(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
記憶部に格納された時刻表データベースを参照することにより、交通機関を利用した場合の所定の地点間の経路を示す経路情報と、当該経路における交通機関ごとの発着時間を示す時間情報とを含む路線情報を生成する生成部と、
前記生成部によって生成された路線情報が含む複数の経路のうち、所定の経路間における時間間隔の設定をユーザが利用する端末装置から受け付けるとともに、現在時刻と、現在時刻に対応する前記端末装置の位置情報とを受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けられた時間間隔の設定に基づいて、前記路線情報の経路情報を維持しつつ、前記時刻表データベースを参照して、前記路線情報の時間情報を更新するとともに、前記路線情報に含まれる時間情報及び経路情報と、前記受付部によって受け付けられた現在時刻及び現在時刻に対応する前記端末装置の位置情報とが適合しないと判定した場合には、当該位置情報に基づいて、当該路線情報が含む時間情報のうち、現在時刻以降の時間情報を更新する更新部と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0011】
〔1.情報処理システムによる処理の一例〕
まず、
図1乃至
図3を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理システム1による処理の一例を示す図である。
図1では、本願に係る端末装置に対応するユーザ端末10と、本願に係る情報処理装置に対応する情報処理装置100とを含む情報処理システム1が実行する処理の一例について説明する。具体的には、情報処理装置100は、ユーザ端末10から送信される要求に従い、交通機関に関する路線情報をユーザ端末10に提供するサービスに関する処理を行う。
【0012】
図1に示すように、情報処理システム1には、ユーザ端末10と、情報処理装置100とが含まれる。ユーザ端末10及び情報処理装置100は、図示しないネットワークN(例えば、インターネット)を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、
図1に示した情報処理システム1には、複数台のユーザ端末10や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
【0013】
ユーザ端末10は、ユーザU01によって利用される情報処理端末である。
図1の例では、ユーザ端末10は、スマートフォン(Smartphone)である。なお、ユーザ端末10は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット型端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、ウェアラブル端末(Wearable Device)等であってもよい。ユーザ端末10は、ユーザによる操作に従って、情報処理装置100との情報の送受信等を行う。なお、以下では、ユーザ端末10をユーザU01と表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザU01をユーザ端末10と読み替えることもできる。
【0014】
情報処理装置100は、ユーザ端末10等の情報処理端末から送信される要求に従い、交通機関に関する路線情報をユーザ端末10に提供するサーバ装置である。例えば、情報処理装置100は、ユーザ端末10から、ユーザ端末10の現在地や、移動しようとする目的地や、移動の開始時刻や、目的地に到着する到着時刻等の条件を受け付ける。そして、情報処理装置100は、各交通機関の運行計画(時刻表)を格納した時刻表データベース121にアクセスし、ユーザ端末10から受け付けた条件に沿う路線を検索する。情報処理装置100は、検索した路線を組み合わせることで、ユーザU01に提供する路線情報を生成する。続けて、情報処理装置100は、生成した路線情報をユーザ端末10に送信する。情報処理装置100は、例えば、路線情報を提供するサービス事業者によって管理される。
【0015】
さらに、情報処理装置100は、ユーザの要望に柔軟に対応することのできる路線検索サービスを提供する。具体的には、情報処理装置100は、路線情報を所定の記憶部に保存可能なように生成する。そして、情報処理装置100は、過去に生成した路線情報であって、ユーザ端末10側で保存されていた過去の路線情報に関して、ユーザの要望に応じた更新を行う。例えば、情報処理装置100は、路線情報に示された経路は保持したまま、各経路の地点(駅など)で滞在する時間をユーザに任意に選択させることで、過去の路線情報をユーザの要望に応じた路線情報へと更新する。このように、情報処理装置100は、ユーザが事前に立てた経路の計画に沿いつつ、ユーザが駅で滞在して食事をする時間を確保するといった、ユーザの要望に応えた柔軟な路線情報を提供することができる。以下、
図1乃至
図3を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の流れについて説明する。
【0016】
図1に示すように、ユーザ端末10は、自身が所望する条件に沿う路線情報の検索を情報処理装置100に要求する(ステップS11)。情報処理装置100は、時刻表データベース121にアクセスし、各交通機関の時刻表から条件に沿う路線を検索する。そして、情報処理装置100は、検索結果に基づいて、ユーザ端末10から送信された条件に沿う路線情報を生成する(ステップS12)。情報処理装置100は、生成した路線情報をユーザ端末10に送信する(ステップS13)。
【0017】
情報処理装置100が生成する路線情報には、経路ごとの出発駅や到着駅の名称や、鉄道の路線の名称や、駅の発着ホーム番号等を示す経路情報と、経路ごとの出発時刻や到着時刻を示す時間情報とが含まれる。なお、情報処理装置100は、種々の既知の技術を用いて、時刻表データベース121に基づいて路線情報を生成するようにしてもよい。また、情報処理装置100は、路線情報を所定の記憶部に記憶可能な情報として生成する。例えば、路線情報を取得したユーザU01は、ユーザ端末10が有する記憶部に路線情報を格納することができる(ステップS14)。
【0018】
ここで、
図2を用いて、情報処理装置100が生成する路線情報の一例を説明する。
図2は、実施形態に係る情報処理の一例を説明するための図(1)である。
図2に示すように、情報処理装置100が生成した路線情報は、ユーザ端末10に送信され、ユーザ端末10の画面上に表示される。なお、以下では、ユーザ端末10の状態遷移を図示する場合、左から順に第1状態、第2状態、・・・、第N状態(Nは任意の数)と表記する。
【0019】
図2の第1状態では、ユーザ端末10が、情報処理装置100から送信された路線情報を表示している状態を示している。
図2の第1状態のように、ユーザ端末10は、路線情報のうち、時刻情報22を画面左側に表示し、各時刻に対応するように経路情報24を画面右側に表示する。なお、
図2では、現在時刻が「11:21」であって、現在地が「東京都港区・・・」である場合に、現在地を出発地として「新横浜駅」までの経路をユーザU01が検索した例を示している。この場合、
図2の第1状態に示す路線情報は、例えば、「六本木駅」を「11:30」に出発する「AAA線 中目黒行」の電車に乗る経路や、「中目黒駅」に「11:39」に到着した後、「11:54」に出発する「BBB線 元町行」の電車に乗る経路を含むことを示している。
【0020】
その後、ユーザU01が、情報処理装置100から提供された路線情報を保存することを所望したとする。その場合、ユーザ端末10は、ユーザU01の操作に従い、路線情報を記憶部に格納する処理を行う。例えば、
図2の第2状態に示すように、ユーザ端末10は、ユーザU01の操作に従い、通知ボックス26を表示する。そして、ユーザ端末10は、ユーザU01が路線情報を保存することを選択する操作を行った場合、路線情報を記憶部に格納する処理を行う。
【0021】
図1に戻って説明を続ける。ユーザU01は、一度保存した路線情報を利用して、新たな計画を立てる場合がある。例えば、ユーザU01は、路線情報に示される移動の途中で、ある駅に所定時間だけ滞在することを所望するような計画を立てるものとする。このような場合、ユーザ端末10は、ユーザU01の操作に従い、記憶部に格納していた路線情報を再利用し、条件に沿う情報への更新を情報処理装置100に要求する(ステップS21)。
【0022】
情報処理装置100は、時刻表データベース121を参照し、ユーザU01が指定する条件に沿う情報となるよう、路線情報を更新する(ステップS22)。そして、情報処理装置100は、更新した路線情報をユーザ端末10に送信する(ステップS23)。
【0023】
ここで、
図3を用いて、情報処理装置100が路線情報を更新する処理の一例を説明する。
図3は、実施形態に係る情報処理の一例を説明するための図(2)である。路線情報を更新する処理の一例では、
図3の第1状態に示すように、ユーザ端末10が格納していた、過去に生成された路線情報の一覧がユーザ端末10の画面上に表示される。
【0024】
例えば、路線情報30は、「東京都港区・・・」を出発地とし、「新横浜」を目的地として検索された結果を示す路線情報である。また、路線情報30は、「2015年12月24日」に生成されたことを示している。また、路線情報30は、出発地を「11:21」に出発し、目的地に「12:20」に到着することを示している。また、
図3の第1状態に示すように、ユーザ端末10は、ユーザU01が過去に検索した結果である路線情報32や34を一覧に表示する。
図3の第1状態では、ユーザU01は、指F10を用いて、路線情報30を選択するものとする。言い換えれば、ユーザU01は、路線情報30を再利用し、路線情報30が含む情報に新たな条件を加えて、路線の検索を所望するものとする。
【0025】
路線情報30が選択された場合、
図3の第2状態に示すように、ユーザ端末10は、画面を遷移させ、選択された路線情報30が含む情報を表示する。ユーザ端末10は、路線情報30の再利用にあたり、経路ごとの到着時間をユーザU01が選択できるような態様で表示する。具体的には、ユーザ端末10は、「11:54」という時刻を示した時刻情報T01を、ユーザU01が指F10を用いて選択可能な態様で表示する。
【0026】
時刻情報T01が選択された場合、
図3の第3状態に示すように、ユーザ端末10は、画面を遷移させ、選択された時刻情報T01に対応する候補の一覧を表示する。
図3の第3状態に示された候補とは、路線情報30が示した経路と同経路(
図3の例では、所定の会社が提供する路線であるBBB線)であり、かつ、異なる時刻の出発時刻を有する経路である。すなわち、路線情報30では、時刻情報T01が示すように、「11:54」に出発するBBB線の電車が選択されているが、
図3の第3状態では、同経路の移動方法であり、かつ、異なる時刻の出発時刻を有する経路が候補として示されている。例えば、ユーザ端末10は、時刻「11:58」に出発する候補40や、時刻「12:00」に出発する候補42や、時刻「12:03」に出発する候補44や、時刻「12:07」に出発する候補46を、ユーザU01が選択可能なように表示する。
【0027】
ユーザU01は、例えば、「中目黒駅」において、現在の路線情報に示された時間よりも滞在時間を長くとることを所望したとする。この場合、ユーザU01は、
図3の第3状態に示された候補の一覧から、乗車する電車の発車時間を自由に選択することができる。
図3の第3状態の例では、ユーザU01は、ユーザ端末10に表示された候補のうち、時刻「12:07」に出発する候補46を選択するものとする。候補46が選択された場合、
図3の第4状態に示すように、ユーザ端末10は、画面を遷移させ、選択された候補46の時刻情報に更新された路線情報を新たに表示する。
【0028】
図3の第4状態に示すように、ユーザ端末10は、時刻情報T01が時刻情報T02に更新された路線情報を新たに表示する。この場合、更新された路線情報では目的地へ到着する時刻も更新されることになるため、ユーザ端末10は、更新された到着時刻である時刻情報T03を表示する。また、
図3の第4状態に示すように、更新された路線情報では、「中目黒駅」に「11:39」に到着した後、所定の時間間隔を空けて、「12:07」に出発する電車に乗るという計画に変更がなされている。この路線情報により、ユーザU01は、「中目黒駅」において、自身の所望する時間だけ滞在した後に、「12:07」に出発するBBB線の電車に乗ればよいということを把握できる。
【0029】
なお、ユーザ端末10は、ユーザU01から操作を受け付けるたび、受け付けた情報を情報処理装置100に送信する。情報処理装置100は、ユーザ端末10から送信された情報を受け付け、随時路線情報を更新する。情報処理装置100は、ユーザ端末10に更新した路線情報を送信する。そして、ユーザ端末10は、更新された路線情報を受け付け、受け付けた路線情報の画面への表示制御を行うことで、
図3に示すような表示を実現する。
【0030】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、交通機関を利用した場合の所定の地点間の経路を示す経路情報と、経路における交通機関ごとの発着時間を示す時間情報とを含む路線情報を生成する。また、情報処理装置100は、生成した路線情報が含む複数の経路のうち、所定の経路間における時間間隔の設定をユーザ端末10から受け付ける。そして、情報処理装置100は、受け付けられた時間間隔の設定に基づいて、路線情報が含む経路情報を維持しつつ、路線情報中の時間情報を更新する。
【0031】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの要望に柔軟に対応した路線検索サービスを提供することができる。すなわち、情報処理装置100によれば、過去にユーザU01が検索し、生成した路線情報を再利用し、新たな時間情報に更新した路線情報をユーザU01に提供することができる。このため、ユーザU01は、例えば、予め計画した経路に関する情報を無駄にすることなく、自身の所望する時間間隔を自由に設定した路線情報を生成させることができる。例えば、ユーザU01は、路線情報を生成した後に、路線情報が含む経路のチケットを購入する場合がある。しかしながら、ユーザU01が新たに路線情報を検索しようとすると、検索する日時によっては、自身が購入したチケットとは異なる経路を提供される。このような場合、ユーザU01は、自身が購入したチケットを有効に活用できない事態も起こり得る。一方、情報処理装置100によれば、過去にユーザU01が生成した路線情報の経路を維持したまま、ユーザU01による自由なカスタマイズが施された路線情報が提供されるため、ユーザU01は、自身が望む路線情報を取得することができる。
【0032】
なお、
図1乃至
図3では、路線情報として主に電車を用いた移動に関する情報を例に示したが、情報処理装置100が提供する情報は、電車による移動に関する情報に限られない。すなわち、情報処理装置100は、時刻表が定められた交通機関であれば、飛行機やバスや船舶など、あらゆる交通機関に関する情報を路線情報として提供可能である。この場合であっても、情報処理装置100は、経路情報を維持しつつ、ユーザU01の要望に沿う路線情報のカスタマイズを受け付けることができるため、ユーザU01の事前の計画を無駄にしないような情報提供を行うことができる。
【0033】
また、情報処理装置100は、上述の情報処理について、所定のアプリケーション(以下、「アプリ」と表記する)を介して行ってもよい。すなわち、実施形態に係るユーザ端末10は、予め所定のアプリをインストールし、アプリを介して、情報処理装置100との情報の送受信や、ユーザU01からの入力操作を受け付けてもよい。
【0034】
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、
図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。
図4は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。
図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100を管理する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0035】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10との間で情報の送受信を行う。
【0036】
(記憶部120について)
記憶部120は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部120は、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、例えば、時刻表データベース121を有する。
【0037】
時刻表データベース121は、各交通機関の運行情報を記憶する。例えば、時刻表データベース121は、電車であれば、各路線の電車の発着駅や、出発時刻や到着時刻、到着ホーム等を記憶する。
【0038】
なお、時刻表データベース121は、情報処理装置100内部に備えられず、各交通機関など、外部のサーバに備えられてもよい。この場合、後述する取得部132は、外部のサーバにアクセスすることで、各交通機関の運行情報を取得する。また、時刻表データベース121が保持するデータは、一つの装置ではなく、複数の装置に分散されて保持されていてもよい。
【0039】
(制御部130について)
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0040】
図4に示すように、制御部130は、受付部131と、取得部132と、生成部133と、更新部134と、送信部135とを有し、以下に説明する機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば、他の構成であってもよい。
【0041】
(受付部131について)
受付部131は、各種情報を受け付ける。例えば、受付部131は、ユーザ端末10から、路線情報の生成に関する要求を受け付ける。この場合、ユーザ端末10は、例えば、所定のユーザインターフェースを用いて、出発地や目的地、出発時刻や到着時刻などの情報を入力することにより、情報処理装置100に情報を送信する。これにより、受付部131は、ユーザ端末10から送信される情報であって、後述する各処理部が実行する処理に用いられる情報を受け付ける。なお、所定のユーザインターフェースとは、例えば、情報処理装置100側がユーザ側に提供する路線検索アプリや、路線検索のサービスを提供するウェブページ等である。
【0042】
また、受付部131は、後述する生成部133によって生成された路線情報の経路間における時間間隔の設定をユーザから受け付ける。例えば、受付部131は、ユーザU01が利用する端末装置であるユーザ端末10に過去に記憶された路線情報に対して、経路間における時間間隔の設定をユーザU01から受け付ける。具体的には、受付部131は、ユーザ端末10から受け付けた路線情報に経路が複数含まれる場合に、経路と経路との間でユーザU01が所望するだけの時間間隔の設定を受け付ける。
【0043】
例えば、受付部131は、路線情報が含む経路ごとの交通機関の出発時間又は到着時間をユーザに選択させることにより、当該路線情報の経路間における時間間隔の設定を受け付ける。すなわち、受付部131は、
図3の第3状態で示したような、経路における交通機関の出発時間の候補の一覧からユーザU01が選択した時間を受け付けることにより、経路間における時間間隔の設定を受け付ける。なお、受付部131が受け付ける時間間隔の設定は、経路における交通機関の到着時間の候補の一覧から選択されることで受け付けられてもよい。
【0044】
また、受付部131は、記憶部120に記憶する情報を受け付けてもよい。例えば、受付部131は、各交通機関のサーバから時刻表の更新の通知があった場合には、更新された時刻表のデータを受け付ける。
【0045】
(取得部132について)
取得部132は、各種情報を取得する。例えば、取得部132は、受付部131によって受け付けられた各種情報を取得する。具体的には、取得部132は、各交通機関によって更新された時刻表データが受け付けられた場合には、更新された時刻表データを取得する。そして、取得部132は、取得したデータを用いて時刻表データベース121を更新する。
【0046】
また、取得部132は、後述する各処理部が処理に用いる情報を取得する。例えば、取得部132は、生成部133や更新部134の処理に用いられる時刻表データを時刻表データベース121から適宜取得する。
【0047】
また、取得部132は、ユーザ端末10から各種情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、受付部131によって路線情報の生成の要求がユーザ端末10から受け付けられた場合に、ユーザ端末10の現在位置を示す位置情報を取得する。これにより、受付部131がユーザU01から出発地の指定を受け付けなくとも、情報処理装置100側は、ユーザU01の現在地を出発地と仮定し、ユーザU01から受け付けた路線検索の処理を進めることができる。
【0048】
(生成部133について)
生成部133は、各種情報を生成する。例えば、生成部133は、ユーザ端末10から送信される情報に基づいて、交通機関を利用した場合の所定の地点間の経路を示す経路情報と、経路における交通機関ごとの発着時間を示す時間情報とを含む路線情報を生成する。
【0049】
生成部133が生成する路線情報は、経路情報として、電車や飛行機などの移動手段や、駅名や空港名など、基点となる地点の名称を含む。また、経路情報は、地点間の移動経路である路線の名称や行先の名称や、駅のホームの番号などの詳細な地点の情報などを含んでもよい。生成部133が生成する路線情報は、時間情報として、経路における基点からの出発時間及び到着時間、また、基点間の移動にかかる時間を含む。
【0050】
なお、生成部133は、所定の記憶部に記憶可能な情報として路線情報を生成する。例えば、生成部133は、情報処理装置100が提供するサービスを利用するユーザ端末10の記憶部15に記憶可能な情報として、路線情報を生成する。これにより、ユーザU01は、一度生成された路線情報をメモとして活用することができる。また、ユーザU01は、一度生成された路線情報を基にして、時間情報の更新を情報処理装置100に要求することができる。
【0051】
(更新部134について)
更新部134は、路線情報の更新処理を行う。例えば、更新部134は、受付部131によって受け付けられた時間間隔の設定に基づいて、路線情報の経路情報を維持しつつ、路線情報の時間情報を更新する。
【0052】
具体的には、更新部134は、更新を所望するユーザU01から提示された路線情報に対して、路線情報に既に示された移動手段や経路を変更することなく、経路における出発時刻や到着時刻を変更した路線情報へと更新する。例えば、更新部134は、電車であれば、交通機関が提供する路線は変更しないようにしつつ、ユーザU01から提示される時間間隔の希望を満たすように時間情報を更新する。
【0053】
なお、更新部134は、受付部131によって時間間隔の設定が受け付けられた場合に、時間間隔の設定を受け付けた以降の経路に対応する時間情報を更新することにより、路線情報を更新する。すなわち、更新部134は、時間間隔の設定を受け付けることにより変更された経路に対応する時間情報のみならず、その後の経路の時間情報を適宜更新する。これにより、ユーザU01は、ある駅での滞在時間を変更するだけで、移動の計画にかかる全体の情報が更新された路線情報を取得することができる。
【0054】
また、更新部134は、時間情報を更新した場合に、元の路線情報のデータを上書きすることなく、新たに路線情報を生成するようにしてもよい。この場合、ユーザU01は、時間情報が更新された路線情報と、元の路線情報のデータをともに保持することができる。このため、ユーザU01は、路線情報ごとの比較を行ったり、メモとして複数の路線情報を保持したりすることができ、より路線情報の提供サービスを有用に活用することができる。
【0055】
(送信部135について)
送信部135は、各種情報を送信する。例えば、送信部135は、生成部133が生成した路線情報をユーザ端末10に送信する。また、送信部135は、更新部134が更新した路線情報をユーザ端末10に送信する。
【0056】
なお、送信部135は、受付部131が受け付けた情報に応答して、各種情報をユーザ端末10に送信してもよい。例えば、送信部135は、受付部131によって路線情報の編集の要求を受け付けた場合には、変更可能な経路について、各経路の候補の一覧の情報をユーザ端末10に送信する。
【0057】
〔3.ユーザ端末の構成〕
次に、
図5を用いて、実施形態に係るユーザ端末10の構成について説明する。
図5は、実施形態に係るユーザ端末10の構成例を示す図である。
図5に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、表示部13と、検知部14と、記憶部15と、制御部16とを有する。なお、ユーザ端末10が有する各処理部の接続関係は、
図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0058】
(通信部11について)
通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC等によって実現される。
【0059】
(入力部12について)
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、ユーザ端末10に備えられた操作キー等によって実現される。また、入力部12には、画像を撮影するための撮像装置(カメラ等)や、音声を集音する集音機器(マイク等)が含まれてもよい。
【0060】
(表示部13について)
表示部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、表示部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12の一部と表示部13とは一体化される。
【0061】
(検知部14について)
検知部14は、ユーザ端末10に対する各種操作や、ユーザ端末10の周囲の環境情報等を検知する。例えば、検知部14は、各種情報を検知するセンサやアンテナにより実現される。具体的には、検知部14は、ユーザ端末10と接続されている機器に関する通信状況や、ユーザ端末10の周囲の照度や騒音、ユーザ端末10の物理的な動き、ユーザ端末10の位置情報等を検知する。
【0062】
例えば、検知部14は、GPS(Global Positioning System)衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいてユーザ端末10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度及び経度)を検知してもよい。例えば、ユーザ端末10は、検知部14によって検知された位置情報に基づいて、路線情報の検索を要求することができる。
【0063】
また、検知部14は、ユーザ端末10の周囲の音を収集するマイクロフォンや、ユーザ端末10の周囲の照度を検知する照度センサや、ユーザ端末10の物理的な動きを検知する加速度センサ(又は、ジャイロセンサなど)や、ユーザ端末10の周囲の湿度を検知する湿度センサや、ユーザ端末10の所在位置における磁場を検知する地磁気センサ等を有してもよい。この場合、検知部14は、加速度センサの機能を用いて、ユーザ端末10を利用するユーザの歩行数や行動のパターンを検知する。また、検知部14は、加速度センサの機能を用いて、ユーザ端末10が動作しているか、静止しているか、などを示す動作情報を一定時間間隔ごとや、ユーザ端末10が動作したタイミングごとに検知してもよい。
【0064】
(記憶部15について)
記憶部15は、各種情報を記憶する。記憶部15は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図5に示す例では、記憶部15は、路線情報記憶部151を有する。
【0065】
(路線情報記憶部151について)
路線情報記憶部151は、情報処理装置100によって生成された路線情報を記憶する。ここで、
図6に、実施形態に係る路線情報記憶部151の一例を示す。
図6は、実施形態に係る路線情報記憶部151の一例を示す図である。
図6に示した例では、路線情報記憶部151は、「路線情報ID」、「生成日時」、「出発地/出発時刻」、「経路1/時刻1」、「経路2/時刻2」、「目的地/到着時刻」といった項目を有する。
【0066】
「路線情報ID」は、路線情報を識別するための識別情報を示す。「生成日時」は、路線情報が生成された日時を示す。「出発地/出発時刻」は、路線情報における出発地と、出発の時刻を示す。なお、ユーザU01が出発地を指定しない場合、ユーザ端末10は、ユーザ端末10の現在地の位置情報を出発地と仮定し、情報処理装置100に位置情報を送信するようにしてもよい。
【0067】
「経路1/時刻1」や「経路2/時刻2」は、路線情報に含まれる経路ごとの経路情報と時間情報とを示す。なお、路線情報における経路とは、例えば、基点となる地点(例えば、駅)から所定の交通機関を経て、次の基点となる地点(例えば、乗り換えのために降車する駅など)までの移動に関する経路を示す。「目的地/到着時刻」は、路線情報における目的地と、目的地に到着する予定時刻を示す。
【0068】
すなわち、
図6に示した例では、路線情報ID「R01」で識別される路線情報は、「2015年12月24日11:21」に生成されたことを示す。また、路線情報の出発地は「東京都港区・・・」であり、出発時刻は「11:21」である。また、路線情報の経路には、経路1として、「出発地」から「徒歩」で「六本木駅」に向かう経路が含まれ、その経路の時間情報は、出発時刻「11:21」と到着時刻「11:27」が設定されていることを示している。また、路線情報の経路には、経路2として、「六本木駅」から「AAA線」の「電車」で「中目黒駅」に向かう経路が含まれ、その経路の時間情報は、出発時刻「11:30」と到着時刻「11:39」が設定されていることを示している。そして、路線情報の目的地は「新横浜駅」であり、到着時刻は「12:20」であることを示している。
【0069】
なお、路線情報記憶部151には、さらに、電車が発着するホーム番号や、空港の搭乗口の番号や、バス乗り場の番号など、詳細な経路情報が記憶されてもよい。
【0070】
(制御部16について)
制御部16は、例えば、CPUやMPU等によって、ユーザ端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部16は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0071】
制御部16は、ユーザ端末10において行われるユーザU01からの操作を受け付ける処理や、情報処理装置100との情報を送受信する処理や、情報処理装置100から受信した情報を画面である表示部13に表示制御する処理など、各種処理を制御する。
図5に示すように、制御部16は、受信部161と、表示制御部162と、要求処理部163と、送信部164とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。例えば、制御部16は、RAMを作業領域として上述したアプリを実行することにより、各種情報処理を実現する。なお、制御部16の内部構成は、
図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0072】
(受信部161について)
受信部161は、各種情報を受信する。例えば、受信部161は、情報処理装置100から送信される情報を受信する。また、受信部161は、検知部14が検知する各種情報を受信し、取得する。受信部161が受信する情報は、例えば、表示制御部162が実行する表示処理や、要求処理部163が実行する要求処理に利用される。
【0073】
(表示制御部162について)
表示制御部162は、ユーザ端末10における情報の表示制御処理を行う。具体的には、表示制御部162は、ユーザ端末10内部の情報や、受信部161が受信した情報等を画面である表示部13に表示する処理を行う。
【0074】
また、表示制御部162は、ユーザU01から入力される操作に従い、表示する画面を遷移させる処理を行う。例えば、表示制御部162は、画面に表示されている所定の情報をユーザU01が選択した場合等に、表示している画面を遷移させ、新たな情報を画面に表示する処理を行う。
【0075】
(要求処理部163について)
要求処理部163は、情報処理装置100との情報のやり取りにおいて、ユーザ端末10から送信する要求を処理する。例えば、要求処理部163は、画面に表示された所定の情報をユーザU01が選択した場合に、選択した情報を、情報処理装置100に対する要求へ変換する。
【0076】
例えば、要求処理部163は、路線情報の時間間隔の設定として、情報処理装置100から提示された候補をユーザU01が選択した場合に、選択された候補を更新の要求に関する情報へと変換する。すなわち、要求処理部163は、ユーザU01の操作に応答して、情報処理装置100へ要求するための情報を生成する。要求処理部163は、生成した情報を送信部164へ送ることで、送信部164や受信部161を介して、情報処理装置100との情報のやり取りを行う。
【0077】
(送信部164について)
送信部164は、各種情報を送信する。例えば、送信部164は、情報処理装置100に対して所定の情報を送信する。具体的には、送信部164は、出発地や目的地の情報を情報処理装置100に送信する。言い換えれば、送信部164は、ユーザU01により指定された出発地や目的地の情報を送信することで、情報処理装置100へ路線情報の生成を要求する。この場合、送信部164は、検知部14によって検知されたユーザ端末10の位置情報や、ユーザ端末10を識別する情報や、ユーザU01を識別する情報等を情報処理装置100に送信してもよい。
【0078】
〔4.処理手順〕
次に、
図7及び
図8を用いて、実施形態に係る情報処理装置100による処理の手順について説明する。
図7は、実施形態に係る情報処理の手順を示すフローチャート(1)である。
図7では、情報処理装置100が、ユーザ端末10から路線情報の生成の要求を受け付けた場合の処理の流れについて説明する。
【0079】
図7に示すように、情報処理装置100に係る受付部131は、路線情報の検索要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。路線情報の検索要求を受け付けていない場合には(ステップS101;No)、受付部131は、受け付けるまで待機する。
【0080】
一方、路線情報の検索要求を受け付けた場合には(ステップS101;Yes)、取得部132は、ユーザ端末10から受け付けた条件に沿う経路や時間の情報を時刻表データベース121から取得する(ステップS102)。
【0081】
そして、生成部133は、取得部132によって取得された情報に基づいて、条件に沿う路線情報を生成する(ステップS103)。その後、送信部135は、生成部133が生成した路線情報をユーザ端末10に送信する(ステップS104)。
【0082】
次に、
図8を用いて、情報処理装置100が、路線情報を更新する処理の流れについて説明する。
図8は、実施形態に係る情報処理の手順を示すフローチャート(2)である。
【0083】
図8に示すように、情報処理装置100に係る受付部131は、過去に生成した路線情報の再利用を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。路線情報の再利用を受け付けていない場合には(ステップS201;No)、受付部131は、受け付けるまで待機する。
【0084】
一方、路線情報の再利用を受け付けた場合には(ステップS201;Yes)、取得部132は、ユーザU01から選択された経路に関する情報を時刻表データベース121から取得する(ステップS202)。
【0085】
そして、送信部135は、ユーザU01から選択された経路のうち、異なる時間情報を有する経路を候補として、ユーザU01に送信する(ステップS203)。その後、受付部131は、ユーザU01によって候補が選択されたか否かを判定する(ステップS204)。候補が選択されるまでは(ステップS204;No)、受付部131は、選択されるまで待機する。
【0086】
一方、候補が選択された場合には(ステップS204;Yes)、更新部134は、受け付けた候補に対応させて、路線情報を更新する(ステップS205)。その後、送信部135は、更新した路線情報をユーザ端末10に送信する(ステップS206)。
【0087】
〔5.変形例〕
上述した情報処理システム1による処理は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム1の他の実施形態(変形例)について説明する。
【0088】
〔5−1.任意の指定〕
上記実施形態では、ユーザU01が、情報処理装置100によって提示された経路の候補を選択することによって、路線情報に含まれる経路間の時間間隔の設定の変更を要求する例を示した。ここで、情報処理装置100は、より柔軟に、ユーザU01から時間間隔の設定の変更を受け付けるようにしてもよい。この点について、
図9を用いて説明する。
【0089】
図9は、変形例に係る情報処理の一例を説明するための図(1)である。
図9の第1状態に示すように、ユーザU01は、指F10を用いて時刻情報T11を選択することで、時刻情報T11に対応する経路の時間情報の変更を要求する。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU01の操作に応じて、時刻の選択を受け付ける。
【0090】
ここで、情報処理装置100は、時間間隔の設定をユーザU01が任意に選択できるよう、通知ボックス50をユーザ端末10の画面に表示させる。
図9の第2状態に示すように、通知ボックス50には、「中目黒駅にどのくらい滞在しますか?」といったメッセージとともに、ユーザU01が任意に時間を選択することのできる入力ボックス52が表示される。
【0091】
ユーザU01は、入力ボックス52に任意の数字を入力することができる。
図9の第2状態に示す例では、ユーザU01は、「60」分を指定したものとする。情報処理装置100は、ユーザU01に入力された60分という数値を、当駅でユーザU01が滞在を希望する時間として受け付ける。そして、情報処理装置100は、ユーザU01の希望に従い、時刻情報T11を時刻情報T12へと更新する。
【0092】
図9の第3状態に示すように、時刻情報T12は、「12:43」へと更新される。これは、
図9に示す路線情報のうち、中目黒駅を出発する経路において、時刻情報T11が示す「11:54」に出発する電車から、時刻情報T12が示す「12:43」に出発する電車へと更新されたことを示す。この更新により、ユーザU01は、中目黒駅の到着から出発までの時間間隔として「60分」を確保することができるため、自身の要望を満たす路線情報を取得することができる。なお、この場合、路線全体に関する時間情報も更新されるため、ユーザ端末10は、更新された時間情報54を表示する。例えば、
図9の第3状態が示す路線情報では、時刻情報T13が示すように、到着時刻が「13:15」に更新される。
【0093】
このように、情報処理装置100は、路線情報が含む経路間において、ユーザU01が所望する任意の時間の入力を受け付けることにより、路線情報の経路間における時間間隔の設定を受け付けるようにしてもよい。これにより、情報処理装置100は、より詳細なユーザU01の要望に応えることのできる路線情報を提供することができる。なお、情報処理装置100は、
図9の例のように、具体的な数字の要求を受け付けなくてもよい。例えば、情報処理装置100は、「通常より長く滞在する」といったような選択肢をユーザU01から受け付けることで、経路間の時間間隔の設定を通常よりも長い時間だけ確保するなど、柔軟にユーザU01の要望に応えるようにしてもよい。
【0094】
〔5−2.時間の固定〕
上記実施形態では、情報処理装置100は、路線情報に含まれる経路間の時間間隔の設定の変更を受け付けることにより、受け付けた経路以降の時間を更新する例を示した。ここで、情報処理装置100は、最終的な到着時間は固定したままで、経路間における時間間隔の設定の変更を受け付けるようにしてもよい。この点について、
図10を用いて説明する。
【0095】
図10は、変形例に係る情報処理の一例を説明するための図(2)である。
図10の第1状態に表示する路線情報では、検索結果60に示すように、到着時間が「14:00」に指定されている。情報処理装置100は、このような指定がある路線情報については、目的地の到着時刻が「14:00」迄になるよう、途中の経路を割り当てることで生成する。
【0096】
図10の第1状態に示すように、ユーザU01は、指F10を用いて時刻情報T21を選択することで、時刻情報T21に対応する経路の時間情報の変更を要求する。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU01の操作に応じて、時刻の選択を受け付ける。
【0097】
ここで、情報処理装置100は、
図9と同様、時間間隔の設定をユーザU01が任意に選択できるよう、通知ボックス62をユーザ端末10の画面に表示させる。
図10の第2状態に示す例では、ユーザU01は、「60」分を指定したものとする。この場合、情報処理装置100は、ユーザU01の希望に従い、中目黒駅での滞在時間を60分確保するように、路線情報を更新する。
【0098】
ここで、情報処理装置100は、到着時刻が「14:00」より遅くならないよう、到着時刻よりも前の経路において、時間情報を更新する。例えば、情報処理装置100は、中目黒駅での滞在時間を60分確保し、かつ、到着時刻が「14:00」より遅くならない経路として、中目黒駅を「13:33」に出発する電車を利用する経路に変更する。そして、情報処理装置100は、ユーザU01から指定された経路以外の経路についても、条件に沿うように変更する。
【0099】
そして、情報処理装置100は、更新した路線情報をユーザ端末10に送信する。
図10の第3状態に示すように、ユーザ端末10は、更新された時刻情報T22や、時刻情報T23を含む路線情報を表示する。この路線情報は、時刻情報T24に示すように、到着時刻「14:00」という指定を満たすとともに、中目黒駅での滞在時間を60分以上確保するものとなっている。
【0100】
このように、情報処理装置100は、路線情報における出発点の出発時間、又は終点の到着時間を維持したまま、受け付けられた時間間隔の設定に基づいて、路線情報の時間情報を更新するようにしてもよい。これにより、情報処理装置100は、より詳細なユーザU01の要望に応えることのできる路線情報を提供することができる。
【0101】
〔5−3.時間の設定〕
なお、情報処理装置100は、
図9の例のように、具体的な数字の要求を受けなくてもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザU01が選択する行動種別に応じて、経路間の時間間隔の設定を受け付けるようにしてもよい。
【0102】
例えば、情報処理装置100は、ユーザU01に対して、「食事」や「休憩」や「買い物」といった行動種別の選択肢を提示する。また、情報処理装置100は、行動種別ごとに対応する時間間隔を予め設定する。例えば、情報処理装置100は、「食事」に対しては、「60」分といった時間間隔を予め設定する。そして、情報処理装置100は、例えば、路線情報のうち所定の基点において、「食事」が選択された場合には、所定の基点で「60」分の時間間隔を設ける処理を行う。これにより、ユーザU01は、時間間隔を入力せず、自身の所望する行動を選択することで、経路間に時間間隔を設けた路線情報を生成させることができる。
【0103】
なお、情報処理装置100は、「通常より長く滞在する」といったような選択肢をユーザU01から受け付けることで、経路間の時間間隔の設定を通常よりも長い時間だけ確保するなど、柔軟にユーザU01の要望に応えるようにしてもよい。
【0104】
〔5−4.位置情報に基づく更新〕
また、情報処理装置100は、路線情報に含まれる時間情報と、現在時刻と、ユーザの位置情報とに基づいて、時間情報を更新する処理を行ってもよい。
【0105】
例えば、情報処理装置100は、路線情報を送信したユーザであるユーザU01の位置情報を適宜受け付ける。そして、情報処理装置100は、路線情報に含まれる時間情報に対して、現在時刻における位置情報が路線情報の示す時間情報と適合している否かを判定する。これにより、情報処理装置100は、ユーザU01が路線情報のとおりに移動を行うことができているかをリアルタイムで判定することができる。なお、情報処理装置100は、例えばユーザ端末10との定期的な通信(例えば、30秒毎など)を行うことにより、ユーザU01の位置情報を受け付けることができる。
【0106】
そして、情報処理装置100は、ユーザU01が路線情報のとおりに移動を行うことができていないと判定した場合、路線情報の時間情報を更新する。例えば、ユーザU01がいずれかの駅で路線情報に示された時刻以上に滞在してしまったことで、路線情報に示された経路での移動が困難になる場合がある。情報処理装置100は、このような場合に、現在時刻と、ユーザU01の位置情報を受け付けることにより、ユーザU01の現在の移動に係る路線情報の時間情報を更新する。具体的には、情報処理装置100は、路線情報とおりに移動できなかったユーザU01の現時点での位置情報を把握し、現時点からのユーザU01にとって適する移動計画であって、経路情報を維持しつつ、時間情報を変更した移動計画となる路線情報に更新する。そして、情報処理装置100は、更新された路線情報をユーザU01が所有するユーザ端末10に送信する。これにより、ユーザU01は、移動中に経路の基点において滞在時間を変更した場合であっても、リアルタイムに正確な路線情報を取得することができる。
【0107】
また、情報処理装置100は、上記のような路線情報の更新を行う場合、特定の経路の時間情報を変更するか否かの設定を受け付けてもよい。例えば、路線情報に飛行機や新幹線を利用する経路が含まれる場合、ユーザU01は、それらの交通機関のチケットを既に購入している場合がありうる。この場合、ユーザU01は、それらの特定の経路については、時間情報を変更させることを望まないと想定される。このため、情報処理装置100は、事前にチケットを購入する可能性の高い経路が路線情報に含まれる場合、それらの路線に関しては、時間情報を変更しない、といった設定を受け付けてもよい。なお、情報処理装置100は、これらの設定を情報処理装置100の管理者、すなわち、サービス側で行ってもよいし、ユーザU01から受け付けるオプションとして行ってもよい。
【0108】
このように、情報処理装置100は、現在時刻と、現在時刻に対応するユーザU01の位置情報とを受け付けてもよい。そして、情報処理装置100は、現在時刻に対応するユーザU01の位置情報に基づいて、路線情報が含む時間情報のうち、現在時刻以降の時間情報を更新する。具体的には、情報処理装置100は、現在時刻以降の時間情報に対応する経路に関して、路線情報が示す経路情報に沿ってユーザU01が移動可能となるように、現在時刻以降の時間情報を更新する。
【0109】
すなわち、情報処理装置100は、ユーザU01が特段の意識をせずに駅に滞在した場合であっても、その状況に適して更新された路線情報をユーザU01に提供することができる。
【0110】
さらに、情報処理装置100は、路線情報のうち、特定の経路(例えば、飛行機や新幹線など、既にチケットを購入している可能性の高い経路)に対応する時間情報を維持する設定を受け付けてもよい。そして、情報処理装置100は、現在時刻以降の時間情報のうち、特定の経路に関しては時間情報を維持しつつ、他の経路に対応する時間情報を更新するようにしてもよい。
【0111】
このように、情報処理装置100は、事前にユーザU01がチケットを購入している可能性の高い交通機関を利用する経路に関しては、時間情報を維持する旨の設定を受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、ユーザU01の要望に柔軟に対応する路線情報を提供することができる。
【0112】
〔5−5.アプリの構成〕
上記実施形態において、路線情報の検索を行うアプリと、路線情報の更新を行うために情報処理装置100との間で各種通信を行うアプリは、一体であってもよいし、別々のアプリとして構成されてもよい。
【0113】
また、上記実施形態においてアプリによって実行されるとして説明した処理は、必ずしもアプリとしてパッケージされたプログラムであることを要しない。例えば、ユーザ端末10は、路線検索に関するプログラムや、路線情報の保存に関するプログラムや、情報処理装置100への路線情報の更新の要求に関するプログラム等を適宜取得することにより、表示制御部162が実行する処理や、要求処理部163が実行する処理や、送信部164が実行する処理等を実現してもよい。
【0114】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に対応する情報処理装置100やユーザ端末10は、例えば
図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置100を例に挙げて説明する。
図11は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0115】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
【0116】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(例えば、
図4に示したネットワークN)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が作成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
【0117】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して作成したデータを出力装置へ出力する。
【0118】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0119】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0120】
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0121】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、
図4に示した受付部131と取得部132とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークを介して、外部に備えられた記憶装置に記憶されてもよい。
【0122】
また、例えば、上記実施形態では、情報処理装置100が、ユーザ端末10から情報を受け付ける受付部131と、路線情報の生成を行う生成部133や更新部134とを備える例を示した。しかし、情報処理装置100は、ユーザ端末10等の外部装置と通信を行う通信装置と、路線情報の生成等を行う生成装置とに分離されてもよい。すなわち、情報処理装置100は、外部装置との通信を行うフロントエンドサーバと、路線情報の生成等の情報処理を行うバックエンドサーバとに分離されてもよい。この場合、説明してきた情報処理装置100による処理は、例えば、通信装置と生成装置との各装置を有する情報処理システム1によって実現される。
【0123】
また、上述してきた各実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0124】
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、生成部133と、受付部131と、更新部134とを有する。生成部133は、交通機関を利用した場合の所定の地点間の経路を示す経路情報と、経路における交通機関ごとの発着時間を示す時間情報とを含む路線情報を生成する。受付部131は、生成部133によって生成された路線情報が含む複数の経路のうち、所定の経路間における時間間隔の設定をユーザU01から受け付ける。更新部134は、受付部131によって受け付けられた時間間隔の設定に基づいて、路線情報の経路情報を維持しつつ、路線情報の時間情報を更新する。
【0125】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザU01が検索した路線情報のうち、経路に関する情報を維持したまま、時間情報の変更を受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、ユーザU01が予め計画した経路に関する情報を利用し、ユーザU01の希望に沿うような移動ルートをユーザU01に提供することができる。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU01の要望に柔軟に対応した路線検索サービスを提供することができる。
【0126】
また、生成部133は、所定の記憶部に記憶可能な情報として路線情報を生成する。受付部131は、ユーザU01が利用する端末装置であるユーザ端末10に過去に記憶された路線情報に対して、所定の経路間における時間間隔の設定をユーザU01から受け付ける。
【0127】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザU01が過去に生成した路線情報を再利用させ、時間情報の変更を新たに受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、ユーザU01が過去に計画した情報や、既に購入したチケット等を無駄にしないような路線検索サービスを提供することができるため、サービスを利用するユーザU01のユーザビリティを向上させることができる。
【0128】
また、受付部131は、路線情報が含む経路ごとの交通機関の出発時間又は到着時間をユーザU01に選択させることにより、所定の経路間における時間間隔の設定を受け付ける。
【0129】
例えば、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザU01が時間の変更を希望した経路に関して、変更可能な候補を一覧として表示させる。そして、情報処理装置100は、ユーザU01の選択に応じて、時間間隔の設定を受け付ける。これにより、ユーザU01は、素早く、かつ、簡単に時間間隔の設定を行うことができる。このように、情報処理装置100は、操作性に優れた路線検索サービスの提供を行うことができる。
【0130】
また、受付部131は、所定の経路間において、ユーザU01が所望する任意の時間の入力を受け付けることにより、路線情報の経路間における時間間隔の設定を受け付けてもよい。
【0131】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、候補を選択させるのではなく、ユーザU01から任意の時間間隔の設定を受け付けることもできる。これにより、情報処理装置100は、より柔軟にユーザU01の要望に応える路線検索サービスを提供することができる。
【0132】
また、更新部134は、受付部131によって時間間隔の設定が受け付けられた場合に、時間間隔の設定を受け付けた以降の経路に対応する時間情報を更新することにより、路線情報を更新する。
【0133】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、時間情報を変更する場合には、変更した時間情報に係る経路以降の情報を自動的に更新することで、路線情報全体を更新する。これにより、情報処理装置100は、ユーザU01の要望に沿いつつ、移動に関する情報を的確にユーザU01に提供することができる。
【0134】
また、更新部134は、路線情報における出発点の出発時間、又は終点の到着時間を維持したまま、受付部131によって受け付けられた時間間隔の設定に基づいて、路線情報の時間情報を更新する。
【0135】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、出発時間や到着時間の指定を受け付け、指定に合わせた路線情報を生成することができる。これにより、情報処理装置100は、途中の経路における時間間隔などのユーザU01の要望に応えつつ、最終的な到着時刻の要求も満たすような、よりユーザU01の要望に沿った路線情報を提供することができる。
【0136】
また、受付部131は、現在時刻と、現在時刻に対応するユーザU01の位置情報とを受け付ける。更新部134は、受付部131によって受け付けられた現在時刻に対応するユーザU01の位置情報に基づいて、路線情報が含む時間情報のうち、現在時刻以降の時間情報を更新する。
【0137】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、現在時刻や、ユーザU01の位置情報に基づいて、リアルタイムに路線情報を更新することができる。このため、情報処理装置100は、ユーザU01の状況に適した路線情報を提供することができる。
【0138】
また、受付部131は、路線情報のうち、特定の経路(例えば、飛行機や新幹線など、既にチケットを購入している可能性の高い経路)に対応する時間情報を維持する設定を受け付ける。更新部134は、現在時刻以降の時間情報のうち、特定の経路に関しては時間情報を維持しつつ、他の経路に対応する時間情報を更新する。
【0139】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、情報処理装置100は、事前にユーザU01がチケットを購入している可能性の高い交通機関を利用する経路に関しては、時間情報を維持する旨の設定を受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、ユーザU01の要望に柔軟に対応した路線情報を提供することができる。
【0140】
また、更新部134は、路線情報の経路情報として、経路の基点、又は、経路における移動手段を維持しつつ、経路に対応する時間情報を更新する。
【0141】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、経路情報として、移動手段や経路の基点は変更せず、時間情報についてユーザU01から要求を受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、ユーザU01の事前の計画を無駄にせず、かつ、ユーザU01による自由なカスタマイズが施された路線情報を提供することができる。
【0142】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0143】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、生成部は、生成手段や生成回路に読み替えることができる。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、生成部と、受付部と、更新部とを有する。生成部は、交通機関を利用した場合の所定の地点間の経路を示す経路情報と、当該経路における交通機関ごとの発着時間を示す時間情報とを含む路線情報を生成する。受付部は、生成部によって生成された路線情報が含む複数の経路のうち、所定の経路間における時間間隔の設定をユーザから受け付ける。更新部は、受付部によって受け付けられた時間間隔の設定に基づいて、路線情報の経路情報を維持しつつ、路線情報の時間情報を更新する。