【文献】
European Journal of Medicinal Chemistry,2009年,44(11),4259-4265
【文献】
European Journal of Medicinal Chemistry,2011年 6月21日,46(9),3917-3925
【文献】
C.G.WERMUTH編,『最新 創薬化学 上巻』,株式会社テクノミック,1998年 8月15日,235-271頁,13章 等価置換に基づく分子の変換
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
1) 1−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−キノキサリン−6−イル−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a] イミダゾール−1−イル]−エタノン、
2) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノキサリン、
3) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]−キノキサリン、
4) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノリン、
5) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]−キノリン、
6) 2−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−チエノ[3,2−c]ピリジン、
7) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−ベンゾチアゾール、
8) 5−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
9) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
10) 5−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−ベンゾオキサゾール、
11) 4−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノリン、
12) 5−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
13) 5−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
14) 7−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−2−ピラゾ−ル−1−イル−キノキサリン、
15) ジメチル−(2−{7−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノキサリン−2−イルオキシ}−エチル)−アミン、
16) 2−メトキシ−7−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノキサリン、
17) 5−(3,5−ジメトキシフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
18) N,N−ジメチル−4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)アニリン、
19) 4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)ベンゾニトリル、
20) 2−メチル−6−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)キノリン、
21) 4−(6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)アニリン、
22) N−(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)アセトアミド、
23) N−(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)メタンスルホンアミド、
24) t−ブチル(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)カルバメート、
25) 5−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
26) 4−(4−(6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)モルホリン、
27) 6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(m−トリル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
28) 5−(4−メトキシフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
29) 6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
30) 6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−(4−(メチルチオ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
31) 5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
32) 5−(4−フルオロフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
33) 1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステル、
34) 6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステル、
35) [6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−イル]−メタノール、
36) 1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリル、
37) 6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリル、
38) 6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸アミド、
39) (6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−イル)メタンアミン、
及び、
40) N−((6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−イル)メチル)アセトアミド、
からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物。
請求項1に記載の前記化学式(I)で示す化合物の、哺乳類においてトランスフォーミング増殖因子β(TGF−β)第I型受容体(ALK5)又はアクチビン第I型受容体(ALK4)、又はこれらの両方により介在される疾患を治療するための医薬品の製造における使用。
ALK5受容体又はALK4受容体、又はこれらの両方により介在される前記疾患は、腎線維症、肝線維症、肺線維症、糸球体腎炎、糖尿病性腎障害、ループス腎炎、高血圧による腎障害、腎間質線維化、薬物曝露合併症による腎線維症、HIV関連腎臓病、臓器移植懐死、あらゆる病因による肝線維症、感染による肝機能障害、アルコール性肝炎、胆道系疾患、肺線維症、急性肺障害、成人性呼吸促迫症候群、特発性肺線維症、慢性閉塞性肺疾患、感染因子又は毒物による肺線維症、梗塞後の心臓線維症、うっ血性心不全、拡張型心筋症、心筋炎、血管狭窄症、再狭窄、粥状動脈硬化、眼球損傷、角膜損傷、増殖性硝子体網膜症、真皮における外傷又は手術痕による創傷治癒中の過剰又は肥厚性の瘢痕又はケロイドの生成、腹膜又は真皮下の癒着、皮膚硬化症、線維性硬化症、全身性進行性硬化症、皮膚炎、多発筋炎、関節炎、骨粗鬆症、潰瘍、神経機能障害、男性勃起機能障害、アルツハイマー病、レイノー症候群、線維性癌、腫瘍転移及び増殖、放射線線維症及び血栓症からなる群より選択される、請求項5に記載の使用。
有効成分としての、請求項1に記載の前記化学式(I)で示す化合物、又はその薬剤学的に許容可能な塩又はその溶媒化合物と、薬剤学的に許容可能な賦形剤又は担体とを含み、ALK5受容体又はALK4受容体、又はこれらの両方により介在される疾患を予防又は治療する医薬組成物。
ALK5受容体又はALK4受容体、又はこれらの両方により介在される前記疾患は、腎線維症、肝線維症、肺線維症、糸球体腎炎、糖尿病性腎障害、ループス腎炎、高血圧による腎障害、腎間質線維化、薬物曝露合併症による腎線維症、HIV関連腎臓病、臓器移植懐死、あらゆる病因による肝線維症、感染による肝機能障害、アルコール性肝炎、胆道系疾患、肺線維症、急性肺障害、成人性呼吸促迫症候群、特発性肺線維症、慢性閉塞性肺疾患、感染因子又は毒物による肺線維症、梗塞後の心臓線維症、うっ血性心不全、拡張型心筋症、心筋炎、血管狭窄症、再狭窄、粥状動脈硬化、眼球損傷、角膜損傷、増殖性硝子体網膜症、真皮における外傷又は手術痕による創傷治癒中の過剰又は肥厚性の瘢痕又はケロイドの生成、腹膜又は真皮下の癒着、皮膚硬化症、線維性硬化症、全身性進行性硬化症、皮膚炎、多発筋炎、関節炎、骨粗鬆症、潰瘍、神経機能障害、男性勃起機能障害、アルツハイマー病、レイノー症候群、線維性癌、腫瘍転移及び増殖、放射線線維症及び血栓症からなる群から選択される、請求項8に記載の医薬組成物。
ALK5受容体又はALK4受容体、又はこれらの両方により介在される前記疾患は、腎線維症、肝線維症、肺線維症、糸球体腎炎、糖尿病性腎障害、ループス腎炎、高血圧による腎障害、腎間質線維化、薬物曝露合併症による腎線維症、HIV関連腎臓病、臓器移植懐死、あらゆる病因による肝線維症、感染による肝機能障害、アルコール性肝炎、胆道系疾患、肺線維症、急性肺障害、成人性呼吸促迫症候群、特発性肺線維症、慢性閉塞性肺疾患、感染因子又は毒物による肺線維症、梗塞後の心臓線維症、うっ血性心不全、拡張型心筋症、心筋炎、血管狭窄症、再狭窄、粥状動脈硬化、眼球損傷、角膜損傷、増殖性硝子体網膜症、真皮における外傷又は手術痕による創傷治癒中の過剰又は肥厚性の瘢痕又はケロイドの生成、腹膜又は真皮下の癒着、皮膚硬化症、線維性硬化症、全身性進行性硬化症、皮膚炎、多発筋炎、関節炎、骨粗鬆症、潰瘍、神経機能障害、男性勃起機能障害、アルツハイマー病、レイノー症候群、線維性癌、腫瘍転移及び増殖、放射線線維症及び血栓症からなる群から選択される、請求項10に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本発明の一実施形態において、下記の化学式(I)で示す化合物又はその薬剤学的に許容可能な塩、又はその溶媒和化合物を提供する。
【0039】
前記化学式(I)において、
R
1は1つの構造部分と縮合したフェニル基、ピリジル基又はチエニル基であり、当該構造部分は、前記フェニル基、ピリジル基又はチエニル基の2つの環員と共に、芳香族又は非芳香族の5〜7員環を形成し、前記環はO、N及びSから独立に選択された3つ以下のヘテロ原子を任意に含有し、前記縮合されたフェニル基、ピリジル基又はチエニル基は、ハロゲン原子、−O−C
1−6アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6アルキル基、−C
1−6ハロアルキル基、ニトリル基、−(CH
2)
p−OR
4基、−O−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NR
4R
5基、−NHCO−O−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−NHCO−(CH
2)
p−NR
4R
5基、及び、−C
5−15ヘテロアリール基からなる群から独立に選択された1つ以上の基により任意に置換され、前記−C
5−15ヘテロアリール基は、O、N及びSから独立に選択された3つ以下のヘテロ原子を含有し、又は、R
1は、ハロゲン原子、−O−C
1−6アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6アルキル基、−C
1−6ハロアルキル基、ニトリル基、−(CH
2)
p−OR
4基、−O−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−NH−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NHCOR
4基、−(CH
2)
p−NHCO
2R
4基、−(CH
2)
p−NHSO
2R
4基、及び−C
5−15ヘテロ環基からなる群から独立に選択された1つ以上の基により任意に置換されるフェニル基又はピリジル基であり、前記−C
5−15ヘテロ環基はO、N及びSから独立に選択された3つ以下のヘテロ原子を含有し、−C
1−6アルキル基により任意に置換可能である。
【0040】
さらに、R
2は、水素原子、ハロゲン原子、−O−C
1−6アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6アルキル基、−C
3−7シクロアルキル基、−C
5−15ヘテロアリール基、−C
1−6ハロアルキル基、−(CH
2)
p−OR
4基、−O−(CH
2)
p−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NR
4R
5基、ニトリル基、−CONHR
4基、又は−SO
2NHR
4基である。
【0041】
さらに、R
3は、水素原子、−O−C
1−6アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6アルキル基、−C
3−7シクロアルキル基、−(CH
2)
p−NR
4R
5基、−O−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−CONHOH基、−(CH
2)
p−CN基、−(CH
2)
p−CO
2R
4基、−(CH
2)
p−CONR
4R
5基、−(CH
2)
p−テトラゾール基、−(CH
2)
p−COR
4基、−(CH
2)
q−(OR
6)
2基、−(CH
2)
p−OR
4基、−(CH
2)
p−CH=CH−CN基、−(CH
2)
p−CH=CH−CO
2R
4基、−(CH
2)
p−CH=CH−CONR
4R
5基、−(CH
2)
p−NHCOR
4基、−(CH
2)
p−NHCO
2R
4基、−(CH
2)
p−NHSO
2R
4基、又は−(CH
2)
p−CH=CH−テトラゾールである。
【0042】
R
4及びR
5は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1−6アルキル基であり、又は、R
4及びR
5は窒素原子に連結しながら、窒素原子と共に芳香族又は非芳香族の3〜6員環を形成する。前記環はO、N及びSから独立に選択された3つ以下のヘテロ原子を任意に含有する。
【0044】
pは0〜4の整数であり、qは2〜5の整数で、nは1〜3の整数で、XはNR
7、O、又はSである。
【0045】
R
7は水素原子、ヒドロキシル基、−C
1−6アルキル基、−C
3−7シクロアルキル基又は−CO−C
1−6アルキル基である。
【0046】
本発明の他の一実施形態において、前記R
1は1つの構造部分と縮合したフェニル基、ピリジル基又はチエニル基であり、その構造部分は、前記フェニル基、ピリジル基又はチエニル基の2つの環員と共に、芳香族又は非芳香族の5員環又は6員環を形成し、前記環はO、N及びSから独立に選択された1つ又は2つのヘテロ原子を任意に含有し、前記縮合されたフェニル基、ピリジル基又はチエニル基は、ハロゲン原子、−O−C
1−6アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6アルキル基、−C
1−6ハロアルキル基、ニトリル基、−(CH
2)
p−OR
4基、−O−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NR
4R
5基、−NHCO−O−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−NHCO−(CH
2)
p−NR
4R
5基、及び−C
5−15ヘテロアリール基からなる群から独立に選択さた1つ以上の基により任意に置換され、前記−C
5−15ヘテロアリール基は、O、N及びSから独立に選択された3つ以下のヘテロ原子を含有し、又は、前記R
1は、ハロゲン原子、−O−C
1−6アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6アルキル基、−C
1−6ハロアルキル基、ニトリル基、−NH−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NHCOR
4基、−(CH
2)
p−NHCO
2R
4基、−(CH
2)
p−NHSO
2R
4基、及び−C
5−15ヘテロ環基からなる群から独立に選択された1つ以上の基により任意に置換されるフェニル基であり、前記−C
5−15ヘテロ環基はO、N及びSから独立に選択された3つ以下のヘテロ原子を含有し、−C
1−6アルキル基により任意に置換可能である。
【0047】
本発明の別の一実施形態において、前記R
1は、キノキサリニル、キノリニル、チエノピリジニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、トリアゾロピリジニル、ベンゾオキサゾリル、キノリニル、ベンゾジオキソリル、及びベンゾジオキシニルからなる群から選択された縮合環であり、前記縮合環は、ハロゲン原子、−O−C
1−6アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6アルキル基、−C
1−6ハロアルキル基、ニトリル基、−(CH
2)
p−OR
4基、−O−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NR
4R
5基、及び−C
5−15ヘテロアリール基からなる群から独立に選択された一つ以上の基により任意に置換され、前記−C
5−15ヘテロアリール基は、O、N及びSから独立に選択された1つ又は2つのヘテロ原子を含有し、又は、R
1は、ハロゲン原子、−O−C
1−6アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6アルキル基、−C
1−6ハロアルキル基、ニトリル基、−(CH
2)
p−OR
4基、−O−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−NH−(CH
2)
q−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NHCOR
4基、−(CH
2)
p−NHCO
2R
4基、−(CH
2)
p−NHSO
2R
4、及び−C
5−15ヘテロ環基からなる群から独立に選択された一つ又は二つの基により任意に置換されるフェニル基であり、前記−C
5−15ヘテロ環基はO、N及びSから独立に選択された1つ又は2つのヘテロ原子を含有し、−C
1−6アルキル基により任意に置換可能である。
【0048】
本発明のさらに別の一実施形態において、R
1はベンゾ[1,3]ジオキソリル、ベンゾ[b]チオフェニル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノキサリニル、キノリニル、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−α]ピリジル、チエノ[3,2−c]ピリジニル、2−ピラゾール−1−イル−キノキサリニル、ジメチルアミノ−エチル−2−イルオキシ−キノキサリニル、2−メトキシ−キノキサリニル、3,5−ジメトキシフェニル、4−ジメチルアミノ−フェニル、4−ベンゾニトリル、2−メチル−キノリニル、4−アニリン、4−アセトアミノ−フェニル、メチルスルホニルアミノフェニル、t−ブチルフェニルカルバメート、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、モルホリノフェニル、m−トリル、4−メトキシフェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(メチルチオ)フェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、又は4−フルオロフェニルである。
【0049】
本発明の一実施形態において、R
2は、ハロゲン原子、−O−C
1−6アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6アルキル基、−C
3−7シクロアルキル基、−C
5−15ヘテロアリール基、−C
1−6ハロアルキル基、−(CH
2)
p−OR
4基、−O−(CH
2)
p−NR
4R
5基、−(CH
2)
p−NR
4R
5基、ニトリル基、−CONHR
4基、又は−SO
2NHR
4基である。
【0050】
本発明の別の一実施形態において、R
2は、ハロゲン原子、−C
1−6アルキル基、−C
1−6ハロアルキル基、又は−NH
2基であり、かつ、ピリジン環の窒素原子の隣位に位置する。好ましくは、R
2は−C
1−4アルキル基である。
本発明の一実施形態において、R
3は、水素原子、−O−C
1−6アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6アルキル基、−C
3−7シクロアルキル基、−(CH
2)
p−NR
4R
5、−O−(CH
2)
q−NR
4R
5、−(CH
2)
p−CONHOH、−(CH
2)
p−CN、−(CH
2)
p−CO
2R
4、−(CH
2)
p−CONR
4R
5、−(CH
2)
p−テトラゾール、−(CH
2)
p−OR
4、−(CH
2)
p−NHCOR
4、−(CH
2)
p−NHCO
2R
4、又は−(CH
2)
p−NHSO
2R
4である。
【0051】
本発明の他の一実施形態において、R
3は水素原子、−O−C
1−6 アルキル基、−S−C
1−6アルキル基、−C
1−6 アルキル基、−(CH
2)
p−NR
4R
5、−(CH
2)
p−CN、−(CH
2)
p−CO
2R
4、−(CH
2)
p−CONR
4R
5、−(CH
2)
p−COR
4、 −(CH
2)
p−OR
4、又は−(CH
2)
p−NHCOR
4である。
【0052】
本発明の一実施形態において、R
4及びR
5は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1−4アルキル基であり、又は、R
4及びR
5は窒素原子に連結しながら、窒素原子と共に芳香族又は非芳香族の3〜6員のヘテロ環を形成する。前記ヘテロ環はO、N及びSから独立に選択された3つ以下のヘテロ原子を任意に含有する。好ましくは、R
4及びR
5はそれぞれ独立して水素原子又はC
1−6アルキル基である。
【0053】
本発明の一実施形態において、pは0〜2の整数である。
【0054】
本発明の一実施形態において、qは2〜4の整数である。
【0055】
本発明の一実施形態において、nは1〜3の整数である。好ましくは、nは1又は2の整数である。
【0056】
本発明の一実施形態において、XはNR
7、O又はSである。好ましくは、XはNR
7である。
【0057】
本発明の一実施形態において、R
7は水素原子、ヒドロキシル基、C
1−6アルキル基又は−CO−C
1−6アルキル基である。好ましくは、R
7は水素原子又は−CO−C
1−6アルキル基である。
【0058】
本発明の特定の化合物は、下記に示す化合物およびその薬剤学的に許容可能な塩を含む。
1) 1−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−キノキサリン−6−イル−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノン、
2) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール3−イル]−キノキサリン、
3) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]−キノキサリン、
4) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール3−イル]−キノリン、
5) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]−キノリン、
6) 2−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−チエノ[3,2−c]ピリジン、
7) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−ベンゾチアゾール、
8) 5−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
9) 6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
10) 5−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−ベンゾオキサゾール、
11) 4−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノリン、
12) 5−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
13) 5−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
14) 7−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−2−ピラゾ−ル−1−イル−キノキサリン、
15) ジメチル−(2−{7−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノキサリン−2−イルオキシ}−エチル)−アミン、
16) 2−メトキシ−7−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノキサリン、
17) 5−(3,5−ジメトキシフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
18) N,N−ジメチル−4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)アニリン、
19) 4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)ベンゾニトリル、
20) 2−メチル−6−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)キノリン、
21) 4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)アニリン、
22) N−(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)アセトアミド、
23) N−(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)メタンスルホンアミド、
24) t−ブチル(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)カルバメート、
25) 5−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
26) 4−(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)モルホリン、
27) 6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(m−トリル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
28) 5−(4−メトキシフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
29) 6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
30) 6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(4−(メチルチオ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
31) 5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
32) 5−(4−フルオロフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール、
33) 1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステル、
34) 6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステル、
35) [6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−イル]−メタノール、
36) 1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリル
37) 6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリル、
38) 6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸アミド、
39) (6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(チエノ[3,2−c] ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−イル)メタンアミン、
40) N−((6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−イル)メチル)アセトアミド、
及び、
41) 6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾール
である。
【0059】
本発明に係る化学式(I)の化合物は、典型的に、分子量が約1000ダルトン未満の有機低分子(非ペプチド性低分子)であり、その分子量は好ましくは約750ダルトン未満であり、より好ましくは約500ダルトン未満であり、最も好ましくは約300ダルトン未満である。
【0060】
本発明に係る前記化学式(I)の化合物は、患者に投与された場合、前記化学式(I)の化合物に代謝されるように製造した「プロドラッグ(prodrug)」の形態で提供されてもよい。プロドラッグの製造はよく知られている技術であり、本発明において、プロドラッグは前記化学式(I)の化合物の置換基の性質に依存する。例えば、ヒドロキシル基を含む置換基は1つの担体と結合した場合、その担体が内因性酵素(endogenous enzymes)、又は患者生体内の特定の受容体や特定部位を標的する酵素により除去されるまで、その化合物は生物学的不活性にされている。
【0061】
本発明に係る前記化学式(I)で示す化合物は性質上で酸性であり(例えば、カルボキシル基又はフェノール性ヒドロキシ基を有し)、ナトリウム、カリウム、カルシウム又は金と共に薬剤学的に許容可能な塩を形成することもできる。また、アンモニア、アルキルアミン類、ヒドロキシアルキルアミン類、及びN−メチルグルカミンのような薬剤学的に許容可能なアミン類と共に形成された前記化学式(I)の化合物の塩も本発明の範疇内である。本発明に係る前記化学式(I)で示す化合物を酸と反応させ、酸付加塩を形成させることができる。酸は当分野で公知されたものであり、例えば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、メタンスルホン酸、リン酸、p−ブロモフェニルスルホン酸、炭酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、シュウ酸、マロン酸、サリチル酸、リンゴ酸、フマル酸、アスコルビン酸、マレイン酸、酢酸などを含む無機及び有機酸が含まれる。酸付加塩を製造する方法として、遊離塩基状態の前記化学式(I)で示す化合物を有効量の酸(例えば、塩酸)で処理することで、酸付加塩(例えば、塩化水素塩)を製造することができる。また、酸付加塩は適切な塩基性水溶液(例えば、NaOH、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、又はアンモニア)で処理し、遊離塩基に再び変換させることもできる。
【0062】
また、本発明による前記化学式(I)で示す化合物の一部は水溶液及び有機溶媒のような溶媒を使用して結晶化又は再結晶化させることができる。そのような場合、溶媒和物が形成されうる。従って、本発明は前記化学式1で示す化合物の水和物はもちろん、凍結乾燥のような方法により製造可能な多様な量の水が含有された化合物と同様な化学量論的な溶媒和物も、本発明の範囲に含まれる。
【0063】
また、本発明による前記化学式(I)で表される化合物が少なくとも一つのキラル中心が存在すると、鏡像異性体又はジアステレオマーが存在し得る。前記化学式(I)の化合物の鏡像異性体又はジアステレオマーの混合物、及び各々の分離された異性体は本発明の範囲内に含まれる。また、アルケニル基を含む前記化学式(I)で表される化合物はシス−又はトランス−異性体が存在し得る。従って、本発明は前記化学式1で表される化合物の異性体の混合物又は各々の分離された異性体が本発明の範囲に含まれる。
【0064】
また、本発明による前記化学式(I)で示す化合物は互変異性型でも存在し得るため、本発明は互変異性混合物又は各々の互変異性を本発明の範囲に含む。
【0065】
また、本発明は前記化学式(I)で示す化合物の放射性誘導体を含み、これらの放射性化合物は生体研究分野で有用である。
【0066】
本発明において「アルキル基」は炭素数1〜10(例えば、炭素数1〜6、特に、炭素数1〜4)の飽和脂肪族炭化水素基を称するもので、直鎖又は分枝鎖でもある。例えば、アルキル基はメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘプチル基、及び2−エチルヘキシル基を含むが、本発明はこれらに限定されない。また、アルキル基は1つ以上の置換基により任意に置換可能であり、例えば、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシ基、シアノ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、スルホ基、又はメルカプト基で置換することができる。
【0067】
本発明において「シクロアルキル基」は炭素数3〜10(特に、炭素数4〜8)の脂肪族炭素環を称する。例えば、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、、アダマンチル基、ノルボルニル基、クビル(cuyl)基、オクタヒドロインデニル基、及びデカヒドロナフチル基を含むシクロアルキル基、ビシクロ[3.2.1]オクチル基、ビシクロ[2.2.2]オクチル基、ビシクロ[3.3.1]ノニル基、及びビシクロ[3.2.3]ノニル基を含むビシクロアルキル基が挙げられる。
【0068】
本発明において「ハロアルキル基」はハロゲン原子を少なくとも1つ以上含むアルキルを意味する。例えば、ハロアルキル基はフルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、及びトリフルオロメチル基を含む。
【0069】
本発明において「ハロゲン基」又は「ハロ基」はフッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を意味する。
【0070】
本発明における「ヘテロアリール基」は、5〜15個の環原子を有する単環、二環、又は三環の構造を意味し、それら環原子の少なくとも1つがヘテロ原子(例えばN、O又はS)であり、かつ、前記単環、二環、又は三環の構造の少なくとも1つが芳香族環である。ヘテロアリール基は、例えば、ピラゾリル基、ピリジル基、フリル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、インドリル基、テトラゾリル基、ベンゾフリル基、ベンゾチアゾリル基、キサンテン誘導体、チオキサンテン基、フェノチアジン基、ジヒドロインドール基、及びベンゾ[1,3]ジオキソール基を含む。
【0071】
本発明における「ヘテロ環基」は、S、SO、SO
2、O、N及びN−オキシドからなる群から選択された一つ以上のヘテロ原子を有する3〜7員の環を意味し、置換されたC
l−6アルキル基、置換されたC
2−3アルケニル基、置換されたC
2−3アルキニル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアリール基、1〜3個のフッ素置換基を任意に含有するC
1−3アルコシキ基、アーリルオキシ基、アルコキシ基、アシル基、アロイル基、ヘテロアロイル基、アシルオキシ基、アロイルオキシ基、ヘテロアロイルオキシ基、スルファニル基、スルフィニル基、スルホニル基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基、カルボキシアミド基、アミノカルボニル基、カルボキシ基、オキソ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、及びウレイド基からなる群から選択された1つ以上の置換基により任意に置換されるものを含む。当該ヘテロ環基は、飽和環であり、又は1つ以上の不飽和結合を有してよい。当該ヘテロ環基は、置換基を任意に有しうる1つ以上のヘテロ環、アリール環、ヘテロアリール環、又は炭素環と縮合されてもよい。
【0072】
本発明において、「ALK5及び/又はALK4の抑制剤」は、抑制性スマッド(例えば、スマッド6及びスマッド7)以外の、ALK5及び/又はALK4の受容体、好ましくはp38又は第II型受容体に対して選択的に抑制する化合物を意味する。
【0073】
本発明において「ALK5及び/又はALK4により介在される疾患」はALK5及び/又はALK4により介在(又は調節)される任意の疾患、例えば、TGF−β及び/又はアクチビンのシグナルパスウェイでスマッド2及びスマッド3のリン酸化の抑制により調節される疾患を言う。
【0074】
本発明における「潰瘍」は糖尿病性潰瘍、慢性潰瘍、胃潰瘍、及び十二指腸潰瘍を含むが、これらにのみ限定されない。
【0075】
本発明による前記化学式(I)の化合物は、市販品、又は既知の出発物質を使用する複数の方法で製造されうる。当該出発物質が市販品ではない場合、当該分野で知られている手順で調製可能である。
【0076】
本発明による前記化学式(I)の化合物は、好ましくは、反応スキーム1の手順に従って合成される。化学式(II)の化合物は臭素による臭素化した後、適切な溶媒に塩基が存在する条件下で化学式(III)の化合物とカップリングする。当該反応に使用可能な塩基は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸セシウムを含むが、これらに限定されない。また、当該反応に使用可能溶媒はテトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド又はアセトニトリルを含むが、これらに限定されない。
[反応スキーム1]
【0077】
【化3】
ここで、R
1、R
2、R
3、n及びXは前記定義された通りである。
【0078】
他の方法では、化学式(I)の化合物は反応スキーム2の手順に従って合成される。化学式(IV)の化合物は、適切な溶媒に塩基が存在する条件下で、化学式(V)の化合物又は化学式(VI)の化合物と環化反応を行う。当該反応に使用可能な塩基は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸セシウムを含むが、これらに限定されない。また、当該反応に使用可能な溶媒はテトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド又はアセトニトリルを含むが、これらに限定されない。
【0080】
【化4】
ここで、R
1、R
2、R
3、n及びXは前記定義された通りである。
【0081】
また、本発明による前記化学式(I)で示す化合物は、反応スキーム3の手順に従って合成されてよい。反応スキーム3で提示した通り、化学式(VII)で示す化合物は、適切な溶媒に塩基が存在する条件下において、化学式(V)で示す化合物又は化学式(VI)で示す化合物と環化反応をした後、ハロゲン化剤と反応させ、化学式(VIII)の化合物を生成する。さらに、当該化学式(VIII)の化合物は、鈴木カップリング又はスティルカップリングにより、ホウ酸エステル、ボロン酸又はスズ化合物とを結合させ、化学式(I)の化合物を生成する。当該反応に使用可能な塩基は炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸セシウムを含むが、これらに限定されない。また、当該反応に使用可能溶媒は、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド又はアセトニトリルを含むが、これらに限定されない。
【0083】
【化5】
ここで、R
1、R
2、R
3、n及びXは前記定義された通りである。
【0084】
さらに、XがNH基である場合、化学式(I)で示す化合物は、スキーム4で示す従来の加水分解法により合成されてもよい。
[反応スキーム4]
【0085】
【化6】
ここで、R
1、R
2、R
3、及びnは前記定義された通りである。
【0086】
上述の反応スキームで示した合成中間体及び最終生成物の特有の置換基は、完全に合成された後のもの、当業者により必要に応じて適切な保護基が付与されたもの、又は当業者により既知の方法により最終的に目的物に変換されうる前駆体として存在可能である。さらに、合成の各段階に又は合成終了後においても、置換基を付与可能である。多くの場合は、一般に使用される官能基操作技術は、一つの中間体から他の中間体への変換、又は、化学式(I)で示す一つの化合物から、化学式(I)で示す他の化合物への変換に使うことができる。置換基の付与はアルキル化、アシル化、ハロゲン化、又は酸化のような通常の反応により行われてもよい。これらの操作は当該分野における周知技術である。
【0087】
化学式(I)で示す化合物の調製について、下記の実施例を用いて、さらに詳しく説明する。
【0088】
本発明による前記化学式(I)で示す化合物は、例えば、経口投与、バッカル投与、舌下投与、直腸投与、膣内投与、鼻噴投与、局所投与及び非経口投与(静脈、筋注、皮下及び冠動脈内を含み)を含む種々の適切な投与経路で投与可能である。
【0089】
本発明による局所製剤は、例えば、軟膏、クリーム又はローション、眼軟膏、点眼剤又は点耳剤、含浸包帯及びエアロゾルの形態で提供することができ、そのほかにも、軟膏剤及びクリームにおいて薬物の浸透及び皮膚の軟化を促進するために、防腐剤、溶媒のような既存の適合した添加物を含有させることができる。
【0090】
本発明による製剤は、クリーム又は軟膏の基剤、及びローション用のエタノール又はオレイルアルコールのようなな常用性の既存の担体を含むことができる。これらの担体は、製剤の約1質量%〜約98%質量であり、最も一般的には、製剤の約80質量%以下である。
【0091】
疾病の治療または予防を目的として前記化学式Iで表される化合物を経口、口腔内又は舌下投与する場合、投与量は平均体重が70kgの成人患者を基準する時、一般的に50mg〜5000mg/日である。従って、一般成人患者の場合、薬剤学的に許容可能な賦形剤又は担体を使用して、有効化合物が25mg〜500mgほど含有されるように錠剤又はカプセル剤に剤形化し、1日1回又は数回に分けて単回又は複数回投与により服用する。非経口投与のための剤形においては、有効化合物は25mg〜250mgの単回投与量が投与されるが、実質的に医師は各々患者に対して患者の年齢、体重及び患者の特性によって最も適当な投与量を決定する。前記投与量は平均的な場合を例示したものであり、個人的な差によってその投与量が高いか、又は低いこともあり、これらは本発明の範囲に属する。
【0092】
ヒトに適用する際、前記化学式(I)で表される化合物は単独で投与することができるが、一般的に投与方式と標準薬学的慣行(standard phamaceutical practice)を考慮して選択された薬剤学的担体と混合させて投与することができる。例えば、前記化合物は澱粉もしくはラクトースのような賦形剤を含有させて錠剤形態で、又は、カプセルもしくは腔坐剤(ovules)を単独で、又は、賦形剤を含有させてカプセルもしくは腔坐剤(ovules)形態で、又は、味を付けたり色を付けたりする化学薬品を含有させてエリキシル剤もしくは懸濁剤形態に剤形化して、経口、口腔内もしくは舌下に投与することができる。このような液体製剤は懸濁剤(例えば、メチルセルロース、ウィテプゾールのような半合成グリセリド、又は杏仁油とPEG−6エステルとの混合物、又はPEG−8とカプリル/カプリン酸グリセリドとの混合物のようなグリセリド混合物)などの薬剤学的に許容可能な添加剤と共に製造される。また、本発明による前記化学式(I)で示す化合物は、非経口的に、例えば、静脈内、筋肉内、皮下、及び冠動脈内を通して注射することができる。また、非経口投与のためには、前記化学式(I)で示す化合物を無菌の水溶液形態で使用することが最も好ましく、例えば、塩類、又はマンニトール、グルコースなどの単糖類のような物質を含有させ、血液等張液を作り使用することもできる。
【0093】
従って、本発明はALK5又はALK4受容体、又はALK5及びALK4受容体の両方により介在される疾患を予防又は治療する医薬組成物を提供する。当該医薬組成物は、有効成分としての前記化学式(I)で示す化合物、又はその薬剤学的に許容可能な塩又はその溶媒化合物と、薬剤学的に許容可能な賦形剤又は担体とを含む。
【0094】
さらに、本発明は、治療に使用される、前記化学式(I)で示す化合物、その薬剤学的に許容可能な塩又は溶媒化合物、又はその薬剤学的に許容可能な塩と溶媒化合物との両方を含む医薬組成物を提供する。
【0095】
さらに、本発明は、前記化学式(I)で示される化合物、又はその薬剤学的に許容可能な塩、又はその溶媒化合物、又はその薬剤学的に許容可能な塩と溶媒化合物との両方の、哺乳類においてALK5及び/又はALK4受容体により介在される疾患を治療するための医薬品の製造における使用を提供する。
【0096】
本発明において、ALK5及び/又はALK4受容体により介在される疾患は、腎線維症、肝線維症、肺線維症、糸球体腎炎、糖尿病性腎障害、ループス腎炎、高血圧による腎障害、腎間質線維化、薬物曝露合併症による腎線維症、HIV関連腎臓病、臓器移植懐死、あらゆる病因による肝線維症、感染による肝機能障害、アルコール性肝炎、胆道系疾患、肺線維症、急性肺障害、成人性呼吸促迫症候群、特発性肺線維症、慢性閉塞性肺疾患、感染因子又は毒物による肺線維症、梗塞後の心臓線維症、うっ血性心不全、拡張型心筋症、心筋炎、血管狭窄症、再狭窄、粥状動脈硬化、眼球損傷、角膜損傷、増殖性硝子体網膜症、真皮における外傷又は手術痕による創傷治癒中の過剰又は肥厚性の瘢痕又はケロイドの生成、腹膜又は真皮下の癒着、皮膚硬化症、線維性硬化症、全身性進行性硬化症、皮膚炎、多発性筋炎、関節炎、骨粗鬆症、潰瘍、神経機能障害、男性勃起機能障害、アルツハイマー病、レイノー症候群、線維性癌、腫瘍転移及び増殖、放射線線維症及び血栓症を含むが、前記列挙された疾患に限定されない。
【0097】
さらに、本発明は、前記化学式(I)で示す化合物、又はその薬剤学的に許容可能な塩又はその溶媒化合物の、ALK5及び/又はALK4受容体により介在される疾患を予防又は治療するため医薬品の製造における使用を提供する。
【0098】
さらに、本発明は、前記化学式(I)で示す化合物、又はその薬剤学的に許容可能な塩又はその溶媒化合物を必要とされる哺乳類に投与する方法を含む、哺乳類においてALK5及び/又はALK4受容体により介在される疾患を予防又は治療する方法を提供する。好ましくは、哺乳類はヒトである。
【0099】
さらに、本発明は、哺乳類においてTGF−β及び/又はアクチビンのシグナルパスウェイを阻害する方法を提供する。例えば、ALK5及び/又はALK4受容体によるスマッド2又はスマッド3のリン酸化を抑制する。
【0100】
さらに、本発明は、哺乳類においてTGF−β及び/又はアクチビンのシグナルパスウェイを阻害することにより、細胞外基質の過剰累積を軽減する方法を提供する。例えば、ALK5及び/又はALK4受容体によるスマッド2又はスマッド3のリン酸化を抑制する。
【0101】
さらに、本発明は、哺乳類においてTGF−βのシグナルパスウェイを阻害することにより、癌細胞の転移を抑制する方法を提供する。
【0102】
さらに、本発明はさらに、哺乳類においてTGF−βのシグナルパスウェイを阻害することにより、TGF−βの過剰発現で引き起こした癌腫を治療する方法を提供する。
【0103】
本発明は、下記の実施例により詳細に説明されるが、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するものではない。
【0104】
[中間体1]
2−トリブチルスタナニル−チエノ[3,2−c]ピリジンの合成
【0106】
−78℃条件下で、テトラヒドロフラン(THF,7.5mL)におけるチエノ[3,2−c]ピリジン(300mg,2.22mmol)及びテトラメチルエチレンジアミン(335mL,2.22mmol)を撹拌しながら、ブチルリチウム(BuLi)(ヘキサン溶液、1.6M,1.4mL)をゆっくり添加した。15分後、混合溶液に対して塩化トリブチルスズ(599mL,2.22mmol)を添加して2時間撹拌した。反応した混合溶液を水に流し込み、酢酸エチル(EtOAc)で2回抽出した。混合した有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過した後、減圧で蒸留した。シリカゲルを充填した中圧液体クロマトグラフィー(MPLC)[溶出液:酢酸エチル/ヘキサン(1/2)]で濃縮物を精製し、オイル状の目的化合物(453.7mg,48%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.13(d, 1H), 8.38 (d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.50 (m, 1H), 1.59(m, 6H), 1.37 (m, 6H),1.20 (m, 6H), 0.92 (t, 9H).
[中間体2]
6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゾチアゾールの合成
【0108】
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF,6mL)における、6−ブロモ−ベンゾチアゾール(300mg,1.40mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(427mg,1.68mmol)、及び酢酸カリウム(KOAc)(412mL,4.20mmol)の懸濁液を、PdCl
2(dppf)
2(57mg,0.07mmol)に添加し、100℃で、窒素雰囲気下で4時間撹拌した。室温に冷却した後、混合溶液を食塩水及び酢酸エチルで5分間撹拌して抽出した。有機層を分離した後、水層をさらに酢酸エチルで3回抽出した。抽出した有機層を前記分離された有機層に混合させ、Na
2SO
4で乾燥して濾過した後、減圧で蒸留した。さらに、シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:酢酸エチル/ヘキサン(1/20)]で濃縮物を精製し、白色固体の目的化合物(329mg,90%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.06(s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 1.38 (s, 12H).
[中間体3]
2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの合成
【0110】
中間体2の合成方法において、6−ブロモ−ベンゾチアゾールの代わりに、5−ブロモ−ベンゾ[b]チオフェン(300mg,1.41mmol)を用いて反応させることにより、薄青い固体の目的化合物(290mg,79%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.31(s, 1H), 7.88 (d, 1H), 7.74 (d, 1H), 7.41 (d, 1H), 7.34 (d, 1H), 1.37 (s, 12H).
[中間体4]
6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジンの合成
【0112】
中間体2の合成方法において、6−ブロモ−ベンゾチアゾールの代わりに、6−ヨード−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(1.0g,4.08mmol)を使用し、さらに、シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:酢酸エチル/ヘキサン(1/2)]で精製したことにより、白色固体の目的化合物(645.4mg,65%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.95(s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.72 (d, 1H), 1.36 (s, 12H).
[中間体5]
5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゾオキサゾールの合成
【0114】
中間体2の合成方法において、6−ブロモ−ベンゾチアゾールの代わりに、5−ブロモ−ベンゾオキサゾール(200mg,1.01mmol)を使用し、さらに、シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:酢酸エチル/ヘキサン(1/2)]で精製したことにより、黄色固体の目的化合物(222.4mg,90%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.25(s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.58 (d, 1H), 1.37 (s, 12H).
[中間体6]
4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−キノリンの合成
【0116】
中間体2の合成方法において、6−ブロモ−ベンゾチアゾールの代わりに、4−ブロモ−キノリン(300mg,1.44mmol)を使用し、さらに、シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン(1/1)]で精製したことにより、薄茶色固体の目的化合物(110mg,30%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.93(d, 1H), 8.64 (dd, 1H), 8.11 (dd, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.71 (m, 1H), 7.58 (m,1H), 1.44 (s, 12H).
[中間体7]
5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゾ[1,3]ジオキソールの合成
【0118】
中間体2の合成方法において、6−ブロモ−ベンゾチアゾールの代わりに、5−ブロモ−ベンゾ[1,3]ジオキソール(200mg,0.99mmol)を使用したことにより、薄黄色のオイル状の目的化合物(220 mg,90%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.35(d, 1H), 7.23 (s, 1H), 6.82 (d, 1H), 5.95 (s, 2H), 1.32 (s, 12H).
[中間体8]
6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシンの合成
【0120】
中間体2の合成方法において、6−ブロモ−ベンゾチアゾールの代わりに、6−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン(400mg,1.86mmol)を使用したことにより、薄黄色のオイル状の目的化合物(431mg,88%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.31(d, 1H), 7.29 (dd, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.22 (m, 4H), 1.31 (s, 12H).
[中間体9]
2−イミダゾール−1−イル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−キノキサリンの合成
【0122】
中間体2の合成方法において、6−ブロモ−ベンゾチアゾールの代わりに、7−ブロモ−2−イミダゾール1−イル−キノキサリン(225mg,0.82mmol)を使用し、さらに、シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1/100)]で精製したことにより、茶色のオイル状の中間体9(130mg,94%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.10(s, 1H), 8.56 (d, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.10 (dd, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.81 (dd,1H), 7.31 (s, 1H), 1.41 (s, 12H).
[中間体10]
2−ピラゾ−ル−1−イル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−キノキサリンの合成
【0124】
中間体2の合成方法において、6−ブロモ−ベンゾチアゾールの代わりに、7−ブロモ−2−ピラゾ−ル−1−イル−キノキサリン(200mg, 0.73mmol)を使用し、さらに、シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:酢酸エチル/ヘキサン(1/1)]で精製したことにより、茶色の固体の中間体10(220mg,94%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.71(s, 1H), 8.70 (d, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.08 (d, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.85 (d, 1H),6.57 (dd, 1H), 1.41 (s, 12H).
[中間体11]
1−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノンの合成
【0126】
1−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−エタノン(5.31g,39.3mmol)と33%の臭化水素(HBr)/酢酸(AcOH)(6.9mL,69.3mmol)とからなる溶液を、臭素(2mL,39.3mmol)に対してゆっくり添加し、1時間撹拌した。混合溶液を減圧で濃縮させ、トルエンで希釈し、さらに減圧で濃縮して、2−ブロモ−1−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−エタノンヒドロブロミド(12.14g,105%)を得た。得られたブロミド(10g,32.4 mmol)を水及びCH
2Cl
2に溶解させ、NaHCO
3液で中和した。混合溶液をジクロロメタンで3回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した後、減圧で蒸留した。得られた濃縮物をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF,90mL)に溶解させ、さらに、N−アセチル−グアニジン(9.7g,95.9mmol)を添加した。混合溶液を64時間撹拌した後、減圧で濃縮した。当該濃縮物を水に溶解した後、メタノール及びジクロロメタンで2回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、さらに、減圧蒸留で固体を得た。当該混合物をジクロロメタンで希釈し、濾過した後、酢酸エチル/ヘキサン(1/1)で洗浄して、白色固体のN−[5−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−2−イル]−アセトアミド(2.29g,32%)を得た。さらに、濾液を、NH−シリカゲルを充填したMPLC(溶出液:1%のメタノール/ジクロロメタン)で精製し、前記化合物(548mg,5.7%)を得た。
【0127】
80℃の条件下で、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF,130mL)における、前記化合物(2.29g,10.6mmol)とCs
2CO
3(17g,53.0mmol)との混合溶液に対して、1,2−ジブロモエタン(2.7mL,31.8mmol)を添加し、5時間撹拌した。室温に冷却した後、混合液をセライトで濾過し、DMFで洗浄し、減圧で濃縮した。濃縮物を水に溶解し、ジクロロメタンで3回抽出して、無水硫酸マグネシウムで乾燥して濾過した後、減圧蒸留した。残留物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/ヘキサン/酢酸エチル(3/1/0.5 → 3/0/1)]で精製し、白色固体の目的化合物(1.27g,49%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.68(d, 1H), 7.57 (t, 1H), 7.46 (s, 1H), 6.98 (d, 1H), 4.46 (m, 2H), 4.15 (m, 2H),2.70 (s, 3H), 2.54 (s, 3H).
[中間体12]
1−[5−ブロモ−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノンの合成
【0129】
乾燥のジクロロメタン(50mL)における1−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノン(中間体11,1.27g,5.22mmol)の溶液を0℃で撹拌しながら、N−ブロモスクシンイミド(929mg,5.22mmol)を少量ずつ添加し、20分間撹拌した。反応した混合物を水で希釈した後、ジクロロメタンで3回抽出して、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧蒸留した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/ヘキサン/酢酸エチル(3/1/0.5→3/1/1)]で精製し、白色固体の目的化合物(1.62g,96%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.68(d, 1H), 7.59 (t, 1H), 7.03 (d, 1H), 4.48 (m, 2H), 4.12 (m, 2H), 2.67 (s, 3H),2.60 (s, 3H).
[中間体13]
2−[2−(ベンジルスルホニル)−1H−イミダゾール4−イル]−6−メチルピリジンの合成
【0131】
イソプロピルアルコール(30mL)におけるチオ尿素(761mg,10mmol)に対して、ベンジルブロミド(1.71g,10mmol)を添加し、85℃で1時間撹拌した。室温に冷却した後、減圧で濃縮して、トルエンで抽出し、再度減圧で濃縮させ、白色固体のベンジルカルバムイミドチオ酸臭化水素酸塩(2.48g,100%)を得た。50℃で、DMF(3mL)における上記の得られた化合物(741mg,3mmol)と炭酸ナトリウム(435mg,4.1mmol)との混合溶液に対して2−ブロモ−1−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−エタノンヒドロブロミド(中間体11の合成方法を参照、294mg,1mmol)を添加し、16時間撹拌した。混合溶液を室温に冷却した後、飽和食塩水とジクロロメタンで抽出し、5分間撹拌した。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで3回抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した後、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン(0%→20%)]で精製し、薄黄色オイル状の2−(2−(ベンジルチオ)−1H−イミダゾール−4−イル)−6−メチルピリジン(177mg,63%)を得た。乾燥ジクロロメタンにおける前記オイル状の化合物(177mg,0.63mmol)の溶液を撹拌しながら、0℃で、3−クロロ過安息香酸(310mg,1.38mmol)を更に添加して、1時間撹拌した。混合溶液を水及びジクロロメタンで抽出し、5分間撹拌した。有機層を分離した後、水層をジクロロメタンで2回抽出し、抽出した有機層を前記分離した有機層に混合させ、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過して減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(5%)]で精製し、白色のオイル状の目的化合物(113mg,58%)を得た。
MS(ESI) m/z 314.05 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.64 (m,2H), 7.26 (m, 3H), 7.16 (m, 3H), 7.06 (d, 1H), 4.61 (s, 2H), 2.50 (s, 3H).
[中間体14]
5−ブロモ−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾールの合成
【0133】
DMF(4mL)における2−(2−(ベンジルスルホニル)−1H−イミダゾール4−イル)−6−メチルピリジン(中間体13,200mg,0.64mmol)と炭酸セシウム(831mg,2.56mmol)との混合溶液に、80℃の条件下で2−ブロモエタノール(135μL,1.92mmol)を添加し、4時間撹拌した。室温に冷却した後、飽和塩化アンモニウム溶液とジクロロメタンとで抽出し、5分間撹拌した。有機層を分離した後、水層をジクロロメタンで2回抽出、抽出した有機層を前記分離した有機層に混合させ、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過して減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン(0%→30%)]で精製し、白色フォーム状の2−(2−(ベンジルスルホニル)−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−1−イル)エタノール(130mg,57%)を得た。乾燥テトラヒドロフラン(THF,6mL)における前記のフォーム状の化合物(130mg,0.36mmol)の溶液に室温条件で水素化ナトリウム(14.5mg, 0.36mmol)を添加し、2時間撹拌した。混合溶液を水及び酢酸エチルで抽出し、5分間撹拌した。有機層を分離した後、水層をメタノール/ジクロロメタン(3%)で2回抽出し、抽出した有機層を前記分離した有機層に混合させ、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過して減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン(0%→10%)]で精製し、白色固体の6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾ−ル(54mg, 74%)を得た。得られた化合物を、中間体12の合成方法と同様な方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/ヘキサン(50%→100%)]で精製し、薄茶色固体の中間体14(35mg,42%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.64(d, 1H), 7.56 (t, 1H), 7.00 (dd, 1H), 5.03 (dd, 2H), 4.18 (dd, 2H), 2.58 (s,3H).
[中間体15]
1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステルの合成
【0135】
中間体11の合成方法において、1,2−ジブロモエタンの代わりに、N−[5−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−2−イル]−アセトアミド(中間体11の合成方法を参照,500mg,2.31mmol)と2,3−ジブロモ−プロピオン酸エチルエステル(1mL,6.93mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(3/0.5/1)]で精製し、茶色オイル状の目的化合物(577.4mg,79%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.69 (d,1H), 7.57 (t, 1H), 7.42 (s, 1H), 6.97 (d, 1H), 5.36 (dd, 1H), 4.40 (t, 2H), 4.25(q, 2H), 4.14 (dd, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.53 (s, 3H), 1.28 (t, 3H).
[中間体16]
1−アセチル−5−臭化−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステルの合成
【0137】
中間体12の合成方法において、1−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノン(中間体11)の代わりに、1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステル(中間体15,577.4mg,1.83mmol)を使用して合成した。合成した粗生成物をジクロロメタン/メタノール/ヘキサンで再結晶化させて精製し、白色固体の目的化合物(414.7mg,57%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.68 (d,1H), 7.59 (t, 1H), 7.03 (d, 1H), 5.37 (dd, 1H), 4.35 (t, 2H), 4.27 (q, 2H), 4.12(dd, 2H), 2.71 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 1.30 (t, 3H).
[中間体17]
1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリルの合成
【0139】
中間体11の合成方法において、1,2−ジブロモエタンの代わりに、N−[5−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−2−イル]−アセトアミド(中間体11の合成方法を参照,500mg,2.31mmol)と2,3−ジブロモ−プロピオン酸エチルエステル(762μL,6.93mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(3/0.5/1)]で薄茶色のフォーム状の目的化合物(345.8mg,56%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.67 (d,1H), 7.59 (t, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.01 (d, 1H), 5.61 (dd, 1H), 4.47 (m, 2H), 2.74(s, 3H), 2.54 (s, 3H).
[中間体18]
1−アセチル−5−ブロモ−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリルの合成
【0141】
中間体12の合成方法において、1−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノン(中間体11)の代わりに、1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリル(中間体17,577.4mg,1.83mmol)を使用して合成した。合成した化合物を、ジクロロメタン/メタノール/ヘキサンで再結晶化させて精製し、白色固体の目的化合物(240mg,53%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.63 (d,1H), 7.59 (t, 1H), 7.04 (dd, 1H), 5.61 (dd, 1H), 4.40 (m, 2H), 2.70 (s, 3H),2.56 (s, 3H).
(実施例)
[実施例1]
1−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−キノキサリン−6−イル−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノンの合成
【0143】
CH
3CN(6mL)におけるN−[5−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−4−キノキサリン−6−イル−1H−イミダゾール−2−イル]−アセトアミド(150mg,0.44mmol)とK
2CO
3(304mg,2.20mmol)との混合溶液に、80℃で1,2−ジブロモエタン(56μL,0.65mmol)を添加した。さらに1,2−ジブロモエタン(25μL,0.29mmol)を、2時間の間隔をおいて3回に分けて添加し、15時間撹拌した。室温に冷却した後、セライトで濾過、ジクロロメタンで洗浄、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC(溶出液:ジクロロメタン)で精製し、黄色固体の目的化合物(36.7mg,23%)を得た。
MS(ESI) m/z 371.68 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.84(d, 2H), 8.15 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.97 (dd, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.55 (t, 1H),7.00 (d, 1H), 4.55 (t, 2H), 4.27 (t, 2H), 2.76 (s, 3H), 2.36 (s, 3H).
[実施例2]
6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノキサリンの合成
【0145】
メタノール(2mL)における1−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−キノキサリン−6−イル−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノン(実施例1,30mg,0.08mmol)の懸濁液に対して1NのNaOH(97μL,0.097mmol)を添加し、60℃で2時間撹拌した。室温に冷却した後、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC(溶出液:1%のメタノール/ジクロロメタン)で精製し、黄色固体の目的化合物(18.7mg,71%)を得た。
MS(ESI) m/z 329.64 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.82(d, 1H), 8.80 (d, 1H), 8.12 (t, 1H), 7.98 (m, 2H), 7.50 (d, 1H), 7.49 (t, 1H),6.97 (dd, 1H), 4.57 (br s, 1H), 4.24 (m, 2H), 4.09 (t, 2H), 2.39 (s, 3H).
[実施例3]
6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]−キノキサリンの合成
【0147】
1,4−ジオキサン(10mL)における1−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2−キノキサリン−6−イル−エタノン(600mg,2.28mmol)の溶液を撹拌しながら、1,4−ジオキサン(2mL)に溶解した臭素(0.117mL,2.28mmol)の溶液をゆっくり添加した。1時間撹拌した後、t−BuOMeと水で分層した。有機層を分離した後、水層を炭酸水素ナトリウム液で中和した。有機層に、中和された水層を混合させた後、再度分離した。水層をジクロロメタンで2回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧で蒸留し、ブロミド(877mg,112%)を得た。DMF(3mL)におけるブロミド(278mg,0.81mmol)の溶液に対して、テトラヒドロ−ピリミジン−2−イリデンアミン塩酸塩(330mg,2.44mmol)とK
2CO
3(337mg,2.44mmol)とを添加し、80℃で5時間撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物をテトラヒドロフラン(THF,5mL)で抽出し、セライトで濾過した後、THFで洗浄した。濾過液を減圧で濃縮し、濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:1%のメタノール/ジクロロメタン]で精製し、さらに、酢酸エチル/ヘキサンで再結晶を行い、橙色固体の目的化合物(42mg,15%)を得た。
MS(ESI) m/z 343.69 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.84(d, 1H), 8.83 (d, 1H), 8.09 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.84 (dd, 1H), 7.40 (t, 1H),7.27 (d, 1H), 6.90 (d, 1H), 4.97 (br s, 1H), 3.90 (t, 2H), 3.49 (m, 2H), 2.38(s, 3H), 2.09 (quintet, 2H).
[実施例4]
6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノリンの合成
【0149】
CH
3CN(6mL)におけるN−[5−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−4−キノリン−6−イル−1H−イミダゾール−2−イル]−アセトアミド(150mg,0.44mmol)とK
2CO
3(304mg,2.20mmol)との混合溶液に80℃で1,2−ジブロモエタン(56μL,0.65mmol)を添加した。2.5時間後、1,2−ジブロモエタン(28μL,0.33mmol)をさらに添加し、20時間撹拌した。室温に冷却した後、セライトで濾過し、ジクロロメタンで洗浄、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC(溶出液:ジクロロメタン→10%酢酸エチル/ジクロロメタン→2%メタノール/ジクロロメタン)で精製し、薄黄色固体の環式化合物(19.1mg,12%)を得た。メタノール(2mL)における上記の得られた環式化合物(19.1mg,0.052mmol)の懸濁液に1NのNaOH(62μL,0.062mmol)を添加し、60℃で2時間撹拌した。室温に冷却した後、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:1.5%酢酸エチル/ジクロロメタン]で精製し、黄色固体の目的化合物(10.9mg,64%)を得た。
MS(ESI) m/z 329.64 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.89(dd, 1H), 8.11 (m, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.82 (dd, 1H), 7.45 (t,1H), 7.41 (d, 1H), 7.39 (t, 1H), 6.92 (dd, 1H), 4.44 (br t, 1H), 4.16 (m, 2H),4.07 (m, 2H), 2.40 (s, 3H).
[実施例5]
6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]−キノリンの合成
【0151】
CH
3CN(4mL)におけるN−[5−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−4−キノリン−6−イル−1H−イミダゾール−2−イル]−アセトアミド(100mg,0.29mmol)とK
2CO
3(200mg,1.45mmol)との混合溶液に、80℃で1,3−ジブロモプロパン(45μL,0.44mmol)を添加した。2.5時間後、1,3−ジブロモプロパン(23μL,0.22mmol)をさらに添加し、20時間撹拌した。室温に冷却した後、セライトで濾過し、ジクロロメタンで洗浄して、減圧濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン(0→2%)]で精製し、薄黄色固体の環式化合物(60.4mg,54%)を得た。メタノール(3mL)における、上記の得られた環式化合物(60.4mg,0.16mmol)の懸濁液に1NのNaOH(190μL,0.19mmol)を添加し、60℃で1時間撹拌した。冷却した後、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:1.5%酢酸エチル/ジクロロメタン]で精製し、酢酸エチルで再結晶させ、黄色固体の目的化合物(10.1mg,18%)を得た。
MS(ESI) m/z 342.86 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.92(dd, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.73 (dd, 1H), 7.42 (dd,1H), 7.33 (t, 1H), 7.14 (d, 1H), 6.87 (d, 1H), 4.90 (br s, 1H), 3.81 (t, 2H),3.48 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.09 (quintet, 2H).
[実施例6]
2−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−チエノ[3,2−c]ピリジンの合成
【0153】
1,4−ジオキサン(4.5mL)における2−トリブチルスタナニル−チエノ[3,2−c]ピリジン(中間体1,158mg,0.37mmol)の溶液に、1−[5−ブロモ−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノン(中間体12,100mg,0.31mmol)とPd(PPh
3)
4(17.9mg,0.016mmol)とCuBr(4.5mg, 0.031mmol)を添加し、窒素雰囲気下で100℃で14時間撹拌した。室温に冷却した後、セライトで濾過し、ジクロロメタンで洗浄して、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/ヘキサン/酢酸エチル(3/1/0.5→3/0/1→3/0/2)]で精製し、黄色固体のカップリング生成物(83.5mg,72%)を得た。得られたカップリング生成物(80.9mg,0.125mmol)のメタノール(6.5mL)における懸濁液に対して、1NのNaOH(259μL,0.259mmol)を添加し、70℃で1.5時間撹拌した。室温に冷却した後、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン(1%→2%)]で精製し、黄色固体の目的化合物(61.6mg,86%)を得た。
MS(ESI) m/z 334.77 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3+CD
3OD)δ 8.89 (s, 1H), 8.27 (d, 1H), 7.67 (d, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.55 (t, 1H),7.43 (d, 1H), 7.02 (d, 1H), 4.26 (m, 2H), 4.04 (m, 2H), 2.52 (s, 3H).
[実施例7]
6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−ベンゾチアゾールの合成
【0155】
トルエン(4.5mL)及びエタノール(0.23mL)における6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゾチアゾール(中間体2,97.0mg,0.37mmol)と1−[5−ブロモ−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノン(中間体12,100mg,0.31mmol)とK
2CO
3(85.7mg,0.62mmol)との混合溶液に対して、Pd(PPh
3)
4(17.9mg,0.016mmol)を添加し、窒素雰囲気下で100℃で13時間撹拌した。室温に冷却した後、セライトで濾過し、ジクロロメタンで洗浄して、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/ヘキサン/酢酸エチル(3/1/0.5→3/1/1)]で精製し、さらに、ジクロロメタン/ヘキサンで再結晶させ、白色固体のカップリング生成物(49.2mg,42%)を得た。得られたカップリング生成物(49.2mg,0.049mmol)のメタノール(4.5mL)における懸濁液に対して、1NのNaOH(170μL,0.17mmol)を添加し、70℃で1.3時間撹拌した。室温に冷却した後、減圧で濃縮した。濃縮物を水で希釈し、1Nの塩酸で中和させ、ジクロロメタンで2回抽出して、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過して、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1%→2%)]で精製し、薄黄色固体の目的化合物(42.8mg,98%)を得た。
MS(ESI) m/z 334.70 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.00(s, 1H), 8.17 (d, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.60 (dd, 1H), 7.42 (t, 1H), 7.34 (d, 1H),6.92 (d, 1H), 4.10 (m, 4H), 2.40 (s, 3H).
[実施例8]
5−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0157】
トルエン(4.5mL)とエタノール(0.2mL)における、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン(中間体3,80.2mg,0.31mmol)と1−[5−ブロモ−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノン(中間体12,83mg,0.26mmol)とK
2CO
3(72mg,0.52mmol)との懸濁液に対して、Pd(PPh
3)
4(15mg,0.013mmol)を添加し、窒素雰囲気下で100℃で16時間撹拌した。室温に冷却した後、セライトで濾過し、ジクロロメタンで洗浄して、減圧濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/ヘキサン/酢酸エチル(3/1/0.5→2/1/1)]で精製し、ジクロロメタン/ヘキサンで再結晶させ、白色固体のカップリング生成物(18.2mg,19%)を得た。得られたカップリング生成物(18.2mg,0.049mmol)のMeOH(2mL)における懸濁液に対して、1NのNaOH(63μL,0.063mmol)を添加し、70℃で2時間撹拌した。室温に冷却した後、減圧濃縮した。濃縮物を水で希釈、1Nの塩酸で中和し、ジクロロメタンで2回抽出、無水硫酸マグネシウムで乾燥して、濾過し、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1%→2%)]で精製し、薄茶色固体の目的化合物(16.0mg,99%)を得た。
MS(ESI) m/z 333.71 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.95(d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.43 (dd, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.32 (t, 1H),7.26 (d, 1H), 6.90 (d, 1H), 4.35 (br s, 1H), 4.06 (m, 4H), 2.46 (s, 3H).
[実施例9]
6−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジンの合成
【0159】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体4,100mg,0.41mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(3/1/0.5→3/0/1)]で精製し、白色固体のカップリング生成物(45.3mg,31%)を得た。上記の得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→2%)]で精製し、薄黄色固体の目的化合物(35.7mg,89%)を得た。
MS(ESI) m/z 318.71 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.01(t, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.66 (m, 1H), 7.56 (d, 1H), 7.52 (t, 1H), 6.94 (dd, 1H),5.39 (br s, 1H), 4.03 (m, 4H), 2.37 (s, 3H).
[実施例10]
5−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−ベンゾオキサゾールの合成
【0161】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゾオキサゾール(中間体5,92.4mg,0.38mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(3/1/1)]で精製し、ジクロロメタン/ヘキサンで再結晶させることで白色固体のカップリング生成物(27.9mg,25%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→2%)]で精製し、薄黄色固体の目的化合物(7.4mg,30%)を得た。
MS(ESI) m/z 318.69 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.12(s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.55 (d, 2H), 7.41 (t, 1H), 7.30 (d, 1H), 6.90 (d, 1H),4.07 (m, 4H), 2.42 (s, 3H).
[実施例11]
4−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノリンの合成
【0163】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−キノリン(中間体6,92.3mg,0.36mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/1→2/1/0)]で精製して薄黄色固体のカップリング生成物(18.4mg,17%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→2%)]で精製し、黄色固体の目的化合物(14.8mg,91%)を得た。
MS(ESI) m/z 328.74 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.94(d, 1H), 8.14 (d, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.69 (m, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.39 (m, 1H),7.33 (t, 1H), 7.22 (d, 1H), 6.79 (d, 1H), 4.57 (br s, 1H), 4.06 (t, 2H), 3.90(m, 2H), 2.09 (s, 3H).
[実施例12]
5−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0165】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゾ[1,3]ジオキソール(中間体7,92mg,0.37mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/1)]で精製し、ジクロロメタン/ヘキサンで再結晶させ、白色固体のカップリング生成物(34.0mg,30%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→2%)]で精製し、薄茶色固体の目的化合物(26.5mg,88%)を得た。
MS(ESI) m/z 321.61 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.40(t, 1H), 7.26 (d, 1H), 6.98 (d, 1H), 6.91 (m, 2H), 6.80 (d, 1H), 5.98 (s, 2H),4.35 (br s, 1H), 4.02 (m, 4H), 2.48 (s, 3H).
[実施例13]
5−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0167】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン(中間体8,98mg,0.37mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(3/0.5/1)]で精製し、ジクロロメタン/ヘキサンで再結晶させ、白色固体のカップリング生成物(33.3mg,29%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→2%)]で精製し、薄茶色固体の目的化合物(28.5mg,96%)を得た。
MS(ESI) m/z 335.69 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.39 (t,1H), 7.17 (d, 1H), 6.90 (d, 1H), 6.88 (d, 1H), 6.83 (dd, 1H), 6.77 (d, 1H),4.23 (m, 4H), 3.97 (m, 4H), 2.42 (s, 3H).
[実施例14]
7−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール3−イル]−2−ピラゾール−1−イル−キノキサリンの合成
【0169】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、2−ピラゾ−ル−1−イル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−キノキサリン(中間体10,102mg,0.35mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/1)]で精製し、ジクロロメタン/ヘキサンで再結晶させ、白色固体のカップリング生成物(52.6mg,39%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→2%)]で精製し、ジクロロメタン/ヘキサンで3回再結晶させ、橙色固体の目的化合物(25.4mg,53%)を得た。
MS(ESI) m/z 395.78 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3+CD
3OD)δ 9.56 (s, 1H), 8.67 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.84 (m, 1H),7.77 (dd, 1H), 7.51 (t, 1H), 7.41 (d, 1H), 6.97 (d, 1H), 6.56 (m, 1H), 4.23 (m,2H), 4.06 (m, 2H), 2.36 (s, 3H).
[実施例15]
ジメチル−(2−{7−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール3−イル]−キノキサリン−2−イルオキシ}−エチル)−アミンの合成
【0171】
DMF(0.8mL)における1−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−(3−ピラゾ−ル−1−イル−キノキサリン−6−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノン(実施例14の合成方法を参照、25.5mg,0.058mmol)とK
2CO
3(24.2mg,0.175mmol)との懸濁液に対して、2−ジメチルアミノエタノール(0.6mL)を添加し、120℃で4時間撹拌した。室温に冷却した後、減圧で濃縮した。濃縮物を水で希釈し、1NのHClで中和させ、ジクロロメタンで3回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1%→2%)]で精製し、黄色固体の目的化合物(10.5mg,43%)を得た。
MS(ESI) m/z 416.57 (MH
+).
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.48(s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.68 (dd, 1H), 7.46 (t, 1H), 7.40 (d, 1H),6.95 (d, 1H), 4.89 (br s, 1H), 4.58 (t, 2H), 4.22 (m, 2H), 4.09 (m, 2H), 2.79(t, 2H), 2.42 (s, 3H), 2.37 (s, 6H).
[実施例16]
2−メトキシ−7−[2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−イル]−キノキサリンの合成
【0173】
メタノール(2mL)における、1−[5−(3−イミダゾール1−イル−キノキサリン−6−イル)−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール1−イル]−エタノン[中間体9を用いて実施例8の合成方法で合成し、12.3mg,0.028mmol)]との懸濁液に対して、1NのNaOH溶液(37μL,0.037mmol)を添加し、70℃で1時間撹拌した。室温に冷却した後、減圧で濃縮した。濃縮物を水で溶出、1Nの塩酸で中和させ、ジクロロメタンで3回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1%→2%)]で精製し、黄色固体の目的化合物(9.4mg,94%)を得た。
MS(ESI) m/z 359.74.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.42(s, 1H), 7.93 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.68 (dd, 1H), 7.46 (t, 1H), 7.40 (d, 1H),6.95 (d, 1H), 4.46 (br s, 1H), 4.22 (m, 2H), 4.09 (s, 3H), 4.07(m, 2H), 2.43(s, 3H).
[実施例17]
5−(3,5−ジメトキシフェニル)−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0175】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、2−(3,5−ジメトキシフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(79mg,0.3mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で精製し、白色固体のカップリング生成物(30mg,40%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製し、黄色がかった白色固体の目的化合物(6.9mg,26%)を得た。
MS(ESI) m/z 337.27 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.41(t, 1H), 7.29 (d, 1H), 6.92 (d, 1H), 6.61 (d, 2H), 6.41 (t, 1H), 4.09 (dd, 2H),4.00 (dd, 2H), 3.74 (s, 6H), 2.51 (s, 3H).
[実施例18]
N,N−ジメチル−4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)アニリンの合成
【0177】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ボロン酸(50mg,0.3mmol)を使用し、さらにNH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で精製し、白色固体のカップリング生成物(20mg,28%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製させ、黄色がかった白色固体の目的化合物(10.4mg,58%)を得た。
MS(ESI) m/z 320.34 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.33(m, 3H), 7.21 (m, 1H), 6.88 (m, 1H), 6.71 (m, 2H), 4.00 (ddt, 4H), 2.98 (s,6H), 2.49 (s, 3H).
[実施例19]
4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)ベンゾニトリの合成
【0179】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾニトリ(103mg,0.45mmol)を使用し、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で精製し、黄色固体のカップリング生成物(21mg,20%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製し、薄黄色固体の目的化合物(11.1mg,61%)を得た。
MS(ESI) m/z 302.31 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.57(m, 5H), 7.39 (d, 1H), 7.01 (d, 1H), 4.09 (m, 4H), 2.40 (s, 3H).
[実施例20]
2−メチル−6−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)キノリンの合成
【0181】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノリン(121mg,0.45mmol)を使用し、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で精製し、黄色固体のカップリング生成物(47mg,41%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製し、黄色固体の目的化合物(20.4mg,49%)を得た。
MS(ESI) m/z 342.35 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.94(m, 3H), 7.77 (dd, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.28 (d, 1H), 6.93 (d, 1H), 4.10 (m, 4H),2.75 (s, 3H), 2.38 (s, 3H).
[実施例21]
4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)アニリンの合成
【0183】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(66mg,0.3mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で精製し、茶色固体のカップリング生成物(33mg,49%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製させ、薄茶色固体の目的化合物(18.0mg,63%)を得た。
MS(ESI) m/z 292.30 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.41(t, 1H), 7.19 (m, 3H), 6.91 (d, 1H), 6.68 (m, 2H), 4.00 (m, 4H), 3.29 (br s,2H, NH
2), 2.46 (s, 3H).
[実施例22]
N−(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)アセトアミドの合成
【0185】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、N−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)アセトアミド(79mg,0.3mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で精製し、黄色固体のカップリング生成物(23mg,31%)を得る。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製させ、薄黄色固体の目的化合物(2.2mg,11%)を得た。
MS(ESI) m/z 334.30 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.44(m, 5H), 7.27 (d, 1H), 6.92 (d, 1H), 4.02 (m, 4H), 2.44 (s, 3H), 2.17 (s, 3H).
[実施例23]
N−(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
【0187】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(132mg,0.6mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]精製し、茶色固体のカップリング生成物(66mg,49%)を得た。
【0188】
乾燥ジクロロメタン(2mL)における上記の得られたカップリング生成物(66mg,0.2mmol)とトリエチルアミン(111μL,0.8mmol)との溶液に対して、メタンスルホニルクロライド(33μL,0.4mmol)を添加し、窒素雰囲気下で、40℃で1時間撹拌した。室温に冷却した後、飽和食塩水とジクロロメタンとで希釈し、5分撹拌した。有機層を分離した後、水層をジクロロメタンで3回抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/ヘキサン/酢酸エチル(3/1/1)→メタノール/ジクロロメタン(1/20))で精製した。得られた化合物を1NのNaOHと実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(3→10%)]で精製し、薄茶色固体の目的化合物(34.7mg,47%、二段階)を得た。
MS(ESI) m/z 370.07 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.42(t, 1H), 7.30 (m, 2H), 7.21 (d, 1H), 7.14 (m, 2H), 6.89 (d, 1H), 3.98 (m, 4H),2.94 (s, 3H), 2.34 (s, 3H).
[実施例24]
t−ブチル(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)カルバメートの合成
【0190】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、t−ブチル(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)カルバメート(144mg,0.45mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)で精製し、白色固体のカップリング生成物(33mg,25%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製させ、黄色がかった白色固体の目的化合物(12.4mg,42%)を得た。
MS(ESI) m/z 392.16 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.42(t, 2H), 7.35 (m, 4H), 7.24 (d, 1H), 6.92 (d, 1H), 4.01 (m, 4H), 2.45 (s, 3H),1.53 (s, 9H).
[実施例25]
5−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0192】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、1−メチル−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジン(136mg,0.45mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で白色固体のカップリング生成物(58mg,46%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製させ、黄色がかった白色固体の化合物(53.9mg,99%)を得た。
MS(ESI) m/z 375.37 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.40(t, 1H), 7.32 (m, 2H), 7.22 (d, 1H), 6.90 (m, 3H), 3.99 (m, 4H), 3.25 (dd, 4H),2.60 (dd, 4H), 2.47 (s, 3H), 2.36 (s, 3H).
[実施例26]
4−(4−(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−5−イル)フェニル)モルホリンの合成
【0194】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)モルホリン(131mg,0.45mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で精製し、白色固体のカップリング生成物(66mg,55%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製させ、黄色がかった白色固体の目的化合物(34.5mg,58%)を得た。
MS(ESI) m/z 362.42 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.41(t, 1H), 7.33 (m, 2H), 7.22 (d, 1H), 6.89 (m, 3H), 4.01 (m, 4H), 3.88 (dd, 4H),3.20 (dd, 4H), 2.47 (s, 3H).
[実施例27]
6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(m−トリル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0196】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、m−トリルボロン酸(62mg,0.45mmol)に変えることで、またNH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で精製し、白色固体のカップリング生成物(34mg,34%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製させ、黄色がかった白色固体の目的化合物(31.3mg,99%)を得た。
MS(ESI) m/z 291.32 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.41(t, 1H), 7.26 (m, 4H), 7.10 (m, 1H), 6.91 (d, 1H), 4.03 (m, 4H), 2.46 (s, 3H),2.34 (t, 3H).
[実施例28]
5−(4−メトキシフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0198】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに(4−メトキシフェニル)ボロン酸(69mg,0.45mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で精製し、白色固体のカップリング生成物(42mg,40%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製させ、黄色がかった白色固体の目的化合物(22.1mg,60%)を得た。
MS(ESI) m/z 307.30 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.39(m, 3H), 7.26 (m, 1H), 6.90 (m, 3H), 4.02 (m, 4H), 3.84 (s, 3H), 2.46 (s, 3H).
[実施例29]
6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0200】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(86mg,0.45mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で白色固体のカップリング生成物(48mg,41%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製させ、黄色がかった白色固体の目的化合物(22.0mg,52%)を得た。
MS(ESI) m/z 345.37 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.59(m, 4H), 7.49 (t, 1H), 7.38 (d, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.06 (m, 4H), 2.42 (s, 3H).
[実施例30]
6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(4−(メチルチオ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0202】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、(4−(メチルチオ)フェニル)ボロン酸(76mg,0.45mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)で精製し、白色固体のカップリング生成物(19mg,17%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製し、黄色がかった白色固体の目的化合物(6.1mg,37%)を得た。
MS(ESI) m/z 323.29 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.41(m, 3H), 7.27 (m, 3H), 6.92 (d, 1H), 4.03 (m, 4H), 2.51 (s, 3H), 2.46 (s, 3H).
[実施例31]
5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0204】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ボロン酸(77mg,0.45mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]で精製し、白色固体のカップリング生成物(26mg,24%)を得た。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製し、黄色がかった白色固体の目的化合物(21.0mg,90%)を得た。
MS(ESI) m/z 325.36 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.45(t, 1H), 7.31 (m, 2H), 7.17 (ddd, 1H), 6.93 (m, 2H), 4.03 (m, 4H), 3.92 (s,3H), 2.45 (s, 3H).
[実施例32]
5−(4−フルオロフェニル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾールの合成
【0206】
実施例8の合成方法において、2−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの代わりに、(4−フルオロフェニル)ボロン酸(64mg,0.6mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/酢酸エチル/ヘキサン(2/0.5/4)]精製し、白色固体のカップリング生成物(40mg,40%)を得る。得られたカップリング生成物を実施例8の合成方法で反応させ、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタン(1→3%)]で精製し、黄色がかった白色固体の目的化合物(25.6mg,72%)を得た。
MS(ESI) m/z 295.38 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.45(m, 3H), 7.31 (d, 1H), 7.04 (m, 2H), 6.90 (d, 1H), 4.03 (m, 4H), 2.43 (s, 3H).
[実施例33]
1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステルの合成
【0208】
実施例6の合成方法において、1−[5−ブロモ−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノンの代わりに、1−アセチル−5−ブロモ−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステル(中間体16,414.7mg,1.05mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/ヘキサン/酢酸エチル(3/1/0→3/1/1)の溶出液で精製し、黄色がかった白色固体の目的化合物(298.4mg,64%)を得た。
MS(ESI) m/z 448.31 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.05(s, 1H), 8.43 (d, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.72 (d, 1H), 7.67 (d, 1H), 7.61 (t, 1H), 7.07(d, 1H), 5.44 (dd, 1H), 4.59 (t, 1H), 4.33 (dd, 1H), 4.29 (q, 2H), 2.76 (s, 3H),2.56 (s, 3H), 1.32 (t, 3H).
[実施例34]
6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステルの合成
【0210】
エタノール/ジクロロメタン(1/1,2mL)における1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステル(実施例33,50mg,0.11mmol)とK
2CO
3(152mg,1.1mmol)を添加し、2時間撹拌した後、さらに50℃で2.5時間撹拌した。室温に冷却した後、混合溶液をセライトで濾過し、5%メタノール/ジクロロメタンで洗浄し、減圧で濃縮した。濃縮物をNH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン]で精製し、薄茶色固体の目的化合物(4.5mg,10%)を得た。
MS(ESI) m/z 406.19 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.02(d, 1H), 8.40 (d, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.70 (d, 2H), 7.58 (s, 1H), 7.56 (d, 1H),7.03 (t, 1H), 4.94 (br s, 1H), 4.83 (dd, 1H), 4.57 (t, 1H), 4.54 (d, 1H), 4.30(q, 2H), 2.58 (s, 3H), 1.34 (t, 3H).
[実施例35]
[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−イル]−メタノールの合成
【0212】
エタノール(2mL)とジクロロメタン(0.5ml)とにおける1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステル(実施例33,50mg,0.11mmol)の溶液に、0℃でNaBH
4(32mg,0.88mmol)を添加し、1時間撹拌した。水(1mL)で反応を停止させた後、塩化アンモニウム飽和水溶液を添加し、混合溶液をジクロロメタンで3回抽出した。3回抽出した有機層を混合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧で濃縮した。濃縮物をジクロロメタン/メタノール/ヘキサン再結晶で精製し、黄色固体の目的化合物(31.7mg,79%)を得た。
MS(ESI) m/z 364.32 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.83(s, 1H), 8.22 (d, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.53 (t, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.00(d, 1H), 4.40 (m, 1H), 4.30 (t, 1H), 4.03 (dd, 1H), 4.68 (dd, 1H), 3.61 (dd,1H), 2.50 (s, 3H).
[実施例36]
1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリルの合成
【0214】
実施例6の合成方法において、1−[5−ブロモ−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イル]−エタノンの代わりに、1−アセチル−5−ブロモ−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸エチルエステル(中間体18,240mg,0.69mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/ヘキサン/酢酸エチル(3/1/1)の溶出液で精製した後、ジクロロメタン/メタノール/ヘキサンで再結晶し、薄茶色固体の目的化合物(168.3mg,61%)を得た。
MS(ESI) m/z 401.19 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.97(s, 1H), 8.34 (d, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.59 (m, 2H), 7.07 (m, 1H), 5.69(dd, 1H), 4.61 (m, 2H), 2.71 (s, 3H), 2.50 (s, 3H).
[実施例37]
6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリルの合成
【0216】
メタノール(1mL)と1,4−ジオキサン(4ml)とにおける1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリル(実施例36,50mg,0.13mmol)の溶液に対して、1NのNaOH(80μL,0.08mmol)を添加し、1時間撹拌した。塩化アンモニウム飽和水溶液で反応を停止させた後、水を添加した。混合物をジクロロメタンで3回抽出し、3回抽出した有機層を混合させた後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、減圧で濃縮した。濃縮物を、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタンの溶出液(0%→2%)]で精製させ、黄色がかった白色固体の目的化合物(5.4mg,12%)を得た。
MS(ESI) m/z 359.23 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.86(s, 1H), 8.24 (d, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.36 (d, 1H),7.02 (d, 1H), 5.10 (dd, 1H), 4.49 (m, 2H), 2.47 (s, 3H).
[実施例38]
6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボン酸アミドの合成
【0218】
メタノール(0.5mL)における1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリル(実施例36,50mg,0.13mmol)の溶液に対して、硫酸(0.5mL)を添加し、30分間撹拌した。混合溶液を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液及び1NのNaOHで中和させ、メタノール/ジクロロメタンで3回抽出した。3回抽出した有機層を混合し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、減圧で濃縮した。濃縮物をジクロロメタン/メタノール/ヘキサンで再結晶させて精製し、黄色がかった白色固体の目的化合物(28.4mg,60%)を得た。
MS(ESI) m/z 359.27 (M-H
2O)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.85(d, 1H), 8.24 (d, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.36 (d, 1H),7.02 (d, 1H), 5.10 (dd, 1H), 4.49 (m, 2H), 2.47 (s, 3H).
[実施例39]
(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−イル)メタンアミンの合成
【0220】
乾燥テトラヒドロフラン(5mL)における1−アセチル−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−5−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−カルボニトリル(実施例36,200mg,0.5mmol)の溶液に、窒素雰囲気下で、0℃でLiAlH
4溶液(テトラヒドロフラン溶液、1.0M,1.5mL)を添加し、3時間撹拌した。−10℃に冷却した後、水(57μL)、1NのNaOH(114μL)及び水(171μL)の順番で添加して反応を停止させた。得られた懸濁液を濾過した後、水及び酢酸エチルで希釈し、5分撹拌した。有機層を分離した後、水層をジクロロメタンで3回抽出した。抽出した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧で濃縮した。濃縮物をNH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタンの溶出液(5%)]で精製し、明るい黄色固体の目的化合物(115mg,63%)を得た。
MS(ESI) m/z 363.28 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.00(d, 1H), 8.39 (m, 1H), 7.70 (m, 2H), 7.56 (m, 2H), 7.03 (m, 1H), 4.40 (m, 2H),4.09 (m, 1H), 3.04 (dd, 1H), 2.92 (dd, 1H), 2.59 (s, 3H).
[実施例40]
N−((6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−イル)メチル)アセトアミドの合成
【0222】
乾燥ジクロロメタン(1mL)における(6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−2−イル)メタンアミン(実施例39,36mg,0.1mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(19.1μL,0.11mmol)との溶液に対して、窒素雰囲気下で無水酢酸(20.8μL,0.22mmol)を添加し、1時間撹拌した後、水及びジクロロメタンで希釈した。希釈した液体を5分間撹拌し、有機層を分離した後、水層をジクロロメタンで2回抽出し、抽出した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧で濃縮した。濃縮物をNH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:メタノール/ジクロロメタンの溶出液(5%)]で精製させ、黄色固体の目的化合物(12mg,30%)を得た。
MS(ESI) m/z 405.24 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.95(s, 1H), 8.34 (d, 1H), 7.72 (d, 1H), 7.60 (m, 2H), 7.44 (d, 1H), 7.08 (d, 1H),4.54 (m, 1H), 4.37 (dd, 1H), 4.00 (dd, 1H), 3.52 (m, 2H), 2.58 (s, 3H), 1.99(s, 3H).
[実施例41]
6−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾールの合成
【0224】
実施例6の合成方法において、1−[5−ブロモ−6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール1−イル]−エタノンの代わりに、5−ブロモ−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾール(中間体14,35mg,0.125mmol)を使用し、さらに、NH−シリカゲルを充填したMPLC[溶出液:ジクロロメタン/ヘキサン/酢酸エチル(3/1/0.5→3/0/1→3/0/2)]で精製し、薄黄褐色固体の目的化合物(8mg,19%)を得た。
MS(ESI) m/z 335.17 (MH+)
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.03(d, 1H), 8.42 (d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.72 (dt, 1H), 7.63 (m, 2H), 7.05 (ddd,1H), 5.13 (dd, 2H), 4.44 (dd, 2H), 2.58 (s, 3H).
[生物学データ]
本発明の化合物の生物学的な活性は、下記の試験法により評価した。
【0225】
[試験実施例1:ALK5キナーゼのリン酸化抑制を評価するための無細胞分析]
ALK5のキナーゼ活性は、一般的な基質、カゼインに放射標識されたリン酸[
33P]を配合することで測定した。ヒトALK5のキナーゼドメイン(200番目から503番目までのアミノ酸)を、GSTタグ又はヒスチジンタグのN末端に結合させ、そのキナーゼ構造体を操作して昆虫細胞内で発現させる。精製されたALK5タンパク質をカゼイン基質(最終濃度,2mg/mL)と混合させた後、反応バッファー[20mM HEPES(pH7.5)、10mM MgCl
2、1mM EGTA、0.02%Brij35、0.02mg/mlBSA、0.1mM Na
3VO
4、2mM DTT及び1% DMSOを含み]を添加した。異なる濃度を有する前記化学式(I)の化合物の各種DMSO溶液を調製するために純DMSOを使用しており、調製されたDMSO溶液を反応混合液に添加した。さらに、
33P−ATP、比活性0.01μCi/μl、最終)を反応混合物に添加したことにより、反応を開始させた。さらに、室温で2時間放置した後、反応液をP81イオン交換クロマトグラフィー用ペーパーにスポットし、0.75%リン酸で広範囲にわたって洗浄た。その後、ペーパーを風乾して測定した。
【0226】
本発明による化合物は、典型的には、10μM未満のIC
50値を示し、いくつかの化合物の場合、1μM未満のIC
50を示しており、その他に、いくつかの化合物の場合、50nM未満のIC
50を示した(表1を参照)。
【0227】
【表1】
[試験実施例2:ALK4キナーゼのリン酸化抑制を評価するための無細胞試験法]
ALK4のキナーゼ活性は、一般的な基質、カゼインに放射標識されたリン酸[
33P]を配合することで測定した。ヒトALK4のキナーゼドメイン(150番目から505番目までのアミノ酸)をGSTタグに結合させ、そのキナーゼ構造体を操作して昆虫細胞内で発現させた。
【0228】
前記化学式(I)の化合物によるALK4のキナーゼのリン酸化抑制効果の測定は、試験実施例1において、ALK5の代わりにALK4を使用したことにより実施された。
【0229】
本発明による化合物は、典型的には、10μM未満のIC
50値を示し、いくつかの化合物の場合、1μM未満のIC
50を示しており、その他に、いくつかの化合物の場合、50nM未満のIC
50を示した。
【0230】
[試験実施例3:細胞TGF−βシグナリングの抑制を評価するための試験法]
本発明による前記化学式(I)で示す化合物の生物学的活性は、HaCaT細胞においてTGF−β1誘発のスマッド結合配列ルシフェラーゼ(略SBE−Lux)リポーターの活性及びPAI−1ールシフェラーゼ(PAI−1−luciferase、略p3TP−Lux)リポーターの活性を阻害する能力で評価された。HaCaT細胞は37℃で5%CO
2の培養器にDMEM培地(10%FBS,100U/mLペニシリン、及び100μg/mLストレプトマイシンを含み)で培養した。これらの細胞は2.5×10
4 セル/ウェルの96ウェルプレートに撒き、それぞれに対して、p3TP−Lux及びSBE−Luxリポーターを0.6μg形質移入した。形質移入してから24時間経った後、各種の濃度(5、10、50、00及び500nM)でALK5抑制剤を2時間前処理した。さらに、これらの細胞を5ng/mlのTGF−β1リガンド(PEPROTECH、100−21C)で刺激させ、37℃で5%CO
2の培養器に24時間培養した。培地を洗い出し、細胞溶解物中のルシフェラーゼ活性をルシフェラーゼ定量システム(Promega)で測定した。
【0231】
本発明による前記化学式(I)の化合物のIC
50値はプリズムソフトウェア(Prism software)により作成された用量反応曲線で計算した。
【0232】
本発明による化合物は、典型的には、10μM未満のIC
50値を示し、いくつかの化合物の場合、1μM未満のIC
50を示しており、その他に、いくつかの化合物の場合、50nM未満のIC
50を示した。
【0233】
本発明は、上述した特定の実施例により説明されたが、当業者による本発明に対する様々な修飾及び変更が、本発明の請求の範囲に含まれるものであると理解されるべきである。