特許第6097515号(P6097515)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6097515
(24)【登録日】2017年2月24日
(45)【発行日】2017年3月15日
(54)【発明の名称】デスク装置
(51)【国際特許分類】
   A47B 7/00 20060101AFI20170306BHJP
   A47B 13/08 20060101ALI20170306BHJP
   A47B 13/02 20060101ALI20170306BHJP
   A47B 13/00 20060101ALI20170306BHJP
【FI】
   A47B7/00 A
   A47B13/08 A
   A47B13/02
   A47B13/00 B
【請求項の数】5
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2012-218666(P2012-218666)
(22)【出願日】2012年9月28日
(65)【公開番号】特開2014-68918(P2014-68918A)
(43)【公開日】2014年4月21日
【審査請求日】2015年9月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000561
【氏名又は名称】株式会社岡村製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 三義
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(72)【発明者】
【氏名】土山 和功
(72)【発明者】
【氏名】黒江 真行
(72)【発明者】
【氏名】加賀谷 春幸
【審査官】 七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−159799(JP,A)
【文献】 特開2008−295853(JP,A)
【文献】 特開2006−020921(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 1/00−41/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面上に設置されて上下方向に延出する2本の脚本体部が、当該脚本体部の上部で横梁部によって相互に連結されて成る一対の脚体と、
前記横梁部の延出方向である奥行方向と直交する幅方向に沿って延出し、前記一対の脚体の上部同士を連結する複数の連結杆と、を備えたデスク装置であって、
前記複数の連結杆は、天板ユニットの前記奥行方向の中央領域において相互に離間して配置される一対の内側連結杆を含み、
前記一対の内側連結杆は、前記奥行方向に沿う複数のブリッジ部材によって連結されて連結ユニットを構成し、
前記天板ユニットが、前記一対の脚体と、前記連結ユニットと、前記内側連結杆を除く残余の連結杆とを含む天板支持体に対して脱着可能とされるとともに、前記連結ユニットの全部または一部が、前記天板支持体のうちの前記連結ユニットの全部または一部を除いた残余の部分に対して脱着可能とされて、態様及び機能の異なる天板ユニット及び連結ユニットに変更可能とされていることを特徴とするデスク装置。
【請求項2】
前記連結ユニットは、前記ブリッジ部材の態様の異なるものが複数用意され、
天板の前記奥行方向の中央に開口が設けられる天板ユニットを採用する場合と、前記奥行方向の中央に前記幅方向に沿って連続する離間スペースを設けて複数の天板が対向配置される天板ユニットを採用する場合とで、前記連結ユニットが交換可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のデスク装置。
【請求項3】
前記連結ユニットは、前記複数のブリッジ部材が前記一対の内側連結杆に対して脱着可能とされ、
天板の前記奥行方向の中央に開口が設けられる天板ユニットを採用する場合と、前記奥行方向の中央に前記幅方向に沿って連続する離間スペースを設けて複数の天板が対向配置される天板ユニットを採用する場合とで、前記一対の内側連結杆に対する前記ブリッジ部材の連結位置が変更可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のデスク装置。
【請求項4】
前記連結ユニットの隣接するブリッジ部材にはオプション部材が架設可能とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデスク装置。
【請求項5】
前記オプション部材は、天板ユニットの前記奥行方向の中央に設けられた開口、または、天板ユニットの前記奥行方向中央の前記幅方向に沿った離間スペースを開閉する配線カバーであることを特徴とする請求項4に記載のデスク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、オフィスの執務空間等で使用されるデスク装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
オフィスの執務空間等においては、床面上に設置される一対の脚体に天板が支持されたデスク装置が一般的に使用されている。
この種のデスク装置の脚体としては、床面上に沿わせて横向きに載置される下部パイプと、下部パイプの一端部若しくは中央部から上方に向かって延出する縦パイプと、縦パイプの上端部から下部パイプと平行に延出する上部パイプとにより、側面視がコ字状をなすように形成されたもの(いわゆるL型脚)や、側面視がエ字状をなすように形成されたもの(いわゆるT型脚)が多く見られる。また、パイプ材以外からなる脚体としては、パネル状のものも多く見られる。
【0003】
これらのデスク装置の構造では、脚体における床面接触部分が大きいため、脚体によって天板ユニットを強固にかつ安定的に支持することができる。しかし、この構造においては、使用者に重厚な印象を与えてしまいデスク装置としての体裁として好ましくない場合がある。また、これらのデスク装置の構造は、脚体の床面接触部分が大きいことから、床面の清掃の際に作業の支障になり易い。
【0004】
一方、これらの不具合の生じにくいデスク装置として、矩形状の天板ユニットの四隅に棒状の脚体をそれぞれ取り付け、棒状の脚体の各下端を床面上に設置するようにしたものも多く見られる。
ただし、このデスク装置の構造は、棒状の脚体のみによって天板ユニットを支持していることから、デスク装置の側方からの外力に対する強度的な面で不安がある。
【0005】
こうした問題を解決したデスク装置として、一対の棒状の脚本体部が横梁部によって相互に連結されて成る一対の脚体と、幅方向に離間して配置した一対の脚体の上部同士を連結する複数の連結杆とを設け、各脚体の横梁部と連結杆の上面に天板ユニットを取り付けるようにしたものが案出されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0006】
また、こうしたデスク装置がオフィス等で使用される場合には、パーソナルコンピュータやプロジェクター等の電子機器の配線や、照明装置や電話等の配線を天板ユニットの上面から引き出せることが望まれる。
【0007】
こうした要望に対応するデスク装置として、天板ユニットの奥行方向の中央に配線引き出し用の開口を形成し、その開口の下方を覆うように、配線受け部材を脚体や連結杆に取り付けたものが案出されている(例えば、特許文献3,4参照。)。
このデスク装置は、開口を取り囲むように広い作業エリアを天板ユニット上に確保しながらも、中央の開口を通して配線を天板ユニット上の任意の位置に引き出すことができる。
【0008】
また、上記の要望に対応する別タイプのデスク装置として、一対の脚体の上部同士を複数の連結杆によって連結して天板支持体を形成し、その天板支持体の上面に、一対の天板を奥行方向前後に所定寸法離間させて取り付け、両天板間の幅方向に沿って延出する離間スペースの下方を覆う長尺な配線受け部材を連結杆等に取り付けるようにしたものも案出されている(例えば、特許文献5,6参照。)。
このデスク装置は、天板の奥行方向中央の長尺な離間スペースを通して奥行方向前後の任意の位置から配線を自由に引き出すことができるため、使用者の配線自由度が高くなる利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2008−119412号公報
【特許文献2】特開2008−119413号公報
【特許文献3】特許第3440842号公報
【特許文献4】特許第4204819号公報
【特許文献5】特開2009−142572号公報
【特許文献6】特開2009−148496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、上記の二種類のデスク装置は、天板や配線引き出し部の形態が異なり、室内のレイアウトや利用者の使用形態を考慮して、購入され、使用されるものであるため、職場での組織の変更や働き方の変更があると、いずれかのデスク装置に入れ替えなければならず、購買者のコスト負担が大きくなる。
【0011】
そこでこの発明は、必要最低限の部材交換によって、使用者の要望に応じて態様を変更することのできるデスク装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この発明に係るデスク装置では、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
請求項1に係る発明は、床面上に設置されて上下方向に延出する2本の脚本体部が、当該脚本体部の上部で横梁部によって相互に連結されて成る一対の脚体と、前記横梁部の延出方向である奥行方向と直交する幅方向に沿って延出し、前記一対の脚体の上部同士を連結する複数の連結杆と、を備えたデスク装置であって、前記複数の連結杆は、天板ユニットの前記奥行方向の中央領域において相互に離間して配置される一対の内側連結杆を含み、前記一対の内側連結杆は、前記奥行方向に沿う複数のブリッジ部材によって連結されて連結ユニットを構成し、前記天板ユニットが、前記一対の脚体と、前記連結ユニットと、前記内側連結杆を除く残余の連結杆とを含む天板支持体に対して脱着可能とされるとともに、前記連結ユニットの全部または一部が、前記天板支持体のうちの前記連結ユニットの全部または一部を除いた残余の部分に対して脱着可能とされて、態様及び機能の異なる天板ユニット及び連結ユニットに変更可能とされていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項2に係る発明は、請求項1に係るデスク装置において、前記連結ユニットは、前記ブリッジ部材の態様の異なるものが複数用意され、天板の前記奥行方向の中央に開口が設けられる天板ユニットを採用する場合と、前記奥行方向の中央に前記幅方向に沿って連続する離間スペースを設けて複数の天板が対向配置される天板ユニットを採用する場合とで、前記連結ユニットが交換可能とされていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項3に係る発明は、請求項1に係るデスク装置において、前記連結ユニットは、前記複数のブリッジ部材が前記一対の内側連結杆に対して脱着可能とされ、天板の前記奥行方向の中央に開口が設けられる天板ユニットを採用する場合と、前記奥行方向の中央に前記幅方向に沿って連続する離間スペースを設けて複数の天板が対向配置される天板ユニットを採用する場合とで、前記一対の内側連結杆に対する前記ブリッジ部材の連結位置が変更可能とされていることを特徴とするものである。
これにより、天板ユニットを別態様のものと交換する場合には、一対の内側連結杆を交換せずに、ブリッジ部材の連結位置のみを変更して対応することが可能になる。
【0015】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に係るデスク装置において、前記連結ユニットの隣接するブリッジ部材にはオプション部材が架設可能とされていることを特徴とするものである。
【0016】
請求項5に係る発明は、請求項4に係るデスク装置において、前記オプション部材は、天板ユニットの前記奥行方向の中央に設けられた開口、または、天板ユニットユニットの前記奥行方向中央の前記幅方向に沿った離間スペースを開閉する配線カバーであることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0017】
この発明によれば、一対の脚体と、連結ユニットと、内側連結杆を除く残余の連結杆とを含む天板支持体に天板ユニットが脱着可能とされるとともに、連結ユニットの全部または一部が、天板支持体のうちの連結ユニットの全部または一部を除いた残余の部分に対して脱着可能とされているため、天板ユニットと、連結ユニットの全部または一部を、交換若しくは変更することによって、使用者の要望に応じてデスク装置の態様を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】この発明の一実施形態の第1の天板ユニットを取り付けたデスク装置の斜視図である。
図2】この発明の一実施形態の第1の天板ユニットを取り付けたデスク装置の平面図である。
図3】この発明の一実施形態の第1の天板ユニットを取り付けたデスク装置の天板支持体を主とした斜視図である。
図4】この発明の一実施形態の第2の天板ユニットを取り付けたデスク装置の平面図である。
図5】この発明の一実施形態の第2の天板ユニットを取り付けたデスク装置の天板支持体を主とした斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明の一実施形態のデスク装置を図面に基づいて説明する。この実施形態に係るデスク装置は、態様の異なる(形状や機能の異なる)複数の天板ユニットが交換可能とされたものである。
なお、以下の説明においては、床面Fと直角な方向を上下方向と呼び、天板ユニットの長尺な方向(長手方向)を幅方向、天板ユニットの短尺な方向を奥行方向と呼ぶものとし、図中LH,RHを結ぶ矢印は幅方向を指し、図中FR,RRを結ぶ矢印は奥行方向を指すものとする。奥行方向は、後述する脚体20の横梁部25の延出方向と一致する方向であり、幅方向は、上下方向と奥行方向に対して直交する方向である。
図1図3は、第1の天板ユニット100を採用した場合におけるデスク装置1を示し、図4図5は、第1の天板ユニット100と態様の異なる第2の天板ユニット200を採用した場合におけるデスク装置1を示している。
【0020】
図1は、床面F上に設置されたデスク装置1の全体を示す図であり、図2は、デスク装置1の幅方向の半分の上面視を示す図である。また、図3は、第1の天板ユニット100が取り付けられる天板支持体10を示す図である。なお、図3においては、第1の天板ユニット100を仮想線で示している。
図1図3に示すように、第1の天板ユニット100は、平面視が矩形状の4枚の天板部材2a,2b,2c,2dを有している。天板部材2a,2b,2c,2dは、各2枚の天板部材2a,2b、及び、2c,2dが長手方向の端面を突き合せて一定の奥行幅の連続した机上面を形成している。これらの連続した机上面を形成する2組の天板部材の対2A,2B(以下、「天板2A,2B」と呼ぶ。)が奥行方向の中央に離間スペース3を挟んで対向して配置されるようになっている。天板2A,2Bは、長尺な辺が相互に平行になるように対向配置され、奥行方向の中央の離間スペース3は幅方向に沿って連続している。
なお、この実施形態においては、各天板2A,2Bが2枚の天板部材2a,2b、及び、2c,2dによって構成されているが、各天板2A,2Bを、それぞれ連続した一枚板によって構成することも可能である。
【0021】
天板支持体10は、図3に示すように、幅方向の両端部に配置される一対の脚体20,20と、その一対の脚体20,20の上部同士を連結する外側連結杆30,30と内側連結杆31,31と、を備えている。この実施形態では、一対の脚体20,20の間に中間脚22が配置され、中間脚22の上部に中継ユニット23が設けられている。
【0022】
外側連結杆30,30は、天板支持体10の奥行方向の両側の端部に幅方向に沿うように平行に配置され、第1の天板ユニット100の天板2A,2Bの奥行方向の外側縁部を下方から支持するようになっている。この実施形態の場合、各外側連結杆30は、一対の金属製の角管部材30a,30bが中継ユニット23を介して一体に連結され、全体が幅方向に沿って直線状に延出している。
【0023】
内側連結杆31,31は、天板支持体10の奥行方向の中央領域に外側連結杆30,30と平行になるように配置され、第1の天板ユニット100の天板2A,2Bの奥行方向の各内側縁部を下方から支持するようになっている。内側連結杆31,31同士は奥行方向に所定距離離間して配置されている。この実施形態の場合、各内側連結杆31は、一対の金属製の角管部材31a,31bが中継ユニット23を介して一体に連結され、全体が幅方向に沿って直線状に延出している。なお、内側連結杆31,31の各角管部材31a,31a,31b,31bは、実際には、後に詳述する2つの梯子型の連結ユニット35A,35Bの構成部品として構成されている。
【0024】
一方、幅方向両側に配置される脚体20は、床面F上に設置されて上下方向に延出する2本の脚本体部24,24と、奥行方向に沿って延出して脚本体部24,24の上部同士を連結する横梁部25と、を備えている。各脚本体部24は、金属製の角パイプによって主要部を構成され、その角パイプの上下の端部にエンドプレートが溶接固定されている。横梁部25は、プレス成形された2枚の金属プレートが組み合わされ、その主要部が筒状に形成されている。横梁部25の長手方向の両端部は、脚本体部24,24の各上部側面に溶接固定されている。こうして、2本の脚本体部24,24の上部に横梁部25が連結された脚体20は、幅方向から見た側面視が門型状(開口側が下方を向くコ字形状)となっている。
【0025】
横梁部25の幅方向の外側面には、奥行方向に沿って延出する凹状段部26が形成されている。凹状段部26にはカバー部材27が脱着可能に取り付けられている。凹状段部26内には、図示しない延長天板やキャビネット等のオプション部品を取り付けるための取付座(符号省略。)が設けられている。カバー部材27はオプション部品を取り付けるときに脚体20から取り外される。
【0026】
また、横梁部25の幅方向内側の上部コーナ部分には、凹状に窪む段差部32が奥行方向に沿って連続して設けられている。この段差部32には、外側連結杆30,30の角管部材30aまたは30bの幅方向の外側端部を結合するための金属製の支持アーム28,28と、内側連結杆31,31の角管部材31aまたは31bの幅方向の外側端部を結合するための金属製の支持アーム29,29が溶接固定されている。
【0027】
中間脚22は、フレーム枠に金属プレートが接合されてパネル状に形成されている。中間脚22の上端部には、中継ユニット23が一体に取り付けられている。中継ユニット23は、奥行方向に延出する角筒状のステー17の幅方向両側の側面に、外側連結杆30,30の角管部材30aまたは30bの幅方向の内側端部を結合するための金属製の支持アーム18,18と、内側連結杆31,31の角管部材31aまたは31bの幅方向の内側端部を結合するための金属製の支持アーム19,19が溶接固定されている。
【0028】
外側連結杆30,30の各角管部材30aは、一方の脚体20の支持アーム28と中継ユニット23の一方の側面の支持アーム18とに架設され、残余の各角管部材30bは、他方の脚体20の支持アーム28と中継ユニット23の他方の側面の支持アーム18とに架設されている。同様に、内側連結杆31,31の各角管部材31aは、一方の脚体20の支持アーム29と中継ユニット23の一方の側面の支持アーム19とに架設され、残余の各角管部材31bは、他方の脚体20の支持アーム29と中継ユニット23の他方の側面の支持アーム19とに架設されている。特に、内側連結杆31,31の各角管部材31aは対応する各支持アーム29,19に対してボルト締結等によって脱着可能に取り付けられている。
【0029】
ところで、角管部材31a,31aを構成部品とする連結ユニット35Aは、対向配置される角管部材31a,31a同士が奥行方向に延出する3つブリッジ部材36a,36b,36cによって連結されている。同様に、角管部材31b,31bを構成部品とする連結ユニット35Bは、対向配置される角管部材31b,31b同士が奥行方向に延出する3つブリッジ部材36a,36b,36cによって連結されている。連結ユニット35Aと35Bは同様の構造とされている。
【0030】
各連結ユニット35A,35Bのブリッジ部材36a,36b,36cは幅方向にほぼ均等間隔に離間して配置されている。幅方向の両側のブリッジ部材36aと36cは同一幅に形成され、中央のブリッジ部材36bは両側のブリッジ部材36aと36cのほぼ2倍の幅に形成されている。隣接するブリッジ部材36a,36b,36cの各間には矩形状の空間部が設けられ、これらの空間部の各下方には、凹状断面の配線ダクト37(配線受け部材)がそれぞれ配置されている。各配線ダクト37は、内側連結杆31,31の角管部材31a,31a、または、31b,31bの下面にビス止め等によって固定されている。配線ダクト37は、デスク装置1の外部から引き込まれた電気配線や通信配線等の配線が内部に通されて保持される部分である。配線ダクト37内に通された配線は、隣接するブリッジ部材36a,36b,36cの各間の空間部と、第1の天板ユニット100の奥行方向中央の離間スペース3を通して天板2A,2B上に引き出される。
【0031】
また、連結ユニット35A,35Bの隣接する各ブリッジ部材36a,36b,36cには、各2つの配線カバー38,38が傾動可能に架設されている。これらの配線カバー38,38は、天板支持体10上に第1の天板ユニット100が取り付けられた状態において、第1の天板ユニット100の奥行方向中央の離間スペース3内に開閉可能に配置され、配線のレイアウトに応じて適宜開かれるようになっている。
なお、この実施形態では、隣接するブリッジ部材36a,36b,36cの各間には、奥行方向前後の配線カバー38,38の間の隙間を埋める目隠し部材39(図3では省略。)がさらに架設されている。ただし、この目隠し部材39の設置される部位には、目隠し部材39に代えて、対向する天板2A,2Bの間を仕切るデスクトップパネルや幕板等の図示しないパーティション部材を設置することも可能となっている。
【0032】
連結ユニット35A,35Bは、脚体20と中継ユニット23に対して内側連結杆31(角管部材31a,31b)部分のみで脱着可能に締結固定されている。したがって、連結ユニット35A,35Bは、連結ユニット35A,35B自体を除く天板支持体10の残余の部材に対して脱着可能とされている。
また、第1の天板ユニット100の天板2A,2Bは、両者の奥行方向の中央に離間スペース3を設けるようにして、天板支持体10の上部に載置され、その状態で天板支持体10側の部材である支持アーム28,29,18,19等に脱着可能に締結固定されている。この実施形態の場合、支持アーム28,29,18,19の各上壁部にボルト挿通孔(符号省略。)が穿設されるとともに、天板2A,2Bの裏面の対応箇所に図示しないナットが埋め込まれており、これらのボルト挿通孔とナットに図示しない締結ボルトが挿入係合されるようになっている。
【0033】
この第1の天板ユニット100は、一対の天板2A,2Bの間に幅方向に沿って延出する離間スペース3が設けられ、その離間スペース3に配線の引き出し部やパーティション部材が配置されるため、各天板2A,2Bに向かって複数人が座って個別にデスク作業を行う場合等に適している。
【0034】
図4は、第2の天板ユニット200を採用した場合におけるデスク装置1の幅方向の半分の上面視を示す図であり、図5は、第2の天板ユニット200が取り付けられる天板支持体10を示す図である。なお、図5においては、第2の天板ユニット200を仮想線で示している。
図4図5に示すように、第2の天板ユニット200は、平面視が矩形状の4枚の天板部材102a,102b,102c,102dを有している。天板部材102a,102b,102c,102dは、天板支持体10上に取り付けられるときに、隣接するものの端面同士を突き合せて連続した矩形状の机上面を形成する。以下、天板部材102a,102b,102c,102dを合せて天板102と呼ぶものとする。天板102の奥行方向の中央には、4つの矩形状の開口45…が幅方向に並んで形成されている。これら4つの開口45…は、天板102上にほぼ等間隔離間して配置されている。これらの開口45…は、第2の天板ユニット200における配線引出部として用いられる。
この実施形態においては、天板102が4枚の天板部材102a,102b,102c,102dによって構成されているが、天板102は、2枚の天板部材によって構成したり、一枚板によって構成したりすることも可能である。
【0035】
この第2の天板ユニット200は、第1の天板ユニット100と異なり、奥行方向の中央領域において、各開口45…を取り囲むように連続した広い作業スペースが確保される。したがって、この第2の天板ユニット200は、会議等で多人数が机上で顔を合わせて対話や資料の参照を行う場合や、多人数が机上で共同作業を行う場合等に適している。
【0036】
一方、第2の天板ユニット200を支持する天板支持体10は、第1の天板ユニット100を支持する前述した天板支持体10に対して連結ユニット135A,135Bのみが異なっている。この連結ユニット135A,135Bは、第1の天板ユニット100を支持する天板支持体10の連結ユニット35A,35Bと同様に、脚体20の支持アーム29と中継ユニット23の支持アーム19に対して脱着可能に締結固定されている。
【0037】
連結ユニット135Aと連結ユニット135Bは基本的に同様の構造とされているが、一方の連結ユニット135Aは幅方向に沿う一対の角管部材31a,31aを構成要素とし、他方の連結ユニット135Bは幅方向に沿う一対の角管部材31b,31bを構成要素としている。一方の連結ユニット135Aの角管部材31a,31aと他方の連結ユニット135Bの角管部材31b,31bは中継ユニット23を介して相互に連結され、それによって一対の連続した内側連結杆31,31を構成している。
また、連結ユニット135Aを構成する角管部材31a,31aは、奥行方向に沿って延出する2対のブリッジ部材136a,136a、及び、136b,136bによって連結されている。連結ユニット135Bを構成する角管部材31b,31bも、同様に奥行方向に沿って延出する2対のブリッジ部材136a,136a、及び、136b,136bによって連結されている。各対のブリッジ部材136a,136a、及び、136b,136bは、第2の天板ユニット200の各開口45の位置に対応して設けられている。
なお、図中46は、各連結ユニット135A,135Bの角管部材31a,31a、及び、31b,31bの両側の各端部同士を連結する補助連結部材である。
【0038】
また、各連結ユニット135A,135Bにおけるブリッジ部材136a,136aの間と、ブリッジ部材136b,136bの間には矩形状の空間部が設けられ、これらの空間部の各下方には、配線ダクト137(配線受け部材)がそれぞれ配置されている。各配線ダクト137は、角管部材31a,31a、または、31b,31bの下面にビス止め等によって固定されている。各配線ダクト137の内部には、外部から配線が通され、その配線が第2の天板ユニット200の開口45を通して天板ユニット200の机上面に引き出せるようになっている。
【0039】
さらに、対を成すブリッジ部材136a,136a、及び、136b,136bには、第2の天板ユニット200の各開口45を閉塞する各2つの配線カバー138,138が傾動可能に架設されている。各配線カバー138は、配線レイアウトに応じて適宜開かれるようになっている。なお、図中139は、配線カバー138,138の間の隙間を埋める目隠し部材である。
【0040】
第2の天板ユニット200は、天板102を構成する各天板部材102a,102b,102c,102dが天板支持体10の上部に載置され、その各天板部材102a,102b,102c,102dが天板支持体10側の部材である支持アーム28,29,18,19等に締結ボルトによって脱着可能に固定される。
また、連結ユニット135A,135Bは、連結ユニット135A,135B自体を除く天板支持体10の残余の部材に対して脱着可能とされている。
【0041】
以上のように、この実施形態に係るデスク装置1は、天板支持体10に対して第1の天板ユニット100や第2の天板ユニット200が脱着可能とされるとともに、天板支持体10の連結ユニット35A,35B,135A,135Bを除く残余の部材に対して、連結ユニット35A,35Bや135A,135Bも脱着可能とされているため、例えば、机上で複数人が個別にデスク作業を行う職場環境で第1の天板ユニット100を採用しているときに、使用者の組織変更や働き方の変更に応じてデスク装置を会議等に適したものに変更したい場合等に、第1の天板ユニット100と連結ユニット35A,35Bを第2の天板ユニット200と連結ユニット135A,135Bとに交換することにより、使用者の要望に応じたデスク装置の態様に変更することができる。
そして、このデスク装置1は、天板支持体10の主要部品を共用したまま、必要最低限の部材の交換だけで使用者の要望に応じたデスク装置の態様に変更することができるため、購買者のコスト負担を低減することができる。
【0042】
また、この実施形態に係るデスク装置1では、各連結ユニット35A,35B,135A,135Bの隣接するブリッジ部材36a,36b,36cや、136a,136a、及び、136b,136bに、配線カバー38,138やパーティション部材等のオプション部品が架設可能とされているため、デスク装置としての使い勝手をより多様なものとすることができる。
【0043】
ところで、上記の実施形態においては、態様の異なる天板ユニットに交換する場合に、連結ユニット全体を交換したが、一対の内側連結杆に連結される複数のブリッジ部材を脱着可能にしておき、交換する天板ユニットの態様に応じてブリッジ部材を交換したり、一対の内側連結杆に対するブリッジ部材の連結位置のみを変更したりするようにしても良い。
この場合、天板ユニットを交換するときに、連結ユニットの一対の内側連結杆もそのまま共用することができるため、交換部材をより少なくして製品コストのさらなる削減を図ることが可能となる。
【0044】
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、一対の脚体の間に中間脚を配置し、中間脚に設けられた中継ユニットによって外側連結杆や内側連結杆の各角管部材を連結するようにしているが、中間脚は必ずしも必要なものではなく、外側連結杆や内側連結杆を一本の連続したものとしても良い。
【符号の説明】
【0045】
1 デスク装置
2A,2B,102 天板
3 離間スペース
10 天板支持体
20 脚体
24 脚本体部
25 横梁部
30 外側連結杆
31 内側連結杆
35A,35B,135A,135B 連結ユニット
36a,36b,36c,136a,136b ブリッジ部材
45 開口
100 第1の天板ユニット(天板ユニット)
200 第2の天板ユニット(天板ユニット)
図1
図2
図3
図4
図5