特許第6094475号(P6094475)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6094475情報処理システム、制御方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6094475
(24)【登録日】2017年2月24日
(45)【発行日】2017年3月15日
(54)【発明の名称】情報処理システム、制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20170306BHJP
【FI】
   H04N1/00 107A
   H04N1/00 C
【請求項の数】9
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2013-272492(P2013-272492)
(22)【出願日】2013年12月27日
(65)【公開番号】特開2015-128200(P2015-128200A)
(43)【公開日】2015年7月9日
【審査請求日】2015年12月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】390002761
【氏名又は名称】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】592135203
【氏名又は名称】キヤノンITソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100189751
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 友輔
(74)【代理人】
【識別番号】100208904
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 秀起
(72)【発明者】
【氏名】及川 康一
【審査官】 豊田 好一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−136221(JP,A)
【文献】 特開2009−129249(JP,A)
【文献】 特開2011−165044(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
読取装置を含む情報処理装置と、サーバがネットワークを介して通信可能な情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記読取装置による広告用紙の読み取りにより得られた商品情報を表示する表示手段と、
前記商品情報を変更すべく、変更後の商品情報の入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けた変更後の商品情報を前記サーバへ送信する変更情報送信手段と、
を備え、
前記サーバは、
前記広告用紙の商品情報を記憶する記憶手段と、
前記変更情報送信手段によって送信された前記変更後の商品情報を受信する変更情報受信手段と、
前記変更情報受信手段で受信した変更後の商品情報と、前記記憶手段に記憶された変更前の商品情報とを比較する変更内容比較手段と、
前記変更内容比較手段で比較した内容に応じて、広告用紙に付加する付加情報を決定する付加情報決定手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記サーバは、前記付加情報決定手段で決定した付加情報と、前記変更情報受信手段で受信した変更後の商品情報とを用いて、新たな広告用紙の出力データの作成を行う作成手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記サーバは、
前記変更内容比較手段で比較した内容に応じて、広告用紙に付加する複数の付加情報を取得する付加情報取得手段を更に備え、
前記付加情報決定手段は、前記付加情報取得手段により取得された複数の付加情報から選択された付加情報を広告用紙に付加する付加情報として決定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記サーバは、
前記付加情報取得手段により取得した複数の付加情報を送信する付加情報送信手段を更に備え、
前記情報処理装置は、
前記複数の付加情報を受信する付加情報受信手段と、
前記受付手段により受け付けた変更後の商品情報と、前記付加情報受信手段により受信した複数の付加情報とを表示する付加情報表示手段と、
前記複数の付加情報で使用する付加情報を選択する付加情報選択手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記商品情報は、商品の値段にかかる情報を含み、
前記付加情報決定手段は、前記変更内容比較手段によって、前記変更情報受信手段で受信した前記変更後の商品情報と前記変更後の商品情報に対する前記変更前の商品情報とを比較し、値段が下がったと判断した場合は、前記広告用紙に対して値下げを示す付加情報を付加することを決定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の文書変更システム。
【請求項6】
前記商品情報は、商品の販売に関わる期間にかかる情報を含み、
前記付加情報決定手段は、前記変更内容比較手段によって、前記変更情報受信手段で受信した前記変更後の商品情報と前記変更後の商品情報に対する前記変更前の商品情報と比較し、期間に変更があったと判断した場合は、前記広告用紙に対して期間変更を示す付加情報を付加することを決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記商品情報は、商品にかかる情報を含み、
前記記憶手段は、商品に対応して前記商品情報にかかる情報を記憶し、
前記付加情報決定手段は、前記変更内容比較手段によって、前記変更情報受信手段で受信した前記変更後の商品情報にかかる商品が、前記記憶手段に存在しない場合は、前記広告用紙に対して新商品を示す付加情報を付加することを決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
読取装置を含む情報処理装置と、サーバがネットワークを介して通信可能な情報処理システムの制御方法であって、
前記情報処理装置は、
前記情報処理装置の表示手段が、前記読取装置による広告用紙の読み取りにより得られた商品情報を表示する表示ステップと、
前記情報処理装置の受付手段が、前記商品情報を変更すべく、変更後の商品情報の入力を受け付ける受付ステップと、
前記情報処理装置の変更情報送信手段が、前記受付ステップにより受け付けた変更後の商品情報を前記サーバへ送信する変更情報送信ステップと、
を含み、
前記サーバは、
前記サーバの記憶手段が、前記広告用紙の商品情報を記憶する記憶ステップと、
前記サーバの変更情報受信手段が、前記変更情報送信ステップによって送信された前記変更後の商品情報を受信する変更情報受信ステップと、
前記サーバの変更内容比較手段が、前記変更情報受信ステップで受信した変更後の商品情報と、前記記憶ステップにおいて記憶された変更前の商品情報とを比較する変更内容比較ステップと、
前記サーバの付加情報決定手段が、前記変更内容比較ステップで比較した内容に応じて、広告用紙に付加する付加情報を決定する付加情報決定ステップと、
を含むこと
を特徴とする情報処理システムの制御方法。
【請求項9】
読取装置を含む情報処理装置と、サーバがネットワークを介して接続可能な情報処理システムで読取実行可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
前記読取装置による広告用紙の読み取りにより得られた商品情報を表示する表示手段と、
前記商品情報を変更すべく、変更後の商品情報の入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けた変更後の商品情報を前記サーバへ送信する変更情報送信手段と、
して機能させ、
前記サーバを、
前記広告用紙の商品情報を記憶する記憶手段と、
前記変更情報送信手段によって送信された前記変更後の商品情報を受信する変更情報受信手段と、
前記変更情報受信手段で受信した変更後の商品情報と、前記記憶手段に記憶された変更前の商品情報とを比較する変更内容比較手段と、
前記変更内容比較手段で比較した内容に応じて、広告用紙に付加する付加情報を決定する付加情報決定手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷された使用済みのPOP広告を利用したスキャン処理による、POPの再作成、印刷を行う情報処理装置、及び複合機の制御に関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーなどの現場では、商品の広告宣伝で日々POP広告を制作している。主な内容としては、商品名、値段、及び割引期間などが記載されたものが多い。スーパーによって手書きであったり、印刷していたりと様々だが、どちらの場合も宣伝を実施する度に、対象の商品に対してPOPの作成をする必要がある。また、特定のアプリケーションなどを利用して都度作成、編集し、出力(印刷)している。
【0003】
このような日々値段や割引期間などが変動する商品広告を、電子的な表示装置によって行う技術が公開されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−258522号公報
【特許文献2】特開2001−134225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、特許文献1においては、電子棚札システムによって、商品に関する実売価が通常価格の場合には実売価を表示するが、実売価が通常価格と異なる特売価格である場合に、別の表示状態で実売価格と特売価格とを表示したり、特価などの表示を行ったりして、特売価格であることを強調することを行っている。
【0006】
また、特許文献2においては、商品の近くや商品に置かれ、顧客に陳列棚や陳列台等に陳列されている商品についての有益な情報で、商品の説明する広告提供装置、また、動画、静止画、文字及び音声を適宜組み合わされた情報が、顧客に語りかけ、顧客の疑問に答える広告提供装置に関して公開がされている。
【0007】
また、その広告提供装置は、値段を示すPOPレイヤやキャッチフレーズレイヤによって、時間や曜日に従って自動的に価格やキャッチフレーズを変更することができる、としている。
【0008】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2ともに、電子媒体によって、広告を行っているものであるため、紙にPOP広告を印刷して商品棚に貼り出す広告の方法よりも、機器を配置するためのスペースが必要であり、また、機器を購入するコストもかかるといった問題が生じる。
【0009】
また、スーパー等では、商品も多数あるため、電子機器によるそれぞれの商品に対する広告を行うことは現実的ではないという問題もある。
【0010】
また、紙面上でPOP広告を作成したとしても、POPの作成では、同じ商品に対して、例えばセール期間中の値段が変更になった、またはセール期間が延長、変更になった場合などのケースが考えられるが、その場合、再度同じ商品のPOPを値段や期間を手作業で編集した上で、印刷するという作業を実施している。それでは、編集作業に比較的時間がかかってしまい、他の作業にあてる時間が少なくなってしまう、という問題がある。
【0011】
更に、PCが1台しかない店舗を想定すると、編集作業の度に日常的に実施している他の作業ができなくなってしまうということも考えられる。
【0012】
そこで、本発明では上記課題を鑑み、広告用紙の内容の変更を容易に行うことが可能な情報処理システム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するための本発明は、読取装置を含む情報処理装置と、ーバがネットワークを介して通信可能な情報処理システムであって、前記情報処理装置は、記読取装置による広告用紙の読み取りにより得られた商品情報示する示手段と、前記商品情報を変更すべく、変更後の商品情報の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けた変更後の商品情報を前記ーバへ送信する変更情報送信手段と、を備え、前記ーバは、前記広告用紙の商品情報を記憶する記憶手段と、前記変更情報送信手段によって送信された前記変更後の商品情報を受信する変更情報受信手段と、前記変更情報受信手段で受信し更後の商品情報と、前記記憶手段に記憶された変更前の商品情報とを比較する変更容比較手段と、前記変更容比較手段で比較した内容に応じて、告用紙に付加する付加情報を決定する加情報決定手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、広告用紙の内容の変更を容易に行うことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
図2】本発明の実施形態に係るクライアント端末、業務処理サーバに適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】本発明の実施形態に係る複合機のコントローラユニットのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4】本発明の実施形態に係る業務処理サーバにおける構成モジュール図である。
図5】本発明の実施形態に係る情報処理システムの機能ブロック図である。
図6】本発明の実施形態に係る情報処理システムの用紙の読み取りまでの手順の一例を示すフローチャートである。
図7】本発明の実施形態に係る情報処理システムの読み取り後に実施する、値の更新に関する手順の一例を示すフローチャートである。
図8】本発明の実施形態に係る情報処理システムで実行される処理で利用する各データテーブルの一例を示すデータ図である。
図9】本発明の実施形態に係る情報処理システムで利用する用紙の一例を示す図である。
図10】本発明の実施形態における、POP広告の一例を説明するための図である。
図11】本発明の実施形態に係る情報処理システムの複合機上に表示されるスキャン選択画面の構成図である。
図12】本発明の実施形態に係る情報処理システムの複合機上に表示される更新画面の構成図である。
図13】本発明の実施形態に係る情報処理システムの複合機上に表示される更新画面の構成図である。
図14】本発明の実施形態に係る情報処理システムの複合機上に表示される印刷内容決定画面の構成図である。
図15】本発明の実施形態における、POP広告の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の情報処理システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
【0017】
図1に示す情報処理システム100は、業務端末101、業務処理サーバ102、及び複合機103が設置されており、それら装置は、ネットワーク104によって相互にデータ通信可能な構成を備えている。
【0018】
業務端末101は、業務処理サーバ102に接続し、用紙の更新、編集を行うために必要なデータを登録や削除するための装置である。
【0019】
業務処理サーバ102は、複合機103からの処理依頼に応じて、対象用紙のOCR処理(文字認識処理)を実行する。その結果によって必要な情報を変更し、変更した情報をもとに新たな用紙を作成して、複合機103に対して送信する。
【0020】
複合機103は、パネル上で入力した内容とともに、スキャンした画像データを業務処理サーバ102に対して送信する。また、業務処理サーバ102で処理した結果を受信し、出力する。複合機103では、印刷やスキャンといったMFP(Multifunction Printer)としての機能を備える。
【0021】
図2は、図1に示した業務端末101、及び業務処理サーバ102のハードウェア構成を示す図である。各装置共に、同様な構成を備えるため、同一符号を用いて説明を行う。
【0022】
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0023】
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0024】
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、CRT210と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
【0025】
207はメモリコントローラで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0026】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したネットワーク104)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0027】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0028】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
【0029】
次に、図3を用いて、本発明における複合機103を制御するコントローラユニットのハードウェア構成について説明する。
【0030】
図3は、図1に示した複合機103のコントローラユニットのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0031】
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したネットワーク104)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
【0032】
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
【0033】
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304は外部記憶装置(ハードディスクドライブ(HDD))で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
【0034】
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(UI)308とのインタフェース部であり、操作部308に表示する画像データを操作部308に対して出力する。また、操作部I/F307は、操作部308から本システム使用者が入力した情報(例えば、ユーザ情報等)をCPU301に伝える役割をする。
【0035】
なお、操作部308はタッチパネルを有する表示部を備え、該表示部に表示されたボタンを、ユーザが押下(指等でタッチ)することにより、各種指示を行うことができる。
【0036】
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)に接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
【0037】
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394、プリンタポート、RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となるICカードの読み取り用のカードリーダ319が外部I/F318に接続されている。
【0038】
そして、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319によるICカードからの情報読み取りを制御し、該ICカードから読み取られた情報を取得可能である。尚、ICカードに限らず、ユーザを特定することが可能な記憶媒体であればよい。この場合、記憶媒体にはユーザを識別するための識別情報が記憶される。この識別情報は、記憶媒体の製造番号でも、ユーザが企業内で与えられるユーザコードであってもよい。
以上の各デバイスがシステムバス309上に配置される。
【0039】
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
【0040】
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
【0041】
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0042】
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
【0043】
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0044】
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。
【0045】
プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
【0046】
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
【0047】
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
【0048】
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、ICカード(例えば、ソニー社のフェリカ(FeliCa)(登録商標))内に記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F318を介してCPU301へ通知する。
【0049】
図4は、図1に示した業務処理サーバ102のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、ソフトウェア構成は基本的な構成であり、他のコンポーネントやモジュールを含めて業務処理サーバ102の1機能として備えたWebアプリケーションサーバ105で備えているものとする。また、処理によって、他のコンポーネントを追加して、新たな処理(機能)を追加可能な構成とする。
【0050】
リクエスト処理モジュール400は、外部の情報処理装置とSOAP通信等を用いて、ネットワーク経由でリクエストの送受信をするモジュールであり、受信したリクエストに内容に応じて各コンポーネントやモジュールにデータを受け渡し、各コンポーネントやモジュールの結果を、リクエストを受け付けた情報処理装置に返信する。
【0051】
外部データ連携コンポーネント401は、複合機103等の外部デバイスとデバイス独自のプロトコルで通信をするコンポーネントであり、例えば複合機103への印刷指示をする際に、この外部データ連携コンポーネント401から複合機103へ印刷命令を送信する。
【0052】
内部データ処理コンポーネント402は、データを加工処理するコンポーネントであり、例えば、Webアプリケーションサーバ105で管理しているデータをフォームと合成して帳票を作成する(フォームオーバーレイ処理)をする。
【0053】
システム管理コンポーネント403は、Webアプリケーションサーバ105でのシステムログを出力し、管理するコンポーネントである。
【0054】
ビジネスロジック処理モジュール404は、Business Process Execution Language(ビジネスプロセス実行言語、以下、BPEL)であり、BPELで定義した処理定義を実行する。
【0055】
ユーザ認証処理モジュール405は、複合機103や他のシステムからのユーザ認証要求に対して、内部又は外部装置で管理している認証テーブルを参照して、許可されているユーザか否かを判定する。
【0056】
コンテンツデータ管理モジュール406は、内部データ処理コンポーネント402で生成された帳票など、システム内で管理するコンテンツを記憶・管理する。
【0057】
ワークフロー連携モジュール407は、ワークフローサーバと連携し、申請の起票、承認・否認などの処理を実行する。
【0058】
なお、本実施形態では、このコンポーネントやモジュールを用いて以下の処理がなされる。
【0059】
例えば、複合機103からWebアプリケーションサーバ105が通信リクエストを受け付けると、ビジネスロジック処理モジュール404が、定義されている処理に基づき、対象用紙をスキャンし、コンテンツデータ管理モジュール406に登録する。
【0060】
そして、登録したデータを使用して、内部データ処理コンポーネント402でOCR処理を実行し、その結果から必要な値を変更した用紙を作成し、リクエスト処理モジュール400を介して、複合機103に印刷要求を送信する。
【0061】
この送信は、例えば、外部データ連携コンポーネントに含まれる、プリンタドライバ機能を用いて、複合機103に出力するものである。そして、出力した結果をコンテンツデータ管理モジュール406はリクエスト処理モジュール400に返し、リクエスト処理モジュール400を介して、印刷要求のあった複合機103へ印刷結果を送信する(SOAP通信等により送信)。
【0062】
図5は、本発明における機能構成図の一例について説明する。複合機103は、読取部501、更新画面表示部502、変更値送信部503、付加情報受付部504、及び印刷部505からなる。
【0063】
読取部501は、読み込んだ広告用紙を読み取り、更新画面表示部502は、読取部501によって読み取った広告用紙の各文字列を変更可能に表示する。
【0064】
変更値送信部503は、更新画面表示部502より受け付けた、各文字列に対する変更後の値を業務処理サーバへ送信する。
【0065】
付加情報受付部504は、複合機103の表示画面において、複数の付加情報より必要となる付加情報のみを選択させるインタフェースである。
【0066】
印刷部505は、更新画面表示部502より受け付けた変更内容と、付加情報受付部504で受け付けた情報に基づいて新たな広告を印刷する。
【0067】
業務処理サーバ102は、フォーマット情報特定部506、変更値受信部507、変更値内容比較部508、及び付加情報決定部509からなる。
【0068】
フォーマット情報特定部506は、読取部501で読み取られた広告用紙のフォーマット情報を特定し、変更値受信部507は、変更値送信部503によって送信された変更後の値を受け取る。
【0069】
変更値内容比較部508は、変更値受信部507で受け取った変更後の値と、各文字列に対する変更前の値を比較し、付加情報決定部509は、変更値内容比較部508で比較した内容に応じて、広告用紙に付加する付加情報を決定する。
【0070】
以下、図6を参照して、本発明の実施例における情報処理システムによって実行される複合機での必要事項の入力と用紙の読み取り(スキャン)までの処理について説明する。本処理は業務処理サーバ102と複合機103にて実施される。
【0071】
ステップS601では、複合機103は、複合機103に表示されたスキャン選択画面1000(図11参照)に備えたスキャンボタン1001が押下されたことを検知して、編集したいPOP用紙を複合機103でスキャンを実行し、ステップS602では、複合機103は、ステップS601でスキャンした画像データを業務処理サーバ102に対して転送する。
【0072】
ステップS603では、業務処理サーバ102は、ステップS602で複合機103から転送された画像データを受信する。
【0073】
ステップS604では、業務処理サーバ102は、受信した画像データをOCR処理し、その結果ステップS605において、業務処理サーバ102は、読み取りができたかどうかを判定する。
【0074】
ステップS605での判定が「読み取り失敗」だった場合、業務処理サーバ102は、ステップS606で読み取りに失敗したという内容を複合機103に送信する。
【0075】
ステップS607では、複合機103は、ステップS606からの読み取り失敗内容を受信し、複合機103の画面上に表示させる。
【0076】
ステップS605での判定が「読み取り成功」だった場合、業務処理サーバ102は、ステップS608で読み取った情報から、用紙のフォーマットを識別できるレイアウト情報を、POP情報テーブル820より取得する。
【0077】
例えば、更新前のPOP広告を読み取った場合(図10参照)、変更可能項目となるサンプルチップスと記載されている商品名の箇所と、100円と記載されている金額の箇所と、2013/11/11〜2013/11/20と記載された期間の箇所が存在するレイアウト情報を取得する。
【0078】
POP情報テーブル820は、フォーマットID821、フォーマットファイル名822から構成される。フォーマットID821はフォーマットのIDが登録され、フォーマットファイル名822はフォーマットファイルの名称が登録される。
【0079】
なお、図9は、そのレイアウト情報を読み取ったPOP広告に該当するレイアウト情報のイメージ図である。このレイアウト情報には、各帳票で更新情報が挿入される場所(XXXで示されている箇所)と、固定値となる箇所(文字等で示されている箇所)が指定されている。
【0080】
ステップS609では、業務処理サーバ102は、OCR処理で読み取った情報から更新可能な項目の文字列情報を取得する。
【0081】
例えば、図10の更新前のPOP広告を読み取った場合、変更可能項目となる商品名の値は「サンプルチップス」、金額の箇所の値は「100円」、期間の箇所の値は「2013/11/11〜2013/11/20」が取得できる。
【0082】
ステップS610では、業務処理サーバ102は、ステップS609においてOCR処理して取得した値をもとに、商品データテーブル800(図8参照)を検索し、該当するレコードの値を取得し、更新可能な項目の文字列情報として複合機103へ送信する。
【0083】
なお、商品データテーブル800は、商品ID801、商品名802、販売開始日803、販売価格804、セール開始日805、及びセール終了日806等の情報から構成される。
【0084】
商品ID801は、商品のIDが登録され、商品名802は商品名が登録され、販売開始日803は商品の販売開始日が登録される。
【0085】
また、販売価格804は商品の販売価格が登録され、セール開始日805は、商品のセール開始日が登録され、セール終了日806は、商品のセール終了日が登録される。
【0086】
ステップS611では、複合機103は、ステップS610で業務処理サーバ102より送信された文字列情報を取得し、複合機103の画面上に表示して、図7の処理へ進む。
【0087】
ステップS611において更新画面1010(図12参照)に表示した値は、複合機103の表示画面上で変更可能であることとする。
【0088】
例えば、更新画面1011(図13参照)のように、金額1301及び期間1302は、更新画面1010(図12参照)から値を変更しているが、その変更した値でもって、スキャンボタン1303を押下することが可能である。
【0089】
なお、後述するが、ステップS702において、更新した内容で商品データテーブル800に対しデータを新規登録することを行いPOP作成のデータ管理を行っても良いこととする。
【0090】
図7では、本発明の実施例における情報処理システム100によって実行されるOCR処理で読み取りが成功した場合に、その結果を利用した用紙の作成についての処理内容を説明する。本処理は、業務処理サーバ102と複合機103にて実施され、図6に記載の処理に続いて実行される。
【0091】
ステップS701では、複合機103は、複合機103の更新画面1010に表示されている項目に対して、更新内容の入力を受け付け、ステップS702では、複合機103は、業務処理サーバ102に、更新内容を含む情報を送信する。
【0092】
ステップS703では、業務処理サーバ102は、ステップS702で送信された情報を受信し、ステップS704では、業務処理サーバ102は、ステップS702において受信した値を更新前の値と比較する。
【0093】
例えば、更新画面1011(図13)の商品名「サンプルチップス」に該当するデータを商品データテーブル800から更新前情報として取得し(商品IDがST0001)、更新画面1010で入力した更新予定の値と比較する。
【0094】
更新画面1011の画面の場合、商品名1201は、商品ID801及び商品名802と、金額1202は、販売価格804と、期間1203は、セール開始日805及びセール終了日806と比較をする。
【0095】
ステップS705では、業務処理サーバ102は、ステップS704で比較した結果、該当する商品が存在せず、「新商品」と判断した場合に、出力する用紙の商品名部分に付加する「新商品」オブジェクトを付加情報テーブル830から取得する。
【0096】
例えば、商品データテーブル800内の商品名802に該当する値が存在しなかった場合、付加情報テーブル830から、付加情報タイプ834が「新商品」であるオブジェクト情報を取得する。
【0097】
付加情報テーブル830とは、複合機103で広告を作成するときに、「新商品」、「値下げ」など、通常の商品名、値段、あるいは金額等の定常的に使用する項目以外に必要となる付加情報のレイヤの情報が登録されているテーブルである。
【0098】
また、付加情報テーブル830は、付加情報ID831、付加情報内容832、付加情報ファイル名833、及び付加情報タイプ834から構成される。
【0099】
付加情報ID831は、付加情報のIDが登録され、付加情報内容832は、実際に付加される情報の内容が登録され、付加情報ファイル名は、そのファイル名が登録され、付加情報タイプ834は、付加情報の種別が登録される。なお、同じ付加情報タイプで複数の付加情報が存在することとする。
【0100】
ステップS706では、業務処理サーバ102は、ステップS704で比較した結果、「値段が下がった」場合に、出力する用紙の値段部分に付加する「値下げ」オブジェクトを作成するための情報を計算する。
【0101】
例えば、商品データテーブル800内の該当の商品名に対する販売価格804と、更新画面1011で入力された値から、値下げされた価格や値下げ率などを計算する。
【0102】
例えば、99円の商品から90円に値下げした場合は、値下げ情報を複数持っておく。(例えば、「9円」値下げ、「10%」OFF、「1割引き」等。)
【0103】
ステップS707では、業務処理サーバ102は、ステップS706で計算した内容を利用して、出力する用紙の値段部分に付加する「値下げ」オブジェクトを取得する。
【0104】
具体的には、該当の商品とステップS706で計算した内容である「9円値下げ」、「10%OFF!」、「1割引」といった情報より、付加情報テーブル830から、付加情報タイプ834が「値下げ」であるオブジェクト情報を取得する。
【0105】
ステップS708では、業務処理サーバ102は、ステップS704で比較した結果、更新画面1011で入力した期間と、商品データテーブル800のセール開始日805及びセール終了日806と比較し、セール期間が延長と判定した場合に、セールの「期間が延びた」場合に用紙の期間部分に付加する「期間延長」オブジェクトを付加情報テーブル830から取得する。
【0106】
ステップS709では、業務処理サーバ102は、ステップS705、ステップS707、または、ステップS708で取得した情報を複合機103に送信する。
【0107】
ステップS710では、複合機103は、ステップS709で業務処理サーバ102から送信された情報を受信した後、受信した情報を複合機103の印刷内容決定画面1020に表示する。
【0108】
また、ステップS710における複合機103の印刷内容決定画面1020(図14参照)に表示された印刷内容は、値下げオブジェクトが複数あるため、「値下げ」、「10%OFF」、「1割引」の内容から、どのオブジェクトを印刷するかの選択をユーザより受け付ける。
【0109】
尚、更新画面1011で更新した値は、ステップ608で読み取ったPOP情報テーブルの中のフォーマットファイル(イメージ図としては、図9に示すレイアウト情報)で値を受け取り、その情報と、ステップS710で選択した付加情報に該当する付加情報テーブルのファイルを合成することによって、最終的に図15に示すようなPOP広告が印刷されることとなる。
【0110】
例えば、ステップS710で印刷内容決定画面1020において、付加情報「10%OFF」を選択した場合には、図15に示すPOP広告が作成できる。
【0111】
ステップS711では、複合機103は、業務処理サーバ102に対して、印刷内容決定画面1020で選択された内容を送信する。
【0112】
ステップS712では、業務処理サーバ102は、ステップS711において、送信された情報を受信し、更新情報と選択された付加情報を使用して新しいPOP用紙を作成する。
【0113】
ステップS713では、業務処理サーバ102は、ステップS712で作成した用紙の印刷命令を複合機103に対して実行する。
【0114】
ステップS714では、複合機103は、受信した印刷命令からPOP用紙を印刷して、処理を終了する。
【0115】
以上説明したように、本実施形態によれば、一度印刷したPOP広告を複合機でスキャンを実行し、スキャンした画像を用いることにより、商品広告の変更項目に対する値の変更を容易に行うことができ、新たなPOP広告を容易に生成することが可能になる。
【0116】
以上、1実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能である。
【0117】
具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0118】
また、本発明におけるプログラムは、図6図7に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図6図7の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図6図7の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0119】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0120】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0121】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
【0122】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0124】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0125】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0126】
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0127】
100 情報処理システム
101 業務端末
102 業務処理サーバ
103 複合機
104 ネットワーク
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 KB
210 CRT
211 外部メモリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15