(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載の、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体もしくは三量体及びそれらからの式(II)の予備縮合物、又はそれらの混合物を、安定化に効果的な量で有機材料中に組み込むことによって、酸化分解に対して該有機材料を安定化する方法。
ポリマーベース樹脂(A)、及び、請求項1に記載の、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体もしくは三量体及びそれらからの式(II)の予備縮合物、又はそれらの混合物から選択される酸化防止剤(B)を含むポリマー組成物。
請求項1に記載の、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体もしくは三量体及びそれらからの式(II)の予備縮合物、又はそれらの混合物の1種以上の、有機材料用のUV安定剤としての使用。
請求項1に記載の、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体もしくは三量体及びそれらからの式(II)の予備縮合物、又はそれらの混合物を、安定化に効果的な量で有機材料中に組み込むことによって、UV照射によって引き起こされる劣化に対して該有機材料を安定化する方法。
ポリマーベース樹脂(A)及び、請求項1に記載の、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体もしくは三量体及びそれらからの式(II)の予備縮合物、又はそれらの混合物から選択されるUV安定剤(C)を含むポリマー組成物。
請求項1に記載の、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体もしくは三量体及びそれらからの式(II)の予備縮合物、又はそれらの混合物の1種以上の、有機材料用の酸化防止剤並びにUV安定剤としての使用。
請求項1に記載の、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体もしくは三量体及びそれらからの式(II)の予備縮合物、又はそれらの混合物を、安定化に効果的な量で有機材料中に組み込むことによって、酸化劣化及びUV照射によって引き起こされる劣化に対して該有機材料を安定化する方法。
ポリマーベース樹脂(A)及び、請求項1に記載の、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体もしくは三量体及びそれらからの式(II)の予備縮合物、又はそれらの混合物から選択される、酸化防止/UV安定剤の組み合わせ(D)を含むポリマー組成物。
1種以上のヒンダードアミン光安定剤と組み合わせた、請求項1に記載の、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体もしくは三量体及びそれらからの式(II)の予備縮合物、又はそれらの混合物の1種以上の、有機材料用の酸化防止剤としての使用。
1種以上のヒンダードアミン光安定剤と組み合わせた、ポリマーベース樹脂(A)及び、請求項1に記載の、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体もしくは三量体及びそれらからの式(II)の予備縮合物、又はそれらの混合物から選択される酸化防止剤(B)を含むポリマー組成物。
注型品、回転成形品、射出成形品、ブロー成形品、パイプ、フィルム、テープ、モノフィラメント、繊維、不織布、プロファイル、接着剤又はパテ、又は表面コーティングの製造のための請求項9、12、15及び17に記載のポリマー組成物の使用。
【発明を実施するための形態】
【0023】
R
4が基R
5−N−R
6である場合、これらのアミノトリアジン系マンニッヒ化合物は、メラミン系マンニッヒ化合物である。
【0024】
本発明による有機材料のための酸化防止剤として使用することができるメラミン系マンニッヒ化合物及びそれらの予備縮合物は公知であり、WO2011/061220に記載されている。メラミン系マンニッヒ化合物は、WO2011/061220によれば、アルデヒドの捕捉、特にホルムアルデヒド捕捉のための添加剤として、樹脂、特に尿素−ホルムアルデヒド接着剤及び/又はメラミン−ホルムアルデヒド樹脂の硬化促進のための添加剤として、及び、パーティクルボード、積層板、木材複合材料の膨張挙動及び熱機械的特性を改善するための添加剤として用いられている。それらの予備縮合物は、WO2011/061220によれば、接着剤、プリプレグレシピにおいて、成形複合体中の硬化樹脂、特にブレーキ及びクラッチ用の又は電気モーターの整流子用のカバーとして、及び積層板において、又は難燃系の構成成分として用いられている。
【0025】
R
4がH又はQ
1の場合、アミノトリアジン系マンニッヒ化合物及びその予備縮合物は、新規である。
【0026】
従って、本発明はまた式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体、三量体及び式(II)で示されるそれらの予備縮合物に関する。但し、式(I)及び(II)において、R
4はH又はQ
1であり、R
1,R
2,R
3,R
7,R
8,A,Q
1,n及びmは上記の通り規定される。
【0027】
本発明に係る好適な酸化防止剤である式(I)〜式(IV)で示される化合物において、
Aは好ましくはO又はNであり、より好ましくは、AはOであり、
R
4は、好ましくは基R
5−N−R
6であり、R
5及びR
6は独立して、水素、置換又は未置換の直鎖又は分岐のC
1−C
12−アルキル基、置換及び非置換のC
3−C
7−シクロアルキル基及び、置換及び非置換の、直鎖又は分岐のC
2−C
12−アルケニル基から、好ましくはH、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基又はsec−ブチル基から選択され;又は式(III)の基から選択される。またR
4はQ
1であり、Q
1は置換又は未置換の直鎖又は分岐のC
1−C
18−アルキル基から、好ましくはH、メチル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、ラウリル基又はステアリル基、置換及び非置換のC
6−C
10−アリール基、好ましくは置換及び非置換フェニル基、より好ましくは非置換フェニルから選択される。
【0028】
R
1、R
2及びR
3は、好ましくは、独立して、H,置換及び非置換の、直鎖又は分岐のC
1−C
18−アルキル基、置換及び非置換のC
3−C
7−シクロアルキル基、ならびに置換及び非置換の直鎖又は分岐のC
2−C
12−アルケニル基から選択され、好ましくはH、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ラウリル基、もしくはステアリル基、又は式(III)の基から選択される。
【0029】
R
7は、好ましくは、H又はC
1−C
12アルキル基から選択され、該アルキル基は1個以上の酸素原子、置換もしくはモノ置換の窒素原子、及び/又はC(O)O−,−OC(O)−及び−C(O)−型の1つ以上の基から選択される基で中断されていてもよい。また、基−C(O)−は、Aに直接接続できる。
【0030】
nは、好ましくは1又は2であり、nの好ましい位置はAR
7に対してオルト位である。
【0031】
R
8は、好ましくは、独立して、−OH、−OCH
3、−OC
2H
5、−NH
2、置換及び非置換の、直鎖又は分岐のC
1−C
12−アルキル基、特にメチル基、エチル基及びtert−ブチル基、置換及び非置換のC
3−C
7−シクロアルキル基、及び、置換及び非置換の、直鎖又は分岐のC
2−C
12−アルケニル基、置換及び非置換のC
6−C
12−アリール基、特に−C
6H
5、−C
6H
4OH、−CH
2C
6H
5、−C(CH
3)
2C
6H
5又はCH
2C
6H
4OH、特にオルト−及び/又はパラ−異性体としての−CH
2C
6H
4OHを含む群から選択される。より好ましくは、R
8は、−OH、−OCH
3、−OC
2H
5、メチル基、エチル基及びtert−ブチル基を含む群から独立に選択され、最も好ましくは、R
8はtert−ブチル基である。
【0033】
アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基及びアリール基に関する「置換」という用語は、以下の置換基:ハロゲン、ヒドロキシ基、保護ヒドロキシ基、オキソ基、保護オキソ基、C
3−C
7−シクロアルキル基、フェニル基、ナフチル基、アミノ基、保護アミノ基、一級又は二級アミノ基、複素環、イミダゾリル、インドリル、ピロリジニル、C
1−C
12−アルコキシ基、C
1−C
12−アシル基、C
1−C
12−アシルオキシ基、ニトロ基、カルボキシ基、カルバモイル基、カルボキサミド基、N−(C
1−C
12−アルキル)カルボキサミド基、N,N−ジ(C
1−C
12−アルキル)カルボキサミド基、シアノ基、メチルスルホニルアミノ基、チオール基、C
1−C
10−アルキルチオ基、及びC
1−C
10−アルキルスルホニル基、の一つ以上による、一つ以上の原子、通常はH−原子、の置換に関する。置換基は1〜2回、同じ又は異なる置換基で置換することができる。
【0034】
メルカプト基、ヒドロキシ基及びアミノ基に関する「置換」という用語は、上記した置換基の一つ又はアミノ基の場合は上記した置換基の一つ又は二つによる、少なくとも一つのH原子の置換に関する。上記した置換基は、特に、置換及び非置換の、直鎖又は分岐のC
1−C
12−アルキル基、置換及び非置換のC
3−C
7−シクロアルキル基、及び置換及び非置換の直鎖又は分岐のC
2−C
12−アルケニル基である。つまり、メルカプト基及びヒドロキシ基は、それぞれメルカプトエーテル又はエーテル基として存在することができる。アミノ基は一級又は二級アミンとして存在することができる。
【0035】
カルボニル基に関する「置換」という用語は、−COR基に関するものであって、Rが上記の置換基の一つ、特にH、置換及び非置換の、直鎖又は分岐のC
1−C
12−アルキル基、置換及び非置換のC
3−C
7−シクロアルキル基、及び置換及び非置換の直鎖又は分岐のC
2−C
12−アルケニル基の意味を有することができる。
【0036】
本明細書で使用する用語「アルキニル」は、式R−C≡C−の部分に関し、特に直鎖又は分岐のC
2−C
50−アルキニル基に関する。C
2−C
50−アルキニル基の例としては、エチニル、プロピニル、2−ブチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、4−ヘプチニル、5−ヘプチニル、オクチニル、ノニニル、デシニル、ウンデシニル、ドデシニル、並びに、直鎖又は分岐アルキル鎖のジ−及びトリ−インが含まれる。
【0037】
用語「アルキル」は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、アミル、t−アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシルなどのような部分に関する。好ましいアルキル基は、メチル、エチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル及びイソプロピルである。
【0038】
「オキソ」という用語は、ケト又はアルデヒド基が生成される二重結合を介して酸素原子に接続されている炭素原子に関する。用語「保護オキソ」は、2つのアルコキシ基で置換されているか又は置換されたジオールが非環状又は環状ケタール基を生成することで二回接続されている炭素原子に関する。
【0039】
用語「アルコキシ」は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、t−ブトキシなどのような部分に関する。好ましいアルコキシ基はメトキシである。
【0040】
用語「C
3−C
7−シクロアルキル」には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチル等の基が含まれる。用語「C
5−C
7−シクロアルケニル」は、1,2又は3−シクロペンテニル環、1,2,3又は4−シクロヘキセニル環又は1,2,3,4又は5−シクロヘプテニル環に関する。
【0041】
本発明の好ましい実施形態において、それらの化合物は、以下の構造の1つを有する化合物又はそれらの混合物である。
【0046】
本発明の酸化防止剤として好適なアミノトリアジン系マンニッヒ化合物も、メラミンのようなアミノ−トリアジン、フェノール及びホルムアルデヒドの共縮合生成物と記載することができる。これらの生成物は白色であって、更なる縮合中に、その外観が変わらないため、特に興味深い。対照的に、典型的なフェノール樹脂は、暗赤色から黒色に変化する。
【0047】
本発明の酸化防止剤として好適な、R
4がR
5−N−R
6であるメラミン系のマンニッヒ化合物の製造は、WO2011/061220号に記載されている。
【0048】
本発明の酸化防止剤として好適な、R
4がH又はQ
1であるアミノトリアジン系マンニッヒ化合物は、それに準じて製造される。
【0049】
その製造方法には以下が含まれる:
a)塩基性条件下で、ホルムアルデヒドと、式(V)の少なくとも1種のアミノ−トリアジン誘導体との反応によって、式(VI)の化合物の少なくとも1種を生成する。
【0051】
b)触媒の存在下で式(VI)の化合物の少なくとも1種を反応させて、式(VII)のマンニッヒ系化合物の少なくとも1種を生成する。
【0053】
c)式(VII)のマンニッヒ系化合物の少なくとも1種と、一般式(VIII)の置換もしくは非置換芳香族化合物の少なくとも1種とを反応させて、一般式(I)に係る化合物の少なくとも一種を生成させる。
【0055】
d)及び反応混合物を後処理する。
ここで、R
1〜R
8の部分、n及びAは前記の意味を有することができる。
【0056】
この処理では、工程b)におけるマンニッヒ塩基としてのイミニウムイオンの生成が律速段階である。求電子イミニウムイオンは、工程a)で得られたOH−含有化合物のプロトン化及びその後の脱水によりその場で生成される。一般的には、イミニウムイオンは、非極性溶媒中でイミニウムイオンの安定性が減少する一方で、プロトン性極性溶媒中で安定化され、このように高速に反応する。
【0057】
製造工程は、ワンポット合成又は互いに独立して実施するできると理解すべきである。これは、例えば、工程a)のOH−含有化合物群が、さらなる使用の前に、別々に合成され、単離され、保管できることを意味する。
【0058】
この製造における、アミノ−トリアジン誘導体と式(VIII)の芳香族化合物の好ましいモル比は、1:1〜1:6、より好ましくは1:1〜1:4、特に好ましくは1:1〜1:3である。
【0059】
この方法の工程a)は、pH8〜12,好ましくはpH9〜11で、無機又は有機の塩基、好ましくはK
2CO
3、Na
2CO
3、Ca(OH)
2、NaOH及び/又はKOHの存在下で実施される、
工程b)及びc)は、pH1〜6、好ましくはpH2〜5、最も好ましくはpH2〜4で実施される。
【0060】
工程b)又はc)において使用される触媒は、好ましくは、スルホン酸、硫酸、トリフルオロ酢酸(TFAA)、4−トルエンスルホン酸(pTSA)、モノクロロ酢酸(MCAA)、氷酢酸、塩酸及びギ酸を含む群から選択される。触媒のモル過剰量は、使用する酸に応じて変化し、式(VII)のマンニッヒ塩基に対する比として、1:10、好ましくは1:5、特に1:3とすることができる。しかしながら、反応は、触媒量の酸を用いて行うことができる。
【0061】
この方法は、1回、2回、3回及び4回置換された共縮合アミノ−トリアジン生成物の生成を可能にする。同様にして、二量体及び三量体が生成される。
【0062】
アミノ−トリアジン系共縮合生成物は、さらにホルムアルデヒドと反応させて、式(II)の予備縮合物を生じさせることができる。
【0063】
予備縮合物はもちろん様々な予備縮合物の混合物としても取得できる。
【0064】
詳細な反応条件は、WO2011/061220号に記載されている。
【0065】
上記のように、記載された式(I)のアミノ−トリアジン系マンニッヒ化合物、その二量体又は三量体、式(II)のそれらの予備縮合物は、単独で又は混合物として、例えば、式(I)のアミノ−トリアジン系マンニッヒ化合物の2種以上の混合物、式(I)のアミノ−トリアジン系マンニッヒ化合物とその二量体及び/又は三量体との混合物、あるいは、式(I)のアミノ−トリアジン系マンニッヒ化合物の1種以上と式(II)の予備縮合物との混合物などとして、有機材料好ましくはポリマーのための酸化防止剤として使用することができる。
【0066】
式(I)のアミノ−トリアジン系マンニッヒ化合物、その二量体又は三量体、式(II)のそれらの予備縮合物は、例えば、有機化合物類、油類、ジェット燃料等の燃料類、脂肪類、ワックス類、化粧品類、色素類及び殺生物剤のような多種多様な有機材料を安定化させるための酸化防止剤として特に有用であり、特に写真材料、プラスチック、フィルム、繊維又は染色繊維、ゴム、塗料及び他のコーティング剤、接着剤のような用途で使用される種々の有機ポリマー(架橋及び非架橋の両方)に有用である。
【0067】
また本発明は、したがって、有機材料(例えば、フィルム、繊維、成形品又はコーティングの形態の有機ポリマーなどの有機材料)中に、式(I)のアミノ−トリアジン系マンニッヒ化合物、その二量体又は三量体、式(II)のそれらの予備縮合物を、安定化に有効な量で組み込むことによって、酸化劣化に対して前記有機材料を安定化する方法に関する。
【0068】
好ましくは、安定化されるべき有機材料は、例えば以下のポリマーである。
【0069】
1.モノオレフィン及びジオレフィンのポリマー、例えば、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリイソプレン又はポリブタジエン、並びに例えばシクロペンテン又はノルボルネンのようなシクロオレフィン類のポリマー;さらにポリエチレン(オプションで架橋されていても良い);例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、高密度及び高分子量ポリエチレン(HDPE−HMW)、高密度及び超高分子量ポリエチレン(HDPE−UHMW)、中密度ポリエチレン(HMDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)及び分岐低密度ポリエチレン(BLDPE)。
【0070】
ポリオレフィン、すなわち、前の段落において例示したモノオレフィンのポリマー、特にポリエチレン及びポリプロピレンは、様々な方法、特に以下の方法によって調製することができる:
a)フリーラジカル重合(通常は高圧下に高温で)
b)通常、周期表のIVb族、Vb族、VIb族又はVIII族の1種以上の金属を含む触媒を使用する触媒重合。これらの金属は通常、酸化物、ハロゲン化物、アルコラート、エステル化物、エーテル化物、アミン化物、アルキル化物、アルケニル化物及び/又はp−又はs−配位のいずれかであってもよいアリール化物などの、1つ以上の配位子を有する。これらの金属錯体は遊離形であっても、例えば、活性化塩化マグネシウム、チタン(III)クロリド、アルミナ又は酸化ケイ素などの基質上に固定されていてもよい。これらの触媒は、重合媒体に可溶であっても、不溶であってもよい。触媒は、それ自体重合において活性であり、又は、例えば、周期表のIa族、IIa族及び/又はIIIa族の元素である金属の、金属アルキル化物、金属水素化物、金属アルキルハライド、金属アルキルオキシド又は金属アルキルオキサンを更なる活性化剤として用いることができる。活性化剤は、例えば、エステル、エーテル、アミン又はシリルエーテル基によってさらに変性することができる。これらの触媒系は通常、フィリップス触媒、スタンダード・オイル・インディアナ触媒、チーグラー・ナッタ触媒、TNZ触媒(デュポン)、メタロセン触媒又はシングルサイト触媒(SSC)と呼ばれる。
【0071】
2. 1)で言及されたポリマーの混合物、例えば、ポリプロピレンとポリイソブチレン、ポリエチレンとポリイソブチレン、ポリプロピレンとポリエチレン(例えば、PP/HDPE/LDPE)及び様々な種類のポリエチレンの相互間の混合物(例えばLDPE/HDPE)。
【0072】
3. モノオレフィン及びジオレフィンの、相互の又は他のビニルモノマーとの共重合体、例えば、エチレン−プロピレン共重合体、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)及びそれらの混合物と低密度ポリエチレン(LDPE)との共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−イソブチレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−メチルペンテン共重合体、エチレン−ヘプテン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、プロピレン−ブタジエン共重合体、イソブチレン−イソプレン共重合体、エチレン−アルキルアクリレート共重合体、エチレン−アルキルメタクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、及びそれら共重合体とカーボンモノオキサイドとの共重合体、又はエチレン−アクリル酸共重合体及びそれらの塩(アイオノマー)並びにプロピレン及びへキサジエン、ジシクロペンタジエンもしくはエチリデン−ノルボルネンのようなジエンとエチレンとの三元共重合体;それらの共重合体同士、及び1)で言及された他のポリマーとの混合物、例えば、ポリプロピレン−エチレン−プロピレン共重合体、LDPE−エチレン−酢酸ビニル共重合体、LDPE−エチレン−アクリル酸共重合体、LLDPE−エチレン−酢酸ビニル共重合体、LLDPE−エチレン−アクリル酸共重合体、及び交互又はランダムのポリアルキレンカーボンモノオキサイド共重合体、及びそれらと他のポリマー例えばポリアミドとの混合物。
【0073】
4. 水素化変性物(例えば、粘着付与剤樹脂)及びポリアルキレンとデンプンの混合物を含む炭化水素樹脂(例えばC
5−C
9)。
【0074】
5. ポリスチレン、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(α−メチルスチレン)。
【0075】
6. スチレン又はα−メチルスチレンとジエン又はアクリル誘導体との共重合体、例えば、スチレン−ブタジエン、スチレン−アクリロニトリル、スチレン−アルキルメタクリレート、スチレン−ブタジエン−アルキルアクリレート、スチレン−ブタジエン−アルキルメタクリレート、スチレン−無水マレイン酸、スチレン−アクリロニトリル−メタクリレート;高衝撃強度のスチレン共重合体と他のポリマー、例えば、ポリアクリレート、ジエンポリマー又はエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体との混合物;スチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン−イソプレン−スチレン、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン、又はスチレン−エチレン/プロピレン−スチレンなどのスチレンのブロック共重合体。
【0076】
7. スチレン又はα−メチルスチレンのグラフト共重合体、例えば、ポリブタジエンにスチレンをグラフトした共重合体、ポリブタジエン−スチレン又はポリブタジエン−アクリロニトリル共重合体にスチレンをグラフトした共重合体、ポリブタジエンにスチレン及びアクリロニトリル(又はメタクリロニトリル)をグラフトした共重合体;ポリブタジエンにスチレン、アクリロニトリル及びメチルメタクリレートをグラフトした共重合体;ポリブタジエンにスチレン及び無水マレイン酸をグラフトした共重合体;ポリブタジエンにスチレン、アクリロニトリル及び無水マレイン酸又はマレイミドをグラフトした共重合体;ポリブタジエンにスチレン及びマレイミドをグラフトした共重合体;ポリブタジエンにスチレン及びアルキルアクリレート又はアクリルメタクリレートをグラフトした共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体にスチレン及びアクリルニトリルをグラフトした共重合体、ポリアルキルアクリレート又はポリアルキルメタクリレートにスチレン及びアクリロニトリルをグラフトした共重合体、アクリレート−ブタジエン共重合体にスチレン及びアクリロニトリルをグラフトした共重合体、ならびにこれらのグラフト共重合体と6)で言及された共重合体、例えばABS、MBS、ASA又はAESポリマーとして知られている共重合体混合物との混合物。
【0077】
8. ポリクロロプレン、塩素化ゴム、イソブチレン−イソプレンの塩素化及び臭素化共重合体(ハロブチルゴム)、塩素化又はスルホ塩素化ポリエチレン、エチレンと塩素化エチレンの共重合体、エピクロロヒドリンのホモポリマー及びコポリマーなどのハロゲン含有ポリマー、特にハロゲン含有ビニル化合物のポリマー、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン;ならびに塩化ビニル−塩化ビニリデン、塩化ビニル−酢酸ビニル又は塩化ビニリデン−酢酸ビニルなどのそれらの共重合体。
【0078】
9. ポリアクリレート及びポリメタクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリアクリルアミド及びブチルアクリレートで衝撃変性されたポリメチルメタクリレートなどのα、β−不飽和酸及びその誘導体から誘導されたポリマー。
【0079】
10. 9)で言及されたモノマー類の相互又は他の不飽和モノマーとの共重合体、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−アルキルアクリレート共重合体、アクリロニトリル−アルコキシアルキルアクリレート共重合体、アクリロニトリル−ビニルハライド共重合体又はアクリロニトリル−アルキルメタクリレート−ブタジエン三元共重合体。
【0080】
11. ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルステアレート、ポリビニルベンゾエート、ポリビニルマレエート、ポリビニルブチラール、ポリアリルフタレート又はポリアリルメラミンなどの不飽和アルコールと、アミン、アシル誘導体又はそれらのアセタールから誘導されたポリマー、ならびにそれらと項1に記載したオレフィンとの共重合体。
【0081】
12. ポリアルキレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド又はそれらとビスグリシジルエーテルとのコポリマーなどの、環状エーテルのホモポリマー及びコポリマー.
13. ポリオキシメチレン及び、例えばエチレンオキシドなどのコモノマーを含むポリオキシメチレン類などのポリアセタール;熱可塑性ポリウレタン、アクリレート又はMBSで変性されたポリアセタール。
【0082】
14. ポリフェニレンオキシド及びスルフィド、並びにそれらとスチレンポリマー又はポリアミドとの混合物。
【0083】
15. 一方においてヒドロキシル末端ポリエーテル、ポリエステル及びポリブタジエンから、また他方において脂肪族又は芳香族ポリイソシアネートから誘導されたポリウレタン、並びにそれらの前駆体。
【0084】
16. ポリアミド4,6,6/6,6/10,6/9,6/12,4/6,12/12,11及び12などの、ジアミンとジカルボン酸から及び/又はアミノカルボン酸もしくはそれに対応するラクタムから誘導されたポリアミド及びコポリアミド、m−キシレン、ジアミン及びアジピン酸から出発する芳香族ポリアミド;ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸及び/又はテレフタル酸から及び変性剤としてエラストマーを用いて又は用いずに調製されたポリアミド、例えば、ポリ−2,4,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミド又はポリ−m−フェニレンイソフタルアミド。ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、アイオノマー、又は化学的に結合又はグラフトしたエラストマーと前記ポリアミドとのブロックコポリマー;又はポリエーテル、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール又はポリテトラメチレングリコールと前記ポリアミドとのブロックコポリマー。ならびにEPDM又はABSで変性されたポリアミド又はコポリアミド;及び工程(RIMポリアミド系)中に縮合されたポリアミド。
【0085】
17. ポリ尿素、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエステルアミド、ポリヒダントイン及びポリベンズイミダゾール。
【0086】
18. ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−ジメチロールシクロヘキサンテレフタレート、ポリヒドロキシベンゾエート、ポリヒドロキシブチレートなどの、ジカルボン酸とジアルコールから、及び/又は、ヒドロキシカルボン酸又はヒドロキシアルカノエート又はそれに対応するラクトンから誘導されたポリエステル、並びに、ヒドロキシル末端ポリエーテルから誘導されたブロックポリエーテルエステル;及びポリカーボネート又はMBSで変性されたポリエステル。
【0087】
19. ポリカーボネート及びポリエステルカーボネート。
【0088】
20. ポリスルホン、ポリエーテルスルホン及びポリエーテルケトン。
【0089】
21. 例として、フェノール/ホルムアルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹脂、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂などの、一方がアルデヒド類から誘導され、かつ、他方がフェノール、ビスフェノール、フラン、アセトフェノン、グアナミン、尿素又はメラミンから誘導された架橋ポリマー。
【0090】
22. 乾式及び非乾式アルキド樹脂。
【0091】
23. 飽和及び不飽和ジカルボン酸と多価アルコールとのコポリエステル及び架橋剤としてのビニル化合物から誘導される不飽和ポリエステル樹脂、及びまた低燃焼性であるそれらのハロゲン含有変性体。
【0092】
24. 置換アクリレート、例えば、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート又はポリエステルアクリレート、から誘導された架橋性アクリル樹脂。
【0093】
25. メラミン樹脂、尿素樹脂、イソシアネート、イソシアヌレート、ポリイソシアネート又はエポキシ樹脂で架橋された、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂及びアクリル樹脂。
【0094】
26. 脂肪族、脂環式、複素環式又は芳香族グリシジル化合物から誘導された架橋エポキシ樹脂、例えば、例えば無水物又はアミンなどの慣用の硬化剤を用いて、例えば、促進剤の使用又は不使用下で架橋されたビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテルの生成物。
【0095】
27. セルロース、天然ゴム、ゼラチンなどの天然ポリマー、及びポリマー相同な方法で化学的に変性されたその誘導体、例えば、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース及び酪酸セルロース、又はメチルセルロースなどのセルロースエーテル、並びにロジン及びその誘導体。
【0096】
28. 前述のポリマーの混合物(ポリマーブレンド)、例えば、PP/EPDM、ポリアミド/EPDM又はABS、PVC/EVA、PVC/ABS、PVC/MBS、PC/ABS、PBTP/ABS、PC/ASA、PC/PBT、PVC/CPE、PVC/アクリレート、POM/熱可塑性PUR、PC/熱可塑性PUR、POM/アクリレート、POM/MBS、PPO/MBS、PPO/HIPS、PPO/PA6.6及びコポリマー、PA/HDPE、PA/PP、PA/PPO、PBT/ABS又はPBT/PET/PC。
【0097】
29. 純粋な単量体化合物又はその混合物を構成する天然及び合成有機物質、例としては、鉱物油、動物性又は植物性脂肪、油及びワックス、又は合成エステル(例えばフタレート、アジペート、ホスフェート又はトリメリテート)に基づく油、ワックス及び脂肪、そして、例えば、紡糸仕上げとして採用されるような、任意の所望の重量比率での合成エステルと鉱油とのブレンド、及びそれらの水性エマルジョン。
【0098】
30. 天然ゴムラテックス又はカルボキシル化スチレン−ブタジエンコポリマーのラテックス等の天然又は合成ゴムの水性エマルジョン。
【0099】
更に、本発明はまた、ポリマーベース樹脂(A)及び式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体又は三量体、及び式(II)のそれらの予備縮合物又は混合物から選択される酸化防止剤(B)を含むポリマー組成物、好ましくは熱可塑性ポリマー組成物に関する。
【0100】
酸化防止剤(B)は、全組成物に基づいて、好ましくは5000ppmまで、より好ましくは300ppmから2000ppmまで、さらにより好ましくは500ppmから1500ppmまでの量で組成物中に含有される。適切な場合にはより多い量を添加することもできる。
【0101】
用語「ベース樹脂」は、本発明による、ポリマー組成物中好ましくは熱可塑性ポリマー組成物中のポリマー成分の全体を意味し、通常、全組成の少なくとも90重量%を構成する。
【0102】
本発明による酸化防止剤の有利な効果は、使用されるポリマーベース樹脂の種類に依存しない。ベース樹脂は、したがって、上述のような任意のポリマー又はポリマー組成物であってもよい。
【0103】
好ましくは、ポリマーベース樹脂は、熱可塑性ポリマーを含み、より好ましくは、ポリマーベース樹脂は、前記項(1)〜(3)で記載したようなポリオレフィンを含み、さらにより好ましくはエチレンのホモポリマーもしくはコポリマー、又はプロピレンのホモポリマーもしくはコポリマー、又はそれらの混合物を含む。ポリオレフィンは単峰型、若しくは、2峰又は3峰のような多峰型である。
【0104】
本発明のさらなる実施形態において、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体又は三量体、及び式(II)のそれらからの予備縮合物、又はそれらの混合物から選ばれる化合物は、有機材料用のUV−安定剤として使用される。
【0105】
つまり、本発明はまた、有機材料(例えば、フィルム、繊維、成形品又はコーティングの形態の有機ポリマーなどの有機材料)に対して、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体又は三量体、及び式(II)のそれらからの予備縮合物、又はそれらの混合物を、安定化させるのに効果的な量で組み込むことによって、UV照射によって引き起こされる劣化に対して有機材料を安定化する方法に関する。
【0106】
更に、本発明はまた、ポリマーベース樹脂(A)及び式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体又は三量体、及び式(II)のそれらからの予備縮合物、又はそれらの混合物から選ばれるUV−安定剤(C)を含むポリマー組成物、好ましくは熱可塑性ポリマー組成物に関する。
【0107】
UV−安定剤(C)は、全組成物に基づいて、好ましくは5000ppm以下、より好ましくは2000ppm以下、最も好ましくは1000ppm以下の量で組成物中に含まれる。
【0108】
本発明のさらなる実施形態において、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体又は三量体、及び式(II)のそれらの予備縮合物、又はそれらの混合物から選択される化合物は、有機材料のための酸化防止剤としてまたUV−安定剤として使用される。
【0109】
つまり、本発明はまた、有機材料(例えば、フィルム、繊維、成形品又はコーティングの形態の有機ポリマーなどの有機材料)に対して、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体又は三量体、及び式(II)のそれらの予備縮合物、又はそれらの混合物を、安定化させるのに効果的な量で組み込むことによって、UV照射によって引き起こされる酸化劣化に対して有機材料を安定化する方法に関する。
【0110】
更に、本発明はまた、ポリマーベース樹脂(A)と式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体又は三量体、及び式(II)のそれらからの予備縮合物、又はそれらの混合物から選択される酸化防止/UV安定化用複合剤(D)を含むポリマー組成物、好ましくは熱可塑性ポリマー組成物に関する。
【0111】
酸化防止/UV安定化用複合剤(D)は、全組成物に基づいて、好ましくは10000ppm以下、より好ましくは4000ppm以下、さらに好ましくは2000ppm以下、また更に好ましくは1000ppm以下、及び最も好ましくは600ppm以下の量で組成物中に含有される。
【0112】
それらの最終用途に応じて、本発明の式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体又は三量体、及び式(II)のそれらからの予備縮合物、又はそれらの混合物は、酸化防止及び/又はUV安定化の技術分野において従来から使用されている種々の添加剤、例えば、(さらなる)酸化防止剤、(さらなる)UV吸収剤及び安定剤、金属不活性化剤、帯電防止剤、ホスファイト及びホスホナイト、ヒドロキシルアミン、ニトロン、チオ相乗剤、補助安定剤、核剤、充填剤及び補強剤、可塑剤、滑剤、乳化剤、顔料、レオロジー添加剤、触媒、レベル剤、蛍光増白剤、防炎加工剤、帯電防止剤及び発泡剤と組み合わせることができる。
【0114】
1.酸化防止剤
1.1. アルキル化モノフェノール、例えば、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール,2−tert−ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−イソブチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジオクタデシル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メトキシメチルフェノール、直鎖状又は側鎖において分岐したノニルフェノール、例えば、2,6−ジ−ノニル−4−メチルフェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルウンデカ−1’−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルヘプタデカ−1’−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチル−トリデカ−1’−イル)フェノール及びそれらの混合物。
【0115】
1.2. アルキルチオメチルフェノール、例えば、2,4−ジオクチルチオメチル−6−tert−ブチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−メチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−エチルフェノール、2,6−ジ−ドデシルチオメチル−4−ノニルフェノール。
【0116】
1.3. ヒドロキノン及びアルキル化ヒドロキノン、例えば、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノール、2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−アミルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノール、2,6−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルステアレート、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)アジペート。
【0117】
1.4. トコフェロール、例えば、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール及びそれらの混合物(ビタミンE)。
【0118】
1.5. ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル、例えば、2,2’−チオビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−オクチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−2−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(3,6−ジ−sec−アミルフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ジスルフィド。
【0119】
1.6. アルキリデンビスフェノール、例えば、2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−エチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェノール]、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(6−tert−ブチル−4−イソブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(α、α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(6−tert−ブチル−2−メチルフェノール)、1,1−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6−ビス(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、1、1,3−トリス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタン、エチレングリコールビス[3,3−ビス(3’−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)ブチレート]、ビス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ジシクロペンタジエン、ビス[2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−6−tert−ブチル−4−メチルフェニル]テレフタレート、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4−n−ドデシルメルカプトブタン、1,1,5,5−テトラ−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ペンタン。
【0120】
1.7. O−、N−及びS−ベンジル化合物、例えば、3,5,3’,5’−テトラ−tert−ブチル−4,4’−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オクタデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジルメルカプトアセテート、トリデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジルメルカプトアセテート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)アミン、ビス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)ジチオテレフタレート、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、イソオクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート。
【0121】
1.8. ジオクタデシル−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシベンジル)マロネート、ジ−オクタデシル−2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)マロネート、ジドデシルメルカプトエチル−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、ビス[4−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネートのようなヒドロキシベンジル化マロネート。
【0122】
1.9. 芳香族ヒドロキシベンジル化合物、例えば、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラメチルベンゼン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)フェノール。
【0123】
1.10. トリアジン化合物、例えば、2,4−ビス(オクチルメルカプト)−6−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1.3.5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,2,3−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)−イソシアヌレート、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルエチル)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート。
【0124】
1.11. ベンジルホスホネート、例えば、ジメチル−2,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジエチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルベンジルホスホネート、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸のモノエチルエステルのカルシウム塩。
【0125】
1.12. アシルアミノフェノール、例えば、4−ヒドロキシラウラニリド、4−ヒドロキシステアラニリド、オクチルN−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルバメート。
【0126】
1.13. β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と、モノ−又は多価アルコール、例えば、メタノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル。
【0127】
1.14. β−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸と、モノ−又は多価アルコール、例えば、メタノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル;3,9−ビス[2−{3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサ−スピロ[5.5]ウンデカン。
【0128】
1.15. β−(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と、モノ−又は多価アルコール、例えば、メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル。
【0129】
1.16. 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル酢酸と、モノ−又は多価アルコール、例えば、メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル。
【0130】
1.17. β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミド、例えば、N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミド、N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミド、N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジド、N,N’−ビス[2−(3−[3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]−プロピオニル−オキシ)エチル]オキサミド(ユニロイヤル社によって供給されるNaugard(登録商標)XL−1)。
【0131】
1.18. アスコルビン酸(ビタミンC)
1.19. アミン系酸化防止剤、例えば、N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−エチル−3−メチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジシクロヘキシル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(2−ナフチル)−p−フェニレンジアミン、N−イソプロピル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1、3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1−メチルヘプチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、4−(p−トルエン−スルファモイル)ジフェニルアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、ジフェニルアミン、N−アリルジフェニルアミン、4−イソプロポキシジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミン、N−(4−tert−オクチルフェニル)−1−ナフチルアミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、例えば、p,p’−ジ−tert−オクチルジフェニルアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフェノール、4−ドデカノイル−アミノフェノール、4−オクタデカノイルアミノフェノール、ビス(4−メトキシフェニル)アミン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノール、2,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、N,N,N’,N’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,2−ビス[(2−メチルフェニル)アミノ]エタン、1,2−ビス(フェニルアミノ)プロパン、(o−トリル)ビグアニド、ビス[4−(1’,3’−ジメチルブチル)フェニル]アミン、tert−オクチル化N−フェニル−1−ナフチルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化tert−ブチル/tert−オクチルジフェニルアミン、モノ−及びジアルキル化ノニルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化ドデシルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化イソプロピル/イソヘキシルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化tert−ブチルジフェニルアミンの混合物、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−4H−1,4−ベンゾチアジン、フェノチアジン、モノ−及びジアルキル化tert−ブチル/tert−オクチルフェノチアジンの混合物、モノ−及びジアルキル化tert−オクチルフェノチアジンの混合物、N−アリルフェノチアジン、N,N,N’,N’−テトラフェニル−1,4−ジアミノブテン−2、N,N−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル−ヘキサメチレンジアミン、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オール。
【0132】
2.UV吸収剤及び光安定剤
2.1. 2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)−カルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−ドデシル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニルベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−ベンゾトリアゾール−2−イルフェノール];2−[3’−tert−ブチル−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)−2’−ヒドロキシフェニル]−2H−ベンゾトリアゾールとポリエチレングリコール300とのエステル交換生成物:
[R−CH
2CH
2−COO−CH
2CH
2−]
2−
(ここで、R=3’−tert−ブチル−4’−ヒドロキシ−5’−2H−ベンゾトリアゾール−2−イルフェニル);2−[2’−ヒドロキシ−3’−( , −ジメチルベンジル)−5’−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−5’−(α、α−ジメチル)フェニル]ベンゾトリアゾール。
【0133】
2.2. 2−ヒドロキシベンゾフェノン類、例えば、4−デシルオキシ、4−ベンジルオキシ、4,2’,4’−トリヒドロキシ及び2’−ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ誘導体。
【0134】
2.3. 置換及び非置換安息香酸のエステル類、例えば、4−tert−ブチルフェニルサリチレート、フェニルサリチレート、オクチルフェニルサリチレート、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス(4−tert−ブチルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、オクタデシル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2−メチル−4,6−ジ−tert−ブチルフェニル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート。
【0135】
2.4. アクリレート類、例えば、エチルα−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、イソオクチルα−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチルα−カルボメトキシシンナメート、メチルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシシンナメート、ブチルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシシンナメート、メチルα−カルボメトキシ−p−メトキシシンナメート及びN−(β−カルボメトキシ−β−シアノビニル)−2−メチルインドリン。
【0136】
2.5. ニッケル化合物、例えば、n−ブチルアミン、トリエタノールアミン又はN−シクロヘキシルジエタノールアミンなどの付加的なリガンドを伴う又は伴わない1:1又は1:2錯体などの2,2’−チオビス[4(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール]のニッケル錯体、ニッケルジブチルジチオカルバメート、例えば4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジルホスホン酸のメチル又はエチルエステルであるモノアルキルエステルのニッケル塩、ケトオキシム、例えば、2−ヒドロキシ−4−メチルフェニルウンデシルケトオキシムであるケトオキシムのニッケル錯体、付加的なリガンドを伴う又は伴わない1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒドロキシピラゾールのニッケル錯体。
【0137】
2.6. 立体障害アミン、例えば、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸の縮合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−ヘキサメチレンジアミンと4−tert−オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの鎖状又は環状の縮合物、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、1,1’−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチル−ピペラジノン)、4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジル)−マロネート,3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)スクシネート、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの鎖状又は環状の縮合物、2−クロロ−4,6−ビス(4−n−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)−エタンの縮合物、2−クロロ−4,6−ジ−(4−n−ブチルアミノ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンの縮合物、8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−ピロリジン−2,5−ジオン、5−(2−エチルヘキサノイル)オキシメチル−3,3,5−トリメチル−2−モルホリノン、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オクタデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1,3,5−トリス(N−シクロヘキシル−N−(2,2,6,6−テトラメチルピペラジン−3−オン−4−イル)アミノ)−s−トリアジン、1,3,5−トリス(N−シクロヘキシル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペラジン−3−オン−4−イル)アミノ)−s−トリアジン、2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−ピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジンとN,N’−ビス(3−アミノプロピル)−エチレンジアミン)の反応生成物、4−ヘキサデシルオキシ−及び4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの縮合物、1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンの縮合物、並びに、4−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの縮合物(CAS登録番号[136504−96−6]);1,6−ヘキサンジアミンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン並びにN,N−ジブチルアミンと4−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの縮合物(CAS登録番号[192268−64−7]);N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド;N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド;2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ[4,5]デカン;5−(2−エチルヘキサノイル)オキシメチル−3,3,5−トリメチル−2−モルホリノン;7,7,9,9−テトラメチル−2−シクロウンデシル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ−[4,5〕デカンとエピクロロヒドリンの反応生成物、1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、N,N’−ビス−ホルミル−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、4−メトキシメチレン−マロン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル、ポリ[メチルプロピル−3−オキシ−4−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)]シロキサン、無水マレイン酸−α−オレフィン共重合体と2,2,6,6−テトラメチル−4−アミノピペリジン又は1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−アミノピペリジンとの反応生成物。
【0138】
2.7. オキサミド類、例えば、4,4’−ジオクチルオキシオキサニリド、2,2’−ジエトキシオキサニリド、2,2’−ジオクチルオキシ−5,5’−ジ−tert−ブトキサニリド、2,2’−ジドデシルオキシ−5,5’−ジ−tert−ブトキサニリド、2−エトキシ−2’−エチルオキサニリド、N,N’−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサミド、2−エトキシ−5−tert−ブチル−2’−エトキサニリド、これと2−エトキシ−2’−エチル−5,4’−ジ−tert−ブトキサニリドとの混合物、o−及びp−メトキシ−二置換オキサニリドの混合物、及びo−及びp−エトキシ−二置換オキサニリドの混合物。
【0139】
2.8. さらに2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン類、例えば、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロピルオキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(4−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−トリデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1、3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−オクチルオキシプロピルオキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ビフェニル−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[2−ヒドロキシ−4−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシフェニル)−4−(4−メトキシフェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン、2−{2−ヒドロキシ−4−[3−(2−エチルヘキシル−1−オキシ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ]フェニル}−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン。
【0140】
3. 金属不活性化剤、例えば、N,N’−ジフェニルオキサミド、N−サリチラル−N’−サリチロイルヒドラジン、N,N’−ビス(サリチロイル)ヒドラジン、N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)−ヒドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリアゾール、ビス(ベンジリデン)オキサリルジヒドラジド、オキサニリド、イソフタロイルジヒドラジド、セバコイルビスフェニルヒドラジド、N,N’−ジアセチルアジポイルジヒドラジド、N,N’−ビス(サリチロイル)オキサリルジヒドラジド、N,N’−ビス(サリチロイル)チオプロピオニルジヒドラジド。
【0141】
4. 亜りん酸エステル類及び亜ホスホン酸エステル類、例えば、トリフェニルホスファイト、ジフェニルアルキルホスファイト類、フェニルジアルキルホスファイト類、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリラウリルホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、ジイソデシルペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォルファイト、ジイソデシルオキシペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4,6−トリス(tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、トリステアリルソルビトールトリホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト、6−イソオクチルオキシ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−12H−ジベンゾ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホチン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)メチルホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスファイト、6−フルオロ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−12−メチル−ジベンゾ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホチン、2,2’,2”−ニトリロ−[トリエチルトリス(3,3’,5,5’−テトラ−tert−ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイル)ホスファイト]、2−エチルヘキシル(3,3’,5,5’−テトラ−tert−ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイル)ホスファイト、5−ブチル−5−エチル−2−(2,4,6−トリ−tert−ブチルフェノキシ)−1,3,2−ジオキサホスフィラン。
【0142】
以下の亜りん酸エステル類が特に好ましい:
トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト(Irgafos(登録商標)168、チバガイギー社)、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、
【0145】
5. ヒドロキシルアミン類、例えば、N,N−ジベンジルヒドロキシルアミン、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシルアミン、N,N−ジラウリルヒドロキシルアミン、N,N−ジテトラデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジヘキサデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘキサデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘプタデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、水素化牛脂アミンから誘導されたN,N−ジアルキルヒドロキシルアミン。
【0146】
6. ニトロン類、例えば、N−ベンジル−α−フェニルニトロン、N−エチル−α−メチルニトロン、N−オクチル−α−ヘプチルニトロン、N−ラウリル−α−ウンデシルニトロン、N−テトラデシル−α−トリデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−ペンタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ペンタデシルニトロン、N−ヘプタデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ヘキサデシルニトロン、水素化牛脂アミンから誘導されたN,N−ジアルキルヒドロキシルアミンから誘導されたニトロン。
【0147】
7. チオ相乗剤、例えば、ジラウリルチオジプロピオネート又はジステアリルチオジプロピオネート。
【0148】
8. 過酸化物スカベンジャー、例えば、チオジプロピオン酸のエステル、例えば、ラウリル、ステアリル、ミリスチル又はトリデシルエステル、メルカプトベンズイミダゾール又は2−メルカプトベンゾイミダゾールの亜鉛塩、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジオクタデシルジスルフィド、ペンタエリトリトールテトラキス(α−ドデシルメルカプト)プロピオネート。
【0149】
9. ポリアミド安定剤、例えば、ヨウ化物及び/又はリン化合物と組み合わせた銅塩及び二価マンガン塩。
【0150】
10. 塩基性安定助剤、例えば、メラミン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジアミド、トリアリルシアヌレート、尿素誘導体類、ヒドラジン誘導体類、アミン類、ポリアミド類、ポリウレタン類、高級脂肪酸のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ベヘン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、リシノール酸ナトリウム及びパルミチン酸カリウム、アンチモンピロカテコレート又は亜鉛ピロカテコレート。
【0151】
11. 核剤、例えば、タルク、二酸化チタン又は酸化マグネシウムのような金属酸化物、好ましくはアルカリ土類金属のリン酸塩、炭酸塩又は硫酸塩等の無機物質;4−tert−ブチル安息香酸、アジピン酸、ジフェニル酢酸、コハク酸ナトリウム又は安息香酸ナトリウム等のモノ−又はポリカルボン酸及びその塩などの有機化合物;イオン性コポリマー(アイオノマー)のようなポリマー化合物。特に好ましくは、1,3:2,4−ビス(3’,4’−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ジ(p−メチルジベンジリデン)ソルビトール、及び1,3:2,4−ジ(ベンジリデン)ソルビトールである。
【0152】
12. 充填剤及び強化剤、例えば、炭酸カルシウム、ケイ酸塩、アルミノケイ酸塩、有機変性アルミノケイ酸塩、ガラス繊維、ガラス球、アスベスト、タルク、カオリン、マイカ、硫酸バリウム、金属酸化物及び水酸化物、カーボンブラック、グラファイト、木粉と木粉類又は他の天然生成物の繊維、合成繊維。
【0153】
13. ベンゾフラノン類及びインドリノン類、例えば、それらは、米国特許第4,325,863号;米国特許第4,338,244号;米国特許第5,175,312号;米国特許第5,216,052号;米国特許第5,252,643号;ドイツ特許公開第4316611号;ドイツ特許公開第4316622号;ドイツ特許公開第4316876号;EP公開公報第0589839号又はEP公開公報第0591102号に開示され、又は3−[4−(2−アセトキシエトキシ)フェニル]−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−tert−ブチル−3−[4−(2−ステアロイルオキシエトキシ)フェニル]ベンゾフラン−2−オン、3,3’−ビス[5,7−ジ−tert−ブチル−3−(4−[2−ヒドロキシエトキシ]フェニル)ベンゾフラン−2−オン]、5,7−ジ−tert−ブチル−3−(4−エトキシフェニル)ベンゾフラン−2−オン、3−(4−アセトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、3−(3,5−ジメチル−4−ピバロイルオキシフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、3−(3,4−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、3−(2,3−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン。
【0154】
14. 例えば、グリセロールモノステアレート(GMS)等の脂肪酸エステル;エトキシル化第三級アミン、エトキシル化第三級脂肪アミンのようなエトキシル化アルキルアミン;エトキシル化アミド及びソルビタンベースの製品、ステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタンなど;アルキルスルホネート又はアルキルフォスファネートから選択される帯電防止剤。
【0155】
本発明のさらに別の実施形態では、式(I)のアミノトリアジン系マンニッヒ化合物、それらの二量体又は三量体、及び式(II)のそれらからの予備縮合物、又はそれらの混合物は、ヒンダードアミン光安定剤(HALS)と組み合わせて、有機材料、好ましくは、熱可塑性ポリマーのための酸化防止剤として使用される。
【0156】
HALSは、好ましくは、以下から選択される。
1)4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
2)1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
3)1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
4)1−(4−tert−ブチル−2−ブテニル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
5)4−ステアロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
6)1−エチル−4−サリチロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
7)4−メタクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン
8)1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
9)ジ(1−ベンジル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)マレエート
10)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)スクシネート
11)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)グルタレート
12)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジペート
13)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート
14)ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)セバケート
14a)20重量%の(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)(メチル)セバケート及び80重量%のジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)セバケートを含む混合物
15)ジ(1,2,3,6−テトラメチル−2,6−ジエチル−ピペリジン−4−イル)セバケート
16)ジ(1−アリル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)フタレート
17)1−ヒドロキシ−4−シアノエトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
18)1−アセチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルアセテート
19)トリ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)トリメリテート
20)1−アクリロイル−4−ベンジルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
21)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ジエチルマロネート
22)ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)ジブチルマロネート
23)ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)ブチル(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート
24)ジ(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート
25)ジ(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート
26)ヘキサン−1’,6’−ビス(4−カルバモイルオキシ−1−n−ブチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)
27)トルエン−2’,4’−ビス−(4−カルバモイルオキシ−1−n−プロピル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)
28)ジメチルビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オキシ)シラン
29)フェニルトリス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オキシ)シラン
30)トリス(1−プロピル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ホスファイト
30−a)トリス(1−メチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ホスファイト
31)トリス(1−プロピル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ホスフェート
32)フェニルビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)ホスホネート
33)4−ヒドロキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン
34)4−ヒドロキシ−N−ヒドロキシエチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
35)4−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシプロピル)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
36)1−グリシジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
36−a−1)1,2,3,4−テトラキス[2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルオキシカルボニル]ブタン
36−a−2)ビス[2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルオキシカルボニル]−ビス[トリデシルオキシカルボニル]ブタン
36−b−1)1,2,3,4−テトラキス[1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イルオキシカルボニル]ブタン
36−b−2)ビス[1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イルオキシカルボニル]−ビス[トリデシルオキシカルボニル]ブタン
36−c)2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルオキシカルボニル(C15−C17アルカン)。
【0158】
37)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ヘキサメチレン−1,6−ジアミン
38)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ヘキサメチレン−1,6−ジアセトアミド
39)ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アミン
40)4−ベンゾイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
41)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−N,N’−ジブチルアジパミド
42)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−N,N’−ジシクロヘキシル−2−ヒドロキシプロピレン−1,3−ジアミン
43)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−p−キシリレンジアミン
44)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)スクシンアミド
45)ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)N−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−α−アミノジプロピオネート。
【0160】
47)4−(ビス−2−ヒドロキシエチルアミノ)−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン
48)4−(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチル−ベンズアミド)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
49)4−メタクリルアミド−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン。
【0162】
49−b)N,N’、N”−トリス[2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルアミノ(2−ヒドロキシプロピレン)]イソシアヌレート
49−c)2−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルアミノ)−2−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル−アミノカルボニル)プロパン
49−d)1,6−ビス[N−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ホルミルアミノ]ヘキサン
49−e)1−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルアミノ)−2−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル−アミノカルボニル)エタン
50)9−アザ−8,8,10,10−テトラメチル−1,5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン
51)9−アザ−8,8,10,10−テトラメチル−3−エチル−1,5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン
52)8−アザ−2,7,7,8,9,9−ヘキサメチル−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン
53)9−アザ−3−ヒドロキシメチル−3−エチル−8、8,9,10,10−ペンタメチル−1,5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン
54)9−アザ−3−エチル−3−アセトキシメチル−9−アセチル−8,8,10,10−テトラメチル−1,5−ジオキサスピロ[5.5]−ウンデカン
55)2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−スピロ−2’−(1,3’−ジオキサン)−5’−スピロ−5”−(1”、3”−ジオキサン)−2”−スピロ−4”’−(2”’,2”’,6”’,6”’−テトラメチルピペリジン)
56)3−ベンジル−1,3,8−トリアザ−7,7,9,9−テトラメチルスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
57)3−n−オクチル−1,3,8−トリアザ−7,7,9,9−テトラメチルスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
58)3−アリル−1,3,8−トリアザ−1,7,7,9,9−ペンタメチルスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
59)3−グリシジル−1,3,8−トリアザ−7,7,8,9,9−ペンタメチルスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
60)1,3,7,7,8,9,9−ヘプタメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
61)2−イソプロピル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ[4.5]デカン
62)2,2−ジブチル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ[4.5]デカン
63)2,2,4,4−テトラメチル−7−オキサ−3,20−ジアザ−21−オキソジスピロ[5.1.11.2]ヘネイコサン
64)2−ブチル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−4,8−ジアザ−3−オキソスピロ[4.5]デカン
65)8−アセチル−3−ドデシル−1,3,8−トリアザ−7,7,9,9−テトラメチルスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン。
【0166】
ここでRは、化合物74と同じ意味を有する。
【0169】
以下の化合物(81)〜(83)、(84−1)、(84−2)及び(85)〜(91)、(91−1)、(92−1)、(92−2)、(93)、及び(94)において、m1〜m14は、2〜約200、好ましくは2〜100、例えば、2〜50、2〜40、又は3〜40、又は4〜10の数である。
【0171】
化合物(81)及び(82)において、−O−に結合している末端基は、例えば、それぞれ、水素又は基−CO−(CH
2)
2−COO−Y又はCO−(CH
2)
4−COO−Yであり、Yは水素又はC1−C4アルキルであり、ジアシルに結合している末端基は、例えば、−O−Y又は下記の基とすることができる。
【0174】
化合物(83)において、アミノ酸残基に結合している末端基は、例えば、以下の基とすることができ、ジアシル残基に結合している末端基は、例えば、Clとすることができる。
【0177】
化合物(84−1)及び(84−2)において、トリアジン残基に結合している末端基は、例えば、塩素又は下記の基とすることができ、
【0179】
ジアミノ基に結合する末端基は、例えば、水素又は下記の基とすることができる。
【0181】
トリアジンに結合している塩素は、例えば、−OH又はアミノ基により置換することは好都合であり得る。好適なアミノ基は、典型的には:ピロリジン−1−イル、モルホリノ、−NH
2、−N(C
1−C
8−アルキル)
2及び−NY’(C
1−C
8−アルキル)(ここでY’は水素又は下記式の基)である。
【0184】
化合物(85)において、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルアミノ残基に結合している末端基は、例えば、水素とすることができ、2−ヒドロキシプロピレン残基に結合している末端基は、例えば、下記の基とすることができる。
【0187】
化合物(86)において、−O−に結合している末端基は、例えば、水素、又は又は下記の基とすることができ、ジアシル残基に結合している末端基は、例えば、−OCH
3又はClとすることができる。
【0190】
化合物(87)において、−O−に結合している末端基は、例えば、水素又は下記の基とすることができ、ジアシル基に結合している末端基は、例えば、−OCH
3又はClとすることができる。
【0193】
化合物(88)において、−O−に結合している末端基は、例えば、水素又は下記の基とすることができ、ジアシル基に結合している末端基は、例えば、−OCH
3又はClとすることができる。
【0196】
化合物(89)において、−CH
2−に結合している末端基は、例えば、水素とすることができ、エステル残基に結合している末端基は、例えば、下記の基とすることができる。
【0199】
化合物(90)において、−CH
2−に結合している末端基は、例えば、水素とすることができ、エステル残基に結合している末端基は、例えば、下記の基とすることができる。
【0202】
化合物(91)おいて、−CH
2−に結合している末端基は、例えば、水素とすることができ、アミド残基に結合している末端基は、例えば、下記の基とすることができる。
【0205】
ここで、m
*11は、m
11のために定義された通りであり、ラジカルR
*は、互いに独立にエチル又は2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルである。但し、少なくとも50%のラジカルR
*は2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルであり、残りのラジカルR
*はエチルである。化合物(91−1)において、両末端基は例えば水素である。
【0207】
化合物(92−1)及び(92−2)において、トリアジン残基に結合している末端基は、例えば、塩素、又は、化合物(92−1)では下記の基とすることができ、
【0209】
化合物(92−2)では下記の基とすることができ、
【0211】
ジアミノ残基に結合している末端基は、例えば、水素又は下記の基とすることができる。
【0213】
トリアジンに結合している塩素は、例えば、−OH又はアミノ基により置換することは好都合であり得る。最適なアミノ基は、典型的には:ピロリジン−1−イル、モルホリノ、−NH
2、−N(C
1−C
8−アルキル)
2及び−NY’(C
1−C
8−アルキル)であり、但しY’は水素又は下記式の基である。
【0216】
化合物(93)において、ジアミノ残基に結合している末端基は、例えば、水素であり、−CH
2CH
2−残基に結合している末端基は、例えば、下記の基とすることができる。
【0219】
化合物(94)において、ジアミノ残基に結合している末端基は、例えば、水素とすることができ、ジアシル残基に結合している末端基は、例えば、Clとすることができる。
【0225】
であり、R”’は式(95−I)の基であり、m’
15及びm”
15は、各々0〜200,好ましくは0〜100、特に0〜50の数である。但し、「m’
15+m”
15」は2〜200,好ましくは2〜100、特に2〜50の数である。化合物95において、ジアミノ残基に結合している末端基は、例えば、水素とすることができ、−CH
2CH
2−基に結合している末端基は、例えば、ハロゲン、特にCl又はBrとすることができる。
【0226】
96)式(96−I)又は(96−II)の化合物
【0228】
ここで、m
16及びm
*16は、2〜50の数である。
製造中に、式(96−I)及び(96−II)の化合物は混合物として一緒に得ることができるので、そのような混合物として使用することができる。比(96−I):(96−II)は、例えば、20:1〜1:20、又は1:10〜10:1である。
式(96−I)の化合物において、窒素に結合している末端基は、例えば、水素とすることができ、2−ヒドロキシプロピレン基に結合している末端基は、例えば、下記の基とすることができる。
【0230】
式(96−II)の化合物において、ジメチレン基に結合している末端基は、例えば、−OHとすることができ、酸素に結合している末端基は、例えば、水素とすることができる。両末端基は、またポリエーテル基とすることができる。
【0232】
ここで、変数m
**16は、互いに独立してm
16のために定義された意味を示す。
【0234】
化合物(97−1)及び(97−2)において、m
17の平均値は2.5であり、>C=O基に結合している末端基は、例えば、化合物(97−1)では下記の基とすることができ、
【0236】
また、化合物(97−2)では、下記の基とすることができ、
【0238】
酸素に結合している末端基は、例えば、化合物(97−1)では下記の基とすることができ、
【0240】
化合物(97−2)では、下記の基とすることができる。
【0243】
ここで、基R
IVの約3分の1は−C
2H
5であり、残りが下記の基であり、m
18は、2〜200、好ましくは2〜100、特には2〜50の範囲の数である。
【0245】
化合物(98)において、−CH
2−残基に結合している末端基は、例えば、水素とすることができ、−CH(CO
2R
IV)−残基に結合している末端基は、例えば、−CH=CH−COOR
IVとすることができる。
【0248】
化合物(99−1)、(99−2)及び(99−3)において、G
11は水素又はメチルであり、m
19は1〜25の数である。化合物(99−1)、(99−2)又は(99−3)において、2,5−ジオキソピロリジン環に結合している末端基は、例えば、水素とすることができ、他の末端基は、例えば、化合物(99−1)及び(99−2)では下記式の基とすることができ、
【0250】
化合物(99−3)では下記式の基とすることができる。
【0252】
100) 式(100a)のポリアミンと塩化シアヌルとの反応によって得られる生成物と、式(100b)の化合物との反応によって得られる得る生成物。
【0254】
ここで、m’
20,m"
20及びm”’
20は、互いに独立して、2〜12の数であり、G
36は、水素、C
1−C
12アルキル、C
5−C
12シクロアルキル、フェニル又はC
7−C
9フェニルアルキルであり、G
11は水素又はメチルである。G
11が水素である生成物は、ケミカルアブストラクト−CAS番号136 504−96−6を有する。
一般に、上記反応生成物は、例えば、式(100−1)、(100−2)または(100−3)の化合物によって表すことができる。また、これら3つの化合物の混合物の形態であってもよい。
【0257】
式(100−1)の好ましい構造は下記である。
【0259】
式(100−2)の好ましい構造は下記である。
【0261】
式(100−3)の好ましい構造は下記である。
【0263】
上記式(100−1)〜(100−3)において、m
20は、例えば、1〜20、好ましくは2〜20である。
【0266】
化合物(101)において、ケイ素原子に結合している末端基は、例えば、(CH
3)
3Si−O−とすることができ、酸素に結合している末端基は、例えば、−Si(CH
3)
3とすることができる。化合物(101)はまた、m
21が3から10の数であるとき環状化合物の形態であっても良く、即ち、構造式中に示される遊離原子価が直接結合を形成しても良い。
【0268】
ここで、Rは下記の基であり、R’残基の一方はRであり、他方はHである。
【0271】
110) US−A−6140326の例A19に開示されているような5−(2−エチルヘキサノイル)オキシメチル−3,3,5−トリメチル−2−モルホリノン;
【0273】
上記のセクションの立体障害アミンはまた、GB−A−2301106において、成分I−a),I−b),I−c),I−d),I−e),I−f),I−g),I−h),I−i),I−j),I−k)又はI−l)、特に前記GB−A−2301106の68〜73頁に挙げられている光安定剤1−a−1,1−a−2,1−b−1,1−c−1,1−c−2,1−d−1,1−d−2,1−d−3,1−e−1,1−f−1,1−g−1,1−g−2もしくは1−k−1として記載されている化合物の一つであっても良い。
【0274】
上記のセクションの立体障害アミンはまた、EP782994に記載されている化合物、例えば、その請求項10又は38に又は例1〜12に又はD−1〜D−5として記載されている化合物の一つであってもよい。
【0275】
さらに有用なものは、N−原子上にヒドロキシ置換アルコキシ基で置換された立体障害アミンであり、例えば、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オクタデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジペート、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)スクシネート、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)グルタレート及び2,4−ビス{N−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル]−N−ブチルアミノ}−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジンである。
【0276】
112)下記式の1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オクタデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン。
【0278】
好ましいHALS化合物は、化合物13、14a、24、76、81、84−1、92−1、92−2、107、108、109、110及び/又は112である。
【0279】
さらに好ましいHALS化合物は、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリドン;2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール;ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−(3’、5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシベンジル)−ブチルマロネート;ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)−デカンジオエート(Tinuvin(登録商標)770);ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)−スクシネート(Tinuvin(登録商標)780);ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケート(Tinuvin(登録商標)123);ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−セバケート(Tinuvin(登録商標)765);テトラキス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート;N,N’−ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−ヘキサン−1,6−ジアミン;N−ブチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジンアミン;5−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)−2−シクロ−ウンデシル−オキサゾール)(Hostavin(登録商標)N20);1,1’−(1,2−エタン−ジ−イル)−ビス−(3,3’,5,5’−テトラメチルピペラジノン)(Goodrite(登録商標)UV3034);8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4,5]デカン−2,4−ジオン(Tinuvin(登録商標)440);1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸−1,2,3−トリス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−4−トリデシルエステル(Mark(登録商標)LA62);N−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル−N−アミノ−オキサミド(Luchem(登録商標)HAR100);4−アクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジン;2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノールと脂肪酸からのエステル類の混合物(Cyasorb(登録商標)UV3853);[(4−メトキシフェニル)メチレン]−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)マロン酸エステル(Sanduvor(登録商標)PR31);ホルムアミド,N,N’−1,6−ヘキサンジイルビス[N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル(Uvinul(登録商標)4050H);1,5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,3−ジカルボン酸ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)エステル(Cyasorb(登録商標)UV−500);1,5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,3−ジカルボン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)エステル(Cyasorb(登録商標)UV516);3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−ピロリジン−2,5−ジオン(Cyasorb(登録商標)UV3581);3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−ピロリジン−2,5−ジオン。
【0280】
本発明に係る酸化防止剤又はUV−安定剤として有用な化合物は、ヒンダードアミン系光安定剤及び任意の更なる安定化剤と組み合わせて、安定化されるべき有機材料、例えば、熱可塑性ポリマー、好ましくはポリオレフィンに対して、個別に又は他のものと混合して添加することができる。所望であれば、そのような安定剤混合物の個々の成分は、安定化されるべき有機材料中に組み込む前に、溶融(溶融ブレンド)して互いに混合することができる。
【0281】
熱可塑性ポリマー中への本発明の添加剤及び任意の更なる成分の組み込みは、粉末の形態での乾式ブレンド、又は、例えば、不活性な溶媒、水又はオイル中の溶液、分散液又は懸濁液の形態での湿式混合のような既知の方法により行われる。本発明の添加剤及び任意の更なる添加剤は、例えば、成形の前又は後に、それに続いて溶媒又は懸濁/分散剤を蒸発させたり又はさせることなく、又は、ポリマー材料に溶解又は分散された添加剤又は添加剤混合物を添加することによって、組み込むことができる。それらは、例えば、乾燥混合物又は粉末として、又は溶液又は分散液又は懸濁液又は溶融物として、処理装置(例えば押出機、内部ミキサー等)中に直接添加してもよい。
【0282】
組み込みは、攪拌機を備えた任意の加熱可能な容器中、例えば、ニーダー、ミキサー又は攪拌容器等の密閉装置中で行うことができる。組み込みは、好ましくは、押出機や混練機中で実施される。処理が不活性雰囲気中又は酸素の存在下で起こるかどうかは重要ではない。
【0283】
ポリマーへの添加剤又は添加剤ブレンドの添加は、ポリマーが添加剤と溶融混合される全ての慣用の混合機で行うことができる。適切な機械は当業者によく知られている。それらは主にミキサー、ニーダー及び押出機である。
【0284】
処理は、好ましくは、処理中に添加剤を導入することにより押出機中で行われる。
【0285】
特に好ましい加工機は、単軸スクリュー押出機、同軸反転式及び共回転式二軸スクリュー押出機、遊星歯車押出機、リング押出機又はコニーダーである。吸引を適用することができる少なくとも1つのガス除去区画を備えた加工機を使用することも可能である。
【0286】
適切な押出機及び混練機は、例えば、「Handbuch der Kunststoffextrusion(塑性押出ハンドブック), Vol. 1 Grundlagen(基礎編1), F.Hensen,W.Knappe,H.Potente著、1989,3−7頁、ISBN:3−446−14339−4(Vol. 2 Extrusionsanlagen(押出ライン2)1986、ISBN:3−446−14329−7)」に記述されている。
【0287】
例えば、スクリュー長さは、1〜60スクリュー径、好ましくは35〜48スクリュー径である。スクリューの回転速度は、好ましくは毎分10〜600回転(rpm)、非常に特に好ましくは25〜300rpmである。
最大押出量は、スクリュー径、回転速度及び駆動力に依存する。
本発明の方法はまた、上記パラメータを変化させる又は投与量を提供する計量機を使用することによって、最大押出量より低いレベルで行うことができる。
複数の成分が添加される場合、これらは予備混合又は個々に添加することができる。
【0288】
本発明の添加剤及び任意の更なる添加剤はまた、例えば、ポリマー中に組み込まれた際に約1重量%〜約40重量%、好ましくは2重量%〜約20重量%の濃度の成分を含有するマスターバッチ(「濃縮物」)の形態でポリマーに添加することができる。そのポリマーは、その添加物が最終的に添加されるポリマーと必ずしも同一構造である必要はない。そのような操作において、ポリマーは、粉末、顆粒、溶液、懸濁液の形態又はラテックスの形態で使用することができる。
【0289】
組み込みは、成形操作前又は成形操作中に行うことができ、または、その後に溶媒の蒸発が行われるか否かにかかわらず、ポリマーに溶解又は分散した化合物を添加することによって行うことができる。エラストマーの場合、これらはまたラテックスとして安定化させることができる。本発明の添加剤のポリマー中への組み込みに対する更なる可能性は、対応するモノマーの重合の前、重合中又は重合直後に、あるいは架橋前にそれらを添加することである。これに関連して、本発明の添加剤は、そのままあるいはカプセル化された形態(例えば、ワックス、オイル又はポリマーの中など)で添加することができる。
【0290】
本明細書に記載の本発明の添加剤を含有する材料は、注型品、回転成形品、射出成形品、ブロー成形品、パイプ、フィルム、テープ、モノフィラメント、繊維、不織布、プロファイル、接着剤又はパテ、表面コーティングなどの製造に用いることができる。
【0291】
本発明の安定剤(類)及び任意の更なる安定化剤は、安定化される材料に対して、0.01〜10重量%の量で安定化される材料中に存在することが好ましい。0.01〜5重量%又は0.05〜2重量%の量、さらには0.05〜0.5重量%が特に好ましい。
本発明の安定剤(類)及び任意の更なる安定化剤はまた、安定化される材料に対して、例えば、約2.5重量%から約25重量%までの濃度でこれらの成分を含有するマスターバッチの形態で添加することができ、そのような操作において、ポリマーは、粉末、顆粒、溶液、懸濁液の形態又はラテックスの形態で使用することができる。
【0292】
立体障害アミン(HALS)が存在する場合、これらは、好ましくは、HALS:酸化防止剤の比が、1:10〜20:1、特に1:3〜10:1の範囲で使用される。
【0293】
方法:
酸素誘導時間(OIT)−バリアント1(例3で使用)
OIT試験は、示差走査熱量計(DSC)を用いて、ISO 1357−6:2008に記載の光排除下、室温で4日間貯蔵後に実施した。ISO 1873−2に従って調製され圧縮成形板から打ち抜かれた直径5mm、重量15mgの被試験材料の円形試料は、室温でDSC内に導入され、窒素雰囲気下(20mlの窒素/分)、20℃/分で220℃まで加熱される。220℃に達してすぐに、セルを等温状態に保持し、ガスを窒素から酸素に変更する。酸素の流量は、20ml/分に維持される。これらの条件の下で、安定剤は、それが完全になくなるまで時間の経過とともに消費される。その時点で、ポリマーサンプルは追加的な熱(発熱反応)を放出して劣化又は酸化する。
酸素が導入された時点から現れるこの発熱反応のために要する時間(分)は、OIT時間として報告され、材料の酸化安定性の尺度である。
【0294】
酸素誘導時間(OIT)−バリアント2(例8で使用)
OIT試験は、示差走査熱量計(DSC)を用いて、ISO 1357−6:2008に記載の光排除下、室温で4日間貯蔵後に実施した。ISO 1873−2に従って調製され圧縮成形板から打ち抜かれた直径5mm、重量10mgの被試験材料の円形試料は、室温でDSCに導入され、窒素雰囲気下(50mlの窒素/分)、20℃/分で210℃まで加熱される。210℃に達してすぐに、セルを等温状態に5分間保持し、ガスを窒素から酸素に変更する。酸素の流量は、50ml/分に維持される。これらの条件の下で、安定剤は、それが完全になくなるまで時間の経過とともに消費される。その時点で、ポリマーサンプルは追加的な熱(発熱反応)を放出して劣化又は酸化する。
酸素が導入された時点から現れるこの発熱反応のために要する時間(分)は、OIT時間として報告され、材料の酸化安定性の尺度である。
【0295】
計算:(バリアント1及び2において同じ)
データは、x軸の時間に対してy軸に熱流信号(mW)がプロットされている。x軸は、分析を容易にするために可能な限り拡大すべきである。
酸化誘導時間は、酸素の導入から、延長ベースラインと最大勾配点の発熱に引いた延長接線の切片までの、分単位で計算された時間である。
二つの試料を測定し、平均値を算出する。
【0296】
多重押出成形:
所望量の酸化防止剤、酸捕捉剤及びポリプロピレンホモポリマー粉末を強力ミキサー内で予備混合した後、多重押出を、長さ/径(L/D)比40のコペリオンZSK 18の二軸スクリュー押出機で行った。押出量及びスクリュー速度は、それぞれ、7.5kg/hと300rpmに固定した。1次押出し用として、温度プロフィールは、メインホッパーからダイに向かって、190−200−210−220−230−230−230℃であり、溶融温度は230℃であった。2次から5次押出し用として、溶融温度250℃で、温度プロフィールを200−210−220−230−250−250−250℃に変更した。
【0297】
各押出サイクル後のMFR:
多重押出後のポリプロピレンのメルトフローレート(MFR)をISO 1133(230℃、2.16kg荷重)に従ってMFR2として測定し、g/10分で表示する。MFRは、流動性の指標である。メルトフローレートが高いほど、ポリマーの粘度は低い。
【0298】
レオミックス(Rheomix)540 OS(例8)
レオミックス540 OS内での酸化防止剤と混ぜ物のないPP及びCa−ステアレートとの配合:
ボレアリス社(Borealis、HD 120)からの混ぜ物のないPP粉末を、Ca−ステアレートと本発明による様々な量の酸化防止剤、並びに参照として2種の市販の酸化防止剤(イルガノックス1010,イルガノックス3114)と、サーモハーケ社(Thermo Haake)のレオミックス540 OS内で、230℃で3分間混合した。ニーダーから出た材料は、更なる使用に備えて粉砕した(例8で、レオロジー測定のための試験サンプルの押圧、又は例8で酸素誘導時間(OIT)の測定)。
【0299】
レオロジー測定のための試験サンプルの押圧:
混練工程からの粉砕物を、200℃に予熱された金型に移した。成形物を冷却した後、試験片−PP樹脂パレット−を得た。
【0300】
レオストレス600レオメーター(RheoStress 600 Rheometer)
化合物のレオロジー特性の判定は、サーモハーケ社(ThermoHaake)製のレオメーターであるレオストレス600を用いて行った。測定は、250℃で、G’が直線範囲となる1Hzの一定周波数で行った。PPの劣化が視認できるように、粘度の減少を経時的に測定した。
【0301】
モード:時間スイープ−発振(Timesweep-Oszillation)
周波数=1Hz、
せん断応力=2000Pa、
温度=250℃、
時間=3600秒、
ギャップ=0,5mm。
【0302】
分析データは、以下を用いて測定した。
DSC系:パーキンエルマーDSC 8000(例2で使用)
TGA系:パーキンエルマーTGA 4000(例2で使用)
DSC/TGA系:ネッチ449C/1/Gジュピター(例4から7で使用)
OIT試験用のDSC系:ネッチDSC 204 HPフェニックス(例4から7で使用)。
【0303】
HPLC系:
サーモエレクトロン社、MSポンププラス付きのフィニガンサーベイヤー、オートサンプラープラス、サーモフィニガン付きのPDAプラス検出器、LCQ DECA XP
plus質量検出(例2で使用)。
【0304】
アジレント1260インフィニティ、DAD検出器1260 G4212B、MS:APCI−ES G1948B、QQQ MS 6420 G6420A(例4から7で使用)。
【0305】
NMR分光計:
ブルカー、アバンスDPX 200 NMR分光計(200 MHz)(例2で使用)
ブルカーアドバンスIII 400 NMR分光計(例4から7で使用)。
【0306】
例4〜7では、すべてのNMR分光法は、それぞれブルカーアドバンスIII 400NMR分光計を用い、
1Hと
13Cのそれぞれについて、400.15及び100.62MHzで操作して、溶液の状態で記録された。全てのスペクトルを30℃で5mm逆数(BBO)プローブヘッドを用い、すべての空気圧に対して窒素ガスを用いて記録した。
1Hに対して、標準的な単一パルス励起は、16のトランジェントを集約する30度の先端角を用いた。
13C{
1H}の測定に対して、NOEとWALTZ16デカップリングを用いた単一パルス励起は1024(1K)のトランジェントを集約して使用した。
【0307】
IR:ブルカーテンソル27(例4〜7で使用)
元素分析:エレメンタルバリオマックスCHN(例4〜7で使用)。
【実施例】
【0308】
〔例1〕
(1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイル)トリス(メチルアザネジイル)トリメタノール(C
9H
18N
6O
3)の合成
【0309】
【化81】
【0310】
凝縮器に接続され、温度計を備えた2000cm
3の三口丸底フラスコ内で、150.2g(0.893モル)の2,4,6−トリス(メチルアミノ)−1,3,5−トリアジンと17.1g(0.124モル)の炭酸カリウムを520cm
3の水に懸濁させた。15分間十分に攪拌しながら、233.0cm
3(2.95モル)のホルムアルデヒド水溶液(35%)を常温でその懸濁液に添加した。次いで、反応混合物を急速に70℃に加熱し、さらに20分間その温度で撹拌した。加熱期間中に懸濁液は、無色の溶液になった。加熱期間後、反応溶液を室温まで放冷し、ついで、一晩中12時間、撹拌した。沈殿物を濾過し、冷水で3回洗浄し(各200cm
3)、乾燥キャビネット内で40℃で乾燥して、白色の固体として196.4g(85%)を得た。これ以上の精製は必要なかった。
【0311】
融点:129−131℃。
【0313】
〔例2〕
4,4’,4”−(((1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイル)トリス(メチルアザネジイル))トリス(メチレン))トリス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)(構造6、C
51H
78N
6O
3)の合成:
【0315】
温度計及びコンデンサーを備えた100cm
3の三つ口丸底フラスコ内で、12.53g(60.7ミリモル)の2,6−ジ−t−ブチルフェノールを20cm
3のアセトニトリルに溶解した。次いで、2.4cm
3(30.3ミリモル)のホルムアルデヒド水溶液(35%)を添加し、反応混合物を激しく混合し、続いて、例1に記載のように調製した2.53g(9.85ミリモル)の2,4,6−トリス[(ヒドロキシメチル)メチルアミノ]−1,3,5−トリアジを加えた。直後に、15.0cm
3(390ミリモル)のギ酸(98%)を急速に添加し、混合物を80℃に予め熱した油浴中で7時間攪拌した。反応媒体を蒸発させて、85%を超える構造6を含有する黄色高粘性の塊として粗生成物を得た。
【0316】
融点:185℃(DSC、10℃/分)。
【0319】
粗生成物をアセトンに溶解し、その溶液をカバーをかけずに室温で放置した。分離した沈殿物を濾過(焼結ガラス吸引ストレーナー、A2)し、小量の冷たい2−プロパノール又はアセトンで洗浄して、構造6を無色結晶として得た(純度:応答係数補正なしでUV検出のLC−MSピーク面積から99%+)。
【0320】
〔例3〕
a)例2の化合物を、26.1mgの量で、チーグラー・ナッタ触媒系を用いた塊状重合により得られた、4.07gの混ぜ物のないポリプロピレンホモポリマー粉末(ISO 1133によるMFR2が0.2g/10分(230℃/2.16))に添加した。
【0321】
組成物は、以下の条件でハーケのミニラボRheomex CTW5のスクリュー配合器内で次の条件;175℃;40U/分、5分、40N/cm、53バール;で配合し、次いで、酸化誘導時間バリアント1に記載の方法で試験片に加工した。
【0322】
b)比較例CE1として、酸化誘導時間バリアント1に記載の方法で、a)で用いた混ぜ物のないポリプロピレン粉末を、OIT試験片に加工した。
【0323】
c)比較例CE2及びCE3として、イルガノックス3114(4.0gのPP中に25.4mg)及びイルガノックス1330(4.0gのPP中に25.4mg)を含む化合物から試験片を、a)に記載したようにして製造した。
試験結果を表1及び
図1に示す。
【0325】
図1及び表1から、本発明の例2の化合物の使用は、より高いOIT時間を示し、つまり、使用された市販の酸化防止剤よりもより効果的であることが容易に分かる。
【0326】
純粋なPPは0.4分のOIT時間を有し;イルガノックス3114を配合したPP化合物は4分のOIT時間を有し、イルガノックス1330を配合したPP化合物は、18分のOIT時間を有していた。一方、例2の化合物を配合したPPは、45分のOIT時間を有していた。
【0327】
〔例4〕
4,4’,4”−(((1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイル)トリス(メチルアザネジイル))トリス(メチレン))トリス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)(構造6、C
51H
78N
6O
3)を製造するために、例1及び2を繰り返した。
【0329】
融点:188℃(TGA/DSC)
分解点:280℃
純度:応答係数補正なしでUV検出のLC−MSピーク面積から98%
NMRで検出された不純物なし。
【0330】
〔例5〕
4,4,4”,4”’−(6−(ジブチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル)ビス(アザネトリイル)テトラキス−(メチレン)−テトラキス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)(C
71H
110N
6O
4):構造(16)
【0332】
温度計及びコンデンサーを備えた500cm
3の三つ口丸底フラスコ内で、34.66g(168ミリモル)の2,6−ジ−t−ブチルフェノールを60cm
3のアセトニトリルに溶解した。次いで、7.5ml(92.4ミリモル)のホルムアルデヒド水溶液(37%)を添加し、反応混合物を激しく混合し、続いて10g(42ミリモル)のN,N−ジブチル−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリアミンを添加した。直後に、45.0cm
3(960ミリモル)のギ酸(98%)を急速に添加し、その混合物を80℃に予め熱した油浴中で7時間攪拌した。反応媒体を蒸発させて、2−プロパノール中で再結晶して、94%を超える白色結晶性物質として生成物を得た。
【0333】
粗生成物の精製:
2−プロパノールからの結晶化:
粗生成物を2−プロパノールに溶解し、その溶液をカバーをかけずに室温で放置した。分離した沈殿物を濾過(焼結ガラス吸引ストレーナ、A2)し、少量の冷たい2−プロパノールで洗浄した。
【0334】
構造(16)の同定:
融点:236℃、分解温度:327℃
HPLC/MS: 応答係数補正なしで、>94%
すべての信号は、ほぼ等しい強度の同等の環境中で磁界を示す。
【0336】
元素分析(計算値):C,76.71;H,9.97;N,7.56
元素分析(実測値):C,76.87;H,9.88;N,7.96。
【0337】
〔例6〕
4,4’,4”,4”’−(6−フェニル−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル)ビス(アザネトリイル)テトラキス(メチレン)テトラキス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)(C
69H
97N
5O
4):構造(17)
【0339】
温度計及びコンデンサーを備えた500cm
3の三つ口丸底フラスコ内で、69.32g(336ミリモル)の2,6−ジ−t−ブチルフェノールを120cm
3のアセトニトリルに溶解した。次いで、15ml(184.8ミリモル)のホルムアルデヒド水溶液(37%)を添加し、反応混合物を激しく混合し、ついで7.85g(42ミリモル)のベンゾグアナミン(C−1655)を添加した。直後に、90cm
3(1.92モル)のギ酸(98%)を急速に添加し、その混合物を80℃に予め熱した油浴中で7時間攪拌した。
【0340】
粗生成物の精製:
2−プロパノールから結晶化:
粗生成物を2−プロパノールに溶解し、その溶液をカバーをかけずに室温で放置した。分離した沈殿物を濾過(焼結ガラス吸引ストレーナ、A2)し、少量の冷たい2−プロパノールで洗浄した。
【0341】
構造(17)の同定:
融点:218℃、分解温度:352℃
HPLC/MS:It。HPLC/MS:HPLC/MS:
(x)の応答係数補正なしで、>63%。
【0342】
3’(下記構造を参照)の応答係数補正なしで、27%。
【0344】
化学式:C
54H
75N
5O
3
分子量:842,21
すべての信号は、ほぼ等しい強度の同等の環境中で磁界を示す。
【0346】
元素分析:C,78.14;H,9.22;N,6.60
元素分析(実測値):C,77.56;H,9.4;N,6.67。
【0347】
〔例7〕
4,4’,4”,4”’−(6−(ビス(ヒドロキシメチル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル)ビス(アザネトリイル)テトラキス(メチレン)テトラキス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール):構造(18)
【0349】
温度計及びコンデンサーを備えた500cm
3の三つ口丸底フラスコ内で、86.65g(420ミリモル)の2,6−ジ−t−ブチルフェノールを60cm
3のアセトニトリルに溶解した。次に、21.1ml(260ミリモル)のホルムアルデヒド水溶液(37%)を添加し、反応混合物を激しく混合し、続いて11.6g(42ミリモル)の6−(ヒドロキシメチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル)ビス(アザネトリイル)テトラメタノールを加えた。直後に、45.0cm
3(960ミリモル)のギ酸(98%)を急速に添加し、その混合物を80℃に予め熱した油浴中で7時間攪拌した。冷却後、生成物を濾別し。ろ液をNaOHでpH7まで処理した。
【0350】
粗生成物の精製:
2−プロパノールからの結晶化:
粗生成物を2−プロパノールに溶解し、その溶液をカバーをかけずに室温で放置した。分離した沈殿物を濾過(焼結ガラス吸引ストレーナ、A2)し、少量の冷たい2−プロパノールで洗浄した。
【0351】
構造(18)の同定:
融点:330℃で分解下に溶融。
【0352】
HPLC/MS:MS分析によると生成物は高純度であり、生成物は溶解性が乏しく、不溶性部分はフィルタシリンジで除去した。
【0353】
FT−IR(ν):3638,2961,2873,1527,1491,1434,1418,1391,1359,1341,1312,1274,1252,1231,1207,1177,1156,1122,1024,977,960,871,851,809,785,770,715,681,608cm
−1。
【0354】
元素分析:C,73.68;H,9.32;N,7.93;
元素分析(実測値):C,73.56;H,9.4,N;7.73。
【0355】
〔例8〕 例4〜7の化合物のPP粉末中での酸化防止剤としての試験
8a)レオミックス540 OSを使用した配合
ボレアリス社(HD 120)からの混ぜ物のないPP粉末が、充填材としてのCa−ステアレートを含む様々なコンパウンドを製造するために使用された(C1:純PP+Ca−ステアレート)。ついで、例4〜7の化合物並びに市販の2種の酸化防止剤(イルガノックス1010,イルガノックス3114)を、様々な量でC1に添加した。表2は、様々なコンパウンドの組成を示す。
【0358】
表3から分かるように、本発明の例4〜7の化合物の使用は、市販の酸化防止剤イルガノックス3114より高いOIT時間を示し、つまり、イルガノックス3114と比較して、より効果的である。
【0359】
図2には、粘度測定の結果が示されている。簡単に分かるように、組成物C4、C7、C10及びC13における本発明の例4〜7の化合物の使用は、市販の酸化防止剤イルガノックス1010とイルガノックス3114を用いた組成物C2及びC3よりも、明らかに良い結果を示している。
【0363】
表5から容易に理解できるように、組成物C4、C7、C10及びC13は、組成物C2及びC3に比べてMFRの増加が少ないことから、組成物C4、C7、C10及びC13における本発明の例4〜7の化合物の使用は、市販の酸化防止剤イルガノックス1010とイルガノックス3114を用いた組成物C2及びC3よりも、明らかに良い結果を示している。