(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6095204
(24)【登録日】2017年2月24日
(45)【発行日】2017年3月15日
(54)【発明の名称】携帯用ケース
(51)【国際特許分類】
A61M 5/31 20060101AFI20170306BHJP
A61J 7/04 20060101ALI20170306BHJP
A61M 5/00 20060101ALI20170306BHJP
【FI】
A61M5/31
A61J7/04 B
A61M5/00 510
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-230586(P2012-230586)
(22)【出願日】2012年10月18日
(65)【公開番号】特開2014-79483(P2014-79483A)
(43)【公開日】2014年5月8日
【審査請求日】2015年8月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】512235219
【氏名又は名称】村田 哲丸
(74)【代理人】
【識別番号】100074273
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 英夫
(74)【代理人】
【識別番号】100173222
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 英二
(74)【代理人】
【識別番号】100151149
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 幸城
(72)【発明者】
【氏名】村田 哲丸
【審査官】
金丸 治之
(56)【参考文献】
【文献】
特表2007−510469(JP,A)
【文献】
国際公開第2012/001493(WO,A2)
【文献】
特表2013−530004(JP,A)
【文献】
国際公開第2010/128493(WO,A2)
【文献】
特表2013−521832(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 5/31
A61J 7/04
A61M 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬剤の収容または投与に用いられる薬剤供給具を収納保持するための収納保持部を具備し、前記収納保持部が開放された開状態と閉塞された閉状態とに変更可能であり、前記収納保持部に対する前記薬剤供給具の着脱は、前記開状態で可能である携帯用ケースであって、
前記閉状態から前記開状態への変更若しくは前記収納保持部からの前記薬剤供給具の取出しの何れかである開始動作と、前記開状態から前記閉状態への変更若しくは前記収納保持部に対する前記薬剤供給具のセットの何れかである終了動作とを検知するための検知手段と、
前記検知手段が前記開始動作を検知してから所定時間内に前記終了動作を検知せず、その後に前記終了動作を検知した場合、この終了動作の検知をトリガとして計時を開始し、経過時間をディスプレイに表示するための制御部とを具備し、
前記制御部は、計時開始後における前記検知手段による前記開始動作の検知時から所定時間内に前記検知手段が前記終了動作を検知しなければ、その後の前記検知手段による前記終了動作の検知をトリガとして計時結果をリセットした状態から計時を再開するように構成してあり、
前記薬剤の投与間隔を確保するために用いられ、
前記薬剤の投与間隔を確保するために、前記制御部には投与禁止時間が設定され、前記制御部が計時を開始してから前記投与禁止時間が満了するまでの間に、前記検知手段が前記開始動作を検知し、この検知時から上記所定時間よりも短い一定時間内に前記検知手段が前記終了動作を検知しなければ、前記制御部は警告手段を介して警告を発するように構成してあり、
さらに、前記制御部に対して前記投与禁止時間を設定するための設定部を具備していることを特徴とする携帯用ケース。
【請求項2】
前記開状態と前記閉状態の切換えを行うカバー体を含み、該カバー体外面に前記ディスプレイが設けられている請求項1に記載の携帯用ケース。
【請求項3】
前記薬剤供給具がインスリン注射器である請求項1又は2に記載の携帯用ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、注射器(注入器)、薬剤容器、吸入器等の薬剤供給具を収納し、薬剤の投与間隔を確保するために用いられる携帯用ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
糖尿病治療のためのインスリン注射を自身で行う患者が、既にインスリン注射を行っていることを忘れて計二回のインスリン注射を食前に行ってしまうと、規定量の2倍のインスリンが体内に投与されてしまい、極度の低血糖状態となって重大な事故につながる恐れがある。同様に、「6時間以上あけて服用してください」といった注意書きが薬袋等に記載されるような薬剤を患者が誤って時間をあけず服用してしまうと、薬剤の過剰(過量)投与となって強い副作用の生じる恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−33639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された医薬用時間報知容器は、ブザーや音声で服用時間が来たことを報知するものであり、薬の飲み忘れを防止する効果がある。しかし、この医薬用時間報知容器には、上記のような薬剤の過剰投与の防止を期待することはできず、タイマーのセット等を毎回しなければ報知が行われないという欠点もある。
【0005】
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、薬剤の投与間隔の適切な確保を容易とすることができる携帯用ケースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る携帯用ケースは、薬剤の収容または投与に用いられる薬剤供給具を収納保持するための収納保持部を具備し、前記収納保持部が開放された開状態と閉塞された閉状態とに変更可能であり、前記収納保持部に対する前記薬剤供給具の着脱は、前記開状態で可能である携帯用ケースであって、前記閉状態から前記開状態への変更若しくは前記収納保持部からの前記薬剤供給具の取出しの何れかである開始動作と、前記開状態から前記閉状態への変更若しくは前記収納保持部に対する前記薬剤供給具のセットの何れかである終了動作とを検知するための検知手段と、前記検知手段が前記開始動作を検知してから所定時間内に前記終了動作を検知せず、その後に前記終了動作を検知した場合、この終了動作の検知をトリガとして計時を開始し、経過時間をディスプレイに表示するための制御部とを具備し、前記制御部は、計時開始後における前記検知手段による前記開始動作の検知時から所定時間内に前記検知手段が前記終了動作を検知しなければ、その後の前記検知手段による前記終了動作の検知をトリガとして計時結果をリセットした状態から計時を再開するように構成してあり、前記薬剤の投与間隔を確保するために用いられ
、前記薬剤の投与間隔を確保するために、前記制御部には投与禁止時間が設定され、前記制御部が計時を開始してから前記投与禁止時間が満了するまでの間に、前記検知手段が前記開始動作を検知し、この検知時から上記所定時間よりも短い一定時間内に前記検知手段が前記終了動作を検知しなければ、前記制御部は警告手段を介して警告を発するように構成してあり、さらに、前記制御部に対して前記投与禁止時間を設定するための設定部を具備していることを特徴とする(請求項1)。
【0007】
【0008】
【0009】
上記携帯用ケースが、前記開状態と前記閉状態の切換えを行うカバー体を含み、該カバー体外面に前記ディスプレイが設けられていていてもよい(請求
項2)。
【0010】
上記携帯用ケースにおいて、前記薬剤供給具がインスリン注射器であってもよい(請求
項3)。
【発明の効果】
【0011】
本願発明では、薬剤の投与間隔の適切な確保を容易とすることができる携帯用ケースが得られる。
【0012】
すなわち、本願の各請求項に係る発明の携帯用ケースでは、薬剤供給具を収納保持部にセットして閉状態にすれば、ディスプレイに閉状態にしてからの経過時間が自動で表示され、その表示を見ることによって薬剤の直近の投与時間を把握可能であるので、薬剤の投与間隔の適切な確保が容易となる。
【0013】
また、上記携帯用ケースでは、必要な投与間隔が十分にあいていないときに薬剤を投与しないように警告することができるので、薬剤の投与間隔の適切な確保をより確実に行えるようにすることができる。
【0014】
さらに、上記携帯用ケースでは、薬剤によって異なることの方が多い適切な投与間隔に応じて最適な投与禁止時間を容易に設定することができ、様々な薬剤に対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の一実施の形態に係る携帯用ケースの構成を概略的に示す斜視図である。
【
図2】開状態の前記携帯用ケースの構成を概略的に示す斜視図である。
【
図3】前記携帯用ケースの構成を概略的に示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
【0017】
本実施の形態に係る携帯用ケースは、
図1及び
図2に示すように、ケース本体1とカバー体2とを具備し、ヒンジ部3を軸にして開閉する。
【0018】
図2に示すように、携帯用ケースには、ペン型インスリン注入器(薬剤の収容または投与に用いられる薬剤供給具の一例)4を収納保持するための収納保持部5と、ペン型インスリン注入器4専用のカートリッジ(図示していない)や注射針(図示していない)等を収納可能な収納部6とが設けられている。
【0019】
図1及び
図2から明らかなように、収納保持部5に対するペン型インスリン注入器4の着脱は、収納保持部5が開放された開状態(
図2参照)で可能である。
【0020】
そして、携帯用ケースは、以下に述べる各機能を発揮する。
【0021】
(1)携帯用ケースは、所定時間(例えば1分)以上開状態となった後に閉状態に変更されると、携帯用ケースが閉状態となったときからの経過時間を、
図1に示すように、携帯用ケースの外面(本例ではカバー体2の外面)に設けられたディスプレイ(例えば液晶ディスプレイ)7に表示する(自動計時表示機能)。
図1のディスプレイ7には3時間21分が経過したことが示されている。
【0022】
この自動計時表示機能の発揮のために、携帯用ケースには、開始動作(閉状態から開状態への変更)及び終了動作(開状態から閉状態への変更)を検知するための検知手段8と、検知手段8が開始動作を検知してから所定時間(例えば1分)内に終了動作を検知せず、その後に終了動作を検知した場合、この終了動作の検知をトリガとして計時を開始し、経過時間をディスプレイ7に表示するための制御部(本例ではマイコン)9とを設けてある(
図1〜
図3参照)。
【0023】
ここで、携帯用ケースが所定時間以上開状態となる場合としては、主にインスリンを投与する際に患者が携帯用ケースからペン型インスリン注入器4を取り出し、これを使用(準備も含む)して携帯用ケースに戻すという場合を想定しており、ここでいう所定時間は、ペン型インスリン注入器の使用(準備も含む)に通常かかると考えられる時間を目安として決めればよい。すなわち、この所定時間が短すぎると、ペン型インスリン注入器4を使用せず、例えば携帯用ケースを開けて中身を確認しただけでも自動計時表示機能によってディスプレイ7の時間がリセットされてしまい、逆に所定時間が長すぎると、ペン型インスリン注入器4を使用しても自動計時表示機能が働かず、何れの場合もペン型インスリン注入器4の直近の使用時間(何時間前に使用したか)を正確に把握することができなくなってしまう。所定時間としては、例えば30秒〜3分とすることができ、この所定時間を携帯用ケースのユーザーによる変更が可能となるように構成してあってもよい。
【0024】
ディスプレイ7は、高齢者にとっても見やすいように大きな面積を有し、かつ見やすい位置に設けられているのが好ましく、本例では、携帯用ケースを閉状態としたときに外部から最も目に入る上面を形成する外面部分に設けられたディスプレイ7はその外面部分全体の5分の1以上の面積を有している。
【0025】
本例では、検知手段8として、押されている間だけオンになる自動復帰型スイッチ8aと、閉状態のときにのみスイッチ8aを押した状態となる突起8bとを用いるのであり、スイッチ8aをケース本体1側に、突起8bをカバー体2側に設けてある。従って、開状態では検知手段8(スイッチ8a)はオフになり、カバー体2は開状態と閉状態の切換えを行う手段ともなっている。
【0026】
制御部9は制御ボックス10(
図2参照)内に収容され、この制御部9に給電するための例えばボタン電池である電源11(
図3参照)も制御ボックス10内に収容される。
【0027】
(2)携帯用ケースは、閉状態から開状態に変更され、その状態で所定時間(例えば1分)が経過した場合、次に閉状態となったときにディスプレイ7に表示する時間を0に戻した状態から再び進める(自動リスタート機能)。また、携帯用ケースは、閉状態から開状態に変更され、その状態で所定時間(例えば1分)が経過する前に閉状態に変更された場合は、ディスプレイ7に表示する時間を一度も中断・停止することなく継続して進める。
【0028】
この自動リスタート機能の発揮のために、計時開始後における検知手段8による開始動作の検知時から所定時間(例えば1分)内に検知手段8が終了動作を検知しなければ、その後の検知手段8による終了動作の検知をトリガとして計時結果をリセットした状態から計時を再開し、所定時間内に検知手段8が終了動作を検知すれば、計時及びディスプレイ7への表示を一度も中断・停止することなく継続するように制御部9を構成してある。
【0029】
(3)携帯用ケースは、ディスプレイ7に表示する時間が0から(リセットされた状態から)進み始めて投与禁止時間(例えば6時間)が満了(経過)するまでの間に開状態とされた場合、この開状態となった時から一定時間(例えば15秒)内に閉状態にならなければ、警告を発する(自動警告機能)。
【0030】
この自動警告機能を発揮するために、制御部9には、投与禁止時間が設定されるのであり、この投与禁止時間は、例えば薬剤の投与間隔に相当する長さとするのが好ましい。また、制御部9が計時を開始してから投与禁止時間(例えば6時間)が満了(経過)するまでの間に、検知手段8が開始動作を検知し、この検知時から一定時間(例えば15秒)内に検知手段8が終了動作を検知しなければ、制御部9は警告手段12を介して警告を発するように制御部9を構成してある。
【0031】
ここで、警告を発する目的は、主に食前におけるインスリン注射の二度打ちを防止することにあり、従って、上記一定時間としては、患者が携帯用ケースからペン型インスリン注入器4を取り出し、そのペン型インスリン注入器4の使用を開始するまでに通常かかると考えられる時間を目安にしてその時間より短くなるように決めるのが好ましい。但し、上記一定時間が短すぎると、ペン型インスリン注入器4を使用せず、例えば携帯用ケースを開けて中身を確認しただけでも警告されてしまい、不快に感じる恐れもある。そこで、一定時間としては、例えば10秒〜1分とすることができ、この一定時間を携帯用ケースのユーザーによる変更が可能となるように構成してあってもよい。
【0032】
本例の警告手段12は、例えばアラームを発生させるための圧電素子であり、カバー体2側に内蔵され、カバー体2において警告手段12の外面側には、警告手段12が発生させた音を外部に効率良く伝達するための貫通孔13が形成されている。
【0033】
(4)携帯用ケースでは、投与禁止時間の設定が可能となっている(投与禁止時間設定機能)。
【0034】
この投与禁止時間設定機能を発揮するために、制御ボックス10には、投与禁止時間を設定するための設定部として、投与禁止時間を入力するためのダイヤル14と、入力した投与禁止時間を表示するための時間表示窓15とを形成してある(
図2参照)。そして、本例では、時間表示窓15に所望の投与禁止時間が表示されるようにダイヤル14を回すと、制御部9はその投与禁止時間をロータリーエンコーダで読み取るように構成してある。
【0035】
本例の携帯用ケースでは、ペン型インスリン注入器4の使用後にペン型インスリン注入器4を収納保持部5にセットして閉状態にすれば(閉蓋すれば)、自動計時表示機能及び自動リスタート機能により、ディスプレイ7に閉状態にしてからの経過時間が自動で表示され、その表示を見ることによってペン型インスリン注入器4の直近の使用時間を把握可能であるので、食前におけるインスリン注射の二度打ちを効果的に防止することができる。
【0036】
また、本例の携帯用ケースでは、自動警告機能により、必要な投与間隔が十分にあいていないときにインスリン注射を行わないように警告することができるので、食前におけるインスリン注射の二度打ちをより確実に防止することができる。
【0037】
さらに、本例の携帯用ケースでは、投与禁止時間設定機能により、薬剤によって異なることの方が多い適切な投与間隔に応じて最適な投与禁止時間を容易に設定することができ、様々な薬剤に対応可能となる。
【0038】
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のように変形することができる。
【0039】
上記実施の形態では、携帯用ケースをヒンジカバータイプとしてあるが、これに限らず、例えば、被せ蓋タイプやスライドカバータイプなどとしてもよい。
【0040】
上記実施の形態では、薬剤供給具としてペン型インスリン注入器4を用いているが、これに限らず、注射器、薬剤容器、吸入器(例えば喘息用吸入器)等を薬剤供給具として収納保持部5に収納保持可能となるように携帯用ケースを構成してもよい。
【0041】
図2には、スイッチ8aをケース本体1側に、突起8bをカバー体2側に設けた例を示しているが、この配置を逆にしてもよい。
【0042】
上記実施の形態では、検知手段8が携帯用ケースの開閉(開始動作及び終了動作)を検知し、この検知に基づいて制御部9による制御が行われるようにしているが、これに限らず、例えば検知手段8が収納保持部5に対するペン型インスリン注入器4の着脱を検知し、この検知に基づいて制御部9による制御が行われるようにしてもよい。この場合、検知手段8は、例えば、収納保持部5からのペン型インスリン注入器4の取り出しを開始動作として、収納保持部5に対するペン型インスリン注入器4のセットを終了動作として、それぞれ検知するリミットスイッチとすることができる。
【0043】
電源11は、ボタン電池以外の電池や、プラグを介して接続される外部電源等であってもよい。
【0044】
警告手段12は、ブザーや音声等の聴覚に訴えるもののみに限られず、例えば、ランプ等の視覚に訴えるものやバイブレーション等の触覚に訴えるものであってもよい。
【0045】
また、投与禁止時間を過ぎたときや、投与禁止時間を過ぎてさらに一定時間を経過したときに、薬剤の投与を促すための警告が警告手段12を介して行われるようにしてもよい。
【0046】
図1及び
図2に示すように、携帯用ケースのケース本体1には、携帯用ケースが開状態から閉状態になったときに自動的にカバー体2の開口部16に掛止して閉状態を維持する掛止部材(掛け金)17が設けられており、この掛止部材17の前側の操作部17aを押すと上記掛止が解除され閉状態から開状態に変更可能となる。そして、例えば、この掛止部材17に検知手段8を設けるようにしてもよい。また、制御部9が、投与禁止時間には掛止部材17をソレノイド等を用いてロックして動かないようにし、開状態への変更が不可能となるように構成してもよい。もちろん、掛止部材17をケース本体1側ではなくカバー体2側に設けるようにしてもよい。
【0047】
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
【符号の説明】
【0048】
1 ケース本体
2 カバー体
3 ヒンジ部
4 ペン型インスリン注入器
5 収納保持部
6 収納部
7 ディスプレイ
8 検知手段
8a スイッチ
8b 突起
9 制御部
10 制御ボックス
11 電源
12 警告手段
13 貫通孔
14 ダイヤル
15 時間表示窓
16 開口部
17 掛止部材
17a 操作部