(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記フレーム部材は、前記振動部の近傍に形成され、前記振動部の振動に伴って前記タッチパネルの裏面側を叩打する叩打部を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報処理装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、従来の携帯型情報処理装置では、振動発生器として、例えば
図10に示すような構成のPVA150を外部から購入し、筐体内に配置していた。しかしながら、同図に示すような一般的なPVA150はサイズが大きく、省スペース化を図る上で問題があった。なお、同図に示すPVA150は、基板151に貼り付けられた圧電素子152と、基板151に固定された錘153と、基板151を支持する台座154と、これらを覆うケース155と、を備えている。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、省スペース化を図り、レイアウトの自由度を向上させることができる携帯型情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る携帯型情報処理装置は、タッチパネルが設けられた筐体と、前記筐体内に設けられ、前記筐体内に配置される各種部品を支持するフレーム部材と、を備え、前記フレーム部材は、前記タッチパネルに接触した接触部と、前記接触部の近傍に形成され、前記タッチパネルに対して入力操作が行われた際に振動を発生させる振動発生器が配置された振動部と、を有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る携帯型情報処理装置は、前記フレーム部材は、前記振動部の近傍に形成され、前記振動部の振動に伴って前記タッチパネルの裏面側を叩打する叩打部を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る携帯型情報処理装置は、前記振動発生器は、圧電素子であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る携帯型情報処理装置は、前記振動発生器は、前記タッチパネルに対する第1の入力操作に対して、継続的な振動を発生させる第1振動発生器であり、前記タッチパネルに対する第2の入力操作に対して、単発的な振動を発生させる第2振動発生器をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る携帯型情報処理装置は、前記第1振動発生器は、圧電素子または偏心モータであり、前記第2振動発生器は、形状記憶合金を用いたアクチュエータであることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る携帯型情報処理装置は、前記第1の入力操作は、前記タッチパネルに対するジェスチャー操作であり、前記第2の入力操作は、前記タッチパネルに表示されたソフトウェアキーボードに対するキーボード入力であることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る携帯型情報処理装置は、前記タッチパネルと前記筐体との間に設けられた粘着部材を備え、前記粘着部材は、前記タッチパネル側と前記筐体側とにそれぞれ粘着層を有し、かつ2つの粘着層の間に緩衝層を有することを特徴とする。
【0013】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る携帯型情報処理装置は、タッチパネルが設けられた筐体と、前記タッチパネルに対して入力操作が行われた際に振動を発生させる振動発生器と、前記タッチパネルと前記筐体との間に設けられた粘着部材と、を備え、前記粘着部材は、前記タッチパネル側と前記筐体側とにそれぞれ粘着層を有し、かつ2つの粘着層の間に緩衝層を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る携帯型情報処理装置によれば、筐体内に設けられたフレーム部材を、振動を発生させるアクチュエータの一部として用いることにより、筐体内の省スペース化を図り、レイアウトの自由度を向上させることができる。また、本発明に係る携帯型情報処理装置によれば、緩衝層を有する粘着部材をタッチパネルと筐体との間に配置することにより、振動発生器による振動の発生時にタッチパネルがいずれの方向にも動きやすくなり、ユーザビリティが向上する。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る携帯型情報処理装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、以下の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0017】
[第1実施形態]
以下、第1実施形態に係る携帯型情報処理装置について、
図1〜
図6を参照しながら説明する。本実施形態に係る携帯型情報処理装置1は、例えばタブレット端末であり、
図1および
図2に示すように、タッチパネル10と、筐体20と、フレーム部材40と、を備えている。なお、以降の説明では、タッチパネル10の長辺に沿った方向をX方向、短辺に沿った方向をY方向、タッチパネル10の入力面(XY平面)に垂直な方向をZ方向とする。
【0018】
タッチパネル10は、
図1および
図2に示すように、長方形状に形成され、筐体20の前面側に配置されている。タッチパネル10は、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)と、LCD上に配置されたタッチセンサと、タッチセンサ上に配置された保護ガラス等を備えている(
図2では図示を省略)。そして、タッチパネル10は、LCDに文字、図形、画像等の情報を表示するとともに、ユーザが指、スタイラス、ペン等(以下、指示体という)を用いてタッチセンサに行う各種入力操作を検出する。また、タッチパネル10におけるタッチセンサは、例えば静電容量方式のタッチセンサであり、指示体の多点検出および面検出が可能となっている。
【0019】
筐体20は、
図1に示すように全体が長方形状に形成され、例えば合成樹脂、アルミ等で構成されている。筐体20は、
図2および
図3に示すように、四角枠状の枠部材21と、有底箱状の背面カバー22と、を備えている。枠部材21には、同図に示すように開口部211が形成され、後記するように、フレーム部材40の一部(接触部41、叩打部43)と振動発生器51とが開口部211から露出している。
【0020】
筐体20の枠部材21とタッチパネル10との間には、
図2に示すように粘着部材30が設けられ、当該粘着部材30によって両者は固定されている。粘着部材30としては、例えば一般的な両面テープ等を用いることができるが、後記するように、タッチパネル10側と筐体20側とにそれぞれ粘着層31を有し、かつ2つの粘着層31の間に緩衝層32を有する構成のものを用いることが好ましい(後記
図7参照)。このような粘着部材30をタッチパネル10と筐体20との間に配置することにより、振動発生器51による振動の発生時にタッチパネル10がX方向、Y方向およびZ方向のいずれの方向にも動きやすくなり、ユーザに対して振動を適切かつ効率よく提供することができる。
【0021】
ここで、
図2では図示を省略したが、筐体20内には、携帯型情報処理装置1の動作を制御する各種コントローラが配置されている。
図4は、これら各種コントローラの構成を模式的に示すブロック図である。同図に示すように携帯型情報処理装置1は、メインコントローラ61と、タッチパネルコントローラ62と、振動コントローラ63と、駆動電源64と、を備えている。
【0022】
メインコントローラ61は、携帯型情報処理装置1の全体の動作を制御する。タッチパネルコントローラ62は、メインコントローラ61の指示に従って、タッチパネル10のタッチセンサの検出および駆動を制御するとともに、タッチパネル10のLCDの表示制御を行う。また、タッチパネルコントローラ62は、タッチパネル10のタッチセンサに対するユーザの入力操作(タッチ操作)を検出し、その検出内容をメインコントローラ61に対して出力する。
【0023】
振動コントローラ63は、メインコントローラ61の指示に従って、振動発生器51を振動させるための駆動信号を当該振動発生器51に対して出力する。また、振動コントローラ63は、駆動電源64を制御し、振動発生器51に対して駆動電力を供給する。
【0024】
本実施形態において、タッチパネルコントローラ62は、タッチパネル10に対するユーザの入力操作を検出すると、その検出信号をメインコントローラ61に対して出力する。そして、メインコントローラ61は、タッチパネルコントローラ62から検出信号を受け取ると、タッチパネル10に対する入力操作が行われたことをユーザに知らせるために、振動発生器51を振動させるための制御信号を振動コントローラ63に対して出力する。その際、メインコントローラ61は、例えば制御信号により振動発生器51の周期、周波数および振幅を制御する。振動コントローラ63は、メインコントローラ61からの制御信号に従って振動発生器51を振動させることにより、タッチパネル10を振動させる。これにより、ユーザは、タッチパネル10に入力操作を行ったことを、タッチパネル10の振動により認識することが可能となる。
【0025】
図2に戻って説明を続ける。フレーム部材40は、筐体20内に配置される各種部品を支持するとともに、システム全体の強度を高めるためのものである。フレーム部材40は、
図2および
図3に示すように、筐体20内に設けられており、例えばマグネシウム等で構成されている。また、フレーム部材40は、タッチパネル10の裏面に接触している接触部41と、振動発生器51が配置されている振動部42と、叩打部43と、を有している。
【0026】
接触部41は、
図2、
図3、
図5および
図6に示すように、フレーム部材40の一部であり、枠部材21に形成された開口部211から、筐体20の前面側に突出するように形成されている。そして、接触部41は、タッチパネル10の裏面と面接触している。これにより、接触部41は、振動部42で発生した振動をタッチパネル10に伝達する。
【0027】
振動部42は、
図2および
図6に示すように、フレーム部材40の一部であり、接触部41の近傍において、当該接触部41に連続して形成されている。また、振動部42は、
図2に示すように、接触部41よりも、筐体20の裏面側に形成されている。そして、振動部42の上面には振動発生器51が配置されている。これにより、振動部42は、振動発生器51によって発生した振動に伴って、筐体20の前面側と背面側とに振り子のように振動する。
【0028】
叩打部43は、
図2、
図3、
図5および
図6に示すように、フレーム部材40の一部であり、振動部42の近傍において、当該振動部42に連続して形成されている。また、叩打部43は、
図2に示すように、接触部41および振動部42よりも厚みが大きく形成されている。これにより、叩打部43は、振動部42で発生した振動を増幅するとともに、振動部42の振動に伴ってタッチパネル10の裏面側を叩打し、タッチパネル10に大きな振動を付与する。
【0029】
なお、接触部41、振動部42および叩打部43は、
図6に示すように、フレーム部材40に形成された開口部401から筐体20の前面側に突出するように形成され、フレーム部材40の上面40aよりも高い位置に形成されている。
【0030】
振動発生器51は、タッチパネル10に対して入力操作が行われた際に振動を発生するものであり、例えば圧電素子で構成される。振動発生器51は、
図2に示すように、両面テープ等の粘着部材(図示省略)によってフレーム部材40の振動部42の上面に貼り付けられている。また、振動発生器51は、
図1に示すように、携帯型情報処理装置1を平面視した場合において、筐体20の一方の短辺側に1つ配置されている。
【0031】
ここで、従来は、例えば
図10に示すようなPVA150を筐体内に配置して振動発生器として用いていた。一方、本実施形態では、振動発生器51として圧電素子そのものを用い、当該圧電素子、接触部41、振動部42および叩打部43を一つのアクチュエータとして機能させている。これにより、携帯型情報処理装置1は、タッチパネル10に対してユーザから入力操作がなされると、振動発生器51によって振動が発生し、振動部42が振動する。そして振動部42の振動が接触部41に伝達され、当該接触部41を介してタッチパネル10が振動する。これにより、携帯型情報処理装置1は、タッチパネル10に入力操作が行われたことをユーザに認識させることができる。
【0032】
以上のような構成を備える携帯型情報処理装置1は、筐体20内に設けられたフレーム部材40を、振動を発生させるアクチュエータの一部として用いることにより、筐体20内の省スペース化を図り、レイアウトの自由度を向上させることができる。
【0033】
[第2実施形態]
以下、第2実施形態に係る携帯型情報処理装置について、
図7〜
図9を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
【0034】
本実施形態に係る携帯型情報処理装置1Aは、前記した第1実施形態に係る携帯型情報処理装置1が振動発生器を1つのみ備えているのに対し、
図7に示すように、振動発生器を2つ備えていることを特徴としている。すなわち、携帯型情報処理装置1Aは、同図に示すように、第1振動発生器51Aと、第2振動発生器52と、を備えており、タッチパネル10に対するユーザの入力操作の内容に応じて、2種類の異なる振動を発生させる。
【0035】
なお、
図7では、タッチパネル10の具体的構成として、LCD11と、タッチセンサ12とを図示しているが、タッチセンサ12上に配置された保護ガラスは図示を省略している。
【0036】
第1振動発生器51Aは、タッチパネル10に対する第1の入力操作に対して、継続的な振動を発生させるものである。ここで、タッチパネル10に対する第1の入力操作とは、例えばタッチパネル10に対する継続的なジェスチャー操作のことであり、具体的には指示体によるスクロール、ドラッグ、パン、フリック、ピンチ、スプレッド、ロングプレス(長押し)、回転等の入力操作が挙げられる。また、継続的な振動とは、周期の短い連続的な振動(バイブレーション)のことを意味している。
【0037】
第1振動発生器51Aとしては、例えば圧電素子を用いることができる。圧電素子は、入力に対するレスポンスは低いものの、バイブレーションのような連続動作が得意であるためである。第1振動発生器51Aとして圧電素子を用いる場合、第1実施形態に係る携帯型情報処理装置1と同様に、筐体20内に接触部41、振動部42および叩打部43を有するフレーム部材40を配置し、振動部42に圧電素子を配置した構成(フレーム部材40をアクチュエータの一部とした構成)とすればよい(
図7では図示を省略)。
【0038】
第2振動発生器52は、タッチパネル10に対する第2の入力操作に対して、単発的な振動を発生させるものである。ここで、タッチパネル10に対する第2の入力操作とは、例えばタッチパネル10に表示されたソフトウェアキーボードに対するキーボード入力や、タップ、ダブルタップ等のタッチパネル10に対する単発的なジェスチャー操作のことである。また、単発的な振動とは、振幅の高い一度のみの振動(パルス振動)のことを意味している。
【0039】
第2振動発生器52としては、例えば形状記憶合金を用いたアクチュエータ(SIA)を用いることができる。SIAは、バイブレーションのような連続動作は不得意であるものの、入力に対するレスポンスが高いためである。なお、第2振動発生器52を配置する場所は特に限定されず、例えば第1振動発生器51Aの近傍等に配置することができる。
【0040】
携帯型情報処理装置1Aにおいて、振動コントローラ63は、メインコントローラ61の指示に従って、第1振動発生器51Aおよび第2振動発生器52を振動させるための駆動信号を、第1振動発生器51Aおよび第2振動発生器52に対して出力する。すなわち、振動コントローラ63は、ユーザによる入力操作の内容に応じて、第1振動発生器51Aと第2振動発生器52のいずれかを振動させる。また、振動コントローラ63は、駆動電源64を制御し、第1振動発生器51Aおよび第2振動発生器52に対して駆動電力をそれぞれ供給する。
【0041】
また、携帯型情報処理装置1Aは、第1振動発生器51Aおよび第2振動発生器52の振動をタッチパネル10側に効率よく伝達するために、
図7に示すように、緩衝部材13と、粘着部材30と、を備えている。緩衝部材13は、タッチセンサ12とLCD11との間に設けられており、第1振動発生器51Aおよび第2振動発生器52の振動に伴って伸縮するように構成されている。
【0042】
粘着部材30は、
図7に示すように、タッチパネル10と筐体20との間に設けられている。粘着部材30は、タッチパネル10側と筐体20側とにそれぞれ粘着層31を有し、かつ2つの粘着層31の間に緩衝層32を有している。このような緩衝層32を有する粘着部材30がタッチパネル10と筐体20との間に配置されていることにより、第1振動発生器51Aおよび第2振動発生器52による振動の発生時にタッチパネル10がX方向、Y方向およびZ方向のいずれの方向にも動きやすくなり、ユーザに対して振動を適切かつ効率よく提供することができる。
【0043】
携帯型情報処理装置1Aでは、例えばタッチパネル10に対してユーザによる継続的な入力操作(第1の入力操作)がなされた場合、タッチパネル10のタッチセンサ12からタッチパネルコントローラ62に対して検出信号S
inが入力される。これを受けて、振動コントローラ63は、メインコントローラ61の指示に従って、第1振動発生器51Aに対して駆動信号S
d1を出力し、第1振動発生器51Aに連続的な振動(バイブレーション)を発生させる。これにより、ユーザは、タッチパネル10に第1の入力操作を行ったことを認識することが可能となる。
【0044】
また、携帯型情報処理装置1Aでは、例えばタッチパネル10に対してユーザによる単発的な入力操作(第2の入力操作)がなされた場合、タッチパネル10のタッチセンサ12からタッチパネルコントローラ62に対して検出信号S
inが入力される。これを受けて、振動コントローラ63は、メインコントローラ61の指示に従って、第2振動発生器52に対して駆動信号S
d2を出力し、第2振動発生器52に単発的な振動(パルス振動)を発生させる。これにより、ユーザは、タッチパネル10に第2の入力操作を行ったことを認識することが可能となる。
【0045】
以上のような構成を備える携帯型情報処理装置1Aは、継続的な振動を発生させる第1振動発生器51Aと、単発的な振動を発生させる第2振動発生器52とを備えることにより、ユーザに対して、入力操作の内容に応じた2種類の振動を提供することができ、ユーザビリティを向上させることができる。
【0046】
以上、本発明に係る携帯型情報処理装置について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
【0047】
例えば、携帯型情報処理装置1における振動発生器51は、
図1に示すように、筐体20の一方の短辺側に1つ配置されていたが、振動発生器51の配置場所および個数は特に限定されず、例えば筐体20の四隅の対角線上に複数配置しても構わない。
【0048】
また、携帯型情報処理装置1では、振動発生器51として圧電素子を用いていたが、例えば偏心モータやSIAを用いても構わない。
【0049】
また、携帯型情報処理装置1におけるフレーム部材40は、接触部41、振動部42および叩打部43を有していたが、叩打部43は必ずしも設けなくてもよく、接触部41および振動部42のみを有する構成であってもタッチパネル10を振動させることは十分に可能である。
【0050】
また、携帯型情報処理装置1Aでは、第1振動発生器51Aとして振動発生器51と同じ圧電素子を用いていたが、例えば第1振動発生器51Aとして、
図10に示すようなPVA150や、偏心モータを用いても構わない。この場合、
図2に示すようにフレーム部材40をアクチュエータの一部としては用いず、筐体20内に従来の方法でPVA、偏心モータを配置すればよい。なお、偏心モータは、圧電素子と同様に、入力に対するレスポンスは低いものの、バイブレーションのような連続動作が得意であり、かつ低コストである。
【0051】
また、携帯型情報処理装置1,1Aでは、振動発生器51,51A,52によって振動させるオブジェクト(対象)として、タッチパネル10全体(
図2参照)、タッチセンサ12(
図7参照)を一例としてそれぞれ示したが、タッチパネル10のうちのLCD11、タッチセンサ12および保護ガラスのうち、いずれか1または複数をオブジェクトとしても構わない。
【解決手段】携帯型情報処理装置1は、タッチパネル10が設けられた筐体20と、筐体20内に設けられ、筐体20内に配置される各種部品を支持するフレーム部材40と、を備え、フレーム部材40は、タッチパネル10に接触した接触部41と、接触部41の近傍に形成され、タッチパネル10に対して入力操作が行われた際に振動を発生させる振動発生器51が配置された振動部42と、を有する。