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特許6097559放送受信システムのフロントエンド集積回路、それを含む放送受信システム、及びその動作方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6097559
(24)【登録日】2017年2月24日
(45)【発行日】2017年3月15日
(54)【発明の名称】放送受信システムのフロントエンド集積回路、それを含む放送受信システム、及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
   H04B 1/16 20060101AFI20170306BHJP
【FI】
   H04B1/16 Z
【請求項の数】20
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2012-288793(P2012-288793)
(22)【出願日】2012年12月28日
(65)【公開番号】特開2013-141244(P2013-141244A)
(43)【公開日】2013年7月18日
【審査請求日】2015年12月15日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0147689
(32)【優先日】2011年12月30日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100086368
【弁理士】
【氏名又は名称】萩原 誠
(72)【発明者】
【氏名】李 起 虎
(72)【発明者】
【氏名】丘 亨 完
(72)【発明者】
【氏名】金 賞 鎬
(72)【発明者】
【氏名】朴 浩 辰
【審査官】 佐藤 敬介
(56)【参考文献】
【文献】 特表2010−500830(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基準クロックを発生するオシレータと;
前記オシレータから前記基準クロックを受信して、第1クロック信号を発生させる第1クロック部を含み
前記第1クロック信号を使って第1フォーマットを有する第1放送信号を受信して処理する第1アナログフロントエンド部と
前記オシレータから前記基準クロックを受信して、前記第1クロック信号とは異なる第2クロック信号を発生させる第2クロック部を含み、前記第2クロック信号を使って、前記第1フォーマットと異なる第2フォーマットを有する第2放送信号を受信して処理する第2アナログフロントエンド部と;を備え
前記第1クロック部は、第1PLLを用いて発生させたクロック信号、前記基準クロック及び第1のソースクロックからのソースクロック信号のいずれかを前記第1クロック信号として出力し、
前記第2クロック部は、前記第1PLLとは異なる特性を有する第2PLLを用いて発生させたクロック信号、前記基準クロック及び第2のソースクロックからのソースクロック信号のいずれかを前記第2クロック信号として出力する放送受信システムのフロントエンド集積回路。
【請求項2】
前記フロントエンド集積回路は、
前記オシレータから前記基準クロックを受信して、第3クロック信号を発生させる第3クロック部をさらに含み、
前記第3クロック信号は、前記第3クロック信号によって動作するロジック回路に提供される請求項1に記載の放送受信システムのフロントエンド集積回路。
【請求項3】
前記第3クロック部は、
整数を用いて、前記基準クロックを逓倍または分周して、前記第3クロック信号を発生させる請求項2に記載の放送受信システムのフロントエンド集積回路。
【請求項4】
前記第1クロック信号は、第1実数を用いて、前記基準クロックを逓倍または分周することによって定められる第1周波数を有し、
前記第2クロック信号は、第2実数を用いて、前記基準クロックを逓倍または分周することによって定められる第2周波数を有し、
前記第2クロック信号の周波数は、1つ以上のジッタ特性に基づいて調節される請求項2に記載の放送受信システムのフロントエンド集積回路。
【請求項5】
前記第1クロック部は、
前記基準クロックを受信し、前記第1実数を用いて、前記基準クロックを逓倍または分周するフラクショナル(fractional)−N(Nは、実数)PLLと、
前記フラクショナル−N PLLから出力されるクロック信号、前記基準クロック及び前記第1のソースクロックからのソースクロック信号のうちの何れか1つを選択して出力する第1マルチプレクサと、
を含む請求項4に記載の放送受信システムのフロントエンド集積回路。
【請求項6】
前記第2クロック部は、
前記基準クロックを受信し、前記第2実数を用いて、前記基準クロックを逓倍または分周するロージッタフラクショナル(low jitter fractional)−N(Nは、実数)PLLと、
前記ロージッタフラクショナル−N PLLから出力されるクロック信号、前記第2のソースクロックからのソースクロック信号及び前記基準クロックのうちの何れか1つを選択して出力する第2マルチプレクサと、
を含む請求項5に記載の放送受信システムのフロントエンド集積回路。
【請求項7】
前記第3クロック部は、
前記基準クロックを受信し、前記整数を用いて、前記基準クロックを逓倍または分周する整数PLLと、
前記整数PLLから出力されるクロック信号、前記ソースクロック信号及び前記基準クロックのうちの何れか1つを選択して出力する第3マルチプレクサと、
を含む請求項6に記載の放送受信システムのフロントエンド集積回路。
【請求項8】
前記第1放送信号は、CVBS(Composite Video Banking Sync)信号であり、
前記第2放送信号は、SIF(Sound Intermediate Frequency)信号、CH信号またはIF(Intermediate Frequency)信号である請求項2に記載の放送受信システムのフロントエンド集積回路。
【請求項9】
前記第1アナログフロントエンド部は、
前記第1放送信号をバッファリングする第1バッファと、
前記第1クロック信号を用いて、前記バッファリングされた第1放送信号を第1デジタル信号に変換する第1アナログ−デジタル変換器と、
を含む請求項8に記載の放送受信システムのフロントエンド集積回路。
【請求項10】
前記第2アナログフロントエンド部は、
前記第2放送信号を受信して増幅する増幅器と、
前記第2クロック信号を用いて、前記増幅された第2放送信号を第2デジタル信号に変換する第2アナログ−デジタル変換器と、を含み、
前記増幅器の利得は、プログラマブルに調節される請求項9に記載の放送受信システムのフロントエンド集積回路。
【請求項11】
CVBS信号を第1放送信号に、SIF信号、CH信号及びIF信号のうちの少なくとも1つを第2放送信号として受信して処理することができるデジタルTV(DTV)受信器において、
基準クロックを発生するオシレータと;
前記オシレータによって提供される前記基準クロックから第1クロック信号を発生させる第1クロック部を含み、前記第1クロック信号を用いて、前記第1放送信号を受信して処理するCVBSモジュールと;
前記基準クロックから前記第1クロック信号とは異なる第2クロック信号を発生させる第2クロック部を含み、前記第2クロック信号を用いて、前記第2放送信号を受信して処理するSIF/CH/IFモジュールと;を備え、
前記第1クロック部は、第1PLLを用いて発生させたクロック信号、前記基準クロック及び第1のソースクロックからのソースクロック信号のいずれかを前記第1クロック信号として出力し、
前記第2クロック部は、前記第1PLLとは異なる特性を有する第2PLLを用いて発生させたクロック信号、前記基準クロック及び第2のソースクロックからのソースクロック信号のいずれかを前記第2クロック信号として出力するDTV受信器。
【請求項12】
前記フロントエンド集積回路は、
前記基準クロックから第3クロック信号を発生させるSIFクロック部と、
前記第3クロック信号によって動作するSIFロジック回路と、
をさらに含む請求項11に記載のDTV受信器。
【請求項13】
前記第1クロック部は、
前記基準クロックを受信し、第1実数を用いて、前記基準クロックを逓倍または分周するフラクショナル−N(Nは、実数)PLLと、
前記フラクショナル−N PLLから出力されるクロック信号、前記基準クロック及び前記第1のソースクロックからのソースクロック信号のうちの何れか1つを選択して出力する第1マルチプレクサと、
を含む請求項12に記載のDTV受信器。
【請求項14】
前記CVBSモジュールは、
前記第1放送信号をバッファリングする第1バッファと、
前記第1クロック信号を用いて、前記バッファリングされた第1放送信号を第1デジタル信号に変換する第1アナログ−デジタル変換器と、
を含む請求項13に記載のDTV受信器。
【請求項15】
前記第2クロック部は、
前記基準クロックを受信し、第2実数を用いて、前記基準クロックを逓倍または分周するロージッタフラクショナル−N(Nは実数)PLLと、
前記ロージッタフラクショナル−N PLLから出力されるクロック信号、前記第2のソースクロックからのソースクロック信号及び前記基準クロックのうちの何れか1つを選択して出力する第マルチプレクサと、
を含む請求項13に記載のDTV受信器。
【請求項16】
前記SIF/CH/IFモジュールは、
前記第2放送信号を受信して増幅する増幅器と、
前記第2クロック信号を用いて、前記増幅された第2放送信号を第2デジタル信号に変換する第2アナログ−デジタル変換器と、を含み、
前記増幅器の利得は、プログラマブルに調節される請求項15に記載のDTV受信器。
【請求項17】
前記SIFクロック部は、
前記基準クロックを受信し、前記整数を用いて、前記基準クロックを逓倍または分周する整数PLLと、
前記整数PLLから出力されるクロック信号、前記ソースクロック信号及び前記基準クロックのうちの何れか1つを選択して出力する第3マルチプレクサと、
を含む請求項16に記載のDTV受信器。
【請求項18】
単一オシレータから発生する基準クロックと第1PLLを用いて第1クロック信号を発生する段階と、
前記基準クロックと前記第1PLLとは異なる特性を有する第2PLLとを用いて前記第1クロック信号と互いに異なる周波数を有する第2クロック信号を発生させる段階と、
前記第1クロック信号を用いて、第1フォーマットを有する第1アナログ放送信号を受信して、第1デジタル信号に変換する段階と、
前記第2クロック信号を用いて、前記第1フォーマットと異なる第2フォーマットを有する第2アナログ放送信号を受信して、第2デジタル信号に変換する段階と、を含み、
前記第1クロック信号は、前記基準クロック、前記第1PLLから出力されるクロック信号と第1のソースクロックから入力されるソースクロック信号のいずれかが原因で発生し、
前記第2クロック信号は、前記基準クロック、前記第2PLLから出力されるクロック信号及び第2のソースクロックから入力されるソースクロック信号のいずれかが原因で発生する放送受信システムでのフロントエンド集積回路の動作方法。
【請求項19】
前記方法は、
前記基準クロックを用いて、前記第1及び第2クロック信号と異なる周波数を有する第3クロック信号を発生させる段階をさらに含む請求項18に記載の放送受信システムでのフロントエンド集積回路の動作方法。
【請求項20】
前記第1及び第2クロック信号のそれぞれは、前記基準クロックをそれぞれの実数で逓倍または分周することによって定められる周波数を有し、
前記第3クロック信号は、前記基準クロックを整数で逓倍することによって定められる周波数を有する請求項19に記載の放送受信システムでのフロントエンド集積回路の動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送システムに係り、特に、デジタルTVシステム、及び該デジタルTVシステムのアナログフロントエンド(analogue front end)集積回路、及びこれらの動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通信技術の発達及び多様なコンテンツとハイクオリティに対する需要の増加に伴い、視聴者に多様な方式の放送サービスが提供されている。現在提供されている放送サービスには、例えば、地上波NTSC放送、地上波PAL放送、ケーブル放送、衛星放送などがある。このようなそれぞれの放送サービスは、提供される放送信号の処理技術及び伝送媒体や伝送帯域が全く異なるため、他の放送サービスのそれぞれの規格(あるいは、標準)によって、多様な放送信号を受信して処理することができる受信装置をそれぞれ備えなければならない。
【0003】
このため、放送受信装置には、多数の信号を受信して初期処理するためのフロントエンド回路が備えられ、フロントエンド回路の動作に必要なクロック信号を提供するための回路も多数が必要である。
このように、多数のフロントエンド回路に対応してクロック信号を提供する回路を個別的に備えれば、チップのサイズ及び製造コストが増加する。したがって、サイズを減らし、製造コストを節減するための方策が要求される。
なお、先行技術文献は特に発見できなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的な課題は、DTVシステムで多数のフロントエンド回路に対してクロックソース装置を共有することによって、チップのサイズ及びコストを減らしうる放送受信装置用のフロントエンド回路、及びそれを備える放送受信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記技術的課題を果たすための本発明の一実施形態による放送受信システムのフロントエンド集積回路は、第1及び第2クロック部と、第1及び第2アナログフロントエンド部と、を含む。前記第1クロック部は、オシレータから基準クロックを受信して、第1クロック信号を発生させ、前記第1アナログフロントエンド部は、前記第1クロック信号によって第1放送信号を受信して処理する。
前記第2クロック部は、前記オシレータから前記基準クロックを受信して、第2クロック信号を発生させ、前記第2アナログフロントエンド部は、前記第2クロック信号によって第2放送信号を受信して処理する。
【0006】
本発明の一実施形態による放送受信システムは、前記フロントエンド集積回路と、前記第1及び第2アナログフロントエンド部から出力されるビデオ信号を復調、またはデコーディングするためのビデオ信号処理モジュールと、前記第1及び第2アナログフロントエンド部から出力されるオーディオ信号を処理するためのオーディオ信号処理モジュールと、を含む。
【0007】
本発明の一実施形態による放送受信システムのフロントエンド動作方法は、単一オシレータから発生する基準クロックを用いて互いに異なる周波数を有する第1及び第2クロック信号を発生させる段階と、前記第1クロック信号によってアナログ信号である第1放送信号を受信してデジタル信号に変換する段階と、前記第2クロック信号によってアナログ信号である第2放送信号を受信してデジタル信号に変換する段階と、を含む。
【0008】
実施形態によって、前記方法は、前記単一オシレータから発生する前記基準クロックを用いて、前記第1及び第2クロック信号と異なる周波数を有する第3クロック信号を発生させる段階をさらに含みうる。
実施形態によって、前記第1及び第2クロック信号は、それぞれ前記基準クロックの周波数の実数倍の周波数を有し、前記第3クロック信号を前記基準クロックの周波数の整数倍の周波数を有しうる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、DTVシステムで多数のフロントエンド回路に対してクロックソース装置(例えば、オシレータ)が共有されることによって、チップのサイズ及び製造コストが減少する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態による放送システムの概略的なブロック図。
図2】本発明の一実施形態による放送受信システムの概略的なブロック図。
図3】本発明の実施形態による放送受信システムの一部をさらに詳しく示すブロック図。
図4A図3に示されたCVBS AFEをさらに詳しく示すブロック図。
図4B図3に示されたSIF/CH/IF AFEをさらに詳しく示すブロック図。
図5A図3ないし図4に示された第1クロック部の一実施形態を示すブロック図。
図5B図3ないし図4に示された第2クロック部の一実施形態を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書または出願に開示されている本発明の実施形態についての特定の構造的ないし機能的説明は、単に本発明による実施形態を説明する目的として例示されたものであって、本発明による実施形態は、多様な形態で実施され、本明細書または出願に説明された実施形態に限定されるものと解析してはならない。
【0012】
本発明による実施形態は、多様な変更を加えることができ、さまざまな形態を有することができるので、特定の実施形態を図面に例示し、本明細書または出願に詳細に説明する。しかし、これは、本発明の概念による実施形態を特定の開示形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物ないし代替物を含むものと理解しなければならない。
【0013】
第1及び/または第2などの用語は、多様な構成要素の説明に使われるが、構成要素は、これらの用語によって限定されるものではない。これらの用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで、例えば、本発明の概念による権利範囲から外れず、第1構成要素は、第2構成要素と名付けられ、同様に、第2構成要素は、第1構成要素とも名付けられうる。
【0014】
ある構成要素が、他の構成要素に“連結されて”、または“接続されて”いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されているか、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもあると理解しなければならない。一方、ある構成要素が、他の構成要素に“直接連結されて”、または“直接接続されて”いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在していないと理解しなければならない。構成要素間の関係を説明する他の表現、すなわち、“〜の間に”、“直ちに〜の間に”、または“〜に隣合う”、“〜に直接隣合う”なども同様に解析しなければならない。
【0015】
本明細書で使った用語は、単に特定の実施形態を説明するために使われたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に異なる意味に使用しない限り、複数の表現を含む。本明細書で、“含む”または“有する”などの用語は、実施された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものが存在するということを指定しようとするものであって、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものの存在、または付加の可能性を予め排除しないものと理解しなければならない。
【0016】
特に定義のない限り、技術的や科学的な用語を含んで、ここで使われるあらゆる用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって、一般的に理解されるものと同じ意味である。一般的に使われる辞書に定義されたような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味であると解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味として解釈されない。
【0017】
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を説明することによって、本発明を詳しく説明する。各図面に付された同一参照符号は、同一部材を表わす。
図1は、本発明の一実施形態による放送システム10の概略的な構成ブロック図である。放送システム10は、放送送信システム100と放送受信システム200とを含む。放送送信システム100は、それぞれが放送受信システム200と互換可能な信号を送信する複数の放送送信システムとのうちの1つであり得る。ここで、互換可能とは、放送送信システム100から送信された信号が放送受信システム200によって受信されて処理されうることを意味する。
【0018】
図2は、本発明の一実施形態による放送受信システム200の概略的な構成ブロック図である。
これを参照すると、放送受信システム200は、それぞれが1つ以上の技術標準に従って動作することができる放送送信システムによって伝送される互いに異なる信号を受信して処理することができるデジタルTV(DTV)受信器であり得る。図2に示された放送受信システムは、スイッチモジュール210、HDMI受信部221、RGBフロントエンド222、CVBSフロントエンド部223、SIF/CH/IFフロントエンド部224、オーディオADCモジュール225、ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230、CPU(Central Processing Unit)250、オーディオDACモジュール271、デジタルオーディオ出力モジュール272、ビデオDACモジュール273、LVDS出力モジュール274、及びシステムPLL275を含みうる。ここで、“モジュール”または“部”は、互換可能な信号を受信して処理し、特定の信号を出力するように構成された1つ以上の回路を意味する。
【0019】
また、放送受信システム200は、外部メモリや機器との連結のために、マイコンモジュール291、フラッシュROMコントローラ292、外部機器インターフェースモジュール285、及びDDR2コントローラ293をさらに含みうる。
スイッチモジュール210は、放送受信システムによって受信される外部から提供された“入力放送信号”を入力信号に相応する特定のフロントエンドモジュールにスイッチングする。
【0020】
したがって、図2の実施形態では、HDMI受信部221は、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)信号を受信して処理する。RGBフロントエンドRGB AFE222は、RGB信号またはYPbPr信号を受信して処理する。CVBSフロントエンドCVBS AFE223は、21ピン(pin)で連結するビデオ通信方式の1つであるSCART信号またはCVBS(Composite Video Blanking Sync)信号を受信して処理する。SIF/CH/IFフロントエンドSIF/CH/IF AFE224は、SIF/CH/IF信号を受信して処理する。SIF(Sound Intermediate Frequency)信号は、オーディオ信号であり、CH信号は、DTV(Digital TV)ビデオ信号であり、IF信号は、アナログビデオ信号である。このような例示的な信号は、1つ以上の放送システムによって適用可能な技術標準によって定義される他の“フォーマット(format)”を有するものとして記述される。
【0021】
オーディオADCモジュール225は、アナログオーディオ信号を受信してデジタルオーディオ信号に変換する。ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230は、HDMI受信部221、RGB AFE222、CVBS AFE223、SIF/CH/IF AFE224から受信される映像(ビデオ)信号及びオーディオ信号を処理するモジュールである。詳しく図示されていないが、ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230は、ビデオ信号を処理(例えば、復調、またはデコーディングなど)するためのビデオ信号処理モジュールとオーディオ信号を処理するためのオーディオ信号処理モジュールとを含みうる。
【0022】
ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230は、各種の信号受信部221〜224またはオーディオADCモジュール225から受信されるオーディオ信号を処理することができる。また、ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230は、信号受信部221〜224から受信される映像信号を復調するか、デコーディングすることができる。
CPU250は、放送受信システム200の動作を全般的に制御する。オーディオDACモジュール271は、アナログオーディオ信号を出力するために、デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換することができる。デジタルオーディオ出力部272は、デジタルオーディオ信号を出力するための機能ブロックである。
【0023】
ビデオDACモジュール273は、アナログ映像信号を出力するために、デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換することができる。ビデオDACモジュール273の出力は、VCR出力信号になりうる。LVDS出力モジュール274は、低電圧差動信号(Low Voltage Differential Signaling、LVDS)を出力するためのモジュールである。
システムPLL275は、放送受信システム200の内部動作に必要なクロック信号を提供するためのクロック生成モジュールである。システムPLL275は、外部のクロックソース(例えば、オシレータ)からソースクロックを供給されて内部クロック信号を生成して、CPU250などの内部モジュールに提供することができる。
【0024】
図2に示されたモジュールは、主に機能によって定義されるが、当業者は、モジュールがハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアとソフトウェアとの結合で多様に具現されうるということを理解できる。すなわち、図2に示された各モジュールは、機能上の区分であり、各モジュールが別途に具現されるということを意味するものではない。本発明の一実施形態では、放送受信システム用の複数のフロントエンドモジュールが1つの集積回路に集積されることもあり、他の実施形態では、放送受信システム用の複数のフロントエンドモジュールが2つ以上の集積回路を含むチップセット(chip set)に集積されることもある。“集積回路”(または、“IC”)は、共通のパッケージング内に含まれた単一半導体装置を意味し、またシステムオンチップ(SOC:System−On−Chip)の具現を含みうる。
【0025】
図2に示された放送受信システム200は、DTV(Digital Television)システムであり得る。DTVシステムは、衛星用(satellite)DTVシステム、ケーブル用(cable)DTVシステム、携帯用(handheld)DTV、または地上波用(terrestrial)DTVシステムとして具現可能である。DTVシステム10は、HDTV(High−Definition Television)システムを含む。
前記携帯用DTVシステムは、携帯電話、スマートフォン(smart phone)、タブレット(tablet)PC、車両用ナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、またはPMP(Portable Multimedia Player)として具現可能である。
【0026】
図2を再び参照して、入力放送信号の受信及び処理方法を説明すれば、次の通りである。
各種の放送信号(CH信号、IF(Intermediate Frequency)信号、SIF信号、CVBS信号、RGB信号またはYPbPr信号)は、当該受信部221〜224に入力されて受信されうる。当該受信部221〜224で処理された複数の他の放送入力信号のそれぞれは、ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230で当該信号のフォーマット(及び当該技術標準)に合わせて、復調及びデコーディングされうる。
【0027】
ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230は、各種のビデオ及びオーディオ信号を復調またはデコーディングするための機能ブロックを含みうる。例えば、ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230は、実施形態によって、デモジュレータ(図示せず)、多機能デコーダ(図示せず)、アナログデモジュレータ(図示せず)などを含みうる。
しかし、本発明の実施形態が、これに限定されるものではなく、入力される信号の種類によって、機能ブロックがさらに追加されることもあり、除去されることもある。
【0028】
ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230は、また各種のビデオ信号の大きさ変換、エンコーディング、または画質改善のための映像処理などを行うための機能ブロックを含みうる。例えば、図示されていないが、ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230は、ビデオ信号の大きさ変換のためのスケーラ(scaler)、CVBSエンコーダ、ビデオエンハンスメント部(video enhancement)などを含みうる。しかし、本発明の実施形態が、これに限定されるものではなく、入力される信号の種類によって、機能ブロックがさらに追加されることもあり、除去されることもある。
ビデオ及びオーディオ処理ロジック部230から出力された信号は、当該出力部271〜274を通じて出力される。
【0029】
図3は、本発明の実施形態による放送受信システムの一部をさらに詳しく示すブロック図である。図4Aは、図3に示されたCVBS AFEをさらに詳しく示すブロック図である。図3及び図4Aを参照すると、CVBS AFE223は、CVBSクロック部421、及びCVBSデータブロック422を含み、CVBSデータブロック422は、バッファ422aとアナログ−デジタル変換器(ADC:Analogue−to−Digital Converter)422bとを含みうる。
【0030】
CVBSクロック部421は、オシレータ410から出力される基準クロックR_CLKを受信して、CVBSクロック信号(第1クロック信号とも言う)CVBS_CLKを発生させる。CVBSデータブロック422は、CVBSクロック信号CVBS_CLKを用いてCVBS信号を受信し、該受信された信号をADC変換することができる。例えば、CVBS信号は、バッファ422aを通じてADC422bに入力されうる。ADC422bは、CVBSクロック信号CVBS_CLKを用いてアナログCVBS信号を当該デジタル信号に変換することができる。
【0031】
CVBSデータブロック422から出力されたデータは、CVBSロジック部425に入力される。CVBSロジック部425も、CVBSクロック信号CVBS_CLKを用いてCVBSデータの復調またはデコーディングなどの処理ができる。CVBSロジック部425は、図2に示されたビデオ及びオーディオ処理ロジック部230の一機能ブロックであり得る。
【0032】
図4Bは、図3に示されたSIF/CH/IF AFEをさらに詳しく示すブロック図である。図3及び図4Bを参照すると、SIF/CH/IF AFE224は、SIF/CH/IFクロック部441、SIFクロック部431、及びSIF/CH/IFデータブロック442を含む。SIF/CH/IFデータブロック442は、増幅器442aとADC442bとを含みうる。
【0033】
SIF/CH/IFクロック部441は、オシレータ410から出力される基準クロックR_CLKを受信して、SIF/CH/IFクロック信号(第2クロック信号とも言う)SIF/CH/IF_CLKを発生させる。SIF/CH/IFクロック部441と同様に、SIFクロック部431は、オシレータ410から出力される基準クロックR_CLKを受信して、SIFクロック信号(第3クロック信号とも言う)SIF_CLKを発生させる。
【0034】
SIF/CH/IFデータブロック442は、SIF/CH/IFクロック信号SIF/CH/IF_CLKを用いてSIF/CH/IF信号を受信してADC変換することができる。例えば、SIF/CH/IF信号は、増幅器442aで増幅された後、ADC442bに入力されうる。増幅器442aは、利得(gain)がプログラマブルに調節されるPGA(Programmable Gain Amplifier)として具現可能である。ADC422bは、SIF/CH/IFクロック信号SIF/CH/IF_CLKを用いてアナログSIF/CH/IF信号を当該デジタル信号に変換することができる。
【0035】
SIF/CH/IFデータブロック442から出力されたデータは、SIF/CH/IFロジック部445に入力される。SIF/CH/IFロジック部445は、SIF/CH/IFクロック信号SIF/CH/IF_CLKを用いてSIF/CH/IFデータを追加的に処理(例えば、復調またはデコーディングなどの処理)することができる。SIF/CH/IFロジック部445の出力信号のうち、SIF信号は、SIFロジック部435に入力されて、SIFロジック部435によって処理されうる。この際、SIFロジック部435は、SIFクロック部432から発生したSIFクロック信号SIF_CLKによって、SIF/CH/IFロジック部445の出力信号のうち、SIF信号を処理することができる。
SIFクロック信号SIF_CLKは、また放送受信システム200のシステムクロック信号として使われることもある。
【0036】
本発明の一実施形態では、第1ないし第3クロック信号CVBS_CLK、SIF/CH/IF_CLK、SIF_CLKは、互いに異なる周波数を有するクロック信号である。
図5Aは、図3ないし図4に示されたCVBSクロック部421の一実施形態を示すブロック図である。これを参照すると、CVBSクロック部421は、PLL480、及びマルチプレクサ490を含む。PLL480は、実数PLL(fractional PLL)であり得るが、これに限定されるものではない。例えば、他の実施形態で、PLL480は、整数PLL(integer PLL)であり得る。
【0037】
PLL480が整数PLLである場合、PLL480は、オシレータ410から出力される基準クロックR_CLKを整数倍に逓倍したクロック信号を発生させうる。
PLL480が実数PLLである場合、PLL480は、オシレータ410から出力される基準クロックR_CLKを実数倍に逓倍または分周したクロック信号を発生させうる。実数PLLは、フラクショナル(fractional)−N(Nは、実数)PLLであり得る。
【0038】
マルチプレクサ490は、3:1マルチプレクサであり得るが、これに限定されるものではない。マルチプレクサ490は、選択信号SEL1によって、PLL出力クロック、基準クロックR_CLK、及びソースクロックS1_CLKのうちの何れか1つを選択して、CVBSクロック信号CVBS_CLKとして出力することができる。ソースクロックS1_CLKは、システム内部の他のクロック発生器(例えば、275、431、または441など)またはシステム外部から入力されるクロック信号であり得る。
【0039】
選択信号SEL1は、システムのモードによって予め設定されることもあり、CPU250によって発生しうる。例えば、選択信号SEL1は、特定のレジスタ(図示せず)に予め設定しうる。システムが第1モード(例えば、ノーマルモード)である場合、選択信号SEL1は“1”として設定され、PLL480の出力クロックが第1クロック信号CVBS_CLKに選択されうる。システムが第2モード(例えば、テストモード)である場合、選択信号SEL1は“2”または“3”として設定され、基準クロックR_CLKまたはソースクロックS1_CLKがCVBSクロック信号CVBS_CLKに選択されうる。
【0040】
図5Bは、図3ないし図4に示されたSIF/CH/IFクロック部の一実施形態を示すブロック図である。これを参照すると、SIF/CH/IFクロック部441も、CVBSクロック部421と同様に構成することができる。PLL520は、オシレータ410から出力される基準クロックR_CLKを実数倍に逓倍または分周したクロック信号を発生させうる。このクロック信号の周波数は、1つ以上のジッタ特性に基づいて調節することができる。PLL520は、ロージッタ実数PLL(low jitter fractional PLL)であり得るが、これに限定されるものではない。例えば、他の実施形態で、PLL480は、整数PLLであり得る。
【0041】
マルチプレクサ530は、選択信号SEL2によって、PLL520の出力クロック、基準クロックR_CLK、及びソースクロックS2_CLKのうちの何れか1つを選択して、SIF/CH/IFクロック信号SIF/CH/IF_CLKとして出力することができる。ソースクロックS2_CLKは、システム内部の他のクロック発生器(例えば、275、421、または431など)またはシステム外部から入力されるクロック信号であり得る。
【0042】
選択信号SEL2は、システムのモードによって、予め設定されることもあり、CPU250によって発生しうる。例えば、選択信号SEL2は、特定のレジスタ(図示せず)に予め設定しうる。システムが第1モード(例えば、ノーマルモード)である場合、選択信号SEL2は“1”として設定され、PLL520の出力クロックが第2クロック信号SIF/CH/IF_CLKに選択されうる。システムが第2モード(例えば、テストモード)である場合、選択信号SEL2は“2”または“3”として設定され、基準クロックR_CLKまたはソースクロックS2_CLKが第2クロック信号SIF/CH/IF_CLKに選択されうる。
【0043】
SIFクロック部431は、別途に図示されていないが、図5A及び図5Bに示されたクロック部421、441と類似した構成を有しうる。SIFクロック部431は、デスキューPLL(de−skew PLL)を含みうる。
前述した放送信号は、デジタルTV放送信号、例えば、DTVビデオ信号とDTV音声中間周波数信号とを含みうる。また、前記TV放送信号は、アナログTV放送信号、例えば、アナログビデオ信号とアナログ音声中間周波数信号とを含みうる。
【0044】
実施形態によって、デジタルTV放送信号、すなわち、DTVビデオ信号とDTV音声中間周波数信号は、ヨーロッパ(Europe)のDTV標準であるDVB(Digital Video Broadcasting)ファミリ(family)、例えば、DVB−S(衛星用)、DVB−T(地上波用)、DVB−C(ケーブル用)、DVB−H(携帯用)、またはDVB−SH(Satellite services to Handhelds)による信号であり得る。
【0045】
他の実施形態によって、デジタルTV放送信号、すなわち、DTVビデオ信号とDTV音声中間周波数信号は、北アメリカ(North America)のDTV標準であるATSC(Advanced Television System Committee)ファミリ、例えば、ATSC(地上波用/ケーブル用)またはATSC−M/H(モバイル用(mobile)/携帯用)に符合する信号であり得る。
【0046】
さらに他の実施形態によって、デジタルTV放送信号、すなわち、DTVビデオ信号とDTV音声中間周波数信号は、日本(Japan)とラテンアメリカ(Latin America)とのDTV標準であるISDB(Integrated Services Digital Broadcasting)、例えば、ISDB−S(衛星用)、ISDB−T(地上波用)、ISDB−C(ケーブル用)、1seg(handheld)に適した信号であり得る。ここで、1segは、日本、チリ、ブラジル、ペルー、及びアルゼンチンで使う移動地上波デジタル音声中間周波数/ビデオ及びデータ放送サービスである。
【0047】
さらに他の実施形態によって、デジタルTV放送信号、すなわち、DTVビデオ信号とDTV音声中間周波数信号は、ブラジル(Brazil)、アルゼンチン(Argentina)、チリ(Chile)、ペルー(Peru)、ベネズエラ(Venezuela)、ボリビア(Bolivia)、エクアドル(Ecuador)、コスタリカ(Costa Rica)、ウルグアイ(Uruguay)のDTV標準であるISDB−Tb(International System for Digital Broadcast、Terrestrial、Brazilian version)を満足する信号であり得る。
【0048】
さらに他の実施形態によって、デジタルTV放送信号、すなわち、DTVビデオ信号とDTV音声中間周波数信号は、中国のDTV標準であるCDMB−T/H(China Digital Multimedia Broadcast−Terrestrial/Handheld)、またはCMMB(China Mobile Multimedia Broadcasting)を満足する信号であり得る。
【0049】
さらに他の実施形態によって、デジタルTV放送信号は、韓国のDTV標準であるT−DMB(Terrestrial−Digital Multimedia Broadcasting)またはS−DMB(Satellite−Digital Multimedia Broadcasting)を満足する信号であり得る。
【0050】
さらに他の実施形態によって、アナログTV放送信号、すなわち、アナログビデオ信号とアナログ音声中間周波数信号は、NTSC(National Television System Committee)、PAL(Phase Alternating Line)、またはSECAM(Sequential Color with Memory)に適した信号であり得る。
前述したように、本発明の実施形態によれば、単一オシレータから発生する基準クロックを用いて、システム内の複数のAFEのための互いに異なる周波数を有するクロック信号を発生させることによって、チップのサイズ及び製造コストが減る。
【0051】
本発明は、またコンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータで読み取り可能なコードとして具現しうる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取れるデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがある。
【0052】
また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードとして保存されて実行可能である。そして、本発明を具現するための機能的な(functional)プログラム、コード及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマーによって容易に推論されうる。
【0053】
本発明の内容は、図面に示された実施形態を参考にして説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決定されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は、放送受信システムのフロントエンド集積回路、それを含む放送受信システム、及びその動作方法に利用されうる。
【符号の説明】
【0055】
10:放送システム
100:放送送信システム
200:放送受信システム
210:スイッチモジュール
221:HDMI受信部
222:RGBフロントエンド
223:CVBSフロントエンド
224:SIF/CH/IFフロントエンド
225:オーディオADCモジュール
230:ビデオ及びオーディオ処理ロジック部
250:CPU
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B