【文献】
登録時にショートカットキーを自動で割り当てるボタン型ランチャー「CLaunch」,[online],2004年 8月30日,[検索日:2016年6月21日],URL,http://forest.watch.impress.co.jp/article/2004/08/30/claunch.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記オブジェクトを表示する間にタッチイベントが前記オブジェクトに発生する場合に、アプリケーションのリストを表示し、前記表示中であるオブジェクトを終了した後に、前記アプリケーションのリストから選択されたアプリケーションを実行するための他のオブジェクトを表示することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機におけるアプリケーション実行装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、携帯端末機においてアプリケーションを迅速に実行することができる携帯端末機におけるアプリケーション実行装置及び方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、携帯端末機においてアプリケーションを迅速に切り替えることができる携帯端末機におけるアプリケーション実行装置及び方法を提供することにある。
【0008】
本発明のまた他の目的は、画面ウィンドウで対応するアプリケーションを実行しつつバックグラウンド画面上のコンテンツを容易に見ることができる携帯端末機におけるアプリケーション実行装置及び方法を提供することにある。
【0009】
本発明のさらにまた他の目的は、対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウで実行されたデータを他のアプリケーションのためのデータとして使用することができる携帯端末機におけるアプリケーション実行装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような目的を達成するために、本発明の実施形態の一態様によれば、携帯端末機におけるアプリケーション実行装置が、第1の画面上に第2のタッチイベントに従って第2のアプリケーションを実行し、上記第1の画面より小さい第2の画面を表示する表示部と、上記第2の画面の外部領域に対するタッチが感知される間に上記第2の画面が画面上で消えて上記第1の画面の全領域が表示されるようにし、上記第2の画面の外部領域に対するタッチが解除される場合に上記第2の画面が上記第1の画面上にさらに表示されるように制御する制御部とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の実施形態の他の態様によれば、携帯端末機におけるアプリケーション実行装置が、第1のタッチイベントに従って第1のアプリケーションを実行する第1の画面上に第2のタッチイベントに従って第2のアプリケーションを実行する第2の画面を半透明窓で表示することにより上記第1の画面が上記第2の画面を通して表示される表示部と、上記第2の画面上で入力動作が発生する時に、上記第2の画面下にある上記第1の画面には上記入力動作に従う動作が発生せず、上記第2の画面上にのみ上記入力動作に従う動作を実行するように制御する制御部とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明の実施形態のさらに他の態様によれば、携帯端末機におけるアプリケーション実行装置が、タッチイベントのタイプに従う対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを現在の画面に表示する表示部と、タッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを表示し、上記画面ウィンドウを表示する間に上記画面ウィンドウの外部領域に発生したタッチイベントに従って上記画面ウィンドウを隠すように制御する制御部とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明の実施形態のさらなる他の態様によれば、携帯端末機におけるアプリケーション実行方法は、第1の画面上に第2のタッチイベントに従って第2のアプリケーションを実行し、上記第1の画面より小さい第2の画面を表示するステップと、上記第2の画面の外部領域に対するタッチが感知される間に、上記第2の画面が画面上で消えて上記第1の画面の全領域が表示されるステップと、上記第2の画面の外部領域に対するタッチが解除される場合に、上記第2の画面が上記第1の画面上にさらに表示されるステップとを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の実施形態のさらに他の1つの態様によれば、携帯端末機におけるアプリケーション実行方法は、第1のタッチイベントに従って第1のアプリケーションを実行する第1の画面上に第2のタッチイベントに従って第2のアプリケーションを実行する第2の画面を半透明窓で表示することにより、上記第1の画面が上記第2の画面を通して表示されるステップと、上記第2の画面上で入力動作が発生する時に、上記第2の画面下にある上記第1の画面には上記入力動作に従う動作が発生せず、上記第2の画面上にのみ上記入力動作に従う動作を実行するステップとを有することを特徴とする。
【0015】
本発明の実施形態のさらなる他の態様によれば、携帯端末機におけるアプリケーション実行方法は、タッチイベントが発生する場合に、上記発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のためのオブジェクトを表示するステップと、上記オブジェクトを表示する間に上記オブジェクトの外部領域にタッチイベントが発生する場合に上記オブジェクトを隠すステップとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、携帯端末機におけるアプリケーション実行装置及び方法を提供することにより、ユーザーが希望する対応するアプリケーションを迅速に実行し転換することができ、画面ウィンドウで対応するアプリケーションを実行しつつバックグラウンド画面上のコンテンツを容易に見ることができる効果がある。また、対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウで実行されたデータを他のアプリケーションのためのデータとして使用することができるという効果がある。
【0017】
本発明の実施形態の上述した及び他の様相、特徴、及び利点は、以下の添付図面が併用された後述の詳細な説明から、より一層明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の実施形態による携帯端末機の構成を示す図である。
【
図2A】本発明の実施形態による携帯端末機におけるアプリケーションを実行する過程を示すフローチャートである。
【
図2B】本発明の実施形態による携帯端末機におけるアプリケーションを実行する過程を示すフローチャートである。
【
図3A】本発明の実施形態による携帯端末機におけるインターネットアクセスの間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図3B】本発明の実施形態による携帯端末機におけるインターネットアクセスの間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図3C】本発明の実施形態による携帯端末機におけるインターネットアクセスの間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図4A】本発明の実施形態による携帯端末機におけるメッセンジャーアプリケーションの使用の間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図4B】本発明の実施形態による携帯端末機におけるメッセンジャーアプリケーションの使用の間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図4C】本発明の実施形態による携帯端末機におけるメッセンジャーアプリケーションの使用の間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図5A】本発明の実施形態による携帯端末機における待機モードでメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図5B】本発明の実施形態による携帯端末機における待機モードでメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図5C】本発明の実施形態による携帯端末機における待機モードでメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図5D】本発明の実施形態による携帯端末機における待機モードでメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図6A】本発明の実施形態による携帯端末機におけるメッセージアプリケーションの使用の間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図6B】本発明の実施形態による携帯端末機におけるメッセージアプリケーションの使用の間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図7A】本発明の実施形態による携帯端末機における電子メールアプリケーションの使用の間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【
図7B】本発明の実施形態による携帯端末機における電子メールアプリケーションの使用の間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
添付の図面を参照した下記の説明は、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるような本発明の実施形態の包括的な理解を助けるために提供するものであり、この理解を助けるために様々な特定の詳細を含むが、唯一つの実施形態に過ぎない。従って、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、ここに説明する実施形態の様々な変更及び修正が可能あるということは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。また、明瞭性と簡潔性の観点から、当業者に良く知られている機能や構成に関する具体的な説明は、省略する。
【0020】
本発明の実施形態において、対応するアプリケーションを実行のために表示されるオブジェクトを画面ウィンドウを例に挙げて説明する。しかしながら、本発明において、対応するアプリケーションを実行のために表示されるオブジェクトは、画面ウィンドウだけでなく対応するアプリケーションに対する実行を表示するためのすべての表示機能を含むことができる。
【0021】
図1は、本発明の実施形態による携帯端末機の構成を示す図である。
【0022】
図1を参照すると、無線周波数(RF)部123は、携帯端末機の無線通信機能を実行する。RF部123は、送信信号の周波数をアップコンバートし、このアップコンバートされた信号を増幅するRF送信器(図示せず)と、受信信号を低雑音増幅し、増幅された信号の周波数をダウンコンバートするRF受信器(図示せず)とを含む。データ処理部120は、送信信号の符号化及び変調を行う送信器及びこの受信信号の復調及び復号化を行う受信器とを含む。言い換えれば、データ処理部120は、モデム(MODEM)及びコーデック(CODEC)を含むことができる。コーデックは、パケットデータを処理するデータコーデック及び音声のようなオーディオ信号又は他の同一のオーディオ信号を処理するオーディオコーデックを含む。オーディオ処理部125は、データ処理部120のオーディオコーデックから出力される受信オーディオ信号をスピーカSPKを用いて再生し、マイクロフォンMICにより受信される送信オーディオ信号をデータ処理部120のオーディオコーデックに転送する。
【0023】
キー入力部127は、数字及び文字情報を入力するためのキー及び各種機能を設定するための機能キーを含む。
【0024】
メモリ130は、プログラムメモリ及びデータメモリを含むことができる。プログラムメモリは、携帯端末機の一般的な動作を制御するためのプログラムを格納することができる。データメモリは、このようなプログラムの実行の間に発生するデータを一時的に格納することができる。メモリ130は、タッチイベントのタイプと関連した実行可能なアプリケーションのタイプに関する情報を格納することができる。
【0025】
本発明の実施形態によると、メモリ130は、アプリケーション実行のためにタッチスクリーンに発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための別の画面ウィンドウを表示するための制御プログラムを格納することができる。メモリ130は、対応するアプリケーション実行のための別の画面ウィンドウを表示する間に画面ウィンドウの外部領域で発生したタッチイベントに応じて画面ウィンドウを隠し、タッチイベントが終了する場合に画面ウィンドウを表示するための制御プログラムを格納することができる。
【0026】
制御部110は、携帯端末機の全般的な動作を制御する機能を実行する。制御部110は、アプリケーション実行のためにタッチスクリーン上に発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを表示し、この画面ウィンドウを表示する間に画面ウィンドウの外部領域に発生したタッチイベントに応じて画面ウィンドウを隠す。この時に、制御部110は、対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを現在の画面にオーバーラッピングすることにより別のウィンドウを表示することができる。
【0027】
制御部110は、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを表示する間に画面ウィンドウにタッチイベントが発生する場合に、タッチイベントが発生した画面ウィンドウを終了し、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを表示するように制御する。
【0028】
制御部110は、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを表示する間に画面ウィンドウにタッチイベントが発生する場合に、アプリケーションのリストを表示し、タッチイベントが発生した画面ウィンドウを終了した後にアプリケーションのリストで選択された対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを表示するように制御する。
【0029】
制御部110は、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを表示する間に、画面ウィンドウにタッチイベントが発生すると、タッチイベントが発生した画面ウィンドウを終了し、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを表示するように制御する。
【0030】
制御部110は、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウの外部領域に発生したタッチイベントが終了する場合に画面ウィンドウを表示するように制御する。
【0031】
制御部110は、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを隠した状態で、タッチイベントを保持しつつ発生したドラッグイベントを通して現在の画面で対応するアプリケーションが選択される場合に、画面ウィンドウで実行されたデータをタッチ及びドラッグイベントを通して選択された対応するアプリケーションのデータとして格納し、同時に隠された画面ウィンドウを終了するように制御する。
【0032】
制御部110は、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを隠した状態で、対応するアプリケーションに対するアップデートを実行するように制御する。この時に、制御部110は、同期化が可能なアプリケーションのみに対してアップデートを実行し、同期化時間が画面ウィンドウを表示した時間から隠された時間までの時間期間より大きいときだけ対応するアプリケーションに対するアップデートを実行するように制御する。
【0033】
制御部110は、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを表示する間に対応するアプリケーションのアップデートを実行することができ、又は画面のウィンドウが終了する時に対応するアプリケーションのアップデートを実行するように制御する。
【0034】
制御部110は、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを半透明ウィンドウで表示することができる。画面ウィンドウが半透明ウィンドウで表示することにより、ユーザーは、バックグラウンド画面の内容を見ながら半透明ウィンドウで表示される画面ウィンドウで対応するアプリケーションを実行することができる。この時に、半透明ウィンドウでアクティブされた画面ウィンドウで発生するユーザーの入力動作はバックグラウンド画面に影響なしに、画面ウィンドウだけで対応する動作を実行する。
【0035】
制御部110は、発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを表示する間に画面ウィンドウで終了が選択される場合に、対応するアプリケーションを実行する画面ウィンドウを終了するように制御する。
【0036】
カメラ140は、映像データを撮影し、撮影された光信号を電気信号に変換するカメラセンサーと、カメラセンサーから撮影されるアナログ映像信号をディジタルデータに変換する信号処理部を備える。ここで、カメラセンサーは、電荷結合素子(Charge-Coupled Device:CCD)又は相補型金属酸化膜半導体(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor:CMOS)センサーであることができ、信号処理部は、ディジタル信号処理部(Digital Signal Processor:DSP)で実現することができる。しかしながら、本発明は、これに限定されず、カメラセンサー及び信号処理部は、一体型で実現してもよく、又は分離して実現してもよい。
【0037】
映像処理部150は、カメラ140から出力される映像信号を表示部160に表示するためのイメージ信号処理(Image Signal Processing:ISP)を実行し、ISPは、ガンマ校正、インターポーレーション、空間的変化、イメージ効果、イメージスケール、自動ホワイトバランス(Automatic White Balance:AWB)、自動露出(Automatic Exposure:AE)、及び自動焦点(Automatic Focus:AF)のような機能及び他の同一のイメージ処理動作及び機能を実行する。したがって、映像処理部150は、カメラ140から出力される映像信号をフレーム単位で処理し、フレーム映像データを表示部160の特性及びサイズに合せて出力する。また、映像処理部150は、映像コーデックを含み、表示部160に表示されるフレーム映像データを所定のコーディング方式で圧縮するか又は圧縮されたフレーム映像データを元来のフレーム映像データに復元する機能を実行する。ここで、映像コーデックは、JPEG(Photographic Experts Group)コーデック、MPEG4(Moving Picture Experts Group 4)コーデック、ウェーブレット(Wavelet)コーデック、又は任意の他の同一のビデオコーデックを含むことができる。映像処理部150は、オンスクリーンディスプレー(On-Screen Display:OSD)機能を含み、制御部110の制御の下に表示される画面のサイズに従ってOSDデータを出力することができる。
【0038】
表示部160は、映像処理部150から出力される映像信号を表示する画面(図示せず)と、制御部110から出力されるユーザーデータとを含む。表示部160は、液晶ディスプレー(Liquid Crystal Display:LCD)、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレー、又は任意の他の適切なディスプレータイプでありことができる。LCDの場合に、表示部160は、LCD制御部、映像データを格納することができるメモリ及びLCDパネルを含むことができる。ここで、表示部160の画面をタッチスクリーン(touch screen)方式で実現する場合に、LCD又は他の適切なディスプレータイプは、入力部として機能する。この時に、キー入力部127のようなキーは、表示部160上に表示することができる。
【0039】
本発明の実施形態に従って、表示部160は、アプリケーション実行のために発生したタッチイベントのタイプに従って対応するアプリケーション実行のための画面ウィンドウを現在の画面上にオーバーラッピングすることにより別のウィンドウを表示する。
【0040】
図2A乃至
図2Bを参照して携帯端末機でアプリケーションを実行する動作について詳細に説明する。
【0041】
図2A及び
図2Bは、本発明の実施形態による携帯端末機におけるアプリケーションを実行する過程を示すフローチャートである。
【0042】
図1、
図2A、及び
図2Bを参照すると、ステップ201において、携帯端末機でアプリケーション実行のためのタッチイベントが発生する場合に、ステップ202において、制御部110は、発生したタッチイベントのタイプを判定し、この発生したタッチイベントのタイプに従ってアプリケーション実行のための画面ウィンドウAを表示する。
【0043】
ステップ202において、制御部110は、メモリ130を用いて発生したタッチイベントのタイプに対応するアプリケーションのタイプを検出した後に、検出されたアプリケーションを実行するための画面ウィンドウAを表示部160の現在の画面上にオーバーラッピングすることにより別のウィンドウを表示するように制御する。
【0044】
タッチイベントのタイプは、タッチ入力回数及びタッチ入力時間、すなわち、タッチ入力が発生する時間量に従って判定することができる。スタイラスペン(stylus pen)が使用される場合に、タッチイベントのタイプは、スタイラスペンに取り付けられたボタンを入力するか又は押す時に発生するタッチ入力の回数及びタッチ入力時間に従って判定することができる。
【0045】
ステップ202において画面ウィンドウAを表示する間に、制御部110は、ステップ203において、アプリケーション実行のためのタッチイベントが画面ウィンドウAの領域で発生するか否かを判定する。ステップ204において、タッチイベントが画面ウィンドウAで発生する場合に、制御部110は、メモリ130を用いて発生したタッチイベントのタイプに対応するアプリケーションのタイプを判定した後に、画面ウィンドウAの表示を終了し、検出されたアプリケーションを実行するための画面ウィンドウBを現在の画面上にオーバーラッピングすることにより別のウィンドウを表示する。
【0046】
図2には図示していないが、ステップ202において、制御部110は、画面ウィンドウAを表示する間に、画面ウィンドウAの領域でアプリケーション実行のためのタッチイベントが発生する場合に、アプリケーションのリストを表示することができ、対応するアプリケーションがアプリケーションリストから選択される場合に、制御部110は、画面ウィンドウAを終了し、選択されたアプリケーションを実行するための画面ウィンドウを現在の画面上にオーバーラップすることにより別のウィンドウを表示することができる。
【0047】
ステップ202において画面ウィンドウAを表示する間に、制御部110は、ステップ205において、画面ウィンドウAの外部領域でタッチイベントが発生するか否かを判定する。タッチイベントが画面ウィンドウAの外部領域で発生する場合に、制御部110は、ステップ206において画面ウィンドウAを非活性化してこれを隠す。したがって、画面ウィンドウAを非活性化して隠すタッチイベントのタイプは、様々なタッチ入力動作であることができる。したがって、画面ウィンドウAの外部領域でタッチ入力動作が保持される間に、画面ウィンドウAが隠されることにより、ユーザーは、画面ウィンドウAのバックグラウンド画面上のコンテンツを見ることができる。
【0048】
ステップ206において画面ウィンドウAを隠す間に、制御部110は、ステップ207において、タッチイベントが終了するか否か、すなわちタッチ入力が保持されないか否かを判定する。タッチイベントが終了する、すなわちタッチ入力が保持されない場合に、制御部110は、ステップ208において、画面ウィンドウAを活性化してこれを現在の画面上にさらに表示する。
【0049】
ステップ205乃至ステップ208において、ユーザーは、タッチイベントに応じて画面ウィンドウAの表示及び隠しを反復することにより、画面ウィンドウAのバックグラウンド画面上のコンテンツを見ながら画面ウィンドウAで対応するアプリケーションを実行することができる。
【0050】
ステップ206において画面ウィンドウAが隠される間に、ステップ207において発生したタッチイベントが保持される場合に、制御部110は、ステップ209においてドラッグイベントが発生するか否かを判定する。ドラッグイベントが発生する場合に、制御部110は、ステップ210において、対応するアプリケーションがタッチ及びドラッグイベントにより選択されるか否かを判定する。対応するアプリケーションがタッチ及びドラッグイベントにより選択される場合に、制御部110は、ステップ211において、画面ウィンドウAで実行されたデータをタッチ及びドラッグイベントにより選択された対応するアプリケーションのデータとして格納し、画面ウィンドウAの表示を終了する。
【0051】
例えば、制御部110が画面ウィンドウAを隠した後にメッセージアプリケーションを実行する現在の画面上でタッチ及びドラッグイベントによりメッセージ又は電子メールアプリケーションにより提供される接触のリストから対応する受信者が選択される場合に、画面ウィンドウA上で実行されたメモデータは、対応する受信者のデータとして格納されるか、又は制御部110がメッセージ/電子メールモードに自動で切り替えるか又はメッセージ又は電子メールアプリケーションに切り替えた後に、対応する受信者に送信されるメッセージ又は電子メールに添付データとして格納されることができる。例えば、制御部110が画面ウィンドウAを隠した後にカレンダーアプリケーションを実行する現在の画面上でタッチ及びドラッグイベントを通してカレンダーアプリケーションにより提供された日付のリストから対応する日が選択される場合に、画面ウィンドウAで実行されたメモデータは、選択された日に対応するデータとして格納されることができる。
【0052】
他の例として、メッセージアプリケーション、電子メールアプリケーション、及びアルバムアプリケーションのようなアプリケーションのタイプを示すアイコンが、制御部110が画面ウィンドウAを隠した後に待機モードにある現在の画面上でタッチ及びドラッグイベントにより選択される場合に、メッセージ又は電子メールモードに切り換えた後に画面ウィンドウA上で実行されたメモデータが添付データとして格納されるか、又は、アルバムから選択された映像に対応するデータとして格納されることができる。
【0053】
ステップ206において画面ウィンドウAを隠す間に、制御部110は、ステップ212において携帯端末機に設置されたアプリケーションをアップデートする。ステップ212において、制御部110は、同期化が可能なアプリケーションに対するアップデートを実行し、同期化時間が画面ウィンドウAが表示された時間から画面ウィンドウAが隠された時間までの時間期間より長い場合にのみ対応するアプリケーションのアップデートを実行することができる。制御部110は、画面ウィンドウAを表示する間に、対応するアプリケーションに対するアップデートを実行することができ、画面ウィンドウAが終了した場合にのみ対応するアプリケーションのアップデートを実行することができる。
【0054】
例えば、携帯端末機が画面ウィンドウが隠された状態のみで対応するアプリケーションに対するアップデートが設定される時に、メモアプリケーション実行のための画面ウィンドウAが現在実行しているメッセンジャーアプリケーションの現在の画面とオーバーラップするように表示される場合に、制御部110は、携帯端末機のアップデートを実行しない。その後に、画面ウィンドウAが隠される場合に、制御部110は、同期化が可能なメッセンジャーアプリケーションをアップデートするために、メッセンジャーアプリケーションに対する同期化時間を画面ウィンドウAが表示された時間から画面ウィンドウAが隠された時間までの時間期間と比較する。例えば、メッセンジャーアプリケーションに対する同期化時間が‘5秒’として設定され、画面ウィンドウAが表示された時間から画面ウィンドウAが隠された時間までの時間期間が‘3秒’である場合に、すなわち、メッセンジャーアプリケーションに対する同期化時間が画面ウィンドウAが表示された時間から画面ウィンドウAが隠された時間までの時間期間より長い場合に、制御部110は、メッセンジャーアプリケーションをアップデートする。例えば、制御部110は、画面ウィンドウAが見られる間に作られた対話内容を表示することにより、画面ウィンドウAが隠される度に発生し得る頻繁なアップデートを防止することができる。
【0055】
対応するアプリケーションのアップデートが画面ウィンドウAが隠された状態で発生するように設定される場合に、制御部110は、メモアプリケーションを表示するための画面ウィンドウAを現在の画面上にオーバーラッピング方式で表示する時に、同期化が可能なメッセンジャーアプリケーションのアップデートを実行し、これをバックグラウンド画面上に表示することができる。
【0056】
対応するアプリケーションのアップデートが画面ウィンドウAが終了する場合にのみ発生するように設定される場合に、制御部110は、画面ウィンドウAをメッセンジャーアプリケーションを表示する現在の画面上にオーバーラッピング方式で表示する間に画面ウィンドウAが完全に終了する時に、制御部110は、同期化が可能なメッセンジャーアプリケーションのアップデートを実行し、これを表示することができる。
【0057】
ステップ202において、画面ウィンドウAを表示する間に、制御部110は、ステップ213において、終了ボタン、キー又は入力が画面ウィンドウAで選択されるか否かを判定する。終了ボタン、キー又は入力が画面ウィンドウAで選択される場合に、制御部110は、ステップ214において、画面ウィンドウAの表示を終了する。
【0058】
図2A及び
図2Bにおいて、タッチイベントに応じて画面ウィンドウの表示及び隠しを実行する動作は、
図3A乃至
図7Bを参照して説明する。
【0059】
図3A乃至
図3Cは、本発明の実施形態による携帯端末機でインターネットアクセスの間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【0060】
図3A乃至
図3Cを参照すると、
図3Aに示すようにインターネットを通して記事、イメージ、ビデオ、又はウェブサイトを見る間に、タッチイベントが画面上に発生する領域に関係なく、メモアプリケーション実行のためのタッチイベントが記事を表示する画面上に発生する場合に、
図3Bに示すように、メモアプリケーション実行のための画面ウィンドウ161を記事を表示する現在の画面上にオーバーラッピングすることにより別のウィンドウを表示することができる。画面ウィンドウ161を表示する間に、全画面上でタッチイベント(すなわち、タッチ入力)が画面ウィンドウ161の外部領域で発生し保持される場合に、
図3Cに示すように、画面ウィンドウ161を隠し、これにより、ユーザーが記事を表示する現在の画面を見ることができるようにする。
図3Cに示すように、画面ウィンドウ161を隠す間に発生したタッチイベントが終了する場合に、
図3Bに示すように、現在の画面上に画面ウィンドウ161をオーバーラップするように別のウィンドウをさらに表示することができる。
【0061】
図4A乃至
図4Cは、本発明の実施形態による携帯端末機でメッセンジャーアプリケーションの使用の間にメモアプリケーションを実行する過程を示す図である。
【0062】
図4A乃至
図4Cを参照すると、
図4Aに示すように、メッセンジャーアプリケーションを実行する間に、タッチイベントが画面上に発生する領域に関係なく、メモアプリケーション実行のためのタッチイベントがメッセンジャーアプリケーションを表示する画面上に発生する場合に、例えば、所定の時間内に2回のタッチ入力が継続して発生する場合に、
図4Bに示すように、メモアプリケーション実行のための画面ウィンドウ161をメッセンジャーアプリケーション実行を表示する現在の画面にオーバーラッピングするように別のウィンドウが表示されることができる。
【0063】
図4Bに示すように、画面ウィンドウ161を表示する間に、画面ウィンドウ161を表示する領域ではない画面の領域でタッチイベントが発生し保持される場合に、
図4Cに示すように、画面ウィンドウ161を隠すことができ、したがって、ユーザーがメッセンジャーアプリケーションを表示する現在の画面を見ることができるようにする。アプリケーションのアップデートが画面ウィンドウ161が隠された状態のみで発生するように設定される時に、メッセンジャーアプリケーションに対する同期化時間が画面ウィンドウ161が表示される時間から画面ウィンドウが隠される時間までの時間期間より長い場合に、
図4Cに示すように、画面ウィンドウ161が隠された状態でメッセンジャーアプリケーションがアップデートされ、したがって、画面ウィンドウ161が表示される間に作られた対話内容を表示することができる。
図4Cに示す状態で発生したタッチ入力が終了する場合に、
図4Bに示すように、画面ウィンドウ161をさらに表示することができる。
【0064】
図5A乃至
図5Dは、本発明の実施形態による携帯端末機における待機モードでメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【0065】
図5A乃至
図5Dを参照すると、待機モードにおいて、
図5Aに示すように、メモアプリケーション実行のためのタッチイベントが発生する場合に、
図5B及び
図5Cに示すように、メモアプリケーション実行のための画面ウィンドウ161を待機モード画面上にオーバーラッピングするように別のウィンドウが表示される。
【0066】
図5B及び
図5Cに示すように、画面ウィンドウ161を表示する間に、画面ウィンドウ161を表示する領域ではない画面の領域でタッチイベントが発生し保持される場合に、
図5Dに示すように、画面ウィンドウ161が隠され、待機画面が表示される。
図5Dに示す状態で発生したタッチ入力が終了する場合に、
図5B及び
図5Cに示すように画面ウィンドウ161をさらに表示することができる。
【0067】
画面ウィンドウ161が隠された状態のみで対応するアプリケーションのアップデートが行われるように設定される場合に、
図5Cに示すように、画面ウィンドウ161が表示される間に現在の時間‘07:12’に対応するように時計ウィジェットの時間‘07:11’に対するアップデートが実行されない。画面ウィンドウ161が終了する時だけ対応するアプリケーションのアップデートが設定される場合に、
図5Dに示すように、画面ウィンドウ161を隠す間にも現在の時間‘07:12’に対応するように時計ウィジェットの時間‘07:11’に対するアップデートが実行されない。
【0068】
図6A乃至
図6Bは、本発明の実施形態による携帯端末機におけるメッセージアプリケーションの使用の間にメモアプリケーションを実行する過程を説明するための図である。
【0069】
図6A及び
図6Bを参照すると、メッセージアプリケーションを表示する現在の画面でメモアプリケーション実行に対応するタッチイベントが発生する場合に、
図6Aに示すように、メモアプリケーション実行のための画面ウィンドウ161をメッセージアプリケーションを表示する現在の画面にオーバーラッピングすることにより別のウィンドウを表示する。
図6Aに示すように、画面ウィンドウ161を表示する間に、画面ウィンドウ161を表示する領域ではない画面の領域でタッチイベントが発生し保持される場合に、
図6Bに示すように、画面ウィンドウ161が隠され、メッセージアプリケーションを表示する現在の画面が表示される。
図6Bに示す状態で発生したタッチ入力が終了する場合に、
図6Aに示すように画面ウィンドウ161をさらに表示することができる。
【0070】
図7A及び
図7Bは、本発明の実施形態による携帯端末機における電子メールアプリケーションの使用の間にメモアプリケーションを実行する過程を示す図である。
【0071】
図7A及び
図7Bを参照すると、電子メールアプリケーションを表示する現在の画面でメモアプリケーション実行に対応するタッチイベントが発生する場合に、
図7Aに示すように、メモアプリケーション実行のための画面ウィンドウ161を電子メールアプリケーションを表示する現在の画面にオーバーラッピングすることにより別のウィンドウを表示する。
【0072】
図7Aに示すように、画面ウィンドウ161を表示する間に、画面ウィンドウ161を表示する領域ではない画面の領域でタッチイベントが発生し保持される場合に、
図7Bに示すように、画面ウィンドウ161が隠され、電子メールアプリケーションを表示する現在の画面が表示される。
図7Bに示す状態で発生したタッチ入力が終了する場合に、
図7Aに示すように画面ウィンドウ161をさらに表示することができる。
【0073】
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。