、実質的に全ての空気を型穴2002内から排気できるようにしている。別の実施例では、排気管2010の位置はヘッダと埋め込み型医療装置の装置筐体の間の接合部からずれたヘッダに配置されている。このようにすることによってヘッダと埋め込み型医療装置装置筐体の間の接合部における応力集中(例えば、湯口又はバリの除去に起因する応力集中)を制限することができる。ヘッダと埋め込み型医療装置装置筐体の間の接合部におけるそのような応力集中は、いくつかの実施例では例えばヘッダの装置筐体からの少なくとも部分的な剥離のようなヘッダの早期不良に繋がる可能性がある。いくつかの実施例では、排気管2010はヘッダと装置筐体の間の接合部から僅かにずれた場所にあるため、型穴2002の充填中に型穴2002の実質的に全ての空気が逃げることができると同時に、湯口又はバリがヘッダと装置筐体の接合部からずれるようにしている。そのため、ヘッダからの湯口又はバリの除去によるヘッダと装置筐体の接合部の応力集中が発生し難くなる。
【0061】
いくつかの実施例では、型装置2000は加熱装置を備えて型穴2002を加熱できるようにしている。成形材料を型穴2002に入れた後に型穴2002を加熱して成形材料を硬化させることができる。型穴2002のそのような加熱及び成形材料の硬化により、オーバーモールド成形されたヘッダ外殻の品質を上げることができ、及び/又はヘッダ外殻のヘッダ・コアからの剥離の可能性を下げることができる。例えば、成形材料の硬化によってヘッダ外殻の成形材料とヘッダ・コアの間に接着層が比較的短時間で形成される。接着層がそのように形成されることによって、ヘッダ外殻とヘッダ・コアの間の接着力が上がり、その後のヘッダ外殻のヘッダ・コアからの剥離の可能性が減る。
【0062】
いくつかの実施例では、型装置2000は高伝導性溝2006及びそれを加熱する加熱装置を備える。いくつかの実施例では、高伝導性溝2006は型穴2002の近傍を延びており、型穴2002に熱を伝え、ひいては型穴2002内の成形材料に熱を伝えることができる。別の実施例では、高伝導性溝2006は型穴2002(例えば型穴2002の外面)に接触していて、型穴2002及び型穴2002内の成形材料に効率的に熱を伝えることができるようにしている。いくつかの実施例では、成形材料の硬化中、型装置2000内にある埋め込み型医療装置の残り部分(例えば装置筐体)は成形材料に比べて低温に維持される。装置筐体内の電子モジュールの耐熱性は低く、過度な及び/又は長時間の加熱によって破損する可能性がある。したがって、型穴2002内の成形材料の硬化中は、装置筐体を高伝導性溝2006及び/又は型穴2002と比較して低温度に維持することが望ましくあり得る。いくつかの実施例では、装置筐体の温度は、型穴2002の加熱中、実質的に環境温度又はその付近に維持される。いくつかの実施例では、成形材料の硬
化中の温度範囲は30〜85℃である。いくつかの実施例では、硬化過程は30〜85℃の温度範囲の開始温度と最終温度による温度上昇降下周期によって実現される。例えば、硬化過程は30℃以上の開始温度で始まり、30℃を越え85℃未満の範囲にある最終温度まで上昇し、その後最終温度未満の温度まで降下することができ、その時点で埋め込み型医療装置を型装置2000から取り外すことができる。
【0063】
硬化時間は多くの異なる理由で変化することがある。例えば、硬化時間はヘッダ外殻の形成に用いられている成形材料、ヘッダ・コアの形成に用いられている材料(1種又は複数)、型装置2000の環境条件(例えば温度、湿度、圧力など)、硬化温度、及び埋め込み型医療装置の構成要素の高温度に対する弾性などによって変わることがある。いくつかの実施例では、型装置2000及び埋め込み型医療装置の構成の硬化時間は約10〜30分の範囲である。別の実施例では、硬化時間は30分を越える場合があり、又は10分未満の場合がある。
【0064】
種々の実施例において、所望の時間の硬化が完了したら、埋め込み型医療装置を型装置2000から取り外して、埋め込み型医療装置の検査及び/又は最終処理を行うことができる。例えば、型成形過程の様々な態様によりバリ又は他の成形かすが残ることがある。最終処理中にバリ又は成形カスを取り除くことができる。例えば、ヘッダ外殻の外側、ヘッダの穴の中、封止栓領域の中又はその周り、ヘッダと装置筐体の接合部の中、縫合穴内などから取り除くことができる。
【0065】
図35〜37を参照する。いくつかの実施例では、型装置3500はヘッダ外殻3584をヘッダ・コア3586及び/又は埋め込み型医療装置3580の装置筐体3582の周り又はそれらに型で成形するように構成されている。いくつかの実施例では、型装置3500は型穴3502を備え、型穴3502の寸法はヘッダ・コア3586をその中に収容するように決められていて、ヘッダ外殻3584のオーバーモールド成形ができるようにしている。別の実施例では、型穴3502の寸法は、その中にヘッダ・コア3584及び装置筐体3582の少なくとも一部を収容するように決められていて、ヘッダ外殻3584のオーバーモールド成形ができるようにしている。いくつかの実施例では、部分的に組み立てられた埋め込み型医療装置(ヘッダ・コア3586及び装置筐体3582を含み、ヘッダ・コア3586の構成要素と装置筐体3582内の1つ以上のモジュールが電気的に接続されている)が型装置3500の型穴3502に挿入され、部分的に組み立てられた埋め込み型医療装置の周りに型装置3500が閉じられる。いくつかの実施例では、型装置3500は、蝶番で1つに結合された第1の部分3500A及び第2の部分を備え、本明細書で説明し
図20,21に示した方法と類似の方法で、第1の部分3500A及び第2の部分をヘッダ外殻3584の型成形のために閉じ、成形済み埋め込み型医療装置3580の取り出し及び別の部分的に組み立て済みの埋め込み型医療装置の挿入のために開放できるようにしている。別の実施例では、異なる構成を有する他の型装置が考えられている。これには、3つ以上の部分がある型装置及び/又は異なる開放/閉鎖構成を有する型装置が含まれ、これらの型装置によってヘッダ外殻をヘッダ・コアの周りに型で成形し、ヘッダ外殻を装置筐体に取り付けることができればよい。
【0066】
いくつかの実施例では、型装置3500はブロック3520を備え、ブロック3520はヘッダ外殻3584の1つ以上の穴の近傍に発生するバリを皆無にはできなくとも減らすように構成されている。バリは型部材間の接合部に発生することがある。すなわち、型部材間に存在し型穴から到達可能な間隙に、型で成形中に成形材料が侵入し易く、硬化時に成形品にバリを形成する。このバリは多くの場合、後処理中に取り除くことができ、したがって型成形品の製造に少なくとも追加工程が加わり、製造の時間及び/又は費用が増大する。いくつかの実施例では、埋め込み型医療装置3580の製造中にヘッダ外殻3584の1つ以上の穴又はその近傍に存在するバリによって、1つ以上のリード線(又は他
の装置)をその1つ以上の穴に挿入する際に、例えば穴の中のリード線の不適切な又は不十分な係合のような問題が生じる。そのようなバリは後処理中に全体的に取り除くことができるが、上記のように除去によりその過程に余計な時間及び/又は費用が加わる。別の実施例では、バリの1つ以上の穴からの除去は困難な場合がある。理由は1つ以上の穴の周りの領域の形状、及び/又は除去過程から出る汚染物がヘッダ外殻3584の1つ以上の穴に侵入する可能性があることである。少なくともこの理由から、いくつかの実施例では、型の接合部(又はバリ発生の可能性がある他の型特徴部分)をヘッダ外殻3584の1つ以上の穴から離すことが考えられる。
【0067】
いくつかの実施例では、ヘッダ外殻3584のオーバーモールド成形中のブロック3520は、潜在的バリをヘッダ外殻3584の1つ以上の穴からずらすように型装置3500内に維持されている。いくつかの実施例では、ブロック3520は1つ以上のピン3522を備え、ピン3522はヘッダ・コア3586の対応する1つ以上のボアホール部分に嵌合して、成形材料がヘッダ・コア3586の1つ以上のボアホール部分に入らないようにし、ヘッダ外殻3584の残りの1つ以上の穴を形成するように構成されている。いくつかの実施例では、ブロック3520は突縁3524又は他の構造を備えて、型装置3500の第1の部分3500A又は第2の部分の少なくとも1つの中に係合して、型成形中に型穴3502を規定している。種々の実施例において、ブロック3520は、寸法及び形状が潜在的バリをヘッダ外殻3584の1つ以上の穴から潜在的バリが1つ以上の穴の中のリード線又は他の装置の係合を妨げそうにないヘッダ外殻3584の場所へ離すように決められ、又はそのように構成されている表面3526を備える。
図37に示した実施例では、表面3526は全体に細長く平坦な楕円形状で、その大きさは潜在的バリを表面3526の周囲へずらすように決められており、型成形過程中、ブロック3520のピン3522によって形成されるヘッダ外殻3584の穴からずれている。1実施例では、例えばブロックを使用せず、ヘッダ外殻の中心線に沿って接合部を有する2つの型部が使用されると、バリは型部の間の接合部に生じ易くなり、ヘッダ外殻の1つ以上の穴のそれぞれの中心線に沿って発生することになる。ブロック3520を型装置3500内に使用すると、型装置3500の1つ以上の接合部をヘッダ外殻3584の1つ以上の穴からヘッダ外殻3584上の場所へ移動することができ、例えば、生じるバリはヘッダ外殻3584の1つ以上の穴の中のリード線又は他の装置の係合に悪影響を与えない。また、最終的なバリの除去は、1つ以上の穴のようなもっと複雑な構造又は形状のヘッダ外殻の中又はその周りからよりも、ヘッダ外殻3584の型成形後にヘッダ外殻3584からの方が比較的容易である。
【0068】
いくつかの実施例では、ブロック3520を型装置3500と使用することによって、型装置3500の構成要素間の接合部及び/又は封止面をさらに安定させて、型で成形中に発生するバリをさらに制限することができる。すなわちそのような型装置では、第1の部分3500A、第2の部分、及びブロック3520の間の接合部の表面積が大きいほど、型装置3500の構成要素間の接合部を、例えば穴位置間の表面積が比較的小さい2要素構成の型装置を用いて実現される接合部よりも、より緊密で安定したものにできる。このようにして、型装置3500によって、ヘッダ外殻3584をヘッダ・コア3586にオーバーモールド成形中に、バリ形成の防止、又は潜在的バリをヘッダ外殻3584の1つ以上の穴からずらすことができる。
【0069】
いくつかの実施例では、型装置3500は、成形材料を型穴3502に入れることができるように構成されている充填管又は充填口3508を備えることができる。いくつかの実施例では、充填管3508は、型穴3502の底で型穴3502に入る開口3508Aを備えて、型穴3502を底から充填することができるようになっている(例えば
図20及び21の実施例に示したものと同様、型構造内に位置決めされているとき)。別の実施例では、充填管3508の開口3508Aの位置によって、ヘッダ外殻の低圧射出成形が
できるようにしている。いくつかの実施例では、充填管3508の開口3508Aの位置は、ヘッダ外殻3584と埋め込み型医療装置3580の装置筐体3582の間の接合部からずれたヘッダ外殻3584に配置されている。このようにすることによって、応力集中(例えば、湯口又はバリの除去に起因する応力集中)を、ヘッダ外殻3584と埋め込み型医療装置3580の装置筐体3582の間の接合部に制限することができる。ヘッダ3584と埋め込み型医療装置3580の装置筐体3582の間の接合部におけるそのような応力集中は、例えばヘッダ外殻3584の装置筐体3582からの少なくとも部分的な剥離のようなヘッダ外殻3584の早期不良に繋がる可能性がある。
【0070】
いくつかの実施例では、型装置3500は、型穴3502を成形材料で充填中に型穴3502内から空気を逃がすことができるように構成されている排気管又は排気口3510を備える。いくつかの実施例では、排気管3510は型穴3502の上部に配置されていて、実質的に全ての空気を型穴3502内から排気できるようにしている(例えば
図20,21の実施例に示したものと同様、型構造内に位置決めされているとき)。別の実施例では、排気管3510の位置は、ヘッダ外殻3584と埋め込み型医療装置3580の装置筐体3582の間の接合部からずれたヘッダ外殻3584に配置されている。このようにすることによって、本明細書で述べたように、ヘッダ外殻3584と埋め込み型医療装置3580の装置筐体3582の間の接合部における応力集中を制限することができる。いくつかの実施例では、排気管3510はヘッダ外殻3584と装置筐体3582の間の接合部から僅かにずれた場所にあるため、型穴3502の充填中に型穴3502の実質的に全ての空気が逃げることができると同時に、湯口又はバリがヘッダ外殻3584と装置筐体3582の接合部からずれるようにしている。排気管3510がずれていることによって、湯口又はバリをヘッダ外殻3584から取り除くことができるようになり、ヘッダ外殻3584と装置筐体3582の接合部の応力集中が発生し難い。
【0071】
図22を参照すると、いくつかの実施例では、埋め込み型医療装置2200はヘッダ2210を備える。ヘッダ2210はヘッダ・コア2220及びその周りに配置されているヘッダ外殻2240を備える。種々の実施例において、ヘッダ2210は1つ以上の穴2212を備える。
図22に示した実施例では、ヘッダ2210は3つの穴2212A、2212B、2212Cを備える。しかし別の実施例では、埋め込み型医療装置の目的とする用途によってヘッダは3つより多い又は少ない穴を備えることができる。いくつかの実施例では、本明細書で説明したようにヘッダ・コア2220を最初に形成し、次に、ヘッダ・コア2220の周りにかつ装置筐体2202に対してヘッダ外殻2240を型で成形することにより、装置筐体2202に取り付けることができる。いくつかの実施例では、ヘッダ2210は本明細書で説明した1つ以上の材料で形成することができる。いくつかの実施例では、本明細書で説明したように接着剤を用いてヘッダ2210を装置筐体2202に取り付けることができる。いくつかの実施例では、装置筐体2202は、本明細書で説明したようにヘッダ2210を装置筐体2202に取り付けるための微細凹凸が付けられた表面を備えることができる。
【0072】
いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2220はヘッダ・コア2220内に形成された1つ以上のボアホール部2232を備える。種々の実施例において、1つ以上のボアホール部2232はヘッダ2210の穴2212の数と一致している。ボアホール部2232はヘッダ・コア2220の型成形中に形成することができ、又はヘッダ・コア2220を機械加工で形成することができる。
【0073】
いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2220は、構成要素(例えば電子的接続機能)を1つ以上のボアホール部2232の中又はその近傍に挿入可能にするように構成されている1つ以上の空洞2234を備える。そのような構成要素にはコネクタ・ブロック、シール・リング、小型コネクタなどがあるが、それらに限定されるものではない。種々の実
施例において、空洞2234はヘッダ・コア2220の側部を貫通し、ボアホール部2232を横切って形成することができるため、構成要素を空洞2234にヘッダ・コア2220の側部から挿入し、ボアホール部2232内の所定位置に配置することができる。代わりに、一部の構成要素をボアホール部2232内に置き、ヘッダ・コア2220内の所定位置に置くことができる。このようにして、ヘッダ・コア2220を構成要素がヘッダ・コア2220の1つ以上のボアホール部2232内に正確に配置されるよう形成することができる。そのようにいくつかの実施例では、構成要素をヘッダ・コア2220の形成後にヘッダ・コア2220内に正確に配置することができ、例えば構成要素を互いに及び/又はヘッダ・コアに対して配置する中子を用いて、ヘッダ・コアの中に型で成形する必要がない。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2220は、ボアホール部2232内に配置された少なくとも2つの構成要素又は電子的接続機能を備え、少なくとも2つの構成要素又は電子的接続機能の位置を特定の構成でボアホール部2232内に配置できるように構成されている。例えば、2つの構成要素又は電子的接続機能を、1つ以上の空洞2234及び/又はヘッダ・コア2220の1つ以上のボアホール部2232を用いて、ヘッダ・コア2220の形成後に特定の距離に配置することができ、ヘッダ・コアを中子に配置された構成要素の周りに型で成形する必要がない。
【0074】
1つ以上のボアホール部2232を検査して、形状、他のボアホール部2232に対する位置、及び/又はヘッダ・コア2220内の配置が適切か確認することができる。一部又は全ての構成要素がヘッダ・コア2220内に配置されたら、ヘッダ・コア2220の構成要素を試験して、ボアホール部2232内の適切な配置及び/又は適切な導電機能を確保することができる。ヘッダ2210を装置筐体2202と接続する前にボアホール部2232を形成することによって、ヘッダ・コア2220の装置筐体2202への取り付け前にヘッダ・コア2220及びボアホール部2232を試験及び/又は検査することができる。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2220は2つ以上の構成要素(例えば電子的接続機能)を空洞2234及び/又はボアホール部2232に収容するように形成されており、構成要素の互いの位置及びヘッダ・コア2220の他の機能に対する位置を、ヘッダ・コア2220の装置筐体2202への取り付け前に検査し、試験し、又は観察することができる。本明細書で説明したように、ヘッダ・コア2220の試験及び/又は検査ができるようにすることによって、不良のヘッダ・コア2220を装置筐体2202へ取り付ける前に修理又は廃棄することができるようになり、それによって不良ヘッダに関わる損失を抑えている。
【0075】
いくつかの実施例では、1つ以上のボアホール部2232及び/又は空洞2234内の構成要素を、ヘッダ外殻2240のオーバーモールド成形及び/又は装置筐体2202との接続の前に、ヘッダ・コア2220内に封止することができる。そのような構成要素をヘッダ・コア2220内に封止することによって、ヘッダ外殻2240をオーバーモールド成形中に、成形材料が1つ以上のボアホール部2232、ヘッダ・コア2220と構成要素の間に侵入しないようにすることができる。
【0076】
いくつかの実施例では、封止は封止剤又は接着剤を構成要素とヘッダ・コア2220の間に使用することによって達成することができる。しかし封止剤又は接着剤の使用によってヘッダ・コア2220の製造に材料がさらに増える。いくつかの実施例では、封止剤又は接着剤には医療用接着剤のような接着剤が含まれる。いくつかの実施例では、封止剤又は接着剤には、エポキシ、アクリル、又は例えば高温調整ポリウレタンのようなポリマーの1つ以上が含まれる。いくつかの実施例では、封止剤又は接着剤には二成分エポキシ及び架橋エポキシの1つ以上が含まれる。いくつかの実施例では、封止剤又は接着剤には架橋ウレタン・アクリルが含まれる。いくつかの実施例では、架橋ウレタン・アクリル及び/又は架橋エポキシは紫外から可視域の光を用いて硬化させることができる。
【0077】
いくつかの実施例では、1つ以上の空洞2234のそれぞれの周りに凹みが形成されており、1つ以上の構成要素の周りに封止剤又は接着剤を塗布することができるように構成されている。封止剤又は接着剤を所望の1つ以上の空洞2234及び/又は構成要素に塗布することができるが、構成要素と空洞2234の間にしみ込まず、ボアホール部2232に入らないようにすることができる粘性を有することができる。
【0078】
別の実施例では、熱過程を用いて構成要素をヘッダ・コア2220内に封止することができる。例えば、いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2220内に設けられた1つ以上の構成要素を含むヘッダ・コア2220を加熱することによって、1つ以上の構成要素の周りのヘッダ・コア2220の材料を僅かに溶かし、ヘッダ・コア2220の溶けた材料を1つ以上の構成要素に付着させることができる。次にヘッダ・コア2220を冷却し、1つ以上の構成要素の周りの溶けた材料を固化させて1つ以上の構成要素をヘッダ・コア2220内に封止している。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2220のそのような加熱は、誘導加熱、レーザ加熱、超音波加熱、又は放射加熱によって実現可能である。さらに別の実施例では、ヘッダ・コア2220のそのような加熱は、例えば加熱要素を構成要素に当てて構成要素を加熱しその周りの材料を僅かに溶かすような直接加熱によって実現することができる。
【0079】
いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2220をポリウレタンで形成することができ、本明細書で説明したような加熱技術を用いて1つ以上の構成要素に溶着させることができる。例えば誘導、レーザ、又は他の加熱を10〜15秒間パルス状に加えることによって、ヘッダ・コア2220と1つ以上の構成要素の間の間隙を、全てではなくとも少なくとも一部を効果的に閉じることができる。そのような加熱技術をポリウレタン以外の材料で形成されたヘッダ・コア2220に用いて溶解し、1つ以上の構成要素をヘッダ・コア2220内に封止又は接着してもよい。しかし他の材料の加熱パルス時間は、ヘッダ・コア2220内の1つ以上の構成要素を十分に溶解するように変更することができる。
【0080】
別の実施例では、ヘッダ・コア2220は種々の他の機能を備えることができる。例えば、ヘッダ・コア2220は1つ以上の脚2236を備えてヘッダ・コア2220と装置筐体2202の間の距離を規定することができる。1つ以上の脚2236によって、ヘッダ・コア2220を装置筐体2202の一部と平行に配置することができる。また、1つ以上の脚2236を、装置筐体2202の対応する1つ以上の固定用柱2204に突き当てて又はそれに係合させて配置することができる。別の実施例では、ヘッダ・コア2220は本明細書で説明したものと類似のアンテナ取り付け機能2226を備え、ヘッダ・コア2220に対しアンテナ2208を位置決めし、保持し、及び/又は取り付けることができる。さらに別の実施例では、ヘッダ・コア2220は本明細書で説明したものと類似の識別タグ用のタグ保持器を備えることができる。さらに別の実施例では、ヘッダ・コア2220は、埋め込み型医療装置2200の1つ以上の配線を位置決めし、及び/又は経路を決めるための1つ以上の配置機能を備えることができる。
【0081】
ヘッダ・コア2220は1つ以上の材料救済機能を複数位置(例えば隅)に備えて、ヘッダ外殻2240のオーバーモールド成形中に、型成形材料が実質的に自由に流れ空気が抜けることができるようにし、それによって型成形不良の数及び部中核部2220とヘッダ外殻2240の間に発生する剥離の可能性を減らすことができるようにしている。いくつかの実施例では、救済模様は頂部又は他の突起を備えることができ、これが表面の連続性を断ち、したがって連続剥離に対する障壁になるように働く。そのようにいくつかの実施例では、ヘッダ・コア2220は頂部、突起、又は他の救済模様をヘッダ・コア2220内の場所又はその近くに備えることができる。この場所は、空洞2234の周囲など、特に空洞2234の隅のように剥離の核形成部位である可能性が高い。
【0082】
図23,24を参照すると、モジュール式ヘッダ・コア2320が示されている。種々の実施例において、ヘッダ・コア2320を本明細書で説明したものと類似の埋め込み型医療装置のヘッダに用いることができる。すなわち、ヘッダ外殻をヘッダ・コア2320の周りに型で成形しヘッダを埋め込み型医療装置の装置筐体に取り付ける前に、ヘッダ・コア2320を用いて埋め込み型医療装置の構成要素を取り付ける及び配置することができる。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2320を本明細書で説明したヘッダ・コアの所定位置に用いることができる。
【0083】
いくつかの実施例では、モジュール式ヘッダ・コア2320は主要モジュール2320A、2320B、2320Cを備える。これらを選択的に1つに連結してヘッダ・コア2320を形成することができる。別の実施例では、ヘッダ・コア2320は、ヘッダ・コア2320が用いられない種類の埋め込み型医療装置及び埋め込み型医療装置の用途に応じて、3つより多い又は少ない主要モジュールを備えることができる。種々の実施例において、主要モジュール2320A、2320B、2320Cを着脱自在に互いに係合してヘッダ・コア2320を形成することができる。例えば、主要モジュール2320Aは1つ以上の係合機能2323Aを備えることができる。係合機能2323Aは主要モジュール2320Bの1つ以上の相補的係合機能2321Bに選択的に結合して、主要モジュール2320A、2320Bを1つに係合するように構成されている。いくつかの実施例では、係合機能2323A、2321Bは杭及び対応する穴を備える。いくつかの実施例では、係合機能2323A、2321Bは摩擦力による嵌合で係合して主要モジュール2320A、2320Bの係合を維持するのに役立つ。いくつかの実施例では、係合機能2323Aはほぼ四角の細長い穴を備え、係合機能2321Bは係合機能2323Aに摩擦力で嵌合するように寸法と形状が決められた円弧状の輪を備え、円弧状の輪の部分を、係合機能2323Aとの摩擦力による係合によって弾性的に曲がるように構成することができる。
【0084】
別の実施例では、モジュール中核2320Cは1つ以上の係合機能2321Cを備え、係合機能2321Cは主要モジュール2320Bの1つ以上の相補的係合機能2323Bに選択的に結合して、主要モジュール2320B、2320Cを1つに結合するように構成されている。係合機能2323B、2321Cを、本明細書で説明した係合機能2323A、2321Bと類似にすることができる。
【0085】
さらに別の実施例では、係合機能2323A、2321Cによって、主要モジュール2320A、2320Cの選択的な係合を可能にするよう対応することができる。
いくつかの実施例では、少なくとも1つの主要モジュール2320A、2320B、2320Cはボアホール部2332を備える。別の実施例では、少なくとも1つの主要モジュール2320A、2320B、2320Cは2つ以上のボアホール部2332を備える。いくつかの実施例では、リード線のような構成要素との接続に1つ以上のボアホール部2332を用いることができる。いくつかの実施例では、少なくとも1つの主要モジュール2320A、2320B、2320Cは1つ以上の空洞2334を備える。空洞2334は1つ以上の対応する穴構成要素を収容するように構成されており、そのような穴構成要素にはコネクタ・ブロック、シール・リング、小型コネクタなどが含まれるがそれらに限定されない。種々の実施例において、空洞2334を、ヘッダ・コア2320の主要モジュール2320A、2320B、2320Cの側部を貫通しボアホール部2332を横切って形成することができるため、穴構成要素を空洞2334にヘッダ・コア2320の側部から挿入し、ボアホール部2332内の所定位置に配置することができる。代わりに、一部の穴構成要素を、ボアホール部2332を貫通しヘッダ・コア2320の主要モジュール2320A、2320B、2320C内の所定位置に配置することができる。穴構成要素、例えば電気的接点などは、穴の内部に挿入された構成要素(例えばリード線の端子)の一部と電気的に接触してリード線又は他の構成要素を埋め込み型医療装置の装置筐
体内の少なくとも1つの電子モジュールと電気的に接続するように構成されている。
【0086】
1つ以上のボアホール部2332を検査して、形状、他のボアホール部2332に対する位置、及び/又はヘッダ・コア2320内の位置が適切か確認することができる。一部又は全ての構成要素がヘッダ・コア2320内に配置されたら、ヘッダ・コア2320の構成要素を試験して、ボアホール部2332内の適切な配置及び/又は適切な導電機能を確保することができる。ヘッダを装置筐体と接続する前にボアホール部2332を形成することによって、本明細書で説明したようにヘッダ・コア2320を装置筐体に取り付ける前にヘッダ・コア2320及びボアホール部2332を試験及び/又は検査することができる。モジュール式ヘッダ・コア2320のこの実施例では、ヘッダ・コア2320全体を試験し検査することができるだけでなく、各主要モジュール2320A、2320B、2320Cを試験及び/又は検査することができる。何らかの方法で主要モジュール2320A、2320B、2320Cの1つに不良が見つかったら、不良の主要モジュール2320A、2320B、2320Cを修理し、又は置き換え、さらに損失を防ぐことができる。
【0087】
別の実施例では、主要モジュールの種々の組み合わせを用いて種々のヘッダ・コアを形成して埋め込み型医療装置の種々の種類の範囲で使用することができる。すなわち、比較的少ない種類の主要モジュールを用いて複数の異なるヘッダ・コアを構成することができる。種々の実施例において、主要モジュールをそれぞれ互いに係合可能に構成することができるため、種々の組み合わせの主要モジュールを一体に係合して異なる型式のヘッダ・コアを形成することができる。このようにすると異なる型式のヘッダ・コアをストックするのではなく種々の主要モジュールをストックすることができ、種々の主要モジュールを異なる組み合わせで係合して種々の型式の埋め込み型医療装置に必要な種々の型式のヘッダ・コアを形成することができる。これによってヘッダ・コアを必要に合わせて組み立てることができ、あるヘッダ・コアをストックする必要性を減らすことができる。
【0088】
さらに、いくつかの実施例では、モジュール式ヘッダ・コア2320によって型及び型成形法の複雑さが低減される。ヘッダ・コア2320を主要モジュール2320A、2320B、2320Cに分離することによって、主要モジュール2320A、2320B、2320C用の各型の穴の数はそれぞれヘッダ・コア2320の全ての空洞2334及びボアホール部2332の数の一部であるため、個々の主要モジュール2320A、2320B、2320Cの各型は、ボアホール部及び空洞が全てあるヘッダ・コア全体を形成するように構成されている型よりもより単純になる。また、主要モジュール2320A、2320B、2320Cを別々に型で成形することによって、主要モジュール2320A、2320B、2320Cの少なくとも一部で、実質的に均一な壁厚を実現することができる。すなわち、主要モジュール2320A、2320B、2320Cでは、成形材料の塊部分又は厚い部分(例えば穴と穴の間)を制限することができ、そうすることによってヘッダ・コア2320の形成に必要な成形材料の量が減る。また、成形材料の厚い部分は多くの場合、空洞、ひけ、又は他の型成形不良部になりやすく、主要モジュール2320A、2320B、2320Cのそのような厚い部分を制限することは型成形不良を減らすことができる。
【0089】
図25〜27を参照すると、いくつかの実施例のモジュール式ヘッダ・コア2520が示されている。種々の実施例において、ヘッダ・コア2520を本明細書で説明したものと類似の埋め込み型医療装置のヘッダに使用することができる。すなわち、ヘッダ外殻をヘッダ・コア2520の周りに型で成形しヘッダを埋め込み型医療装置の装置筐体に取り付ける前に、ヘッダ・コア2520を用いて埋め込み型医療装置の構成要素を取り付け、配置することができる。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2520を上記のヘッダ・コアの所定位置に先に説明した方法と同様の方法で用いることができる。
【0090】
いくつかの実施例では、モジュール式ヘッダ・コア2520は、選択的に1つに結合してヘッダ・コア2520を形成することができる主要モジュール2520A、2520Bを備える。参照図面に示した実施例では、ヘッダ・コア2520は2つの主要モジュール2520A、2520Bを備える。別の実施例では、ヘッダ・コア2520はヘッダ・コア2520が用いられる埋め込み型医療装置の型式及び埋め込み型医療装置の用途によって2つより多い又は少ない主要モジュールを備えることができる。種々の実施例において、主要モジュール2520A、2520Bは着脱自在に互いに係合してヘッダ・コア2520を形成することができる。例えば、主要モジュール2520Aは1つ以上の係合機能2523Aを備えることができる。係合機能2523Aは主要モジュール2520Bの1つ以上の相補的係合機能2521Bに選択的に結合して、主要モジュール2520A、2520Bを1つに係合するように構成されている。いくつかの実施例では、係合機能2523A、2521Bは主要モジュール2520A、2520Bの間に摺動式の係合部を備える。いくつかの実施例では、係合機能2523A、2521Bは、主要モジュール2520Aを主要モジュール2520Bに摺動式に係合するように構成された連結フックを備える。いくつかの実施例では、係合機能2523A、2521Bは摩擦力による嵌合で係合して主要モジュール2520A、2520Bの係合の維持を助ける。
【0091】
いくつかの実施例では、少なくとも1つの主要モジュール2520A、2520Bはボアホール部2532を備える。別の実施例では、少なくとも1つの主要モジュール2520A、2520Bは2つ以上のボアホール部2532を備える。いくつかの実施例では、リード線のような構成要素に接続するために1つ以上のボアホール部2532を用いることができる。いくつかの実施例では、少なくとも1つの主要モジュール2520A、2520Bは1つ以上の空洞2534を備える。空洞2534は1つ以上の対応する穴構成要素を収容するように構成されており、そのような穴構成要素にはコネクタ・ブロック、シール・リング、小型コネクタなどが含まれるがそれらに限定されない。種々の実施例において、空洞2534はヘッダ・コア2520の主要モジュール2520A、2520Bの側部を貫通しボアホール部2532を横切って形成することができるため、穴構成要素を空洞2534にヘッダ・コア2520の側部から挿入し、ボアホール部2532内の所定位置に配置することができる。代わりに、一部の穴構成要素は、ボアホール部2532を貫通しヘッダ・コア2520の主要モジュール2520A、2520B内の所定位置に配置することができる。例えば電気的接点など穴構成要素は、穴の内部に挿入された構成要素(すなわち、リード線の端子)の一部と電気的に接触するように構成されていて、リード線又は他の構成要素を埋め込み型医療装置の装置筐体内の少なくとも1つの電子モジュールと電気的に結合する。
【0092】
1つ以上のボアホール部2532を検査して、形状、他のボアホール部2532に対する位置、及び/又はヘッダ・コア2520内の位置が適切か確認することができる。一部又は全ての構成要素がヘッダ・コア2520内に配置されたら、ヘッダ・コア2520の構成要素を試験して、ボアホール部2532内の適切な配置及び/又は適切な導電機能を確保することができる。ヘッダを装置筐体と接続する前にボアホール部2532を形成することによって、ヘッダ・コア2520を装置筐体に取り付ける前に、ヘッダ・コア2520及びボアホール部2532を試験及び/又は検査することができる。モジュール式ヘッダ・コア2520のこの実施例では、ヘッダ・コア2520全体を試験し検査することができるだけでなく、各主要モジュール2520A、2520Bを試験及び/又は検査することができる。何らかの方法で主要モジュール2520A、2520Bの1つに不良が見つかったら、不良の主要モジュール2520A、2520Bだけを修理し又は置き換える必要がある。
【0093】
図23,24に関して本明細書で説明したように、主要モジュールの種々の組み合わせ
を用いて種々のヘッダ・コアを形成して、種々の種類の埋め込み型医療装置に使用することができる。種々の実施例において、主要モジュールをそれぞれ互いに係合可能に構成することができるため、種々の組み合わせの主要モジュールを1つに係合して異なる型式のヘッダ・コアを形成することができる。このようにして異なる型式のヘッダ・コアをストックするのではなく種々の主要モジュールをストックすることができ、そうすると種々の主要モジュールを異なる組み合わせで係合して種々の型式の埋め込み型医療装置に必要な種々の型式のヘッダ・コアを形成することができる。いくつかの実施例では、主要モジュールはどのような複数の構成にも係合されるように構成されている。すなわち、主要モジュールをストックし、種々の順番、配列、又は組み合わせに係合して、これら主要モジュールによる複数の異なるヘッダ・コアを形成することができる。別の実施例では、主要モジュールは特定の構成に係合されるように構成されている。すなわち、主要モジュールをストックし、又は特定の順番、配列、又は組み合わせに係合して、主要モジュールの組み合わせによる特定のヘッダ・コアを形成することができる。
【0094】
ここで
図23〜27を参照すると、いくつかの実施例では、モジュール式ヘッダ・コア2320、2520を備える埋め込み型医療装置を作る方法が考察されている。いくつかの実施例では、複数の主要モジュール2320A、2320B、2320C、2520A、2520Bが埋め込み型医療装置用に選択される。いくつかの実施例では、複数の主要モジュールは少なくとも第1の主要モジュール2320A、2520A及び第2の主要モジュール2320B、2520Bを備える。別の実施例では、複数の主要モジュールは少なくとも第3の主要モジュール2520Cを備える。別の実施例では、モジュール式ヘッダ・コア2320、2520は、本明細書で説明したように、複数の主要モジュール2320A、2320B、2320C、2520A、2520Bを互いに係合して形成される。別の実施例では、モジュール式ヘッダ・コア2320、2520は複数の主要モジュール2520A、2520Bを互いに摺動させて係合して形成される。いくつかの実施例では、ヘッダ外殻はモジュール式ヘッダ・コア2320、2520の周りに形成されている。いくつかの実施例では、ヘッダ外殻はモジュール式ヘッダ・コア2320、2520の周りに本明細書で説明した方法と同様の方法によって型で成形されている。
【0095】
図38,39を参照する。いくつかの実施例では、埋め込み型医療装置3800は、ヘッダ・コア3820及びその周りに配置されているヘッダ外殻3840を備えるヘッダ3810を備える。種々の実施例において、ヘッダ3810は1つ以上の穴3812を備える。いくつかの実施例では、上記のようにヘッダ・コア3820を最初に形成し、次にヘッダ外殻3840をヘッダ・コア3820の周りに型で成形することによってヘッダ・コア3820を装置筐体3802に取り付けることができる。参照中の図面にはモジュール式ヘッダ・コア3820として示されているが、種々の実施例において、ヘッダ・コア3820にはモジュール式ヘッダ・コア、複数のモジュール式ヘッダ・コア、又は一体式ヘッダ・コアが含まれることがわかる。
【0096】
いくつかの実施例では、ヘッダ3810は、オーバーモールド成形されたヘッダ外殻3840に型で成形された封止栓3839を備える。封止栓3839は、いくつかの実施例では、ヘッダ・コア3820の封止栓受け3838内に配置されている。いくつかの実施例では、封止栓受け3838は、ヘッダ・コア3820の表面から延びる壁を備える。種々の実施例において、封止栓3839は止めねじ3815(又は埋め込み型医療装置3800の他の構成要素)周りの領域を封止するように構成されている。いくつかの実施例では、封止栓3839は、止めねじ3815を調整するように構成されたトルク・レンチ又は他の工具で止めねじ3815を調整(締める又は緩める)するために止めねじ3815に近接可能に構成されている。いくつかの実施例では、止めねじ3815を締めて、例えばリード線(又はリード線ピン)の表面を押圧することによって、リード線を穴3812内に保持するのに役立つことができる。いくつかの実施例では、封止栓3839は弾性封
止部3839Aを備え、この部分が封止栓受け3838に押し付けられて嵌合して止めねじ3815の周りを封止するように構成されている。別の実施例では、封止栓3839は露出面3839Bを備え、これがオーバーモールド成形の後に露出するように構成されている。いくつかの実施例では、露出面3839Bは、封止栓3839内の開口又は他の開口3839Cの場所を示すように構成されている凹み又は他の機能を備えることができる。種々の実施例において、開口3839Cは、トルク・レンチ又は他の工具を封止栓3839内に封止的に挿入して止めねじ3815に係合させて、止めねじ3815を調整可能にするように構成されている。工具が外れると、開口3839Cは(例えば封止栓3839の弾性特性によって)封止的に閉じるように構成されている。このようにして種々の実施例において、封止栓により止めねじ3815の領域を封止しながら、止めねじ3815に近接して調整することができる。
【0097】
いくつかの実施例では、ヘッダ外殻3840をヘッダ・コア3820の周りにオーバーモールド成形する前に、封止栓3839を封止栓受け3838の中に配置することができる。すなわち、封止栓3839は封止栓受け3838内に圧縮状態で配置・保持され、その後ヘッダ外殻3840がヘッダ・コア3820の周りにオーバーモールド成形される。いくつかの実施例では、ヘッダ外殻3840のオーバーモールド成形によって封止栓3839の一部が押圧され、封止栓3839は封止栓受け3838内の所定位置に保持される。別の実施例では、封止栓3839の露出面3839Bはオーバーモールド成形後も露出していて、本明細書で説明したように工具で近接することができる。
【0098】
封止栓受け3838を設け、かつヘッダ外殻3840を、封止栓3839を所定位置に備えるヘッダ・コア3820の周りにオーバーモールド成形することができるようにすることによって、封止栓3839は、埋め込み型医療装置3800の止めねじ3815又は他の構成要素の領域を封止し、埋め込み型医療装置に封止栓を設ける他の方法に関係した工程を無くすことができる。例えば、封止栓3839による圧縮封止及びヘッダ外殻3840のオーバーモールド成形によって、埋め込み型医療装置3800のヘッダ3810に対し封止栓3839の封止及び保持が可能になり、別の封止剤の使用又はヘッダへの機械加工又は型で成形されヘッダの所定位置に封止栓を維持するように構成された構造を使用する必要がなくなる。また、この実施例の封止栓3839によって、ヘッダ外殻3840のオーバーモールド成形が可能になり、型で成形後の最後に封止栓を収容するように構成されたヘッダに封止栓開口を形成する型構造を必要としない。このように、封止栓3839をヘッダ・コア3820内の所定位置に備えるヘッダ外殻3840をオーバーモールド成形することによって、ヘッダ外殻3840のオーバーモールド成形及び硬化が完了すれば、埋め込み型医療装置3800は実質的に使用準備が整い、1つ以上の封止栓を取り付ける追加の組み立て工程を必要としない。また、本実施例の封止栓3839の構成によって、封止剤又は別の材料のような追加の材料を必要とせずに、封止栓受け3838内の封止栓3839による封止が可能になる。しかし、別の実施例では、封止剤又は別の材料をこの封止栓3839と共に用いて、封止栓3839の弾性封止部3839Aで形成される封止を向上させることも考えられる。
【0099】
ここで
図28,29を参照する。いくつかの実施例では、埋め込み型医療装置2800は装置筐体2802を備え、装置筐体2802はその中に少なくとも1つの電子モジュールを備える。いくつかの実施例では、埋め込み型医療装置2802は装置筐体2802に連結されたヘッダ2820を備える。種々の実施例において、ヘッダ2810は、ヘッダ・コア2820及びその周りに配置されているヘッダ外殻2840を備える。いくつかの実施例では、ヘッダ外殻2840は装置筐体2802に取り付けられている。別の実施例では、本明細書で他の実施例に関して説明した方法と類似の方法で、ヘッダ外殻2840をヘッダ・コア2820の周りに型で成形して装置筐体2802に型で成形ことができる。さらに別の実施例では、ヘッダ外殻2840をヘッダ・コア2820の周りに型で成形
し、装置筐体2802に接着剤、溶接などを用いて取り付けることができる。いくつかの実施例では、装置筐体2802は本明細書で説明したようなヘッダ外殻2840を装置筐体2802に取り付けるための微細凹凸が付けられた表面を備えることができる。
【0100】
別の実施例では、ヘッダ2810は、ヘッダ2810に連結され装置筐体2802内の少なくとも1つの電子モジュールに電気的に連結されているアンテナ2808を備える。いくつかの実施例では、アンテナ2808はヘッダ・コア2820に連結されており、ヘッダ外殻2840内に型で成形されている。別の実施例では、アンテナ2808はヘッダ・コア2820のアンテナ取り付け機能2826で支持されており、例えば本明細書で説明したアンテナ取り付け機能の1つ以上の実施例と類似とすることができる。1実施例では、アンテナ2808は配線2806付きの少なくとも1つの電子モジュールに電気的に接続されている。
【0101】
いくつかの実施例では、ヘッダ2810はアンテナ2808近傍の第1の部分及び第2の部分を備える。いくつかの実施例では、第1の部分は、ヘッダ2810の第2の部分の第2の誘電率より低い第1の誘電率を備える。そのような構成は、アンテナ2808と埋め込み型医療装置2800の1つ以上の他の金属構成要素又は導電構成要素、例えば装置筐体2802のようなものとの間の静電容量損失を制限又は低減するという利点がある。1実施例では、ヘッダ2810の第1の部分を、少なくとも実質的にアンテナ2808と装置筐体2802の間に配置することができる。静電容量は誘電率に正比例することから、アンテナ2808と装置筐体2802の間の第1の部分の第1の誘電率を管理することによって、アンテナ2808と装置筐体2802の間の静電容量を管理することができ、それによって静電容量損失を管理し、したがってアンテナ2808の信号損失を管理する。別の実施例では、誘電率が低い第1の部分を実質的にアンテナ2808と埋め込み型医療装置2800の他の導電構成要素、例えば1つ以上の電気的接点2814との間に配置して、アンテナ2808と他の導電構成要素の間の静電容量損失を制限することができる。
【0102】
いくつかの実施例では、ヘッダ2810の第1の部分はアンテナ取り付け機能2826を備える。いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能2826はヘッダ・コア2820に係合している。別の実施例では、アンテナ取り付け機能2826はヘッダ・コア2820と一体的に形成されている。いくつかの実施例では、ヘッダ2810の第1の部分はヘッダ・コア2820を備え、ヘッダ2810の第2の部分はヘッダ外殻2840を備えており、ヘッダ・コア2820はヘッダ外殻2840が形成される材料よりも誘電率が低い材料で形成されるようになっている。
【0103】
別の実施例では、ヘッダ2810の第1の部分はヘッダ・コア2820の第1の部分2820Aを備え、ヘッダ2810の第2の部分はヘッダ・コア2820の第2の部分2820Bを備え、第1の部分2820Aの誘電率は第2の部分2820Bの誘電率よりも低い。この実施例では、ヘッダ・コア2820は第1の部分2820A及び第2の部分2820Bを備えることができる。別の実施例では、ヘッダ・コア2820の第1の部分2820Aはアンテナ取り付け機能2826を備えることができる。別の実施例では、第1の部分2820A及び第2の部分2820Bを型で一体成形することができる。すなわち、ヘッダ・コア2820を2段階の型成形操作で形成することができる。第1の部分2820A又は第2の部分2820Bの1つが第1の型成形操作で形成され、第1の部分2820A又は第2の部分2820Bの他方が第2の型成形操作で形成される。別の実施例では、第2の型成形操作によって第1の部分2820Aを第2の部分2820Bに係合する。別の実施例では、第1の部分2820Aは第2の部分2820Bに機械式に取り付けられる。例えば、第1及び第2の部分2820A、2820Bは相補的係合機能を備えて、少なくとも第1及び第2の部分2820A、2820Bを係合してヘッダ・コア2820を
形成することができるようにしている。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2820の第1及び第2の部分2820A、2820Bを上記のモジュール式ヘッダ・コア実施例の主要モジュールと類似にすることができる。別の実施例では、第1及び第2の部分2820A、2820Bを例えば医療用接着剤のような締結物質を用いて取り付けることができる。
【0104】
種々の実施例では、ヘッダ2810の第1の部分の誘電特性を異なる方法で実現することができる。例えば、1実施例では、第1の部分を、その特定の誘電特性に合わせて選んだ特殊材料で形成することができる。例えば、ヘッダ2810の第2の部分が形成される材料より低い誘電率をもつ第1の部分に合わせて材料を選ぶことができる。
【0105】
別の実施例では、第1の部分を気泡材料で形成することができる。すなわち、種々の実施例において、空気又は別の気体を、例えばヘッダ2810の第1の部分の型成形中に材料内で発泡させ、空気又は別の気体の気泡をヘッダ2810の第1の部分に作り、気泡材料すなわち発泡体を作ることができる。空気の誘電率は比較的低いため(1より僅かに大きい)、気泡材料の誘電率はその材料及び空気の誘電率の関数である。空気の誘電率は気泡材料の誘電率より低いため、材料に気泡を入れることにより気泡材料の全体的な誘電率は小さくなる。材料の空気に対する比率によって気泡材料の全体的な誘電率が決まる。空気の気泡材料中の比率が高いほど全体的な誘電率は非気泡材料の誘電率に比べて小さくなる。他の気体又は混合気体も、それらが体内に埋め込み可能な気体であり発泡させる材料又は埋め込み型医療装置2800の他の材料と接触したときに有害反応を起こさない限り、別の多くの実施例に同様の方法で用いることができる。
【0106】
別の実施例では、低誘電率材料を成形材料に混合することによって第1の部分を形成することができる。これらの実施例で低誘電率材料に必要なことは、低誘電率材料と成形材料の混合物の総合的な誘電率が成形材料単独のときよりも小さくなるように、その誘電率が成形材料の誘電率よりも低いことである。いくつかの実施例では、低誘電率の中実材料を成形材料と混合して中実乳剤を形成することができ、最終的に成形材料の硬化によって中実材料が形成される。いくつかの実施例では、低誘電率材料には発泡ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)が含まれる。さらに別の実施例では、低誘電率材料には発泡ガラスすなわち多孔質ガラスが含まれる。別の実施例では、低誘電率材料には液体が含まれることがある。
【0107】
低誘電率材料を埋め込み型医療装置2800内のほぼアンテナ2808と装置筐体2802及び/又は埋め込み型医療装置2800内又はその近傍の他の導電性構成要素との間に配置することによって、アンテナ2808と装置筐体2802及び/又は埋め込み型医療装置2800内又は近傍の他の導電性構成要素との間の静電容量損失を、低誘電率材料ではない場合に生じることになる静電容量損失より低減することができる。他の導電性構成要素には電気的接点2814(コネクタ・ブロック、シール・リング、小型コネクタなどを含む)、配線2806などがある。そうすることによって、アンテナ2808からの信号損失を減らすことができる。信号損失の低減によって、とりわけアンテナ2808の伝送距離の改善及び/又はアンテナ2808の省電力化に繋がる。
【0108】
低誘電率部を形成する材料を発泡させて形成された低誘電率部を含むヘッダ2810の実施例の場合、いくつかの実施例では、体内への移植後に、1つ以上の気泡、空洞、凹み、当該材料中のその他の空間に体液が溜まり始める可能性がある。これはヘッダ2810の材料及び/又は複数材料の経時的な浸潤のせいである。種々の実施例において、ヘッダ2810の低誘電率部は湿気遮蔽体、被覆のようなものを備えて、湿気がヘッダ2810の低誘電率部内の1つ以上の気泡、空洞、凹み、その他の空間の中に堆積する可能性を低減することができる。1つ以上の気泡、空洞、凹み、その他の空間の中への湿気の堆積を
防止する1つの理由は、体液の誘電率が比較的高く、それによってヘッダ2810の部分の総誘電率が大きくなり、アンテナ2808と装置筐体2802の間の大きな静電容量損失及び信号損失の増大に繋がる可能性があるからである。いくつかの実施例では、ヘッダ2810の低誘電率部をポリマー材料のような防湿体で少なくとも部分的に被覆して湿気遮蔽体又は被覆を形成することができる。いくつかの実施例では、パリレン(Parylene)を用いて防湿体を形成することができる。
【0109】
いくつかの実施例では、ヘッダ・コア2820は型で成形される。別の実施例では、ヘッダ・コア2820は装置筐体2802に対して位置決めされ、ヘッダ・コア2820と装置筐体2802の間に何らかの接続が行われ、その後、ヘッダ外殻2820の周りにヘッダ外殻2840が型で成形され、装置筐体2802に取り付けられる。ヘッダ外殻のそのようなオーバーモールド成形の実施例は本明細書で説明されており、本実施例のヘッダ外殻2840のオーバーモールド成形は、上記実施例に類似のものとすることができる。しかし、いくつかの実施例では、気泡フォームを用いたヘッダ2810の低誘電率部の型成形によって、型成形部分の表面に気泡、空洞などが形成されることがある。そのような表面の空隙は、型成形品の不均一性、不良などに繋がることがある。そのため、いくつかの実施例では、そのような表面の空隙を最少にすることが望ましい。いくつかの実施例では、まず低誘電率部用の型に非気泡材料を充填し、次にその材料を型から排出することによって低誘電率部の表面の空隙を減らすことができる。そうすることによって、型の内側面が濡れて、型の内側面全体の被覆が形成される。次に型に気泡材料を充填して低誘電率部を形成する。型の内側面は型に気泡材料を充填する前に非気泡材料で被覆されているため、低誘電率部の表面に空隙が形成される可能性を低減することができる。
【0110】
図30,31を参照する。いくつかの実施例では、埋め込み型医療装置のヘッダ・コア3020は誘電率が比較的低い材料を含む第1の部分3020A、及び第1の部分3020Aに取り付けられた第2の部分3020Bを備える。
図30,31に示した実施例の種々の態様は、ヘッダ2810の形成に用いられる材料及びヘッダ2810を形成する方法を含め、ヘッダ2810に関して本明細書で説明したものと類似とすることができる。そのようにして、これら説明の少なくとも一部を参照中のヘッダ・コア3020に適用することができる。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア3020はアンテナ取り付け機能3026を備える。アンテナ取り付け機能3026はアンテナ3008を支持、配置、又はヘッダ・コア3020に対して位置決めし、最終的にはヘッダ・コア3020が取り付けられる埋め込み型医療装置の装置筐体に対してアンテナ3008を位置決めするように構成されている。いくつかの実施例では、アンテナ取り付け機能3026は溝を備え、この溝はアンテナ3008の少なくとも一部を捕捉するように構成されている。いくつかの実施例では、ヘッダ・コア3020の第1の部分3020Aを、比較的低誘電率の材料で形成することができる。いくつかの実施例では、第1の部分3020Aは、ほぼアンテナ3008と埋め込み型医療装置の導電性構成要素すなわちボアホール部3032の1つ以上の電気的接点3014、ヘッダ・コア3020(コネクタ・ブロック、シール・リング、小型コネクタなどがある)、埋め込み型医療装置の配線、埋め込み型医療装置の装置筐体などの1つ以上との間に配置されている。アンテナ3008の形状のせいで、いくつかの実施例では、第1の部分3020Aはヘッダ・コア3020の側部に沿ってヘッダ・コア3020の前部の周りを延びている。1実施例では、第1の部分3020Aは脚3020Cを備え、この脚は、ヘッダ・コア3020の一方の側部に沿って延びてアンテナ3008の配置を収容する。いくつかの実施例では、脚3020Cは第1の部分3020Aと一体的に形成されている。別の実施例では、脚3020Cを第1の部分3020Aの残り部分とは別部品とし、ヘッダ・コア3020に別に取り付けるようにすることができる。
【0111】
いくつかの実施例では、第1の部分3020Aは第2の部分3020Bに例えば相補的係合機能を用いて機械式に取り付けられている。いくつかの実施例では、第1の部分30
20Aは第2の部分3020Bに例えば接着剤を単独に用いて又は相補的係合機能と併用して機械式に取り付けられている。脚3020Cが第1の部分3020Aの残り部分と別に形成されている実施例では、脚3020Cは、第2の部分3020Bの外面の特定位置に取り付けられてアンテナ3008を収容することができる接着帯を備えることができる。別の実施例では、第2の部分3020Bの外面は脚3020Cを中に配置することができる溝3021を備えることができる。そのような実施例では、脚3020Cが第1の部分3020Aと一体で形成されていても又は別に形成されていても、脚3020Cを機械式の相補的係合機能、摩擦力による嵌合、及び/又は接着剤を用いて溝3021内に保持することができる。いくつかの実施例では、第1及び第2の部分3020A、3020B(及び第1の部分3020Aと別に形成されている場合、脚3020C)は、本明細書でモジュール式ヘッダ・コアの実施例に関して説明した方法と類似の方法で互いに係合される。
補注及び実施例
(実施例1)
実施例1は、埋め込み型装置を含む又はそれらを使用することができる主題(装置、方法、行為実施手段など)を含むことができる。埋め込み型装置は金属製装置筐体を備えることができる。埋め込み型装置は、金属製装置筐体の一部に3.05〜10.2μmの表面二乗平均を有する凹凸が付けられた面を備えることができる。埋め込み型装置は、少なくとも凹凸が付けられた面を備える接合部を形成した熱硬化性ポリマーヘッダを備える。(実施例2)
実施例2は実施例1の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、凹凸が付けられた面は多数のほぼ球形の粒子を備えるレーザ処理面を備える。
(実施例3)
実施例3は実施例1〜2の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜2の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、熱硬化性ポリマーはエポキシである。
(実施例4)
実施例4は実施例1〜3の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜3の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、エポキシ製ヘッダは所定位置に鋳造されている。
(実施例5)
実施例5は実施例1〜4の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜4の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、エポキシ製ヘッダは所定位置に射出成形されている。
(実施例6)
実施例6は実施例1〜5の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜5の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、凹凸が付けられた面の面二乗平均平方根は3.81〜8.89μmである。
(実施例7)
実施例7は実施例1〜6の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜6の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、凹凸が付けられた面の面二乗平均平方根は3.30〜3.81μmである。
(実施例8)
実施例8は実施例1〜7の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜7の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、エポキシ製ヘッダのショアD硬度はほぼ80〜90である。
(実施例9)
実施例9は実施例1〜8の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜8の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、樹脂の硬化剤に
対する体積率はほぼ2:1である。
(実施例10)
実施例10は実施例1〜9の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜9の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、レーザ処理された面は周期模様を備える。
(実施例11)
実施例11は実施例1〜10の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜10の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、レーザ処理された面は少なくとも1つの模様の頂部及び谷部を備える。
(実施例12)
実施例12は実施例1〜11の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜11の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、エポキシ製ヘッダは実質的に透明である。
(実施例13)
実施例13は実施例1〜12の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜12の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、エポキシ製ヘッダのガラス転移温度は約70℃である。
(実施例14)
実施例14は実施例1〜13の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜13の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、側部負荷試験において、熱硬化性ポリマー製ヘッダは金属製装置筐体の厚さが16〜4mmの場合に破損する。
(実施例15)
実施例15は実施例1〜14の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜14の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、側部負荷試験において、熱硬化性ポリマー製ヘッダは金属製装置筐体の厚さが14〜6mmの場合に破損する。
(実施例16)
実施例16は実施例1〜15の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜15の主題と結合して、埋め込み型装置を備える又は使用することができ、側部負荷試験において、熱硬化性ポリマー製ヘッダは金属製装置筐体の厚さが12〜8mmの場合に破損する。
(実施例17)
実施例17は実施例1〜16の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜16の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができる。本方法は、埋め込み型装置の筐体の接合面に微細凹凸を付けることを含むことができる。本方法はエポキシ樹脂の温度を上昇させて、その粘性を下げることも含むことができる。本方法はエポキシ樹脂及び硬化剤の混合物を埋め込み型装置の接合面に接触する内蔵空間に注入することを含むことができる。本方法は、上記混合物を第1の時間だけ第1の温度にすることも含むことができる。本方法は上記混合物を第2の温度にして少なくとも部分的に硬化させることも含むことができる。
(実施例18)
実施例18は実施例1〜17の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜17の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、エポキシ樹脂の温度を上昇させてその粘性を下げることは温度を約50℃まで上昇させることを含む。
(実施例19)
実施例19は実施例1〜18の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜18の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、上記混合物を注入することは0.034MPa未満の圧力で注入することを含む。
(実施例20)
実施例20は実施例1〜19の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜19の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、上記混合物を注入することは予め約50℃に加熱されている型に注入することをさらに含む。
(実施例21)
実施例21は実施例1〜20の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜20の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、上記混合物を第1の温度にすることは上記混合物を約40分間、約25〜55℃にすることを含む。
(実施例22)
実施例22は実施例1〜21の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜21の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、上記混合物を第2の温度にすることは上記混合物を約10分間、約85℃にすることを含む。
(実施例23)
実施例23は実施例1〜22の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜22の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、接合面に微細凹凸を付けることは粒子吹き付けを含む。
(実施例24)
実施例24は実施例1〜23の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜23の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、接合面に微細凹凸を付けることはレーザ処理を含む。
(実施例25)
実施例25は実施例1〜24の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜24の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、接合面をレーザ処理することは面二乗平均平方根が3.05〜10.2μmの凹凸が付けられた面をレーザ処理することを含む。
(実施例26)
実施例26は実施例1〜25の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜25の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、接合面をレーザ処理することは面二乗平均平方根が3.81〜8.89μmの凹凸が付けられた面をレーザ処理することを含む。
(実施例27)
実施例27は実施例1〜26の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜26の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、接合面をレーザ処理することは面二乗平均平方根が3.30〜3.81μmの凹凸が付けられた面をレーザ処理することを含む。
(実施例28)
実施例28は実施例1〜27を含む、又は実施例1〜27の1つ又は任意の組み合わせの主題と組み合わせて、任意選択的に主題(装置、埋め込み型医療装置、方法、行為実行手段、又は機械で実行されるときに機械に行為を実行させる指示を含む機械読み取り式媒体など)を備えることができる。本主題は、内部に電子モジュールを備える装置筐体と、上記装置筐体内の電子モジュールと電気的に接続された電子的接続機能を備えるヘッダ・コアとを備え、上記電子的接続機能は配線と係合するように構成されており、上記ヘッダ・コアはタグ保持器を備える。本主題はさらに、タグ保持器と係合された識別タグを備え、上記タグ保持器は上記識別タグを上記ヘッダ・コアに対し特定の位置に配置するように構成されている。本主題はさらに、上記ヘッダ・コアの周りに配置され、上記装置筐体に取り付けられ、型で成形されたヘッダ外核を備える。
(実施例29)
実施例29は実施例1〜28の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜28の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、識別タグはX線読み取り式に構成されている。
(実施例30)
実施例30は実施例1〜29の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜29の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、識別タグはタングステンを含む。
(実施例31)
実施例31は実施例1〜30の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜30の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、タグ保持器は識別タグの一部と係合するように構成されたヘッダ・コアの細長い穴を含む。
(実施例32)
実施例32は実施例1〜31の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜31の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、タグ保持器は識別タグの一部と係合するように構成されたヘッダ・コアの第1の細長い穴と、第1の細長い穴にほぼ垂直なヘッダ・コアの第2の細長い穴とを備える。
(実施例33)
実施例33は実施例1〜32の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜32の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、識別タグはヘッダ・コアのタグ保持器と係合するように構成された柱を備える。
(実施例34)
実施例34は実施例1〜33の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜33の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、識別タグの柱は、識別タグをヘッダ・コアに対し特定の方向に位置決めし維持するように構成された割り出し機能を備える。
(実施例35)
実施例35は実施例1〜34の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜34の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、タグ保持器はヘッダ・コアの表面を含み、識別タグはヘッダ・コアの上記表面に印刷されている。
(実施例36)
実施例36は実施例1〜35の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜35の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアは第2の材料と異なる第1の材料で形成されており、ヘッダ外殻は第2の材料で形成されている。
(実施例37)
実施例37は実施例1〜36の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜36の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアはヘッダ外殻の型成形不良を防止するように構成されている。
(実施例38)
実施例38は実施例1〜37の主題を備えて、又は使用して、又は実施例1〜37の1つ又は任意の組み合わせの主題と結合して、主題(装置、埋め込み型医療装置、方法、行為実行手段、又は機械で実行されるときに機械に行為を実行させる指示を含む機械読み取り式媒体など)を任意選択的に備えることができる。本主題は、内部に電子モジュールを備える装置筐体と、アンテナ取り付け機能を備えるヘッダ・コアと、上記アンテナ取り付け機能と係合し、上記装置筐体内の上記電子モジュールと電気的に接続されるアンテナとを備え、上記アンテナ取り付け機能はアンテナをヘッダ・コアに対し特定の位置に配置するように構成されている。本主題はさらに、上記ヘッダ・コアの周りに配置され上記装置筐体に取り付けられた型成形されたヘッダ外殻を備え、上記ヘッダ外殻は特定の場所の周りに配置され、上記アンテナを特定の場所に保持するように構成されている。
(実施例39)
実施例39は実施例1〜38の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜38の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、アンテナ取り付け機能は、間隔を置いて配置されてその間にアンテナを収容する頂部を備える
。
(実施例40)
実施例40は実施例1〜39の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜39の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、アンテナ取り付け機能の1つ以上の頂部はアンテナの複数部分の間に配置され、アンテナの複数部分の間の間隔を維持するように構成されている。
(実施例41)
実施例41は実施例1〜40の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜40の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、アンテナ取り付け機能はアンテナの少なくとも一部をつかむように構成された保持機能を備える。
(実施例42)
実施例42は実施例1〜41の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜41の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、保持機能はアンテナの少なくとも一部を摩擦力で保持するように構成されている。
(実施例43)
実施例43は実施例1〜42の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜42の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、アンテナ取り付け機能はアンテナと患者のほぼ一定の距離を維持するように構成されている。(実施例44)
実施例44は実施例1〜43の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜43の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、アンテナ取り付け機能はヘッダ・コアと着脱自在に係合するように構成されている取り外し可能部を備える。
(実施例45)
実施例45は実施例1〜44の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜44の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、アンテナ取り付け機能は溝を備える。
(実施例46)
実施例46は実施例1〜45の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜45の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、溝は、押し付けられてアンテナを内部に保持するように構成されている1つ以上の部分を備える。
(実施例47)
実施例47は実施例1〜46の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜46の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、アンテナはヘッダ・コアのアンテナ取り付け機能に配置されている印刷アンテナを含む。
(実施例48)
実施例48は実施例1〜47の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜47の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアは第1の材料で形成されており、ヘッダ外殻は第2の材料で形成されており、第1の材料は第2の材料と異なる。
(実施例49)
実施例49は実施例1〜48の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜48の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアはヘッダ外殻の型成形不良を防止するように構成されている。
(実施例50)
実施例50は実施例1〜49の主題を備えて、又は実施例1〜49の1つ又は任意の組み合わせの主題と結合して、主題(装置、埋め込み型医療装置、方法、行為実行手段、又は機械で実行されるときに機械に行為を実行させる指示を含む機械読み取り式媒体など)
を任意選択的に備えることができ、本主題は、内部に電子モジュールを備える装置筐体と、ボアホール部及びその中に配置されている少なくとも2つの電子的接続機能を備えるヘッダ・コアとを備える。上記ボアホール部は、その中に少なくとも1つの上記電子的接続機能を配置することができるように構成された少なくとも1つの空洞を含む。上記少なくとも2つの電子的接続機能は上記装置筐体内の上記電子モジュールに電気的に接続され、上記ボアホール部内に配置されたリード線に係合されるように構成されている。上記ヘッダ・コアは少なくとも上記2つの電子的接続機能を上記ボアホール部内の特定位置に配置できるように構成されている。本主題はさらに、上記ヘッダ・コアの周りに配置され上記装置筐体に取り付けられているヘッダ外殻を備える。
(実施例51)
実施例51は実施例1〜50の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜50の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ外殻はヘッダ・コアの周りに型で成形されている。
(実施例52)
実施例52は実施例1〜51の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜51の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、少なくとも1つの電子的接続機能はヘッダ・コアの空洞内に封止されている。
(実施例53)
実施例53は実施例1〜52の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜52の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、電子的接続機能を装置筐体内の電子モジュールに電気的に接続している配線を備え、ヘッダ・コアは、配線をヘッダ・コアに対し特定の位置に維持するように構成された配置機能を備える。
(実施例54)
実施例54は実施例1〜53の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜53の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアは、ヘッダ・コアを装置筐体に対し特定の位置に位置決めするように構成された隔離体を備える。
(実施例55)
実施例55は実施例1〜54の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜54の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアはヘッダ外殻の剥離を防止するように構成された材料救済を備える。
(実施例56)
実施例56は実施例1〜55の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜55の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コア及びヘッダ外殻は同じ材料で形成されている。
(実施例57)
実施例57は実施例1〜56の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜56の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアは第1の材料で形成されており、ヘッダ外殻は第2の材料で形成されている。
(実施例58)
実施例58は実施例1〜57の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜57の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアの受け部内に配置され、ヘッダ外殻によって受け部内に少なくとも部分的に保持された封止栓を備え、封止栓はそれを封止的に貫通して使用することができるように構成されている。
(実施例59)
実施例59は実施例1〜58の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜58の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、封止栓は、ヘッダ・コアの止めねじに封止的に到達することができるように構成されている。
(実施例60)
実施例60は実施例1〜59の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜59の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ外殻は封止栓の一部を覆って型で成形されていて、封止栓をヘッダ・コアの受け部内に少なくとも部分的に保持する。
(実施例61)
実施例61は実施例1〜60の主題を備えて、又は実施例1〜60の1つ又は任意の組み合わせの主題と結合して、主題(装置、埋め込み型医療装置、方法、行為実行手段、又は機械で実行されるときに機械に行為を実行させる指示を含む機械読み取り式媒体など)を任意選択的に備えることができ、本主題は、ヘッダ・コアを形成することを含み、上記ヘッダ・コアはボアホール部を備え、上記ボアホール部は、その中に電子的接続機能を配置できるように構成された少なくとも1つの空洞を含み、上記電子的接続機能は上記ボアホール部内に配置されたリード線に係合するように構成されている。本主題はさらに、上記ヘッダ・コアの上記装置筐体への取り付け前に上記ボアホール部を検査することと、上記ヘッダ・コアを上記装置筐体に取り付けることと、上記ヘッダ外殻を上記ヘッダ・コア及び上記装置筐体の少なくとも一部の周りに形成することとを含む。
(実施例62)
実施例62は実施例1〜61の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜61の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、ヘッダ・コアを検査することはボアホール部の形状及び位置を検証することを含む。
(実施例63)
実施例63は実施例1〜62の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜62の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、ヘッダ・コアを検査することはボアホール部内の電子的接続機能を電気的に試験することを含む。
(実施例64)
実施例64は実施例1〜63の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜63の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、ヘッダ・コアを形成することは空洞内の電子的接続機能を封止することを含む。
(実施例65)
実施例65は実施例1〜64の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜64の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、空洞内の電子的接続機能を封止することはヘッダ・コアを誘電加熱して空洞内の電子的接続機能を封止することを含む。
(実施例66)
実施例66は実施例1〜65の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜65の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、空洞内の電子的接続機能を封止することはヘッダ・コアをレーザ加熱して空洞内の電子的接続機能を封止することを含む。
(実施例67)
実施例67は実施例1〜66の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜66の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、空洞内の電子的接続機能を封止することは接着剤を使用して空洞内の電子的接続機能を封止することを含む。
(実施例68)
実施例68は実施例1〜67の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜67の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、ヘッダ外核を形成することはヘッダ外核をヘッダ・コアの周りに型で成形することを含み、空洞内に封止された電子的接続機能は、ヘッダ外殻を型で成形中に成形材料が空洞又はボアホール部に入るのを防止する。
(実施例69)
実施例69は実施例1〜68の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例
1〜68の主題と結合して、1方法を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアを形成することは、配線をヘッダ・コアに対し特定の位置に維持するように構成され配置機能をヘッダ・コアに形成することを含む。
(実施例70)
実施例70は実施例1〜69の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜69の主題と結合して、1方法を備える又は使用することができ、装置筐体からの1本以上の配線をヘッダ・コアへの取り付け用に構成された1つ以上の特定の位置に曲げることを含み、ヘッダ・コアを装置筐体に取り付けることは少なくとも1本の配線を電子的接続機能に取り付けることを含む。
(実施例71)
実施例71は実施例1〜70の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜70の主題と結合して、1方法を備える又は使用することができ、1本以上の配線を曲げることは、型板を用いて1本以上の配線をヘッダ・コアへの取り付け用に構成された1つ以上の特定の位置に曲げることを含む。
(実施例72)
実施例72は実施例1〜71の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜71の主題と結合して、1方法を備える又は使用することができ、1本以上の配線を曲げることは、曲げ工具を用いて1本以上の配線をヘッダ・コアへの取り付け用に構成された1つ以上の特定の位置に曲げることを含む。
(実施例73)
実施例73は実施例1〜72の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜72の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、ヘッダ外核を形成することはヘッダ外殻をヘッダ・コアの周りに型で成形することを含む。
(実施例74)
実施例74は実施例1〜73の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜73の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、型で成形することはヘッダ外殻に存在するバリを減らすように構成された型装置を使用することを含む。
(実施例75)
実施例75は実施例1〜74の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜74の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、型で成形することは、1つ以上の穴の近傍のヘッダ外殻に存在するバリを減らすように構成された型装置を使用することを含む。
(実施例76)
実施例76は実施例1〜75の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜75の主題と結合して、1方法を備える又は使用することができ、封止栓をヘッダ・コアの受け部内に配置すること含み、封止栓は封止的にそれを貫通して使用できるように構成されている。
(実施例77)
実施例77は実施例1〜76の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜76の主題と結合して、1方法を備える又は使用することができ、ヘッダ外殻を形成することは、ヘッダ外殻を封止栓の一部を覆って型で成形して封止栓をヘッダ・コアの受け部内に少なくとも部分的に保持することを含む。
(実施例78)
実施例78は実施例1〜77を含む、又は実施例1〜77の1つ又は任意の組み合わせの主題と組み合わせて、任意選択的に主題(装置、埋め込み型医療装置、方法、行為実行手段、又は機械で実行されるときに機械に行為を実行させる指示を含む機械読み取り式媒体など)を備えることができ、本主題は、内部に電子モジュールを備える装置筐体と、モジュール式ヘッダ・コアとを備え、上記モジュール式ヘッダ・コアは第1の穴の第1のボアホール部を備える第1の中核モジュールを備え、上記第1のボアホール部は第1の電気的構成要素を上記電子モジュールと接続するように構成されている。本主題はさらに第2
の中核モジュールを備え、上記第2の中核モジュールは上記第1の穴と異なる第2の穴の第2のボアホール部を備え、上記第2のボアホール部は第2の電気的構成要素を上記電子モジュールと接続するように構成されており、上記第1の中核モジュールは上記第2の中核モジュールに着脱自在に係合されている。本主題はさらに、上記モジュール式ヘッダ・コアの周りに配置され上記装置筐体に取り付けられているヘッダ外殻を備える。
(実施例79)
実施例79は実施例1〜78の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜78の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、第1の中核モジュールは装置筐体内の電子モジュールに電気的に接続された第1の電子的接続機能を備え、第1の電子的接続機能は第1の電気的構成要素と係合するように構成されている。
(実施例80)
実施例80は実施例1〜79の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜79の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、第2の中核モジュールは装置筐体内の電子モジュールに電気的に接続された第2の電子的接続機能を備え、第2の電子的接続機能は第2の電気的構成要素と係合するように構成されている。
(実施例81)
実施例81は実施例1〜80の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜80の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、第1の中核モジュールは第2の中核モジュールと摩擦力によって係合されている。
(実施例82)
実施例82は実施例1〜81の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜81の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、第1の中核モジュールは第2の中核モジュールと摺動的に係合されている。
(実施例83)
実施例83は実施例1〜82の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜82の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ外核及びモジュール式ヘッダ・コアは第1の材料で形成されている。
(実施例84)
実施例84は実施例1〜83の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜83の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ外核は第1の材料で形成されており、モジュール式ヘッダ・コアは第2の材料で形成されている。
(実施例85)
実施例85は実施例1〜84の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜84の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ外殻はモジュール式ヘッダ・コアの周りに型で成形されている。
(実施例86)
実施例86は実施例1〜85の主題を備えて、又は実施例1〜85の1つ又は任意の組み合わせの主題と結合して、主題(装置、埋め込み型医療装置、方法、行為実行手段、又は機械で実行されるときに機械に行為を実行させる指示を含む機械読み取り式媒体など)を任意選択的に備えることができ、本主題は、埋め込み型医療装置用の複数の中核モジュールを埋め込み型医療装置の用途に応じて選択することと、モジュール式ヘッダ・コアを形成することとを含み、上記モジュール式ヘッダ・コアを形成することは複数の中核モジュールを互いに係合することを含む。本主題はさらに、モジュール式ヘッダ・コアの周りにヘッダ外殻を形成することを含む。
(実施例87)
実施例87は実施例1〜86の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜86の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、複数の中核モジュール
を選択することは少なくとも第1の中核モジュール及び第2の中核モジュールを選択することを含む。
(実施例88)
実施例88は実施例1〜87の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜87の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、少なくとも第1の中核モジュール及び第2の中核モジュールを選択することは、第1の穴の第1のボアホール部を備える第1の中核モジュールを選択することと、第1の穴と異なる第2の穴の第2のボアホール部を備える第2の中核モジュールを選択することを含む。
(実施例89)
実施例89は実施例1〜88の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜88の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、複数の中核モジュールを選択することは少なくとも第3の中核モジュールを選択することを含む。
(実施例90)
実施例90は実施例1〜89の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜89の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、少なくとも第3の中核モジュールを選択することは、第1の穴及び第2の穴の少なくとも1つとは異なる第3の穴の第3のボアホール部を備える第3の中核モジュールを選択することを含む。
(実施例91)
実施例91は実施例1〜90の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜90の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、ヘッダ外核をモジュール式ヘッダ・コアの周りに形成することは、ヘッダ外殻をモジュール式ヘッダ・コアの周りに型で成形することを含む。
(実施例92)
実施例92は実施例1〜91の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜91の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、モジュール式ヘッダ・コアを形成することは複数の中核モジュールを互いに摩擦力で係合することを含む。
(実施例93)
実施例93は実施例1〜92の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜92の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、モジュール式ヘッダ・コアを形成することは複数の中核モジュールを摺動式に互いに係合することを含む。
(実施例94)
実施例94は実施例1〜93の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜93の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、ヘッダ外核を形成することはヘッダ外殻をモジュール式ヘッダ・コアの材料と類似の材料で形成することを含む。
(実施例95)
実施例95は実施例1〜94の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜94の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、ヘッダ外核を形成することはヘッダ外殻をモジュール式ヘッダ・コアの材料と異なる材料で形成することを含む。
(実施例96)
実施例96は実施例1〜95の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜95の主題と結合して、1方法を含む又は用いることができ、複数の中核モジュールは複数の異なる構成で係合されるように構成されており、モジュール式ヘッダ・コアを形成することは複数の異なる構成の1つを選択し、複数の中核モジュールを複数の異なる構成の1つに係合してモジュール式ヘッダ・コアを形成することを含む。
(実施例97)
実施例97は実施例1〜96の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜96の主題と結合して、1方法を備える又は使用することができ、モジュール式ヘッダ・コアを形成することは複数の中核モジュールを係合することを含み、複数の中核モジ
ュールは複数の構成に係合されてモジュール式ヘッダ・コアを形成するように構成されている。
(実施例98)
実施例98は実施例1〜97の主題を備えて、又は実施例1〜97の1つ又は任意の組み合わせの主題と結合して、主題(装置、埋め込み型医療装置、方法、行為実行手段、又は機械で実行されるときに機械に行為を実行させる指示を含む機械読み取り式媒体など)を任意選択的に備えることができ、本主題は、その中に電子モジュールを備える装置筐体と、上記装置筐体に接続されたヘッダとを備え、上記ヘッダは上記装置筐体内の上記電子モジュールに電気的に接続された導電部材を備えるヘッダ・コアと、上記ヘッダ・コアの周りに配置され上記装置筐体に取り付けられたヘッダ外殻と、上記ヘッダ・コアに接続され上記電子モジュールに電気的に接続されたアンテナとを備える。上記ヘッダの第1の部分は上記アンテナに近接しており、上記ヘッダの第2の部分の第2の誘電率より低い第1の誘電率を備える。
(実施例99)
実施例99は実施例1〜98の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜98の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダの第1の部分はアンテナと導電部材の間に配置されている。
(実施例100)
実施例100は実施例1〜99の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜99の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダの第1の部分はアンテナと装置筐体の間に配置されている。
(実施例101)
実施例101は実施例1〜100の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜100の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダの第1の部分はアンテナ取り付け機能を備える。
(実施例102)
実施例102は実施例1〜101の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜101の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、アンテナ取り付け機能はヘッダ・コアに係合されている。
(実施例103)
実施例103は実施例1〜102の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜102の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、アンテナ取り付け機能はヘッダ・コアと一体的に形成されている。
(実施例104)
実施例104は実施例1〜103の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜103の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、第1の分部は発泡体を含む。
(実施例105)
実施例105は実施例1〜104の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜104の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアは第1の部分を形成し、ヘッダ外殻は第2の部分を形成している。
(実施例106)
実施例106は実施例1〜105の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜105の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ・コアは第1の部分及び第2の部分を備える。
(実施例107)
実施例107は実施例1〜106の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜106の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、第1及び第2の部分は型で一体成形されている。
(実施例108)
実施例108は実施例1〜107の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜107の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、第1の部分は第2の部分に機械的に取り付けられている。
(実施例109)
実施例109は実施例1〜108の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜108の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、導電部材は配線を含む。
(実施例110)
実施例110は実施例1〜109の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜109の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、導電部材はコネクタ・ブロックを含む。
(実施例111)
実施例111は実施例1〜110の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜110の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、ヘッダ外殻はヘッダ・コアの周りに型で成形されている。
(実施例112)
実施例112は実施例1〜111の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜111の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、第1の部分は中実材料を含む。
(実施例113)
実施例113は実施例1〜112の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜112の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、中実材料は発泡ポリテトラフルオロエチレンを含む。
(実施例114)
実施例114は実施例1〜113の主題を備えて、又は使用して、又は任意選択的に実施例1〜112の主題と結合して、埋め込み型医療装置を備える又は使用することができ、中実材料は多孔質ガラスを含む。
【0112】
これらの非制限実施例を任意の順番又は組み合わせで組み合わせることができる。
上記の詳細説明には添付図の参照が含まれ、詳細説明の一部を成す。添付図は本発明を実施することができる具体的な実施形態を説明目的で示している。本明細書ではこれらの実施形態も「実施例」として参照される。そのような実施例は図示又は説明された構成要素に加えて複数の構成要素を含むことができる。しかしながら本発明者等は、図示又は説明したこれらの構成要素のみが提供される実施例も考慮している。さらに本発明者等は、本明細書に図示又は説明した特定の実施例(又はその態様の1つ以上)又は他の実施例(又はその態様の1つ以上)のどちらかで図示した又は説明した構成要素(又はそれらの態様の1つ以上)の任意の組み合わせ又は順番を用いる実施例も考慮している。
【0113】
本明細書及び参照によって組み込まれた任意の資料の間に用法に矛盾がある場合、本明細書の用法が律するものとする。
本明細書では特許文書で一般的であるように、使用される「単数形名詞」は1つ又は1つ以上の場合を含み、このことはどのような他の事例、又は「少なくとも」もしくは「1つ以上」の使用とも無関係である。本明細書では、「又は」は断りがない限り非排他的な「又は」を示し、「A又はB」には「BではないA」、「AではないB」、及び「A及びB」を含む。本明細書では、「含む(including)」及び「ここで(in which)」は「備える(comprising)」及び「ここで(wherein)」の簡単表現の均等物として用いられている。また、以下の特許請求の範囲では、「含む」及び「備える」は非制限語句であり、すなわち特許請求の範囲でこのような用語の後に記載される構成要素に加えて他の構成要素を含むシステム、装置、用具、又は過程は、その特許請求の範囲に入るものと考える。さらに、以下の特許請求の範囲では、「第1の」、「
第2の」、及び「第3の」などは、単なる名称として用いられ、対象物に対する数値的な要求事項ではない。
【0114】
上記説明は説明を目的としており、その説明に限定されない。例えば、上記実施例(又はそれらの態様の1つ以上)は互いに組み合わせて用いてもよい。例えば上記説明を検討すれば当業者によって他の実施形態を用いることができる。米国特許法第37巻1.72(b)条に従い要約書を提供しており、読者は本技術開示の本質を素早く確認することができる。要約書は、それを用いて特許請求の範囲又はその意味を解釈又は限定するものではないという理解のもとに提示されている。また、上記「発明を実施するための形態」の中で、種々の特徴をまとめて分類されて本開示が整理されているかもしれない。このことは、特許請求の範囲に記載されていないが開示されている一特徴がどの請求項にも必須であるとするものであると理解すべきではない。そうではなく、開示された具体的な実施形態の全ての特徴が揃わずとも発明の主題は存在することがある。すなわち以下の特許請求の範囲は本明細書の「発明を実施するための形態」に組み込まれており、各請求項は独立した実施形態として有効であり、そのような実施形態を互いに種々の組み合わせ又は順序で組み合わせることができると考えられる。本発明の範囲は、添付した特許請求の範囲をそれが権利化される均等物の全範囲と共に参照することによって決定される。