(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報表示装置、配信装置、情報表示方法および情報表示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報表示装置、配信装置、情報表示方法および情報表示プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.表示処理〕
まず、
図1を用いて、情報表示装置の一例である端末装置100が実行する処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。
図1では、端末装置100によって、ウェブページC10および広告コンテンツC11が表示される例を示す。
【0011】
図1に示した端末装置100は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置100は、液晶ディスプレイ等の出力部130を有する。なお、端末装置100には、タッチパネルが採用されているものとする。すなわち、端末装置100のユーザは、指や専用ペンで出力部130(以下、画面と記載する場合がある)の表示面をタッチすることにより各種操作を行う。
【0012】
ここで、端末装置100は、端末装置100の状態を測定することができる物理センサ140を有する。例えば、端末装置100は、端末装置100を貫く各軸を中心とした回転、すなわち、端末装置100の傾きを測定することができるジャイロセンサを物理センサ140として有する。そして、端末装置100は、かかるジャイロセンサを用いて、端末装置100の傾きを測定することで、端末装置100の傾きを検知することができる。なお、以下の説明では、端末装置100が有する画面の左右方向をX軸、上下方向をY軸、奥方向および手前方向をZ軸として、端末装置100が実行する処理を説明する。
【0013】
ウェブページC10は、例えば、ニュース、天気予報、受信メールのインデックスや内容、フォトビュワー、その他各種のコンテンツが配置されたウェブページであり、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)等で記述されたウェブページである。このようなウェブページC10には、検索キーワードを入力するための入力欄や、他のウェブページへのリンク等が含まれる。なお、以下の説明では、ウェブページC10は、いわゆるポータルサイトのウェブページであるものとする。また、ウェブページC10は、スマートデバイス用に最適化されたウェブページであり、縦方向の表示サイズが、端末装置100が有する表示部130の縦方向の表示サイズよりも長いウェブページであるものとする。
【0014】
なお、ウェブページC10は、各コンテンツが独立したタイル状に配置され、タイル状に配置されたコンテンツごとに操作や更新等を行うことができるコンテンツであってもよい。ここで、ウェブページC10に配置される各タイルの大きさや配置位置は、タイルごとに自動で変更されてもよく、利用者の操作に応じて変更されてもよい。
【0015】
例えば、ウェブページC10には、「新着ニュース」や、「ニュース一覧」といった表示の下に箇条書きで各ニューストピックが表示される。係るニューストピックは、他のウェブページへのリンクが張られているアンカーテキスト(anchor text)に該当する。また、ウェブページC10には、「路線」、「オークション」、「お買いもの」等、各種サービスを提供するウェブページへのリンクが設定されたテキストやボタンが配置される。
【0016】
ここで、
図1に示す例では、ウェブページC10には、広告がウェブページC10よりも画面上の上側に配置されている旨を示す表示(以下、サジェスト表示と記載する)が配置されている。例えば、ウェブページC10のうち、初期状態において端末装置100が表示する領域には、「広告↑」といったサジェスト表示が配置されている。なお、
図1に示すサジェスト表示は、ウェブページC10に必須の表示ではない。すなわち、ウェブページC10は、サジェスト表示を含んでいてもよく、含んでいなくともよい。
【0017】
広告コンテンツC11は、例えば、広告の一部となる静止画像や動画像であり、広告主によって提供される画像である。
図1に示す例では、広告コンテンツC11は、端末装置100の画面における表示サイズと同じ大きさの画像であり、例えば、広告対象となるビール等の写真、イラスト、広告対象となる商品の名称等が配置された画像である。
【0018】
具体例を説明すると、広告コンテンツC11は、商品であるビールと、ビールを飲む男性とが描画され、「これくらいグッとビール飲んでる?」等といった広告文が配置された画像である。なお、広告コンテンツC11の内容は、
図1に示す例に限定されるものではなく、各種食料品、飲料品、電化製品といった任意の商品や、通信や運送といった任意の役務に関する広告が適用可能である。
【0019】
ここで、広告コンテンツC11には、所定のウェブページ(いわゆるランディングページ)へのリンクが設定されている。そして、端末装置100は、利用者による操作が所定の条件を満たした際に、広告コンテンツC11に設定されているランディングページを表示する。例えば、端末装置100は、広告コンテンツC11の全体が画面に表示されている状態で、利用者が広告コンテンツC11を選択した場合には、広告コンテンツC11に対応するランディングページを表示する。なお、端末装置100は、広告コンテンツC11が選択された場合は、ランディングページ等のウェブページ以外にも、所定の動画像等を表示する等、任意のコンテンツを表示することができる。なお、端末装置100が、広告コンテンツC11に対応するコンテンツを表示する具体的な処理については、後述する。
【0020】
〔2.端末装置100が実行する処理〕
ここで、端末装置100は、広告に対するユーザの関心を引き起こすため、以下の処理を行う。まず、端末装置100は、ウェブページC10と広告コンテンツC11との配信を受け付けると、端末装置100のうち所定の割合の領域に第1のコンテンツであるウェブページC10を表示し、他の領域に第2のコンテンツである広告コンテンツC11を表示する。例えば、端末装置100は、ウェブページC10と広告コンテンツC11との配信を受け付けた初期状態、または、傾きが検出されていない初期状態においては、第1コンテンツを表示する領域の割合を端末装置100の画面全体に設定し、かかる領域にウェブページC10を配置する。また、端末装置100は、端末装置100の画面外、例えば画面の上方向に広告コンテンツC11を表示する領域を設定し、かかる領域に広告コンテンツC11を配置する。
【0021】
ここで、端末装置100は、利用者の操作に応じて、ウェブページC10のスクロール操作を実行する。例えば、端末装置100は、画面上に利用者の指が触れたまま上方向に移動した場合、すなわち、ウェブページC10を上方向にスクロールするスクロール操作が行われた場合には、ウェブページC10を上方向にスクロールさせ、端末装置100の画面上に表示されていなかった領域を表示する。また、端末装置100は、画面上に利用者の指が触れたまま下方向に移動した場合、すなわち、ウェブページC10を下方向にスクロールするスクロール操作が行われた場合には、ウェブページC10を下方向にスクロールさせる。すなわち、端末装置100は、利用者のスクロール操作を、ウェブページC10が表示される領域に反映させる。
【0022】
一方、端末装置100は、ウェブページC10の上端が表示されている状態で、利用者が下方向のスクロール操作を行った場合には、それ以上ウェブページC10のスクロール操作を行わない。また、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域と広告コンテンツC11を表示する領域も移動させない。すなわち、端末装置100は、スクロール操作によっては、広告コンテンツC11の表示を行わず、広告コンテンツC11を隠したままにする。
【0023】
他の例では、端末装置100は、ウェブページC10の上端が表示されている状態で利用者が下方向のスクロール操作を行った場合は、ウェブページC10が配置された領域と、広告コンテンツC11が配置された領域とをスクロール操作に合わせて移動させる。そして、端末装置100は、利用者が指を離した場合は、ウェブページC10が配置された領域と画面とを一致させる表示を行ってもよい。かかる表示の結果、端末装置100は、ウェブページC10の上端の位置と広告コンテンツC11の下端の位置とを合わせるように広告コンテンツC11の一部を表示し、ウェブページC10の上端を画面上の上端に戻す表示に合わせて、広告コンテンツC11の表示位置を元に戻すといった態様で、ウェブページC10と広告コンテンツC11との表示が行われる。この結果、端末装置100は、ウェブページC10の上側に広告コンテンツC11が隠れている旨を利用者に対して印象付けることができる。
【0024】
そして、端末装置100は、以下の広告表示処理を実行する。まず、端末装置100は、端末装置100の物理的な状態を検知する。そして、端末装置100は、検知した状態に応じて、画面上に第1コンテンツであるウェブページC10を表示する領域の画面に対する割合と、第2コンテンツである広告コンテンツC11を表示領域の割合とを変更する。
【0025】
〔2−1.広告表示処理〕
以下、端末装置100が実行する広告表示処理の一例について説明する。まず、端末装置100は、ジャイロセンサ等を用いて、端末装置100の傾きを検知する。例えば、端末装置100は、端末装置100がX軸を中心としてYZ平面上で反時計回りに傾けられた場合、すなわち、画面を閲覧している利用者側に傾けられた場合には、地面に対する端末装置100の傾きの角度、若しくは、端末装置100がウェブページC10と広告コンテンツC11とを受信した際から傾けられた角度を特定する。
【0026】
また、端末装置100は、特定した端末装置100の傾きの角度に応じて、ウェブページC10を表示する領域の割合を変更する。例えば、端末装置100は、検知した端末装置100の角度を特定し、特定した角度に応じた距離だけ、ウェブページC10を表示する領域の位置と、広告コンテンツC11を表示する領域の位置とを画面上の下方向に移動させる。この結果、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域を画面上の下方向に移動させ、画面上の上辺からウェブページC10の上端の位置までの領域に、広告コンテンツC11を表示する。すなわち、端末装置100は、端末装置100の傾きによってあたかもスクロール操作が行われているように、ウェブページC10と、画面外の領域に配置された広告コンテンツC11とを画面上の下側にスクロールさせる。
【0027】
かかる処理の結果、端末装置100は、利用者が端末装置100を傾けた角度に応じて、ウェブページC10を表示する領域の割合と広告コンテンツC11を表示する領域の割合をリアルタイムに変動させる。例えば、端末装置100は、利用者が端末装置100を手前側に傾ければ傾けるほど、広告コンテンツC11を表示する領域の割合を大きくし、利用者が端末装置100を奥側に傾ければ傾けるほど、広告コンテンツC11を表示する領域の割合を小さくする。
【0028】
また、端末装置100は、特定した端末装置100の傾きの角度が所定の閾値を超えた場合には、広告コンテンツC11の全体を画面上に表示する。かかる際、端末装置100は、広告コンテンツC11の表示サイズと端末装置100の画面の表示サイズとが一致する場合には、画面全面に広告コンテンツC11を表示する。
【0029】
また、端末装置100は、特定した端末装置100の傾きの角度が所定の閾値(以下、表示閾値と記載する)を超えた場合には、ウェブページC10と広告コンテンツC11とを表示する領域の割合を固定する。すなわち、端末装置100は、利用者によって端末装置100が表示閾値よりも大きく傾けられた場合には、端末装置100の傾きが元に戻ったとしても、ウェブページC10の表示を行わずに、広告コンテンツC11を画面上に表示し続ける。
【0030】
また、端末装置100は、ウェブページC10と広告コンテンツC11とを表示する領域の割合を固定した状態で、広告コンテンツC11の表示領域上で利用者のタップを検出した場合、すなわち、広告コンテンツC11を利用者が選択した場合は、広告コンテンツC11と対応するランディングページ等のコンテンツを表示する。
【0031】
なお、端末装置100は、広告コンテンツC11が表示されていなくとも、所定の条件を満たした際に、ランディングページを表示すればよい。例えば、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度が所定の閾値を超えた場合には、ウェブページC10や広告コンテンツC11を表示する領域を移動させる処理をキャンセルし、画面全体にランディングページを表示してもよい。すなわち、端末装置100は、利用者が端末装置100を突然大きく傾けた場合には、広告コンテンツC11を表示せずに、ランディングページを突然表示してもよい。
【0032】
また、端末装置100は、広告コンテンツC11が画面全体に表示されてから所定の時間が経過した場合には、自動的にランディングページを表示してもよい。なお、端末装置100は、アプリの機能としてランディングページを表示してもよく、別にブラウザアプリ等のアプリを起動させて、ランディングページを表示してもよい。
【0033】
〔2−2.広告表示処理による表示の一例〕
以下、
図1を用いて、端末装置100が広告表示処理を実行した際に表示される画面の一例を説明する。なお、以下の説明では、利用者の操作により、端末装置100が広告コンテンツC11の表示態様の変化の一例を第1状態〜第4状態に分けて説明する。
【0034】
まず、端末装置100は、ウェブページC10および広告コンテンツC11を受信する。かかる場合、端末装置100は、ウェブページC10を画面全体に表示する。また、端末装置100は、画面外の領域に広告コンテンツC11を配置する。そして、端末装置100は、
図1の第1状態に示すように、X軸を中心としてYZ平面上で傾いていない場合(例えば、地面に対して画面が垂直)である場合には、ウェブページC10のみを画面全体に表示する。
【0035】
なお、端末装置100は、利用者が端末装置100の画面を視認する際の角度を考慮して、第1状態とする端末装置100の傾きを設定してもよい。例えば、端末装置100は、端末装置100がX軸を中心としてYZ平面上で時計回りに所定の角度だけ傾けられた場合には、ウェブページC10のみを画面全体に表示してもよい。また、端末装置100は、かかる第1状態の角度から、利用者がX軸を中心として端末装置100を手前(YZ平面上で反時計回り)に所定の角度(以下、遊び閾値を記載する)だけけられるまでは、ウェブページC10のみを画面全体に表示する。
【0036】
続いて、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度が、遊び閾値を超えた場合には、
図1の第2状態に示すように、広告表示処理を開始する。具体的には、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度に応じた量だけ、ウェブページC10を表示する領域と広告コンテンツC11を表示する領域とを画面上の下方向に移動させることで、画面上においてウェブページC10を表示する領域の割合を減少させ、広告コンテンツC11を表示する領域の割合を増加させる。
【0037】
続いて、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度が、さらに大きくなった場合には、
図1の第3状態に示すように、ウェブページC10を表示する領域の割合をさらに減少させ、広告コンテンツC11を表示する領域の割合をさらに増加させる。また、端末装置100は、端末装置100の傾きが表示閾値を超えるまでは、端末装置100の傾きに応じて、ウェブページC10および広告コンテンツC11を表示する領域の割合を変動させる。
【0038】
そして、端末装置100は、端末装置100の傾きが表示閾値を超えた場合は、画面全体に広告コンテンツC11を表示し、ウェブページC10を表示する領域の割合と、広告コンテンツC11を表示する領域の割合を固定する。すなわち、端末装置100は、
図1の第4状態に示すように、端末装置100の傾きの角度が第1状態に戻ったとしても、ウェブページC10の表示を行わずに、広告コンテンツC11のみを表示する。
【0039】
このように、端末装置100は、スクロール操作ではウェブページC10を表示する領域と広告コンテンツC11を表示する領域との移動を行わずに、ウェブページC10を表示する領域内でウェブページC10のスクロール表示を行う。そして、端末装置100は、利用者が端末装置100を傾ける等して端末装置100の物理的な状態を変動させた際に、ウェブページC10を表示する領域の割合を変動させ、残りの領域に広告コンテンツC11を表示する。このため、端末装置100は、利用者が端末装置100を傾ける等して広告コンテンツC11を閲覧する動機づけを提供することができる。このため、端末装置100は、利用者に対し、広告への興味を引き起こすことができる。
【0040】
なお、端末装置100は、広告コンテンツC11と関連する動作により検出される物理的な状態を検出し、検出結果に応じて広告コンテンツC11を表示することで、広告コンテンツC11の内容をより強く印象付けてもよい。
【0041】
例えば、利用者が端末装置100をグラスに見立てビールを飲む動作を行った場合、端末装置100は、X軸を中心として手前側に傾くと予測される。そこで、端末装置100は、X軸を中心として手前側に傾けられた場合には、傾けられた角度に応じてビールに関連する広告コンテンツC11を表示する割合を増やし、表示閾値よりも大きく傾けられた場合、例えばビールを飲みきるような角度まで端末装置100が傾けられた場合には、画面全体に広告コンテンツC11を表示する。かかる広告表示処理により、端末装置100は、広告コンテンツC11の内容をより強く印象付けることができる。
【0042】
〔2−3.実行主体について〕
なお、上記では説明を省略したが、端末装置100は、上述した処理を任意の手法で実現することができる。例えば、端末装置100は、ウェブページC10の表示と、上述した広告表示処理とを端末装置100に実行させるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、任意のタイミングでアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。また、端末装置100は、ウェブページC10や広告コンテンツC11の配信と同時に、上述した広告表示処理を実行させる制御情報の配信を受け付ける。そして、端末装置100は、制御情報に従って上記した広告表示処理を行う。以下、このような制御情報に従って、上述した広告表示処理を実行する端末装置100等について説明する。
【0043】
〔3.広告配信システムの構成〕
以下、上記した表示処理を実現する端末装置100等について説明する。まず、
図2を用いて、実施形態に係る広告配信システム1の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。
図2に示すように、広告配信システム1は、端末装置100と、広告主端末10と、広告配信サーバ20と、コンテンツ配信サーバ30とを含む。端末装置100、広告主端末10、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図2に示す広告配信システム1には、複数台の端末装置100や、複数台の広告主端末10や、複数台の広告配信サーバ20や、複数台のコンテンツ配信サーバ30が含まれてもよい。
【0044】
端末装置100は、ウェブページを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置100は、スマートフォン等の携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC等である。端末装置100は、ユーザによる操作にしたがって、コンテンツ配信サーバ30からウェブページC10を取得し、取得したウェブページC10を表示する。また、端末装置100は、ウェブページC10とともに後述する広告取得命令が含まれる場合には、広告配信サーバ20から広告コンテンツC11を取得し、取得した広告コンテンツC11をウェブページC10とともに表示する。
【0045】
広告主端末10は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末10は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。広告主端末10は、広告主による操作にしたがって、広告コンテンツC11を広告配信サーバ20に入稿する。例えば、広告主端末10は、広告コンテンツC11として、静止画像や、動画像や、テキストデータや、広告コンテンツC11と対応するコンテンツ(例えば、ランディングページ)を取得するためのURL(Uniform Resource Locator)などを広告配信サーバ20に入稿する。
【0046】
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告配信サーバ20に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末10だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
【0047】
広告配信サーバ20は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、広告配信サーバ20は、端末装置100からアクセスを受付けると、端末装置100の場所や利用者の属性等から広告のマッチングを行い、マッチングの結果配信対象となる広告コンテンツを端末装置100に配信する。また、広告配信サーバ20は、配信対象となる広告コンテンツの表示態様を指示する制御情報を広告コンテンツとともに端末装置100に配信する。この制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により記述される。
【0048】
コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100にウェブページC10を配信するウェブサーバ等である。例えば、コンテンツ配信サーバ30は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報が配置されたポータルサイトであるウェブページC10を端末装置100に配信する。なお、コンテンツ配信サーバ30は、各種情報がタイル状に配置され、タイルごとに情報の更新などが行われるウェブページを端末装置100へ送信するサーバであってもよい。
【0049】
ここで、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページC10には、広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページC10を形成するHTMLファイル等には、広告配信サーバ20のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、端末装置100は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告配信サーバ20から広告コンテンツC11を取得する。
【0050】
なお、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データは、実際にはウェブページを形成するHTMLファイルや画像、ウェブページと重ねて表示される動画像等であるが、以下では、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データをコンテンツと表記する場合がある。
【0051】
〔4.広告配信サーバの構成〕
次に、
図3を用いて、実施形態に係る広告配信サーバ20の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。
図3に示すように、広告配信サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
【0052】
通信部21は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告主端末10やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
【0053】
記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部22は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツに関する各種情報が格納されたデータベースである広告データベース24を記憶する。
【0054】
ここで、
図4は、実施形態に係る広告データベースに格納された情報の一例を示す図である。
図4に示した例では、広告データベース24は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「入札価格」、「CTR(Click Through Rate)」といった項目を有する。
【0055】
「広告主ID」は、広告主または広告主端末10を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを示す。
図4では「広告コンテンツ」に「C11」、「C12」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
【0056】
「入札価格」は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に指定する広告料金を示す。例えば、「入札価格」は、広告コンテンツがウェブページに1回表示された際に広告主から広告配信者(例えば、広告配信サーバ20またはコンテンツ配信サーバ30の管理者)に支払われる単価に該当する。なお、例えば、「入札価格」は、広告コンテンツがユーザに1回選択された際に広告主から広告配信者に支払われる単価に該当する額であってもよい。
【0057】
「CTR」は、広告コンテンツがクリックされた回数を広告コンテンツの表示回数によって除算した値を示す。なお、端末装置100に配信されたことがない広告コンテンツのCTRには、予め決められている固定値や、全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値や、同一の広告カテゴリ(例えば、車、旅行)に属する全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値などが記憶される。また、「CTR」には、CTRの予測モデル等から予測される予測CTRが記憶されてもよい。このような予測CTRは、例えば、広告コンテンツの種別や、広告コンテンツが表示されるウェブページの種別等によって予測される。
【0058】
すなわち、
図4では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、入札価格「100」を指定するとともに、広告コンテンツ「C11」を入稿した例を示している。また、
図4では、広告コンテンツ「C11」のCTRが「0.02」である例を示している。
【0059】
ここで、広告データベース24には、広告コンテンツとして、広告枠50に表示される広告コンテンツと、各広告コンテンツをどのように表示するかを指示する表示指示が登録される。例えば、
図4に示す例では、広告データベース24には、広告コンテンツとして、
図1に例示した広告コンテンツC11と、
図1に示した広告表示処理を実行させる表示指示が登録されているものとする。なお、かかる表示指示には、広告主によって登録された表示閾値や遊び閾値、検出する端末装置100の傾きの方向、傾きの角度に応じたウェブページC10の移動量、ランディングページ等にアクセスするためのURL等の情報が含まれているものとする。
【0060】
図3に戻って、説明を続ける。制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0061】
図3に示すように、制御部23は、入稿受付部25と、要求受付部26と、広告選択部27と、配信部28とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、
図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、
図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0062】
入稿受付部25は、広告主端末10から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部25は、入札価格の指定とともに広告コンテンツの入稿を受け付ける。また、入稿受付部25は、広告コンテンツC11と表示指示とを受付ける。かかる場合、入稿受付部25は、広告コンテンツC11、および表示指示を、広告主IDと、受付けた入札価格とともに広告データベース24に登録する。
【0063】
要求受付部26は、端末装置100から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部26は、広告コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
【0064】
広告選択部27は、要求受付部26によって広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信候補の広告コンテンツを広告データベース24から選択する。例えば、広告選択部27は、端末装置100の位置や利用者の属性に基づいて、広告データベース24に登録されている広告コンテンツから配信対象となる広告コンテンツのマッチングを行う。かかるマッチングにおいては、入札価格またはCTRが高い広告コンテンツや、入札価格およびCTRの双方が高い広告コンテンツが優先的に選択されてもよい。そして、広告選択部27は、配信対象として選択された広告コンテンツを配信部28に出力する。
【0065】
なお、広告選択部27は、ウェブページが検索ページである場合には、検索ページに指定された検索キーワードとマッチする広告コンテンツを抽出する検索連動型広告と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。また、広告選択部27は、ユーザの属性情報(サイコグラフィック属性、デモグラフィック属性など)とマッチする広告コンテンツを抽出するターゲティング配信と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。
【0066】
配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツとともに、端末装置100に対して制御情報を配信する。具体的には、配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツを受信すると、受信した広告コンテンツに含まれる表示指示を抽出する。そして、配信部28は、抽出した表示指示が示す広告表示処理を端末装置100に実行させるための制御情報を生成する。その後、配信部28は、生成した制御情報と、広告コンテンツに含まれる画像や動画像のデータとを端末装置100に対して配信する。
【0067】
〔5.コンテンツ配信サーバ30の構成〕
次に、
図5を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成について説明する。
図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。
図5に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
【0068】
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告配信サーバ20との間で情報の送受信を行う。
【0069】
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部32は、コンテンツの一例であるウェブページを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部32は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。
【0070】
制御部33は、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0071】
図5に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、
図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、
図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0072】
受付部34は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
【0073】
配信部35は、受付部34によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページを端末装置100に配信する。具体的には、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象のウェブページを取得し、取得したウェブページを端末装置100に配信する。かかる場合、端末装置100は、ウェブページC10を受信すると、広告配信サーバ20に対して広告の配信要求を送信し、応答として受信した広告コンテンツを広告表示処理に応じて表示する。
【0074】
〔6.端末装置の構成〕
次に、
図6を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。
図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図6に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、物理センサ140と、制御部150とを有する。
【0075】
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、広告配信サーバ20やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
【0076】
入力部120は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部130は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部130は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部120と出力部130とは一体化される。
【0077】
物理センサ140は、端末装置100の物理的な状態を検知するセンサである。例えば、物理センサ140は、端末装置100の3軸方向の傾きを測定するジャイロセンサである。なお、物理センサ140は、ジャイロセンサに限定されるものではなく、例えば、加速度センサ、温度センサ、音量センサ、明度センサ等、任意のセンサが適用可能である。
【0078】
制御部150は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部150は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0079】
図6に示すように、制御部150は、要求部151と、操作制御部152と、表示制御部153とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部150の内部構成は、
図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部150が有する各処理部の接続関係は、
図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0080】
要求部151は、操作制御部152からウェブページC10のURLを受信した場合は、コンテンツ配信サーバ30に対して受信したURLが示すウェブページC10の取得要求を送信する。また、要求部151は、コンテンツ配信サーバ30から受信したウェブページに広告取得命令が含まれる場合に、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する。
【0081】
操作制御部152は、入力部120を介して受け付けたユーザ操作にしたがって、各種制御を実行する。例えば、操作制御部152は、ユーザが入力部120に対してウェブページC10の表示操作を行った場合は、表示対象となるウェブページC10のURLを要求部151に出力する。また、操作制御部152は、入力部120を介して受け付けたユーザ操作の内容を表示制御部153に出力する。また、操作制御部152は、表示制御部153が受信したウェブページC10に広告取得命令が含まれる場合は、要求部151に対して、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20へ送信するよう指示する。
【0082】
表示制御部153は、受信したウェブページおよび広告コンテンツを出力部130に表示する処理を実行する。例えば、表示制御部153は、制御部150が、広告コンテンツとともに配信される制御情報を実行することで、
図6に示すように表示部154と検知部155と、変更部156として動作し、広告表示処理を実行する。表示部154、検知部155、変更部156は、例えば、CPUやMPU等によって、制御情報がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
【0083】
表示部154は、画面上の所定の割合の領域にウェブページC10を表示し、他の領域に広告コンテンツC11を表示する。具体的には、表示部154は、要求部151による処理の結果、ウェブページC10と広告コンテンツC11を受信した場合は、画面全体をウェブページC10を表示する領域とし、出力部130にウェブページC10を表示させる。また、表示部154は、画面外に広告コンテンツC11を表示する領域を配置する。なお、初期状態における各領域の割合は、上述した例に限定されるものではなく、例えば、表示部154は、画面上の一部の領域にウェブページC10を表示させ、他の領域に広告コンテンツC11を表示させてもよい。
【0084】
また、表示部154は、操作制御部152からユーザ操作の内容を受信した場合は、受信したユーザ操作にしたがって、出力部130の表示内容を制御する。例えば、表示部154は、縦方向のスクロール操作が行われた旨を操作制御部152から受信した場合は、ウェブページC10をスクロールさせる。なお、表示部154は、スクロール操作によっては、広告コンテンツC11を表示する領域の位置を移動させず、画面外に配置したままにする。
【0085】
また、表示部154は、変更部156からの指示に従って、広告枠50に表示された各広告コンテンツC11の表示態様を変更する。例えば、表示部154は、変更部156からウェブページC10を表示する領域の割合の指示を受付けた場合は、ウェブページC10を表示する領域の割合が受け付けた割合となるまで、ウェブページC10を表示させる領域と、広告コンテンツC11を表示させる領域とを移動させる。つまり、表示部154は、ウェブページC10を表示する領域の移動に伴って生じた画面上の領域に、広告コンテンツC11の一部を表示する。
【0086】
また、表示部154は、ウェブページC10を表示する領域の割合を固定する旨の指示を受付けた場合は、ウェブページC10を表示する領域の割合と広告コンテンツC11を表示する領域の割合とを固定する。また、表示部154は、ウェブページC10を表示する領域の割合と広告コンテンツC11を表示する領域の割合とを固定した際に利用者によって選択されると所定のコンテンツに遷移可能な広告コンテンツC11を表示する。例えば、表示部154は、ウェブページC10を表示する領域の割合を固定する旨の指示を受付けた後で、操作制御部152から利用者が広告コンテンツを選択した旨の通知を受付けた場合は、選択した広告コンテンツと対応する所定のコンテンツ、例えばランディングページを表示する。
【0087】
なお、表示部154は、変更部156の制御によりウェブページC10を表示する領域の割合と広告コンテンツC11を表示する領域の割合とを変更している際に、広告コンテンツC11が表示された領域を利用者がタップした場合は、ランディングページの表示を行わずともよい。すなわち、表示部154は、端末装置100の傾きが表示閾値を超えるまでは、利用者がコンテンツC11をタップしても、ランディングページの表示を行わない。
【0088】
一方、表示部154は、変更部156の制御によりウェブページC10を表示する領域の割合と広告コンテンツC11を表示する領域の割合とを変更している際に、ウェブページC10が表示された領域を利用者がタップした場合は、タップした位置に応じた各種処理を実行する。例えば、表示部154は、ウェブページC10のうちリンクが設定されたテキストが利用者により選択された場合は、設定されたリンクに対応するウェブページ等のコンテンツを表示する。
【0089】
検知部155は、端末装置100の物理的な状態を検知する。例えば、検知部155は、物理センサ140を用いて、端末装置100の傾きの角度を検知し、検知した角度を変更部156に通知する。ここで、検知部155は、端末装置100が傾いた方向を検知し、検知した方向を変更部156に通知してもよい。また、検知部155は、端末装置100が所定の閾値以上、傾けられた場合は、端末装置100が傾けられた旨の検知結果を変更部156に通知してもよい。
【0090】
なお、検知部155は、物理センサ140を用いて、端末装置100に対して加えられた衝撃を検知してもよい。例えば、検知部155は、物理センサ140を用いて、端末装置100に対して加えられた加速度を測定し、測定した加速度の変化量が所定の閾値よりも大きい場合には、端末装置100に対して衝撃が加えられた旨の検知結果を変更部156に通知してもよい。
【0091】
また、例えば、検知部155は、入力部120と物理センサ140とを用いて、利用者による所定の操作を検知してもよい。具体例を説明すると、検知部155は、物理センサ140により衝撃が検知されたと同時に、入力部120により利用者が画面上をタッチした旨が検知された場合は、利用者が画面上をノックした旨の検知結果を変更部156に通知してもよい。
【0092】
なお、上述した検知部155が実行する処理は、あくまで一例であり、検知部155は、端末装置100に備えられた任意のセンサを用いて、端末装置100の物理的な任意の状態を検知することができる。
【0093】
変更部156は、検知部155による検知結果に応じて、ウェブページC10を表示する領域の割合と、広告コンテンツC11を表示する領域の割合とを変更する。例えば、変更部156は、検知部155から、端末装置100が傾けられた角度を受信する。そして、変更部156は、端末装置100の傾きの角度に応じて、ウェブページC10を表示する領域の割合を算出し、算出した割合を表示部154に通知する。すなわち、変更部156は、ウェブページC10を表示する領域と広告コンテンツC11を表示させる領域とを傾きの角度に応じた距離だけ移動させる。この結果、変更部156は、ウェブページC10を表示する領域の移動に応じて生じた領域に、広告コンテンツC11を表示させる。
【0094】
また、変更部156は、端末装置100の傾きの角度が所定の閾値を超えたか否かを判定し、超えたと判定した場合には、以下の処理を実行する。まず、変更部156は、画面全体に広告コンテンツC11を表示させるまで、ウェブページC10を表示する領域とウェブページC11を表示する領域とを移動させる。すなわち、変更部156は、広告コンテンツC11の全体を表示させる。そして、変更部156は、ウェブページC10を表示する領域の割合を固定する旨の指示を表示部154に出力する。すなわち、変更部156は、端末装置100の傾きの角度が所定の閾値を超えた場合には、その後端末装置100の傾きの角度が変わっても、ウェブページC10を表示せずに、画面全体に広告コンテンツC11を表示させる。
【0095】
〔7.広告表示処理のバリエーション〕
上記では、
図1に例示した表示態様を用いながら、端末装置100による広告表示処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、端末装置100が実行する広告表示処理のバリエーションについて説明する。なお、以下に説明する広告表示処理は、例えば変更部156が表示部154を制御することにより実現されてもよい。
【0096】
〔7−1.傾きの方向に応じた処理〕
例えば、端末装置100は、端末装置100が傾いた方向に応じた態様で、ウェブページC10を表示する領域の広さを変更してもよい。例えば、端末装置100は、端末装置100が所定の方向に傾けられた場合にのみ、広告表示処理を実行してもよい。また、例えば、端末装置100は、端末装置100が傾いた方向に応じて、ウェブページC10と広告コンテンツC11とを表示する領域を移動させる方向を変更してもよい。
【0097】
例えば、端末装置100は、端末装置100がX軸を中心として、YZ平面上で時計回りに傾けられた場合、すなわち、端末装置100が利用者から見て奥側に傾けられた場合には、ウェブページC10を表示する領域を画面上の上方向に移動させ、広告コンテンツC11を表示する領域を画面上の下方向から上方向に移動させる。つまり、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域の移動に応じて画面上の下部分に生じる領域に、広告コンテンツC11を上側から表示する。
【0098】
また、他の例では、端末装置100は、端末装置100がY軸を中心としてXZ平面上で時計回りに傾けられた場合、すなわち、端末装置100が利用者から見て左側に傾けられた場合には、ウェブページC10を表示する領域を画面上の左方向に移動させ、広告コンテンツC11を表示する領域を画面上の右方向から左方向に移動させる。つまり、端末装置10は、ウェブページC10を表示する領域の移動に応じて画面上の右側に生じる領域に、広告コンテンツC11を左側から表示する。
【0099】
また、端末装置100は、端末装置100がY軸を中心としてXZ平面上で反時計回りに傾けられた場合、すなわち、端末装置100が利用者から見て右奥側に傾けられた場合には、ウェブページC10を表示する領域をと広告コンテンツC11を表示する領域とを画面上の右方向に移動させる。つまり、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域の移動に応じて画面上の左部分に生じる領域に、広告コンテンツC11を右側から表示する。
【0100】
すなわち、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域を端末装置100が傾いた方向に各領域を移動させることで生じた画面上の領域に、広告コンテンツC11を表示してもよい。このような処理を実行することで、端末装置100は、利用者に対して広告への興味を生じさせることができる。
【0101】
なお、端末装置100は、端末装置100の傾きの方向に応じて異なる広告コンテンツを表示してもよい。例えば、端末装置100は、端末装置100が利用者から見て上側に傾けられた場合には、ウェブページC10を表示する領域を画面上の上方向に移動させ、画面上の下側から第1の広告コンテンツを表示する。一方、端末装置100は、端末装置100が利用者から見て左側に傾けられた場合には、ウェブページC10を表示する領域を画面上の左方向に移動させ、画面上の右側から第2の広告コンテンツを表示する。
【0102】
また、端末装置100は、端末装置100が利用者から見て下側に傾けられた場合には、ウェブページC10を表示する領域を画面上の下方向に移動させ、画面上の上側から第3の広告コンテンツを表示する。また、端末装置100は、端末装置100が利用者から見て右側に傾けられた場合には、ウェブページC10を表示する領域を画面上の右方向に移動させ、画面上の左側から第4の広告コンテンツを表示する。このような処理を実行することで、端末装置100は、利用者が各広告コンテンツを見るために端末装置100を様々な方向に傾けるための動機づけを提供できる。この結果、端末装置100は、利用者に対して広告への興味を生じさせることができる。
【0103】
〔7−2.傾きの角度に応じた処理〕
また、端末装置100は、傾きの角度に応じた対応で、広告表示処理を実行してもよい。例えば、端末装置100は、傾きの角度が所定の閾値を超えるまでは、ウェブページC10を表示する領域の移動を行わない。そして、端末装置100は、傾きの角度が所定の閾値を超えた際に、ウェブページC10を表示する領域を画面外へ移動させるとともに、かかる移動に合わせて広告コンテンツC11を表示する領域を画面内に移動させ、画面全体に広告コンテンツC11を表示してもよい。また、端末装置100は、端末装置100の傾きが所定の閾値を超えた場合には、広告コンテンツC11と関連する動画を画面全体に表示し、再生してもよい。
【0104】
〔7−3.操作に応じたコンテンツの出しわけ〕
上述した例では、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域と広告コンテンツC11を表示する領域との割合を固定した際に、利用者が広告コンテンツC11を選択した場合には、広告コンテンツC11に対応するランディングページを表示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域と広告コンテンツC11を表示する領域との割合を固定した際に入力された操作に応じて、異なるランディングページ等のコンテンツを出しわけてもよい。
【0105】
例えば、
図7は、実施形態にかかる端末装置が実行するランディングページの出しわけの一例を示す図である。例えば、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度が所定の閾値を超えた場合には、
図7の第1状態に示すように、画面全体に広告コンテンツC11を表示する。ここで、端末装置100は、利用者が画面上をタップした場合、すなわち、利用者が広告コンテンツC11を選択した場合には、
図7の第2状態に示すように、広告コンテンツC11と対応するランディングページC12を表示する。
【0106】
一方、端末装置100は、
図7に示す第1状態において、利用者が所定の操作を行った場合には、
図7の第3状態に示すように、ランディングページC12とは異なるランディングページC13を表示する。例えば、端末装置100は、画面上に利用者の指が触れ続けた場合等入力部120を介した所定の操作を検知した場合、または、物理センサ140を用いて、端末装置100に対する衝撃を検知した場合等、端末装置100が検出可能な任意の操作を検知した場合には、
図7の第3状態に示すように、ランディングページC13を表示する。
【0107】
このように、端末装置100は、広告コンテンツC11の全体を表示した後でも、利用者に様々な操作を行わせる動機づけを提供することができる。このため、端末装置100は、利用者に対し、広告への興味を生じさせることができる。
【0108】
なお、ランディングページの出しわけを行う処理は、上述した処理に限定されるものではなく、端末装置100は、任意の条件に応じて、ランディングページの出しわけを行うことができる。例えば、端末装置100は、広告コンテンツC11の一部が画面内に表示されてから、すなわち、端末装置100が傾けられてから時間経過に伴う端末の傾きの変化に応じて、ランディングページC12、C13の出しわけを行ってもよい。
【0109】
例えば、端末装置100は、広告コンテンツC11の一部が画面内に表示されてから、所定の時間内に端末装置100が所定の角度以上傾けられた場合には、泡の量が多いビールの画像が表示されたランディングページを表示し、広告コンテンツC11の一部が画面内に表示されてから、所定の時間内に端末装置100が所定の角度以上傾けられなかった場合には、泡の量が少ないビールの画像が表示されたランディングページを表示してもよい。
【0110】
また、端末装置100は、広告コンテンツC11の一部が画面内に表示されてから、所定の時間内に、所定の増加率で、端末装置100が所定の角度まで傾けられた場合には、適正な泡の量のビールの画像を表示するとともに、キャンペーンへの応募を受け付けるランディングページを表示してもよい。なお、端末装置100は、端末装置100を大きく傾けるといった第1の操作を行った場合には、ランディングページC12を突然表示し、端末装置100を大きく振るといった第2の操作を行った場合には、ランディングページC13を突然表示するといった、操作に基づくランディングページの出しわけを行ってもよい。すなわち、端末装置100は、端末装置100の傾きや時間経過に伴う傾きの変化率等、任意の操作に応じて、ランディングページの出しわけを行ってもよい。
【0111】
〔7−4.コンテンツの種別〕
なお、端末装置100は、広告対象となる商品等が配置された画像を広告コンテンツC11として表示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、動画像である広告コンテンツC11を表示してもよい。かかる場合、端末装置100は、端末装置100が傾けられ、広告コンテンツを表示する領域が画面上の半分を占めた際に、動画像の再生を行ってもよい。また、端末装置100は、広告コンテンツC11の表示とともにシズル音等の音声を再生してもよい。また、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度に応じて、再生する音声の音量を変更してもよい。
【0112】
〔7−5.端末装置100の傾きについて〕
上述した例では、端末装置100は、端末装置100を貫く各軸を中心とした端末装置100の回転操作、すなわち、端末装置100の傾きを検出した。そして、端末装置100は、端末装置100の傾きの方向や角度に応じて、ウェブページC10を表示する領域と広告コンテンツC11を表示する領域との割合を変動した。ここで、端末装置100は、任意の状態と基準とした傾きを検出することができる。例えば、端末装置100は、ジャイロセンサを用いて地球の重力方向を測定し、測定した地球の重力方向をY軸とした座標系を特定する。そして、端末装置100は、特定した座標系における端末装置100の画面の傾きの角度を検知してもよい。すなわち、端末装置100は、地球の重力方向を基準とした端末装置100の画面の傾きの角度を検知してもよい。
【0113】
また、端末装置100は、ウェブページC10と広告コンテンツC11とを受信した場合には、ウェブページC10を表示するとともに、地球の重力方向を基準とした端末装置100の画面の傾きの角度を特定する。そして、端末装置100は、特定した角度を基準として、端末装置100が傾けられた角度を検知してもよい。すなわち、端末装置100は、地球の重力方向を基準として、ウェブページC10を受信して表示した際における端末装置100の画面の傾きの角度と、利用者により端末装置100が傾けられた際の角度との変動量を検知し、検知した変動量に応じて、ウェブページC10を表示する領域と広告コンテンツC11を表示する領域との割合を変動させてもよい。
【0114】
〔8.広告配信システムの処理フロー〕
次に、
図8を用いて、制御情報を実行した端末装置100が実行する処理の手順について説明する。
図8は、実施形態に係る端末装置が実行する広告表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0115】
図8に示す例では、端末装置100は、ユーザの操作に応じてコンテンツ配信サーバ30にウェブページC10の配信を要求し、コンテンツ配信サーバ30からウェブページC10を受信する(ステップS101)。次に、端末装置100は、配信されたウェブページC10に広告取得命令が含まれる場合は、広告配信サーバ20に対して配信要求を送信する(ステップS102)。次に、端末装置100は、広告コンテンツC11を受信したか否かを判定する(ステップS103)。そして、端末装置100は、広告コンテンツC11を受信していないと判定した場合は(ステップS103:No)、再度ステップS103を実行する。
【0116】
また、端末装置100は、広告コンテンツC11を受信した場合は(ステップS103:Yes)、ウェブページC10を表示するとともに、広告コンテンツC11を画面外の領域、すなわち不可視領域に配置する(ステップS104)。次に、端末装置100は、物理センサ140を用いて、傾きが検出されたか否かを判定し(ステップS105)、傾きが検出された場合は(ステップS105:Yes)、画面外に隠れていた広告コンテンツを傾きの角度に応じて表示する(ステップS106)。すなわち、端末装置100は、傾きの角度に応じて、ウェブページC10を表示する領域と広告コンテンツC11を表示する領域との割合を変更し、広告コンテンツC11を表示する。
【0117】
また、端末装置100は、傾きの角度が所定の閾値を超えたか否かを判定し(ステップS107)、超えた場合には(ステップS107:Yes)、広告コンテンツC11の全体を表示して、領域の割合を固定する(ステップS108)。続いて、端末装置100は、所定の操作が行われたか否かを判定し(ステップS109)、所定の操作が行われた場合は(ステップS109:Yes)、操作に応じたランディングページを表示して(ステップS110)、処理を終了する。
【0118】
一方、端末装置100は、傾きが検出されなかった場合には(ステップS105:No)、再度ステップS105を実行する。また、端末装置100は、傾きの角度が所定の閾値を超えていない場合や(ステップS107)、所定の操作が行われなかった場合は(ステップS109:No)、ステップS105を実行する。
【0119】
〔9.変形例〕
上記した実施形態に係る広告配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告配信システム1の他の実施形態について説明する。
【0120】
〔9−1.ログについて〕
ここで、端末装置100は、実際に表示された広告コンテンツや、利用者によって選択された広告コンテンツのログを取ってもよい。例えば、端末装置100は、利用者が端末装置100を傾けずに、ウェブページC10の表示を終了した場合は、広告コンテンツC11が閲覧されていない旨のログを取得する。一方で、端末装置100は、利用者が端末装置100を傾けて、広告コンテンツC11を表示した場合には、広告コンテンツC11が閲覧された旨のログを取得する。また、端末装置100は、ウェブページC10や広告コンテンツC11が表示される領域の割合が固定された際に、広告コンテンツC11が選択された場合もしくは所定の操作が行われた場合には、広告コンテンツC11が選択された旨のログが所定の操作が行われた旨のログを取得する。
【0121】
このように端末装置100が取得したログは、各広告コンテンツのCTRの更新や、広告主に広告効果を報告する際等に有用なログとなる。また、端末装置100が取得したログは、ランディングページに配置されるコンテンツの変更に用いられてもよい。例えば、端末装置100は、利用者が広告コンテンツC11を選択した場合もしくは所定の操作を行った場合は、同一のランディングページを取得するとともに、かかるランディングページを配信するサーバに対して、利用者が広告コンテンツC11を選択したか、または、所定の操作を行ったかを通知する。かかる際、ランディングページを配信するサーバは、利用者が広告コンテンツC11を選択したか、または、所定の操作を行ったかに応じて、ランディングページに配置するコンテンツを特定し、特定したコンテンツをランディングページに配置するよう端末装置100に指示してもよい。
【0122】
また、端末装置100は、取得したログの状況に応じて、ランディングページの出しわけを行ってもよい。例えば、端末装置100は、所定の数の利用者がランディングページC13を訪れるまでは、所定の処理が行われた際に、ランディングページC13を表示し、所定の数の利用者がランディングページC13を訪れた後は、所定の処理が行われたとしても、ランディングページC13を表示せずにランディングページC12を表示してもよい。また、端末装置100は、ランディングページC12、C13のCTRに基づいて、ランディングページの出しわけを行ってもよい。また、端末装置100は、ランディングページC12およびランディングページC13が表示された回数と最低限表示する回数との差分(すなわち、広告在庫数)に応じて、ランディングページを変更してもよい。
【0123】
〔9−2.制御情報について〕
上記した端末装置100は、広告配信サーバ20が広告コンテンツとともに配信する制御情報を用いて、上記した表示処理を実行した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、上記した制御情報をコンテンツ配信サーバ30からウェブページとともに受信し、広告配信サーバ20から広告コンテンツとともに表示指示を受信する。そして、端末装置100は、コンテンツ配信サーバ30から受信した制御情報を実行するとともに、受信した表示指示に従って広告コンテンツの表示態様を変更してもよい。
【0124】
また、端末装置100は、ウェブページC10の表示処理や、上述した広告表示処理等を端末装置100に実行されるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、かかるアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。
【0125】
〔9−3.装置構成〕
また、上記実施形態では、広告配信システム1に、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とが含まれる例を示したが、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とは1個の装置として形成されてもよい。この場合、
図3に示した広告配信サーバ20は、例えば、
図5に示したコンテンツ記憶部32、受付部34、配信部35を有する。そして、広告配信サーバ20は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付けた場合に、広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
【0126】
また、上記実施形態では、広告配信サーバ20から端末装置100に広告コンテンツが配信される例を示したが、コンテンツ配信サーバ30が、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得してもよい。この場合、広告配信サーバ20の要求受付部26は、コンテンツ配信サーバ30から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。また、広告配信サーバ20は、コンテンツ配信サーバ30に広告コンテンツを配信する。また、コンテンツ配信サーバ30は、広告配信サーバ20から取得した広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
【0127】
〔9−4.端末装置の操作記録〕
また、上述してきた端末装置100は、実施形態に係る広告コンテンツが配置されているウェブページに対して、ユーザがどれだけ端末装置100を操作したかという記録を広告配信サーバ20に送信してもよい。具体的には、端末装置100は、広告コンテンツが配置されているウェブページに対してユーザが行うスクロール操作や、ウェブページの拡大縮小操作、物理センサ140が測定した傾きの有無や角度等の端末装置100の物理的状態などを記録する。
【0128】
また、端末装置100は、広告コンテンツに対するクリック操作や、ウェブページをリロードした回数や、広告コンテンツを特定する情報について端末装置からの発信操作(例えば、SNSへの書き込みなど)など、ユーザが端末装置100に対して行う種々の操作を記録することもできる。そして、端末装置100は、操作履歴に関する情報を広告配信サーバ20に送信する。
【0129】
かかる場合、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された操作履歴に関する情報を集計し、かかる情報について分析した情報をさらに取得する。例えば、広告配信サーバ20は、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツとかかる制御情報を伴わない広告コンテンツとについて、スクロール操作の回数や、利用者が端末装置100を傾けた回数や角度、CTRなどの広告効果の指標を比較した情報などを取得する。
【0130】
ここで、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツが表示されるウェブページに対する操作履歴は、広告効果を示す指標となりうる。すなわち、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツが表示されるウェブページにおいては、ユーザによって広告コンテンツ自体がクリックされることにより広告コンテンツ先のウェブページが表示されることのみならず、かかるウェブページに対してユーザがどれだけ端末装置100を傾けたか(つまり、ユーザがどれだけウェブページの表示態様を変化させたか)という操作履歴自体がユーザの広告コンテンツへの興味を示す指標といえる。
【0131】
例えば、広告配信サーバ20は、利用者が端末装置100を傾かせた回数、角度、時間等を比較することで、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツを表示した際に、広告に対する関心をどれくらい発生させたかを示す指標を提供することができる。したがって、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報を送信することにより、実施形態に係る広告コンテンツの表示されるウェブページに対する広告効果の指標を示すレポートとすることができる。なお、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報をそのまま送信してもよい。
【0132】
これにより、広告配信サーバ20は、端末装置100における実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツの表示態様の有用性を広告主に示すことができる。
【0133】
ここで、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された操作履歴に基づいて、広告主への課金を行ってもよい。例えば、広告配信サーバ20は、広告コンテンツC11の表示回数や広告コンテンツの選択回数、ランディングページC12への遷移回数、ランディングページC13への遷移回数等に基づいて、広告主への課金を行ってもよい。また、広告配信サーバ20は、所定回数以上広告コンテンツが選択されたことを条件に、あるいは、所定の時間以上広告コンテンツが表示又は操作されたことを条件に、広告主への課金を行ってもよい。た、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された操作履歴に基づいて、広告主への課金額を動的に変更してもよい。
【0134】
このように、広告配信サーバ20は、広告コンテンツの選択回数、広告コンテンツの表示時間、端末装置100の利用者が広告コンテンツに対して行った操作等に基づいて、広告主への課金を行う。すなわち、広告配信サーバ20は、広告コンテンツを利用者が認知したか否かをより客観的に示すことができる情報、すなわち、ブランディングの度合いを示す指標に基づいて、広告主への課金を行うことができる。この結果、広告配信サーバ20は、ブランディングの度合いを適切に示すことができない場合があるという従来の広告配信技術の課題を解決できる。このため、広告配信サーバ20は、適切なブランディングの度合いの提示や、適切なブランディングの度合いに基づく課金を行うことができる。
【0135】
〔9−5.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0136】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、
図6に示した要求部151および操作制御部152は統合されてもよい。
【0137】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0138】
〔9−6.プログラム〕
また、上記してきた実施形態に係る端末装置100、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、例えば
図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告配信サーバ20を例に挙げて説明する。
図9は、広告配信サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0139】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0140】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、係るプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0141】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0142】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、係るプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0143】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告配信サーバ20として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部23の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部22内のデータ、すなわち広告データベース24が格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からこれらのプログラムを取得してもよい。
【0144】
なお、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。
【0145】
なお、コンピュータ1000が実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部33の機能を実現する。また、HDD1400には、コンテンツ記憶部32内のデータが格納される。
【0146】
〔10.効果〕
上述したように、端末装置100は、画面上の所定の割合の領域に第1コンテンツであるウェブページC10を表示し、他の領域に第2コンテンツである広告コンテンツC11を表示する。また、端末装置100は、地球の重力方向や、ウェブページC10を表示した際の端末装置100の状態等を基準とする端末装置100の傾きを検知する。そして、端末装置100は、検知結果に応じて、画面上のうち、ウェブページC10を表示する領域の割合と、広告コンテンツC11を表示する領域の割合とを変更する。このため、端末装置100は、利用者に対し、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0147】
また、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度に応じて、ウェブページC10を表示する領域と広告コンテンツC11を表示する領域の割合とを変更する。このため、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度に応じて画面上の表示が徐々に変化する演出で、広告コンテンツC11を表示するので、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0148】
また、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度が所定の閾値を超えた場合は、広告コンテンツC11を表示する領域の全体を画面上に表示させるまで、各領域の割合を変更する。このため、端末装置100は、表示されるコンテンツをウェブページC10から広告コンテンツC11に切り替え、利用者に広告を印象付けることができる。
【0149】
また、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度が所定の閾値を超えた場合は、画面全体に広告コンテンツC11を表示するまで、各領域の割合を変更する。このため、端末装置100は、表示されるコンテンツをウェブページC10から広告コンテンツC11に切り替え、利用者に広告を印象付けることができる。
【0150】
また、端末装置100は、端末装置100の傾きの角度が所定の閾値を超えた場合は、ウェブページC10を表示する領域の割合と、広告コンテンツC11を表示する領域の割合とを固定する。このため、端末装置100は、利用者が端末装置100を所定の角度よりも大きく傾けた際に、元の傾きへと戻したとしても、広告コンテンツC11を表示し続けることができる。この結果、端末装置100は、利用者に広告を印象付けることができる。
【0151】
また、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域の割合と、広告コンテンツC11を表示する領域の割合とが固定された際に、利用者によって選択されると所定のコンテンツに遷移可能な広告コンテンツC11を表示する。例えば、端末装置100は、
ウェブページC10を表示する領域の割合と、広告コンテンツC11を表示する領域の割合とが固定された際に、利用者が広告コンテンツC11を選択した場合は、リンク等で広告コンテンツC11と紐付けられたランディングページC12を取得して表示する。このため、端末装置100は、広告コンテンツC11と対応するコンテンツの表示を利用者に促すことができる。
【0152】
また、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域の割合と、広告コンテンツC11を表示する領域の割合とが固定された際に、利用者によって行われた操作の内容に応じたコンテンツに遷移可能な広告コンテンツC11を表示する。例えば、端末装置100は、利用者による操作に応じて、ランディングページC12またはランディングページC13を表示する。このため、端末装置100は、利用者に様々な操作を行わせる動機づけを提供するので、広告コンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0153】
また、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域の位置と、広告コンテンツC11を表示する領域の位置とを移動させることで、各領域の画面上における割合を変更する。このため、端末装置100は、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0154】
また、端末装置100は、ウェブページC10を表示する領域の位置と、広告コンテンツC11を表示する領域の位置と、端末装置100の傾きの角度に応じた距離だけ移動させる。このため、端末装置100は、利用者に様々な角度で端末装置100を傾かせる動機づけを提供するので、広告コンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0155】
また、端末装置100は、端末装置100が傾いた方向に応じて、ウェブページC10を表示する領域の位置と、広告コンテンツC11を表示する領域の位置とを変更する。例えば、端末装置100は、端末装置100が所定の方向に傾いた場合には、ウェブページC10を表示する領域の位置と、広告コンテンツC11を表示する領域の位置とを変更する。このため、端末装置100は、利用者に様々な方向に端末装置100を傾かせる動機づけを提供するので、広告コンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0156】
また、端末装置100は、端末装置100が傾いていない場合には、画面全体にウェブページC10を表示する。このため、端末装置100は、利用者が端末装置100を傾けた際に、徐々に表示される態様で広告コンテンツC11を表示するので、広告コンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0157】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0158】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、配信部は、配信手段や配信回路に読み替えることができる。