特許第6097528号(P6097528)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6097528
(24)【登録日】2017年2月24日
(45)【発行日】2017年3月15日
(54)【発明の名称】虫捕獲器
(51)【国際特許分類】
   A01M 1/02 20060101AFI20170306BHJP
   A01M 1/04 20060101ALI20170306BHJP
   A01M 1/14 20060101ALI20170306BHJP
【FI】
   A01M1/02 T
   A01M1/04 A
   A01M1/14 S
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-249446(P2012-249446)
(22)【出願日】2012年11月13日
(65)【公開番号】特開2014-96997(P2014-96997A)
(43)【公開日】2014年5月29日
【審査請求日】2015年8月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000112853
【氏名又は名称】フマキラー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】赤坂 隆志
【審査官】 木村 隆一
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−000146(JP,A)
【文献】 特開2004−261106(JP,A)
【文献】 特開2007−300890(JP,A)
【文献】 特開2005−343962(JP,A)
【文献】 特表平06−507548(JP,A)
【文献】 特表平07−508882(JP,A)
【文献】 特開2005−046018(JP,A)
【文献】 特開2008−187995(JP,A)
【文献】 特開2009−005616(JP,A)
【文献】 特開2000−000049(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01M 1/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源の下方に設置され、該光源に集まる虫を捕獲するための虫捕獲器において、
上記光源から放射される光を反射して上記光源とは別の疑似光源を形成する筒状の疑似光源部と、
虫を捕獲する捕獲部とを備え
上記疑似光源部の内面はアルミニウムで構成され、上記疑似光源部の外面は黒色に着色され、
上記捕獲部は上記疑似光源部の内面に設けられていることを特徴とする虫捕獲器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば電灯等に集まる虫を捕獲するための虫捕獲器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、虫の感覚(視覚等)に基づいて誘引効果の高い色彩や形状を組み合わせて虫の捕獲率を向上させる試みが行われている。
【0003】
例えば特許文献1に開示されている害虫捕獲用部材は、基材シートと、基材シート表面に設けられた誘引色層、紫外線反射層及び透明な粘着剤層とを備えている。特許文献1では、誘引色層を基材シート表面の全体に設け、紫外線反射層を誘引色層上に放射状の細線を描くように設けており、粘着剤層は誘引色層を被覆するように設けている。
【0004】
ところで、虫は紫外線に誘引される性質を持っていることが一般的に知られており、特許文献1ではこの性質を利用している。すなわち、植物の多くの花は虫を引き寄せるための模様を持っており、例えば、花の蜜腺の周りには紫外線の反射率が高い斑点や筋があり、これらは紫外線照射下では紫外線を反射して虫から見ると目立って認識される。これは蜜の存在場所を虫に教えるための標識的な働きをし、虫が誘引されていく。特許文献1の害虫捕獲用部材では、花の蜜腺の周りの模様を紫外線反射層で人工的に作り出して虫の誘引効果を得ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−300890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の害虫捕獲用部材は、上述した虫の誘引メカニズムを考慮すると、花に集まる虫を捕獲対象としたものである。ところが、虫の中には夜間に主に活動する夜行性の虫もおり、また夜行性の虫の中には花に集まらない虫もいるので、特許文献1の害虫捕獲用部材では効果が低いと考えられる。つまり、夜行性の虫をいかにして効率よく捕獲するかが問題となっている。
【0007】
そこで、夜行性の虫は光に集まることが知られているので、光の周りに粘着剤を吊しておく等の方法が考えられるが、捕獲効率はさほど高くないと考えられる。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、主に夜行性の虫を効率よく捕獲できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明では、光源の近傍に疑似光源を形成することで虫を混乱させて疑似光源に向かわせて捕獲するようにした。
【0010】
第1の発明は、光源の下方に設置され、該光源に集まる虫を捕獲するための虫捕獲器において、
上記光源から放射される光を反射して上記光源とは別の疑似光源を形成する筒状の疑似光源部と、
虫を捕獲する捕獲部とを備え
上記疑似光源部の内面はアルミニウムで構成され、上記疑似光源部の外面は黒色に着色され、
上記捕獲部は上記疑似光源部の内面に設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
この構成によれば、虫捕獲器を例えば家の玄関灯の近傍に設置すると、玄関灯から放射される光を反射して玄関灯とは別の疑似光源が疑似光源部によって玄関灯の近傍に形成される。夜行性の虫は、玄関灯や疑似光源部の光に誘引されて玄関灯や疑似光源部に近づいていく。ある程度近づくと、2つの光源が存在していることで、虫は少なくとも2方向からの光を強く感じて混乱する。このように虫の動きを混乱した動きにすることで、虫捕獲器の捕獲部で捕獲される虫を増やすことが可能になる。
【0012】
また、疑似光源部において紫外線の反射率の相違によるコントラストを作り出すことが可能になる。これにより、虫が疑似光源部に誘引されやすくなる。
【0013】
また、疑似光源部の内部において虫を捕獲するので、捕獲された虫が外部から見えにくくなり、例えば玄関等に虫捕獲器を設置する場合に見栄えの悪化を回避することが可能になる。
【発明の効果】
【0014】
第1の発明によれば、光源から放射される光を反射して疑似光源を形成するようにしたので、主に夜行性の虫を効率よく捕獲することができる。
【0015】
また、紫外線の反射率の相違によってコントラストを作り出すことができるので、虫が疑似光源部に誘引されやすくなり、捕獲効率を高めることができる。
【0016】
また、アルミニウムと黒色とでコントラストを作り出すようにしたので、虫がより一層疑似光源部に誘引されやすくなり、捕獲効率をさらに高めることができる。
【0017】
また、筒状に形成した疑似光源部の内部で虫を捕獲するようにしたので、捕獲した虫を見えにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】実施例1に係る虫捕獲器の斜視図である。
図2図1のII−II線断面図である。
図3】虫捕獲器の使用状態を説明する図である。
図4】全害虫の捕獲数を光源毎に示すグラフである。
図5】蛾の捕獲数を光源毎に示すグラフである。
図6】実施例2に係る虫捕獲器の斜視図である。
図7】実施例3に係る虫捕獲器の斜視図である。
図8】実施例4に係る虫捕獲器の斜視図である。
図9】実施例5に係る虫捕獲器の斜視図である。
図10】実施例6に係る虫捕獲器の斜視図である。
図11】試験要領を説明する図である。
図12】実施例1〜6の全害虫の捕獲数を示すグラフである。
図13】実施例1〜6の蛾の捕獲数を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
【0020】
図1は、本発明の実施形態に係る虫捕獲器1の斜視図である。この虫捕獲器1は、例えば家の玄関灯や外灯、街路灯、屋外灯等の光源の近傍に設置されて使用するものであり、主に夜間に光源に集まる害虫を捕獲するためのものである。
【0021】
図2にも示すように、虫捕獲器1は、長方形の基板2と、基板2の表面に層状に設けられた疑似光源部3と、疑似光源部3の表面に層状に設けられた捕獲部としての無色透明な粘着剤層4とを備えている。基板2は、例えば樹脂板、金属板、ボール紙等の容易に変形しない材料で構成することができる。基材2の形状は、長方形に限定されるものではなく、例えば正方形、三角形、円形等であってもよい。
【0022】
疑似光源部3は、上記光源から放射される光(紫外線を含む)を反射して該光源とは別の疑似光源を該光源の近傍に形成するためのものである。疑似光源部3は、アルミニウムで構成されたアルミニウム領域(第1領域)3aと、黒色に着色された黒色領域(第2領域)3bとを有している。アルミニウム領域3aは、アルミニウム色であるので、可視光の他、紫外線も反射する。黒色領域3bは、アルミニウム領域3aよりも紫外線の反射率が低い。この実施形態では、アルミニウム領域3aの大きさは150mm×100mmであり、黒色領域3bの大きさは50mm×50mmである。
【0023】
粘着剤層4は、害虫を粘着力によって捕獲することができる粘着剤で構成された層である。この粘着剤は、従来周知の害虫捕獲用の各種粘着剤を用いることができる。粘着剤層4は、アルミニウム領域3a及び黒色領域3bの全面に粘着剤を塗布することによって形成されている。粘着剤層4が無色透明であるため、アルミニウム領域3a及び黒色領域3bの色は粘着剤層4があっても無くても同じに見える。粘着剤層4の表面積は、例えば100cm以上400cm以下が好ましい。
【0024】
尚、粘着剤層4に顔料やインクを混入して粘着剤層4をアルミニウム色や黒色に着色してもよい。この場合、粘着剤層4に混入した顔料やインクが疑似光源部となる。
【0025】
上記虫捕獲器1は、図3に示すように玄関灯100の下に吊り下げて使用することができる。このようにして使用する場合、虫捕獲器1は、吊り下げ部材5を備えているのが望ましい。虫捕獲器1と玄関灯100との離間距離は、例えば1m以下が好ましい。虫捕獲器1が玄関灯100から1mよりも大きく離れると、疑似光源が玄関灯100から離れてしまい、害虫が虫捕獲器1を疑似光源と認識せずに捕獲効率が低下するからである。つまり、本発明における光源の近傍とは、光源から1m以内の範囲のことである。
【0026】
疑似光源部3の色は、上記したアルミニウム色+黒色の他、例えば、全体が黒、赤、黄色、白、アルミニウム色の単色であってもよいし、白色+黒色であってもよい。白色+黒色とする場合には、上記アルミニウム領域3aに相当する領域を白色とし、上記黒色領域3bに相当する領域を黒色とする。黒色領域は、白色領域に比べて紫外線の反射率が低い。
【0027】
図4は、疑似光源部3の色を、全体が黒、赤、黄、白、アルミニウム色の単色である場合、白色+黒色の場合、アルミニウム色+黒色の場合で害虫の捕獲数がどのように変化するかを実験した結果を示すグラフである。光源の種類は、白熱灯、蛍光灯、LED(light emitting diode)の3種類である。白熱灯、蛍光灯、LEDは全て40形であり、全光束量は485lmである。
【0028】
実験は各光源で4回行っており、縦軸は、捕獲した全害虫の平均数を示している。試験条件は、図3に示すように各虫捕獲器1を玄関灯100の直下に吊り下げ、隣り合う虫捕獲器1の間隔は水平方向に2.5mとしている。玄関灯100と虫捕獲器1との距離は15cmである。場所は広島県廿日市市である。
【0029】
日が落ちて暗くなってから玄関灯100を点灯し、翌朝、害虫の捕獲数を計数した。
【0030】
全ての場合において、虫捕獲器1が疑似光源部3を備えているので、疑似光源部3が、玄関灯100から放射される光を反射して玄関灯100とは別の疑似光源を形成することになる。害虫は、玄関灯100や疑似光源部3の光に誘引されて玄関灯100や疑似光源部3に近づいていく。ある程度近づくと、2つの光源3,100が存在していることで、害虫は少なくとも2方向からの光(紫外線)を強く感じて混乱する。このように害虫の動きを混乱した動きにすることで、虫捕獲器1の粘着剤層4に付着し易くなり、捕獲数を増やすことができる。
【0031】
図4の実験結果から分かるように、3つの光源全ておいて、2色タイプ、即ち、白色+黒色の場合及びアルミニウム色+黒色の場合の捕獲数が他の単色タイプの場合に比べて多い。これは、疑似光源部3において紫外線の反射率の相違によるコントラストを作り出すことができるからである。コントラストがあることで、虫が疑似光源部3に誘引されやすくなる。
【0032】
尚、LEDの場合は、白熱灯や蛍光灯の場合に比べて捕獲数が少ないが、これはLEDから放射される紫外線量が白熱灯や蛍光灯の場合に比べて少ないからである。このことからも害虫が紫外線に集まり易いことが分かる。
【0033】
図5は、図4に示す実験と同様な実験を行い、縦軸を蛾の捕獲数とした場合の結果を示すグラフである。白熱灯や蛍光灯の場合には、アルミニウム色+黒色の場合が好適であることが分かる。
【0034】
上述した図1は本発明の実施例1である。本発明の実施例2は、図6に示している。この実施例2は、基材2を折り曲げた形状としている。
【0035】
本発明の実施例3は図7に示している。この実施例3の虫捕獲器1の基板2は、断面三角形の筒状に形成されている。この基板2の外面及び内面の両面が疑似光源部3とされているので、疑似光源部3が筒状をなしている。基材2の内面の疑似光源部3には、粘着剤層4が設けられているが、外面の疑似光源部3には、粘着剤層4が設けられていない。従って、実施例3の虫捕獲器1を使用すると、害虫が基材2の外面では捕獲されず、内面にのみ捕獲されるので、虫捕獲器1の外側から見たとき、害虫が見えにくくなる。これにより、虫捕獲器1を例えば玄関等に設置する場合に、見栄えの悪化を回避できる。
【0036】
図8は本発明の実施例4である。実施例4の基材2は、実施例3と同様に筒状に形成されている。基材2の内面はアルミニウム領域3aとされ、外面は黒色領域3bとされている。これらアルミニウム領域3a及び黒色領域3bで疑似光源部3が構成される。粘着剤層4はアルミニウム領域3aに設けられているが、黒色領域3bには設けられていない。
【0037】
図9は本発明の実施例5である。実施例5の基材2は、断面四角形の筒状に形成されている。この基板2の外面及び内面の両面が疑似光源部3とされているので、疑似光源部3が筒状をなしている。基材2の内面の疑似光源部3には、粘着剤層4が設けられているが、外面の疑似光源部3には、粘着剤層4が設けられていない。
【0038】
図10は本発明の実施例6である。実施例6の基材2は、実施例5と同様に筒状に形成されている。基材2の内面はアルミニウム領域3aとされ、外面は黒色領域3bとされている。これらアルミニウム領域3a及び黒色領域3bで疑似光源部3が構成される。粘着剤層4はアルミニウム領域3aに設けられているが、黒色領域3bには設けられていない。
【0039】
図11は、虫捕獲器1を用いて虫捕獲試験を行う場合について説明する図である。虫捕獲器1の間隔は2.5mである。
【0040】
図12は、実施例1〜6に係る虫捕獲器1を用いて虫捕獲試験を行った結果を示すグラフである。白色のグラフは粘着剤層4の面積、即ち粘着剤塗布面積が150cmである場合を示し、斜線のグラフは粘着剤塗布面積が300cmである場合を示す。実施例1〜6に係る虫捕獲器1の設置状態は図11に示した状態と同じである。光源は、白熱灯40形であり、全光束量は485lmである。光源と虫捕獲器1との距離は30cmである。場所は広島県廿日市市である。縦軸は、捕獲害虫の全数である。
【0041】
この実験結果より、疑似光源部3の形状は、筒状(実施例4〜6)よりも平面状(実施例1)、屈曲状(実施例2)が好ましい。疑似光源部3の形状が筒状の場合(実施例4〜6)は、外面を黒色とした方(実施例4、6)が捕獲数が多くなる。図13は、縦軸を蛾の捕獲数とした場合の結果を示すグラフである。
【0042】
尚、虫捕獲器1で実際に捕獲した害虫は、ヤガ、メイガ、キバガ、ヒロズコガ、ハチ、ハエ、ユスリカ、カメムシ、羽アリ、ウンカ、ヨコバイ、コバエ等であった。従って、虫捕獲器1を用いることで多くの種類の害虫を捕獲できる。
【0043】
以上説明したように、この実施形態に係る虫捕獲器1によれば、光源から放射される光を反射して疑似光源を形成するようにしたので、主に夜行性の虫を効率よく捕獲することができる。
【0044】
また、アルミニウム領域3aと黒色領域3bとを有する場合には、紫外線の反射率の相違によってコントラストを作り出すことができるので、虫が疑似光源部3に誘引されやすくなり、捕獲効率を高めることができる。
【0045】
また、筒状に形成した疑似光源部3の内部で虫を捕獲するようにしたので、捕獲した虫を見えにくくすることができる。
【0046】
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
【0047】
また、虫捕獲器1は、光源の下に吊して使用してもよいし、置いて使用してもよい。また、光源の側方に設置することや光源の上方に設置することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上説明したように、本発明に係る虫捕獲器によれば、例えば家の玄関灯の下に設置して使用することができる。
【符号の説明】
【0049】
1 虫捕獲器
2 基板
3 疑似光源部
3a アルミニウム領域
3b 黒色領域
4 粘着剤層(捕獲部)
5 吊り下げ部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13