(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、テレビシステム1の構成を示すブロック図である。
【0011】
テレビシステム1は、テレビ装置11と、端末装置12を備える。テレビ装置11は、受信機21と、デコーダ22と、表示データ生成部23と、テレビ表示部24と、レイアウト情報抽出部25と、レイアウト色変換部26と、データ生成部27と、送信部28と、映像色変換部29と、色変換テーブル30を備える。
【0012】
受信機21は、外部の送信局から送信された映像データを受信する。ここで、受信機21が受信する映像データは、映像情報、放送コンテンツ情報などを含むものであり、無線送信を効率的に行うために符号化されている。なおデジタル放送信号には、もちろん音声データも含まれるが、音声信号の処理については本実施の形態の主要部ではなく、音声信号処理は既存の技術を利用すればよいので、説明を省略する。受信機21は、受信した映像データをデコーダ22に出力する。
【0013】
デコーダ22は、受信機21から入力した映像データを復号し、デコード情報を生成する。デコーダ22は、復号により生成された映像データと、BML(Broadcast Markup Language)により記載されたコンテンツ情報を、表示データ生成部23に出力する。また、デコーダ22は、コンテンツ情報を、レイアウト情報抽出部25に出力する。
【0014】
表示データ生成部23は、デコーダ22と、レイアウト情報抽出部25と、後述する選択領域情報作成部34からデータを受け取る。より具体的には、表示データ生成部23は、デコーダ22から復号された映像データ、およびコンテンツ情報のデータを受け取る。また表示データ生成部23は、レイアウト情報抽出部25から、レイアウト情報を受け取る。また表示データ生成部23は、選択領域情報作成部34から、ユーザにより選択された領域の情報を受け取る。レイアウト情報、選択領域情報については後述する。
表示データ生成部23は、デコーダ22と、レイアウト情報抽出部25と、選択領域情報作成部34から入力されたデータに基づいて表示データを生成し、映像色変換部29に出力する。また、表示データ生成部23は、
映像色変換部29から色変換情報を受け取る。表示データ生成部23は、生成した表示データと、映像色変換部29による
色変換情報に基づいて駆動信号を生成し、テレビ表示部24に出力する。
なお表示データ生成部23は、選択領域情報作成部34からの領域選択情報の入力が無い場合には、デコーダ22から入力されたデコード情報に基づいて表示するよう駆動信号を生成し、テレビ表示部24に出力する。言い換えると、表示データ生成部23は、BML文書にて指定されている本来の色で提示するよう、駆動信号を生成してテレビ表示部24に出力する。
【0015】
テレビ表示部24は、表示データ生成部23から入力された駆動信号に基づいて動作する、ディスプレイである。
【0016】
レイアウト情報抽出部25は、デコーダ22から放送コンテンツ情報を受け取る。レイアウト情報抽出部25は、BML文章で記載されたコンテンツ情報から、レイアウト情報を抽出する。レイアウト情報抽出部25は、抽出したレイアウト情報を、表示データ生成部23に出力する。また、レイアウト情報抽出部25は、レイアウト情報を、レイアウト色変換部26に出力する。
【0017】
レイアウト色変換部26は、レイアウト情報抽出部25からレイアウト情報を受け取る。レイアウト色変換部26は、レイアウト情報に含まれるコンテンツの色情報を変換する。ここでレイアウト色変換部26は、レイアウトを色覚異常者用に見せるために色を変換した、色変換後レイアウト情報を生成する。より具体的には、レイアウト色変換部26は、白黒の2色に変換した色変換後レイアウト情報を生成する。
図2は、白黒の2色に変換した色変換後レイアウト情報の一例である。また
図3は、色変換後レイアウト情報の別の例である。レイアウト色変換部26は、色変換後レイアウト情報をデータ生成部27に出力する。より詳しくは、フローチャートとともに後述する。
【0018】
データ生成部27は、レイアウト色変換部26から入力された色変換後レイアウト情報に基づいて、端末装置12で表示可能な表示データを生成する。典型的にはデータ生成部27は、HTMLデータ生成部であり、HTMLドキュメントを生成する。データ生成部27は、生成した表示データを、送信部28に出力する。
【0019】
送信部28は、データ生成部27から入力された表示データを、端末装置12に出力する。典型的には送信部28は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に則り、HTMLドキュメントを、端末装置12に出力する。これにより、テレビ装置11はWebサーバとして機能する。
【0020】
映像色変換部29は、表示データ生成部23で生成された表示データに対し、色変換を行う。より具体的には、映像色変換部29は、表示データ生成部23から表示データを受け、後述する選択領域情報作成部34から入力された選択領域情報に基づき、色変換テーブル30を利用して選択領域の色変換を行い、
色変換情報を生成する。映像色変換部29は、
色変換情報を、表示データ生成部23に出力する。
【0021】
色変換テーブル30は、映像色変換部29に色変換ルールを提供する。典型的には、色変換テーブル30が提供する色変換ルールは、色覚異常者が視認しにくい色を、視認しやすい色に変換するルールが記憶されている。
【0022】
端末装置12は、ユーザが携帯できるような小型軽量の端末であり、典型的にはスマートフォンやタブレットなどである。端末装置12は、受信部31と、端末表示部32と、入力検出部33と、選択領域情報作成部34を備える。
【0023】
受信部31は、送信部28から表示データを受信する。受信部31は、表示データを端末表示部32に出力する。
【0024】
端末表示部32は、受信部31から入力した表示データに基づいて、画面表示を行うディスプレイである。ここで典型的には、端末表示部32に入力される表示データは、レイアウトを白黒の2色で表示するよう記載されたHTMLドキュメントである。端末表示部32は、Webブラウザにより、白黒の2色で表現されたレイアウトを表示する。
【0025】
入力検出部33は、入力手段331と、検出手段332を備える。
【0026】
入力手段331は、ユーザによる入力手段である。典型的には入力手段331は、表示画面上に設けられたタッチパネルである。ユーザは、テレビ表示部24に表示された映像と端末表示部32に表示されたレイアウト画面を見比べ、入力手段331を用いて色変換を所望する範囲を入力する。例えば入力手段331は、ユーザ操作による操作の軌跡を取得する。
図4は、端末表示部32に表示されたレイアウト画面から、ユーザが画面左上の領域を選択する場合の例であり、点線の円形はユーザによる操作の軌跡を示している。
【0027】
検出手段332は、入力手段331により入力された軌跡に基づいて、軌跡内に含まれているブロック要素を検出する。検出手段332は、検出したブロック要素の情報を、選択領域情報作成部34に出力する。なお典型的には、ブロック要素は、要素ごとに矩形領域となっている。言い換えると、検出手段332は1又は複数の矩形領域の情報を、選択領域情報作成部34に出力する。
【0028】
選択領域情報作成部34は、検出手段332から入力された矩形領域の情報に基づいて、選択領域情報を生成する。選択領域情報作成部34は、選択領域情報を、表示データ生成部23に出力する。例えば選択領域情報作成部34は、選択領域に該当するレイアウト情報を、表示データ生成部23に出力する。
【0029】
次に、テレビシステム1の動作を説明する。
図5および
図6は、テレビシステム1の動作フローチャートである。
【0030】
受信機21は、外部の送信局から送信された映像データを受信する(ステップS11)。
【0031】
デコーダ22は、受信機21から入力した映像データを復号し、デコード情報を生成する(ステップS12)。次にステップS13及びステップS16に進む。典型的には、ステップS13からの処理と、ステップS16からの処理は同時並行で行う。
【0032】
テレビ装置11は、選択領域情報作成部34から表示データ生成部23への、選択領域情報の入力状態を判定する(ステップS13)。典型的には、ステップS13は、選択領域情報作成部34に入力されるデータが変更された場合に実行する。選択領域情報作成部34から表示データ生成部23に入力が無い場合には(ステップS13でNo)、ステップS14に進む。選択領域情報作成部34から表示データ生成部23に入力がある場合(ステップS13でYes)には、ステップS31に進む。
【0033】
表示データ生成部23は、デコーダ22から入力されたデコード情報に基づいて駆動信号を生成する(ステップS14)。
【0034】
テレビ表示部24は、駆動信号に基づいて表示を行う(ステップS15)。
【0035】
レイアウト情報抽出部25は、デコーダ22から入力されたBML文章を解析する(ステップS16)。より具体的には、レイアウト情報抽出部25は、BML文章を解析し、ブロック要素であるbody要素、div要素、p要素、object要素、input要素が示す矩形領域によるレイアウト情報を抽出する。また、レイアウト情報抽出部25は、矩形の位置について、BML文章で指定されているposition特性、left、top、right、bottom特性から算出する。ここで、レイアウト情報抽出部25は、抽出したレイアウト情報を表示データ生成部23と、レイアウト色変換部26に出力する。
【0036】
レイアウト色変換部26は、コンテンツの色情報を変換する(ステップS17)。より具体的には、レイアウト色変換部26は、BML文章においてcolor-index、background-color-indexに記載されている値に関わらず、レイアウトにおける親要素から順に、黒、白、黒、・・・、の順に色を付けて表示するよう、色変換後レイアウト情報を生成する。
図2は、親要素から順に、2色に変換した色変換後レイアウト情報である。
図2において、黒色に色変換された部分を斜線のハッチングで示す。
ここでレイアウト色変換部26は、BML文章においてborder-widthの指定がある場合には、border-top-color-index、border-right-color-index、border-left-color-index、border-bottom-color-indexの値を無視して、色変換後レイアウト情報を生成する。例えばレイアウト色変換部26は、border-widthの指定がある矩形領域の親要素が黒で塗られている場合には、自身のborderは白で塗り、borderより内側は黒で塗る。
図3は、borderを白で塗り、borderより内側は黒で塗った色変換後レイアウト情報である。
図3において、白色に色変換された部分を斜線のハッチングで示す。また逆に、レイアウト色変換部26は、親要素が白の場合には、自身のborderは黒で塗り、borderより内側は白で塗ってもよい。
【0037】
データ生成部27は、レイアウト色変換部26から入力された色変換後レイアウト情報に基づいて、HTMLドキュメントを生成し、端末装置12に送信する(ステップS18)。言い換えると、テレビ装置11は、
図2又は
図3で示した色変換後レイアウト情報を、Webページとして公開する。
【0038】
端末装置12の受信部31は、HTMLドキュメントを受信する(ステップS19)。言い換えると、端末装置12は、テレビ装置11により公開されたWebページを取得する。
【0039】
端末表示部32は、HTMLドキュメントの記載に基づいて、表示を行う(ステップS20)。
【0040】
端末装置12は、入力手段331を用いて、ユーザが色変換を所望する範囲が入力したか否かを判定する(ステップS21)。入力された場合(ステップS21でYes)は、ステップS22に進む。入力されない場合(ステップS21でNo)は、ステップS13に戻る。
【0041】
検出手段332は、入力手段331による入力に基づいて、色変換を行うブロック要素の検出を行う(ステップS22)。例えば、ユーザにより入力された軌跡が
図4の点線の円形である場合、4つの矩形領域(B、C、D、E)は、50%以上が含まれている。したがって検出手段332は、ユーザが矩形領域(B、C、D、E)を選択したものとして検出する。ここで検出された矩形領域には、ユーザが見づらい部分を含んでいるものとして扱われる。なお、それ以外の矩形領域(A、F、G、H、I、J、K)は、選択範囲が50%未満と判定されるため、検出手段332では検出を行わない。
【0042】
選択領域情報作成部34は、検出手段332により検出された矩形領域から選択領域情報を作成し、ユーザイベントとして表示データ生成部23に出力する(ステップS23)。その後、ステップS13に戻る。
【0043】
選択領域情報作成部34から表示データ生成部23に入力がある場合(ステップS13でYes)には、映像色変換部29は、表示データ生成部23から表示データを入力し、選択領域情報作成部34により選択された領域について、色変換テーブル30に基づいて色変換を行う(ステップS31)。映像色変換部29は、CSS、PNG、MNG、文字については色覚異常者向けのCLUT(color lookup table)を用意して、本来の
指定色とは異なる色を使用して変換する。また映像色変換部29は、JPEGに関してもデコードされたRGBの値を、あらかじめ用意されている色変換テーブル30に基づいて、色覚異常者向けの色に変換する。なお、映像色変換部29は、現在選択されている選択領域と、前回の色変換を実行した際の選択領域が異なる場合には、前回の色変換を実行した領域の色を本来の色に戻し、現在選択されている選択領域にのみ色変換を実施する。映像色変換部29は、色変換情報を、表示データ生成部23に出力する。
【0044】
表示データ生成部23は、映像色変換部29から入力された色変換情報と、表示データに基づいて、駆動信号を生成する(ステップS32)。その後、ステップS15に進む。
図7は、選択された領域の色変換がなされた後の、テレビ表示部24の画面の1例である。より具体的には、
図7は、左上の点線部分の矩形領域(B、C、D、E)の色変更がなされた状態を示している。
【0045】
これによりテレビ装置11上では、端末装置12で指定された選択領域のデータ放送の色が変換された状態で表示される。このときテレビ装置11では、端末装置12で指定されていない領域は、元の色のまま表示される。言い換えると、テレビ装置11では、ユーザが指定した必要最低限の領域の色を変換した映像を、表示することができる。したがって、色覚異常者と色覚異常でない人が同時にテレビ装置11を視聴している場合に、色覚異常者が所望の情報を得やすくなるとともに、色覚異常でない人は、色変更の箇所が少ない映像を視聴することができる。
【0046】
実施の形態2
図8は、実施の形態2にかかるテレビシステム2の構成図である。テレビシステム2は、テレビ装置11と、端末装置13を備える。なお、実施の形態1で示したテレビシステム1と同一の機能を奏する構成物品については、同一の符号を付し説明を省略する。
【0047】
端末装置13は、受信部31と、端末表示部32と、入力検出部33と、選択領域情報作成部34と、端末側色変換テーブル35を備える。
【0048】
端末側色変換テーブル35は、端末装置13が個別に有する色変換テーブルである。例えば複数のユーザがそれぞれ端末装置13を持っている場合において、端末側色変換テーブル35は、ユーザが所有する端末装置13ごとに、ユーザの色覚異常の特徴に合わせた色変換ルールを記憶している。端末側色変換テーブル35は、記憶しているテーブルの内容を、色変換テーブル30に出力する。
【0049】
次に、テレビシステム2の動作について説明する。
図9および
図10は、テレビシステム2の動作フローチャートである。
【0050】
受信機21は、外部の送信局から送信された映像データを受信する(ステップS11)。
【0051】
デコーダ22は、受信機21から入力した映像データを復号し、デコード情報を生成する(ステップS12)。次にステップS13及びステップS16に進む。典型的には、ステップS13からの処理と、ステップS16からの処理は同時並行で行う。
【0052】
テレビ装置11は、選択領域情報作成部34から表示データ生成部23への、選択領域に関する情報の入力状態を判定する(ステップS13)。選択領域情報作成部34から表示データ生成部23に入力が無い場合には(ステップS13でNo)、ステップS14に進む。選択領域情報作成部34から表示データ生成部23に入力がある場合(ステップS13でYes)には、ステップS31に進む。
【0053】
表示データ生成部23は、デコーダ22から入力された情報に基づいて駆動信号を生成する(ステップS14)。
【0054】
テレビ表示部24は、駆動信号に基づいて表示を行う(ステップS15)。
【0055】
レイアウト情報抽出部25は、デコーダ22から入力されたBML文章を解析する(ステップS16)。
【0056】
レイアウト色変換部26は、コンテンツの色情報を変換する(ステップS17)。
【0057】
データ生成部27は、レイアウト色変換部26から入力された色変換後レイアウト情報に基づいて、HTMLドキュメントを生成し、端末装置13に送信する(ステップS18)。
【0058】
端末装置13の受信部31は、HTMLドキュメントを受信する(ステップS19)。
【0059】
端末表示部32は、HTMLドキュメントの記載に基づいて、表示を行う(ステップS20)。
【0060】
端末装置13は、入力手段331を用いて、ユーザが色変換を所望する範囲を入力したか否かを判定する(ステップS21)。入力された場合(ステップS21でYes)は、ステップS22に進む。入力されない場合(ステップS21でNo)は、ステップS13に戻る。
【0061】
検出手段332は、入力手段331による入力に基づいて、色変換を行うブロック要素の検出を行う(ステップS22)。
【0062】
選択領域情報作成部34は、検出手段332により検出された矩形領域から選択領域情報を作成し、ユーザイベントとして表示データ生成部23に出力する(ステップS23)。
【0063】
端末側色変換テーブル35は、記憶しているテーブルの内容を、色変換テーブル30に出力する(ステップS41)。その後、ステップS13に戻る。
【0064】
映像色変換部29は、表示データ生成部23から表示データを入力し、選択領域情報作成部34により選択された領域について、色変換テーブル30に基づいて色変換情報を生成する(ステップS31)。すなわち、映像色変換部29は、端末側色変換テーブル35に記憶された色変換ルールに基づいて、色変換情報を生成する。
【0065】
表示データ生成部23は、映像色変換部29から入力された色変換情報に応じて、デコーダ22から入力された表示データについて、選択領域の色変換を行い生成した新たな表示データに基づいて、駆動信号を生成する(ステップS32)。その後、ステップS15に進む。
【0066】
これによりテレビ装置11上では、端末装置12で指定された選択領域のデータ放送の色が変換されて表示される。このときテレビ装置11上では、あらかじめ端末装置13に記憶された、色覚異常者の特徴に合わせた変換ルールに基づいて色変換がなされるため、より色覚異常者にとって視認しやすい映像が表示される。
【0067】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の動作では、常にテレビ装置はWebサーバとして動作する状態となるが、Webサーバとしての機能のON、OFFを切り替え可能にし、色変換の設定変更を行うときにのみONにして、ステップS16以降の動作を行うこととしても良い。また、テレビ装置11にレイアウト色変換部26が設けられ、白黒の2色に変換して端末装置12に出力するものとして説明したが、レイアウト色変換部26を端末装置12内に設けておき、端末装置12側で色変換を行って端末表示部32に表示させることとしてもよい。また、実施の形態2において、端末側色変換テーブル35で記憶している色変換ルールを色変換テーブル30に出力した後に、映像色変換部29は色変換テーブル30を参照しているが、端末側色変換テーブル35から映像色変換部29に色変換ルールを直接出力してもよい。検出手段332は、矩形領域の50%以上を含んでいるものを選択領域として検出したが、閾値は50%以外の値であってもよく、ユーザが任意に設定できることが望ましい。