【文献】
Ericsson,On Local IP Access,3GPP TSG-SA WG2#73,3GPP,2009年 5月 5日,S2-093523
【文献】
Alcatel-Lucent,On HNB and HeNB interfaces for LIPA,3GPP TSG-SA WG2#73,3GPP,2009年 5月 5日,S2-093378
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
LIPA(local internet protocol access)を支援する通信システムのMME(mobility management entity)におけるPDN(packet data network)ゲートウェイ選択方法において、
基地局から端末に関わるS1メッセージを受信する段階と、
加入情報に基づいて前記端末が要請したAPN(access point name)に前記LIPAのための連結を許容するか否かを判断する段階と、
前記APNに前記LIPAのための連結を許容し、前記S1メッセージに前記基地局と共に位置する(collocate)ゲートウェイアドレスが含まれる場合、前記基地局と共に位置したゲートウェイのアドレスを用いてPDNゲートウェイを選択する段階と、
前記端末が要請した接続が前記LIPAのみを許容し、前記S1メッセージに含まれた情報に基づいて前記基地局が前記LIPAを支援しない場合、前記連結に対する拒絶メッセージを前記端末に伝送する段階をさらに含む
ことを特徴とするPDNゲートウェイ選択方法。
前記加入情報は、少なくとも一つのCSG ID(closed subscriber group Identifier)を含み、前記少なくとも一つのCSG IDは前記連結を許容するか否かを決定するために使用される
ことを特徴とする請求項1に記載のPDNゲートウェイ選択方法。
前記加入情報は、少なくとも一つのCSG ID(closed subscriber group Identifier)を含み、前記少なくとも一つのCSG IDは前記連結を許容するか否かを決定するために使用される
ことを特徴とする請求項4に記載の信号送受信方法。
LIPA(local internet protocol access)を支援する通信システムのMME(mobility management entity)におけるPDN(packet data network)において、
信号を送受信する送受信部と、
基地局から端末に関わるS1メッセージを受信するように前記送受信部を制御し、加入情報に基づいて前記端末が要請したAPN(access point name)に前記LIPAのための連結を許容するか否かを判断し、前記APNに前記LIPAのための連結を許容し、前記S1メッセージに前記基地局と共に位置する(collocate)ゲートウェイアドレスが含まれる場合、前記基地局と共に位置したゲートウェイのアドレスを用いてPDNゲートウェイを選択し、前記端末が要請した接続が前記LIPAのみを許容し、前記S1メッセージに含まれた情報に基づいて前記基地局が前記LIPAを支援しない場合、前記接続を拒絶するメッセージを前記端末に送信する制御部と、を含む
ことを特徴とするMME。
前記加入情報は、少なくとも一つのCSG ID(closed subscriber group Identifier)を含み、前記少なくとも一つのCSG IDは前記連結を許容するか否かを決定するために使用される
ことを特徴とする請求項7に記載のMME。
前記加入情報は、少なくとも一つのCSG ID(closed subscriber group Identifier)を含み、前記少なくとも一つのCSG IDは前記連結を許容するか否かを決定するために使用される
ことを特徴とする請求項10に記載の基地局。
【背景技術】
【0002】
SAEシステムの構造が
図1に示されている。以下、
図1のSAEシステムの構造を説明する。
ユーザ端末(UE)101は、データを受信するための端末装置である。EUTRAN102は、マクロ基地局(eNB)を含み、LTE移動電話のための無線網接続インターフェースを提供し、移動性管理装置(MME)103とユーザ平面装置であるサービングゲートウェイ(S−GW)にインターフェースS1を介して連結されている進化したシステムSAEの無線接続網である。MME103端末の移動状況(mobile context)、セッション状況、また、ユーザ保安情報管理を担当する。サービングゲートウェイ104は、、ユーザ平面での機能を提供する。S1−MMEインターフェースは、端末のための無線接続ベアラー生成と無線接続網を介したUEからMMEへのメッセージ伝達を担当する。MME103とサービングゲートウェイ104の結合機能は、本来の汎用パケット無線サービス(GPRS)105の機能と類似している。また、MMEとサービングゲートウェイがいずれも同一の物理的装置に位置することができる。パケットデータ網ゲートウェイ(PDN GW)105は、費用処理及び合法的聞き取り(legal listening)のような機能を担当する。サービングゲートウェイとPDN GWがいずれも同一の物理的装置に位置することができる。SGSN108は、現存UMTSでのデータ伝送のためのラウティングを提供する。現在のSGSNは、アクセスポイント名称(APN)によって対応するゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)を探索する。HSS109は、加入者のためのホーム加入者下位システムであって、UEの現在位置、サービングノードのアドレス、加入者保安情報、UEの活性パケットデータプロトコル(PDP)状況などの加入者情報を管理する。PCRF106は、S7インターフェースを介してQoS政策と課金規則を提供する。
【0003】
図2に示されたように、現在のHeNBシステムは、EUTRAN102に存在する。現在のHeNBシステムは、2つの可能な構造を有する。1つは、別途の接続装置としてEUTRANに存在するものであり、他の1つは、接続装備HeNBとHeNB GWの2つの装備であって、EUTRANシステム内に存在するものである。HeNB GWは、小さい装備であり、多数のHeNBを管理するために使用される。コア網の観点から、HeNBとHeNB GWは、現在のeNBとして見なされることができるが、HeNB GWまたは、HeNBからコア網へのインターフェースは、現在のSAEシステムのそれと同一である。HeNBは、加入者の家庭に設置される。HeNB GWがHeNBシステム内に存在すれば、それは、運営者の網に設置される。
【0004】
HeNBは、或るコア網ノードを介してではなく、端末のHeNBを介した直接インターネット接続及び端末のHeNBを介した加入者宅内の他の電子装備に対する直接接続を含む地域経路最適化機能を支援する。これは、加入者データの経路を低減するのに有利である。HeNB GWが存在すれば、地域経路最適化機能もHeNBを介してインターネットに接続される。HeNB GWを介して固定された網の資源を浪費する必要がない。
【0005】
HeNB地域経路最適化機能を支援するため、現在のHeNBシステム構造は、改善する余地がある。多様な可能性が存在するので、その構造は、まだ決定されていないし、一部の基本的な原理だけが決定された状態であり、これには、HeNBがPDN GWの機能を有する必要があるということ(HeNB上のPDN GW、以下、略記してPDN GWhという)も含まれる。しかし、地域経路最適化サービスが活性化されれば、MMEは、PDN GWを探索するための現在の方法によってHeNB上のPDN GWへの経路を正確に捜すことができない。したがって、本発明は、PDN GWを探索するための効果的な方法を提案する。
【0006】
HeNB地域経路最適化機能を支援するために、次のような様々な可能性が存在する。
可能性1:HeNB網装置は、サービングGWとPDN GWの機能を備える必要がある。端末が他の非−地域経路最適化サービスを活性化する場合、このサービスがコア網装備を通過する間、HeNB上のサービングGWではなく、コア網のサービングGWを通過することができるように要請するユーザ平面ラウティングが必要である。このような状況で、同一のUEに対して2つのサービングGWが網に存在する。
可能性2:HeNB網装置がS−GWとPDN GWの機能を有し、UEが或る他の非−地域経路最適化サービスを活性化する必要がある時、このサービスがコア網装備を通過する間、HeNB上のS−GWを通過するように要求するユーザ平面ラウティングが必要である。
可能性3:このHeNB網装置がS−GW、PDN GW、そしてMMEの機能を備えている。この場合、地域経路最適化サービスが活性化されれば、制御平面のシグナリングが運営者網のMMEに伝達される必要がない。このような状況で、ユーザ平面のデータ経路を低減することはもちろん、制御平面のシグナリングをも低減するようになる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の第1実施例において、UEは、地域経路最適化サービス設定を要請し、UE要請のPDN連結手続が
図3に示されている。
以下、図面を参照して詳しく説明する。ここで、本発明と関係ない技術の詳細な説明は省略される。
301.RRC連結設定手続
301a.UEは、上向きリンク直接伝送を通じてHeNBにNASメッセージを伝送する。
【0013】
302.HeNBが上向きリンク直接伝送を通じてHeNB GWにS1メッセージを伝送し、ここで、このメッセージは、PDN GWhまたは、S−GWhとPDN GWh(S−GWhとPDN GWhは、HeNB上に位置するS−GWとPDN GWを示し、コア網がS−GWとPDN GWとに区別される)のアドレス情報を含まなければならない。さらに、このメッセージは、HeNBが地域経路最適化を支援するかに関する情報をも含む。
もしMMEが地域経路最適化サービス活性化前に、網接続過程で初期UEメッセージを通じてPDN GWhまたは、S−GWhとPDN GWhのアドレスとHeNBが地域経路最適化を支援するかに関する情報を要求すれば、上向きリンク直接伝送を介した情報は、PDN GWhあるいは、S−GWhとPDN GWhのアドレスとHeNBが地域経路最適化を支援するか否かに関する情報を含む必要がない。
【0014】
303.HeNB GWは、上向きリンク直接伝送を通じてMMEにS1メッセージを伝送し、ここで、このメッセージは、PDN GWhのアドレス情報を含まなければならない。HeNBは、自分が地域経路最適化を支援するかに関する情報をMMEに報告する。
304.UEのために、MMEは、S1連結が成功的に設定された後、NASメッセージの形態でPDN連結設定要請を受信する。このメッセージは、UEによって要請されたAPN情報を含む。NASメッセージ形態のPDN連結設定要請は、地域経路最適化を活性化するための要請メッセージとして機能する。
【0015】
MMEは、UEの加入者情報を格納していて、これには、APNとPDN GW ID情報が含まれる。UEによって要請されたAPN情報は、地域経路最適化のようなUEによって要請されたサービスの形態を含む。MMEは、UEの加入情報によって要請されたAPNを確認し、UEの加入情報が地域経路最適化サービスを含めば、PDN GWアドレス探索を開始する。そうでなければ、MMEは、PDN連結要請を拒絶し、認証に失敗すれば、次の手続を停止する。MMEがUEの要請に対してPDN連結を許可するか否かを決定する他の方法は、:UEがHeNBグループの一員であり、HeNBが地域経路最適化サービスを支援することができる場合にのみ、UEは、地域経路最適化サービスに接続が許可されるようにする。また、MMEは、UEが他の方式で地域経路最適化サービスに支援したか否かを確認することができれば、これも本発明に適用されることができる。UEが要請したサービスが地域経路最適化サービスであることから、MMEは、PDN GW ID+APN式でUEに対する適当なPDN GWを探索する必要がないが、S1メッセージに伝達されるPDN GWhのアドレスを通じてこれを行うことができる。
【0016】
本発明の一実施例において、HeNBが地域経路最適化を支援しない場合、MMEは、(
図9に示された実施例のように)UEによって伝達された地域経路最適化要請処理を拒否するという点に注目されたい。本発明の他の実施例において、MMEは、UEが(地域経路最適化なしにコア網を通じて通信する)一般サービスモードで要請したサービスに対してベアラーを生成する。
もしPDN連結要請がAPN情報を含まない場合、MMEは、格納された基本APN情報によってUEのために適当なPDN GWを探索する。そうでなければ、MMEは、一般的な手続によってPDN GWアドレスを探索する。
305 MMEは、PDN GWhのアドレスによってPDN GWhにデフォルトベアラー生成要請メッセージを伝送する
その後のすべての手続は、現行手続と同一なので、詳しく説明しない。
【0017】
本発明の第2実施例においては、端末が地域経路最適化サービス設定を要請及びUEによって要請されたPDN連結を示す。本発明と関連しない技術に対する詳細な説明は、
図4で省略される。
401.RRC連結設定手続
401a.UEは、上向きリンク直接伝送を通じてHeNBにNASメッセージを伝送する
402.HeNBは、上向きリンク直接伝送を通じてHeNBにS1メッセージを伝送し、このメッセージは、HeNBが地域経路最適化を支援するかに関する情報を含む。HeNB GWがない場合、HeNBは、MMEに直接当該メッセージを伝送する。
403.HeNBは、上向きリンク直接伝送を通じてMMEにS1メッセージを伝送し、HeNBは、自分が地域経路最適化を支援することができるか否かをMMEに報告する。
【0018】
404.端末のために、MMEは、S1連結が成功的に設定された後、NAS形態でPDN連結設定要請を受信する。このメッセージは、UEが要請したAPN情報を含むこともできる。
405.HSSに格納された加入情報は、APNと対応するPDN GW IDとを含む。サービス運営者は、地域経路最適化サービスに対応し、HeNBに格納されているAPNのPDN GW ID内のPDN GWhのIPアドレスを直接設定するために、または、UEが地域経路最適化サービスに加入したら、HeNBの署名された加入者のために他の形態の加入者情報内に存在するS−GWとPDN GWhを格納するために選択することができる。MMEは、HSSからMMEが適当なPDN GWを選択する間、他の加入者情報のHSSまたはS−GWh/PDN GWhから獲得したPDN ID内に含まれたPDN GWhIPアドレスによってPDN GWhを直接探索することができる。
【0019】
本発明の一実施例において、(
図9に示された実施例のように)HeNBが地域経路最適化を支援しなければ、MMEは、UEによって要請された地域経路最適化の活性化要請処理を拒絶するという点に注目されたい。本発明の他の実施例において、MMEは、一般サービスモードでUEによって要請されたサービスのためのベアラーを設定する。
以下の手続は、第1実施例の手続と同一である。
【0020】
本発明の第3実施例の電源活性化(power−on)手続は、
図5に示された通りである。以下、図面を参照して詳しく説明する。本発明と関係ない技術に対する詳細な説明は、ここでは省略される。
501.HeNBは、電源活性化後に、保安ゲートウェイと直接保安トンネルを設定し、保安ゲートウェイは、トンネル生成後、HeNBにIPアドレスを割り当て、ここで、IPアドレスは、運営者網の内部IPアドレスであり、外部装備によって接近されることができない。
502.HeNBは、自分のHeNB管理システム(HMS)と相互情報を交換し、HMSは、HeNBを検証し、成功的に認証されれば、認証されたHeNBのための設定パラメータを提供し、HeNBのための適当なHeNB GWを探索する。HMSは、この過程中に他の運営者管理維持(OAM)装備を通じてHeNBのために割り当てられたS−GWh/PDN GWhIPアドレスを獲得することができる。MMEは、このHeNBのために対応する割り当てられたS−GWh/PDN GWhIPアドレスを格納しなければならない。
503.HeNBの登録手続
【0021】
本発明の第4実施例は、UEが地域経路最適化サービス設定を要請する過程とUEによって要請されたPDN連結を示す。
図6に示されたように、本発明の関係ない技術に対する詳細な説明は、以下省略される。
601−604段階は、第2実施例の対応段階と同一である。
MMEは、地域経路最適化サービスを支援するHeNBと事前設定されたPDN GWhのIPアドレスの間の対応関係を格納し、ここで、HeNBの識別子は、HeNB IDまたは、CSG IDであることができ、または、IPアドレスなどの情報になることができ、但し、このようなIDだけがHeNBを識別することができる。HeNBの電源活性化及び登録過程で、MMEは、保安ゲートウェイと他の装備にOAM装備などを通じて事前設定されたPDN GWh/S−GWhアドレスを通知し、MMEに事前設定されたアドレスが地域経路最適化サービスが活性化されている間、UEにサービスを提供するS−GWh/PDN GWhのために割り当てられる。
MMEがUEのPDN連結要請を受信し、この要請に地域経路最適化サービス情報が含まれていれば、MMEは、まず、この要請を検証し、要請が検証を通過すれば、HeNBのIDによってS−GWh/PDN GWhの対応IPアドレスを探索する。
【0022】
本発明の一実施例によれば、MMEは、(
図9の実施例のように)HeNBが地域経路最適化を支援しなければ、UEによって要請された地域経路最適化の活性化要請処理を拒絶する。本発明の他の実施例において、MMEは、UEが一般サービスモードで要請したサービスのためにベアラーを設定する。
605.MMEは、P−GWアドレス情報によって基本ベアラー設定要請を伝送する
以後のモード手続は、実施例1及び2と同一である。
第1、第2、第3、第4、及び第8実施例は、地域経路最適化機能が支援される状態で、PDN GWを探索する4つの方法を示す。この4つの方法は、互いに代替されることができる。
【0023】
本発明の第5実施例は、網接続手続を示している。
図7に示されたように、本発明と関係ない技術の詳細な説明は、以下省略される。
701.RRC連結設定
701a.UEは、上向きリンク直接伝送を通じてHeNBにNASメッセージを伝送する
702.UEメッセージが発生すれば、地域経路最適化を支援するHeNB上のPDN GWhのアドレス情報がこのメッセージに伝達される。
【0024】
UEが接続手続をまず実行し、地域経路最適化サービスを活性化するために多数のPDN連結を実行すれば、多数のPDN連結のうち上向きリンク直接伝送を用いたメッセージは、HeNB上に格納されたPDN GWhのアドレス情報と地域経路最適化支援のためのHeNBの性能情報を含まない。
705.NASメッセージによって、もしNASメッセージが網接続要請なら、MMEは、提案された方法1、2または3を無視し、もしNASメッセージがPDN活性化要請であるか、他のNAS messageであり、APNによって指示された地域経路最適化サービスを含む場合には、方法1、2、3または4によってPDN GWアドレスを探索する。
【0025】
本発明の第6実施例は、PDN連結設定手続を示す。
図8に示されたように、本発明と関係ない技術についての詳細な説明は、以下省略される。
801−803段階は、第1ないし4実施例の方法によって実行される。
804段階は、どのベアラーが地域経路最適化サービスを支援するかを区分することができ、PDN連結設定を承認するベアラー設定要請に対する応答としてどのベアラーが地域経路最適化サービスを支援するかを識別する識別情報を伝達する。もし地域経路最適化サービスを支援するために多数のベアラーが設定される場合、各ベアラーは、地域経路最適化サービス支援に対する識別情報を追加しなければならない。
さらに、HeNBは、多数のベアラーを区分することができ、これらのうちどのベアラーが地域経路最適化サービスを支援するかを識別することができる。
【0026】
このような実施例は、HeNBから他の地域へのUE伝送に適用することができ、これは、地域経路最適化サービスを支援するベアラーの効果的解除及び地域経路最適化サービスを支援しないベアラーが解除防止を保証する。
本発明の第7実施例は、PDN連結設定手続を示している。
図9に示されたように、本発明と関係ない技術に対する詳細な説明は、以下省略される。
【0027】
第7実施例は、HeNBが地域経路最適化サービスを支援することができるかによって端末の地域経路最適化サービス接続を許容すべきかを決定するMME手続を説明する。
901.RRC連結設定手続
901a.UEは、上向きリンク直接伝送を通じてHeNBにNASメッセージを伝送する
902.HeNBは、自分が地域経路最適化サービスを支援するかに関する情報を含む上向きリンク直接伝送メッセージをHeNB GWに伝送する。この上向きリンク直接伝送メッセージは、現在上向きリンク伝送と新しいS1メッセージを通じて伝送されることができる。もしUEがまず接続手続を実行し、地域経路最適化サービスを活性化するためにマルチ−PDN連結手続を実行すれば、HeNBは、この手続の間に上向きリンク直接伝送を通じてMMEにメッセージを伝送する。このメッセージは、HeNBが地域経路最適化を支援することができるかを指示する情報を含むことができる。
【0028】
903.HeNB GWは、HeNBが地域経路最適化を支援することができるかを指示する情報を含むメッセージをMMEに伝送する。このメッセージは、上向きリンク直接伝送を通じて現存するメッセージを通じて、そして、新規のS1メッセージすべてを通じて伝送されることができる。もしHeNB GWが展開されないシナリオが存在すれば、初期UEメッセージは、、HeNB GWを通じてMMEに伝達される代わりに、直接MMEに伝送される。もし地域経路最適化サービスを活性化させるために、UEが接続手続に先立って、多重−PDN連結手続を実行すれば、HeNBは、この段階で、上向きリンク直接伝送を通じてMMEにこのメッセージを伝送する。このメッセージは、HeNBが地域経路最適化を支援することができるか否かを指示する情報を含むことができる。
【0029】
904.このUEのために、S1連結が成功的に設定された後、MMEは、PDN連結設定を要請するNASメッセージを受信する。このNASメッセージは、地域経路最適化サービスを活性化するための要請メッセージとしてPDN連結機能を設定するための要請メッセージである。
905.もしHeNBが地域経路最適化を支援することができない場合、
902b.MMEは、PDN連結のためのUE要請に応答する。この応答メッセージは、地域経路最適化サービスに対するUE接続拒絶の理由、例えば、地域経路最適化サービスを支援しない理由を含む。
もしHeNBが地域経路最適化サービスを支援することができる場合、
MMEは、第1、第2、第3及び第4実施例に説明された前記方法によってUEのためのPDN GWを探索する。
【0030】
本発明の第8実施例は、PDN連結設定手続を説明する。
図10、
図11及び
図12に示されたように、本発明と関係ない技術に対する詳細な説明は、以下省略される。
また、本実施例は、地域経路最適化サポート可能PDN GW探索を支援する方法である。(方法4)
本実施例は、2つの状況に適用されることができる:
状況1:PDN GWとHeNBが同一のIPアドレスを有する。PDN連結手続は、
図10に示されている。
状況2:PDN GWhとHeNBが異なるIPアドレスを有する。S1及びPDN連結手続がそれぞれ
図10及び
図12に示されている。
1001.UEがPDN連結要請を伝送する。PDN連結機能設定を要請するNASメッセージは、地域経路最適化サービス活性化のための要請メッセージである。
【0031】
1002.MMEは、UEのPDN連結要請またはユーザの加入メッセージによって伝達されたメッセージによってUEのために地域経路最適化を支援することができるPDN GWのアドレスを探索する。
もしHeNB GWが展開されている状況で、PDN GWhとHeNBが同一のIPアドレスを有すれば、連結されたHeNBアドレスは、HeNB GW上に格納される。MMEは、地域経路最適化サービスを活性化するためのPDN連結要請を受信した後、HeNB GWにS1地域経路最適化メッセージを直接伝送する。MMEは、PDN GWhアドレスと地域経路最適化を支援するHeNB性能情報を要請する。
もしHeNB GWが展開されていない状況で、HeNBとPDN GWhが同一のIPアドレスを有すれば、HeNBのIPアドレス情報は、伝送される必要がなく、これは、これらの情報がMME上に格納されているからである。
1003.HeNB GWは、地域経路最適化応答メッセージをMMEに伝送する。この応答メッセージは、PDN GWhアドレス情報とHeNBの地域経路最適化サポート性能を含む。
【0032】
1004.MMEは、獲得したPDN GWhアドレスによってデフォルトベアラー設定要請メッセージを伝送する。
第2の状況で、HeNBとPDN GWhが異なるIPアドレスを有すれば、
1101.HeNBは、HeNB GWにPDN GWhアドレスを含むS1連結設定メッセージを伝送するHeNB GWは、アドレス情報とHeNBの対応関係を格納する。
このメッセージを通じて、HeNBが自分が地域経路最適化を支援することができるかを指示する情報をHeNB GWに伝送することができる。HeNB GWは、HeNB間の地域経路最適化サポート性能の対応関係を格納することができる。
HeNB GWが展開されている状況で、HeNB GWからMMEへのS1設定手続の間に、MMEにPDN GWhアドレス情報とHeNBが地域経路最適化を支援するかを指示する情報を含むメッセージ伝送が必要ではないが、HeNB GW上に前記対応関係だけが格納される。
【0033】
反対に、HeNBからMMEに伝送されたS1連結設定メッセージは、PDN GWhアドレス情報または、HeNBが地域経路最適化を支援するかを指示する情報を伝達しなければならない。MMEは、HeNBとPDN GWhの対応関係及びHeNBの地域経路最適化サポート性能を格納する。
1201.UEは、PDN連結要請をMMEに伝送する。PDN連結機能設定を要請するNASメッセージは、地域経路最適化サービス活性化要請メッセージである。
MMEは、UEのPDN連結要請または加入メッセージによって伝達された情報によって端末に対して地域経路最適化を支援することができるPDN GWがアドレスを探索する。
もしMMEがHeNBとPDN GWhの対応関係または、HeNBの地域経路最適化サポート性能の対応関係を格納していなければ、
1202.MMEは、HeNBにS1地域経路最適化要請メッセージを伝送し、HeNB GWからPDN GWhアドレスまたは、HeNB性能情報を獲得する。
もしMMEがHeNBとPDN GWhとの対応関係または、HeNBの地域経路最適化サポート性能とHeNBとの対応関係を格納していれば、例えば、設置されたHeNB GWが存在しなければ、MMEは、1202及び1203段階を行う必要がない。
【0034】
1203.HeNB GWは、MMEに地域経路最適化応答メッセージを伝送する。このメッセージは、PDN GWhアドレス情報または、HeNBが地域経路最適化を支援するか否かを指示する情報を含む。または、2つのタイプの情報をすべて伝送する
1204.MMEは、獲得したPDN GWhによってデフォルトベアラー設定要請を伝送する。
MMEは、HeNBの性能メッセージによってPDN連結手続を継続するか否かを決定することができる。詳細な手続は、実施例7と
図9を参照して説明された。
【0035】
本発明が実施例とともに説明されたが、この実施例は、説明の便宜のためのものであって、本発明を限定しない。当業者に本発明の思想と範囲を逸脱しない限、実施例の一部が変形、追加、削除されることができることが自明である。