(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これらおよび他の用途でこれまで使用されてきた
組成物への魅力的な代替物となる、新しいフルオロカーボンおよびハイドロフルオロカーボンの
化合物および組成物への需要が増加してきている。たとえば、塩素含有
冷媒を、ハイドロフルオロカーボン(HFCs)のような、オゾン層を破壊しない非塩素含有
冷媒化合物で代替することにより、塩素含有冷却システムを改良することが望まれてきた。一般に、工業、特に熱移動工業は、継続的に、環境に安全と考えら得るCFCsおよびHCFCsの代替物となる新しいフルオロカーボンベースの混合物を探している。しかし、一般に、少なくとも熱移動流体に関して、任意の可能性のある代替物は、特に、優れた熱移動特性、化学的安定性、低毒性または無毒性、非可燃性、および/または潤滑適合性のような、多くの広く使用されている液体の多くに存在するこれらの特性を備えていなければならない。
【0006】
使用の効率に関して、
冷媒の熱力学性能の損失、またはエネルギー効率の損失は、電気エネルギーの需要の増加から化石燃料の使用の増加を通して、二次的に環境へ影響を与え得る。
【0007】
さらに、一般に、望ましいCFC
冷媒の代替物は、現在、CFC
冷媒と使用される従来の蒸気圧縮技術への大きな技術変更なしで効率的であると考えられる。
可燃性は、多くの用途にとって他の重要な特徴である。すなわち、多くの用途、特に、熱移動用途では、非可燃性の
組成物の使用は重要または必須でると考えられる。本明細書で使用される「非可燃性」との語は、ANSI/ASHRI Addendaを含むASHRAE Standard 34-2007により決定されるクラス1の
化合物または
組成物である。これらは、参照により本明
細書に組み込まれる。しかし、他の点で
冷媒として望ましい多くのHFCsは、非可燃性ではなく、および/またはクラス1ではない。たとえば、フルオロアルカン
のジフルオロエタン(HFC−152a)およびフルオロ
アルケンの1,1,1−トリフルオロプロペン(HFO−1243zf)は、それぞれ可燃性であり、それゆえ多くの用途にとって現実的ではない。
【0008】
出願人は、
組成物、システム、および方法への需要、特に蒸気圧縮加熱または冷却システムおよび方法において非常に有利な熱移動
組成物への需要を認識し、特に、これまでHFC−134aとともに使用され、またはそれ用に設計されてきたタイプの冷却システムおよび熱ポンプシステムへの需要を認識した。
【課題を解決するための手段】
【0009】
出願人は、HFC−134a、および、HFO−1234zeおよびHFO−1234yfからなる
群から選択される少なくとも1つのフッ素化オレフィンを有する、複数成分混合物を備える
組成物、方法、およびシステムにより上述のニーズおよび他のニーズを満たすことができることを発見した。
【0010】
好ましい実施形態において、本発明の組成物は、(a)約30重量%から約
65重量%のHFC−134a;(b)約0重量%から約70重量%のHFO−1234ze、好ましくは、トランスHFO−1234ze;(c)約0重量%から約70重量%のHFO−1234yf;を有し、
組成物中のHFO−1234zeとHFO−1234yfとの合計が少なくとも約35重量%であり、重量パーセントは、
組成物中の成分(a)−(c)の合計に基づく。出願人は、特に本明細書で特定される好ましい範囲内の本発明の
組成物の成分の組み合わせが、1つの成分だけでは達成できない
冷媒の性能特性を達成するために、重要であり困難な性能の組み合わせを達成できることを予期せずに発見した。たとえば、本発明の好ましい
組成物は、可燃性に関してクラス1であり、また、望ましい低GWPを備える。
【0011】
HFC−134の量が上述の好ましい範囲よりも大きい場合、たとえば、
組成物は、多くの用途にとっての環境要求を満たさないであろう。一方、フッ素化オレフィンが上述の範囲よりも大きく使用される場合、
組成物はクラス1ではなく、および/または、
能力および/または効率の点から許容できる性能ではないであろう。
【0012】
いくつかの好ましい実施形態において、
組成物は、複数成分の混合物を有し、混合物は、(a)約35重量%から約55重量%のHFC−134a;(b)約30重量%から約60重量%のHFO−1234ze、好ましくはトランス−HFO−1234ze;(c)約5重量%から約30重量%のHFO−1234yf;を有し、重量パーセントは、
組成物中の成分(a)−(c)の合計に基づく。
【0013】
いくつかの好ましい実施形態において、特に、
冷媒としてHFC−134aがこれまで使用されてきたシステムに使用されるものに関連して、本
組成物は、複数成分混合物を有し、この混合物は、(a)約35重量%から約50重量%のHFC−134a;(b)約30重量%から約
55重量%のHFO−1234ze、好ましくはトランス−HFO−1234ze;(c)約5重量%から約25重量%のHFO−1234yf;を有し、重量パーセントは、
組成物中の成分(a)−(c)の合計に基づく。より好ましい実施形態において、
組成物は複数成分混合物を有し、この
組成物は、(a)約40重量%から約45重量%のHFC−134a;(b)約35重量%から約50重量%のHFO−1234ze、好ましくはトランス−HFO−1234ze;(c)約10重量%から約20重量%のHFO−1234yf;を有し、重量パーセントは、
組成物中の成分(a)−(c)の合計に基づく。出願人は、そのような好ましい
組成物は、これらが低GWPでありクラス1の
組成物であるだけでなく、HFC−134aのエネルギー消費に等しいまたはより優れた多くの冷却用途のエネルギー消費特性を備えることができる。これらは、好ましくは、American National Standard 「Energy Performance and Capacity of Household Refrigerators, Refrigerator-Freezers and Freezers (ANSI/AHAMHRF-1-2007)」により測定され、これは参照により本明細書に組み込まれる。
【0014】
いくつかの好ましい実施形態において、本
組成物は、好ましくは、
組成物の約5重量%までの量のHFO−1233を含む。
また、本発明は、本発明の
組成物を使用する方法およびシステムを提供し、熱移動のための方法およびシステムを含み、また、現存する熱移動システムの改良を提供する。本発明のいくつかの好ましい方法の側面は、小型の冷却システム内の冷却を提供する方法に関する。本発明の他の方法の側面は、R−134aを含むように設計された現存する小型の冷却システムを改良する方法を提供し、現存する冷却システムを実質的に技術変更することなく、本発明の
組成物をシステム内に導入することを含む。
【0015】
本明細書で用いられる用語「HFO−1234」は、テトラフルオロプロペンを指す。テトラフルオロプロペンには、1,1,1,2−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)、シス型およびトランス型の1,1,1,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234ze)の両方が含まれる。用語HFO−1234zeは、本明細書において、シス型またはトランス型に関わらず、包括的に1,1,1,3−テトラフルオロプロペンを指す。用語「cisHFO−1234ze」および「transHFO−1234ze」は、本明細書において、1,1,1,3−テトラフルオロプロペンのそれぞれシス型およびトランス型を指す。それゆえ本明細書では、用語「HFO−1234ze」は、cisHFO−1234ze、transHFO−1234ze、およびこれらのあらゆる組み合わせ、混合をその範囲として含む。
【0016】
本明細書において、「HFO−1233」との語は、あらゆるトリフルオロモノクロロプロペンを指すものとして用いられている。トリフルオロモノクロロプロペンは、1,1,1,トリフルオロ−2,クロロ−プロペン(HFCO−1233xf)、シス型およびトラス型の両方の1,1,1−トリフルオ−3,クロロプロペン(HFCO−1233zd)を含む。HFCO−1233zdとの語は、ここでは、シス型またはトランス型に関わらずに1,1,1−トリフルオ−3,クロロプロペン全般を指すために用いられている。「シスHFCO−1233zd」および「トランスHFCO−1233zd」との語は、それぞれシス型およびトランス型の1,1,1−トリフルオ3−クロロプロペンを指す。「HFCO−1233zd」との語は、シスHFCO−1233zd、トランスHFCO−1233zd、およびこれらのあらゆる組み合わせおよび混合物を含む。
【0017】
「HFC−134a」との語は、1,1,1,2−テトラフルオロエタンを指すために使用される。
【発明を実施するための形態】
【0019】
上述のように、小型の冷却システムは多くの用途において重要である。そのようなシステムにおいて広く用いられてきた
冷媒の1つはHFC−134aであり、これは、1430の高い地球温暖化係数(Global Warming potential, GWP)であると考えられてきた。出願人は、本発明の
組成物は、そのような用途での
冷媒、特にHFC−134aへの代替および/または置き換えへの需要を格別におよび意外な方法で満足させる
ことを発見した。好ましい
組成物は、
同時に低GWP値を備え、また、そのようなシステムにおけるHFC−134aの冷却能力に匹敵する非可燃性、非毒性の流体を提供する。
【0020】
ある好ましい形態において、本発明の
組成物は、約1000を超えない地球温暖化係数(GWP)を備え、より好ましくは、約700を超えず、さらに好ましくは約600かそれより小さい。ここで使用される「GWP」は、100年間にわたる二酸化炭素に対して測定され、「The Scientific Assessment of Ozone Depletion, 2002, a report of the World Meteorological Association’s Global Ozone Research and Monitoring Project」において定義され、かかる文献は参照により本明細書に組み込まれる。
【0021】
ある好ましい形態において、本発明の
組成物は、好ましくは、0.05を超えないオゾン破壊係数(Ozone Depletion Potential, ODP) を備え、より好ましくは0.02を超えず、さらに好ましくはほぼゼロである。ここで使用される「ODP」は、「The Scientific Assessment of Ozone Depletion, 2002, a report of the World Meteorological
Association’s Global Ozone Research and Monitoring Project」において定義され、かかる文献は参照により本明細書に組み込まれる。
【0022】
熱移動
組成物
本発明の
組成物は、一般に、熱移動用途での使用に適合的であり、すなわち、加熱および/または冷却媒体として適合的である。これらは、特に、上述のように、これまでHFC−134aを使用していた小型の冷却システムに特に適合的である。
【0023】
出願人は、本明細書で説明される広いまた好ましい範囲内で本発明の
組成物を使用することは、特に、好ましいシステムおよび方法において達成困難な本発明の
組成物により示される特性の組み合わせにとって重要であり、および、実質的に特定される範囲外でのこれらの同一の
成分の使用は、本発明の
組成物の重要な特性の1つまたはいくつかに有害な影響を与え得ることを発見した。非常に好ましい実施形態において、非常に好ましい特性の組み合わせは、約0.6:1から1:0.9の重量比を備える、HFC−134a:HFC−1234ze、より好ましくはトランスHFC−1234zeの
組成物で達成され、ある好ましい実施形態においては、約0.65:1から約1:1である。また、出願人は、非常に好ましい特性の組み合わせは、約6:1から約3:1の重量比のHFO−1234ze:HFO−1234yfの
組成物で達成され、ある好ましい実施形態においては、約5:1から約4:1である。
【0024】
便宜的に、HFO−1234zeとHFO−1234yfとの組み合わせを「テトラフルオロプロペン成分(tetrafluoropropene component)」または「TFC」と記載し、いくつかの実施形態では非常に好ましい特性の組み合わせは、HFC−134:TFCの重量比が約0.6:1から約1:0.9の
組成物で達成することができ、いくつかの実施形
態では、約0.65:1から約1:1の重量比が好ましい。
【0025】
HFO−1234zeの異性体は、本発明のある側面において有効に用いることができると考えられるが、出願人は、いくつかの実施形態において、HFO−1234zeは、トランスHFO−1234zeを備えることが好ましく、また、トランスHFO−1234zeが主要な比率を備えることが好ましく、また、ある実施形態においては、本質的にトランスHFO−1234zeからなることが好ましいことを発見した。
【0026】
上述のように、出願人は、本発明の
組成物が、困難な特性、特に低GWP、の組み合わせを達成できることを発見した。非限定的な例として、以下の表Aは、本発明のある
組成物の実質的に改良されたGWPを示し、1430のGWPであるHFC−134aのGWPと比較して示している。
【0028】
本発明の
組成物は、
組成物に特定の機能性を増強または提供する目的で、あるいは、いくつかの場合、
組成物のコストを小さくするために、他の成分を含むようにしてもよい。たとえば、本
組成物は、共同
冷媒、潤滑剤、安定化剤、金属不動態化剤、腐食抑制剤、燃焼抑制剤、および他の化合物/組成物を含んでもよく、これらの化合物および成分は、本発明の範囲内にある。
【0029】
いくつかの実施形態において、本発明による
冷媒組成物は、特に蒸気圧縮システムにおいて使用される
組成物は、一般に
組成物の約30重量パーセントから約50重量パーセントの量の潤滑剤を含み、また、いくつかの場合、約50パーセントより大きい量となることもあり、また、ある場合においては、約5パーセント程度の小さい量となる。さらに、本
組成物は、潤滑剤の融和性および/または溶解性を助ける目的で、プロパンのような融和剤を含むようにすることができる。プロパン、ブタン、ペンタンを含むそのような融和剤は、好ましくは、
組成物の約0.5重量パーセントから約5重量パーセント存在する。オイル溶解性を助けるために、米国特許第6516837号明細書に開示されているように、本
組成物に界面活性剤および溶解剤の組み合わせを追加してもよい。本米国特許文献は、参照により本明細書に組み込まれる。ハイドロフルオロカーボン(HFC)
冷媒とともに冷却機械類で使用される、ポリオールエステル(Polyol Esters, POEs)お
よびポリアルキレングリコール(Poly Alkylene Glycols, PAGs)、PAGオイル、
シリコンオイル、ミネラルオイル、アルキルベンゼン(ABs)、ポリ(アルファ−オレフィン)(PAO)などの一般に用いられる冷却潤滑剤を、本発明の
冷媒組成物とともに使用することができる。市販されているミネラルオイルは、WitcoのWitco LP 250(登録商標)、Shrieve ChemicalのZerol 300(登録商標)、WitcoのSunisco 3GS、およびCalumetのCalumet R015を含む。市販のアルカリベンゼン潤滑剤は、Zerol 150 (登録商標)を含む。市販のエステルは、ネオペンチルグリコールジペラルゴネートを含み、これは、Emery 2917(登録商標)およびHatcol
2370(登録商標)として入手できる。他の有効なエステルは、リン酸エステル、二塩基酸エステル、およびフルオロエステルを含む。いくつかの場合、ハイドロカーボンベースのオイルは、
冷媒に十分な溶解性を備え、これはヨードカーボンを有し、ヨードカーボンおよびハイドロカーボンの組み合わせのオイルは、他のタイプの潤滑剤よりも安定である。それゆえ、そのような組み合わせは有効である。好ましい潤滑剤は、ポリアルキレングリコールおよびエステルを含む。ポリアルキレングリコールは、
自動車用空調装置のような用途に現在使用されているので、いくつかの実施形態で非常に好ましい。もちろん、潤滑剤の異なるタイプの異なる組み合わせを用いることもできる。
【0030】
いくつかの好ましい実施形態において、本
組成物は、上述の成分に加えて、以下の共同
冷媒の1つまたは複数を含む。
トリクロロフルオロメタン(CFC−11)
ジクロロジフルオロメタン(CFC−12)
ジフルオロメタン(HFC−32)
ペンタフルオロエタン(HFC−125)
1,1,2,2−テトラフルオロエタン(HFC−134)
ジフルオロエタン(HFC−152a)
1,1,1,2,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFC−227ea)
1,1,1,3,3,3−ヘクサフルオロプロパン(HFC−236fa)
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245fa)
1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(HFC−365mfc)
水
二酸化炭素
もちろん、上述の例の任意のものに追加して、またはこれらに代えて他の共
冷媒を使用してもよい。
【0031】
熱移動方法およびシステム
好ましい熱移動方法は、全体として、本発明の
組成物を提供すること、顕熱移動、相変化熱移動、またはこれらの組み合わせにより、熱を
組成物へまたは
組成物から移動させること、を含む。たとえば、いくつかの好ましい実施形態において、本方法は、冷却システムを提供し、これは、本発明の
冷媒を含み、また、本発明の
組成物を凝縮および/または蒸発させることにより加熱または冷却を生じさせる方法を含む。いくつかの好ましい実施形態において、加熱および/または冷却のためのシステムおよび方法は、直接的または間接的に他の流体または本体を冷却することを含み、本発明の
冷媒組成物を圧縮することを含み、その後、冷却される物の近傍で
冷媒組成物を蒸発させることを含む。本明細書で用いられる「本体」との語は、無生物物体だけでなく生体組織も含むことを意図しており、一般に動物の組織および人間の組織を含む。たとえば、本発明のいくつかの側面は、鎮痛技術、予備麻酔、または処置される身体の温度を低下させることを含む治療の一部のような1つまたはそれ以上の治療目的で、本
組成物を人間の組織に適用することを含む。いくつかの実施形態において、本体への応用は、本
組成物を圧力下で液体の状態で、好ましくは一方向排出バルブおよび/またはノズルを備える圧力下の容器内に提供すること、および、本体へ
組成物をスプレーまたは他の方法で付与することにより、圧力下の容器から液体を解放すること、を含む。液体がスプレーされた表面から蒸発するときに、表面は冷却される。
【0032】
液体または本体を加熱するいくつかの好ましい方法は、本発明の
組成物を含む
冷媒組成物を、加熱される液体または本体の近傍で凝縮させ、その後、
冷媒組成物を蒸発させることを含む。本明細書の開示に照らし、当業者は、過度の実験なしに、本発明による物の加熱および冷却を容易に実行できるであろう。
【0033】
いくつかの実施形態において、本発明は、流体または本体から熱を吸収することにより冷却を提供し、好ましくは、本
組成物を有する蒸気を生成するために、本
冷媒冷媒組成物を冷却される本体または流体の付近で蒸発させることにより冷却を提供する。本発明のいくつかの好ましい方法およびシステムの側面は、
図1に示される単純化された流れダイアグラムに関して説明することができる。そのような好ましい方法/システムにおいて、冷却システム/方法は、本発明の
冷媒を、好ましくは吸引ライン1を通して導入することを含み、通常はコンプレッサまたは類似の装置で
冷媒蒸気を圧縮し、排出ライン2において比較的に高い圧力で本
組成物の蒸気を生成する。一般に、蒸気を圧縮するステップにより蒸気へ追加の熱を生じさせ、比較的に高い圧力の蒸気の温度の上昇を生じさせる。好ましくは、そのような実施形態において、本方法は、この比較的に高い温度、高い圧力の蒸気から、蒸気化ステップおよび/または圧縮ステップにより追加された熱の少なくとも一部を除去することを含む。この熱除去のステップは、好ましくは、高温度、高圧力の蒸気を、好ましくは、コンプレッサ排出ライン2を通してコンデンサ内で凝縮させることを含み、蒸気が比較的に高い圧力の条件で、本発明の
組成物を有する比較的に高い圧力の液体を生成させる。この比較的に高い圧力の液体は、好ましくは、圧力下で名目的に等エンタルピー変化を受け、比較的に低い温度、低い圧力の液体を生成させる。
図1に示される実施形態において、これは、コンデンサ排出ライン3を通して膨張バルブのような膨張器内へ液体を導くことにより達成される。そのような実施形態において、それは、冷却される本体または液体からの熱の移動により後に蒸気化される減少された圧力/温度の
冷媒液体である。たとえば、
図1に示される実施形態において、膨張器からの低温度、低圧力の液体は、排出ライン4を通って蒸発器へ導入され、熱は、冷却される本体または液体から
冷媒流体へ移動される。その後、蒸発器からの排出物がコンプレッサ内に再び導入されるので、このサイクルは繰り返される。
【0034】
本発明の他の好ましい実施形態は、
図1に関して説明したシステム/方法の基本的なタイプの変形例を含む。そのような好ましい実施形態は、吸引ライン/液体ライン熱交換器として一般に知られ、また、「SL−LL熱交換機」として知られる、追加の熱交換ユニットを含む。そのような構成を使用する方法/システムを概略的に説明する単純化されたフローダイアグラムが
図2に示されている。そのような好ましいシステム/方法は、上述したものと実質的に同一のコンポーネントを使用して動作する。ただし、例外として、蒸発器とコンプレッサとの間に追加の熱交換器ユニットがシステム内に含まれ、それにより、たとえば排出ライン3内の凝縮器から排出される液体の少なくとも一部は、蒸発器から排出物の少なくとも一部から熱を吸収することでさらに冷却されるように誘導される。出願人は、本発明の
組成物は、SL−LL熱交換機を含む熱移動システムで使用される場合に、予想外に有利であり、また、驚くべき利点をもたらすことを発見した。いくつかの実施形態において、そのような効果および利点は、改良されたシステム能力および効率に関して生じ、コンプレッサの排出温度を有利に低下させる。
【0035】
本発明の他のプロセスの実施形態において、本発明の
組成物は、熱を生成するための方法において使用することができ、これは、本
組成物を有する
冷媒を加熱される液体または本体の近くで凝縮させることを含む。そのような方法は、前述したように、しばしば上述した冷却サイクルの逆サイクルである。そのような実施形態の一例は、熱ポンプとして知られるいくつかのタイプの装置を加熱および/または冷却するのに用いることができる。そのような装置は、多くのタイプの液体または他の材料を加熱および/または冷却するのに用いることができ、また用いられてきているが、いくつかの好ましい実施形態において、本発明の熱ポンプは、水、および好ましくは家庭用水を加熱および/または冷却するのに用いられる。
【0036】
本方法、システム、および
組成物は、一般に、空気調整(
定置空調システムおよび
自動車用空調システムの両者を含む)、冷却、熱ポンプシステム等のような、幅広い熱移動システムおよび特に冷却システムに関して使用するように適合可能である。いくつかの好ましい実施形態において、本発明の
組成物は、たとえばR−134aのようなHFC
冷媒とともに使用するように設計された冷却システムにおいて使用される。本発明の好ましい
組成物は、R−134aの望ましい特性の多くを備える傾向にあり、R−134aよりも実質的に低いGWPを備え、また同時に、R−134aと同程度に匹敵するまたは望ましくはそれ以上の実質的に類似の能力を備える。出願人は、本
組成物のいくつかの好ましい実施形態は、比較的に低い地球温暖化係数(GWP)を備える傾向にあることを発見し、GWPは、好ましくは約1500未満、より好ましくは約1000未満、さらに好ましくは約650未満である。
【0037】
他のいくつかの好ましい実施形態において、本
組成物は、当初R−134aとともに使用されるように設計された冷却システムにおいて使用することができる。出願人は、本発明のシステムおよび方法において、多くの重要な冷却システム性能のパラメータが、比較的にR−134aのパラメータに近く、また、いくつかの重要な場合はこれより予期せず優れていることを発見した。多くの現存する冷却システムは、R−134aのために、またはR−134aに類似の特性を備える他の
冷媒のために設計されており、当業者は、システムに対する比較的に少ない修正で、R−134a等の
冷媒の代替物として使用できる、低いGWPおよび/または低オゾン破壊
冷媒の実質的な利点を認識するであろう。本発明のいくつかの実施形態において改良方法が提供され、これは、システムの実質的な修正無く、現存するシステム内の熱移動流体(
冷媒など)を本発明の
組成物に交換することを含む。いくつかの好ましい実施形態において、この交換ステップは、本発明の
組成物を熱移動流体とするために、システムの実質的な再設計の無いドロップイン交換であり、主要な装備品を交換する必要がない。
【0038】
いくつかの好ましい実施形態において、本方法は、ドロップイン交換を有し、ここで、システムのエネルギー使用量は、HFC−134aを用いる同一のシステムの場合よりも少なくとも約1%少なく、より好ましくは少なくとも約2%少ない。
【0039】
本発明の好ましい
冷却組成物は、従来のR−134aに用いられる、ミネラルオイル、ポリアルキルベンゼン、ポリアルキレングリコールオイル等のような潤滑剤を含む冷却システムにおいて使用することができ、または、HFC
冷媒に従来用いられてきた他の潤滑剤を使用することができる。ここで用いられる、「冷却システム」との語は、広く、冷却を提供する
冷媒を使用するあらゆるシステムまたは装置、あるいはそのようなシステムまたは装置の一部を指す。そのような冷却システムは、たとえば、空気調整器、電気冷蔵庫、
チラー(遠心コンプレッサを使用する
チラーを含む)等を含む。
【0040】
上述のように、本発明の
組成物、システム、および方法は、一般に、あらゆるタイプおよび種類の熱交換装置に関して使用するように適合可能であり、そのような
組成物、方法、およびシステムは本発明の範囲内にある。しかし、いくつかの好ましい実施形態において、本
組成物は、しばしば「小型冷却システム」と称されるいくつかの蒸気圧縮熱交換システムでの使用に特に有利である。本開示の目的のために、そのような「小型冷却システム」は、1つまたはそれ以上のコンプレッサを用い、また、約20℃から約65℃の範囲の外部
周囲温度において動作する蒸気圧縮冷却システムを指す。そのようなシステムの好ましい実施形態において、本システムは、約−30℃から約5℃の冷却される周囲温度を備える。
【0041】
実施例
以下の例は、本発明を限定することなく説明する目的で提供される。
例1−小型冷却システム
エネルギー消費(EC)は、小型冷却システムの冷却性能の許容される測定である。EC
は、所定の時間期間にわたり特定の動作条件でシステムにより消費されるエネルギーの量を示す。特定の動作条件で
冷媒のECを見積もる1つの手段は、上述のANSI/AHAM HRF-1-2007 Standardから得られ、これは参照により本明細書に組み込まれる。
【0042】
小型冷却システムが提供される。そのようなシステムの例は、本例に示される家庭用冷蔵庫を含む。ドア外の周囲温度は約32.2℃(+/−1℃)である。
冷凍庫温度は約−17℃である。試験手順は以下の通りである。
・冷蔵庫全体は、試験前に少なくとも24時間で32.2℃の平衡温度になるようにされる。
・冷蔵庫のドアが閉じられ、システムが開始される。
・少なくとも48時間の間データが収集され、これは、所望の
冷凍温度が到達されるまでの「プルダウン」期間として知られる。また、この48時間は冷却システムが循環する間の期間をカバーする。
・電力消費、冷凍庫およびキャビネット(生鮮食品区画)の温度も、外部周囲温度とともに記録される。
いくつかの動作パラメータは、この試験に関して上記の表Aに示される
組成物A1−A2のために決定され、これらの動作パラメータは、100%のエネルギー消費値を備えるHFC−134aに基づいて、以下の表1に示される。
【0044】
上記の表1から見てとれるように、出願人は、本発明の
組成物が、R−134aのパラメータに近い重要な冷却システム性能のパラメータの多くを
同時に達成できることを発見し、また、特に、
組成物を小型冷却システムにおけるR−134aのドロップイン交換として使用できる程度に十分に近く、および/またはそのような現存するシステムにわずかな修正のみで使用できる程度に十分に近い。たとえば、
組成物A2は、このシステムのR−134aのECよりも約2%低いECを示し、これは、エネルギー消費の非常に有意な改良である。そのようなECの減少は、広く使用されているので、家庭用冷蔵庫、自動販売機、および
自動車用空調装置にとって環境的に有意である。さらに、
組成物A1およびA2は、それぞれクラス1の
組成物であり、それゆえ、非可燃性の観点から非常に望ましい。
【0045】
例2−空気調整器
成績係数(coefficient performance, COP)は、一般に受け入れられている、冷却性
能の測定であり、特に、
冷媒の蒸発または凝縮を含む特定の加熱サイクルまたは冷却サイクルにおける冷却の相対的な熱力学効率を表すのに有用である。冷却工学において、この用語は、蒸気を圧縮する際にコンプレッサにより付与されるエネルギーに対する有効な冷却の比を表す。
冷媒の
能力は、
冷媒が提供する冷却または加熱の量を示し、また、
冷媒の所与の体積流量での熱のポンプ量に対するコンプレッサの能力のいくつかの測定値を提供する。換言すれば、特定のコンプレッサが与えられると、より高い能力を備える
冷媒は、より多くの冷却または加熱のパワーを届ける。特定の動作条件で冷却機のCOPを見積もる一つの手段は、標準的な冷却サイクル解析技術を用いる冷却機の熱力学特性から得られる(たとえば、R.C. Dowing, FLUOROCARBON REFRIGERANTS HANDBOOK, Chapter
3, Prentice-Hall, 1988を参照されたい)。
【0046】
空調サイクルシステムが提供され、ここで、70%未満の等エントロピー圧縮効率および100%の体積効率の下で、凝縮温度は約45℃であり、蒸発温度は約7℃であり。過熱の程度は、約5℃であり、予冷却の程度は約5℃である。COPは、100%のCOP値、100%の
能力値、およびR134aと比較した相対排出温度を備えるHFC−134aに基づいて、本発明の以下の表2に示される
組成物A1−A3について決定される。
【0048】
例3− HFC−134a交換−中間温度、自動車空調機、チラーシステムおよび熱ポンプ
この例は、本発明の一実施形態の性能を示し、この実施形態において、
冷媒組成物は、表AにおいてA1−A3として示され、また、4つのシステムにおいてHFC−134aの代替物として用いられる。第1のシステムは、約−7℃の蒸発温度(ET)および約54℃の凝縮温度(CT)を備えるものである(例3A)。便宜的に、そのような熱移動システム、すなわち約−18℃から約2℃のETおよび約27℃から約66℃のCTを備えるシステムは、ここでは「中間温度」のシステムと称される。第2のシステムは、約2℃のETおよび約66℃のCTを備えるものである(例3B)。便宜的に、そのような熱移動システム、すなわち約1℃から約16℃の蒸発温度および約32℃から約93℃のCTを備えるシステムは、ここでは「自動車用AC」システムと称される。第3のシステムは、約4℃のETおよび約16℃のCTを備えるものである(例3C)。便宜的に、そのような熱移動システム、すなわち約2℃から約10℃の蒸発温度および約27℃から149℃のCTを備えるシステムは、ここでは「チラー」または「チラーAC」システムと称される。第4のシステムは、約0℃の
ET、約5℃のソース温度(SRT)、約60℃のCT、約55℃のシンク温度(SKT)を備えるものである(例3D)。便宜的に、そのような熱移動システム、すなわち約−5℃から約5℃のET、約0℃から約10℃のSRT、約50℃から約70℃のCT、約45℃から約65℃のSKTを備えるシステムは、ここでは「家庭水ヒータ熱ポンプ」システムと称される。R−134aを用いるそのような各々のシステムの動作、および本発明の指定された
冷媒組成物は以下の表3A−3Dに報告される。
【0050】
上記の表から分かるように、本発明の
組成物、特にA3は、そのようなシステムにおいてよい
能力を備え、またHFC−134aに匹敵する効率を備える。さらに、過熱のレベルは、HFC-134aとほぼ同レベルであり、膨張器の変更が必要ではないことを示している。同様の圧力および質量流れは、同一のコンプレッサの使用を可能にする。より低い排出温度は、SL−LL熱交換器の使用を可能にし、これはさらに
能力および効率を改善し得る。
【0052】
上記の表から分かるように、本発明の
組成物、特にA3は、そのようなシステムにおいて良い
能力を備え、またHFC-134aに匹敵する効率を備える。さらに、過熱のレベル
は、HFC−134aとほぼ同じレベルであり、膨張器の変更が必要ないことを示している。同様の圧力および質量流れは、同一のコンプレッサの使用を可能にする。より低い排出温度は、SL−LL熱交換器の使用を可能にし、これはさらに
能力および効率を改善し得る。
【0054】
上記の表から分かるように、本発明の
組成物、特にA3は、そのようなシステムにおいて良い
能力を備え、またHFC-134aに匹敵する効率を備える。さらに、過熱のレベル
は、HFC−134aとほぼ同じレベルであり、膨張器の変更が必要ないことを示している。同様の圧力および質量流れは、同一のコンプレッサの使用を可能にする。より低い排出温度は、SL−LL熱交換器の使用を可能にし、これはさらに
能力および効率を改善し得る。
【0056】
上記の表は、一般の家庭用のポンプ水加熱システム(HPWH)を示しており、これはこれまで
冷媒としてしばしばR−134aが使用されてきた。上記の表は、それぞれソース温度と蒸発温度、およびシンク温度と凝縮温度の間に5℃の温度差(TD)を用いる、典型的なHPWHの性能を示している。上記の表から分かるように、本発明の
組成物、特にA3は、そのようなシステムにおいて良い
能力を備え、またHFC-134aに匹敵する効率を備える。さらに、過熱のレベルは、HFC−134aとほぼ同じレベルであり、膨張器の変更が必要ないことを示している。同様の圧力および質量流れは、同一のコンプレッサの使用を可能にする。より低い排出温度は、SL−LL熱交換器の使用を可能にし、これはさらに
能力および効率を改善し得る。
【0057】
例4− SL−LL熱交換器を使用する方法およびシステム
この例は、本発明の3つの実施形態の性能を示し、ここで
冷媒組成物はA1、A2、A3として表Aに示され、3つの
冷媒、すなわちHFC−134a、HFO−1234fy、HFO−1234zeの使用と比較される。このシステムは、コンプレッサ、蒸発器、凝縮器、等エンタルピー膨張器、および液体ライン/吸引ライン熱交換器を備える蒸気圧縮冷却システムである。このシステムは、約363.4リットルの容積の家庭用の冷蔵庫の形態であり、空気冷却凝縮器および強制対流蒸発器を備える。コンプレッサは7.5cc排気のコンプレッサである。このシステムは、コンプレッサ吸引ラインを備える毛管SL−LL熱交換器を使用する。約32.2℃の周囲温度および約50%の相対湿度の実質的に安定な動作条件が試験される。
冷凍温度は約−15℃である。コンプレッサ吸引温度は約32.2℃である。蒸発器の過熱は約5℃であり、凝縮器の予冷却は約2℃である。GWP、(HFC−134aに対する)
能力、(HFC−134aに対する)効率、(HFC−134aに対する)質量流量、(HFC−134aに対する)吸引圧力:排出圧力の比、および(HFC−134aに対する)排出温度は、以下の表4に示されるように観察され、報告される。
【0059】
上記の表4に基づくと、1234yf単体は、
能力および効率に関して相対的にHFC−134aに近く匹敵し、また、優れたGWP値を備える。しかし、出願人は、そのようなシステムにおいて、質量流量が実質的に大きく、これは、SL−LL熱交換器および/または膨張器および/またはコンプレッサに変更が必要になる可能性を示していることを指摘する。HFO−1234zeに関して、この流体は、ドロップイン条件で、HFC−134aの
能力の70%の
能力を与える。これは、システムが約55%大きな変位を備えるコンプレッサを用いるように修正する必要があることを意味し、また、実質的な質量流量の減少は、毛管熱交換器が必要であるような実質的な修正を意味している。さらに、HFO−1234zeおよびHFO−1234yfはクラス1の材料ではない。反対に、本発明による
組成物A1、A2、A3は、HFO−1234yfおよびHFO−1234zeを含んでいるけれども、クラス1の材料であり、また、各々は、
能力、効率、および質量流量のパラメータにR−134aに優れて匹敵する。さらに、本
組成物の各々は、低い圧縮比、低い排出温度を提供し、R134aよりもわずかに高い効率を提供する。
【0060】
上述の開示から一般的にわかるように、本発明の組成物の重要な冷却システム性能のパラメータは、相対的にR−134aのパラメータに近い。多くの現存する冷却システムは、R−134a用に、またはR−134aに類似の特性の冷媒用に設計されており、当業者は、システムに対して相対的に最小の修正で、または実質的な修正なしに、R−134a等の代替物として使用できる低GWPおよび/または低オゾン破壊係数および/またはクラス1の冷媒の実質的に利点を認識するであろう。本発明のいくつかの実施形態は、改良方法を提供し、これは、システムの実質的な変更なしに、または主要な備品を交換することなく、現存するシステムにおいて冷媒を本発明の組成物に交換することを含む。いくつかの好ましい実施形態において、交換ステップは、本発明の冷媒に適合させるために、システムの実質的な再設計が必要のない、また、装備の主要な備品の交換の必要のない、ドロップイン交換である。
本発明は以下の態様を含む。
[1]
熱移動組成物であって、:(a)約30重量%から約65重量%のHFC−134aと;(b)約0重量%から約70重量%のHFO−1234zeと;(c)約0重量%から約70重量%のHFO−1234yfと;を有し、前記組成物中のHFO−1234zeおよびHFO−1234yfの合計の量が少なくとも35重量%であり、前記重量パーセントは、前記組成物の成分(a)−(c)の全部に基づく、組成物。
[2]
[1]に記載の熱移動組成物であって、(a)約40重量%から約45重量%のHFC−134aと;(b)約35重量%から約50重量%のHFO−1234zeと;(c)約10重量%から約20重量%のHFO−1234yfと;を有し、前記重量パーセントは、前記組成物の成分(a)−(c)の全部に基づく、組成物。
[3]
[1]に記載の熱移動組成物であって、(a)約42重量%のHFC−134aと;(b)約40重量%のHFO−1234zeと;(c)約18重量%のHFO−1234yfと;を有し、前記重量パーセントは、前記組成物の成分(a)−(c)の全部に基づく、組成物。
[4]
[1]に記載の熱移動組成物であって、前記HFO−1234zeは、トランスHFO−1234zeである、組成物。
[5]
[1]に記載の熱移動組成物を有する冷却システムであって、前記冷却システムは、定置空気調整器、自動車用空気調整器、家庭用冷蔵庫/冷凍庫、チラー、熱ポンプ、および自動販売機からなる群から選択されるユニット内にある、冷却システム。
[6]
[5]に記載の冷却システムであって、吸引ライン、液体ライン熱交換器を有する、冷却システム。
[7]
[1]に記載の熱移動組成物であって、さらに、約5重量%までのHFCO−1233zeを有する、組成物。
[8]
熱交換システム内に収容される現存する熱移動流体を交換する方法であって、前記現存する熱移動流体の少なくとも一部を前記システムから取り除くステップを有し、前記現存する熱移動流体は、HFC−134aを有し、前記方法は、(a)約30重量%から約65重量%のHFC-134aと、(b)約0重量%から約70重量%のHFO1234z
eと、(c)約0重量%から約70重量%のHFO−1234yfと、を有する熱移動組成物を前記システム内に導入することで、前記現存する熱移動流体の少なくとも一部を交換するステップを有し、前記組成物中のHFO−1234zeとHFO−1234yfとの合計の量が少なくとも約35重量%であり、重量パーセントは前記組成物中の成分(a)−(c)の全体に基づく、方法。
[9]
[8]に記載の方法であって、前記HFO−1234zeはトランスHFO−1234zeを有する、方法。
[10]
熱移動システムであって、流体連通するコンプレッサ、凝縮器、および蒸発器を有し、前記システム内に熱移動組成物を有し、前記熱移動組成物は、(a)約30重量%から約65重量%のHFC−134aと、(3)約0重量%から約70重量%のHFO1234zeと、(c)約0重量%から約70重量%のHFO1234yfと、を有し、前記組成物内のHFO-1234zeとHFO−1234yfとの合計の量が少なくとも約35重
量%であり、重量パーセントは、前記組成物内の成分(a)−(c)の全体に基づく、シ
ステム。